JP2010534226A - 安定な粉末組成物の製造方法 - Google Patents
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Abstract
-センシティブな物質およびこのセンシティブな物質に対する含浸剤としての少なくとも一つの粘性化合物を含むコア、および
-粘着剤としての少なくとも一つの粘性化合物を含む、上記のコアに対するコーティング
を含む粒子を含む粉末組成物中に含まれる、温度20℃〜100℃および/または圧力106〜107 Paおよび/または相対湿度60%〜100%に対してセンシティブな物質の分解を実質的に防ぐための、粘度が5 Pa.s-1より高い少なくとも一つの粘性化合物の使用
に関する。
Description
本発明は、特に温度および/または圧力および/または相対湿度の影響を受けやすい物質を含む粉末組成物の新規な製造方法に関する。
事実、これらの操作を行なう機械の主な特徴は、それらが最終組成物を構成する物質に対して、異なったサイズの孔を有するダイを通過させて顕著な剪断力を生じさせ、該物質のコア部分に温度上昇をもたらすということである。
例えば、ヨーロッパ特許EP 0569468 は、動物の食品用に意図された酵素を含み、造粒条件に対する抵抗を増すために高い融点を有する脂肪またはワックスでコーティングされた顆粒の製造方法を提案している。
しかしながら、そのようなコーティングは、顆粒が長い時間溶けた状態に置かれ、酵素の動物に対するバイオアベイラビリティを低下させるという欠点を有している。
特に、採用されるコーティングは、造粒工程の間、酵素の安定性を増す。しかしながら、この方法は、動物用の食品に不必要なポリマー誘導体の使用を必要とし、しかも顆粒の製造コストを高めている。
これらの製剤は、分子量6000〜80000を有するセルロース誘導体から特に選択されるポリマーでコーティングされ得る。この出願では、用いられる物質の粘度については何も述べられていない。
-センシティブな物質およびこのセンシティブな物質に対する含浸(impregnating)剤としての少なくとも一つの粘性の化合物を含むコア、および
-粘着剤としての少なくとも一つの粘性の化合物を含む、上記のコアに対するコーティング
を含む粒子を含む。
特に、粉末組成物が動物食品用に意図されているとき、活性成分でもあるセンシティブな物質が動物の消化器官中に直接放出される。
この工程は、センシティブな物質にダメージを与え得るストレス、すなわち高い温度および圧力のストレスおよび剪断ストレスにより、また蒸気の圧力によっても特徴づけられる。
これらの測定は、粘性化合物の乾燥エキスの10%水溶液について、20℃で、スピンドルの異なった回転速度10〜100 rpm で行われる。
保持された粘度の値は、器具のトーショントルク(最大80%)の制限値に適合する最大回転速度で得られた値である。
粉末組成物の粒子は、2つの極めて異なった部分:コアとこのコアの保護フィルムを形成するコーティングとを含む。
コーティングは、粘着剤として作用する少なくとも一つの粘性の化合物を含む。それゆえ、粘性の化合物は、コアとコーティングの両方に存在するので、2つのレベルを含む。一方がコア中に含まれ、他方がコーティング中に含まれる、2つの異なった粘性の化合物を用いることができる。
事実、その吸収性ゆえに、担体は乾燥状態にあるものから選択される物質である。担体が液状のセンシティブな物質と接触し、乾燥工程の間に噴霧されるときに、水の作用を安定化することにより、センシティブな物質を保護する。
しかしながら、粘性の化合物は、たとえそれが同じ化合物であっても、前記のように、それが含浸剤として用いられるか、あるいは粘着剤として用いられるかによって、きわめて異なった機能を有する。
特に有利な形態において、含浸剤および粘着剤はカルボキシメチルセルロース(CMC)を含むか、あるいはカルボキシメチルセルロースから構成される。
-温度20℃〜100℃、および/または圧力106〜107 Pa、および/または相対湿度60%〜100%に対してセンシティブな少なくとも一つの物質、およびセンシティブな物質に対する含浸剤としての5 Pa.s-1より高い粘度を有する少なくとも1つの粘性化合物を含むコア、ならびに
-5 Pa.s-1より高い粘度を有する粘着剤としての少なくとも一つの粘性化合物を含む、上記のコアに対するコーティング
を含む粒子を含む安定な粉末組成物にも関する。
上記のセンシティブな物質は、ヒト以外の動物の食品用に意図された酵素でない。
粘性の化合物は、カルボキシメチルセルロース(CMC)であるのが、特に有利である。
この担体は、特に、澱粉、穀粉、とりわけ小麦、コーン、カッサヴァもしくは米の粉、タルク、ビートパルプ、マルトデキストリン、炭酸カルシウムのような塩またはコーン蒸留酒製造所の穀粒であり得る。
-温度20℃〜100℃、および/または圧力106〜107 Pa、および/または相対湿度60%〜100%に対してセンシティブな少なくとも一つの物質、およびセンシティブな物質に対する含浸剤としての5 Pa.s-1より高い粘度を有する少なくとも1つの粘性化合物を含むコア、ならびに
