JP2011009591A - 球状体吸着装置および球状体搭載装置 - Google Patents

球状体吸着装置および球状体搭載装置 Download PDF

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Abstract

【課題】球状体を搭載対象体に過不足なく搭載すると共にフラックスの付着を防止する。
【解決手段】吸着板22における吸気孔23の縁部で半田ボール300を吸着する吸着ヘッド11と、半田ボール300を収容する収容容器12と、収容容器12に収容されている半田ボール300を先端部13aで吸着して保持する吸着保持部13と、吸着保持部13を移動させる移動機構と、移動機構を制御する制御部とを備え、吸着板22は、吸気孔23を構成する第1貫通孔がエッチング処理によってそれぞれ形成された複数の板体を拡散接合することによって構成され、制御部は、移動機構を制御して、先端部13aに半田ボール300を保持している吸着保持部13を吸着ヘッド11の吸着板22に近接させた状態で吸着保持部13を吸着板22に沿って移動させて吸気孔23から吸引している状態の吸着ヘッド11に対して半田ボール300を供給する供給処理を実行する。
【選択図】図3

Description

本発明は、球状体を吸着する吸着ヘッドを備えた球状体吸着装置、およびその球状体吸着装置を備えて球状体を搭載対象体に搭載する球状体搭載装置に関するものである。
この種の球状体搭載装置として、特開2003−100789号公報に開示された半田(はんだ)ボール搭載装置が知られている。この半田ボール搭載装置は、複数の吸着穴が吸着面に形成された整列マスク、整列マスクを移動させる移動部、および半田ボールが収容されている半田ボール容器などを備えて、整列マスクにおける吸着穴(吸着穴の縁部)で吸着した半田ボールをパッケージの接続端子(搭載対象体)に搭載可能に構成されている。また、この半田ボール搭載装置は、半田ボールよりも大きい複数の貫通穴が整列マスクの吸着穴と同じ配列で形成されて、整列マスクに対して相対的に移動可能な離脱プレートを備えている。この半田ボール搭載装置を用いてパッケージの接続端子に半田ボールを搭載する際には、整列マスクの吸着面に離脱プレートを接触させ、その状態の整列マスクおよび離脱プレートを、半田ボールが収容されている半田ボール容器に嵌合させる。この場合、半田ボール容器に対して送風したり半田ボール容器を振動させることによって半田ボールを浮遊させる。これにより、半田ボールが供給されて、その半田ボールが離脱プレートの貫通穴を通って整列マスクの吸着穴に吸着される。次いで、離脱プレートを下方に移動させて整列マスクの吸着面から離反させる。続いて、整列マスクをパッケージに向けて下降させてフラックスが塗布されている接続端子に半田ボールを接触させ、次いで、整列マスクによる吸着を解除して整列マスクを上昇させる。これにより、接続端子に半田ボールが搭載される。
特開2003−100789号公報(第3−4頁、第1−6図)
ところが、上記した半田ボール搭載装置には、以下の問題点がある。すなわち、この半田ボール搭載装置では、半田ボール容器に収容されている半田ボールを浮遊させて供給し、その半田ボールを整列マスクの吸着穴で吸着している。しかしながら、この構成では、半田ボールが全ての吸着穴には行き渡らずに(全ての吸着穴に半田ボールが満遍なく供給されずに)、半田ボールを吸着していない吸着穴が生じ、この結果、接続端子の一部に半田ボールが搭載されない(半田ボールが欠落する)おそれがある。
一方、近年のパッケージの高密度化に伴い、半田ボールの微小化が進んでおり、これに伴って整列マスクに形成する吸着穴の直径も微小化させる必要がある。ここで、例えば、図18に示す従来の整列マスク531の吸着板532は、ドリルを用いた穿孔加工によって板状体520に吸着穴521を形成することによって作製される。この場合、微小な吸着穴521の穿孔加工に用いられる極細のドリルでは、強度的な制約から、深穴を穿孔するのが困難である。このため、図19に示すように、目的の穴径よりも大径のドリル511を用いて吸着面の裏面側から穿孔加工を行うと共に、目的の穴径のドリル510を用いて吸着面側から穿孔加工を行うことで、吸着穴521形成している。
