JP2011002023A - ピストンリング - Google Patents

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Abstract

【課題】安価で組み付け作業性を向上させることができ、かつ確実にガスリークを低減させることができるピストンリングを提供する。
【解決手段】ピストンの外周に配置されることにより、ピストンとシリンダとの間のガスの通流を抑制するピストンリング2であって、外周部に形成された第一ステップカット部12、および第二ステップカット部13と、内周部に形成されたインナーリング部8と、を一体として備える。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えば、圧縮機等に用いられるピストンリングに関するものである。
従来から、シリンダ内をピストンが往復運動し、シリンダ内の容積を変化させることで例えば、天然ガス等を圧縮する所謂往復圧縮機(レシプロ圧縮機)が知られている。この種の圧縮機のピストンには、ピストンとシリンダとの間の気密性を高めるためにピストンリングが装着される場合が多い。ピストンリングの形状としては、ガスリークを抑制すべく、さまざまな技術が提案されている。
例えば、ピストンリングを合口部を有するシールリングと、このシールリングの内周面に接するバックアップリングとで構成し、それぞれの合口部が径方向で重ならないようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、合口位置の異なる2つのピストンリングにそれぞれ突起を形成し、これら突起の位置決めを行うガイドリングを2つのピストンリングの内周面に配置したものがある(例えば、特許文献2参照)。
さらに、2つのピストンリングにそれぞれステップカットを形成し、各ステップカットの位置を180度ずらした状態で2つのピストリングを互いに軸方向に重ね合わせることができるように構成したものがある(例えば、特許文献3参照)。
また、ピストンリングの合口部に1対のステップカットを形成し、これら1対のステップカットをピストンリングの厚さ方向に沿って、かつピストンリングの円周方向に沿って位置をずらして形成された2組のステップカットで構成したものがある(例えば、特許文献4参照)。
特開2001−32935号公報 特開2004−125159号公報 特開2004−36837号公報 特開2004−28320号公報
しかしながら、上述の特許文献1、特許文献2、および特許文献3にあっては、部品点数が増加すると共に部品管理が煩雑になる。このため、製造コストが増加すると共に、ピストンリングの組み付け作業性が低下するという課題がある。
また、上述の特許文献3、特許文献4にあっては、ピストンリングの加工が複雑になり、加工コストが増加するという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、安価で組み付け作業性を向上させることができ、かつ確実にガスリークを低減させることができるピストンリングを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、ピストン(例えば、実施形態におけるピストン3)の外周に配置されることにより、前記ピストンとシリンダ(例えば、実施形態におけるシリンダライナ5)との間のガスの通流を抑制するピストンリング(例えば、実施形態におけるピストンリング2)であって、外周部に形成されたステップカット部(例えば、実施形態における第一ステップカット部12、第二ステップカット部13)と、内周部に形成されたインナーリング部(例えば、実施形態におけるインナーリング部8)と、を一体として備えることを特徴とする。
このように構成することで、ピストンリングの外周部において、ステップカット部を形成することにより、軸方向に向かうガスの通流を低減できる。また、ステップカット部の内周面側をインナーリング部で被覆することができ、径方向に向かうガスの通流を防止できる。このため、簡単な構造でガスリークを確実に低減させることができる。
さらに、ステップカット部とインナーリング部とを一体として備えることにより、部品管理を容易化することができると共に、組み付け作業性を向上させることができる。
請求項2に記載した発明は、前記ステップカット部は、軸方向に交差する面(例えば、実施形態における中間水平面12b,13b)を有する第一合口部(例えば、実施形態におけるアウター側合口部11)を備え、前記ガスの軸方向に沿う通流を抑制するように構成され、前記ステップカット部と前記インナーリングとの間に、軸方向に沿う面(例えば、実施形態における外周面8a、および内周面9a)を有する第二合口部(例えば、実施形態におけるインナー側合口部10)を形成し、この第二合口部によって前記ガスの径方向に沿う通流を抑制するように構成したことを特徴とする。
このように構成することで、より確実にガスリークを低減させることが可能になる。また、より簡素な構造で安価なピストンリングを提供することが可能になる。
本発明によれば、ピストンリングの外周部において、ステップカット部を形成することにより、軸方向に向かうガスの通流を低減できる。また、ステップカット部の内周面側をインナーリング部で被覆することができ、径方向に向かうガスの通流を防止できる。このため、簡単な構造でガスリークを確実に低減させることができる。
