JP2011004384A - 送信装置、受信装置および無線通信システム - Google Patents

送信装置、受信装置および無線通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】送信装置と受信装置において共通に用いられる係数を、送信装置から受信装置へ通知するための制御情報に追加することなく、制御情報の増加を回避する。
【解決手段】干渉局送信のシンボルに対して、伝搬路の複素伝搬路利得huを乗じて干渉信号を求め、CSIの示す伝搬路の複素伝搬路利得hdで除することによって伝搬路の影響を補償し、干渉信号と相殺される形の干渉信号成分を算出する。選択されたMCSに対応する係数αを求め、干渉信号成分に対して係数αを乗算する。選択されたMCSの符号化率によって、データを出力する。変調部は、MCSの変調方式によって符号化データを変調し、出力する。送信係数乗算部が出力した係数αが乗算された干渉信号成分を減算し、出力する。送信剰余演算部は、モジュロ幅τによって干渉信号成分減算後の変調シンボルの同相成分および直交成分にそれぞれ剰余演算を施し、送信するデータ信号を生成し出力する。
【選択図】図2

Description

本発明は、干渉を抑圧して無線通信を行う送信装置、受信装置および無線通信システムに関する。
通信システムにおいて、受信装置の受信信号中に含まれる干渉信号成分を送信装置が予め知ることができる場合、送信装置において送信信号から干渉信号成分を減算(キャンセル)しておくことによって、受信装置が干渉の影響を実質的に受けないようにすることができる。
しかしながら、このように送信信号から干渉信号成分を減算する場合、送信電力が干渉信号電力に応じて増加するという問題があった。この問題を解決するために、送受信装置双方で通信信号に対して剰余(Modulo、モジュロ)演算を施すことによって、送信電力の増加を抑制することが可能なトムリンソン−ハラシマ・プリコーディング(Tomlinson-Harashima Precoding:THP)と呼ばれる方法が提案されている(下記非特許文献
1)。
また、THPを基にしてn次元空間(nは2以上の整数)での議論に拡張した、ラティス・プリコーディング(Lattice Precoding)が提案されている(下記非特許文献2)。
ラティス・プリコーディングでは、n次元の剰余演算を用いる。
さらに、THPやラティス・プリコーディングを用いて通信を行う際に、送信装置において送信信号から減算する干渉信号成分に、適切な(受信装置において受信信号対干渉および雑音電力比が最大となるような)係数α(0<α≦1)を乗算することで、干渉信号成分を完全にはキャンセルせずに送信し、受信装置においても受信信号に同じ係数αを乗算することによって、単純にTHPを用いる場合よりも誤り率特性を改善する(誤り率を低下させる)ことが可能なインフレイテッド・ラティス・プリコーディング(Inflated Lattice Precoding:ILP)と呼ばれる方法が提案されている(下記非特許文献3)。
図7は、従来のILPを用いた無線通信システムにおける信号の流れを示す概略図である。
図7において、希望信号sは、送信装置Bが受信装置Cに送信すべき信号(送信データの変調シンボル)を表し、推定信号s’は受信装置Cが受信信号から求めた希望信号sの推定結果を表す。また、干渉信号fは、受信装置Cにおいて受信信号に含まれて受信される干渉信号成分を表し、送信装置Bはこの干渉信号fを事前に知っていることを前提とする。
ここで簡単のために、送信装置Bと受信装置Cとの間の伝搬路を、加法性白色ガウス雑音(Additive White Gaussian Noise:AWGN)チャネルとして説明する。
送信装置Bでは、まず送信係数乗算部101で既知の干渉信号fに係数αを乗算し、αfを出力する。
干渉減算部103では、このα倍された干渉信号、αfを希望信号sから減算し、(s−αf)を出力する。
送信剰余演算部105では、(s−αf)に対してモジュロの幅をτとする剰余演算(Modτ)を施し、Modτ(s−αf)を出力する。ここで、ある複素ベクトルνに対する剰余演算Modτ(ν)は数1で表される。尚、jは虚数単位、floor(a)はaを超えない最大の整数を表し、Re(ν)およびIm(ν)はそれぞれ複素数νの実部(信号の同相成分に相当)と虚部(信号の直交成分に相当)を表す。
Figure 2011004384
無線送信部107では、剰余演算の結果Modτ(s−αf)を送信信号xとして送信アンテナ111から送信する。
受信装置Cでは、アンテナ115を介して無線受信部117が受信した送信信号xに干渉信号fが加わり、さらに雑音nが加わった受信信号y(=x+f+n)を受信する。
受信係数乗算部121は、送信装置Bの送信係数乗算部101で干渉信号fに乗じたものと同じ係数αを受信信号yに乗算し、αyを出力する。
受信剰余演算部123は、送信装置Bにおける希望信号sの信号点間距離と送信剰余演算部105のモジュロ幅τとの比率と、推定信号s’の信号点間距離に対する比率が同じとなるようなモジュロ幅τ’を用いて剰余演算(Modτ’)を施し、推定信号s’(=Modτ’(αy))を出力する。
ここで、係数αを数2のように決定すると、希望信号sと推定信号s’の誤差を最小化することができ、単にTHPを用いた場合(ILPにおけるα=1と等価)に比べて誤り率特性を改善することができる(下記非特許文献3)。尚、σ は送信信号xの分散、σ は、雑音nの分散を表し、σ /σ は信号対雑音電力比(Signal to Noise power Ratio:SNR)に等しい。
Figure 2011004384
Harashima他、「Matched-Transmission Technique for Channels With Intersymbol Inteiference」、IEEE Transaction on Communications、Vol.COM-20、No.4、p.774-780、1972年8月 S.Brink他、「Doping of repeat-accumulate codes for dirty paper coding」、EUSIPCO 2004、p.1553-1556、2004年9月 R.F.H.Fischer、「The Modulo-Lattice Channel: The Key Featurein Precoding Schemes」、AEU-Int. Journal of Electronics and Communications、p.244-253、2005年6月
