JP2011017667A - X線検査装置 - Google Patents

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洋 堀
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正幸 宇野
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Abstract

【課題】X線の漏洩を確実に防止することができるX線検査装置を提供することである。
【解決手段】本発明に係るX線検査装置100においては、ベルトコンベア800により商品900がX線検査室300内へ搬入出され、X線検査室300内において商品900にX線が照射されて商品900の検査が行われる。また、X線検査室300内においてベルトコンベア800の搬送上流側および搬送下流側の1箇所または複数箇所の少なくとも一方にX線漏洩防止カーテン装置510,520が配設され、X線漏洩防止カーテン装置510は、X線漏洩防止カーテン510a,510b,510cからなり、X線漏洩防止カーテン510aは、X線漏洩防止シート511,512,513が接触するよう重ねられて設けられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、物品にX線を照射し、物品内の異物を検出するX線検査装置に関する。
従来、物品内の異物を検出するためにX線検査装置等が使用されている。これらのX線検査装置に関して、日々研究開発が行われている。
特許文献1には、搬送される物品に検査空間内でX線を照射して物品の検査を行うX線検査装置において、検査空間外へのX線の漏洩を防止した上で、検査空間に対する物品の搬入及び搬出を確実に行うX線検査装置について開示されている。
特許文献1記載のX線検査装置においては、搬送手段により搬送される物品に検査空間内でX線を照射して物品の検査を行うX線検査装置であって、前記検査空間の物品搬入側開口及び物品搬出側開口にX線遮蔽カーテンが設けられ、かつ、少なくとも該X線遮蔽カーテンの設置箇所には、物品の搬送経路に沿って設けられて前記搬送手段による物品の搬送を補助する搬送補助手段が備えられていることを特徴とするものである。
特開2002−328101公報
特許文献1記載のX線検査装置においては、検査空間外へのX線の漏洩を防止した上で、検査空間に対する物品の搬入及び搬出を確実に行うことができる。
しかしながら、X線検査装置においては、X線の漏洩防止に対して万全の体制をとるべきであり、例えば、X線遮蔽カーテンが経時変化した場合であっても、X線が漏洩することは許されない。
本発明の目的は、X線の漏洩を確実に防止することができるX線検査装置を提供することである。
(1)
本発明に係るX線検査装置は、X線源から照射される透過X線を用いて被検査物を検査するX線検査装置であって、被検査物にX線を照射するX線検査室と、X線検査室内へ被検査物を搬入出する搬送装置と、X線検査室内において搬送装置の搬送上流側および搬送下流側の少なくとも一方の1箇所または複数箇所に配設されたX線漏洩防止部と、を含み、X線漏洩防止部は、複数の切れ目を有する複数枚の柔軟性を有するX線漏洩防止部材から構成され、柔軟性を有するX線漏洩防止部材は、互いに接触させて配設され、少なくとも一のX線漏洩防止部材の切れ目位置は、他のX線漏洩防止部材の切れ目位置とずれているものである。
本発明に係るX線検査装置においては、搬送装置により被検査物がX線検査室内へ搬入出され、X線検査室内において被検査物にX線が照射されて被検査物の検査が行われる。また、X線検査室内において搬送装置の搬送上流側および搬送下流側の1箇所または複数箇所の少なくとも一方にX線漏洩防止部が配設される。
この場合、X線漏洩防止部は、複数の切れ目を有する複数枚の柔軟性を有するX線漏洩防止部材からなり、X線漏洩防止部材は、互いに接触させて配設されているので、X線漏洩防止部材の変形(ねじれ等)を防止することができ、互いの隙間が開かず、X線の漏洩を防止することができる。また、少なくともX線漏洩防止部材の切れ目位置は他のX線漏洩防止部材の切れ目位置とずれているので、各X線漏洩防止部材が経時変化により変形またはねじれた場合であっても、X線の漏洩を確実に防止することができる。
(2)
搬送上流側のX線漏洩防止部材の切れ目の間隔は、搬送下流側のX線漏洩防止部材の切れ目の間隔よりも大きいことが好ましい。
