JP2011012302A - 端子・コネクタ用銅合金材及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】機械的強度と優れた曲げ加工性を兼備した端子・コネクタ用銅合金材及びその製造方法を提供する。
【解決手段】1〜5質量%のNi、0.2〜1.2質量%のSiをNi/Si質量比4〜6で含有すると共に、0.005〜0.05質量%のBを含有し、残部がCuおよび不可避不純物からなる組成の銅合金であって、銅母相の平均結晶粒径が20μm以下、引張強さが800MPa以上で、かつ、W曲げ試験で割れが発生しない曲げ半径の最小値Rと板厚tの比率R/tが1以下である端子・コネクタ用銅合金材である。
【選択図】なし
【解決手段】1〜5質量%のNi、0.2〜1.2質量%のSiをNi/Si質量比4〜6で含有すると共に、0.005〜0.05質量%のBを含有し、残部がCuおよび不可避不純物からなる組成の銅合金であって、銅母相の平均結晶粒径が20μm以下、引張強さが800MPa以上で、かつ、W曲げ試験で割れが発生しない曲げ半径の最小値Rと板厚tの比率R/tが1以下である端子・コネクタ用銅合金材である。
【選択図】なし
Description
本発明は、端子・コネクタ用銅合金材及びその製造方法に関し、特に、Cu−Ni−Si系の銅合金材であって高い強度、耐力と優れた曲げ加工性とを併せ持つ端子・コネクタ用銅合金材及びその製造方法に関するものである。
近年、各種の電気・電子機器において小型・薄型化及び軽量化が進行し、それに伴って使用される部品の小型化が進んでいる。端子・コネクタ部品においては小型で電極間のピッチの狭いものが求められる傾向にある。
こうした小型化によって、使用される材料も、より薄肉になっているが、薄肉であっても接続の信頼性を保つ必要から、より高いばね性を持った材料が要求されている。高いバネ性を確保するためには、材料の強度及び耐力を十分に高める必要がある。
さらに、小型化に伴い、より小さく複雑な形状の部品を一体成型で製作する要求も強くなっており、より厳しい条件の曲げ加工性に適用できる材料が強く求められている。
また、機器の高性能化に伴う電極数の増加や通電電流の増加によって、発生するジュール熱も増加傾向にあり、従来以上に導電性のよい材料への要求も強まっている。
すなわち、端子・コネクタ部品の材料としては、高強度、高耐力と良好な曲げ加工性を同時に満足し、さらに良好な導電性を兼備する材料が強く求められている。
さらに、小型化に伴い、より小さく複雑な形状の部品を一体成型で製作する要求も強くなっており、より厳しい条件の曲げ加工性に適用できる材料が強く求められている。
また、機器の高性能化に伴う電極数の増加や通電電流の増加によって、発生するジュール熱も増加傾向にあり、従来以上に導電性のよい材料への要求も強まっている。
すなわち、端子・コネクタ部品の材料としては、高強度、高耐力と良好な曲げ加工性を同時に満足し、さらに良好な導電性を兼備する材料が強く求められている。
従来、ばね性を要求される端子・コネクタ部品の材料には、リン青銅やベリリウム銅が広く使用されてきているが、リン青銅は導電率が20%IACS程度と低いことから前述したジュール熱の増加に対応できないという問題がある。また、ベリリウム銅は高いバネ性と良好な導電性を兼備するものの高価であり、汎用的な部品に広く適用していくには限界がある。
そこで、より高い強度や導電率の要求に安価で対応できる材料として、Cu−Ni−Si系などの銅合金材が用いられてきている(例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3参照)。
Cu−Ni−Siを主成分とする銅合金材は40%IACS前後の導電率を持ち、ジュール熱の増加に対応することができる。また、ベリリウム銅に比べて低コストでの製造が可能であるため安価に提供できる。
Cu−Ni−Siを主成分とする銅合金材は40%IACS前後の導電率を持ち、ジュール熱の増加に対応することができる。また、ベリリウム銅に比べて低コストでの製造が可能であるため安価に提供できる。
