JP2011012725A - シリンダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリンダ装置において、ピストンロッドのシール部の耐圧性を高める。
【解決手段】作動液が封入された外筒3に、ピストンロッド6が連結されたピストンを挿入し、ピストンロッド6を外部に突出させる。ピストンロッド6のシール部Sは、外筒3の端部にロッドガイド8、シールケース27、オイルシール9、ダストシール28及びリテーナ29を挿入し、第1及び第2カシメ部38、48によってこれらを固定する。ロッドシール33及びオイルシール28のシールリップ35によってピストンロッド6の摺動部をシールし、シールケース27と外筒3との間をOリング40及びシール部材43によってシールする。第1及び第2カシメ部38、48による2箇所のかしめ、並びに、ロッドシール33及びオイルシール9による2段階のシールにより、シール部Sの耐圧性を大幅に高めることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液圧緩衝器等のシリンダ装置に関するものである。
例えば、自動車に装着される筒型の液圧緩衝器では、シリンダの開口端は、シールケースとオイルシールをかしめて抜け止め加工している。
特開2004−251413号公報
ガス室内が高圧の液圧緩衝器では、シールケース、オイルシールを介してかしめ部に大きな力が作用することになるため、これらには更なる耐圧性の向上が望まれる。
本発明は、外筒の開口端の耐圧性を高めたシリンダ装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、作動液が封入され、少なくとも一端が開港した外筒と、外筒内に挿入されたピストンと、該ピストンに連結されて前記外筒の外部に突出したピストンロッドと、前記外筒内の一端側に設けられた環状のシールケースと、前記外筒と前記シールケースとの間をシールする外周シールと、前記シールケースの内周に設けられ前記ピストンロッドと摺動する環状のオイルシールとからなり、
前記シールケースは、外周溝が設けられ、前記外筒を外側から前記外周溝内へかしめた第1カシメ部によって前記外筒に固定され、前記オイルシールは、前記外筒を外側からかしめた第2カシメ部によって前記外筒に固定されていることを特徴とする。
本発明に係るシリンダ装置によれば、外筒の開口端の耐圧性を高めることができる。
本発明の第1実施形態に係るシリンダ装置の要部であるピストンロッドのシールを拡大して示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係るシリンダ装置の要部であるピストンロッドのシールを拡大して示す縦断面図である。 図1に示すシリンダ装置の縦断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図3を参照して、本発明の第1実施形態に係るシリンダ装置1について説明する。本実施形態に係るシリンダ装置1は、自動車の前後、左右の車輪のサスペンション装置にそれぞれ装着され、これらを管路によって外部の液圧回路を介して互いに連結して、その作動を連動させると共に、車体の姿勢変化等によって生じるシリンダ装置間の作動液の流れを外部の液圧回路のアキュムレータ及び減衰バルブ等によって制御することにより、車体の振動及び姿勢制御を行なうためのものである。
図1及び図3に示すように、シリンダ装置1は、シリンダ2の外周に円筒状の外筒3が設けられて、これらの間に環状通路4が形成された二重筒構造となっている。シリンダ2内には、ピストン5が摺動可能に挿入され、このピストン5によってシリンダ2の内部がシリンダ室2Aとシリンダ室2Bとの2室に仕切られている。ピストン5には、ピストンロッド6の一端部がナット7によって連結され、ピストンロッド6の他端側は、シリンダ2及び外筒3の下端部に取付けられたロッドガイド8及びオイルシール9に摺動可能かつ液密的に挿入されて外部へ突出している。シリンダ室2Aと環状通路4とは、ロッドガイド8に設けられた切欠き12によって連通されている。
