JP2010531630A - 導線の絶縁形材 - Google Patents

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Abstract

本発明は、その長手方向に延設された少なくとも1つのチャンバを有した導線の絶縁形材に関する。このチャンバは、1側で断面が開放しており、絶縁形材の開いた前側を提供する。これはバスバーの搭載に適している。絶縁形材の前側の開放チャンバの開口部は、横断方向に拡張し、絶縁形材の前側の表面は、最も近い開放チャンバの中央に向かって傾斜している。導線は、多極導線でよい。絶縁形材は、長手方向に規則正しくアレンジされた複数のチャンバのグループを含んでいる。これらチャンバは、1側に開いており、それぞれバスバーの搭載に適している。
【選択図】図1

Description

本発明は、請求項1の前提部分に記載した導線の絶縁形材に関する。
このような導線形材は、例えば特許文献1および特許文献2によって知られている。多極導線のバスバーが合成樹脂製押出し形材内に互いに絶縁されて配置されている。この形材は、複数のチャンバを有し、このチャンバの一方のグループは、形材の前側の方に開放している。このグループのチャンバ内には、バスバーが配置され、導線に沿って走行する車両の集電装置が開放した前側からバスバーにアクセス可能である。横断面が閉じた他の2つのグループのチャンバは、形材の背面側の底部またはバスバーの間の絶縁部を形成する。
この種の導線は、一般的に、複数の絶縁形材を端面側に連続配置するために必要な全長を有する。その際、導線の個々の絶縁形材を機械的に安定するように互いに連結しなければならない。そのために、適切な連結要素が使用される。このような連結要素との係合のために、絶縁形材の端領域を然るべき形状に形成する必要がある。この形状は、押し出し成形の範囲では形成することができず、後加工を必要とする。それによって製作コストが高くなる。
更に、多極導線の個々の絶縁形材の間の連結個所で、絶縁作用が中断するという問題がある。その場合、個々のバスバーの間のエアギャップと沿面距離の長さ、すなわち自由空間を通るあるいは絶縁形材に沿って絶縁形材の横断面によって設定される絶縁形材の表面に沿った、隣接する2個のバスバーの表面間の最短経路はもはや正しくない。それどころか、付加的な手段が講じられないと、このような連結個所で、エアギャップの長さが隣接する2個のバスバーの直接的な間隔によって与えられ、そして沿面距離の長さが絶縁形材の端面側の隣接する2個のバスバー間の最短経路によって与えられる。連結個所で作用するこの長さは、一般的に、絶縁形材に沿った長さよりもはるかに短い。
エアギャップと沿面距離の長さは、関連する安全規定を義務づけられている。この安全規定は、製造物責任の観点から守らなければならず、しかも導線全体に沿って、すなわち上記の連結個所でも守らなければならない。これは、勿論、導線の全体寸法が小さければ小さいほど、達成が困難である。個々の絶縁形材間の連結個所のエアギャップと沿面距離を、安全技術的に規定された値に延長するための方法は、個々の絶縁形材の組み立ての途中で付加的な絶縁要素をこの領域内に挿入することにある。そのためには、上記の絶縁要素を収容するために、絶縁形材の端領域を準備しなければならない。それによって、絶縁形材の製作時に他のコストがかかる。これは、特に、絶縁形材を端面側から後加工しなければならない場合にあてはまる。
絶縁形材の前部または係合側部において現存システムは、前方に突き出し、断面が角に類似した個別のウェブを通過する必要な沿面距離を創出する。これら突き出しウェブは、押し出し成型によって容易に製造できる。なぜなら、それらは、どの方向からでもアクセスでき、冷却時に容易に予定サイズで形成できるからである。さらに、これで横断ウェブを後方に配置させ、周囲の媒体のために少なくとも一方側で2つのそのような隣接ウェブを冷却時にアクセス可能にする。それらは、そのような横断ウェブの寸法の安定性を達成させる能力さえも改善させる。そのことにより、収縮を阻止する張力が突き出しウェブを介して横断ウェブに作用する。