この場合、被検査物が搬送上流側のX線漏洩防止部材を通過した際に、重ねて設けられた搬送下流側のX線漏洩防止部材がねじれて、被検査物を搬送するために、めくれた搬送上流側のX線漏洩防止部材と、めくれなかった搬送上流側のX線漏洩防止部材との隙間を、搬送下流側のX線漏洩防止部材によりカバーすることができる。その結果、X線の漏洩を確実に防止することができる。
(3)
X線漏洩防止部は、柔軟性を有するX線漏洩防止部材が少なくとも3枚以上重ねて構成されることが好ましい。
この場合、柔軟性を有するX線漏洩防止部材が少なくとも3枚以上重ねて設けられるので、各X線漏洩防止部材の強度を向上させ、さらにX線漏洩防止部材の変形を防止することができる。
(4)
X線漏洩防止部は、隣接する2枚のX線漏洩防止部材の切れ目位置が同じ位置に配設されることが好ましい。
この場合、隣接する2枚のX線漏洩防止部材の切れ目位置が同じ位置に配設されているので、隣接したX線漏洩防止部材同士が、からまり鉛直下方に戻らない場合を防止することができる。
(5)
X線漏洩防止部は、柔軟性を有する3枚のX線漏洩防止部材からなり、当該X線漏洩防止部材のうち中央部に位置するX線漏洩防止部材の切れ目位置が、他の2枚のX線漏洩防止部材の切れ目位置と異なる位置に配設され、他の2枚のX線漏洩防止部材の切れ目位置が、同じ位置に配設されることが好ましい。
この場合、中央部に位置するX線漏洩防止部材の切れ目位置が、他の2枚のX線漏洩防止部材の切れ目位置と異なる位置に配設されているので、被搬送物が搬送される際に生じるX線漏洩防止部材の隙間を互いにカバーすることができる。
(6)
X線漏洩防止部材に設けられた複数の切れ目により形成された複数の櫛状部材は、櫛状部材の下端部に近づくに連れて櫛状部材の幅が狭くなるように形成され、複数の櫛状部材を形成する複数の切れ目は、接触して設けられた少なくとも1または複数の櫛状部材により遮蔽されることが好ましい。
この場合、複数の切れ目により複数の櫛状部材が形成され、櫛状部材の下端部に近づくに連れて櫛状部材の先端の幅が狭くなる。その結果、幅が狭いので、経時変化の影響が生じにくく、X線漏洩防止部材の櫛状部材の変形を抑制することができる。また、複数のX線漏洩防止部材が接触して、さらに重ねて配設されているので、櫛状部材の間の切れ目からX線の漏洩を確実に防止することができる。
本発明に係るX線検査装置においては、各X線漏洩防止部材が経時変化により変形またはねじれた場合であっても、X線の漏洩を確実に防止することができる。
本発明に係るX線検査装置の一例を示す模式的外観図 本発明に係るX線検査装置の内部構造の一例を示す模式図 X線漏洩防止カーテンの構成の一例を示す模式的斜視図 X線漏洩防止カーテンの下端部近傍の断面の一例を示す模式図 X線漏洩防止カーテンの下端部近傍の断面の一例を示す模式図 漏洩防止シートの経時変化した状態を示す模式図 漏洩防止シートの経時変化した状態を示す模式図 図4のX線漏洩防止カーテンの構成の他の例を示す模式的斜視図 X線漏洩防止シート装置さらに他の構造を示す模式的断面図 X線漏洩防止シートの他の例を示す模式図 X線漏洩防止シートの他の例を示す模式図 X線漏洩防止シートの他の例を示す模式図 X線漏洩防止シートの他の例を示す模式図 X線漏洩防止シートの他の例を示す模式図 X線漏洩防止シートの他の例を示す模式図 X線漏洩防止シートの他の例を示す模式図 X線漏洩防止シートの他の例を示す模式図
以下、本発明に係る実施の形態において図面を用いて説明する。
(一実施の形態)
図1は、本発明に係るX線検査装置100の一例を示す模式的外観図であり、図2は、本発明に係るX線検査装置100の内部構造の一例を示す模式図である。
図1に示すように、X線検査装置100には、内部にX線検査室300が形成されている。また、X線検査室300内には、X線照射装置200が内蔵されており、図1に示すように、X線検査装置100のX線検査室300を貫通するように、ベルトコンベア800が設けられている。
また、図1のX線検査室300の開口部からX線の漏洩を防止するX線漏洩防止カーテン500が設けられている。このX線漏洩防止カーテン500の詳細構造については、後述する。
作業者は、図1に示すX線検査装置100のタッチパネル画面MTを操作することによりX線検査装置100を駆動させる。作業者は、ベルトコンベア800に被検査物である商品900(図2参照)を載置させて搬送させ、X線検査装置100のX線検査室300内において異物混入等がないか否かの検査を行う。以下、X線検査装置100のX線検査室300の内部構造について説明を行う。
図1および図2に示すように、本発明に係るX線検査室300には、主に、X線照射装置200、ラインセンサ220、X線漏洩防止カーテン500およびベルトコンベア800からなる。
