JP5538395B2 - 通信信号処理における低複雑度干渉相殺のための方法及び装置 - Google Patents

通信信号処理における低複雑度干渉相殺のための方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5538395B2
JP5538395B2 JP2011524310A JP2011524310A JP5538395B2 JP 5538395 B2 JP5538395 B2 JP 5538395B2 JP 2011524310 A JP2011524310 A JP 2011524310A JP 2011524310 A JP2011524310 A JP 2011524310A JP 5538395 B2 JP5538395 B2 JP 5538395B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
interference
receiver
symbol
signal quality
received signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011524310A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012501134A (ja
JP2012501134A5 (ja
Inventor
レイアル,アンドレス
Original Assignee
テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) filed Critical テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Publication of JP2012501134A publication Critical patent/JP2012501134A/ja
Publication of JP2012501134A5 publication Critical patent/JP2012501134A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5538395B2 publication Critical patent/JP5538395B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03006Arrangements for removing intersymbol interference
    • H04L25/03178Arrangements involving sequence estimation techniques
    • H04L25/03305Joint sequence estimation and interference removal

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Description

本発明は、一般に、通信信号処理に関し、特に、干渉相殺(interference cancellation)に関する。
無線通信システムでは、異なる信号が同じ伝搬リソースを共用する場合が多い。異なる通信システムは、(例えば、時間、周波数、又はコード・ドメインの点で)信号を分離するための様々なメカニズムを提供するが、チャネル内の伝送同期誤差、ドップラー拡散、又は分散のために、分離は滅多に完璧ではない。さらに、複数入力複数出力(MIMO:multiple-input-multiple-output)システムにより、同じリソース空間にわたって同じユーザに複数のデータ・ストリームが送信され、その結果、信号分離は異なる送信/受信アンテナ対に関する伝搬チャネル差のみを当てにする。データ・ストリーム間の分離を改善するためにMIMO事前コーディングを使用する場合でも、信号は典型的に受信機で著しく結合される。
このような場合にはいずれでも、異なるユーザ信号又は複数のストリームが受信機で互いに干渉する。受信機は、任意の数のコンポーネント信号(component signal)を含む、複合信号(composite signal)を受信するものとして理解することができる。1つ又は複数のコンポーネント信号は、一般に、受信機にとって関心のあるものであるが、関心のある任意の所与の信号の回復は、残りの信号によって引き起こされた干渉によって複雑になる。
干渉相殺に関する既知の手法は、希望信号(複数も可)を検出するために使用されるものと同じ処理の複雑度で妨害信号(interfering signal)を検出することに依存する。この手法は、ソフト・バリュー(soft value)処理を含む、全複雑度(full-complexity)の復調及びデコーディングを妨害信号に適用するものである。妨害信号を正確に決定することにより、それに対応して干渉相殺のために妨害信号の正確な再構築が可能になる。しかし、妨害信号及び希望信号の完全処理は、受信機に対して著しい信号処理の負担を課し、低複雑度受信機にとってこの手法が実現不能又は少なくとも望ましくないものになる。
妨害信号(interferer signal)の完全処理に対する単純化は、ハード検出処理による簡易化した妨害信号推定を含む。ハード検出処理により、妨害信号はハード検出、例えば、ソフト・バリュー尤度としてではなく、1又は0として妨害信号ビットをハード検出することに基づいて推定される。たとえ、妨害信号の完全処理によって提供されるものより、推定精度及びそれに対応する干渉相殺性能が潜在的に著しく低下するとしても、妨害信号の再構築はハード検出によって単純化される。
本明細書の教示は、特に低信号品質条件において、より良好な干渉相殺性能を得るために、ハード決定のソフト・スケーリング(soft scaling)と組み合わせて、妨害信号の簡易化した推定にハード決定(hard decision)論理を使用する干渉相殺処理を開示するものである。一態様では、ソフト・スケーリングは、受信機において動的に変化する受信信号品質に依存して、受信機によって加えられた干渉相殺の量を減衰させるものとして理解することができる。ハード決定は低い信号品質ではあまり信頼できないので低い信号品質ではより多くの減衰が加えられ、高い信号品質ではより少ない減衰が加えられ(又はまったく加えられず)、高い信号品質でのハード決定の高い信頼性を反映する。それぞれの範囲に異なる値のソフト・スケーリング・ファクタが使用される複数範囲に信号品質を量子化するか、又は測定信号品質の連続体についてソフト・スケーリング・ファクタを計算することができる。
本発明の教示の一実施形態では、干渉相殺の方法は、ビット又はシンボル・レベルでハード決定を行うことにより複合信号内の干渉シンボルについて干渉シンボル推定値を生成することと、受信信号品質の関数として干渉シンボル推定値をソフト・スケーリングすることによりスケーリングした干渉シンボル推定値を計算することを含む。この方法は、スケーリングした干渉シンボル推定値を複合信号と結合することにより低減干渉複合信号(reduced-interference composite signal)を入手することと、低減干渉複合信号から関心のあるシンボルを検出することを続ける。
この方法は、広範囲の信号タイプに適用され、無制限的例として、マルチストリームMIMO(複数入力複数出力)システムで使用することができる。さらに、この方法は、様々な無線通信受信機タイプ、例えば、広帯域CDMA(WCDMA)ネットワーク又はロング・ターム・エボリューション(LTE:Long Term Evolution)ネットワークなどのセルラー通信ネットワーク内の無線通信基地局及び/又は移動局に実装することができる。
本発明の教示の他の実施形態では、無線通信受信機は、1つ又は複数の処理回路、例えば、1つ又は複数のベースバンド・プロセッサ、DSP、マイクロコントローラ、ASIC、又はハードウェア、ソフトウェア、若しくは任意のその組み合わせを介して本明細書に教示されている通り、干渉相殺を実装するその他のデジタル処理回路などのデジタル信号処理回路を含む。1つ又は複数の処理回路は、ビット又はシンボル・レベルでハード決定を行うことにより複合信号内の干渉シンボルについて干渉シンボル推定値を生成し、受信信号品質の関数として干渉シンボル推定値をソフト・スケーリングすることによりスケーリングした干渉シンボル推定値を計算するように構成される。さらに、1つ又は複数の処理回路は、スケーリングした干渉シンボル推定値を複合信号と結合することにより低減干渉複合信号を入手し、低減干渉複合信号から関心のあるシンボルを検出するように構成される。
しかし、本発明は、特徴及び利点に関する上記の概要に限定されない。実際には、当業者であれば、以下の詳細な説明を読み、添付図面を見たときに、追加の特徴及び利点を認識するであろう。