しかしながら、Cu−Ni−Si系合金でも、高強度、高耐力と曲げ加工性は二律背反的な関係にあり、強度を高めると曲げ加工性が低下し、曲げ加工性を良くしようとすると強度が低下するという問題があった。すなわち、従来、高強度、高耐力と良好な曲げ加工性とを同時に満足させることは難しく、具体的には、引張強さを800MPa以上(さらには820MPa以上)にした材料で、満足できる良好な曲げ加工性(曲げ半径R/試料の板厚t≦1)を得ることは非常に困難であった。
本発明の目的は、機械的強度と優れた曲げ加工性を兼備した端子・コネクタ用銅合金材及びその製造方法を提供することにある。
本発明の第1の態様は、1〜5質量%のNi、0.2〜1.2質量%のSiをNi/Si質量比4〜6で含有すると共に、0.005〜0.05質量%のBを含有し、残部がCuおよび不可避不純物からなる組成の銅合金であって、銅母相の平均結晶粒径が20μm以下、引張強さが800MPa以上で、かつ、W曲げ試験で割れが発生しない曲げ半径の最小値Rと板厚tの比率R/tが1以下である端子・コネクタ用銅合金材である。
本発明の第2の態様は、第1の態様の端子・コネクタ用銅合金材において、前記組成の銅合金は、2質量%以下のSn、5質量%以下のZnをさらに含有する。
本発明の第3の態様は、第1の態様又は第2の態様の端子・コネクタ用銅合金材において、前記組成の銅合金のNi/Si質量比は、4〜5である。
本発明の第4の態様は、第1〜第3の態様のいずれかに記載の前記組成の銅合金を素材として形成した後、圧延加工、溶体化処理、時効処理を組み合わせて所望形状の銅合金材を形成する端子・コネクタ用銅合金材の製造方法であって、800℃〜900℃の温度範囲で加熱し、かつ、その後に300℃以下まで10℃/秒以上の速度で冷却する溶体化処理を行い、続いて、加工率30%未満の冷間圧延を行い、その後、370〜500℃で1〜50時間の時効処理を行う端子・コネクタ用銅合金材の製造方法である。
本発明の第5の態様は、第1〜第3の態様のいずれかに記載の前記組成の銅合金を素材として形成した後、圧延加工、溶体化処理、時効処理を組み合わせて所望形状の銅合金材を形成する端子・コネクタ用銅合金材の製造方法であって、前記素材として形成した銅合金に熱間圧延を行い、続いて、830℃〜860℃の温度範囲で加熱し、かつ、その後に300℃以下まで250℃/秒以上の速度で冷却する溶体化処理を行い、続いて、加工率15%以下の冷間圧延を行い、その後、400〜470℃で1〜50時間の時効処理を行う端子・コネクタ用銅合金材の製造方法である。
本発明によれば、機械的強度と優れた曲げ加工性を兼備した端子・コネクタ用銅合金材が低コストで得られる。
以下に、本発明の一実施形態に係る端子・コネクタ用銅合金材及びその製造方法を図面を用いて説明する。
本実施形態の端子・コネクタ用銅合金材は、1〜5質量%のNi、0.2〜1.2質量%のSiをNi/Si質量比4〜6で含有すると共に、0.005〜0.05質量%のBを含有し、残部がCuおよび不可避不純物からなる組成の銅合金であって、銅母相の平均結晶粒径が20μm以下、引張強さが800MPa以上で、かつ、W曲げ試験で割れが発生しない曲げ半径の最小値Rと板厚tの比率R/tが1以下である。
(銅合金の組成)
本実施形態における銅合金の組成は、1〜5質量%のNi(ニッケル)、0.2〜1.2質量%のSi(シリコン)をNi/Si質量比4〜6で含有すると共に、B(ボロン)を0.005〜0.05質量%含有し、残部がCu(銅)および不可避不純物からなる。
上記組成に加えて2質量%以下(0質量%より大)のSn(スズ)、5質量%以下(0質量%より大)のZn(亜鉛)を含有させるのが好ましい。また、Ni/Si質量比は4〜5とするのが好ましい。
本実施形態における銅合金の組成は、1〜5質量%のNi(ニッケル)、0.2〜1.2質量%のSi(シリコン)をNi/Si質量比4〜6で含有すると共に、B(ボロン)を0.005〜0.05質量%含有し、残部がCu(銅)および不可避不純物からなる。
上記組成に加えて2質量%以下(0質量%より大)のSn(スズ)、5質量%以下(0質量%より大)のZn(亜鉛)を含有させるのが好ましい。また、Ni/Si質量比は4〜5とするのが好ましい。
本実施形態において、銅合金村を構成する合金成分の添加理由と添加量の限定理由とを以下に説明する。
(Ni、Si)