-粘着剤としての5 Pa.s-1より高い粘度を有する少なくとも一つの粘性化合物を含む、上記のコアに対するコーティング
を含む粒子を含む安定な粉末組成物の製造方法にも関する。
-温度20℃〜100℃、および/または圧力106〜107 Pa、および/または相対湿度60%〜100%に対してセンシティブな少なくとも一つの物質、センシティブな化合物に対する含浸剤としての5 Pa.s-1より高い粘度を有する少なくとも1つの粘性化合物、およびセンシティブな物質のための少なくとも一つの担体を含むコア、ならびに
-5 Pa.s-1より高い粘度を有する、粘着剤としての少なくとも一つの粘性化合物を含む、上記のコアに対するコーティング
を含む粒子を含む安定な粉末組成物の製造方法にも関する。
特に、該粉末組成物は疎水性を有し、粉末組成物中に含まれるセンシティブな物質は温度および圧力に耐性を有するものとなり、輸送または保管中にも安定性を維持する。
しかしながら、該粉末組成物は、それが溶液中に戻されると、再び水和されてバイオアベイラブルとなる。
この方法の間、予め乾燥されたセンシティブな物質および担体は、含浸剤と混合できるように、調整された粒子径および分散性を有する完全に均一な物質の形態にある。
この方法は、完全に均一な物質を直接用いると、混合工程の費用を節減できて有利である。
この方法は、低減された分散性で粒子径が調整された、中間の粉末をもたらす。含浸剤の大部分はすでに存在しているので、次の工程へ進むために、残りの含浸剤を補足すれば充分である。
−センシティブな物質およびセンシティブな物質の少なくとも一つの担体を含む混合物を、60℃より低い出口温度および45℃より低い粉末温度で、共−乾燥して、中間の均一な粉末を得る工程、
−均一な中間の粉末を含浸剤とともに微細粒化して、上記のコアに相当するコーティングされていない粒子からなる高密度の微細粒化された粉末を得る工程
を含む。
共−乾燥する工程は、センシティブな物質を95%より多く保持し得る低温で行われ、均一な粉末が得られ、平均粒子径はD(v,0.5)で測定して50〜 250 μmに調整され得る。
均一な中間の粉末の最終的な水分は、0%から特に5〜12%の間で変動し、微生物の増殖を避けるために水の作用は0.6より低い。
そして、このことは、糊状物質の濃さを得る直前に、急速に上昇する温度により、または微細粒化機械の主モータの電力消費量によりモニターされる。
この高密度化された粉末は、乾燥エキスにおいてセンシティブな物質5〜50%、好ましくは10〜35%、乾燥エキス中の担体10〜70%、好ましくは20〜60%、含浸剤5〜50%、好ましくは10〜30%で構成されている。
−センシティブな物質およびセンシティブな物質の少なくとも一つの担体を含む混合物を、60℃より低い出口温度および45℃より低い粉末温度で共−乾燥して、中間の均一な粉末を得る工程、
−均一な中間の粉末を含浸剤とともに微細粒化して、上記のコアに相当するコーティングされていない粒子からなる高密度の微細粒化された粉末を得る工程、
−高密度化された微細粒化粉末のコーティングされていない粒子をコーティングして被覆された粉末を得る工程。
粘着剤を含む溶液は、コーティングされる高密度化された粉末が、粒子の凝集を伴わないで、連続的にスプレーされるに適した粘度を有する。
上記で得られるコーティングされた粉末は、D(v,0.5)として測定して、平均粒子径300〜400 μm、および水分含量5〜12%を有する。
−センシティブな物質およびセンシティブな物質の少なくとも一つの担体を含む混合物を、60℃より低い出口温度および45℃より低い粉末温度で共−乾燥して、中間の均一な粉末を得る工程、
−均一な中間の粉末を含浸剤とともに微細粒化して、上記のコアに相当するコーティングされていない粒子で構成された高密度の微細粒化された粉末を得る工程、
−任意に、高密度化された粉末を45℃より低い温度で乾燥して、乾燥した高密度化され微細粒化された粉末を得る低温乾燥工程、
−任意に、高密度化され、微細粒化され、篩い分けられた粉末を得る篩過工程、
−高密度化され、微細粒化された粉末のコーティングされていない粒子を粘着剤でコーティングし、任意に乾燥し、任意に篩い分けて、被覆された粉末を得る工程、および
−コーティングされた粉末を乾燥して、安定な粉末組成物を得る工程。
この乾燥工程は、微細粒化され、高密度化された粉末が10%より高い水分含量を有しているときに、微細粒化工程の後で行われ、9%より低い、好ましくは7%より低い水分含量を得る。
任意に乾燥され、任意に篩い分けられてコーティング前に得られた、高密度化され、微細粒化された粉末は、D(v,0.5)として測定して100〜200μm の平均粒子径および最大水分含量10%を有する。
安定な粉末組成物の粒子径は、主に100〜500 μmの範囲内のものを含む。
粘性の化合物はカルボキシメチルセルロース(CMC)であるのが特に有利である。
含浸剤および粘着剤がカルボキシメチルセルロース(CMC) を含んでいるか、またはカルボキシメチルセルロース(CMC) で構成されていると、特に有利である。
本発明は、
