JP2011001177A - 製本システム、製本方法、及び製本制御プログラム - Google Patents

製本システム、製本方法、及び製本制御プログラム Download PDF

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育久 岡本
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Abstract

【課題】リング綴じ製本を行う機能とパンチ処理を行う機能をそれぞれ独立した装置に持たせたとき、従来のリング綴じ製本装置と同等の操作性で操作できるようにする。
【解決手段】画像形成装置と、複数のパンチ処理装置と、リング綴じ製本装置とを有し、画像形成装置の後段にパンチ処理装置及びリング綴じ装置が連結された製本システムにおいて、パンチ処理装置によるパンチ処理を行った後、パンチ処理された用紙に対してリング綴じ製本装置によりリング綴じ処理させるリング製本モード、及びパンチ処理装置によるパンチ処理を行わずにリング綴じ製本装置によりリング綴じ処理させる製本モードを含み、これらの処理モードをリング製本タブ174あるいは製本タブ175によって選択して実行させる際、リング製本モードが選択されたとき、リング綴じ製本装置によってリング綴じ処理可能なパンチの種類のパンチ処理装置を自動的に選択してパンチ処理させる。
【選択図】図9

Description

本発明は、印刷装置、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの機能を複合して有するデジタル複合機などの画像形成装置にリングによって綴じ処理を行うリング綴じ製本装置が連結された製本システム、この製本システムで実行されるリング綴じを行うための製本方法、この製本方法をコンピュータ制御により実行するための製本制御プログラムに関する。
従来からの画像形成装置の後処理機が有する機能の1つに、用紙の綴じ側端部に1枚ずつ多穴のパンチ穴を明け、ページ順に揃えて1冊分ずつ排紙トレイに積載する機能がある。こうして得られた出力物は、その後、オフラインの装置や治具を用いて、金属コイルや、プラスチック製のリングなどで綴じを行い、リング製本物として仕上げられている。一方、画像形成装置に対して複数種の作業装置、例えばパンチ処理装置、スティプル処理装置などをライン状(直列)に連結し、画像形成装置によって画像形成された用紙に対してパンチ処理、スティプル処理などの各処理を行って所望の用紙処理が施された用紙、あるいは用紙束を作成する用紙処理システムが知られている。
そのうち、製本処理に関する機能としては、用紙の端部や中央に綴じ処理を行う機能、糊の付いたテープに用紙端を押し付けて製本処理を行う機能、用紙束の綴じ側の辺に複数個の穴を穿孔した後、金属コイルや、プラスチック製のリングなどで綴じを行い、リング製本物として仕上げられる機能等が一般に知られている。近年では、パンチ穿孔後の用紙を整合し、用紙束の綴じ側の辺に多数個の穴を穿孔した後、金属コイルあるいはプラスチック製のリングなどを前記穴に通すことによって用紙束を綴じるリング綴じ製本も普及しつつある。
リング綴じ製本を行う装置は、リング綴じ製本装置(リングバインド製本装置)と称され、リングバインド製本を行う機構とパンチ処理を行う機構が1つの装置内に並設され、パンチ処理からバインド製本処理までの流れを一連の動作として行っている。
一方、特許文献1(特開2008−213413号公報)に記載されているようなシステムも公知である。この発明は、特別なインタフェース装置を配置することなく、お互いの制御を簡略化することを目的とし、複数の周辺機と通信する通信手段を備え、制御情報を送受信する画像形成装置において、前記周辺機を識別するための識別情報と前記周辺機の連結順を示す連結順情報とを記憶する記憶手段と、前記周辺機から前記識別情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された識別情報と前記記憶手段に記憶された前記識別情報とを比較する比較手段と、前記比較結果に応じて前記周辺機が接続されたときのシステムの状態を認識する認識手段と、を備えたものである。
前述のように、リング綴じ製本を行う場合には、リング綴じ製本を行うリング綴じ機構とパンチ処理を行うパンチ機構が1つの装置内に並設され、パンチ処理が行われた後は、他の後処理周辺装置を通過せずにリング綴じ製本処理が施される。そのため。従来のリング綴じ製本装置では、パンチされた用紙をバインド製本することなく大量にスタックし、Z折りした後の用紙をパンチ処理部でパンチするには、搬送路を折られた用紙が搬送されることから用紙の位置決め精度を得ることが難しく、それゆえリング綴じを行うに足るパンチ穴精度を得ることができない。
これは、リング綴じ処理装置が1つの装置内にパンチ処理機能とリング綴じ処理機能を備え、この両者の機能をいずれか一方、あるいはこの順序で行うことが前提となっていたからである。そのため、リング綴じ処理機能とパンチ処理機能をそれぞれ他の装置として構成すれば、パンチされた用紙を大量にスタックし、あるいは、パンチした後の用紙をさらにZ折りすることが可能となり、処理の自由度が大きくなると考えられる。しかし、リング綴じ処理機能とパンチ処理機能をそれぞれ別々の装置として構成すると、両機能を1つの装置内に備えたリング綴じ製本装置とはユーザの操作が異なり、従来のリング綴じ製本装置になれているユーザには遣いにくく、あるいはユーザによる操作が複雑になるなどの問題が生じる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、リング綴じ製本を行う機能とパンチ処理を行う機能をそれぞれ独立した装置に持たせて構成したとき、ユーザがリング綴じ製本機能とパンチ処理機能を1つの装置内に備えた従来のリング綴じ製本装置と同等の操作性での操作を可能とし、システムの使用性の向上を図ることにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、用紙に画像を形成する画像形成装置と、用紙に種類の異なるパンチ穴をそれぞれ穿孔する複数のパンチ処理装置と、用紙に形成された穴に綴じ具としてリング部材を装着してリング綴じ製本を行うリング綴じ製本装置と、を有し、前記画像形成装置の後段に前記パンチ処理装置及び前記リング綴じ装置が連結された製本システムであって、前記パンチ処理装置によるパンチ処理を行った後、当該パンチ処理された用紙に対して前記リング綴じ製本装置によりリング綴じ処理させる第1の処理モード、及び前記パンチ処理装置によるパンチ処理を行わずに前記リング綴じ製本装置によりリング綴じ処理させる第2の処理モードを含み、これらの処理モードに基づいて用紙処理を実行させる制御手段と、前記パンチ穴の種類を選択するパンチ選択手段と、前記処理モードを選択するモード選択手段と、を備え、前記制御手段は、前記モード選択手段によって前記第1の処理モードが選択されたとき、前記リング綴じ製本装置によってリング綴じ処理可能なパンチの種類のパンチ処理装置を選択してパンチ処理させることを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記制御装置は、前記画像形成装置に連結された装置の種類と連結順を認識し、前記リング綴じ製本装置の用紙搬送方向上流側にリング綴じ製本装置でリング綴じするためのリング穴をパンチ処理可能なパンチ装置が連結されていない場合、前記第1の処理モードを禁止することを特徴とする。
第3の手段は、第1の手段において、前記制御手段は、前記パンチ処理装置に異常が発生し、パンチ処理が不能となった場合、前記制御手段は前記第1の処理モードを禁止することを特徴とする。
第4の手段は、第1の手段において、前記パンチ処理装置はパンチ屑を収納するパンチ屑収納手段及び前記パンチ屑収納手段内のパンチ屑が満杯か否かを検知する満杯検知手段を有し、前記制御手段は、前記満杯検知手段が満杯を検知した場合、前記第1の処理モードを禁止することを特徴とする。
第5の手段は、第1の手段において、前記画像形成装置から前記リング綴じ装置側に搬送されてくる用紙にパンチ処理が施されているか否かを検知する検知手段を前記パンチ処理装置より用紙搬送方向上流側に有し、前記検知手段によって用紙にパンチ処理が施されていることを検知し、かつ、前記モード選択手段によって前記第1の処理モードが選択されている場合、前記制御手段は前記パンチ処理手段によるパンチ処理を省略して前記リング綴じ手段によりリング綴じ処理を実行させることを特徴とする。
第6の手段は、第1の手段において、前記画像形成装置から前記リング綴じ装置側に搬送されてくる用紙にパンチ処理が施されているか否かを検知する検知手段を前記パンチ処理装置より用紙搬送方向上流側に有し、前記検知手段によって用紙にパンチ処理が施されていることを検知した場合、前記制御手段は前記第2の処理モードでの処理を可能とすることを特徴とする。
第7の手段は、第1、第5及び第6のいずれかの手段において、前記パンチ処理装置の後段であって、前記リング綴じ製本装置の前段に用紙を折る折り装置が設けられ、前記リング綴じ製本装置は前記折り装置によって折られた用紙に対してリング綴じ処理を実行することを特徴とする。
第8の手段は、第7の手段において、前記折り装置は用紙をZ折りするZ折り機能を備えていることを特徴とする。
第9の手段は、第1、第5、第6、第7及び第8の手段において、前記リング綴じ装置に異常が発生し、リング綴じ処理が不能となった場合、前記制御手段は前記第1の処理モード及び第2の処理モードを禁止することを特徴とする。
