JP2011008626A - ゲート装置およびゲートシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】故意または不注意でゲート装置を不正通行する利用者を阻止したり抑止したりすることを目的とする。
【解決手段】本発明に係るゲート装置は、通路を閉塞することにより利用者の通行を阻止するゲート部材と、前記ゲート部材を開く方向又は閉める方向に駆動する駆動機構と、前記駆動機構により前記ゲート部材を閉めた状態又は閉めている動作の途中で、前記ゲート部材に対する開く方向の加圧力によって、前記ゲート部材の開きを許容する開放機構とを備えるゲート装置であって、前記加圧力による前記ゲート部材の開きを利用者に報知する報知処理手段を有することを特徴とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、ドアフラップ等のゲート部材により通路を閉塞することにより、利用者の通行を阻止するゲート装置およびゲートシステムに関するものである。
近年、施設を利用する利用者に対して施設内への入場または施設内からの出場を自動で許可したり、阻止したりするゲート装置が設置されている。このようなゲート装置としては、例えば、交通機関の駅構内に設置された自動改札装置がある。自動改札装置は、利用者が所有する乗車券を自動で改札し、乗車券が有効である場合、ドアフラップを開いて利用者の通過を許可し、乗車券が有効でない場合、ドアフラップを閉めて利用者の通過を阻止する。
しかし、ドアフラップを閉めた状態で、利用者が誤って改札通路を通行しようとすると、利用者がドアフラップを開く方向に加圧してしまうため、ドアフラップを開閉する駆動機構が損傷するという問題がある。また、場合によっては、利用者がドアフラップに衝突してしまい、利用者の安全性上好ましくない。
このような問題に対して、例えば、特許文献1に記載の自動改札装置では、開閉扉が遮断位置にあって、開閉扉が一方側から他方側へ押されたとき、開閉扉を他方側へ空振り移動させる空振り機構を設けたものが開示されている。このような空振り機構を設けることにより、利用者が誤って開閉扉を押圧した場合であっても装置の損傷を防止するとともに、通過する利用者の安全性を向上させることができる。
特開平7−141535号公報
しかしながら、特許文献1に開示された自動改札装置の空振り機構は、開閉扉が遮断位置にある状態に、誤って開閉扉に接触した利用者のみならず、故意または不注意で開閉扉を加圧し、改札通路を不正通行してしまう利用者に対しても作動する。すなわち、上述した自動改札装置では、開閉扉が遮断位置にある状態に故意または不注意で改札通路を通過する利用者の通行を阻止したり、抑止したりすることができず、不正通行を助長してしまうという問題がある。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、故意または不注意でゲート装置を不正通行する利用者を阻止したり抑止したりするゲート装置及びゲートシステムを提供することを目的とする。
本発明に係るゲート装置は、通路を閉塞することにより利用者の通行を阻止するゲート部材と、前記ゲート部材を開く方向又は閉める方向に駆動する駆動機構と、前記駆動機構により前記ゲート部材を閉めた状態又は閉めている動作の途中で、前記ゲート部材に対する開く方向の加圧力によって、前記ゲート部材の開きを許容する開放機構とを備えるゲート装置であって、前記加圧力による前記ゲート部材の開きを利用者に報知する報知処理手段を有することを特徴とする。
本発明に係るゲートシステムは、利用者の通行を阻止するゲート装置と通路を通行する利用者を撮影する撮影装置とを有するゲートシステムであって、前記ゲート装置は、通路を閉塞することにより利用者の通行を阻止するゲート部材と、前記ゲート部材を開く方向又は閉める方向に駆動する駆動機構と、前記駆動機構により前記ゲート部材を閉めた状態又は閉めている動作の途中で、前記ゲート部材に対する開く方向の加圧力によって、前記ゲート部材の開きを許容する開放機構と、前記加圧力による前記ゲート部材の開きを利用者に報知する報知処理手段とを有し、前記撮影装置は、前記報知処理手段による報知に応じて、前記通路を通行する利用者を撮影した画像データを記録することを特徴とする。
本発明によれば、故意または不注意でゲート装置を不正通行する利用者を阻止したり抑止したりすることができる。
自動改札システムの構成を示す図である。 自動改札装置及び撮影装置の外観構成を示す図である。 自動改札装置の駆動機構を説明するための斜視図である。 自動改札装置の駆動機構を説明するための斜視図である。 自動改札装置の開放機構を説明するための斜視図である。 自動改札装置の開放機構を説明するための平面図である。 自動改札装置の強制駆動機構を分解した斜視図である。 自動改札装置の強制駆動機構を組み付けた斜視図である。 自動改札装置の強制駆動機構の動作を示す平面図である。 自動改札装置の強制駆動機構の動作を示す平面図である。 自動改札装置の強制駆動機構の動作を示す平面図である。 自動改札装置の強制駆動機構の動作を示す平面図である。 自動改札装置の内部構成を示す図である。 第1の実施形態に係る自動改札システムの動作処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る自動改札システムの動作処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る自動改札装置の構成を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。また、以下で説明する実施形態では、ゲートシステムの一例として、自動改札システムを取り上げ、ゲート装置の一例として自動改札装置を取り上げて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る自動改札システム100の構成の一例を示す図である。自動改札システム100は、任意の駅の駅構内に設置され、サーバ10と、自動改札装置20、撮影装置30とを含んで構成されている。
サーバ10は、いわゆるコンピュータであって、図示しないCPU、RAM、ROM及びハードディスク等の記録部を含んで構成されている。サーバ10は、図1に示すように自動改札装置20と撮影装置30とにそれぞれ、接続ケーブルや無線通信等の通信手段を介して、接続されている。サーバ10は、通信手段を介して、撮影装置30が撮影した画像データを受信したりする。
自動改札装置20は、自動改札装置20の通路を通行しようとする利用者が所有する乗車券の乗車券情報を取得して、利用者の通行を阻止したり許容したりする。なお、自動改札装置20には、通常ドアフラップを開放している「ノーマルオープン」タイプと通常ドアフラップを閉塞している「ノーマルクローズ」タイプとがある。「ノーマルオープン」タイプの自動改札装置では、通常、通路を開放した状態にしておき、乗車券情報が有効ではない場合にのみ、通路を閉塞する。一方、「ノーマルクローズ」タイプの自動改札装置では、通常、通路を閉塞した状態にしておき、乗車券情報が有効である場合にのみ、通路を開放する。本実施形態では、「ノーマルオープン」タイプを取り上げて説明し、第2の実施形態では、「ノーマルクローズ」タイプを取り上げて説明する。
ここで、図2を参照して、自動改札装置20の外観構成について説明する。図2は、自動改札装置20の正面図である。