-温度20℃〜100℃、および/または圧力106〜107 Pa 、および/または相対湿度60%〜100%に対してセンシティブな少なくとも一つの物質、および5 Pa.s-1 より高い粘度を有する少なくとも一つの粘性化合物を上記のセンシティブな物質に対する含浸剤として含むコア、および
-5 Pa.s-1 より高い粘度を有する少なくとも一つの粘性化合物を粘着剤として含む、上記のコアに対するコーティングを含み、
センシティブな物質が当初の活性の少なくとも80%、特に少なくとも90%を保持している粒子を含む安定な粉末組成物を活性物質として含み、医薬的に許容される担体と組み合わさった医薬組成物にも関する。
この医薬組成物は、特に、動物用に意図され得る。
この食品組成物は、ペレットまたは顆粒の形態で提供されるという点でさらに特徴づけることもできる。
この方法は、安定な粉末組成物と食用物質との混合物を、湿った雰囲気で、特に水分14%において適用圧力2x106〜107 Paで圧縮する工程を含む。
センシティブな物質は、この工程の間中、乾燥担体用の入り口の周りに設けられたノズルを通して、または中央の注入パイプにより、あるいは塔に備えられたShugi(商標)もしくはBepex(商標)タイプのダイナミックミキサー (HOSOKAWA販売)により導入される。
この工程は、特に中間の均一な粉末を含浸剤で湿らせ、それを静的ミキサー中で断続的に高密度化させるか、または例えば湿ったもしくはペースト状の物質用の高速ミキサー (カッター)のような回転装置を用いるSHUGI(商標)動的ミキサー(HOSOKAWA販売) 、あるいは医薬分野で用いられる適当な噴霧システムを備えたDIOSNA(商標)、TURBOSPHERE(商標)もしくはGLATT(商標)湿式造粒機 (それぞれDIOSNA、Pierre GUERINおよびGLATT販売)中で連続的に高密度化させることからなる。
その目的は、被覆された粉末の水分含量を元に戻して10%より少なく、好ましくは8%より低くすることにある。
図2(倍率 x50)、図3(倍率x200)および図4(倍率x800)は、 流動床で標準的なコーティング方法により得られた粒子に関するものである。
図5(倍率x50)、図6(倍率x200)および図7(倍率x800)は、INNOJET(商標)装置で開発された先進的な含浸システムを用いる本発明の方法により得られた粒子を表す。
センシティブな物質が酵素の混合物であり、担体が穀粉であり、含浸剤および粘着剤がCMCからなる安定な粉末組成物の製造方法を、以下の実験的プロトコールに記載する。
酵素溶液475 kg/時間を28.7%乾燥物質(DM)とともに、穀粉タイプの担体上に113 kg/時間の割合で、低温で、165×105 Paで噴霧して、連続的に共−乾燥する。
− 入り口空気温度:146℃
− 出口空気温度:49℃
− 静止床中の空気温度:40℃
− ビブロ(vibro)−流動(第1セクション)中の空気温度:35℃
− ビブロ(vibro)−流動(第2セクション)中の空気温度:27℃
乾燥エキスの配分は、したがって次のとおりである:酵素の混合物55% および担体としての小麦粉45%。
これらの装置を用いることにより、物質が小麦やコーンの穀粉のように造粒するのが難しい場合であっても、強固な結合が担体と酵素含有液との間に形成される。
この工程により、予め安定化され、乾燥した、中間の均一な粉末を得ることができる。
含浸化は、湿った糊状物質用の高速ミキサー(カッター)中で行われ、次の工程を含む:
成分(乾燥した中間の均一な粉末エキスのキログラム当たり0.77 kgの乾燥CMCエキス)を30秒間予備混合する、
乾燥した中間の粉末エキスのキログラム当たり0.18 kgの水を、撹拌しながら120秒間で加える、そして
最終的に 120秒間混合する。
上記の物質は、入口温度55℃、出口温度25℃の流動床乾燥機で乾燥される。
得られる高密度化され、微細粒化された粉末は、7〜8%の水分含量を有する。
高密度化され、微細粒化された粉末上に噴霧する前に、7〜7.5%のCMC水溶液を60℃〜70℃に加熱する。沈積されたCMCの量は、被覆される乾燥高密度化微細粒化粉末のキログラム当たり、乾燥CMC 0.25 kgである。
被覆された物質は、次いで流動床で連続的に、またはバッチ式に乾燥される。その目的は、物質の水分含量を10%より低く、好ましくは8%より低くすることである。
800μm以上 → 0%
500〜800μm → 12%
300〜500μm → 46%
200〜300μm → 26%
100〜200μm → 16%
100μm未満 → 0%
各工程の終わりの段階で得られた粉末の性状を次の表1に示す。
センシティブな物質がスーパーオキシジムスターゼ酵素であり、担体が小麦マルトデキストリンであり、含浸剤および粘着剤がCMCからなる安定な粉末組成物の製造方法を、以下の実験的プロトコールに記載する。
1.共−乾燥工程
酵素溶液95kg/時間を28.7%乾燥物質(DM)とともに、マルトデキストリンタイプの担体上に9.5 kg/時間の割合で、低温で、95×105 Paで噴霧して、連続的に共−乾燥する。
− 入り口空気温度:110℃
− 出口空気温度:50℃