第10の手段は、第1、第5、第6、第7及び第8の手段において、前記リング綴じ装置はリング綴じに使用する部材を収納するリング部材収納手段及び前記リング部材収納手段内にリング部材の有無を検知するリング部材有無検知手段を有し、前記制御手段は、前記リング有無検知手段がリング部材の無しを検知した場合、前記第1及び第2の処理モードを禁止することを特徴とする。
第11の手段は、第1ないし第10のいずれかの手段において、用紙に対して整合、仕分け、パンチ処理、綴じ、折りの少なくとも1つの処理を行う後処理装置が前記画像形成装置に対して最後段に連結されていることを特徴とする。
第12の手段は、第1ないし第11のいずれかの手段において、前記画像形成装置は操作パネルを備え、前記パンチ穴の種類を選択するパンチ選択手段は前記操作パネル上の表示選択画面に設定されることを特徴とする。
第13の手段は、第1ないし第11のいずれかの手段において、前記画像形成装置は操作パネルを備え、前記処理モードを選択するモード選択手段は前記操作パネル上の表示選択画面に設定されることを特徴とする。
第14の手段は、第2、第3、第4、第9及び第10のいずれかの手段において、前記画像形成装置は操作パネルを備え、前記禁止は、前記操作パネル上での選択を不可とすることにより設定されることを特徴とする。
第15の手段は、第1ないし第14のいずれかの手段において、前記制御手段は前記画像形成装置に設けられ、前記画像形成装置に連結された各装置の制御回路及び通信手段を介して相互に通信を行い、前記第1及び第2の処理モードでの処理を実行させることを特徴とする。
第16の手段は、用紙に画像を形成する画像形成装置と、用紙に種類の異なるパンチ穴をそれぞれ穿孔する複数のパンチ処理装置と、用紙に形成された穴に綴じ具としてリング部材を装着してリング綴じ製本を行うリング綴じ製本装置と、を有し、前記画像形成装置の後段に前記パンチ処理装置及び前記リング綴じ装置が連結された製本システムにおける製本方法であって、前記パンチ処理装置によるパンチ処理を行った後、当該パンチ処理された用紙に対して前記リング綴じ製本装置によりリング綴じ処理させる第1の処理モードと、前記パンチ処理装置によるパンチ処理を行わずに前記リング綴じ製本装置によりリング綴じ処理させる第2の処理モードと、が設定され、前記第1の処理モードが選択されたとき、前記リング綴じ製本装置によってリング綴じ処理可能なパンチの種類のパンチ処理装置を選択してパンチ処理が実行されることを特徴とする。
第17の手段は、用紙に画像を形成する画像形成装置と、用紙に種類の異なるパンチ穴をそれぞれ穿孔する複数のパンチ処理装置と、用紙に形成された穴に綴じ具としてリング部材を装着してリング綴じ製本を行うリング綴じ製本装置と、を有し、前記画像形成装置の後段に前記パンチ処理装置及び前記リング綴じ装置が連結された製本システムにおける製本制御をコンピュータの資源を使用して実行させる製本制御プログラムであって、前記パンチ処理装置によるパンチ処理を行った後、当該パンチ処理された用紙に対して前記リング綴じ製本装置によりリング綴じ処理させる第1の処理モードと、前記パンチ処理装置によるパンチ処理を行わずに前記リング綴じ製本装置によりリング綴じ処理させる第2の処理モードと、が設定され、前記第1の処理モードが選択されたとき、前記リング綴じ製本装置によってリング綴じ処理可能なパンチの種類のパンチ処理装置を選択してパンチ処理を実行する手順を備えていることを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、画像形成装置は符号1に、パンチ処理装置は符号3及び後処理装置6のパンチユニット621に、リング部材は符号17に、リング綴じ製本装置は符号5に、制御手段はCPU1Uに、パンチ選択手段は折り/パンチタブ173に、モード選択手段はリング製本タブ174、製本タブ175に、第1の処理モードはリング製本モードに、第2の処理モードは製本モードに、検知手段はパンチ穴検知センサ30に、折り装置は符号4に、リング部材収納手段はリングカートリッジ16に、リング部材有無検知手段は図示しないリング有無検知センサに、後処理装置は符号6に、操作パネルは符号100に、表示選択画面は操作表示部101に、それぞれ対応する。
本発明によれば、リング綴じ製本を行う機能とパンチ処理を行う機能をそれぞれ独立した装置に持たせて構成した場合に、画像形成装置の表示パネル上の選択操作だけで所望の処理が可能となるので、リング綴じ製本機能とパンチ処理機能を1つの装置内に備えた従来のリング綴じ製本装置と同等の操作性で操作することが可能となり、システムの使用性の向上を図ることができる。
本発明の実施形態における実施例1の製本システムのシステム構成の外観を示す図である。 図1に示した製本システムのオンラインの制御構成の概略を示すブロック図である。 図1におけるパンチ処理装の詳細な構成を示す図である。 図1における折り処理装置の詳細な構成を示す図である。 図1におけるリング綴じ製本装置の詳細な構成を示す図である。 図1における後処理装置の概略構成を示す図である。 画像形成装置に後処理周辺装置が接続されたときの周辺装置の種類と連結順を検知する処理手順を示すフローチャートである。 操作パネルの詳細構成を示す正面図である。 図8に示した操作パネルの操作表示画面の一例を示す図である。 本発明の実施例2におけるパンチ処理装置がリング綴じ製本装置の下流側に連結されている場合のシステム構成の外観を示す図である。 図11に示した製本システムのオンラインの制御構成の概略を示すブロック図である。 実施例2の制御構成における使用可能な機能を表示した操作パネルの操作表示画面の一例を示す図である。 実施例2におけるリング製本モードの可否判断を行う場合の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例3におけるパンチ処理装置の概略構成を示す図である。 図4に示したパンチ穴検知センサのパンチ穴検知状態を示す斜視図である。 実施例3におけるパンチ処理装置のCPUの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例4における電源オン時にパンチユニットが故障し、あるいはパンチ屑ホッパが満杯となったときの処理手順を示すフローチャートである。 実施例4における操作パネルの操作表示部に表示される故障表示の表示例を示す図である。 実施例4における操作パネルの操作表示部に表示されるパンチ屑の満杯表示の表示例を示す図である。 実施例4におけるシステム使用中にパンチユニットが故障したときの処理手順を示すフローチャートである。 実施例4におけるシステム使用中にパンチ屑ホッパが満杯となったときの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例5における電源オン時にリング綴じ製本装置が故障し、あるいはリング部材エンドとなったときの制御手順を示すフローチャートである。 実施例5におけるシステム使用中のリング綴じ製本装置が故障したときの処理手順を示すフローチャートである。 実施例5におけるシステム使用中にリング部材エンドとなったときの処理手順を示すフローチャートである。
本発明では、画像形成装置の後段にリング綴じ製本装置とパンチ処理装置を連結して1つの画像形成システムを構成する。その際、リング綴じ製本装置とパンチ処理装置の連結順を画像形成装置のコントローラ(CPU)が認識し、連結の順序によってリング製本処理の可否、あるいはZ折り等の紙処理の可否を判断し、ユーザ側でリング綴じ機能とパンチ処理機能を備えたリング綴じ製本装置との相違を特に意識することなく、所望の用紙処理を行うことができるようにした。具体的には、リング綴じ製本処理を行う用紙にZ折り等の他の紙処理を行い、あるいは、パンチ処理のみを行い大量スタックや仕分け処理を行えるようにするために、画像形成装置にリング綴じ装置とパンチ処理装置がそれぞれ独立して連結して接続されているシステムにおいて、パンチ処理装置の接続位置や機械状態によってリング製本処理の可否やパンチ処理の可否を画像形成装置のコントローラ側で判断し、リング綴じ機能とパンチ処理機能を備えた従来機と同等の操作性を確保するようにした。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について実施例を挙げて説明する。なお、以下の各実施例において、同等な各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
図1は本発明の実施形態における実施例1の製本システムのシステム構成の外観を示す図である。
図1において、本実施例に係る製本システムは、画像形成装置1本体と、ADF2と、画像形成装置1本体に連結された複数の後処理周辺機とから構成されている。後処理周辺機は、パンチ処理装置3、折り装置4、リングバインド製本装置5、及び後処理装置6の各装置である。画像形成装置1本体は本実施例においては、複写機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を備えたデジタル複合機(Multi Function Peripheral−MFPと称される。)である。この画像形成装置は上部にADF2を備え、表示装置付きの操作パネル100も同じく上部に設けられている。
