JP2011015466A - 電気接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で電線束の配索経路を規制でき、かつ、配索経路を規制する際の作業性を向上させた電気接続箱を提供する。
【解決手段】電気接続箱は、本体部10と、規制突部24とを備えている。本体部10は、複数の外壁21a、21b、21c、21dと外壁21a、21b、21c、21d内を複数の空間に区画する隔壁22とを有した箱本体2と、箱本体2に取り付けられ、かつ表面3bに電線8の端末が取り付けられるカセットブロック3A、3Bとを備えている。規制突部24は、本体部10の隔壁22から突出して設けられ、電線8が複数束ねられた電線束80Aの電線8間に位置付けられて、電線束80Aの配索経路を規制する。
【選択図】図3

Description

本発明は、移動体としての自動車等に搭載される電気接続箱に関する。
移動体としての自動車には、一般に、ヘッドランプ及びテールランプ等のランプ類、スタータモータ及びエアコンディショナ用のモータ等のモータ類、等の多種多様な電子機器が搭載されている。
前述した多種多様な電子機器に電力を供給するために、前記自動車は、ジャンクションブロックを適宜適所に配置してきた。前記ジャンクションブロックは、多数のヒューズやリレー等の各種の電気回路ユニットを集約して構成されている。
なお、ジャンクションブロックは、ヒューズ、リレー、バスバ等を有することもあることから、ヒューズブロック、リレーボックス、または総称して電気接続箱とも呼ばれる。本明細書では、前述したヒューズブロック、リレーボックス、ジャンクションブロックを、総称して以下電気接続箱と呼ぶ。
このような従来の電気接続箱は、本体部と、バスバと、アッパカバーと、ロアカバーとを備えている。本体部は、例えば、外郭を形成する箱本体と、箱本体に収容されるカセットブロックとを備えている。
箱本体は、絶縁性の合成樹脂で構成されている。箱本体は、互いに連なる複数の外壁によって筒状に形成されているとともに、内側が複数の隔壁によって複数の空間に区画されている。
カセットブロックは、前記空間内に収容されて箱本体に取り付けられる。カセットブロックは、上面側にヒューズ、リレー等の電気部品が取り付けられ、下面側にワイヤハーネスの電線の端末が取り付けられる。
バスバは、導電性の板金等にプレス加工を施して得られる。バスバは、例えば、カセットブロック内に収容されている。バスバは、電源としてのバッテリや発電機と接続する電源接続部と、ヒューズやリレー等の電気部品やワイヤハーネスの電線と接続する端子部とを備えている。バスバは、前記バッテリや発電機等から電力が供給され、当該電力を前記電気部品や電線に分配する。
アッパカバーは、箱本体に取り付けられて、当該箱本体の上面を覆う。ロアカバーは、箱本体に取り付けられて、当該箱本体の下面を覆う。箱本体のロアカバー側のスペースには、カセットブロックに接続された電線が収容される。
前述した電気接続箱は、電源と電気部品とワイヤハーネスの各電線とを予め定められたパターンにしたがって互いに電気的に接続して、前記電源と電気部品とワイヤハーネスの各電線に接続した各電子機器とを予め定められたパターンにしたがって互いに電気的に接続する。そして、電気接続箱は、電源から供給された電力を分配してワイヤハーネスを介して各電子機器に供給する。
前述した電気接続箱において、箱本体、カセットブロックやロアカバーは、搭載される自動車の車種や収容する電気部品に応じた形状に形成されており、電線の収容される箱本体のロアカバー側のスペースは場所によって広い部分と狭い部分とが生じている。このため、電線を適切な配索経路に沿って配索しないと、電線同士が重なり合って箱本体からはみ出してしまい、ロアカバーを取り付けにくくなってしまう。したがって、電線の配索経路を規制する必要がある。
そこで、電線の配索経路を規制するために、様々な電気接続箱が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。特許文献1に記載された電気接続箱においては、箱本体の外壁の内面にフック部を複数設けてこれらフック部に電線束を引っ掛けて、電線の配索経路を規制している。また、特許文献2に記載された電気接続箱においては、箱本体の隔壁に一対の弾性突起を設けてこれら弾性突起間に電線を押し込んで、電線の配索経路を規制している。
特開平10−84618号公報 特開平9−45213号公報
