JP2011012786A - 倒立ストラット型ダンパ - Google Patents

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【課題】車両における乗り心地を向上できるとともに耐用年数を向上できる倒立ストラット型ダンパを提供することである。
【解決手段】上記した目的を達成するため、本発明の課題解決手段は、シリンダ2とシリンダ2内に出没可能なロッド3とを備えたダンパ本体Dと、ロッド3に連結されるとともに内周で二つ以上のブッシュ5,6を保持してシリンダ2がこれらブッシュ5,6を介して摺動自在に挿入されるアウターチューブ4とを備え、シリンダ2とアウターチューブ4との間の隙間に潤滑剤Lを充填して上記ブッシュ5,6とシリンダ2との間を潤滑するとともに、アウターチューブ4の内周であってブッシュ5,6より下方にシリンダ2に摺接するシール7を装着して潤滑剤Lの落下を抑制する倒立ストラット型ダンパ1において、上記シール7より下方配置されてシリンダ2に保持されるとともにアウターチューブ4に摺接する下方シール8を設けたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、倒立型ストラット型ダンパの改良に関する。
ダンパを自動車の車輪位置決用の支柱として利用するサスペンション形式をストラットと呼び、このストラットに供されるダンパはストラット型ダンパと称される。
ストラット型ダンパは、通常、車輪と車体との間に傾斜姿勢で介装されており、常に曲げモーメントが負荷されているため、曲げモーメントに対向できるようにピストンロッド径を大径化する傾向にある。
このように、シリンダ径を大きくするとストラット型ダンパの外径が大型化し、車両への搭載性が犠牲になるのでシリンダ径を大きくするには限界があるため、ピストンロッド径を大径化するとピストンのロッド室側の受圧面積が小さくなる結果となり、曲げモーメントに対する剛性を高めることとストラット型ダンパの伸長行程時における減衰力を高くすることはトレードオフの関係にある。
そこで、シリンダとシリンダ内に出没可能なロッドとを備えたダンパ本体を車軸に連結されるアウターチューブ内に摺動自在に挿入して、曲げモーメントをシリンダとアウターチューブで受けるようにし、ピストンロッドで曲げモーメントの大部分を負担せずともよい構成とすることで、ピストンにおける受圧面積を大きく確保して高減衰力の発生と外径の大型化の回避を可能とする倒立ストラット型ダンパが開発されるに到っている。
この倒立ストラット型ダンパにあっては、詳細には、アウターチューブの内周に筒状の一対のブッシュを装着し、当該ブッシュの内周面をシリンダ外周に摺接させていて、上述のようにシリンダをアウターチューブ内に摺動自在に挿入して、シリンダとアウターチューブで曲げモーメントを受けるので、ブッシュとシリンダとの間で生じる摩擦を低減させるために、シリンダとアウターチューブとの間の隙間に潤滑油を充填している(たとえば、特許文献1,2参照)。
特開平10−159886号公報 特開2007−32775号公報
このような倒立ストラット型ダンパでは、アウターチューブの内周であって、上記の各ブッシュを挟む位置にオイルシールを設けてあり、上記潤滑油が上記隙間から漏れないよう配慮がなされている。
しかしながら、このような配慮がなされているにもかかわらず、従来の倒立ストラット型ダンパにあっては、シリンダがアウターチューブに対して軸方向の相対移動を繰り返すと、潤滑油がオイルシールを通過して下方へ落下してしまい、シリンダとアウターチューブとの間の隙間に留まりブッシュを潤滑するべき潤滑油が当該隙間で枯渇し、ブッシュとシリンダとの間で生じる摩擦力が大きくなって、シリンダとアウターチューブの円滑な軸方向の相対移動を妨げ、車両における乗り心地を損なう場合がある。
また、潤滑油の枯渇によってブッシュの劣化が促進され、倒立ストラット型ダンパの耐用年数が短くなる危惧がある。