X線漏洩防止カーテン500は、X線検査室300の入口側のX線漏洩防止カーテン装置510および出口側のX線漏洩防止カーテン装置520からなる。入口側のX線漏洩防止カーテン装置510は、X線漏洩防止カーテン510a,510b,510cからなる。
X線漏洩防止カーテン510aは、X線漏洩防止シート511,512,513が接触するよう重ねられて設けられる。同様に、X線漏洩防止カーテン510bは、X線漏洩防止シート514,515,516が接触するよう重ねられて設けられ、X線漏洩防止カーテン510cは、X線漏洩防止シート517,518,519が接触するよう重ねられて設けられる。
一方、X線漏洩防止カーテン装置520は、X線漏洩防止カーテン520a,520b,520cからなる。
X線漏洩防止カーテン520aは、X線漏洩防止シート521,522,523が接触するよう重ねられて設けられる。同様に、X線漏洩防止カーテン520bは、X線漏洩防止シート524,525,526が接触するよう重ねられて設けられ、X線漏洩防止カーテン520cは、X線漏洩防止シート527,528,529が接触するよう重ねられて設けられる。
なお、本実施の形態においては、X線漏洩防止シート511,〜,519およびX線漏洩防止シート521,〜,529は、タングステンを含有するゴムシートまたは柔軟性を有する樹脂材からなる。
また、ベルトコンベア800は、無端状のベルトが一対のローラに巻回されて設けられ、シンチレータおよびフォトダイオード素子からなるX線を検出するラインセンサ220が、ベルトコンベア800の内部に設けられている。
図2に示すように、ベルトコンベア800上に被検査物の商品900が載せられる。そして、ベルトコンベア800が駆動され、商品900が矢印X1の方向に移動する。ベルトコンベア800で搬送される商品900は、X線漏洩防止カーテン510aを通過して、X線検査室300内に移動し、X線漏洩防止カーテン510b,510cを通過した後、さらに移動する。
次いで、ベルトコンベア800で搬送される商品900に対して、X線照射装置200からX線210が照射され、商品900を透過したX線210がラインセンサ220に入射される。それにより、商品900のX線検査が行われる。
続いて、X線検査が行われた商品900は、ベルトコンベア800で搬送されて、X線漏洩防止カーテン520a,520b,520cを通過した後、X線検査室300外に移動する。そして、商品900は、次工程へ搬送される。
なお、本実施の形態においては、ベルトコンベア800における商品900が搬送され始め、入口側のX線漏洩防止カーテン510aに接触するまで、少なくとも500mm以上の距離を搬送されることが好ましい。これにより、上流から搬送される商品900の姿勢が安定し、X線検査室300における検査効率を高めることができる。
また、図2においては、X線漏洩防止カーテン装置510において、3個のX線漏洩防止カーテン510a,510b,510cを設けることとしたが、これに限定されず、他の任意の個数のX線漏洩防止カーテンを設けてもよい。同様に、X線漏洩防止カーテン装置520において、3個のX線漏洩防止カーテン520a,520b,520cを設けることとしたが、これに限定されず、他の任意の個数のX線漏洩防止カーテンを設けてもよい。
続いて、図3は、X線漏洩防止カーテン510aの構成の一例を示す模式的斜視図である。
図3に示すように、X線漏洩防止カーテン510aは、X線漏洩防止シート511を矢印X1の方向に動かして、X線漏洩防止シート512に接触させ、X線漏洩防止シート513を矢印−X1の方向に動かして、X線漏洩防止シート512に接触させ、固定される。すなわち、3枚のX線漏洩防止シート511,512,513は、重ねられて設けられる。
図3に示すように、X線漏洩防止シート511,512,513は、それぞれ切れ目の箇所が異なるように設けられており、切れ目の数も異なって設けられている。
なお、上記のX線漏洩防止カーテン510b,510cおよびX線漏洩防止カーテン520a,520b,520cは、X線漏洩防止カーテン510aと同一構造のものであってもよく、他の構造のものであってもよい。他の構造の詳細については、後述する。
次に、図4および図5を用いてX線漏洩防止カーテン510aの効果について説明を行う。図4および図5は、X線漏洩防止カーテン510aの下端部近傍の断面の一例を示す模式図である。