集電装置が外側から絶縁形材に挿入される導線の1部、すなわち所謂タンジェンシャルエントランス(接線入口)の領域で、前方に突き出ているウェブは変形する。なぜなら、実際には、しばしば回避不能な横方向の位置変位の場合には、集電装置は、そのような突き出しウェブに懸吊状に残り、バスバーを備えたチャンバ内ではなく、2つのそのような隣接ウェブを連結する横断ウェブ上に位置することもあるからである。このような結果を回避するため、絶縁形材の断面は、そのような領域では漏斗形状とし、横方向にずれて位置する集電装置を、バスバーを備えた最も近接するチャンバ内に常に偏向させなければならない。この目的で、追加のコンポーネントがそれぞれの2つのチャンバ間で絶縁形材の前側に適用されなければならない。このコンポーネントは、以下の条件を満たすものである。
角形状から屋根形状に断面を変形させる;
温度変動および変形があっても絶縁形材に適用される部品を頑丈に固定させる;
適用部品と絶縁形材との間に大きな間隙を形成しない;
絶縁コンポーネントの脱落を防止し、沿面距離の短縮を発生させない;
集電装置との衝突をおこさない:
漏斗領域から、この機能を有しない領域まで形材の長手方向における連続的移行が可能である。
典型的には、最初の条件と最後の2条件のため、中空形材は使用されず、代わりに、長手端部にて対応して斜面処理されている固形コンポーネントが使用される。このコンポーネントは、その後に普通は接着される。なぜなら、プラスチックネジまたはリベットは、このタイプの設置スペースには、ほとんど設置されず、金属ネジが沿面距離の短絡部を形成し、不適切な構造によるバスバーとの接触の危険性が存在するからである。接着接合は、繊細であるため、普通は工場で実行される。これは、デザイン、情報および論理のためにはコストが高い。なぜなら、タンジェンシャルエントランスの可能性を備えた電線に沿った位置が前もって決定されなければならず、それらの間で必要とされる長さが決定されなければならず、それに応じて材料が割り当てられなければならないからである。加えて、電流供給装置、拡張コネクタ、等々がこれらの位置に差し込まれるのを回避しなければならない。なぜなら、これら部品には、たいていタンジェンシャル漏斗機能が全く提供できないか、できても高コストを伴うからである。
独国特許出願公開第10359541A1号明細書 独国特許出願公開第19917309A1号明細書
これらの条件に鑑み、本発明の1目的は、導線のための絶縁形材を提供することである。この形材は、導線の信頼性が高い機能を可能にし、製造の経済性を高める。
この目的は、請求項1記載の絶縁形材によって達成される。本発明の有利な構造は、続く請求項に記載されている。
本発明によれば、バスバーを保持するのに適したオープンチャンバの開口部は、横断方向で絶縁形材の前側で拡張し、絶縁形材の前側の表面は、最も接近した開放チャンバの中央に向かって各ポイントで傾斜する。これは、接触対象のバスター側である適正方向で各ポイントの少々の横方向不適正位置取りがあった場合に、本発明の集電装置を絶縁形材内に挿入させるために集団装置を偏向させる作用を有する。このような偏向は、興味深い。特に、タンジェンシャルエントランスのためには、興味深いものである。動力付与対象の車両が曲がり角に差し掛かると使用する導線を変えなければならない。そうすると集電装置は、まず最初に使用される新導線に接触しなければならず、このためにバスバーにより開放チャンバ内に接線方向で低くしなくはならない。車両の移動通路と集電装置の移動通路は、不可避的に一定の許容誤差を備えている。タンジェンシャルエントランスの場合、導線に対する集電装置の横方向の不適正位置取りは、常に考慮されなければならない。この問題は、絶縁形材への挿入時に集電装置の自動位置矯正を引き起こす絶縁形材の第1側部の表面の傾斜形状によってさらに困難になる。