そこで、本発明は上記した点を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、車両における乗り心地を向上できるとともに耐用年数を向上できる倒立ストラット型ダンパを提供することである。
上記した目的を達成するため、本発明の課題解決手段は、シリンダとシリンダ内に出没可能なロッドとを備えたダンパ本体と、ロッドに連結されるとともに内周で二つ以上のブッシュを保持してシリンダがこれらブッシュを介して摺動自在に挿入されるアウターチューブとを備え、シリンダとアウターチューブとの間の隙間に潤滑剤を充填して上記ブッシュとシリンダとの間を潤滑するとともに、アウターチューブの内周であってブッシュより下方にシリンダに摺接するシールを装着して潤滑剤の落下を抑制する倒立ストラット型ダンパにおいて、上記シールより下方配置されてシリンダに保持されるとともにアウターチューブに摺接する下方シールを設けたことを特徴とする。
本発明の倒立ストラット型ダンパによれば、下方シールを設けたことによって、シールと協働して潤滑剤が充填される空間を二重にシールすることに加えて、下方シールが倒立ストラット型ダンパの伸長作動時に潤滑剤を押し上げる作動を呈するので、潤滑剤の下方への落下が阻止され、上記空間内での潤滑剤の枯渇が防止されて、長期間に亘り倒立ストラット型ダンパの円滑な伸縮を実現でき、車両における乗り心地を向上できるとともに、また、ブッシュの潤滑状態を改善できるので、ブッシュの劣化が抑制されるので倒立ストラット型ダンパの耐用年数を向上することができる。
本発明の一実施の形態における倒立ストラット型ダンパの縦断面図である。
以下、図に示した一実施の形態に基づいて本発明について説明する。一実施の形態における倒立ストラット型ダンパ1は、図1に示すように、シリンダ2とシリンダ2内に出没可能なロッド3とを備えたダンパ本体Dと、ロッド3に連結されるとともに内周で二つのブッシュ5,6を保持してシリンダ2がこれらブッシュ5,6を介して摺動自在に挿入されるアウターチューブ4と、アウターチューブ4の内周であってブッシュ5,6より下方に装着されたシールとしてのOリング7と、上記Oリング7より下方配置されてシリンダ2に保持されアウターチューブ4に摺接する下方シール8とを備え、シリンダ2とアウターチューブ4との間の隙間に充填した潤滑剤Lで上記ブッシュ5,6とシリンダ2との間を潤滑するようになっている。
また、この倒立ストラット型ダンパ1は、シリンダ2の図1中上端に設けた取付部9を図示しない自動車の車体へ連結し、アウターチューブ4の下端外周に取付けたナックルブラケット10を図示しない自動車の車軸へ連結することで、車体と車軸との間に介装されるようになっており、シリンダ2とアウターチューブ4の軸方向の相対移動、つまり、伸縮によってダンパ本体Dが減衰力を発揮して車体振動を抑制するようになっている。
以下、各部について詳細に説明する。ダンパ本体Dは、シリンダ2と、シリンダ2内に摺動自在に挿入されシリンダ2内を液室Oと気体室Gとに区画するフリーピストン11と、シリンダ2内に摺動自在に挿入されて液室Oを二つの作動室R1,R2に区画するピストン12と、シリンダ2内に移動自在に挿入されてピストン12に連結されるロッド3とを備えて、作動室R1,R2内には、作動油等の液体が充填され、気体室G内には、たとえば、窒素等といった不活性ガスが所定圧で充填されている。
また、シリンダ2は、図1中上端が取付部9を備えたキャップ13で閉塞されるとともに、図1中下端がロッド3を軸支する環状のロッドガイド14によって閉塞されている。
ロッド3は、上述のようにシリンダ2の下端に設けられてシリンダ2内を封止する環状のロッドガイド14に軸支されて、シリンダ2外下方へ突出させてあり、このロッド3の下端はアウターチューブ4にロアキャップ15を介して連結されている。
