JP2011000142A - ドラム式乾燥機 - Google Patents

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敏之 倉掛
Nobuhiko Fujiwara
宣彦 藤原
Shigeharu Nakamoto
重陽 中本
Atsuhito Nakai
厚仁 中井
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Abstract

【課題】吸熱器で発生した除湿水が乾燥用空気とともにドラム内に戻って、洗濯物を濡らすのを防止する。
【解決手段】圧縮機29と放熱器25と吸熱器24を上方に設置してユニット化した基台30と、基台30の下面との間に空間部22gを設けて基台30を収容するヒートポンプ装置外郭22と、基台30に多数設けた貫通孔51と、吸熱器24で発生した除湿水を排出する排出口31を有し、吸熱器24で発生した除湿水を貫通孔51を通して空間部22gへ導き、排出口31から排出するようにしたものである。
【選択図】図14

Description

本発明は、衣類等の乾燥を行うドラム式乾燥機に関するものである。
従来、この種のドラム式乾燥機には、図25に示すような洗濯機能つきのドラム式洗濯乾燥機がある。外郭は筐体101で構成されており、この筐体101の前面に扉102が開閉可能に取り付けられている。筐体101内には、洗濯乾燥槽としての外槽103が設けられている。外槽103には、前述の扉102に対向した位置に開口104が設けられている。外槽103の内部空間が庫内105となっている。庫内105に回転可能に円筒状のドラム106が設けられている。このドラム106の周壁には多数の孔(図示せず)が設けられ、通水および通気が可能となっている。
ドラム106は、その回転軸107が前上がりに傾斜して配置されており、ドラム106の回転軸107が駆動モータ(図示せず)で回転駆動される。また、ドラム106の反対側の端面は開口している。そして、扉102を開けて、ドラム106内に洗濯物を出し入れすることができる。
外槽103の下側に、アキュムレータ108、圧縮機109、内部第1熱交換部110および内部第2熱交換部111などが配置されている。内部第2熱交換部111はコイル状に巻かれており、この内部第2熱交換部111の外側を内部第1熱交換部110がコイル状に巻いている。したがって、内部第1熱交換部110および内部第2熱交換部111は、内部第2熱交換部111の下流側の冷媒配管の結露を防止するとともに、筐体101の結露も防止することができる。
また、外槽103の下端部には、排水管112が接続されている。外槽103の後面側の下部に形成された排気口113から、外槽103の前面側の上部に設けられた吸気口114まで風路115が形成されている。この風路115は、外槽103の背面および上面に沿って形成され、上部は前上がりに傾斜して延びており、排気口113から出た乾燥用空気は、風路115を後方から前方へ流れて吸気口114からドラム106内に入る。
風路115の上部には、風上側(後方)から風下側(前方)へ、第1冷却器116、第2放熱器117、第2冷却器118、第1放熱器119および送風機120の順に配設され、第1冷却器116および第2冷却器118で発生する除湿水は、排出口121から排出されて、排水管112に流入し排水される(例えば、特許文献1参照)。
また、一般に除湿水の排出口は、除湿水が発生する吸熱器の直下またはその近傍に設けられる(例えば、特許文献2参照)。
上記特許文献1に記載されているように、除湿水の排出口121は前上がりに傾斜させた風路115の最下部に設けてあり、除湿水は後下がりとなる傾斜によって後方に向かって流れ、ポンプ等の補助的な排水手段を用いることなく容易に除湿水を排水することができる。一方、乾燥用空気は、風路115の後方から前方へ向かって流れるようになっており、除湿水が流れる方向と逆向きであるため、除湿水が乾燥用空気に引き込まれにくい。
特開2003−265889号公報 実開昭63−132698号公報
しかしながら、前記従来の構成では、除湿水は乾燥用空気と直接接触するため、乾燥時間を短縮するために乾燥用空気の循環流量を多くすると、除湿水は高速となった乾燥用空気の流れによって飛散し、乾燥用空気とともにドラム内に流れて、洗濯物を濡らしてしまう問題があった。また、乾燥用空気の流速を速めることなく循環流量が多くなるようにすると、乾燥機のサイズが大きくなってしまうという問題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、吸熱器で発生した除湿水が乾燥用空気とともにドラム内に戻って、洗濯物を濡らすのを防止することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のドラム式乾燥機は、ヒートポンプ装置は、圧縮機と、圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する放熱器と、高圧の冷媒の圧力を減圧する減圧手段と、減圧されて低圧となった冷媒が熱を奪う吸熱器と、前記圧縮機と減圧手段と放熱器と吸熱器とを冷媒が循環するように連結した管路と、前記圧縮機と前記放熱器と前記吸熱器を上方に設置してユニット化した基台と、前記基台の下面との間に空間部を設けて前記基台を収容するヒートポンプ装置外郭と、前記基台に多数設けた貫通孔と、前記吸熱器で発生した除湿水を排出する排出口を有し、前記吸熱器で発生した除湿水を前記貫通孔を通して前記空間部へ導き、前記排出口から排出するようにしたものである。