Ni、Siは、これらを主成分とする金属間化合物(主に、Ni2Si)を材料中に析出、分散させるために添加する。この金属間化合物によって銅合金の機械的強度やバネ性が高まるとともに、良好な導電率を保つことができる。Ni、Siの含有量が少ないと金属間化合物を十分に分散できず、高い強度を得ることができない。一方、Ni、Siの含有量が多すぎると、鋳造時に形成した粗大な晶出物を、後述する本発明の実施形態の製造方法の溶体化条件によって、十分に固溶させることができず、やはり十分な量の金属間化合物を分散することができない。また、Ni/Si質量比が大きすぎると、時効処理における主な析出物が金属間化合物Ni5Si2となり、機械的強度やバネ性が低下する。一方、Ni/Si質量比が小さすぎると、時効処理における主な析出物が金属間化合物Ni5Si2となり、やはり機械的強度やバネ性が低下する。
本実施の形態においては、Niの含有量を1〜5質量%、好ましくは2〜4質量%に、Si含有量を0.2〜1.2質量%、好ましくは0.3〜1.0質量%に、かつNi/Si質量比を4〜6、好ましくは4〜5に規定することにより、効果的に高い強度と良好な曲げ加工性を両立させることができる。
Ni、Siは、これらを主成分とする金属間化合物(主に、Ni2Si)を材料中に析出、分散させるために添加する。この金属間化合物によって銅合金の機械的強度やバネ性が高まるとともに、良好な導電率を保つことができる。Ni、Siの含有量が少ないと金属間化合物を十分に分散できず、高い強度を得ることができない。一方、Ni、Siの含有量が多すぎると、鋳造時に形成した粗大な晶出物を、後述する本発明の実施形態の製造方法の溶体化条件によって、十分に固溶させることができず、やはり十分な量の金属間化合物を分散することができない。また、Ni/Si質量比が大きすぎると、時効処理における主な析出物が金属間化合物Ni5Si2となり、機械的強度やバネ性が低下する。一方、Ni/Si質量比が小さすぎると、時効処理における主な析出物が金属間化合物Ni5Si2となり、やはり機械的強度やバネ性が低下する。
本実施の形態においては、Niの含有量を1〜5質量%、好ましくは2〜4質量%に、Si含有量を0.2〜1.2質量%、好ましくは0.3〜1.0質量%に、かつNi/Si質量比を4〜6、好ましくは4〜5に規定することにより、効果的に高い強度と良好な曲げ加工性を両立させることができる。
(B(ボロン))
Bは、Cu−Ni−Si系合金において、800℃以上の高温の溶体化処理においても結晶粒の成長を押さえ、微細な結晶粒を維持するために添加する。Bの添加量が少ない場合は、結晶成長抑制効果が十分に得られず最終材の強度が低くなる。また、Bの添加量が多すぎる場合は、曲げ加工性の悪化といった悪影響を引き起こす。
本実施の形態においては、Bを0.005〜0.05質量%、好ましくは0.01〜0.03質量%に規定することにより、効果的に高強度と良好な曲げ加工性を両立させることができる。
Bは、Cu−Ni−Si系合金において、800℃以上の高温の溶体化処理においても結晶粒の成長を押さえ、微細な結晶粒を維持するために添加する。Bの添加量が少ない場合は、結晶成長抑制効果が十分に得られず最終材の強度が低くなる。また、Bの添加量が多すぎる場合は、曲げ加工性の悪化といった悪影響を引き起こす。
本実施の形態においては、Bを0.005〜0.05質量%、好ましくは0.01〜0.03質量%に規定することにより、効果的に高強度と良好な曲げ加工性を両立させることができる。
(Sn、Zn)
上記の元素Ni、Si、Bに加えて、さらに、2質量%以下のSnおよび5質量%以下のZnを含有させた場合、より高強度を実現しやすくなると共に、めっき密着性やはんだ濡れ性、耐マイグレーションといった端子・コネクタ用材料に要求される副次的な特性を向上させることができる。Sn、Znの添加量が多すぎる場合は導電率の低下などの悪影響を引き起こす心配がある。
本実施の形態においては、Sn添加量を2質量%以下(0質量%より大)、好ましくは0.3〜2質量%に規定することにより、悪影響の心配なしに期待する効果を得ることが
できる。また、Zn添加量は0.3〜2質量%とするのが、より好ましい。
上記の元素Ni、Si、Bに加えて、さらに、2質量%以下のSnおよび5質量%以下のZnを含有させた場合、より高強度を実現しやすくなると共に、めっき密着性やはんだ濡れ性、耐マイグレーションといった端子・コネクタ用材料に要求される副次的な特性を向上させることができる。Sn、Znの添加量が多すぎる場合は導電率の低下などの悪影響を引き起こす心配がある。