無線通信ネットワークの一実施形態のブロック図であり、図示されている基地局及び/又は移動局が本明細書に提示された干渉相殺教示により構成された受信機を含む図である。 本明細書に提示された干渉相殺教示により構成された移動局受信機の一実施形態のブロック図である。 本明細書に提示された干渉相殺教示を実行するための方法の一実施形態の論理流れ図である。 本明細書に提示された干渉相殺教示を実行するための方法の他の実施形態の論理流れ図である。 本明細書に提示された干渉相殺教示により構成された移動局受信機の他の実施形態のブロック図である。 本明細書に提示された干渉相殺教示により構成された移動局受信機の他の実施形態のブロック図である。
図1は、移動局12にダウンリンク信号を送信し、移動局12からアップリンク信号を受信する基地局10の一実施形態を示している。基地局10は、移動局12から受信したアップリンク信号を処理するための受信機14を含む。同様に、移動局12は、基地局10から受信したダウンリンク信号を処理するための受信機16を含む。基地局及び移動局は、一実施形態では広帯域CDMA(WCDMA)での動作用に構成され、他の実施形態ではロング・ターム・エボリューション(LTE)動作用に構成されるが、これらは無制限的例として理解されたい。基地局10は他の移動局、例えば、移動局13及び15をサポートできることを理解されたい。
本明細書に提示された教示により、受信機14及び16のうちの一方又は両方は、特に低信号品質条件において、より良好な干渉相殺性能を得るために、ハード決定のソフト・スケーリングと組み合わせて、妨害信号の簡易化した推定にハード決定論理を使用する干渉相殺の方法を実行するように構成される。この実装例は、ロバストであって、非IC受信機に比較して低い増分複雑度を有する干渉相殺(IC)受信機構造を提供し、非IC受信機に対して、並びに、ハード検出干渉推定値を使用して干渉相殺を実行するが、高信号品質条件でのみこのような相殺を実行するIC受信機に対して、依然として性能の改善をもたらすものである。
本明細書に提示された教示により、干渉相殺をオン及びオフにするための複雑なヒューリスティック・メカニズムを必要とせずに、信号品質動作範囲全体(例えば、信号対妨害比又はSIR範囲全体)にわたって干渉相殺が実行される。他の見地から見ると、これらの教示により得られる利点の1つは、完全ソフト・バリュー処理(例えば、干渉シンボルの完全期待値処理)に基づく干渉相殺に比べて著しい複雑度の低減である。このような複雑度の低減は、特に、ハード検出妨害信号値をソフト・スケーリングするために使用されるスケーリング・ファクタが事前計算される、本明細書で企図されている実施形態で完全に実現される。事前計算値の一例では、受信機は、測定受信信号品質の関数としてインデックスが付けられた、ソフト・スケーリング値のルックアップ・テーブルを保管する。
当業者であれば、本明細書に提示された受信機の教示が、係争中の通信規格とは無関係であり、例えば、任意の特定の無線アクセス技術とは無関係であることを認識するであろう。従って、本明細書の受信機の教示を理解するために、通信ネットワーク、基地局、移動局などに関するトップレベルのアーキテクチャ上の詳細は不要であるが、このような詳細の無制限的例は、考察のためのコンテキストを確立する際に有用である。そのために、図1の図示例に戻ると、基地局10が無線通信ネットワーク20の一部を含み、そのネットワークも、1つ又は複数の外部ネットワーク24、例えば、インターネット、PSTN、及び/又はその他の通信ネットワークにそのネットワーク20を通信可能に結合する1つ又は複数の追加のコア・ネットワーク(CN)エンティティ22を含むことが分かる。
従って、基地局10は、それらにダウンリンク信号を送信し、それらからアップリンク信号を受信することにより、移動局を互いに及び/又は他の通信ネットワークに通信可能に結合する。これらの機能をサポートして、基地局10は、呼制御処理回路40と、インターフェース回路42と、基地局10内の受信機回路全体の一部分を含む可能性のある前述の受信機14と、1つ又は複数の送信機44と、アンテナ・インターフェース46と、1つ又は複数の送信/受信アンテナ48とを含む。一実施形態では、基地局10は、複数入力複数出力(MIMO)基地局を含み、従って、複数のストリームを1人又は複数のユーザ(移動局)に送信するためにアンテナ48を使用する。少なくとも1つのMIMO実施形態では、送信機(複数も可)44は、異なるMIMOストリームに関する所望のアンテナごとの送信電力重み付けに対応して、送信中の複数のストリームに事前コード化マトリックスを適用する事前コード化回路を含む。
このような諸実施形態では、移動局12、13、及び15のうちの1つ又は複数はMIMO動作用に構成されるが、本明細書では非MIMO実施形態も企図されている。図示されている例としての移動局12により、それが1つ又は複数の送信/受信アンテナ50と、アンテナ・インターフェース回路52(例えば、スイッチ及び/又は送受切り替え器)と、前述の受信機16と、送信機54と、移動局の動作を制御するための1つ又は複数のマイクロプロセッサ並びに移動局とのユーザ対話のための1つ又は複数のインターフェース回路を含む可能性のある追加の処理回路56とを含むことが分かる。
移動局12の例について続けると、図2において、少なくとも1つの実施形態では、受信機16は、受信機フロントエンド60と、本明細書で「ベースバンド・プロセッサ」と呼ばれる1つ又は複数の処理回路62とを含むことが分かる。受信機フロントエンド60は、アンテナ受信信号、例えば、移動局のアンテナのうちの1つ又は複数で受信した1つ又は複数のコンポーネント信号を含む受信複合信号を処理する。一実施形態では、このような処理は、濾波/利得制御64と、ダウンコンバージョン66と、デジタル化68とを含む。従って、ベースバンド・プロセッサ62は、時間で変動するアンテナ受信信号に対応するデジタル・サンプルの1つ又は複数のストリームを受信する。
少なくとも1つの実施形態では、ベースバンド・プロセッサ62に入力されたデジタル・サンプル・ストリーム(複数も可)は、1つ又は複数の信号に関する同相(I)及び直角位相(Q)データ・ストリームを含む。さらに、1つ又は複数の実施形態では、入力デジタル・サンプルが2つ以上の信号の複合物であり、その信号のうちの1つ又は複数が「希望信号」を構成し、残りの信号が「妨害信号」を構成することを理解されたい。詳細には、所与の信号は希望信号である可能性があるが、依然として、他の希望信号の検出に対する干渉を表す。その点を念頭に置いて、IC受信機回路70は、受信複合信号に含まれる1つ又は複数の希望信号のそれぞれについて干渉相殺を実行するように構成される。
受信信号を処理するためにその他の構成も企図されているが、図示されているベースバンド・プロセッサ62の実施形態は干渉相殺(IC)受信機回路70を含み、その受信機回路は、信号品質プロセッサ72、スケーリング・プロセッサ74、及びメモリ76を含むか又はこれらに関連付けられる。メモリ76は、2つ以上のデバイス及び/又は2つ以上のタイプのメモリを含むことができる。例えば、ベースバンド・プロセッサ62は、作業計算及びデータのための揮発性メモリ(キャッシュ及び/又はオフチップ)を含むか又はその他の方法でそれにアクセスすることができ、FLASH及び/又はEEPROMメモリなど、コンピュータ・プログラム命令、構成データ、ルックアップ・テーブルなどを保管するための1つ又は複数のタイプの不揮発性メモリにアクセスすることができる。また、ベースバンド・プロセッサ62は、受信機/送信機、制御及び信号回路など、追加の処理回路78も含むことができる。
保管されたコンピュータ・プログラム命令の実行により、本明細書に提示された方法の教示による動作用に受信機16が構成されることが理解されるであろう。この実行及びその結果行われる処理をサポートして、1つ又は複数の実施形態におけるベースバンド・プロセッサ62は、汎用又は専用マイクロプロセッサ又はデジタル信号プロセッサを含む。当然のことながら、1つ又は複数の実施形態では、本明細書で関心のある受信信号処理のうちの少なくともいくつかは、ハードウェアベースの回路を使用して、少なくとも部分的に実行することができる。
図3は、本明細書で企図されている干渉相殺の方法100の一実施形態を示しており、移動局受信機16及び/又は基地局受信機14は、1つ又は複数の実施形態において、この方法又はその変形例を実行するように構成されることを理解されたい。また、図示されている処理の順序は制限として意図されているわけではないことも理解されたい。1つ又は複数の処理ステップは、異なる順序で実行するか、又は同時に実行するか、或いは進行中のフォアグラウンド及び/又はバックグラウンド処理動作の一部として実行することができる。このため、図示されている処理は、より大きい1組の進行中の受信機/デバイス処理の一部として実行することができ、必要又は希望に応じてループ又は反復することもできる。
