JP2010540756A - 省エネルギーペイント - Google Patents

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Abstract

少なくとも5.5マイクロメートルの中央粒径を有する白色アルミナ、特に白色コランダム、より具体的には白色溶融コランダムを含むペイント組成物。

Description

本発明は、好ましい熱赤外線反射特性を有するペイント組成物に関する。
熱赤外線(波長約2.5〜50マイクロメートル)反射性のペイントにより、エネルギーコストを減少させることができる。
例えば、米国特許第2005/0215685号(ホームズ(Halmes))は、建物の1つ以上の垂直外壁の塗装用の赤外線反射性の外壁用ペイント(好ましくは暗い色のもの(すなわち、他の色調に比較し、黒に近い色調のもの))で、ペイントが少なくとも1種類の熱反射性金属酸化物顔料を含むものが開示している。金属酸化物顔料として、米国特許第2005/0215685号は、米国特許第6,174,360号(スリウィンスキー(Sliwinski)及び米国特許第6,454,848号(スリウィンスキー(Sliwinski)に開示されている、コランダム−赤鉄鋼結晶格子構造を有するホスト構成要素と、それに含まれるゲスト要素(アルミニウム、アンチモン、ビスマス、ホウ素、クロム、コバルト、ガリウム、インジウム、鉄、ランタン、リチウム、マグネシウム、モリブデン、ネオジム、ニッケル、ニオビウム、ケイ素、スズ、チタン、バナジウム、及び亜鉛からなる群から選択される1つ以上の元素)とを含む固溶体の無機顔料を開示している。米国特許第2005/0215685号はまた、米国特許第6,616,744号(セインツ(Sainz))を参照して、コランダム−赤鉄鋼結晶格子内に1つ以上の金属合金がカチオンとして組み込まれている金属酸化物顔料を開示しており、米国特許第6,616,744号は、赤鉄鋼結晶性格子構造並びに金属合金(コバルト、ニッケル、マンガン、モリブデン及び/又はクロムを含む)を有する、酸化鉄内にカチオンを組み込んだ金属合金を開示している。
米国特許第4,311,623号(サプコー(Supcoe))は、アルミニウム粉末を含む赤外線反射性を有する、屋外表面用の適度な暗色のペイントを開示している。
顕著な熱赤外線反射特性を有するペイントは暗色であり、屋内用には不利であることが知られている。更に、明色(すなわち白色又は白に近い色)の「省エネルギー」ペイントはしばしば、熱赤外線反射特性をごくわずかしか示さず、又は実際に熱赤外線放射を吸収する。加えて、「省エネルギー」ペイントを含め、明色を達成するためにペイントにしばしば使用される二酸化チタンは、熱赤外線放射を吸収することが見出されている。これは、二酸化チタンの両方の形態(すなわち、アナターゼ又はルチル結晶構造を有するTiO)について真である。
驚くべきことに、5.5マイクロメートル以上の中央粒径を有する白色アルミナ(特に白色コランダム、より具体的には白色溶融コランダム)を含むペイント組成物は、望ましい熱赤外線反射性を有する塗装表面を提供するのに有利であることが発見されている。
したがって、本発明の一態様は、少なくとも5.5マイクロメートルの中央粒径を有する白色アルミナを含むペイント組成物を提供することである。
このようなペイント組成物は、金属元素粒子又は金属合金粒子を含むペイントについて得られるものに近い熱赤外線反射特性を提供するが、そのような粒子を追加する必要がない。したがって、記述されるペイント組成物は、都合のよいことに、金属元素粒子又は金属合金粒子(例えば、粉末又はフレーク)を本質的に含まず(例えば、合計固体成分に対して2重量パーセント未満)、又は含まない。加えて、白色アルミナ(特に白色コランダム、より具体的には白色溶融コランダム)は白色又は無色であり、しばしば半透明、又は透明でさえあるため、本明細書に記述されるペイント組成物における利用により、明色のペイント組成物を有利に提供することができると同時に、望ましい熱赤外線反射性とそれにともなう省エネルギー性を提供できる。
全体的な熱IR反射性は、比較的高濃度の白色アルミナ(特に白色コランダム、より具体的には白色溶融コランダム)によって更に促進される。望ましいペイント組成物は、その白色アルミナを全固体成分に対して35重量パーセント、より望ましくは全固体成分に対して47重量パーセント、更に望ましくは全固体成分に対して52重量パーセント、また更に望ましくは全固体成分に対して57重量パーセントの濃度で含む。全固体成分に対する最も望ましいその白色アルミナの濃度は、できる限り高く、一方でかかるペイント組成物の他の望ましい固体構成要素を有し、かかる要素には、例えば、顔料及び結合剤、並びにその他の従来のペイント添加剤が挙げられる。