しかしながら、ILPでは、送信装置Bと受信装置Cで、共通の係数αを適用する必要があり、送信装置Bから受信装置Cへ係数αを通知しなければならず、制御情報が増加するという問題があった。
本発明は、送信装置と受信装置において共通に用いられる係数αを、送信装置から受信装置へ通知するための制御情報に追加することなく、制御情報の増加を回避することを目的とする。
本発明の一観点によれば、送信装置において、受信装置の受信信号中に含まれる干渉信号に対応する干渉信号成分に係数を乗算して希望信号から減算し、前記減算結果に剰余演算を施して送信する無線通信システムにおいて、送信装置と受信装置において共通に用いられる前記係数を、希望信号の変調パラメータから一意的に対応付けて送信装置と受信装置とで共有することを特徴とする無線通信システムが提供される。受信装置におけるSNRに基づいて決定される変調パラメータ(MCS)に対して、送信装置と受信装置において共通に用いられる係数を一意的に対応付け、送信装置と受信装置とで共有することにより、送信装置から受信装置へ係数を通知するための制御情報を追加する必要がなくなり、制御情報の増加を回避することができる。
前記希望信号の変調パラメータを通知する変調パラメータ情報から一意的に前記係数を対応付けた対応付け情報(テーブル等)を、送信装置と受信装置とで共有することが好ましい。前記対応付け情報を、データ通信に先立って受信装置から送信装置へ通知することが好ましい。
また、本発明は、送信装置において、受信装置の受信信号中に含まれる干渉信号に対応する干渉信号成分に係数を乗算して希望信号から減算し、前記減算結果に剰余演算を施して送信する無線通信システムにおける送信装置であって、前記受信装置宛の希望信号の変調パラメータに対応して、前記係数を決定することを特徴とする送信装置である。前記係数を、希望信号の変調パラメータから一意的に対応付けた対応付け情報を受信装置と共有することが好ましい。
また、送信装置において、受信装置の受信信号中に含まれる干渉信号に対応する干渉信号成分に係数を乗算して希望信号から減算し、前記減算結果に剰余演算を施して送信する無線通信システムにおける送信装置であって、各変調パラメータと係数との組み合わせを保持する情報対応付け情報格納部と、前記受信装置へ送信する希望信号の変調パラメータを選択する変調パラメータ選択部と、前記選択された変調パラメータに対応付けられた係数を前記係数テーブル部から読み出し、前記受信装置が受ける干渉に対応する干渉信号成分に乗算する送信係数乗算部と、前記選択された変調パラメータを適用して生成された前記受信装置へ送信する希望信号から、前記係数が乗算された干渉信号成分を減算する干渉減算部と、前記減算結果に剰余演算を施す送信剰余演算部と、を備えることを特徴とする送信装置が提供される。前記選択された変調パラメータを受信装置へ通知するための変調パラメータ情報を生成する変調パラメータ情報生成部をさらに備えることが好ましい。前記受信装置から通知された受信品質を表すチャネル品質情報を取得する伝搬路情報取得部をさらに備え、前記変調パラメータ選択部は、前記チャネル品質情報に基づいて変調パラメータを選択することが好ましい。
また、本発明は、送信装置において、受信装置の受信信号中に含まれる干渉信号に対応する干渉信号成分に係数を乗算して希望信号から減算(キャンセル)し、前記減算結果に剰余演算を施して送信する無線通信システムにおける受信装置であって、受信信号中に含まれる希望信号の変調パラメータから前記係数を特定し、前記受信信号に前記係数を乗算し、前記乗算結果に剰余演算を施すことを特徴とする受信装置である。前記係数を、希望信号の変調パラメータから一意的に対応付けた対応付け情報を送信装置と共有することが好ましい。
また、本発明は、送信装置において、受信装置の受信信号中に含まれる干渉信号に対応する干渉信号成分に係数を乗算して希望信号から減算し、前記減算結果に剰余演算を施して送信する無線通信システムにおける受信装置であって、各変調パラメータと係数との組み合わせを保持する対応付け情報格納部と、受信信号中の希望信号の変調パラメータを取得する変調パラメータ情報検出部と、前記取得した変調パラメータに対応する係数を前記係数テーブル部から読み出し、前記受信信号に乗算する受信係数乗算部と、前記乗算結果に剰余演算を施す受信剰余演算部と、を備えることを特徴とする受信装置である。前記受信信号またはパイロット信号から受信品質を推定する伝搬路推定部と、前記受信品質の推定結果を表し、送信装置に通知するためのチャネル品質情報を生成する伝搬路情報生成部と、をさらに備えることが好ましい。
本発明の他の観点によれば、送信装置と受信装置において共通に用いられる係数αを希望信号の変調パラメータから一意的に対応付けて送信装置と受信装置とで共有する通信システムにおける通信方法であって、送信装置において、受信装置の受信信号中に含まれる干渉信号に対応する干渉信号成分に希望信号の変調パラメータに対応する前記係数を乗算して希望信号から減算(キャンセル)するステップと、前記減算結果に剰余演算を施して送信信号を送信するステップと、受信装置において、前記送信信号を受信し、前記希望信号の変調パラメータに対応する係数を乗算し、前記乗算結果に剰余演算を施すステップと、を有することを特徴とする通信方法が提供される。
また、本発明は、上記に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであっても良く、該プログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっても良い。該プログラムは、インターネットなどの伝送媒体により取得するものであっても良い。
本発明によれば、ILPを用いた無線通信システムにおいて、送信装置と受信装置において共通に用いられる係数αを、送信装置から受信装置へのデータ通信に適用するMCSに対応づけることにより、係数αを通知するための制御情報に追加する必要がなくなり、制御情報の増加を回避することができる。