本発明のドラム式乾燥機は、吸熱器で発生した除湿水が乾燥用空気とともにドラム内に戻って、洗濯物を濡らすのを防止することができる。
本発明の第1の実施の形態におけるドラム式乾燥機の要部断面図 同ドラム式乾燥機の一部切欠斜視図 同ドラム式乾燥機の一部切欠後部斜視図 同ドラム式乾燥機の一部切欠上部斜視図 同ドラム式乾燥機の設置状態の斜視図 同ドラム式乾燥機のヒートポンプ装置の上面図 同ドラム式乾燥機のヒートポンプ装置外郭の斜視図 同ドラム式乾燥機のヒートポンプ装置の分解斜視図 同ドラム式乾燥機のヒートポンプ外郭の取外し時の下方斜視図 同ドラム式乾燥機のヒートポンプ装置のシステム概念図 本発明の第2の実施の形態におけるドラム式乾燥機の要部断面図 同ドラム式乾燥機の一部切欠上部斜視図 本発明の第3の実施の形態におけるドラム式乾燥機のヒートポンプ装置の上面図 同ドラム式乾燥機の図13のA−A断面図 同ドラム式乾燥機のヒートポンプ装置の基台の要部拡大上面図 同ドラム式乾燥機のヒートポンプ装置の基台の要部拡大断面図 同ドラム式乾燥機の基台を除いたヒートポンプ装置の上面図 同ドラム式乾燥機の図17のB−B断面図 同ドラム式乾燥機の基台を除いたヒートポンプ装置の斜視図 本発明の第4の実施の形態におけるドラム式乾燥機のヒートポンプ装置の上面図 同ドラム式乾燥機の図20のC−C断面図 同ドラム式乾燥機の基台を除いたヒートポンプ装置の上面図 同ドラム式乾燥機の図22のD−D断面図 同ドラム式乾燥機の基台を除いたヒートポンプ装置の斜視図 従来のドラム式乾燥機の要部断面図
第1の発明は、洗濯物を投入するドラムと、前記ドラム内の洗濯物を乾燥するヒートポンプ装置と、前記ドラムと前記ヒートポンプ装置を連結して乾燥用空気を循環させる循環風路と、前記ドラムに乾燥用空気を導入する給気口と、前記ドラムから乾燥用空気を排出する排気口と、前記循環風路に送風する送風機とを備え、前記ヒートポンプ装置は、圧縮機と、圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する放熱器と、高圧の冷媒の圧力を減圧する減圧手段と、減圧されて低圧となった冷媒が熱を奪う吸熱器と、前記圧縮機と減圧手段と放熱器と吸熱器とを冷媒が循環するように連結した管路と、前記圧縮機と前記放熱器と前記吸熱器を上方に設置してユニット化した基台と、前記基台の下面との間に空間部を設けて前記基台を収容するヒートポンプ装置外郭と、前記基台に多数設けた貫通孔と、前記吸熱器で発生した除湿水を排出する排出口を有し、前記吸熱器で発生した除湿水を前記貫通孔を通して前記空間部へ導き、前記排出口から排出するようにしたことにより、除湿水は、貫通孔を通って、乾燥用空気の流れにさらされない基台の底部とヒートポンプ装置外郭とで形成された空間部に導かれる。そのため、除湿水が乾燥用空気の流れによって飛散し、乾燥用空気とともにドラム内に戻って、洗濯物を濡らすのを防止することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の貫通孔は、基台の上面側に下方へ窪んだ径大部を有し、前記径大部より小さい孔をその下方に設けたことにより、基台の上面に落下した除湿水を貫通孔へ誘導しやすくするとともに、基台の下面とヒートポンプ装置外郭との間に設けた空間部に落下した除湿水が、再び基台の上面側に戻りにくくすることができる。
第3の発明は、特に、第2の発明の貫通孔は、径大部を近接して配設したことにより、基台の上面に落下した除湿水が基台の上面を下流側へ流れにくくすることができ、貫通孔への除湿水の誘導を確実にすることができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明のヒートポンプ装置外郭は、内部底面を排出口側が低くなるように傾斜させるとともに、前記ヒートポンプ装置外郭の内部底面から基台の下面までの空間部の高さを排出口側が大になるように形成したことにより、基台の貫通孔から落下した除湿水が排出口に向かって流れる間に次第に結合し、その水かさが増しても、空間部は排出口側の高さを大にしているため、基台から空間部に落下した除湿水は、基台の上面側を流れる乾燥用空気の流れから遠ざかり、引き込まれることなく排水することができる。