なお、自動改札装置20には、利用者が駅構内へ入場できるとともに利用者が駅構内から出場できる両用型タイプと、利用者が入場又は出場の一方のみしかできない一方通行型タイプとがある。図2に示す自動改札装置20は、例えば、入場の一方方向のみしかできない一方通行型タイプである。図2では、自動改札装置20の前方をFrで示し、その後方をRrで示している。
自動改札装置20には、一対の筐体21a、21b、乗車券投入口22、乗車券取出口23、リーダライタ部24、表示画面25と、ドアフラップ26a、26b、通路表示灯27、人物センサ28、スピーカ部29等を含んで構成されている。筐体21aと筐体21bとの間に形成される空間は、利用者が自動改札装置20を通行するときの通路となる。
筐体21aには、乗車券投入口22から投入された乗車券を乗車券取出口23まで搬送する図示しない搬送部や、自動改札装置20のCPU、RAM及びROM等が実装された図示しない制御基板等が収容されている。乗車券投入口22は、利用者が所有する乗車券を自動改札装置20に投入するための投入口である。また、乗車券取出口23は、乗車券投入口22から投入された乗車券が搬送部を通って、放出される取出口である。
リーダライタ部24は、利用者によりかざされたICカードの乗車券情報を読み取ったり、かざされたICカードに対して書き込みを行ったりする機能を有している。
表示画面25は、例えば利用者に対してICカードの残額等の表示をするディスプレイである。
ドアフラップ26a、26bは、図2に示すように、通路を閉塞することで利用者の通行を阻止する。また、ドアフラップ26a、26bは、図2に示す閉塞状態から、矢印方向に回動することで通路を開放し、利用者の通行を許容する。
通路表示灯27は、例えば自動改札装置20に異常が発生したとき等に点灯する。
人物センサ28は、通路方向に沿って複数、設けられていて、通路を通行する利用者を検知することができる。
スピーカ部29は、自動改札装置20に異常が発生したとき等に音を発する。
次に、撮影装置30は、例えばデジタルビデオカメラであって、図示しないCPU、RAM及びROM等を含んで構成されている。撮影装置30は、自動改札装置20を通過する利用者を撮影する。撮影装置30は、図2に示すように、自動改札装置20の前方、すなわち利用者が通路を通行する方向に延長した位置の上方に設置されている。したがって、撮影装置30は、自動改札装置20を通行する利用者を前方斜め上方から撮影することができる。
なお、図1に示す自動改札システム100では、自動改札装置20と、撮影装置30とがそれぞれ1つのみで構成されているが、この場合に限られない。すなわち、複数の自動改札装置20と、複数の撮影装置30とにより構成してもよい。また、複数の自動改札装置20により構成する場合は、撮影装置30は、2つ或いは3つの自動改札装置20を一度に撮影することができるような位置に設置することができる。
また、自動改札装置20が入場及び出場の両方の両用型タイプの場合は、入場方向及び出場方向に延長した位置の上方にそれぞれ撮影装置30を設置すればよい。
次に、本実施形態に係る自動改札装置20では、ドアフラップ26a、26bを閉めた状態または閉めている動作の途中で、利用者が不注意によりドアフラップ26a、26bに対して開く方向に加圧した場合、ドアフラップ26a、26bの駆動機構を損傷させないように、また利用者がドアフラップ26a、26bに衝突しても安全なように、ドアフラップ26a、26bの開放を許容する開放機構を有している。
ここでは、まず、図3A、図3Bを参照して、ドアフラップ26a、26bの駆動機構および開放機構について説明する。図3A、図3Bは、ドアフラップを開く動作又は閉める動作の途中の状態を示す斜視図である。なお、図3A、図3Bには、後述する強制駆動機構を省略して図示している。強制駆動機構については、図5A、図5Bにおいて後述する。なお、以下では、ドアフラップ26a、26bのうち一方のドアフラップ26aのみを取り上げて説明するが、他方のドアフラップ26bも同様に動作する。
まず、図3A、図3Bに示すように、駆動機構40は、モータ41、第1の傘歯車42、駆動軸43、第2の傘歯車44、クランク板45、クランク軸46を含んでいる。モータ41は、モータ41の出力軸が筐体21aの長手方向、すなわち通路方向と平行になるように筐体21a内の図示しない固定部材に固定されている。第1の傘歯車42は、モータ41の出力軸と同期して回動し、第2の傘歯車44と噛合する。駆動軸43は、鉛直方向に沿って回動自在に軸支され、第2の傘歯車44と同期して回動する。クランク板45は、円板状に形成され、駆動軸43および第2の傘歯車44と同期して回動する。クランク軸46は、クランク板45の中心と偏心した位置に垂下した状態で結合されている。
また、クランク軸46には、後述するリンク軸53と連結するリンク47の長孔48を挿通している。すなわち、リンク47の一方の端部には、クランク軸46が挿通される長孔48が形成され、他方の端部には、リンク軸53が挿入される貫通孔が形成されている。
次に、ドアフラップ26aには、回動軸51、ブラケット52、リンク軸53、発光部54、検知板55が設けられている。回動軸51は、鉛直方向に沿って筐体21aに軸支され、回動することで一体に結合されたドアフラップ26aが、通路を開放したり閉塞したりする。ブラケット52は、回動軸51の上下方向における略中央に一体で結合されていて、ドアフラップ26aの先端に向かう方向とは反対の方向に延出している。リンク軸53は、ブラケット52の先端に鉛直方向に沿って結合されている。リンク軸53は、上述したリンク47の他方の端部の貫通孔を挿通している。発光部54は、例えばLED等であり、ドアフラップ26aの上面等に複数、並列して設けられている。発光部54は、黄色や赤色等、異なる色を発光することができる。また、検知板55は、回動軸51に一体で結合されていてドアフラップ26aの回動と同期して、回動する。
また、筐体21a内であって、検知板55の可動範囲には、検知板55の先端の近接または接触を検知する第1のセンサ61と、第2のセンサ62とが図示しない固定部材等により取り付けられている。第1のセンサ61と第2のセンサ62は、検知板55を検知することで、ドアフラップ26aが開く方向に回動したことを検知する。具体的には、第1のセンサ61は、ドアフラップ26aが僅かに開かれた第1の開放位置で検知できるように設置されている。また、第2のセンサ62は、利用者が通行できる程度までドアフラップ26aが開かれた第2の開放位置で検知できるように設置されている。
次に、開放機構70の一部を構成する弾性体としてのスプリング71が、駆動機構40とドアフラップ26aのリンク軸53との間に配設されている。スプリング71の一端は、クランク軸46の下端に接続され、スプリング71の他端は、リンク軸53の下端に接続されている。このスプリング71は、クランク軸46とリンク軸53とを互いに近接させる方向に付勢している。
次に、図3Aおよび図3Bを参照して、駆動機構40がドアフラップ26aを開く方向に動作する場合について説明する。まず、図3Aの二点鎖線で示すように、ドアフラップ26aを閉めた状態から、駆動機構40のモータ41が、矢印A1方向に回動することで、第1の傘歯車42および第2の傘歯車44を介して、クランク板45が矢印A2方向に回動する。すると、クランク軸46が、リンク47の長孔48内の一方の内周端部をリンク47の長手方向に押下することで、リンク47が矢印A3方向に直動する。すると、リンク軸53、ブラケット52および回動軸51が回動軸51の軸心を中心に、矢印A4方向に回動することで、ドアフラップ26aが矢印A5方向に回動し、通路を開放する方向に開く。なお、このような駆動機構40によるドアフラップ26aを開く動作は、図3Bの実線で示すドアフラップ26aの位置から二点鎖線で示すドアフラップ26aの位置まで開く場合でも同様である。
