JP2011006083A - 容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】内容物を注出口から本体に充填可能とし、生産性および使用性に優れた容器を提供する。
【解決手段】内容物を収容する本体2と、この本体2に取付けた、外側筒部3bおよび内側取付部3aからなる、内容物の注出口3と、この注出口3の端部に、薄肉部5を介して剥離可能に連結した蓋部4とからなる容器1において、蓋部4は、注出口3に連通する、内容物を本体2に充填可能とした貫通穴7を備えるとともに、貫通穴7を閉塞手段8により封止して、内容物を密封する。
【選択図】図3

Description

本発明は、内容物を収容する本体と、該本体に取付けた、外側筒部および内側取付部からなる、前記内容物の注出口と、該注出口の端部に、薄肉部を介して剥離可能に連結した蓋部とからなる、初期開封時に蓋部を注出口から折って切り離す容器に関し、より詳細には、前記蓋部は、前記注出口に連通する、前記内容物を前記本体に充填可能とした貫通穴を備えるとともに、前記貫通穴を閉塞手段により封止して、前記内容物を密封する容器に関する。
従来、ゼリー状の食品など液状の内容物を収容する容器には、例えば、本体に取付けられた内容物の注出口と、この注出口のキャップなどの蓋部とが一体成形され、初期開封時に蓋部を注出口から折って切り離す(ワンピース注出口)ことで、本体に収容された内容物を注出口から注出できるとともに、蓋部を注出口に装着させることにより、製造コストが安く、開放が容易であり、内容物の取り出し後に容易に再閉鎖できるもの(例えば、特許文献1〜3など)がある。
特開平10−086953号公報 特開平05−162756号公報 特開平05−229566号公報
しかし、このような容器では、注出口に、内容物を本体に充填するための充填口が無く、本体に注出口を取付ける前に内容物を本体に充填するため、本体への内容物の充填方法が制約されるとともに、本体に内容物を満注充填することができず、生産効率が悪いという問題があった。
従って、この発明の目的は、内容物を注出口から本体に充填可能とし、生産性および使用性に優れた容器を提供することにある。
このため、請求項1に記載の発明は、内容物を収容する本体と、該本体に取付けた、外側筒部および内側取付部からなる、前記内容物の注出口と、該注出口の端部に、薄肉部を介して剥離可能に連結した蓋部とからなる容器において、前記蓋部は、前記注出口に連通する、前記内容物を前記本体に充填可能とした貫通穴を備えるとともに、前記貫通穴を閉塞手段により封止して、前記内容物を密封することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の容器において、前記薄肉部は、前記注出口の上端より下方位置に設けることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の容器において、前記下方位置は、前記注出口の上端から0.1mm〜1.0mmとすることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の容器において、前記注出口および前記蓋部を、前記本体から延設したバリア性部材で覆設することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の容器において、前記バリア性部材は、前記注出口の内側取付部近傍の両側端に、ノッチを備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の容器において、前記蓋部の上端部から前記ノッチ近傍までの前記注出口の両側方に、補助シール部を設けることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の容器において、前記補助シール部と、前記注出口との間に、前記ノッチに連結する前記バリア性部材の破断誘導路を設けることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、内容物を収容する本体と、この本体に取付けた、外側筒部および内側取付部からなる、内容物の注出口と、この注出口の端部に、薄肉部を介して剥離可能に連結した蓋部とからなる容器において、蓋部は、注出口に連通する、内容物を本体に充填可能とした貫通穴を備えるとともに、貫通穴を閉塞手段により封止して、内容物を密封するので、一体成形された注出口および蓋部における注出口の内側取付部を本体の開口部の内周縁部に固着させて、本体を閉塞した後でも、内容物が蓋部の貫通穴から本体内に充填可能となり、内容物を本体内に満注充填することができるとともに、本体への注出口および蓋部の取付位置を任意に決定することができる。