不透明度及び/又は白さを追加するためには(例えば、屋内使用又はベースペイントとしての使用など)、一般に、硫化亜鉛、リトポン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム(IV)、オキシ塩化ビスマス、白鉛、及びこれらの混合物からなる群から選択される白色顔料を含むことが望ましい。このような顔料、特に硫化亜鉛の使用は、本明細書に記述されるペイント組成物内の白色アルミナ(特に白色コランダム、より具体的には白色溶融コランダム)の使用によって達成される熱赤外線反射特性が、このような顔料の使用によって本質的に低下せず、場合によっては全く低下しないため、特に有利であり、これにより、例えば、非常に高い不透明度及び/又は隠蔽力のために、このような白色顔料を高濃度で(例えば、合計固体成分に対して40重量パーセント超で)適用できる。二酸化チタンは不透明性及び/又は白さをもたらし、好ましい省エネルギー性のために望ましい熱赤外線反射性を維持するために使用することができるが、本明細書で記述されるペイント組成物は、望ましくは二酸化チタンを実質的に含まず(例えば、合計固体成分に対して5重量パーセント未満)、更に望ましくは本質的に含まず(例えば、合計固体成分に対して2重量パーセント未満)、最も望ましくは二酸化チタンを含まない。
この「課題を解決するための手段」は、本発明に従ってそれそれ開示された実施形態又は全ての実施を記載することを意図するものではない。従属する請求項では追加の実施形態が開示され、本明細書の記述が進むにつれて数多くの他の新しい利点、機能、及び関係が明らかになるであろう。
スフィアオプティクス(SphereOptics)社(フランス・ビュール=シュ=リヴェット(Bures Sur Yvetter)の27 rue des Clozeaux、91440)から市販されている金コート積分球の概略図を示し、この積分球は、反射率測定のため、FTIR分光計の外側に取り付けられる。 白色溶融コランダムを含む白色ペイント処方と、標準の屋内用白色ペイントを含む処方の半球反射率スペクトルを示す。 白色溶融コランダム及びさまざまな白色顔料を含むペイント処方、又は白色顔料を含まないペイント処方の半球反射率スペクトルを示す。 さまざまなFEPAグリットサイズを有する白色溶融コランダム及びZnS白色顔料を含む白色ペイントの半球反射率スペクトルを示す。 白色溶融コランダム、ZnS白色顔料及びさまざまな結合剤を含む白色ペイント処方の半球反射率スペクトルを示す。 さまざまな量の白色溶融コランダム及びZnS白色顔料を含む白色ペイント処方の半球反射率スペクトルを示す。 白色溶融コランダムを含む白色ペイント処方で塗装した基材と、標準白色壁及び天井用ペイントで塗装した基材について、エネルギー消費を時間の関数として示す。
本開示は本発明を限定するのではなく、代表して提示するものである。本発明の原理の範囲及び趣旨の中で、多くの他の修正及び実施形態が、当業者によって考案され得ることを理解されたい。
上述のように、中央粒径が少なくとも5.5マイクロメートルの白色アルミナ(特に白色コランダム、より具体的には溶融白色コランダム)粒子を含むペイント組成物は、好ましい熱赤外線反射率を有するペイント表面を提供することができ、これにより省エネルギー(例えば、暖房費の節約)が提供される。
一般に理解されるように、白色という語は、白色又は無色であることとして理解される。
一般に理解されるように、アルミナという語は、可能な形態(例えば、α−、β−、及びγ−酸化アルミニウム)の酸化アルミニウムAlを意味するものと理解される。本明細書で使用される白色アルミナという語は、白色又は無色の酸化アルミナ、Alを含むものと理解される。
好ましいものは白色コランダムであり、更に好ましくは白色溶融コランダムである。
当業者の読者には一般に理解されるように、コランダムという用語は、α−酸化アルミニウム(α−アルミナ又はα−Alとしても知られる)を意味するものと理解される。本明細書に使用される白色コランダムという用語は、白色又は無色であるコランダムを意味するものと理解される。
また当業者の読者には一般に理解されるように、溶融コランダム(溶融アルミナとしても知られる)は、アルミナを融点(通常約2000℃)を超えて加熱する溶融工程を含むプロセスによって製造されるコランダムである。本明細書に使用される白色溶融コランダムという用語は、白色又は無色である溶融コランダムを意味するものと理解される。