画像形成装置1の排紙方向(用紙搬送方向)下流側(以下、単に「下流側」と称す。)には画像形成装置1から送られてくる用紙に対して必要に応じてパンチ穴を穿孔するパンチ処理装置3が連結され、さらに、その下流側に、用紙に対して折りを施す折り装置4、複数の用紙からなる用紙束を整合し、用紙に穿孔されたパンチ穴にリングを通して綴じるリング綴じを行うリング綴じ装置5、及び何も処理されない用紙、パンチ処理が施された用紙及び/又は折り処理が施された用紙に対して、パンチ、整合、折り、綴じなどの処理を施すことが可能な後処理装置6がこの順で連結されている。後処理装置6はフィニッシャとも称される装置である。
図2は図1に示した製本システムのオンラインの制御構成の概略を示すブロック図である。すなわち、オンラインの製本システムでは、画像形成装置1に対してパンチ処理装置3、折り処理装置4、リング綴じ製本装置5及び後処理装置6が1段目、2段目、3段目及び4段目の装置として接続されている。画像形成装置1、パンチ処理装置3、折り処理装置4、リング綴じ製本装置5及び後処理装置6はそれぞれCPU1U、3U、4U、5U、6Uと通信ポート1P、3P1,3P2、4P1,4P2、5P1,5P2、6Pを備え、画像形成装置1とパンチ処理装置3は通信ポート1Pと3P1により、パンチ処理装置3と折り処理装置4は通信ポート3P2と4P1により、折り処理装置4とリング綴じ装置5は通信ポート4P2と5P1により、リング綴じ装置5と後処理装置6は通信ポート5P2と6Pにより、相互に通信可能となっている。
操作パネル100は画像形成装置1に図示しないI/Fにより接続され、画像形成装置1のCPU1Uからの表示指示により後述の表示が実行され、操作パネル100からのキー入力により画像形成装置1に対してユーザから操作入力が行われる。また、操作パネル100は画像形成装置1のCPU1Uによって直接制御されるが、操作パネル100にもCPUを設け、画像形成装置1のCPU1Uの制御下で表示制御を実行するように構成することもできる。
画像形成装置1、パンチ処理装置3、折り処理装置4、リング綴じ製本装置5及び後処理装置6にそれぞれ搭載されているCPU1U,3U,4U,5U,6Uは、同じく画像形成装置1、折り処理装置4、リング綴じ製本装置5及び後処理装置6にそれぞれ搭載されたROMに格納されたプログラムコードをそれぞれ読み出し、RAMに展開し、当該RAMをワークエリア及びデータバッファとして使用して、前記プログラムコードに記載されたプログラムを実行する。これにより、以降に述べる表示制御や処理が行われる。これらの各装置は、前記通信ポート1P,3P1,3P2,4P1,4P2,5P1,5P2,6Pを介して直列に、また、少なくとも水平搬送路10を介して機械的にも直列にライン状(インライン状)に接続されている。オンライン処理の場合には、画像形成装置1のCPU1Uと通信を行い、画像形成装置1のCPU1Uの制御下で制御される。なお、本実施例でインラインというのは、画像形成からパンチ処理、折り処理、リング綴じ処理、あるいは後処理が1つの用紙の流れの中で処理されることを意味している。なお、この順であれば、1つの用紙の流れの中で選択的に処理することもできる。なお、本実施例では、前記CPU1U,3U,4U,5U,6U、ROM及びRAMが、コンピュータが使用する資源に相当する。
図3は前記パンチ処理装置3の詳細な構成を示す図である。このパンチ処理装置3はオンラインで使用されるもので、水平搬送路24、パンチユニット25及びパンチ屑ホッパ29を備えている。水平搬送路24は、前段の装置、ここでは画像形成装置1の排紙口に給紙口24aが接続され、後段の装置、ここでは折り装置5の給紙口に排紙口24bが接続される。パンチユニット25はこの水平搬送路24を直角に横切るように、言い換えれば、用紙搬送方向に直交する方向に複数のポンチ27が並ぶように配置され、ダイ28の下方にパンチ屑ホッパ29が設置される。パンチユニット27はポンチ27を偏心カムによって垂直方向に駆動し、ダイ28との間で穿孔する所謂プレスパンチであり、複数のパンチ穴を一工程で明けることができる。
パンチ処理装置3でパンチ処理を行う場合、画像形成装置1から前記水平搬送路24に搬送されてきた用紙は、パンチ穴の穿孔位置まで搬送されたところで停止する。この位置でパンチユニット25の偏心カム26が回転し、ポンチ27を押し下げ、ダイ28との間で用紙に穴が穿孔される。このパンチユニット16は、リング綴じ用の多穴パンチである。パンチ処理が終了した用紙は再度搬送され下流機へと送られていく。パンチ穿孔した際に発生するパンチ屑はパンチ屑ホッパ29に蓄積される。なお、ここでいうリング綴じ用の多穴パンチとは、リング綴じ対象の用紙サイズがA4縦長手方向、あるいはレターサイズ長手方向の用紙であって、22穴あるいは24穴のものである。リング綴じ対象の用紙サイズや方向が変われば、それに応じて多穴パンチの穴数や穴間隔を変更すれば良い。そのためには、パンチの穴数や穴間隔の異なるパンチユニット27を備えたパンチ処理装置を前記パンチ処理装置3に代えて、あるいは前記パンチ処理装置3に加えて連結すれば良い。
図4は前記折り処理装置4の詳細な構成を示す図である。この折り処理装置4は、二つ折り、三つ折り、Z折り、四つ折り、観音折りなどの複数の折り処理が可能であり、画像形成装置1で画像形成された用紙をバイパスして後段の後処理装置6に、あるいは所望の折り処理を施して後段のリング綴じ製本装置5に搬送することが可能である。
図4において、画像形成装置1で画像形成され、後段に搬出された用紙は、折り処理装置4の給紙口W1aから装置内に搬入され、まず入口センサ401で感知される。入口センサ401の下流側に位置する分岐爪402は、図示しないソレノイドで駆動されており、ソレノイドがオンのときは点線で示したストレート搬送の位置に退避しており、ソレノイドがオフのときは折り機構Rへ搬送可能な位置(実線位置)に回動する。入口センサ401が配置された給紙口W1aからの搬送経路は、折り機構Rへ用紙を搬送する導入経路W1と、排紙経路W2とに分岐している。導入経路W1の終端部は、折り機構Rにつながっている。
折り機構は、ローラ群を中心として上方に第1搬送路414が、左側下方に第2搬送路415が夫々分岐して配置されている。さらに左側上方には排紙経路としての第3搬送路416が連通配置されている。
第1搬送路414には、該搬送路に沿って第1ガイド板(第1停止部材)404が点線位置から実線位置まで進退自在に配置、構成されている。第2搬送路415には第2ガイド板(第2停止部材)410が点線位置から実線位置まで進退自在に配置、構成されている。符号403,411は、夫々第1及び第2搬送路414,415に配置されたホームポジションセンサである。
ローラ群は、第1折りローラ406、第1折りローラ406と夫々ニップする第2折りローラ407及び従動ローラ427、第2折りローラ407とニップする第3折りローラ408を有する。さらに、折り分岐爪409がその軸409aを中心として実線位置と点線位置との間を回動自在に配置されている。
第1ガイド板404の移動制御にはPMモータ(図示せず)を使用する。第1折りローラ406は軸に図示しない電磁クラッチが装着されており、電磁クラッチがオンのときに第1折りローラ406は回転し、オフのときに軸は空回りする。折り分岐爪409は、図示しないソレノイドにより点線位置と実線位置との間を回動自在に制御されている。この折り分岐爪409はソレノイドがオンのときは第2搬送路415を塞ぐ点線位置に移動し、ソレノイドがオフのときは第2搬送路415へ用紙を搬送する実線位置に移動する。第2ガイド板410の制御にはPMモータ(図示せず)を使用する。第1折りローラ406、第2折りローラ407、第3折りローラ408、その他の搬送ローラ426等の駆動は図示しない1つのブラシレスモータで駆動させる。
この折り処理装置4では、折り動作を行わない場合は、分岐爪402によりストレート搬送され、そのまま後段のリング綴じ製本装置5に搬出される。画像形成装置1の操作パネル100からの入力操作等により折りを選択された場合は、用紙は分岐爪402から入口部413に導かれ、導入経路W1に搬送されていく。用紙(図示せず)の先端が第1折りローラ406と従動ローラ427とのニップ部の直前に位置するレジスト検知センサ405に到達したとき、この用紙がさらに下流側へ前進し、第1ガイド板404と第2ガイド板410に突き当たった際にこれらのガイド板404,410が動かないようにPMモータを励磁する。そして、用紙先端がレジスト検知センサ405に到達した後の所定時間後に第1折りローラ406のクラッチがオンになるまでの期間、停止状態にある第1折りローラ406及び従動ローラ427のニップ部で用紙先端を保持してスキュー補正を行い、その後、第1搬送路414へ搬送する。
第1搬送路414へ搬送された用紙は、所定位置で停止状態にある第1ガイド板404に先端を突き当てることにより、第1折りローラ406と第2折りローラ407のニップ部へ撓んでいく。この用紙がさらに撓んでいくと、第1及び第2折りローラ406,407のニップ部でその中間部が咥えられる。ここで、二つ折りが選択されていた場合は、折り分岐爪409がオンされており(点線位置にあり)、用紙はそのまま第2折りローラ407と第3折りローラ408のニップの方に搬送され第3搬送路416から排出される。
二つ折り以外(三つ折り以上)が選択されていた場合は、折り分岐爪409が実線位置にあるため、第1及び第2折りローラ406,407のニップ部を通過した用紙の中間部は第2搬送路415に搬送されていく。第2搬送路415へ搬送された用紙の中間部は、所定位置で停止状態にある第2ガイド板410に突き当たり、用紙の他の部位が第2折りローラ407と第3折りローラ408のニップ付近に撓んでくる。さらに、用紙の一部は第2折りローラ407,408のニップ部に咥えられ、第3搬送路416に搬送されていく。そして用紙は第3搬送路416から排紙部へ搬送され、用紙は後段側に排出される。折り処理装置4からの排紙の状態は排紙経路W2の排紙口W2bの手前に設けた排紙センサ412位置を用紙後端が通過したことにより検知される。