しかしながら、前述した特許文献1及び2に記載された電気接続箱においては、箱本体にフック部や弾性突起を設けているので、箱本体の構造が複雑になり、成形金型の構造が複雑になって製造コストが高騰するといった問題があった。また、電線を配索する際にフック部に引っ掛けたり一対の弾性突起間に押し込んだりしなければならず、作業性が悪いといった問題があった。さらに、このようなフック部や弾性突起は破損しやすいといった問題があった。
本発明は、このような問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、簡単な構造で電線束の配索経路を規制でき、かつ、配索経路を規制する際の作業性を向上させた電気接続箱を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、複数の外壁を有し、電線の端末が取り付けられる本体部を備えた電気接続箱において、前記本体部から突出して設けられ、前記電線が複数束ねられた電線束の前記電線間に位置付けられて、前記電線束の配索経路を規制する規制突部を備えたことを特徴とした電気接続箱である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された電気接続箱において、前記電線を束ねる結束部材を備え、前記規制突部が、前記電線の前記結束部材から露出した部分に位置付けられたことを特徴とした電気接続箱である。
請求項3に記載された発明は、請求項1または請求項2に記載された電気接続箱において、前記外壁内を複数の空間に区画する隔壁を備え、前記規制突部が、前記隔壁の一部を延長して形成されたことを特徴とした電気接続箱である。
請求項4に記載された発明は、請求項3に記載された電気接続箱において、前記本体部が、前記外壁と前記隔壁とを有した箱本体と、前記電線の端末が取り付けられかつ前記空間内に収容されて前記箱本体に取り付けられるカセットブロックと、を備え、前記規制突部が、前記箱本体に取り付けられる際の前記カセットブロックと接触可能に設けられ、前記カセットブロックを前記空間内に案内することを特徴とした電気接続箱である。
請求項1に記載された発明によれば、本体部から突出した規制突部を設ければよいので、簡単な構造で電線の配索経路を規制できる。また、規制突部に電線束を串刺しにして規制突部を電線間に位置付けることで電線束の配索経路を簡単に規制できるので、配索経路を規制する際の作業性を向上させることができる。
請求項2に記載された発明によれば、規制突部は、電線の結束部材から露出した部分に位置付けられて、電線束を串刺しにする。したがって、電線の結束力が大きくなり、電線束が規制突部から外れることを防止でき、規制突部の電線保持力を向上させることができる。
請求項3に記載された発明によれば、規制突部が隔壁の一部を延長して形成されているので、規制突部をより簡単に設けることができ、また、規制突部を形成するためのスペースを設ける必要がないので電気接続箱を大型化させることがない。
請求項4に記載された発明によれば、規制突部がカセットブロックを箱本体内の空間に案内するので、カセットブロックを簡単かつ確実に箱本体に取り付けることができる。
本発明の一実施形態にかかる電気接続箱の一部を分解して示す、車載時における下方からの分解斜視図である。 図1に示された箱本体を拡大して示す斜視図である。 図2に示された箱本体に電線の接続されたカセットブロックが取り付けられた状態を示す斜視図である。 図3中のIV−IV線に沿った断面図である。 図4に示された規制突部に複数の電線束が串刺しにされた状態を説明する説明図である。 図5に示された電線束が箱本体から突出した状態を説明する説明図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる電気接続箱1を図1ないし図6を参照して説明する。本発明の一実施形態にかかる電気接続箱1は、移動体としての自動車に搭載される。
電気接続箱1は、図1に示すように、本体部10と、アッパカバー(図示せず)と、ロアカバー4と、バスバ(図示せず)とを備えている。なお、図1に示す電気接続箱1は、実際に自動車に搭載される電気接続箱1の向きと上下反対向きになっている。
本体部10は、箱本体2と、箱本体2に取り付けられるカセットブロック3A、3Bとを備えている。箱本体2は、絶縁性の合成樹脂で構成され、周知の射出成形によって成形される。箱本体2は、図1等に示すように、互いに連なる複数の外壁21a、21b、21c、21dによって筒状に形成されているとともに、内側が複数の隔壁22によって複数の空間に区画されている。箱本体2は、図1ないし図3中で上方側に開口した開口部2aと、図1ないし図3中で下方側に開口した開口部2bと有している。これら開口部2a、2bは、外壁21a、21b、21c、21dに囲まれて形成されている。