これらの限定を念頭に置いて、図示されている処理は、ビット又はシンボル・レベルでハード決定を行うことにより複合信号内の干渉シンボルについて干渉シンボル推定値を生成すること(ブロック102)と、受信信号品質の関数として干渉シンボル推定値をソフト・スケーリングすることによりスケーリングした干渉シンボル推定値を計算すること(ブロック104)を含む。この方法100は、スケーリングした干渉シンボル推定値を複合信号と結合することにより低減干渉複合信号を入手すること(ブロック106)と、低減干渉複合信号から関心のあるシンボルを検出すること(ブロック108)を続ける。
一実施形態では、受信信号品質の関数として干渉シンボル推定値をソフト・スケーリングすることによりスケーリングした干渉シンボル推定値を計算することは、受信信号品質の関数としてソフト・スケーリング・ファクタを決定することと、ソフト・スケーリング・ファクタにより干渉シンボル推定値をスケーリングすることを含む。また、このような諸実施形態は、関心のあるシンボルの結合及び等化処理後に平均シンボル品質を決定することに基づいて受信信号品質を決定すること、又は復調後に関心のあるシンボルについて平均対数尤度比(log-likelihood-ratio)を決定することに基づいて受信信号品質を決定することも含む。
概して、受信信号品質は、進行中に動的に決定することができ、信号対雑音比(SNR)又は信号対雑音妨害比(SINR:signal-to-noise-plus-interference ratio)として受信信号品質を決定することに基づくことができる。このような測定は、関心のある信号(複数も可)を使用して行うことができ、一般に、いずれの場合でもチャネル品質レポートなどのその他の理由のために行われる。さらに、(妨害信号について)ビット又はシンボル・レベルでハード決定を行うことは、一般に、干渉シンボルについてハード・シンボル決定を行うこと又は干渉シンボルを復調してソフト・ビット値を入手し、ソフト・ビット値についてハード決定を行うことを含む。
いずれの場合でも、受信信号品質の関数として干渉シンボル推定値をソフト・スケーリングすることによりスケーリングした干渉シンボル推定値を計算することは、1つ又は複数の実施形態では、受信信号品質の関数として事前計算したソフト・スケーリング・ファクタを選択することを含む。このような選択は、例えば、受信信号品質の関数としてインデックスが付けられたルックアップ・テーブルにアクセスすることを含む。少なくとも1つの実装例では、ルックアップ・テーブルは、受信信号品質の異なる値又は範囲に対応して、ソフト・スケーリング・ファクタ用の異なる値を含むデータ構造を含む。このような処理は1つのルックアップ・テーブルで実践することができるが、本明細書では、異なる変調及びコード化方式について異なるルックアップ・テーブルを保管することと、関心のあるシンボルに関連する変調及びコード化方式に依存して異なるルックアップ・テーブルのうちの特定の1つにアクセスすることも企図されている。
QPSK用のルックアップ・テーブルの一例は、(−14.0000,0.0103)、(−13.0000,0.0130)、(−12.0000,0.0165)、(−11.0000,0.0209)、(−10.0000,0.0267)、(−9.0000,0.0340)、(−8.0000,0.0434)、(−7.0000,0.0553)、(−6.0000,0.0713)、(−5.0000,0.0910)、(−4.0000,0.1163)、(−3.1000,0.1476)、(−2.1000,0.1865)、(−1.1000,0.2331)、(−0.2000,0.2888)、(0.8000,0.3511)、(1.7000,0.4196)、(2.5000,0.4922)、(3.4000,0.5670)、(4.2000,0.6409)、(5.0000,0.7145)、(5.8000,0.7827)、(6.6000,0.8443)、(7.4000,0.8960)、(8.2000,0.9376)、及び(9.0000,1.0000)として(SIR(dB),α)の形で与えられる。さらに、64QAM用のルックアップ・テーブルの一例は、(−14.0000,0.0213)、(−13.0000,0.0262)、(−12.0000,0.0324)、(−11.0000,0.0405)、(−10.0000,0.0500)、(−9.0000,0.0617)、(−8.0000,0.0757)、(−7.0000,0.0926)、(−6.0000,0.1132)、(−5.0000,0.1373)、(−4.0000,0.1651)、(−3.1000,0.1980)、(−2.1000,0.2356)、(−1.1000,0.2776)、(−0.2000,0.3219)、(0.8000,0.3695)、(1.7000,0.4208)、(2.5000,0.4746)、(3.4000,0.5255)、(4.2000,0.5799)、(5.0000,0.6326)、(5.8000,0.6809)、(6.6000,0.7282)、(7.4000,0.7724)、(8.2000,0.8142)、(9.0000,0.8493)、(9.9000,0.8781)、(10.7000,0.9050)、(11.6000,0.9256)、(12.5000,0.9476)、(13.4000,0.9904)、及び(14.3000,1.0000)である。
上記その他の実施形態では、スケーリング・ファクタは、受信信号品質の関数として、0と1との間の離散値又は連続値を取るスカラ値として定義することができる。さらに、1つ又は複数の実施形態では、受信信号品質が定義済み品質しきい値より上である場合に、スケーリング・ファクタは単位元(unity)に設定される。換言すれば、「1」というスケーリング・ファクタは、高い受信信号品質のときに使用することができる。当然のことながら、このような動作は任意選択である。
もう1つの選択肢であるが、潜在的に重要な動作上の利点を提供するものとして、受信機16(又は14)は、少なくとも部分的にスケーリング・ファクタに基づいて結合重み(combining weight)を決定することができ、その結合重みは関心のあるシンボルに関する信号値を結合する際に使用される。この点に関しては、受信機16(又は14)は、希望信号と1つ又は複数の妨害信号との間の信号間干渉に関する相関項(correlation term)を含む、減損相関推定(impairment correlation estimation)に基づいて結合重みを決定するように構成することができる。これらの減損相関項は、このような信号間干渉の相関を捕捉するものであり、そこから希望信号シンボルが検出される低減干渉複合信号内の干渉の低減を反映するために、スケーリング・ファクタを使用して、スケーリング又はその他の補償を行うことができる。
この方法は、並列IC(PIC)受信機及び連続IC(SIC)受信機を含む、様々なIC受信機構造で実行することができる。2つ又はそれ以上の連続干渉相殺段階を含むSIC受信機の場合、少なくとも1つの段階は、その段階に入力される複合信号についてソフト・スケーリングベースの干渉相殺を実行するように構成される。単一段階SIC(1つの干渉側を含む)では、その1つの干渉側について決定されたハード決定について、その1つの段階でソフト・スケーリングが使用される。PICの例として、PIC受信機は2つ又はそれ以上の並列干渉相殺段階を含み、少なくとも1つの段階は、その段階に入力される複合信号についてソフト・スケーリングベースの干渉相殺を実行するように構成される。
採用された特定の受信機構造にかかわらず、本明細書に教示されている通り、ハード検出妨害信号のソフト・スケーリングは受信複合信号に含まれる1つ又は複数の信号に適用できることが理解されるであろう。特に、他のユーザ(例えば、他の移動局)に関する信号を表すか又はMIMOコンテキストにおいて関心のないデータ・ストリームを表す、変調されたシンボルは、ビット・レベル又はシンボル・レベルでハード決定を適用することにより、低い計算上のオーバヘッドで生成することができる。次に、これらのハード検出干渉シンボルは、所与のSIR又はソフト・バリュー品質に対応する予想信号レベルと一致するようにスケーリングされる。上記の通り、スケーリング・ファクタ(複数も可)は、事前計算し、ルックアップ・テーブルに保管することができる。
より詳細には、妨害信号に関するシンボル推定が復調された後、個々のビット・ソフト・バリュー(LLR−s)は各ビットの信頼性を反映する。この情報を使用して、予想変調シンボルは以下のように計算することができる。
Figure 0005538395

