JP2011015046A - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ADFカバーの開閉を、既設の読取手段を用いて好適に検知する画像読取装置を提供すること。
【解決手段】画像読取装置は、搬送経路を介して原稿を読取位置53に搬送する自動原稿給紙部(ADF)と、搬送経路にアクセス可能に開放可能なADFカバーと、読取位置53に搬送されてきた原稿に光を照射し、原稿からの反射光を受光して原稿の画像を読み取る読取手段30と、ADFカバーの開閉状態を検知する検知手段とを含む。検知手段は、ADFカバーの開閉状態を検知するための検知光を読取手段30から所定の検知領域55に照射させ、読取手段30による、検知領域55からの検知光の受光量に基づき、ADFカバーの開閉状態を検知する。画像読取装置は、さらに、検知光を反射し、読取手段30による検知光の受光量をADFカバーの開閉状態に応じて可変する受光量可変手段を含む。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像読取装置および該画像読取装置を備えた画像形成装置に関し、詳しくは、画像読取装置のカバーの開閉検知に関する。
従来において、画像読取装置の原稿押さえ板(原稿カバー)の開閉を読取センサで検知する技術が、例えば、特許文献1に開示されている。また、従来、画像読取装置には、自動原稿給紙装置(Auto Document Feeder:ADF)が設けられている。自動原稿給紙装置には、自動原稿給紙コピーを行った際に、原稿のジャムが発生した場合、ユーザがその原稿を取り除けるように、ADFカバーが設けられている。そして、ADFカバーが開放された状態においてコピーを行うと、ADFモータ駆動部に手が巻き込まれる虞があるため、通常、自動原稿給紙装置には、ADFカバーの開放を検知するための、フォトインタラプタ等の光センサが設けられている。
特開平10−032679号公報
しかしながら、自動原稿給紙装置に、ADFカバーの開放を検知するためのフォトインタラプタ等の光センサを設ける場合、光センサ用の配線を、別途設ける必要があった。また、ADFカバーの開放検知を、上記文献1のように、読取センサ(読取手段)を用いて行おうとすると、ADFカバーと読取手段との間に、原稿カバーが介在すること等によって、容易ではなかった。
本発明は、ADFカバーの開閉を、既設の読取手段を用いて好適に検知する技術を提供するものである。
上記の技術を提供するための手段として、第1の発明に係る、画像読取装置は、搬送経路を有し、前記搬送経路を介して原稿を読取位置に搬送する自動原稿給紙部(ADF)と、前記ADFに設けられ、前記搬送経路にアクセス可能に開放可能なADFカバーと、前記読取位置に搬送されてきた原稿に光を照射し、原稿からの反射光を受光して原稿の画像を読み取る読取手段と、前記ADFカバーの開閉状態を検知するための検知光を前記読取手段から所定の検知領域に照射させ、前記読取手段による、前記検知領域からの前記検知光の受光量に基づき、前記ADFカバーの開閉状態を検知する検知手段と、前記検知光を反射し、前記読取手段による前記検知光の受光量を前記ADFカバーの開閉状態に応じて可変する受光量可変手段とを備える。
本構成によれば、ADFカバーの開閉状態が、受光量可変手段を設けることによって、既設の読取手段を用いて好適に検知される。そのため、ADFカバーの開閉状態を検知するための、フォトインタラプタ等の光センサおよびその配線を、別途設ける必要がない。
第2の発明は、第1の発明の画像読取装置において、前記受光量可変手段は、前記ADFカバーの開閉状態に応じて、前記所定の検知領域に対して移動して前記読取手段の前記検知光の受光量を可変する。
本構成によれば、ADFカバーの開閉状態に応じて受光量可変手段を検知領域に移動させて、検知領域において受光量可変手段によって検知光を反射させることによって、読取手段による検知光の受光量を好適に可変することができる。
第3の発明は、第2の発明の画像読取装置において、前記検知領域は、白領域を有し、前記ADFカバーの開状態および閉状態のうちいずれか一方の状態のときに、前記所定の検知領域において前記検知光を前記白領域によって前記読取手段に向けて反射し、前記検知手段は、前記検知光の受光量が他方の状態より多い場合に前記ADFカバーの前記一方の状態を検知する。
本構成によれば、受光量可変手段において検知光を反射する領域を白領域とすることによって、検知光の反射量、すなわち、読取手段の受光量を最大化できる。
第4の発明は、第3の発明の画像読取装置において、前記受光量可変手段は、前記ADFカバーの開閉に連動して水平方向に可動するシャッターを含む。
本構成によれば、検知光の反射手段を好適に、実現できる。
第5の発明は、第4の発明の画像読取装置において、前記シャッターは、さらに黒領域を有し、前記ADFカバーの開状態および閉状態のうちいずれか一方の状態のときに前記白領域によって前記検知領域において前記検知光を前記読取手段に向けて反射し、前記開状態および閉状態のうちいずれか他方の状態のときに前記黒領域によって前記検知領域において前記検知光を前記読取手段に向けて反射する。
