JP2003117299A - 洗濯物の乾燥機 - Google Patents

洗濯物の乾燥機

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JP2003117299A
JP2003117299A JP2001320436A JP2001320436A JP2003117299A JP 2003117299 A JP2003117299 A JP 2003117299A JP 2001320436 A JP2001320436 A JP 2001320436A JP 2001320436 A JP2001320436 A JP 2001320436A JP 2003117299 A JP2003117299 A JP 2003117299A
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laundry
drying air
tank
dehumidifying
section
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JP2001320436A
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Kiyoshi Wada
潔 和多
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯物の乾燥機において、大型化を抑制しな
がら乾燥用空気を除湿する能力を向上する。 【解決手段】 洗濯物を収納する槽Tと、その槽Tの内
部を経由して循環する循環通風経路Lを通じて乾燥用空
気を通風させる乾燥用通風手段15と、循環通風経路L
を通流する乾燥用空気を冷却除湿する除湿部Cと、その
除湿部Cにて除湿された乾燥用空気を加熱する加熱手段
17とが設けられた洗濯物の乾燥機であって、除湿部C
が、槽Tの外周部を全周又は略全周にわたって囲むよう
に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯物を収納する
槽と、その槽の内部を経由して循環する循環通風経路を
通じて乾燥用空気を通風させる乾燥用通風手段と、前記
循環通風経路を通流する乾燥用空気を冷却除湿する除湿
部と、その除湿部にて除湿された乾燥用空気を加熱する
加熱手段とが設けられた洗濯物の乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる洗濯物の乾燥機は、槽から排出さ
れた高湿の乾燥用空気を除湿部にて除湿し且つそのよう
に除湿された乾燥用空気を加熱部にて加熱しながら、槽
の内部を経由して循環通風経路を通じて乾燥用空気を循
環させることにより、槽内に収納されている洗濯物を乾
燥するものである。従来、かかる洗濯物の乾燥機におい
て、除湿部は、槽を収納するケーシング内における槽の
背部等、槽の側周部における周方向の一部の空間を占有
する状態で設けていた(例えば、特開2000−225
286号公報参照)。ちなみに、従来、除湿部は、通
常、乾燥用空気を通流させる伝熱管に送風機により冷却
用空気を吹き付けるように構成して、伝熱管を通流する
高湿の乾燥用空気と冷却用空気とを熱交換させて乾燥用
空気を冷却し、乾燥用空気に含まれる水蒸気を凝縮させ
て除湿するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる洗濯
物の乾燥機においては、洗濯物を適切な状態に乾燥させ
るのに要する時間を短縮する等の目的のために、除湿部
の除湿能力を向上することが望まれている。除湿部の除
湿能力を向上するに当たっては、乾燥用空気と冷却用空
気との熱交換面積を大きくする必要があり、そのために
は除湿部の形状を大型化する必要がある。
【0004】しかしながら、従来では、除湿部は槽の側
周部における周方向の一部の空間を占有する状態で設け
ていたことから、除湿部を大型にすると、その大型の除
湿部が槽の側周部における周方向の一部において占有す
る空間が大きくなって、ケーシングを大型にせざるを得
ず、その結果、洗濯物の乾燥機が大型化するので、洗濯
物の乾燥機の大型化を抑制しながら、除湿部の除湿能力
を向上させるべく除湿部の形状を大きくするには、限度
があった。説明を加えると、一般に、槽は円筒状に形成
され、除湿部は外形形状が平板状に形成されるので、除
湿部の除湿能力を向上すべく、除湿部の平板状の外形形
状を大きくすると、槽の長手方向視において、円筒状の
槽と平板状の除湿部との間のデッドスペースが大きくな
り、延いては、洗濯物の乾燥機が大型化することにな
る。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、洗濯物の乾燥機において、大型
化を抑制しながら乾燥用空気を除湿する能力を向上する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】〔請求項1記載の発明〕
