JP5481888B2 - 製本システム、製本方法、製本制御プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの機能を複合して有するデジタル複合機などの画像形成装置に接続され、リングによって綴じ処理を行うリング綴じ製本装置が複数連結された製本システム、この製本システムで実行されるリング綴じ製本方法、このリング綴じ製本方法をコンピュータ制御により実行するためのリング綴じ製本制御プログラム、及びこのリング綴じ製本制御プログラムがコンピュータによって実行可能に記録された記録媒体に関する。
従来からの画像形成装置の後処理機が有する機能の1つに、用紙の綴じ側端部に1枚ずつ多穴のパンチ穴を明け、ページ順に揃えて1冊分ずつ排紙トレイに積載する機能があった。こうして得られた出力物は、その後、オフラインの装置や治具を用いて、金属コイルや、プラスチック製のリングなどで綴じを行い、リング製本物として仕上げられていた。一方、画像形成装置に対して複数種の作業装置、例えばパンチ処理装置、スティプル処理装置などをライン状(直列)に連結し、画像形成装置によって画像形成された用紙に対してパンチ処理、スティプル処理などの各処理を行って所望の用紙処理が施された用紙、あるいは用紙束を作成する用紙処理システムが知られている。
そのうち、製本処理に関する機能としては、用紙の端部や中央に綴じ処理を行う機能、糊の付いたテープに用紙端を押し付けて製本処理を行う機能、用紙束の綴じ側の辺に複数個の穴を穿孔した後、金属コイルや、プラスチック製のリングなどで綴じを行い、リング製本物として仕上げられる機能等が一般に知られている。近年では、パンチ穿孔後の用紙を整合し、用紙束の綴じ側の辺に多数個の穴を穿孔した後、金属コイルあるいはプラスチック製のリングなどを前記穴に通すことによって用紙束を綴じるリング製本も普及しつつある。
リング製本を行う装置は、リング綴じ製本装置(リングバインド製本装置)と称され、通常、画像形成装置に対して1対1で接続されている。リング綴じ製本装置はリングを用紙束に形成された複数のパンチ穴に装着するものであることから、リング綴じ製本を行うのに時間がかかり、画像形成装置の生産性を落とすことになる。これを解決するため、画像形成装置1台に対して複数のリング綴じ製本装置を連結接続して製本処理を行うようにすると、画像形成システムの生産性を落とさずにリング綴じ(リングバインド)製本することが可能になる。
そこで、このような装置として例えば特許文献1又は2に記載された発明が知られている。このうち特許文献1(特開平11−301919号公報)記載の発明は、順次送られてくる用紙を揃え整合し、綴じ処理するスティプルにて該用紙の一箇所又は複数箇所を綴じる用紙後処理装置において、綴じ枚数別に対応するステイプラを複数配設し、前記複数のステイプラから枚数別に最適のステイプラを選択して用紙端面側に移動させ、スティプルを行うようにしたことを特徴としている。また、特許文献2(特開2008−213413号公報)記載の発明は、複数の周辺機と通信する通信手段を備え、制御情報を送受信する画像形成装置において、前記周辺機を識別するための識別情報と前記周辺機の連結順を示す連結順情報とを記憶する記憶手段と、前記周辺機から前記識別情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された識別情報と前記記憶手段に記憶された前記識別情報とを比較する比較手段と、前記比較結果に応じて前記周辺機が接続されたときのシステムの状態を認識する認識手段と、を備えたことを特徴としている。
前述のように、画像形成装置1台に対して複数のリング綴じ装置を連結接続して製本処理を行うようにすると、画像形成システムの生産性を落とさずにリング綴じ製本することが可能になるが、同じリング部材が複数のリング綴じ製本装置にセットされていた場合、使用者は製本指示したジョブの用紙が、どのリング綴じ製本装置で製本されるか、すなわち、どこの排紙口にバインド製本された用紙束が排出されるか分からない。そのため、リング綴じ製本が効率的に行われたとしても、使用者は排出されたバインド製本済みの用紙束を容易に見つけることができないことになる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、画像形成システムが、画像形成装置とこの画像形成装置に連結された複数のリング製本装置を含むシステムである場合に、当該複数のリング製本装置に同じ種類のリング部材がセットされているとき、使用者が出力先のリング綴じ製本装置がどの装置であるかを速やかに知ることができ、システムの使用性を向上させることにある。
前記課題を解決するため、本発明は、用紙に画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置の後段に接続され、用紙に形成されたリング穴に綴じ具としてリング部材を装着してリング綴じ製本を行う製本装置と、を備えた製本システムであって、前記製本装置が複数連結され、当該複数の製本装置に装着されているリング部材が同一種類である場合、前記連結された製本装置と、リング部材検知手段によって検知された最大綴じ枚数及びリングサイズを前記製本装置に対応させて表示する表示手段と、前記表示手段に表示された製本装置のいずれかをユーザが選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された製本装置にリング綴じ製本させる制御手段と、を備えていることを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、画像形成装置はMFP1に、リング部材はリング28に、製本装置はリング綴じ製本装置7に、表示装置は操作パネル3(操作表示部3a)に、リング部材検知手段はリングサイズ検知センサ84及びリング径検知センサ85に、選択手段は操作パネル3(操作表示部3a)に、制御手段はCPU1Uに、それぞれ対応する。
本発明によれば、リング部材が同一種類である場合、表示手段に表示された製本装置のいずれかをユーザが選択してリング綴じ製本させ、あるいはいずれかの製本装置でリング綴じ製本が行われたときにリング綴じを実行している製本装置が特定されるように表示するので、使用者は出力先のリング綴じ製本装置がどの装置であるかを速やかに知ることが可能となり、システムの使用性を向上させることができる。