なお、駆動機構40がドアフラップ26aを開く方向に動作させる場合、クランク軸46とリンク軸53とは常にリンク47により同期して動作するために、スプリング71は機能しない。
次に、図3Aおよび図3Bを参照して、駆動機構40がドアフラップ26aを閉じる方向に動作する場合について説明する。まず、図3Bの二点鎖線で示すように、ドアフラップ26aが完全に開いた状態から、駆動機構40のモータ41が、矢印B1方向に回動することで、第1の傘歯車42および第2の傘歯車44を介して、クランク板45が矢印B2方向に回動する。すると、クランク軸46は、まずリンク47の長孔48内の一方の内周端部から他方の内周端部に移動しようとする。しかし、クランク軸46には、スプリング71がリンク軸53とクランク軸46とを互いに近接させる方向に付勢している。したがって、クランク軸46の矢印B2方向の回動により、スプリング71がリンク軸53を引っ張ることで、リンク軸53が矢印B4方向に回動する。このとき、リンク軸53の回動に伴い、リンク軸53に結合されたリンク47が矢印B3方向に直動する。さらに、リンク軸53の回動により、ブラケット52および回動軸51を介して、回動軸51の軸心を中心に、ドアフラップ26aが矢印B5方向に回動し、通路を閉塞する。なお、このような駆動機構40によるドアフラップ26aを閉じる動作は、図3Aの実線で示すドアフラップ26aの位置から二点鎖線で示すドアフラップ26aの位置まで閉める場合でも同様である。
なお、駆動機構40がドアフラップ26aを閉める方向に動作させる場合、リンク軸53は、スプリング71を介してクランク軸46により引っ張られるために、リンク47は機能していない。すなわち、図3Aおよび図3Bの構成のままでは、クランク軸46が回動してスプリング71を介してリンク軸53を引っ張るときに、スプリング71は瞬間的に伸びてしまうため、リンク軸53はクランク軸46の回動に遅れて追従し、延いては、ドアフラップ26aが遅れて閉まる。このとき、場合によっては、ドアフラップ26aが閉まる前に利用者が通路を通行してしまうというおそれがある。このような点から本実施形態では、駆動機構40によりドアフラップ26aを閉じるときの初期駆動時のみに、駆動機構40とドアフラップ26a、具体的にはクランク軸46とリンク軸53とを直接、接続する強制駆動機構を設け、ドアフラップ26aが迅速に閉まるように構成されている。この強制駆動機構については、図5等を参照して後述する。
次に、ドアフラップが閉じた状態で、ドアフラップ26aの開きを許容する開放機構の動作について図3A、図4Aおよび図4Bを参照して説明する。図4Aは、開放機構の動作を示す斜視図である。図4Bは、開放機構の動作を示す平面図である。ここでは、まず、図3Aの二点鎖線で示すように、ドアフラップ26aが閉じた状態であるものとする。なお、図3Aの二点鎖線で示すドアフラップ26aが閉塞された状態は、スプリング71が、リンク軸53を引っ張っているため、ドアフラップ26aは通路を閉塞する方向に付勢されている。
ここで、利用者が不注意または故意に、ドアフラップ26aに対して開く方向に加圧したものとする。すると、ドアフラップ26aは、回動軸51の軸心を中心に矢印A5方向に回動しようとするので、リンク軸53も回動軸51の軸心を中心に矢印A4方向に回動しようとする。このとき、ドアフラップ26aに対する加圧力が、スプリング71の付勢力より大きい場合、スプリング71の付勢力に抗してリンク軸53が回動するとともに、ドアフラップ26aも同期して開放方向に回動する。
このとき、駆動機構40では、閉じた状態のままであるために、クランク軸46の位置は変わらない。したがって、加圧力によってドアフラップ26aが開くほどリンク軸53とクランク軸46との距離が離間して、その離間距離に応じてスプリング71が伸びることになる。図4Aおよび図4Bでは、ドアフラップ26aに対する加圧力により、ドアフラップ26aが大きく開いた状態を示している。なお、図4Bでは、スプリング71が伸びている状態が分かるようにリンク47を省略して図示している。
ここで、図4Aに示すように、リンク軸53の回動に応じてリンク47も移動するものの、クランク軸46は、相対的にリンク47の長孔48内の一方の内周端部から他方の内周端部側に移動するだけなので、リンク47の移動がクランク軸46に伝達されることがない。したがって、ドアフラップ26aが開く方向に加圧された場合であっても、ドアフラップ26aに対して開く方向の加圧力が駆動機構40に伝達されず、駆動機構40が損傷することがない。また、利用者がドアフラップ26aと衝突することがないため、安全性を確保することができる。
なお、ドアフラップ26aが閉じた状態で、ドアフラップ26aに対する加圧力により、ドアフラップ26aが図4Bの二点鎖線で示すような僅かに開放された第1の開放位置に達すると、第1のセンサ61がドアフラップ26aと同期して回動する検知板55を検知する。第1のセンサ61は、図4Bに示すように利用者の通行方向に対して、ドアフラップ26aが角度α(例えば略59度)になったとき検知できる位置に設置されている。この角度は、利用者がドアフラップ26aとドアフラップ26bとの間を通って通過できない程度の角度である。
この場合、自動改札装置20は、利用者が不注意でドアフラップ26aを加圧していると判断して、発光部54を例えば黄色に発光させて、利用者に注意を与える。また、自動改札装置20は、利用者に注意を促すために、スピーカ部29でメッセージや注意音を出力させたり、表示画面25にメッセージを表示したり、通路表示灯27を黄色等に点灯させたりする。
さらに、ドアフラップ26aに対する加圧力により、ドアフラップ26aが図4Bの実線で示すような利用者が通行できる程度まで開放された第2の開放位置に達すると、第2のセンサ62がドアフラップ26aと同期して回動する検知板55を検知する。第2のセンサ62は、図4Bに示すように利用者の通行方向に対して、ドアフラップ26aが角度β(例えば略27度)になったとき検知できる位置に設置されている。この角度は、利用者がドアフラップ26aとドアフラップ26bとの間を通って、通過できる程度の角度である。
この場合、自動改札装置20は、利用者が故意にドアフラップ26aを加圧して、不正通行をしていると判断して、発光部54を例えば赤色等、第1のセンサ61が検知したときと異なる色に発光させて、利用者に警告を与える。また、自動改札装置20は、利用者に警告を行うために、スピーカ部29でメッセージや警告音等、第1のセンサ61が検知したときと異なる音や音量を出力させる。また、自動改札装置20は、表示画面25にメッセージを表示したり、通路表示灯27を赤色等に点灯させたりする。さらに、自動改札装置20は、サーバ10を介して又は直接、撮影装置30に対して撮影の記録を指示する警告情報を送信することで、撮影装置30は不正通行した利用者が撮影された静止画または動画の画像データを記録する。
なお、自動改札装置20による注意や警告により、利用者が通路を後戻りしてドアフラップ26aに対する加圧力がなくなると、スプリング71の付勢力により、ドアフラップ26aは、閉じられた状態に戻り、駆動機構40による開放の動作を待機する。
