JP2011014327A - コネクタ、及びコネクタを備える半導体試験装置 - Google Patents

コネクタ、及びコネクタを備える半導体試験装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電子部品の挿入過程において必要とされる挿入力を低減すると同時に、接触部を電子部品に押し付ける力を確保することのできるコネクタ、及びコネクタを備える半導体試験装置の提供。
【解決手段】コネクタは板バネ状の第1端子20を備えている。第1端子20は可動部22を有し、当該可動部22は、ケーブルアッセンブリの進路C上に位置する接触部21を先端側に有している。また、第1端子20は、可動部22の基部側に位置し、その移動が規制された固定部23を備え、可動部22は、固定部23を支点として挿入孔11aの側面11bの側に傾くように弾性変形可能に構成されている。そして、可動部22は、接触部21と固定部23との間に、挿入孔11aの側面11bから離れて位置する当接部24を有し、当該当接部24は、可動部22が挿入孔11aの側面11bの側に傾く途中で挿入孔11aの側面11bに当るように設けられている。
【選択図】図9

Description

本発明は、板バネ状の端子を有するコネクタ、及び当該コネクタを備える半導体試験装置に関し、特に、電子部品をコネクタへ挿入する際に要する力を低減するとともに、端子を電子部品の導体に押し付ける力を確保するための技術に関する。
従来、板バネ状の端子を有するコネクタが利用されている。特許文献1のコネクタは、接続対象となる電子部品(回路基板やケーブルの端子など)が挿入可能な挿入孔が形成されたハウジングと、挿入孔に挿入された端子とを有している。端子は電子部品の挿入方向に伸びる板バネ状であり、その先端側に電子部品の進路上に位置する接触部を有している。電子部品の挿入過程では、電子部品の先端部が接触部を押す結果、接触部が電子部品の進路から退くように端子が弾性変形する。
電子部品の挿入過程においては、電子部品の先端部が接触部を押しながら必要量だけ挿入されるときに、端子の弾性力に起因する反力(挿入方向と反対方向の力であって、主に端子の弾性力と、端子と電子部品との間の摩擦力)が発生する。そのため、その反力に抗する力(以下、挿入力)で電子部品をコネクタに押し込むことが必要となる。そして、電子部品がコネクタに押し込まれ、電子部品の先端部が接触部の位置を通過した後、接触部は端子の弾性力によって電子部品の表面に形成された導体に押し付けられる。
特開2006−164946号公報
しかしながら、上記従来のコネクタでは、必要な挿入力を低減すると同時に、接触部を電子部品の導体に押し付ける力(以下、接触力)を確保するのが難しかった。つまり、必要とされる挿入力を低減するために、端子の弾性力を下げると、接触力も低下してしまい、接触不良を生じる可能性が高くなる。一方、端子の弾性力を増すと、弾性力に起因する反力も大きくなり、必要とされる挿入力も大きくなる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、電子部品の挿入過程において必要とされる挿入力を低減すると同時に、十分な接触力を確保することのできるコネクタ、及び半導体試験装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るコネクタは、接続対象となる電子部品の挿抜方向に延伸するように配置された板バネ状の端子と、前記端子を収容するとともに前記電子部品が挿入可能な挿入孔が形成されたハウジングと、を備える。前記端子は可動部と固定部とを有する。前記可動部は、前記挿入孔における前記電子部品の進路上に位置する接触部を先端側に有し、当該接触部から、前記進路から離れて位置する前記挿入孔の側面に向かって伸びている。前記固定部は前記可動部の基部側に位置し、その移動が規制されている。前記可動部は、前記固定部を支点として前記挿入孔の側面の側に傾くように弾性変形可能に構成されている。また、前記可動部は、前記接触部と前記固定部との間に、前記挿入孔の側面から離れて位置し、前記可動部が前記挿入孔の側面の側に傾く途中で前記挿入孔の側面に当るように設けられた当接部を有する。
また、本発明に係る半導体試験装置は、前記コネクタが取り付けられた回路基板を有する。
本発明によれば、電子部品が接触部に当った当初は、固定部を支点として可動部を弾性変形させることができる。そして、可動部の弾性変形の途中からは、当接部を支点として可動部を弾性変形させることができる。当接部は固定部と接触部との間に位置しているので、当接部を支点とする弾性変形による端子の弾性力を、固定部を支点とする弾性変形による端子の弾性力に比べて大きくできる。その結果、電子部品の挿入過程において必要とされる挿入力を低減すると同時に、十分な接触力を確保し易くなる。