本構成によれば、検知光の反射量の差は、白領域における検知光の反射量と黒領域における検知光の反射量とにおいて最大となる。そのため、ADFカバーの開閉にシャッターの黒領域および白領域を対応させることにより、読取手段の受光量の変化によるADFカバーの開閉検知の信頼性が向上する。
第6の発明は、第1から第5のいずれか一つの発明の画像読取装置において、前記原稿を載置し、前記読取手段を副走査方向に移動させて前記原稿の画像を読み取るための原稿載置台と、前記原稿載置台を開放する原稿カバーとをさらに備え、前記検知領域は、前記読取手段の主走査方向に設けられる、前記ADFカバー開閉を検知するための第1領域と、前記原稿カバーの開閉を検知するための第2領域とを含み、前記受光量可変手段は、前記検知光の受光量を前記ADFカバーの開閉状態に応じて可変する第1受光量可変手段と、前記検知光の受光量を前記原稿カバーの開閉状態に応じて可変する第2受光量可変手段とを含み、前記検知手段は、前記ADFカバーおよび前記原稿カバーの開閉状態を検知するための検知光を前記読取手段から前記第1領域および前記第2領域に照射させ、前記読取手段による、前記第1領域および前記第2領域からの前記検知光の受光量に基づき、前記ADFカバーおよび前記原稿カバーの開閉状態を検知する。
本構成によれば、既設の読取手段によって、ADFカバーおよび原稿カバーの、2つのカバーの開閉を検知できる。
第7の発明は、第6の発明の画像読取装置において、前記第1受光量可変手段は、前記ADFカバーが開状態であるとき、前記検知光を反射する。
本構成によれば、ADFカバーの開閉検知と原稿カバーの開閉検知との判定基準が互いに依存しない(原稿カバー検知領域とADFカバー検知領域とは互いの開閉状態に関係しない)ようにできる。そのため、各カバー検知を互いに独立して行える。
第8の発明は、第1から第7のいずれかの発明の画像読取装置において、前記検知領域が、画像読取領域の外に設けられる。
本構成によれば、原稿読取処理との衝突を避けることができる。
第9の発明は、第8の発明の画像読取装置において、前記読取手段は、前記原稿の画像の読み取りを開始する前において、ホームポジションに配置され、前記検知領域は、前記読取位置に対して、前記読取手段の副走査方向において前記ホームポジションと反対側に設けられる。
本構成によれば、読取手段の主走査方向の大きさをADFカバーの開閉検出のために変更する必要がなく、既存の読取手段を利用できる。また、検知領域の大きさの制限が少なく、読取手段をより有効に使用できる。
第10の発明は、第8の発明の画像読取装置において、前記読取手段は、前記原稿の画像の読み取りを開始する前において、ホームポジションに配置され、前記読取手段の主走査方向において、前記読取位置の前記主走査方向の長さより長い長さの発光領域および受光領域を有し、前記検知領域は、前記読取手段の主走査方向において、前記ホームポジションの近傍に設けられる。
本構成によれば、例えば、検知領域を、主走査方向において、ホームポジションに設けることによって、読取手段をホームポジションから移動させることなく、ADFカバーの開閉検出を行える。すなわち、ADFカバーの開閉検出を迅速に行える。
第11の発明は、第1から第10のいずれか一つの発明の画像読取装置において、前記検知領域は前記検知光を通過させるスリットを含む。
本構成によれば、ADFカバーの開閉に応じて、受光量可変手段によってスリットを開閉することによって、読取手段による検知光の受光量を好適に可変できる。
第12の発明は、第1から第11のいずれか一つの発明の画像読取装置において、前記ADFは、前記読取位置に搬送される原稿の読取要求があった場合において、前記ADFカバーの閉状態が検知された場合に、前記原稿の搬送を開始する。
本構成によれば、読取位置に搬送される原稿の読取を確実に行える。
第13の発明に係る、画像形成装置は、第1から第12のいずれか一つの発明の画像読取装置と、前記画像読取装置で読み取った前記原稿の画像を、被記録媒体上に形成する画像形成部とを備える。
本構成によれば、例えば、画像読取装置を備えた複合機である画像形成装置において、ADFカバーの開閉を、既設の読取手段を用いて好適に検知することができる。
本発明の画像読取装置によれば、ADFカバーの開閉を、既設の読取手段を用いて好適に検知することができる。
本発明の実施形態1における複合機の外観を示す斜視図 複合機の原稿カバーを上げた状態を示す斜視図 複合機の画像読取装置の概略的な断面図 複合機の電気的構成を概略的に示すブロック図 画像読取装置の原稿載置台の平面図 画像読取装置のADFカバーが開いた状態を示す外観図 実施形態1のカバー開閉検出ルーチンを示すフローチャート 実施形態2における、ADFカバーが閉状態での受光量可変手段の状態を示す概略図 実施形態2における、ADFカバーが開状態での受光量可変手段の状態を示す概略図 実施形態2におけるシャッター裏面の別の例を示す概略図 実施形態3における原稿載置台の平面図 実施形態3のカバー開閉検出ルーチンを示すフローチャート 別の例の原稿載置台を示す平面図
<実施形態1>
次に本発明の実施形態1について図1から図7を参照して説明する。
1.複合機の外観構成
