JP2011022139A - 感知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理能力が高く、かつ精度の高い計測を行うことができる感知装置を提供すること。
【解決手段】シリンジポンプ10から水晶振動子4に緩衝液を供給した状態で発振周波数が安定したか否かを判断し、安定したと判断したときに、インジェクションループ14a内の試料液を圧電振動子に供給するために第2のバルブ14を試料液供給モードに切り替えて、緩衝液の供給流量と、インジェクションループ14aの容積と、水晶振動子に試料液を供給する供給路の容積と、第2のバルブ15を試料液供給モードに切り替えた時点と、試料液が水晶振動子4に到達する時点と試料液が水晶振動子4を通過し終える時点とを自動的に求め、試料液が水晶振動子4に到達する前までの発振周波数と試料液が水晶振動子4を通過した後の発振周波数とを求めて、これら発振周波数の差分を取得する。
【選択図】図13

Description

本発明は、水晶振動子等の圧電振動子の振動数に基づいて、試料液に含まれる感知対象物を認識、定量するための感知装置に関する。
試料液に含まれる微量物質を検出する感知装置として、水晶振動子を利用した水晶センサが知られており、このような水晶センサでは、水晶振動子に微量物質が吸着すると、その発振周波数(共振周波数)が変わることを検出原理としている。例えばこのような水晶センサは、水晶片に設けた金属電極(励振電極)の表面に、特定の感知対象物を認識し反応を生じる生体物質膜等からなる吸着層を形成して構成される。前記吸着層を試料溶液と接触させると、当該吸着層が試料溶液中に存在する感知対象物と反応して当該感知対象物を吸着し、当該吸着層では質量変化を生じる。この吸着層の質量変化に応じて水晶振動子の固有振動数が変化するため、この作用を用いて感知対象物の濃度が測定されるようになっている。生体物質としては、例えば特定の抗原(感知対象物)と反応する抗体の膜が用いられ、この抗体の膜が当該抗原を吸着する。
特許文献1には、水晶振動子を用いたフロースルーセル方式のセンサが提案されている。このセンサは、保持基板と、溶液の流入通路及び排出通路を有するカバーとの間に、シリコンゴムを介して、電極が形成された水晶振動子を設けるように構成されている。前記シリコンゴムには溶液を収容するための孔部が形成されており、カバーと水晶振動子とシリコンゴムとによりフロースルーセルが構成され、前記流入通路から供給された溶液は水晶振動子の電極上に流通されて、電極と接触した後、流出側から排出されるようになっている。このようなフロースルーセル方式のセンサでは、液体を連続して供給できるため、周波数特性を安定化させることが容易であり、液体の置換をスムースに行うことができて、試料溶液の必要量が少なくて済むという利点がある。
本発明者らは、このようなフロースルーセル方式の水晶センサを用いた感知装置を開発するにあたり、処理能力が高く、かつ精度の高い計測を行うことができるシステムの構築を検討している。なお特許文献1には、フロースルーセル方式センサの構成は記載されているものの、上記課題を解決する手段については記載されておらず、当該特許文献1によっても上記課題は解決できるものではない。
特開平11−183479号公報
本発明は、このような事情の下になされたものであり、その目的は、処理能力が高く、かつ精度の高い計測を行うことができる感知装置を提供することにある。
このため本発明の感知装置は、圧電振動子を含む圧電センサが装着され、当該圧電振動子の一面側に供給路から試料液を流したときの発振周波数に基づいて試料液中の感知対象物を感知する感知装置において、
参照液を前記供給路に供給するために設けられ、参照液の供給流量が可変である参照液供給部と、
この参照液供給部及び前記供給路の間に介在し、試料液を一旦貯留すると共に前記参照液供給部からの参照液により試料液が押し出されて供給路に送り出されるように構成された試料液の貯留用流路と、
前記参照液供給部を試料液の貯留用流路を介さずに前記供給路に接続する参照液供給モードと、前記参照液供給部を試料液の貯留用流路を介して前記供給路に接続する試料液供給モードと、の間での流路の切り替えを行う流路切り替え部と、
前記参照液供給部から前記圧電振動子に参照液を供給した状態で発振周波数が安定したか否かを判断し、安定したと判断したときに、貯留用流路内の試料液を圧電振動子に供給するために前記流路切り替え部を試料液供給モードに切り替えるように制御する手段と、
前記参照液供給部の供給流量を設定するための流量設定部と、
この流量設定部にて設定された参照液の供給流量と、試料液の貯留用流路の容積と、前記供給路の容積と、前記流路切り替え部を試料液供給モードに切り替えた時点と、に基づいて、試料液が圧電振動子に到達する時点と試料液が圧電振動子を通過し終える時点とを求め、前記切り替え時点から試料液が圧電振動子に到達する前までの発振周波数と試料液が圧電振動子を通過した後の発振周波数とを求めて、これら発振周波数の差分を取得する手段と、を備えたことを特徴とする。
この際、前記参照液供給部として送液ポンプを用い、試料液の貯留用流路及び前記供給路の間に介在し、洗浄液を前記貯留用流路に供給するために設けられた洗浄液供給部と、
前記貯留用流路と前記供給路とを接続する液供給モードと、前記貯留用流路と前記洗浄液供給部とを接続する洗浄モードと、の間での流路の切り替えを行うために、前記流路切り替え部の下流側に設けられた下流側流路切り替え部と、を備え、
前記流路切り替え部を試料液供給モードに切り替えると共に、前記下流側流路切り替え部を洗浄モードに切り替え、前記参照液供給部により洗浄液供給部から洗浄液を貯留用流路内に吸引して、当該貯留用流路の洗浄を行うようにしてもよい。
本発明においては、圧電振動子に参照液を供給したときの発振周波数が安定したと判断したときに、流路切り替え部を試料液供給モードに切り替えて試料液を圧電振動子に供給しているので、精度の高い計測を行うことができる。また試料液が圧電振動子に到達する時点と試料液が圧電振動子を通過し終える時点とを自動的に求め、試料液が圧電振動子に到達する前までの発振周波数と試料液が圧電振動子を通過した後の発振周波数とを求めて、これら発振周波数の差分を自動的に取得しているので、計測に関わらない余分な時間の発生を抑えて、高い処理能力を確保することができる。