さらに、ステップカット部とインナーリング部とを一体として備えることにより、部品管理を容易化することができると共に、組み付け作業性を向上させることができる。
本発明の実施形態における往復圧縮機に用いられるピストンリング2の装着部の要部拡大断面図である。 本発明の実施形態におけるピストンリングを示し、(a)はピストンリングを一方からみた斜視図、(b)はピストンリングを他方からみた斜視図である。 図2(a)のA矢視図である。 本発明の実施形態におけるピストンリングを示し、(a)、(b)、(c)は製造方法についての説明図である。 本発明の実施形態におけるピストンリングの装着部の水素ガスの流れを示す説明図である。 本発明の実施形態におけるピストンリングに作用するガス圧の方向を示す説明図である。
(往復圧縮機)
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、往復圧縮機1に用いられるピストンリング2の装着部の要部拡大断面図である。なお、図1において、図中上側を圧縮室Dとし、図中下側をガス吸入側Sとして説明する。
同図に示すように、往復圧縮機1は、例えば、水素ガス(H)を圧縮するためのものであって、この往復圧縮機1に用いられているピストンリング2は、ピストン3に装着されている。
ピストン3には、軸方向に沿って1対のリング溝4a,4bが形成されており、これらリング溝4a,4bにそれぞれピストンリング2が装着されている。ピストン3は、ピストンリング2の外周面2aをシリンダライナ5の摺動面(内周面)5aに摺接させた状態で軸方向に沿って往復運動するように構成されている。
シリンダライナ5は、金属等で形成されている。また、シリンダライナ5に、ピストンリング2との摺動性を高めるためのメッキやコーティングを施してもよい。さらに、シリンダライナ5をセラミックスや超鋼等との組み合わせにより形成してもよい。
各リング溝4a,4bの溝幅M1は、ピストンリング2の軸方向の肉厚H1よりも大きく設定されている。そして、1段目のリング溝4aとピストンリング2の軸方向端面との間であって、圧縮室D側(高圧側)には、空隙K1が形成されるようになっている。また、2段目のリング溝4bとピストンリング2の軸方向端面との間であって、圧縮室D側(高圧側)には、空隙K1’が形成されるようになっている。
一方、各リング溝4a,4bの溝深さM2は、ピストンリング2の内径よりもリング溝4a,4bに対応する部位のピストン3の軸径が小さくなるように設定されている。そして、1段目のリング溝4aとピストンリング2の内周面との間に、空隙K2が形成されるようになっている。また、2段目のリング溝4bとピストンリング2の内周面との間に、空隙K2’が形成されるようになっている。
(ピストンリング)
図2はピストンリング2を示し、(a)はピストンリング2を一方からみた斜視図、(b)はピストンリング2を他方からみた斜視図である。図3は、図2(a)のA矢視図である。
図2(a)、図2(b)、図3に示すように、ピストンリング2は樹脂で形成されたものであって、環状に形成されている。樹脂としては、例えば、フッ素系樹脂やPEEK(ポリエーテル・エーテル・ケトン)樹脂等、とりわけ機械的強度(強靭性)や耐熱性、耐薬品性に優れた所謂エンジニアリングプラスチックを原料としたものが使用される。しかしながら、これに限られるものではなく、例えば、グラスファイバー等を含む複合材を用いてもよい。
ピストンリング2は、径方向の厚さ方向中央よりもやや内側に、略半周に渡って切込み部6が形成されている。そして、この切込み部6よりも径方向内側をインナーリング部8とし、切込み部6よりも径方向外側をアウターリング部9として構成している。
また、切込み部6の一端には、この切込み部6から径方向内側に向かって小切込み部7が形成されている。これにより、インナーリング部8は、切込み部6の他端側を支点にして僅かに径方向に沿って弾性変形可能な状態になっている。すなわち、インナーリング部8とアウターリング部9との間には、インナーリング部8の外周面8aと、アウターリング部9の内周面9aとを有するインナー側合口部10が形成されていることになる。
アウターリング部9には、インナー側合口部10の周方向略中央に対応する部位に、アウター側合口部11が形成されている。このアウター合口部11は、1対のステップカット部12,13を有している。
アウターリング部9の一端に形成された第一ステップカット部12は、軸方向に沿うと共に径方向に沿う上部垂直面12aと、上部垂直面12aに連なり、軸方向に略直交する中間水平面12bと、中間水平面12bに連なり、上部垂直面12aの形成方向と同様の方向に沿って形成された下部垂直面12cとで構成されている。
また、アウターリング部9の他端に形成された第二ステップカット部13は、第二ステップカット部12の上部垂直面12aと対向する上部垂直面13aと、第一ステップカット部12の中間水平面12bと対向する中間水平面13bと、第一ステップカット部12の下部垂直面12cと対向する下部垂直面13cとで構成されている。
このように、各ステップカット部12,13を構成することにより、両者12,13は、周方向で凹凸嵌合した状態になる。
(製造方法)