本発明の前提となるリングバインダ製本装置を1台連結した製本システムの外観を示す正面図である。 図1におけるリング綴じ製本装置の詳細な構成を示す図である。 リング綴じ処理される用紙とリング穴との関係を示す図である。 図1に示した製本システムのオンラインの制御構成の概略を示すブロック図である。 リング綴じされた冊子の外観を示す図である。 リング部材の種類を検知し、操作パネルに表示するときの処理手順を示すフローチャートである。 操作パネルの詳細を示す正面図である。 図6のステップS103の操作パネルの表示状態の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るリング綴じ製本装置を連結した製本システムの外観を示す正面図である。 図9に示した製本システムのオンラインの制御構成の概略を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る製本システムの表示制御の処理手順を示すフローチャートである。 図11のフローチャートにおける処理過程で表示される操作パネルの操作表示部の操作表示画面の一例を示す図である。 選択されたリング綴じ製本装置のリングエンド時の処理手順を示すフローチャートである。 選択されたリング綴じ製本装置の排紙口が満杯なったときの処理手順を示すフローチャートである。 選択されたリング綴じ製本装置が複数のときに2つのリング綴じ製本装置で交互にリング綴じ製本を行うときの制御手順を示すフローチャートである。
本発明は、複数のリング製本装置が連結され、同じ種類のリング部材がセットされているとき、使用者が出力先のリング綴じ製本装置がどの装置であるかを速やかに知ることができるようにした。その手段としては、出力先の表示、使用者によるリング綴じ製本装置の選択が上げられる。出力先を表示すれば、使用者はその表示を見るだけで排紙先を認識することが可能であり、使用者が指定したリング綴じ製本装置からリング綴じ製本された用紙束が出力されるのであれば、使用者はどの装置が出力先であるのかを認識しているので、迷うことなく該当する用紙束を取り出すことができる。
一方、画像形成装置側では、複数のリング綴じ製本装置が連結されていること、複数のリング綴じ製本装置に同じリング部材が装着されていることを認識するので、リング綴じ製本装置の排紙口が満杯になったとき、及びリング部材がなくなったときに他のリング綴じ製本装置へリング綴じ処理を切換えて処理が中断しないようにし、あるいは、複数のリング綴じ製本機を交互に使用して両者が満杯になるまで連続的に処理して生産性を高めることができるようになる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1はリングバインダ製本装置を1台連結した製本システムの外観を示す正面図で、本発明の前提となるシステムのシステム構成を示している。以下、このシステムについて簡単に説明する。
画像形成装置本体は本実施例においては、複写機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を備えたデジタル複合機(Multi Function Peripheral−以下、MFPと称す)1から構成されている。このMFP1はADF2を備え、表示装置付きの操作パネル3が設けられている。MFP1の排紙方向下流側にはリング綴じ製本装置7が連結され、専用排紙トレイ4を挟んで最下流には後処理機(フィニッシャ)8が連結されている。符号8aは後処理機8の排紙トレイである。リング綴じ製本装置7では、リング製本する冊子の用紙は、当該リング綴じ製本装置7の中で穿孔処理されて多穴のパンチ穴が形成され、整合され、リング綴じされる。後処理機8についての詳しい機能の説明は省略するが、1〜4穴程度までのパンチ装置やスティプル装置などを内蔵し、各種のスティプル綴じや用紙の整合などを行う公知のものである。
図2は前記リング綴じ製本装置7の詳細な構成を示す図である。このリング綴じ製本装置7は、オンラインで使用される所謂リング製本装置である。以下、リング綴じ製本装置7の機構と動作、機能について順を追って説明する。
リング綴じ製本装置7は、搬送経路に沿って、水平搬送路10、整合トレイ13,22、束搬送部30、最終束搬送部32、及びスタックトレイ34を備え、また、リングを保持するためのクランプ25及びリング綴じ部29、さらには穿孔ユニット16を含むパンチ部を備えている。MFP本体1から給紙された用紙は、リング綴じ製本装置7の水平搬送路10を搬送される。用紙がリング綴じされない場合には、そのまま水平搬送され、下流の専用排紙トレイ4又は後処理装置8に搬送される。リング綴じされる場合には、水平搬送路下流にある、反転ローラ11によって用紙がスイッチバックされる。その際、切換爪12が切換えられて、斜め下のパンチ部へと搬送される。なお、水平搬送路10を含む用紙搬送路には、複数の搬送ローラ対が配置され、用紙を前記用紙搬送路に沿って搬送する。
パンチ部では、整合トレイ13上で、搬送方向に対してほぼ直交する方向から用紙端部に当接するジョガー14によって用紙の搬送方向に対して平行な方向(以下、横方向と称する)の端部が揃えられる。一方、用紙の搬送方向先端部が前記整合トレイ13の搬送経路に突出した先端突き当てストッパ20に突き当てられ、搬送方向の用紙先端の位置が決まる。すなわち、整合トレイ13とストッパ20により、用紙の横方向と搬送方向(縦方向)位置が決まる。なお、用紙が先端突き当てストッパ20に突き当てられる際、用紙にはトルクリミッタ付きの搬送ローラ15によって搬送力が付与され、用紙先端のダメージをなくしている。
用紙が位置決めされたところで、穿孔ユニット16の内部のカム19が回転し、ポンチ18を押し下げ、ダイ17との間で用紙に所定の間隔で1列に並んだパンチ穴が明けられる。このパンチ穴の位置はストッパ20から所定の距離離れた位置である。この穿孔ユニット16は、リング綴じ用の多穴のパンチである。リング穴の穴明けが終了した用紙は、先端突き当てストッパ20の搬送経路から後退して当接状態が解除され、さらに下流へ搬送される。また、穴明けにより生じたパンチ屑はパンチ屑ホッパ21に収納される。
次に用紙は整合部へ搬送される。整合部では、冊子にされる多数枚の用紙を整合トレイ22に1枚ずつ受け入れ、整合しながら積載してゆく。整合トレイ22には、横揃えジョガー23及び用紙の搬送方向へ用紙を押さえ付けるタタキコロ24が備えられ、図示しないフェンスに用紙の搬送方向(縦方向)を揃えつつ、ジョガー23によって横方向が揃えられる。
整合トレイ22上に冊子にする枚数分の用紙が積載され、整合された後、クランプ25によって、用紙の綴じ側近傍が加圧保持される。整合トレイ22の近傍には、リングカートリッジ保持部26が設けられ、当該リングカートリッジ保持部26内には、リングカートリッジ27が収められている。リングカートリッジ27の中にはリング28が多数スタックされている。本実施形態では、円周を3分割したタイプの公知のプラスチックリングが使用される。
