JP2011009054A - シールドシェルの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、シールドシェルを被取付部に取り付ける際の取り付け作業性を向上させるとともに、部品点数を低減したシールドシェルの取付構造を提供する。
【解決手段】電子機器に取り付けられた電線を通しかつ、第1固定部21aを設けた被取付部2と、前記電線を覆うシールド部材4の端部41aに取り付けられるシェル本体5と、該シェル本体5から前記被取付部2に向かって突出するとともに前記第1固定部21aに重ねられる第2固定片6と、を備えたシールドシェル3と、前記第1固定部21aと前記第2固定片6とが互いに重ねられた状態で、前記第1固定部21aと前記第2固定片6とを貫通して、前記被取付部2に前記シールドシェル3を固定する固定部材9と、を備えたシールドシェルの取付構造1において、前記第1固定部21a、21bが、互いに対向する位置に少なくとも一対設けられているとともに、前記一対の第1固定部21a、21bそれぞれに重ねられる前記第2固定片6、7が、少なくとも一対設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車などに配策されるワイヤハーネスなどを構成する電線を電気的にシールドするシールドシェルを被取付部に取り付けるシールドシェルの取付構造に関する。
移動体としての自動車には、多種多様な電子機器が搭載されている。これら多種多様な電子機器に電力を供給するワイヤハーネスを配策している。ワイヤハーネス(図示しない)は、複数の電線と、これら電線と、前記電子機器とを接続するコネクタと、を備えている。
前記電線は、例えば編組線などで構成されるシールド部材で覆われて、外部から電気的にシールドされることがある。このとき、種々の取付構造によって、シールド部材を備えたシールドシェルは、被取付部に取り付けられる(例えば特許文献1参照)。
図7は、従来のシールドシェルの取付構造の斜視図である。前述したシールドシェルの取付構造101は、電子機器に取り付けられた電線を通す被取付部102と、前記電線を覆うシールド部材(図示しない)の端部に取り付けられるシェル本体105とを備えたシールドシェル103と、これら被取付部102とシールドシェル103と、を固定するねじ109と、を備えている。なお、図7は、シールドシェル103のシールド部材が、シェル本体105に取り付けられていない状態を示している。
被取付部102は、ねじ109が通される第1の孔123と、電線を通す電線通し孔124と、を設けている。第1の孔123は、シールドシェル103が被取付部102に近付けられると、後述するシェル本体105のフランジ部154が重ねられる被取付部102の外表面に設けられている。第1の孔123は、4つ設けられている。第1の孔123は、前記外表面の長手方向の両端部と幅方向の両端部に設けられている。即ち第1の孔123は、前記外表面の4隅に設けられている。第1の孔123は、被取付部102を水平方向に貫通している。
シールドシェル103は、被取付部102に重ねられるシェル本体105と、前記電線を覆うシールド部材と、を備えている。シェル本体105は、前記第1の孔123と連通する第2の孔154aを設けている。第2の孔154aは、4つ設けられている。第2の孔154aは、シェル本体105の長手方向の両端部と幅方向の両端部に設けられている。即ち第2の孔154aは、シェル本体105の4隅に設けられている。第2の孔154aは、シェル本体105を水平方向に貫通している。こうして、シールドシェル103が被取付部102に近付けられて、シェル本体105と被取付部102の外表面とが重ねられて、互いに連通する第1の孔123及び第2の孔154aに4つのねじ109それぞれがねじ込まれて、シールドシェル103は被取付部102に固定されている。
特開2005−339933号公報
しかしながら、シールドシェルを被取付部に取り付ける作業者が、ねじ留め作業をする際には、ねじは、水平方向に沿って取り付けられるため、作業者は、無理な姿勢を強いられるとともに、ねじ留め作業は4箇所行う必要があり、組み立て作業に時間がかかるという問題があった。また、ねじ留め作業中にねじが落下してしまう虞れがあった。
