JP3057029B2 - 不正防止機能付き遊戯媒体計数装置 - Google Patents

不正防止機能付き遊戯媒体計数装置

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JP3057029B2
JP3057029B2 JP9145130A JP14513097A JP3057029B2 JP 3057029 B2 JP3057029 B2 JP 3057029B2 JP 9145130 A JP9145130 A JP 9145130A JP 14513097 A JP14513097 A JP 14513097A JP 3057029 B2 JP3057029 B2 JP 3057029B2
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光雄 千原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ店におい
て使用される、パチンコ玉の個数やスロットル用のメダ
ルの枚数を計数する計数装置に対して行われる不正行為
を検知し、これを防止するのに好適な、不正防止機能付
き遊戯媒体計数装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常パチンコ店内には、パチンコ玉やス
ロットル用のメダル等の遊戯媒体を計数するための計数
装置が設置されている。例えば、パチンコ玉用の計数装
置では、客が箱に入れたパチンコ玉を計数装置の所に運
び、そしてホッパーからパチンコ玉を投入して、パチン
コ玉の計数を行う。計数装置内部では、ホッパーに投入
されたパチンコ玉を整列させて光センサーに順次対面さ
せ、光センサーからのパルス信号をカウントすること
で、投入されたパチンコ玉の個数を計数するように構成
されている。そして計数値は順次デジタル表示され、計
数完了後に発券ボタンを操作すると、投入したパチンコ
玉の個数が、印字用紙や磁気カードに印字或いは記憶さ
れて出力され、これらの印字用紙や磁気カードを景品と
交換できるように構成されている。また、計数したパチ
ンコ玉は、パチンコ店内に付設した循環路に排出され、
パチンコ台に循環供給されるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
計数装置では、外部から電磁波を受けると計数装置の電
子回路が誤動作して正確な計数が出来なくなる、という
欠点があるので、これを悪用して、例えば、少量のパチ
ンコ玉を投入した状態で無線機や携帯電話等の電磁波発
生装置から計数装置に向けて電磁波を発信させ、計数結
果を多めに操作して不正に利益を得ようとする者が現
れ、問題となった。
【0004】そこで、このような不正行為に対抗するた
めに、計数装置の電子回路を鉄板等で覆ったり、回路構
成を電磁波の影響を受けにくい回路構成に変更したりし
て、電磁波遮断性能を高めることにより不正を防止する
技術が種々提案されている。そしてこれらの技術を用い
た計数装置では、不正行為を検出すれば店員に警告を発
するように構成されている。
【0005】しかし、このような検出手段を備えた計数
装置においても、ホッパーに投入されたパチンコ玉は、
計数した後、そのままパチンコ店内に付設した循環路に
還流させるため、ホッパーに投入された実際のパチンコ
玉の個数を確認することができず、実際に不正が発生し
ていた場合でも、それを立証することができないという
問題があった。しかも、このような計数装置では、例え
ば検出手段で受信した電磁波の出力が所定の敷い値以上
になると不正がなされたと判定する関係上、受信した電
磁波が不正のために故意に出力されたものであるか否を
正確に判定することが困難であり、検出手段の単なる誤
動作であっても、その都度計数装置を検査しなければな
らないので、店員にとって無用な負担を課すとともに、
パチンコ店とその利用者との信頼関係を損ねてしまうこ
とも考えられる。
【0006】そこで、本発明は前述のような事情により
鑑みて成されたものであり、その目的は、不正がなされ
た場合にはそれを容易に立証できる、不正防止機能付き
遊戯媒体計数装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】請求項1に係る
不正防止機能付き遊戯媒体計数装置は、ホッパーに投入
されたパチンコ玉やメダル等の遊戯媒体を整列させて下
流側へ送る複数の整列路と;前記整列路を通過する遊戯
媒体を順次検出して計数する計数手段と;前記複数の整
列路を含む撮像エリア内における遊戯媒体を撮像可能と