図1は、本発明の画像形成装置の一例である複合機1の外観を示す斜視図であり、図2は、その原稿カバー48を上げた状態を示す斜視図である。この複合機1は、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能などを備えた多機能周辺装置である。
複合機1は、図1および図2に示すように、本体部2の上方に原稿を読み取るための画像読取装置3を備えている。画像読取装置3は、読取部(「読取手段」の一例)30、自動原稿給紙装置(ADF)40、および原稿載置部50等を含む。
原稿載置部50は透明なガラス板からなる第1プラテンガラス52および第2プラテンガラス(「読取位置」に相当)53を含む。第1プラテンガラス52の上面は、原稿カバー48によって開閉可能に覆われている。
原稿カバー48は、第1プラテンガラス52を覆う閉姿勢と第1プラテンガラス52を開放する開姿勢とに回動可能に、複合機1の筐体2の後側上方(操作部11、表示部12等が設けられる側を前側とする)に連結されている。原稿カバー48上に、ADF40が設けられている。
ADF40は、図3に示されるように、ADFカバー41、原稿トレイ42、搬送路(「搬送経路」に相当)43、一対の搬送ローラ44、一対の排紙ローラ45等の各種のローラ、これらを駆動する図示しないステッピングモータ、および排紙トレイ46を含む。ADF40は、原稿トレイ42に載置されている原稿を一枚ずつ搬送して第2プラテンガラス53上を通過させ、排紙トレイ46に排出する。さらに、原稿トレイ42にセットされた原稿を検出するための、フォトセンサ等の原稿センサ49が設けられている。
ADFカバー41は、搬送路43を覆う閉姿勢(閉状態)と搬送路43を開放する開姿勢(開状態)とに回動可能に、原稿カバー48の端部(複合機1の前側から見て左側の端部;図2参照)に連結されている。
読取部30は、図3に示されるように、原稿載置部50の下方に設けられている。読取部30は、ここではCIS(Contact Image Sensor)方式で原稿を読み取るように構成されている。読取部30は、複数の受光素子が紙面垂直方向に直線状に配列されているリニアイメージセンサ33、RGB3色の発光ダイオードなどで構成される光源31、原稿で反射された反射光をリニアイメージセンサ33の各受光素子に結像させるロッドレンズアレイ32、これらが搭載されるキャリッジ34、およびキャリッジ34を搬送する図示しない搬送機構を含む。なお、読取部30はCIS方式に限られず、縮小光学系およびCCD(電荷結合素子)イメージセンサを用いた、いわゆるCCD方式であってもよい。
読取部30は、第1プラテンガラス12に載置されている原稿を読み取るときはキャリッジ34を、ホームポジションHPから第1プラテンガラス52の盤面に平行な副走査方向(図3中のA方向)に一定速度で搬送しながら読み取り、ADF40によって搬送される原稿を読み取るときはキャリッジ34をホームポジションHPから第2プラテンガラス53の直下に停止させて読み取る。キャリッジ34(読取部30)の初期位置であるホームポジションHPは、ここでは、リニアイメージセンサ33が原稿載置部50の中間枠54の下方に位置する場所とする(図5参照)。なお、ホームポジションHPの位置は、これに限られない。例えば、中間枠54から少し第1プラテンガラス52側にずれた場所であってもよい。
また、読取部30は、原稿の読み取りの他に、ADFカバー41の開閉状態を検知するための検知光を生成し、その反射光を受光する。すなわち、実施形態1においては、ADFカバー41の開閉状態を検知するためセンサとして、既設の読取部30が使用される。
さらに、複合機1の前側には、各種のボタンからなる操作部11、例えば、液晶ディスプレイからなる表示部12、およびUSB接続部13が設けられている。
2.複合機の電気的構成
図4は、複合機1の電気的構成を概略的に示すブロック図である。複合機1は、図4に示すように、CPU20(検出手段の一例)、ROM21、RAM22、NVRAM(不揮発性メモリ)23、ネットワークインターフェイス24、ファクシミリインターフェイス25、およびUSB接続部13を備え、これらに画像形成部27(画像形成手段の一例)や、読取部30、操作部11、表示部12などが接続されている。
ROM21には、複合機1の動作を制御するための各種のプログラムが記憶されており、CPU20は、ROM21から読み出したプログラムに従って、その処理結果をRAM22またはNVRAM23に記憶させながら、各部の制御を行う。
ネットワークインターフェイス24は、通信回線(図示せず)を介して外部のコンピュータ等に接続され、ネットワークインターフェイス24を介して相互のデータ通信が可能となる。ファクシミリインターフェイス25は、電話回線(図示せず)に接続され、ファクシミリインターフェイス25を介して外部のファクシミリ装置等とファクシミリデータの通信が可能となる。USB接続部13には、USBメモリ等が着脱可能に接続される。画像形成部27は、用紙などの被記録媒体上に画像データに基づく画像を形成する。
3.ADFカバー開閉の検出構成
次に、図5および図6を参照して、ADFカバー41の開閉を検出する構成を説明する。図5は原稿載置台50の平面図であり、図6は、ADFカバー41の開放状態を説明する斜視図である。