本発明の一実施の形態による無線通信システムの一構成例を示す図である。 送信装置の一構成例を示す機能ブロック図である。 受信装置の一構成例を示す機能ブロック図である。 QPSK変調時の送信装置の各部における信号の信号点の一例を同相成分と直交成分からなる複素平面上に示した図である。 QPSK変調時の受信装置の各部における信号の信号点の一例を同相成分と直交成分からなる複素平面上に示した図である。 係数テーブル部57におけるMCSと係数αの対応テーブルの一例を示す図である。 従来のILPを用いた無線通信システムにおける信号の流れを示す概略図である。 本発明の第2の実施の形態における送信装置の一構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における受信装置の一構成例を示す機能ブロック図である。 本実施の形態の送信装置と受信装置との間の通信手順の例を示すフロー図である。 本実施の形態の送信装置と受信装置との間において、通信継続状態における係数テーブル更新の手順の例を示すフロー図である。 本発明の第3の実施の形態における送信装置の一構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の第3の実施の形態における受信装置の一構成例を示す機能ブロック図である。 本実施の形態の送信装置と受信装置の間の通信手順の例を示すフロー図である。 本発明の第4の実施の形態における送信装置の一構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の第4の実施の形態における受信装置の一構成例を示す機能ブロック図である。 本実施の形態の送信装置と受信装置の間の通信手順の例を示すフロー図である。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態における無線通信システムの概略構成例を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態における無線通信システムでは、送信装置200が受信装置300へデータを伝送する希望信号に対して、干渉局装置100が送信する信号が干渉信号として受信装置300に受信される無線通信システムを想定する。具体的な例としては、セルラシステムにおいて異なるセルまたはセクタを構成する2つの基地局装置(またはリレー局装置など)に対して、その一方の基地局装置と通信を行う端末装置が存在し、他方の基地局装置が他の端末装置に向けて送信する信号がその端末装置へ受信されてしまうような場合が挙げられる。
干渉局装置100が送信しようとする送信シンボル(干渉局送信シンボル)は、有線接続のネットワークなどを通じて予め送信装置200に通知される。
送信装置200は、受信装置300が干渉局装置100から受信する干渉信号を求め、インフレイテッド・ラティス・プリコーディング(Inflated Lattice Precoding:ILP)を施した送信信号を受信装置300へ送信する。
受信装置300では、送信装置200からのILPされた希望信号と、干渉局装置100からの干渉信号が合成されて受信され、ILPに対応した信号処理を行うことによって干渉信号と雑音による特性劣化を抑圧した受信を行うことができる。
尚、本実施の形態では、送信装置200が送信するパイロット信号と干渉局装置100が送信するパイロット信号とは、時間分割多重、周波数分割多重、符号分割多重などによって直交化されており、それぞれ独立して(干渉し合うことなく)受信装置300で受信可能であるものとする。
また、送信装置200から受信装置300への伝搬路の複素伝搬路利得をh、干渉局装置100から受信装置300への伝搬路の複素伝搬路利得をhとする。
図2は、本実施の形態における送信装置200の一構成例を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、無線受信部3は、アンテナ部1を通じて受信装置300から通知される伝搬路情報の含まれる信号を受信する。
伝搬路情報取得部5は、受信した信号から伝搬路情報を検出する。尚、この伝搬路情報には、受信装置300における信号対雑音電力比(Signal to Noise power Ratio:SN
R)に基づく受信品質を表す値、例えばチャネル品質情報(Channel Quality Indicator
:CQI)、さらに送信装置200から受信装置300への伝搬路の複素伝搬路利得hと干渉局装置100から受信装置300への伝搬路の複素伝搬路利得hを表す値、例えばチャネル状態情報(Channel State Information:CSI)が含まれ、これらを分離し
て出力する。以下では、受信品質を表す値としてCQI、複素伝搬路利得を表す値としてCSIを用いて説明する。尚、CQIを使用せず、複素伝搬路利得から信号対雑音電力比を算出しても良い。
MCS選択部(変調パラメータ選択部)7は、伝搬路情報取得部5からCQIが入力され、CQIに基づいて受信装置300へ送信する際の変調方式、誤り訂正符号化方式、符号化率、送信データのサイズ(トランスポートブロックサイズ)、拡散率、またはそれらの組み合わせからなる変調パラメータを選択する。尚、本実施の形態では、変調パラメータとして変調方式および符号化方式(符号化率)の組み合わせ(Modulation and channel
Coding Scheme:MCS)を使用する場合を例にして説明する。また、MCSの選択の基
準は、CQIの示す受信品質において所要の誤り率を満たすことのできる最大伝送レートのMCSを選択する誤り率基準や、CQIの示す受信品質において最大のスループットを実現できるMCSを選択するスループット基準などを用いるのが好ましい。
MCS情報生成部(変調パラメータ情報生成部)11は、受信装置300に選択したMCSを通知するためのMCS情報を生成する。尚、MCS情報は、制御情報通知のための制御信号を用いて受信装置300に通知しても良いし、データ信号に多重して送信しても良い。
干渉算出部17は、干渉局装置100から通知された干渉局装置100が送信予定のシンボルである干渉局送信シンボルに対して、CSIの示す干渉局装置100から受信装置300への伝搬路の複素伝搬路利得hを乗じて受信装置300が受ける干渉信号を求め、さらにCSIの示す送信装置200から受信装置300への伝搬路の複素伝搬路利得hで除することによって送信装置200から受信装置300への伝搬路の影響を補償し、受信装置300において干渉局装置100からの干渉信号と相殺される形の干渉信号成分を算出する。
係数テーブル部21は、MCSと係数αを一意的に対応付けた対応付け情報を保持する対応付け情報保持部(テーブル)から、MCS選択部7で選択されたMCSに対応する係数αを求め、出力する。なお、テーブルの代わりに、係数αをMCSの関数として、選択されたMCSから係数αを一意的に求める手段を用いても良い。
送信係数乗算部23は、干渉算出部17で算出した干渉信号成分に対して係数αを乗算する。すなわち、干渉信号成分の振幅をα倍する。
符号化部33は、MCS選択部7で選択されたMCSの符号化率によって、誤り訂正符号化およびレートマッチング(パンクチャまたはリピテーション)を受信装置300宛の送信データに施し、符号化データを出力する。