図5は前記リング綴じ製本装置5の詳細な構成を示す図である。このリング綴じ製本装置5は、オンラインで使用されるものである。リング綴じ製本装置5は、搬送経路として前段の装置から後段の装置に搬送する水平搬送路7、水平搬送路7から分岐してリングバインド部(リング綴じ部)18に搬送する下搬送路10、リング綴じされた冊子をスタックトレイ23まで搬送する束搬送路19を備えている。
水平搬送路7の用紙搬送方向最上流側は前段の装置、ここでは折り処理装置4からの用紙を受け入れる給紙口7aであり、折り処理装置4の排紙口W2bに接続される。水平搬送路7の用紙搬送方向最下流側は後段の装置、ここでは後処理装置6に用紙を排紙する排紙口7bであり、後処理装置6の図示しない給紙口に接続される。
水平搬送路7から下搬送路10へ分岐する位置には、切換爪9が設けられ、当該切換爪9の用紙搬送方向下流側の直近には、反転ローラ8が設置されている。反転ローラ8は正転及び反転が可能なローラであり、正転時には用紙を排紙口7b方向に搬送し、反転時には、用紙を給紙口7a方向に搬送する。そのため、用紙後端が切換爪9を通過し、図5において切換爪9が図示時計方向に回動し、用紙の水平搬送路7の用紙搬送方向上流側(以下、単に「上流側」と称す。)への移動を阻止すると、用紙は下搬送路10に案内され、リングバインド部10側へ搬送されることになる。切換爪9の揺動駆動はソレノイドによって行われるが、モータなどを使用して駆動することも可能である。
下搬送路10には、整合トレイ11、リングバインド部18が設けられ、下搬送路10の下流側の束搬送路19には、束搬送部19a、最終束搬送部19b及びスタックトレイ23が設けられている。整合トレイ11には、用紙の搬送方向と直交する方向を揃える横揃えジョガー12、整合トレイ11上の用紙を用紙搬送方向に叩き落として用紙搬送方向を揃えるための叩きコロ13、及び用紙束の綴じ部近傍を保持するためのクランプ14が設けられている。前記リングバインド部18はクランプ14のさらに用紙搬送方向下流側に設けられている。束搬送部19aはこのリングバインド部18でバインド処理された用紙束を受け取る位置に設けられている。
また、リングバインド部18の上部にはリングカートリッジ保持部15が設置されている。リングカートリッジ保持部15内には、リングカートリッジ16が収められており、その中にはリング部材17が多数スタックされている。スタックされたリング部材はリングバインド部18に供給される。本実施例では、円周を3分割したタイプのプラスチックリングを示している。
大略このように構成されたリング綴じ装置4では、パンチ処理装置3によりパンチ処理が施され、折り処理装置4を介して搬送されてきた用紙は水平搬送路7を搬送される。用紙がリング綴じされない場合には、そのまま水平搬送され、下流側の後処理装置6に搬送される。リング綴じされる場合には、水平搬送路4の切換爪9を用紙後端が越えた時点で切換爪9よりも下流側にある反転ローラ8の回転方向が逆方向に反転し、用紙がスイッチバックされる。その際、前述のように切換爪9が切り換えられ、用紙は下搬送路10へ案内され、搬送される。
下搬送路10に搬入された用紙はさらに整合トレイ11に搬送される。整合トレイ11では、冊子にされる多数枚の用紙を1枚ずつ受け入れ、整合しながら積載してゆく。整合トレイ11には、横揃えジョガー12及び用紙の搬送方向へ用紙を叩き落として整合する叩きコロ13などが備えられ、図示しない後端フェンスに用紙のリング綴じ側の端部を押し当てて搬送方向を揃えつつ、ジョガー12によって横方向が揃えられる。
整合トレイ11上に冊子にする枚数分の用紙が積載され、整合された後、クランプ14によって、用紙の綴じ側近傍が加圧保持される。リングバインド部18は支軸18aを中心に回動可能に支持され、リング綴じを行う際には、リングカートリッジ16の下部へ回動してリング部材を取りにゆく。リングバインド部18がリングを1本保持した状態で、クランプ部14の下へ回動し、用紙束の下端に明けられた穴にリング部材を通し、図示しないバインド機構によってリング綴じが行われる。
リング綴じが行われた冊子は、束搬送部19aによって受け取られる。すなわち、束搬送部19aは、支軸19a1に支持され、当該支軸19a1を中心に回動する。そこで、束搬送部19aがクランプ部14の下へ移動した(図5破線位置)後、クランプ14が解除されると、冊子は下方に移動し、束搬送部19のベルトに設けられた放出爪20によって受け取られ、束搬送部19aに乗せ換えられる。その後、束搬送部19aが反時計回りに回動し、最終束搬送部21と略直線となる位置まで移動する(図5実線位置)。次いで、束搬送部19aのベルトに設けられた放出爪20によって、最終束搬送部21まで冊子が受け渡される。
最終束搬送部21からは、同じくベルトに設けられた放出爪22によって冊子が搬送され、スタックトレイ23に排出される。スタックトレイ23には、昇降機構が設けられており、スタックする冊数が増加するにつれて下降し、スタックトレイ23への冊子放出時のスタック高さがほぼ同一位置になるように制御される。このようにして一連のリング綴じ製本処理が行われる。
なお、パンチ処理装置3が複数台連結され、それぞれのパンチ処理装置3のパンチユニット25の多穴パンチの穴の種類(穴数)が異なる場合には、その多穴パンチの種類に応じたリング綴じが可能なリング綴じ製本装置5を連結し、多穴パンチの穴種に対応したリング綴じ製本装置によってリング綴じ製本処理を行わせることもできる。
図6は後処理装置(フィニッシャ)6の概略構成を示す図である。同図において、後処理装置6は、例えば前段のリング綴じ製本装置5の水平搬送路7から用紙を受け入れる入口搬送路A、入口搬送路Aからプルーフトレイ601bに用紙を排出するプルーフトレイ側搬送路B、入口搬送路Aから用紙又は後述の第1の処理トレイFで整合もしくは綴じ処理された用紙束をシフトトレイ601aに排出するシフトトレイ側搬送路C、入口搬送路A側から第1の処理トレイF側に用紙を搬送する処理トレイ側搬送路D、処理トレイ側搬送路Dに搬入された用紙を複数枚積層して待機するプルーフトレイ側搬送路E、処理トレイ側搬送路Dを経て搬送され、積層された用紙束を整合し、必要に応じて端面綴じスティプラ614によって端面綴じ処理を行う第1の処理トレイF、第1の綴じ処理トレイFで整合された用紙束が搬送され、中綴じ、中折り処理を行う第2の処理トレイHを備えている。
以下、動作の概略について説明する。
中綴じ処理を施すために用紙後処理装置1に搬送されてきた用紙は、第1の処理トレイFに順次積載される。第1の処理トレイFでは幅方向の整合をジョガーフェンス602にて行い、搬送方向の整合を叩きコロ604の後端フェンス(搬送方向上流側)方向の叩き搬送動作と放出ベルトの逆転動作による放出爪603背面の用紙先端部押さえ動作により行う。両方向の整合が行われた用紙束は放出爪603と加圧ローラ605によりガイドローラに沿って大きくターンして第2の処理トレイH側に搬送される。
第2の処理トレイHに搬送された用紙束は基準フェンス607まで搬送され、中綴じ部ジョガーフェンス612a,612bにより幅方向が整合され、用紙後端を揃え爪608により叩くことによって搬送方向の整合が行われる。整合後、中綴じスティプラ606a,606bによって用紙束中央部に対して綴じ処理が行われる。その後、基準フェンス607により、用紙束中央部(綴じ処理部)を折りプレート609に対向する折り位置まで押し上げ、折りプレート609の先端部を用紙束の折り位置に押し当てて折りローラ610のニップに押し込むことによって中折り処理を行う。中折り処理が行われた用紙束は搬送ローラ対611側に折りローラ610によって搬送され、下排紙トレイ613に排紙される。
また、入口搬送路Aの用紙受け入れ口の直後にはパンチユニット621が設置され、入口搬送路Aのパンチユニット621を挟んで下側にはパンチユニット621で穿孔されたパンチ屑を集積するパンチ屑ホッパ622が設けられている。パンチユニット621は、パンチユニット621の種類に応じて2穴、3穴、及び4穴程度までのパンチ機能を有する。
これにより、後処理装置6では、パンチ処理、用紙の整合、端面綴じ、中綴じ、中折り、簡易製本などの各種の用紙に対する後処理が可能である。
図7は画像形成装置1に4段にわたる後処理周辺装置が接続されたときの後処理周辺装置の連結順を検知する処理手順を示すフローチャートである。画像形成装置1はインラインに接続された1段目から4段目までの装置を制御するためには、1段目から4段目までの装置が何の装置であり、どのような機能の装置であるかを初期情報として取得する必要がある。さもないと、各段の装置に対してシステムとして制御することはできない。
そこで、本実施例では、画像形成装置1の電源投入後、上流機から通信を開始していく。初期情報は最下流の装置から順に画像形成装置1に通知していく。画像形成装置1は初期情報が通知されてきた順番を記録し、最初に初期情報が通知されてきた装置が最下流機であり、順番に上流機側になっていき、最後に初期情報が通知されてきた装置が最上流機であると判断し、この判断に基づいてシステムの制御を実行する。
すなわち、本実施例では、画像形成装置1の電源がオンされると、パンチ処理装置3、折り処理装置4、リング綴じ装置5及び後処理装置6に対してこの順で通信を開始し(ステップS101,S102,S103,S104)、各装置6,5,4,3から初期情報を取得する(ステップS105,S106,S107,S108)。この通信は、図2に示したように各装置3,4,5,6の通信ポート3P1,3P2,4P1,4P2,5P1,5P2,6Pを介して行われ、各装置3,4,5,6のCPU3U,4U,5U,6Uから受信し、初期情報上流側の装置に発信することよって得られる。