しかしながら、樹脂等の軟質の材料で形成されている板状体520にこの方法で穿孔加工を行う場合であっても、その穴の深さはドリル径の直径の2〜3倍程度が限度である。このため、従来の半田ボール搭載装置には、整列マスク531の厚みを十分に厚くすることができないことに起因して整列マスク531の剛性が不足して、図20に示すように、吸着の際に整列マスク531が撓んで整列マスク531と離脱プレート550との間に隙間が生じ、1つの吸着穴521に複数の半田ボール300が吸着され(ダブルボールが発生し)、この結果、パッケージ560の接続端子561(図21参照)に半田ボール300が過剰に搭載されるおそれがある。また、図21に示すように、整列マスク531が撓むことにより、整列マスク531をパッケージ560に向けて下降させた際に、接続端子561の一部に半田ボール300が接触せずに、その接続端子561に半田ボール300が搭載されない(半田ボールが欠落する)おそれもある。さらに、ドリルを用いた穿孔加工では、吸着穴が真円とならずに歪んだり、吸着穴の周囲にバリが生じることがあるため、これらに起因して吸着穴の縁部と半田ボール300との間に隙間が生じてその隙間から吸着穴内にフラックスが侵入して付着し、次の吸着の際に支障を来すおそれもある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、球状体を搭載対象体に過不足なく搭載すると共にフラックスの付着を防止し得る球状体吸着装置および球状体搭載装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の球状体吸着装置は、球状体吸着用の第1吸気孔が形成された吸着板における当該第1吸気孔の縁部で球状体を吸着する吸着ヘッドを備えた球状体吸着装置であって、開口部を有して前記球状体を収容する収容容器と、当該収容容器に収容されている前記球状体をその先端部で吸着して保持する吸着保持部と、前記吸着保持部を移動させる移動機構と、当該移動機構を制御する制御部とを備え、前記吸着ヘッドの前記吸着板は、前記第1吸気孔を構成する第1貫通孔がエッチング処理によってそれぞれ形成された複数の板体を拡散接合することによって構成され、前記制御部は、前記移動機構を制御して、前記先端部に前記球状体を保持している前記吸着保持部を前記吸着ヘッドの前記吸着板に近接させた状態で当該吸着保持部を当該吸着板に沿って移動させて前記第1吸気孔から吸引している状態の前記吸着ヘッドに対して当該球状体を供給する供給処理を実行する。
また、請求項2記載の球状体吸着装置は、請求項1記載の球状体吸着装置において、前記吸着保持部を回動させる回動機構を備え、前記吸着保持部は、前記収容容器の前記開口部側に配設されて、その基端部を中心として前記回動機構によって回動されると共に、前記先端部が前記収容容器の底部側に対向しているときに当該収容容器に収容されている前記球状体を当該先端部で吸着して保持し、前記制御部は、前記供給処理の実行時において、前記回動機構を制御して前記球状体を保持している前記先端部が前記吸着板に対向するように前記吸着保持部を回動させる。
また、請求項3記載の球状体吸着装置は、請求項1または2記載の球状体吸着装置において、前記吸着ヘッドに対して接離可能に構成されると共に前記吸着板に密着している状態において前記第1吸気孔に連通しかつ前記球状粒体が通過可能な挿通孔が形成された整列用プレートを備え、前記吸着板は、エッチング処理によって前記各板体に形成された第2貫通孔によって構成されて前記整列用プレートが密着したときに当該整列用プレートによってその開口部が閉塞される第2吸気孔を備え、前記制御部は、前記整列用プレートが前記吸着ヘッドに密着している状態において前記供給処理を行う。
また、請求項4記載の球状体搭載装置は、請求項1から3のいずれかに記載の球状体吸着装置と、当該球状体吸着装置の前記吸着ヘッドを前記供給処理が実行される位置に搬送すると共に前記球状体を吸着している前記吸着ヘッドを搭載対象体の配置位置まで搬送する搬送装置とを備えて、前記球状体を前記搭載対象体に搭載する。
請求項1記載の球状体吸着装置、および請求項4記載の球状体搭載装置によれば、先端部に球状体を保持している吸着保持部を吸着ヘッドの吸着板に近接させた状態で吸着保持部を吸着板に沿って移動させて吸着ヘッドに対して球状体を供給することにより、吸着板に形成されている複数の第1吸気孔に球状体を満遍なく供給することができる。このため、全ての第1吸気孔の縁部に球状体を確実に吸着させることができる結果、その球状体を搭載対象体に搭載する際の球状体の欠落を確実に防止することができる。また、この球状体吸着装置および球状体搭載装置によれば、第1吸気孔を構成する貫通孔がエッチング処理によってそれぞれ形成された複数の板体を拡散接合することによって吸着板を構成したことにより、吸着板の剛性を所望の剛性まで高めることができるため、吸着板の撓みを確実に防止することができる。このため、この球状体吸着装置および球状体搭載装置によれば、球状体を吸着する際におけるダブルボール(1つの第1吸気孔による複数の球状体の吸着)の発生を確実に防止することができる結果、搭載対象体に対する球状体の過剰な搭載を確実に防止することができる。また、この球状体吸着装置および球状体搭載装置によれば、吸着板の撓みを確実に防止することができるため、吸着ヘッドを搭載対象体に向けて下降させた際の搭載対象体と球状体との非接触による球状体の欠落を確実に防止することができる。さらに、この球状体吸着装置および球状体搭載装置によれば、第1吸気孔の開口縁部における歪みやバリの発生を極めて少なく抑えることができるため、歪みやバリに起因して第1吸気孔の開口縁部と球状体との間に隙間が生じてその隙間から第1吸気孔内にフラックスが侵入して付着する事態を確実に防止することができる。