シリンダ2の上端部には、減衰バルブ13が取付けられ、減衰バルブ13は、外筒3の上端部に溶接された通路部材14によって固定されている。通路部材14には、接続ポート15が軸方向に沿って貫通され、シリンダ室2Bが減衰バルブ13を介して接続ポート15に連通され、環状通路4の上端部が減衰バルブ13及び通路部材14によって閉鎖されている。減衰バルブ13には、接続ポート15側からシリンダ室2B側への作動液の流れを許容する逆止弁及びシリンダ室2B側から接続ポート15側への作動液の流れを制御して減衰力を発生させるオリフィス、ディスクバルブ等からなる減衰機構が設けられている。
外筒3の側壁の中間部には、開口16が設けられ、開口16には、減衰力発生機構17が接続されている。減衰力発生機構17は、一端部が縮径された円筒状のバルブケース18と、バルブケース18内に収容された減衰バルブ19と、バルブケース18の大径側の開口端部にナット20によって取付けられた接続部材21とを含んでいる。
バルブケース18の縮径された一端側の開口部22の周囲に、環状の接合部23が突出している。バルブケース18は、接合部23を外筒3の開口16の周囲の外周面に当接させ、接合部23を外筒3の側壁に溶接することによって外筒3に結合している。
接続部材21には、バルブケース18内に連通する接続ポート24が設けられている。減衰バルブ19には、接続ポート24側から開口部22側への作動液の流れのみを許容する逆止弁25及び開口部22側から接続ポート24側への作動液の流れを制御して減衰力を発生させるオリフィス26Aを有するディスクバルブ26が設けられている。
次に、本実施形態の要部であるピストンロッド9のシール部Sの構造について、主に図1を参照して説明する。
図1に示すように、外筒3の下端部には、ピストロッド6が貫通する環状のロッドガイド8、シールケース27、オイルシール9、ダストシール28及びリテーナ29がこの順で挿入されて固定されている。
ロッドガイド8は、一端部がシリンダ2の端部内に嵌合し、中間部外周に形成されたフランジ部8Aがシリンダ2の端部に当接して軸方向に位置決めされており、また、他端部がシールケース27に形成された凹部30に嵌合している。ロッドガイド8の一端部及びフランジ部8Aの一部には、シリンダ室2Aと環状通路4とを連通する切欠き12が設けられている。ロッドガイド8は、内周部に円筒状の低摩擦部材31が圧入され、この低摩擦部材31を介してピストンロッド6を摺動可能に案内している。なお、低摩擦部材31は金属で形成され、その表面にフッ素樹脂等をコーティングして、ロッドガイド6が摺接した際にロッドガイド6が傷つかないようにしている。
シールケース27は、一端部にロッドガイド8が嵌合する凹部30が形成され、凹部20の底部に、凹部30よりも小径のシール凹部32が形成されている。そして、凹部30に圧入で嵌合したロッドガイド8の端部とシール凹部32とでシール溝を形成し、このシール溝に、ピストンロッド6との間をシールするロッドシール33及びOリングからなるバックアップリン34が装着されている。シールケース27の他端部には、オイルシール9のシールリップ35を収容する凹部36が形成されている。なお、ロッドシール33は自己潤滑性を有する樹脂材であって、ピストンロッド6に常に緊迫力をもって摺接している。
シールケース27は、外筒3に嵌合する外周の中間部に外周溝37が形成されており、外筒3を径方向外側から外周溝37へ向けてかしめた第1カシメ部38によって、外筒3に固定されている。シールケース27の外周部の一端側(外周溝37の軸方向内側)には、シール溝39が形成され、シール溝39に外周シールであるOリング40を設けて、シールケース27と外筒3との間をシールしている。シールケース27の他端側の外周縁部には、テーパ状のシール面40Aが形成されている。なお、シールケース27とロッドガイド8とを一体化してもよい。
オイルシール9は、円板状の補強板41の内周部の内側にリップ状のシール部材であるシールリップ35が固着され、シールリップ35の内周部がピストンロッド6に摺接している。シールリップ35の外周部には、テンションスプリング42が装着されている。補強板41の外周部の一端側には、外周シールであるシール部材43が固着されており、補強板41によってシール部材43をシールケース27のシール面40Aに押圧して、シールケース27と外筒3との間をシールしている。シールリップ35とシール部材43は、補強板41の端面において連続しており、補強板41とシールケース27との当接部をシールしている。