本発明によれば、1体のコンポーネントとして製造された絶縁形材は、長手方向にタンジェンシャル漏斗の機能を提供する。そこでは、漏斗形状の断面を備えた領域は、絶縁形材の一体的なコンポーネントであり、システムの設計段階では、追加部品の構築も、タンジェンシャルエントランス位置の考察も不要である。その代わり、全長にわたってタンジェンシャツエントランスのために導線が使用できる。本発明は、単極または多極導線のための絶縁形材に対して同様に利用できる。
上述の、開放チャンバの開口部間に位置する絶縁形材の壁部の傾斜形状は、絶縁形材の横断方向での1回の切断によって効率的にこれら壁部の形材の各端面に近接する2つの絶縁形材のポジティブフィット接続のために使用できる開口部をも発生させる。形材の長手方向の開口部の程度は、切断幅によって説明でき、横断方向の開口部の程度は、切断深度により説明できる。
形材の長手方向に延びるいくつかのチャンバの通常構成を有する多極導線の絶縁形材の場合には、閉鎖グループのチャンバが、開放チャンバ内にバスバーの前面の与えられた位置を介して1方側に開放したチャンバのグループによって提供された形材の開いた前側の方向で並んでいるいくつかの閉鎖チャンバの壁部によって形成される絶縁形材の後壁から延び、このグループの少なくとも1つの閉鎖チャンバが2つの隣接する開放チャンバ間で構成されていることは有用である。このように、その中でバスバーが導線の完成状態に位置する2つの隣接する開放チャンバの領域間で、十分に長いエアギャップと沿面は、端部面で互いに接続する絶縁形部間の接続ポイントによって保証される。これらエアギャップと沿面は、適した安全規則を満たし、端面から絶縁形材を処理する必要はない。その代わり、端面は平坦なままでよい。
絶縁形材の物理的安定性の観点では、閉鎖チャンバの追加グループの形成で絶縁形材の断面輪郭により特徴付けられるスペースを小さなユニットに分割することが有利である。なぜなら、追加チャンバ分離壁は、形材に、さらに高い安定性を付与するからである。絶縁形材の形状化の別な有効な方法は、後壁のキャリア形材への取り付けのための取り付け要素の1体的形成である。
本発明のさらなる詳細と利点は、請求の範囲に記されており、添付の図面を利用した以下の実施例の説明から理解されるであろう。
図1は、本発明に係る絶縁形材の横断面図である。 図2は、支持形材と関連して図1の絶縁形材の横断面を示す図である。 図3は、図1の絶縁形材の斜視図である。 図4は、本発明に係る連結要素を備えた図1の絶縁形材の一部の二つの異なる位置を示す斜視図である。 図5は、本発明に係る連結要素の4つの異なる図である。 図6は、絶縁形材内にある連結要素の差し込み部材と共に、図1の絶縁形材の一部を示す拡大横断面図である。

図1から分かるように、絶縁形材1は、その横断面において規則的に配置された複数のチャンバを有する。このチャンバは、形材の縦方向、すなわち図1の図面の平面に対して垂直方向に延在している。チャンバ2の1つのグループは、横断面において一方の側に開放し、それによって図1において上側に位置する絶縁形材1の開放した前面3を形成している。開放したグループのチャンバ2は、それぞれ、バスバー4をポジティブフィットさせて保持するのに適した2つのアンダーカット5A,5Bを有する。隣接する複数の閉じたチャンバ6,7の壁区間は、共に、絶縁形材1の背壁8を形成する。この背壁は、絶縁形材の前面3とは反対側に位置し、図1において下側に配置されている。
チャンバのグループに関連して使用する用語「開放した」と「閉じた」は、グループ分けの特性を意味するのではなく、グループに属する個々のチャンバの各々の特性を意味する。用語「グループ」は、グループに属するすべてのチャンバが同じ横断面形状を有することを表している。図1に示した絶縁形材1の姿勢は、必ずしも使用現場の据え付け姿勢ではない。というのは、この姿勢が一般的に、直立した姿勢、すなわち図1の図示に対して±90°だけ回転した姿勢であるからである。しかしながら、この姿勢を180°回転してもよい。垂直配置を示す「上側」と「下側」のような用語が使用される場合には、これらの用語については、図1の絶縁形材1の姿勢だけを参照する。