本発明の実施の形態に係る感知装置の全体の構成を模式的に示す構成図である。 前記感知装置に設けられた第1のバルブの切り替え制御を説明する平面図である。 前記感知装置に設けられた第2のバルブの切り替え制御を説明する平面図である。 前記感知装置に設けられた第3のバルブの切り替え制御を説明する平面図である。 前記感知装置に設けられたセンサーユニットの各部品の上面側を示した分解斜視図である。 水晶片に設けられた励振電極を示す平面図と底面図である。 水晶片に設けられた第1の振動領域と第2の振動領域を示す縦断面図である。 前記センサーユニットの縦断面を示す図である。 前記押え部材を底面側から示す斜視図である。 前記感知装置に設けられる周波数測定部と制御部の一例を示す構成図である。 周波数安定化の判断手法を説明する特性図である。 測定時間と反応時間を説明する特性図である。 前記感知装置の作用を説明するフローチャートである。 前記感知装置の作用を示す構成図である。 前記感知装置の作用を示す構成図である。 押え部材の他の例を示す底面図と、センサーユニットの一部を示す縦断面図である。 前記センサーユニットの他の例を示した分解斜視図である。 前記感知装置の他の例の全体構成を模式的に示す構成図である。 前記感知装置の他の例の作用を説明するフローチャートである。
本発明に係る感知装置の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は本発明の感知装置の全体構成を示す構成図であり、当該感知装置は、参照液貯留部である緩衝液貯留部11、試料液供給部12、第1のバルブ13、第2のバルブ14、第3のバルブ15、センサーユニット2、発振回路6A、6B、周波数測定部61及び制御部100を備えている。
前記緩衝液貯留部11は緩衝液例えばリン酸バッファを貯留する手段であり、前記試料液供給部12は試料液である例えば血液や血清を貯留すると共に、これらの下流側に設けられた供給路に向けてこれら液体を所定の流量で供給する手段である。試料液供給部12としては例えばピペットやシリンジが用いられる。この試料液供給部12からの試料液の供給は手動で行うようにしてもよいし、制御部100からの指令に基づいて自動で行うようにしてもよい。
前記緩衝液貯留部11の後段には脱気処理部16を介して第1のバルブ13が設けられている。前記脱気処理部16を設ける理由は、緩衝液貯留部11に貯留されている緩衝液中の溶存気体が気化し、センサ上あるいはフロースルーセル内に気泡が発生すると、圧力変化や対流変化が生じてセンサの発振が不安定になるおそれがあり、これを防ぐためである。前記第1のバルブ13は緩衝液供給部例えばシリンジポンプ10と3方向バルブとを組み合わせて構成されている。前記緩衝液供給部としては、シリンジポンプ10の他、ペリスタポンプ等の送液ポンプを用いることができる。
前記第1のバルブ13は、例えば図1及び図2に示すように4つのポートP11〜P14を備えていて、これらの内、ポートP12は脱気処理部16を介して緩衝液貯留部11と供給路71により接続され、ポートP14は供給路72により後段の第2のバルブ14に接続されている。前記シリンジポンプ10は、緩衝液貯留部11内に貯留された緩衝液を吸引して保持すると共に、所定の供給流量で緩衝液を供給するように構成されている。緩衝液の供給流量は可変であり、後述するように作業者により適宜設定される。
この第1のバルブ13は、図2(a)に示すようにポートP11とポートP12とを接続する吸引モードにバルブを設定して緩衝液貯留部11から所定量の緩衝液をシリンジポンプ10内に吸引し、図2(b)に示すようにポートP11とポートP14とを接続する送液モードにバルブを設定して、前記シリンジポンプ10内の緩衝液を供給路72に向けて送液するように構成されている。またポートP11とポートP13とを接続してシリンジポンプ10内に空気を取り込むこともできるようになっている。
ここでシリンジポンプ10においては、ピストンの引き込み量を調整することにより、当該ポンプ10内への緩衝液の吸引量が調整され、またピストンの押圧量を調整することにより、緩衝液を供給路72内に送液する際の供給流量が制御される。このポンプ10内に吸引する緩衝液の量や、供給路72内に向けて送液する緩衝液の供給流量は、後述する制御部100において作業者により入力された設定値に基づいて前記ピストンの引き込み量や押圧量を制御することにより調整される。
前記第2のバルブ14は流路切り替え部に相当し、例えばインジェクションバルブより構成される。この第2のバルブ14は例えば図1及び図3に示すように、6つのポートP21〜P26と、試料液を貯留する貯留用流路をなすインジェクションループ14aとを備えている。これらの内、ポートP26は前記供給路72に接続され、ポートP22は供給路73を介して試料液供給部12に接続されている。またポートP21はインジェクションループ14aの一端側、ポートP24はインジェクションループ14aの他端側に夫々接続されている。さらにポートP25は供給路74を介して後段の第3のバルブ15に接続され、ポートP23は排出路75を介して廃液槽17に接続されている。
そして図3(a)に示すように、ポートP21とポートP22、ポートP23とポートP24、ポートP25とポートP26とを接続する緩衝液供給モードにバルブを設定することにより、前記第1のバルブ13からの供給路72をインジェクションループ14aを介さずに供給路74に接続する。このモードでは、インジェクションループ14aを介さずに緩衝液が供給路74を介して第3のバルブ15に向けて送液される。またこのモードでは試料液供給部12から試料液をインジェクションループ14a内に導入することも行われ、この際インジェクションループ14aの容積を超えた試料液が導入された場合には、試料液はインジェクションループ14aから押し出されて排出路75を介して廃液槽17に排出される。