当業者の読者には一般に理解されるように、ピンク色のコランダム又は茶色のコランダムとは違って、白色又は無色である白色コランダム(例えば白色溶融コランダム)は一般に、酸化クロム(Cr)、酸化マンガン(Mn)及び二酸化チタン(TiO)を本質的に含まず(例えば、最高で0.02重量パーセント)、又は含まない。このような金属酸化物が、コランダム酸化アルミニウムのホスト構造に固溶体として0.02重量パーセントを上回る濃度でゲスト又は添加構成要素として存在するとき、ピンク色(赤色)又は茶色などの着色をもたらす。
好ましくは白色コランダム(例えば白色溶融コランダム)は高純度(例えば、Alが少なくとも95%、より具体的にはAlが少なくとも98.5%、最も好ましくはAlが少なくとも99.5%)である。白色コランダム、特に高純度白色コランダム、より具体的には高純度白色溶融コランダムは、数多くの可能な業者によって市販され、フランス・ラバチエ(La Bathie)のアルカン・ボーキサイト・エ・アルミナ(Alcan Bauxite et Alumine)又は日本・富山の太平洋ランダム株式会社(Pacific Rundum Co. Ltd.)が挙げられる。一般的に長きにわたって知られているように、市販の高純度白色コランダム(例えば白色溶融コランダム)は通常、微量のNaO、SiO、Fe、CaO及び/又はMgOを含む。公称化学組成で、好ましい白色コランダム(例えば白色溶融コランダム)は、Alの純度が最低95%、NaOが最高2%、SiOが最高2%、Feが最高0.5%、CaO+MgOが最高0.4%であり、より好ましくはAlが最低98.5%、NaOが最高0.5%、SiOが最高0.7%、Feが最高0.1%、CaO+MgOが最高0.2%であり、最も好ましくはAlが最低99.5重量パーセント、NaOが最高0.25%、SiOが0.06重量パーセント、Feが最高0.08%、CaO+MgOが最高0.1%である。上記は一般に、白色コランダム(例えば白色溶融コランダム)の市販の仕様及び/又は純度に対応しており、記載されているパーセンテージはすべて重量パーセントである。
白色コランダム(例えば白色溶融コランダム)は好ましくは、酸化アンチモン、酸化ビスマス、酸化ホウ素、酸化コバルト、酸化ガリウム、酸化インジウム、酸化ランタン、酸化リチウム、酸化モリブデン、酸化ネオジム、酸化ニッケル、酸化ニオブ、酸化スズ、酸化バナジウム及び酸化亜鉛(例えば、コランダム酸化アルミニウムホスト構造内の固溶体としてのゲスト又は添加構成要素)を本質的に含まず(例えば、最高で0.02重量パーセント)、又は含まない。
熱IR反射率は、少なくとも8マイクロメートルの中央粒径を有する白色アルミナ(特に白色コランダム、より具体的には白色溶融コランダム)を使用することにより、更に有利に強化することができ、更に少なくとも10.5マイクロメートルの中央粒径のものを使用することにより更に強化することができる。望ましい滑らかな塗装表面及び/又は望ましい熱IR反射率を得るために、一般にこの中央粒径は最高90マイクロメートルであり、より望ましくは最高80マイクロメートルであり、更に望ましくは最高70マイクロメートルであり、及び最も望ましくは最高60マイクロメートルである。その中央粒径は例えば、ISO 8486−1−2に従って、光沈降測定器を用いて沈殿により測定することができる。
全体的な熱IR反射率は更に、全固体成分に対して、比較的高い濃度の白色アルミナ(特に白色コランダム、より具体的には白色溶融コランダム)粒子の使用により促進される。望ましいペイント組成物は、白色アルミナを少なくとも35重量パーセント、より望ましくは全固体成分に対して少なくとも47重量パーセント、更に望ましくは全固体成分に対して少なくとも52重量パーセント、また更に望ましくは全固体成分に対して少なくとも57重量パーセントの濃度で含む。上述のように、全固体成分に対する最も望ましい白色アルミナの濃度は、できる限り高く、一方でかかるペイント組成物の他の望ましい固体構成要素を有すし、かかる他の固体構成要素には、顔料及び結合剤並びにその他の従来のペイント添加剤が挙げられる。一般に、本明細書に記述されるペイント組成物は、白色アルミナの全固体成分に対して最高90重量パーセントを有し、特に、全固体成分に対して最高85重量パーセントを有し、更に具体的には全固体成分に対して最高80重量パーセントを有する。
