JP2011001998A - 液状食品製造装置用管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、着香がなく更に長時間安定して使用可能か液状食品用の管継手に関する。
【解決手段】接続する管の各々の端面に設けてあり、その各々が接合可能な接合端面を有する環状のフランジと、前記環状のフランジの接合端面に開口し接合端面から管の内方向にその軸線に向かって縮径するテ−パ孔とを有するハブと、前記ハブに設けてありその環状のフランジの接合端面を締結する締結装置と、前記環状のフランジに挟まれて保持される環状のシールリング基部と、この環状のシールリング基部と一体的に形成してあり前記管の内径より大きい径の内孔と、前記テ−パ孔に当接する環状のリップ部を備えたパッキン部とで構成したメタルパッキンと、を備えた構成にしたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、液状食品製造装置の配管を接合する管継手において、特液状食品製造装置が製造する液状食品への異物成分の混入あるいは付着及び汚れを防止し、また、液状食品製造装置の清掃及びメンテナンスを容易にする管継手に関するものである。
従来の管継手は、図5に示す様にゴムパッキンを用いた管継手が広く使用されている。この管継手30は、液状食品製造装置の管31a、31bの端部に溶接されたハブ32a、32bと、このハブ32a、32bを構成する環状のフランジ33a、33bを締結する締結装置34と、環状のフランジ33aと環状のフランジ33bの接続端面35a、35bとの間に設けてあり環状のフランジ33aと環状のフランジ33bが締結装置34で締め付けられた時その接続端面35a、35bをシールする環状のゴムパッキン37と、を備えた構成である。前記接続端面35a、35bに設けてある環状のゴムパッキン37は、接続端面35a、35bに設けてあり、その断面が半円径の環状の凹部36a、36bに環状のゴムパッキン37の環状の凸部37a、37bを合致させることで接続端面35a、35bと環状のゴムパッキン37の接触面積を多くして 接続端面35a、35bのシールを確実にする構成である。
締結装置34は、環状のフランジ33a、33bの斜面33c、33dに合致する環状のスカート部34a、34bを備え環状のフランジ33a、33b、の外周に沿って装着できるよう2乃至3に分割された構成である。この締結装置34を締め付けるとスカート部34aと、34bと斜面33c、33dとで環状のゴムパッキン37を締め付ける構成である。従って、締結装置34は、特にこの様な構成でなくても環状のフランジ33a、33bを貫通させたボルトとナットの構成でも良い。
上記構成の管継手30は、ハブ32a、32bの環状のフランジ33a、33bが、締結装置34で締結されると環状のゴムパッキン37の環状の凸部37a、37bが前記接続端面35a、35bの環状の凹部36a、36bが合致し締め付けられるので環状のゴムパッキン37が管継手30の接続部分をシールする構成である。
締結装置34は、環状のフランジ33a、33bの斜面33c、33dに合致する環状のスカート部34a、34bを備え環状のフランジ33a、33b、の外周に沿って装着して締結すると環状のフランジ33a、33bを内方向に締め付ける構成であり、環状のフランジ33a、33bの外周に沿って2乃至3に分割された構成である。すなわち、この締結装置34を内方向に締付けるとスカート部34c、34dと斜面33c、33dとにより接続端面35a、35bに環状のゴムパッキン37に押し圧する構成である。従って、締結装置34は、特にこの様な構成でなくても環状のフランジ33a、33bと環状のゴムパッキン37を貫通させたボルトとナットの構成でも良い。
管継手30は、環状のゴムパッキン37の材質を合成樹脂あるいは合成ゴムを使用することにより、環状のフランジ33a、33bの接続端面35a、35bが締結装置34により締め付けられて管31a、31bを接続するとき、環状のゴムパッキン37が撓みその弾性により接続端面35a、35bに確実に密着するので管継手30が管31a、31bを接続した後のシール力を確実に保つものである。
図5に示した管継手30の環状のゴムパッキン37は、管継手30が管31a、31bを接続した後のシール力を保つ機能を果たす重要な役割を果たすものであるが、それ自体やわらかく劣化しやすい部品である。このため、液状食品工業をはじめ特に衛生環境の管理が重視される工業分野では、この環状のゴムパッキンの劣化による汚染は重大なトラブルを引き起こす要因になりやすい。