また図3(b)に示すように、ポートP21とポートP26、ポートP22とポートP23、ポートP24とポートP25とを接続する試料液供給モードにバルブを設定することにより、前記第1のバルブ13からの供給路72をインジェクションループ14aを介して供給路74に接続する。このモードでは、緩衝液をインジェクションループ14a内に導入することにより、インジェクションループ14a内に予め貯留されている試料液を押し出すようにして、試料液を供給路74を介して第3のバルブ15に向けて送液する。
前記第3のバルブ15は下流側流路切り替え部に相当し、例えば6方向バルブより構成されていて、例えば図1及び図4に示すようにポートP30〜P36を備えている。これらの内、ポートP30は前記供給路74を介して第2のバルブ14と接続され、またポートP31は後述するセンサーユニット2に液体を供給する本発明の供給路をなす液供給管28に接続されている。そしてポートP33は排出路78を介して廃液槽17に接続され、ポートP35、ポートP36は夫々純水供給路76,洗浄液供給路77を介して純水を貯留する純水貯留部18、洗浄液である例えばSDS(Sodium Dodecyl Sulfate:ドデシル硫酸ナトリウム)貯留する洗浄液貯留部19に夫々接続されている。この例では洗浄液供給路77及び洗浄液貯留部19により洗浄液供給部が構成されている。また後述するセンサーユニット2における液排出管29は廃液槽17に接続されている。
そして図4(a)に示すように、ポートP30とポートP31とを接続する液供給モードにバルブを設定することにより、第2のバルブ14からの供給路74とセンサーユニット2の液供給管28とを接続して、緩衝液や試料液をセンサーユニット2へ向けて送液し、図4(b)に示すように、ポートP30とポートP33とを接続する排出モードに設定することにより、試料液等を廃液槽17へ向けて排出するように構成されている。またポートP30とポートP36とを接続する洗浄モードにバルブを切り替えることにより、前記洗浄液供給路77と前記第2のバルブ14との間の供給路74とを接続し、ポートP30とポートP35とを接続するようにバルブを切り替えることにより、前記純水供給路76と前記供給路74とを接続するように構成されている。
続いて圧電センサである水晶センサを備えたセンサーユニット2について説明する。図5はセンサーユニット2の各部品の上面側を示した分解斜視図であり、このようにセンサーユニット2は支持体21、配線基板3、水晶振動子4、押え部材5、液給排用カバー24の各部品がこの順に下から重ね合わされることにより構成されている。
前記水晶センサは、配線基板3上に圧電振動子である水晶振動子4を設けて構成されている。この水晶振動子4は、図6に示すように、圧電片である円形板状の水晶片41の表面及び裏面の中央部に、当該水晶片41を励振させるための励振電極42,43を設けて構成されている。この例では、表面側に設けられた励振電極42は、長手方向(図5,図6中Y方向)に伸びる略短冊状の2つの励振電極42A,42B(第1の励振電極42A、第2の励振電極42B)を備えており、これら励振電極42A,42Bは幅方向(図5,図6中X方向)に間隔を開けて互いに平行に設けられている。またこれら励振電極42A,42Bの長手方向の一端側は電極膜42Cにより接続されている。この電極膜42Cには導出電極44が接続され、この導出電極44は水晶片41の一端側の周縁に向かって引き出されると共に、端面に沿って屈曲され、裏面側に回り込むように形成されている。これら励振電極42A、42B、電極膜42C及び導出電極44は夫々一体的に形成されている。
一方裏面側に設けられた励振電極43は、表面側の2つの励振電極42A,42Bに対して水晶片41を挟んで対向するように、これら2つの励振電極42A,42Bと同様のレイアウトで形成されている。この例では、図7に示すように、共通の水晶片41上において、励振電極42A,43Aが形成された領域により第1の振動領域4Aが構成され、励振電極42B,43Bが形成された領域により第2の振動領域4Bが構成されることになる。
これら2つの振動領域4A,4Bの内、一方側例えば第1の振動領域4Aの励振電極42A,43Aは感知対象物を検出するための反応電極として用いられ、他方側例えば第2の振動領域4Bの励振電極42B,43Bはリファレンス電極として用いられる。このため第1の振動領域4Aにおける表面側(試料液に接触する側)の励振電極42Aの上には、図7に示すように、感知対象物を吸着する吸着物質を含む吸着層46が形成されている。このように形成することにより、第2の振動領域4Bの励振電極42Bには感知対象物が吸着しないので、感知対象物の吸着前後における各領域4A,4Bの発振周波数を比べることにより、試料液の粘度や感知対象物以外の物質の付着による周波数変化を抑えて、吸着層46に吸着した感知対象物の量に対応する発振周波数の変化(低下分)を感知できることになる。
前記配線基板3は例えばプリント基板により構成され、この配線基板3には前記水晶振動子4の裏面側の励振電極43A,43Bが臨む気密空間をなす凹部のための貫通孔31が形成されており、その口径は前記励振電極43A,43Bが収まる大きさに形成されている。また当該配線基板3の表面における貫通孔31の周囲には、電極32,電極33,電極34が互いに間隔をおいて設けられている。これら電極32,33,34は、水晶振動子4が配線基板3の上に配置されたときに、夫々裏面側の励振電極43A、表面側から裏面側に回り込んだ導出電極44、裏面側の励振電極43Bに電気的に接続されるように形成される。配線基板3の後端側には接続端子部35,36,37が設けられており、各々導電路を介して前記電極32,33,34に電気的に接続されていて、この内前記接続端子部36はアースに接続されている。