上述のように、不透明度及び/又は白さを追加するために(例えば、屋内使用又はベースペイントとしての使用など)、一般に本明細書で記述されるペイント組成物に白色顔料を含むことが望ましい。白色顔料は、硫化亜鉛、リトポン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム(IV)、オキシ塩化ビスマス、白鉛、及びこれらの混合物からなる群から選択される。硫化亜鉛が好ましい。白色顔料硫化亜鉛は、例えばドイツ・デュイスベルク(Duisberg)のザハトレーベン(Sachtleben)からザハトリスL(SACHTOLITH L)の商品名で市販されている。好ましくは、このような白色顔料の濃度は、全固体成分に対して少なくとも5重量パーセントであり、より好ましくは全固体成分に対して少なくとも10重量パーセントであり、更に好ましくは全固体成分に対して少なくとも13重量パーセントである。例えば黒い基材に対する高い隠蔽力を得るため、白色顔料の濃度は望ましくは全固体成分に対して少なくとも20重量パーセントであり、より望ましくは全固体成分に対して少なくとも24重量パーセントである。非常に高い不透明度及び/又は隠蔽力を得るためには、ペイント組成物は、例えばそのような白色顔料を、全固体成分に対して40重量パーセント(又はそれ以下)含み得る。しかしながら、通常の不透明度及び/又は白さの要求及び/又は必要性のためには、組成物は一般に、好ましくは全固体成分に対して最高40重量パーセント、より好ましくは全固体成分に対して35重量パーセント含まれる。白色顔料の中央粒径は、好ましくは最大1マイクロメートル、より好ましくは最大0.5マイクロメートル、より好ましくは最大0.4マイクロメートル、最も好ましくは0.2〜0.3マイクロメートルである。
本明細書に記述されているペイント組成物は、望まれる場合、色(すなわち、白以外の色)を付与するために、着色顔料(すなわち、非白色顔料)を含んでよい。このような着色顔料は、本明細書に記述されている白色顔料に追加して含むか、又は本明細書に記述されている白色顔料の代わりに使用することができる。通常は前者の選択肢が好ましく、この場合通常は、望ましい不透明度及び/又は隠蔽力が上述の白色顔料の使用によって達成され、着色顔料又は複数の着色顔料の混合物の追加により望ましい及び/又は必要な色が得られ、この場合、特定の色を達成するための着色顔料の選択及び濃度は、一般的に当該技術分野において知られている。着色顔料が使用された場合の濃度は、通常、ペイント組成物の全固体成分に対して最高5重量パーセントと低い(しかしながら、より高い量で含有することは除外されない)。本明細書で記述されているように白色アルミナ(特に白色コランダム、より具体的には白色溶融コランダム)の使用により得られた有利な熱IR反射率を維持するためには、着色顔料が使用される場合、好ましくはその着色顔料は金属酸化物着色顔料であり、特に赤外線反射性の金属酸化物着色顔料である。このような着色顔料は、例えば米国特許第6,174,360号(スリウィンスキー(Sliwinski))、同第6,454,848号(スリウィンスキー(Sliwinski))及び同第6,616,744(セインツ(Sainz))に記述されており、米国オハイオ州クリーブランド(Cleveland)のフェロ・コーポレーション(Ferro Corporation)からクール・カラーズ&エクリプス(COOL COLORS & ECLIPSE)顔料の商品名で販売されており、例としては、製品番号V−13810レッド(赤色酸化鉄)、V−9250ブルー(アルミン酸コバルト青色スピネル)、V−9416イエロー(ニッケル−アンチモンチタン黄色ルチル)、V−799ブラック(クロム緑色−黒色改変)が挙げられる。
望ましくは、ペイント組成物は更に結合剤を含む。典型的に、結合剤は全固体成分に対して少なくとも5重量パーセントの濃度で存在し、より典型的には全固体成分に対して少なくとも10重量パーセントの濃度で存在する。典型的に、結合剤は全固体成分に対して最高30重量パーセントの濃度で存在し、より典型的には全固体成分に対して最高25重量パーセントの濃度で存在し、更に典型的には全固体成分に対して最高20重量パーセントの濃度で存在する。好適な結合剤には、アクリル樹脂、スチレン−アクリルコポリマー、スチレン−メタクリル酸コポリマー、エチレン−酢酸ビニルコポリマー及びこれらの混合物が挙げられる。特に望ましい結合剤には、アクリル樹脂及びアクリル樹脂の混合物が挙げられる。水分散性結合剤が特に望ましく、特に、アクリル樹脂製の水分散性結合剤が望ましい。
ペイント組成物は、当該技術分野において通常使用される他の従来の添加剤(例えば、消泡剤、抑泡剤、増粘剤、平滑剤、湿潤剤、分散剤、抗沈殿剤、安定剤、光安定剤、抗凝集剤、質感改良剤、抗菌剤及び/又は殺真菌剤など)を更に含んでよい。これらの添加剤の適切な濃度は、ペイント組成物の望ましい特性及び/又は望ましい塗装表面の特性が得られるように、当業者によって容易に決定され得る。
