JP2012117393A - ピストンリング及び昇圧ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】高圧側樹脂製リングが圧力集中に起因して折損することを防止したピストンリングを提供する。
【解決手段】互いの合口が重ならないように配置して低圧側樹脂製リング11及び高圧側樹脂製リング20をピストン往復運動方向に重ねるとともに、低圧側樹脂製リング11及び高圧側樹脂製リング20の内周面側に樹脂製インナーリング13及び金属製バックアップリング14を組み付けて一体化したピストンリング10Aにおいて、高圧側樹脂製リング20が金属製の補強部材として金属製補強リング21を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、低温流体等を圧縮して昇圧させるピストン式ポンプに適用されるピストンリング及びこのピストンリングを備えた昇圧ポンプに関する。
従来、低温(たとえば−253℃から−100℃程度)の流体(たとえば液体水素、液体窒素及び液化天然ガス等)を圧縮して昇圧させる低温流体用の昇圧ポンプとしては、たとえば図8に示すように、ピストンの外周面にピストンリングを有するピストン式ポンプが知られている。
この低温流体用昇圧ポンプ1は、外周面に複数本のリング溝7が形成されたピストン2と、リング溝7内に配置される複数本のピストンリング6と、これらピストン2及びピストンリング6をその内部に形成されたポンプシリンダ5内に収容するシリンダブロック4とを備えている。なお、図中の符号3はピストンロッド、8aは流入口、8bは流出口、9a,9bは逆止弁である。(たとえば、特許文献1参照)
図5〜図7に示すピストンリング6は、圧縮時にポンプシリンダ5とピストン2との間から流体が漏出することを防止するため、ピストン2の外周面に取り付けられるシール部材である。
従来のピストンリング6は、低圧側樹脂製リング11と高圧側樹脂製リング12とが2段に重ねて配置され、その内周側には樹脂製のインナーリング13が取り付けられている。図示のインナーリング13は、内周側中央部付近に凹溝部13aが形成され、この凹溝部13aには、金属製のバックアップリング14が装着されている。なお、このピストンリング10において、低圧側樹脂製リング11及び高圧側樹脂製リング12を2段に重ねて配置する方向は、ピストン4が往復運動する方向となる。
この場合、低圧側樹脂製リング11及び高圧側樹脂製リング12の断面形状は矩形、凹溝部13aを含むインナーリング13の断面形状は矩形、そして、バックアップリング14の断面形状は矩形または円形である。
そして、図示の低圧側樹脂製リング11及び高圧側樹脂製リング12は、いずれもリングを分離させた合口11a,12aを備えている。
低圧側樹脂製リング11には、完成状態で高圧側樹脂性リング12の合口12aに入り込む凸部11bが設けられ、高圧側樹脂製リング12には、低圧側樹脂性リング11の合口11aに入り込む凸部12bが設けられている。すなわち、二つの樹脂製リング11,12は、一方の合口11aに他方の凸部12bが入り込み、他方の合口12aに一方の凸部11bが入り込むことで、互いの合口11a,12aが周方向で重ならないよう180度ずれた配置となっている。
一方、オイルレス圧縮機に適用するピストンリング装置として、2本の密着するリングで構成し、リングの合い口を異なる位置に固定するストッパを設けて、ピストン・シリンダ間の機密を保つようにしたものがある。(たとえば、特許文献2参照)
また、金属製リングと、金属製リングを半径方向外方に押圧する樹脂製リングとからなる往復機関用の組合せピストンリングについて、金属製リングを押圧する樹脂製リングの張力をエンジンの始動時から高回転時にわたって適正な値とし、良好なシール性を得る技術が開示されている。(たとえば、特許文献3参照)
特開2009−287570号公報 実開昭62−179465号公報 特開2007−100646号公報
ところで、上述した従来のピストンリング6は、二つの樹脂性リング(低圧側樹脂製リング11及び高圧側樹脂製リング12)に設けられた合口11a,12aが重ならないように配置した状態で一体に組み立てられ、ピストン2に装着される。こうしてピストン2に装着されたピストンリング6は、ポンプシリンダ5の内部でピストン2を往復運動(図7の矢印Sを参照)させて流体を圧縮するポンプ運転が実施されることにより、高圧側樹脂製リング12に対して、低圧側樹脂製リング11の合口11aと相対する部分(図6のハッチングP付近)に作用する圧力の集中が生じる。すなわち、高圧側樹脂性リング12には、低圧側樹脂製リング11の合口11aに入り込むように設けた凸部12bが存在しており、高圧側樹脂性リング12に作用する圧力は、特に凸部12bの周辺部に対して集中する。