まず、図4に示すように、商品900がX線漏洩防止カーテン510aに接触しない場合、X線漏洩防止シート511の先端の櫛状部511a,511b,511c,511dの各間には、切れ目があり、X線漏洩防止シート512の先端の櫛状部512a,512b,512c,512d,512eの各間には、切れ目があり、X線漏洩防止シート513の先端の櫛状部513a,513b,513c,513dの各間には、切れ目が設けられる。
そして、X線漏洩防止シート511の切れ目およびX線漏洩防止シート512の切れ目がずらして配置され、X線漏洩防止シート512の切れ目およびX線漏洩防止シート513の切れ目がずらして配置される。
そして、図5に示すように、商品900が移送された場合、櫛状部511b,511cが矢印X1の方向に移動され、櫛状部511a,511dが斜めに回転される。
この場合、X線漏洩防止シート511にX線漏洩防止シート512が接触して設けられているので、櫛状部512bが櫛状部511a,511bの間の隙間を封止するように回転移動し、櫛状部512dが櫛状部511c,511dの間の隙間を封止するように回転移動し、櫛状部512cが櫛状部511b,511cの間の隙間を封止するように移動する。
さらに、X線漏洩防止シート512にX線漏洩防止シート513が接触して設けられているので、櫛状部513aが櫛状部512a,512bの間の隙間を封止し、櫛状部513bが櫛状部512b,512cの間の隙間を封止し、櫛状部513cが櫛状部512c,512dの間の隙間を封止し、櫛状部513dが櫛状部512d,512eの間の隙間を封止する。
それにより、X線漏洩防止カーテン510aにおいて、矢印X1の方向に商品900が移動される場合であっても、矢印X1に沿って直線的に隙間が生じないので、矢印X1と逆方向にX線が漏洩することを防止することができる。
次に、図6および図7は、X線漏洩防止シート511の経時変化した状態を示す模式図である。
図6に示すX線漏洩防止シート511は、経時変化により、櫛状部511a,〜,511dがそれぞれ湾曲したりし、図7に示すX線漏洩防止シート511は、経時変化により、櫛状部511a,〜,511dがそれぞれ曲線状に変形したりする。この場合、図6および図7に示すように、櫛状部511a,〜,511dの隙間が広がったりする。しかしながら、本実施の形態におけるX線漏洩防止カーテン510aにおいては、複数枚のX線漏洩防止シート511,512,513が重ねられて配置されるので、経時変化により隙間が広がった場合であっても、X線の漏洩を確実に防止することができる。
図8は、図4のX線漏洩防止カーテン510aの構成の他の例を示す模式的斜視図である。
図8に示すX線漏洩防止カーテン510aは、X線漏洩防止シート511の先端の櫛状部511a,511b,511c,511dの各間には、切れ目があり、X線漏洩防止シート512の先端の櫛状部512a,512b,512c,512dの各間には、切れ目があり、X線漏洩防止シート513の先端の櫛状部513a,513b,513c,513d,513eの各間には、切れ目が設けられる。
そして、X線漏洩防止シート511の切れ目およびX線漏洩防止シート512の切れ目が同じ位置(矢印X1の方向に沿って直線的に)に配置され、X線漏洩防止シート512の切れ目およびX線漏洩防止シート513の切れ目がずらして配置される。
この場合、X線漏洩防止シート511およびX線漏洩防止シート512の切れ目が同じ位置に配設されているので、先端の櫛状部511a,511b,511c,511d,512a,512b,512c,512dの強度を保たせ、経時変化を減少させることができる。
また、切れ目の位置がずらして設けられたX線漏洩防止シート513をさらに重ねて配設しているので、X線の漏洩を防止することができる。
なお、上記のX線漏洩防止カーテン510b,510cおよびX線漏洩防止カーテン520a,520b,520cは、X線漏洩防止カーテン510aと同一構造のものであってもよく、他の任意の構造のものであってもよい。
次に、図9は、X線漏洩防止カーテン510aのさらに他の構造を示す模式的断面図である。
X線漏洩防止カーテン510aのX線漏洩防止シート511は、幅広の櫛状部511a,〜,511cが設けられ、X線漏洩防止シート512は、幅狭の櫛状部512a,512b,512c,512d,512eが設けられる。それにより、櫛状部511bが矢印X1の方向に移動した場合に、櫛状部512b,512dが回転し、櫛状部511bの両端の隙間を封止することができる。
すなわち、幅広の櫛状部511a,〜,511cが移動され、その隙間に幅狭の櫛状部512a,512b,512c,512d,512eの1つまたは複数が回転し、隙間を封止する。
続いて、図10〜図17は、X線漏洩防止シートの他の例を示す模式図である。