また、本発明の一態様では、前記コネクタは、前記進路を挟んで前記端子と向き合う板バネ状の第2の端子をさらに備えてもよい。前記第2の端子は第2の可動部と第2の固定部とを有し、前記第2の可動部は、前記電子部品の進路上に位置する第2の接触部を先端側に有し、当該第2の接触部から、前記挿入孔の側面に向かって伸び、前記第2の固定部は、前記第2の可動部の基部側に位置し、その移動が規制されてもよい。そして、前記接触部の位置と前記第2の接触部の位置は、前記電子部品の挿入方向において互いにずれていてもよい。この態様によれば、前記端子に対して必要な挿入力が最大となる時期と、前記第2の端子に対して必要な挿入力が最大となる時期とを異ならせることができる。その結果、必要とされる挿入力の合計の最大値を低減できる。
また、この態様では、前記第2の接触部の位置は、前記接触部の位置より前記挿入孔の奥側に位置し、前記接触部と前記第2の接触部は、それぞれ、前記電子部品の挿入方向とは反対方向に伸びるとともにそれらの間が広くなるように傾斜するガイド部を有してもよい。そして、前記第2の接触部の前記ガイド部の前記挿入方向に対する傾斜角は、前記接触部の前記ガイド部の前記挿入方向に対する傾斜角より小さくてもよい。こうすることによって、第2の端子について必要となる挿入力を、前記端子について必要となる挿入力より小さくでき、電子部品を円滑に挿入できる。
また、この態様では、前記第2の可動部は、前記第2の接触部と前記第2の固定部との間に第2の当接部を有し、当該第2の当接部は、前記挿入孔の側面から離れて位置し、前記第2の可動部が前記挿入孔の側面の側に傾く途中で前記挿入孔の側面に当るように設けられてもよい。この態様によれば、電子部品が第2の接触部に当った当初は、第2の固定部を支点として第2の可動部を弾性変形させることができる。そして、第2の可動部の弾性変形の途中からは、第2の当接部を支点として第2の可動部を弾性変形させることができる。第2の当接部は第2の固定部と第2の接触部との間に位置しているので、第2の当接部を支点とする弾性変形による第2の端子の弾性力を、第2に固定部を支点とする弾性変形による第2の端子の弾性力に比べて大きくできる。その結果、電子部品の挿入過程において必要とされる挿入力を低減すると同時に、第2の接触部の接触力を十分に確保し易くなる。
本発明に係るコネクタが取り付けられた回路基板を備える半導体試験装置の概略図である。 上記コネクタ及び当該コネクタに接続されるケーブルアッセンブリの斜視図である。 上記コネクタと、上記ケーブルアッセンブリの分解斜視図である。 上記ケーブルアッセンブリの斜視図である。同図(A)は上記ケーブルアッセンブリの分解斜視図であり、同図(B)は図(A)の破線Bで囲んだ部分の拡大図である。 図3に示すV−V線での断面図である。 本発明に係る上記コネクタの分解斜視図である。 図3に示すVII−VII線での断面図である。 本発明に係る上記コネクタが有する端子の斜視図である。 本発明に係る上記コネクタの拡大断面図である。 本発明に係る上記コネクタにケーブルアッセンブリが挿入される過程を示す断面図である。同図では、ケーブルアッセンブリの先端部が上記コネクタの第1端子の接触部に当っている様子が示されている。 本発明に係る上記コネクタにケーブルアッセンブリが挿入される過程を示す断面図である。同図では、ケーブルアッセンブリの先端部が第1端子の接触部の頂部を通過するとともに、第2端子の接触部に当っている様子が示されている。 本発明に係る上記コネクタにケーブルアッセンブリが挿入された後の様子を示す断面図であり、同図では、ケーブルアッセンブリの先端部が第2端子の接触部の頂部を通過した様子が示されている。 上記ケーブルアッセンブリの挿入に必要な挿入力の変化の例を示すグラフである。同図において線Aは第1端子について必要な挿入力を示し、線Bは第2端子について必要な挿入力を示している。また、線Cは線Aと線Bで示される挿入力の合計を示している。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態の例であるコネクタ1を搭載した半導体試験装置10の概略図である。図2はコネクタ1及びコネクタ1に接続されるケーブルアッセンブリ6の斜視図であり、図3はコネクタ1とケーブルアッセンブリ6の分解斜視図である。
図1に示すように、半導体試験装置10は、テストヘッド105と、テストヘッド105上に配置されるマザーボード104と、マザーボード104上に配置されるパフォーマンスボード(回路基板)103と、パフォーマンスボード103上に配置されるデバイスソケット102とを備えている。試験対象となる半導体101はデバイスソケット102に装着され、半導体101はデバイスソケット102を介してパフォーマンスボード103に接続される。パフォーマンスボード103の裏面には複数のコネクタ1が取り付けられている。コネクタ1には、後述する複数の端子20,30が設けられており、各端子20,30は、パフォーマンスボード103に形成された伝送線路と、デバイスソケット102に設けられた端子とを介して、半導体101の端子と電気的に繋がっている。マザーボード104の上面には複数のコネクタ8が取り付けられ、各コネクタ8にマザーボード104が収容する複数の同軸ケーブル7が接続されている(図2又は図3参照)。複数のコネクタ8は、それぞれパフォーマンスボード103に設けられたコネクタ1に対応する位置に保持されており、パフォーマンスボード103又はマザーボード104を上下方向に動かすことによって、複数のコネクタ8を、対応するコネクタ1に一度に嵌めることができる。なお、複数の同軸ケーブル7と、それらが接続されたコネクタ8とによって、ケーブルアッセンブリ6が構成されている。また、図2に示すように、コネクタ8には、当該コネクタ8をマザーボード104の上面に固定するための取付部82が設けられている。取付部82は例えば、ボルトやリベットによってマザーボード104に固定される。