本明細書に記述されているペイント組成物は好適には、塗装用の媒体を更に含み、媒体は水、水性液体又は有機系液体である。有機系液体は、媒体系、油系、又は液化した噴射剤系の液体であってよい。このようなペイント媒体は、当該技術分野において既知である。好ましい媒体には、水及び水性液体が挙げられる。別の実施形態において、本明細書に記述されるペイント組成物は、塗装媒体中に分散させるのに好適な濃度の形態(すなわち、乾燥混合物、ペースト状、又は濃縮液などの形態)で提供され得る。
本明細書に記述されるペイント組成物は、上述のように特に屋内用に好適なものを除き、建物の外側表面(例えば外壁若しくは屋根(例えば金属製屋根))又はドーム、若しくはこれらの構成要素など、屋外表面の処理に使用するのに有利である。
実施例に使用されるパーセンテージは、別に特記されている場合を除き、すべて重量パーセントである。
A.試験方法及び手順
1.反射率の測定
反射率は、EN 12898基準(「建物に使用されるガラス−放射率の測定(Glass in building - Determination of the emissivity)」2001年1月)に準拠し、下記の仕様及び修正を用いて測定された。
反射率は、フランス・リュエイ=マルメゾン(Rueil-Malmaison)のABB社から販売されているABB BOMEM MB−154S FTIR分光計で、外部に50mm金コート積分球(スフィアオプティクス(SphereOptics)社(フランス・ビュール=シュ=リヴェット(Bures Sur Yvetter)の27 rue des Clozeaux、91440)から販売)を装備したものを使用して測定され、図1にこの概略図を示す。
測定は積分球で行われたため、反射率は半球反射率として参照された。金コート積分球に付属して供給されている、半球反射率スペクトルが既知である金の鏡が、参照として使用された。測定に使用された波長範囲は2.5〜16.5マイクロメートルの範囲であった。
それぞれの波長λiにおける試料の半球反射率R(λi)は次の式で表わすことができる:
Figure 2010540756
式中、Eは試料が積分球の試料サポート上に置かれているときの装置示数を表わし、Estは参照鏡での装置示数を表わし、Eは試料サポート上に何も置かれていないときの装置示数を表わし、Rn,st(λi)は波長λiでの参照鏡の半球反射率を表わす。
記録された値は、試料あたり行われた平均20回の測定値平均である。
合計半径積分値Rは、下の表に示す18の波長(λi)で測定された半球反射率R(λi)の数学的平均をとることによって、スペクトル反射曲線から決定された。合計半径積分値Rは、次の式によって計算された:
Figure 2010540756
Figure 2010540756
2.省エネルギー性の測定
2つの空の200L容器を用い、一方は本発明によるペイントで5つの内面を塗装したもの、もう一方は標準の壁&天井用ペイントで5つの内面を塗装したものであり、これらを比較することによって、本発明によるペイント処方で得られる実際の省エネルギー性が測定された。容器を加熱しているときのエネルギー消費は、次の試験装置を用いて測定された:
容器の大きさよりも大きい大きさの発泡ポリスチレンフォームボード2つを、試験装置の底面として用いた。それぞれのボードに、電気加熱抵抗を取り付けた。空の容器内の温度をモニターするため、2つのNTC高精密サーミスタ(セミテックUSA社(Semitec USA corp.)からセミテック(SEMITEC)103AT−2の商品名で入手)が、直径15cmの黒色塗装金属製球2つの中心に配置された。この球は、ボード上に配置された後に空の容器の体積の中心になるように、ボード上に配置された。NTCサーミスタプローブはそれぞれ別のサーモスタット(英国ロンドンのインベンシスPLC(Invensys PLC)からINVENSYS WM 901の商品名で入手)に接続され、これにより、装置を覆うボード上に容器配置された後のそれぞれの容器の内部温度を調節した。この試験装置を次に、温度を0℃に保った冷蔵室に置いた。加熱システムのスイッチをオンにし、容器の内部温度が平均16℃に到達してから、2つの個別の標準エネルギーカウンターを用いて、エネルギー消費が記録された。エネルギー消費は、40時間にわたって記録された(ワット時)。全体の省エネルギー性は、次の式を用いて、曲線の傾き(直線回帰によって得られる)から計算された:
省エネルギー%=100×(標準ペイントの傾き−3Mペイントの傾き)/標準ペイントの傾き)
3.ペイントの白さの評価