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明のヒートポンプ装置外郭は、内部底面に除湿水を排出口に誘導する誘導部を設けたことにより、基台の貫通孔から空間部に落下した除湿水をスムーズに排出口へ流すことができる。
第6の発明は、特に、第5の発明の誘導部は、凹状の溝部または凸状の壁部により構成したことにより、除湿水が流れる底面に障壁を略垂直に立設することができ、空間部に落下した除湿水を障壁に沿ってスムーズに排出口へ流すことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるドラム式乾燥機の要部断面図、図2は、同一部切欠斜視図、図3は、同一部切欠後部斜視図、図4は、同一部切欠上部斜視図、図5は、同設置状態の斜視図、図6は、同ヒートポンプ装置の上面図、図7は、同ヒートポンプ装置外郭の斜視図、図8は、同ヒートポンプ装置の分解斜視図、図9は、同ヒートポンプ装置外郭の取外し時の下方斜視図、図10は、同ヒートポンプ装置のシステム概念図である。
図1〜図10において、外槽1はドラム式乾燥機の筐体2の内部で複数のサスペンション機構3により弾性的に支持されている。ドラム4は、正面側に洗濯物5を出し入れする投入口6を有し、有底筒状に構成され、外槽1内に配設されている。ドラム4は、回転軸7で回転可能に設けられ洗濯物5を収納するものであり、ドラム4の周壁8には多数の排出孔9を設けている。外槽1とドラム4と回転軸7は、水平に対して角度θ(例えば20°)前上がりに傾けて配置されている。
外槽1の底部の外部にはモータ10を設けて、ドラム4を正逆回転させるようになっている。筐体2の前面には洗濯物5を出し入れする略円形状の投入口6と、これを開閉する扉11が設けられている。前記投入口6と対向する外槽1の開口部1aは、パッキン12によって筐体2と気密構成を確保して連結されている。
送風手段を構成する送風機17は、筐体2の上面と外槽1が成す隅部空間に位置するように外槽1の上部に設けられている。送風機17は外槽1の外面に設けた給気ダクト18と連通し、給気ダクト18の給気ダクト入口18aから入った空気を矢印19の方向に送風して給気口20からドラム4内に供給する。また、外槽1の前方上面部には排気口21を設け、ドラム4および外槽1を通過して排気口21からドラム4外へ導出する。
外槽1の上部には、前方から順に、排気口21とヒートポンプ装置外郭22を連結している伸縮自在な吸熱器側連結部材23と、ヒートポンプ装置を構成する熱交換器からなる吸熱器24と放熱器25と、ヒートポンプ装置外郭22と送風機17を連結している伸縮自在な放熱器側連結部材26を、ドラム4の回転軸7と略平行に前上がりに傾斜されて配設されている。排気口21から出た乾燥用空気は、この順にしたがって吸熱器側連結部材23から放熱器側連結部材26まで矢印27の方向にほぼ直線的に流れるようになっている。
ヒートポンプ装置外郭22の内部底面22aは、乾燥用空気の流れを示す矢印27に沿って、外槽1と同様に略平行に前上がりに傾斜している。また、上面に開放部22bを有している。ヒートポンプ装置外郭22は、筐体2に対して図9の両矢印に示す上下方向に着脱可能である。筐体2の内部には、その上部に前面から後方へ延設した前方固定具44aと、背面から前方へ延設した後方固定具44bが設けてあり、この前方固定具44aと、後方固定具44bでヒートポンプ装置47を筐体2に支持する支持部を構成している。
ヒートポンプ装置外郭22の前部に設けた前方取付部22cを筐体2の前方固定具44aに嵌合し、ヒートポンプ装置外郭22の後部に設けた後方取付部22dを筐体2の後方固定具44bに各々嵌合することによって、ヒートポンプ装置外郭22を筐体2に固定される。そのため、ヒートポンプ装置は筐体2と同じ振動系にある。
ヒートポンプ装置47は、ヒートポンプ装置外郭22の下部と外槽1の上部との間に、所定の空間が形成されるように支持部によって筐体2に支持され、ドラム4の回転駆動により外槽1が揺動したときに、外槽1がヒートポンプ装置外郭22に接触するのを防止している。
送風機17で送風される乾燥用空気は、図10の矢印28に示すように、給気ダクト18を通り給気口20からドラム4内に入り、ドラム4内の洗濯物5を通過した後、排気口21から出て、排気口21から吸熱器側連結部材23を介してヒートポンプ装置外郭22の内部に配設された吸熱器24、放熱器25の順に通過し、放熱器側連結部材26を経て送風機17へ戻る循環風路を形成している。
吸熱器24と放熱器25は、ヒートポンプユニットを構成する圧縮機29とあわせて基台30に設置されてユニット化している。基台30は、ヒートポンプ装置外郭22の内部底面22aに沿うように設置されている。基台30は、図8の両矢印に示すようにヒートポンプ装置外郭22に対して上下方向に着脱自在である。基台30は、放熱器25および吸熱器24が設置されている略平面形状の第1の設置部30aと、圧縮機29が設置されている略円筒形状の第2の設置部30bを有しており、第2の設置部30bは第1の設置部30aよりドラム4の後ろ側に形成されている。