した撮像手段と;前記撮像手段から送出される画像デー
タを画像処理して、ホッパーに投入された遊戯媒体の概
数を算出する概数算出手段と;前記計数手段による計数
値と概数算出手段による概数値とを比較して、両数値の
差が一定の敷い値以上になったときに、不正行為が発生
していると判定する判定手段と、を備えたものである。
【0008】この装置に対して、少量の遊戯媒体をホッ
パーに投入して、或いは遊戯媒体を投入せずに、計数結
果をごまかそうとしても、計数手段による計数値と、概
数算出手段による概数値とを判定手段で比較し、投入さ
れた遊戯媒体の個数を、異なる手段により二重にチェッ
クするので、不正行為があったかどうかを、より正確に
検出できる。
【0009】請求項2に係る不正防止機能付き遊戯媒体
計数装置は、前記撮像手段から送出される画像データ
を、前記概数算出手段ではホッパーに遊戯媒体が投入さ
れてから1回又は複数回取り込んで、遊戯媒体の概数を
算出するように構成されている。この装置によれば、画
像データの一部分をピックアップして概数算出手段に取
り込んで画像処理し、この画像データに含まれる遊戯媒
体の個数を算出して、その算出結果から、投入された遊
戯媒体全体の概数値を決定し、計数値と比較をして不正
行為の有無を確認する。
【0010】請求項3に係る不正防止機能付き遊戯媒体
計数装置は、前記撮像手段により送出された撮像エリア
の画像データを、前記概数算出手段ではホッパーに遊戯
媒体が投入されてから一定時間毎に取り込んで、遊戯媒
体の概数を算出するように構成されている。この装置に
よれば、画像データの取り込みを一定時間毎に行い、各
画像データに含まれる遊戯媒体の個数を算出し、投入さ
れた遊戯媒体の総数を推定するので、より正確に遊戯媒
体の総数の概数値を算出出来る。
【0011】請求項4に係る不正防止機能付き遊戯媒体
計数装置は、前記一定時間を遊戯媒体が撮像エリア内を
移動するために必要な時間に設定している。この装置に
よれば、撮像エリア内へ移動する遊戯媒体を順次撮像
し、投入された遊戯媒体全てを画像データに収めて処理
するので、遊戯媒体の総数をより正確に算出出来る。
【0012】請求項5に係る不正防止機能付き遊戯媒体
計数装置は、前記撮像手段から送出される画像データを
連続的に記録する録画手段を備えている。この装置によ
れば、不正行為が検出された場合、録画手段により録画
された画像データを再生することで、不正行為の有無の
確認を確実に行える。
【0013】請求項6に係る不正防止機能付き遊戯媒体
計数装置は、外部からの異常電波を受信するための受信
手段を備えている。判定手段と併せて、不正行為を働こ
うとする者が故意に発信した異常電波を受信手段で検出
できるので、この検出結果と判定手段による判定結果と
を用いて、不正行為をより正確に判定出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係る不正
防止機能付き遊戯媒体計数装置(以下、単に「計数装
置」と称す)1の斜視図である。また、図2は計数装置
1の概略の断面図である。更に、図3は計数装置1の制
御系を含む全体構成図である。
【0015】図1と図2に示すように、計数装置1は、
遊戯媒体としてのパチンコ玉Pを計数するための計数装
置本体2と、計数装置本体2を設置するための固定台3
とを備え、計数装置本体2で計数したパチンコ玉Pは、
固定台3の内部の通路4を経て、排出口24からパチン
コ店に付設された循環路5に還流されてパチンコ台で循
環使用されるように構成されている。但し、計数装置本
体2と固定台3を一体的に構成したり、計数装置1をパ
チンコ台を組付けるための壁部に一体的に組付けてもよ
い。
【0016】計数装置本体2は、図1〜図3に示すよう
に、ホッパー10と、ホッパー10に投入されたパチン
コ玉Pを整列させて下流側へ送る複数の整列路20と、
整列路20を通過するパチンコ玉Pを順次検出して計数
する計数手段11と、計数手段11による計数値Aを表
示する表示手段12と、計数値Aを印字用紙や磁気カー
ドに書き込んで出力する出力手段13と、投入したパチ
ンコ玉Pの総数を印字用紙や磁気カードに書き込ませる
ための発券スイッチ14と、を備えている。但し投入し
たパチンコ玉Pの端数を除く個数を印字用紙や磁気カー
ドに書き込ませ端数のパチンコ玉Pを返却するように構
成してもよい。
【0017】また、計数装置本体2には他に、図4、図
5に示すように、複数の整列路20を含む撮像エリア3
0内を流れるパチンコ玉Pを撮像可能とした撮像手段で
ある小型カメラ31と、この小型カメラ31から送出さ