マザーボード104の下面には複数のコネクタ106が保持されている。各コネクタ106に複数の同軸ケーブル7の下端が接続されている。テストヘッド105の上面には、コネクタ106に接続される複数のコネクタ107が設けられている。各コネクタ107にはテストヘッド105が収容する試験モジュール108が取り付けられている。試験モジュール108は伝送線路110を介して試験装置本体109に接続されている。試験モジュール108は、試験装置本体109からの指示に応じて試験信号を発生し、当該試験信号は同軸ケーブル7、コネクタ1、パフォーマンスボード103等を介して半導体101に入力される。
上述したように、この例の半導体試験装置10には、コネクタ1に接続される電子部品としてケーブルアッセンブリ6が設けられている。図4(A)はケーブルアッセンブリ6の分解斜視図であり、同図には、ケーブルアッセンブリ6を構成する複数の同軸ケーブル7と、コネクタ8とが示されている。図4(B)は図4(A)の破線Bで囲んだ部分の拡大図である。図5はケーブルアッセンブリ6の断面図である。
同軸ケーブル7は、信号線と、当該信号線を囲む管状のグランド線とを有している。図4又は図5に示すように、同軸ケーブル7の端部に取り付けられたケーブル端子70は、信号線に接続された信号端子71と、グランド線に接続されたグランド端子72とによって構成されている。ここで説明する例では、信号端子71は上方に伸びる板状の接触プレート71aを有している。グランド端子72は、グランド線と信号線とを囲むよう湾曲した半円筒状をなし、内面にグランド線が取り付けられた基部72cを有している。また、グランド端子72は、基部72cから上方に伸びる細長い板状の接触プレート72aを有している。接触プレート71a,72aは互いに隣り合うように配置されている。また、同軸ケーブル7は上方に伸びる細長い板状のベース73を有し、接触プレート71a,72aはベース73上に配置されている。
コネクタ8には、上下方向に伸びる複数の挿入孔8aが形成されている。挿入孔8aは下方に向かって開いており、ケーブル端子70は下方から挿入孔8aに挿入されている。挿入孔8aの奥部には、コネクタ8を貫通する貫通孔8bが形成されている。ベース73と、接触プレート71a,72aは、この貫通孔8bを通って上方に突出する。コネクタ8は貫通孔8bの縁から上方に伸びる突出部81を有している。貫通孔8bを通過したベース73と接触プレート71a,72aは、この突出部81に沿って配置される。
この例では、図5に示すように、前後方向(Y1−Y2方向)には複数(この例では4つ)の挿入孔8aが並んでおり、隣接する2つの挿入孔8aが対をなしている。突出部81は、一対の挿入孔8aの貫通孔8bの間から上方に伸びており、当該一対の挿入孔8aに挿入されたケーブル端子70のベース73と接触プレート71a,72aは、突出部81を挟んで反対側に位置している。また、複数の挿入孔8aは左右方向にも並んでいる。突出部81は左右方向(X1−X2方向)に伸びる板状に形成されており、突出部81上のケーブル端子70も左右方向に並んでいる。そして、突出部81と、当該突出部81を挟む一対のベース73と接触プレート71a,72aとによって、コネクタ1に挿入されるケーブルアッセンブリ6の被挿入部6aが構成されており、被挿入部6aは、その両側面に、コネクタ1が有する端子20,30と接触する接触プレート71a,72aを有している。なお、突出部81の両側面には、各貫通孔8bを区切るように上下方向に伸びる壁部81aが形成されている。2つの壁部81aの間にベース73と接触プレート71a,72aとが配置されている(図3参照)。
被挿入部6aには、先端に近づくにしたがって細くなるテーパが設けられている。詳細には、図4(b)又は図5に示すように、ベース73の先端部にはテーパ73aが形成されている。また、信号端子71は、接触プレート71aの先端部にテーパ71bを有し、グランド端子72は、接触プレート72aの先端部にテーパ72bを有している。テーパ73aとテーパ71bは被挿入部6aの先端からこの順に並んでいる。同様に、テーパ73aとテーパ72bも被挿入部6aの先端からこの順に並んでいる。これらテーパ73a,71b及びテーパ73a,72bは、ケーブルアッセンブリ6の挿入方向に対して傾斜している。すなわち、突出部81の左右に設けられたテーパ73a,71b,72bは、先端に近づくにしたがって、それらの間隔が小さくなるように傾斜しており、被挿入部6aの先端側には、その先端に近づくにしたがって細くなっている。