本実施の形態においては、Sn添加量を2質量%以下(0質量%より大)、好ましくは0.3〜2質量%に規定することにより、悪影響の心配なしに期待する効果を得ることが
できる。また、Zn添加量は0.3〜2質量%とするのが、より好ましい。
(銅合金材の金属組織、強度、曲げ加工性)
銅合金材の金属組織は、銅母相中の平均結晶粒径を20μm以下(0μmより大)、好ましくは10μm以下(0μmより大)に制御する。これにより、高い機械的強度を得ることができる。
銅合金材の強度は、800MPa以上の高い引張強さを実現でき、特に、Sn及びZnを含有させた場合には、820MPa以上の引張強さの銅合金材が得られる。
銅合金材の曲げ加工性は、W曲げ試験で割れが発生しない曲げ半径の最小値Rと板厚tの比率R/tが1以下である良好な曲げ加工性が得られる。
なお、本明細書においては、平均結晶粒径は、圧延方向に垂直な試料断面を金属顕微鏡(倍率400倍)で観察し、JIS H0501の比較法による結晶粒径評価に準拠した方法で評価した。また、引張強さは、JIS Z2241に準拠した引張試験で測定した。さらに、W曲げ試験は、曲げ軸が試料の圧延方向と平行になるように採取した試験片を用いて、JIS H3110、JIS H3130に準拠した方法で行い、試料表面に割れが発生しない曲げ半径の最小R(mm)を求めて試料の厚さt(mm)との比率R/tで評価した。
銅合金材の金属組織は、銅母相中の平均結晶粒径を20μm以下(0μmより大)、好ましくは10μm以下(0μmより大)に制御する。これにより、高い機械的強度を得ることができる。
銅合金材の強度は、800MPa以上の高い引張強さを実現でき、特に、Sn及びZnを含有させた場合には、820MPa以上の引張強さの銅合金材が得られる。
銅合金材の曲げ加工性は、W曲げ試験で割れが発生しない曲げ半径の最小値Rと板厚tの比率R/tが1以下である良好な曲げ加工性が得られる。
なお、本明細書においては、平均結晶粒径は、圧延方向に垂直な試料断面を金属顕微鏡(倍率400倍)で観察し、JIS H0501の比較法による結晶粒径評価に準拠した方法で評価した。また、引張強さは、JIS Z2241に準拠した引張試験で測定した。さらに、W曲げ試験は、曲げ軸が試料の圧延方向と平行になるように採取した試験片を用いて、JIS H3110、JIS H3130に準拠した方法で行い、試料表面に割れが発生しない曲げ半径の最小R(mm)を求めて試料の厚さt(mm)との比率R/tで評価した。
(銅合金材の製造方法)
図1に、本発明の一実施形態に係る端子・コネクタ用銅合金材の製造工程のフローを示す。
本実施の形態の銅合金材の製造方法は、上記の銅合金組成を有する銅合金を素材として形成した後、圧延加工、溶体化処理、時効処理を組み合わせて所望形状に形成する。このとき、溶体化処理を800℃〜900℃の温度範囲で行い、かつ、その後に300℃以下まで10℃/秒以上の速度で冷却させ、続いて加工率30%未満の冷間圧延加工を行う。その後、370〜500℃で1〜50時間の時効処理を行う。
図1に、本発明の一実施形態に係る端子・コネクタ用銅合金材の製造工程のフローを示す。
本実施の形態の銅合金材の製造方法は、上記の銅合金組成を有する銅合金を素材として形成した後、圧延加工、溶体化処理、時効処理を組み合わせて所望形状に形成する。このとき、溶体化処理を800℃〜900℃の温度範囲で行い、かつ、その後に300℃以下まで10℃/秒以上の速度で冷却させ、続いて加工率30%未満の冷間圧延加工を行う。その後、370〜500℃で1〜50時間の時効処理を行う。
(銅合金素材の形成)
上記成分組成の銅合金を高周波溶解炉等を用いて溶解し、所定形状のインゴットを鋳造する。
上記成分組成の銅合金を高周波溶解炉等を用いて溶解し、所定形状のインゴットを鋳造する。
(熱間圧延加工)
鋳造したインゴットを加熱して熱間圧延加工を行う。また、熱間圧延後に冷間圧延を実施してもよい。
鋳造したインゴットを加熱して熱間圧延加工を行う。また、熱間圧延後に冷間圧延を実施してもよい。
(溶体化処理)
溶体化処理においては、合金元素を固溶させるために十分な高温で加熱すると共に、冷却過程で金属化合物が再析出することを防ぐために速やかに冷却することが必要であることから、形成した銅合金素材をまず800〜900℃に加熱した後、800〜900℃での保持時間は0.5分〜2分程保持し、10℃/秒以上の速さで300℃まで冷却する。
