JP2011002118A - 熱音響機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱効率が良く、小型化できる熱音響機関を提供する。
【解決手段】ループ管1に、熱エネルギをループ管1内の音響エネルギに変換する原動機2が設けられた熱音響機関11において、ループ管1が複数周回させて形成され、ループ管1の第一の周回部分1aに第一の原動機2aが設けられ、第二の周回部分1bに第二の原動機2bが設けられた。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱効率が良く、小型化できる熱音響機関に関する。
廃熱からエネルギを取り出すためにスターリングエンジンの開発研究が活発に行われている。スターリングエンジンの形式には、α型、β型、γ型、フリーピストン型などがある。これに対し、最近では、ピストン等の可動部を有さない熱音響機関の開発研究が活発に行われるようになった。
熱音響機関は、管と熱源で構成される。管内の気柱を局部的に加熱又は冷却すると、熱エネルギの一部が力学的エネルギに変換され、気柱が自励振動を起こす。すなわち、管内に音響振動が発生する。この作用は、熱力学的には、プライムムーバ(原動機)と見ることができる。この作用を用いたものが熱音響機関である。この熱音響機関に、気柱の振動を熱エネルギに変換する受動機(冷凍機、冷却機)を組み込むと、冷凍装置(冷却装置)が構成される。
図5に示した従来の熱音響機関51は、ループ管1に1つの原動機2を取り付けたものである。
熱音響機関は、建造物や移動体において居室の冷房装置や物品の冷蔵・冷凍装置に応用される。例えば、自動車では、原動機においてエンジンの廃熱を高温源、大気を低温源とし、原動機と類似構造の受動機において大気を高温源とすることで、受動機の低温源から大気より低い温度の冷熱出力を取り出すことができる。
特許第3050543号公報 特開2006−149176号公報
従来の熱音響機関は、ループ管1に設けられる原動機2の個数は1個である。
これに対して本発明者らは、ループ管1に設けられる原動機2の個数を2個以上とし、発振開始温度を低下させると共に大きな音響強度をループ管1内に励起する熱音響機関について、すでに提案を行っている。しかし、このような複数の原動機2を備えた熱音響機関における高温源及び低温源と複数の原動機2との位置関係を工夫することによって、熱効率を改善したり、小型化を容易にすることについては保留していた。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、熱効率が良く、小型化できる熱音響機関を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、ループ管に、熱エネルギをループ管内の音響エネルギに変換する加熱器・再生器・冷却器からなる原動機が設けられた熱音響機関において、上記ループ管が複数周回させて形成され、上記ループ管の第一の周回部分に第一の原動機が設けられ、第二の周回部分に第二の原動機が設けられたものである。
上記第二の周回部分の上記第二の原動機が設けられた箇所は、上記第一の周回部分の上記第一の原動機が設けられた箇所に対して沿う箇所であってもよい。
上記第二の原動機は、上記第一の原動機の冷却器に上記第二の原動機の冷却器が対向し、かつ、上記第一の原動機の加熱器に上記第二の原動機の加熱器が対向てもよい。
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
(1)熱効率が良い。
(2)小型化できる。
本発明の一実施形態を示す熱音響機関の構成図である。 本発明者らが提案中の熱音響機関の構成図である。 本発明の課題を示す熱音響機関の構成図である。 本発明の一実施形態を示す熱音響機関の構成図である。 従来の熱音響機関の構成図である。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1に示されるように、本発明に係る熱音響機関11は、ループ管1に、熱エネルギをループ管1内の音響エネルギに変換する原動機2が設けられた熱音響機関11において、ループ管1が複数周回させて形成され、ループ管1の第一の周回部分1aに第一の原動機2aが設けられ、第二の周回部分1bに第二の原動機2bが設けられたものである。
原動機2は、加熱器3、再生器4、冷却器5をループ管1の管軸方向に並べたものである。加熱器3、再生器4、冷却器5の詳しい構造は従来技術に属するので、ここでは省略する。
本実施形態では、ループ管1が2周回させて形成されるが、3周回以上させてもよい。原動機2も3個以上設けてよい。