変調部31は、MCS選択部7で選択されたMCSの変調方式によって符号化データを変調し、変調シンボル(希望信号)を出力する。
干渉減算部27は、変調部31が出力した変調シンボルから、送信係数乗算部23が出力した係数αが乗算された干渉信号成分を減算し、出力する。
送信剰余演算部25は、MCS選択部7で選択されたMCSの変調方式に対応するモジュロ幅τを求め、そのモジュロ幅τによって干渉減算部27が出力した干渉信号成分減算後の変調シンボルの同相成分および直交成分にそれぞれ剰余演算を施し、送信するデータ信号を生成し出力する。なお、モジュロ幅τは、各変調方式による変調シンボルの信号点配置(コンスタレーション)の幅よりも大きな値であれば良い。例えば、最小信号点間距離で信号点が繰り返されるように、平均電力が1となるように正規化された信号点振幅に対して、4相位相偏移変調(Quaternary Phase Shift Keying:QPSK)の場合は2×
1/2、16値直交振幅変調(16 Quadrature Amplitude Modulation:16QAM)の場合は8/101/2、64値直交振幅変調(64 Quadrature Amplitude Modulation:64QAM)の場合は16/421/2などに設定されることが好ましい。
図4は、QPSK変調時の送信装置200の各部における信号の信号点の一例を同相成分と直交成分からなる複素平面上に示した図である。尚、図4では、説明の簡単化ためα=1の場合の信号点を示している。
図4(a)は、変調部が出力した変調シンボルの信号点配置であり、モジュロ幅τを上
記の2×21/2に設定した場合を示している。
図4(b)は、干渉減算部において変調シンボルから干渉信号成分を減算した結果である。
図4(c)は、送信剰余演算部においてモジュロ幅τのモジュロ演算を施した結果である。
パイロット挿入部24は、送信するデータ信号にパイロット信号を多重する。多重の方法は、時分割多重、周波数分割多重などを用いるのが好ましい。また、他の送信装置(干渉局装置100)が送信するパイロット信号とは、時間分割多重、周波数分割多重、符号分割多重などによって直交化されたパイロット信号を用いるのが好ましい。また、パイロット信号の振幅は、モジュロ幅τあるいは変調シンボルの信号点配置の幅との比を予め定めた値とする。
無線送信部15は、MCS情報およびパイロット信号の多重されたデータ信号を、アンテナ部を通じて送信する。
図3は、本実施の形態における受信装置300の一構成例を示す機能ブロック図である。
無線受信部53は、アンテナ部51を通じて、送信装置200の送信したMCS情報およびパイロット信号の多重されたデータ信号を受信する。
MCS情報検出部(変調パラメータ情報検出部)55は、受信信号から送信装置200が通知してきたMCS情報を検出し、送信装置200からのデータ信号に使われているMCSを取得する。
係数テーブル部(対応付け情報保持部)57は、MCSと係数αを一意的に対応付けた対応付け情報を保持するテーブルから、MCS情報検出部55で取得したMCSに対応する係数αを求め、出力する。ここで、このMCSと係数αのテーブルは、送信装置200の係数テーブル部21のテーブルと内容を共有している。なお、テーブルの代わりに、係数αをMCSの関数として、取得したMCSから係数αを一意的に求める手段を用いても良い。
パイロット分離部63は、受信信号からパイロット信号を抽出して、パイロット信号とデータ信号とに分離する。本実施の形態では、ここで送信装置200からのパイロット信号と、干渉局装置100からのパイロット信号をそれぞれ抽出する。
伝搬路推定部81は、パイロット分離部63が出力した送信装置200からのパイロット信号を用いて、SNRと送信装置200から受信装置300への伝搬路の複素伝搬路利得hとを推定し、さらに干渉局装置100からのパイロット信号を用いて、干渉局装置100から受信装置300への伝搬路の複素伝搬路利得hを推定し、出力する。
伝搬路補償部65は、伝搬路推定部81が出力した複素伝搬路利得hを用いて、データ信号に対して伝搬路の補償を行う。例えば、データ信号に1/hを乗算して位相および振幅を補償する、あるいは、|h|/hを乗算して位相のみを補償しても良い。
受信係数乗算部67は、伝搬路補償されたデータ信号に対して係数αを乗算する。すなわち、データ信号の振幅をα倍する。
モジュロ幅算出部61は、伝搬路推定部81が出力した複素伝搬路利得hを考慮して(すなわち、伝搬路補償部65におけるデータ信号の伝搬路補償による振幅変化を考慮して)、パイロット分離部63で分離された送信装置200から受信したパイロット信号の振幅を基準として、MCS情報検出部55で検出されたMCSの変調方式に対応するモジュロ幅τ’を算出する。具体的には、受信信号の信号点配置の幅に対するモジュロ幅τ’の大きさが、送信装置200の送信剰余演算部25における各変調方式による変調シンボルの信号点配置の幅とモジュロ幅τの比と等しくなるようにする。
受信剰余演算部71は、モジュロ幅算出部61で算出したモジュロ幅τ’によって、受信係数乗算部67で係数αを乗算されたデータ信号の同相成分および直交成分にそれぞれ剰余演算を施し、受信変調シンボルを出力する。
図5は、QPSK変調時の受信装置300の各部における信号の信号点の一例を同相成分と直交成分からなる複素平面上に示した図である。尚、図5では、説明の簡単化ためα=1の場合の信号点を示している。
図5(a)は、パイロット分離部63が出力したデータ信号の信号点配置であり、雑音の乗ったQPSK変調の信号点がモジュロ幅τ’の幅で繰り返した分布となっている。
図5(b)は、受信剰余演算部71においてモジュロ幅τ’のモジュロ演算を施した結果である。
復調部73は、MCS情報検出部55で検出されたMCSの変調方式によって受信変調シンボルを復調し、受信符号化データを出力する。
復号化部75は、MCS情報検出部55で検出されたMCSの符号化率によって、送信装置200の符号化部におけるレートマッチングの逆操作となるレートマッチング(デパンクチャまたは合成もしくは削除)と誤り訂正復号化を受信符号化データに施し、受信データを出力する。
伝搬路情報生成部83は、伝搬路推定部81が出力した信号対雑音電力比を表すCQIと、複素伝搬路利得hと複素伝搬路利得hを表すCSIとを生成し、これらを含む伝搬路情報を生成し出力する。尚、CQIを使用せずに、複素伝搬路利得hを送信装置に通知し、送信装置において信号対雑音電力比を算出しても良い。