また、請求項2記載の球状体吸着装置、および請求項4記載の球状体搭載装置では、収容容器の開口部側に配設された吸着保持部の先端部を収容容器の底部側に対向させて球状体を先端部で吸着して保持させ、供給処理の実行時において先端部が吸着板に対向するように回動機構が吸着保持部を回動させる。このため、この球状体吸着装置および球状体搭載装置によれば、吸着保持部を回動させる簡易な構成でありながら、吸着ヘッドに形成されている複数の第1吸気孔に球状体を満遍なく供給することができる。
また、請求項3記載の球状体吸着装置、および請求項4記載の球状体搭載装置によれば、第1吸気孔に連通しかつ球状体が通過可能な貫通孔が形成された整列用プレートを吸着ヘッドに密着させた状態において供給処理を行うことにより、供給処理の際に吸着ヘッドの各第1吸気孔に球状体を1つずつ確実に供給することができる。また、この球状体吸着装置および球状体搭載装置によれば、吸着板に第2吸気孔を形成したことにより、吸着板と整列用プレートとの相対的な位置ずれを確実に規制することができるため、両者の間の隙間に起因するダブルボールの発生を一層確実に防止することができる。また、エッチング処理によって各板体に形成された第2貫通孔によって第2吸気孔を構成することにより、第2吸気孔を吸着板における任意の位置に任意の大きさで設けることができる。
また、請求項4記載の球状体搭載装置によれば、上記の球状体吸着装置と、球状体吸着装置の吸着ヘッドを供給処理が実行される位置に搬送すると共に球状体を吸着している吸着ヘッドを搭載対象体の配置位置まで搬送する搬送装置とを備えたことにより、球状体吸着装置が有する上記の各効果を実現することができるため、フラックスの付着を防止しつつ球状体を搭載対象体に過不足なく搭載することができる。
半田ボール搭載装置1の構成を示す構成図である。 半田ボール吸着装置2の構成を示す構成図である。 半田ボール吸着装置2の構成を示す断面図である。 吸着ヘッド11の構成を示す断面図である。 吸着ヘッド11の底面図である。 吸着板22の構成を説明する説明図である。 吸着ヘッド11の吸着板22および整列用プレート17の構成を示す断面図である。 収容容器12、吸着保持部13、吸引部14で構成される本体部100の分解斜視図である。 収容容器12、吸着保持部13および吸引部14で構成される本体部100の斜視図である。 半田ボール搭載装置1の動作を説明する第1の説明図である。 半田ボール搭載装置1の動作を説明する第2の説明図である。 半田ボール搭載装置1の動作を説明する第3の説明図である。 半田ボール搭載装置1の動作を説明する第4の説明図である。 半田ボール搭載装置1の動作を説明する第5の説明図である。 半田ボール搭載装置1の動作を説明する第6の説明図である。 半田ボール搭載装置1の動作を説明する第7の説明図である。 半田ボール搭載装置1の動作を説明する第8の説明図である。 従来の半田ボール搭載装置の動作を説明する第1の説明図である。 従来の半田ボール搭載装置の動作を説明する第2の説明図である。 従来の半田ボール搭載装置の動作を説明する第3の説明図である。 従来の半田ボール搭載装置の動作を説明する第4の説明図である。
以下、本発明に係る球状体吸着装置および球状体搭載装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、図1に示す半田ボール搭載装置(球状体搭載装置)1の構成について説明する。半田ボール搭載装置1は、同図に示すように、半田ボール吸着装置2および搬送装置3を備えて、球状体の一例としての微小な球状粒体である半田ボール(マイクロボール)300(図7参照)を搭載対象体としての基板400の端子401に搭載(載置)可能に構成されている。この場合、半田ボール300は、直径L1(同図参照)が70μm程度の球状に構成されている。また、半田ボール300は、半田ボール搭載装置1によって基板400の端子401に搭載された後に加熱溶融されることにより、基板400上にボールグリッドアレイ(BGA)を構成する。
半田ボール吸着装置2は、図2,3に示すように、吸着ヘッド11、収容容器12、吸着保持部13、吸引部14、駆動機構15、吸気装置16、整列用プレート17および制御部18を備えて構成されて、後述する供給処理および除去処理を実行して半田ボール300を吸着する。
吸着ヘッド11は、図4に示すように、一例として、内部に空隙21が形成された箱状に構成されている。また、図4,5に示すように、吸着ヘッド11の吸着板22には、吸着板22の外面(以下「吸着面22a」ともいう)に開口すると共に空隙21と連通する複数の吸気孔23(第1吸気孔)が形成されている(以下、吸着面22aにおける吸気孔23の開口部を「吸気口23a」ともいう)。また、両図に示すように、吸着板22には、吸着面22aに開口すると共に空隙21と連通する吸気孔(第2吸気孔)24が形成されている(以下、吸着面22aにおける吸気孔24の開口部を「吸気口24a」ともいう)。この場合、吸気孔24は、整列用プレート17が吸着面22aに密着したときに整列用プレート17によって吸気口24a開口部が閉塞される。