リングカートリッジ保持部26の近傍には、リングカートリッジ27に収納されたリング28のサイズ(綴じ方向の長さ)を検知するためのリングサイズ検知センサ84と、リング径を検知するためのリング径検知センサ85と、リング残量が少なくなったことを検知するリングニアエンドセンサ86が設けられている。リングサイズ検知センサ84はリングの長手方向に沿って複数個設けられ、これらのセンサのオン/オフ状態でリング長、すなわちリングサイズが分かる。リング径検知センサは例えばラインセンサからなり、リング径に応じてラインセンサのオン/オフ位置が変化するので、この位置からリング径が分かる。リングニアエンドセンサ86は残りのリング数が所定の個数、例えば5個になった時点でオンになり、その旨、MFP1のCPUに通知する。MFP1のCPUでは、5部のリング綴じが可能であることを認識し、後述のように残りのリング数に応じた処理を行うことが可能となる。なお、リングニアエンドセンサ86に代えて、リングの有無を検知するリング有無検知センサとすることもできる。また、リングニアエンドセンサ86あるいはリング有無検知センサは反射式の光センサを使用することができる。
整合トレイ22に綴じ枚数分の用紙が積載され、整合された後、リング綴じ部29がリングカートリッジ27の下部へ回動してリングを取りに行く。リング綴じ部29がリンクを1本取り、その1本を保持した状態でクランプ部25の下へ回動し、用紙束の下端に明けられた穴にリングを通す。その後、図示しないリング綴じ機構によってリング綴じが行われる。リング綴じが行われた冊子は、回動する束搬送部30がクランプ部25の下へ移動した後、クランプ25が解除され、束搬送部30のベルトに設けられた放出爪31によって受け取られ、束搬送部30に乗せ換えられる。
その後、束搬送部30が図示反時計回りに回動し、最終束搬送部32と略直線となる位置まで移動する。そして、束搬送部30のベルトに設けられた放出爪31によって、最終束搬送部32まで冊子が受け渡される。最終束搬送部32からは、同じくベルトに設けられた放出爪33によって冊子が搬送され、スタックトレイ34に排出される。スタックトレイ34はスタック量に応じて昇降動作を行い、大量の冊子を適度に揃えた状態で集積可能となっている。スタックトレイ34の上部の冊子受入口近傍には紙面検知センサ87が設けられ、スタックトレイ34の最下位位置に対応する位置に満杯センサ88が設けられている。紙面検知センサ87は、最終束搬送部32から排紙され、積載された冊子の上面を検知し、所定の用紙受け入れ位置よりも紙面が上に上がったときには、スタックトレイ34が所定量下降するように制御される。そして、冊子の排出及び集積に伴ってスタックトレイ34が降下するが、最下位位置に至ったときには、積載不能となるので、満杯センサ88によって満杯を検知し、スタックトレイ34の下降動作とスタックトレイ34への排紙動作を停止する。なお、紙面検知センサ87及び満杯センサ88は反射式の光センサが使用される。
また、本実施例では、図3に示すように用紙のサイズとリング綴じのためのリング穴(パンチ穴)を検出するための反射型光センサからなるパンチ穴検知センサ81,82が設けられている。このパンチ穴検知センサ81,82はA4サイズの用紙とレターサイズの用紙を識別するため、A4サイズの用紙の外側の2穴のリング穴40−1,2を検出する位置に配置されている。パンチ穴検知センサ81,82は、本実施例では、図2に示すように穿孔ユニット16の用紙搬送方向の上流側であって、当該穿孔ユニット16の近傍に、用紙搬送方向に対して直交する方向に並んで設けられている。なお、パンチ穴検知センサ81,82は、図2に示した位置に限定されるものではなく、穿孔ユニット16の配設位置よりも用紙搬送方向上流側で、用紙の横方向の位置が整合されている位置であればよい。このパンチ穴検知センサ81は、A4サイズの用紙とレターサイズの用紙を識別するためのもので、識別可能な位置にそれぞれ設けられている。
パンチ穴の検出は図3に示すように用紙60がパンチ部に搬送され、手前と奥のジョガー14F,14Rによって幅(横)方向が揃えられた後、実施される。すなわち、用紙の幅方向がジョガー14F,14Rによって揃えられた後、用紙60はパンチ部へ搬送される。搬送された先には、リング綴じ用のパンチ穴62に合わせた2個のパンチ穴検知センサ81,82によって、穴の有無を検知する。なお、この実施形態では、A4及びレター(LT)サイズの横送りの多穴パンチ穴を想定して説明しているが、センサの位置、センサの数、あるいはセンサのタイプ等を変更することによって、容易に多種多用な用紙サイズ及び穴モードへの対応ができることはいうまでもない。全サイズに対応するには、例えばライン状のセンサ83をパンチ穴位置に沿って配置し、当該センサ83の検出状態に応じてパンチ穴を検出するように構成することもできる。また、このパンチ穴検知手段は、前述のように穿孔ユニット16より上流側の搬送経路であれば、MFP1等の画像形成装置本体あるいはその他の処理装置のいずれに内蔵しても、同様な機能を発揮することができる。
前述のように2個のパンチ穴検知センサ81,82によって、用紙サイズと穴モードに対応できるのは、次の理由による。例えばA4サイズの用紙に対して23穴のリング穴を明ける穿孔ユニット16でレターサイズの用紙にA4サイズの用紙と同様にしてパンチングにより穴明けすると、21穴のリング穴が明けられる。すなわち、レターサイズの用紙はA4サイズの用紙に対してリング穴を形成する用紙辺について両側の2穴分が少なくなる。そこで、リング穴を形成する用紙辺の片側の2穴の位置で穴検知を行い、2穴検知できるとA4サイズ、1穴しか検知できないとレターサイズとなる。また、ここでは特に説明していないが、2穴とも検知できない場合には、A4サイズでもレターサイズでもないこれより小さなサイズの用紙、例えばB5サイズあるいはA5サイズということも分かる。
なお、リング穴がはじめから明けられた用紙の場合、水平搬送路10の途中などにセンサを設けてリング穴を検出することによりリング穴検知を行う。本実施例では、スイッチバック部の用紙が停止する部分でリング穴の有無を反射型センサによって検知し、その検知結果に基づいてリング穴の判別を行っている。また、本実施例に係る製本システムでは、リング綴じする用紙のサイズ、リング28の種類(サイズ)の選択あるいは設定を操作パネル3から入力することができる。