このような圧力集中は、たとえばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のようなフッ素樹脂等により成形された高圧側樹脂製リング12を変形させるので、合口11aの開口が開いて広がることにより、ハッチング部Pの受圧面積を増すこととなる。このため、高圧側樹脂製リング12が圧力に耐えられなくなり、特に、低圧側と高圧側との差圧が大きいピストンポンプのピストンリングとして使用するような場合には、大きな圧力集中を受けて折損することも考えられる。
上述したように、ピストンリング6の高圧側樹脂製リング12が圧力集中に起因して折損することは、ピストンリング6を備えた低温流体用昇圧ポンプ1の信頼性や耐久性の面で好ましいことではない。このような背景から、低圧側樹脂製リング11及び高圧側樹脂製リング12をピストン往復運動方向に重ね、互いの合口が重ならないように配置したピストンリング6においては、高圧側樹脂製リング12が圧力集中に起因して折損しない構造が望まれる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、高圧側樹脂製リングが圧力集中に起因して折損することを防止したピストンリング及びこのピストンリングを備えた昇圧ポンプを提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明に係るピストンリングは、互いの合口が重ならないように配置して低圧側樹脂製リング及び高圧側樹脂製リングをピストン往復運動方向に重ねるとともに、低圧側樹脂製リング及び高圧側樹脂製リングの内周面側に樹脂製インナーリング及び金属製バックアップリングを組み付けて一体化したピストンリングであって、前記高圧側樹脂製リングが金属製の補強部材を備えていることを特徴とするものである。
このような本発明のピストンリングによれば、前記高圧側樹脂製リングが金属製の補強部材を備えているので、圧力集中に対する強度を増して折損を防止できる。
上記の発明において、好適な補強部材としては、1)高圧側樹脂製リングの内部に埋め込まれた金属製補強リング、2)高圧側樹脂製リングの内周面側に嵌め込まれた金属製補強リング、3)高圧側樹脂製リングの樹脂間でピストン往復運動方向に挟持された金属製補強リング、4)低圧側樹脂製リング及び高圧側樹脂製リングの間に挟持された金属製補強リング等がある。
本発明に係る昇圧ポンプは、シリンダ内をピストンが往復運動して流体を圧縮するピストン式ポンプの昇圧ポンプであって、前記ピストンの外周面に請求項1に記載のピストンリングが装着されていることを特徴とするものである。
このような本発明の昇圧ポンプによれば、前記ピストンの外周面に請求項1に記載のピストンリングが装着されているので、ピストンリングの折損防止により昇圧ポンプの信頼性や耐久性が向上する。
上述した本発明によれば、圧力集中を受けるピストンリングの高圧側樹脂製リング側に金属製の補強部材を設けたので、圧力集中に対する強度が増して折損を防止できるようになり、信頼性や耐久性が増すという顕著な効果が得られる。
また、本発明のピストンリングを採用して昇圧ポンプのピストンに装着すれば、昇圧ポンプ自体の信頼性や耐久性を向上させることができる。
本発明に係るピストンリング及び昇圧ポンプの第1の実施形態として、ピストンリング構造例を示す縦断面図(図5のA−A断面図)である。 本発明に係るピストンリング及び昇圧ポンプの第2の実施形態として、ピストンリング構造例を示す縦断面図(図5のA−A断面図)である。 本発明に係るピストンリング及び昇圧ポンプの第3の実施形態として、ピストンリング構造例を示す縦断面図(図5のA−A断面図)である。 本発明に係るピストンリング及び昇圧ポンプの第4の実施形態として、ピストンリング構造例を示す縦断面図(図5のA−A断面図)である。 本発明及び従来構造のピシトンリングを示す外観斜視図である。 従来のピストンリング構造例を示す分解斜視図である。 従来のピストンリング構造例を示す縦断面図(図5のA−A断面図)である。 低温流体用昇圧ポンプの一例として、ピストン式ポンプを示す外観平面図である。
以下、本発明に係るピストンリング及び昇圧ポンプの一実施形態を図面に基づいて説明する。
このような低温流体用昇圧ポンプ1には、ポンプシリンダ5内をピストン2が往復運動して低温流体を圧縮するピストン式ポンプが用いられる。図示の低温流体用昇圧ポンプ1は、ポンプシリンダ5内で軸方向に往復動するピストン2が低温流体を昇圧させる構造となっている。
なお、低温流体用昇圧ポンプ1では、ピストンロッド3が図の上部に動作する際に、配管(番号付与なし)から逆止弁9aを経て低温流体が流入し、ピストンロッド3が下部に動作する際に昇圧されて逆止弁9bから排出される。
<第1の実施形態>