この場合、図7に示すように、吸気孔23(つまり、吸気口23a)の直径L2は、半田ボール300の直径L1(この例では、70μm)よりも短い40μm程度に規定されている。また、図4に示すように、吸着ヘッド11には、空隙21内の空気を排気するための排気孔25が形成されている。この吸着ヘッド11では、空隙21内の空気の排気によって空隙21内が負圧状態となり、それに伴って吸気口23aからの吸気が行われることにより、吸着ヘッド11の吸着面22aにおける吸気口23aの縁部に半田ボール300を吸着することが可能となっている(図7参照)。
また、この吸着ヘッド11では、図6に示すように、硬質の材料(一例として、ステンレス等の金属)によって薄板状に形成された複数(この例では5枚)の板体61を積層することによって吸着板22が構成されている。この場合、各板体61には、吸気孔23を構成する貫通孔62(第1貫通孔)、および吸気孔24を構成する貫通孔63(第2貫通孔)が形成されている。ここで、吸着板22は、次のようにして作製される。まず、エッチング処理(一例として、ドライエッチング処理やイオンミリング)によって金属の薄板に貫通孔62,63を形成して各板体61を作製する。次いで、各板体61を拡散接合によって接合する。具体的には、各板体61を重ね合わせて所定の圧力で加圧した状態で、所定の温度に加熱する。この際に、各板体61の接合面(互いに接触している面)において原子の拡散が生じ、これによって各板体61が互いに接合する。以上により吸着板22が完成する。この吸着板22では、エッチング処理を行うことで、金属等の硬質の材料に対して貫通孔62を形成することができ、しかも貫通孔62の開口部(つまり、吸気孔23の吸気口23a)における歪みやバリの発生を極めて少なく抑えることが可能となっている。また、板体61の数を増やしたり、板体61の厚みを厚くすることで、吸着板22の剛性を所望の剛性まで高めることが可能となっている。
収容容器12は、図3,8に示すように、その内面が断面半円状に湾曲した容器本体31と、容器本体31の両側部に配設された2枚の側壁32a,32bとを備えて、容器本体31および側壁32a,32bによって形成される収容部12a(図3参照)内に半田ボール300を収容可能に構成されている。また、収容容器12の開口部12b(同図参照)側には、側壁32a,32bに両端部が支持されたワイパー33が配設されている。また、側壁32a,32bには、吸着保持部13を回動可能に支持するためのベアリング34(図8参照)が配設されている。この場合、収容容器12は、後述する供給処理の実行時において開口部12bが吸着ヘッド11の吸着面22aに対向するように配置される。
吸着保持部13は、図8に示すように、全体として直方体状に形成されると共に、図3に示すように、基端部13b側から先端部13aに至る吸気経路13cが内部に形成されて、収容容器12の収容部12a内に収容されている半田ボール300をその先端部13aで吸着して保持可能に構成されている。また、吸着保持部13の先端部13aには、通気性シート43が取り付けられている。また、吸着保持部13は、基端部13b側に配設された軸41(図8参照)および吸気管42が収容容器12の側壁32a,32bに配設されたベアリング34によって回転可能に支持されることで、収容容器12の開口部12b側において基端部13bを中心として回動可能に配設されている。
この場合、吸着保持部13は、図3に示すように、先端部13aが収容容器12の容器本体31の底部側に対向しているときに、収容容器12の収容部12aに収容されている半田ボール300を先端部13aで吸着して保持する。また、吸着保持部13は、後述する供給処理の実行時において、図11に示すように、半田ボール300を保持している先端部13aが吸着ヘッド11の吸着面22aに対向するように駆動機構15によって回動させられる。
吸引部14は、図3,8に示すように、2枚の区画壁51a,51bを備えて構成されて、収容容器12における2枚の側壁32a,32bと区画壁51a,51bとによって形成される吸引経路14a(図3参照)を介して半田ボール300を吸引可能に構成されている。この場合、この半田ボール吸着装置2では、収容容器12、吸着保持部13および吸引部14が上記のように構成されることで、図9に示すように、これらが一体に構成されている(以下、一体化された収容容器12、吸着保持部13および吸引部14を全体として「本体部100」ともいう)。