閉じた第1グループのチャンバ6は、形材1の背壁8から形材1の開放した前面3の方へ、開放したグループのチャンバ2のアンダーカット5A,5Bを経て延在している。すなわち、バスバー4の前面4Aの提供された位置を介して延在している。この閉じた第1グループのチャンバ6は、それぞれ、開放したグループの隣接する2つのチャンバ2の間に配置されている。閉じた第1グループのチャンバ6の中央領域の幅の縮小部は、それぞれ、アンダーカット5A,5Bによって生じる。閉じた第1グループの隣接する2つのチャンバ6の間において、このチャンバの間に位置する開放したグループのチャンバ2の下方には、それぞれ、閉じた他のグループのチャンバ7が配置されている。絶縁形材1の前面3において、開放したグループの隣接する2つのチャンバ2の間には、それぞれ、閉じた他のグループのチャンバ9が配置されている。このチャンバ9は、閉じた第1グループのチャンバ6に接し、しかもその上側端部、すなわち前面側端部にある。形材1の前面3の方に向いたチャンバ9の外壁10の横断面は、前方へ突出した形を有し、図1に示した例では、ほぼ切妻屋根の形をしている。
最上部の閉じたチャンバ9の前部外壁10の形状は有利である。すなわち、多少横断方向にずれている場合、バスバー4との接点を形成するための開いたチャンバ2内への進入時に、集電装置は、自動的に適正位置に変位する。すなわち、開放チャンバ2の中央方向に変位する。図示の実施例の外壁10の屋根形状は、いくつかの可能な形状のうちの1例に過ぎない。重要なことは、2つの隣接している開放チャンバ2の前側間で外壁10が最も近い開放チャンバ2の中央方向に一定傾斜する突起形状を有することである。
外壁10の形状は、全体的に湾曲していても平坦でもよい。重要なことは、外壁10が2つの隣接する開放チャンバ2の前側開口部間の前方に向かって単調に増加する形状なことである。開放チャンバ2の中央部からの横断方向距離は増加する。すなわちバスバー4の与えられた位置4Aからのその表面の距離は、前方に向かって一律に増加する。このことが、湾曲形状であるか、一部が平坦形状であるかにより実現されるか、バスバー4の与えられた位置4Aからの距離に従って表面の勾配が減少するのか増加するのかどちらであるか、すなわち開放チャンバ2の漏斗開口部の基本的形状が凸面であるか凹面であるかは問題ではない。論理的に、外壁10の表面は、2つの開放チャンバ2間で正確に中央である最前位置を有する。そこでは、2つの隣接する開放チャンバ2からの等距離である位置の形態の特異性が存在する。
絶縁形材1の前側の外壁10に形状により引き起こされる開放チャンバ2の開口部の漏斗形状拡張は、単極導線の絶縁形材にも適用できる。この特殊なケースでは、絶縁形材は、2つの隣接する開放チャンバ2間の中央が存在するポイントで横断方向に終結し、垂直壁によって閉鎖されるであろう。バスバー4を備えた開放チャンバ4が多少ずれて配置されている集電装置の自動変位の効果は、単極導線のこの特殊ケースにも当てはまる。
図1の横断面図から直接明らかであるように、隣接する2本のバスバー4間の最短接続部材は、絶縁形材1に沿って、自由空間内におよび絶縁形材1の前面側の表面の絶縁体の表面に延在している。すなわち、いわゆるエアギャップと沿面距離の長さL,Kは、同じ長さであり、かつ開放したチャンバ2に面した閉鎖チャンバ6の壁部分の横断面形状と閉じたチャンバ9の外壁10の横断面形状によって定められる。この場合、図1には、互いに一致するエアギャップと沿面距離L,Kが、チャンバ6と所属のチャンバ9上に、太線によって上記壁部分と外壁に沿って示してある。
絶縁形材1の端面で絶縁形材の絶縁作用が中断されるので、付加的な手段が講じられない場合には、エアギャップLは、隣接する2個のバスバー4間の最短間隔になる。形材1に沿って作用するエアギャップLよりもはるかに短いこのエアギャップLは、図1において短い太線によって1個所示してある。