なお、本実施例では、連結された各装置2,3,4,5,6の順番を検知する方法として上記の例を上げたが、他にも最上流の装置から初期情報を通知し、あるいは初期情報の中に順番を示すコマンドを挿入して各装置2,3,4,5,6の順番を検知することもできる。
図8は操作パネル100の詳細構成を示す正面図である。同図において、操作パネル100には、操作表示部101、テンキー102、ストップボタン103、スタートボタン104及び電源ボタン105が設けられ、操作表示部101はタッチパネルである。テンキー102及び他のボタン103,104,105はハードキーである。テンキー102の図において左側には、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能などを選択するための機能キー等が設けられ、右側には、クリアーボタンや割り込みボタンなどの作業を選択する選択キーが設けられている。
図9は図8に示した操作パネル100の操作表示部101における1つの表示例を示す図である。同図に示すように、操作パネル100の操作表示部101には、「コピーできます」表示106、「原稿、セット枚数、コピー枚数」表示107に加えて、用紙選択ボタン110、変倍選択ボタン120、原稿種選択ボタン130、濃度選択ボタン140、原稿種選択ボタン150、原稿セット方向選択ボタン160、及び用紙処理選択表示部170等が設定表示される。
用紙選択ボタン110は、用紙カセットから原稿サイズやコピーサイズに合わせて自動的に最適なサイズの用紙を選択し、あるいは手動で意図するサイズの用紙を選択するために使用する。変倍選択ボタン120では、等倍も含め、変倍率が選択する。原稿種選択ボタン130では文字原稿、写真原稿など原稿種が選択される。濃度選択ボタン140はコピー濃度を自動もしくは手動で選択するためのものである。紙種選択ボタン150では、サイズ混載や薄紙厚紙などの用紙種類などが選択される。原稿セット方向選択ボタン160では原稿のセット方向が選択される。
用紙処理選択表示部170には、排紙/登録タブ171、フィニッシャタブ172、折り/パンチタブ173、リング製本タブ174、製本タブ175及び表示入力画面176が表示制御により設定される。接続された後処理周辺機によってタブの種類やタブ内の選択可能なボタンの種類が変わってくる。前記タブのうち、フィニッシャタブ172をタッチすると、表示入力画面176には、後処理装置6で処理可能なスティプル綴じの種類及び/又は仕分けが表示され、この表示から所望の後処理を選択することができる。
折り/パンチタブ173をタッチすると、パンチ処理装置3の多穴パンチ、折り処理装置4のZ折り処理、後処理装置6の2穴/3穴パンチがそれぞれ表示され、同じくこの表示から所望の折及び/又はパンチ処理が選択可能である。このうちパンチ処理装置3の多穴パンチが選択可能なモードを「リングパンチモード」と称する。また、折り処理装置ではZ折り処理の他に前述の各種の折り処理が可能であるが、倍のサイズの用紙を折り込んで製本する場合には、一般Z折りが施される場合が多いことから、ここではZ折り処理と特定している。
リング製本タブ174をタッチすると、図9の表示入力画面となり、この画面からこのシステムで実行可能なリング製本の種類が表示され、ここからパンチ処理装置3での多穴パンチ処理(リング綴じ用のパンチ処理)及びリング綴じ製本装置5でのリング綴じ処理を用いたリング綴じ処理(以下、「リング製本モード」と称する。)が選択可能である。
製本タブ175をタッチすると、リング綴じ製本装置5でリング綴じ処理を行うリング製本処理(以下、「製本モード」とも称する。)を選択可能である。すなわち、製本タブ175が選択された場合、リング綴じ製本装置5のリング綴じ処理のみが設定され、リング製本タブ174が選択された場合、パンチ処理装置3の多穴パンチ処理とリング綴じ製本装置5のリング綴じ処理が自動的に選択される。したがって、本実施例では、製本タブ175を選択した場合には、パンチ処理装置3は選択されないので、用紙はパンチ処理装置3をスルーしてリング綴じ製本装置5でリング綴じが行われ、リング製本タブ174を選択した場合には、パンチ処理装置3で多穴パンチされた後、そのリング穴にリングを通して綴じるリング綴じ処理が行われることになる。
このように、本実施例では、画像形成装置1のCPU1Uは、図7のフローチャートに示したように画像形成装置1に連結された後処理周辺機の各装置とその接続順を認識し、その認識結果に基づいてこのシステムで実行可能な処理を判断する。この判断に基づいて図9に示すように処理可能な機能のタブが表示される。すなわち、CPU1Uの処理内容は、全て操作表示部101における選択可能な表示に反映される。そこで、ユーザあるいは操作者は、製本システムのシステム構成や各装置の連結順などを全く考慮することなく、前記タブ171−175のいずれかを所望の後処理に対応してタブ選択し、さらにタブ選択後の表示入力画面からの選択入力を行うだけで従来のパンチ処理機能とリング綴じ機能の両者を備えたリング綴じ製本装置をシステム上に備えた場合と操作上変わりなく、処理させることができる。
実施例1では、画像形成装置1から下流側にパンチ処理装置3、折り装置4及びリング綴じ製本装置5が連結されているので、リング綴じ製本装置5の前段でリング綴じ用のパンチ穴を穿孔することができる。しかし、システムの連結状態が常に図1の順で連結されているとは限らない。例えば図10のようにパンチ処理装置3がリング綴じ製本装置5の下流側に連結されている場合であって、リング穴34が形成されていない場合にリング綴じを選択してもリング綴じは不可能である。
そこで、画像形成装置1のCPU1Uは実施例1の図7のフローチャートと同様にして画像形成装置1に接続された上流側の装置から下流側の装置に向かって通信を開始し、通知された初期情報に基づいて連結された装置の種類と連結順を認識する。これにより、図11のシステム構成図に示すように連結されていると認識することになる。なお、図11では、各部の説明は省略するが、各装置はそれぞれの通信ポートを介して通信が行われ、画像形成装置1のCPU1Uは各装置4,5,3,6に対して処理内容の指示が可能である。
この認識にしたがって、画像形成装置1では処理可能な機能を操作パネル100に表示する。図12は図10及び図11のように連結されたシステムにおける使用可能な機能を表示した図である。図10のように連結されたシステムでは、リング綴じ製本装置5の下流側にパンチ処理装置3が連結されているため、物理的にリング製本モードは不可能となる。そこで、このような場合、リング製本モードは実行することができないため、図12に示すように、リング製本174のタブを表示しない。表示されていなければ、選択不能ということであり、パンチ処理装置3を使用してリング綴じ製本を行うリング製本モードは禁止されたことになる。製本モード、パンチモードはそれぞれ独立して選択は可能であるが、同時選択は不能に設定される。
図13は画像形成装置1がリング製本モードの可否判断を行う場合の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、画像形成装置1のCPU1Uによって実行され、操作パネル100の表示内容はこのフローチャートに沿って決定される。
この処理手順では、まず、画像形成装置1は電源投入時に前記図7のフローチャートに準じて処理し、パンチ処理装置3の接続順とリング綴じ製本装置5の接続順を取得する(ステップS201,S202)。次いで、取得したパンチ処理装置3とリング綴じ製本装置5の接続順を比較し(ステップS203)、パンチ処理装置3がリング綴じ製本装置5よりも上流に連結されていた場合(ステップS203−YES)、リング製本モードを許可する(ステップS204)。逆に、パンチ処理装置3がリングバインダー5よりも下流に連結されていた場合(ステップS203−NO)はリング製本モードを禁止する(ステップS205)のと同時に、製本モードとリングパンチモードの同時選択も禁止する(ステップS206)。
その他、特に説明しない各部は前述の実施例1と同等に構成され、同等に機能する。
この実施例2によれば、実施例1とシステム構成が異なり、パンチ処理装置3がリング綴じ製本装置5の下流側(後段)に配置されているようなシステム構成でも、操作パネル100には使用可能な機能のみが表示され、その表示されたタブあるいは表示選択ボタンから選択するので、使用不可の機能が選択されることはない。すなわちCPU1Uの処理内容は、全て操作表示部101における選択可能な表示に反映される。これにより、ユーザあるいは操作者は使用不能な装置について配慮する必要がなくなり、利便性が損なわれる虞はない。
リング綴じを行う用紙には、予めリング綴じのためのパンチ穴が形成されている用紙もある。このような用紙を使用してリング綴じを行う場合、図1及び図2に示した製本システムでは、パンチ処理を行う必要がない場合もある。しかし、リング製本タブ174を選択した場合、パンチ処理装置3による多穴パンチが実行されることになる。そこで、本実施例では、図3に示したパンチ処理装置3のパンチユニット25の上流側にパンチ穴検知センサ30を設け、パンチ穴の検出ができるようにした。図14は、この実施例3に係るパンチ処理装置3の概略構成を示す図である。