及び
Figure 0005538395

ここで、dlは配置点(constellation point)であり、l=1...Lであり、pl,mはシンボル内の位置mに関する送信ビットが配置点lのm番目のビット値に等しい確率であり、m=1...Mであり、M=log2Lである。この確率は以下のように表すことができる。
Figure 0005538395

ここで、λmはビットmに関する対数尤度比(LLR)であり、bl,mは配置点l、ビット位置mに関するビット値である。
この予想には復調からアプリオリ情報が与えられ、当然のことながら、対称的配置の場合には情報に基づかない予想がゼロになるものと思われることに留意されたい。ゼロ付近のLLR−sλmの場合、すべてのシンボル確率Plは、最終的におおよそ等しくなり、対称的配置(典型的な設計である)の場合の予想シンボル値
Figure 0005538395

はゼロに近くなる。従って、予想変調シンボル
Figure 0005538395

の平均電力は、LLRの規模がローであるときにローになる。これに反して、LLR−sが信頼できるビットを示すときに、1つの単一配置点dlは各シンボル推定に関する確率塊のほとんどを伝えることになり、従って、平均予想シンボル規模は平均QAM配置電力に近いものになる。(直交振幅変調又はQAMを想定することは変調配置の基礎である。当然のことながら、QAMは単にLLR規模がビットの信頼性を示す対称的変調配置の一例に過ぎないが、本明細書の教示はQAMに限定されない。)
当業者であれば、簡易化したLLR生成ルーチンがしばしばMax−Log−MAPターボ・デコーダに使用され、LLR値は伝搬環境のSIRを反映しない規模を有することに注目することになるであろう。ここに記載している予想シンボル手法は、正確な絶対LLR規模を必要とし、従って、SIRの関数として追加のスケーリングを適用することができる。これは、例えば、以下のように行うことができる。
Figure 0005538395