無線送信部85は、伝搬路情報生成部83が出力した伝搬路情報をアンテナ部51を通じて送信装置200へ送信する。
図6は、係数テーブル部21および係数テーブル部57において共有する、MCSと係数αの対応テーブルの一例である。
図6では、様々な変調方式と符号化率の組み合わせ(送信しない場合を含む)で8個のMCSが定義され、各MCSを適用する場合の所要SNRの例が示されている。この所要SNRより、上記(2)式を用いて算出した係数αを、各MCSに対応付けている。
尚、図6では、各MCSを適用する場合の所要SNRに基づいて係数αの値を求めてテーブル化した例について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、各MCSに対して、所要SNR(当該MCSを選択する下限のSNR)、上位のMCSの所要SNR(当該MCSを選択する上限のSNR)、またはその間のSNRを用いて係数αの値を求めてテーブル化しても良い。
(第2の実施の形態)
図8は、本発明の第2の実施の形態における送信装置200aの一構成例を示す機能ブロック図である。ここでは、図2の送信装置200と異なる部分についてのみ説明し、同じ部分についての説明は省略する。
係数テーブル情報取得部35は、無線受信部3がアンテナ部1を通じて受信した信号に含まれる、受信装置300aから通知された係数テーブル情報を検出する。係数テーブル情報が検出された場合、検出された係数テーブル情報を係数テーブル部21aに出力する。
係数テーブル部21aは、係数テーブル情報が入力されると、保持している係数テーブルを入力された係数テーブル情報で置き換える。
図9は、本発明の第2の実施の形態における受信装置300aの一構成例を示す機能ブロック図である。ここでは、図3の受信装置300と異なる部分についてのみ説明し、同じ部分についての説明は省略する。
復号化部75aは、誤り訂正復号化した受信データに誤りがあるかどうかの検査を行い、誤り検査結果を出力する。
テーブル更新部87は、復号化部75aが出力した誤り検査結果を監視し、受信データの誤り率が所要の誤り率より高い(誤りが多い)場合、あるいは所要の誤り率を大きく下回る(誤りが少ない)場合、各MCSに対する係数αを算出し直し(補正し)、新たな係数テーブルを生成する。このとき、所要の誤り率より誤り率が高い場合は係数αを現在より大きくなるように算出し、所要誤り率より低い場合は係数αを現在より小さくなるように算出する。このとき、各MCSの選択閾値(MCS選択の際のSNRの閾値)を新しい所要SNRに一致させるように補正するのが好ましい。MCS選択閾値の補正結果は、CQIの生成値に反映するか、新しいMCS選択閾値を送信装置に報告することが好ましい。
係数テーブル部57aは、保持している係数テーブルをテーブル更新部87で生成された係数テーブルで置き換える。
係数テーブル情報生成部89は、テーブル更新部87で生成された係数テーブルを送信装置へ通知するための係数テーブル情報を生成し、無線送信部85を通して送信装置200aへ送信する。
図10は、本実施の形態の送信装置200aと受信装置300aとの間の通信手順の例を示すフロー図である。
まず、通信の開始時等に、受信装置300aが保持する係数テーブル情報を送信装置200aへ通知する(ステップS1)。
係数テーブル情報を受信した送信装置200aは、受信した係数テーブル情報で係数テーブル部21aを更新(係数テーブル情報を記憶)する(ステップS2)。
その後の通信状態において、送信装置200aはパイロット信号を送信し(ステップS3)、受信装置300aは送信装置200aが送信したパイロット信号の受信結果を用いて、送信装置200aと受信装置300aとの間の伝搬路状態を推定し(ステップS4)、チャネル品質情報CQIやチャネル状態情報CSIなどが含まれる伝搬路情報を生成し、この伝搬路情報を送信装置200aに通知する(ステップS5)。
送信装置200aは、通知された伝搬路情報に基づいて、受信装置300aへのデータ通信に用いるMCSを決定する(ステップS6)。係数テーブル部21aの保持する係数テーブルから、決定したMCSに対応する係数αを求め、通知された伝搬路情報に基づいてILPを適用した送信データ信号を生成し(ステップS7)、この送信データ信号を、パイロット信号及び決定したMCSを受信装置へ通知するMCS情報とともに受信装置300aへ送信する(ステップS8)。
受信装置300aは信号を受信し、パイロット信号の受信結果を用いて伝搬路推定を行い(ステップS9)、MCS情報を検出し(ステップS10)、係数テーブル部の保持する係数テーブルから検出したMCSに対応する係数αを読み出し、読み出した係数αを用いてILPの受信処理を行う(ステップS11)。また、伝搬路状態推定結果から、チャネル品質情報CQIやチャネル状態情報CSIなどが含まれる伝搬路情報を生成し、送信装置200aに通知する(ステップS12)。
以降、通信継続状態においては、ステップS6からステップS12までの処理を繰り返す。
以上の手順によれば、本実施の形態の送信装置200aは、受信装置毎に各MCSに対応づけられた係数αの値が異なる場合、すなわち受信装置毎に係数テーブルが異なる場合であっても、通信の開始時などにそれぞれの受信装置との間で係数テーブルを共有することが可能となる。
図11は、本実施の形態の送信装置200aと受信装置300aとの間において、通信継続状態における係数テーブル更新の手順の例を示すフロー図である。
受信装置300aは、受信データの誤り率を測定し、所要の誤り率より高い(誤りが多い)場合、あるいは所要の誤り率を大きく下回る(誤りが少ない)場合に、受信データの誤り率に基づいて係数テーブルを更新し(ステップS13)、更新した係数テーブルの情報を送信装置200aへ通知する(ステップS14)。
送信装置200aは、係数テーブル情報を検出・受信した場合、係数テーブル部21aが保持している係数テーブルを受信した係数テーブル情報で置き換え、更新する(ステップS15)。
以上の手順によれば、本実施の形態の受信装置300aは、送信装置200aとの通信中に、受信データの誤り率の変化によって、各MCSに対して係数テーブルに記憶された係数αが、(受信環境の変化、温度変化、経時変化などの要因によって)最適ではなくなったことを検知すると、各MCSに対する係数αを再計算して係数テーブルを更新し、更新された係数テーブルを送信装置200aに通知して共有することが可能となる。これにより、係数テーブルを常に適切な状態に維持することができる。