本実施例では、MFP1の排紙方向下流側にリング綴じ製本装置7、専用排紙トレイ4及び後処理装置8が連結されている。ここでは、MFP1、リング綴じ製本装置7、専用排紙トレイ4、及び後処理装置5はオンラインで連結されている。この状態を図4に示す。
図4は図1に示した製本システムのオンラインの制御構成の概略を示すブロック図である。すなわち、オンラインの製本システムは、MFP(画像形成装置)1に対してリング綴じ製本装置7が接続され、このリング綴じ製本装置7に後処理装置(フィニッシャ)8が接続されている。MFP1、リング綴じ製本装置7及び後処理装置8はそれぞれCPU1U,7U,8Uと通信ポート1P,7P1,7P2,8Pを備え、MFP1とリング綴じ製本装置7は通信ポート1Pと7P1により、リング綴じ製本装置7と後処理装置8は通信ポート7P2と8Pとにより相互に通信可能となっている。操作パネル3はMFP1に図示しないI/Fにより接続され、MFP1のCPU1Uからの表示指示により後述の表示が実行され、操作パネル3からのキー入力によりMFP1に対してユーザから操作入力が行われる。
MFP1、リング綴じ製本装置7及び後処理装置8にそれぞれ搭載されているCPU1U,7U,8Uは、同じくMFP1、リング綴じ製本装置7及び後処理装置8にそれぞれ搭載されたROMに格納されたプログラムコードをそれぞれ読み出し、RAMをワークエリア及びデータバッファとして使用して、前記プログラムコードに記載されたプログラムを実行する。これにより、以降に述べる表示制御や処理が行われる。これらの各装置は、前記通信ポート1P,7P1,7P2,8Pを介して直列に、また、少なくとも水平搬送路10を介して機械的にも直列にライン状(インライン状)に接続されている。オンライン処理の場合には、MFP1のCPU1Uと通信を行い、MFP1のCPU1Uの制御下で制御される。なお、本実施形態でインラインというのは、画像形成からパンチ処理、リング綴じ処理、あるいは後処理が1つの用紙の流れの中で処理されることを意味している。
また、リング綴じ製本装置7のCPU7Uには、前述のパンチ穴検知センサ81,82,83、リングサイズ検知センサ84、リング径検知センサ85、リングニアエンドセンサ86、紙面検知センサ87、満杯センサ88がインターフェイスを介してそれぞれ接続され、CPU7Uはこれらのセンサ81〜88の検知結果に基づいて所定の処理を実行する。
リング28はリング綴じ処理を行う用紙サイズによって適合するサイズがある。リング処理される用紙はパンチ処理が施されるが、用紙サイズによってパンチ穴の数が異なる。また、リング綴じ処理を行う用紙辺の長さも用紙サイズにより異なる。そのため、適合するサイズとは、前記2点、すなわち、パンチ穴の数と用紙サイズの2点が適合した種類のリング28のサイズのことである。本実施形態では、このリング28のサイズのことをリングサイズと称している。
図5は本実施形態に係るシステムによって作成されるリング綴じされた冊子の製本後の一例を示す外観図である。同図から分かるように用紙束60の端部近傍にパンチ穴62が多数明けられ、リング28で綴じられて冊子が形成されている。本実施形態では、予めパンチ穴(リング穴)62が明けられてMFP1から搬送されてきた用紙であっても、穿孔ユニット16によってパンチ穴(リング穴)62が形成された用紙であっても、リング綴じ部29でリング28が嵌められ、リング綴じ製本が行われる。
本実施形態で例示するリング綴じ製本装置7は、穿孔ユニット16がA4Y用とLTY用、リング28の種類がリング可能枚数50枚用と100枚用、リングサイズがA4Y用とLTY用のものを装着可能である。しかし、この他の種類のパンチユニット、リング28が装着可能な場合でも同様の制御が行われる。また、1つのリング綴じ製本装置7にセットされている穿孔ユニット16とリング28は、各リングバインダ内でリング製本を完結させるため、各々の適合サイズは同一のものが装着される。
本実施形態では、リング綴じ製本装置7はリング28のリング可能枚数とリングサイズの種類を検知するリング28検知手段を有し、また、MFP1はリング28の種類を表示する表示手段を有し、前記リング部材検知手段によって検知したリング28の種類を前記表示手段に表示する。本実施形態では、リング28検知手段はリングサイズ検知センサ84とリング径検知手段85とから構成され、これらの検知結果からリング28の種類を特定することができる。特定されたリング28の種類は、MFP1の操作パネル3の操作表示部3aに表示される。操作表示部3aは所謂タッチパネルで構成され、表示されたボタン領域にタッチし、あるいは押圧することにより、当該ボタン領域に設定された機能がオンになるように設定されたユーザインターフェイスである。
図6は実施例1におけるリング28の種類を検知し、操作パネル3に表示するときの処理手順を示すフローチャートである。リング綴じ製本装置7は、リングカートリッジ保持部26にリングカートリッジ27が装着され、システムの電源がオンになり、リング綴じ製本装置7が使用可能な状態になったとき、リング綴じ製本装置7のCPU7Uは、リングサイズ検知センサ84とリング径検知手段85の検知結果からリング28の種類を特定し(ステップS101)、MFP1本体へ検知したリング28の種類を通知する(ステップS102)。MFP1はリング28の種類が通知されると、リング28の種類を操作パネル3に表示する。
図7は操作パネル3の詳細を示す正面図である。同図において、操作パネル3には、操作表示部3a、テンキー3b、ストップボタン3c、スタートボタン3d及び電源ボタン3eが設けられ、操作表示部3aは前述のようにタッチパネルである。テンキー3b及び他のボタン3c,3d,3eはハードキーである。テンキー3bの図において左側には、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能などを選択するための機能キー等が設けられ、右側には、クリアーボタンや割り込みボタンなどの作業を選択キーが設けられている。
図8は図6のステップS103の操作表示部3aにおける表示状態の一例を示す図である。この表示は、リングの種類はA4長手方向のサイズで、リング径が50枚用のものであることを示している。このため、リング製本を選択したときの表示が、「A4Y 50枚」の横綴じと縦綴じの選択ボタン3a−1,2と、「A4Y」の横方向と縦方向のリングパンチの選択ボタン3a−3,4が表示されている。なお、ここでは、一例としてMFP本体1の操作パネル3に表示した場合を示したが、リング綴じ製本装置7に表示部あるいは操作パネルを設け、当該表示部あるいは操作パネルに表示するようにすることもできる。