沿面距離は、バスバー4の間にあるチャンバ6の横断面形状に左右される。なぜなら、漏れ電流がチャンバ6の壁の端面に沿って形材1の端面上を流れるからである。このような漏れ電流のために、チャンバ6の壁は、2つの経路、すなわち形材1の前側3を通る経路と、形材1の後側を通る経路を提供する。各沿面距離K,Kは、図1において同様に太線で記入してある。沿面距離Kが形材1の背壁8を経て延在しているのに対し、沿面距離Kにとっては、チャンバ6とそれに接するチャンバ9の間の隔壁が重要である。この隔壁は、機械的な安定性に寄与し、有効沿面距離の長さに影響を与えない。なぜなら、図1に示した実施の形態の場合、両沿面距離K,Kの長さがほぼ同じであるからである。上記の隔壁を省略すると、沿面距離Kが長くなるがしかし、全体の有効沿面距離は、長くならない。というのは、全体の有効沿面距離が2つの沿面距離K,Kの短い方によって決まるからである。
図1から分かるように、形材1の高さの大部分にわたるチャンバ6の高さ、すなわち背壁8からアンダーカット5A,5Bを越えるまでのチャンバ6の高さは、沿面距離K,Kの長さの比較的に大きな値を提供する。チャンバ6の高さが低い場合に同じ沿面距離の長さを得るためには、チャンバ6の幅を大きくしなければならない。これは、形材1の全幅を拡げることになる。これは、最新の導線の場合に追求されるような、できるだけコンパクトな構造にするという目的に反することになる。チャンバ6の本発明による形成は、個々の絶縁形材1の端面側の連結個所で、普通の長さの導線の構造にとって欠かせない、沿面距離の規定通りの最小長さを保ちながら、導線の構造をコンパクトにすることを可能にする。
後側の沿面距離Kは、バスバー4の背後にあるチャンバ7の形成を断念することによって、すなわちバスバーの背後で隣接するチャンバ6を互いに直接接するようにすることによって延長させることができる。しかし、これは、形材1の安定性に悪影響を与える。なぜなら、この場合、各バスバー4が1つのチャンバ隔壁によってのみ支持されるからである。更に、それによって、全体の有効沿面距離の長さは延長されない。なぜなら、この有効沿面距離の長さが前側の沿面距離Kによって決まるからである。
図1には、更に、背壁8に一体形成されたほぼフック状の取付け要素11,12と、背壁8から垂直に突出するリブ13が示してある。これらの要素は、絶縁形材1を、図2に示した支持形材14に取付けるために使用される。
図2に示すように、支持形材14は、その中央部分15に、絶縁形材1の背面に対して相補的な形状を有する。従って、絶縁形材1は、取付け要素11,12によって支持形材14の中央部分15にスナップ止めすることができ、かみ合うように支持形材に連結される。その際、絶縁形材1の背壁8は、リブ13によって支持形材14上に支持される。
さらに、図1では、絶縁形材1の右縁部にチャンバ2Aが見られるが、これは、前側に向かって開いており、その形状は、バスバー4を保持するように提供されている開放チャンバとは大きく異なっている。このチャンバ2Aは、導線に沿って延び、通信を可能にするデータラインを保持するように提供されている。特に、制御装置及び/又は同一導線に沿って移動する他の車両への導線を介して電気エネルギーを受領する車両からの非接触誘導データ通信を介して提供されている。従って、そのようなデータラインを保持するために別体であるマウントの必要性は排除される。
データラインに代わって、あるいは追加的にエッジチャンバ2Aで、位置情報が書き込まれたデータキャリアもアレンジできる。このデータキャリアを参照して、対応する読取装置を利用することで導線に沿って移動する車両は、自身の位置を継続的に、または少なくとも特定の位置で確認できる。この位置情報は、車両の移動の制御にも利用できる。
図3は、本発明に係る絶縁形材1の斜視図である。その際、長さは、縮尺に従っておらず、幅に比較して非常に短くなっている。図3には、特に、チャンバ9の突出する外壁10の開口16が示してある。この開口は、絶縁形材1の両端近くに、すなわち絶縁形材の端面から所定の間隔をおいて配置されている。この開口16は、すべて同じ形をしている。すなわち、形材1の縦方向において同じ全長を有し、かつ長さに対して横方向において同じ全幅を有する。外壁10がそれぞれほぼ切妻屋根の形をしている図示した実施の形態の場合には、開口16の幅は、それぞれチャンバ9のほぼ全幅にわたっている。