請求項1に記載の特徴構成は、前記除湿部が、前記槽の
外周部を全周又は略全周にわたって囲むように設けられ
ていることにある。請求項1に記載の洗濯物の乾燥機で
は、除湿部を槽の外周部の全周又は略全周にわたって沿
うような形状に構成して、乾燥用空気と冷却用流体との
熱交換面積を広くして除湿能力を向上し、その除湿部
を、槽の外周部を全周又は略全周にわたって囲むように
設けるので、槽と除湿部との間のデッドスペースを小さ
くする又は無くすことが可能となる。つまり、通常は槽
をケーシング内に収容するものであり、その場合に、槽
の外周部とケーシングとの間に空間が形成される。そこ
で、除湿部の除湿能力を向上するに当たって、除湿部を
槽の外周部の全周又は略全周にわたって沿うような形状
に構成して、大型化することにより、乾燥用空気と冷却
用流体との熱交換面積を広くして除湿能力を向上し、そ
の除湿部を、槽の外周部とケーシングとの間の空間に沿
わして、槽の外周部を全周又は略全周にわたって囲むよ
うに設けると、槽と除湿部との間のデッドスペースを小
さくする又は無くするようにしながら、大型の除湿部を
設けることが可能となり、もって、洗濯物の乾燥機の大
型化を抑制しながら、除湿能力を向上すべく大型化した
除湿部を設けることができるのである。例えば、槽が円
筒状の場合は、除湿部を、例えばリング状、周方向の一
部を欠いた概ねリング状、筒状、周方向の一部を欠いた
概ね筒状、有底筒状等、槽の外周部の全周又は略全周に
わたって沿うような形状に形成し、そのような形状に形
成した除湿部を、槽の外周部に設けることにより、槽と
除湿部との間のデッドスペースを小さくする又は無くす
ことが可能となるのである。従って、洗濯物の乾燥機に
おいて、大型化を抑制しながら乾燥用空気を除湿する能
力を向上することができるようになった。
【0007】〔請求項2記載の発明〕請求項2に記載の
特徴構成は、前記槽が、上部に洗濯物出し入れ用の開口
部を備えるように構成され、前記除湿部が、乾燥用空気
が通流する乾燥用空気通流部と冷却用流体送給手段にて
送給される冷却用流体が通流する冷却用流体通流部と
を、長手方向の全長にわたって熱交換可能な状態で前記
長手方向に沿って備えた管状熱交換部として構成され、
その管状熱交換部が、前記槽の側周部に螺旋状に設けら
れていることにある。請求項2に記載の特徴構成によれ
ば、槽が洗濯物出し入れ用の開口部を上向きにして縦向
きに設けられているので、槽が洗濯物出し入れ用の開口
部を横向きにして横向き姿勢で設けられている場合に比
べて、槽を据え付けたときに、作業者に対する洗濯物出
し入れ用の開口部の高さを高くすることが可能となる。
そして、除湿部が、乾燥用空気が通流する乾燥用空気通
流部と冷却用流体送給手段にて送給される冷却用流体が
通流する冷却用流体通流部とを、長手方向の全長にわた
って熱交換可能な状態で前記長手方向に沿って備えた管
状熱交換部として構成され、その管状熱交換部が、洗濯
物出し入れ用の開口部を上向きにして縦向きに設けた槽
の側周部に螺旋状に設けられていることから、乾燥用空
気通流部を通流する乾燥用空気と冷却用流体通流部を通
流する冷却用流体とは、その螺旋状の長い通流経路(管
状熱交換部の長手方向に相当する)の全長にわたって熱
交換して、乾燥用空気が冷却されて除湿されるので、熱
交換面積が広くなって除湿能力が向上する。しかも、除
湿部を管状熱交換部に構成して、その管状熱交換部を、
槽の側周部に螺旋状に設けることにより、槽と除湿部と
の間のデッドスペースを小さくする又は無くするように
しながら、除湿能力を向上すべく大型化した除湿部を設
けることが可能となる。つまり、かかる洗濯物の乾燥機
は、通常は、床等に据え付けて設置するものであり、そ
の場合に、槽が縦向きに設けられていることにより、横
向き姿勢で設けられている場合に比べて、作業者に対す
る洗濯物出し入れ用の開口部の高さを高くすることが可
能となるので、作業者が開口部を通じて洗濯物を出し入
れするときに、腰を曲げ伸ばしするのを軽減することが
可能となる。そして、槽が縦向きに設けられていると、
その側周部の空間にはスペースに余裕がある。そこで、
除湿部の除湿能力を向上すべく乾燥用空気と冷却用流体
との熱交換面積を広くするに当たって、除湿部を上述の
如く管状熱交換部として構成して、その管状熱交換部
を、スペースに余裕のある槽の側周部空間を有効利用し
て、槽の側周部空間に入れ込むように槽の側周部に螺旋
状に設けることにより、槽と除湿部との間のデッドスペ
ースを小さくする又は無くするようにしながら、大型の
除湿部を設けることが可能となり、もって、洗濯物の乾
燥機の大型化を抑制しながら、除湿能力を向上すべく大
型化した除湿部を設けることができるのである。従っ
て、洗濯物の乾燥機において、大型化を抑制しながら乾
燥用空気を除湿する能力を向上することでき、しかも、
洗濯物の出し入れを楽に行えるようにすることができる
ようになった。
【0008】〔請求項3記載の発明〕請求項3に記載の
特徴構成は、前記管状熱交換部が、管状本体の内部を仕