したがって、MFP1で画像を形成した用紙をリング綴じ製本する場合、この操作表示部3aの操作表示画面からリング製本のタブを選択し、<リング製本>と<リングパンチ>を表示させる。この実施形態では、2台のリング綴じ製本装置7が連結されているが、同一リングサイズ(A4Y)と同一最大綴じ枚数(50枚)、及び同一穿孔ユニットサイズ(A4Y)を備えたものなので、操作表示部3aには、その状態がリング製本装置7−1,2に関係なく選択ボタン3a−1〜4として表示されている。そこで、このサイズで製本を行うのであれば、選択ボタン3a−1あるいは2を選択すれば、その選択したリング綴じ製本がMFP1から排紙された用紙束に対していずれかのリング綴じ製本装置7−1,2で実行される。
なお、穿孔ユニットサイズ3a−3あるいは4を選択すれば、穿孔処理だけも可能である。
図9はリング綴じ製本装置を連結した製本システムの外観を示す図、図10は図9に示した製本システムのオンラインの制御構成の概略を示すブロック図である。
この実施形態に係るシステムは、前記前提となるシステムにおけるリング綴じ製本装置7の後段であって専用排紙トレイ4の前段にもう1台のリング綴じ製本装置を連結し、前提となるリング綴じ製本装置7を第1及び第2のリング綴じ製本装置7−1,7−2を連結したものである。このように2台のリング綴じ製本装置7−1,7−2を連結すると、それぞれに装着するリングの種類を変えることにより、インラインで異なるリング種でのリング綴じ製本が一連の動作で可能となるが、本実施形態では、同一構成、同一機能のリング綴じ製本装置を2台連結し、タンデム処理を可能としている。
このため、図10に示すように図4に示したシステム構成におけるリング綴じ製本装置7を第1及び第2のリング綴じ製本装置7−1,7−2に置き換え、通信ポート及びCPUについては、図4の通信ポート及びCPUに対し、添字1,2をハイフンの後に付けて区別し、明示している。なお、図10の例においても、第1及び第2のリング綴じ製本装置7−1,7−2のCPU7U−1,7U−2には、それぞれ前記パンチ穴検知センサ81,82,83、リングサイズ検知センサ84、リング径検知センサ85、リングニアエンドセンサ86、紙面検知センサ87及び満杯検知センサ88がインターフェイスを介してそれぞれ接続され、CPU7U−1,7U−2はこれらのセンサ81〜88の検知結果に基づいて所定の処理、すなわち、セットされたリング部材の種類(幅サイズ、リング可能枚数)、及び穿孔ユニット16の種類をMFP本体1へ通知し、MFP本体1は、前記通知に応じて操作パネル3aの表示を変更する。また、図10の例では、第1及び第2のリング綴じ製本装置7−1,2には、当該リング綴じ製本装置に排紙されていることを示す表示装置89が設けられ、CPU7U−1,7U−2によってそれぞれ制御される。
図11は、この表示制御の処理手順を示すフローチャートである。この処理手順では、第1及び第2のリング綴じ製本装置7−1,2はそれぞれリング28の種類を検知し(ステップS201)、検知したリング28の種類をMFP(画像形成装置)1に通知する(ステップS202)。同様に穿孔ユニット16の種類(穿孔ユニットサイズ)、すなわち穿孔される穴の数と穿孔対象となる用紙のサイズ(穿孔する側の用紙の長さ)を検知し(ステップS203)、穿孔ユニット16の種類をMFP1に通知する(ステップS204)。なお、穿孔ユニット16の種類は、リング綴じ製本装置7−1,2に装着したとき、あるいはシステムの電源がオンになったときにリング綴じ装置が検知し、MFP1に通知する。穿孔ユニット16の種類の検知は、穿孔ユニット16に自身の種類を示す情報がバーコード、穴(穴の数と位置)あるいはRFIDチップなどによって予め付与され、その情報を読み取ることによって取得される。
ステップS202及びS204でリング28の種類と穿孔ユニット16の種類(穿孔ユニットサイズ)がMFP1側に通知されると、MFP1のCPU1U(制御回路)では、穿孔ユニット16がA4Y(A4横サイズ)用のものかどうかをチェックする(ステップS205)。このチェックで穿孔ユニット16がA4Yサイズのものであれば(ステップS205−YES)、さらにリング28が50枚用のものかどうかをチェックする(ステップS206)。50枚用のものであれば、A4Y、50枚用のリング径のリングを使用する場合の操作表示画面を表示し(ステップS207)、50枚用でなければA4Y、100枚のリングを使用する場合の操作表示画面を表示する(ステップS208)。
また、ステップS205で穿孔ユニット16がA4Y用のものでなかった場合には、同様にリング28が50枚用のものかどうかをチェックし(ステップS209)、50枚用であれば、レターサイズ横(LTY)50枚用のリング径を使用する操作表示画面を表示し(ステップS210)、50枚用でなければ、レターサイズ横(LTY)100枚用のリング径を使用する操作表示画面を表示する(ステップS211)。操作パネル3の操作表示部3aの操作表示画面の一例を図12に示す。
図9に示したように第1及び第2のリング綴じ製本装置7−1,7−2が連結され、かつ同じリング28がそれぞれの製本装置7−1,2に装着された場合、操作パネル3は、図12に示すようにどちらのリング綴じ製本装置7−1,7−2を指しているのか分かるように表示する。図12に示した表示画面では、第1のリング綴じ製本装置7−1を「1st」と、第2のリング綴じ製本装置7−2を「2nd」と表示している。
この操作表示部3aの表示画面で、ユーザが「1st」のリング製本のタグ3a−1,3a−2のいずれかを選択した場合は第1のリング綴じ製本装置7−1でリング製本処理を行い、「2nd」のリング製本のタグ3a−5,3a−6のいずれかを選択した場合は第2のリング綴じ製本装置7−2でリング製本を行う。
このようにしてユーザが選択したリング綴じ製本装置を使用して製本処理を行っているときに、当該製本処理を行っているリング綴じ製本装置で使用しているリング28がなくなる場合がある。図13は、このようなリング28のエンド時の処理手順を示すフローチャートである。図13の処理は、第1のリング綴じ製本装置7−1でリング綴じ処理を指示し、ジョブ中に当該第1のリング綴じ製本装置7−1のリング28がなくなったときの例である。
図13において、MFP1は第1のリング綴じ製本装置(図では「リングバインダ」と記す)7−1にリング綴じ処理(リングバインド処理)を指示し(ステップS301)、第1のリング綴じ製本装置7−1はMFP1の指示に従いリング製本処理を実行する(ステップS302)。第1のリング綴じ製本装置7−1はリング綴じ処理が終了すると、リング綴じ処理する次の部があるかどうかをチェックし(ステップS303)、次部がなければ、そのまま終了し、次部があれば、第1のリング綴じ製本装置7−1にリング28が残っているか否かをチェックする(ステップS304)。