特に設備の稼動率をあげるため複数の製品を製造する液状食品装置では、製造製品を切り換える度に洗浄・殺菌が行われるので、環状のゴムパッキンの劣化が早くなりやすい。また、環状のゴムパッキンの材質であるゴムは、製品の匂いが付着(着香)して落ち難い性質を有しているので洗浄を丁寧にする必要があり、製造の製品切り替えに長時間を必要とする欠点を有していた。
図5に示した管継手30の欠点を解決するために、図6(特許文献1)に示すような環状のゴムパッキンを使用しない構造のノンパッキン管継手40が提案された。次にこの図6に基づいてノンパッキン管継手40について説明する。
図6に示すノンパッキン管継手40は、管41aに接続するハブ42aと管41bに接続するハブ42bと、このハブ42a、42bの環状のフランジ43a、43bを締結する締結装置44とで構成してある。ハブ42aを構成する環状のフランジ43aの接続端面45aには、ハブ42aの内面から外径方向に向かって拡径するテ−パ孔で形成する環状の弁座46aを形成する環状の凸部47aが設けてある。また、ハブ42bを構成する環状のフランジ43bの接続端面45bには、前記環状の凸部47aを囲む位置に環状の凹部47bが設けてある。この環状の凹部47bの下方にはその内方向に向かって縮径するテ−パ孔46bが設けてあり、このテ−パ孔46bと前記環状のフランジ43bの接続端面45bの環状の凹部47bとで環状の凹部47bの下端に環状の弁部48を形成してある。したがって、ハブ42a、42bが接近すると環状の弁部48が環状の弁座46aに当接する構成である。
このノンパッキン管継手40は、ハブ42a、42bの接続端面45aと接続端面45bとを対抗させ締結装置44で締結すると、まず環状の弁座46aに環状の弁部48が当接する、その後さらに締結装置44の締結力を増加させると環状の弁部48と環状の弁座46がわずかに撓むことによってノンパッキン管継手40の接続部のシールを確実に行う構成である。尚、ノンパッキン管継手40が接続を完了した後には、ノンパッキン管継手40の内面に環状の弁部48を頂点とし環状の弁座46aとテ−パ孔46bとでハブ42a、42bの内側42c、42dに向かって広がりその断面が山型形状の拡径する環状の隙間49を形成する構成である。
以上の構成と作用を備えたノンパッキン管継手40は、前述したように締結装置44がハブ42a、42bを締結するとその環状の弁座46aと環状の弁部48の双方が押し付けられて接続が完了する。この時、環状の隙間49は、図7に示すように形成される。図7に示すように、ノンパッキン管継手40の内面を矢印51に示す方向に液状食品が流れるとハブ42aの内側42c、42dに沿って流れる流体がテ−パ46aに巻き込まれるので、環状の隙間49内で渦巻52を形成する。この様に、環状の隙間49内の液状食品は渦流れにより淀みは発生しない構成である。
特開2008―303894号公報
図6によって説明したノンパッキン管継手40は、図5によって説明した環状のゴムパッキンを用いた管継手が持つ欠点である環状のゴムパッキンの劣化による問題を解決するものである。しかしながら、ノンパッキン管継手40は、その環状の弁座46aと環状の弁部48を押し圧してシール力を保つものであるから、その締結装置44での追い締めができるように接続端面45aと接続端面45bとの間に隙間45cを設けてある。従ってシール力が低下すると、ハブ42a、42bを追い締めする構成であるから、環状の弁座46aに溝ができたり、環状の弁部48の先端がへたりを発生するなどの傷がつき易い欠点を持っており、さらに、環状の隙間49は、環状の外側に向かって小さな隙間49aとなる構成であるから、この小さな隙間には十分な乱流が発生しにくくなり加工食品が附着し易くなる、さらにこの小さな隙間は洗浄しにくい欠点となる。
本発明は、上述した従来の技術の欠点を解消した管継手を提供するものである。すなわち、本発明は、環状のゴムパッキンのような壊れ易く臭いが付き(着香)易い材質を避けて金属製のパッキンとするとともに、金属製のパッキン内面を滑らか曲線にすることで、パッキン内面に流体の淀みをなくし加工食品の附着を防止するとともに洗浄し易い構造としたものである。さらにパッキンとその弁座の押し圧力を制限してシール力の安定させた管継手を提供するものである。