そして、上述のようにシリンダ2を車体へアウターチューブ4を車軸へ連結することによって、ダンパ本体Dは、ロッド3が下方に、シリンダ2が上方に配置される、いわゆる倒立姿勢で自動車に取付けられるようになっている。
また、ロッドガイド14には、シリンダ2に固定されてロッド3の外周をシールするシール部材16が積層されており、シリンダ2とロッド3との間がこのシール部材16によってシールされ、シリンダ2は密閉状体に維持されている。
さらに、シリンダ2の下端開口部には、バンプストッパ17が固定されている。このバンプストッパ17は、シリンダ2の下端内周に嵌合される筒状の嵌合部17aと、当該嵌合部17aより外径が大径で嵌合部17aの下端に取付けられたプレート部17bとを備えて構成されている。このバンプストッパ17は、ダンパ本体Dが最収縮した際にロッド3の下端外周に装着されたバンプストッパラバー18に衝合して、ダンパ本体Dの最収縮長さを規制するとともに衝撃を緩和するようになっている。
他方、ロッドガイド14の上方には、シリンダ2に固定される環状のリバウンドクッション19が積層されており、当該リバウンドクッション19は、ダンパ本体Dが最伸長した際にロッド3の外周に固定されたストッパ20に衝合して、ダンパ本体Dの最伸長長さを規制するとともに衝撃を緩和するようになっている。
つづいて、ピストン12には、上記作動室R1と作動室R2とを連通する通路12a,12bが設けられており、上方には該通路12aの上端を開閉するリーフバルブ21が積層され、下方には該通路12bの下端を開閉するリーフバルブ22が積層されていて、これらリーフバルブ21,22で対応する通路12a,12bを通過する液体の流れに抵抗を与えるようになっている。なお、通路12a,12bを通過する液体の流れに抵抗を与えるバルブに、リーフバルブ21,22以外のバルブを採用してもよく、また、通路12aは、リーフバルブ21によって作動室R2から作動室R1へ向かう液体の流れのみを許容する一方通行の通路とされ、通路12bは、リーフバルブ22によって作動室R1から作動室R2へ向かう液体の流れのみを許容する一方通行の通路とされているが、通路12a,12bの代わりに双方向流れを許容する通路を設けて、この通路の途中にオリフィスや双方向流れを許容するバルブを設けるようにしてもよい。
そして、このダンパ本体Dにあっては、シリンダ2に対してピストン12が図1中上下方向へ移動すると、ピストン12の移動に伴って容積が減少する作動室R2(R1)から容積が増大する作動室R1(R2)へ通路12a(12b)を介して移動する液体の流れにリーフバルブ21(22)で抵抗を与えて圧力損失を生じせしめ、作動室R1と作動室R2に差圧を生じせしめて減衰力を発揮するようになっており、ロッド3がシリンダ2内に出入りすることによるシリンダ2内における容積変化を、フリーピストン11がシリンダ2内で移動して気体室Gの容積を変化によって補償するようになっている。すなわち、この実施の形態の場合、ダンパ本体Dは、単筒型とされているが、シリンダ2の内部にピストン12が摺動自在に挿入されるインナーチューブを備えて、シリンダ2とインナーチューブとの間に容積変化を補償するリザーバを形成した複筒型のダンパとされてもよい。
つづいて、アウターチューブ4は、下端開口部がロアキャップ15によって閉塞され、当該ロアキャップ15を介してロッド3に連結されている。なお、アウターチューブ4を有底筒状として、底部にロッド3を直接的に連結するようにしてもよい。
また、アウターチューブ4は、車軸を有して車輪を回転自在に保持する図示しないナックルに連結できるように、上述の如く下端外周にナックルブラケット10を備え、内周でシリンダ2の外周に摺接する二つのブッシュ5,6を保持している。
そして、アウターチューブ4内にシリンダ2がブッシュ5,6を介して摺動自在に挿入され、アウターチューブ4とシリンダ2との間には、ブッシュ5,6の肉厚によって環状隙間が形成されている。