残っていれば、ステップS301に戻って次のジョブの製本処理を実行する。残っていなければ、MFP1にリング28がなくなった旨通知し(ステップS305)、MFP1はこの通知に基づいて第2のリングバインダ装置7−2にリング28の残数の有無を確認する(ステップS306)。残数がなければ、そのまま処理を終え、残数があればMFP1は第2のリングバインダ装置7−2にリング綴じ製本処理を指示する(ステップS307)。
ステップS306における第2のリングバインダ装置7−2におけるリング28の残量の有無の判断は、リング28がなくなった時点でMFP1にリング28の残量無しを通知しているので、MFP1で行う。また、第1のリング綴じ製本装置7−1についても、ステップS303で次のジョブを開始するときには、ステップS304でリング28の有無を判断しているので、ステップS301でジョブ開始を指示する場合には、リング28の残量有無はMFP1で認識している。
このように処理すると、指定したリング綴じ製本装置で製本処理を行っている過程でリング28がエンド状態になっても、同じリング28を備えた他のリング綴じ製本装置に処理を移管し、他のリング綴じ製本装置にリング28が装着されている場合には、ジョブを中断することなく継続してリング綴じ製本処理を実行することができ、生産効率の低下を招くことがなくなる。
図14は選択されたリング綴じ製本装置の排紙口が満杯なったときの処理手順を示すフローチャートである。この例は、第1のリング綴じ製本装置7−1でリング綴じ処理を指示し、ジョブ中に第1のリング綴じ製本装置7−1の排紙止口が満杯になったときの例である。
この例では、MFP1は、第1のリング綴じ製本装置7−1にリング綴じ処理を指示し(ステップS401)、第1のリング綴じ製本装置7−1は指示に従いリング綴じ製本処理を行う(ステップS402)。リング綴じ処理を行って排紙が完了する(ステップS403)と、第1のリング綴じ製本装置7−1は排紙口が満杯か否かをチェックする(ステップS404)。満杯の検知は満杯検知センサ88によって行われる。
このチェックで、排紙口が満杯でなければ、次のジョブの有無をチェックし(ステップS405)、次の部のリング綴じ処理がなければそのまま終了し、リング綴じ処理すべき次の部があればステップS401に戻って次部の製本動作を続行する。ステップS404で排紙口が満杯であると判断したときには、MFP1に排紙口満杯を通知する(ステップS406)。MFP1は次部の有無をチェックし(ステップS407)、次部がなければ、そのまま処理を終え、次部があれば、第2のリングバインダ装置7−2の排紙口が満杯かどうかをチェックし(ステップS408)、満杯ならば、そのまま処理を終え、満杯でなければ、第2のリングバインダ装置7−2に製本処理を指示する(ステップS409)。
ステップS408の第2のリングバインダ装置7−2の排紙口の満杯の判断は、排紙口が満杯になった時点でMFP1に満杯を通知しているので、MFP1で行う。また、第1のリング綴じ製本装置7−1についても、ステップS405で次のジョブを開始するときには、ステップS404でリング28の有無を判断しているので、ステップS401でジョブ開始を指示する場合には、排紙口の満杯の状態はMFP1で認識している。
これにより、第1のリング綴じ製本装置7−1から第2のリングバインダ装置7−2に処理が移行し、ジョブの終了まで、あるいは、第2のリングバインダ装置7−2の排紙口が満杯になるまで、製本処理が行われる。そのため、第1のリング綴じ製本装置7−1の排紙口が満杯になった時点で第2のリングバインダ装置7−2の排紙口が満杯でない場合には、ジョブを中断することなく継続してリング綴じ製本処理を実行することができ、生産効率の低下を招くことがなくなる。
操作表示部3aの表示画面で、ユーザが「1st」のリング製本のタグ3a−1,3a−2のいずれかと、「2nd」のリング製本のタグ3a−5,3a−6のいずれかを選択した場合は、第1のリング綴じ製本装置7−1と第2のリング綴じ製本装置7−2で交互にリング綴じ製本を行う。このときの制御手順を図15のフローチャートに示す。
図15において、ユーザが操作表示部3aの表示画面から第1のリング綴じ製本装置7−1にリング綴じ製本処理を指示すると(ステップS501)、第1のリング綴じ製本装置7−1が製本処理を実行する(ステップS502)。次いで、次部の有無をチェックし(ステップS503)、次部がなければそのまま処理を終え、次部があれば、第2のリングバインダ装置7−2にリング綴じ製本処理を指示する(ステップS504)。この指示に基づいて第2のリングバインダ装置7−2が製本処理を実行し(ステップS505)、リング綴じされた用紙束の排出を完了し(ステップS506)、次部の有無をチェックする(ステップS507)。次部があればステップS501に戻って第1のリング綴じ製本装置7−1にリング綴じ製本処理を指示し、以降の処理を順次実行する。
これにより、1部の製本処理毎に第1のリング綴じ製本装置7−1から第2のリングバインダ装置7−2へ、あるいは第2のリングバインダ装置7−2から第1のリング綴じ製本装置7−1への交互に処理が移行し、ジョブの終了までこのリング綴じ処理を実行することができる。これにより、一方のリング綴じ製本装置のリング28がエンドになるまで、または一方の排紙口が満杯になるまで、ジョブは継続して行われる。
さらに、一方のリング綴じ製本装置のリング28がエンドになった後、他方のリング綴じ製本装置のみの製本処理に切換えれば、他方のリング綴じ製本装置にリング28がある限り、あるいは排紙口が満杯になるまで処理を継続することができる。
これとは逆に一方のリング綴じ製本装置の排紙口が満杯なった後、他方のリング綴じ製本装置に製本処理を切換えれば、他方のリング綴じ製本装置の排紙口が満杯になるか、あるいは、リング28がエンド状態になるまで処理を継続することができる。
いずれにしても、一方のリング綴じ製本装置7でのリング綴じ製本が不能となったとき、他方のリング綴じ製本装置7でリング綴じ製本処理が可能であれば、残ったリングがなくなるまで、あるいは排紙可能な排紙口の満杯までのリングバインダ製本処理が行われる。その際、リング綴じ処理不能となったリング綴じ製本装置のリング28を補給し、あるいは、スタックされた冊子を当該スタックトレイ34から取り除くと、そのリング綴じ製本装置は使用可能となり、さらに多部数の製本処理が可能となり、生産効率の低下を招くことがなくなる。
