JP2011004702A - 食物繊維含有栄養組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】栄養組成物に不溶性食物繊維が豊富に配合され、チューブを介して自然落下できる粘性を持ち、下痢や便秘を抑制、栄養組成物摂取後の急激な血糖上昇を抑制できる栄養組成物を提供すること。
【解決手段】1.5〜6.0g/100mLの不溶性食物繊維を含有し、粘度が500〜2000mPa・sである栄養組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は栄養組成物に関する。具体的には、本発明は、不溶性食物繊維を含有する栄養組成物に関する。
消化器等の外科疾患に伴う手術後の低栄養状態にある患者、消化吸収機能低下状態にある患者、口腔内手術後の患者、寝たきりの老人、及び意識障害者等など経口で栄養摂取ができない患者などに対する栄養補給として、栄養組成物が投与されている。
該栄養組成物の多くは、エネルギー濃度が1mL当たり1〜2kcal、タンパク質エネルギーが15〜25%、脂質エネルギーが15〜40%、炭水化物エネルギーが35〜70%に調整されている。
また、栄養組成物の多くは、排便促進作用などを有する不溶性食物繊維及び/又は対糖能改善作用や血清コレステロール低下作用などを有する水溶性食物繊維を食物繊維として100kcal当たり0.1〜1.0g配合している。さらに、栄養組成物の粘度は、5〜50mPa・sの液状や4000〜20000mPa・sの半固形状に調整されている。
特許文献1には、栄養組成分の固形分当たり、食物繊維2〜10重量%含有し、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の割合が4:6〜6:4であることを特徴とする経口経管栄養組成物が開示されている。
特許文献2には、1.3〜1.8kcal/mLのエネルギー密度及び2.5g/100mLより多い量の食物繊維を有することを特徴とする栄養組成物が開示されている。
また、特許文献1に開示された経口経管栄養組成物は、液状であり、また、特許文献2に開示された栄養組成物は、その粘度が30〜80mP・sである。
特開平6−135838号公報 特表2007−527400号公報
しかしながら、粘度が5〜50mPa・sに調整されている液状栄養組成物は、下痢や便秘、血糖値の上昇などの問題が指摘されている。また、粘度が4000〜20000mPa・sに調整されている半固形状栄養組成物は、便秘になり易いことが指摘されている。
液状栄養組成物の多くは食物繊維を100kcal当たり0.1〜1g配合しているが、不溶性食物繊維の未配合又は量不足により下痢や便秘に対して一定の効果があるとは言えない問題が指摘されている。
また、栄養組成物を1日当たり800〜1200kcal摂取した場合、食物繊維量が100kcal当たり0.1〜1.0gでは、1日当たりの摂取量は0.8〜12gであり、厚生労働省策定日本人の食事摂取基準(2005年版)の目標量1日当たり15〜20gに比べて十分な量とは言えない。
栄養組成物の投与方法の一つである経管栄養法において、内径が1mm程度の細いチューブを使用して自然落下で投与する場合、粗大粒子である不溶性食物繊維はチューブ詰まりを誘発しやすく、実用上問題になる。そのため、栄養組成物に含有される食物繊維は、水溶性食物繊維が多くなり、不溶性食物繊維は少なくなる。一方、日本人の健常者が摂取する通常の食事中に含まれる食物繊維は、国民栄養調査における食物繊維の摂取量に示されるように不溶性食物繊維の方が水溶性食物繊維の2〜4倍量多い。
経管栄養法では内径が1mm程度の細いチューブが使用されるが、自然落下で投与する場合、粘度が2000mPa・s以上の栄養組成物は、投与に時間がかかり実用上問題がある。
また、特許文献1及び2に開示された栄養組成物は、下痢や便秘の抑制、摂取後の急激な血糖値上昇の抑制に対して、依然として十分な栄養組成物ではない。
本発明が解決しようとする課題は、不溶性食物繊維が十分に配合され、従来の栄養組成物より高い粘度を持ちながら良好なチューブ流動性が確保され、下痢や便秘の抑制、摂取後の急激な血糖値上昇の抑制に対して有効な栄養組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために検討を重ねた結果、特定の濃度の不溶性食物繊維を含有し、粘度を特定の範囲内とすることにより、高い粘度を持ちながら良好なチューブ流動性が確保され、下痢や便秘の抑制、摂取後の急激な血糖値上昇の抑制に対して有効な栄養組成物とすることができることを見出した。
すなわち、本発明は以下のとおりである。
[1]