図10に示すように、X線漏洩防止シート511,〜,519、X線漏洩防止シート521,〜,529は、一定の間隔幅H1の櫛状部からなってもよい。
また、図11に示すように、X線漏洩防止シート511,〜,519、X線漏洩防止シート521,〜,529は、一定の間隔幅H2(間隔幅H2<間隔幅H1)の櫛状部からなってもよい。
さらに、図12に示すように、X線漏洩防止シート511,〜,519、X線漏洩防止シート521,〜,529は、左右両端部において間隔幅H1であり、両端部から中央に近づくに連れて、間隔幅H2、H3(間隔幅H3<間隔幅H2)、H4(間隔幅H4<間隔幅H3)の順に狭間隔幅に変化させた櫛状部からなってもよい。
また、図13に示すように、X線漏洩防止シート511,〜,519、X線漏洩防止シート521,〜,529は、一定の間隔幅H4(間隔幅H4<間隔幅H3)の櫛状部からなってもよい。
さらに、図14に示すように、X線漏洩防止シート511,〜,519、X線漏洩防止シート521,〜,529は、櫛状部の先端が幅H11で形成され、櫛状部の根元(切れ目の先端)が幅H12(幅H11<幅H12)で形成されている。
この場合、図15に示すように、X線漏洩防止シート511,〜,513は、互いの切れ目の部分を封止するように重ねられて設けられる。
同様に、図16に示すように、X線漏洩防止シート511,〜,519、X線漏洩防止シート521,〜,529は、櫛状部の先端が幅H13で形成され、櫛状部の根元(切れ目の先端)が幅H14(幅H13<幅H14)で形成され、さらに、切れ目の先端が幅H15で形成される。
この場合、図17に示すように、X線漏洩防止シート511,〜,513は、互いの切れ目の部分を封止するように重ねられて設けられる。
以上のように、X線漏洩防止シート511,〜,519,521,〜,529は、少なくとも図10,〜,図17で示したいずれか1の形状からなることが好ましく、これらの種々の組合せであってもよい。
以上のように、X線漏洩防止カーテン510a,510b,510cおよびX線漏洩防止カーテン520a,520b,520cは、複数の切れ目を有する複数枚のゴム(タングステン等含む)またはプラスチック等の柔軟性を有するX線漏洩防止シート511,〜,519,521,〜,529からなり、X線漏洩防止シート511,〜,519,521,〜,529が、互いに接触させて配設されているので、X線漏洩防止シート511,〜,519,521,〜,529の変形(ねじれ等)を防止することができ、互いの隙間が開かず、X線の漏洩を防止することができる。
また、少なくともX線漏洩防止シート511,〜,519,521,〜,529の切れ目位置は他のX線漏洩防止シート511,〜,519,521,〜,529の切れ目位置とずれているので、各X線漏洩防止シート511,〜,519,521,〜,529が経時変化により変形またはねじれた場合であっても、X線の漏洩を確実に防止することができる。
さらに、商品900が搬送上流側のX線漏洩防止シート511を通過した際に、重ねて設けられた搬送下流側のX線漏洩防止シート512がねじれて、商品900を搬送するために、めくれた搬送上流側のX線漏洩防止シート511と、少ししかめくれなかった搬送上流側のX線漏洩防止シート512との隙間を、搬送下流側のX線漏洩防止シート513によりカバーすることができる。
また、上記の実施の形態においては、X線漏洩防止シート511,〜,519,521,〜,529が少なくとも3枚以上重ねて設けられるので、各X線漏洩防止シート511,〜,519,521,〜,529の強度を向上させ、さらにX線漏洩防止シート511,〜,519,521,〜,529の変形を防止することができる。
また、図14〜図17に示すように、櫛状部材の下端部に近づくに連れて櫛状部材の先端の幅H11が狭くなるように設けた場合、経時変化の影響が生じにくく、X線漏洩防止シート511,〜,519,521,〜,529の櫛状部材の変形を抑制することができる。
なお、上記の実施の形態においては、柔軟性を有するX線漏洩防止シート511,〜,519,521,〜,529は、タングステンが含有されたゴム素材、またはプラスチック等に限定されず、他の任意の柔軟性のある素材、例えば、柔軟性のある布、繊維部材等からなってもよい。