接続する管の各々の端面に設けてあり、その各々が接合可能な接合端面を有する環状のフランジと、前記環状のフランジの接合端面に開口し接合端面から管の内方向でその軸線に向かって縮径するテ−パ孔とを有するハブと、前記ハブに設けてありその環状のフランジの接合端面を締結する締結装置と、前記環状のフランジに挟まれて保持される環状のシールリング基部と、この環状のシールリング基部と一体的に形成してあり前記管の内径より大きい径の内孔と、前記テ−パ孔に当接する環状のリップ部を備えたパッキン部とで構成したメタルパッキンと、を備えた構成にしたことを特徴とする。
本発明の継手は、それを構成するハブと、このハブのテ−パ孔をシールするメタルパッキンと、このメタルパッキンを保持する環状のシ-ルリング基部とで構成してある。このメタルパッキンは加工する液状食品の匂いが付きにくい(着香し難い)し洗浄により簡単に脱香し易い。また、ハブを締結したときにテ−パ孔で構成される隙間の多くはメタルパッキンのパッキン部で閉鎖された形状になるので、液状食品がその表面に沿って流れ易くまた、消毒時の消毒液の流もスムースになるので、液状食品の残滓の附着や消毒液の附着を少なくする効果を有する。
前記メタルパッキンの環状のシ-ルリング基部の厚みを、前記メタルパッキンの環状のリップ部と前記ハブのテ−パ孔の当接量を環状のリップ部の弾性限度内に制限する厚みとしたことを特徴とする。
前記メタルパッキンのシ-ルリング基部は、前記パッキンの環状のリップ部と前記ハブのテ−パ孔との当接量をリップ部の弾性限度内に制限する厚みとしたことにより、締結装置の締め付け力に関係なくパッキンの環状のリップ部を常に弾性限度内でテ−パ孔に当接させる。従って、パッキンの環状のリップ部は、常に弾性限度内の撓みで繰り返し使用されるので、環状のリップ部の損傷を少なくすることができる。従って、長期の使用に耐える効果を有する。また、テ−パ孔とリップ部が確実に当接するので、管内の圧力がリップ部に作用するとその圧力に対応してシ−ル力が増加するいわゆるセルフシール効果を有する。
前記メタルパッキンの環状のシ-ルリング基部と前記環状のフランジの接合面との間にシ-ル部材を装着したことを特徴とする。
前記メタルパッキンのシ-ルリング基部と前記環状のフランジの接合面との間にシ-ル部材を装着することで、液状食品装置の洗浄時などにおいて装置の管内が急激な圧力降下が発生しても、テ−パ孔とリップ部のシール力を補って管内への大気の侵入を阻止する。従って、テ−パ孔とリップ部の当接力を弱くしても良くなる。このため、テ−パ孔とリップ部の当接量をできるだけ小さい値にすることができるで、リップ部の損傷を小さくすることができ管継手を長時間使用してもテ−パ孔とリップ部の当接面を正常に保つ効果を有する。
前記メタルパッキンのパッキン部の内孔を前記管の内径より大きく構成すると共に、そのリップ部間に凹状の円弧を形成したことを特徴とする。
前記メタルパッキンのパッキン部の内孔を前記管の内径より大きく構成すると共に、そのリップ部間に凹状の円弧を形成にすることで、管内を流れる液状食品および装置の消毒時に流れる消毒液が前記円弧状の内面に沿って滑らかにながれるので、液状食品が残滓として附着しない、同様に消毒液も内面に沿って流れやすくなるので短時間での洗浄が可能となる効果を有する。
前記環状のフランジの接合端面に開口し接合端面から管の内方向でその軸線に向かって縮径するテ−パ孔の前記パッキンの環状のリップ部が当接する部分の表面を硬化させたことを特徴とする。
前記環状のフランジの接合端面に開口し接合端面から管の内方向でその軸線に向かって縮径するテ−パ孔の前記パッキンの環状のリップ部が当接する部分の表面を硬化させたので、テ−パ孔の表面に環状のリップ部を多少強く押し付けても硬化されたテ−パ孔の表面の損傷を小さく押さえることができる。テ−パ孔と環状のリップ部の当接面が管継手の内部に位置することからこの部分の損傷を少なくすることにより手入れの回数を少なくすることができるので管継手を長時間使用できる効果を有する。
この様に、本発明にかかる管継手は、液状食品製造装置において液状食品からの着香をしにくくすると共に、環状のリップ部とテ−パ孔との当接量を制限することでその損傷を極力押さえ更に環状のリップ部により管継手内面の流を極めてスムースにすることで装置内に残滓や消毒液の附着を防止して、液状食品装置の速やかな切り換を可能にすると共に管継手を安定して長時間使用可能とする効果を有する。
本発明の実施例である管継手を管に装着した状態の断面図 図1に示した管継手の説明図。 図1に示した管継手のリップ部とテ−パ孔の詳細説明図 図1に示した管継手のリップ部とテ−パ孔の詳細説明図 図1に示したメタルパッキンの位置決め機構の詳細説明図 図1に示したメタルパッキンの位置決め機構の詳細説明図 環状のゴムパッキンを用いた従来の管継手の断面図 環状のゴムパッキンを使用しない従来の管継手の断面図 図6に示した従来の管継手のパッキン部の拡大断面図。