1.5〜6.0g/100mLの不溶性食物繊維を含有し、粘度が500〜2000mPa・sである栄養組成物。
[2]
pHが3.0〜6.5である、[1]に記載の栄養組成物。
[3]
pHが3.0〜5.0である、[1]又は[2]のいずれかに記載の栄養組成物。
[4]
不溶性食物繊維が結晶セルロースである、[1]〜[3]のいずれかに記載の栄養組成物。
[5]
増粘剤及び/又はゲル化剤を含有する、[1]〜[4]のいずれかに記載の栄養組成物。
[6]
前記増粘剤及び/又はゲル化剤がペクチンである、[5]に記載の栄養組成物。
[6−2]
前記増粘剤及び/又はゲル化剤が寒天である、[5]に記載の栄養組成物。
[7]
エネルギー濃度が1〜2kcal/mLである、[1]〜[6]のいずれかに記載の栄養組成物。
[8]
タンパク質3.0〜13.0g/100mL、脂質1.5〜9.0g/100mL、炭水化物8.5〜35.0g/100mLを含有する、[1]〜[7]のいずれかに記載の栄養組成物。
[9]
栄養組成物が経腸栄養組成物である、[1]〜[8]のいずれかに記載の栄養組成物。
[10]
栄養組成物が経管経腸栄養組成物である、[1]〜[9]のいずれかに記載の栄養組成物。
[11]
栄養組成物が流動食である、[1]〜[10]のいずれかに記載の栄養組成物。
[11−2]
栄養組成物が経管流動食である、[1]〜[10]のいずれかに記載の栄養組成物。
本発明によれば、栄養組成物に不溶性食物繊維が豊富に配合され、チューブを介して自然落下できる粘性を持ち、下痢や便秘を抑制、栄養組成物摂取後の急激な血糖上昇を抑制できる栄養組成物を提供することができる。
実施例3と比較例2の栄養組成物を投与した場合の血糖値の推移を示す。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「本実施の形態」という。)について詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
本実施の形態の栄養組成物は、1.5〜6.0g/100mLの不溶性食物繊維を含有し、粘度が500〜2000mPa・sである栄養組成物である。
本実施の形態において「栄養組成物」とは、カロリーが1mL当たり0.5kcal以上である組成物を意味する。
本実施の形態において、カロリーは、栄養組成物中に含まれている成分が有するエネルギーの和として算出することができる
本実施の形態の栄養組成物は、不溶性食物繊維を1.5〜6.0g/100mL含有する。
不溶性食物繊維を、栄養組成物100mL当たり1.5〜6.0gで含有することにより、栄養組成物摂取後の血糖値上昇を効果的に抑制することができる。
不溶性食物繊維の含有量は、栄養組成物100mL当たり、6.0g以下であり、5.5g以下であることが好ましく、5.0g以下であることがより好ましく、4.5g以下であることがさらに好ましく、4.2g以下であることがよりさらに好ましく、4.0g以下であることが最も好ましい。また、該含有量は、1.5g以上であり、1.7g以上であることが好ましく、2.0g以上であることがより好ましく、2.3g以上であることがさらに好ましく、2.5g以上であることがよりさらに好ましく、3.0g以上であることが最も好ましい。
本実施の形態において、「不溶性食物繊維」とは、水不溶性であり、人の消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分の総体を意味する
不溶性食物繊維としては、例えば、アップルファイバー、コーンファイバー、ビートファイバー、大豆ファイバー、小麦ファイバー、大豆ふすま、小麦ふすま、セルロース、結晶セルロース、及びヘミセルロースなどが挙げられ、栄養組成物は、上記記載の不溶性食物繊維からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有することが好ましい。中でも、結晶セルロースが好ましい。
不溶性食物繊維は単独で又は2種類以上組み合わせて使用することができる。
不溶性食物繊維の含量は、プロスキー変法で測定することができる(五訂 日本食品標準成分表分析マニュアルの解説(中央法規出版))。
栄養組成物は、粘度が500〜2000mPa・sである。粘度を、500〜2000mPa・sとすることにより、栄養組成物摂取後の下痢や便秘を効果的に抑制することができる。
粘度が500〜2000mPa・sである状態はとろみ状と呼ばれることがあり、本実施の形態の栄養組成物はとろみ状栄養組成物と呼ばれる場合がある。また、本実施の形態の栄養組成物は、流動食であることが好ましく、とろみ状流動食と呼ばれる場合がある。流動食である栄養組成物は、経管流動食であることが好ましい。