従って、生産性および使用性に優れた容器を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、薄肉部は、注出口の上端より下方位置に設けるので、容器の初期開封時における注出口からの蓋部の剥離に伴い、薄肉部の破断により生じるバリが、注出口上端の飲み口面よりも下方に有するため、このバリが、本体内の内容物を吸引するために飲み口面に付けた口に当たることを防ぎ、唇などの怪我を防止することができる。従って、使用性および安全性に優れた容器を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、下方位置は、注出口の上端から0.1mm〜1.0mmとするので、飲み口面に付けた唇が薄肉部に当たらない位置であるとともに、蓋部の突起部の嵌合位置に適し、かつ、注出口を容易に成形することができる。従って、生産性、使用性および安全性に優れた容器を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、注出口および蓋部を、本体から延設したバリア性部材で覆設するので、貫通穴や、注出口と蓋部との隙間を外気から閉塞手段を含むバリア性部材で遮断することで、容器のバリア性を高め、内容物の品質維持を向上させることができる。従って、使用性に優れた容器を提供することができる。
請求項5に記載の発明によれば、バリア性部材は、注出口の内側取付部近傍の両側端に、ノッチを備えるので、バリア性部材で覆設されたバリア性を有する容器の注出口から蓋部を初期開封する際、バリア性部材を容易に破断させることができる。従って、使用性に優れた容器を提供することができる。
請求項6に記載の発明によれば、蓋部の上端部からノッチ近傍までの注出口の両側方に、補助シール部を設けるので、この補助シール部がノッチを裂く際の手の支えとなり、安定した状態でノッチを裂いて、確実にバリア性部材を破断させることができる。従って、使用性に優れた容器を提供することができる。
請求項7に記載の発明によれば、補助シール部と、注出口との間に、ノッチに連結するバリア性部材の破断誘導路を設けるので、狭い破断誘導路が破断力を集中させるとともに、この破断誘導路に沿って破断方向が決定されるため、バリア性部材を容易に破断させることができる。従って、使用性に優れた容器を提供することができる。
本発明の一実施例を示す、容器の全体斜視図である。 容器の全体正面図である。 蓋部および注出口の断面正面図である。 蓋部の平面図である。 蓋部を折って剥離させたことを示す容器の正面図である。 注出口に蓋部をリクローズさせた注出口および蓋部の正面断面図である。 注出口および蓋部をバリア性部材で覆設した、バリア性を向上させた容器の正面図である。 バリア性を向上させた容器の平面図である。 蓋部を注出口から剥離させたことを示す、バリア性を向上させた容器の正面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明の一実施例を示す、容器の全体斜視図、図2は容器の全体正面図、図3は蓋部および注出口の断面正面図、図4は蓋部の平面図、図5は蓋部を折って剥離させたことを示す容器の正面図、図6は注出口に蓋部をリクローズさせた注出口および蓋部の正面断面図である。
本発明の容器1は、図1〜2に示すように、例えば、ゼリー状の食品などの液状内容物を収容するための本体2と、この本体2における上端部の中央近傍に取付けられた、本体2内の内容物を注出させる注出口3と、この注出口3と一体成形された組合体の蓋部4とから構成される。
本体2は、バリア性を有する積層フィルムからなる上部が開口した、例えばスタンドパウチ(平パウチやガセットパウチでもよい)であり、その構成は、外面から順に表面層/シーラント層、又は、表面層/中間層/シーラント層のように積層したものである。これは、表面層および中間層をそれぞれ単独のフィルムなどの層にしてもよいが、二種以上の多層で構成してもよい。また、上記各層の間には必要に応じて接着層を設けることができる。