より好ましくは830〜860℃に加熱昇温後、300℃以下まで250℃/秒以上の速度で冷却する。これより低い温度の溶体化では合金元素の固溶が不十分になって最終的に高強度が得られず、これより高い温度ではB添加による結晶粒の成長を抑制できなくなる。また、これより遅い冷却速度では冷却中の再析出を防ぐことができなくなる。
溶体化処理においては、合金元素を固溶させるために十分な高温で加熱すると共に、冷却過程で金属化合物が再析出することを防ぐために速やかに冷却することが必要であることから、形成した銅合金素材をまず800〜900℃に加熱した後、800〜900℃での保持時間は0.5分〜2分程保持し、10℃/秒以上の速さで300℃まで冷却する。
より好ましくは830〜860℃に加熱昇温後、300℃以下まで250℃/秒以上の速度で冷却する。これより低い温度の溶体化では合金元素の固溶が不十分になって最終的に高強度が得られず、これより高い温度ではB添加による結晶粒の成長を抑制できなくなる。また、これより遅い冷却速度では冷却中の再析出を防ぐことができなくなる。
(冷間圧延加工)
溶体化処理後の冷間圧延加工においては、目的とする最終板厚まで冷間圧延を行う。この冷間圧延加工の目的は、材料中に格子欠陥を適度に導入させることで、転位強化や析出物の生成サイトとして活用して、より多くの析出物を分散させ、それによる強度向上を狙っている。
冷間圧延加工率が高過ぎると材料の伸びが大きく低下する問題があり、この伸びの低下は曲げ加工時に割れが起こりやすくなることにつながるため、冷間圧延の加工率を低く抑える必要がある。本実施の形態では、加工率を30%未満、好ましくは15%以下に規定することによって、伸びの低下を抑えている。
溶体化処理後の冷間圧延加工においては、目的とする最終板厚まで冷間圧延を行う。この冷間圧延加工の目的は、材料中に格子欠陥を適度に導入させることで、転位強化や析出物の生成サイトとして活用して、より多くの析出物を分散させ、それによる強度向上を狙っている。
冷間圧延加工率が高過ぎると材料の伸びが大きく低下する問題があり、この伸びの低下は曲げ加工時に割れが起こりやすくなることにつながるため、冷間圧延の加工率を低く抑える必要がある。本実施の形態では、加工率を30%未満、好ましくは15%以下に規定することによって、伸びの低下を抑えている。
(時効処理)
時効処理は強化に寄与する微細な金属間化合物を析出させるために行う。これは低温で長い時間加熱させることが好ましいが、極度の低温では金属間化合物の析出に非常に多くの時間がかかるため、大規模な生産に向かない。一方、析出を促進させるために温度を上げると析出する金属間化合物のサイズが粗大になり、高い強度が得られない。本実施の形態では、温度を370〜500℃、好ましくは400〜470℃の範囲で、1〜50時間の範囲で時効処理することにより、高い強度、かつ優れた曲げ加工性を得ることができる。
時効処理は強化に寄与する微細な金属間化合物を析出させるために行う。これは低温で長い時間加熱させることが好ましいが、極度の低温では金属間化合物の析出に非常に多くの時間がかかるため、大規模な生産に向かない。一方、析出を促進させるために温度を上げると析出する金属間化合物のサイズが粗大になり、高い強度が得られない。本実施の形態では、温度を370〜500℃、好ましくは400〜470℃の範囲で、1〜50時間の範囲で時効処理することにより、高い強度、かつ優れた曲げ加工性を得ることができる。
(実施形態の効果)
上記実施の形態によれば、次の効果を奏する。
(1)800MPa以上の高い引張強さと優れた曲げ加工性(R/t≦1)を併せ持った端子・コネクタ用銅合金材が得られる。
(2)上記(1)の優れた性質を併せ持つため、本実施の形態に係る銅合金村を使用する端子・コネクタにおいては、小型化への対応が容易となり、設計の自由度を大幅に広げることができる。
(3)上記(1)および(2)の優れた性質を兼備するにもかかわらず、従来材と同等のコストで製造することができるため、端子・コネクタ部品の製造において安価で高特性の材料を供給でき、その発展に大きく寄与することができる。
上記実施の形態によれば、次の効果を奏する。
(1)800MPa以上の高い引張強さと優れた曲げ加工性(R/t≦1)を併せ持った端子・コネクタ用銅合金材が得られる。