本実施の形態において、「流動食」とは、様々な原因で低栄養状態、或いは消化吸収機能低下状態にある者に与えることを目的とした、易消化性、易吸収性を備えた、残渣等による機械的刺激を減少されるように工夫された、各々の病態に適した治療食を意味する。すなわち、流動食とは、あまり噛まなくても、飲み込める栄養食のことであり、ムースプリンや刻み食などの固体状の栄養食も含まれる。
また、本実施の形態において「経管流動食」とは、流動食のうち経管投与が可能な栄養食をいう。
栄養組成物の粘度は、2000mPa・s以下であり、1900mPa・s以下であることが好ましく、1800mPa・s以下であることがより好ましく、1700mPa・s以下であることがさらに好ましく、1600mPa・s以下であることがよりさらに好ましく、1500mPa・s以下であることが最も好ましい。また、該粘度は、500mPa・s以上であり、600mPa・s以上であることが好ましく、700mPa・s以上であることがより好ましく、800mPa・s以上であることがさらに好ましく、850mPa・s以上であることがよりさらに好ましく、900mPa・s以上であることが最も好ましい。
本実施の形態において、粘度は、例えば、B型回転式粘度計を用いて測定することができる。
上記粘度の栄養組成物を調製するために、栄養組成物は、増粘剤及び/又はゲル化剤を含有することが好ましい。
増粘剤及び/又はゲル化剤としては、例えば、カラギーナン、アルギン酸塩、ペクチン、グアーガム分解物、プルラン、ローカストビーンガム、キサンタンガム、タマリンド種子ガム、トラガントガム、ジェランガム、ガラクトマンナン、アラビアガム、タラガム、カラヤガム、寒天、ゼラチン、サイリウムシードガム、グルコマンナン、及びデンプンなどが挙げられ、栄養組成物は、上記記載の増粘剤及びゲル化剤からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有することが好ましい。
増粘剤及び/又はゲル化剤は単独で又は2種類以上組み合わせて使用することができる。
増粘剤及び又はゲル化剤としては、栄養組成物の粘度を効率的に達成するためには、ペクチン及び/又は寒天を使用することが好ましい。また、ペクチンは、酸性において安定性が高い点でも好ましい。
栄養組成物中の増粘剤及び/又はゲル化剤は、上記粘度になるよう使用する。
増粘剤及び/又はゲル化剤としてペクチンを使用する場合には、ペクチンの含有量は、栄養組成物100mL当たり、7.0g以下であることが好ましく、5.0g以下であることがより好ましい。また、該含有量は、1.0g以上であることが好ましく、2.0g以上であることがより好ましい。
増粘剤及び/又はゲル化剤として寒天を使用する場合には、寒天の含有量は、栄養組成物100mL当たり、3.6g以下であることが好ましく、3.2g以下であることがより好ましい。また、該含有量は、2.0g以上であることが好ましく、2.2g以上であることがより好ましい。
栄養組成物のエネルギー濃度としては、1mL当たり1〜2kcalであることが好ましい。
該エネルギー濃度の栄養組成物とするためには、栄養成分として、タンパク質、脂質、及び炭水化物を含有することが好ましく、ミネラル及びビタミンを栄養成分としてさらに含むことが好ましい。
栄養組成物に使用するタンパク質としては、一般に食用として利用されているものを使用することができる。
タンパク質としては、例えば、カゼイン、カゼイネート、乳清タンパク質、乳タンパク濃縮物などの乳タンパク質、畜産タンパク質、水産タンパク質などの動物性タンパク質;大豆タンパク質、小麦タンパク質、えんどうタンパク質、とうもろこしタンパク質などの植物性タンパク質:及びそれらの分解物などが挙げられ、栄養組成物は、上記記載のタンパク質からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有することが好ましい。
タンパク質は単独で又は2種類以上組み合わせて使用することができる。
栄養組成物中のタンパク質の含有量は、栄養組成物100mL当たり、13.0g以下であることが好ましく、12.5g以下であることがより好ましく、12.0g以下であることがさらに好ましく、11.5g以下であることがよりさらに好ましく、11.0g以下であることが最も好ましい。また、該含有量は、3.0g以上であることが好ましく、3.5g以上であることがより好ましく、3.7g以上であることがさらに好ましく、3.9g以上であることがよりさらに好ましく、4.1g以上であることが特に好ましく、4.3g以上であることが最も好ましい。
タンパク質は、タンパク質エネルギーとして、栄養組成物エネルギー中15〜25%を供することが好ましい。