ダストシール28は、円板状の補強板44の内周部の外側にリップ状のシール部材であるダストリップ45が固着され、ダストリップ45の内周部がピストンロッド6に摺接している。ダストリップ45の外周部には、テンションスプリング46が装着されている。なお、オイルシール9とダストシール28とは、補強板41、44を共用して一体としてもよい。
リテーナ29は、外筒3に嵌合する外周部に溝47が形成されており、外筒3を径方向外側から外周溝47内へ向けてかしめた第2カシメ部48によって外筒3に固定されている。そして、リテーナ29によってオイルシール9及びダストシール28の補強板41、44をシールケース27側に押付けて、これらを固定している。なお、第1カシメ部38と第2カシメ部48とを同一形状にすることにより、これらに同じカシメ工具を用いることができる。また、第1カシメ部38と第2カシメ部48とを全周ではなく、例えば4箇所部分的に設けるようにしてもよい。その際、第1カシメ部38と第2カシメ部とは径方向に位置をずらして配置するようにすると、抜け荷重を下げずに、かしめの箇所を減らすことができる。さらに、第1カシメ部38および第2カシメ部48は何れも溝を設け、その溝に向けて外筒3の外周側からカシメ工具をあててかしめている。よって、シールケース27およびリテーナ29の抜け荷重をさらに高めることができる。
以上のように構成した本実施形態の作用について次に説明する。
シリンダ装置1は、通路部材14及びピストンロッド6が自動車の各車輪のバネ上及びバネ下にそれぞれ連結され、また、通路部材14の接続ポート15及び接続部材21の接続ポート24に、サスペンション装置を構成する外部の液圧回路がそれぞれ接続される。
ピストンロッド6の伸び行程時には、シリンダ2内のピストン5の摺動によってシリンダ室2A側の作動液が加圧されて、切欠き12、環状通路4、開口16、開口部22、減衰バルブ19のオリフィス26A及びディスクバルブ26及び接続ポート24を通って外部の液圧回路へ流れる。一方、シリンダ2内のピストン5の摺動によって減圧されるシリンダ室2Bには、減衰バルブ13の逆止弁を通して、通路部材14の接続ポート15に接続された外部の液圧回路から作動液が流入する。これにより、ピストンロッド6のストロークに対して、減衰バルブ19のオリフィス26A及びディスクバルブ26によって減衰力が発生し、また、外部の液圧回路による抵抗力が作用する。
また、ピストンロッド6の縮み行程時には、シリンダ2内のピストン5の摺動によってシリンダ室2B側の作動液が加圧されて、減衰バルブ13の減衰機構を通して、通路部材14の接続ポート15に接続された外部の液圧回路へ流れる。一方、シリンダ2内のピストン5の摺動によって減圧されるシリンダ室2Aには、接続ポート24に接続された外部の液圧回路から、減衰バルブ19の逆止弁25、開口部22、開口16、環状油路4及び切欠き12を通して作動液が流入する。これにより、ピストンロッド6のストロークに対して、減衰バルブ13の減衰機構によって減衰力が発生し、また、外部の液圧回路の抵抗力が作用する。
このとき、例えば、左右の車輪に装着されたシリンダ装置1間において、接続ポート24、15をアキュムレータを有する外部の液圧回路に接続して、シリンダ室2Aとシリンダ室2Bとを互いに連結することにより、左右の車輪の液圧シリンダ1の同じ方向(同相)のストロークに対しては、アキュムレータによる反力が小さくなり、異なる方向(逆相)のストロークに対しては、アキュムレータによる反力が大きくなりので、旋回時の車体の姿勢変化を抑制するスタビライザとしての効果を得ることができる。