なお、本実施の形態では、係数テーブル更新処理を行うための基準として受信データの誤り率を用いる場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、一定の時間経過毎に定期的あるいは不定期に更新しても良い。
(第3の実施の形態)
図12は、本発明の第3の実施の形態における送信装置200bの一構成例を示す機能ブロック図である。ここでは、図8の送信装置200aと異なる部分についてのみ説明し、同じ部分についての説明は省略する。
応答取得部37は、無線受信部3がアンテナ部1を通じて受信した信号に含まれる、受信装置300bから通知された、正しく受信できたことを示す肯定応答(ACK:Acknowledgment)、または正しく受信できなかったことを示す否定応答(NACK:Negative Acknowledgment)を検出する。
テーブル更新要求生成部38は、応答取得部37で測定した受信データの誤り率が、所要の誤り率より高い(誤りが多い)場合、あるいは所要の誤り率を大きく下回る(誤りが少ない)場合、受信装置300bに対して係数テーブルの更新を要求するテーブル更新要求を生成し、無線送信部15を通して受信装置300bへ送信する。
係数テーブル情報取得部35aは、無線受信部3がアンテナ部1を通じて受信した信号に含まれる、受信装置300aから通知された係数テーブル情報を検出する。係数テーブル情報が検出された場合、検出された係数テーブル情報を係数テーブル部21aに出力する。
係数テーブル部21aは、係数テーブル情報が入力されると、保持している係数テーブルを入力された係数テーブル情報で置き換える。
図13は、本発明の第3の実施の形態における受信装置300bの一構成例を示す機能ブロック図である。ここでは、図9の受信装置300aと異なる部分についてのみ説明し、同じ部分についての説明は省略する。
応答生成部91は、復号化部75aが出力した誤り検査結果に基づいて、誤りが検出されなかった場合は肯定応答を、誤りが検出された場合は否定応答を生成し、無線送信部85を通して送信装置200bへ通知する。
テーブル更新要求取得部93は、無線受信部53がアンテナ部51を通じて受信した信号に含まれる、送信装置200bから通知されたテーブル更新要求を検出する。
テーブル更新部95は、テーブル更新要求取得部93においてテーブル更新要求が検出された場合、各MCSに対する係数αを算出し、新たな係数テーブルを生成する。このとき、第2の実施の形態と同様に、復号化部75aが出力した誤り検査結果を監視し、受信データの誤り率に基づいて、各MCSに対する係数αを算出し直し(補正し)ても良い。
係数テーブル部57bは、保持している係数テーブルをテーブル更新部95で生成された係数テーブルで置き換える。
係数テーブル情報生成部89aは、テーブル更新部95で生成された係数テーブルを送信装置へ通知するための係数テーブル情報を生成し、無線送信部85を通して送信装置200bへ送信する。
図14は、本実施の形態の送信装置200bと受信装置300bの間の通信手順の例を示すフロー図である。
送信装置200bから受信装置300bへのデータ通信の手順ステップS16からステップS20までは、第2の実施の形態の図10で示した通信手順ステップS8からステップS12と同じステップであるため説明を省略する。
ステップS20の伝搬路情報の通知の後に、受信装置300bは、受信データに誤りが検出されなかった場合は肯定応答を、誤りが検出された場合は否定応答を生成し、送信装置200bに通知する(ステップS21およびステップS23)。
送信装置200bは、肯定応答または否定応答を受信し、誤り率を測定する(ステップS22およびステップS24)。測定した誤り率に基づいて、係数テーブルの更新が必要と判断した場合、例えば、誤り率が所要の誤り率より高い場合、あるいは所要の誤り率を大きく下回る場合などは、係数テーブルの更新を要求するテーブル更新要求を生成し、受信装置300bに通知する(ステップS25)。
テーブル更新要求を受信した受信装置300bは、係数テーブルを更新し(ステップS26)、更新した係数テーブルの情報を送信装置200bへ通知する(ステップS27)。
送信装置200bは、係数テーブル情報を受信し、係数テーブル部が保持している係数テーブルを受信した係数テーブル情報で置き換え、更新する(ステップS28)。
以上の手順によれば、本実施の形態の送信装置200bは、受信装置300bとの通信中に、受信データの誤り率の変化によって、各MCSに対して係数テーブルに記憶された係数αが(受信環境の変化、温度変化、経時変化などの要因によって)最適ではなくなったことを検知し、各MCSに対する係数αを再計算して係数テーブルを更新するように受信装置300bに指示し、受信装置300bにより更新された係数テーブルを共有することが可能となる。これにより、係数テーブルを常に適切な状態に維持することができる。
なお、本実施の形態では、係数テーブル更新処理を行うための基準として受信データの誤り率を用いる場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、一定の時間経過毎に定期的あるいは不定期に更新しても良い。
(第4の実施の形態)
図15は、本発明の第4の実施の形態における送信装置200cの一構成例を示す機能ブロック図である。ここでは、図8の送信装置200aと異なる部分についてのみ説明し、同じ部分についての説明は省略する。
応答取得部37aは、無線受信部3がアンテナ部1を通じて受信した信号に含まれる、受信装置300c(図16)から通知された、正しく受信できたことを示す肯定応答(ACK:Acknowledgment)、または正しく受信できなかったことを示す否定応答(NACK:Negative Acknowledgment)を検出する。
テーブル更新部39は、応答取得部37aで測定した受信データの誤り率が、所要の誤り率より高い(誤りが多い)場合、あるいは所要の誤り率を大きく下回る(誤りが少ない)場合、各MCSに対する係数αを算出し、新たな係数テーブルを生成する。また、同時に受信品質に対する各MCSの選択基準を変更し、MCS選択部7に通知しても良い。
係数テーブル部21aは、保持している係数テーブルをテーブル更新部39で生成された係数テーブルで置き換える。
係数テーブル情報生成部40は、テーブル更新部39で生成された係数テーブルを受信装置300cへ通知するための係数テーブル情報を生成し、無線送信部15を通して受信装置300cへ送信する。
図16は、本発明の第4の実施の形態における受信装置300cの一構成例を示す機能ブロック図である。ここでは、図9の受信装置300aと異なる部分についてのみ説明し、同じ部分についての説明は省略する。