コネクタ1について詳細に説明する。図6はコネクタ1の分解斜視図である。図7はコネクタ1の断面図である。図8はコネクタ1が有する第1端子20及び第2端子30の斜視図である。図9はコネクタ1の拡大断面図である。図10乃至図12は、コネクタ1にケーブルアッセンブリ6が挿入される過程を示す断面図である。図10ではケーブルアッセンブリ6の先端部がコネクタ1の第1端子20の接触部21に当っている様子が示されている。図11ではケーブルアッセンブリ6の先端部が第1端子20の接触部21の頂部21bを通過するとともに、第2端子30の接触部31に当っている様子が示されている。図12ではケーブルアッセンブリ6の先端部が第2端子30の接触部31の頂部31bを通過した様子が示されている。
図6及び図7に示すように、コネクタ1は、ハウジング11と、複数の板バネ状の第1端子20及び第2端子30と、を有している。ハウジング11には、ハウジング11を上下方向に貫通する複数の挿入孔11aが形成されている。第1端子20と第2端子30は挿入孔11aに収容され、ケーブルアッセンブリ6の挿抜方向(上下方向(Z1−Z2方向))に伸びるように配置されている。また、一対の第1端子20と第2端子30は互いに向き合うように、各挿入孔11a内に配置されている。
複数の挿入孔11aは左右方向(X1−X2方向)に並び、各挿入孔11aは前後方向(Y1−Y2方向)で対向する側面11b,11dと、隣接する2つの挿入孔11aを仕切る壁部12とによって画定されている。挿入孔11aに挿入された第1端子20と第2端子30は左右方向において交互に並んでいる。また、複数の挿入孔11aは前後方向にも並んでいる。この例では、複数の挿入孔11aは左右方向に伸びる2つの列を構成している。後述するように、一対の第1端子20と第2端子30の固定部23,33はハウジング11に対して固定され、第1端子20と第2端子30は、それらの可動部22,32が側面11b,11dへ向けて弾性変形可能なようにハウジング11に取り付けられている。
複数の挿入孔11aはケーブルアッセンブリ6の被挿入部6aが挿入可能に形成されている。この例では、左右方向(X1−X2方向)において隣接する2つの複数の挿入孔11aの下部は繋がっており、挿入孔11aの下部に被挿入部6aが挿入可能となっている。詳細には、隣接する2つの挿入孔11aの間にはそれらを仕切る壁部12が設けられている。壁部12には、ケーブルアッセンブリ6の挿入方向(上方(Z1方向))に凹む凹部12aが形成されており、挿入孔11aは凹部12aを介して繋がっている。上述したように、被挿入部6aは、左右方向に長い板状の突出部81と、突出部81の両側面に沿って配置される接触プレート71a,72aとを有している。凹部12aには上下方向に伸びる一対の縁12c,12cが設けられ、被挿入部6aは縁12cに沿ってハウジング11内を進む。すなわち、凹部12aの縁12cによって被挿入部6aの進路Cが規定されている。
第1端子20は、その先端側に、挿入孔11aにおける進路Cの中心線CLに向かって膨らむように湾曲した接触部21を有している。接触部21は、挿入孔11aにおける進路C上に位置している。すなわち、接触部21は、凹部12aの縁12cよりも進路Cの中心線CL寄りに位置している。そのため、図10に示すように、ケーブルアッセンブリ6の挿入過程においては、被挿入部6aの先端部(ここではケーブル端子70の先端部に設けられたテーパ73a,71b)は接触部21に当る。この例では、接触部21はケーブルアッセンブリ6の挿入方向とは反対方向に伸びるガイド部21aを有している。このガイド部21aは、進路Cから離れるように伸び、挿入方向に対して角度θ1で傾斜している。ケーブルアッセンブリ6の挿入過程においては、被挿入部6aの先端部は、まずこのガイド部21aに当り、進路Cから離れて位置する挿入孔11aの側面11b側に接触部21を押す。
また、第1端子20は、接触部21を先端側に有する可動部22を有している。可動部22は、挿入孔11aの側面11bに向かって、接触部21から伸びている。すなわち、可動部22は、挿入孔11aの奥側に向かって、ケーブルアッセンブリ6の挿入方向に対して斜めに伸びている。
第1端子20は、可動部22の基部側に固定部23を有している。固定部23は、ハウジング11に対して固定され、その移動が規制されている。この例では、図8又は図9に示すように、固定部23は、可動部22より幅の広い板状であり、側面11bに接するように当該側面11bに沿って配置されている。また、固定部23は、隣接する2つの挿入孔11aを仕切る壁部12に挟まれ、当該壁部12に対して引っ掛かっている。詳細には、固定部23の左右の縁に係合部23aが形成されている。固定部23は挿入孔11aに圧入され、係合部23aが壁部12に引っ掛かっている。
上述したように第1端子20は板バネ状であり、可動部22は固定部23を支点として挿入孔11aの側面11bの側に傾くように弾性変形可能となっている。すなわち、図10及び図11に示すように、接触部21が側面11bに向かって進路C上の位置から退くように(すなわち、ケーブルアッセンブリ6の挿入方向に対して直交する方向に移動するように)、可動部22は弾性変形可能となっている。接触部21が、ケーブル端子70のテーパ73a,71bによって押されたときには、可動部22は固定部23を支点として傾く。なお、この例では、可動部22は、固定部23の可動部22側の端部23bを支点として傾く。