図14に示すようにパンチユニット25の前段に設けられたパンチ穴検知センサ30としてはCIS(Contact Image Sensor−密着型イメージセンサ)が用いられる。図15の斜視図に示すように、パンチ穴検知センサ30を用紙31が通過する際に、パンチ穴検知センサ30は用紙の搬送方向に直交する方向に1列に並んで穿孔されたパンチ穴34の有無、パンチ穴34の個数、パンチ穴34の間隔、及びパンチ穴34の大きさを検知する。この検知結果に基づいてパンチユニット25で穿孔した場合と略同等であった場合は、パンチユニット25による穿孔処理を行わず、そのまま下流側へ搬送する。パンチ穴34がない場合、あるいはパンチ穴34の個数、穴の中心間隔は適合するが、大きさがリング綴じ製本装置のリング綴じ処理に適合していないというような場合には、用紙31の所定位置(ここでは後端部)にパンチユニット25により穿孔処理が行われ、その後、下流側の折り処理装置4に搬送される。なお、パンチ処理装置3の水平搬送路24の用紙搬入口にはパンチ処理装置3に搬入される用紙を検知する用紙検知センサ32が、また、水平搬送路24の用紙搬出口にはパンチ処理装置3から搬出される用紙を検知する排紙検知センサ33が、それぞれ設けられている。
図16はパンチ処理装置3のCPU3Uによって実行される処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、このフローチャートでは、リング綴じ処理が可能なパンチ穴34の列を「多穴パンチ」35と記している。
図16において、パンチ処理装置3の入口センサ32が用紙31を検知すると(ステップS301)、搬送ローラの駆動を開始し、用紙31は水平搬送路24に沿って搬送される(ステップS302)。画像形成装置1から用紙31へのパンチ指示があった場合、用紙31の先端のパンチ穴検知センサ30の通過をトリガにして(ステップS304)パンチ穴34の検知を開始する(ステップS305)。
用紙31がパンチ穴検知センサ30を通過し、パンチ穴34の検知が終了すると(ステップS306)、検知したパンチ穴34の数、パンチ穴34の間隔、パンチ穴34の大きさから多穴パンチ35の有無を判断する(ステップS307)。多穴パンチ35されていない場合(ステップS307−YES)、用紙32がパンチ穴穿孔位置まで搬送された時点(ステップS308)でパンチユニット25が動作し、用紙32の所定の穿孔位置に多穴パンチ処理が施される(ステップS309)。その後、排紙センサ33がOFFをしていればONになるのを待ち(ステップS310)、排紙センサ33がONであったならばOFFになるのを待ち(ステップS311)、排紙センサ33がOFFになったら(ステップS311−YES)搬送ローラの駆動を停止する(ステップS312)。
なお、画像形成装置1からパンチ指示がない場合(ステップS303−NO)、用紙31に多穴パンチ35が既に施されていた場合(ステップS307−NO)、用紙31には、パンチ処理は行われず、ステップS210以降の処理へ進み、そのまま下流機へと搬送される。
また、図10に示したシステムでは、多穴パンチ穴35が形成された用紙であれば、リング綴じ製本装置5での製本が可能となる。この場合には、製本タブ175を選択すれば、表示選択画面176に表示されたようなリング綴じ製本が行われる。なお、図12における表示選択画面176の表示では、図9と同様に用紙方向とリング綴じの位置を示している。
その他、特に説明しない各部は実施例1と同等に構成され、同等に機能する。
この実施例3によれば、用紙31に対する多穴パンチ穴35の状態を検出してパンチ穴穿孔の是非を判断し、多穴パンチ穴穿孔が必要な場合にのみ多穴パンチ処理を行ってリング綴じ処理を実行することができるように表示する。そこで、ユーザあるいは操作者は、用紙処理選択表示部170の表示に基づいて選択動作を行うだけで、システムの状態や用紙の状態を忖度することなく使用可能なモードで用紙処理を行うことができる。
前記実施例2のようにパンチ処理装置3がリング綴じ製本装置5の上流側に位置していない場合、あるいは、上流側に位置していたとしてもパンチ処理装置3のパンチ処理が不能な場合には、リング製本モードによる製本処理は不可能となる。パンチ処理が不能な場合とは、例えばパンチ処理装置3が故障したとき、パンチ屑ホッパ29が満杯でパンチ処理が実行できない場合などである。図17は、この実施例4における前記状態に対応した画像形成装置1のCPU1Uの処理手順を示すフローチャートである。
この処理手順では、まず、電源がオンされると、前記図7のフローチャートに準じてパンチ処理装置3の接続順とリング綴じ製本装置5の接続順を取得する(ステップS401,S402)。次いで、取得したパンチ処理装置3とリング綴じ製本装置5の接続順を比較し(ステップS403)、パンチ処理装置3がリング綴じ製本装置5よりも上流に連結されていた場合(ステップS403−YES)、さらに、パンチ処理装置3のパンチユニット25が故障していないかどうかをチェックし(ステップS404)、故障していなければ、パンチ屑ホッパ29が満杯でないかどうかをチェックする(ステップS405)。パンチ屑ホッパ29内のパンチ屑が満杯になっているかどうかは、パンチ屑ホッパ29においてパンチ屑が満杯状態であると見なされる位置に設けられた図示しない満杯検知センサの検出出力に基づいて判断される。パンチユニット25が故障しておらず、パンチ屑ホッパ29が満杯でなければ、パンチ処理装置3は使用可なので、リング製本モードを許可する(ステップS406)。言い換えれば、図9のようにリング製本タブ174が表示され、リング製本モードを選択可能な状態となる。
一方、ステップS404でパンチユニット25が故障していた場合(ステップS404−NO)、あるいはステップS405でパンチ屑ホッパ29が満杯の場合(ステップS405−NO)には、リングパンチモードを禁止してパンチ処理を不能とする(ステップS412)。パンチユニット25が故障の場合は、図18のように操作パネル100の操作表示部101にパンチユニット25が故障している旨の故障表示181を行い、パンチ屑ホッパ29がパンチ屑で満杯の場合には、図19に示すようにパンチ屑の満杯表示182を行う。
次いで、リング製本モードを禁止して(ステップS413)パンチ処理装置3での多穴パンチ処理と、リング綴じ製本装置5でのリング綴じ製本を禁止する。加えて、製本モードとリングパンチモードの同時選択を禁止する(ステップS414)。ステップS414では、リング綴じ製本装置5のみを使用した製本は可能であるが、リングパンチモードについては、パンチ処理装置による多穴パンチは行われない。
ステップS403でパンチ処理装置3がリング綴じ製本装置5の上流側に接続されていなければ、パンチ処理後のリング綴じは不能なので、リング製本モードを禁止し(ステップS407)、さらに、製本モードとリングパンチモードの同時選択を禁止する(ステップS408)。次いで、パンチユニット25の故障の有無をチェックし(ステップS409)、故障していなければ、パンチ屑ホッパ29が満杯かどうかをチェックする(ステップS410)。パンチユニット25が故障、もしくはパンチ屑ホッパ29が満杯であった場合(ステップS409−NO、S410−NO)は、パンチ処理が実行できないので、リングパンチモードが禁止される(ステップS411)。リングパンチモードが禁止されると、リング製本モードも禁止される。なお、パンチユニット25が故障していた場合あるいはパンチ屑ホッパが満杯の場合には、前記図18あるいは図19のパンチユニットの故障表示181あるいはパンチ屑の満杯表示182を行う。
この図17の処理は電源オン時の処理であり、システムの電源をオンしたときに実行される。これに対し、システムを使用中にパンチユニット25の故障、もしくはパンチ屑ホッパ29の満杯が発生したときも、図17に示した場合と同様にリングパンチモード及びリング製本モードは禁止される。図20はシステムの使用中にパンチユニット25が故障した場合、図21はパンチ屑ホッパ29のパンチ屑が満杯になった場合の画像形成装置1のCPU1Uの処理手順をそれぞれ示すフローチャートである。
図20において、システムが動作中にパンチユニット25が故障すると、画像形成装置1のCPU1Uにパンチ処理装置3からパンチユニット25が故障した旨、通知される(ステップS501)。この通知に基づいてCPU1Uはリングパンチモードを禁止し(ステップS502)パンチ処理装置3の動作を禁止する。次いで、リング製本モードを禁止する(ステップS503)。これにより、リング綴じ装置5のリング綴じ動作が禁止される。その後、さらに、製本モードとリングパンチモードの同時選択を禁止する(ステップS504)。この処理では、故障によりパンチ処理装置3が使用不可となることから、パンチ処理装置3を使用した処理動作が禁止されることになる。なお、ステップS501の処理に伴って操作パネル100の操作表示部101には、図18に示したパンチユニット25の故障表示181の表示が行われる。
一方、パンチ屑ホッパ29が満杯となったときには、図21に示すようにパンチ処理装置3からCPU1Uにパンチ屑ホッパ29が満杯である旨、通知される(ステップS601)。パンチ屑ホッパが満杯であると、前述のようにパンチ処理装置3が使用できないので、リングパンチモード、リング製本モードをそれぞれ禁止し(ステップS602,S603)、製本モードとリングパンチモードの同時選択を禁止する(ステップS604)。