タンパク質の含量は、ケルダール法を用いて測定することができる(五訂 日本食品標準成分表分析マニュアルの解説(中央法規出版))。
栄養組成物に使用する脂質としては、一般に食用として利用されている脂質を使用することができる。
脂質としては、例えば、オリーブ油、ごま油、米ぬか油、サフラワー油、大豆油、ともろこし油、なたね油、パーム油、パーム核油、ひまわり油、綿実油、やし油及び落花生油などの植物性油脂;魚油などの動物性油脂;中性脂肪酸、並びに高度不飽和脂肪酸などが挙げられ、栄養組成物は、上記記載の脂質からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有することが好ましい。
脂質は単独で又は2種類以上組み合わせて使用することができる。
栄養組成物中の脂質の含有量は、栄養組成物100mL当たり、9.0g以下であることが好ましく、8.9g以下であることがより好ましく、8.7g以下であることがさらに好ましく、8.5g以下であることがよりさらに好ましく、8.3g以下であることが特に好ましく、8.0g以下であることが最も好ましい。また、該含有量は、1.5g以上であることが好ましく、1.6g以上であることがより好ましく、1.8g以上であることがさらに好ましく、2.0g以上であることがよりさらに好ましく、2.3g以上であることが特に好ましく、2.5g以上であることが最も好ましい。
脂質は、脂質エネルギーとして、栄養組成物エネルギー中15〜40%を供することが好ましい。
脂質の含量は、レーゼゴットリーブ法を用いて測定することができる(栄養表示基準における栄養成分等の分析方法等について 平成11年4月26日衛新第13号厚生省生活衛生局食品保健課新開発食品保健対策室長通知)。
栄養組成物に使用する炭水化物としては、一般に食用として利用されている炭水化物を使用することができる。
炭水化物としては、例えば、澱粉、デキストリン、オリゴ糖などの少糖類、ラクトース・スクロースなどの二糖類、グルコース・フルクトース・マルトースなどの単糖類、カラギーナン、コンドロイチン硫酸、アルギン酸塩、ペクチン、グアーガム分解物、プルラン、グアーガム、ローカストビーンガム、キサンタンガム、タマリンド種子ガム、トラガントガム、ジェランガム、ポリデキストロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、難消化性デキストリン、又はグルコマンナン及びカードランなどの水溶性食物繊維などを種皮、アップルファイバー、コーンファイバー、ビートファイバー、大豆ファイバー、小麦ふすま、セルロース、及びヘミセルロースなどの不溶性食物繊維と混合したものが挙げられ、栄養組成物は、上記記載の炭水化物からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有することが好ましい。
炭水化物は単独で又は2種類以上組み合わせて使用することができる。
栄養組成物中の炭水化物の含有量は、栄養組成物100mL当たり、35.0g以下であることが好ましく、32.0g以下であることがより好ましく、30.0g以下であることがさらに好ましく、28.0g以下であることがよりさらに好ましく、26.0g以下であることが特に好ましく、25.0g以下であることが最も好ましい。また、該含有量は、8.5g以上であることが好ましく、8.7g以上であることがより好ましく、9.0g以上であることがさらに好ましく、9.5g以上であることがよりさらに好ましく、10.0g以上であることが特に好ましく、10.5g以上であることが最も好ましい。
炭水化物は、炭水化物エネルギーとして、栄養組成物エネルギー中35〜70%を供することが好ましい。
炭水化物の含量は、当該栄養組成物の重量から、タンパク質、脂質、灰分、及び水分量を除いて算出することができる。
灰分の含量は、直接灰化法で測定することができる。
水分は、常圧加熱乾燥法で分析することができる。
(栄養表示基準における栄養成分等の分析方法等について 平成11年4月26日衛新第13号厚生省生活衛生局食品保健課新開発食品保健対策室長通知)
本実施の形態の栄養組成物は、入院患者、高齢者などの栄養補給を必要とする人に対して、タンパク質、脂質、炭水化物に加え、ミネラル、ビタミンなどを効率的に補給できる栄養組成物であることが好ましい。
栄養組成物にはミネラルを含有することも好ましい。
ミネラルとしては、例えば、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、及び鉄などの無機塩や有機塩を単独で又は2種類以上組み合わせて使用することができる。