上述したように、本実施形態では、ドアフラップ26aと駆動機構40との間に、ドアフラップ26aが閉じた状態でドアフラップ26aに対する加圧力によりドアフラップ26aの開きを許容する開放機構70を設けた。具体的には、リンク軸53に結合されたリンク47の長孔48内にクランク軸46を挿通させ、リンク軸53とクランク軸46とをスプリング71で近接させるように付勢するように構成した。したがって、加圧力によりドアフラップ26aが開く方向に回動したときに、リンク47の移動がクランク軸46に伝達されないので、駆動機構40を損傷することがなく、利用者がドアフラップ26aに衝突してしまうことがない。
なお、開放機構70は、上述した構成に限られない。例えば、リンク47の長孔48は、リンク軸53側に形成されていてもよく、リンク47の長孔48は、上下に貫通していない長溝であってもよい。
また、上述した実施形態では、ドアフラップ26aと同期して回動する検知板55を第1のセンサ61と第2のセンサ62とが検知する場合について説明したが、この場合に限られない。例えば、検知板55に回動方向に離間させた位置に第1の検知部と第2の検知部を突出させてもよい。このようにすることで、一つの検知センサだけであっても、第1の検知部と第2の検知部とを検知でき、上述したようなドアフラップ26aの第1の開放位置と第2の開放位置とを検知することができる。
次に、上述したドアフラップ26aを閉じるときの初期駆動時のみに、駆動機構40とドアフラップ26aとを強制的に接続する強制駆動機構について、図5Aおよび図5Bを参照して説明する。図5Aは、強制駆動機構を分解した斜視図である。
図5Aに示すように、強制駆動機構90は、強制駆動レバー91、付勢バネ96、駆動解除ローラ97を含んで構成されている。強制駆動レバー91は、間にリンク47が入り込む隙間を有して、断面コ字状に形成されている。強制駆動レバー91は、先端にリンク軸53を引っ掛けるようにして係止するL字状の係止部92が形成され、基端にクランク軸46が挿入される貫通孔93が鉛直方向に沿って形成されている。さらに、強制駆動レバー91は、中央の先端側に駆動解除ローラ97が摺動する傾斜部94が形成され、中央の基端側に付勢バネ96の端部を係止する段部95が形成されている。
付勢バネ96は、コイル内径にクランク軸46が挿入できる程の大きさに形成されている。
駆動解除ローラ97は、図5Aに示す位置に、モータ41を固定する図示しない固定部材等によって、回動自在に固定されている。したがって、駆動解除ローラ97とモータ41との距離は常に不変である。
図5Bは、強制駆動機構90を駆動機構40に組み込んだ状態を示す斜視図である。強制駆動機構90を駆動機構40に組み込む場合、クランク軸46を付勢バネ96のコイル内径と強制駆動レバー91の貫通孔93に挿通させる。また、付勢バネ96の一方の端部を段部95に係止させ、他方の端部をクランク板45の一部と係止させる。この付勢バネ96により、強制駆動レバー91は、貫通孔93に挿通されたクランク軸46の軸心を中心に、係止部92がリンク軸53と係止する方向に付勢される。なお、図5Bに示すように、ドアフラップ26aが閉じた状態では、駆動解除ローラ97が傾斜部94のうち肉厚な先端側傾斜部94aに位置しているために、付勢バネ96に抗して、強制駆動レバー91の係止部92とリンク軸53とは係止せずに、離間した状態となっている。
次に、図6A〜図6Cを参照して、強制駆動機構90の動作について説明する。図6A〜図6Cは、ドアフラップ26aが通路を開放した状態から徐々に閉塞した状態に閉じたときの強制駆動機構90の動作を示す平面図である。
まず、図6Aは、ドアフラップ26aを完全に開いた状態を示す平面図である。
ドアフラップ26aが完全に開放した状態では、駆動解除ローラ97が強制駆動レバー91の傾斜部94の肉薄な基端側傾斜部94bに位置する。したがって、強制駆動レバー91は、付勢バネ96によって付勢され、係止部92がリンク軸53に係止された状態になっている。
この状態から、駆動機構40のモータ41が、ドアフラップ26aを閉じる方向に駆動すると、クランク板45が矢印B2方向に回動する。すると、強制駆動レバー91が、クランク軸46を介して、矢印B3方向に直動する。このとき、強制駆動レバー91の係止部92がリンク軸53に係止、すなわち接続されているので、強制駆動レバー91がリンク軸53を強制的に矢印B4方向に回動させる。このリンク軸53の回動により、ブラケット52および回動軸51を介して、回動軸51の軸心を中心に、ドアフラップ26aが矢印B5方向に回動する。
次に、図6Bは、ドアフラップ26aを閉じている途中の状態を示す平面図である。
図6Bに示すように、ドアフラップ26aがある程度まで閉塞した状態では、クランク軸46が図6Bに示す位置まで回動することで、同期して強制駆動レバー91が移動し、駆動解除ローラ97が強制駆動レバー91の傾斜部94の中央に位置する。したがって、駆動解除ローラ97は、傾斜部94を介して強制駆動レバー91を、係止部92とリンク軸53とを離間させる方向に押圧し、両者の接続を解除させる。係止部92とリンク軸53との接続が解除された時点から、リンク軸53は、スプリング71のみを介してクランク軸46により引っ張られることで回動する。
次に、図6Cは、ドアフラップ26aを閉じた状態を示す平面図である。
図6Cに示すように、ドアフラップ26aを閉じた状態では、クランク軸46が図6Cに示す位置まで回動することで、同期して強制駆動レバー91が移動し、駆動解除ローラ97が強制駆動レバー91の傾斜部94の先端側傾斜部94aに位置する。したがって、駆動解除ローラ97は、傾斜部94の先端側傾斜部94aを介して強制駆動レバー91を、係止部92とリンク軸53とをさらに離間させる方向に押圧する。
ここで、図6Cに示すように、ドアフラップ26aを閉じた状態から、駆動機構40がドアフラップ26aを開く方向に動作する場合は、逆に図6Cから図6Bおよび図6Bから図6Aに示すように強制駆動機構90が動作する。したがって、ドアフラップ26aを開いた状態では、図6Aに示すように、強制駆動機構90が、駆動機構40とドアフラップ26aとを接続した状態となる。
一方、図6Cに示すように、ドアフラップ26aを閉じた状態から、利用者によりドアフラップ26aが開く方向に加圧された場合、上述した開放機構70が、ドアフラップ26aの開きを許容することができる。
ここで、図6Dを参照して、ドアフラップ26aを閉じた状態から、利用者によりドアフラップ26aが開く方向に加圧され、ドアフラップ26aが開いた状態を説明する。なお、図6Dに示す図では、スプリング71を省略して図示している。
ここで、図6Cに示したドアフラップ26aを閉じた状態では、駆動機構40は動作していないので、クランク軸46の位置はそのままである。すなわち、強制駆動レバー91の位置も変わらないため、駆動解除ローラ97は、強制駆動レバー91の係止部92とリンク軸53とを離間させた状態にしている。したがって、図6Dに示すように、ドアフラップ26aが開く方向に加圧された場合、強制駆動レバー91の係止部92に係止されていないので、リンク軸53およびドアフラップ26aは、上述したスプリング71の付勢力に抗して回動できる。このとき、図6Dに示すように、リンク軸53の回動に応じてリンク47も移動するものの、クランク軸46は、相対的にリンク47の長孔48内の一方の内周端部から他方の内周端部側に移動するだけなので、リンク47の移動がクランク軸46に伝達されることがない。
なお、上述した駆動機構40、開放機構70および強制駆動機構90の動作は、ドアフラップ26bにおいても同様の動作であり、その説明は省略する。