れる画像データを画像処理して、ホッパー10に投入さ
れたパチンコ玉Pの概数を算出する概数算出手段40
と、概数算出手段40による概数値Bと計数値Aとを比
較し、不正行為の有無を判定する判定手段50と、判定
手段50で不正行為が確認された時に警告を発する警告
手段51、も備えている。但しこの警告手段51は、計
数装置本体2に直接設けずともよく、例えば警備員室等
の離れた場所に設けてあってもよい。
【0018】まず、整列路20及び計数手段11につい
て説明する。整列路20は後方下がりに並設した複数の
レール21で構成され、その前端はホッパー10の下方
に配置され、ホッパー10に投入されたパチンコ玉P
は、隣接する一対のレール21を介して、前後に整列さ
れた状態でレール21に沿って後方へ移動する。
【0019】計数手段11は、隣接するレール21間の
上下に夫々配置された発光素子である発光部22aと、
受光素子である受光部22bと、からなる光学式のセン
サー22を備えている。
【0020】そして、図4に見られるように、パチンコ
玉Pがセンサー22を横切ると、発光部22aからの光
が遮られて受光部22bからパルス信号が出力される。
計数手段11のカウンターでは、このパルス信号を順次
カウントして、投入されたパチンコ玉Pを計数する。
【0021】尚、レール21を通過したパチンコ玉P
は、レール21から計数装置本体2の後部に設けられた
接続通路23を通って固定台3内部の通路4を経て排出
口24に至り、ここから循環路5へと排出するように構
成されている。
【0022】そして、本実施例にかかる計数装置1で
は、上述の計数手段11でパチンコ玉Pを計数すると同
時に、この計数値Aが正しいかどうかを確認するため
に、別途の計数方法として、撮像手段としての小型カメ
ラ31と、概数算出手段40と、を用いてパチンコ玉P
の概数を演算するように構成されている。そこで、次に
小型カメラ31と概数算出手段40を用いたパチンコ玉
Pの計数について、図5を参照しながら説明する。
【0023】整列路20の上方には、この整列路20を
流れるパチンコ玉Pを撮像するための小型カメラ31が
設けられ、この小型カメラ31で、複数の整列路20を
含むように予め設定した撮像エリア30を流れるパチン
コ玉Pを撮像し、その画像データ32を概数算出手段4
0へ送る。そしてこの画像データ32を概数算出手段4
0に取り込み、そこからパチンコ玉Pの概数を算出し概
数値Bを決定する。
【0024】この画像データ32の概数算出手段40へ
の取り込みについて説明すると、画像データ32の取り
込み開始は、計数手段11の作動により行われるように
構成するとよい。また、画像データ32の取り込み終了
は、発券スイッチ14の操作時とするとよい。そして、
この取り込み開始から終了の指示が出される間に、画像
データ32を一定時間毎に複数回にわたって概数算出手
段40へ取り込むのである。
【0025】この一定時間は、図6に見られるように、
パチンコ玉Pが撮像エリア30内を移動するために必要
な時間に決めればよい。即ち、図6(a)中、撮像エリ
ア30の最左端に存在するパチンコ玉P1、P2が、図
6(b)のように丁度撮像エリア30外に流れ出るのに
必要な時間を予め測定し、このパチンコ玉Pの通過時間
が経過すると、次の画像データ32の取り込みを行うよ
うに設定すればよい。画像データ32の取り込みのタイ
ミングをこのように設定しておくと、ホッパー10に投
入されたパチンコ玉Pを全て撮像することが可能とな
り、確実にパチンコ玉Pの概数を算出できる。
【0026】この概数値Bの算出と決定のしかたについ
て説明する。まず最初に概数算出手段40に送られてき
た画像データ32を所定の敷い値で二値化処理する。即
ち、図7(a)のような画像データを、図7(b)のよ
うな白と黒の二値に変換する。そして、画像中、黒が占
める部分の面積を計算する。尚、この撮像された画像に
はレール21も一緒に写っているので、前述のように二
値に変換する時に、このレール21部分のデータを削除
もしくは白に変換するようにしておく必要がある。
【0027】また、予め撮像された画像を処理した画像
データ32において、パチンコ玉P1個の画像データ3
2中での面積を計算、決定しておき、この算出された数
値を概数算出手段40に入力しておく。
【0028】そして、撮像され、処理をされた画像デー
タ32全体において黒が占める部分の面積が計算されれ
ば、この黒が占める部分の面積の値を先に決定しておい
たパチンコ玉P1個分の面積の値で割れば、撮影エリア
内に存在していたパチンコ玉Pの概数が算出される。