前記押え部材5は、弾性部材例えばシリコンゴムを用いて配線基板3に対応した形状に形成され、図8に示すように押え部材3の周縁領域50の下面は配線基板3における水晶振動子4の外側の領域に接触している。この押え部材5は、水晶振動子4を配線基板3側に押さえ付けると共に、励振電極42A,42B上に液体収容空間51を区画形成する役割を果たすものである。このため図9に押え部材5の底面図を示すように、押え部材5の底面には励振電極42A,42Bを囲むように例えば円形の凹部52が形成されている。また押え部材5の上面には、前記液体収容空間51に液体を供給するための供給路53と、液体収容空間51から液体を排出するための排出路54とが形成されている。
前記支持体21には、配線基板3の形状に合わせた凹部22が形成されると共に、その上面の一部には突起23が形成されている。前記配線基板3は前記凹部22に収容される。一方液給排用カバー24の下面には凹部25が形成されており、この凹部25と支持体21側に設けられた突起23とが嵌合することで支持体21に対して位置決めされるようになっている。
また、図5及び図8に示すように液供排用カバー24には、前記供給路53に連通する液供給路26及が設けられると共に、排出路54に連通する液排出路27が設けられており、これら液供給路26、液排出路27には夫々液供給管28、液排出管29が接続されている。図中20Aは供給ポート、20Bは排出ポートである。
以上において、水晶振動子4及び配線基板3は本発明の圧電センサに相当する。そして水晶振動子4の裏面側は気密雰囲気に曝されており、従ってこの圧電センサはランジュバン型水晶センサを構成していることになる。このような第1及び第2の振動領域4A,4Bは、図10に示すように、配線基板3に形成されている接続端子部35,37に接続された信号線を介して、第1の振動領域4A及び第2の振動領域4Bから各々発振周波数を取り出すために、これらに対して夫々直列に接続されたコルピッツ型の第1の発振回路6A、第2の発振回路6Bに電気的に接続されている。これら第1の発振回路6A及び第2の発振回路6Bにはスイッチ部60を介して周波数測定部61が接続されており、これら第1及び発振回路6A,6Bからの発振出力(周波数信号)はスイッチ部60により交互に周波数測定部61に取り込まれるように構成されている。前記周波数測定部61は、公知の回路である周波数カウンターにより周波数を検出するものであってもよいが、例えば特開2006−258787号に記載されているように、周波数信号をA/D変化し、キャリアムーブにより処理して前記周波数信号の周波数で回転する回転ベクトルを生成し、この回転ベクトルの速度を求めるといった手法を利用したものであってもよく、このようなディジタル処理による測定部を利用した方が周波数の検出精度が高いので好ましい。
こうして得られた周波数信号は、制御部100におけるプログラム格納部63格納されたプログラムにより、例えば1sec毎にサンプリングされて時系列データとして記憶部64に格納される。ここで図中62はバスであり、前記制御部100及びバス62は夫々コンピュータから構成され、前記制御部100は、前記プログラム格納部63、記憶部64、CPU65、入力手段66及び表示部67等を備えている。
前記プログラム格納部62には、時系列データのサンプリングを行うためのステップ群を備えたプログラム81の他に、各バルブの切り替えシーケンスを行うステップ群を備えたプログラム82、前記時系列データに基づいて試料液をセンサーユニット2に供給したときに、周波数低下分(周波数差)を求めるためのステップ群を備えたプログラム83、緩衝液をセンサーユニット2に供給しているときに周波数の安定化を判断するためのステップ群を備えたプログラム84、試料液が水晶振動子4に到達する時点、及び試料液が水晶振動子4を通過し終える時点とを演算するステップ群を備えたプログラム85、及びセンサーユニット2からの発振周波数に異常があるか否かを判断するステップ群を備えたプログラム86等が格納されている。
先ず周波数安定化判断プログラム84について説明すると、このステップ群では、水晶振動子4の発振周波数が安定化したか否かは、例えば以下の(1)式に示すAllan Deviationの式に基づいて計算される。
Figure 2011022139
この(1)式中yは各サンプリング区間毎のk番目のサンプリング時における周波数、mは各サンプリング区間に含まれるサンプリング数(k,m:正数)であり、この例ではセンサーユニット2に緩衝液を供給してサンプリングを開始してから例えば1秒後に発振周波数の差(yk+1−y)が演算され、この発振周波数の差を2乗した値を測定時間が経過するまで(m個の周波数を取得するまで)加算して2mで割った結果である測定結果σが算出される。なお前記測定時間は、後述する時間演算プログラムにて演算される。こうして図11に示すように、サンプリングを開始してから時間の経過と共に発振周波数が安定していくにつれて上記の測定結果σが所定の値に小さくなっていくので、上記のプログラム84は、この測定結果σが予め設定された周波数許容値よりも小さくなった時に周波数が安定化したと判断し、第2のバルブ14に試料液の供給許可信号を出力するように構成されている。このような周波数の安定化の判断は、例えば第1の振動領域4Aの発振周波数について、または第1の振動領域4A及び第2の振動領域4Bの双方の発振周波数について行われる。
続いて前記時間演算プログラム85について説明すると、試料液が水晶振動子4に到達する時点とは、試料液が液収容空間51に到達する時点をいい、前記第2のバルブ14が前記試料液供給モードに切り替えられた時点と、前記インジェクションループ14aの下流端から前記液収容空間51の上流端に至る第1の流路の容積と緩衝液の供給流量とに基づいて演算される。