このように、駆動機構40によりドアフラップ26aを閉じるときの初期駆動時のみに、駆動機構40とドアフラップ26a、具体的にはクランク軸46とリンク軸53とを直接、接続する強制駆動機構90を設けた。したがって、強制駆動機構90を設けずにクランク軸46がスプリング71を介してリンク軸53を引っ張る場合に想定される、ドアフラップ26aが閉まるときの遅れを防止することができる。
また、ドアフラップ26aを閉じた状態では、強制駆動機構90は、駆動機構40とドアフラップ26aとの接続を解除した状態である。したがって、ドアフラップ26aに対して開放する方向に加圧された場合であっても、開放機構70は、強制駆動レバー91の影響を受けずに、ドアフラップ26aを開くことができる。
なお、ドアフラップ26aが開いた状態から駆動機構40によりドアフラップ26aを閉じる初期駆動時においては、強制駆動機構90が駆動機構40とドアフラップ26aとを接続している時間を短くする方が好ましい。すなわち、強制駆動機構90が駆動機構40とドアフラップ26aと接続している時間が長いと、その間、強制駆動機構90が機能してしまう。つまり、強制駆動機構90が機能していると、ドアフラップ26aに対して開く方向に加圧されたとしても、ドアフラップ26aと駆動機構40とが接続されているため、開放機構70が機能せず、ドアフラップ26aに対して開く方向の加圧力が、駆動機構40に伝わってしまう。
そこで、モータ41の回転速度を制御するモータ制御装置を設け、ドアフラップ26aを閉じる初期駆動時のみモータ41の回転速度を、初期駆動時以降の回転速度よりも速くして、強制駆動機構90による駆動機構40とドアフラップ26aとの接続を早期に解除するように構成してもよい。
次に、自動改札システム100において、自動改札装置20が駆動機構40を駆動させたり、撮影装置30に不正通行する利用者を記録させたりするときの詳細な動作処理について図7及び図8を参照して説明する。
まず、図7を参照して、自動改札装置20の内部構成について説明する。なお、ここでは、図2で説明した自動改札装置20の外観構成と同一の構成要素は、同一符号を付して、その説明は省略する。
自動改札装置20は、筐体21a内に、図7に示すような、通行判定手段としての判定制御部101、駆動制御手段としての駆動制御部102、メモリ103、メモリ104、乗車券読取部105、インタフェース106等を有している。
乗車券読取部105は、例えばリーダライタ部24等であり、利用者によりかざされたICカードの乗車券情報を読み取ったり、乗車券投入口22に投入された乗車券の乗車券情報を読み取ったりする処理を行う。
判定制御部101は、乗車券読取部105が読み取った乗車券情報を受信して、有効な乗車券情報であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、判定制御部101は、乗車券情報に含まれる乗車区間情報、乗車料金情報および乗車期間情報等が、自動改札装置20が設置された駅を出場したり入場したりするときの乗車区間、乗車料金および乗車期間に、適合しているかの有効性を判定する。また、ICカードの場合、判定制御部101は、ICカードにストアされた電子マネーの残額が少なく、電子マネーの引き去りを行えるか否かも判定する。なお、引き去りを行えない場合、判定制御部101は、乗車券情報は有効ではないと判定する。判定制御部101は、乗車券情報が有効か否かの判定結果の情報を、駆動制御部102に送信する。なお、判定制御部101は、メモリ104に格納されているプログラムを実行することで、上述したような乗車券情報の判定を行う。
駆動制御部102は、自動改札装置20全体を制御する。具体的には、判定制御部101から判定結果の情報を受信し、その情報に基づき、ドアフラップ26a、26bを開く方向または閉じる方向に駆動させるように駆動機構40のモータ41に指示情報を送信する。また、駆動制御部102は、ドアフラップ26a、26bを閉じる方向に駆動させる指示情報を送信しているとき又は送信した後、第1のセンサ61又は第2のセンサ62から検知情報を受信したときは、利用者がドアフラップ26a、26bを開放する方向に加圧していると判定し、スピーカ部29、発光部54、表示画面25、通路表示灯27等を介して、注意又は警告等の報知処理を行う。また、駆動制御部102は、ドアフラップ26a、26bが開く方向に加圧されている旨の情報(警告情報)を、インタフェース106を介して、サーバ10又は撮影装置30に送信する。なお、駆動制御部102は、メモリ103に格納されているプログラムを実行することで、上述したような処理を行う。
次に、図8のフローチャートを参照して、自動改札システム100の動作処理について詳細に説明する。ここでは、まず自動改札装置20の動作処理について説明する。図8に示す自動改札装置20のフローチャートは、自動改札装置20が起動されることにより開始される。自動改札装置20の起動により、判定制御部101は、メモリ104に格納されているプログラムを実行する。また、駆動制御部102は、メモリ103に格納されているプログラムを実行する。なお、本実施形態の自動改札装置20は、上述したように通常、通路を開放した状態にしておくノーマルオープンに設定されている。
まず、ステップS100では、ノーマルオープンに設定された自動改札装置20の駆動制御部102は、駆動機構40のモータ41に対してドアフラップ26a、26bを開くように指示情報を送信する。モータ41が、指示情報に基づいて、駆動することで、上述した駆動機構40の動作により、ドアフラップ26a、26bが開く。
次に、ステップS101では、利用者が自動改札装置20の通路を通行するために乗車券を乗車券投入口22から投入したり、ICカードをリーダライタ部24にかざしたりする。自動改札装置20の乗車券読取部105は、利用者の乗車券情報を読み取り、読み取った乗車券情報を判定制御部101に送信する。
次に、ステップS102では、判定制御部101は、乗車券情報が有効であるか否かを判定し、判定結果の情報を駆動制御部102に送信する。駆動制御部102は、乗車券情報が有効である旨の判定結果の情報を受信した場合、ステップS100に処理を戻す。すなわち、駆動制御部102は、ドアフラップ26a、26bを開いたままにして、利用者に通路を通行させる。
一方、駆動制御部102は、乗車券情報が有効でない旨の判定結果の情報を受信した場合、ステップS103に処理を進める。
ステップS103では、駆動制御部102は、駆動機構40のモータ41に対してドアフラップ26a、26bを閉じるように指示情報を送信する。モータ41が駆動することで、上述した駆動機構40の動作および強制駆動機構90の動作により、ドアフラップ26a、26bが閉じられる。したがって、駆動制御部102は、ドアフラップ26a、26bにより通路を閉塞することで、利用者の通行を阻止することができる。
次に、ステップS104では、駆動制御部102は、閉じられた状態のドアフラップ26a、26bが利用者により加圧され、開放機構70によりドアフラップ26a、26bが僅かに開かれたか否かを判定する。具体的には、ドアフラップ26aの第1の開放位置を検知する第1のセンサ61が検知板55を検知し、駆動制御部102がその検知情報を受信したとき、加圧によりドアフラップ26a、26bが僅かに開かれたと判定する。
すなわち、駆動制御部102が、加圧によりドアフラップ26a、26bが僅かに開かれたと判定する場合は、駆動制御部102が、ドアフラップ26a、26bを閉じる方向に駆動させる指示情報を送信しているとき又は送信した後で、かつ、開く方向に駆動させる指示情報を送信する前に第1のセンサ61から検知情報を受信したときである。したがって、駆動制御部102が、モータ41に開く指示情報を送信したときに、第1のセンサ61から検知情報を受信した場合は、加圧によりドアフラップ26a、26bが開かれたと判定しない。