応答生成部91aは、復号化部75aが出力した誤り検査結果に基づいて、誤りが検出されなかった場合は肯定応答を、誤りが検出された場合は否定応答を生成し、無線送信部85を通して送信装置200cへ通知する。
係数テーブル情報取得部93aは、無線受信部53がアンテナ部51を通じて受信した信号に含まれる、送信装置200cから通知された係数テーブル情報を検出する。係数テーブル情報が検出された場合、検出された係数テーブル情報を係数テーブル部57cに出力する。
係数テーブル部57cは、係数テーブル情報が入力されると、保持している係数テーブルを入力された係数テーブル情報で置き換える。
図17は、本実施の形態の送信装置200cと受信装置300cの間の通信手順の例を示すフロー図である。
データ通信時の手順は、図14のステップS16からステップS20までと同様であるので記載を省略している。
受信装置300cは、受信データに誤りが検出されなかった場合は肯定応答を、誤りが検出された場合は否定応答を生成し、送信装置200cに通知する(ステップS29およびステップS31)。
送信装置200cは、肯定応答または否定応答を受信し、誤り率を測定する(ステップS30およびステップS32)。測定した誤り率に基づいて、係数テーブルの更新が必要と判断した場合、例えば、誤り率が所要の誤り率より高い場合、あるいは所要の誤り率を大きく下回る場合、係数テーブルを更新し(ステップS33)、更新した係数テーブルの情報を受信装置300cへ通知する(ステップS34)。
受信装置300cは、係数テーブル情報を検出・受信した場合、係数テーブル部57cが保持している係数テーブルを受信した係数テーブル情報で置き換え、更新する(ステップS35)。
以上の手順によれば、本実施の形態の送信装置200cは、受信装置300cとの通信中に、受信データの誤り率の変化によって、各MCSに対して係数テーブルに記憶された係数αが(受信環境の変化、温度変化、経時変化などの要因によって)最適ではなくなったことを検知し、各MCSに対する係数αを再計算して係数テーブルを更新し、受信装置300cに更新した係数テーブルを通知することによって更新した係数テーブルを共有することが可能となる。これにより、係数テーブルを常に適切な状態に維持することができる。
なお、本実施の形態では、係数テーブル更新の基準として受信データの誤り率を用いる場合について説明したが、これに限られるものではなく、一定の時間経過毎に定期的あるいは不定期に更新しても良い。
上記の各実施の形態では、ILPを適用して抑圧する干渉として、受信装置が受ける通信相手の送信装置とは別の干渉局装置からの同一チャネル干渉を例にして説明したが、対象となる干渉はこれに限られるものではない。
例えば、複数の送信アンテナを備える送信装置から複数の受信装置への送信データをマルチユーザーMIMO(Multiple Input Multiple Output)技術を用いて同時多重送信する場合の、ユーザー間干渉の抑圧に本発明を適用することもできる。
さらに、同一送信装置からの信号がマルチパス伝搬路を通じて受信装置で受信される際の、遅延波によって発生するシンボル間干渉の抑圧に本発明を適用することもできる。
以上より、本実施の形態の構成によれば、ILPを用いた無線通信システムにおいて、受信装置におけるSNRに基づいて決定されるMCSに対応して、ILPで送信装置と受信装置において共通に用いられる係数αを一意的に関連づけて共有し、送信装置から受信装置へ通知されるMCSの情報のみによって係数αを決定することが可能となる。
これにより、送信装置から受信装置へ係数αを通知するための制御情報を追加する必要がなくなり、制御情報の増加を回避することができる。
本発明による通信装置は、携帯無線機などの携帯端末に適用することもできるし、PCなどに付属するテレビ機能に適用することも可能である。
本発明による通信装置で動作するプログラムは、本発明に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU(Central Processing Unit)等を制御するプログラム(コンピ
ュータを機能させるプログラム)であっても良い。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAM(Random Access Memory)に蓄積され、その後、Flash ROM(Read Only Memory)などの各種ROMやHDD(Hard Disk Drive)に
格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行われる。
また、図1等の各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。また、上述した実施形態における通信装置の一部、または全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよい。通信装置の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、または全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等された発明も含まれる。
本発明は無線通信装置に利用可能である。
100…干渉局装置、200…送信装置、300…受信装置、1…アンテナ部、3…無線受信部、5…伝搬路情報取得部、7…MCS選択部、11…MCS情報生成部、17…干渉算出部、21…係数テーブル部(対応付け情報保持部)、23…送信係数乗算部、25…送信剰余演算部、27…干渉減算部、31…変調部、33…符号化部、51…アンテナ部、53…無線受信部、55…MCS情報検出部、57…係数テーブル部(対応付け情報保持部)、61…モジュロ幅算出部、63…パイロット分離部、65…伝搬路補償部、67…受信係数乗算部、71…受信剰余演算部、73…復調部、75…復号化部、81…伝搬路推定部、83…伝搬路情報生成部、85…無線送信部。

Claims (22)

  1. 送信装置において、受信装置の受信信号中に含まれる干渉信号に対応する干渉信号成分に係数を乗算して希望信号から減算し、前記減算結果に剰余演算を施して送信する無線通信システムにおいて、