切体にて上下に仕切って、その仕切体にて仕切られた上
部側の空間を前記乾燥用空気通流部として用い且つ下方
側の空間を前記冷却用流体通流部として用いるように構
成され、前記仕切体が、前記長手方向視にてV字状又は
略V字状の溝部を前記長手方向に沿って備えるように構
成されていることにある。請求項3に記載の特徴構成に
よれば、螺旋状の乾燥用空気通流部を通流する乾燥用空
気と螺旋状の冷却用流体通流部を通流する冷却用流体と
は、通流方向視にてV字状又は略V字状の溝部を螺旋状
の通流経路の全長にわたって備えた仕切り体を介して熱
交換して、乾燥用空気が冷却されて除湿される。その場
合に、仕切り体には、V字状又は略V字状の溝部が備え
られているので、乾燥用空気と冷却用流体との熱交換面
積が広くなって、除湿能力が一段と向上する。しかも、
乾燥用空気中の水蒸気が凝縮した凝縮水(以下、ドレン
水と称する場合がある)は、V字状又は略V字状の溝部
を螺旋状の通流経路に沿って流下することから、ドレン
水の処理は、螺旋状に設けられた管状熱交換部の下端部
でまとめて行うことができるので、ドレン水を処理する
ためのドレン処理構成を簡略化して、コストダウンを図
ることが可能となる。従って、洗濯物の乾燥機におい
て、大型化を抑制しながら乾燥用空気を除湿する能力を
一段と向上することができ、しかも、ドレン処理構成を
簡略化してコストダウンを図ることができるので、低価
格化をも図ることもできるようになった。
【0009】〔請求項4記載の発明〕請求項4に記載の
特徴構成は、前記管状熱交換部が、上下方向に密着する
状態で前記槽の側周部に螺旋状に設けられていることに
ある。請求項4に記載の特徴構成によれば、管状熱交換
部を上下方向に密着する状態で槽の側周部に螺旋状に設
けることにより、より長さが長くて除湿能力が向上した
管状熱交換部を、洗濯物の乾燥機の大型化を抑制しなが
ら設けることができる。しかも、螺旋状に設けた管状熱
交換部において、上下に隣接する部分の冷却用流体通流
部と乾燥用空気通流部との間においても、冷却用流体と
乾燥用空気とを熱交換させることができるので、熱交換
効率がより高くなって、除湿能力が更に向上する。従っ
て、洗濯物の乾燥機において、大型化を抑制しながら乾
燥用空気を除湿する能力を一段と向上することができる
ことができるようになった。
【0010】〔請求項5記載の発明〕請求項5に記載の
特徴構成は、前記除湿部が、前記槽と間隔を隔てた状態
で、前記槽の外周部を全周又は略全周にわたって囲むよ
うに設けられていることにある。請求項5に記載の特徴
構成によれば、除湿部が、槽と間隔を隔てた状態で、槽
の外周部を全周又は略全周にわたって囲むように設けら
れていることから、槽と除湿部との間がたとえば空気層
等により断熱されるので、槽内部の乾燥用空気と除湿部
を通流する冷却用流体との間の熱交換を防止することが
できる。つまり、槽内部の乾燥用空気と除湿部を通流す
る冷却用流体との間で、熱交換が行われると、冷却用流
体の温度が上昇して除湿能力が低下し、しかも、槽内部
の乾燥用空気の温度が低下するので、洗濯物の乾燥が遅
くなる傾向となるが、槽内部の乾燥用空気と除湿部を通
流する冷却用流体との間の熱交換を防止することによ
り、冷却用流体の温度が上昇したり、槽内部の乾燥用空
気の温度が低下したりするのを防止することができて、
洗濯物の乾燥を効果的に促進させることができるのあ
る。従って、洗濯物の乾燥機において、洗濯物を適切な
状態に乾燥させるのに要する時間を一段と短縮すること
ができるようになった
【0011】〔請求項6記載の発明〕請求項6に記載の
特徴構成は、前記除湿部から流出した乾燥用空気を前記
加熱手段に導く前記循環通風経路が、前記槽の上部に密
着されていることにある。請求項6に記載の特徴構成に
よれば、除湿部から流出した乾燥用空気を加熱手段に導
く循環通風経路が、槽の上部に密着されているので、除
湿部にて除湿された乾燥用空気は、槽の周壁を通じて熱
を得て予熱されてから、加熱部に供給されて加熱され、
そのように除湿部に除湿された後、予熱並びに加熱され
た乾燥用空気が再び槽の内部に供給されることになる。
つまり、洗濯物を乾燥するときには洗濯物は槽の底部に
溜まっていることから、槽の上部の熱を循環通風経路を
通流する乾燥用空気の予熱のために用いても、洗濯物の
乾燥には何等影響を与えることがなく、しかも、対流に
より槽内は上部の方が温度が高くて、槽の周壁の上部か
らの放熱量が多いことから、その放熱を回収して、循環
通風経路を通流する乾燥用空気を予熱することができる
のである。従って、洗濯物の乾燥には何等影響を与える
ことがなく、しかも、槽からの放熱を効果的に回収し
て、加熱手段に供給される乾燥用空気を予熱することが
できて、加熱手段に供給するエネルギー量を低減するこ
とができるようになり、もって、洗濯物の乾燥機におい
て、大型化を抑制しながら乾燥用空気を除湿する能力を
向上するという所期の目的を達成しながら、ランニング