表面層は、印刷適性、ラミネート適性に優れ、引張り強度、衝撃強度、耐擦傷性度の総合的な機械的強度に優れると共に、耐溶剤性、耐薬品性のほか、ヒートシールの際の加熱に対する耐熱性などが必要である。
このようなフィルムとしては、例えば、2軸延伸ポリエステルフィルム、2軸延伸ナイロンフィルム、2軸延伸ポリプロピレンフィルムなどのほか、これらに防湿性やガスバリヤー性を付与するためにポリビニデンクロライド(PVDC)などをコーティングしたフィルムなどが挙げられ、これらを単独または二種以上を積層して使用することができる。このような表面層の厚さは、9μm〜50μm程度の範囲が好ましい。
中間層は、積層フィルムの機械的強度の向上、或いは、水蒸気や各種のガスバリヤー性などを向上させるために設けるものであり、目的に応じて例えばナイロン、ポリビニルアルコール、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)などのフィルムやアルミニウム箔、或いは、アルミニウムや酸化珪素、アルミナなどの薄膜(厚さ400〜600オングストローム)を真空蒸着などにより表面に被覆した樹脂フィルムなどが用いられる。中間層の厚さは、通常7〜50μm程度が好ましい。
中間層を表面層に積層する方法は、中間層が予めフィルム状で準備されている場合には、従来公知のドライラミネーション法、或いは、ポリエチレンなどの熱接着性樹脂を表面層と中間層の間にTダイから押し出して圧着し、接着させる押し出しラミネーション法などで積層することができる。また、中間層の材料がペレット状などの樹脂である場合には、表面層のフィルムに押し出しコートして積層するか、或いは、一旦インフレーション成形などによりフィルム化し、これを前記と同様ドライラミネーション法または押し出しラミネーション法などで貼り合わせて積層してもよい。
なお、表面層のフィルムに中間層を積層する際、接着性安定化のため表面層の積層面にコロナ放電処理などを施し、更に、有機チタン系、ウレタン系、イミン系、ゴム系等の公知のアンカーコートを施すこともできる。
次に、シーラント層は、積層フィルムの最内層に設けられるもので、積層フィルムが製袋される際に、シーラーの熱と圧により十分な強度で熱接着することが必要である。また、シーラント層は注出口3の材質との熱溶着性が必要であり、さらに袋の最内層にあり、充填される内容物と直接接触することから耐内容物性も必要となる。
このようなシーラント層には、低密度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン−酢酸ビニル共集合樹脂(EVA)、エチレン−アクリル酸共重合樹脂(EAA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合樹脂(EEA)、アモルファスポリエステル、アイオノマーなどのポリオレフィン系樹脂が使用でき、これらの中から注出口3の材質および内容物の種類に応じて適性のあるものを選択して使用することができる。
シーラント層の積層は、上記のような樹脂を、表面層、又は表面層と中間層とを積層したフィルムの内面側に押し出しコートして積層できるほか、予め上記樹脂をフィルム化しておいて、これをドライラミネーション法などで積層することもできる。この場合も接着性安定化のために積層面に、前記と同様、コロナ放電処理やアンカーコートなどの前処理を施すことができる。
従って、本体2は、以上のように作成した積層フィルムを製袋機、または製袋、充填機(製袋と充填、シールをインラインで行う機械)に掛けて、船底型の袋状に熱接着させて作成する。なお、本体2は、図1に示すようなスタンドパウチ型に限定されず、図2に示すように平パウチ型であってもよく、さらには図示しないガセットパウチ型にも適用することができる。本願では、図2以降を平パウチ型で説明する。
次に、注出口3および蓋部4は、ポリプロピレン(PP)や、低密度ポリエチレン(LDPE)、線状超低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)など、あるいはこれらをブレンドしたいずれかの樹脂による材質で形成することができる。そして、注出口3は、図3〜4に示すように、外形が楕円形状(限定されない)を有する中空の筒部材であり、本体2の上端部の開口した内周縁部2aに位置し、この内周縁部2aに熱シールなどして固着される内側取付部3aと、本体1の外側に位置する外側筒部3bとから構成される。