ペイントの白さは、ISO 2814に従って評価された。150マイクロメートルの湿潤コーティング厚さを有するペイントコーティングを、白色及び黒色のレネタ(Leneta)カード上に形成した。室温で24時間乾燥させた後、乾燥したコーティング厚さ70μが得られた。可視光帯でのペイントの輝度(L)が、ISO 2814に従って測定された。値が100のときは純粋な白色コーティングであることを示し、値が0の時は黒色コーティングであることを示す。コントラスト比又は不透明度は%で記録された。
B.使用材料リスト
Figure 2010540756
Figure 2010540756
C.ペイント処方及び試験試料の調製
ペイント処方は、まず実施例で所定の量の顔料、水及び添加剤を含むプレミックスを800rpmで攪拌した。ZnSを含むペイント処方については、0.25NのNaOHを加えることによってプレミックスのpHをアルカリ性(>9)に調整した。
このプレミックスに、それぞれの実施例に所定の、さまざまな量のAl、結合剤及び添加剤を加えた。
このペイント処方を、40cmのポリエチレン箔上に湿潤厚さ400マイクロメートルで塗布した。室温で24時間乾燥させた後、コーティング厚さは150〜180マイクロメートルとなった。
コーティングされたペイントの性質を、上述の方法に従って測定した。
D.実施例
注意:下記の表において、元々水中で供給されている構成成分については、重量パーセントは固体の重量パーセントを意味し、水の重量パーセントは水構成要素の合計成分を表わす。乾燥体積%は、合計固体成分に対する固体構成成分の体積%を意味する。
実施例1及び比較例C−1
実施例1において、ZnS及びAlF280を含む白色ペイント処方の調製は、49.8%のZnS、49.8%の水、0.2%の消泡剤及び0.2%のW/D剤1(製品の液体成分が入った瓶から取り出したときの消泡剤及び湿潤/分散剤のパーセント)のプレミックスから始めた。このプレミックスのpHは、0.25NのNaOHを使用して9.6に調整された。このプレミックスに、表3の所定量のAlF280、結合剤及び添加剤を加えた。乾燥体積15%のZnS、乾燥体積55%のAl及び乾燥体積30%の結合剤+添加剤を含むペイント処方が得られた。比較例C−1として、当該技術分野において既知の典型的な屋内用白色ペイントが、TiOで調製された。66.3%のTiO、33.15%の水、0.33%のW/D剤2及び0.21%の消泡剤(製品の液体成分が入った瓶から取り出したときの消泡剤及び湿潤/分散剤のパーセント)を含むプレミックスが調製された。19.9%の水、79.68%のCaCO及び0.4%のW/D剤2(製品の液体成分が入った瓶から取り出したときの消泡剤及び湿潤/分散剤のパーセント)を含む第二のプレミックスが調製された。2つのプレミックスを、表3に所定のように、追加の結合剤及び添加剤と共に混合した。比較例C−1には乾燥体積15%のTiO、乾燥体積45%のCaCO及び乾燥体積40%の結合剤及び添加剤が含まれた。上述の一般的手順に従い、ペイント処方の半球反射率が測定された。その結果を図2に示す。全半球反射率(R)は表3に示されている。
Figure 2010540756
(実施例2〜4)
実施例2及び3において、ZnS(乾燥体積10%)又はTiO(乾燥体積10%)と組み合わせてAl(乾燥体積60%)を含むペイント処方の半径反射率が測定され、実施例4においては、Al(乾燥体積60%)を含むが顔料は含まないペイント処方が評価された。ペイント処方はすべて、AlグレードF240を使用して調製された。さまざまなペイント処方の組成物及び全半球反射率を表4に示す。図3は、ペイントの半球反射率スペクトルを示す。
Figure 2010540756
(実施例5〜8)
実施例5〜8では、AlのさまざまなFEPAグリットサイズ、F280、F320、F360及びF1000それぞれを含むペイント処方が調製された。F1000のAlを含む実施例8は、参照例である。ペイント処方はすべて、乾燥体積15%のZnS、乾燥体積55%のAl並びに乾燥体積30%の結合剤及び添加剤を有していた。ペイントはすべて、67.97%の固体(13.65重量パーセントのZnS、46.98重量パーセントのAl、7.03重量パーセントの結合剤1、0.1重量パーセントのW/D剤1、0.02重量パーセントの消泡剤及び0.18重量パーセントのT/L剤)並びに32.03%の水が含まれていたた。上述の一般的手順に従ってペイントの半球反射率が測定され、その結果を図4に示す。全半球反射率は表5に示されている。
Figure 2010540756
(実施例9〜13)
実施例9〜13では、さまざまな結合剤を含むペイント処方が調製された。ペイント処方は、乾燥体積15%のZnS、乾燥体積55%のAlF280、乾燥体積0.25%のW/D剤1、乾燥体積0.7%のT/L剤、乾燥体積0.1%の消泡剤、及び乾燥体積28.95%の各種結合剤(それぞれ結合剤1〜5)の最終組成を有して調製された。一般的手順に従ってペイントの半球反射率が測定され、その結果を図5に示す。ペイントの組成物(組成物の重量パーセント)及びその全半球反射率が表6に示されている。