上述のシリンダ装置1の作動時において、ピストンロッド6のシール部Sには、最大で35MPa程度の非常に高い圧力が作用する。この圧力を受けるシールケース27は、その外周溝37と外筒3の第1カシメ部38との嵌合及びリテーナ29の外周溝47と外筒3の第2カシメ部48との嵌合により、軸方向に沿って2箇所に設けられた第1及び第2カシメ部38、48によって堅固に支持される。そして、ピストンロッド6は、ロッドシール33及びオイルシール9のシールリップ35によって2段階にシールされる。これにより、シールケース27の凹部36内に収容された2段目のシールリップ35に作用する圧力は、一段目のロッドシール33によって4MPa程度に減圧され、これをシールリップ35によってシールすることになる。その結果、ピストンロッド6のシール部Sの耐圧強度を大幅に高めることができる。先にあげた先行技術文献のシリンダ装置と比較すると、先行技術文献のものは、シリンダ端のロッドガイド全面に、シリンダ内の圧力が加わるのに対し、本発明のシリンダ装置にあっては、内周側はロッドシール33により減圧されているので、第1カシメ部38に加わる圧力は、シリンダ内の圧力と一段目のロッドシール33によって減圧された圧力の差圧が作用することになり、例えばシリンダ内が35MPaでロッドシール33によって減圧された圧力が31MPaだとすると、4MPa分の力が作用する。また第2カシメ部48に加わる圧力は、主に凹部36内の内圧となる。これにより、第1カシメ部38と第2カシメ部48とに加わる圧力は、2段階の圧力となるので、軸方向の抜けに対する耐久性も径方向の拡張に対する耐圧性も高めることができる。
なお、ロッドシール33から漏れて凹部36に溜まる作動液によってシールリップ35とピストンロッド6との間の摺動性及びシール性を高めている。また、ダストリップ45によって、ピストンロッド6の摺動部への異物の侵入を防止している。
シールケース27と外筒3との間は、第1カシメ部38及びその軸方向両側に設けられたOリング40及びシール部材43によってシールされており、高圧に対する耐性を高めている。このとき、第1カシメ部38に作用する内圧は、Oリング40によって遮断されているので、内圧に対して、第1カシメ部38および第2カシメ部48のフープ応力による膨張変形を抑制することができ、シールケース27を抜け難くすることができる。また、シリンダ2の端部に近いシールケース27をかしめることにより、かしめ後シリンダ2に残るたわみを大きくすることができ、つまり残留軸力が高い状態となり、リバウンド入力に対してシリンダ2のがたつきが起き難く、走行時のシリンダ2からの異音発生を抑えることができる。
以上により、ピストンロッド6のシール部Sの耐圧強度を大幅に高めることができる。なお、内圧に対する必要なシール性及びシールケース27の抜け強度が得られれば、Oリング40を省略してもよい。この場合、径方向に対しては、環状通路4からの圧力が第1カシメ部38に作用してしまうため径方向の耐圧性はさほど高まらない。しかし、第1カシメ部38に対する軸方向の圧力については、凹部36の内圧と環状通路4の圧力との差圧となり(例えば凹部36の内圧が4MPa、環状通路4の圧力が35MPaとすると、31MPa)、また、第2カシメ部48に対する軸方向の圧力については、シール部材43の面積分の環状通路4の圧力と凹部36の内圧となるので、従来技術と比較するとそれぞれのカシメ部にかかる軸方向の力は小さくなり、カシメ部の抜け強度が高まり、耐圧強度を大幅に高めることができる。
次に、本発明の第2実施形態について、図2を参照して説明する。なお、以下の説明において、図1及び図3に示す第1実施形態に対して、同様の部分には同じ参照符号を用いて、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
図2に示すように、本実施形態に係るシリンダ装置49は、本発明を単筒式の液圧緩衝器に適用したものであって、外筒3がシリンダ2を兼ねており、シリンダ2が省略されて、外筒3内にピストン5が摺動可能に挿入されている。また、減衰バルブ13及び接続ポート15が省略され、外筒3(シリンダ)の底部が閉じられ、フリーピストン(図示せず)が挿入されて、ガス室が形成されている。ガス室には、高圧ガスが封入されている。
更に、外筒3の側部の減衰力発生機構17が省略され、代りに、ピストン5に伸び側及び縮み側減衰バルブ50、51が設けられている。伸び側減衰バルブ50は、シリンダ室2A側からシリンダ室2B側への作動液の流れを制御し減衰力を発生し、縮み側減衰バルブは、シリンダ室2B側からシリンダ室2A側への作動液の流れを制御して減衰力を発生する。