可動部22は、接触部21と固定部23との間に当接部24を有している。図9に示すように、当接部24は、可動部22の自由状態(可動部22に外力が作用していない状態)では、挿入孔11aの側面11bから離れて位置している。この例では、当接部24と固定部23との間には段差が設けられており、この段差によって、当接部24は固定部23よりも進路Cの中心線CL側に位置し、当接部24と側面11bとの間に隙間が設けられている。この例では、側面11bには進路C側に張り出す凸部11cが形成されている。この凸部11cと当接部24との間に隙間が設けられている。当接部24は、可動部22の自由状態では、凸部11cの表面と概ね平行に配置されている。
また、当接部24は、可動部22が側面11b側に傾く途中で、凸部11cに当るように設けられている。すなわち、接触部21が進路Cを退いた位置(図11又は図12で示される接触部21の位置)に達するまでに、当接部24が側面11bに当るように、自由状態での当接部24と凸部11cとの間の距離が規定されている。そのため、図10及び図11に示すように、ケーブル端子70の先端部(ここではテーパ73a,71b)が接触部21のガイド部21aに当ってから、ケーブル端子70の先端部が接触部21の頂部21bの位置を通りすぎるまでの間に、当接部24は側面11bに当る。詳細には、図10に示すように、テーパ73a,71bが接触部21のガイド部21aに当った当初は、可動部22が固定部23の端部を支点として側面11b側に傾く。この時、当接部24は側面11bに近づくものの、未だ側面11bから離れた位置に位置している。図11に示すように、テーパ73a,71bが接触部21の頂部21bを通り過ぎ、接触プレート71aが接触部21の頂部21bの位置に達したときには、当接部24は側面11bに押し付けられる。そして、図10に示す状態から図11に示す状態に至る途中で、当接部24が凸部11cに当るように、自由状態での当接部24と凸部11cとの間の距離が規定されている。
可動部22は当接部24を支点として弾性変形可能に構成されている。そのため、当接部24が側面11bに当った後は、可動部22は固定部23に替えて当接部24を支点として側面11b側にさらに傾く。そして、接触部21の頂部21bは、当接部24を支点とする可動部22の弾性力によって、接触プレート71aに押し付けられる。
当接部24から接触部21までの距離L2は、固定部23の端部23bから接触部21までの距離L1より小さくなっている。その結果、当接部24を支点とする可動部22の弾性力は、固定部23の端部23bを支点とする可動部22の弾性力より大きくなっている。そのため、テーパ73a,71bがガイド部21aに当った当初に可動部22が発揮する弾性力より大きな弾性力で、接触部21の頂部21bは接触プレート71aに押し付けられる。
上述したようにコネクタ1は第2端子30を有している。図9に示すように、第2端子30は進路Cを挟んで第1端子20と向き合うように配置されている。第2端子30は、第1端子20と同様に、その先端側に、進路C側に膨らむように湾曲した接触部31を有している。この接触部31も進路C上に位置している。そのため、図11に示すように、ケーブルアッセンブリ6の挿入過程においては、被挿入部6aの先端部(ここではケーブル端子70の先端部に設けられたテーパ73a,72b)は接触部31に当る。特に、この例では、接触部31は、ガイド部21aと同様に、進路Cから離れるように伸び挿入方向に対して角度θ2で傾斜したガイド部31aを有している。テーパ73a,72bは、まずガイド部31aに当る。なお、第1端子20と第2端子30は互いに向き合うように配置されており、ガイド部21aとガイド部31aは、それらの先端に近づくにしたがって、間隔が広くなるように傾斜している。
また、第2端子30は、接触部31を先端側に有する可動部32を有している。可動部32も、可動部22と同様に、接触部31から挿入孔11aの側面(第1端子20が設けられた側面11bとは反対側の側面)11eに向かって伸びている。
第2端子30は、可動部32の基部側に、固定部33を有している。この固定部33も、固定部23と同様に、ハウジング11に対して固定され、その移動が規制されている。この例では、固定部33は、可動部32より幅の広い板状であり、側面11eに沿って配置されている。また、固定部33は、隣接する2つの壁部12に挟まれ、当該壁部12に対して引っ掛かっている。詳細には、図8に示すように、固定部33の左右の縁に係合部33aが形成されている。固定部33は挿入孔11aに圧入され、係合部33aが壁部12に引っ掛かっている。
可動部32は、可動部22と同様に、固定部33を支点として、挿入孔11aの側面11e側に傾くように弾性変形可能となっている。この例では、接触部31のガイド部31aがテーパ73a,72bによって押されたときには、接触部31が進路C上の位置から退くように、可動部32は固定部33の端部33bを支点として傾く。
可動部32は、接触部31と固定部33との間に当接部34を有している。図9に示すように、当接部34は、当接部24と同様に、可動部32の自由状態(可動部32に外力が作用していない状態)では、挿入孔11aの側面11eから離れて位置している。この例では、第1端子20が設けられた側面11eと反対側の側面11eにも、進路C側に張り出す凸部11dが形成されている。この凸部11dと当接部34との間に隙間が設けられている。