つまり試料液は、第2のバルブ14が前記試料液供給モードに切り替えられた時点からセンサーユニット2に向けて送液されることになるが、このとき試料液は緩衝液により押し出されるようにしてインジェクションループ14aから流れていくので、緩衝液の供給流量が試料液の供給流量に相当する。一方前記インジェクションループ14aの下流端から前記液収容空間51の上流端に至る第1の流路は、インジェクションループ14aの下流端に接続される供給路74、第3のバルブ15、液供給管28、液供給路26、供給路53より構成されている。この第1の流路の容積については予め把握されているため、ここを通過する試料液の供給流量が分かれば、第2のバルブ14が試料液供給モードに切り替えられた時点から試料液が液収容空間51に到達する時点T1即ち、吸着層46と感知対象物との間で反応が開始される反応開始時点までの時間が演算できる。具体的には、前記第1の流路全体の容積が60μリットル、試料液の供給流量が60μリットル/分であれば、前記反応開始時点T1は、第2のバルブ14が試料液供給モードに切り替えられてから60秒後ということになる。
また試料液が水晶振動子4を通過し終える時点とは、インジェクションループ14a内の全ての試料液が液収容空間51を通過し終える時点をいい、前記第2のバルブ14が前記試料液供給モードに切り替えられた時点と、前記インジェクションループ14aの容積と、前記インジェクションループ14aの下流端から前記液収容空間51の下流端に至る第2の流路の容積と、緩衝液の供給流量とに基づいて演算される。この場合インジェクションループ14aは試料液により満たされているので、インジェクションループ14aの容積が試料液の容積に相当する。
前記第2の流路とは、前記第1の流路と液収容空間51とを合わせたものになる。そして前記第2の流路の容積に試料液の容積を合わせたものを、試料液の流量で除することにより、前記第2のバルブ14が前記試料液供給モードに切り替えられた時点から、前記インジェクションループ14a内に貯留された全ての試料液が液収容空間51から排出されるまでの時点T2つまり反応終了時点までの時間が演算される。具体的には、第2の流路全体の容積を66μリットル、試料液の容積を120μリットル、試料液の供給流量を60μリットル/分とすると、前記反応終了時点T2は、第2のバルブ14が試料液供給モードに切り替えられた時点から180秒後ということになる。
そしてこの演算結果に基づいて、図12に示すように、試料液が液収容空間51に到達する前例えば前記到達時点T1の30秒前の時点T10と、試料液が液収容空間51を通過した後例えば通過し終える時点T2の30秒後の時点T20とを求めて、周波数差取得プログラム83に、これらの時点T10,T20の発振周波数を取得して、これら発振周波数の差分を取得する旨の信号を出力する。
前記試料液が液収容空間51に到達する前とは、例えば前記到達時点T1から10秒前〜30秒前程度に設定され、試料液が液収容空間51を通過した後とは、例えば通過し終える時点T2から10秒後〜30秒後程度に設定される。
これに基づいて周波数差取得プログラム83では、前記時点T10における第1の発振回路6Aの発振周波数A0と、前記時点T10における第2の発振回路6Bの発振周波数B0を取得すると共に、前記時点T20における第1の発振回路6Aの発振周波数A1と、前記時点T20における第2の発振回路6Bの発振周波数B1を取得して、これらの差分データである{(A1−A0)―(B1−B0)}を演算する。
この実施形態では、プログラム85及び83は演算部に相当する。
また時間演算プログラム85では前記測定時間についても演算されるが、この測定時間とは、図12に示すように、試料液が液収容空間51に到達する前に発振周波数を取得する時点T10から、試料液が液収容空間51を通過した後に発振周波数を取得する時点T20までの時間であり、反応時間とは、水晶振動子4上に試料液を供給し続けている時間であって、試料液が液収容空間51に到達するT1から、試料液が液収容空間51を通過し終える時点T2までの時間である。
さらに前記異常判断プログラム86は、センサーユニット2において水晶振動子4を発振させてからの発振周波数をモニターし、この発振周波数に異常があるか否かを判断する機能を備えた手段である。前記発振周波数に異常があるか否かについては、発振周波数が1sec毎にサンプリングされているので、このサンプリングされた発振周波数が急激に変化したときには、異常が発生したと判断される。ここでいう急激に変化するとは発振周波数が±0.1%以上変化したときをいうが、水晶振動子4に緩衝液や試料液を供給を開始した時点では既述のように発振周波数が大きく変化し、これらの場合の発振周波数の概ねの変化分については予め把握されているため、これらのタイミングでの発振周波数の変化分を考慮して判断される。そして発振周波数に異常があると判断したときには、前記表示部67にてアラーム出力信号を出力して、表示部67にてアラーム表示を行うと共に、シリンジポンプ10の駆動停止信号を出力して、水晶振動子4への緩衝液や試料液の供給停止等を行う。この際第3のバルブ15をP33位置に切り替えるようにしてもよい。
前記入力手段66は、緩衝液の供給流量を設定する流量設定部を兼用しており、緩衝液の供給流量の設定や、表示部67にて表示された洗浄ボタンや送気ボタンをON状態に設定することにより、洗浄工程や送気工程を実行できるように構成されている。また表示部67には、例えば計測終了の旨や、洗浄工程終了や送気工程終了の旨等も表示される。
この実施の形態では、水晶振動子4に緩衝液を供給した状態で発振周波数が安定したか否かを判断し、安定したと判断したときに、貯留用流路内の試料液を圧電振動子に供給するために、第2のバルブ14試料液供給モードに切り替えるように制御する手段は、前記周波数安定化判断プログラム84と、バルブ切り替えプログラム82とにより構成され、試料液が水晶振動子に到達する時点と試料液が水晶振動子を通過し終える時点とを求め、試料液が水晶振動子に到達する前までの発振周波数と試料液が水晶振動子を通過した後の発振周波数とを求めて、これら発振周波数の差分を取得する手段は、周波数差取得プログラム83と時間演算プログラム85とにより構成される。
次に感知装置の作用について、図13及び図14を参照して説明する。先ず、センサーユニット2内に水晶振動子4を装着し、このセンサーユニット2を気密に一体化すると共に、配線基板に形成された接続端子35〜37を介して振動領域4A,4Bと発振回路6A、6Bとを夫々電気的に接続する。そして、例えば作業者は、測定を行う試料液に応じて、緩衝液の供給流量を設定する(ステップS1)と共に、試料液をインジェクションループ14aを満たすように供給しておく。