一方、蓋部4は、注出口3と同じ楕円形状の外形を有した注出口3のキャップであり、注出口3の上端3cの、内方に向けて突出させて破断容易とした後述する薄肉部5を介して注出口3と射出成形などにより一体成形(成形時は、注出口3の上端部周囲に薄肉部5を介して連設された蓋部4が、注出口3の開口部分を閉塞している)されたもので、蓋部4の中途部であって、注出口3との接合部分の上端部には、注出口3に着脱自在に装着可能とする、外方に突出した突起部6を備える。
従って、本体2に収容された内容物を注出するため、容器1を初期開封する際には、注出口3の内側取付部3aなどを指で挟んで押さえ、反対側の手で蓋部4をねじるなどすることにより、図5に示すように、薄肉部5が破断して蓋部4が注出口3から剥離し、注出口3から内容物を取り出すことができる。一方、蓋部4を注出口3に装着させる際には、図6に示すように、蓋部4を上方から注出口3に沿って嵌め込み、押圧することで、蓋部4の突起部6が、注出口3の薄肉部5を乗り越えることにより、両者が嵌合し、固定され、注出口3に蓋部4が着脱自在に取付けられる。
次に、本願発明の容器1は、まず、蓋部4に貫通穴7を設けるものである。この貫通穴7は、図3〜4に示すように、蓋部4の中央近傍に形成された円形などの形状(限定されない)を有するもので、注出口3に連通させた構成とされる。
また、この貫通穴7は、蓋部4の上面に、閉塞手段8として、熱シールで溶着させた密封性を有する上述したような積層フィルムにより封止される。なお、閉塞手段8は、上述に限定されず、例えば、フィルムやシート(密封性を有すれば材質は限定しない)などを、熱シールや超音波シールなどにより蓋部4の上面に溶着させたり、あるいは上述したような樹脂からなる成形パーツを貫通穴7もしくは蓋部4に嵌合させるなど、周知の技術で貫通穴7を封止することができる。
このような構成にすることで、一体成形された注出口3および蓋部4における注出口3の内側取付部3aを本体2の開口部の内周縁部に固着させて、本体2を閉塞した後でも、内容物が蓋部4の貫通穴7から本体1内に充填可能となり、内容物を本体2内に満注充填することができる。さらには、上述したように蓋部4の貫通穴7から本体2内に内容物を充填できるため、本体2への注出口3および蓋部4の取付位置を任意に決定することができる。
次に、本願発明の容器1は、注出口3の薄肉部5を、注出口3の上端3cである飲口3cより下方に設けるものである。これは、図3に示すように、注出口3の上端部近傍であって、注出口3の内方に向けて突起させた薄肉部5を、注出口3の飲口3cより下方位置に設けるもので、飲口3cから下方に0.1mm〜1.0mmの範囲で設けることが好ましい。
このような構成にすることで、容器1の初期開封時における注出口3からの蓋部4の剥離に伴い、薄肉部5の破断により生じるバリが、注出口3の飲口3cよりも下方に有するため、このバリが、本体2内の内容物を吸引するために飲口3cに付けた口に当たることを防ぎ、唇などの怪我を防止することができる。
そして、薄肉部5の設置を、注出口3の上端3cから下方に0.1mm〜1.0mmの範囲にすることで、上述した飲口3cに付けた唇が薄肉部5に当たらない位置であるとともに、蓋部4の突起部6の嵌合位置に適し、かつ、注出口3を容易に成形することができる。また、薄肉部5と飲口3c間は、図3(b)のように30°以上のテーパ、もしくは図3(c)のような30°以上の接線を持つR形状を有することが望ましく、このように構成することで、より容易に成形することができる。
さらに、本願発明の容器1´は、注出口3および蓋部4を、バリア性部材9で覆設するものである。図7は注出口および蓋部をバリア性部材で覆設した、バリア性を向上させた容器の正面図、図8は同容器の平面図、図9は蓋部を注出口から剥離させたことを示す同容器の正面図である。まず、図8に示すように、内容物を蓋部4の貫通穴7から充填させた貫通穴7は、アルミ蒸着などさせた積層フィルムなどのバリア性を有する閉塞手段8´を、蓋部4の天面に熱シールなどして固着させることで貫通穴7を封止して、本体2を密閉する。
次いで、図7に示すように、蓋部4には、この蓋部4の上端部における外周縁部の両側部から下方に向けて、補助シール部10が注出口3の両側にスペースsを有して、後述するノッチ11の近傍位置まで延設される。なお、補助シール部10の下端と、注出口3の内側取付部3aとは接触せず、両者間にはスペースsを有する構成とされる。