ここで、
Figure 0005538395

はスケーリングなしの元のLLRであり、係数cは元のLLR−sをどのように計算するかに依存する。
本明細書の教示の一態様は、予想シンボル値が受信機内で明確に計算されない場合でも、受信信号品質の関数としての予想シンボル規模の依存状態を利用できることである。換言すれば、本明細書で企図されているハード検出干渉シンボルのソフト・スケーリングは、予想シンボル規模と受信信号品質との関係から導出するか又はその他の方法でそれを反映するソフト・スケーリング・ファクタの使用と、それに対応するハード検出の信頼性に基づくことができる。シンボル又はビット・レベルでハード検出によって生成された変調シンボル推定に対して適切なスケーリングを課すことにより、本明細書で企図されている受信機は、ハード検出の品質又は信頼性が低いときに、過剰な(正しくない)干渉相殺を回避する。
ソフト・スケーリング・ファクタαは、予想シンボル値及び関連変調配置、例えば、QAM配置の平均電力を評価することにより計算することができる。前に説明した通り、予想シンボル電力は、例えば、結合後のSINR値によって特徴付けられる受信品質に依存するので、結果として得られるαの値は、例えば、有力なSINR値の関数である。従って、スケーリング・ファクタは以下のように表すことができる。
Figure 0005538395
当然のことながら、本明細書に教示されている低複雑度干渉相殺の有利な一態様は、受信機が抑制すべき妨害信号(複数も可)の完全ソフト・バリュー処理を実行する必要がなく、例えば、干渉シンボルについて完全期待値処理を実行する必要がないことである。従って、ソフト・スケーリング・ファクタαは、いくつかのSIR動作点について事前計算し、ルックアップ・テーブル内など、受信機メモリに保管することができる。(ベースバンド・プロセッサ62内のIC受信機回路70に含まれるか又はその回路にとってアクセス可能なメモリ76に保管されたルックアップ・テーブルの例については、図2を参照されたい。)
受信機、例えば、図1からの基地局受信機14及び/又は移動局受信機16は、ハード検出信頼性と受信信号品質との確定した関係に基づいて、適切なスケーリング・ファクタ値で事前構成することができる。無制限的例として、移動局12は、受信信号品質の異なる範囲又は値について異なるスケーリング・ファクタ値で構成することができる。このような構成は、例えば、システム・オペレータ又はその他のベンダによって製造時又は構成中に行うことができる。
いずれの場合でも、適切なスケーリング・ファクタ値を決定する一実施形態は、以下のステップ又は動作を含み、すなわち、変調配置サイズL={L1,...,Ln}である場合に、変調シンボルのシーケンスを作成し、シミュレートされた妨害信号(「sig2」)に応じて分散var=var_min:var_min及び雑音を設定し、シンボル・シーケンスを復調し、予想シンボル値を計算し、平均予想シンボル電力を推定し、シンボルSINRを計算するか又は平均LLR規模を推定し、αに関する対応する値とともにSINR値又はLLR規模を保管する(すなわち、{SINR,α}として又は{LLRmag.,α}としてデータ点を保管する)。この手法では、異なるSINR又はLLR規模について、スケーリング・ファクタαの異なる値を保管することができる。例えば、所与の範囲のSINR又はLLR規模を所与の数の領域に量子化することができ、このような領域のそれぞれについてスケーリング・ファクタαの異なる値を保管することができる。「ライブ」処理では、受信機は、関心のあるシンボルについてSINR又はLLR規模を決定し、これはそれが希望信号処理の一部として実行すると思われる処理であり、次に、ハード検出干渉シンボルをソフト・スケーリングするために使用するためのスケーリング・ファクタαの適切な値を選択する。
1つ又は複数の実施形態では、各変調方式(配置サイズ)は、スケーリング・ファクタ値の専用テーブルを有することができる。すなわち、受信機は、その受信機がサポートする変調方式ごとにスケーリング・ファクタ値の異なるテーブルを保管することができる。この手法により最良のスケーリング精度が得られるが、いくつかの実施形態は2つ以上の変調方式に同じ1組のソフト・スケーリング値を使用する。実際には、本明細書で企図されている1つ又は複数の実施形態は、実装上の便宜のためにスケーリング精度を犠牲にし、単純にすべての変調方式に1つのテーブルのスケーリング値を使用する。
結合後/等化シンボルSIR及びLLR品質関係は本質的にチャネルとは無関係であるので、テーブルを構築するために任意の単一ユーザ(例えば、AWGN)シミュレーションを有利に使用できることに留意されたい。ライブ受信機動作では、結合/等化後の平均シンボルSINR又は復調後の平均LLR規模は、適切なスケーリング値を取り出すためにルックアップ・パラメータとして使用することができる。
従って、受信機内のソフト・スケーリング訂正は、√αである可能性のある所定のスカラ・ファクタで干渉シンボル推定値をスケーリングすることだけを必要とする。この場合、受信機はαについて種々の値を保管することができ、そのα値は電力を表す。このような場合、干渉シンボル推定値のスケーリングは信号規模動作であるので、受信機は実際のスケーリング動作に√αを使用して、干渉相殺に使用されるスケーリングした干渉シンボル推定値を入手する。当然のことながら、当業者であれば、受信機が単純に√αの形でスケーリング・ファクタ値を保管できることを認識するであろう。このような場合、受信機は、必要に応じて(√α)2=αを計算することができる。例えば、受信機は、信号/干渉電力測定値に依存するチャネル品質レポートがスケーリングした干渉相殺の影響を反映するように、チャネル品質レポートに使用するためのαを計算することになるであろう。
このような処理の流れ図は図4に示されており、これは図3に図示されている方法100のより詳細な例として理解されたい。図4の処理では「ユーザ1」及び「ユーザ2」信号について言及するが、これは種々のユーザ信号、種々のデータ・ストリームなどにすることができる。最低でも、ユーザ2信号は希望信号であり、図4に示されている処理は、ユーザ2に対する干渉シンボルとしてユーザ1シンボルのハード検出を表している。
処理は、データのブロックを受信すること(ブロック110)から始まり、このデータはユーザ1及びユーザ2シンボルを含む。処理は、ユーザ1シンボルの復調(ブロック112)及びハード決定のスケーリングに使用するために適切なソフト・スケーリング・ファクタを決定すること(ブロック114)を続ける。ブロック114の処理は、シンボルSINRを推定することと、推定したシンボルSINRを使用して、スケーリング・ファクタα(又は、同等に√α)の適切な値を取り出すか又はその他の方法で決定することを含む。代わって、ブロック114の処理は、平均LLR規模を推定することと、それに対応してスケーリング・ファクタの適切な値を取り出すか又はその他の方法で決定することを含む。
処理は、シンボル又はビット・レベルでのハード決定をユーザ1シンボルに適用すること(ブロック116)と、それに対応してスケーリング・ファクタにより(例えば、ハード決定値にスカラ値√αを掛けることにより)これらのハード決定をスケーリングすること(ブロック118)を続ける。このスケーリングはユーザ1に関するスケーリングした干渉シンボル推定値を生成し、従って、処理は、スケーリングした干渉シンボル推定値と複合信号(すなわち、結合されたユーザ1及びユーザ2複合信号)と結合することにより低減干渉複合信号を入手することを続ける。例えば、受信機は、チャネル推定値をスケーリングした干渉シンボル推定値に適用することによりユーザ1信号を再生成し(ブロック120)、次に複合信号から再生成されたユーザ1信号を引く(ブロック122)ことができる。
この減算により低減干渉複合信号を生成し、従って、処理は、低減干渉複合信号から所望のユーザ2信号を復調し(ブロック124)、復調したシンボルをデコーディングしてユーザ1データを回復すること(ブロック126)を続ける。ユーザ1信号も関心のある信号であるかどうかに応じて、ユーザ1シンボルもデコーディングできることに留意されたい。
図5は、図2に紹介されたベースバンド・プロセッサ62の一実施形態を示しており、図示されている構成は図4の方法を実装するものである。この構成のベースバンド・プロセッサ62は、重み付け回路130と、復調器132と、デコーダ134と、ハード決定プロセッサ136と、スケーリング回路138(前述のスケーリング・プロセッサ74を含むか又はその他の方法でそのプロセッサの一部になる可能性がある)と、チャネル・プロセッサ140と、結合回路142と、重み付け回路144と、結合重みプロセッサ146と、復調器148と、デコーダ150とを含む。
図5では、重み付け回路130によってユーザ1重み(w1)を適用した後、ユーザ1用の干渉シンボルがシンボル・レベルでハード検出される。すなわち、ハード検出器136はユーザ1シンボルについてハード決定を行う。次に、スケーリング回路138は、例えば、√αを掛けることにより、ハード検出干渉シンボル値をソフト・スケーリングし、αの値はルックアップ・テーブルから取り出されるか又は受信信号品質に依存してその他の方法で決定される。(「受信信号品質」はこの意味で、使用される実際のソフト・スケーリング値が現行の又は有力な受信信号品質に適切なものになるように、受信信号品質の最新基準になる可能性がある。)
次に、チャネル・プロセッサ140を通過させ、チャネル調整済みのスケーリングした干渉シンボルを複合信号から引くことなどにより、スケーリングした干渉シンボルが結合回路142を介して複合信号と結合される。チャネル・プロセッサ140は推定した伝搬チャネル係数をスケーリングした干渉シンボル推定値に適用することに留意されたい。チャネル・プロセッサ140は、チャネル推定回路を含むか、又はそれに関連付けられ、従って、受信機と送信機との間の伝搬路(複数も可)について推定された複合チャネル係数にアクセスすることができる。
結合回路142は低減干渉複合信号を出力し、その複合信号は再構築された干渉シンボルがそこから引かれた着信複合信号を表す。重み付け回路144はユーザ2結合重みを低減干渉複合信号に適用する。特に、1つ又は複数の実施形態では、ベースバンド・プロセッサ62は、その干渉モデルが実行された実際の相殺と一致するように、干渉相殺の程度の根拠を示すためにその結合/等化重み計算プロセスを補償するか又はその他の方法で調整する。このような一実施形態では、ベースバンド・プロセッサ62は、ハード検出干渉シンボルをソフト・スケーリングするために使用される値αに等しいか又は同じαの他の関数から決定されるスケーリング・ファクタにより妨害信号に関する干渉電力又は共分散項をスケーリングすることによる干渉相殺の根拠を示す。例えば、受信機は、αの単調関数としてヒューリスティックに決定されたスケーリング・ファクタを適用するように構成することができる。いずれの場合でも、重み発生器146は、妨害信号(複数も可)に関する干渉電力又は共分散項を提供する減損相関プロセッサを含むか又はそれに関連付けられ、ユーザ1信号に適用されるソフト・スケーリングの根拠を示すものである。
重み付け回路144から出力された重み付き信号値は復調器148に入力され、次にユーザ2データのデコーディングのために、復調値がデコーダ150に入力される。また、上記の通り、ユーザ1信号に対する関心の範囲内で、ユーザ1データの回復のために、デコーダ134によって復調ユーザ1信号値をデコーディングすることもできる。
図6は、ベースバンド・プロセッサ62の他の実施形態を示している。図5と図6の主な違いは、図5が干渉ユーザ1信号についてシンボル・レベルでのハード検出を示していたのに対し、図6は干渉ユーザ1信号についてビット・レベルでのハード検出を示している。従って、ユーザ1シンボルを復調することにより得られた復調ビット・ソフト・バリューについてハード決定を行うために、ハード決定プロセッサ136は復調器132の後に配置されている。これらのハード・ビット決定は変調器152を介して再変調されるが、この変調器は単に、使用中の変調配置に応じて、ハード検出ビットのグループを対応する変調シンボルに「マッピング」することができる。これらの変調シンボルは次に、現行受信信号品質に適したスケーリング・ファクタ√αの値に応じて、図5のようにスケーリングされる。処理のバランスは図5について記載されている通りである。
当業者であれば、図5及び図6の回路素子が物理的な回路素子を表す可能性があることを認識するであろう。すなわち、図示されている回路素子のうちの少なくともいくつか、例えば、復調器132、ハード決定プロセッサ136、スケーリング回路138などは専用回路(純粋ハードウェア)として実装することができる。しかし、これらの図に表されている回路素子のうちの1つ又は複数は、保管されたコンピュータ・プログラム命令の実行により、汎用又は専用信号プロセッサ又はマイクロプロセッサに実装された「機能」回路にすることができることも理解されたい。この意味で、ベースバンド・プロセッサ62による保管されたコンピュータ・プログラム命令の実行は、本明細書に開示された方法動作を実行するように特別にそれを構成するものである。
また、当業者であれば、本明細書に提示された教示はポストデコーディング手法にも適用することができ、デコーダの出力で得られたソフト・バリューが干渉ユーザ信号を再生成するために使用されることを認識するであろう。その場合、この好ましい実施形態は、スケーリング・ファクタ
Figure 0005538395