コストを低減することができるようになった。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明を
洗濯物の乾燥機の一例である全自動洗濯乾燥機に適用し
た場合の実施の形態を説明する。図1に示すように、床
等に開口部を上向きにして縦向きに据え付ける概ね有底
四角筒状のケーシング1内に、概ね有底円筒状の外槽部
2を、開口部を上向きにして縦向きに設け、その外槽部
2の内部に、概ね有底円筒状で側面に多数の穴を形成し
た内槽部3を、開口部を上向きにした縦向き姿勢にて、
外槽部2の底部から突出状に設けた二軸構造の回転軸4
の脱水用軸部(図示省略)にて上下方向の軸芯周りに回
転駆動自在に設け、更に、内槽部3の底部には、パルセ
ータ5を、回転軸4の洗濯用軸部(図示省略)にて上下
方向の軸芯周りに回転駆動自在に設けてある。つまり、
洗濯物を収納する槽Tは、外槽部2と内槽部3にて構成
し、洗濯物出し入れ用の開口部6を上向きにして、縦姿
勢に設けてあり、詳細は後述するが、槽Tは、水を貯留
して洗濯物を洗濯する洗濯用、洗濯物を脱水する脱水
用、及び、乾燥用空気を供給して洗濯物を乾燥する乾燥
用に兼用するように構成してある。
【0013】又、槽Tの内部を経由して循環する循環通
風経路Lを通じて乾燥用空気を通風させる乾燥用通風手
段としての乾燥用送風機15と、循環通風経路Lを通流
する乾燥用空気を冷却除湿する除湿部Cと、その除湿部
Cにて除湿された乾燥用空気を加熱する加熱手段として
の熱媒循環型のフィン付き熱交換器17を設けてある。
【0014】ケーシング1及び外槽部2の上部にわたっ
て、ケーシング1及び外槽部2夫々の一部を閉じ且つ内
槽部3の上方の一部に張り出す状態で張り出し部7を設
け、ケーシング1及び外槽部2夫々の上部における張り
出し部7以外の部分を開口して、槽Tにおける洗濯物出
し入れ用の開口部6を形成し、外槽部2の上部には、そ
の開口部6を開閉する二つ折れ状の開閉蓋8を、張り出
し部7の縁部に支持して設けてある。
【0015】張り出し部7には、槽Tに洗濯用の水を給
水する給水口9及び乾燥用空気を吹き出す温風吹き出し
口10を設け、外槽部2の底部には、槽Tから排水する
排水路11を連通接続し、その排水路11には排水弁1
2を設けてある。
【0016】ケーシング1内における外槽部2の下方に
対応する位置に、電動モータ13を回転軸4に連結して
設け、更に、図示は省略するが、回転軸4とパルセータ
5及び内槽部3夫々との連結を断続するクラッチを設け
てある。
【0017】又、乾燥用送風機15、フィン付き熱交換
器17及びフィン付き熱交換器17に供給される乾燥用
空気から除塵するフィルタ16をユニット化して温風生
成ユニットUを構成し、その温風生成ユニットUを、ケ
ーシング1内における電動モータ13の下方に対応する
位置に、上下方向視にて槽Tと重なる状態で設けてあ
る。又、ケーシング1内下部には、全自動洗濯乾燥機の
各種制御を司る制御部27等を内装した電装ボックス2
8を設けてある。
【0018】図1及び図2に示すように、温風生成ユニ
ットUは、吸い込み用開口部14iと吹き出し用開口部
14oを長手方向両側に振り分けて形成した通風箱14
内に、乾燥用送風機15を通風箱14内に吸い込み作用
し且つ吸い込み空気を吹き出し用開口部14oから吹き
出すように設けると共に、フィルタ16及びフィン付き
熱交換器17を、フィルタ16が吸い込み用開口部14
i側に位置する状態で、夫々、通風箱14内を横断する
姿勢で設けて構成してある。乾燥用送風機15は、送風
圧力が高くて、風速が速く且つ風量が多くなる状態で送
風可能なシロッコファンにて構成してある。
【0019】そして、排水路11における排水弁12よ
りも上流側の箇所と通風箱14の吸い込み用開口部14
iとを熱交換器上流側管路18にて接続すると共に、通
風箱14の吹き出し用開口部14oと張り出し部7に設
けた温風吹き出し口10とを熱交換器下流側管路19に
て接続し、除湿部Cを熱交換器上流側管路18に設け
て、乾燥用送風機15の通風作用により乾燥用空気を槽
T、除湿部C、フィルタ16、フィン付き熱交換器17
を記載順に順次巡らせて循環させるように循環通風経路
Lを構成してある。つまり、乾燥用送風機15を、フィ
ン付き熱交換器17に対して吸い込み作用して乾燥用空
気を通風させるように、循環通風経路Lにおけるフィン
付き熱交換器17よりも下流側に対応する箇所に設けて
ある。
【0020】フィン付き熱交換器17は、詳細な図示は
省略するが、伝熱管を蛇行状に敷設すると共に、蛇行状
の伝熱管の外周部に、通気用の隙間を形成する状態でフ
ィンを付設して形成し、そのフィン付き熱交換器17
を、フィン間の隙間を通じて乾燥用空気が通過可能な状
態で、通風箱14内を斜めに横断する姿勢で設けてあ
る。そして、フィン付き熱交換器17の伝熱管の一端
に、給湯暖房機(図示省略)から温水が送られてくる温
水供給管20を接続し、伝熱管の他端に温水を前記給湯
暖房機に戻す温水戻し管21を接続し、温水供給管20
に熱動弁22を設けて、その熱動弁22の開閉操作によ