− 静止床中の空気温度:40℃
得られた粉末のD(v,0.5)としての平均粒子径は95 μmであり、水分含量は4.5%である。
この工程により、予め安定化され、乾燥した、中間の均一な粉末を得ることができる。
含浸化は、湿った糊状物質用の高速ミキサー(カッター)中で行われ、次の工程を含む:
成分(乾燥した中間の粉末エキスのキログラム当たり0.25 kgの乾燥CMCエキス)を60秒間予備混合する、
乾燥した中間の粉末エキスのキログラム当たり1 kgの水を、撹拌しながら90秒間で加える、そして
最終的に 120秒間混合する。
上記の物質は、入口温度60℃、出口温度40℃の流動床乾燥機で乾燥される。
得られる高密度化され、微細粒化された粉末は、8%の水分含量を有する。
7%のCMC水溶液を70℃に加熱する。沈積されたCMCの量は、被覆される乾燥高密度化微細粒化粉末のキログラム当たり、乾燥CMC 0.5 kgである。
この工程で得られた粉末は、平均粒子径300μmおよび水分含量レベル9%を有する。
800μm以上 → 0%
500〜800μm → 7%
300〜500μm → 35%
200〜300μm → 38%
100〜200μm → 20%
100μm未満 → 0%
センシティブな物質がラクトバチルス・タイプのバクテリウムであり、担体および含浸剤がPerfectamyl(商標)澱粉であり、粘着剤がCMCからなる安定な粉末組成物を製造する実験的プロトコールを以下に記載する。
発酵媒体105kg/時間を、グラム当たり109バクテリア含有乾燥物質(DM) 10%とともに、Perfectamyl(商標)澱粉担体上に45 kg/時間の割合で、低温で、50×105Paで噴霧して、連続的に共−乾燥する。
− 入り口空気温度:90℃
− 出口空気温度:50℃
乾燥エキスの配分は、次のとおりである:精製バクテリウムの乾燥エキス20% および澱粉担体80%。
得られた粉末のD(v,0.5)としての平均粒子径は45 μmであり、水分含量は4%である。
この工程により、予め安定化され、乾燥した、中間の均一な粉末を得ることができる。
含浸は、温度や湿度が調整された雰囲気で、高速ミキサー中で行われ、次の工程を含む:
成分(乾燥した中間の粉末エキスのキログラム当たり0.2 kgの乾燥CMCエキス)を30秒間予備混合する、
乾燥した中間の粉末エキスのキログラム当たり水0.4 kgの割合で撹拌しながら30秒間に加える、そして
最終的に 30秒間混合する。
得られる高密度化され、微細粒化された粉末は、7%の水分含量を有する。
7%のCMC水溶液を60〜70℃に加熱する。沈積されたCMCの量は、被覆される乾燥高密度化微細粒化粉末のキログラム当たり、乾燥CMCエキス 0.66 kgである。
この工程で得られた粉末は、平均粒子径350μmおよび水分含量7%を有し、コア中のバクテリアを安定化するために水の活性は0.2未満である。
さらに、上記の粉末組成物は、水分含量7%、および密度450g/lを有する:
センシティブな物質が抗生物質であり、担体が穀粉であり、含浸剤および粘着剤がCMCからなる安定な粉末組成物の製造方法の実験的プロトコールを以下に記載する。
(DM)96.4%を含む粉末の形態にある抗生物質タイロシン10kgを、小麦粉13kgと混合する。
得られた粉末のD(v,0.5)としての平均粒子径は40 μmであり、水分含量は4.7%である。
この工程により、水に関連して予め安定化され、乾燥した、中間の均一な粉末を得ることができる。
温度や湿度が調整された雰囲気で、高速ミキサー中で行われ、次の工程を含む:
成分(乾燥した中間の粉末エキスのキログラム当たり0.4 kgの乾燥CMCエキス)を90秒間予備混合する、
乾燥した中間の粉末エキスのキログラム当たり水0.1 kgの割合で、撹拌しながら60秒間水を加える、そして
最終的に60秒間混合する。
上記の物質は、空気のキログラム当たり水2g未満を含む入口空気で、入口温度60℃、最高出口温度50℃の流動床乾燥機で乾燥される。
得られた高密度化され、微細粒化された粉末は、7%の水分含量を有する。
7%のCMC水溶液を60〜70℃に加熱する。沈積されたCMCの量は、被覆される乾燥高密度化微細粒化粉末エキスのキログラム当たり、乾燥CMCエキス 0.14 kgである。
この工程で得られた粉末は、平均粒子径500μmおよび水分含量5.6%を有し、適用する間、混合物中の抗生物質を安定化するために、水の活性は0.2未満である。
さらに、上記の安定な粉末組成物は、密度450g/lを有する:
センシティブな物質がアスタキサンチン55%含有カロテノイド類の混合物であり、担体が炭酸カルシウムであり、含浸剤および粘着剤がCMCからなる安定な粉末組成物の製造方法の実験的プロトコールを以下に記載する。
乾燥物質(DM) 15%を有するアスタキサンチンを豊富に含む発酵媒体400kg/時間を、100×105 Paで噴霧し、炭酸カルシウムタイプの担体上で20kg/時間の割合で、低温で、連続的に共−乾燥する。
− 入り口空気温度:130℃
− 出口空気温度:50℃
− 静止床中の空気温度:40℃
乾燥エキスの配分は、次のとおりである:カロテノイド類の溶液の乾燥物質75% および炭酸カルシウム担体25%。