を使用することになるであろう。代わって、デコーダ入力条件及び実行されるデコーディング反復の回数を考慮して、スケーリング・ファクタαは、
Figure 0005538395

又は
Figure 0005538395

として表にすることもできる。対応する機能上の結果は、本明細書で前述した通り、表にし、ルックアップ・テーブルに保管することができる。
概して、本明細書に提示された教示は、ロバストであって、非IC受信機に比較して低い増分複雑度を有するIC受信機構造を実装するものである。性能は改善され、IC機能をオン及びオフにするためのヒューリスティック・メカニズムを必要とせずに、受信機のSIR範囲全体が処理され、開示されたハード検出値のスケーリングは、妨害信号の完全ソフト・バリュー処理に基づく干渉相殺に比べてロバスト干渉相殺性能を達成するために著しい複雑度の低下を表すものであることを理解されたい。本明細書に提示されたルックアップ・テーブルの諸実施形態は実装するのに特に単純なものであるが、当然のことながら、本明細書の教示はルックアップ・テーブルの諸実施形態に限定されない。
さらに、これらの教示は広範囲の受信機タイプ並びに広範囲の通信信号タイプに直接適用されることを理解されたい。実施形態の一例では、図1に戻って参照すると、ネットワーク20は広帯域CDMA(WCDMA)ネットワークであり、基地局10はWCDMA基地局として構成される。他の実施形態では、基地局10はロング・ターム・エボリューション(LTE)基地局として構成される。移動局12、13、及び15はそれに対応して構成され、従って、WCDMA又はLTEデバイスにするか、又は2つ以上の規格/プロトコルと互換性のあるものにすることができる。当然のことながら、これらの諸実施形態は無制限的例として示され、「移動局」という用語には本明細書では大まかな構造が与えられるはずである。移動局の無制限的例としては、セルラー無線電話、スマートフォン及びPDA、パームトップ/ラップトップ・コンピュータ、ネットワーク・インターフェース・カードなどを含む。
このため、本発明は、上記の考察及び添付図面に限定されない。その代わりに、本発明は、以下の特許請求の範囲及び法律上それと同等のものによってのみ制限される。

Claims (17)