り、フィン付き熱交換器17に対する温水の循環供給を
断続するように構成してある。
【0021】温水生成ユニットUを槽Tの下方に設ける
に当たっては、温水生成ユニットUにおける少なくとも
フィン付き熱交換器設置部分が、上下方向視にて槽Tと
重なる状態で設けて、フィン付き熱交換器17を、上下
方向視において槽Tと重なる状態で、槽Tの下方に設け
てある。
【0022】次に、図1ないし図4に基づいて、除湿部
Cについて説明を加える。除湿部Cは、乾燥用空気が通
流する乾燥用空気通流部31と除湿用送風機23(冷却
用流体送給手段に相当する)にて送給される冷却用流体
としての冷却用空気が通流する冷却用流体通流部32と
を、長手方向の全長にわたって熱交換可能な状態で前記
長手方向に沿って備えた管状熱交換部30として構成
し、その管状熱交換部30を、外槽部2の側周部にその
外槽部2と間隔を隔てた状態で且つ上下方向に密着する
状態で螺旋状に設けてある。
【0023】管状熱交換部30は、四角筒状の管状本体
30mの内部を仕切体30sにて上下に仕切って、その
仕切体30sにて仕切られた上部側の空間を乾燥用空気
通流部31として用い且つ下方側の空間を冷却用流体通
流部32として用いるように構成し、仕切体30sを、
前記長手方向視にてV字状の溝部30dを前記長手方向
に沿って備えるように構成してある。そして、上述のよ
うに構成した管状熱交換部30を、下方に位置する部分
の管状本体30mの上面と上方に位置する部分の管状本
体30mの底面とを密着させた状態で、外槽部2の側周
部にその外槽部2と間隔を隔てた状態で設けてある。
【0024】ちなみに、管状熱交換部30は、四角筒状
の管状本体30mと、その管状本体30mの内部を上下
に仕切る仕切体30sを備えるように、金属板を溶接に
より接続して組み付けて製作したり、あるいは、樹脂を
押し出し成形して製作することができる。
【0025】上述のように外槽部2の側周部に螺旋状に
設けた管状熱交換部30の乾燥用空気通流部31の下端
部に、熱交換器上流側管路18における排水路11に接
続される側の部分を接続し、乾燥用空気通流部31の上
端部に、熱交換器上流側管路18における温風生成ユニ
ットUに接続される側の部分を接続し、一方、冷却用流
体通流部32の上端部には、除湿用送風機23の吐出口
を接続してある。
【0026】熱交換器上流側管路18における排水路1
1と管状熱交換部30の乾燥用空気通流部31の下端部
に接続する熱交換器上流側管路18の部分(以下、ドレ
ン溜め用流路部分18sと称する場合がある)は、複数
の環状の膨出部18fを備えるように形成し、その熱交
換器上流側管路18を排水路11から略水平に延出した
後、上向きに配管して、乾燥用空気通流部31の下端部
に接続してある。又、管状熱交換部30の乾燥用空気通
流部31の上端部(乾燥用空気の出口部)に接続した熱
交換器上流側管路18は、外槽部2の上部に密着させる
状態で螺旋状に巻き付けてから、下向きに配管して温風
生成ユニットUに接続してある。以下、熱交換器上流側
管路18において、外槽部2の上部に密着させる状態で
螺旋状に巻き付けた部分を予熱用流路部分18pと、そ
の予熱用流路部分18pから温風生成ユニットUに至る
部分を除湿後流路部分18dと夫々称する場合がある。
【0027】その熱交換器上流側管路18の除湿後流路
部分18dの下端部からは、ドレン排出路24を下方に
向けて延出して、排水路11に接続すると共に、そのド
レン排出路24にドレン排出弁25を設けてある。
【0028】そして、図1ないし図4に示すように、管
状熱交換部30の乾燥用空気通流部31を、下から上に
向けて乾燥用空気Ad(実線矢印にて示す)を通流さ
せ、冷却用流体通流部32を上から下に向けて冷却用空
気Ac(一点鎖線矢印にて示す)を通流させて、両者の
間で仕切体30sを介して熱交換させて乾燥用空気を冷
却して、その乾燥用空気中に含まれる水蒸気を凝縮させ
ることにより除湿するように構成してある。そのように
管状熱交換部30にて除湿された後、管状熱交換部30
の乾燥用空気通流部31の上端部から流出した乾燥用空
気Adは、熱交換器上流側管路18の予熱用流路部分1
8pを通流している間に外槽部2の周壁を通じて熱を得
て予熱された後、熱交換器上流側管路18の除湿後流路
部分18dを通流して温風生成ユニットUに流入して、
フィルタ16にて除塵され、続いて、フィン付き熱交換
器17にて加熱されることになる。管状熱交換部30の
冷却用流体通流部32を上から下に向けて通流して乾燥
用空気Adの冷却に寄与した後の冷却用空気Acは、冷
却用流体通流部32の下端部から排出される。
【0029】又、図1ないし図4にて破線矢印にて示す
ように、乾燥用空気通流部31及び熱交換器上流側管路
18の予熱用流路部分18pを通流している乾燥用空気
中の水蒸気が凝縮したドレン水Dは、仕切体30sのV
字状の溝部30dを流下して、乾燥用空気通流部31の
下端から熱交換器上流側管路18のドレン溜め用流路部