本発明の実施例である図1に示す管継手10は、液状食品製造装置の管10a、10bの端部に溶接部10c、10dで溶接されるハブ12a、12bとこのハブ12a、12bの環状のフランジ13a、13bを締結する締結装置14と、この締結装置14が前記環状のフランジ13a、13bを締結したとき前記ハブ12a、12bの間に位置するメタルパッキン19とを有する構成である。
ハブ12a、12bの環状のフランジ13a、13bは、図2に示すように、締結装置14により締め付けられるとメタルパッキン19の環状のシールリング基部18を挟持する接続端面15a、15bと締結装置14の環状部材14cから下方に広がるスカート部14a、14bの内面のテ−パ部14d、14eに合致するテ−パ面13c、13dを備えている。締結装置14は、2〜3に分割してあり環状のフランジ13a、13bの外周に装着の後管継手10の径方向に締め付ける構成で、締結装置14が径方向に締め付けられるとテ−パ面13c、13dとスカート部14a、14bの作用により接続端面15a、15bが環状のシールリング基部18を締め付ける方向に作用する。さらに具体的な構成は、引用文献1の図6に示すものを参照にされたい。尚、締結装置14は、上述の構成の外に例えば環状のフランジ13a、13bと環状のシールリング基部18に孔を貫通させてこの孔にボルトナットを挿通して締結しても良い。すなわち、接続端面15a、15bにより環状のシールリング基部18を締結する構成であればどのような構成のものでも良い。
メタルパッキン19は、環状のリップ部17a、17bを備えたパッキン部17とこのパッキン部17に連設してある環状のシールリング基部18とで構成してある。このメタルパッキン19の環状のシールリング基部18は、その外縁18aが前記環状のフランジ13a、13bの外縁13e、13fとほぼ同一の径を備えた構成にしてある。このため、管継手10をその締結装置14で接続する時、前記環状のシールリング基部18の外縁18aを、フランジ13aの外縁外縁13cに一致させて、締結装置14で締結すると、パッキン部17の環状のリップ部17a、17bがテーパ孔20a、20bの内面に当接するので、締結装置14で締め付けるとほぼ自然に管継手10の中心とパッキン部17の中心を合致するように働く。この時環状のリップ部17a、17bとテーパ孔20a、20bとの当接量は、環状のシールリング基部18の厚みにより制限されているので、環状のリップ部17a、17bが弾性限度を越えた撓みにならず、適正な値に保たれる。
この様に管継手10は、その締結装置14が環状のフランジ13a、13bを締結すると、溶接部10c、10dのテーパ孔20a、20bと環状のリップ部17a、17bとが当接することで管継手10の接続部の内面が軸封されるものである。そして、テーパ孔20a、20bと環状のリップ部17a、17bとの当接量は、環状のシールリング基部18に厚みにより環状のリップ部17a、17bの弾性限度内に保たれる。この作用は、液状食品装置が製造する液状食品の種類を変更する度に繰り返されるのがテーパ孔20a、20bと環状のリップ部17a、17bの当接力が弾性限度内に制限される。このため、環状のリップ部17a、17b或いはテーパ孔20a、20bの損傷を少なくする。尚、テーパ孔20a、20bと環状のリップ部17a、17bとの当接部のテーパ孔20a、20bの表面を硬化(高周波焼入れなどによる部分的効果、或いは、光輝焼入れ等)を施すことで更に長期の使用に耐える構造が可能である。
前記パッキン部17の環状のリップ部17aと環状のリップ部17bとの間は、円弧の曲線で接続してあり全体が樽状の内孔17cを構成する。この内孔17cは、管10a、10bの内径9a、9bより大きくしてあり管10a、10bを通過する流体に抵抗が働かないようにする。また、パッキン部17の内孔17cを樽状に形成する構成より、内孔17cの表面を流体が沿って流れるので、その部分に残滓であるとか流体の渦を発生させないようにしている。また、パッキン部17は、管継手10が締結装置14で締結されたときにテーパ孔20a、20bが形成する末広がりの隙間20cの大部分を閉鎖し、テーパ孔20a、20bをパッキン部17の内孔17cのゆるやかな曲線で連結する構成であるから、図1及び図3(B)の矢印50に示すように流体を内孔17cに沿って滑らかに流せる効果を備えている。