このステップS602,S603,S604の禁止状態からパンチ屑満杯解除通知を待つ(ステップS605)。パンチ屑満杯解除通知は、ユーザあるいは操作者がパンチ屑ホッパ29を取り出して空にして再度セットし、パンチユニット25が使用可能な状態になると出力される。そこで、パンチ屑満杯解除通知がパンチ処理装置3のCPU3UからCPU1Uに届くと(ステップS605−YES)、リングパンチモード禁止、リング製本モード禁止をそれぞれ解除し(ステップS606,S607)、さらに、製本モードとリングパンチモードの同時選択禁止を解除する(ステップS608)。このようにしてステップS602からS604で設定された禁止処理が解除されることにより、パンチ処理装置3を使用した用紙処理が可能となる。
その他、特に説明しない各部は、実施例1及び2と同等に構成され、同等に機能する。
この実施例4によれば、パンチ処理装置3が実質的に使用不能な状態に陥ったときに、用紙処理選択表示部170に選択可能な処理もしくはモードを表示し、この表示された処理もしくはモードのみを選択可能とすることによりパンチ処理装置3を使用する処理を禁止することができる。また、パンチ処理装置3が使用可能な状態に復帰したときに、用紙処理選択表示部170の表示を変更し、選択可能な変更された処理もしくはモードを表示することによりパンチ処理装置3を使用したリング綴じ処理を可能としたので、ユーザあるいは操作者がパンチ処理装置3の使用の可否を忖度しなくとも、使用可能なモードで用紙処理を行うことができる。
実施例4は、パンチユニット25に故障が発生し、あるいはパンチ屑ホッパ29が満杯となってパンチ処理装置3が使用不能な状態となり、リング綴じ処理が実行できない場合に対応した例である。一方、リング綴じ製本装置5自体が使用不能となると、リング綴じ製本処理が実行できない状態になる。本実施例5は、このような状態に対応する例である。
図22は電源ON時にリング綴じ製本装置5が故障、あるいはリングカードリッジ16にリング部材17がなかったときの画像形成装置1のCPU1Uの制御手順を示すフローチャートである。
この処理手順では、まず、電源がオンされると、前記図7のフローチャートに準じてパンチ処理装置3の接続順とリング綴じ製本装置5の接続順を取得する(ステップS701,S702)。次いで、取得したパンチ処理装置3とリング綴じ製本装置5の接続順を比較し(ステップS703)、パンチ処理装置3がリング綴じ製本装置5よりも上流に連結されていた場合(ステップS703−YES)、さらに、リング綴じ製本装置5が故障していないかどうかをチェックし(ステップS704)、故障していなければ、リングカートリッジ16にリング部材17があるかどうかをチェックする(ステップS405)。このチェックはリングカートリッジ16の近傍であってリング部材17の有無を検知可能な位置に設けられた図示しないリング有無検知センサの検出出力に基づいて行われる。なお、リング部材17の有無検知は所謂ニアエンド検知も含み、いずれで警告するかは任意であるが、動作停止はリング部材エンドの状態で実行される。
リング綴じ製本装置5が故障しておらず、リングカートリッジ16内のリング部材17もエンド状態でなければ、リング綴じ製本装置5は使用可なので、リング製本モードを許可する(ステップS706)。言い換えれば、図9のようにリング製本タブ174が表示され、リング製本モードでの製本が選択可能な状態となる。
一方、ステップS704でリング綴じ製本装置5が故障していた場合(ステップS704−NO)、あるいはステップS705でリング部材17がエンド(無しの)状態の場合(ステップS705−NO)には、リング綴じ処理が実行できないので、製本モードが禁止される(ステップS712)。製本モードが禁止されると、同様にリング製本モードも禁止し(ステップS713)、さらに、製本モードとリングパンチモードの同時選択を禁止する(ステップS714)。その際、ステップS704で綴じ処理装置5が故障の場合には、図18に準じて操作表示部101に「リング綴じ製本装置が故障しているためリング製本をすることができません。」というような故障表示を行う。また、ステップS705でリング部材17がエンド状態であると判断された場合には、図19に準じて操作表示部101に「リング部材がなくなりました。リング部材を補充してください。」というような補充要求表示を行う。
ステップS703でパンチ処理装置3がリング綴じ製本装置5の上流側に接続されていなければ、パンチ処理後のリング綴じは不能なので、リング製本モードを禁止し(ステップS707)、さらに、製本モードとリングパンチモードの同時選択を禁止する(ステップS708)。次いで、リング綴じ製本装置5の故障の有無をチェックし(ステップS709)、故障していなければ、リングカートリッジ16内のリング部材17の有無をチェックする(ステップS710)。リング綴じ製本装置5が故障、もしくはリング部材17がエンド状態の場合(ステップS709−NO、S710−NO)は、リング綴じ処理が実行できないので、製本モードが禁止される(ステップS711)。なお、リング綴じ製本装置5が故障、あるいはリング部材17がカートリッジ16内にない状態になった場合は、前述の図18あるいは図19に準じたリング綴じ製本装置5の故障表示あるいはリング部材の補充要求表示を行う。
この図22の処理は電源オン時の処理であり、システムの電源をオンしたときに実行される。これに対し、システムを使用中にリング綴じ製本装置5の故障、もしくはリング部材エンドとなったときも、図22に示した場合と同様に製本モード及びリング製本モードは禁止される。図23はシステムの使用中にリング綴じ製本装置5が故障した場合、図24はリング部材エンド(無し)となった場合の画像形成装置1のCPU1Uの処理手順をそれぞれ示すフローチャートである。
図23において、システムが動作中にリング綴じ製本装置5が故障すると、画像形成装置1のCPU1Uにリング綴じ製本装置5から自身が故障した旨、通知される(ステップS801)。この通知に基づいてCPU1Uは製本モードを禁止し(ステップS802)、次いで、リング製本モードを禁止する(ステップS803)。これにより、リング綴じ装置5のリング綴じ動作が禁止される。その後、さらに、製本モードとリングパンチモードの同時選択を禁止する(ステップS804)。この処理では、故障によりリング綴じ製本装置5が使用不可となることから、リング綴じ製本装置5を使用した処理動作が禁止されることになる。なお、ステップS801の処理に伴って操作パネル100の操作表示部101には、リング綴じ製本装置5の故障表示が行われる。
一方、リング部材エンドとなったときには、図24に示すようにリング綴じ製本装置5からCPU1Uにリング部材エンドである旨、通知される(ステップS901)。リング部材エンドとなると、前述のようにリング綴じ製本装置5が使用できないので、製本モード及びリング製本モードをそれぞれ禁止し(ステップS902,S903)、製本モードとリングパンチモードの同時選択を禁止する(ステップS904)。
このステップS902,S903,S904の禁止状態からリング部材有り通知を待つ(ステップS905)。リング部材有り通知は、ユーザあるいは操作者がリングカートリッジ17を取り換え、リング綴じ製本装置5が使用可能な状態になると出力される。そこで、リング部材有り通知がリング綴じ製本装置5のCPU5UからCPU1Uに届くと(ステップS905−YES)、製本モード禁止、リング製本モード禁止をそれぞれ解除し(ステップS906,S907)、さらに、製本モードとリングパンチモードの同時選択禁止を解除する(ステップS908)。このようにしてステップS902からS904で設定された禁止処理が解除されることにより、リング綴じ製本装置5を使用した用紙処理が可能となる。
その他、特に説明しない各部は、実施例1及び2と同等に構成され、同等に機能する。
この実施例5によれば、リング綴じ製本装置5が実質的に使用不能な状態に陥ったときに、用紙処理選択表示部170に選択可能な処理もしくはモードを表示し、この表示された処理もしくはモードのみを選択可能とすることによりリング綴じ製本装置5を使用する処理を禁止することができる。また、リング綴じ製本装置5が使用可能な状態に復帰したときに、用紙処理選択表示部170の表示を変更し、選択可能な変更された処理もしくはモードを表示することによりリング綴じ製本装置5を使用したリング綴じ処理を可能としたので、ユーザあるいは操作者がリング綴じ製本装置5の使用の可否を忖度しなくとも、使用可能なモードで用紙処理を行うことができる。
以上のように本実施形態によれば、
1)パンチ処理機能とリング綴じ機能を異なる装置(パンチ処理装置3、リング綴じ製本装置5)に搭載し、装置単位で機能を分けたので、リング綴じを行う用紙にZ折り等の他の用紙処理を施すことができる。
2)Z折り用紙に対してリング綴じ製本装置内でパンチ処理を行う従来機を使用した多穴パンチ処理に比べて、多穴パンチ穴の穴精度を確保することが容易となり、従来では難しかったZ折り用紙に対する高品質のリング綴じ処理が可能となる。
3)リング製本モードを選択すると、他の機能を忖度することなくそれに対応するパンチモードが自動的に選択されるので、操作性の向上を図ることができる。
4)パンチ処理装置3がリング綴じ製本装置5の下流側に連結されているときはリング製本モードを禁止する(モードの選択を不能とする)ので、ユーザの誤操作を防ぐことができる。
5)画像形成装置1から搬送されてくる用紙31にパンチ処理がされているかどうかを検知し、パンチ済みの用紙31に対してパンチ処理装置3で不必要な処理を施すことなくリング綴じ製本装置5でリング綴じ製本を行うことができる。
6)パンチ処理装置3のパンチユニット25が故障し、あるいはパンチ屑ホッパ29が満杯でパンチ処理が行えない場合、リング製本モードを禁止するので、ユーザの誤操作を防ぎ、操作性の向上を図ることができる。