第1の設置部30aは、乾燥用空気の流れを示す矢印27に沿って、外槽1の上面と略平行に前上がりに傾斜している。また、基台30がヒートポンプ装置外郭22に配設されたときには、第2の設置部30bの略円筒形状の底面は水平状態で、かつ、第1の設置部30aよりも低い位置になっている。基台30の第1の設置部30aには、鉛直方向に伸びた下部分離板30cと上部分離板30dが設けてあり、これによって、吸熱器24および放熱器25が存在する熱交換器側と、圧縮機29を有する第1の設置部30aが存在する圧縮機側とに分離されている。吸熱器24および放熱器25は、その端面下部を下部分離板30c上に配置した後に、端面上部を上部分離板30dで挟み込むことによって、基台30に固定される。
ヒートポンプ装置外郭22のうち、熱交換器側の後端面の下方には、吸熱器24で除湿した除湿水を排出する排出口31を設けている。ヒートポンプ装置外郭22の開放部22bは、筐体2の上部開口2aを開閉可能に覆う蓋体32と一体化したカバー33で覆われる。ヒートポンプ装置外郭22とカバー33とによって乾燥用空気が流れる循環風路を形成している。
この蓋体32は、筐体2の後面側の上端部に設けたヒンジ機構34により筐体2に対して回動自在であり、筐体2の上部開口2aを開閉するとともに、この蓋体32の内面側に一体に構成したカバー33でヒートポンプ装置外郭22の開放部22bを開閉し、蓋体32で筐体2の上部開口2aを開くとヒートポンプ装置外郭22の開放部22bも同時に開成される。
吸熱器側連結部材23とヒートポンプ装置外郭22の前面側に設けた入口22e、放熱器側連結部材26とヒートポンプ装置外郭22の後面側に設けた出口22fは、それぞれ蓋体32の直下で接続されており、蓋体32を開くことでヒートポンプ装置外郭22とこれらの連結部材23、26は脱着可能となっている。
また、ヒートポンプ装置47は、圧縮機29、およびこの圧縮機29で圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器25、および高圧の冷媒の圧力を減圧するための毛細管からなる減圧手段35、および減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器24とを冷媒が循環するように管路36で連結されており、冷媒は図10の矢印37の方向に流れて循環して、ヒートポンプサイクルを実現する。
圧縮機29は、ヒートポンプ装置47の外部に設けられた制御手段38と電気的に接続されている。ヒートポンプ装置47と制御手段38はコネクタ38aによって構成される
電気的接続部を脱着可能に構成されており、このコネクタ38aは、ヒートポンプ装置外郭22と蓋体32が成す隅部空間に位置するように保持されており、蓋体32を開くと筐体2の上部開口2aから容易に脱着できるようにしている。
以上のように構成されたドラム式乾燥機について、以下、その動作、作用を説明する。ヒートポンプ装置47の圧縮機29を作動させると、冷媒が圧縮され、この圧力により管路36を通って放熱器25、減圧手段35、吸熱器24を循環する。放熱器25では冷媒の圧縮で熱が放出され、吸熱器24では減圧手段35で減圧されて低圧となった冷媒により熱が吸収される。このとき送風機17が作動し、放熱器25の放熱により加熱された温風が給気ダクト18を通って給気口20からドラム4内に送風される。ドラム4はモータ10により回転駆動され、洗濯物5はドラム4の回転により持ち上げられて落下することで、上下に撹拌される。
ドラム4内に送風された温風は、この洗濯物5の隙間を通るときに水分を奪い、湿った状態で外槽1の排気口21を経て、吸熱器側連結部材23を通り、吸熱器24に至る。この湿った温風は、吸熱器24を通過する際に顕熱と潜熱が奪われて除湿され、乾いた空気と除湿水に分離される。この乾いた空気は、吸熱器24直後の放熱器25で再び加熱され温風となって送風機17、給気ダクト18を通り、ドラム4へと循環する。
一方、吸熱器24で結露した除湿水は、第1の設置部30aが外槽の傾斜と同様に前上がりに傾斜しているため、図8の矢印43のようにヒートポンプ装置外郭22のうち、熱交換器側の後端面の下方に設けた排出口31から機外へ排出される。除湿水は、排出口31から直接機外へ排出する方法と、外槽1を経由して排水口から機外へ排出する方法が考えられる。
このようにヒートポンプ装置47を用いることにより、吸熱器24で吸熱した熱を冷媒で回収して再び放熱器25で放熱して、圧縮機29に入力したエネルギー以上の熱量を洗濯物5に与えることができるので、乾燥時間の短縮と省エネを実現することができる。