図5に示されるように、原稿載置台50の台枠51bには、ADFカバー41の開放を検知するための検知光を通過させるスリット(検知領域の一例)55が形成されている。ここで、台枠51bは、図2に示されように、原稿カバー48が開放される側と反対側、すなわち、原稿カバー48の回動を支持する支点側に位置する台枠である。また、スリット55は、台枠51bにおいて、中間枠54の側部に形成されている。すなわち、スリット55は、台枠51bにおいて、読取部30のホームポジションHPの位置に形成されている。
なお、読取部30は、原稿の画像の読み取りを開始する前において、ホームポジションHPに配置される。また、読取部30は、読取部30の主走査方向(図5の矢印で示される:以下、単に、「主走査方向」という)において、第1プラテンガラス52および第2プラテンガラス(読取位置)53の主走査方向の長さより長い長さの発光領域および受光領域30aを有する。すなわち、通常、読取の余裕を持たせるために、読取部30の主走査方向の長さは、画像読取領域52aおよび画像読取領域53aの主走査方向の長さよりも大きい。
また、スリット(検知領域)55は、主走査方向において、ホームポジションHPの近傍に設けられる。その際、スリット55は、図5に示されるように、読取部30の発光領域および受光領域30a内に設けられる。
なお、スリット(検知領域)55は必ずしも原稿カバー48の支点側の台枠51b内に形成される必要はなく、例えば、中間枠54内に形成されてもよく、あるいは中間枠54と台枠51bとに渡る位置に形成されてもよい。さらには、検知領域はスリット55に限られず、検知領域は、第1プラテンガラス5領域の一部あるいは第2プラテンガラス53領域の一部であってもよい。要は、スリット(検知領域)55は、画像読取領域52aおよび画像読取領域53aの外に設けられればよい。
また、図6に示されるように、ADFカバー41には、ADFカバー41が閉じた状態でスリット55を覆って読取部30からの検知光を反射する受光量可変手段47が設けられている。受光量可変手段47は、ADFカバー41が開いた状態ではスリット55から離脱し、そのとき、読取部30からの検知光はスリット55を通過する。すなわち、受光量可変手段47は、読取部30による検知光の受光量をADFカバー41の開閉状態に応じて可変する。
ここで、受光量可変手段47は、例えば、棒部47aと、棒部47aの先端に設けられた反射部47bとを含む。反射部47bの、スリット55に対向する面は、例えば、白いテープが貼られ、白領域RWとされる。これは、読取部30からの検知光の反射率を高めるためである。また、反射部47bの平面積は、好ましくは、スリット55を完全に覆うために、スリット55の断面積よりも大きい。また、反射部47bはスリット55内に若干挿入する形状であってもよい。その場合、反射部47bの先端部をテーパ状とし、最先端部の平面積を、スリット55の断面積よりも小さくするようにすればよい。
4.ADFカバー開閉検出処理
次に、CPU20が所定の制御プログラムにしたがって実行するADFカバー開閉検出処理について、図7を参照して説明する。図7は、カバー開閉検出ルーチンを示すフローチャートであり、カバー開閉検出ルーチンは、例えば、ユーザによるコピー指示あるいはスキャン指示に応じて実行される。なお、ここでは、コピー指示あった場合を想定し、また、原稿カバー48が閉じていることを、前提とする。すなわち、通常、原稿カバー48の開状態において、ADFカバー41の開閉検出は行われない。
ユーザによってコピー指示(原稿の読取要求)がなされると、まずステップS110において、CPU20は、原稿センサ49の検出信号に基づいて、原稿トレイ42にADF40によって読み取る原稿(紙)があるか否かを判定する。すなわち、ADF40によるコピー指示であるかどうかを判定する。
原稿トレイ42に原稿がないと判定した場合には、ステップS115において原稿載置台50に原稿があるか否かを判定を、既知の方法によって判定する。原稿載置台50に原稿があると判定した場合には、コピー動作を開始させ(ステップS170)、原稿載置台50に原稿がないと判定した場合には、一旦、処理を終了する。
一方、ステップS110において、原稿トレイ42に原稿があり、ADF40によるコピー指示であると判定した場合には、CPU(検知手段)20は、ADFカバー41の開閉検出のための、読取部30による読取動作を開始させる。具体的には、読取部30がホームポジションHPに位置した状態において、ADFカバー41の開閉状態を検知するための検知光を読取部30の光源31から台枠51bのスリット55に向けて照射させる(ステップS120)。続いて、CPU20は、スリット55からの検知光(反射光)を、読取部30のリニアイメージセンサ33によって受光させる(ステップS130)。
次いで、ステップS140において、CPU20は、スリット55から受光レベル(受光量)が所定の規定値以上かどうかを判定する。スリット55から受光レベル(検知光の反射量)が所定の規定値以上であると判定した場合は、ADFカバー41が閉状態であると判断する。これは、ADFカバー41が閉状態であると、ADFカバー41の受光量可変手段47によって台枠51bのスリット55が覆われ、受光量可変手段47の反射部47bの白領域RWによって、検知光が読取部30に向けて好適に反射されるからである。次いで、ステップS170において、CPU20は、ADF40に原稿の搬送を開始させ、コピー動作を開始させる。すなわち、ADF40は、第2プラテンガラス53に搬送される原稿の読取要求があった場合において、ADFカバー41の閉状態が検知された場合に、原稿の搬送を開始する。これによって、第2プラテンガラス53に搬送される原稿の読取を確実に行える。