また、亜鉛、銅、マンガン、セレン、ヨウ素、クロム、又はモリブデンなどの微量元素を含む食品や食品添加物を単独で又は2種類以上組み合わせて使用することができる。
ミネラルは、厚生労働省策定日本人の食事摂取基準(2005年版)の一日あたりの推奨量又は目安量に基づいて、適宜の量を配合することができる。
栄養組成物にはビタミンを含有することも好ましい。
ビタミンとしては、例えば、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチン、及びコリンなどを単独で又は2種類以上組み合わせて使用することができる。
ビタミンは、厚生労働省策定日本人の食事摂取基準(2005年版)の一日あたりの推奨量又は目安量に基づいて、適宜の量を配合することができる。
栄養組成物には、必要に応じて、甘味料、着香料、及び着色料などを単独で又は2種類以上組み合わせて使用することができる。
栄養組成物は、酸性であることが好ましく、pH3.0〜6.5であることが好ましい。
栄養組成物が酸性であることにより、栄養組成物摂取後の血糖値上昇を効率的に抑制することができる。
栄養組成物のpHは、6.5以下であることが好ましく、6.0以下であることがより好ましく、5.5以下であることがさらに好ましく、5.0以下であることがよりさらに好ましく、4.7以下であることが特に好ましく、4.5以下であることが最も好ましい。該pHは、3.0以上であることが好ましく、3.2以上であることがより好ましく、3.4以上であることがさらに好ましく、3.5以上であることがよりさらに好ましい。
酸性の栄養組成物を調製するために、一般に食用として使用することが許容される酸味料を使用することができる。
酸味料としては、例えば、クエン酸、グルコン酸、酒石酸、乳酸、酢酸、フマル酸、リンゴ酸、リン酸、又はフィチン酸などを単独で又は2種類以上組み合わせて使用することができる。
本実施の形態において、pHは、例えば、pH測定器(東亜ディーケーケー(株)社製、型番HM
-30G)を用いて測定することができる。
栄養組成物は、特に限定されるものではないが、均質化処理により、油滴を細粒化し、凝集物やゲル化物を崩壊させ、内容物を均一化させることにより製造することができる。
均質化処理の方法としては、例えば、乳化機などの装置を用いる方法が挙げられる。
乳化機としては、例えば、回転羽を有する攪拌機、高速回転するディスクやローターと固定ディスクを有するコロイドミル、超音波式乳化機、一種の高圧ポンプである均質機(ホモジナイザー)などが挙げられる。
均質化工程として、20〜100MPa、好ましくは50〜100MPaの加圧下で行う方法が挙げられる。
栄養組成物は、均質化処理した後、スパウト付きパウチ、ソフトバッグ、紙パック、レトルトパウチなどの保存容器に充填することが好ましく、本実施の形態においては、栄養組成物には、保存容器に充填されているものも含まれる。また、栄養組成物は、加熱滅菌又は殺菌されて、充填されていることが好ましい。
栄養組成物を充填する方法としては、例えば、栄養組成物をあらかじめ加熱滅菌した後に無菌的に容器に充填する方法(例えば、UHT滅菌法とアセプティック充填法を併用する方法)、当該栄養組成物を容器に充填した後、容器とともに加熱滅菌する方法(例えば、レトルト殺菌、ホット充填)などが挙げられる。
UHT滅菌においては間接加熱方式及び直接加熱方式のどちらでもよく、130〜150℃、2〜60秒程度の加熱処理が好適である。
加熱滅菌する場合、レトルト殺菌においては105〜120℃、10〜30分程度の加熱処理が好適である。また、栄養組成物が酸性の場合、80〜95℃、10〜50分程度の加熱処理が好適である。
栄養組成物を充填する容器としては、プラスティックフィルム及びアルミ箔を積層としたフィルムを熱シールによって密封したレトルトパウチや口栓部とプラスティックフィルム及びアルミ箔を積層としたフィルムを熱シールによって密封したスパウト付きパウチが好適である。また、紙にアルミ箔、更に合成樹脂(例えば、ポリエチレン)をラミネートした素材により形成された容器なども使用することができる。
栄養組成物は、経腸栄養組成物であることが好ましく、経管経腸栄養組成物であることが好ましい。
本実施の形態において、「経腸栄養組成物」とは、腸から吸収される栄養組成物であることを意味する。
本実施の形態の栄養組成物は、チューブを介して自然落下できる粘性を持つので、経管経腸栄養組成物として好適に用いることができる。
経管経腸栄養組成物は、食事を取れない患者の胃や腸、首の付け根、又は鼻から管を挿入し、栄養を送り込むために用いられる栄養組成物をいう。