上述した低温流体用昇圧ポンプ1は、圧縮時にポンプシリンダ5とピストン2との間から流体が漏出することを防止するため、たとえば図1及び図5に示すように構成されたピストンリング10Aを備えている。なお、図1に示す本実施形態のピストンリング10Aは、図5に示す従来のピストンリング10と外観は全く同じであるから、同じ構成部材には同じ符号を付し、異なる部材については符号を併記する。
このピストンリング10Aは、ピストン2の外周面に装着されるリング状部材であり、ピストン往復運動方向(図面では上下方向)に重ねた低圧側樹脂製リング11及び高圧側樹脂製リング20と、低圧側樹脂製リング11及び高圧側樹脂製リング20の内周面側に組み付けられる樹脂製のインナーリング13及び金属製のバックアップリング14とを一体化した構成とされる。なお、凹溝部13aを含むインナーリング13の断面形状は矩形でとされるが、バックアップリング14の断面形状については、たとえば矩形または円形等、特に限定されることはない。
低圧側樹脂製リング11及び高圧側樹脂製リング20は、いずれも矩形の断面形状を有している。また、図示の低圧側樹脂製リング11及び高圧側樹脂製リング20は、いずれもリングを分離させた合口11a,20aを備えている。この合口11a,20aは、リング形状を分離させた部分である。
そして、低圧側樹脂製リング11には、完成状態で高圧側樹脂性リング20の合口20aに入り込む凸部11bが設けられ、高圧側樹脂製リング20には、低圧側樹脂性リング11の合口11aに入り込む凸部20bが設けられている。すなわち、二つの樹脂製リング11,20は、一方の合口11aに他方の凸部20bが入り込み、他方の合口20aに一方の凸部11bが入り込むことにより、互いの合口11a,20aが周方向で重ならないよう180度ずれた配置となっている。
このように、互いの合口11a,20aが重ならないように配置して低圧側樹脂製リング11及び高圧側樹脂製リング20をピストン往復運動方向に重ねるとともに、低圧側樹脂製リング11及び高圧側樹脂製リング20の内周面側に樹脂製のインナーリング13及び金属製のバックアップリング14を組み付けて一体化した構成のピストンリング10Aは、高圧側樹脂製リング20が金属製の補強部材を有している。
本実施形態では、金属製の補強部材として、高圧側樹脂製リング20の樹脂内部に完全に埋め込まれた金属製補強リング21を備えている。
ここで、上述した低圧側樹脂製リング11、高圧側樹脂製リング20及びインナーリング13に好適な樹脂としては、たとえばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のようなフッ素樹脂やポリエーテル・エーテル・ケトン(PEEK)のような熱可塑性の超耐熱高分子樹脂が例示される。
また、バックアップリング14や金属製補強リング21に好適な金属としては、たとえばステンレス材(SUS304,SUS316等)がある。
このように構成されたピストンリング10Aは、シリンダ5の内部でピストン2を往復運動させて流体を圧縮するポンプ運転が実施されると、高圧側樹脂製リング20に対し、低圧側樹脂製リング11の合口11aと相対する部分に集中して圧力が作用する。すなわち、高圧側樹脂性リング20には、低圧側樹脂製リング11の合口11aに入り込むように設けた凸部20bが存在しているので、高圧側樹脂性リング20に作用する圧力は、特に凸部20bの周辺部に対して集中することとなる。
このような圧力集中に対し、本実施形態のピストンリング10Aは、高圧側樹脂製リング20の樹脂内部に埋設した金属製補強リング21を備えているので、圧力集中に対する強度を増して折損を防止することができる。すなわち、樹脂より機械的な強度の高い金属を補強材として埋設したので、圧力に対する高圧側樹脂製リング20の強度が増して折損しにくくなる。
従って、本実施形態のピストンリング10Aは、圧力集中を受けるピストンリング10Aの高圧側樹脂製リング20側が金属製補強リング21により補強されているので、圧力集中に対する強度が増して折損を防止できるようになり、信頼性や耐久性が向上する。
<第2の実施形態>
次に、本発明に係るピストンリングの第2の実施形態について、図2を参照して説明する。なお、本実施形態では、第1の実施形態と相違する部分(高圧側樹脂製リングの断面構造)を中心に説明するものとし、上述した実施形態と同様の部分には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
この実施形態のピストンリング10Bは、金属製の補強部材として使用する金属製補強リング31が、高圧側樹脂製リング30の内周面側に形成した凹溝部30aに嵌め込まれている。このような金属製補強リング31の嵌め込み構造は、金属製の補強部材を樹脂内に埋設する構造と比較して製造が容易である。
従って、このような構造の高圧側樹脂製リング30としても、圧力集中に対する強度を増して折損を防止することができる。すなわち、樹脂より機械的な強度の高い金属が補強材として凹溝部30aに嵌め込まれているので、圧力に対する高圧側樹脂製リング30の強度が増して折損しにくくなる。