また、X線漏洩防止シート511,〜,519,521,〜,529を各3枚ずつ重ね合わせることとしたが、X線漏洩防止カーテン510a,510b,510cは、X線漏洩防止カーテン510a,510b,510cの少なくとも1箇所において複数枚接触して重ねて設けられればよく、当該複数枚は、2枚、3枚、4枚等いずれの枚数であってもよい。同様に、X線漏洩防止カーテン520a,520b,520cは、X線漏洩防止カーテン520a,520b,520cの少なくとも1箇所において複数枚接触して重ねて設けられればよく、当該複数枚は、2枚、3枚、4枚等いずれの枚数であってもよい。
さらに、X線漏洩防止カーテン510a,510b,510c、X線漏洩防止カーテン520a,520b,520cのように、搬送上流側3箇所、搬送下流側3箇所の場合について説明したが、これに限定されず、他の任意の個数を設けることとしてもよい。
本実施の形態においては、X線照射装置200がX線源に相当し、商品900が被検査物に相当し、X線検査装置100がX線検査装置に相当し、X線検査室300がX線検査室に相当し、ベルトコンベア800が搬送装置に相当し、X線漏洩防止カーテン510a,510b,510cの配設された場所が、搬送装置の搬送上流側に相当し、X線漏洩防止カーテン520a,520b,520cの配設された場所が、搬送装置の搬送下流側に相当し、X線漏洩防止カーテン510a,510b,510cおよびX線漏洩防止カーテン520a,520b,520cがX線漏洩防止部に相当し、X線漏洩防止シート511,〜,519,521,〜,529がX線漏洩防止部材に相当し、幅H1,〜,幅H4,幅H12が切れ目の間隔に相当し、幅H11が櫛状部材の幅に相当する。
本発明の好ましい一実施の形態は上記の通りであるが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることは理解されよう。さらに、本実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は、一例であり、本発明を限定するものではない。
100 X線検査装置
200 X線照射装置
300 X線検査室
510a,510b,510c X線漏洩防止カーテン
520a,520b,520c X線漏洩防止カーテン
511,〜,519,521,〜,529 X線漏洩防止シート
800 ベルトコンベア
900 商品

Claims (6)

  1. X線源から照射される透過X線を用いて被検査物を検査するX線検査装置であって、
    前記被検査物にX線を照射するX線検査室と、
    前記X線検査室内へ前記被検査物を搬入出する搬送装置と、
    前記X線検査室内において前記搬送装置の搬送上流側および搬送下流側の少なくとも一方の1箇所または複数箇所に配設されたX線漏洩防止部と、を含み、
    前記X線漏洩防止部は、複数の切れ目を有する複数枚の柔軟性を有するX線漏洩防止部材から構成され、
    前記柔軟性を有するX線漏洩防止部材は、互いに接触させて配設され、
    少なくとも一のX線漏洩防止部材の切れ目位置は、他のX線漏洩防止部材の切れ目位置とずれていることを特徴とするX線検査装置。
  2. 前記搬送上流側のX線漏洩防止部材の切れ目の間隔は、前記前記搬送下流側のX線漏洩防止部材の切れ目の間隔よりも大きいことを特徴とする請求項1記載のX線検査装置。
  3. 前記X線漏洩防止部は、前記柔軟性を有するX線漏洩防止部材が少なくとも3枚以上重ねて構成されたことを特徴とする請求項1または2記載のX線検査装置。
  4. 前記X線漏洩防止部は、隣接する2枚のX線漏洩防止部材の切れ目位置が同じ位置に設けられ、かつ前記搬送上流側にあることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のX線検査装置。
  5. 前記X線漏洩防止部は、3枚の前記柔軟性を有するX線漏洩防止部材からなり、
    当該X線漏洩防止部材のうち中央部に位置するX線漏洩防止部材の切れ目位置が、他の2枚のX線漏洩防止部材の切れ目位置と異なる位置に配設され、
    他の2枚のX線漏洩防止部材の切れ目位置が、同じ位置に配設されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のX線検査装置。
  6. 前記X線漏洩防止部材に設けられた複数の切れ目により形成された複数の櫛状部材は、櫛状部材の下端部に近づくに連れて櫛状部材の幅が狭くなるように形成され、
    前記複数の櫛状部材を形成する複数の切れ目は、接触して設けられた少なくとも1または複数の櫛状部材により遮蔽されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のX線検査装置。
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