栄養組成物の投与方法としては、例えば、チューブの一端を口腔、鼻腔、増設した胃瘻、腸瘻、空腸瘻などより挿入し、先端を胃腸部に保留し、もう一端は栄養組成物を含む包材又は栄養カーテルに接続して、胃腸部に保留した一端よりも高い位置に吊り下げて自然落下させて投与する方法などが挙げられる。また、流動ポンプの使用や素手や治具により押し出して投与することも可能である。
以下、本発明を実施例及び比較例により、さらに詳細に説明するが、本実施の形態はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
本実施の形態における測定方法は以下のとおりである。
原料として以下のものを使用した。
カゼインナトリウム;フォンテラジャパン社製
カゼインカルシウム;フォンテラジャパン社製
デキストリン;三和化学社製
オリゴ糖;松谷化学社製(実施例1、2、比較例1、2、3)、ヤクルト薬品工業社製(実施例3、4、比較例4、5)
結晶セルロース;旭化成ケミカルズ社製
難消化性デキストリン;松谷化学社製
コーン油;昭和産業社製
中鎖脂肪;花王社製
乳化剤;理研ビタミン社製(実施例1、2、比較例1、2、3)、太陽化学社製(実施例3、4、比較例4、5)
乳ペプチド;フォンテラジャパン社製
大豆タンパク;不二製油社製
ミネラル酵母;セティ社製
寒天;伊那食品社製
ペクチン;太陽化学社製
上記以外の原料については、汎用品を用いた。
<粘度の測定>
B型回転式粘度計(芝浦システム社製、型番VDA)を用いて、回転数12rpm、検体温度20℃、計測時間120秒の条件で、栄養組成物の粘度を測定した。
<血糖値の測定>
簡易測定器(グルテスト エブリ、三和化学社製)を用いて測定した。
〔実施例1〕
カゼインナトリウム275g、カゼインカルシウム300g、デキストリン1450g、オリゴ糖30g、結晶セルロース150g、難消化性デキストリン75g、コーン油200g、中鎖脂肪30g、乳化剤17.5g、クエン酸ナトリウム45g、クエン酸カリウム25g、塩化カリウム10g、リン酸カルシウム10g、塩化マグネシウム25g、クエン酸鉄アンモニウム0.9g、ミネラル酵母2.8g、ビタミンミックス6.4g、フレーバー10gを、加温した水(60℃)4000mLに加え、ホモミキサーで分散した。別容器にて寒天20gを水(80℃)1000mLで溶解した。
両方を混ぜ合わせ水で総量を10000gとした。次にホモミキサーで分散した後、水で総量を10000mLとした。得られた混合液をホモジナイザー50MPaの圧力で均質化し、レトルトパウチに200mL充填した後、レトルト殺菌(121℃、20分)を行い、栄養組成物を得た。
当該栄養組成物は、不溶性食物繊維含量1.5g/100kcal、エネルギー濃度1kcal/mL、タンパク質エネルギー20%、脂質エネルギー23%、炭水化物エネルギー57%、pH6.5、粘度575mPa・sであった。また、栄養組成物100mL当たり、不溶性食物繊維含量1.5g、タンパク質5g、脂質2.6g、炭水化物14.3gであった。
〔実施例2〕
寒天を20gから36gに変更した以外は実施例1と同様にして、栄養組成物を得た。
当該栄養組成物は、不溶性食物繊維含量1.5g/100kcal、エネルギー濃度1kcal/mL、タンパク質エネルギー20%、脂質エネルギー23%、炭水化物エネルギー57%、pH6.5、粘度1900mPa・sであった。また、栄養組成物100mL当たり、不溶性食物繊維含量1.5g、タンパク質5g、脂質2.6g、炭水化物14.3gであった。
〔実施例3〕
乳ペプチド450g、大豆タンパク450g、デキストリン1850g、オリゴ糖50g、スクラロース5.7g、結晶セルロース275g、難消化性デキストリン65g、コーン油360g、乳化剤24g、グルコン酸ナトリウム70g、塩化ナトリウム23g、塩化カリウム31g、リン酸三カルシウム25g、硫酸マグネシウム53g、ピロリン酸鉄0.4g、ミネラル酵母8g、ビタミンミックス9.6g、フレーバー10g、クエン酸97gを加温した水(60℃)4000mLに加え、ホモミキサーで分散した。別容器にてペクチン30gを水(80℃)1000mLで溶解した。
両方を混ぜ合わせ水で総量を10000gとした。次に、得られた混合液をホモジナイザー50MPaの圧力で均質化した。処理液をスパウトパウチに200g充填した後、ホット殺菌(90℃)を行い、栄養組成物を得た。
当該栄養組成物は、不溶性食物繊維含量1.8g/100kcal、エネルギー濃度1.7kcal/mL、タンパク質エネルギー20%、脂質エネルギー23%、炭水化物エネルギー57%、pH4.0、粘度1000mPa・sであった。また、栄養組成物100mL当たり、不溶性食物繊維含量3.1g、タンパク質8.5g、脂質4.4g、炭水化物24.4gであった。