ここで、図4(a)、図4(b)、図4(c)に基づいて、ピストンリング2の製造方法についての一例を説明する。図4は、ピストンリング2を示し、(a)、(b)、(c)は製造手順を順に示した説明図である。
図4(a)に示すように、まず、金型等を用いて何ら切込みが施されていないリング21を形成する。そして、このリング21に、円弧状の刃(不図示)を用いて切込み部6を形成する。
続いて、図4(b)に示すように、リング21の軸方向両面から切込み刃(不図示)を用いて第一ステップカット部12の各垂直面12a,12c、および第二ステップカット部13の各垂直面13a,13cを形成する。
そして、図4(c)に示すように、リング21の外周面から切込み刃(不図示)を用いて第一ステップカット部12の中間水平面12b、および第二ステップカット部13の中間水平面13bを形成する。さらに、リング21の軸方向一端であって、かつ内周面側に、切込み刃(不図示)を用いて小切込み部7を形成し、ピストンリング2が完成する。
なお、ピストンリング2の製造方法は、これに限られるものではなく、例えば、各切込み部6,7や各ステップカット部12,13をまとめて金型により成型してもよい。また、切削加工等を施してピストンリング2を製造してもよい。
(作用)
次に、図5、図6に基づいて、ピストンリング2の作用について説明する。
図5は、ピストンリング2の装着部の水素ガスの流れを示す説明図、図6は、ピストンリング2に作用するガス圧の方向を示す説明図である。
図5に示すように、ピストン3を往復運動させることにより、圧縮室Dが高圧になると、ピストン3とシリンダライナ5との間から1段目のリング溝4a内に水素ガスが流れ込む(図5における矢印Y1参照)。
すると、図5、図6に示すように、1段目のリング溝4a内の圧力が高まり、空隙K1においては、ピストンリング2を低圧側、つまり、軸方向ガス吸入側Sに向かって押圧する力が作用する。一方、空隙K2においては、ピストンリング2を径方向外側に向かって押圧する力が作用する。
また、水素ガスが圧縮されることにより生じる熱でピストンリング2が膨張する。これにより、ピストンリング2の外周面2aがシリンダライナ5の摺接面5aを押圧する。
このとき、アウターリング部9のアウター側合口部11は、水素ガスにより第一ステップカット部12が第二ステップカット部13側に向かって押圧されるので、各中間水平面12b,13bのシール性が高まる。このため、アウター側合口部11を軸方向に沿って通流しようとする水素ガス(図6における矢印Y2参照)の流れが1対のステップカット部12,13によって阻害される。
一方、インナーリング部8がアウターリング部9に向かって押圧されるので、インナー側合口部10のシール性が高まる。このため、インナー側合口部10を軸方向に沿って通流しようとする水素ガス(図5、図6における矢印Y3参照)の流れが阻害される。
また、インナーリング部8を設けることによって、アウター側合口部11の内周面9a側が被覆された状態になる。このため、アウター側合口部11を径方向に沿って通流しようとする水素ガスの流れが阻害される。これに加え、ピストンリング2が軸方向低圧側(ガス吸入側S)に向かって押圧されるので、ピストンリング2と1段目のリング溝4aとの境界面21のシール性が高まる。このため、この境界面21を径方向に沿って通流しようとする水素ガス(図5における矢印Y4参照)の流れが阻害される。
さらに、ピストンリング2の外周面2aがシリンダライナ5の摺接面5aを押圧するので、ピストンリング2とシリンダライナ5との間のシール性が高まる。このため、ピストンリング2とシリンダライナ5との間からのガスリークを低減することができる。
このように、1段目のリング溝4aでのガスリークが低減され、1段目のリング溝4aから僅かに漏れる水素ガスは、2段目のリング溝4bで確実にガス吸入側Sへのガスリークが抑制される。
ここで、2段目のリング溝4bにおけるピストンリング2の作用は、上述の1段目のリング溝4aにおけるピストンリング2の作用と同様なので説明を省略する。なお、2段目のリング溝4b内でのガス圧は、1段目のリング溝4a内でのガス圧よりも低くなるが、ガス吸入側Sと比較して高圧となるので、各合口部10,11のシール性と境界面21のシール性を確保することができる。
引き続き、往復圧縮機1を長時間使用すると、ピストンリング2の外周面2aが摩耗する。ここで、ピストンリング2の外周面2aが摩耗した状態で径方向内側からガス圧を受けると、アウターリング部9が僅かに拡径変形することになる。アウターリング部9が拡径変形すると、この分第一ステップカット部12の各垂直面12a,12cと、第二ステップカット部13の各垂直面13a,13bとの間の間隙が大きくなる。
しかしながら、第一ステップカット部12の中間水平面12bと第二ステップカット部13の中間水平面13bとがガス圧により確実にシールされるので、アウター側合口部11を軸方向に沿って通流しようとする水素ガスの流れを阻害することができる。また、アウター側合口部11の内周面9a側がインナーリング部8によって被覆された状態になっているので、アウター側合口部11を径方向に沿って通流しようとする水素ガスの流れも阻害することができる。