本実施形態では、ループ管1の第一の周回部分1aの周回径より第二の周回部分1bの周回径が小さく、第一の周回部分1aの内周に第二の周回部分1bの外周が近接して平行に沿うように配置されているが、第一の周回部分1aの周回径と第二の周回部分1bの周回径を同じにして、第一の周回部分1aの奥行き方向(紙面に垂直)に第二の周回部分1bが隣接するように配置してもよい。
本実施形態では、ループ管1は、直線状のストレート管と所定アールで直角に屈曲したエルボ管を組み合わせて、全体的な外観が角の丸い矩形状に形成されているが、全体的に丸く、いわゆる螺旋状、あるいは渦巻状に形成してもよい。また、全体的な外観が多角形状であってもよい。
第二の周回部分1bの第二の原動機2bが設けられた箇所は、第一の周回部分1aの第一の原動機2aが設けられた箇所に対して沿う箇所である。ここでは、第一の周回部分1aのストレート管とそれに沿った第二の周回部分1bのストレート管に、第一の原動機2aと第二の原動機2bが配置されている。
第二の原動機2bは、第一の原動機2aの冷却器5に第二の原動機2bの冷却器5が対向し、かつ、第一の原動機2aの加熱器3に第二の原動機の加熱器3が対向するよう配置されている。
図示しないが冷却水等の低温源流体を流す配管が各冷却器5を通過するよう設けられると共に、熱気等の高温源流体を流す配管が各加熱器3を通過するよう設けられている。
次に、本発明の前提として、本発明者らが提案中の複数の原動機を備えた熱音響機関について説明する。
図2に示されるように、熱音響機関21は、ループ管1に2個の原動機2が設けられたものである。本発明者らは、2個の原動機2の配置を、音響が発振するモードに応じてループ管1のループ長をあまり大きくない自然数で等分割した位置とした。これにより、発振開始温度が低くでき、かつ、大きな音響強度が得られる。
しかし、図3に示される熱音響機関31のように、2個の原動機2が互いに離れた位置に分散して配置されているため、冷却器5同士を繋ぐ配管や加熱器3同士を繋ぐ配管の長さが長い。このため、配管空間Aの配管を流れる流体からの熱が外部に漏れやすくなり、熱音響機関31の熱効率が大幅に低下する。また、熱音響機関31は、2個の原動機2が互いに離れた位置に分散して配置されているため、構成が複雑で大型になる。
これに対し図1の熱音響機関11は、ループ管1が2周回させて形成され、第一の周回部分1aに第一の原動機2aが設けられ、第二の周回部分1bに第二の原動機2bが設けられているので、2個の原動機2が互いに近接した配置となっている。このため、図3の熱音響機関31に比べて図1の熱音響機関11は、2個の原動機2間の冷却器5同士を繋ぐ配管や加熱器3同士を繋ぐ配管の長さを大幅に短くすることができる。特に、図1の実施形態では、それぞれの原動機2の冷却器5同士が対向し、かつ、それぞれの原動機2の加熱器3同士が対向する配置となっているので、配管を最短とすることができる。
以上のように、熱音響機関11は、配管の長さが短くなるため、配管を流れる流体からの熱が外部に漏れにくくなり、熱音響機関11の熱効率は大幅に上昇する。
また、熱音響機関11は、ループ管1が2周回させて形成されているため、ループ管1はその全長に比して占有面積及び占有体積を小さくすることができる。そして、2個の原動機2が互いに近接して配置されているため、構成が簡素となり、小型化が可能になる。
次に、図4に示した熱音響機関41は、熱音響機関11に枝管6を取り付けたものである。枝管6を取り付けることで、いっそう大きな音響強度が得られる。
11,41 熱音響機関
1 ループ管
1a 第一の周回部分
1b 第二の周回部分
2 原動機
2a 第一の原動機
2b 第二の原動機
3 加熱器
4 再生器
5 冷却器
6 枝管

Claims (3)

  1. ループ管に、熱エネルギをループ管内の音響エネルギに変換する加熱器・再生器・冷却器からなる原動機が設けられた熱音響機関において、上記ループ管が複数周回させて形成され、上記ループ管の第一の周回部分に第一の原動機が設けられ、第二の周回部分に第二の原動機が設けられたことを特徴とする熱音響機関。
  2. 上記第二の周回部分の上記第二の原動機が設けられた箇所は、上記第一の周回部分の上記第一の原動機が設けられた箇所に対して沿う箇所であることを特徴とする請求項1記載の熱音響機関。
  3. 上記第二の原動機は、上記第一の原動機の冷却器に上記第二の原動機の冷却器が対向し、かつ、上記第一の原動機の加熱器に上記第二の原動機の加熱器が対向することを特徴とする請求項1又は2記載の熱音響機関。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017219272A (ja) * 2016-06-09 2017-12-14 中央精機株式会社 熱音響システム

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