開口16は、図4,5に基づいて説明する適当な連結要素を用いて、複数の絶縁形材1を端面側で互いにかみ合い連結するために使用される。開口16のこの形の利点は、すべての開口が形材1の両端の近くで、横方向に1回鋸引きすることによってきわめて効率的に形成可能であることにある。この場合、形材1の縦方向における開口16の長さは、鋸刃の幅によって生じ、そしてチャンバ9の外壁10が凸形である場合には、横方向における幅は、鋸引きの深さによって生じる。従って、個々の開口16を形成するための順次加工は不要である。理解されるように、チャンバ9の外壁10によって形成される、開放したチャンバ2の間にある形材1の前側の壁部部分10の突出した形状は、開口16をこのように形成する方法の前提となる。
前述のように、チャンバ6の本発明に係る形状は、2個の絶縁形材1の連結個所に十分な沿面距離の長さを生じる。規定通りの長さのエアギャップを形成するためには、連結個所で絶縁要素をチャンバ6に挿入する必要がある。それによって、図1に示すような、最初は、非常に短すぎるエアギャップLが遮断される。
この手段は、本発明に係る絶縁形材1の切断図に基づいて図4に示してある。この切断図は、完全に絶縁材料からなる連結要素17を左下に示している。この連結要素は、閉じたチャンバ6の手前において、直線的にスライドさせてチャンバ6に差し込むことができるように配向されている。この場合同時に、連結要素17の一部が、上にあるチャンバ9内に達する。更に、同一の他の連結要素17が示してある。この連結要素は、チャンバ6内に既に完全に、すなわちできる限り深く差し込まれている。
連結要素17は、図5において4つの図で示してある。すなわち左上には、上から見た斜視図で、中央左には、側面図で、中央右には、正面図で、そして右下には、下から見た斜視図で示してある。左上の斜視図において、側面図と正面図の方向がそれぞれS,Vの矢印によって示してある。側面図と正面図には、それぞれ、図面の平面に対して垂直に延在する対称平面を示す対称線S,Sが一点鎖線で示してある。
連結要素17は、連結要素は、基礎板18と、この基礎板18の中心平面に関して対称に基礎板から垂直に突出する2個の差し込み部材19と、同様に基礎板の中心平面に関して対称に基礎板から垂直に突出するスナップフック20とからなっている。見やすくするために、側面図では、対称の両フックの一方だけに参照符号が付けてある。差し込み部材19の外側輪郭は、チャンバ6の内側輪郭に合わせられており、それによって絶縁形材1の端面側の端部から差し込み部材19をチャンバ6に遊びなく挿入することができる。特に斜視図と正面図から明らかなように、差し込み部材19は、正面から見て上側の横方向ウェブ21と下側の横方向ウェブ22を有し、そしてこの両横方向ウェブの間に主ウェブ23を有する。従って、差し込み部材は、正面図でほぼ大文字Iの基本形を有する。この形状は、チャンバ6の横断面形状に対応している。この場合、主ウェブ23は、隣接する開放したチャンバ2のアンダーカット5A,5Bによって形成されたチャンバ6の中央の幅狭部に組み込まれる。一方、両横方向ウェブ21,22は、上記の中央の幅狭部の上方または下方にあるチャンバ6の幅広の両領域に組み込まれる。
差し込み部材19の横断面の外側輪郭は、チャンバ6の内側輪郭に正確に一致させる必要はない。重要なことは、差し込み部材19がチャンバ6へ挿入後に十分な精度でこのチャンバ内に位置し、以下で解説するように2つの隣接バスバー4間で絶縁効果を発揮することである。図示した実施の形態では、差し込み部材19をチャンバ6に挿入した後、横方向ウェブ21,22が横方向からチャンバ6の壁に接触し、その結果横方向において差し込み部材19を固定するように、横方向ウェブの幅が採寸されている。これは、図6に明瞭に示してある。