駆動制御部102が、第1のセンサ61による検知情報を受信した場合、ステップS105に処理を進める。一方、駆動制御部102が、第1のセンサ61による検知情報を受信しない場合、ステップS100に処理を戻し、ドアフラップ26a、26bを開く。なお、このとき、駆動制御部102は、ドアフラップ26a、26bを加圧していた利用者が通路を後退したことを条件に、すなわち駆動制御部102が、人物センサ28により利用者の検知情報を受信していないことを条件に、ステップS100に処理を戻して、ドアフラップ26a、26bを開けるようにすることが好ましい。
ステップS105では、駆動制御部102は、ドアフラップ26a、26bを加圧している利用者に対して、注意を促す報知処理(注意処理)を行う。具体的には、駆動制御部102は、発光部54を黄色に発光させる。また、駆動制御部102は、スピーカ部29を介して利用者に対して、ドアフラップ26a、26bに接触していることを伝えるメッセージや注意音を出力させる。さらに、駆動制御部102は、利用者に注意を促すために、表示画面25にメッセージを表示したり、通路表示灯27を黄色等に点灯させたりする。
このように自動改札装置20は、利用者に対して、乗車券情報が有効ではないにも関わらず、閉じているドアフラップ26a、26bを加圧していることを認識させることができる。したがって、自動改札装置20は、利用者を通路に対して後退させ、適正な通行を促すことができる。
次に、ステップS106では、駆動制御部102は、さらにドアフラップ26a、26bが利用者により加圧され、開放機構70によりドアフラップ26a、26bが大きく開かれたか否かを判定する。具体的には、ドアフラップ26aの第2の開放位置を検知する第2のセンサ62が検知板55を検知し、駆動制御部102がその検知情報を受信したとき、加圧によりドアフラップ26a、26bが大きく開かれたと判定する。
すなわち、駆動制御部102が、加圧によりドアフラップ26a、26bが大きく開かれたと判定する場合は、判定制御部101からドアフラップ26a、26bを閉じる方向に駆動させる指示情報を送信しているとき又は送信した後で、かつ、開く方向に駆動させる指示情報を送信する前に第2のセンサ62から検知情報を受信したときである。したがって、駆動制御部102が、モータ41に開く指示情報を送信したときに、第2のセンサ62から検知情報を受信した場合は、加圧によりドアフラップ26a、26bが開かれたと判定しない。
駆動制御部102が、第2のセンサ62による検知情報を受信した場合、ステップS107に処理を進める。一方、駆動制御部102が、第2のセンサ62による検知情報を受信しない場合、ステップS100に処理を戻し、ドアフラップ26a、26bを開く。なお、このとき、駆動制御部102は、ドアフラップ26a、26bを加圧していた利用者が通路に存在しないことを条件に、すなわち駆動制御部102が、人物センサ28により利用者の検知情報を受信していないことを条件に、ステップS100に処理を戻して、ドアフラップ26a、26bを開けるようにすることが好ましい。
ステップS107では、駆動制御部102は、ドアフラップ26a、26bを加圧して不正通行をしようとしている利用者に対して、警告をする報知処理(警告処理)を行う。具体的には、駆動制御部102は、発光部54を赤色に発光させる。また、駆動制御部102は、スピーカ部29を介して利用者に対して、不正な通行をしないように伝えるメッセージや警告音を出力させる。なお、警告音は、上述したステップS105の注意音と異なる音や、音量を大きくした音である。さらに、駆動制御部102は、不正通行しないように、表示画面25にメッセージを表示したり、通路表示灯27を赤色等に点灯させたりする。このとき、警告音は、後述するステップS202で説明するように、撮影装置30により、不正通行を撮影している旨を伝えるメッセージであってもよい。
このように、自動改札装置20は、利用者に対して、乗車券情報が有効ではないにも関わらず、不正通行をしていることを認識させることができる。したがって、自動改札装置20は、利用者を通路に対して後退させ、不正通行を阻止することができる。
また、駆動制御部102は、インタフェース106を介して、撮影装置30に対して、警告情報を送信する。
次に、撮影装置30の動作処理について説明する。図8のフローチャートに示す撮影装置30の動作処理は、撮影装置30が起動されることにより開始される。
まず、ステップS200では、撮影装置30は、利用者が自動改札装置20の通路を通行している様子を撮影する。このとき、撮影装置30は、例えば自身が備えるRAM等の一時記録部に、現時点よりも所定時間前から、現時点までの撮影した動画の画像データを記録している。すなわち、撮影装置30は、常に、所定時間前から現時点までの動画データを一時記録部に記録し、所定時間前よりも以前の動画データを消去することを繰り返している。
次に、ステップS201では、撮影装置30は、自動改札装置20の駆動制御部102から警告情報を受信したか否かを判定する。警告情報を受信した場合、ステップS202に処理を進め、警告情報を受信していない場合、ステップS200に処理を戻す。
ステップS202では、撮影装置30は、現時点よりも所定時間前から、警告情報を受信した時点までに、又は受信した時点から所定時間経過した時点までに撮影した動画の画像データを消去せず、不正通行の動画を含む画像データとして自身が備える記録部に記録する。すなわち、この画像データには、利用者がドアフラップ26a、26bを加圧して不正通行する様子の一部始終が記録されているので、不正通行をした利用者を特定するときの証拠画像データとすることができる。
このように、撮影装置30は、利用者が不正通行をしている画像データを記録することから、後に不正通行をした利用者を特定することができる。また、撮影装置30は、警告情報の受信に基づいて画像データを記録するので、警告情報を受信しない場合は記録する必要がなく、画像データを記録しておく記録部の記録容量を少なくすることができる。
なお、撮影装置30は、自身が備えるハードディスク等の記録部に画像データを記録する場合について説明したが、サーバ10等が備えるハードディスク等の記録部に記録してもよい。すなわち、撮影装置30は、現時点よりも所定時間前から、警告情報を受信した時点までに、又は受信した時点から所定時間経過した時点までに撮影した動画の画像データをサーバ10に送信することで、サーバ10がその画像データを記録部に記録してもよい。
また、撮影装置30は、画像データとして動画を記録する場合について説明したが、警告情報を受信したとき又はその前後の静止画を、単数又は複数、記録してもよい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る自動改札装置では、通常、通路を閉塞した状態にしておき、乗車券情報が有効である場合にのみ、通路を開放する「ノーマルクローズ」タイプについて説明する。このタイプの自動改札装置は、通常時にドアフラップ26a、26bが通路を閉塞しているので、乗車券が有効でない場合であっても、迅速にドアフラップ26a、26bを閉める必要がない。すなわち、第2の実施形態に係る自動改札装置は、第1の実施形態で説明したドアフラップ26aを閉じるときの初期駆動時のみに、駆動機構40とドアフラップ26aを直接、接続する強制駆動機構90を省略した構成としている。したがって、第2の実施形態に係る自動改札装置は、図3Aおよび図3Bに示したように駆動機構40、開放機構70およびドアフラップ26aを備えたものである。なお、駆動機構40によるドアフラップ26aを開閉する動作は、図3A、図3B、図4A、図4Bで説明した動作と同様であり、その説明は省略する。