得られた粉末のD(v,0.5)としての平均粒子径は105 μmである。
この工程により、予め安定化され、乾燥した、中間の均一な粉末を得ることができる。
含浸は、湿った糊状物質用の高速ミキサー(カッター)中で行われ、次の工程を含む:
成分(乾燥した中間の粉末エキスのキログラム当たり0.5 kgの乾燥CMCエキス)を90秒間予備混合する、
乾燥した中間の粉末エキスのキログラム当たり1 kgの割合で、水を90秒間撹拌しながら加える、そして
最終的に 180秒間混合する。
上記の物質は、入口温度70℃、出口温度50℃の流動床乾燥機で乾燥される。
得られた高密度化され、微細粒化された粉末は、8%の水分含量を有する。
7%のCMC水溶液を60〜70℃に加熱する。沈積されたCMCの量は、被覆される乾燥高密度化微細粒化粉末エキスのキログラム当たり、CMC乾燥エキス 0.25 kgである。
この工程で得られた粉末は、平均粒子径300μmおよび水分含量8%を有する。
さらに、上記の安定な粉末組成物は、水分含量8%および密度510g/lを有する:
センシティブな物質が精油であり、担体が小麦粉であり、含浸剤および粘着剤がCMCからなる安定な粉末組成物の製造方法の実験的プロトコールを、以下に記載する。
ニンニクの精油50kg/時間を、小麦粉タイプの担体上に54 kg/時間の割合で、低温で、150×105 Paで噴霧して、連続的に共−混合する。
− 入り口空気温度:20℃
乾燥エキスの配分は、次のとおりである:ガーリックの精油の乾燥物質50% および小麦粉担体50%。
得られた粉末のD(v,0.5)としての平均粒子径は50μmであり、水分含量は7%である。
この工程により、予め安定化された、中間の均一な粉末を得ることができる。
含浸は、湿った糊状物質用の高速ミキサー(カッター)中で行われ、次の工程を含む:
成分(乾燥した中間の粉末エキスのキログラム当たり0.15 kgの乾燥CMCエキス)を120秒間予備混合する、
乾燥した中間の粉末エキスのキログラム当たり水1 kgの割合で、水を90秒間、撹拌しながら加える、そして
最終的に 180秒間混合する。
上記の物質は、入口温度50℃、出口温度40℃の流動床乾燥機で乾燥される。
得られた高密度化され、微細粒化された粉末は、7%の水分含量を有する。
7%のCMC水溶液を60〜70℃に加熱する。沈積されたCMCの量は、被覆される乾燥高密度化微細粒化粉末エキスのキログラム当たり、CMC乾燥エキス 0.18 kgである。
この工程で得られた粉末は、平均粒子径450μmおよび水分含量8%を有する。
さらに、上記の安定な粉末組成物は、水分含量8%および密度550g/lを有する。
1.実験プロトコール
2つのタイプの安定な粉末組成物を、走査電子顕微鏡を用いて観察した:
− GLATT(商標)またはAEROMATIC(商標)タイプの標準的なコーティング方法を用いて得られた、乾燥エキスのパーセントとしてCMCを55%含む粉末組成物、および
− INNOJET(商標)装置で開発された革新的な含浸システムによるコーティング方法を用い、ROTOJET(商標)ノズルで得られた、乾燥エキスのパーセントとしてCMCを35%含む粉末組成物。
革新的なシステムを用いるコーティング方法は、保護フィルムを形成するために、単分散性のエアゾルで連続的に粘着剤をスプレーすることからなる。そうすることにより、粒子の密度を改善し、沈積される粘着剤の量を制限するために、より効果的に均一な粒子が得られる。
かくして、標準的なコーティング方法(図2〜4参照)と比べて、革新的な方法では粘着剤の沈積がより規則正しく、コンパクトで、かつ高密度化されている(図5〜7参照)ことが観察され、したがって用いられるCMCの量を有利な方法で低減させることができる。
粒子のコアを被覆する保護フィルム(すなわちコーティング)は、走査電子顕微鏡で見ることができる。
標準的なコーティング方法の場合には、部分的に孔が存在して、粒子の異質性が認められ、それゆえ形成された孔の中に粘着剤を沈積させるのが困難である(図2,3および4参照)。
革新的な含浸システムでのコーティング方法により得られた、CMCをより少なく含む粒子は、よりコンパクトであり、より高密度である(図5、6および7参照)。
1.顆粒を製造する実験のプロトコール
目的は、成長促進用食料ベースの養鶏飼料に添加される酵素を含む粉末組成物からなる調製物の、造粒後の酵素活性を試験することである。
以下に記載するプロトコールに従って、3つのコンディショナー・アウトプット加工温度(80、85および90℃)が各混合物について用いられた。
試験1:
60 rpm で回転する水平翼を備えたミキサーを用いて、成長促進用食料ベースの養鶏飼料59.998 kgおよび粉末組成物3g からなる混合物60 kgを調製した。混合は2分間続けた。
粉末組成物2 gおよび成長促進用食料ベースの養鶏飼料498 gで、予備混合物500gを製造した。
60 rpm で回転する水平翼を備えたミキサーを用いて、成長促進用食料ベースの養鶏飼料39.500 kgおよび上記の予備混合物で調製された混合物40 kgを調製した。混合は2分間続けた。