一方、ステップS140において、スリット55から受光レベルが所定の規定値以上でないと判定した場合は、ADFカバー41が開状態であると判断する。これは、ADFカバー41が開状態であると、ADFカバー41の受光量可変手段47の反射部47bがスリット55から離間しているため、検知光が読取部30に向けて好適に反射されないからである。そして、ADFカバー41が開状態であることを、例えば、表示部12に表示して、ユーザに警告する(ステップS150)。
次いで、ステップS160において、CPU20は、ADFカバー41が閉じられたかどうかを判定する。この判定は、例えば、上記ステップS120からステップS140までの処理を再度実行して行われる。ADFカバー41が閉じられたと判定した場合には、コピー動作を開始させ(ステップS170)、一方、ADFカバー41が閉じられていないと判定した場合には、ステップS150に戻って、警告を続ける。
5.実施形態1の効果
実施形態1によれば、ADFカバー41の開閉状態が、受光量可変手段47を設けることによって、既設の読取部30を用いて好適に検知される。そのため、ADFカバー41の開閉状態を検知するための、フォトインタラプタ等の光センサおよびその配線を、別途設ける必要がない。その際、スリット55(検知領域)において、受光量可変手段47の反射部47bによって読取部30からの検知光を反射させることによって、読取部30による検知光の受光量を好適に可変することができる。
また、受光量可変手段47の反射部47bの、スリット55に対向する面は、白領域RWとされる。そのため、検知光の反射量、すなわち読取部30の受光量を最大化できる。
また、スリット(検知領域)55が、読取部30のホームポジションHPに形成されている。そのため、読取部30をホームポジションHPから移動させることなく、ADFカバー41の開閉検出を行える。すなわち、ADFカバー41の開閉検出を迅速に行える。
<実施形態2>
次に本発明の実施形態2を、図8および図9を参照して説明する。実施形態2は、実施形態1とは、受光量可変手段の構成のみが異なる。図8は、ADFカバー41が閉状態における受光量可変手段47Aの状態を模式的に示し、図9は、ADFカバー41が開状態における受光量可変手段47Aの状態を模式的に示す。
図8に示されるように、受光量可変手段47Aは、棒部47a、シャッター47cおよびバネ47dを含む。棒部47aは、実施形態1と同様に、ADFカバー41に設けられる。シャッター47cおよびバネ47dは、原稿カバー48の内部において、台枠51bのスリット55に対応して設けられる。
なお、台枠51bのスリット55に対応した、原稿カバー48の所定位置には、スリット55と同一の断面積を有するスリット55Aが設けられる。また、シャッター47cの裏面47cbの一部には、実施形態1と同様に、例えば、白いテープが貼られ、白領域RWとされる。裏面47cbの白領域RWは、図8に示されるように、ADFカバー41の閉状態において、原稿カバー48のスリット55Aおよび台枠51bのスリット55を覆う。この場合、読取部30からの検知光は、シャッター47cの白領域RWによって、好適に読取部30に反射される。この場合、検知光の反射光によって、CPU20はADFカバー41の閉状態を検出する。
シャッター47cは、ADFカバー41の開閉に連動して水平方向に可動である。より詳細には、ADFカバー41の開動作に連動して棒部47aが図8の上方に向けて移動すると、シャッター47cは、バネ47dの復元力によって図8の左側に移動することによって、図9に示される位置に移動する。この状態では、図9に示されるように、シャッター47cはスリット55を覆わない。そのため、ADFカバー41の開状態においては、読取部30からの検知光は、シャッター47cによって反射されないため、CPU20はADFカバー41の開状態を検出する。
また、ADFカバー41が開状態から閉状態とされる場合は、ADFカバー41の閉動作に連動して棒部47aが図9の下方に向けて移動する(矢印参照)。そして、棒部47aの先端がシャッター47cの斜面47csに当接し、棒部47aによってシャッター47cが図9の右側に移動され(矢印参照)、最終的にシャッター47cは、図8に示される位置に移動する。
なお、シャッター47cが、スリット55を覆う態様は、図8および図9に示される態様に限られない。例えば、図8および図9に示される移動態様とは、逆であってもよい。すなわち、ADFカバー41の閉動作に連動してシャッター47cを開放し、ADFカバー41の開動作に連動してシャッター47cを覆うようにしてもよい。
要は、シャッター47cは、ADFカバー41の開状態および閉状態のうちいずれか一方の状態のときに、スリット55において検知光を白領域RWによって読取部30に向けて反射するようにする。そして、CPU20は、検知光の受光量が他方の状態より多い場合にADFカバー41の一方の状態を検知するようにすればよい。