駆動機構15は、移動機構として機能し、制御部18の制御に従って本体部100(収容容器12、吸着保持部13および吸引部14)を移動させる。また、駆動機構15は、回動機構として機能し、制御部18の制御に従って吸着保持部13を回動させる。吸気装置16は、吸気ポンプおよび電磁バルブ(いずれも図示せず)を備えて構成されている。また、吸気装置16は、吸気管110(図2参照)を介して、吸着ヘッド11の排気孔25、吸着保持部13の吸気経路13cに連通する吸気管42、および吸引部14の吸引経路14aに繋がれている。この場合、吸気装置16は、制御部18の制御に従って作動して、吸着ヘッド11の空隙21内を負圧状態とすることによる吸気口23aからの吸気、吸着保持部13における吸気経路13cからの吸気、吸引部14における吸引経路14aからの吸気(吸引)を行う。
整列用プレート17は、吸着ヘッド11に対して接離可能(着脱可能)に構成されると共に、図7に示すように、吸着ヘッド11における吸着板22の吸着面22aと上面17aとが密着するように装着された状態において吸着ヘッド11の吸気口23aに連通する挿通孔17cが形成されている。この場合、同図に示すように、整列用プレート17の厚みL3は、吸気口23aの縁部に吸着された半田ボール300が下面17bから突出しない80μm程度に規定されている。また、挿通孔17cの直径L4は、半田ボール300が通過可能な90μm程度に規定されている。また、整列用プレート17は、供給処理および除去処理が実行される位置に配置されている。
制御部18は、駆動機構15、吸気装置16および搬送装置3を制御する。この場合、制御部18は、駆動機構15を制御して、半田ボール300を保持した吸着保持部13の先端部13aを整列用プレート17(整列用プレート17が装着された吸着ヘッド11の吸着面22a)に近接させた状態で、吸着保持部13および吸引部14(つまり、本体部100)を整列用プレート17(吸着面22a)に沿って移動させることにより、吸着ヘッド11に対して半田ボール300を供給する供給処理、および吸着面22aにおける吸気口23aの縁部に吸着された半田ボール300(以下、この半田ボール300を「搭載対象の半田ボール300」ともいう)を除く半田ボール300(以下、この半田ボール300を「余剰な半田ボール300」ともいう)を除去する除去処理を実行する。
搬送装置3は、半田ボール吸着装置2における制御部18の制御に従い、整列用プレート17の配置位置(本体部100の配置位置の上方の位置であって、供給処理および除去処理が実行される位置)と基板400の配置位置との間で吸着ヘッド11を搬送する。
次に、半田ボール搭載装置1を用いて、半田ボール吸着装置2に半田ボール300を吸着させ、その半田ボール300を基板400の端子401に搭載する工程、およびその際の半田ボール搭載装置1の動作について、図面を参照して説明する。なお、初期状態では、半田ボール吸着装置2における吸着保持部13の先端部13aが、収容容器12における容器本体31の底部側に対向している(先端部13aが下向きとなっている)ものとする。
この半田ボール搭載装置1では、開始操作がされたときに、制御部18が、搬送装置3を制御して、図3に示すように、整列用プレート17の配置位置に吸着ヘッド11を搬送させる。この際に、図7に示すように、吸着ヘッド11における吸着板22の吸着面22aと整列用プレート17の上面17aとが密着する。次いで、制御部18は、吸気装置16を作動させる。この際に、吸着ヘッド11の空隙21内が負圧状態となって吸気口23aからの吸気が開始される。また、吸着板22の吸着面22aに密着している整列用プレート17によって吸気孔24の吸気口24aが閉塞されているため、空隙21内が負圧状態となることによって整列用プレート17と吸着板22とが固定されて、両者の相対的な位置ずれが規制される。また、吸気装置16の作動に伴い、吸着保持部13における吸気経路13cからの吸気、および吸引部14における吸引経路14aからの吸気が開始される。
続いて、吸着保持部13における吸気経路13cからの吸気に伴い、収容容器12の収容部12aに収容されている半田ボール300が吸着保持部13の先端部13aに吸着されて保持される。次いで、制御部18は、駆動機構15を制御して、吸着保持部13の基端部13bに取り付けられている吸気管42を回転させることにより、図10に示すように、基端部13bを中心として吸着保持部13を回動させる。この際に、先端部13aに保持されている半田ボール300が吸着保持部13の回動に伴い、収容容器12の開口部12b側に移動させられる。また、開口部12b側に移動させられた半田ボール300の一部が、開口部12b側に配設されているワイパー33によって払い落とされる。このため、吸着ヘッド11に供給される半田ボール300の量(数)が適正な量に制限される。