− ADISSEO France SASにより販売されている製品ROVABIO EXCEL APに相当する、保護されていない製品AおよびCのための標準的な組成物であり、小麦粉80%およびセンシティブな物質20%を含む、および
−センシティブな物質20%、小麦粉担体25%、および製品Bについて(含浸剤および粘着剤として用いられた)CMC 55%、または製品DおよびEについてCMC 35% を含む、保護された本発明による組成物。
上記の粉末組成物の、成長促進用食料ベースの養鶏飼料中への配合割合は、50 g/T である。
平らなダイを備えたラボラトリー・プレス (3 kW KAHL 14-175 プレス) で造粒試験を行った。用いられたプレス・ダイは、直径4 mmおよび厚さ24 mm (圧縮レート: 6)のチャンネルを有している。
各造粒試験について、ダイを去り、集められる熱い顆粒のサンプルを乾燥し冷却するために、ラボラトリー・クーラー−ドライヤーが用いられた。冷却−乾燥時間は、クーラー当たり、およそ熱い顆粒の1装填3.5 kgについて少なくとも5分間であった。
顆粒の各製造バッチから代表的なサンプル約500 gをとった。
測定およびサンプルは、プレス(一定の流速、安定した電力消費、および温度)の安定した操作の間に取られた。
ダイの中の水分含量および滞留時間の測定は、各試験の安定化されたフェーズの間に採取されたサンプルに基づいて行われた。
特徴づけおよびプレス操作パラメーターは、試験中にノートされ記録された(添付の造粒チャート参照)。
蒸気圧および流速は、取得ソフトウェアにより、1秒間に1回記録された。
蒸気の調整バルブの開は調整ユニット上、手で記録された。
温度(室内空気、コンディショナー前後の製剤、ダイ)は、取得ソフトウェアにより、1秒間に1回記録された。
ダイの温度は、顆粒の温度に相当する。
水分含量の測定は、5gのサンプルをオーブン中、103℃で4時間乾燥した後に行われた。測定はすべて2回行われた。
この測定は、各試験の途中で手動で行われた。
プレス・アウトプットは、ダイを去るサンプルを30秒間にわたって秤量することにより行われた。
変圧器により計算したこの測定は、取得ソフトウェアにより、1秒間に1回記録された。
アウトプットでもって、このパラメーターにより、ネット・スペシフィック・プロダクション(kg/kWh)およびネット・スペシフィック・コンサンプション(kWh/T)を計算することができる。
この測定は、プレスのアウトプットに関連して計算される。この計算は、顆粒20 cmの重量を測ることにより行われる。
造粒パラメーターは、次の表に示されており、物質の各変化フェーズについてまとめられている。
** 試験記録中の平均 (毎秒1つの値)
*** 2回測定の平均
** 2回の測定の平均
**試験記録中の計算(ダイの温度-コンディショナーを出る製剤の温度)
*** 顆粒20 cmの重量から計算
**** 30秒間サンプリングして測定
流速:約41 kg/時間、
コンディショナーからの出口の処理温度:80、85および90℃
蒸気圧:1.6x105 Pa、
ナイフのカッティング高さのセッティング:10 mm。
2.1.DNS方法によるβ−グルカナーゼ
この試験は、大麦からのβ−グルカン、すなわちβ-1,3(4)-グルカンの酵素的加水分解に基づいている。反応生成物は、3,5-ジニトロサリチル酸(DNS)を用いて、還元基の増加を測定することによる比色により測定される。酵素的加水分解後に得られる還元糖の濃度は、吸光度が540 nm で測定される標準的なグルコースの曲線を用いて測定される。計算された酵素活性は、グルコース等量で表される。
酵素溶液の前にDNS を加えた参照液について得られた値で、吸光度を補正する。
エンド-1,3(4)-β-グルカナーゼ活性の1単位は、試験条件(pH 5.0 および50℃)の下で、1分当たり、物質のグラム当たり、1 μモルのグルコース等量を生成する酵素の量として定義される。
この試験は、バーチ・キシラン、β-D-1,4 リンケージを含むキシロースポリマーの酵素的加水分解に基づいている。反応生成物は、3,5-ジニトロサリチル酸を用いて、還元基の増加を測定することによる比色により測定される。酵素的加水分解後に得られる還元糖の濃度は、吸光度が540 nm で測定される標準的なキシロースの曲線を用いて測定される。計算された酵素活性は、キシロース等量で表される。
酵素溶液の前にDNS を加えた参照液について得られた値で、吸光度を補正する。
エンド-1,4-β-キシラナーゼ活性の1単位は、試験条件(pH 5.0 および50℃)の下で、1分当たり、物質のグラム当たり、1 μモルのキシロース等量を生成する酵素の量として定義される。
この方法は、食品中のエンド-1,4-β-キシラナーゼ活性を測定する特殊なものである。エンド-1,4-β-キシラナーゼは、キシランのキシロシディック・リンケージを加水分解する。
この試験は、小麦からのアラビノース、アラビノースで置換されたβ-1,4-キシランポリサッカライドの溶液のキシローシック・リンケージの酵素的加水分解に基づいている。この酵素活性は、試験されるべき酵素の存在下における小麦のアラビノキシラン溶液の粘度の低下に比例している。