次に、図9のフローチャートを参照して、本実施形態に係る自動改札装置の動作処理について説明する。なお、第1の実施形態の動作処理と同一の動作処理は、同一のステップ番号を付して、その詳細な説明は省略する。
まず、ステップS300では、ノーマルオープンに設定された自動改札装置20の駆動制御部102は、駆動機構40のモータ41に対してドアフラップ26a、26bを閉めるように指示情報を送信する。モータ41が指示情報に基づいて、駆動することで、上述した駆動機構40の動作により、ドアフラップ26a、26bが閉まる。本実施形態では、強制駆動機構90を省略しているため、ドアフラップ26a、26bは、駆動機構40の動作に遅れて閉まるものの、利用者が通路を通行している状態ではないため、問題はない。
次に、ステップS101では、乗車券読取部105は、利用者の乗車券情報を読み取る。
次に、ステップS102では、判定制御部101は、乗車券情報が有効であるか否かを判定し、有効である場合、ステップS301に処理を進め、有効ではない場合、ステップS104に処理を進める。
ステップS301では、駆動制御部102は、ドアフラップ26a、26bを開いて、利用者に通路を通行させる。
一方、ステップS104では、駆動制御部102は、閉じられた状態のドアフラップ26a、26bが利用者により加圧され、開放機構70によりドアフラップ26a、26bが僅かに開かれたか否かを判定する。駆動制御部102は、ドアフラップ26a、26bが僅かに開かれていないと判定した場合、ステップS300に処理を戻し、ドアフラップ26a、26bを閉めた状態のままにする。
一方、ドアフラップ26a、26bが僅かに開かれたと判定した場合、ステップS105に処理を進める。
ステップS105では、駆動制御部102は、ドアフラップ26a、26bを加圧している利用者に対して、注意を促す報知処理(注意処理)を行う。
次に、ステップS106では、駆動制御部102は、さらにドアフラップ26a、26bが利用者により加圧され、開放機構70によりドアフラップ26a、26bが大きく開かれたか否かを判定する。駆動制御部102は、ドアフラップ26a、26bが大きく開かれていないと判定した場合、ステップS300に処理を戻し、ドアフラップ26a、26bを閉めた状態のままにする。
一方、ドアフラップ26a、26bが大きく開かれたと判定した場合、ステップS107に処理を進める。
ステップS107では、駆動制御部102は、ドアフラップ26a、26bを加圧している利用者に対して、警告する報知処理(警告処理)を行う。また、駆動制御部102は、インタフェース106を介して、撮影装置30に対して、警告情報を送信する。
撮影装置30の動作処理は、第1の実施形態の撮影装置30の動作処理と同一の動作処理であり、同一のステップ番号を付して、その詳細な説明は省略する。
このように、本実施形態の自動改札装置によれば、初期駆動機構を省略することができるので、自動改札装置の構成を簡略化することができる。
なお、ノーマルクローズのタイプの自動改札装置であっても、自動改札装置を利用する利用者が多い駅の場合、有効な乗車券を所有する利用者が連続して通路を通行すると、ドアフラップ26a、26bが常時、開いているノーマルオープンと同じ状態になる。この場合、有効ではない乗車券情報であると判定した場合、その利用者の通行を阻止するために、迅速にドアフラップ26a、27bを閉める必要がある。したがって、ノーマルクローズのタイプの自動改札装置であっても、第1の実施形態で説明した強制駆動機構90を付加して構成してもよい。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る自動改札装置では、ドアフラップ26a、26bが閉塞した状態で、ドアフラップ26a、26bに対する加圧力を検知する圧力センサがドアフラップ26a、26bに設けられている。
図10を参照して、本実施形態に係る自動改札装置の構成について説明する。図10は、本実施形態に係る自動改札装置の構成を示す斜視図である。
ここでは、本実施形態に係る自動改札装置20について、図5B等に示す第1の実施形態と異なる構成についてのみ説明し、同一の構成については、同一符号を付して、この説明は省略する。
図10に示すように、本実施形態に係る自動改札装置20は、ドアフラップ26a、26bの前面に亘って、ドアフラップ26a、26bに対する加圧力を検知する圧力センサ120が取り付けられている。なお、図10では、ドアフラップ26bは、ドアフラップ26aと同一の構成であるため、図示を省略している。圧力センサ120は、利用者によるドアフラップ26aの前面に対する加圧力を計測することができる。圧力センサ120は、利用者がドアフラップ26aの前面を加圧して、ドアフラップ26aが僅かに開かれる程度に相当する加圧力を検知した場合、その検知情報を駆動制御部102に送信する。
ここで、図8に示すステップS104と同様、駆動制御部102は、その検知情報を受信したとき、加圧によりドアフラップ26a、26bが僅かに開かれたと判定する。なお、ステップS104と同様に、駆動制御部102が、加圧によりドアフラップ26a、26bが僅かに開かれたと判定する場合は、駆動制御部102が、ドアフラップ26a、26bを閉じる方向に駆動させる指示情報を送信しているとき又は送信した後で、かつ、開く方向に駆動させる指示情報を送信する前に圧力センサ120から検知情報を受信したときである。そして、ステップS105と同様、駆動制御部102は、ドアフラップ26a、26bを加圧している利用者に対して、注意を促す報知処理を行う。したがって、圧力センサ120は、第1の実施形態で説明した第1のセンサ61と同様の役割を有する。
また、圧力センサ120は、利用者がさらにドアフラップ26aの前面を加圧して、ドアフラップ26aが大きく開かれる程度に相当する圧力を検知した場合、その検知情報を駆動制御部102に送信する。
ここで、図8に示すステップS106と同様に、駆動制御部102は、その検知情報を受信したとき、加圧によりドアフラップ26a、26bが大きく開かれたと判定する。なお、ステップS106と同様に、駆動制御部102が、加圧によりドアフラップ26a、26bが大きく開かれたと判定する場合は、判定制御部101からドアフラップ26a、26bを閉じる方向に駆動させる指示情報を送信しているとき又は送信した後で、かつ、開く方向に駆動させる指示情報を送信する前に圧力センサ120から検知情報を受信したときである。そして、ステップS107と同様、駆動制御部102は、ドアフラップ26a、26bを加圧して不正通行をしようとしている利用者に対して、警告をする報知処理を行う。したがって、圧力センサ120は、第1の実施形態で説明した第2のセンサ62と同様の役割を有する。
このように、本実施形態に係る自動改札装置によれば、圧力センサ120を介して、利用者によるドアフラップ26a、26bに対する加圧を検知するので、ドアフラップ26a、26bの回動を検知するセンサを設ける必要がない。したがって、自動改札装置の構成を簡略化して小型化することができる。
なお、圧力センサ120をドアフラップ26a、26bの前面に取り付ける場合について説明したが、ドアフラップ26a内に埋め込んで構成してもよい。