続いて、制御部18は、図11に示すように、吸着保持部13の先端部13aが吸着ヘッド11の吸着面22aに対向した時点(吸着保持部13が180°回動した時点)で、駆動機構15を制御して、吸気管42の回転を停止させる。次いで、制御部18は、供給処理を実行する。この供給処理では、制御部18は、駆動機構15を制御して、図12に示すように、吸着ヘッド11の吸着面22a(整列用プレート17)に向けて(同図における上方に向けて)本体部100を移動させて、先端部13aを整列用プレート17(吸着面22a)の一端側(同図における左側)に近接させる。この際に、整列用プレート17に近接させられた先端部13aに保持されている半田ボール300のうちの整列用プレート17側(上部)に位置している半田ボール300が、吸着ヘッド11の吸気口23aからの吸気に伴う吸引力によって吸着保持部13の吸引力に抗して吸着ヘッド11に引き寄せられて、吸着ヘッド11に供給される。また、供給された半田ボール300の一部が、吸気口23aに引き寄せられて、整列用プレート17の各挿通孔17cを通って吸着ヘッド11の吸着面22aにおける吸気口23aの縁部に吸着される。
続いて、制御部18は、駆動機構15を制御して、図13に示すように、先端部13aを整列用プレート17に近接させた状態で、本体部100を整列用プレート17(吸着面22a)に沿って整列用プレート17の他端側(同図における右側)に向けて(同図に矢印で示す方向に)移動させる。この際に、上記したように、先端部13aに保持されている半田ボール300のうちの整列用プレート17側に位置している半田ボール300が、吸着ヘッド11の吸引力によって吸着保持部13の吸引力に抗して吸着ヘッド11に引き寄せられて、吸着ヘッド11に供給され、その一部が整列用プレート17の各挿通孔17cを通って吸着ヘッド11の吸着面22aにおける吸気口23aの縁部に吸着される。このようにして、吸着保持部13の先端部13aに保持されている半田ボール300が、吸着保持部13の移動に伴って徐々に(分散されつつ)吸着ヘッド11の各吸気口23aに満遍なく供給されて、吸着ヘッド11の吸着面22aにおける全ての吸気口23aの縁部に1つずつ確実に吸着される。
この場合、この半田ボール吸着装置2では、吸着ヘッド11の吸着板22が硬質の材料(この例では、金属)で構成されて高い剛性を有しているため、剛性の不足による吸着板22の撓みが防止されている。また、吸着板22に形成されている吸気孔24の存在により、整列用プレート17と吸着板22との相対的な位置ずれが規制される。このため、図4に示すように、吸着板22と整列用プレート17との間における隙間の発生が確実に防止されて吸着板22と整列用プレート17とが密着した状態に維持される。この結果、この半田ボール吸着装置2では、ダブルボール(1つの吸気孔23による複数の半田ボール300の吸着)が確実に防止され、この結果、端子401に半田ボール300が過剰に搭載される事態を確実に防止することが可能となっている。
ここで、半田ボール300は、上記したように微小なため、静電気や分子間力による半田ボール300同士が互いに引き合う力が半田ボールの重量に対して相対的に大きくなっている。このため、吸気口23aの縁部に吸着された搭載対象の半田ボール300に、他の余剰な半田ボール300が付着する。この場合、この半田ボール吸着装置2では、上記したように、整列用プレート17の厚みL3が半田ボール300の直径L1よりもやや厚い80μm程度に規定され、挿通孔17cの直径L4が、半田ボール300の直径L1よりもやや大きい90μm程度に規定されている。このため、搭載対象の半田ボール300だけが挿通孔17c内に収容され、余剰な半田ボール300は、その一部分(体積的な一部分)またはその全体が挿通孔17cの下面17bよりも外側(下側)に突出した状態で付着している。また、この半田ボール吸着装置2では、上記したように、先端部13aに保持されている半田ボール300が分散されつつ供給されるため、半田ボール300の過剰な供給が防止されて、余剰な半田ボール300の付着が少なく抑えられている。
次いで、制御部18は、除去処理を実行する。この除去処理では、制御部18は、駆動機構15を制御して、図14に示すように、本体部100を整列用プレート17に沿って(同図に矢印で示す方向に)さらに移動させる。この際に、同図に示すように、吸着保持部13に続いて吸引部14が移動させられて、吸引部14における吸引経路14aからの吸気によって余剰な半田ボール300が吸引される。このため、搭載対象の半田ボール300と余剰な半田ボール300とが互いに強く引き合っていたとしても、余剰な半田ボール300の全てが搭載対象の半田ボール300から強制的に引き離されて吸着ヘッド11または整列用プレート17から確実に除去される。
続いて、制御部18は、搬送装置3を制御して、図15に示すように、吸着ヘッド11が整列用プレート17から離反するように、吸着ヘッド11を同図に示す矢印の向きに移動させる。次いで、制御部18は、搬送装置3を制御して、吸着ヘッド11を基板400の配置位置に搬送させ、続いて、図16に示すように、吸着ヘッド11によって吸着されている半田ボール300が基板400における各端子401の表面に接触するように吸着ヘッド11を基板400に向けて(同図に示す矢印の向きに)移動させる。次いで、制御部18は、吸気装置16を制御して、吸着ヘッド11における吸気口23aからの吸気を停止させる。この際に、図17に示すように、吸着ヘッド11による吸着が解除されて、半田ボール300が基板400における端子401の表面に塗布された半田フラックス上に載置される。