従って、本発明は、シールドシェルを被取付部に取り付ける際の取り付け作業性を向上させるとともに、部品点数を低減したシールドシェルの取付構造を提供する。
請求項1に記載の本発明のシールドシェルの取付構造1は、電子機器に取り付けられた電線を通しかつ、第1固定部を設けた被取付部と、前記電線を覆うシールド部材の端部に取り付けられるシェル本体と、該シェル本体から前記被取付部に向かって突出するとともに前記第1固定部に重ねられる第2固定片と、を備えたシールドシェルと、前記第1固定部と前記第2固定片とが互いに重ねられた状態で、前記第1固定部と前記第2固定片とを貫通して、前記被取付部に前記シールドシェルを固定する固定部材と、を備えたシールドシェルの取付構造において、前記第1固定部が、互いに対向する位置に少なくとも一対設けられているとともに、前記一対の第1固定部それぞれに重ねられる前記第2固定片が、少なくとも一対設けられていることを特徴としている。
請求項2に記載のシールドシェルの取付構造は、請求項1に記載のシールドシェルの取付構造において、前記固定部材が、互いの間に前記電線を挟む位置に複数設けられており、前記固定部材それぞれが通される前記一対の第1固定部が、複数対設けられているとともに、前記一対の第1固定部それぞれに重ねられる前記一対の第2固定片が複数対設けられていることを特徴としている。
以上説明したように請求項1に記載の本発明によれば、被取付部は、互いに対向する第1固定部を備えている。シールドシェルは、前記電線を覆うシールド部材と、該シールド部材の端部に取り付けられるシェル本体と、該シェル本体から前記被取付部に向かって突出するとともに、前記一対の第1固定部それぞれと重ねられる一対の第2固定片と、を備えている。そして、一対の第1固定部のうち一方及び一対の第2固定片のうち一方と、一対の第1固定部のうち他方及び一対の第2固定片のうち他方とが、互いに重ねられた状態で、固定部材が、一対の第1固定部のうち一方及び一対の第2固定片のうち一方と、一対の第1固定部のうち他方及び一対の第2固定片のうち他方と、を貫通している。このため、ねじ留め箇所を低減することができる。そして、シールドシェルが被取付部に取り付ける際の取り付け作業性を向上させるとともに、部品点数を低減したシールドシェルの取付構造を提供することができる。
請求項2に記載の本発明によれば、前記固定部材が、互いの間に前記電線を挟む位置に複数設けられており、前記固定部材それぞれが通される前記一対の第1固定部が、複数対設けられているとともに、前記一対の第1固定部それぞれに重ねられる前記一対の第2固定片が複数対設けられている。こうして、ねじ留め作業を4箇所から2箇所に低減することができる。そして、シールドシェルを被取付部に取り付ける際の取り付け作業性を向上させるとともに、シールドシェルを被取付部により確実に取り付けることができる。
本発明の一実施形態に係るシールドシェルの取付構造を示す斜視図である。 図1に示されたシールドシェルの取付構造を構成するシールドシェルを示す斜視図である。 図2に示されたシールドシェルを分解して示す分解斜視図である。 図3に示されたシールドシェルを構成するシェル本体を示す側面図である。 図1に示されたシールドシェルの取付構造の組立作業を説明するための説明図であり、シェル本体が被取付部に近付けられて、固定部材が取り付けられる様子を示す側面図である。 図1に示されたシールドシェルの取付構造の組立作業を説明するための説明図であり、シェル本体が被取付部に近付けられて、固定部材が取り付けられた状態を示す側面図である。 従来のシールドシェルの取付構造を示す分解斜視図である。
以下、本発明の一実施形態にかかるシールドシェルの取付構造を、図1乃至図6を参照して説明する。本発明にかかるシールドシェルの取付構造1は、図1に示すように、電子機器に取り付けられた電線(図示しない)を通しかつ、互いに対向する一対の第1固定部21a、21bを設けた被取付部2と、前記電線を覆うシールド部材4と、シールド部材4の端部(即ち後述する大径部41a)に取り付けられるシェル本体5と、シェル本体5から被取付部2に向かって突出するとともに、一対の第1固定部21a、21bそれぞれに重ねられる一対の第2固定片6、7と、を備えたシールドシェル3と、被取付部2にシールドシェル3を固定する固定部材9と、を備えている。