図2に示してある環状のシールリング基部18の側面に貼り付けたシール部材21a、21bは、管継手10が締結装置14で締結されたときに、接続端面15a、15bと環状のシールリング基部18との間で押し圧されその間をシールする。このシール部材21a、21bは、管継手10の内部の圧力が急激に降下した場合に外気が侵入しないようにする機能を有する。従って、パッキン部17の環状のリップ部17a、17bとテーパ孔20a、20bとの接触力を小さくしても外気の侵入を防止しえるものである。すなわち、環状のリップ部17a、17bとテーパ孔20a、20bの接触力を小さくしても、管内の圧力が高いときには、その圧力によるセルフシール機能が働くので問題ない。しかし、この接触力を小さくすると管内圧力の低下に対応できなくなるがこのシール部材21a、21bにより管継手10の内部の負圧に対応するので、環状のリップ部17a、17bとテーパ孔20a、20bの接触力を小さい値に保つことができる。このため、管継手10の接続と分離に伴う繰り返しに対しても管継手10の性能を安定的に保つことができる。
図4(A)(B)は、メタルパッキン19と管継手10との位置決めの構造とシール部材21a、21bの他の実施例開示するものである。この 図4(A)は、図1の左側を用いて示した他の実施例であり、図4(B)は、図1の右側を用いて示した他の実施例である。図4(A)(B)には前記他の実施例の半分を示してある。従って、実際には左右同一構造の装置となるが説明に当たっては半分の説明をする。以下この実施例について説明する。図4(A)は、図1の左半分を示した位置決め機構6の実施例でありメタルパッキン19のパッキン部17に連接した環状のシールリング基部18の外縁18aに設けた位置決め部材22と環状のフランジ13aの外縁13eに設けた位置決め部材23とで構成してある。前記位置決め部材22は、環状のシールリング基部18の外縁18aに設けた凸部22aとこの凸部22aに連接したテーパ部22bとより構成してあり、環状のフランジ13aの外縁13eに設けてあり前記位置決め部材22に合致する位置決め部材23は、前記凸部22aに合致する凹部23aと前記テーパ部22bに合致するテーパ部23bとで構成してある。
この図4(A)に示した位置決め機構6は、位置決め部材22と位置決め部材23を合致させるとメタルパッキン19の環状のリップ部17aとハブ12aのテーパ孔20aとが接触するようになっている。この位置決め部材22と位置決め部材23は、締結装置14で管継手10の環状のフランジ13a、13bを締結すると右方と左方の位置決め部材22と位置決め部材23も合致して他の環状のリップ部17bとテーパ孔20bとが当接する。更に締結装置14の締結力を増加させると。位置決め部材22と位置決め部材23とが完全に密着し環状のリップ部17a、17bとテーパ孔20a、20bを適正な押し付け力で押し圧する。この時環状のフランジ13aに設けたシール部材24(オーリング)が押し圧されて、環状のシールリング基部18と接続端面15aの間をシールする。
図4(B)は、図1の右半分に相当する図を用いて示した位置決め機構7は、メタルパッキン19のパッキン部17に連接した環状のシールリング基部18の外縁18aに設けた位置決め部材26と環状のフランジ13b外縁13fに設けた位置決め部材27とで構成してある。前記位置決め部材26は、環状のシールリング基部18の外縁18aに設けたテーパ部26aと環状のフランジ13bの外縁13f設けてあり前記テーパ部26aに合致するテ-パ部27aとで構成してある。
図4(B)に示した位置決め機構7の位置決め部材26、27は、位置決め部材26と位置決め部材27を合致させるとメタルパッキン19の環状のリップ部17bとハブ12bのテーパ孔20bとが接触するようになっている。そして締結装置14で管継手10の環状のフランジ13a、13bを締結すると他方の位置決め部材26と位置決め部材27も合致して他の環状のリップ部17aとテーパ孔20aとが当接する。更に締結装置14の締結力を増加させると。位置決め部材26と位置決め部材27とが完全に密着し環状のリップ部17a、17bとテーパ孔20a、20bを適正な押し付け力で押し圧する。この時環状のフランジ13aに設けたシール部材28(角リング)が押し圧されて、環状のシールリング基部18と接続端面15bの間をシールする。