7)リング綴じ製本装置5が故障し、あるいはリング部材エンドとなってリング綴じ処理が行えない場合、リング製本モードを禁止するので、ユーザの誤操作を防ぎ、操作性の向上を図ることができる。
8)ユーザあるいは操作者が処理可能な処理内容は、全て操作表示部101における選択可能な表示に反映されるので、ユーザあるいは操作者は、操作表示部101に表示された表示部分をタッチ入力するだけで、システムで処理可能な用紙処理のうち、所望の用紙処理を行わせることができる。
などの効果を奏する。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の技術思想に含まれる技術的事項の全てが対象となる
1 画像形成装置
1U CPU
3 パンチ処理装置
4 折り装置
5 リング綴じ製本装置
6 後処理装置
16 リングカートリッジ
17 リング部材
30 パンチ穴検知センサ
62 パンチユニット
100 操作パネル
101 操作表示部
173 折り/パンチタブ
174 リング製本タブ
特開2008−213413号公報

Claims (17)

  1. 用紙に画像を形成する画像形成装置と、
    用紙に種類の異なるパンチ穴をそれぞれ穿孔する複数のパンチ処理装置と、
    用紙に形成された穴に綴じ具としてリング部材を装着してリング綴じ製本を行うリング綴じ製本装置と、
    を有し、前記画像形成装置の後段に前記パンチ処理装置及び前記リング綴じ装置が連結された製本システムであって、
    前記パンチ処理装置によるパンチ処理を行った後、当該パンチ処理された用紙に対して前記リング綴じ製本装置によりリング綴じ処理させる第1の処理モード、及び前記パンチ処理装置によるパンチ処理を行わずに前記リング綴じ製本装置によりリング綴じ処理させる第2の処理モードを含み、これらの処理モードに基づいて用紙処理を実行させる制御手段と、
    前記パンチ穴の種類を選択するパンチ選択手段と、
    前記処理モードを選択するモード選択手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記モード選択手段によって前記第1の処理モードが選択されたとき、前記リング綴じ製本装置によってリング綴じ処理可能なパンチの種類のパンチ処理装置を選択してパンチ処理させること
    を特徴とする製本システム。
  2. 請求項1記載の製本システムであって、
    前記制御装置は、前記画像形成装置に連結された装置の種類と連結順を認識し、前記リング綴じ製本装置の用紙搬送方向上流側にリング綴じ製本装置でリング綴じするためのリング穴をパンチ処理可能なパンチ装置が連結されていない場合、前記第1の処理モードを禁止すること
    を特徴とする製本システム。
  3. 請求項1記載の製本システムであって、
    前記制御手段は、前記パンチ処理装置に異常が発生し、パンチ処理が不能となった場合、前記制御手段は前記第1の処理モードを禁止すること
    を特徴とする製本システム。
  4. 請求項1記載の製本システムであって、
    前記パンチ処理装置はパンチ屑を収納するパンチ屑収納手段及び前記パンチ屑収納手段内のパンチ屑が満杯か否かを検知する満杯検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記満杯検知手段が満杯を検知した場合、前記第1の処理モードを禁止すること
    を特徴とする製本システム。
  5. 請求項1記載の製本システムであって、
    前記画像形成装置から前記リング綴じ装置側に搬送されてくる用紙にパンチ処理が施されているか否かを検知する検知手段を前記パンチ処理装置より用紙搬送方向上流側に有し、
    前記検知手段によって用紙にパンチ処理が施されていることを検知し、かつ、前記モード選択手段によって前記第1の処理モードが選択されている場合、前記制御手段は前記パンチ処理手段によるパンチ処理を省略して前記リング綴じ手段によりリング綴じ処理を実行させること
    を特徴とする製本システム。
  6. 請求項1記載の製本システムであって、
    前記画像形成装置から前記リング綴じ装置側に搬送されてくる用紙にパンチ処理が施されているか否かを検知する検知手段を前記パンチ処理装置より用紙搬送方向上流側に有し、
    前記検知手段によって用紙にパンチ処理が施されていることを検知した場合、前記制御手段は前記第2の処理モードでの処理を可能とすること
    を特徴とする製本システム。
  7. 請求項1、5及び6のいずれか1項に記載の製本システムであって、
    前記パンチ処理装置の後段であって、前記リング綴じ製本装置の前段に用紙を折る折り装置が設けられ、
    前記リング綴じ製本装置は前記折り装置によって折られた用紙に対してリング綴じ処理を実行すること
    を特徴とする製本システム。
  8. 請求項7記載の製本システムであって、
    前記折り装置は用紙をZ折りするZ折り機能を備えていること
    を特徴とする製本システム。
  9. 請求項1、5、6、7及び8記載の製本システムであって、
    前記リング綴じ装置に異常が発生し、リング綴じ処理が不能となった場合、前記制御手段は前記第1の処理モード及び第2の処理モードを禁止すること
    を特徴とする製本システム。
  10. 請求項1、5、6、7及び8記載の製本システムであって、
    前記リング綴じ装置はリング綴じに使用する部材を収納するリング部材収納手段及び前記リング部材収納手段内にリング部材の有無を検知するリング部材有無検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記リング有無検知手段がリング部材の無しを検知した場合、前記第1及び第2の処理モードを禁止すること
    を特徴とする製本システム。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の製本システムであって、
    用紙に対して整合、仕分け、パンチ処理、綴じ、折りの少なくとも1つの処理を行う後処理装置が前記画像形成装置に対して最後段に連結されていること
    を特徴とする製本システム。
  12. 請求項1ないし11のいずれか1項に記載の製本システムであって、
    前記画像形成装置は操作パネルを備え、
    前記パンチ穴の種類を選択するパンチ選択手段は前記操作パネル上の表示選択画面に設定されること
    を特徴とする製本システム。
  13. 請求項1ないし11のいずれか1項に記載の製本システムであって、
    前記画像形成装置は操作パネルを備え、
    前記処理モードを選択するモード選択手段は前記操作パネル上の表示選択画面に設定されること
    を特徴とする製本システム。
  14. 請求項2、3、4、9及び10のいずれか1項に記載の製本システムであって、
    前記画像形成装置は操作パネルを備え、
    前記禁止は、前記操作パネル上での選択を不可とすることにより設定されること
    を特徴とする製本システム。
  15. 請求項1ないし14のいずれか1項に記載の製本システムであって、
    前記制御手段は前記画像形成装置に設けられ、
    前記画像形成装置に連結された各装置の制御回路及び通信手段を介して相互に通信を行い、前記第1及び第2の処理モードでの処理を実行させること
    を特徴とする製本システム。
  16. 用紙に画像を形成する画像形成装置と、
    用紙に種類の異なるパンチ穴をそれぞれ穿孔する複数のパンチ処理装置と、
    用紙に形成された穴に綴じ具としてリング部材を装着してリング綴じ製本を行うリング綴じ製本装置と、
    を有し、前記画像形成装置の後段に前記パンチ処理装置及び前記リング綴じ装置が連結された製本システムにおける製本方法であって、
    前記パンチ処理装置によるパンチ処理を行った後、当該パンチ処理された用紙に対して前記リング綴じ製本装置によりリング綴じ処理させる第1の処理モードと、
    前記パンチ処理装置によるパンチ処理を行わずに前記リング綴じ製本装置によりリング綴じ処理させる第2の処理モードと、
    が設定され、
    前記第1の処理モードが選択されたとき、前記リング綴じ製本装置によってリング綴じ処理可能なパンチの種類のパンチ処理装置を選択してパンチ処理が実行されること
    を特徴とする製本方法。
  17. 用紙に画像を形成する画像形成装置と、
    用紙に種類の異なるパンチ穴をそれぞれ穿孔する複数のパンチ処理装置と、
    用紙に形成された穴に綴じ具としてリング部材を装着してリング綴じ製本を行うリング綴じ製本装置と、
    を有し、前記画像形成装置の後段に前記パンチ処理装置及び前記リング綴じ装置が連結された製本システムにおける製本制御をコンピュータの資源を使用して実行させる製本制御プログラムであって、
    前記パンチ処理装置によるパンチ処理を行った後、当該パンチ処理された用紙に対して前記リング綴じ製本装置によりリング綴じ処理させる第1の処理モードと、
    前記パンチ処理装置によるパンチ処理を行わずに前記リング綴じ製本装置によりリング綴じ処理させる第2の処理モードと、
    が設定され、
    前記第1の処理モードが選択されたとき、前記リング綴じ製本装置によってリング綴じ処理可能なパンチの種類のパンチ処理装置を選択してパンチ処理を実行する手順を備えていること
    を特徴とする製本制御プログラム。
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