そして、注出口3および蓋部4は、本体2から上方に延設した、上述したような本体2と同じ材質のバリア性を有する積層フィルムなどのバリア性部材9によって覆設される。このとき、バリア性部材9の上端部の内周縁部9aを蓋部4の外周縁部4a、バリア性部材9の下端部の内周縁部9bを本体2の積層フィルムを介して注出口3の内側取付部3aの位置にそれぞれ熱シールなどして固着される。
さらに、バリア性部材9の両側端であって、注出口3の内側取付部3a近傍位置には、略三角形状(限定されない)の切込部であるノッチ11が設けられる。
このような構成により、まず、蓋部4の貫通穴7から本体2内に内容物を満注可能に充填した後、貫通穴7を閉塞手段8´で封止するとともに、注出口3および蓋部4をバリア性部材9で覆設するため、貫通穴7や、注出口3と蓋部4との接続部(薄肉部5)を外気からこれら閉塞手段8´およびバリア性部材9によって遮断することで、容器1のバリア性を高め、内容物の品質維持を向上させることができる。
次いで、上記のように注出口3および蓋部4がバリア性部材9で覆設された容器1´を初期開封する際には、注出口3の内側取付部3aなどを指で挟んで押さえ、反対側の手で注出口3の方向に一方のノッチ11を引き裂く。このとき、補助シール部10がノッチ11を裂く際の手の支えとなり、安定した状態でノッチ11を裂いて、確実にバリア性部材9を破断させることができる。さらに、スペースsがバリア性部材9の破断誘導路sとなり、狭い破断誘導路sが破断力を集中させるとともに、この破断誘導路sに沿って破断方向が決定されるため、バリア性部材9が容易に破断されるとともに、蓋部4をねじることにより、薄肉部5が破断して、図9に示すように、蓋部4が注出口3から剥離する。
また、破断誘導路sに沿って破断しているバリア性部材9は、蓋部4の剥離による力を受けて、他方のノッチ11まで破断誘導路sに沿って容易に破断される。従って、注出口3から補助シール部10を備える蓋部4が破断したバリア性部材9とともに脱着し、露出した注出口3より内容物を取り出すことができる。
一方、蓋部4を注出口3に装着させる際には、蓋部4を上方から注出口3に沿って嵌め込み、押圧することで、蓋部4の突起部6が、注出口3の薄肉部5を乗り越えることにより、両者が嵌合して固定され、注出口3に補助シール部10を備える蓋部4が、破断したバリア性部材9とともに着脱自在に取付けられる。
従って、バリア性部材9で覆設されたバリア性を有する容器1´の注出口3から蓋部4を初期開封する際、ノッチ11や、補助シール部10により設けた破断誘導路sによって、バリア性部材9を容易に破断させて開封することができる。
1,1´ 容器
2 本体
2a,9a,9b 内周縁部
3 注出口
3a 内側取付部
3b 外側筒部
3c 上端(飲口)
4 蓋部
4a 外側縁部
5 薄肉部
6 突起部
7 貫通穴
8,8´ 閉塞手段
9 バリア性部材
10 補助シール部
11 ノッチ
S スペース(破断誘導路)

Claims (7)

  1. 内容物を収容する本体と、
    該本体に取付けた、外側筒部および内側取付部からなる、前記内容物の注出口と、
    該注出口の端部に、薄肉部を介して剥離可能に連結した蓋部と、
    からなる容器において、
    前記蓋部は、前記注出口に連通する、前記内容物を前記本体に充填可能とした貫通穴を備えるとともに、前記貫通穴を閉塞手段により封止して、前記内容物を密封することを特徴とする容器。
  2. 前記薄肉部は、前記注出口の上端より下方位置に設けることを特徴とする、請求項1に記載の容器。
  3. 前記下方位置は、前記注出口の上端から0.1mm〜1.0mmとすることを特徴とする、請求項1〜2に記載の容器。
  4. 前記注出口および前記蓋部を、バリア性部材で覆設することを特徴とする、請求項1〜3に記載の容器。
  5. 前記バリア性部材は、前記注出口の内側取付部近傍の両側端に、ノッチを備えることを特徴とする、請求項1〜4に記載の容器。
  6. 前記蓋部の上端部から前記ノッチ近傍までの前記注出口の両側方に、補助シール部を設けることを特徴とする、請求項1〜5に記載の容器。
  7. 前記補助シール部と、前記注出口との間に、前記ノッチに連結する前記バリア性部材の破断誘導路を設けることを特徴とする、請求項1〜6に記載の容器。
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