(2)上記(1)の優れた性質を併せ持つため、本実施の形態に係る銅合金村を使用する端子・コネクタにおいては、小型化への対応が容易となり、設計の自由度を大幅に広げることができる。
(3)上記(1)および(2)の優れた性質を兼備するにもかかわらず、従来材と同等のコストで製造することができるため、端子・コネクタ部品の製造において安価で高特性の材料を供給でき、その発展に大きく寄与することができる。
次に、本発明の実施例を説明する。
[実施例1〜7、比較例1〜7]
下記の表1に示す合金組成、表3に示す製造条件にて製造した試料No.1〜7(実施
例1〜7)、および試料No.8〜N0.14(比較例1〜7)の特性評価を行った。以下、各々について説明する。なお、表1において、不可避不純物はCuに含めて表記した。
下記の表1に示す合金組成、表3に示す製造条件にて製造した試料No.1〜7(実施
例1〜7)、および試料No.8〜N0.14(比較例1〜7)の特性評価を行った。以下、各々について説明する。なお、表1において、不可避不純物はCuに含めて表記した。
(実施例1)
2.5質量%Ni、0.6質量%Si、0.03質量%Bを含有し、残部がCuと不可避
不純物からなる銅合金を、無酸素銅を母材にして高周波溶解炉(Ar雰囲気)で溶製し、直径30mm、長さ250mmのインゴットに鋳造した。このインゴットを850℃に加熱して押出加工(熱間圧延加工)し、幅20mm、厚さ8mmの板状にした後、厚さ0.
25mmまで冷間圧延した。この板状の材料を溶体化のために、850℃のソルトバスで1分間保持した後、すぐに水に焼入れた(冷却速度250℃/秒)。続けて材料を厚さ0.2mmまで冷間圧延を行った(加工度15%)。その後、この材料に450℃で2時間
保持する時効処理を行い、試料(端子・コネクタ用銅合金材)を製造した。
2.5質量%Ni、0.6質量%Si、0.03質量%Bを含有し、残部がCuと不可避
不純物からなる銅合金を、無酸素銅を母材にして高周波溶解炉(Ar雰囲気)で溶製し、直径30mm、長さ250mmのインゴットに鋳造した。このインゴットを850℃に加熱して押出加工(熱間圧延加工)し、幅20mm、厚さ8mmの板状にした後、厚さ0.
25mmまで冷間圧延した。この板状の材料を溶体化のために、850℃のソルトバスで1分間保持した後、すぐに水に焼入れた(冷却速度250℃/秒)。続けて材料を厚さ0.2mmまで冷間圧延を行った(加工度15%)。その後、この材料に450℃で2時間
保持する時効処理を行い、試料(端子・コネクタ用銅合金材)を製造した。
以上のようにして製造した実施例1(試料No.1)について、母相の平均結晶粒径、
引張強さを評価すると共に、W曲げ試験を実施した。評価・測定方法は上記実施形態で述べた通りであり、その結果を表2に示す。表2に示すように、実施例1の銅合金材は、平均結晶粒径7μm、引張強さ810MPa、R/t=1.0の結果となり、本発明の目的
である高強度と優れた曲げ加工性を兼ね備えた材料が得られた。なお、表2(後述の表4も同じ)では、W曲げ評価において、R/t≦1.0のときを「合格」、R/t>1.0のときを「不合格」とした。
引張強さを評価すると共に、W曲げ試験を実施した。評価・測定方法は上記実施形態で述べた通りであり、その結果を表2に示す。表2に示すように、実施例1の銅合金材は、平均結晶粒径7μm、引張強さ810MPa、R/t=1.0の結果となり、本発明の目的
である高強度と優れた曲げ加工性を兼ね備えた材料が得られた。なお、表2(後述の表4も同じ)では、W曲げ評価において、R/t≦1.0のときを「合格」、R/t>1.0のときを「不合格」とした。
(実施例2〜7)
表1の実施例2〜7(試料No.2〜7)に示す組成の銅合金を鋳造し、実施例1と同
じ製造工程で厚さ0.2mmの試料(銅合金材)を製造した。ここで、実施例2は実施例
1(試料N0.1)にさらにSn、Znを添加した試料であり、実施例3〜5は、実施例
2のNi含有量、Si含有量及びNi/Si質量比を変更した試料であり、実施例6、7は、実施例2のB含有量をそれぞれ0.01質量%、0.05質量%にした試料である。
実施例2〜7についても実施例1と同様に、母相の平均結晶粒径、引張強さを評価すると共に、W曲げ試験を実施した。測定した結果を表2に示す。得られた試料はいずれも本発明の目的に適合した良好な特性を兼ね備えており、またSn、Znの添加は強度の向上に寄与していることがわかる。