Figure 2010540756
(実施例14〜17)
実施例14〜17では、9.1〜18.2重量パーセントのZnS、42.6〜51.4重量パーセントのAlF280、4.3〜10.1重量パーセントの結合剤1、及び表7に示す添加剤を含むペイント処方が調製された。上述の手順に従って半球反射率が測定された。その結果を図6に示す。全半球反射率Rは表7に示されている。実施例14及び15の白さが、上述の手順によって評価された。その結果を表8に示す。実施例14のペイントによって得られた実際の省エネルギー性が、上述の方法に従って測定された。実施例14のペイントのエネルギー消費と、白色標準壁及び天井用ペイント(ICIペインツ・デコ・フランスS.A.(ICI Paints Deco France S.A.)からドゥルックス(DULUX)の商品名で販売)のエネルギー消費との比較が行われた。時間に対する関数としてのエネルギー消費を図7に示す。上述の試験手順に従い、傾きから、省エネルギー率6%が計算された。
Figure 2010540756
Figure 2010540756

Claims (51)

  1. 少なくとも5.5マイクロメートルの中央粒径を有する白色アルミナを含むペイント組成物。
  2. 前記白色アルミナが、少なくとも8マイクロメートルの中央粒径を有する、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記白色アルミナが、少なくとも10.5マイクロメートルの中央粒径を有する、請求項2に記載の組成物。
  4. 前記白色アルミナが、最大90マイクロメートルの中央粒径を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 前記白色アルミナが、最大80マイクロメートルの中央粒径を有する、請求項4に記載の組成物。
  6. 前記白色アルミナが、最大70マイクロメートルの中央粒径を有する、請求項5に記載の組成物。
  7. 前記白色アルミナが、最大60マイクロメートルの中央粒径を有する、請求項6に記載の組成物。
  8. 前記白色アルミナの濃度が、合計固体成分に対して最高90重量パーセントである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 前記白色アルミナの濃度が、合計固体成分に対して最高85重量パーセントである、請求項8に記載の組成物。
  10. 前記白色アルミナの濃度が、合計固体成分に対して最高80重量パーセントである、請求項9に記載の組成物。
  11. 前記白色アルミナの濃度が、合計固体成分に対して少なくとも35重量パーセントである、請求項1〜10のいずれか一項に記載の組成物。
  12. 前記白色アルミナの濃度が、合計固体成分に対して少なくとも47重量パーセントである、請求項11に記載の組成物。
  13. 前記白色アルミナの濃度が、合計固体成分に対して少なくとも52重量パーセントである、請求項12に記載の組成物。
  14. 前記白色アルミナの濃度が、合計固体成分に対して少なくとも57重量パーセントである、請求項13に記載の組成物。
  15. 前記白色アルミナが白色コランダムである、請求項1〜14のいずれか一項に記載の組成物。
  16. 前記白色コランダムが、酸化クロム、酸化マンガン及び二酸化チタンを本質的に含まないか又は含まない、請求項15に記載の組成物。
  17. 前記白色コランダムが、少なくとも95重量%のAlに対応する純度である、請求項15又は16に記載の組成物。
  18. 前記白色コランダムが、少なくとも95重量%のAl、最高2重量%のNaO、最高2重量%のSiO、最高0.5重量%のFe、並びにCaO及びMgOを合わせて最高0.4重量%に対応する純度である、請求項17に記載の組成物。
  19. 前記白色コランダムが、少なくとも98.5重量%のAlに対応する純度である、請求項15〜18のいずれか一項に記載の組成物。
  20. 前記白色コランダムが、少なくとも98.5重量%のAl、最高0.5重量%のNaO、最高0.7重量%のSiO、最高0.1重量%のFe、並びにCaO及びMgOを合わせて最高0.2重量%に対する純度である、請求項19に記載の組成物。
  21. 前記白色コランダムが、少なくとも99.5重量%のAlに対応する純度である、請求項15〜20のいずれか一項に記載の組成物。