また、箱本体2には、電線引出口23が設けられている。電線引出口23は、互いに相対する外壁21a、21cに設けられ、これら外壁21a、21cの外壁21d寄りの端部に設けられている。電線引出口23は、前記外壁21a、21cの端部を半円状に切り欠いた電線通し孔23aと、電線通し孔23aの外縁から箱本体2の外方向に立設した樋状の電線支持片23bとを備えている。電線引出口23は、カセットブロック3A、3Bに接続されたワイヤハーネスの電線8を内側に通して箱本体2外(外部)に引き出す。
電線8は、周知の被覆電線であり、複数設けられている。電線8は、図3に示すように、一端部が後述する電気部品やバスバに接続されて箱本体2内に収容され、他端部が電線引出口23を通して箱本体2外に引き出される。これら電線8は、複数が適宜束ねられて、図示例では2本の電線束80A、80Bを構成している。電線束80Aは、カセットブロック3Aに接続された電線8が束ねられ、電線束80Bは、カセットブロック3Bに接続された電線8が束ねられている。電線束80Aは、カセットブロック3Aから電線引出口23に向かって配索される部分において、互いに間隔をあけた複数箇所に結束部材としての粘着テープ81(結束バンド等でもよい)が巻き付けられている。
カセットブロック3Aは、絶縁性の合成樹脂で構成され、周知の射出成形によって成形される。カセットブロック3Aは、箱本体2の前記空間内に収容可能な大きさの箱状に形成されている。カセットブロック3Aは、箱本体2の開口部2aを通して前記空間内に収容されて、箱本体2に取り付けられる。カセットブロック3Aは、カセットブロック3Bよりも電線引出口23から離れた前記空間内に収容されて、箱本体2に取り付けられている。カセットブロック3Aの図1中で下方側の表面3aには、ヒューズ、ヒュージブルリンクやリレー等の電気部品(図示せず)が取り付けられる。
また、カセットブロック3Aには、複数の端子収容室31が設けられている。端子収容室31は、カセットブロック3A内に設けられた直線状の空間である。端子収容室31の長手方向は、互いに平行に設けられ、カセットブロック3Aが箱本体2に取り付けられる方向と平行である。端子収容室31の図1中で上下に位置する両端は、開口している。端子収容室31は、カセットブロック3Aの図1中で上方側の表面3b側の開口から、ワイヤハーネスの電線8の端末に取り付けられて前記電気部品やバスバと接続する端子金具(図示せず)が挿入され、この端子金具を収容する。端子金具は、端子収容室31内に突出した係止ランス(図示せず)に係止して、端子収容室31内に係止する。こうして、カセットブロック3Aの表面3bには、電線8の端末が取り付けられる。
また、カセットブロック3Aには、電線保持部32が設けられている。電線保持部32は、棒状に形成され、カセットブロック3Aの表面3bの中央から突出している。電線保持部32は、カセットブロック3Aが箱本体2内に取り付けられた際に全長に亘って箱本体2内に位置付けられるような長さに形成されている。電線保持部32の当該電線保持部32の突出する方向に直交(公差)する方向の断面形状はL字状に形成され、強度が高くなるように形成されている。電線保持部32は、カセットブロック3Aが箱本体2に取り付けられると、開口部2aに向かって突出する。
さらに、電線保持部32の先端には、表面3bと平行な方向に突出し、かつ先端が表面3bに向かって湾曲したJ字状の電線保持片32aが設けられている。電線保持片32aは、カセットブロック3Aに接続された電線8が張力によって電線保持部32の先端(即ち箱本体2の開口部2a)から飛び出さないように当該電線8を保持する。電線保持片32aによって、箱本体2にロアカバー4を取り付けやすくなり、また、箱本体2にロアカバー4を取り付ける際に外壁21a、21b、21c、21dとロアカバー4との間に電線8を挟んでしまうこと(電線8の噛み込み)を防止できる。
カセットブロック3Bは、カセットブロック3Aと略同一構造であるので、同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
アッパカバーは、絶縁性の合成樹脂で構成され、周知の射出成形によって成形される。アッパカバーは、開口部2bを覆うように、箱本体2に取り付けられる。