次いで、各発振回路6A、6Bにより所定の周波数例えば30MHzで水晶振動子4(振動領域4A,4B)の発振を開始すると共に、緩衝液貯留部11内の緩衝液をシリンジポンプ10内に吸引する。そして例えば第1のバルブ13〜第3のバルブ15を夫々図14(a)に示す位置に設定して(このとき第2のバルブ14は緩衝液供給モードに設定されている)、第1のバルブ13からの供給路72を、インジェクションループ14aを介さずに第2のバルブ14の下流側の供給路74に接続し、緩衝液を第3のバルブ15及び液供給管28を介してセンサーユニット2の液収容空間51内に供給する(ステップS2)。なお緩衝液はシリンジポンプ10により一旦ポンプ10内に吸引しておき、ここから設定された供給流量で送液される。
前記振動領域4A,4Bの発振周波数は、周波数測定部61においてサンプリングされ、緩衝液が供給されると所定の値に低下していく。この時の水晶振動子4の発振周波数は、発振直後に発振状態が不安定であることから変動し、その後時間の経過と共に安定化していくことになる。そして既述のように、発振周波数が安定しているか否か判断され(ステップS3)、周波数が安定化したと判断されると(ステップS4)、図14(b)に示すように第2のバルブ14が試料液供給モードに切り替えられる(ステップS5)。
これにより第1のバルブ13からの供給路72を、インジェクションループ14aを介して第2のバルブ14の下流側の供給路74に接続する。こうして緩衝液をインジェクションループ14a内に供給し、この緩衝液によりインジェクションループ14a内の試料液が押し出されて、前記液収容空間51内に供給される(ステップ6)。そして前記試料液が水晶振動子4に到達する前の時点T10の発振周波数A0、B0を取得し(ステップS7)、次いで試料液が水晶振動子4を通過した後の時点T20の発振周波数A1、B1を取得して(ステップS8)、これら発振周波数の差分データである{(A1−A0)―(B1−B0)}を取得する(ステップS9)。
ここで液収容空間51内に試料液が供給され、励振電極42Aの吸着層46に感知対象物が接触すると、例えば抗原抗体反応や化学反応などにより吸着層46に感知対象物が吸着して、水晶振動子4(振動領域4A)の発振周波数が質量負荷効果により低下していく。そして前記反応時間に亘って試料液を液収容空間51に供給することにより、吸着層46には試料液中の感知対象物の濃度に応じた量の感知対象物が吸着し、水晶振動子4(励振電極42A)の発振周波数が所定の値に低下することになる。従って前記時点T20では、全ての試料液の供給された後であるので、吸着層46には試料液中の感知対象物の濃度に応じた感知対象物が吸着している。
こうして得られた差分データは、試料液の粘度や、感知対象物以外の物質の付着等の周波数の変動分を補償した、感知対象物の吸着だけに起因する周波数の差分である。この値は、例えば試料液中の感知対象物の濃度と周波数の低下分との対応関係を表す検量線の作成や、あるいは予め作成されていた検量線に照らし合わせて試料液中の感知対象物の濃度や、感知対象物の有無を検出する場合に用いられる。
こうして前記差分データを取得した後、例えば表示部67に「計測終了」の旨を表示する。この後作業者は、送気工程を実行するときには、入力手段66において「送気ボタン」をON状態に設定し、洗浄工程を実施するときには、入力手段66において「洗浄ボタン」をON状態に設定する。
続いて送気工程について説明する。「送気ボタン」がON状態に設定されると、例えば流路系を図14(b)に示す状態に設定するように、第1〜第3バルブ13〜15が切り替わり、シリンジポンプ10内に残存している緩衝液を全て送液して、当該緩衝液を液収容空間51を介して廃液槽17に排出する。次いで第1のバルブ13をポートP11とポートP13とを接続するように切り替えてシリンジポンプ10内に所定量の空気を取り込み、次いで流路系を図14(b)に示す状態に設定して、シリンジポンプ10により空気を当該流路系に供給する。これにより液収容空間51を含む流路内に残存する液体成分が空気により押し出される。こうして予め設定された時間、シリンジポンプ10により流路内に空気を供給した後、例えば表示部67に「送気工程終了」の旨を表示する。この送気工程においては、例えばシリンジポンプ10内に取り込まれる空気の量や、流路系に供給される空気の供給流量、供給時間等は予め設定しておく。このように送気工程を行なうことにより、流路内に残存する液体成分が空気の送気により吹き飛ばされ、こうして液収容空間51内に残存する試料液や緩衝液が効率よく除去されるので、センサーユニット2を常に衛生的に良好な状態で保つことができる。
続いて洗浄工程について説明する。「洗浄ボタン」がON状態に設定されると、流路系を図15(a)に示す状態に設定するように、第1〜第3バルブ13〜15(第3のバルブ15は洗浄モード設定される)が切り替わり、前記インジェクションループ14aと前記洗浄液供給路77とが供給路74を介して接続されると共に、インジェクションループ14aとシリンジポンプ10とが供給路72を介して接続される。そしてシリンジポンプ10により洗浄液供給部19内の洗浄液を例えばインジェクションループ14aの上流端まで引き込んだ後、図15(b)に示すように、第3のバルブ15を排出モードに切り替え、シリンジポンプ10によりインジェクションループ14a内の洗浄液を廃液槽17に排出する。この洗浄工程では、インジェクションループ14a内に洗浄液が通流するので、インジェクションループ14a内の付着物が洗浄液により洗い流され、除去される。
この洗浄工程の後には、例えばリンス工程が実施される。このリンス工程は、例えば第3のバルブ15を前記供給路74と純水供給路76とが接続されるように切り替えると共に、その他の流路系を図15(a)に示す状態に設定し、シリンジポンプ10により純水をインジェクションループ14aの上流端まで吸引する。次いで図15(b)に示すように、第3のバルブ15を切り替え、シリンジポンプ10によりインジェクションループ14a内の純水を当該流路を介して廃液槽17に排出する。これによりインジェクションループ14a内に残存する洗浄液が純水により洗い流される。この洗浄工程やリンス工程においては、例えばシリンジポンプ10内により吸引する洗浄液や純水の量や、流路系に送液される洗浄液や純水の供給流量等は予め設定しておく。