分18sに流入して、そこに溜まり、排水弁12が開か
れることにより、排水路11を通じて排出されることに
なる。又、熱交換器上流側管路18の除湿後流路部分1
8dを下向きに温風生成ユニットUに向けて通流する乾
燥用空気から生じたドレン水Dは、ドレン排出路24に
溜まり、ドレン排出弁25が排出されることにより、排
水路11を通じて排出されることになる。つまり、管状
熱交換部30の乾燥用空気通流部31及び熱交換器上流
側管路18を通流する乾燥用空気から生じたドレン水D
を、膨出部18fを備えたドレン溜め用流路部分18s
やドレン排出路24に溜めるようにすることにより、熱
交換器上流側管路18が凝縮水にて閉塞されることがな
いようにして、乾燥用空気が適切に通流するようにして
ある。
【0030】尚、管状熱交換部30を、外槽部2の側周
部に螺旋状に設けるに当たっては、乾燥用空気通流部3
1の上端部が、槽Tにおける洗濯水の予定貯留高さより
も高くなるように設けてある。つまり、槽Tに洗濯水を
貯留すると、洗濯水が熱交換器上流側管路18から管状
熱交換部30の乾燥用空気通流部31に流入して、その
乾燥用空気通流部31には、槽Tの水位と同水位に洗濯
水が溜まるが、その水位が乾燥用空気通流部31の上端
部にまで達しないようにして、槽Tに貯留した洗濯水が
管状熱交換部30の乾燥用空気通流部31を通過して温
風生成ユニットUに流入しないように構成してある。
【0031】図1及び図2に示すように、均圧路26
を、その一端を外槽部2の上端部に槽内に連通する状態
で接続し且つ他端を排水路11の排水弁12よりも下流
側箇所に接続して設けてある。つまり、槽Tに給水した
り槽Tから排水したりするときには、開閉蓋8を閉じて
槽T内が略密閉状態になった状態で行うが、槽Tに給水
するときには、給水に伴って、槽T内の空気が均圧路2
6及び排水路11を通じて排気されるようにして槽T内
の圧力が高くならないようにして、速やかに給水される
ようにし、排水するときには、排水に伴って、外気が排
水路11及び均圧路26を通じて槽T内に給気されるよ
うにして、槽T内が負圧にならないようにして、速やか
に排水されるようにしてある。従って、排水路11の内
径は、排水のときに、内部を洗濯水が流れても、均圧路
11に通じる通気路が確保されるような内径に設定して
ある。
【0032】又、開閉蓋8を閉じ且つ排水弁12及びド
レン排出弁25を閉じた状態で循環通風経路Lを通じて
乾燥空気を通流させるときには、均圧路26を通じての
給排気により、槽T内の圧力が所定の範囲に維持される
ようにして、乾燥用空気が槽T内を所望通りに(予め設
定した風速及び風量の範囲内で)適切に通流するように
してある。
【0033】以下、制御部27による制御動作について
説明する。洗濯運転においては、槽T内に洗濯水を貯留
すると共に洗剤を投入してパルセータ5を回転させて洗
濯する洗濯工程、槽T内の洗濯水を排水する排水工程、
及び、槽T内に洗濯水を貯留してパルセータ5を回転さ
せてすすぎをするすすぎ工程等を予め設定された回数及
び順序にて繰り返し実行するが、順を追った説明は省略
する。洗濯工程及びすすぎ工程では、排水弁12を閉じ
且つ所定時間の間給水弁(図示省略)を開いて槽T内に
所定の水位にて洗濯水を貯留し、クラッチを回転軸4が
パルセータ5に連結される状態に切り換えて、所定時間
の間電動モータ13を作動させる。洗濯工程やすすぎ工
程では、パルセータ5の回転により槽T内に貯留されて
いる洗濯水に水流が生じ、概ね、その水流により洗濯物
が攪拌されると共に洗濯物同士がこすり合わさって、洗
濯やすすぎが行われる。排水工程では、所定の時間の間
排水弁12を開いて槽Tから洗濯水を排水する。
【0034】洗濯運転が終了すると脱水運転が実行され
る。脱水運転では、排水弁12を開き且つクラッチを回
転軸4が内槽部3に連結される状態に切り換えて所定時
間の間電動モータ13を作動させる。脱水運転では、内
槽部3が回転して、洗濯物から水分が遠心分離される。
【0035】次に、乾燥運転について説明する。この乾
燥運転は、開閉蓋8が閉じられた状態で行う。乾燥運転
では、排水弁12及びドレン排出弁25を閉じ、乾燥用
送風機15及び除湿用送風機23を作動させ、熱動弁2
2を開き、所定時間が経過すると、排水弁12及びドレ
ン排出弁25を開き、乾燥用送風機15及び除湿用送風
機23を停止させ、熱動弁22を閉じる。尚、乾燥運転
中は、クラッチを回転軸4が内槽部3に連結される状態
に切り換えて、電動モータ13を回転方向を反転させな
がら間欠的に作動させることにより、内槽部3を回転方
向を反転させながら間欠的に回転させて、洗濯物を攪拌
して乾燥を促進させるようになっている。
【0036】乾燥運転では、図1ないし図4において実
線矢印にて示すように、乾燥用送風機15がフィン付き
熱交換器17に対して吸い込み作用することにより、フ
ィン付き熱交換器17を通過して通風箱14の吹き出し
用開口部14oから吹き出された乾燥用空気Adは、熱
交換器下流側管路19、温風吹き出し口10、槽T、排