また、ドラム4と外槽1は前上がりに傾斜しているため、使用者にとって操作のしやすい投入口6の高さを確保しつつ、筐体2内部の下部前方と筐体2内部の上部後方に幅と奥行きと併せて適度な高さを持った機器配置スペースを確保することができる。
また、ヒートポンプ装置47を外槽1の上方に配置することにより、蓋体32を開くと管路36で連結された圧縮機29と減圧手段35と放熱器25と吸熱器24を上部開口2aから上方へ容易に取り出すことができる。設置スペースの関係上、図5のようにドラム式乾燥機は筐体2の後面部2bと両側の側面部2c、または側面部2cの一方を設置場所の壁面39との間に僅かな隙間を残して設置されていることが一般的である。そのため、蓋体32は筐体2の外観を構成する要素のうち、ドラム式乾燥機を移動させる手間をなくして比較的開放しやすいものであり、ヒートポンプ装置47を構成する圧縮機29と減圧手段35と放熱器25と吸熱器24のメンテナンス性が向上する。
加えて、ドラム式乾燥機を構成する要素の中で比較的上部に吸熱器24を配置することができるので、乾燥行程中に吸熱器24で乾燥用空気を除湿するときに発生する除湿水は、外槽1の傾斜と同様に前上がりに傾斜している第1の設置部30aを伝って排出口31から排水されるため、機械的な排水補助手段等を使用することなく排出することができる。
また、ヒートポンプ装置47を構成する圧縮機29と放熱器25と吸熱器24は基台30に設置して一体的にユニット化され、これらを基台30と一体化して筐体2に対して取
外しと取付けをおこなう構成としたことによって、管路36に応力がかからないようにヒートポンプ装置47の脱着ができるようになり、ヒートポンプ装置47をメンテナンスする際に管路36に応力がかからないように、その取り扱いに注意を要していた作業者の負担を軽減して、効率よく作業をおこなうことができる。
そして、圧縮機29の底面が水平状態となるように設置したことによって、作業者は圧縮機29と減圧手段35と放熱器25と吸熱器24を取り出す際に、これらの相互位置関係がドラム式乾燥機に配置された状態を保持できているか否かを、圧縮機29底面の水平保持を目安として判断することができ、相互の位置関係のずれによって管路36に応力が生じる可能性を軽減することができる。
また、放熱器25および吸熱器24を設置する第1の設置部30aに対して、圧縮機29を設置する第2の設置部30bを低い位置に設けたことによって、ヒートポンプ装置47を構成する要素のうち、比較的大重量の圧縮機29の底面を比較的低い位置に設けることになる。
これによって、より安定的に作業者は圧縮機29と減圧手段35と放熱器25と吸熱器24を一体的に取り出すことができる。取り出すときに管路36で繋がれた圧縮機29を始めとする機器が、筐体2に接触するなどして予期せぬ揺れを受けたときも、質量重心が低い位置にあることで比較的揺れは早く収まり、機器の相互の位置関係ずれによって管路36に応力が生じる可能性を軽減することができる。
また、第1の設置部30aをドラム4の前側に配設し、第2の設置部30bをドラム4の後側に配設したことによって、作業者がヒートポンプ装置47を容易に取り出すことができることに加えて、コンパクトな循環風路配置が可能になっている。第1の設置部30aに設置する放熱器25と吸熱器24は、構成を2つに分けることが可能なため比較的フレキシブルな配置が可能であることを活用しつつ、乾燥用空気との伝熱を促進するために可能な限り伝熱面積を大きくした伝熱機構を設けることが望ましい。そのため、第2の設置部30bに設置する圧縮機29よりもフレキシブルな配置が可能ではあるが容積が大きくなることが多い。
また、作業者がヒートポンプ装置47のメンテナンスを行うために、蓋体32を開いて上方へヒートポンプ装置47を取り出す際は、本体を移動させることなく使用者が作業できる空間が確保されているドラム式乾燥機前面から取り出すことが多い。そのため、ドラム式乾燥機の前面側から取り出しを行うことが多い作業者にとって、手前側に位置するドラム4の前側に比較的容積が大きい第2の設置部30bを設けて、奥側に位置するドラム4の後側に比較的容積が小さい第1の設置部30aを配設することで、作業者がヒートポンプ装置47を構成する要素を取り出すことがより容易になる。
また、給気口20をドラム4の後面近傍に設け、排気口21をドラム4の前面近傍に設けることにより、乾燥用空気がドラム4内に滞留する時間を長くすることができるため、乾燥用空気をより洗濯物5に効率よく接触させて乾燥に活用することができる。加えて、ヒートポンプ装置外郭22により構成される乾燥用空気が流れる循環風路を回転軸7方向に設けることで、乾燥用空気にとってスムーズな流れが可能となるとともに、コンパクトな循環風路を実現できる。加えて、ヒートポンプ装置外郭22により構成される循環風路をドラム4の上部に配設し、前上がりに傾斜させて前記ドラム4の回転軸7と略平行に設けたことによって、コンパクトな循環風路配置が可能になると同時に、コンパクト故にヒートポンプ装置47の修理時の取り出しやすさが向上する。