    送信装置と受信装置において共通に用いられる前記係数を、希望信号の変調パラメータから一意的に対応付けて送信装置と受信装置とで共有することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記希望信号の変調パラメータを通知する変調パラメータ情報から一意的に前記係数を対応付けた対応付け情報を、送信装置と受信装置とで共有することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記対応付け情報を、データ通信に先立って受信装置から送信装置へ通知することを特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記受信装置において、前記対応付け情報内の前記変調パラメータ情報と前記係数との一意的な対応付けを更新し、更新した前記対応付け情報を前記送信装置へ通知することを特徴とする請求項2または3に記載の無線通信システム。
  5. 前記対応付け情報の更新は、送信装置からの更新要求の通知に応じて行われることを特徴とする請求項4に記載の無線通信システム。
  6. 前記送信装置において、前記対応付け情報内の前記変調パラメータ情報と前記係数との一意的な対応付けを更新し、更新した前記対応付け情報を前記受信装置へ通知することを特徴とする請求項2または3に記載の無線通信システム。
  7. 前記対応付け情報の更新は、受信データの誤り率に応じて行われることを特徴とする請求項4または6に記載の無線通信システム。
  8. 送信装置において、受信装置の受信信号中に含まれる干渉信号に対応する干渉信号成分に係数を乗算して希望信号から減算し、前記減算結果に剰余演算を施して送信する無線通信システムにおける送信装置であって、
    前記受信装置宛の希望信号の変調パラメータに対応して、前記係数を決定することを特徴とする送信装置。
  9. 前記係数を、希望信号の変調パラメータから一意的に対応付けた対応付け情報を受信装置と共有することを特徴とする請求項8に記載の送信装置。
  10. 前記対応付け情報を、データ通信に先立って受信装置から受信することを特徴とする請求項9に記載の送信装置。
  11. 前記受信装置において、前記対応付け情報内の前記変調パラメータ情報と前記係数との一意的な対応付けを更新されると、更新された前記対応付け情報を受信することを特徴とする請求項9または10に記載の送信装置。
  12. 送信装置において、受信装置の受信信号中に含まれる干渉信号に対応する干渉信号成分に係数を乗算して希望信号から減算し、前記減算結果に剰余演算を施して送信する無線通信システムにおける送信装置であって、
    各変調パラメータと係数との組み合わせを保持する情報対応付け情報格納部と、
    前記受信装置へ送信する希望信号の変調パラメータを選択する変調パラメータ選択部と、
    前記選択された変調パラメータに対応付けられた係数を前記係数テーブル部から読み出し、前記受信装置が受ける干渉に対応する干渉信号成分に乗算する送信係数乗算部と、
    前記選択された変調パラメータを適用して生成された前記受信装置へ送信する希望信号から、前記係数が乗算された干渉信号成分を減算する干渉減算部と、
    前記減算結果に剰余演算を施す送信剰余演算部と、
    を備えることを特徴とする送信装置。
  13. 前記選択された変調パラメータを受信装置へ通知するための変調パラメータ情報を生成する変調パラメータ情報生成部をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の送信装置。
  14. 前記受信装置から通知された受信品質を表すチャネル品質情報を取得する伝搬路情報取得部をさらに備え、
    前記変調パラメータ選択部は、前記チャネル品質情報に基づいて変調パラメータを選択することを特徴とする請求項12に記載の送信装置。
  15. 送信装置において、受信装置の受信信号中に含まれる干渉信号に対応する干渉信号成分に係数を乗算して希望信号から減算し、前記減算結果に剰余演算を施して送信する無線通信システムにおける受信装置であって、
    受信信号中に含まれる希望信号の変調パラメータから前記係数を特定し、前記受信信号に前記係数を乗算し、前記乗算結果に剰余演算を施すことを特徴とする受信装置。
  16. 前記係数を、希望信号の変調パラメータから一意的に対応付けた対応付け情報を送信装置と共有することを特徴とする請求項15に記載の受信装置。
  17. 前記対応付け情報を、データ通信に先立って送信装置へ通知することを特徴とする請求項16に記載の受信装置。
  18. 前記対応付け情報内の前記変調パラメータ情報と前記係数との一意的な対応付けを更新し、更新した前記対応付け情報を前記送信装置へ通知することを特徴とする請求項16または17に記載の受信装置。
  19. 送信装置において、受信装置の受信信号中に含まれる干渉信号に対応する干渉信号成分に係数を乗算して希望信号から減算し、前記減算結果に剰余演算を施して送信する無線通信システムにおける受信装置であって、
    各変調パラメータと係数との組み合わせを保持する対応付け情報格納部と、
    受信信号中の希望信号の変調パラメータを取得する変調パラメータ情報検出部と、
    前記取得した変調パラメータに対応する係数を前記係数テーブル部から読み出し、前記受信信号に乗算する受信係数乗算部と、
    前記乗算結果に剰余演算を施す受信剰余演算部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  20. 前記受信信号またはパイロット信号から受信品質を推定する伝搬路推定部と、
    前記受信品質の推定結果を表し、送信装置に通知するためのチャネル品質情報を生成する伝搬路情報生成部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項19に記載の受信装置。
  21. 送信装置と受信装置において共通に用いられる係数αを希望信号の変調パラメータから一意的に対応付けて送信装置と受信装置とで共有する通信システムにおける通信方法であって、
    送信装置において、受信装置の受信信号中に含まれる干渉信号に対応する干渉信号成分に希望信号の変調パラメータに対応する前記係数を乗算して希望信号から減算するステップと、
    前記減算結果に剰余演算を施して送信信号を送信するステップと、
    受信装置において、前記送信信号を受信し、前記希望信号の変調パラメータに対応する係数を乗算し、前記乗算結果に剰余演算を施すステップと、
    を有することを特徴とする通信方法。
  22. 請求項21に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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