さらに、シャッター47cの裏面47cbの構成はこれに限られず、図10に示されるように、白領域RWの隣に黒領域RBを形成するようにしてもよい。この構成においては、ADFカバー41の閉状態において、白領域RWが原稿カバー48のスリット55Aおよび台枠51bのスリット55を覆うようにシャッター47cが位置される。一方、ADFカバー41の開状態において、黒領域RWが原稿カバー48のスリット55Aおよび台枠51bのスリット55を覆うように、シャッター47cが移動される。
この構成の利点は次のようである。図9に示される状態、すなわち、ADFカバー41の開状態においては、検知光が、例えば、ADFカバー48の内部で乱反射して、その反射光が読取部30によって受光される虞がある。しかしながら、この構成では、ADFカバー41の開状態においては、検知光の反射が黒領域RBによって確実に抑制されるので、ADFカバー41の開状態検出の信頼性が向上される。すなわち、検知光の反射量の差は、白領域RWにおける検知光の反射量と黒領域RBにおける検知光の反射量とにおいて最大となる。そのため、ADFカバー41の開閉にシャッター47cの黒領域RBおよび白領域RWを対応させることによって、読取部30の受光量の変化によるADFカバー41の開閉検知の信頼性が向上する。
なお、図10に示される白領域RWと黒領域RBとの配置を逆にしてもよい。その場合、CPU20は、読取部30の検知光の受光量(受光レベル)が規定値以上である場合、ADFカバー41の開状態を検出するようにする。一方、CPU20は、読取部30の検知光の受光量が規定値未満である場合、ADFカバー41の閉状態を検出するようにすればよい。
すなわち、シャッター47cは、ADFカバー41の開状態および閉状態のうちいずれか一方の状態のときに白領域RWによってスリット55(検知領域)において検知光を読取部30に向けて反射し、開状態および閉状態のうちいずれか他方の状態のときに黒領域RBによってスリット55において検知光を読取部30に向けて反射する構成であればよい。
<実施形態3>
次に本発明の実施形態3を、図11および図12を参照して説明する。図11は、実施形態3における原稿載置台50の平面図である。図12は、実施形態3における、カバー開閉検出ルーチンを概略的に示すフローチャートである。カバー開閉検出ルーチンは、実施形態1と同様に、ユーザによるコピー指示あるいはスキャン指示に応じて実行される。なお、ここでは、コピー指示あった場合を想定し、また、ADFカバー41の開閉検知は、原稿カバー48が閉じていることを、前提とする。
実施形態3の実施形態1との相違点は、カバー開閉検出ルーチンに係る構成が異なる点にある。すなわち、実施形態3では、実施形態1に示されるADFカバー41の開閉検出に加え、原稿カバー48の開閉検出が読取部30を利用して行われる。なお、以下の説明において、実施形態1と重複する説明は省略する。
図11に示されるように、原稿載置台50の台枠51には、ADFカバー開閉検出用のスリット55(第1領域に相当)の他に、原稿カバー開閉検出用のスリット56(第2領域に相当)が設けられている。詳しくは、スリット56は、例えば、スリット55と対向する位置に設けられている。すなわち、スリット56は、図11に示されるように、台枠51bと対向する台枠51aにおいて、中間枠54の側部であって、読取部30のホームポジションHPの位置に形成されている。
なお、スリット56の形成位置はこれに限られず、スリット55と同様に、要は、読取部30による、検出光の反射光の検出が可能な場所であって、画像読取領域52aおよび画像読取領域53aの外であればよい。また、ADFカバー開閉検出用のスリット55と原稿カバー開閉検出用のスリット56との位置関係は、逆であってもよい。すなわち、台枠51aにスリット55が形成され、台枠51bにスリット56が形成されるようにしてもよい。
また、ADFカバー41の開閉検出用の受光量可変手段(第1受光量可変手段)および原稿カバー48の開閉検出用の受光量可変手段(第2受光量可変手段)は、実施形態1に示された受光量可変手段47あるいは実施形態2に示された受光量可変手段47Aとする。なお、これに限られず、原稿カバー48の開閉検出用の受光量可変手段は、例えば、原稿カバー48の裏面の設けられる白色反射板WB(図2参照)としてもよい。
次に、図12のフローチャートを参照して、カバー開閉検出ルーチンを説明する。ユーザによってコピー指示(原稿の読取要求)がなされると、CPU20は、まずステップS210において、ADFカバー41および原稿カバー48の開閉検出のために、読取部30による読取動作を開始させる。そして、スリット55およびスリット56からの検知光(反射光)を、読取部30のリニアイメージセンサ33によって受光させる(ステップS215)。
次いで、ステップS220において、実施形態1のステップS110と同様に、原稿センサ49の検出信号に基づいて、原稿トレイ42にADF40によって読み取る原稿(紙)があるか否かを判定する。原稿トレイ42に原稿がないと判定した場合には、ステップS240に移行する。