循環風路は、外槽1につながれた吸熱器側連結部材23と、吸熱器24および放熱器2
5が配設されカバー33で覆われたヒートポンプ装置外郭22と、放熱器側連結部材26と、外槽1につながれた給気ダクト18などを連結して構成されており、これら吸熱器側連結部材23、ヒートポンプ装置外郭22、放熱器側連結部材26がドラム4の上部に配設されていることで、吸熱器側連結部材23とヒートポンプ装置外郭22の前面側に設けた入口22e、および放熱器側連結部材26とヒートポンプ装置外郭22の後面側に設けた出口22fは、それぞれ蓋体32の直下で接続されており、蓋体32を開くことでヒートポンプ装置外郭22とこれらの連結部材23、26との脱着を容易におこなうことができる。
また、カバー33で覆われたヒートポンプ装置外郭22により構成される循環風路を前上がりに傾斜させてドラム4の回転軸7と略平行に設けたことによって、循環風路の長さは更に短くでき、よりコンパクトにできる。また、循環風路は、上面側に放熱器25と吸熱器24が脱着可能な開放部22bと、この開放部22bを脱着自在に覆うカバー33を有しているため、循環風路とヒートポンプ装置の脱着操作を行うことなく、カバー33を取り外すだけで管路36で繋がれた圧縮機29を含むヒートポンプ装置47のユニットを容易に取り外すことができ、作業性をよくすることができる。
また、カバー33は蓋体32と一体に構成しているため、ヒートポンプ装置の修理メンテナンス時に蓋体32を開くことによって、ヒートポンプ装置外郭22の開放部22bを同時に開いて収容されている吸熱器24、放熱器25および圧縮機29などを露出されることができる。
また、蓋体32は、ヒンジ機構34で後方へ開閉自在としたものである。ヒートポンプ装置のメンテナンスは使用者が使用する設置場所で臨時におこなうものであり、ヒンジ機構34により蓋体32を開閉することで、蓋体32を筐体2から一旦取外して仮置きするための場所が不要になる。また、ヒンジ機構34は筐体2と蓋体32の連結の役割も果たすため、蓋体32を閉めるときに必要な筐体2と蓋体32の締結作業が簡略化でき容易になる。
また、ヒートポンプ装置と制御手段38との電気的接続部であるコネクタ38aは、蓋体32を開いたときに上部開口2aの近くの視認可能な位置に設けているので、ヒートポンプ装置などが脱着時の障害となることなく、コネクタ38aの脱着を容易におこなうことができる。
また、ヒートポンプ装置外郭22は、蓋体32の直下の上部開口2aの近くで伸縮可能な吸熱器側連結部材23と放熱器側連結部材26で接続されているため、これらの連結部材のフレキシブル性によって脱着作業の効率化を図ることができるとともに、管路36で繋がれた圧縮機29、減圧手段35、吸熱器24、放熱器25をヒートポンプ装置のユニットとして外槽1側から取り外すことができる。
なお、本実施の形態1では、蓋体32と筐体2のヒンジ機構34を、筐体2の後面側に設けているが、側面側へ開くように設けてもよい。また、乾燥用空気は、ドラム4の後方より導入しドラム4の前方から排出しているが、ドラム4内の乾燥用空気の流動方向が逆になるように循環風路を形成してもよい。また、ヒートポンプ装置の取り出しは、ヒートポンプ装置外郭22ごと行うことも可能である。
(実施の形態2)
次に、本発明の第2の実施の形態のドラム式乾燥機について図11および図12を参照しながら説明する。図11は、本発明の第2の実施の形態におけるドラム式乾燥機の要部断面図、図12は、同筐体の上部斜視図である。なお、実施の形態1と同じ作用をする構
成については同一符号を付し、具体的な説明は実施の形態1のものを援用する。
実施の形態1と異なる点は、管路36で繋がれた圧縮機29、減圧手段35、吸熱器24、放熱器25をヒートポンプ装置47のユニットとして外槽1の上部に取外し可能に装着したところであり、ヒートポンプ装置外郭22の下部を取外し可能な固定部45で外槽1の上部に固定している。ヒートポンプ装置外郭22の開放部22bは、蓋体32とは独立であるカバー46で覆われている。このカバー46は、図12の両矢印に示すように上下方向に着脱可能であり、蓋体32を開くと開放部22bを覆っているカバー46を取り外すことができる。ヒートポンプ装置外郭22とカバー46によって形成される空間に、吸熱器24および放熱器25が配設され、乾燥用空気が循環する循環風路を構成している。
上記構成によれば、ヒートポンプ装置が外槽1の上部に取外し可能に装着されてその振動系に含まれるため、外槽1はヒートポンプ装置の分だけ重量が増加する。そのため、外槽1を含む振動系がドラム4の回転によって生じる力を受けて振動する際に、振動振幅を低減することができて、より静粛な運転が可能となる。
(実施の形態3)