これまでに述べた例では、操作表示部3aの表示画面で、ユーザが「1st」のリング製本のタグ3a−1,3a−2のいずれかを選択した場合は第1のリング綴じ製本装置7−1でリング製本処理を行い、「2nd」のリング製本のタグ3a−5,3a−6のいずれかを選択した場合は第2のリング綴じ製本装置7−2でリング綴じ製本を行うように構成されているが、ユーザにとっては自身が操作しなくとも自動的に用紙に画像形成し、製本された冊子が効率的に出力されればそれで十分である。そこで、図13、図14及び図15おける最初のステップ(ステップS301,S401,S501)をMFP1のCPU1Uが選択するようにして、ユーザの操作を省略することもできる。この場合、CPU1Uは、リング28の残存数、スタックトレイ34の位置、及び操作パネルからの製本の枚数及び部数を考慮して第1あるいは第2のリング綴じ製本装置7−1,2のいずれかを選択し、リングバインダ製本処理を実行し、排紙させる。その際、操作表示部3aの表示画面に出力しているリング綴じ製本装置7−1,2を表示するとともに出力しているリング綴じ製本装置の表示装置89を点灯させる。これにより、ユーザはいずれのリング綴じ製本装置7−1,2から出力しているのかを一目で認識することができる。
なお、ここでは、リング28の残り個数やスタックトレイ34の位置を勘案して排出するリング綴じ製本装置7−1,2を選択しているが、一方が一杯になるか、リング28がなくなれば他方に排紙先を変更するので、単純にMFPから近い側のリング綴じ製本装置7−1を選択するように設定することも可能である。この方が、搬送経路を通る距離が短いので、より効率的に製本動作を行うことができる。
あるいは、このようにMFP1に近い側の第1のリング綴じ製本装置7−1を優先的に使用すると、第1及び第2のリング綴じ製本装置7−1,2の間で経年劣化に差が生じ、第1のリング綴じ製本装置7−1が故障しやすくなることは否めない。そこで、両者の使用時間の積算、あるいは使用率に基づいて、使用時間の積算の少ないリング綴じ製本装置あるいは使用率の少ないリング綴じ製本装置を優先的に選択するように設定することもできる。これらの設定は工場出荷時の初期設定からユーザの要望に応じてサービスマンによって変更することができる。
なお、本実施形態では、リング綴じ製本装置を2台連結したシステムを例示しているが、3台以上連結しても同様である。
なお、前記CPU1U,7U−1,2で実行するプログラムは、記録媒体を利用することに流通過程で取引することも可能である。記録媒体としては、例えば、FD、CD−ROM(R、RW)、DVD−ROM(R、RW)、MO、MD、磁気テープ、サーバのハードディスク等が該当する。
以上のように、本実施形態によれば、
1)ユーザがリング綴じ製本で処理された用紙束の排出先を指定することができるので、リング綴じ製本された用紙束の排紙先を間違えることなく容易に把握することができる。
2)複数のリング綴じ製本装置で交互にリング綴じ処理を行うと、一方でリングの綴じ処理を行っている間に、他方に排紙することができるので、生産性の向上を図ることができる。
3)指定したリング綴じ製本装置のリングがなくなっても、他のリング綴じ製本装置でリング綴じ処理を行うことにより、システムを停止させることなくリング綴じ製本された用紙束を継続して出力することができる。
4)指定したリング綴じ製本装置の排紙口が満杯になっても、他のリング綴じ製本装置でリング綴じ処理を行うことにより、システムを停止させることなくリング綴じ製本された用紙束を継続して出力することができる。
5)ユーザが排紙先を指定しない場合でも、リング綴じ処理された用紙束の出力先のリング綴じ製本装置の表示装置がその旨表示するので、ユーザはリング綴じ製本処理しているリング綴じ製本装置を視覚により特定することが可能となり、処理終了後、リング綴じ処理された用紙束を迷うことなく取り出すことができる。
6)ユーザが排紙先を指定しない場合、ユーザの希望に応じて設定された排紙先の条件に基づいて排紙するので、ユーザの意図に応じた処理が可能となり、ユーザの使用性を高めることができる。
等の効果を奏する。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の技術思想に含まれる技術的事項の全てが対象となる。
本発明は、シート状の部材に対してリング綴じ製本処理により綴じ処理してシート束を形成するシート処理装置、及びこのシート処理装置を備えたシステム全般に適用することができる。
1 MFP(画像形成装置)
1U,7U−1,7U−2,8U CPU
3 操作パネル
3a 操作表示部(表示選択画面)
3a−1〜6 選択ボタン
7,7−1,7−2 リング綴じ製本装置
8 後処理装置
16 穿孔ユニット
28 リング
29 リング綴じ部
81,82,83 リング穴検知センサ
84 リングサイズ検知センサ
85 リング径検知センサ
86 リングニアエンドセンサ
87 紙面検知センサ
88 満杯検知センサ
89 表示装置
1P,7P1−1,7P2−1,7P1−1,2,7P2−2,2,8P 通信ポート
特開平11−301919号公報 特開2008−213413号公報

Claims (18)

  1. 用紙に画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置の後段に接続され、用紙に形成されたリング穴に綴じ具としてリング部材を装着してリング綴じ製本を行う製本装置と、
    を備えた製本システムであって、
    前記製本装置が複数連結され、当該複数の製本装置に装着されているリング部材が同一種類である場合、前記連結された製本装置と、リング部材検知手段によって検知された最大綴じ枚数及びリングサイズを前記製本装置に対応させて表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示された製本装置のいずれかをユーザが選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された製本装置にリング綴じ製本させる制御手段と、
    を備えていることを特徴とする製本システム。
  2. 用紙に画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置の後段に接続され、用紙に形成されたリング穴に綴じ具としてリング
    部材を装着してリング綴じ製本を行う製本装置と、
    を備えた製本システムであって、