電線は、導電性の金属材料からなる芯線と、絶縁性の合成樹脂等からなる被覆部とを備えている。芯線は、複数の素線が撚られて形成されている。芯線を構成する素線は、導電性の金属材料からなる。また、芯線は、一本の素線から構成されていてもよい。前記電線によって、比較的大きな電流値の電力が、モータ・ジェネレータやコンバータから供給される。または、電線によって、比較的大きな電流値の電力が、モータ・ジェネレータやコンバータに供給される。電線は、後述するシールドシェル3のシールド部材4によって覆われている。電線は方向X(図1に示す)に沿って延在している。
なお、前述したモータ・ジェネレータやコンバータとは、特許請求の範囲に示された「電子機器」に相当する。
また、前述した方向Xは、本明細書においては、水平方向と平行である。
被取付部2は、導電性の金属材料から構成されている。被取付部2は、シールドシェル3の後述する第2フランジ部54に重ねられる鉛直壁25と、該鉛直壁25の幅方向(即ち方向Y)の両端部から方向Xに沿って突出(立設)する一対の水平壁26と、によって形成されている。被取付部2は、シールドシェル3の後述する第2固定片6、7それぞれに重ねられる一対の第1固定部21a、21bと、これら一対の第1固定部21a、21bを貫通するとともに、固定部材9の後述するボルト91を通す貫通孔23(図1に示す)と、電線を通す電線通し孔24と、を備えている。
なお、前述した方向Yとは、方向Xに対して直交する方向に相当する。本明細書においては、方向Yとは、鉛直方向と平行である。
一対の第1固定部21a、21bは、複数対(即ち2対)設けられている。即ち第1固定部21a及び第1固定部21bは、2つずつ合計4つ設けられている。一対の第1固定部21a、21bは、一対の水平壁26それぞれに設けられている。即ち、第1固定部21aは、一対の水平壁26のうち一方に設けられているとともに、第1固定部21bは、一対の水平壁26のうち他方に設けられている。そして、2つの第1固定部21aは、一対の水平壁26のうち一方の水平壁26の長手方向の両端部に設けられているとともに、2つの第1固定部21bは、一対の水平壁26のうち他方の水平壁26の長手方向の両端部に設けられている。
電線通し孔24は、鉛直壁25を貫通している。勿論、電線通し孔24は、方向Xに沿って、鉛直壁25を貫通している。
シールドシェル3は、シールド部材4と、シェル本体5と、一対の第2固定片6、7と、前記シールド部材4と前記シェル本体5とを互いに取り付けるシールドリング8と、を備えている。
シールド部材4は、シールド編組41と、該シールド編組41を覆う外部シース42と、を備えている。シールド部材4は、筒状(袋状)に形成されている。シールド編組41は、例えば、導電性の金属材料等からなる素線が編まれるなどして形成されている。シールド編組41は、全体として筒状(袋状)に形成されている。シールド編組41は、その内径が拡げられてシェル本体5の後述する加締め部51の外周面に被される大径部41aを設けている。
大径部41aは、シールド部材4のシース編組41の端部に設けられている。大径部41a及び大径部41aの近傍は、外部シース42が除去されてシールド編組41が露出している。なお、大径部41aは、特許請求項の範囲に示された「(シールド部材4の)端部」に相当する。
外部シース42は、絶縁性の合成樹脂等からなる。外部シース42は、筒状(袋状)に形成されている。外部シース42は、シールド編組41の外周面に設けられているとともに、該シールド編組41と同軸に配されている。
前述した筒状(袋状)に形成されたシールド編組41は、内側に電線を通して、該電線を覆う。こうして、シールド部材4は、シールド編組41が電線を電気的にシールドする。なお、前記「シールドする」とは、電線からシールド部材4のシールド編組41の外部に電気的なノイズが放出されることを規制するとともに、電線にシールド部材4のシールド編組41の外部の電気的なノイズが侵入することを規制することである。このように、シールド部材4のシールド編組41は、電線からシールド部材4の外部に電気的なノイズが放出されることを規制するとともに、電線にシールド部材4の外部の電気的なノイズが侵入することを規制する。特に、本発明においては、シールド編組41は、電線からシールド部材4の外部に電気的なノイズが放出されることを規制する。