ロアカバー4は、絶縁性の合成樹脂で構成され、周知の射出成形によって成形される。ロアカバー4は、図1に示すように、底壁41と、底壁41の外縁から立設した複数の周壁42とを備え、浅い蓋状に形成されている。ロアカバー4は、開口部2aを覆うように、箱本体2に取り付けられる。
また、ロアカバー4には、電線支持片43が設けられている。電線支持片43は、周壁42の電線引出口23と相対する部分から突出して、一対設けられている。電線支持片43は、樋状に形成され、箱本体2の電線支持片23bとの間に電線8を位置付ける。
バスバは、導電性の板金にプレス加工を施して得られる。バスバは、カセットブロック3A、3Bに取り付けられている。バスバは、電源としてのバッテリや発電機と接続する電源接続部と、前述した電気部品や電線8と接続する端子部とを備えている。バスバは、前記バッテリや発電機等から電力が供給され、当該電力を前記電気部品や電線8に分配する。
前述した電気接続箱1は、電源と電気部品とワイヤハーネスの各電線8とを予め定められたパターンにしたがって互いに電気的に接続して、前記電源と電気部品とワイヤハーネスの各電線8に接続した各電子機器とを予め定められたパターンにしたがって互いに電気的に接続する。そして、電気接続箱1は、電源から供給された電力を分配してワイヤハーネスを介して各電子機器に供給する。
さらに、前述した電気接続箱1は、図1等に示すように、規制突部24を備えている。規制突部24は、棒状に形成され、本体部10から突出して設けられている。規制突部24は、箱本体2の隔壁22の互いに交差する部分(特許請求の範囲に記載の「一部」に相当する)から開口部2aに向かって突出して複数(図示例では2つ)設けられている。規制突部24は、隔壁22の前記交差する部分を開口部2aに向かって延長して形成されている。隔壁22の前記交差する部分は、カセットブロック3Aを収容する空間のコーナー部分を形成する部分である。規制突部24は、箱本体2に取り付けられる際のカセットブロック3Aのコーナー部分と接触可能に設けられている。
この規制突部24の当該規制突部24の突出する方向に直交(交差)する方向の断面形状は、(略)L字状(二方向の面を有する形状)に形成され、強度が高くなるように形成されている。また、規制突部24は、全長に亘って箱本体2内に位置付けられるような長さに形成されている。
前述した規制突部24は、図3に示すように、電線束80Aの互いに隣り合う粘着テープ81間を串刺しにして、電線8の粘着テープ81から露出した部分に位置付けられる。そして、規制突部24は、カセットブロック3Aから電線引出口23に向かって配索される電線束80Aの配索経路(即ち電線8の配索経路)を規制する。
なお、図3及び図4においては、実際に箱本体2内に配索される電線8のうちの一部の電線8のみを描画しており、電線8の本数が少なく、規制突部24に一本の電線束80Aのみが串刺しにされている。しかし、規制突部24に複数の電線束80Aを串刺しにもすることも勿論可能である。図5及び図6には、一例として、二本の電線束80A、80Aを串刺しにした規制突部24を示している。
このとき、図5に示すように、上側の電線束80Aの上面が規制突部24の先端と同位置(あるいは規制突部24の先端の下側)に配されていると、電線束80Aを開口部2aから突出させずに箱本体2内に収容していることになり、ロアカバー4を確実に取り付けることができる。また、図6に示すように、電線束80Aが張力によって浮きあがって上側の電線束80Aの上面が規制突部24の先端よりも上側に配されていると、電線束80Aが開口部2aから突出していることになるので、電線束80Aを箱本体2内に押し込んでロアカバー4を取り付け可能な状態にすることができる。
このように、規制突部24を目安にして、電線束80Aを、ロアカバー4を取り付けやすい(取り付けることができる)ように箱本体2内に収容できる。なお、図5及び図6中では、電線束80Aが二本の場合について説明したが、勿論、電線束80Aが何本であっても規制突部24を目安にすることが可能である。
前述した電気接続箱1を組み立てる際には、まず、予め複数の電線8の取り付けられたカセットブロック3A、3Bを箱本体2に取り付ける。このとき、カセットブロック3Aのコーナー部分を規制突部24に重ね、カセットブロック3Aを規制突部24上をスライドさせるようにして箱本体2に近づけていくことで、カセットブロック3Aを箱本体2の空間内に簡単に取り付けることができる。
その後、カセットブロック3Aに接続された電線束80Aの複数箇所に粘着テープ81を巻き付ける。そして、電線束80Aの隣り合う粘着テープ81間を規制突部24に串刺しにし、必要に応じて電線束80Aを電線保持片32aに引っ掛けて電線保持部32で保持した後に、図3中で右側の電線引出口23を通して箱本体2外に引き出す。