ここで通常は、前記送気工程については例えば計測終了時に行われ、洗浄工程については1日1回のメンテナンス時に行われるが、これら送気工程、洗浄工程については、前記水晶振動子4における計測が終了した後、所定のタイミングでいずれか一方又は両方を自動的に行うようにしてもよい。ここで両方行うときには、先ず送気工程を行った後、続いて洗浄工程を行うことが好ましい。
上述の実施の形態においては、共通の水晶片に第1の振動領域4Aと第2の振動領域4Bとを形成し、第1の励振電極42Aを反応電極として用い、第2の励振電極42Bをリファレンス電極として用いれば、これら振動領域4A,4Bを試料液と接触させたときの両者の発振周波数A1,B1においては、試料液の粘度や、試料液中の感知対象物以外の物質の付着による周波数の変化量は互いに同じであるため、両者の発振周波数の差分を取ることにより、これらに伴う周波数の変化量は相殺することができる。このためこれら振動領域4Aを試料液及び緩衝液と接触させたときの両者の発振周波数A1,A0の差分(A1−A0)と、振動領域4Bを試料液及び緩衝液と接触させたときの両者の発振周波数B1,B0の差分(B1−B0)とを比較したときの、これら差分の変化量{(A1−A0)−(B1−B0)}は、試料液中の感知対象物の量に起因する周波数変化分とみなすことができるので、信頼性の高い発振周波数の変化量を取得することができる。
またセンサーユニット2に緩衝液を供給してから周波数が安定するか否かを判断し、周波数が安定したときに、第2のバルブ14を切り替えて、センサーユニット2に試料液を供給するようにしたので、処理能力が高く、かつ精度の高い計測を行うことができる。つまりバルブの切り替えやシリンジポンプの駆動を作業者がマニュアルにて行なうと、作業者によって、バルブの切り替えやポンプの駆動のタイミングが異なるため、緩衝液供給後周波数が安定する前に、センサーユニット2に試料液を供給してしまって、精度の高い計測を行うことができなくなってしまったり、緩衝液供給後周波数が安定した後もセンサーユニット2に緩衝液を供給し続けて、計測時間を無駄に長くしてしまうことがある。これに対して上述の構成によれば、センサーユニット2に緩衝液を供給してから発振周波数が安定したときに、直ちにセンサーユニット2に供給される液体が緩衝液から試料液に自動的に切り替えられるので、取得される発振周波数のデータが精度の高いものとなり、また余分な緩衝液の供給を抑えて、計測時間の長時間化を防ぎ、こうして高い処理能力を確保することができる。
また洗浄液をシリンジポンプ10で吸引してインジェクションループ14a内に引き込み、次いでシリンジポンプ10により当該洗浄液を廃液槽17に向けて排出することによって、インジェクションループ14a内の洗浄を容易かつ短時間で行うことができる。この際シリンジポンプ10を用いることにより、インジェクションループ14a内への洗浄液の吸引流量や、インジェクションループ14aからの洗浄液の排出流量を調整でき、試料液の種類に応じて、インジェクションループ14aへの付着量が多い場合には、例えば前記流量を大きくして洗浄力を大きくする等といった制御を容易に行うことができる。
この洗浄工程では、洗浄液をシリンジポンプ10内の手前まで引き込んだり、第2のバルブ14を緩衝液供給モードに設定して洗浄液を引き込んで、緩衝液を供給する流路の洗浄を行うようにしてもよい。このように流路内に残存する付着物を十分に除去することにより、水晶振動子4への試料液中の感知対象物以外の物質の付着が抑えられ、精度の高い発振周波数の計測を行うことができる。
さらにまた異常判断プログラム85において、発振回路6A,6Bの発振周波数に異常があるか否かを判断し、異常が発生したときには、アラーム表示を行なうと共に、シリンジポンプ10の駆動を停止して、試料液や緩衝液の供給を停止しているので、液漏れや水晶センサの異常等のトラブルを直ちに発見でき、速やかに対処作業を実施することができる。これにより何らかのトラブルが発生しても、トラブルにより計測を行うことができない時間を最小限に止めることができる。
以上において本発明は、第1の励振電極4A及び第2の励振電極4B上に個別の液収容空間51A,51Bが形成された水晶センサに対しても適用できる。この場合前記押え部材5は、図16に押え部材5の底面図(図16(a))と縦断面図(図16(b))とを示すように、その底面において、2つの励振電極42A,42Bの周囲を夫々個別に囲む第1の環状突起55Aと第2の環状突起55Bとを備えるように構成され、水晶振動子4の表面に押え部材5を押しつけることによって、第1の励振電極42A及び第2の励振電極42Bの表面に夫々第1の液体収容空間51A及び第2の液体収容空間51Bを構成する。
前記第1の液体収容空間51Aと第2の液体収容空間51Bには夫々第1の供給路53A及び第2の供給路53Bを介して液体が供給されると共に、こうして供給された液体は第1の排出路54A及び第2の排出路54Bを介して排出される。図17に示すように、前記液供排用カバー24には第1の液供給管28A及び第2の液供給管28Bが接続され、これらは前記第1の供給路53A及び第2の供給路53Bに液供給路26A,26Bを介して夫々連通している。さらに前記液供排用カバー24には第1の液排出管29A及び第2の液排出管29Bが接続され、これらは液排出路27A,27Bを介して第1の排出路54A及び第2の排出路54Bに夫々連通している。そして図18に示すように、第3のバルブ15のポートP31は前記第1の液供給管28Aに接続され、ポートP32は前記第2の液供給管28Bに接続されている。