一方、ステップS220において、原稿トレイ42に原稿があると判定した場合には、ステップS225において、実施形態1のステップS140と同様に、CPU20は、スリット55(位置(1))における受光レベル(受光量)が所定の規定値以上かどうかを判定する。スリット55における受光レベルが規定値以上であると判定した場合は、ADFカバー41が閉状態であると判断し、ステップS240に移行する。
一方、ステップS225において、スリット55における受光量が所定の規定値以上でないと判定した場合は、ADFカバー41が開状態であると判断する。そして、ADFカバー41が開状態であることを、例えば、表示部12に表示して、ユーザに警告する(ステップS230)。
次いで、ステップS235において、CPU20は、ADFカバー41が閉じられたかどうかを判定する。ADFカバー41が閉じられたと判定した場合には、ステップS240に移行し、一方、ADFカバー41が閉じられていないと判定した場合には、ステップS230に戻って、警告を続ける。
次いで、ステップS240において、ステップS225と同様に、CPU20は、スリット56(位置(2))における受光レベル(受光量)が所定の規定値以上かどうかを判定する。スリット56における受光レベル(検知光の反射量)が所定の規定値以上であると判定した場合は、原稿カバー48が閉状態であると判断し、ステップS170において、コピー動作を開始させる。
一方、ステップS240において、スリット56における受光量が所定の規定値以上でないと判定した場合は、原稿カバー48が開状態であると判断する。そして、原稿カバー48が開状態であることを、例えば、表示部12に表示して、ユーザに警告する(ステップS245)。
次いで、ステップS250において、CPU20は、コピーOKボタンあるいはスキャンOKボタンが押されたかどうかを判定する。押されたと判定した場合には、ステップS170において、コピー動作を開始させる。これは、本などの厚い原稿をコピーあるいはスキャンする場合に相当する。一方、コピーOKボタンが押されていないと判定した場合には(ステップS250:NO)、ステップS255において、原稿カバー48が閉じられたかどうかを判定する。原稿カバー48が閉じられたと判定した場合には、ステップS170に移行し、一方、原稿カバー48が閉じられていないと判定した場合には、ステップS245に戻って、警告を続ける。
なお、ステップS225において、CPU20は、スリット55(位置(1))における受光レベル(受光量)が所定の規定値未満かどうかを判定し、スリット55における受光レベルが規定値未満であると判定した場合は、ADFカバー41が閉状態であると判断するようにしてもよい。すなわち、例えば、受光量可変手段であるシャッター47cは、ADFカバー41が開状態であるとき、検知光を反射するようにしてもよい。この場合、ADFカバー41の開閉検知と原稿カバー48の開閉検知との判定基準が互いに依存しないため、各判定を互いに独立させて好適に行える。
上記したように、実施形態3においては、既設の読取部30を用いて、ADFカバー41および原稿カバー48の、2つのカバーの開閉状態を好適に検知できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1において、スリット55の形成位置は、図5に示した位置に限られない。例えば図13に示すように、台枠51cにスリット57を形成するようにしてもよい。すなわち、スリット(検知領域)を、読取部30の副走査方向(図13の矢印参照)において、第2プラテンガラス53(読取位置)に対してホームポジションHPと反対側、すなわち、台枠51cに設けるようにしてもよい。この場合、読取部30の主走査方向の大きさをADFカバー41の開閉検出のために特に設計変更する必要がなく、既存の読取手段をそのまま利用できる。また、スリットの大きさの制限が少なく、読取部30をより有効に使用できる。
(2)上記実施形態3において、CPU20は、スリット56(原稿カバー開閉検知領域)において、検知光の反射光のレベルが、開閉レベルの中間値である場合、ブック原稿等の厚い原稿を読み取るために、原稿カバー48が少し浮いた状態であることを判断するようにしてもよい。
この場合、原稿カバー48の開閉状態に加え、原稿カバー48の半開き状態も検知できる。
(3)上記各実施形態においては、既設の読取部30を用いてADFカバー41および原稿カバー48の開閉状態を検出する際に、読取部30から検知光を照射してその反射光(受光量)に基づいて、行うようにしたが、必ずしもこれに限定されない。例えば、読取部30から検知光を照射せずに、単に、カバーの開閉に応じた読取部30への外光の受光量に基づいて、カバーの開閉を検出するようにしてもよい。その際、ADFカバー41の開閉に応じて、外光を、所定の検知領域、例えば、図5に示したスリット55に好適に導く導光路(例えば、光ファイバーによる)を設けるようにすればよい。
1…複合機
3…画像読取装置
11…操作部
12…表示部
20…CPU
27…画像形成部
30…読取部
40…ADF(自動原稿給紙装置)
41…ADFカバー
47…受光量可変手段
47c…シャッター
48…原稿カバー
50…原稿載置台
51…台枠
53…第2プラテンガラス
54…中間枠
55,56…スリット
HP…ホームポジション

Claims (13)