車体側となる図1中上方に配置されるブッシュ5の軸方向長さは、車軸側となる図1中下方に配置されるブッシュ6の軸方向長さより長くなっている。シリンダ2とアウターチューブ4に作用する曲げモーメントにより、より大きな曲げ荷重を受けるブッシュ5の全長を長くすることで、シリンダ2との面圧を低減でき、シリンダ2とブッシュ5の変形や劣化を抑制できるようになっている。
さらに、アウターチューブ4の内周であって下方側に配置されたブッシュ6の直下には、シールとしてOリング7が装着され、また、このOリング7の直下には、アウターチューブ4に対する軸方向下方への移動を規制する筒状のカラー23が装着されている。
したがって、Oリング7は、アウターチューブ4の内周に固定されるブッシュ6とカラー23によって挟持されており、アウターチューブ4に軸方向に移動不能に装着されている。なお、Oリング7のアウターチューブ4の上方側への移動の規制をブッシュ6にて行うようにしているので、別途の部材を用いて当該規制を行う場合に比較して部品点数の削減に寄与できる。
また、アウターチューブ4の図1中上端開口部には、シリンダ2の外周に摺接するシール部材24が設けられており、当該シール部材24は、シリンダ2の外周に摺接して上記環状隙間内への塵や埃等の侵入を防止するダストリップ24aと、ダストリップ24aより環状隙間側に設けられてシリンダ2の外周に摺接するシールリップ24bとを備えて構成され、環状隙間およびアウターチューブ4内を密封している。
そして、上記環状隙間内であって、Oリング7とシール部材24との間の空間Aには、油やグリース等の潤滑剤Lが充填されており、当該潤滑剤Lによってブッシュ5,6とシリンダ2との間の摺接面が潤滑され、シリンダ2とアウターチューブ4の軸方向の相対移動を円滑に行うことができるようになっている。すなわち、倒立ストラット型ダンパ1の滑らかな伸縮が上記潤滑剤Lによって実現されている。
また、アウターチューブ4側に、ブッシュ5,6およびシールとしてのOリング7が固定されることで、シリンダ2のアウターチューブ4の相対移動時に、潤滑剤Lが充填される環状隙間内であってOリング7とシール部材24との間の空間Aにおける容積が変動しないので、倒立ストラット型ダンパ1の伸縮によって潤滑剤Lを当該空間Aから押し出してしまうことが無いように配慮されている。
しかしながら、上述のように潤滑剤Lでブッシュ5,6とシリンダ2との間の摺接面が潤滑されることで、倒立ストラット型ダンパ1の滑らかな伸縮が担保されるが、倒立ストラット型ダンパ1が長期間に亘って伸縮を繰り返すと、Oリング7を通過して潤滑剤Lが下方へ落下してしまう虞がある。
そこで、本実施の形態における倒立ストラット型ダンパ1にあっては、上記Oリング7より下方配置されてシリンダ2に保持されアウターチューブ4に摺接する下方シール8を備えており、当該下方シール8によって、Oリング7を通過した潤滑剤Lの落下を防止している。
下方シール8は、シリンダ2に保持されているので、倒立ストラット型ダンパ1が伸長する際に、アウターチューブ4の内周に対して上方側に相対移動してOリング7に接近するため、Oリング7を通過した潤滑剤Lをアウターチューブ4に対して上方側へ押し上げて再度、空間Aへ戻す作動を呈する。
このように、下方シール8を設けたことによって、シールとしてのOリング7と協働して空間Aを二重にシールすることに加えて、下方シール8が倒立ストラット型ダンパ1の伸長作動時に潤滑剤Lを押し上げる作動を呈するので、潤滑剤Lの下方への落下が阻止され、空間A内での潤滑剤Lの枯渇が防止されて、長期間に亘り倒立ストラット型ダンパ1の円滑な伸縮を実現でき、車両における乗り心地を向上できるとともに、また、ブッシュ5,6の潤滑状態を改善できるので、ブッシュ5,6の劣化が抑制されるので倒立ストラット型ダンパ1の耐用年数を向上することができる。