また、当接部34は、当接部24と同様に、可動部32が側面11e側に傾く途中で、側面11e(この例では凸部11d)に当るように設けられている。そのため、図11乃至図12に示すように、ケーブル端子70の先端部(ここではテーパ73a,72b)が接触部31のガイド部31aに当ってから、テーパ73a,72bが接触部31の位置を通りすぎるまでの間に、当接部34は凸部11dに当る。可動部32も、可動部22と同様に、当接部34を支点として弾性変形可能に構成されている。そのため、当接部34が側面11eに当った後は、可動部32は固定部33に替えて当接部34を支点として側面11e側にさらに傾く。そして、接触部31は、当接部34を支点とする可動部32の弾性力によって、接触プレート72aに押し付けられる。
なお、当接部34から接触部31までの距離L4は、当接部24から接触部21までの距離L2と等しくなっている。そのため、接触部21と接触部31は、概ね等しい力で接触プレート71a,72aに押し付けられる。また、固定部23の端部23bから接触部21までの距離L1は、固定部33の端部33bから接触部31までの距離L3と等しくなっている。
図9に示すように、第1端子20の接触部21の位置と、第2端子30の接触部31の位置は、ケーブルアッセンブリ6の挿入方向において互いにずれている。この例では、第2端子30の接触部31は、接触部21より挿入孔11aの奥側に位置している。詳細には、接触部31の頂部31bは、接触部21の頂部21bより挿入孔11aの奥側に位置している。そして、接触部31の頂部31bは、接触部21の端部から伸びるとともに頂部21bより側面11b側に位置する延伸部22aと向き合っている。
上述したように、ガイド部21aとガイド部31aは、それらの先端に近づくにしたがって、間隔が広くなるように傾斜している。この例では、ガイド部31aの挿入方向に対する傾斜角度θ2は、ガイド部21aの挿入方向に対する傾斜角度θ1より小さくなっている。そのため、ケーブルアッセンブリ6の挿入過程において、第1端子20について必要な挿入力の上昇率よりも、第2端子30について必要な挿入力の上昇率の方が低くなる。
図13は挿入力の変化の例を示すグラフであり、同図において横軸はケーブルアッセンブリ6の位置を示し、縦軸は挿入力を示している。また、同図において線Aは第1端子20について必要な挿入力を示し、線Bは第2端子30について必要な挿入力を示している。また、線Cは線Aと線Bで示される挿入力の合計を示している。
同図の線Aで示すように、被挿入部6aのテーパ73a,71bが接触部21のガイド部21aに当る位置P1までケーブルアッセンブリ6が挿入された時点から、挿入力は上昇し始める。この時点では、可動部22が側面11b側に撓むときの弾性力に起因して発生する反力(挿入方向と反対方向の力)と、ガイド部21aとテーパ73a,71bとの摩擦力に抗する力の双方が挿入力として必要とされる。第1端子20について必要な挿入力は位置P3で最大となる。接触プレート71aが接触部21の頂部21bに達する位置P4までケーブルアッセンブリ6が挿入された後は、接触プレート71aと接触部21の頂部21bとの摩擦に抗する力のみが、第1端子20についての挿入力として必要とされる。そのため、位置P4より後では、位置P3での挿入力より小さな挿入力F1でケーブルアッセンブリ6を挿入できる。
また、線Bで示すように、第2端子30について必要な挿入力は、テーパ73a,72bが接触部31のガイド部31aに当る位置P2までケーブルアッセンブリ6が挿入された時点から、徐々に上昇し始める。この時点では、可動部32が側面11e側に撓むときの弾性力に起因して発生する反力(挿入方向と反対方向の力)と、ガイド部31aとテーパ73a,72bとの摩擦力に抗する力の双方が挿入力として必要とされる。
上述したように、接触部31のガイド部31aの挿入方向に対する傾斜角度θ2は、ガイド部21aの挿入方向に対する傾斜角度θ1より小さくなっている。そのため、第2端子30について必要な挿入力は、第1端子20について必要な挿入力より緩やかに上昇する。
第2端子30について必要な挿入力は位置P5で最大となる。上述したように、接触部31の頂部31bは接触部21の頂部21bより挿入孔11aの奥側に位置している。そのため、第2端子30について必要な挿入力が最大となる位置P5は、第1端子20について必要な挿入力が最大となる位置P3より後(挿入孔11aの奥側)になる。特に、この例では、接触プレート71aが接触部21の頂部21bに達する位置P4より挿入孔11aの奥側に、位置P5が位置するように、頂部21bと頂部31bとの位置関係が規定されている。
また、接触部31のガイド部31aの傾斜角度θ2は接触部21のガイド部21aの傾斜角度θ1より小さく、また、頂部31bの曲率は頂部21bの曲率より大きい。そのため、第2端子30の弾性力に起因して発生する反力(挿入方向と反対方向の力)は、第1端子20の弾性力に起因して発生する反力に比べて小さい。その結果、第2端子30について必要な挿入力の最大値(位置P5での挿入力)は、第1端子20について必要な挿入力の最大値(位置P3での挿入力)より小さくなっている。