  1. 搬送経路を有し、前記搬送経路を介して原稿を読取位置に搬送する自動原稿給紙部(ADF)と、
    前記ADFに設けられ、前記搬送経路にアクセス可能に開放可能なADFカバーと、
    前記読取位置に搬送されてきた原稿に光を照射し、原稿からの反射光を受光して原稿の画像を読み取る読取手段と、
    前記ADFカバーの開閉状態を検知するための検知光を前記読取手段から所定の検知領域に照射させ、前記読取手段による、前記検知領域からの前記検知光の受光量に基づき、前記ADFカバーの開閉状態を検知する検知手段と、
    前記検知光を反射し、前記読取手段による前記検知光の受光量を前記ADFカバーの開閉状態に応じて可変する受光量可変手段と、
    を備える画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置において、
    前記受光量可変手段は、前記ADFカバーの開閉状態に応じて、前記所定の検知領域に対して移動して前記読取手段の前記検知光の受光量を可変する、画像読取装置。
  3. 請求項2に記載の画像読取装置において、
    前記受光量可変手段は、白領域を有し、前記ADFカバーの開状態および閉状態のうちいずれか一方の状態のときに、前記所定の検知領域において前記検知光を前記白領域によって前記読取手段に向けて反射し
    前記検知手段は、前記検知光の受光量が他方の状態より多い場合に前記ADFカバーの前記一方の状態を検知する、画像読取装置
  4. 請求項3に記載の画像読取装置において、
    前記受光量可変手段は、前記ADFカバーの開閉に連動して水平方向に可動するシャッターを含む、画像読取装置。
  5. 請求項4に記載の画像読取装置において、
    前記シャッターは、さらに黒領域を有し、前記ADFカバーの開状態および閉状態のうちいずれか一方の状態のときに前記白領域によって前記検知領域において前記検知光を前記読取手段に向けて反射し、前記開状態および閉状態のうちいずれか他方の状態のときに前記黒領域によって前記検知領域において前記検知光を前記読取手段に向けて反射する、画像読取装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
    前記原稿を載置し、前記読取手段を副走査方向に移動させて前記原稿の画像を読み取るための原稿載置台と、
    前記原稿載置台を開放する原稿カバーとをさらに備え、
    前記検知領域は、前記読取手段の主走査方向に設けられる、前記ADFカバー開閉を検知するための第1領域と、前記原稿カバーの開閉を検知するための第2領域とを含み、
    前記受光量可変手段は、前記検知光の受光量を前記ADFカバーの開閉状態に応じて可変する第1受光量可変手段と、前記検知光の受光量を前記原稿カバーの開閉状態に応じて可変する第2受光量可変手段とを含み、
    前記検知手段は、前記ADFカバーおよび前記原稿カバーの開閉状態を検知するための検知光を前記読取手段から前記第1領域および前記第2領域に照射させ、前記読取手段による、前記第1領域および前記第2領域からの前記検知光の受光量に基づき、前記ADFカバーおよび前記原稿カバーの開閉状態を検知する、画像読取装置。
  7. 請求項6に記載の画像読取装置において、
    前記第1受光量可変手段は、前記ADFカバーが開状態であるとき、前記検知光を反射する、画像読取装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
    前記検知領域が、前記読取位置に形成される画像読取領域の外に設けられる、画像読取装置。
  9. 請求項8に記載の画像読取装置において、
    前記読取手段は、前記原稿の画像の読み取りを開始する前において、ホームポジションに配置され、
    前記検知領域は、前記読取位置に対して、前記読取手段の副走査方向において前記ホームポジションと反対側に設けられる、画像読取装置。
  10. 請求項8に記載の画像読取装置において、
    前記読取手段は、
    前記原稿の画像の読み取りを開始する前において、ホームポジションに配置され、
    前記読取手段の主走査方向において、前記読取位置の前記主走査方向の長さより長い長さの発光領域および受光領域を有し、
    前記検知領域は、前記読取手段の主走査方向において、前記ホームポジションの近傍に設けられる、画像読取装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
    前記検知領域は前記検知光を通過させるスリットを含む、画像読取装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
    前記ADFは、前記読取位置に搬送される原稿の読取要求があった場合において、前記ADFカバーの閉状態が検知された場合に、前記原稿の搬送を開始する、画像読取装置。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置で読み取った前記原稿の画像を、被記録媒体上に形成する画像形成部と、
    を備えた画像形成装置。
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