また、本実施の形態の下方シール8は、詳しくは、シリンダ2の下端と、シリンダ2に固定されるバンプストッパ17におけるプレート部17bとの間で挟持されて、シリンダ2に保持されている。それゆえ、下方シール8をシリンダ2に固定する部材を別途設ける必要が無く、部品点数の削減に寄与できる。なお、下方シール8は、シリンダ2の端部のみならず、倒立ストラット型ダンパ1が伸縮作動を呈してもシールとしてのOリング7より下方に配置される位置であれば、シリンダ2の何処に装着されてもよい。
さらに、下方シール8は、詳しくは、シリンダ2の下端と、シリンダ2に固定されるバンプストッパ17におけるプレート部17bとの間で挟持される環状の基部8aと、当該基部8aから延びてアウターチューブ4に図1上向きの傾斜姿勢で摺接する三つのフィン8bを備えて構成されている。
このように、フィン8bが上向き姿勢でアウターチューブ4に摺接しているので、倒立ストラット型ダンパ1の伸長作動時にOリング7を通過してアウターチューブ4の内周に付着した潤滑剤Lをフィン8bで掻き上げることができ、潤滑剤Lの漏洩防止効果が高く、効率的に、潤滑剤Lの押上げを行うことができるだけでなく、倒立ストラット型ダンパ1の収縮作動の際に、フィン8がアウターチューブ4のシリンダ2に対する上方側へ相対移動に倣って、当該相対移動に与える抵抗を低減することができるので、倒立ストラット型ダンパ1の収縮作動が滑らかになってより一層車両における乗り心地を向上できる。なお、フィン8bの設置数は、任意であり適宜変更することが可能である。
なお、上記した実施の形態では、二つのブッシュ5,6を設けた構成としているが、ブッシュの数はこれに限られない。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
1 倒立ストラット型ダンパ
2 シリンダ
3 ロッド
4 アウターチューブ
5,6 ブッシュ
7 シールとしてのOリング
8 下方シール
8a 基部
8b フィン
9 取付部
10 ナックルブラケット
11 フリーピストン
12 ピストン
12a,12b 通路
13 キャップ
14 ロッドガイド
15 ロアキャップ
16 シール部材
17 バンプストッパ
17a 嵌合部
17b プレート部
18 バンプストッパラバー
19 リバウンドクッション
20 ストッパ
21,22 リーフバルブ
23 カラー
24 シール部材
24a ダストリップ
24b シールリップ
A 空間
D ダンパ本体
G 気体室
L 潤滑剤
O 液室
R1,R2 作動室

Claims (4)

  1. シリンダとシリンダ内に出没可能なロッドとを備えたダンパ本体と、ロッドに連結されるとともに内周で二つ以上のブッシュを保持してシリンダがこれらブッシュを介して摺動自在に挿入されるアウターチューブとを備え、シリンダとアウターチューブとの間の隙間に潤滑剤を充填して上記ブッシュとシリンダとの間を潤滑するとともに、アウターチューブの内周であってブッシュより下方にシリンダに摺接するシールを装着して潤滑剤の落下を抑制する倒立ストラット型ダンパにおいて、上記シールより下方配置されてシリンダに保持されるとともにアウターチューブに摺接する下方シールを設けたことを特徴とする倒立ストラット型ダンパ。
  2. 下方シールは、シリンダに保持される環状の基部と、基部から延びてアウターチューブに上向きの傾斜姿勢で摺接するフィンを備えたことを特徴とする請求項1に記載の倒立ストラット型ダンパ。
  3. 下方シールは、シリンダと、シリンダの下端に固定されるバンプストッパとの間で挟持されてシリンダに保持されることを特徴とする請求項1または2に記載の倒立ストラット型ダンパ。
  4. 上方側に配置されるブッシュの軸方向長さが下方側に配置されるブッシュの軸方向長さより長いことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の倒立ストラット型ダンパ。
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