【0029】このようにして、撮像開始から撮像終了す
るまでの間に概数算出手段40に取り込まれた画像デー
タ32全てに上述の処理を施せば、投入されたパチンコ
玉Pの概数が判定されるのである。
【0030】以上のようにして決定された計数値Aと概
数値Bは、図3に示すように判定手段50に出力され、
判定手段50でこの数値を比較し、その結果を用いて不
正行為の有無を判定し、その結果を制御手段15に出力
するのである。この判定について、最も望ましい事は、
両数値が一致した場合のみを正常とし、両数値が一致し
ない場合は全て不正である、と判定する事であるが、前
述の概数値Bの決定方法だと、機械的な誤差が原因で必
ずしも計数値に完全に一致しない可能性がある。そこ
で、両数値の差について予め一定の敷い値を設定してお
くことが好ましい。例えば敷い値を50としておけば、
両数値の差が50以下であれば正常とし、両数値の差が
51以上である場合を不正と判断すればよいのである。
【0031】そして、正常に計数を完了した場合は、計
数完了後に発券スイッチ14を操作することで、制御手
段15は出力手段13を制御して、印字用紙や磁気カー
ドに計数値を書き込ませて計数結果を出力させる。一
方、不正行為がなされたと判定された場合には、制御手
段15は発券スイッチ14を操作しても計数結果を出力
させないようにし、同時に警告手段51により警告を発
して店員を呼ぶようにする。
【0032】このように、計数手段11に対して不正を
行って計数値を実際に投入したパチンコ玉Pよりも多く
なるように操作しても、小型カメラ31による画像でパ
チンコ玉Pの概数値の計測を行い、不正検出の手段とし
ているので、計数値と概数値の比較により不正行為を取
り締まることが出来るので、好適である。
【0033】画像データ32の取り込み回数について、
ここでは予め定められた一定時間毎に取り込む場合につ
いて説明したが、その他の方法として、画像データ32
を1回だけ取り込む方法も考えられる。ただし、この
際、画像データ32を取り込む時期は計測開始から一定
時間を経過させる必要がある。
【0034】これは、不正を行おうとする者は、少量の
パチンコ玉Pを用いて計数値を実際の投入したパチンコ
玉Pよりも多くなるようにしよう計数手段11を操作し
ようとする為である。つまり、少量のパチンコ玉Pしか
投入しなければ、パチンコ玉Pは整列路20を短時間で
通過してしまうので、その後に画像データ32を取り込
めば、画像データ32にはパチンコ玉Pは撮像されてい
ない可能性が高い。つまり、計数手段11による計数値
Aが大きければ当然、整列路20の通過時間も長くな
り、必然的に画像データ32には整列路20を流れるパ
チンコ玉Pが撮像されているはずであるが、そうでない
場合、つまり計数値Aが大きいのにパチンコ玉Pが撮像
されていない場合は、不正行為がなされた、と判断でき
るのである。このため、画像データ32を取り込む時期
を計測開始から一定時間経過させる必要がある。尚、こ
の一定時間については、例えば1000個未満の少量の
パチンコ玉Pが整列路20を流れるのに必要な時間に設
定すればよい。そして不正行為が検出されれば、あとは
前述の通り警告手段51により店員に警告をする。
【0035】このようにすれば、画像データ32の処理
に時間がかからなくなり、簡潔にして不正行為を検出
し、これを取り締まれるので、好適なのである。
【0036】また、図示はしないが、撮像手段として前
述の小型カメラ31以外に、ホッパー10にパチンコ玉
Pを投入しようとしている利用者の動作を撮像するカメ
ラを設けてもよい。
【0037】これは不正行為を働こうとする利用者のパ
チンコ玉P投入時の動作は、通常の動作と何らかの点で
相違する部分があることを利用するもので、予め正常な
動作を登録しておき、この正常な動作と実際の利用者の
動作とを照合するのである。照合の結果、正常であると
判断されれば、後は前述のように計数を開始すればよい
し、異常が認められれば、計数終了後に発券スイッチ1
4を操作しても計数結果を出力させないようにし、同時
に警告手段51で警告を発するようにすればよい。
【0038】例えば、ホッパー10にパチンコ玉Pを投
入する時に利用する箱に何らかのマーキングを施してお
き、このマーキングの動きを撮像手段で撮像し、箱を使
用していないのに計数値が大きい場合や、ホッパー10
に対してパチンコ玉Pを流し込む時における箱の傾動速
度が異常に速いのに計数値が大きい場合、投入動作の回
数が少ないのに計数値が異常に大きい場合、等におい
て、不正行為があった、と判定することも考えられるの
である。