次に、本発明の第3の実施の形態のドラム式乾燥機について図13〜図19を参照しながら説明する。図13は、本発明の第3の実施の形態におけるドラム式乾燥機のヒートポンプ装置の上面図、図14は、同ドラム式乾燥機の図13のA−A断面図、図15は、同ドラム式乾燥機のヒートポンプ装置の基台の要部拡大上面図、図16は、同ドラム式乾燥機のヒートポンプ装置の基台の要部拡大断面図、図17は、同ドラム式乾燥機の基台を除いたヒートポンプ装置の上面図、図18は、同ドラム式乾燥機の図17のB−B断面図、図19は、同ドラム式乾燥機の基台を除いたヒートポンプ装置の斜視図である。なお、実施の形態1と同じ作用をする構成については同一符号を付し、具体的な説明は実施の形態1のものを援用する。
実施の形態1と異なる点を以下に説明する。出口22fは、ヒートポンプ装置外郭22の後面に壁を立ち上げて内部底面22aから一定の間隔Hをもって上方に設け、除湿水を排出する排出口31は、ヒートポンプ装置外郭22の後面に設けた出口22fから一定の間隔Lをもって側方の内部底面22aに設け、乾燥用空気と除湿水が出口22fと排出口31に向かって各々異なる2方向へ流れるように構成している。
排出口31とヒートポンプ装置外郭22の内部底面22aの間には、除湿水を貯めておくことができるプール48がある。排出口31とプール48を塞いでしまわないように、基台30には切り欠き30eが設けてある。基台30の下方にはヒートポンプ装置外郭22との間に空間部22gが形成してあり、この空間部22gの高さ、すなわち、ヒートポンプ装置外郭22の内部底面22aから基台30までの距離は、排出口31に近づくにつれて大になっている。
また、基台30の第1の設置部30aには、吸熱器24で発生した除湿水を基台30の底部とヒートポンプ装置外郭22の内部底面22aとの間に形成された空間部22gへ導く貫通孔51が設けてある。この貫通孔51は、基台30の上面側に下方へ窪んだ径大部51aを有している。隣りあう径大部51aは近接して配設している。
また、ヒートポンプ外郭22の内部底面22aには、誘導部として凹状の溝部49が排出口31に向かって設けてあり、排出口31に近づくに従って深くなるように形成してある。
上記構成によれば、吸熱器24で発生した除湿水は、基台30上に落下して貫通孔51を通って空間部22gへ流出し、基台30の下方に形成されている空間部22gで排出口31へ導かれて排水されるため、基台30の上方を流れる乾燥用空気の流れにさらされることがなくなり、除湿水が乾燥用空気によって出口22fへ引き込まれることなく、乾燥用空気とともにドラム4内に戻って、洗濯物を濡らすのを防止することができる。
また、貫通孔51は、基台30の上面側に下方へ窪んだ径大部51aを有していることによって、基台30の上面側で除湿水を貫通孔51へ誘導しやすくするとともに、径大部51a下部の径は径大部51aよりも小さくなっているために、基台30の下面とヒートポンプ装置外郭22との間に設けた空間部22gに落下した除湿水が、再び基台30の上面側に戻りにくくすることができる。
また、径大部51を近接して配設し、図13に示すようにその位置を相互にずらして設けることにより、基台30上に落下した除湿水はすぐに径大部51aに入って空間部22gに落下させることができ、除湿水が基台30の上面を排出口31に向かって流れにくくすることができる。
また、ヒートポンプ装置外郭22の内部底面22aを排出口31側が低くなるように傾斜させるとともに、前記ヒートポンプ装置外郭22の内部底面22aから基台30の下面までの空間部22gの高さを排出口31側が大になるように形成しているため、除湿水が排出口31に向かって次第に結集し、除湿水の水かさが増しても、空間部22gの高さは排出口31側のほうが大になっているため、基台30から落下した除湿水が再び基台30から上に戻ることがなくなる。
また、基台30の貫通孔51から落下した除湿水は、凹状の溝部49によって排出口31へ導くことができ、ヒートポンプ装置外郭22内部に滞留するのを防止することができる。したがって、基台30の上面まで除湿水が溢れて乾燥用空気にさらされ、出口22fへ引き込まれるのを防止することができる。
また、溝部49の深さを排出口31側が深くなるように形成したことにより、排出口31に近づくにつれて増加する除湿水を確実に溝部49内に収容し、確実に排出口31へ導くことができる。
加えて、出口22fは、ヒートポンプ装置外郭22の後面に壁を立ち上げて内部底面22aから一定の間隔Hをもって上方に設け、除湿水を排出する排出口31は、ヒートポンプ装置外郭22の後面に設けた出口22fから一定の間隔Lをもって側方の内部底面22aに設け、乾燥用空気と除湿水が出口22fと排出口31に向かって各々異なる2方向へ流れるように構成しているため、乾燥用空気の出口22fと除湿水の排出口31を、ヒートポンプ装置外郭22の後部で上下方向と水平方向に離反させることができ、乾燥用空気による除湿水の引き込み作用を弱めることができるとともに、後面に立ち上げた壁によって除湿水が乾燥用空気に引き込まれるのを阻止することができる。