表1の実施例2〜7(試料No.2〜7)に示す組成の銅合金を鋳造し、実施例1と同
じ製造工程で厚さ0.2mmの試料(銅合金材)を製造した。ここで、実施例2は実施例
1(試料N0.1)にさらにSn、Znを添加した試料であり、実施例3〜5は、実施例
2のNi含有量、Si含有量及びNi/Si質量比を変更した試料であり、実施例6、7は、実施例2のB含有量をそれぞれ0.01質量%、0.05質量%にした試料である。
実施例2〜7についても実施例1と同様に、母相の平均結晶粒径、引張強さを評価すると共に、W曲げ試験を実施した。測定した結果を表2に示す。得られた試料はいずれも本発明の目的に適合した良好な特性を兼ね備えており、またSn、Znの添加は強度の向上に寄与していることがわかる。
(比較例1〜7)
次に、本発明の銅合金材における合金組成の限定理由を、比較例を挙げて説明する。
次に、本発明の銅合金材における合金組成の限定理由を、比較例を挙げて説明する。
表1の比較例1〜7(試料No.8〜14)に示す合金組成の銅合金を高周波溶解炉で
溶製し、直径30mm、長さ250mmのインゴットに鋳造し、このインゴットを実施例1(試料No.1)と同じ製造条件で加工、熱処理して厚さ0.2mmの試料を製造した。
得られた試料について実施例1と同様に、母相の平均結晶粒径、引張強さを評価すると共に、W曲げ試験を実施した。測定した結果を表2に示す。
溶製し、直径30mm、長さ250mmのインゴットに鋳造し、このインゴットを実施例1(試料No.1)と同じ製造条件で加工、熱処理して厚さ0.2mmの試料を製造した。
得られた試料について実施例1と同様に、母相の平均結晶粒径、引張強さを評価すると共に、W曲げ試験を実施した。測定した結果を表2に示す。
比較例1はNo.1の試料に対し、Bを添加しない例である。Bを添加しない場合、引
張強さが低くなることがわかる。
比較例2〜5は実施例2の試料(試料No.2)に対し、Ni、Si含有量を変更した
例である。Ni、Si含有量が本発明の規定範囲より少ない場合(比較例2)、十分な引張強さを得ることができず、Ni、Si量が本発明の規定範囲を超えた場合(比較例3)、曲げ加工性が悪くなる。また、Ni/Si比が本発明の規定範囲より小さい場合(比較例4)、曲げ加工性が悪くなり、Ni/Si比が本発明の規定範囲を超えた場合(比較例5)、十分な引張強さを得られないばかりか、曲げ加工性が悪くなることがわかった。
比較例6、7は実施例2の試料(試料No.2)に対し、B含有量を増減変更してB含
有量が本発明の規定範囲を外れた例であり、比較例6、7ともに十分な引張強さを得られないばかりか、曲げ加工性が悪くなる。
張強さが低くなることがわかる。
比較例2〜5は実施例2の試料(試料No.2)に対し、Ni、Si含有量を変更した
例である。Ni、Si含有量が本発明の規定範囲より少ない場合(比較例2)、十分な引張強さを得ることができず、Ni、Si量が本発明の規定範囲を超えた場合(比較例3)、曲げ加工性が悪くなる。また、Ni/Si比が本発明の規定範囲より小さい場合(比較例4)、曲げ加工性が悪くなり、Ni/Si比が本発明の規定範囲を超えた場合(比較例5)、十分な引張強さを得られないばかりか、曲げ加工性が悪くなることがわかった。
比較例6、7は実施例2の試料(試料No.2)に対し、B含有量を増減変更してB含
有量が本発明の規定範囲を外れた例であり、比較例6、7ともに十分な引張強さを得られないばかりか、曲げ加工性が悪くなる。
[実施例8〜11、比較例8〜13]
次に、本発明の銅合金材の製造条件についての限定理由を、比較例を挙げて説明する。
次に、本発明の銅合金材の製造条件についての限定理由を、比較例を挙げて説明する。
実施例2と同じ組成の銅合金(試料No.2)について、実施例1と同様の手順で加工
・処理する際、溶体化温度および冷却速度、その後の冷間加工度、時効処理条件をそれぞれ表3に示す条件で実施して厚さ0.2mmの試料を製造した。
・処理する際、溶体化温度および冷却速度、その後の冷間加工度、時効処理条件をそれぞれ表3に示す条件で実施して厚さ0.2mmの試料を製造した。
得られた試料について実施例1と同様に、母相の平均結晶粒径、引張強さを評価すると共に、W曲げ試験を実施した。測定した結果を表4に示す。