  1. ビット又はシンボル・レベルでハード決定を行うことにより複合信号内の干渉シンボルについて干渉シンボル推定値を生成すること(102)と、
    受信信号品質の関数として前記干渉シンボル推定値をソフト・スケーリングすることによりスケーリングした干渉シンボル推定値を計算すること(104)であって、前記ソフト・スケーリングすることが、低い受信信号品質では前記干渉シンボル推定値により多くの減衰を加え、高い受信信号品質では前記干渉シンボル推定値により少ない減衰を加えるように、前記干渉シンボル推定値をスケーリングするために、前記受信信号品質の変化につれて変動するソフト・スケーリング・ファクタを決定することを含むことと、
    前記スケーリングした干渉シンボル推定値を前記複合信号と結合することにより低減干渉複合信号を入手すること(106)と、
    前記低減干渉複合信号から関心のあるシンボルを検出すること(108)と、
    を含み、
    前記受信信号品質の関数として事前計算したソフト・スケーリング・ファクタを選択することにより前記ソフト・スケーリング・ファクタを決定することをさらに含み、
    前記事前計算したソフト・スケーリング・ファクタを選択することが、受信信号品質の関数としてインデックスが付けられたルックアップ・テーブルにアクセスすることを含み、前記ルックアップ・テーブルが、受信信号品質の異なる値又は範囲に対応して、前記ソフト・スケーリング・ファクタ用の異なる値を含むデータ構造を含み、
    異なる変調方式について異なるルックアップ・テーブルを保管することと、関心のある前記シンボルに関連する前記変調方式に依存して前記異なるルックアップ・テーブルのうちの特定の1つにアクセスすることをさらに含む、無線通信受信機(14,16)における干渉相殺の方法(100)。
  2. 関心のある前記シンボルの結合及び等化処理後に平均シンボル品質を決定することに基づいて前記受信信号品質を決定することをさらに含む、請求項1記載の方法(100)。
  3. 復調後に関心のある前記シンボルについて平均対数尤度比規模を決定することに基づいて前記受信信号品質を決定することをさらに含む、請求項1記載の方法(100)。
  4. 前記受信信号品質の関数として、0と1との間の離散値又は連続値を取るスカラ値として前記ソフト・スケーリング・ファクタを定義することをさらに含む、請求項1記載の方法(100)。
  5. 前記受信信号品質が定義済み品質しきい値より上である場合に、前記ソフト・スケーリング・ファクタを単位元に設定することをさらに含む、請求項記載の方法(100)。
  6. 少なくとも部分的に前記ソフト・スケーリング・ファクタに基づいて結合重みを決定することをさらに含み、前記結合重みが関心のある前記シンボルに関する信号値を結合する際に使用される、請求項1記載の方法(100)。
  7. 前記受信複合信号が関心のある2つ又はそれ以上の信号を含み、2つ又はそれ以上の連続干渉相殺受信機段階のうちの対応する1つで関心のある少なくとも1つの信号について請求項1記載の方法を実行することをさらに含み、それぞれの後続干渉相殺受信機段階が関心のある前記2つ又はそれ以上の信号のうちの所与の1つを検出する、請求項1記載の方法(100)。
  8. 前記受信複合信号が関心のある2つ又はそれ以上の信号を含み、2つ又はそれ以上の並列干渉相殺受信機段階のうちの対応する1つで関心のある少なくとも1つの信号について請求項1記載の方法を実行することをさらに含み、それぞれの並列干渉相殺受信機段階が関心のある前記2つ又はそれ以上の信号のうちの所与の1つを検出する、請求項1記載の方法(100)。
  9. 信号対雑音比(SNR)又は信号対雑音妨害比(SINR)として前記受信信号品質を決定することをさらに含む、請求項1記載の方法(100)。
  10. ビット又はシンボル・レベルでハード決定を行うことが、前記干渉シンボルについてハード・シンボル決定を行うこと又は前記干渉シンボルを復調してソフト・ビット値を入手し、前記ソフト・ビット値についてハード決定を行うことのうちの1つを含む、請求項1記載の方法(100)。
  11. ビット又はシンボル・レベルでハード決定を行うことにより複合信号内の干渉シンボルについて干渉シンボル推定値を生成し、
    受信信号品質の関数として前記干渉シンボル推定値をソフト・スケーリングすることによりスケーリングした干渉シンボル推定値を計算し、前記ソフト・スケーリングすることが、低い受信信号品質では前記干渉シンボル推定値により多くの減衰を加え、高い受信信号品質では前記干渉シンボル推定値により少ない減衰を加えるように、前記干渉シンボル推定値をスケーリングするために、前記受信信号品質の変化につれて変動するソフト・スケーリング・ファクタを決定することを含み、
    前記スケーリングした干渉シンボル推定値を前記複合信号と結合することにより低減干渉複合信号を入手し、
    前記低減干渉複合信号から関心のあるシンボルを検出する
    ように構成される、1つ又は複数の処理回路(62)を含み、
    前記受信機が、前記受信信号品質の関数として事前計算したソフト・スケーリング・ファクタを選択することと、前記事前計算したソフト・スケーリング・ファクタにより前記干渉シンボル推定値をスケーリングすることにより、前記ソフト・スケーリング・ファクタを決定するように構成され、
    前記受信機が、受信信号品質の関数としてインデックスが付けられたルックアップ・テーブルにアクセスするように構成され、前記受信機が、前記ルックアップ・テーブルを保管するメモリを含むか又はその他の方法で前記メモリ(76)にアクセスすることができ、前記ルックアップ・テーブルが、受信信号品質の異なる値又は範囲に対応して、前記ソフト・スケーリング・ファクタ用の異なる値を含むデータ構造を含み、
    前記メモリ(76)が異なる変調方式について異なるルックアップ・テーブルを保管し、前記受信機が、関心のある前記シンボルに関連する前記変調方式に依存して前記異なるルックアップ・テーブルのうちの特定の1つにアクセスするように構成される、無線通信受信機(14,16)。
  12. 前記1つ又は複数の処理回路(62)が、前記受信信号品質を決定するように構成される信号品質プロセッサ(72)と、前記干渉シンボル推定値について行われたハード・シンボル又はビット決定に前記ソフト・スケーリング・ファクタを適用して、前記スケーリングした干渉シンボル推定値を入手するように構成されるスケーリング・プロセッサ(74)とを含む、請求項11記載の無線通信受信機(14,16)。
  13. 前記受信機が、関心のある前記シンボルの結合及び等化処理後に平均シンボル品質を決定することに基づいて前記受信信号品質を決定するように構成される、請求項11記載の無線通信受信機(14,16)。
  14. 前記受信機が、復調後に関心のある前記シンボルについて平均対数尤度比を決定することに基づいて前記受信信号品質を決定するように構成される、請求項11記載の無線通信受信機(14,16)。
  15. 前記受信機が、前記ソフト・スケーリング・ファクタとしてスカラ値を使用するように構成され、前記スカラ値が、前記受信信号品質の関数として、0と1との間の離散値又は連続値を取る、請求項11記載の無線通信受信機(14,16)。
  16. 前記受信機が、少なくとも部分的に前記ソフト・スケーリング・ファクタに基づいて結合重みを決定し、前記結合重みを使用して関心のある前記シンボルに関する信号値を結合するように構成される、請求項11記載の無線通信受信機(14,16)。
  17. 前記受信機が2つ又はそれ以上の連続干渉相殺段階を含む連続干渉相殺受信機を含み、前記段階のうちの少なくとも1つが前記段階に入力された複合信号に含まれる干渉シンボルについて行われたハード決定のソフト・スケーリングを介して干渉相殺を実行するように構成されるか、或いは、前記受信機が2つ又はそれ以上の並列干渉相殺段階を含む並列干渉相殺受信機を含み、前記段階のうちの少なくとも1つが前記段階に入力された複合信号に含まれる干渉シンボルについて行われたハード決定のソフト・スケーリングを介して干渉相殺を実行するように構成される、請求項11記載の無線通信受信機(14,16)。
JP2011524310A 2008-08-29 2009-08-11 通信信号処理における低複雑度干渉相殺のための方法及び装置 Active JP5538395B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/201,303 2008-08-29
US12/201,303 US8238499B2 (en) 2008-08-29 2008-08-29 Method and apparatus for low-complexity interference cancellation in communication signal processing
PCT/EP2009/060390 WO2010023100A2 (en) 2008-08-29 2009-08-11 Method and apparatus for low-complexity interference cancellation in communication signal processing

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2012501134A JP2012501134A (ja) 2012-01-12
JP2012501134A5 JP2012501134A5 (ja) 2012-09-27
JP5538395B2 true JP5538395B2 (ja) 2014-07-02