エンド-1,4-β-キシラナーゼの1単位は、試験条件:pH 5.5 および 30℃の下で、基質を加水分解して、1分当たり、1ディメンションレス単位の相対的な流動性の変化を生じて、溶液の粘度を低下させる酵素の量として定義される。
保護されていない酵素は80℃でその活性の1/4を失っているが、保護された酵素はその活性を100% 保持している(表1)。
試験1および2で同等の保護が得られていることは、留意されるべきである。試験1および2はCMC をそれぞれ55%および35%含む粉末組成物に対応している。
酵素の保護の程度を同等に維持しながら、用いられるCMC の%を減らすことができ、特にCMC 20%まで減らすこともできる。
Claims (25)
- -センシティブな物質およびこのセンシティブな物質に対する含浸剤としての少なくとも一つの粘性化合物を含むコア、および
-粘着剤としての少なくとも一つの粘性化合物を含む、上記のコアに対するコーティング
を含む粒子を含む粉末組成物中に含まれる、20℃〜100℃の温度および/または106〜107 Paの圧力および/または60%〜100%の相対湿度に対して、センシティブな物質の分解を実質的に防ぐための、粘度が5 Pa.s-1より高い少なくとも一つの粘性化合物の使用。 - 粘性化合物が、植物性ガムもしくは発酵産物、澱粉ベース、キチン類、またはカルボキシメチルセルロース、(CMC)、メチルセルロース、エチルセルロース、プロピルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロースもしくは微結晶性セルロースのようなセルロース誘導体から選択される、請求項1に記載の使用。
- コアがセンシティブな物質のための少なくとも一つの担体を含む、請求項1または2に記載の使用。
- センシティブな物質が粉末組成物の乾燥エキス5〜40%、好ましくは10〜30%を表し、担体が粉末組成物の乾燥エキス10〜60%、好ましくは20〜50%を表し、含浸剤が粉末組成物の乾燥エキス5 〜40%、好ましくは10〜30%を表し、粘着剤が粉末組成物の乾燥エキス5〜 30%、好ましくは10〜20%を表す、請求項3に記載の使用。
- センシティブな物質がβ-グルカナーゼ、キシラナーゼおよびセルラーゼから主に構成される酵素の混合物からなり、担体が小麦粉からなり、含浸剤および粘着剤がカルボキシメチルセルロース(CMC)からなる、請求項3に記載の使用。
- -温度20℃〜100℃、および/または圧力106〜107 Pa、および/または相対湿度60%〜100%に対してセンシティブな少なくとも一つの物質、およびセンシティブな物質に対する含浸剤としての5 Pa.s-1より高い粘度を有する少なくとも1つの粘性化合物を含むコア、ならびに
-5 Pa.s-1より高い粘度を有する粘着剤としての少なくとも一つの粘性化合物を含む、上記のコアに対するコーティング
を含む粒子を含み、
センシティブな物質がヒト以外の動物食品用の酵素でない安定な粉末組成物。 - 粘性の化合物が、植物性ガムもしくは発酵産物、澱粉ベース、キチン類、またはカルボキシメチルセルロース、(CMC)、メチルセルロース、エチルセルロース、プロピルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロースもしくは微結晶性セルロースのようなセルロース誘導体から選択される、請求項6に記載の安定な粉末組成物。
- センシティブな物質が、プロテイン類、ビタミン類、バクテリア、酵母類、抗酸化剤、カロテノイド類、精油類、または抗生物質のような医薬的に活性な物質から選択される、請求項6に記載の安定な粉末組成物。
- コアがセンシティブな物質のための少なくとも一つの担体を含む、請求項6〜8のいずれか一つに記載の安定な粉末組成物。
- 担体が、澱粉、穀粉、とりわけ小麦、コーン、カッサヴァもしくは米の粉、タルク、ビートパルプ、マルトデキストリン、炭酸カルシウムのような塩またはコーン蒸留酒製造所の穀粒である、請求項9に記載の安定な粉末組成物。
- 含浸剤および粘着剤が同一物である、請求項6〜10のいずれか一つに記載の安定な粉末組成物。
- 含浸剤および粘着剤がカルボキシメチルセルロース(CMC)を含むか、CMCからなる、請求項11に記載の安定な粉末組成物。
- センシティブな物質が粉末組成物のエキス5〜40%、好ましくは10〜30%、担体が粉末組成物の乾燥エキス10〜60%、好ましくは20〜50%、含浸剤が粉末組成物の乾燥エキス5〜40%、好ましくは10〜30%、および粘着剤が粉末組成物の乾燥エキス5〜30%、好ましくは10〜20%を表す、請求項9に記載の安定な粉末組成物。
- -温度20℃〜100℃、および/または圧力106〜107 Pa、および/または相対湿度60%〜100%に対してセンシティブな少なくとも一つの物質、センシティブな化合物に対する含浸剤としての5 Pa.s-1より高い粘度を有する少なくとも1つの粘性化合物を含むコア、ならびに
-5 Pa.s-1より高い粘度を有する粘着剤としての少なくとも一つの粘性化合物を含む、上記のコアに対するコーティングを含む粒子を含む安定な粉末組成物の製造方法であって、