<第3の実施形態>
次に、本発明に係るピストンリングの第3の実施形態について、図3を参照して説明する。なお、本実施形態では、第1の実施形態と相違する部分(高圧側樹脂製リングの断面構造)を中心に説明するものとし、上述した実施形態と同様の部分には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
この実施形態のピストンリング10Cでは、高圧側樹脂製リング40を構成する樹脂層41をピストン往復運動方向に二分割するようにして、板状の金属製補強リング42が挟持されている。すなわち、本実施形態の高圧側樹脂製リング40は、高圧側から順に、樹脂層41、金属製補強リング42及び樹脂層41よりなる三層構造となっている。
このような積層構造の高圧側樹脂製リング40は、金属製の補強部材を樹脂内に埋設する構造と比較して製造が容易である。
また、このような構造の高圧側樹脂製リング40としても、圧力集中に対する強度を増して折損を防止することができる。すなわち、樹脂より機械的な強度の高い金属が補強材として積層されているので、圧力に対する高圧側樹脂製リング40の強度が増して折損しにくくなる。
<第4の実施形態>
次に、本発明に係るピストンリングの第4の実施形態について、図4を参照して説明する。なお、本実施形態では、第1の実施形態と相違する部分(高圧側樹脂製リングの断面構造)を中心に説明するものとし、上述した実施形態と同様の部分には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
この実施形態のピストンリング10Dでは、高圧側樹脂製リング50の上面(低圧側の面)に金属製補強リング51を配置し、低圧側樹脂製リング11の下面(高圧側の面)との間に挟持した構成を採用している。換言すれば、高圧側樹脂製リング50と低圧側樹脂製リング11との間に、金属製補強リング51を挟持した構成となっている。
このような構造の高圧側樹脂製リング50は、金属製の補強部材を樹脂内に埋設する構造と比較して製造が容易である。
また、このような構造の高圧側樹脂製リング50としても、圧力集中に対する強度を増して折損を防止することができる。すなわち、樹脂より機械的な強度の高い金属が補強材として積層されているので、圧力に対する高圧側樹脂製リング50の強度が増して折損しにくくなる。
そして、上述したピストンリング10A〜10Dのいずれかを採用してピストン2に装着した低温流体用昇圧ポンプ1は、ピストンリング10A〜10Dの強度が増して折損しにくくなるので、たとえば極低温のLNGを大気圧から30MPa程度の高圧に昇圧するような運転をしても良好な信頼性や耐久性を得ることができる。すなわち、上述した本実施形態によれば、圧力集中を受けるピストンリング10A〜10Dの高圧側樹脂製リング側に金属製の補強部材が設けられているので、圧力集中に対する強度の向上により折損を防止できる。この結果、ピストンリング10A〜10Dの信頼性や耐久性が増すので、このピストンリング10A〜10Dを採用して低温流体用昇圧ポンプ1のような昇圧ポンプのピストン4に装着すれば、昇圧ポンプ自体の信頼性や耐久性が向上する。
ところで、上述した実施形態では、昇圧ポンプが低温流体を昇圧する低温流体用昇圧ポンプ1として説明したが、具体的には、液体水素や液体窒素、液化天然ガス(LNG)、液化炭酸ガス、液化プロパンガスのような低温流体を昇圧させるピストン式ポンプは勿論のこと、低温流体以外の流体を取り扱う昇圧ポンプにも適用可能である。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
1 低温流体昇圧ポンプ
2 ピストン
3 ピストンロッド
4 シリンダブロック
5 シリンダ
6 ピストンリング
9a,9b 逆止弁
10A〜10D ピストンリング
11 低温側樹脂製リング
11a,12a,20a 合口
11b,12b,20b 凸部
12,20,30,40,50 高温側樹脂製リング
13 インナーリング
14 バックアップリング

Claims (2)

  1. 互いの合口が重ならないように配置して低圧側樹脂製リング及び高圧側樹脂製リングをピストン往復運動方向に重ねるとともに、低圧側樹脂製リング及び高圧側樹脂製リングの内周面側に樹脂製インナーリング及び金属製バックアップリングを組み付けて一体化したピストンリングであって、
    前記高圧側樹脂製リングが金属製の補強部材を備えていることを特徴とするピストンリング。
  2. シリンダ内をピストンが往復運動して流体を圧縮するピストン式ポンプの昇圧ポンプであって、
    前記ピストンの外周面に請求項1に記載のピストンリングが装着されていることを特徴とする昇圧ポンプ。
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