〔実施例4〕
乳ペプチド450g、大豆タンパク450g、デキストリン1850g、オリゴ糖50g、スクラロース5.7g、小麦ファイバー309g、難消化性デキストリン65g、コーン油360g、乳化剤24g、グルコン酸ナトリウム70g、塩化ナトリウム23g、塩化カリウム31g、リン酸三カルシウム25g、硫酸マグネシウム53g、ピロリン酸鉄0.4g、ミネラル酵母8g、ビタミンミックス9.6g、フレーバー10g、クエン酸97gを加温した水(60℃)4000mLに加え、ホモミキサーで分散する。別容器にてペクチン30gを水(80℃)1000mLで溶解する。
両方を混ぜ合わせ水で総量を10000gとする。次に、得られた混合液をホモジナイザー50MPaの圧力で均質化する。処理液をスパウトパウチに200g充填した後、ホット殺菌(90℃)を行い、栄養組成物を得る。
〔比較例1〕
寒天を20gから39gに変更した以外は実施例1と同様にして、栄養組成物を得た。
当該栄養組成物は、不食物繊維含量1.5g/100kcal、エネルギー濃度1kcal/mL、タンパク質エネルギー20%、脂質エネルギー23%、炭水化物エネルギー57%、pH6.5、粘度2160mPa・sであった。また、栄養組成物100mL当たり、不溶性食物繊維含量1.5g、タンパク質5g、脂質2.6g、炭水化物14.3gであった。
〔比較例2〕
カゼインナトリウム275g、カゼインカルシウム300g、デキストリン1450g、オリゴ糖30g、結晶セルロース40g、難消化性デキストリン150g、コーン油200g、中鎖脂肪30g、乳化剤17.5g、クエン酸ナトリウム45g、クエン酸カリウム25g、塩化カリウム10g、リン酸カルシウム10g、塩化マグネシウム25g、クエン酸鉄アンモニウム0.9g、ミネラル酵母2.8g、ビタミンミックス6.4g、フレーバー10gを、加温した水(60℃)4000mLに加え、ホモミキサーで溶解、分散した後、水で総量を10000mLとした。溶液をホモジナイザー50MPaの圧力で均質化し、レトルトパウチに200mL充填した後、レトルト殺菌(121℃、20分)を行い、栄養組成物を得た。
当該栄養組成物は、不溶性食物繊維含量0.4g/100kcal、1kcal/mL、タンパク質エネルギー20%、脂質エネルギー23%、炭水化物エネルギー57%、pH6.5、粘度10mPa・sであった。また、栄養組成物100mL当たり、不溶性食物繊維含量0.4g、タンパク質5g、脂質2.6g、炭水化物14.3gであった。
〔比較例3〕
乳ペプチド450g、大豆タンパク450g、デキストリン1850g、オリゴ糖50g、スクラロース5.7g、結晶セルロース275g、難消化性デキストリン65g、コーン油360g、乳化剤24g、グルコン酸ナトリウム70g、塩化ナトリウム23g、塩化カリウム31g、リン酸三カルシウム25g、硫酸マグネシウム53g、ピロリン酸鉄0.4g、ミネラル酵母8g、ビタミンミックス9.6g、フレーバー10gを加温した水(60℃)4000mLに加え、ホモミキサーで分散する。別容器にてペクチン30gを水(80℃)1000mLで溶解する。
両方を混ぜ合わせ水で総量を10000gとする。次に、得られた混合液をホモジナイザー50MPaの圧力で均質化する。処理液をスパウトパウチに200g充填した後、ホット殺菌(90℃)を行い、栄養組成物を得る。
上記栄養組成物は、結果としてpH7.0となるように、加温した水(60℃)4000mLへの添加時に適宜の量の水酸化ナトリウムを添加すればよい。
〔比較例4〕
乳ぺプチド450g、大豆タンパク450g、デキストリン1850g、オリゴ糖50g、スクラロース5.7g、難消化性デキストリン65g、コーン油360g、乳化剤24g、グルコン酸ナトリウム70g、塩化ナトリウム23g、塩化カリウム31g、リン酸三カルシウム25g、硫酸マグネシウム53g、ピロリン酸鉄0.4g、ミネラル酵母8g、ビタミンミックス9.6g、フレーバー10g、クエン酸97gを加温した水(60℃)4000mLに加え、ホモミキサーで分散する。別容器にてペクチン30gを水(80℃)1000mLで溶解する。
両方を混ぜ合わせ水で総量を10000gとする。次に、得られた混合液をホモジナイザー50MPaの圧力で均質化する。処理液をスパウトパウチに200g充填した後、ホット殺菌(90℃)を行い、栄養組成物を得る。
〔比較例5〕
乳ペプチド450g、大豆タンパク450g、デキストリン1850g、オリゴ糖50g、スクラロース5.7g、結晶セルロース65g、難消化性デキストリン65g、コーン油360g、乳化剤24g、グルコン酸ナトリウム70g、塩化ナトリウム23g、塩化カリウム31g、リン酸三カルシウム25g、硫酸マグネシウム53g、ピロリン酸鉄0.4g、ミネラル酵母8g、ビタミンミックス9.6g、フレーバー10g、クエン酸97gを加温した水(60℃)4000mLに加え、ホモミキサーで分散する。別容器にてペクチン30gを水(80℃)1000mLで溶解する。