図6は、図1の絶縁形材の拡大横断面図であり、チャンバ6内に位置する連結要素17の差し込み部材19と共にチャンバ6およびチャンバ9を示している。差し込み部材19とチャンバ6の壁部との間には、それでも遊びが存在する。
更に、上側の横方向ウェブ21からそれぞれ2個の上側リブ24と下側リブ25が垂直に突出している。これらのリブは、チャンバ6とそれに接するチャンバ9の間の隔壁あるいはアンダーカット5A,5Bの上側を形成するチャンバ6の壁部分に接触するように採寸されている。これによって、差し込み部材19が垂直方向で固定される。そこでは、最少の遊びが存在する。他の3個のリブ26が下方の横ウェブ22から垂直に下方に突出している。このリブは、差し込み部材19をチャンバ6に挿入した後でチャンバの壁に接触しない。なぜなら、この接触が差し込み部材19を固定するために不要であり、この差し込み部材の締めつけを生じるだけであるからである。リブ26の機能については後述する。
特に図5の両斜視図から分かるように、差し込み部材19の端領域は面取りされ、しかも横方向ウェブ21,22とリブ24,25,26において面取りされている。これは、チャンバ6への差し込み部材19の挿入を容易にする働きがある。
正面図Vにおける基礎板18の外側輪郭は、その一部が壁を含めたチャンバ6,9の横断面の共通の外側輪郭に一致し、しかも隣接する開放したチャンバ2のアンダーカット5A,5Bまでの絶縁形材1の開放した前面側の領域における外側輪郭に一致する。このアンダーカットには、基礎板18の切欠き27が付設されている。絶縁形材1の前面側の端領域、すなわち突出する壁部分10と、背壁8寄りのチャンバ6の領域は、上記と異なっている。
差し込み部材19を絶縁形材1に挿入する際に、基礎板18は、チャンバ6,9の壁の端面に接触し、それによって挿入深さを制限するストッパーを形成する。基礎板18は、他方では、どこでもチャンバ6,9の壁を越えて側方に突出していない。すなわちバスバー4の上方の隣接する開放したチャンバ2の横断面内に突出していない。従って、内部を集電装置が移動するこの横断面は、連結要素17の挿入によって変更されず、集電装置の移動を妨害しない。
差し込み部材19を絶縁形材1のチャンバ6に挿入する際に同時に、連結要素17のスナップフック20がこのチャンバに接する絶縁形材1のチャンバ9に押し込まれる。連結要素17のスナップフック20の長さは、差し込み部材19を完全に挿入した後、すなわち基礎板18が形材1の端面に当接した後で、スナップフック20がチャンバ9の突出壁部分10の開口16にポジティブ係合するように、すなわちこの開口にスナップ止めされるように採寸されている。これにより、連結要素17は、形材1に確実に固定される。
第1の絶縁形材1の端面側のすべてのチャンバ6,9に連結要素17を1個ずつ挿入し、それに続いて第2の形材1を第1の形材1に挿入された連結要素17に嵌め込むことにより、両絶縁形材1を互いに固定連結することができ、しかも両絶縁形材が縦方向において互いに一直線に並び、集電装置が開放したチャンバ2内で連結個所を越えて妨害されずに直線運動するように、固定連結することができる。それぞれ1列の連結要素17を使用して多数の絶縁形材1を連続して連結し、それに続いてバスバーを開放したチャンバ2に入れることにより、任意の長さのコンパクトな多極導線を製作することができる。
連結要素17を挿入することにより、絶縁形材1の間の連結個所の短すぎるエアギャップL(図1)が中断されることが明からである。連結個所のエアギャップと沿面距離は、連結要素17の形状によって決まる。不利な場合には、連結要素17の基礎板18の切欠き27のエッジが隣接する2個のバスバーに接触し得ると仮定すると、3つのクリープパスが隣接する2本のバスバーの間で連結要素17の表面に存在する。