この場合には、インジェクションループ14a内に貯留されている試料液は半量ずつ第1の液収容空間51Aと、第2の液収容空間51Bに夫々送液されるので、時間演算プログラム85により、試料液が水晶振動子4に到達する時点として、試料液が第1の液収容空間51Aに到達する時点T3と、試料液が第2の液収容空間51Bに到達する時点T4の両方が演算され、試料液が水晶振動子4を通過した時点としては、試料液が第1の液収容空間51Aを通過した時点T5と、試料液が第2の液収容空間51Bを通過した時点T6の両方が演算される。そして試料液が第1及び第2の液収容空間51A,51Bに到達する時点T3,時点T4の例えば10秒前が、前記第1及び第2の液収容空間51A,51Bに到達する前の時点T30,時点T40とされ、試料液が第1及び第2の液収容空間51A,51Bを通過した時点T5,T6の例えば10秒後が第1及び第2の液収容空間51A,51Bを通過した後の時点T51、T61とされる。この演算に用いられる第1及び第2の液収容空間51A,51Bに供給される試料液の容積は、夫々インジェクションループ14aの容積の半分である。
そして計測を行うときには、例えば図19に示すように、先ず緩衝液の供給流量を設定する(ステップS11)と共に、試料液をインジェクションループ14a内を満たすように供給しておく。次いで流路系を図14(a)に示す状態に設定して緩衝液を第1の液収容空間51A内に供給して発振周波数が安定化したか否かを判断し(ステップS2)、安定したと判断すると第3のバルブ15を第2の液収容空間51Bに液を供給する位置に切り替え、緩衝液を第2の液収容空間51B内に供給して発振周波数が安定したか否かを判断する(ステップS13)。
そして安定したと判断すると、第2のバルブ14を試料液供給モードに切り替えて、インジェクションループ14a内の試料液を第1の液収容空間51A内に供給し、前記試料液が水晶振動子4(第1の液収容空間51A)に到達する前の時点T30の発振周波数A0と、試料液が第1の液収容空間51Aを通過した後の時点T51の発振周波数A1を取得する(ステップS14)。こうしてインジェクションループ14aの半量の試料液を第1の液収容空間51Aに供給した後、第3のバルブ15を切り替えて残りの試料液を第2の液収容空間51B内に供給し、前記試料液が水晶振動子4(第2の液収容空間51B)に到達する前の時点T40の発振周波数B0と、試料液が第2の液収容空間51Bを通過した後の時点T61の発振周波数B1を取得する(ステップS15)。次いで例えば夫々の発振回路6A,6B毎の発振周波数の差分(A1−A0),(B1−B0)を求め、これらの差分データである{(A1−A0)―(B1−B0)}を取得する(ステップS16)。
以上において本発明では、試料液として血液や血清等に限らず、河川などの環境水などであってもよい。また感知対象物としては、疾患検査等の測定に適用するCRP(Cリアクティブ・プロテイン)などであってもよいし、環境汚染物質であってもよい。環境汚染物質としては例えばダイオキシンを挙げることができる。また試料液として血液、血清を用いる場合には、参照液として緩衝液を用いることが好ましい。しかし参照液は緩衝液に限られず、例えば純水や食塩水などであってもよい。
11 緩衝液貯留部
12 試料液供給部
13 第1のバルブ
14 第2のバルブ
15 第3のバルブ
2 センサーユニット
28(28A,28B) 液供給管
29(29A,29B) 液排出管
3 配線基板
4 水晶振動子
4A 第1の振動領域
4B 第2の振動領域
41 水晶片
42A,42B,43A,43B 励振電極
5 押え部材
51(51A,51B) 液体収容空間
6A,6B 発振回路
61 測定回路部
100 制御部

Claims (2)

  1. 圧電振動子を含む圧電センサが装着され、当該圧電振動子の一面側に供給路から試料液を流したときの発振周波数に基づいて試料液中の感知対象物を感知する感知装置において、
    参照液を前記供給路に供給するために設けられ、参照液の供給流量が可変である参照液供給部と、
    この参照液供給部及び前記供給路の間に介在し、試料液を一旦貯留すると共に前記参照液供給部からの参照液により試料液が押し出されて供給路に送り出されるように構成された試料液の貯留用流路と、
    前記参照液供給部を試料液の貯留用流路を介さずに前記供給路に接続する参照液供給モードと、前記参照液供給部を試料液の貯留用流路を介して前記供給路に接続する試料液供給モードと、の間での流路の切り替えを行う流路切り替え部と、
    前記参照液供給部から前記圧電振動子に参照液を供給した状態で発振周波数が安定したか否かを判断し、安定したと判断したときに、貯留用流路内の試料液を圧電振動子に供給するために前記流路切り替え部を試料液供給モードに切り替えるように制御する制御部と、
    前記参照液供給部の供給流量を設定するための流量設定部と、
    この流量設定部にて設定された参照液の供給流量と、試料液の貯留用流路の容積と、前記供給路の容積と、前記流路切り替え部を試料液供給モードに切り替えた時点と、に基づいて、試料液が圧電振動子に到達する時点と試料液が圧電振動子を通過し終える時点とを求め、前記切り替え時点から試料液が圧電振動子に到達する前までの発振周波数と試料液が圧電振動子を通過した後の発振周波数とを求めて、これら発振周波数の差分を取得する演算部と、を備えたことを特徴とする感知装置。
  2. 前記参照液供給部として送液ポンプを用い、
    試料液の貯留用流路及び前記供給路の間に介在し、洗浄液を前記貯留用流路に供給するために設けられた洗浄液供給部と、
    前記貯留用流路と前記供給路とを接続する液供給モードと、前記貯留用流路と前記洗浄液供給部とを接続する洗浄モードと、の間での流路の切り替えを行うために、前記流路切り替え部の下流側に設けられた下流側流路切り替え部と、を備え、
    前記流路切り替え部を試料液供給モードに切り替えると共に、前記下流側流路切り替え部を洗浄モードに切り替え、前記参照液供給部により洗浄液供給部から洗浄液を貯留用流路内に吸引して、当該貯留用流路の洗浄を行うことを特徴とする請求項1記載の感知装置。
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