両方を混ぜ合わせ水で総量を10000gとする。次に、得られた混合液をホモジナイザー50MPaの圧力で均質化する。処理液をスパウトパウチに200g充填した後、ホット殺菌(90℃)を行い、栄養組成物を得る。
<チューブ試験>
経口用イルリガードルと各径の栄養カテーテルを接続し、経口用イルリガードルの容器下部と栄養カテーテルの末端の落差が100cmになるようにスタンドにセットした。次に室温(20〜25度)の栄養組成物400kcal(実施例1、実施例2、比較例1は、400mL、実施例3は234mL)を容器に入れ、クランプを形成せずに自然落下させ全量を通過させた。60分経過後の栄養カテーテルから通過した内容物量をメスシリンダーで測定した。
表1に示すように、実施例1は栄養カテーテル(8Fr.)で60分の通過液量が100mLであり、一般的な持続投与が可能な通過液量であった。また、実施例2及び3は栄養カテーテル(16Fr.)で60分の通過液量が100mL以上であり、一般的な持続投与が可能な通過液量であった。比較例1は栄養カテーテル(16Fr.)で60分の通過液量が80mLであり、一般的な持続投与に比べてやや時間がかかった。
<投与試験>
試験者1名に1日朝昼夕の3回、実施例3で製造した栄養組成物234mL(400kcal)と比較例2で製造した栄養組成物400mL(400kcal)を経口で3分間かけて投与した。この投与を3日間連続して行い、3日目の昼の栄養組成物投与後、30分おきに7回採血して血糖値を測定した。また、投与期間中の便の状態を観察し、下痢や便秘を起こしているか調べた。
同じ試験者1名に、1日朝昼夕の3回、比較例2で製造した栄養組成物400mL(400kcal)を経口で投与して、同様に試験結果を測定した。
血糖値の測定結果を表2及び図1に示す。また、便の状態の測定結果を表3に示す。
<血糖値>
表2に示すとおり、実施例3の栄養組成物を投与した場合は、ほぼ正常な血糖値経過を示したが、比較例2の栄養組成物を投与した場合は、血糖値上昇がやや大きい推移を示した。
<便の状態>
表3に示すとおり、実施例3の栄養組成物では下痢や便秘は見られなかったが、比較例2の栄養組成物では2日目、3日目に軟便が見られた。
本発明の栄養組成物は、栄養組成物に不溶性食物繊維が豊富に配合され、チューブを介して自然落下できる粘性を持ち、下痢や便秘を抑制、栄養組成物摂取後の急激な血糖上昇を抑制できる栄養組成物を提供することができる。
よって、本発明の栄養組成物は、医薬及び食品の分野において産業上の利用可能性を有する。

Claims (11)

1.5〜6.0g/100mLの不溶性食物繊維を含有し、粘度が500〜2000mPa・sである栄養組成物。
pHが3.0〜6.5である、請求項1に記載の栄養組成物。
pHが3.0〜5.0である、請求項1又は2に記載の栄養組成物。
不溶性食物繊維が結晶セルロースである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の栄養組成物。
増粘剤及び/又はゲル化剤を含有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の栄養組成物。
前記増粘剤及び/又はゲル化剤がペクチンである、請求項5に記載の栄養組成物。
エネルギー濃度が1〜2kcal/mLである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の栄養組成物。
タンパク質3.0〜13.0g/100mL、脂質1.5〜9.0g/100mL、炭水化物8.5〜35.0g/100mLを含有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の栄養組成物。
栄養組成物が経腸栄養組成物である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の栄養組成物。
栄養組成物が経管経腸栄養組成物である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の栄養組成物。
栄養組成物が流動食である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の栄養組成物。
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