JP5768687B2 - 熱音響冷凍装置 - Google Patents

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本発明は、熱音響冷凍装置に関し、特に、気柱管内に封入された気体に熱音響効果により自励振動を発生させ、この自励振動を利用して冷凍処理を行う熱音響冷凍装置に関する。
図4に示すように、一般的な熱音響冷凍装置50は、気体が封入された気柱管51に原動機52と冷凍機53とを配設して構成されている。熱音響冷凍装置50では、原動機52に外部からの熱が加えられると音波が発生し、この音波の音響パワーが気柱管51を介して冷凍機53に流れ込むと、冷凍機53の温度を低下させることで、対象物の冷凍(冷却)に寄与するようになっている。
原動機52は、気柱管51の長手方向に、常温よりも高温状態の熱源と熱交換を行う加熱部熱交換器54と、常温の熱源と熱交換を行う常温部熱交換器55と、これら加熱部・常温部の熱交換器54,55間で温度勾配を保持する再生器56とを配置して構成されている。この原動機52では、気柱管51内の気体が加熱部熱交換器54で常温よりも高温となり、常温部熱交換器55で常温となることで、再生器56に温度勾配が形成される。そして、この時に発生する熱エネルギの一部が力学的エネルギである音響エネルギに変換されて、気柱管51内の気体が自励振動を起こすことで、気柱管51内に音響振動、すなわち音波を発生させる。
冷凍機53は、気柱管51の長手方向に、常温よりも低温の熱が取り出されるクーラ部熱交換器57と、常温の熱源と熱交換を行う常温部熱交換器58と、これらクーラ部・常温部の熱交換器57,58間で温度勾配を保持する再生器59とを配置して構成されている。この冷凍機53では、逆スターリングサイクルと同様のサイクルが行われ、クーラ部熱交換器57の気体は常温よりも低温となる。そして、この低温と外部の媒体との間で熱交換が行われることで、対象物は冷凍(冷却)される。
原動機52及び、冷凍機53の常温部熱交換器55,58では、図示しない外部から供給される冷却水等の熱媒体との熱交換により、気体の温度は常温に保たれている。
ところで、熱音響冷凍装置には、気柱管51の形状や、原動機52及び冷凍機53の配置により多様な形態がある。
例えば、図4に示す熱音響冷凍装置50では、気柱管51は単一のループ状に形成されており、このループに原動機52と冷凍機53とがそれぞれ適切な位置に配置されている。
また、図5に示す熱音響冷凍装置60では、気柱管51は、原動機52を配設した原動機ループ管62と、冷凍機53を配設した冷凍機ループ管63と、これら二つのループ管62,63を相互に接続する直線状の接続管64とを有する。原動機ループ管62の原動機52において熱エネルギが音響エネルギに変換されて音波が生じることにより、気柱管51全体の気体にわたり定在波が形成される。冷凍機ループ管63では冷凍機53において音響エネルギが熱エネルギに変換される。
また、図6に示す熱音響冷凍装置70では、気柱管51は、冷凍機53が配設された冷凍機ループ管72と、冷凍機ループ管72に接続された直線状の接続管73とを有する。原動機52は接続管73に配設されている。
特開2011−2153号公報 特開2006−214406号公報
ところで、図5,6に示すように冷凍機53が冷凍機ループ管63,72に配設される構造においては、出力が大きくなればなるほど、クーラ部熱交換器57で低温になった内部気体はループ内を循環する(図7中の矢印参照)。そのため、クーラ部熱交換器57で生成された冷気が常温部熱交換器58に到達すると、再生器59を通ってクーラ側から移動した熱の外部への放出が阻害され、クーラ部の性能も低下することになる。結果として、従来構造の冷凍機53では、再生器59で生成された冷凍エネルギの外部への取り出しが十分に行われなくなる問題があった。
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、その目的は、再生器で生成された冷凍エネルギを外部に効果的に取り出して、冷凍性能を向上させることにある。
上記目的を達成するため、本発明の熱音響冷凍装置は、ループ状に形成され第1の気柱管と、前記第1の気柱管に接続された第2の気柱管と、前記第1の気柱管の長手方向に、常温よりも低温の熱が取り出される第1の熱交換器、常温の熱源と熱交換を行う第2の熱交換器、及び該第1の熱交換器と該第2の熱交換器との間で温度勾配を保持する第1の再生器を配置した冷凍機と、前記第2の気柱管の長手方向に、常温よりも高温の熱源と熱交換を行う第3の熱交換器、常温の熱源と熱交換を行う第4の熱交換器、及び該第3の熱交換器と該第4の熱交換器との間で温度勾配を保持する第2の再生器を配置した原動機とを備える熱音響冷凍装置であって、前記第1の熱交換器を、前記第1の気柱管の長手方向に沿って前記第2の熱交換器よりも長く形成したことを特徴する。
また、前記第1の熱交換器を、前記第1の再生器から前記第1の気柱管と前記第2の気柱管との接続部まで延在させてもよい。
また、前記第2の気柱管が、前記原動機を配設したループ状のループ管と、該ループ管と前記第1の気柱管とを接続する接続管とを有するものであってもよい。
本発明の熱音響冷凍装置によれば、再生器で生成された冷凍エネルギを外部に効果的に取り出して、冷凍性能を向上すことができる。
本発明の一実施形態に係る熱音響冷凍装置を示す模式的な構成図である。 本発明の一実施形態に係る熱音響冷凍装置の要部を示す模式的な断面図である。 他の実施形態に係る熱音響冷凍装置を示す模式的な構成図である。 従来の熱音響冷凍装置を示す模式的な構成図である。 従来の熱音響冷凍装置を示す模式的な構成図である。 従来の熱音響冷凍装置を示す模式的な構成図である。 冷凍機ループ管を回る循環流を示す熱音響冷凍装置の模式的な構成図である。
以下、図1,2に基づいて、本発明の一実施形態に係る熱音響冷凍装置を説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1に示すように、本実施形態の熱音響冷凍装置1は、気体が封入される気柱管2に、原動機3と冷凍機4とを配設したものである。気柱管2は、冷凍機4が配設された冷凍機ループ管(第1の気柱管)2aと、原動機3が配設された原動機ループ管(第2の気柱管)2bと、これら冷凍機ループ管2aと原動機ループ管2bとを接続する直線状の接続管(第2の気柱管)2cとを有する。なお、本実施形態において、気柱管2の冷凍機ループ管2aと接続管2cとの接続部2dは略T字状に形成されている。
原動機3は、原動機ループ管2bの長手方向に、常温よりも高温状態の熱源と熱交換を行う加熱部熱交換器(第3の熱交換器)5と、常温の熱源と熱交換を行う常温部熱交換器(第4の熱交換器)6と、これら加熱部・常温部の熱交換器5,6間で温度勾配を保持する再生器(第2の再生器)7とを配置して構成されている。
冷凍機4は、冷凍機ループ管2aの長手方向に、常温よりも低温の熱が取り出されるクーラ部熱交換器(第1の熱交換器)8と、常温の熱源と熱交換を行う常温部熱交換器(第2の熱交換器)9と、これらクーラ部・常温部の熱交換器8,9間で温度勾配を保持する再生器(第1の再生器)10とを配置して構成されている。
次に、図2に基づいて本実施形態のクーラ部熱交換器8の詳細について説明する。
クーラ部熱交換器8は、再生器10で生成される冷凍エネルギの大部分を外部に取り出すことができるように、冷凍機ループ管2aの長手方向に沿って常温部熱交換器9よりも長く形成されている。本実施形態において、このクーラ部熱交換器8は、冷凍機ループ管2a内を長手方向に沿って再生器10の側面から冷凍機ループ管2aと接続管2cとの接続部2d(T字状の分岐部)まで延在して設けられている。
なお、クーラ部熱交換器8は、その接続部2d側に臨む端部8aが、図2中に破線で示す冷凍機ループ管2aの屈曲部2e内に突出しないように形成されている。これは、クーラ部熱交換器8の端部8aが屈曲部2e内まで突出して形成されると、冷凍機ループ管2a内の気体の流れが阻害されるためである。
次に、本実施形態に係る熱音響冷凍装置1による作用効果について説明する。
本実施形態の熱音響冷凍装置1では、クーラ部熱交換器8が冷凍機ループ管2aの長手方向に沿って常温部熱交換器9よりも長く形成されている。すなわち、クーラ部熱交換器8を冷凍機ループ管2aと接続管2cとの接続部2dまで延在させたことで、再生器10で生成された冷凍エネルギは、図2の白抜き矢印で示すように、その大部分がクーラ部熱交換器8の端部8aに達するまでに外部へと取り出される。その結果、冷凍機ループ管2a内の気体は、クーラ部熱交換器8を通過した後には常温となり、冷気がループを回って常温部熱交換器9に達することを効果的に抑制することができる。
したがって、本実施形態の熱音響冷凍装置1によれば、再生器10で生成される冷凍エネルギの大部分を外部に効果的に取り出すことが可能になると共に、冷凍機4の冷凍性能を効果的に向上することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、図3に示すように、気柱管2を冷凍機4が配設された冷凍機ループ管2aと、この冷凍機ループ管2aに接続される直線状の接続管2cとを備えて構成してもよい。この場合、原動機3は接続管2cの適切な位置に配設すればよい。
また、クーラ部熱交換器8は、必ずしも冷凍機ループ管2aと接続管2cとの接続部2dまで延在させる必要はなく、再生器10で生成された冷凍エネルギの大部分を外部に取り出すことができる長さであれば、この接続部2dよりも再生器10側の位置で留められてもよい。
1 熱音響冷凍装置
2 気柱管
2a 冷凍機ループ管(第1の気柱管)
2b 原動機ループ管(第2の気柱管)
2c 接続管(第2の気柱管)
3 原動機
4 冷凍機
5 加熱部熱交換器(第3の熱交換器)
6 常温部熱交換器(第4の熱交換器)
7 再生器(第2の再生器)
8 クーラ部熱交換器(第1の熱交換器)
9 常温部熱交換器(第2の熱交換器)
10 再生器(第1の再生器)