ロッドガイド8は、シールケース27の凹部30に圧入して固定されている。リテーナ29が省略され、ダストシール28の補強板44は、外筒3の端部を内側にかしめたカシメ部52によって固定されている。
このように構成したことにより、単筒式の液圧緩衝器であるシリンダ装置49は、ピストンロッド6の伸び行程時には、外筒3(シリンダ)内のピストン5の摺動によって、シリンダ室2A側の作動液が加圧され、伸び側減衰バルブ50を通ってシリンダ室2B側へ流れ、伸び側減衰バルブ50によって減衰力が発生する。また、ピストンロッド6の縮み行程時には、シリンダ室2B側の作動液が加圧され、縮み側減衰バルブ51を通ってシリンダ室2A側へ流れ、縮み側減衰バルブ51によって減衰力が発生する。このとき、ピストンロッド6の伸縮に伴なう外筒3(シリンダ)内の容積変化をガス室内の高圧ガスの圧縮膨張によって補償する。そして、ピストンロッド6のシール部Sは、上記第1実施形態と同様、外筒2(シリンダ)内の圧力に対して、耐圧強度が大幅に高められている。
なお、上記第1及び第2実施形では、例示的に本発明を自動車のサスペンション装置に装着されて減衰力を発生させるシリンダ装置に適用した場合について説明しているが、本発明は、これに限らず、ピストンロッドのシール部を有するものであれば、他のシリンダ装置にも同様に適用することができる。
1 シリンダ装置、3 外筒、5 ピストン、6 ピストンロッド、8 ロッドガイド、9 オイルシール、27 シールケース、33 ロッドシール、37 外周溝、38 第1カシメ部、40 Oリング(外周シール)、48 第2カシメ部、S シール部

Claims (8)

  1. 作動液が封入され、少なくとも一端が開口した外筒と、外筒内に挿入されたピストンと、該ピストンに連結されて前記外筒の外部に突出したピストンロッドと、前記外筒内の一端側に設けられた環状のシールケースと、前記外筒と前記シールケースとの間をシールする外周シールと、前記シールケースの内周に設けられ前記ピストンロッドと摺動する環状のロッドシールと、前記シールケースの一端側に設けられ前記ピストンロッドと摺動する環状のオイルシールとからなり、
    前記シールケースは、外周溝が設けられ、前記外筒を外側から前記外周溝内へかしめた第1カシメ部によって前記外筒に固定され、前記オイルシールは、前記外筒を外側からかしめた第2カシメ部によって前記外筒に固定されていることを特徴とするシリンダ装置。
  2. 前記外周シールは、前記第1カシメ部に対して軸方向内側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のシリンダ装置。
  3. 前記外周シールは、前記第1カシメ部に対して軸方向両側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のシリンダ装置。
  4. 前記外筒内の前記オイルシールの軸方向外側に環状のリテーナを嵌合し、前記第2カシメ部によって前記リテーナを前記外筒に固定することによって前記オイルシールを固定したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のシリンダ装置。
  5. 前記リテーナの外周部には、溝が設けられ、前記第2カシメ部は、前記溝内へかしめられていることを特徴とする請求項4に記載のシリンダ装置。
  6. 前記第1カシメ部と前記第2カシメ部とは、同一形状であることを特徴とする請求項5に記載のシリンダ装置。
  7. 単等式の液圧緩衝器であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかにに記載のシリンダ装置。
  8. 前記ピストンが摺動可能に挿入されたシリンダの外側に外筒を設けた二重筒構造であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のシリンダ装置。
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