また、電線束80Bを、電線束80Aと交差しない配索経路に沿って配索して、図3中で左側の電線引出口23を通して箱本体2外に引き出す。こうして、電線束80A、80Bを所定の配索経路に沿って箱本体2内に配索する。その後、箱本体2にロアカバー4とアッパカバーとを取り付けて、電気接続箱1が組み立てられる。
本実施形態によれば、本体部10から突出した規制突部24を設ければよいので、規制突部24を簡単に設けることができ、簡単な構造で電線束80Aの配索経路を規制できる。また、規制突部24に電線束80Aを串刺しにして規制突部24を電線8間に位置付けることで電線束80Aの配索経路を簡単に規制できるので、配索経路を規制する際の作業性を向上させることができる。
また、規制突部24は、電線8の粘着テープ81から露出した部分に位置付けられて、電線束80Aを串刺しにする。したがって、電線の結束力が大きくなり、電線束80Aが規制突部24から外れることを防止でき、規制突部24の電線保持力を向上させることができる。
また、規制突部24が隔壁22の交差する部分を延長して形成されているので、規制突部24をより簡単に設けることができ、また、規制突部24を形成するためのスペースを設ける必要がないので電気接続箱1を大型化させることがない。
また、規制突部24がカセットブロック3Aを箱本体2内の空間に案内するので、カセットブロック3Aを簡単かつ確実に箱本体2に取り付けることができる。
前述した実施形態においては、規制突部24が箱本体2に設けられていた。しかしながら本発明では、規制突部24がカセットブロック3A、3Bに設けられていてもよく、例えば、電線保持部32から電線保持片32aを取り除いたものを規制突部24とし、この規制突部24に電線束80Aを串刺しにしてもよい。また、前述した実施形態においては、箱本体2とカセットブロック3A、3Bとが別体で設けられていたが、箱本体2とカセットブロック3A、3Bとを一体に成形して本体部10としてもよい。
また、前述した実施形態においては、規制突部24は、全長に亘って箱本体2内に位置付けられるような長さに形成されていたが、ロアカバー4の形状等によって適宜変更可能である。また、前述した実施形態においては、規制突部24の断面形状は(略)L字状に形成されていたが、他の形状であってもよい。
また、前述した実施形態においては、電線束80Aは、互いに間隔をあけた複数箇所に粘着テープ81を巻き付けられていた。しかしながら本発明では、粘着テープ81を当該粘着テープ81同士が重ならないように螺旋状に荒く巻き付けて、電線8の粘着テープ81から露出した部分に規制突部24を位置付けて電線束80A串刺しにしてもよい。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 電気接続箱
2 箱本体
3A、3B カセットブロック
8 電線
10 本体部
21a、21b、21c、21d 外壁
22 隔壁
24 規制突部
80A、80B 電線束
81 粘着テープ(結束部材)

Claims (4)

  1. 複数の外壁を有し、電線の端末が取り付けられる本体部を備えた電気接続箱において、
    前記本体部から突出して設けられ、前記電線が複数束ねられた電線束の前記電線間に位置付けられて、前記電線束の配索経路を規制する規制突部を備えたことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記電線を束ねる結束部材を備え、
    前記規制突部が、前記電線の前記結束部材から露出した部分に位置付けられたことを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記外壁内を複数の空間に区画する隔壁を備え、
    前記規制突部が、前記隔壁の一部を延長して形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記本体部が、前記外壁と前記隔壁とを有した箱本体と、前記電線の端末が取り付けられかつ前記空間内に収容されて前記箱本体に取り付けられるカセットブロックと、を備え、
    前記規制突部が、前記箱本体に取り付けられる際の前記カセットブロックと接触可能に設けられ、前記カセットブロックを前記空間内に案内することを特徴とする請求項3に記載の電気接続箱。
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