Claims (3)

  1. ループ状に形成され第1の気柱管と、
    前記第1の気柱管に接続された第2の気柱管と、
    前記第1の気柱管の長手方向に、常温よりも低温の熱が取り出される第1の熱交換器、常温の熱源と熱交換を行う第2の熱交換器、及び該第1の熱交換器と該第2の熱交換器との間で温度勾配を保持する第1の再生器を配置した冷凍機と、
    前記第2の気柱管の長手方向に、常温よりも高温の熱源と熱交換を行う第3の熱交換器、常温の熱源と熱交換を行う第4の熱交換器、及び該第3の熱交換器と該第4の熱交換器との間で温度勾配を保持する第2の再生器を配置した原動機と、を備える熱音響冷凍装置であって、
    前記第1の熱交換器を、前記第1の気柱管の長手方向に沿って前記第2の熱交換器よりも長く形成したことを特徴する熱音響冷凍装置。
  2. 前記第1の熱交換器を、前記第1の再生器から前記第1の気柱管と前記第2の気柱管との接続部まで延在させた請求項1に記載の熱音響冷凍装置。
  3. 前記第2の気柱管が、前記原動機を配設したループ状のループ管と、該ループ管と前記第1の気柱管とを接続する接続管とを有する請求項1又は2に記載の熱音響冷凍装置。
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