このように、ピストンリング2は、インナー側合口部10、およびアウター側合口部11がガス圧を利用してシールされることにより、ガスリークが低減される。すなわち、図2(a)に示すように、アウター側合口部11の周方向の幅βは、ガスの種類、ピストンリング2の材質、寸法、加工精度(面粗度)等を考慮したうえで決定される。そして、アウター側合口部11の幅βに基づいて、インナー側合口部10の周方向の幅αが決定される。具体的には、幅α,βは、
30°<β<60°・・・(1)
2β<α<3β ・・・(2)
を満たすように設定することが望ましい。
しかしながら、幅α、βは、式(1)、式(2)を満たすように設定することに限られるものではない。例えば、幅βを大きく設定することにより第一ステップカット部12の中間水平面12bと第二ステップカット部13の中間水平面13bとの合わせ面積を大きく確保することができるので、この分アウター側合口部11での軸方向に向かうガス通流に対するシール性を高めることが可能になる。
(効果)
したがって、上述の実施形態によれば、ピストンリング2をインナー側合口部10(切込み部6)を間に挟んで径方向内側に配置されたインナーリング部8と、径方向外側に配置されたアウターリング部9とで構成し、アウターリング部9に1対のステップカット部12,13を形成することにより、軸方向に向かう水素ガスの通流と、径方向に向かう水素ガスの通流を低減することができる。このため、簡単な構造でガスリークを確実に低減させることができる。
さらに、各ステップカット部12,13が形成されているアウターリング部9とインナーリング部8とを一体として構成することにより、部品管理を容易化することができると共に、組み付け作業性を向上させることができる。
また、各ステップカット部12,13を軸方向に沿うと共に径方向に沿う上部垂直面12a,13aと、上部垂直面12a,13aに連なり、軸方向に略直交する中間水平面12b,13bと、中間水平面12b,13bに連なり、上部垂直面12a,13aの形成方向と同様の方向に沿って形成された下部垂直面12c,13cとで構成している。これに加え、各ステップカット部12,13を有するアウター側合口部11の内周面9aをインナーリング部8によって被覆可能に構成している。
このため、より確実にガスリークを低減させることが可能になる。また、より簡素な構造で安価なピストンリング2を提供することが可能になる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
また、上述の実施形態では、往復圧縮機1が例えば水素ガスを圧縮するためのものである場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、空気、メタンガス(CH)等のさまざまなガスを圧縮する往復圧縮機に本発明のピストンリング2を適用することが可能である。また、液体を圧縮する液体ポンプ等に用いられるピストンにも本発明のピストンリング2を適用することが可能である。
さらに、上述の実施形態では、ピストンリング2に略半周に渡って切込み部6を形成し、ここをインナー側合口部10として構成している場合について説明した。しかしながら、切込み部6の形成範囲は、略半周に限定されるものではなく、任意の範囲で、かつ、少なくともアウター側合口部11の内周面9aをインナーリング部8で被覆可能とする範囲であればよい。
1…往復圧縮機 2…ピストンリング 3…ピストン 5…シリンダライナ 8…インナーリング部 8a…外周面(面) 9…アウターリング部 9a…内周面(面) 10…インナー側合口部(第二合口部) 11…アウター側合口部(第一合口部) 12…第一ステップカット部(ステップカット部) 12a,13a…上部垂直面 12b,13b…中間水平面(面) 12c,13c…下部垂直面 13…第二ステップカット部(ステップカット部)

Claims (2)

  1. ピストンの外周に配置されることにより、
    前記ピストンとシリンダとの間のガスの通流を抑制するピストンリングであって、
    外周部に形成されたステップカット部と、
    内周部に形成されたインナーリング部と、
    を一体として備えることを特徴とするピストンリング。
  2. 前記ステップカット部は、軸方向に交差する面を有する第一合口部を備え、前記ガスの軸方向に沿う通流を抑制するように構成され、
    前記ステップカット部と前記インナーリングとの間に、軸方向に沿う面を有する第二合口部を形成し、この第二合口部によって前記ガスの径方向に沿う通流を抑制するように構成したことを特徴とするピストンリング。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220403932A1 (en) * 2021-06-16 2022-12-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Piston ring
WO2023157914A1 (ja) * 2022-02-17 2023-08-24 Ntn株式会社 シール用樹脂組成物およびシール
JP2023120166A (ja) * 2022-02-17 2023-08-29 Ntn株式会社 シール用樹脂組成物およびシール
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