接触プレート72aが接触部31の頂部31bに達する位置P6までケーブルアッセンブリ6が挿入された後は、接触プレート72aとの頂部31bとの摩擦に抗する力のみが、第2端子30について必要な挿入力となるため、位置P5での挿入力より小さな挿入力F2でケーブルアッセンブリ6を挿入できる。
上述したように、第2端子30について必要な挿入力が最大となる位置P5は、接触プレート71aが接触部21の頂部21bに達する位置P4より挿入孔11aの奥側に位置している。すなわち、第1端子20について必要な挿入力が、接触プレート71aと接触部21の頂部21bとの摩擦に抗する力のみとなってから、第2端子30について必要な挿入力が最大となる。そのため、線Cで示すように、位置P5での挿入力の合計は、位置P3での挿入力の合計より低くなっている。これによって、位置P5で挿入力の合計が最大となるコネクタに比べて、ケーブルアッセンブリ6を円滑にコネクタ1に挿入できる。
最後に、コネクタ1のパフォーマンスボード103への取付構造について説明する。図8に示すように、この例の第1端子20と第2端子30は、それぞれ、固定部23,33から上方に伸びる被押圧部25,35を有している。被押圧部25,35は、上方に伸びるとともに、上下方向に伸縮可能なように湾曲している。すなわち、被押圧部25,35は、それぞれ延伸部25a,35aと、湾曲部25b,35bとを有している。延伸部25a,35aは、固定部23,33から挿入孔11aの中心線CLに向かって伸びている。湾曲部25b,35bは、延伸部25a,35aから上方に伸びるとともに、それらの間が広がるように湾曲している。湾曲部25b,35bの先端には、パフォーマンスボード103の裏面に対して向き合う接触部25c,35cを有している。接触部25c,35cがパフォーマンスボード103の裏面に形成された導体部(不図示)に押し付けられると、接触部25c,35cの位置が下がるように被押圧部25,35は下方に撓む。なお、図6又は図7に示すように、コネクタ1は、ハウジング11に加えて被押圧部25,35が挿入される挿入孔19a,19aが形成されたハウジング19を有している。
図6に示すように、ハウジング11の外面には取付部13が設けられている。この取付部13は、例えば、リベットやボルトなどによってパフォーマンスボード103に取り付けられる。すなわち、取付部13には、当該取付部13を貫通する貫通孔が形成されており、リベット等はこの貫通孔に挿通されて、パフォーマンスボード103に固定される。これによって、被押圧部25,35はパフォーマンスボード103の裏面に押し付けられる。
なお、ハウジング19は、ハウジング11がパフォーマンスボード103に取り付けられたときには、パフォーマンスボード103とハウジング11とによって挟まれる(図7参照)。また、ハウジング19の外面にも取付部19bが設けられている。この取付部19bには、ハウジング11をパフォーマンスボード103に取り付けるリベット等が通される貫通孔が形成されている。
以上説明したように、コネクタ1は、ケーブルアッセンブリ6の挿抜方向に延伸するように配置された板バネ状の第1端子20を備えている。第1端子20の可動部22は、挿入孔11aにおけるケーブルアッセンブリ6の進路C上に位置する接触部21を先端側に有し、当該接触部21から、進路Cから離れて位置する挿入孔11aの側面11bに向かって伸びている。また、第1端子20は固定部23を備え、可動部22は、固定部23を支点として挿入孔11aの側面11bの側に傾くように弾性変形可能に構成されている。また、可動部22は、接触部21と固定部23との間に、挿入孔11aの側面11bから離れて位置する当接部24を有している。当接部24は、可動部22が挿入孔11aの側面11bの側に傾く途中で挿入孔11aの側面11bに当るように設けられている。
このようなコネクタ1によれば、図10乃至図11で示したように、ケーブルアッセンブリ6が接触部21に当った当初は、固定部23を支点として可動部22を弾性変形させることができる。そして、可動部22の弾性変形の途中からは、当接部24を支点として可動部22を弾性変形させることができる。当接部24は固定部23と接触部21との間に位置しているので、当接部24を支点とする弾性変形による第1端子20の弾性力は、固定部23を支点とする弾性変形による第1端子20の弾性力に比べて大きくできる。その結果、接触部21から固定部23までの距離を大きくし、接触部21から当接部24までの距離を小さくすることによって、接触部21をケーブルアッセンブリ6の導体(ここでは接触プレート71a)に押し付ける力を十分に確保しながら、ケーブルアッセンブリ6が接触部21に当った時に発生する反力を低減できる。
なお、本発明は以上説明したコネクタ1に限られず、種々の変更が可能である。
以上の説明では、コネクタ1には同軸ケーブル7を有するケーブルアッセンブリ6が接続されていた。しかしながら、コネクタ1に接続される電子部品はケーブルアッセンブリ6に限られず、例えば、回路基板や、FPC(Flexible Printed Circuits)などの電子部品がコネクタ1に接続されてもよい。