シェル本体5は、大径部41aが取り付けられる加締め部51と、該加締め部51の端部から鍔状に延在する第1フランジ部52と、該第1フランジ部52の端部から筒状に立設(即ち突出)する円筒部53と、該円筒部53の端部から鍔状に延在する第2フランジ部54と、を一体に備えている。なお、前述した加締め部51と円筒部53とは互いに同軸に配される。
加締め部51は、平面形状が楕円形の筒状に形成されている。また加締め部51の外径は、後述する円筒部53の外径より小さい寸法に形成されている。加締め部51の外周面にはシールド部材4の後述するシールド編組41の大径部41aが被せられる。そして、シールド編組41が取り付けられた加締め部51の内側には、電線が通されている。
一対の第2固定片6、7は、複数対(即ち2対)設けられている。即ち第2固定片6及び第2固定片7は、2つずつ合計4つ設けられている。第2固定片6、7は、第2フランジ部54の長手方向の両端部に設けられているとともに、第2フランジ部54の幅方向(即ち方向Y)の両端部それぞれに設けられている。第2固定片6、7は、第2フランジ部54の長手方向の縁から被取付部2に向かって突出(即ち立設)している。即ち第2固定片6、7は、第2フランジ部54の長手方向の縁から方向Xに沿って突出している。第2固定片6、7は、それぞれ板状に形成されている。こうして、一対の第2固定片6、7は互いに対向する位置に設けられている。第2固定片6、7は、その中央部に固定部材9の後述するボルト91を通す孔6a、7aをそれぞれ設けている。
孔6aは、第2固定片6を貫通している。孔6aは、平面形状が円形に形成されている。
孔7aは、第2固定片7を貫通している。孔7aは、平面形状が円形に形成されている。孔7aは、前述した第2固定片6の孔6aと互いに連通する。そして、孔6a及び孔7aは、内側に後述する固定部材9のボルト91を通す。
シールドリング8は、導電性の金属で構成されている。シールドリング8は、リング状に形成されている。前述したシールドリング8は、加締め部51の外周面に配される。このとき、シールドリング8は、加締め部51と略同軸に配される。そして、シールドリング8は、加締め部51との間にシールド編組41の大径部41aを位置付ける。
前述した構成のシールドシェル3は、加締め部51の外周面にシールドリング8が配されて、これらの加締め部51とシールドリング8との間にシールド部材4のシールド編組41が位置付けられた後、シールドリング8が縮径(内外径が縮小することをいう)する方向に塑性変形されて、加締め部51とシールドリング8との間にシールド部材4のシールド編組41を挟んで、該シールド編組41が固定されて、組み立てられる。
固定部材9は、2つのボルト91と、2つのボルト91にそれぞれ取り付けられるナット92と、を備えている。ボルト91は、棒状に形成された軸部94と、該軸部94の一端部に形成された頭部93とを一体に備えている。軸部94は、被取付部2の貫通孔23及び、第2固定片6の孔及び第2対向片7の孔の内側を通される。軸部94には、ナット92のねじ溝と螺合するねじ溝が形成されている。ボルト91のねじ溝は、軸部94の外周面に設けられている。また、ナット92のねじ溝は、ナット92の内周面に設けられている。
前述した構成のシールドシェルの取付構造1において、被取付部2にシールドシェル3を取り付ける際には、まず、図3に示すように、シールド編組41の大径部41aをシールドシェル3の加締め部51に被せる。そして、シールド編組41が被せられた加締め部51の外周面にシールドリング8を取り付けて、シールドリング8が縮径する方向に塑性変形されて、シールド編組41がシェル本体5に取り付けられる。こうしてシールドシェル3が組み立てられる。
そして、シールドシェル3が方向Xに沿って被取付部2に近付けられて、被取付部2の第1固定部21aとシールドシェル3の第2固定片6とが互いに重ねられるとともに、被取付部2の第1固定部21bとシールドシェル3の第2固定片7とが互いに重ねられる。そして、第1固定部21a及び第2固定片6及び、第1固定部21bと第2固定片7とが互いに重ねられた状態で、2つのうち一方のボルト91の軸部94が、互いに連通する第2固定片6の孔6a及び、貫通孔23及び、第2固定片7の孔7aを方向Yに沿って貫通する。そして、2つのうち他方のボルト91の軸部94が、互いに連通する第2固定片6の孔6a及び、貫通孔23及び、第2固定片7の孔7aを方向Yに沿って貫通する。そして、2つのボルト91それぞれにナット92が螺合される。こうして、シールドシェル3が被取付部2に取り付けられる。