【0039】またここでは特に図示はしないが、撮像手
段に連動して、小型カメラ31から送出される撮像エリ
ア30の画像データ32を連続的に記録する録画手段を
設けることも好ましい。
【0040】この録画手段を設けておくと、不正行為が
検出された場合、録画手段に録画された画像データ32
を再生して確認することで、この不正行為が本当に成さ
れたのか、又は単に検出する機械の側の誤作動なのかが
確認できるので、より確実な不正行為の検出に寄与でき
るのである。
【0041】また、無線機等から出力される高出力の電
磁波を受信する受信手段60を備えていてもよい。この
受信手段60からの出力信号は制御手段15に常時入力
されるように構成する。
【0042】パチンコ玉Pの計数途中に受信手段60か
らの出力信号が、所定の敷い値よりも大きい異常電磁波
をキャッチした場合には、異常電磁波により計数値がご
まかされている可能性が高いので、前述の判定手段50
による不正行為の判定に加えて、この受信手段60によ
っても不正行為の判定が出来るので、より確実に不正行
為を取り締まることが可能となるので、大変好ましい。
【0043】不正行為を働こうとする者は、通常、少量
のパチンコ玉Pをホッパー10に投入し、それと同時に
隠し持っていた電磁波発生装置で電磁波を装置に向けて
出力することで、計数値を実際に投入したパチンコ玉P
よりも多くなるように操作するものなので、受信手段6
0により異常電磁波を受信して警告を発することで、こ
のような犯罪を取り締まることが可能となる。
【0044】また、図8に示すように、以上説明してき
た計数装置の固定台3の内部の通路4の途中部に、計数
の終了した1回分のパチンコ玉を、一時的にパチンコ店
に付設の循環路外に取り出し可能に収容するストッカー
Sを設けると、さらに好ましい。
【0045】この時、排出口24を開閉するために、排
出口24には電磁ソレノイド25で駆動されるシャッタ
ー26を設けておき、パチンコ玉Pの循環路5への排出
を中断出来るようにしておく。
【0046】このようにストッカーSを備え、排出口2
4にシャッター26を設けておいた場合の作動は次の通
りである。前述のように様々な方法で計数手段の誤動作
が検出されると、制御手段15により電磁ソレノイド2
5に指示をして排出口24を閉鎖する。そしてストッカ
ーSを取り出すと、そこには実際に投入されただけのパ
チンコ玉Pが収容されているので、後はこの実際の数を
確認し、計数装置の計数結果と照合して不正行為の有無
を判断すればよいのである。
【0047】尚、本実施例では、遊戯媒体としてのパチ
ンコ玉Pの計数装置1に本発明を適用したが、スロット
ル用のメダルを計数する計数装置1に対しても本発明を
同様に適用することが可能である。
【0048】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、次に記
載する効果を奏する。請求項1に係る不正防止機能付き
遊戯媒体計数装置は、計数時に不正が行われても、計数
手段による計数値と、概数算出手段による概数値とを、
判定手段で比較するので、投入された遊戯媒体の数を異
なる手段で二重にチェックするので、不正行為の有無を
より正確に検出出来るので好適である。
【0049】請求項2に係る不正防止機能付き遊戯媒体
計数装置は、画像データの一部分をピックアップして、
これを概数算出手段に取り込んで画像処理するので、投
入された遊戯媒体全体の概数値を決定出来るので、投入
開始から終了までの全ての画像データを処理する必要が
なく、即ち、画像データの処理が簡潔になり、好まし
い。
【0050】請求項3記載の不正防止機能付き遊戯媒体
計数装置によれば、画像データの取り込みを一定間隔で
行い、取り込んだ画像データを処理するので、遊戯媒体
が投入され、計数が開始されてから計数が終了するまで
の間における、整列路を流れていく遊戯媒体の総数の概
数値を測定できるので、投入された遊戯媒体の総数の正
確な概数値を得ることができ、またこの概数値を計数値
と比較するので、精度よく不正行為の判定をすることが
可能となる。
【0051】請求項4記載の不正防止機能付き遊戯媒体
計数装置によれば、遊戯媒体が撮像エリア内を移動する
ために必要な時間を基にして、画像データを取り込む間
隔を決定しているので、撮像エリア内へ移動する遊戯媒
体を順次撮像し、投入された遊戯媒体全てを撮像し、画
像データとしてこれを処理でき、故に一層正確な遊戯媒
体の概数値の算出を行い、より確実な不正行為の有無の
判別を行えるので、大変好適である。
【0052】請求項5記載の不正防止機能付き遊戯媒体