上述した第1〜第3の実施形態では、ドアフラップ26a、26bが開放したことを、2つの異なる位置で検知したり、2つの異なる加圧力で検知したりすることで、2段階で検知する場合について説明したが、この場合に限られない。すなわち、自動改札装置は、ドアフラップ26a、26bの開放を1段階のみで検知して警告のみの報知処理を行ってもよく、3段階以上を検知し段階に応じた報知処理を行ってもよい。
また、上述した第1〜第3の実施形態では、閉じられた状態のドアフラップ26a、26bに対して利用者が開く方向に加圧した場合について説明したが、駆動機構40によりドアフラップ26a、26bが閉じられている途中で、ドアフラップ26a、26bに対して利用者が開く方向に加圧する場合であっても同様に、自動改札装置20は報知処理を行うことができる。
また、第1〜第3の実施形態では、利用者が駅構内における自動改札装置の通路を通行する場合についてのみ説明したが、この場合に限られない。例えば、イベント会場や遊園地等の他の施設におけるゲートシステムとしても用いることができる。この場合、第1〜第3の実施形態で説明した自動改札装置は、ゲート装置に置き換えることができる。また、乗車券の乗車券情報は、チケットのチケット情報(利用者情報)に置き換えることができる。したがって、例えば、ゲート部材は、ドアフラップのような平板状の形状に限られず、バー状の形状であってもよい。
また、第1〜第3の実施形態では、自動改札装置が、判定制御部101と駆動制御部102との2つの制御部を有する場合について説明したが、この場合に限られない。すなわち、判定制御部101と駆動制御部102とを一体にした制御部で構成してもよく、駆動制御部102をさらに各構成要素を制御する複数の制御部に分割して構成してもよい。
また、第1〜第3の実施形態では、発光部54をドアフラップ26a、26bの上面に設ける場合について説明したが、この場合に限られず、ドアフラップ26aの前面や周縁部、自動改札装置20の筐体21a、21b又は通路に設けてもよい。
また、第1〜第3の実施形態では、撮影装置30が撮影した画像データを記録する場合についてのみ説明したが、この場合に限られず、撮影している画像データを、例えば駅務室等の監視装置(ディスプレイ装置)にリアルタイムに表示させてもよい。この場合、駅係員は、撮影装置30が撮影している画像データをリアルタイムで見ることができるので、利用者が不正通行をした場合であっても、直ぐに対応することができる。
また、第1、第3の実施形態では、強制駆動機構90を設ける場合について説明した。しかしながら、ドアフラップ26a、26bの重量が軽く、駆動機構40がスプリング71を介してもドアフラップ26a、26bが遅れることなく追従し、閉じることができる場合、強制駆動機構90を省略してもよい。
100:自動改札システム 10:サーバ 20:自動改札装置 25:表示画面
26a、26b:ドアフラップ 30:撮影装置 27:表示灯 29:スピーカ部
30:撮影装置 40:駆動機構 41:モータ 46:クランク軸 47:リンク
51:回転軸 53:リンク軸 54:発光部 55:検知板 70:開放機構
61:第1のセンサ 62:第2のセンサ 71:スプリング 90:強制駆動機構
91:強制駆動レバー 96:付勢バネ 97:駆動解除ローラ 101:判定制御部
102:駆動制御部 120:圧力センサ

Claims (10)

  1. 通路を閉塞することにより利用者の通行を阻止するゲート部材と、
    前記ゲート部材を開く方向又は閉める方向に駆動する駆動機構と、
    前記駆動機構により前記ゲート部材を閉めた状態又は閉めている動作の途中で、前記ゲート部材に対する開く方向の加圧力によって、前記ゲート部材の開きを許容する開放機構とを備えるゲート装置であって、
    前記加圧力による前記ゲート部材の開きを利用者に報知する報知処理手段を有することを特徴とするゲート装置。
  2. 前記加圧力による前記ゲート部材の開きを検知する検知処理手段をさらに有し、
    前記報知処理手段は、前記検知処理手段による前記ゲート部材の開きの検知に基づいて、前記ゲート部材の開きを利用者に報知することを特徴とする請求項1に記載のゲート装置。
  3. 前記検知処理手段は、少なくとも2つの異なる前記ゲート部材の開放位置を検知し、
    前記報知処理手段は、前記検知処理手段による前記ゲート部材の異なる開放位置の検知に応じて、異なるように利用者に報知することを特徴とする請求項2に記載のゲート装置。
  4. 少なくとも2つの異なる色を発光する発光部をさらに備え、
    前記報知処理手段は、前記検知処理手段による前記ゲート部材の異なる開放位置の検知に応じて、前記発光部を介して異なる色を発光させて、前記ゲート部材の開きを利用者に報知することを特徴とする請求項3に記載のゲート装置。
  5. 報知音を出力するスピーカ部をさらに備え、
    前記報知処理手段は、前記検知処理手段による前記ゲート部材の異なる開放位置の検知に応じて、前記スピーカ部を介して異なる音又は異なる音量の報知音を出力させて、前記ゲート部材の開きを利用者に報知することを特徴とする請求項3に記載のゲート装置。
  6. 通路を通行する利用者の利用者情報に基づいて利用者の通行を許可するか否かを判定する通行判定手段と、
    前記通行判定手段の判定結果に応じて前記駆動機構に対して前記ゲート部材を開く方向又は閉める方向に駆動させる指示情報を送信する駆動制御手段とをさらに有し、
    前記報知処理手段は、前記駆動制御手段により前記ゲート部材を閉じる方向に駆動させる指示情報を送信しているとき又は送信した後で、かつ、前記検知処理手段による前記ゲート部材の開きを検知した場合に、前記ゲート部材の開きを利用者に報知することを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項に記載のゲート装置。
  7. 前記ゲート部材に対する開く方向の加圧力を検知する検知処理手段をさらに有し、
    前記報知処理手段は、前記検知処理手段による前記ゲート部材に対する加圧力の検知に基づいて、前記ゲート部材の開きを利用者に報知することを特徴とする請求項1に記載のゲート装置。
  8. 前記開放機構は、前記ゲート部材と前記駆動機構との間に設けられ、
    前記駆動機構により前記ゲート部材を開いた状態から閉じる初期駆動時に、前記駆動機構による駆動を、前記開放機構を介さずに、直接、前記ゲート部材に伝達させる強制駆動機構をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のゲート装置。
  9. 前記駆動機構は、前記ゲート部材を開いた状態から閉じる初期駆動時の回転速度を、速くして駆動することを特徴とする請求項8に記載のゲート装置。
  10. 利用者の通行を阻止するゲート装置と通路を通行する利用者を撮影する撮影装置とを有するゲートシステムであって、
    前記ゲート装置は、
    通路を閉塞することにより利用者の通行を阻止するゲート部材と、
    前記ゲート部材を開く方向又は閉める方向に駆動する駆動機構と、
    前記駆動機構により前記ゲート部材を閉めた状態又は閉めている動作の途中で、前記ゲート部材に対する開く方向の加圧力によって、前記ゲート部材の開きを許容する開放機構と、
    前記加圧力による前記ゲート部材の開きを利用者に報知する報知処理手段とを有し、
    前記撮影装置は、
    前記報知処理手段による報知に応じて、前記通路を通行する利用者を撮影した画像データを記録することを特徴とするゲートシステム。
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