この場合、この半田ボール吸着装置2では、上記した供給処理を実行することで、吸着ヘッド11の各吸気口23aに半田ボール300が満遍なく供給されて、吸着ヘッド11の吸着面22aにおける全ての吸気口23aの縁部に半田ボール300が1つずつ確実に吸着される。このため、端子401の一部に半田ボール300が搭載されない事態の発生(半田ボール300の欠落)を確実に防止することが可能となっている。また、この半田ボール吸着装置2では、上記した除去処理を実行することで余剰な半田ボール300が確実に除去されると共に、吸着板22の撓みが確実に防止されているためダブルボールの発生が確実に防止されている。このため、この半田ボール搭載装置1では、基板400に対する半田ボール300の過剰な搭載が確実に防止されている。また、吸着板22の撓みが確実に防止されているため、吸着ヘッド11を基板400に向けて下降させた際の端子401と半田ボール300との非接触による半田ボール300の欠落が確実に防止されている。さらに、この半田ボール吸着装置2では、吸気孔23の吸気口23aにおける歪みやバリの発生を極めて少なく抑えられているため、歪みやバリに起因して吸気口23aの縁部と半田ボール300との間に隙間が生じてその隙間から吸気孔23内にフラックスが侵入して付着する事態を確実に防止することが可能となっている。
続いて、制御部18は、搬送装置3を制御して、同図に示すように、吸着ヘッド11を上方に向けて(同図に示す矢印の向きに)移動させた後に、初期位置に搬送させる。以上により、基板400における端子401への半田ボール300の搭載が完了する。
このように、この半田ボール吸着装置2および半田ボール搭載装置1によれば、先端部13aに半田ボール300を保持している吸着保持部13を吸着ヘッド11の吸着板22に近接させた状態で吸着保持部13を吸着板22に沿って移動させて吸着ヘッド11に対して半田ボール300を供給することにより、吸着板22の各吸気口23aに半田ボール300を満遍なく供給することができるため、基板400の端子401に半田ボール300を搭載する際の半田ボール300の欠落を確実に防止することができる。また、この半田ボール吸着装置2および半田ボール搭載装置1によれば、吸気孔23を構成する貫通孔62がエッチング処理によってそれぞれ形成された複数の板体61を拡散接合することによって吸着板22を構成したことにより、吸着板22の剛性を所望の剛性まで高めることができるため、吸着板22の撓みを確実に防止することができる。このため、この半田ボール吸着装置2および半田ボール搭載装置1によれば、半田ボール300を吸着する際におけるダブルボールの発生を確実に防止することができる結果、基板400に対する半田ボール300の過剰な搭載を確実に防止することができる。また、この半田ボール吸着装置2および半田ボール搭載装置1によれば、吸着板22の撓みを確実に防止することができるため、吸着ヘッド11を基板400に向けて下降させた際の端子401と半田ボール300との非接触による半田ボール300の欠落を確実に防止することができる。さらに、この半田ボール吸着装置2および半田ボール搭載装置1によれば、吸気孔23の吸気口23aにおける歪みやバリの発生を極めて少なく抑えることができるため、歪みやバリに起因して吸気口23aの縁部と半田ボール300との間に隙間が生じてその隙間から吸気孔23内にフラックスが侵入して付着する事態を確実に防止することができる。
また、この半田ボール吸着装置2および半田ボール搭載装置1では、収容容器12の開口部12b側に配設された吸着保持部13の先端部13aを収容容器12における容器本体31の底部側に対向させて半田ボール300を先端部13aで吸着して保持させ、供給処理の実行時において先端部13aが吸着ヘッド11の吸着面22aに対向するように吸着保持部13を駆動機構(回動機構)15が回動させる。このため、この半田ボール吸着装置2および半田ボール搭載装置1によれば、吸着保持部13を回動させる簡易な構成でありながら、吸着ヘッド11の各吸気口23aに半田ボール300を満遍なく供給することができる。
また、この半田ボール吸着装置2および半田ボール搭載装置1によれば、吸気口23aに連通しかつ半田ボール300が通過可能な挿通孔17cが形成された整列用プレート17を吸着ヘッド11に密着させた状態において供給処理を行うことにより、供給処理の際に吸着ヘッド11の各吸気口23aに半田ボール300を1つずつ確実に供給することができる。また、この半田ボール吸着装置2および半田ボール搭載装置1によれば、吸着板22に吸気孔24を形成したことにより、吸着板22と整列用プレート17とを確実に密着させることができるため、両者の間の隙間に起因するダブルボールの発生を一層確実に防止することができる。また、エッチング処理によって各板体61に形成された貫通孔63によって吸気孔24を構成することにより、吸気孔24を吸着板22における任意の位置に設けることができる。