計数装置によれば、撮像エリアの画像データを連続的に
記録する録画手段を設けることで、この装置で不正行為
が検出された場合、録画手段に録画された画像データを
再度確認することで本当に不正行為であったのかどうか
が確認できるので、不正行為の有無を確実に確認するこ
とができるので、好ましい。
【0053】請求項6記載の不正防止機能付き遊戯媒体
計数装置によれば、外部からの異常電波を受信する受信
手段を設けているので、不正行為を働こうとする利用者
が故意に異常電波を発信すると、これを検知でき、この
検出結果と判定手段による判定結果とを用いて、より正
確に不正行為の取締りが可能となり、またこの計数装置
の判定に対する信頼性も向上するので大変好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る不正防止機能付き遊戯媒体計数
装置の斜視図
【図2】 同計数装置の概略断面図
【図3】 同計数装置の制御系を含む全体構成図
【図4】 (a)計数センサーによる計数手段の要部平
面図 (b)計数センサーによる計数手段の要部側面
【図5】 (a)整列路を流れるパチンコ玉を撮影する
状態を示す側面図 (b)整列路を流れるパチンコ玉を撮影する状態を示す
平面図
【図6】 特定のパチンコ玉が撮像エリアを流れている
状態を示す平面図
【図7】 撮像エリア内のパチンコ玉を画像処理した状
態を示す図
【図8】 ストッカーを設けた同計数装置が正常に働い
た場合の構成図
【図9】 ストッカーを設けた同計数装置に不正が行わ
れた場合の構成図
【符号の説明】
P パチンコ玉 1 計数装置 2 計数装置本体 3 固定台 4 通路 5 循環路 10 ホッパー 11 計数手段 12 表示手段 13 出力手段 14 発券スイッチ 15 制御手段 A 計数値 20 整列路 21 レール 22 センサー 22a 発光部 22b 受光部 23 接続通路 24 排出口 B 概数値 30 撮像エリア 31 小型カメラ 32 画像データ 40 概数算出手段 50 判定手段 51 警告手段 60 受信手段 S ストッカー 25 電磁ソレノイド 26 シャッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02 G06M 7/00 G06M 11/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパーに投入されたパチンコ玉やメダ
    ル等の遊戯媒体を整列させて下流側へ送る複数の整列路
    と、 前記整列路を通過する遊戯媒体を順次検出して計数する
    計数手段と、 前記複数の整列路を含む撮像エリア内における遊戯媒体
    を撮像可能とした撮像手段と、 前記撮像手段から送出される画像データを画像処理し
    て、ホッパーに投入された遊戯媒体の概数を算出する概
    数算出手段と、 前記計数手段による計数値と概数算出手段による概数値
    とを比較して、両数値の差が一定の敷い値以上になった
    ときに、不正行為が発生していると判定する判定手段
    と、 を備えた不正防止機能付き遊戯媒体計数装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像手段から送出される画像データ
    を、前記概数算出手段ではホッパーに遊戯媒体が投入さ
    れてから1回又は複数回取り込んで、遊戯媒体の概数を
    算出する、 請求項1記載の不正防止機能付き遊戯媒体計数装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段から送出される画像データ
    を、前記概数算出手段ではホッパーに遊戯媒体が投入さ
    れてから一定時間毎に取り込んで、遊戯媒体の概数を算
    出する、 請求項1記載の不正防止機能付き遊戯媒体計数装置。
  4. 【請求項4】 前記一定時間を、遊戯媒体が撮像エリア
    内を通過するために必要な時間に設定した、 請求項3記載の不正防止機能付き遊戯媒体計数装置。
  5. 【請求項5】 前記撮像手段から送出される画像データ
    を連続的に記録する録画手段を備えた、 請求項1〜4のいずれか1項に記載の不正防止機能付き
    遊戯媒体計数装置。
  6. 【請求項6】 外部からの異常電波を受信するための受
    信手段を備えた、 請求項1〜5のいずれか1項に記載の不正防止機能付き
    遊戯媒体計数装置。
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