出口22fは、ヒートポンプ装置外郭22の内部と比較して断面積が狭く、乾燥用空気が高流速となる出口22f付近は、乾燥用空気によって除湿水が吸い込まれやすいため、この構成は非常に有用である。
本実施の形態では、ドラム4が前上がりに傾斜しており、衣類がドラム4内で後面側に偏りやすく、ドラム4の後面側から乾燥用空気をドラム4内に送風すると、衣類に対して乾燥用空気を効率よく当てることができる。この場合、乾燥用空気は吸熱器24を設置しているヒートポンプ装置外郭22内を前面側から後面側へ流れ、後下がりに傾斜したヒー
トポンプ装置外郭22の底面を後方へ流れる除湿水の方向と同じ方向となるが、吸熱器24で発生した除湿水は、基台30の下方に設けた空間部22gを通して排出口31へ流すようにしているので、ヒートポンプ装置外郭22の後面設けた出口22fへ引き込まれるのを防止することができる。
(実施の形態4)
次に、本発明の第4の実施の形態のドラム式乾燥機について図20〜図24を参照しながら説明する。図20は、本発明の第4の実施の形態におけるドラム式乾燥機のヒートポンプ装置の上面図、図21は、同ドラム式乾燥機の図20のC−C断面図、図22は、同ドラム式乾燥機の基台を除いたヒートポンプ装置の上面図、図23は、同ドラム式乾燥機の図22のD−D断面図、図24は、同ドラム式乾燥機の基台を除いたヒートポンプ装置の斜視図である。なお、実施の形態3と同じ作用をする構成については同一符号を付し、具体的な説明は実施の形態3のものを援用する。
実施の形態3と異なる点は、誘導部を凸状の壁部50で構成した点である。この構成によれば、基台30の貫通孔51から落下した除湿水は、ヒートポンプ装置外郭22の内部底面22aを凸状の壁部50にガイドされてスムーズに排出口31へ流すことができる。また、凸状の壁部50によってヒートポンプ装置外郭22の構造的強度を高めることができ、圧縮機を含むヒートポンプ装置を内蔵した際の歪みによる変形を少なくすることができる。
なお、基台30に設けた貫通孔51は、他の例として、その位置をずらさずに整列配置し相互に近接して設けたものであり、吸熱器24から基台30に落下した除湿水を速やかに径大部51で貫通孔51に導き、空間部22gへ流出させることができる。
以上のように、本発明にかかるドラム式乾燥機は、吸熱器で発生した除湿水が乾燥用空気とともにドラム内に戻って、洗濯物を濡らすのを防止することができるので、ヒートポンプ装置を搭載して乾燥を行うドラム式乾燥機として有用である。
1 外槽
2 筐体
4 ドラム
10 モータ
17 送風機
20 給気口
21 排気口
22 ヒートポンプ装置外郭(循環風路)
22g 空間部
24 吸熱器
25 放熱器
29 圧縮機
30 基台
31 排出口
35 減圧手段
36 管路
47 ヒートポンプ装置
51 貫通孔

Claims (6)

  1. 洗濯物を投入するドラムと、前記ドラム内の洗濯物を乾燥するヒートポンプ装置と、前記ドラムと前記ヒートポンプ装置を連結して乾燥用空気を循環させる循環風路と、前記ドラムに乾燥用空気を導入する給気口と、前記ドラムから乾燥用空気を排出する排気口と、前記循環風路に送風する送風機とを備え、前記ヒートポンプ装置は、圧縮機と、圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する放熱器と、高圧の冷媒の圧力を減圧する減圧手段と、減圧されて低圧となった冷媒が熱を奪う吸熱器と、前記圧縮機と減圧手段と放熱器と吸熱器とを冷媒が循環するように連結した管路と、前記圧縮機と前記放熱器と前記吸熱器を上方に設置してユニット化した基台と、前記基台の下面との間に空間部を設けて前記基台を収容するヒートポンプ装置外郭と、前記基台に多数設けた貫通孔と、前記吸熱器で発生した除湿水を排出する排出口を有し、前記吸熱器で発生した除湿水を前記貫通孔を通して前記空間部へ導き、前記排出口から排出するようにしたドラム式乾燥機。
  2. 貫通孔は、基台の上面側に下方へ窪んだ径大部を有し、前記径大部より小さい孔をその下方に設けた請求項1記載のドラム式乾燥機。
  3. 貫通孔は、径大部を近接して配設した請求項2記載のドラム式乾燥機。
  4. ヒートポンプ装置外郭は、内部底面を排出口側が低くなるように傾斜させるとともに、前記ヒートポンプ装置外郭の内部底面から基台の下面までの空間部の高さを排出口側が大になるように形成した請求項1〜3のいずれか1項に記載のドラム式乾燥機。
  5. ヒートポンプ装置外郭は、内部底面に除湿水を排出口に誘導する誘導部を設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載のドラム式乾燥機。
  6. 誘導部は、凹状の溝部または凸状の壁部により構成した請求項5記載のドラム式乾燥機。
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