また、この半田ボール搭載装置1によれば、上記の半田ボール吸着装置2と、半田ボール吸着装置2の吸着ヘッド11を供給処理が実行される位置に搬送すると共に半田ボール300を吸着している吸着ヘッド11を基板400の配置位置まで搬送する搬送装置3とを備えたことにより、半田ボール吸着装置2が有する上記の各効果を実現することができるため、フラックスの付着を防止しつつ半田ボール300を端子401に過不足なく搭載することができる。
なお、硬質の材料(上記の例では、ステンレス等の金属)によって形成された板体61を用いて吸着板22を構成した例について上記したが、板体61の材料は任意に選択することができる。また、5枚の板体61を積層して吸着板22を構成した例について上記したが、板体61の数は任意の複数に規定することができる。また、この半田ボール吸着装置2では、エッチング処理によって貫通孔62,63を形成しているため、貫通孔62,63の大きさ、形状および形成位置を任意に規定することができる。このため、貫通孔62,63によって構成される吸気孔23,24の形状や大きさも任意に規定することができる。
また、収容容器12、吸着保持部13および吸引部14を一体に構成した本体部100を用いる構成および方法について上記したが、別体にした収容容器12、吸着保持部13および吸引部14を用いて、これらを個別に駆動する構成および方法を採用することもできる。さらに、基板400の表面に塗布した半田フラックス上に半田ボール300を載置する構成に代えて、吸着ヘッド11によって吸着された半田ボール300の先端部をトレイに収容した半田フラックスに浸してその先端部に半田フラックスを付着させた後に、半田フラックスが塗布されていない基板400の上にその半田ボール300を載置する構成を採用することもできる。
1 半田ボール搭載装置
2 半田ボール吸着装置
3 搬送装置
11 吸着ヘッド
12 収容容器
12a 収容部
12b 開口部
13 吸着保持部
13a 先端部
15 駆動機構
17 整列用プレート
17c 貫通孔
18 制御部
22 吸着板
23,24 吸気孔
23a,24a 吸気口
61 板体
62,63 貫通孔
300 半田ボール
400 基板
401 端子

Claims (4)

  1. 球状体吸着用の第1吸気孔が形成された吸着板における当該第1吸気孔の縁部で球状体を吸着する吸着ヘッドを備えた球状体吸着装置であって、
    開口部を有して前記球状体を収容する収容容器と、当該収容容器に収容されている前記球状体をその先端部で吸着して保持する吸着保持部と、前記吸着保持部を移動させる移動機構と、当該移動機構を制御する制御部とを備え、
    前記吸着ヘッドの前記吸着板は、前記第1吸気孔を構成する第1貫通孔がエッチング処理によってそれぞれ形成された複数の板体を拡散接合することによって構成され、
    前記制御部は、前記移動機構を制御して、前記先端部に前記球状体を保持している前記吸着保持部を前記吸着ヘッドの前記吸着板に近接させた状態で当該吸着保持部を当該吸着板に沿って移動させて前記第1吸気孔から吸引している状態の前記吸着ヘッドに対して当該球状体を供給する供給処理を実行する球状体吸着装置。
  2. 前記吸着保持部を回動させる回動機構を備え、
    前記吸着保持部は、前記収容容器の前記開口部側に配設されて、その基端部を中心として前記回動機構によって回動されると共に、前記先端部が前記収容容器の底部側に対向しているときに当該収容容器に収容されている前記球状体を当該先端部で吸着して保持し、
    前記制御部は、前記供給処理の実行時において、前記回動機構を制御して前記球状体を保持している前記先端部が前記吸着板に対向するように前記吸着保持部を回動させる請求項1記載の球状体吸着装置。
  3. 前記吸着ヘッドに対して接離可能に構成されると共に前記吸着板に密着している状態において前記第1吸気孔に連通しかつ前記球状粒体が通過可能な挿通孔が形成された整列用プレートを備え、
    前記吸着板は、エッチング処理によって前記各板体に形成された第2貫通孔によって構成されて前記整列用プレートが密着したときに当該整列用プレートによってその開口部が閉塞される第2吸気孔を備え、
    前記制御部は、前記整列用プレートが前記吸着ヘッドに密着している状態において前記供給処理を行う請求項1または2記載の球状体吸着装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の球状体吸着装置と、当該球状体吸着装置の前記吸着ヘッドを前記供給処理が実行される位置に搬送すると共に前記球状体を吸着している前記吸着ヘッドを搭載対象体の配置位置まで搬送する搬送装置とを備えて、前記球状体を前記搭載対象体に搭載する球状体搭載装置。
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