また、以上の説明では、第1端子20の当接部24は、挿入孔11aの側面11bに形成された凸部11cに当っていたが、側面11bには凸部11cは形成されていなくてもよい。
また、凸部11cの表面に当接部24は当っていた。しかしながら、凸部11cの角に当接部24が当るように、凸部11c及び当接部24が形成されてもよい。
また、以上の説明では、コネクタ1は半導体試験装置10で用いられていた。しかしながら、コネクタ1は、その他の電子機器で用いられてもよい。
また、コネクタ1には一対の第1端子20と第2端子30とが設けられていた。しかしながら、コネクタ1には、第1端子20又は第2端子30のいずれか一方のみが設けられてもよい。
また、以上の説明では、第1端子20は接触プレート71aに接触し、第2端子30は接触プレート72aに接触していた。しかしながら、第1端子20が接触プレート72aに接触し、第2端子30は接触プレート71aに接触してもよい。
1 コネクタ、6 ケーブルアッセンブリ、6a 被挿入部、7 同軸ケーブル、8 コネクタ、8a 挿入孔、8b 貫通孔、10 半導体試験装置、11 ハウジング、11a 挿入孔、11b,11e 側面、11c,11d 凸部、12 壁部、12a 凹部、12c 縁、13 取付部、19 ハウジング、19a 挿入孔、19a 取付部、20 第1端子、21 接触部、21a ガイド部、21b 頂部、22 可動部、22a 延伸部、23 固定部、23a 係合部、23b 端部、24 当接部、25 被押圧部、25a 延伸部、25b 湾曲部、25c 接触部、30 第2端子、31 接触部、31a ガイド部、31b 頂部、32 可動部、33 固定部、33a 係合部、33b 端部、34 当接部、70 ケーブル端子、71 信号端子、71a 接触プレート、71b テーパ、72 グランド端子、72a 接触プレート、72b テーパ、72c 基部、73 ベース、73a テーパ、81 突出部、81a 壁部、82 取付部、C 進路、CL 中心線、101 半導体、102 デバイスソケット、103 パフォーマンスボード、104 マザーボード、105 テストヘッド、106 コネクタ、107 コネクタ、108 試験モジュール、109 試験装置本体、110 伝送線路。

Claims (5)

  1. 接続対象となる電子部品の挿抜方向に延伸するように配置された板バネ状の端子と、
    前記端子を収容するとともに前記電子部品が挿入可能な挿入孔が形成されたハウジングと、を備え、
    前記端子は、
    前記挿入孔における前記電子部品の進路上に位置する接触部を先端側に有し、当該接触部から、前記進路から離れて位置する前記挿入孔の側面に向かって伸びる可動部と、
    前記可動部の基部側に位置し、その移動が規制された固定部と、を備え、
    前記可動部は、前記固定部を支点として前記挿入孔の側面の側に傾くように弾性変形可能に構成され、
    前記可動部は、前記接触部と前記固定部との間に、前記挿入孔の側面から離れて位置し、前記可動部が前記挿入孔の側面の側に傾く途中で前記挿入孔の側面に当るように設けられた当接部を有する、
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、
    前記進路を挟んで前記端子と向き合う板バネ状の第2の端子をさらに備え、
    前記第2の端子は、
    前記電子部品の進路上に位置する第2の接触部を先端側に有し、当該第2の接触部から、前記挿入孔の側面に向かって伸びる第2の可動部と、
    前記第2の可動部の基部側に位置し、その移動が規制された第2の固定部と、を備え、
    前記接触部の位置と前記第2の接触部の位置は、前記電子部品の挿入方向において互いにずれている、
    ことを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項2に記載のコネクタにおいて、
    前記第2の接触部の位置は、前記接触部の位置より前記挿入孔の奥側に位置し、
    前記接触部と前記第2の接触部は、それぞれ、前記電子部品の挿入方向とは反対方向に伸びるとともにそれらの間が広くなるように傾斜するガイド部を有し、
    前記第2の接触部の前記ガイド部の前記挿入方向に対する傾斜角は、前記接触部の前記ガイド部の前記挿入方向に対する傾斜角より小さい、
    ことを特徴とするコネクタ。
  4. 請求項3に記載のコネクタにおいて、
    前記第2の可動部は、前記第2の接触部と前記第2の固定部との間に、前記挿入孔の側面から離れて位置し、前記第2の可動部が前記挿入孔の側面の側に傾く途中で前記挿入孔の側面に当るように設けられた第2の当接部を有する、
    ことを特徴とするコネクタ。
  5. 請求項1乃至4に記載のコネクタを備える半導体試験装置であって、
    前記コネクタが取り付けられた回路基板を有する、
    ことを特徴とする半導体試験装置。
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