上記のセンシティブな物質および上記の含浸剤の混合物を微細粒化してコアを得る工程、および上記のコアを粘着剤でコーティングする工程を含む製造方法。 - -温度20℃〜100℃、および/または圧力106〜107 Pa、および/または相対湿度60%〜100%に対してセンシティブな少なくとも一つの物質、センシティブな化合物に対する含浸剤としての5 Pa.s-1より高い粘度を有する少なくとも1つの粘性化合物およびセンシティブな物質のための少なくとも1つの担体を含むコア、ならびに
-5 Pa.s-1より高い粘度を有する粘着剤としての少なくとも一つの粘性化合物を含む、上記のコアに対するコーティングを含む粒子を含む安定な粉末組成物の製造方法であって、
上記のセンシティブな物質、上記の担体および上記の含浸剤の混合物を微細粒化してコアを得る工程、および上記のコアを上記の粘着剤でコーティングする工程を含む製造方法。 - 共−乾燥された上記のセンシティブな物質および上記の担体、ならびにすべての含浸剤の混合物を微細粒化する工程を含む、請求項15に記載の方法。
- 共−乾燥された上記のセンシティブな物質、上記の担体およびすべての含浸剤の混合物を微細粒化する工程を含む、請求項15に記載の方法。
- 共−乾燥された上記のセンシティブな物質および上記の担体および一部の含浸剤の混合物、ならびに残りの含浸剤を微細粒化する工程を含む、請求項15に記載の方法。
- 特に液体の形態にあるセンシティブな物質、センシティブな物質のための特に乾燥形態にある担体、および任意にすべての、もしくは一部の含浸剤を含む混合物を共−乾燥する工程を含み、上記の共−乾燥が出口温度60℃未満、粉末の温度45℃未満で行われる、請求項15に記載の方法。
- − 特に液体の形態にあるセンシティブな物質、およびセンシティブな物質のための特に乾燥形態にある担体を含む混合物を、出口温度60℃未満、粉末の温度45℃未満で共−乾燥して、中間の均一な粉末を得る工程、および
− 中間の均一な粉末を好ましくは固体の形態にある含浸剤とともに微細粒化して、被覆されていない粒子からなる高密度化され、微細粒化された粉末を得る工程を含む、請求項15〜19のいずれか一つに記載の方法。 - − 特に液体の形態にあるセンシティブな物質、特に乾燥形態にあるセンシティブな物質の担体、およびセンシティブな物質の少なくとも一つの担体を含む混合物を、出口温度60℃未満および粉末温度45℃未満で、共−乾燥して、中間の均一な粉末を得る工程、
− 中間の均一な粉末を特に固体の形態にある含浸剤とともに微細粒化して、前記のコアに相当する被覆されていない粒子からなる、高密度化され、微細粒化された粉末を得る工程、
− 高密度化され、微細粒化された粉末の被覆されていない粒子を液体の形態にある粘着剤でコーティングして、被覆された粉末を得る工程
を含む、請求項15〜20のいずれか一つに記載の方法。 - − 特に液体の形態にあるセンシティブな物質、センシティブな物質のための少なくとも一つの特に乾燥形態にある担体を含む混合物を、出口温度60℃未満および粉末温度45℃未満で、共−乾燥して、中間の均一な粉末を得る工程、
− 中間の均一な粉末を特に固体の形態にある含浸剤とともに微細粒化して、前記のコアに相当する被覆されていない粒子からなる、高密度化され、微細粒化された粉末を得る工程、
− 高密度化され微細粒化された粉末を、任意に45℃未満の温度で低温乾燥して、高密度化され、微細粒化された乾燥粉末を得る工程、
− 任意に篩過して、高密度化され、微細粒化され、篩い分けられた粉末を得る工程、
− 任意に乾燥され、任意に篩い分けられた、高密度化され、微細粒化された、被覆されていない粒子を、好ましくは液体の形態にある粘着剤でコーティングして、被覆された粉末を得る工程、および
− 被覆された粉末を乾燥して、安定な粉末組成物を得る工程
を含む、請求項15〜21のいずれか一つに記載の製造方法。 - -温度20℃〜100℃および/または圧力106〜107 Pa および/または相対湿度60%〜100%に対してセンシティブな少なくとも一つの物質、および上記のセンシティブな物質に対する含浸剤としての5 Pa.s-1 より高い粘度を有する少なくとも一つの粘性の化合物を含むコア、および
-粘着剤としての、5 Pa.s-1 より高い粘度を有する少なくとも一つの粘性の化合物を含む、上記のコアに対するコーティング
を含み、
センシティブな物質が当初の活性の少なくとも80%、特に少なくとも90%を保持している粒子を含む安定な粉末組成物を、医薬的に許容される担体と組み合わせて含む医薬組成物。 - 請求項6〜13のいずれか一つに記載の安定な粉末組成物および少なくとも一つの食品物質を含む食品組成物であって、該組成物においてセンシティブな物質は、ヒト以外の動物食品用の酵素でなく、当初の活性の少なくとも80%、特に少なくとも90%を保持している食品組成物。
- ペレットまたは顆粒の形態で提供されることを特徴とする、請求項24に記載の食品組成物。
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