  22. 前記白色コランダムが、少なくとも99.5重量%のAl、最高0.25重量%のNaO、最高0.06重量%のSiO、最高0.08重量%のFe、並びにCaO及びMgOを合わせて最高0.1重量%に対する純度である、請求項21に記載の組成物。
  23. 前記白色コランダムが、酸化アンチモン、酸化ビスマス、酸化ホウ素、酸化コバルト、酸化ガリウム、酸化インジウム、酸化ランタン、酸化リチウム、酸化モリブデン、酸化ネオジム、酸化ニッケル、酸化ニオブ、酸化スズ、酸化バナジウム及び酸化亜鉛を本質的に含まないか又は含まない、請求項15〜22のいずれか一項に記載の組成物。
  24. 前記白色コランダムが白色溶融コランダムである、請求項15〜23のいずれか一項に記載の組成物。
  25. 前記組成が、硫化亜鉛、リトポン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム(IV)、オキシ塩化ビスマス、白鉛、及びこれらの混合物からなる群から選択される白色顔料を更に含む、請求項1〜24のいずれか一項に記載の組成物。
  26. 前記白色顔料が硫化亜鉛である、請求項25に記載の組成物。
  27. 前記白色顔料の濃度が、合計固体成分に対して少なくとも5重量パーセントである、請求項25又は26に記載の組成物。
  28. 前記白色顔料の濃度が、合計固体成分に対して少なくとも10重量パーセントである、請求項27に記載の組成物。
  29. 前記白色顔料の濃度が、合計固体成分に対して少なくとも13重量パーセントである、請求項28に記載の組成物。
  30. 前記白色顔料の濃度が、合計固体成分に対して少なくとも20重量パーセントである、請求項29に記載の組成物。
  31. 前記白色顔料の濃度が、合計固体成分に対して40重量パーセントを上回る、請求項25〜30のいずれか一項に記載の組成物。
  32. 前記白色顔料の濃度が、合計固体成分に対して最高40重量パーセントである、請求項25〜30のいずれか一項に記載の組成物。
  33. 前記白色顔料の濃度が、合計固体成分に対して最高35重量パーセントである、請求項32に記載の組成物。
  34. 前記組成物が、少なくとも1つの着色顔料を更に含む、請求項1〜33のいずれか一項に記載の組成物。
  35. 前記の少なくとも1つの着色顔料が、金属酸化物着色顔料である、請求項34に記載の組成物。
  36. 前記の少なくとも1つの着色顔料が、赤外線反射性着色顔料である、請求項34又は35に記載の組成物。
  37. 前記着色顔料の濃度が、合計固体成分に対して最高5重量パーセントである、請求項34〜36のいずれか一項に記載の組成物。
  38. 前記組成物が、結合剤を更に含む、請求項1〜37のいずれか一項に記載の組成物。
  39. 前記結合剤が、アクリル樹脂、スチレン−アクリルコポリマー、スチレン−メタクリル酸コポリマー、エチレン−酢酸ビニルコポリマー及びこれらの混合物からなる群から選択される樹脂である、請求項38に記載の組成物。
  40. 前記結合剤が、アクリル樹脂又はアクリル樹脂の混合物である、請求項39に記載の組成物。
  41. 前記結合剤が、合計固体成分に対して少なくとも5重量パーセントの濃度である、請求項38〜40のいずれか一項に記載の組成物。
  42. 前記結合剤が、合計固体成分に対して少なくとも10重量パーセントの濃度である、請求項41に記載の組成物。
  43. 前記結合剤が、合計固体成分に対して最高30重量パーセントの濃度である、請求項38〜42のいずれか一項に記載の組成物。
  44. 前記結合剤が、合計固体成分に対して最高25重量パーセントの濃度である、請求項43に記載の組成物。
  45. 前記結合剤が、合計固体成分に対して最高20重量パーセントの濃度である、請求項44に記載の組成物。
  46. 前記組成物が、金属元素及び金属合金粒子を実質的に含まないか又は含まない、請求項1〜45のいずれか一項に記載の組成物。
  47. 前記組成物が、二酸化チタンを実質的に含まないか又は含まない、請求項1〜46のいずれか一項に記載の組成物。
  48. 前記組成物が、二酸化チタンを本質的に含まないか又は含まない、請求項47に記載の組成物。
  49. 前記組成物が、水、水性液体又は有機系液体からなる群から選択される媒体を更に含む、請求項1〜48のいずれか一項に記載の組成物。
  50. 前記組成物が、媒体中に分散させるのに好適な濃度の形態で供給され、該媒体が水、水性液体又は有機系液体からなる群から選択される媒体である、請求項1〜48のいずれか一項に記載の組成物。
  51. 前記媒体が水又は水性液体である、請求項49又は50に記載の組成。
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