    前記製本装置が複数連結され、当該複数の製本装置に装着されているリング部材が同一
    種類である場合、いずれかの製本装置を選択してリング綴じ製本させる制御手段と、
    選択された製本装置を特定するための表示を行う表示手段と、
    を備えていることを特徴とする製本システム。
  3. 請求項1又は2に記載の製本システムであって、
    前記リング部材が同一種類であるか否かを検知する検知手段を備え、
    前記検知手段は前記リング部材の最大綴じ枚数とリング部材の長手方向の長さによって
    設定されるリングサイズからリング部材の種類を識別することを特徴とする製本システム
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の製本システムであって、
    前記表示手段が画像形成装置に設けられていることを特徴とする製本システム。
  5. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の製本システムであって、
    前記表示手段が前記製本装置に設けられていることを特徴とする製本システム。
  6. 請求項1に記載の製本システムであって、
    前記表示手段が前記選択手段を備えていることを特徴とする製本システム。
  7. 請求項1又は6に記載の製本システムであって、
    前記選択手段によって複数の製本装置が選択された場合には、選択された製本装置を1
    部ずつ切換えてリング綴じ製本させることを特徴とする製本システム。
  8. 請求項1、6及び7のいずれか1項に記載の製本システムであって、
    前記制御手段は、リング綴じ製本している製本装置にリング部材がなくなったとき、リ
    ング部材が残っている他の製本装置に用紙の搬送先を切換えてリング綴じ製本させること
    を特徴とする製本システム。
  9. 請求項1、6、7及び8のいずれか1項に記載の製本システムであって、
    前記製本装置は製本後の冊子を積載する積載手段を備え、
    前記制御手段は前記積載手段が満杯になり製本後の冊子を積載不能となった場合には、
    前記冊子を積載可能な他の製本装置に用紙の搬送先を切換えてリング綴じ製本させること
    を特徴とする製本システム。
  10. 請求項2に記載の製本システムであって、
    前記制御手段はリング部材の残量に基づいてリング綴じ製本を行う製本装置を選択する
    ことを特徴とする製本システム。
  11. 請求項2又は10に記載の製本システムであって、
    前記制御手段は製本後の冊子を積載する積載手段の積載状態に基づいてリング綴じ製本
    を行う製本装置を選択することを特徴とする製本システム。
  12. 請求項2に記載の製本システムであって、
    前記制御手段は製本処理開始までの使用率に基づいてリング綴じ製本を行う製本装置を
    選択することを特徴とする製本システム。
  13. 請求項2に記載の製本システムであって、
    前記制御手段は製本処理開始までの積算使用時間に基づいてリング綴じ製本を行う製本
    装置を選択することを特徴とする製本システム。
  14. 用紙に画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置の後段に接続され、用紙に形成されたリング穴に綴じ具としてリング
    部材を装着してリング綴じ製本を行う製本装置と、
    を備えた製本システムにおける製本方法であって、
    前記製本装置が複数連結され、当該複数の製本装置に装着されているリング部材が同一
    種類である場合、前記連結された製本装置と、リング部材検知手段によって検知された最大綴じ枚数及びリングサイズを前記製本装置に対応させて表示し、
    前記表示された製本装置のいずれかがユーザによって選択されたとき、選択された製本
    装置にリング綴じ製本させること
    を特徴とする製本方法。
  15. 用紙に画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置の後段に接続され、用紙に形成されたリング穴に綴じ具としてリング
    部材を装着してリング綴じ製本を行う製本装置と、
    を備えた製本システムにおける製本方法であって、
    前記製本装置が複数連結され、当該複数の製本装置に装着されているリング部材が同一
    種類である場合、いずれかの製本装置を選択してリング綴じ製本させ、
    選択された製本装置を特定するための表示を行うこと
    を特徴とする製本方法。
  16. 用紙に画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置の後段に接続され、用紙に形成されたリング穴に綴じ具としてリング
    部材を装着してリング綴じ製本を行う製本装置と、
    を備えた製本システムにおける製本制御をコンピュータによって実行するための製本制御
    プログラムであって、
    前記製本装置が複数連結され、当該複数の製本装置に装着されているリング部材が同一
    種類である場合、前記連結された製本装置と、リング部材検知手段によって検知された最大綴じ枚数及びリングサイズを前記製本装置に対応させて表示する手順と、
    前記表示された製本装置のいずれかがユーザによって選択されたとき、選択された製本
    装置にリング綴じ製本させる手順と、
    を備えていることを特徴とする製本制御プログラム。
  17. 用紙に画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置の後段に接続され、用紙に形成されたリング穴に綴じ具としてリング
    部材を装着してリング綴じ製本を行う製本装置と、
    を備えた製本システムにおける製本制御をコンピュータによって実行するための製本制御
    プログラムであって、
    前記製本装置が複数連結され、当該複数の製本装置に装着されているリング部材が同一
    種類である場合、いずれかの製本装置を選択してリング綴じ製本させる手順と、
    選択された製本装置を特定するための表示を行う手順と
    を備えていることを特徴とする製本制御プログラム。
  18. 請求項16又は17記載の製本制御プログラムがコンピュータによって読み取られ、実
    行可能に記録されていることを特徴とする記録媒体。
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