Family

ID=41722008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011524310A Active JP5538395B2 (ja) 2008-08-29 2009-08-11 通信信号処理における低複雑度干渉相殺のための方法及び装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8238499B2 (ja)
EP (1) EP2329627B1 (ja)
JP (1) JP5538395B2 (ja)
IL (1) IL211238A0 (ja)
RU (1) RU2510582C2 (ja)
WO (1) WO2010023100A2 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6807405B1 (en) 1999-04-28 2004-10-19 Isco International, Inc. Method and a device for maintaining the performance quality of a code-division multiple access system in the presence of narrow band interference
US20100074381A1 (en) * 2008-09-25 2010-03-25 The Royal Institution For The Advancement Of Learning/ Mcgill University Methods and systems for improving iterative signal processing
US8385483B2 (en) 2008-11-11 2013-02-26 Isco International, Llc Self-adaptive digital RF bandpass and bandstop filter architecture
US8595603B2 (en) * 2011-03-29 2013-11-26 Intel Corporation Apparatus and methods for selective block decoding
US9319916B2 (en) 2013-03-15 2016-04-19 Isco International, Llc Method and appartus for signal interference processing
US8995499B2 (en) 2013-06-28 2015-03-31 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and apparatus for signal quality reporting for interference-cancellation receivers
CA2920292C (en) 2013-08-21 2021-06-22 University Of South Australia A multiuser communications system
JP6159633B2 (ja) * 2013-09-26 2017-07-05 株式会社Nttドコモ ユーザ装置、及び干渉低減処理方法
US9769835B2 (en) 2013-10-31 2017-09-19 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and apparatus for communication link adaptation for interference-canceling receivers
DE102014103853B4 (de) * 2014-03-20 2016-02-18 Intel IP Corporation Verfahren und Vorrichtung zur Störsignalquellen-Zeitablaufsteuerungsdetektion und zum Schätzen von Rausch- und Störparametern
KR102175545B1 (ko) 2014-03-21 2020-11-06 삼성전자주식회사 무선 통신 시스템에서 수신 신호 복호 방법 및 장치
US9794888B2 (en) 2014-05-05 2017-10-17 Isco International, Llc Method and apparatus for increasing performance of a communication link of a communication node
US9071472B1 (en) * 2014-07-03 2015-06-30 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and apparatus for signal parameter estimation
US9264081B1 (en) 2014-10-24 2016-02-16 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and apparatus for interference cancellation efficiency estimation and control
EP3651386B1 (en) 2015-05-04 2023-08-23 ISCO International, LLC Method and apparatus for increasing the performance of communication paths for communication nodes
WO2017210056A1 (en) 2016-06-01 2017-12-07 Isco International, Llc Method and apparatus for performing signal conditioning to mitigate interference detected in a communication system
US10298279B2 (en) 2017-04-05 2019-05-21 Isco International, Llc Method and apparatus for increasing performance of communication paths for communication nodes
US10284313B2 (en) 2017-08-09 2019-05-07 Isco International, Llc Method and apparatus for monitoring, detecting, testing, diagnosing and/or mitigating interference in a communication system
US10812121B2 (en) 2017-08-09 2020-10-20 Isco International, Llc Method and apparatus for detecting and analyzing passive intermodulation interference in a communication system

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5644592A (en) * 1995-04-24 1997-07-01 California Institute Of Technology Parallel interference cancellation for CDMA applications
JPH11168408A (ja) * 1997-12-05 1999-06-22 Fujitsu Ltd 干渉キャンセラ装置
RU2232473C2 (ru) * 1998-08-21 2004-07-10 Эволоджикс Гмбх Способ передачи данных и система для осуществления способа
US7143013B2 (en) * 1999-11-04 2006-11-28 Verticalband, Limited Reliable symbols as a means of improving the performance of information transmission systems
JP2001136153A (ja) * 1999-11-05 2001-05-18 Japan Radio Co Ltd 干渉キャンセル装置
JP3590310B2 (ja) * 1999-12-07 2004-11-17 シャープ株式会社 連接畳込み符号復号器
US6611794B1 (en) * 2000-04-20 2003-08-26 Southwest Research Institute Signal amplitude restoration apparatus and method
US6470047B1 (en) * 2001-02-20 2002-10-22 Comsys Communications Signal Processing Ltd. Apparatus for and method of reducing interference in a communications receiver
GB0112657D0 (en) 2001-05-24 2001-07-18 Cambridge Silicon Radio Ltd Decoding signals
US7106792B2 (en) * 2001-06-04 2006-09-12 Qualcomm, Inc. Method and apparatus for estimating the signal to interference-plus-noise ratio of a wireless channel
CN1155189C (zh) * 2001-10-09 2004-06-23 华为技术有限公司 双层加权并行干扰对消方法的简化方法
US6931052B2 (en) * 2001-11-16 2005-08-16 Nortel Networks Limited Symbol-directed weighting in parallel interference cancellation
US7054396B2 (en) * 2002-08-20 2006-05-30 Rf Micro Devices, Inc. Method and apparatus for multipath signal compensation in spread-spectrum communications systems
US7876810B2 (en) * 2005-04-07 2011-01-25 Rambus Inc. Soft weighted interference cancellation for CDMA systems
US8761321B2 (en) * 2005-04-07 2014-06-24 Iii Holdings 1, Llc Optimal feedback weighting for soft-decision cancellers
US8005128B1 (en) * 2003-09-23 2011-08-23 Rambus Inc. Methods for estimation and interference cancellation for signal processing
US7697595B2 (en) * 2006-05-11 2010-04-13 Tensorcomm Incorporated Interference cancellation in variable codelength systems for multi-access communication
CN1886925B (zh) * 2003-09-25 2010-12-22 高通股份有限公司 在无线通信系统中具有多个天线的分层编码
US7389099B2 (en) * 2005-04-22 2008-06-17 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and apparatus for canceling interference from high power, high data rate signals

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010023100A2 (en) 2010-03-04
WO2010023100A3 (en) 2010-07-15
IL211238A0 (en) 2011-04-28
JP2012501134A (ja) 2012-01-12
EP2329627A2 (en) 2011-06-08
US20100054373A1 (en) 2010-03-04
RU2510582C2 (ru) 2014-03-27
EP2329627B1 (en) 2016-03-30
RU2011111697A (ru) 2012-10-10
US8238499B2 (en) 2012-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5538395B2 (ja) 通信信号処理における低複雑度干渉相殺のための方法及び装置
RU2536371C2 (ru) Определение качества беспроводного канала связи на основе принятых данных
US9686069B2 (en) Adaptive MIMO signal demodulation using determinant of covariance matrix
US8711994B2 (en) Methods for determining decoding order in a MIMO system with successive interference cancellation
US8391429B2 (en) Methods for determining reconstruction weights in a MIMO system with successive interference cancellation
KR101485886B1 (ko) 무선 디바이스에서 조인트 디코딩 엔진의 이용
KR101054626B1 (ko) 변조 타입의 검출
TWI555346B (zh) 多輸入多輸出通道表現之預測方法
JP5558355B2 (ja) 受信方法、及び、受信装置
US8315342B2 (en) Method and apparatus for simplified expected symbol value computation and interference cancellation in communication signal processing
CN107094039B (zh) 用于lte系统中的干扰参数的盲检测的方法和设备
TWI578735B (zh) 通訊裝置及用於處理所接收之信號的方法
WO2012034400A1 (zh) 一种mimo-ofdm系统中的窄带干扰检测方法及装置
KR100932456B1 (ko) 직교주파수분할다중접속 시스템의 셀간 간섭 완화 장치 및방법
WO2009095750A1 (en) Improved interference estimator
TW200952405A (en) Apparatus and method for receiving signal and global system for mobile communication phone
GB2434948A (en) LLR calculation with quantization of values which are scaled depending on SNR.
US20090238255A1 (en) Estimation of Error Propagation Probability to Improve Performance of Decision-Feedback Based Systems
US9025708B1 (en) Method and apparatus for detecting a desired signal in the presence of an interfering signal
JP5241437B2 (ja) 受信装置、及び信号処理方法
CN107534530B (zh) 信干噪比的计算方法、装置和接收机
JP5478327B2 (ja) モジュロ演算で生成された信号を送受信する無線通信システム、受信機、及び、復調方法
JPWO2012017818A1 (ja) 通信装置および通信システム
Laneman et al. Robust equalization for spread-response precoding systems
Higashinaka et al. Soft Decision Directed Channel Estimation with Interference Cancellation for a MIMO System Using Iterative Equalization and Decoding

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120808

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120808

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5538395

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140428

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250