実施例8、9、比較例8、9は、実施例1とは溶体化温度を変更した例である。実施例1の溶体化温度850℃よりも本発明の規定範囲内で溶体化温度を増減すると(実施例8、9)、やや強度が低下する。また、溶体化温度が本発明の規定範囲より少ない場合(比較例8)、十分な強度が得られなくなる。さらに、溶体化温度が本発明の規定範囲を超えた場合(比較例9)、Bを添加しても結晶粒の成長を抑えることができなくなり、やはり十分な強度が得られなくなる。
実施例10、11、比較例10、11は、実施例1とは時効処理条件を変更した例である。時効処理条件が本発明の規定範囲を外れると(比較例10、11)、十分な強度が得られなくなる。
比較例12は、溶体化後の冷却速度が本発明の規定範囲より小さい例である。冷却速度が遅いと冷却中に再析出が起こり、最終的に高い強度を得ることができない。
比較例13は、溶体化処理後の冷間加工度が本発明の規定範囲を外れた例である。加工度が高くなると良好な曲げ加工性を得ることができなくなる。
実施例10、11、比較例10、11は、実施例1とは時効処理条件を変更した例である。時効処理条件が本発明の規定範囲を外れると(比較例10、11)、十分な強度が得られなくなる。
比較例12は、溶体化後の冷却速度が本発明の規定範囲より小さい例である。冷却速度が遅いと冷却中に再析出が起こり、最終的に高い強度を得ることができない。
比較例13は、溶体化処理後の冷間加工度が本発明の規定範囲を外れた例である。加工度が高くなると良好な曲げ加工性を得ることができなくなる。
Claims (5)
- 1〜5質量%のNi、0.2〜1.2質量%のSiをNi/Si質量比4〜6で含有すると共に、0.005〜0.05質量%のBを含有し、残部がCuおよび不可避不純物からなる組成の銅合金であって、銅母相の平均結晶粒径が20μm以下、引張強さが800MPa以上で、かつ、W曲げ試験で割れが発生しない曲げ半径の最小値Rと板厚tの比率R/tが1以下であることを特徴とする端子・コネクタ用銅合金材。
- 前記組成の銅合金は、2質量%以下のSn、5質量%以下のZnをさらに含有することを特徴とする請求項1に記載の端子・コネクタ用銅合金材。
- 前記組成の銅合金のNi/Si質量比は、4〜5であることを特徴とする請求項1または2に記載の端子・コネクタ用銅合金材。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の前記組成の銅合金を素材として形成した後、圧延加工、溶体化処理、時効処理を組み合わせて所望形状の銅合金材を形成する端子・コネクタ用銅合金材の製造方法であって、
800℃〜900℃の温度範囲で加熱し、かつ、その後に300℃以下まで10℃/秒以上の速度で冷却する溶体化処理を行い、
続いて、加工率30%未満の冷間圧延を行い、
その後、370〜500℃で1〜50時間の時効処理を行うことを特徴とする端子・コネクタ用銅合金材の製造方法。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の前記組成の銅合金を素材として形成した後、圧延加工、溶体化処理、時効処理を組み合わせて所望形状の銅合金材を形成する端子・コネクタ用銅合金材の製造方法であって、
前記素材として形成した銅合金に熱間圧延を行い、
続いて、830℃〜860℃の温度範囲で加熱し、かつ、その後に300℃以下まで250℃/秒以上の速度で冷却する溶体化処理を行い、
続いて、加工率15%以下の冷間圧延を行い、
その後、400〜470℃で1〜50時間の時効処理を行うことを特徴とする端子・コネクタ用銅合金材の製造方法。
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JP2009156876A JP2011012302A (ja) | 2009-07-01 | 2009-07-01 | 端子・コネクタ用銅合金材及びその製造方法 |
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- 2009-07-01 JP JP2009156876A patent/JP2011012302A/ja active Pending
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