次に図3(A)(B)によって本発明の実施例の作用について説明する。図3(A)は、メタルパッキン19と管継手10とをその位置決め部材22によ環状のシールリング基部18と環状のフランジ13aの外縁13e、13fを一致させた状態で、締結装置14の締め付け力を作用させていない状態である。この時メタルパッキン19の環状のリップ部17aは、テーパ孔20aの表面に軽く接触した状態である。この状態において、締結装置14の締結力を増加させると、図3(B)に示すように環状のリップ部17aの先端部分17fが締結装置14の締め付け力で撓みその裏面17gがテーパ孔20aの面に沿って曲げられる。この曲げられる度合いは締結装置14の締結力が解除されたときもとの状態に復帰する程度である。つまり弾性限度内である。
パッキン部17の環状のリップ部17aは、締結装置14で締め付ける前は図3(A)に示すようにテーパ孔20aにその先端が接触した状態であるが、締結装置14で締め付けるとその先端を中心に撓み図3(B)に示すようにテーパ孔20aに沿って密着する。この密着の度合いは位置決め部材(位置決め部材22、位置決め部材23等)或いは、環状のシールリング基部18で弾性限度内に制限される。そして、管内の圧力が上昇すると、その圧力は図3(B)の矢印(管内の圧力50p)に示すようにパッキン部17に作用する。従って、パッキン部17の環状のリップ部17aとテーパ孔20aとがこの圧力による押し付け力を受けてテーパ孔20aと環状のリップ部17aとの間のシール力を増加させる。つまり、管内の圧力の上昇に対応して大きなシール力が発生するセルフシール作用が働くので、メタルパッキン17の環状のリップ部17a、17bとテーパ孔20a、20bとの押し付け力を小さい値にしても管内の圧力確実にシールする。
パッキン部17の環状のシールリング基部18に設けたシール部材21a、21bは、締結装置14が環状のフランジ13a、13bを締め付けたときに接続端面15a、15bと環状のシールリング基部18との間で圧縮されて、環状のシールリング基部18と接続端面15a、15bの間をシールする。このシールは、管継手10内部に負圧が発生した場合において、環状のリップ部17a、17bとテーパ孔20a、20bとの間から侵入しようとする外気をシールするものである。
10 管継手
10a、10b 管
13a、13b 環状のフランジ
14 締結装置
15a、15b 接続端面
17 パッキン部
17c 内孔
17a、17 環状のリップ部
18 環状のシールリング基部
19 メタルパッキン
20a、20b テーパ孔
21a、21b シール部材21a、21b

Claims (5)

  1. 接続する管の各々の端面に設けてあり、その各々が接合可能な接合端面を有する環状のフランジと、前記環状のフランジの接合端面に開口し接合端面から管の内方向にその軸線に向かって縮径するテ−パ孔とを有するハブと、前記ハブに設けてありその環状のフランジの接合端面を締結する締結装置と、前記環状のフランジに挟まれて保持される環状のシールリング基部と、この環状のシールリング基部と一体的に形成してあり前記管の内径より大きい径の内孔と、前記テ−パ孔に当接する環状のリップ部を備えたパッキン部とで構成したメタルパッキンと、を備えた構成にしたことを特徴とする液状食品製造装置用管継手。
  2. 前記メタルパッキンの環状のシ-ルリング基部の厚みを、前記メタルパッキンの環状のリップ部と前記管のテ−パ孔の当接量を環状のリップ部の弾性限度内に制限する厚みとしたことを特徴とする請求項1に記載の液状食品製造装置用管継手。
  3. 前記メタルパッキンの環状のシ-ルリング基部と前記環状のフランジの接合面との間にシ-ル部材を装着したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液状食品製造装置用管継手。
  4. 前記メタルパッキンのパッキン部の内孔を前記管の内径より大きく構成すると共に、そのリップ部間に凹状の円弧を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の液状食品製造装置用管継手。
  5. 前記環状のフランジの接合端面に開口し接合端面から管の内方向でその軸線に向かって縮径するテ−パ孔の前記パッキンの環状のリップ部が当接する部分の表面を硬化させたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の液状食品製造装置用管継手。
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