こうして、前述した構成の被取付部2にシールドシェル3が取り付けられると、電線からシールド部材4のシールド編組41の外部に放出される電気的なノイズは、シールド編組41、シールド編組41が取り付けられたシェル本体5及び、シェル本体5が取り付けられる被取付部2を経てアースされる。
上述した実施形態によれば、被取付部2は、互いに対向する第1固定部21a、21bを備えている。シールドシェル3は、前記電線を覆うシールド部材4と、該シールド部材4の端部(即ち大径部41a)に取り付けられるシェル本体5と、該シェル本体5から前記被取付部2に向かって突出するとともに、一対の第1固定部21a、21bそれぞれと重ねられる一対の第2固定片7,8と、を備えている。そして、第1固定部21a及び第2固定片7と、第1固定部21b及び第2固定片8とが、互いに重ねられた状態で、固定部材9が、第1固定部21a及び第2固定片7と、第1固定部21b及び第2固定片8と、を貫通している。こうして、ねじ留め箇所を低減することができる。そして、シールドシェル3を被取付部2に取り付ける際の取り付け作業性を向上させるとともに、部品点数を低減することができる。
また、固定部材9が、互いの間に前記電線を挟む位置に複数設けられており、固定部材9それぞれが通される一対の第1固定部21a、21bが、複数対設けられているとともに、一対の第1固定部21a、21bそれぞれに重ねられる一対の第2固定片6,7が複数対設けられている。こうして、ねじ留め作業を4箇所から2箇所に低減することができる。そして、シールドシェル3を被取付部2に取り付ける際の取り付け作業性を向上させるとともに、シールドシェル3を被取付部2により確実に取り付けることができる。
なお、上述した実施形態においては、方向Xは水平方向をなしている。しかしながら、本発明はこれに限ったものではない。方向Xは、「シェル本体5(即ちシールドシェル3)が被取付部2に近付く方向」であれば、水平方向でなくてもよい。また、上述した実施形態においては、方向Yは鉛直方向をなしている。しかしながら、本発明はこれに限ったものではない。方向Yは、「シェル本体5(即ちシールドシェル3)が被取付部2に近付く方向(即ち方向X)に対して直交する方向」であれば、鉛直方向でなくてもよい。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 シールドシェルの取付構造
2 被取付部
3 シールドシェル
4 シールド部材
5 シェル本体
6、7 第2固定片
9 固定部材
21a、21b 第1固定部
41a 大径部(端部)

Claims (2)

  1. 電子機器に取り付けられた電線を通しかつ、第1固定部を設けた被取付部と、
    前記電線を覆うシールド部材の端部に取り付けられるシェル本体と、該シェル本体から前記被取付部に向かって突出するとともに前記第1固定部に重ねられる第2固定片と、を備えたシールドシェルと、
    前記第1固定部と前記第2固定片とが互いに重ねられた状態で、前記第1固定部と前記第2固定片とを貫通して、前記被取付部に前記シールドシェルを固定する固定部材と、を備えたシールドシェルの取付構造において、
    前記第1固定部が、互いに対向する位置に少なくとも一対設けられているとともに、
    前記一対の第1固定部それぞれに重ねられる前記第2固定片が、少なくとも一対設けられていることを特徴とするシールドシェルの取付構造。
  2. 前記固定部材が、互いの間に前記電線を挟む位置に複数設けられており、
    前記固定部材それぞれが通される前記一対の第1固定部が、複数対設けられているとともに、前記一対の第1固定部それぞれに重ねられる前記一対の第2固定片が複数対設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシールドシェルの取付構造。


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