水路11、熱交換器上流側管路18のドレン溜め用流路
部分18s、管状熱交換部30の乾燥用空気通流部3
1、熱交換器上流側管路18の予熱用流路部分18p、
除湿後流路部分18d、通風箱14の吸い込み用開口部
14i、フィルタ16を記載順に順次巡って、フィン付
き熱交換器17に戻る循環経路にて循環する。
【0037】すると、温風吹き出し口10から吹き出さ
れた乾燥用空気Adは、内槽部3及び外槽部2を通過す
る間に、洗濯物から水分を蒸発させ、蒸発させた水蒸気
を含有した状態で、排水路11に流出し、流出した乾燥
用空気Adは、熱交換器上流側管路18のドレン溜め用
流路部分18sから管状熱交換部30の乾燥用空気通流
部31に流入してその乾燥用空気通流部31を通流する
間に、冷却用流体通流部32を通流する冷却用空気Ac
(一点鎖線矢印にて示す)との熱交換により冷却されて
除湿され、除湿後の乾燥用空気Adは、熱交換器上流側
管路18の予熱用流路部分18pを通流する間に予熱さ
れた後、熱交換器上流側管路18の除湿後流路部分18
dを通流して、吸い込み用開口部14iから通風箱14
内に流入し、フィルタ16を通過して除塵された後、フ
ィン付き熱交換器17を通過して、その通過の間に、フ
ィン付き熱交換器17の伝熱管を流れる温水により加熱
され、そのように除湿並びに除塵された後加熱された乾
燥用空気Adは、吹き出し用開口部14oから通風箱1
4外に流出し、熱交換器下流側管路19を通じて、再
び、温風吹き出し口10から槽T内に吹き出される。図
1ないし図4において破線矢印にて示すように、管状熱
交換部30の乾燥用空気通流部31及び熱交換器上流側
管路18にて生じて、ドレン溜め用流路部分18sやド
レン排出路24に溜まったドレン水Dは、排水弁12及
びドレン排出弁25が開かれることにより、排水路11
及びドレン排出路24を通じて排出される。乾燥用空気
Adが循環通風経路Lを循環している間は、均圧路6を
通じての給排気により、槽T内の圧力が所定の範囲に維
持されるので、乾燥用空気Adは適切に槽T内を通流す
る。
【0038】〔別実施形態〕次に別実施形態を説明す
る。 (イ) 槽Tの外周部を全周又は略全周にわたって囲む
ように除湿部Cを設ける形態は、上記の実施形態におい
て例示した形態、即ち、除湿部Cを管状熱交換部30に
て構成して、その管状熱交換部30を槽Tの外周部に螺
旋状に設ける形態に限定されるものではない。例えば、
除湿部Cを、円筒状又は略円筒状に形成したフィン付き
熱交換器にて構成して、その円筒状又は略円筒状のフィ
ン付き熱交換器を槽Tの外周部に設ける形態でも良い。
【0039】(ロ) 除湿部Cを管状熱交換部30にて
構成して、その管状熱交換部30を、槽Tの外周部を全
周又は略全周にわたって囲むように設ける形態は、上記
の実施形態において例示した形態、即ち、管状熱交換部
30を槽Tの外周部に螺旋状に設ける形態に限定される
ものではない。例えば、管状熱交換部30を、槽Tの外
周部を全周又は略全周にわたって囲むように蛇行状に敷
設する状態で設けても良い。
【0040】(ハ) 管状熱交換部30の具体構成は、
上記の実施形態において例示した構成、即ち、管状本体
30mの内部を仕切体30sにて上下に仕切って、その
仕切体30sにて仕切られた上部側の空間を乾燥用空気
通流部31として用い且つ下方側の空間を冷却用流体通
流部32として用いる構成に限定されるものではない。
例えば、管状本体30mの内部を仕切体30sにて横方
向に仕切って、その仕切体30sにて仕切られた2つの
空間のうち、槽Tの外周部に螺旋状に設けられた状態で
内側に位置する空間を乾燥用空気通流部31として用い
且つ外側の空間を冷却用流体通流部32として用いるよ
うに構成しても良い。この場合は、槽Tからの放熱(伝
熱、輻射熱を含む)を乾燥用空気通流部31を通流する
乾燥用空気に回収することができるので、一段とランニ
ングコストを低減することが可能となる。又、乾燥用空
気が通流する管状体の外周部に、冷却用流体が通流する
管状体を螺旋状に巻き付けた構成でも良い。
【0041】(ニ) 上記の実施形態において、管状熱
交換部30の形状は種々変更可能である。例えば、管状
本体30mを円筒状又は楕円筒状に形成して、その内部
を仕切体30sにて上下に仕切っても良い。又、管状本
体30mの上部壁並びに下部壁を長手方向視にてV字状
に形成して、管状熱交換部30を槽Tの外周部に螺旋状
に設けた状態で、下方に位置する部分の管状本体30m
の上面と上方に位置する部分の管状本体30mの底面と
が密着する状態としても良い。
【0042】(ホ) 上記の実施形態においては、仕切
体30sに1個のV字状の溝部30dを備えさせる場合
について例示したが、複数個のV字状の溝部30dを備
えさせても良いあるいは、低部が丸みを帯びた略V字状
の溝部30dを備えさせても良い。
【0043】(ヘ) 管状熱交換部30は、上下方向に
間隔を開けた状態で槽Tの側周部に螺旋状に設けても良
い。 (ト) 管状熱交換部30を槽Tの側周部に螺旋状に設
けるに当たって、その巻数は、除湿能力を考慮して種々
に設定可能である。 (チ) 除湿部Cは、槽Tに密着させた状態で、槽Tの
外周部を全周又は略全周にわたって囲むように設けても
良い。この場合は、洗濯物の乾燥機の小型化を図る上で
好ましい。
【0044】(リ) 熱交換器上流側管路18におい
て、外槽部2の上部に密着させる状態で螺旋状に巻き付
けた予熱用流路部分18pを省略して、除湿後流路部分
18dを管状熱交換部30の乾燥用空気通流部31の上
端部に接続しても良い。
【0045】(ヌ) 管状熱交換部30の冷却用流体通
流部32を通流させる冷却用流体としては、上記の実施
形態において例示した冷却用空気に限定されるものでは
なく、冷却水でも良い。この場合、冷却用流体送給手段
は、ポンプにて構成することになる。
【0046】(ル) 加熱手段の具体構成としては、上
記の実施形態において例示した熱媒循環型のフィン付き
熱交換器17に限定されるものではなく、例えば、電気
ヒータやヒートパイプでも良い。
【0047】(ヲ) フィン付熱交換器17、乾燥用送
風機15、フィルタ16の配置場所は、上記の実施形態
において例示した槽Tの下方に限定されるものではな
く、例えば槽Tの側方でも良い。 (ワ) 槽Tは、洗濯物出し入れ用の開口部を横向きに
して、横向きに設けても良い。
【0048】(カ) 本発明は、上記の実施形態の如き
全自動洗濯乾燥機以外に、洗濯物を乾燥する機能のみを
備えたものにも適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る洗濯物の乾燥機の縦断面図
【図2】乾燥運転における作動状態を示す概略斜視図
【図3】実施形態に係る洗濯物の乾燥機の管状熱交換部
を示す要部の斜視図
【図4】実施形態に係る洗濯物の乾燥機の管状熱交換部
を示す要部の縦断面図
【符号の説明】
6 開口部 15 乾燥用通風手段 17 加熱手段 23 冷却用流体送給手段 30 管状熱交換部 30d 溝部 30m 管状本体 30s 仕切体 31 乾燥用空気通流部 32 冷却用流体通流部 C 除湿部 L 循環通風経路 T 槽

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯物を収納する槽と、 その槽の内部を経由して循環する循環通風経路を通じて
    乾燥用空気を通風させる乾燥用通風手段と、 前記循環通風経路を通流する乾燥用空気を冷却除湿する
    除湿部と、 その除湿部にて除湿された乾燥用空気を加熱する加熱手
    段とが設けられた洗濯物の乾燥機であって、 前記除湿部が、前記槽の外周部を全周又は略全周にわた
    って囲むように設けられている洗濯物の乾燥機。
  2. 【請求項2】 前記槽が、上部に洗濯物出し入れ用の開
    口部を備えるように構成され、 前記除湿部が、乾燥用空気が通流する乾燥用空気通流部
    と冷却用流体送給手段にて送給される冷却用流体が通流
    する冷却用流体通流部とを、長手方向の全長にわたって
    熱交換可能な状態で前記長手方向に沿って備えた管状熱
    交換部として構成され、 その管状熱交換部が、前記槽の側周部に螺旋状に設けら
    れている請求項1記載の洗濯物の乾燥機。
  3. 【請求項3】 前記管状熱交換部が、管状本体の内部を
    仕切体にて上下に仕切って、その仕切体にて仕切られた
    上部側の空間を前記乾燥用空気通流部として用い且つ下
    方側の空間を前記冷却用流体通流部として用いるように
    構成され、 前記仕切体が、前記長手方向視にてV字状又は略V字状
    の溝部を前記長手方向に沿って備えるように構成されて
    いる請求項2記載の洗濯物の乾燥機。
  4. 【請求項4】 前記管状熱交換部が、上下方向に密着す
    る状態で前記槽の側周部に螺旋状に設けられている請求
    項2又は3記載の洗濯物の乾燥機。
  5. 【請求項5】 前記除湿部が、前記槽と間隔を隔てた状
    態で、前記槽の外周部を全周又は略全周にわたって囲む
    ように設けられている請求項1〜4のいずれか1項に記
    載の洗濯物の乾燥機。
  6. 【請求項6】 前記除湿部から流出した乾燥用空気を前
    記加熱手段に導く前記循環通風経路が、前記槽の上部に
    密着されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗
    濯物の乾燥機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011000142A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Panasonic Corp ドラム式乾燥機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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