第1の沿面距離KS1は、バスバー4の高さ位置で、すなわち連結要素17において基礎板18の切欠き27の高さ位置で、基礎板18の切欠き27の内側エッジ30から差し込み部材19まで延在し、そして差し込み部材19の主ウェブ23上を差し込み部材の縦方向に直線的に主ウェブの端部まで延在し、この主ウェブの周りを主ウェブ23の他方の側の基礎板18まで戻り、そして最後に反対側の切欠き27の内側エッジ30まで基礎板上を延在する。この沿面距離の一部が図5に記入してあり、その側面図でKS1′の符号で示してあり、正面図でKS1″の符号で示してある。この場合、KS2″は、正面図で見える部分の全長を示している。沿面距離KS1の長さについては、KS1=2・KS1′+KS1″が当てはまる。
第2と第3の沿面距離KS2,KS3は、図6の横断面図に示すように延在し、この図では、太線で示してある。上側の沿面距離KS2が存在する。この沿面距離は、基礎板18の切欠き27の上側の角28の領域28のバスバー4の上側から出発している。この沿面距離は、基礎板上をほぼ垂直に上側の横方向ウェブ21の端部まで案内され、そして上側の第1リブ24の端部まで斜めに案内され、そして上側の第2リブ24の端部まで水平に案内され、そして上側の横方向ウェブ21の反対側の端部まで再び斜めに案内され、そして最後に反対側の切欠き27の上側の角まで再びほぼ垂直に案内されており、そこでバスバー4に案内される。
更に、下側の沿面距離KS3が存在する。この沿面距離は、基礎板18の切欠き27の下側の角29から出発している。この沿面距離は、基礎板上をほぼ垂直に下側の横方向ウェブ22の端部まで案内され、そして下側の第1リブ26の端部まで斜めに案内され、そして下側の横方向ウェブ22の下面へ案内され、そこで下側の中央リブ26を回って更に、下側の第3リブ26の下端まで案内され、そこから基礎板18上を下側の横方向ウェブ22の反対側の端部まで再び斜めに案内され、そして最後に反対側の切欠き27の下側の角まで再びほぼ垂直に案内されている。
基礎板18が下側の横方向ウェブ22を越えて下方へ延在しておらず、外側からのみ下側リブ26のうちの外側の両リブに達するので、下側の沿面距離KS3は、側リブ26のうちの外側の両リブの間の下側横方向ウェブ22の下面において、差し込み部材19の下側表面の横断面に沿って正確に案内される。これは、上側横方向ウェブ21の表面の場合とは異なる。というのは、基礎板18が上側リブ24を含む上側横方向ウェブ21を越えて延在しているからである。従って、沿面距離KS2は、上側の両リブ24の端部の間で直線的に、すなわち基礎板18の上を延在している。
連結要素17の表面上の沿面距離の長さは、3つの沿面距離KS1,KS2,KS3のうちの最も短い沿面距離である。そして、この最も短い沿面距離を、絶縁形材1の端面上の沿面距離K,K(図1)の長さと比較すべきである。この場合更に、すべての沿面距離のうちの最も短い沿面距離が、関連する安全規定を満たさなければならない有効な全沿面距離の長さの重要な尺度である。
両沿面距離KS1,KS2は、それぞれ、対応するエアギャップLS1,LS2と一致する。なぜなら、沿面距離がその都度のその経過に沿って、隣接する2個のバスバー4の間の自由空間内における連結要素17周りのその都度できるかぎり短い距離であるからである。この両エアギャップLS1=KS1,LS2=KS2を第3エアギャップLS3と比較すべきである。この第3エアギャップは、沿面距離KS3にほぼ一致しているがしかし、下側の横方向ウェブ22の下面では、この沿面距離KS3よりも幾分短くなっている。というのは、第3エアギャップがそこでは、下側の3個のリブ26の下端の間で直接的に延在し、下側の横方向ウェブ22の下面へ戻って接触していないからである。3つのエアギャップLS1,LS2,LS3のうちの最も短い長さが、関連する安全規定を満たさなければならない有効な全エアギャップの長さの重要な尺度である。直接理解されるように、このエアギャップは、連結要素17が存在しない場合の、図1に記入したエアギャップLよりもはるかに長い。
実施の形態の上述の説明から、専門家には明らかなように、絶縁形材1の横断面の形状の多数の変形が可能である。例えば、アンダーカット5Aと5Bの形状および連結要素17の基板18の切り欠き部27の形状は、使用されるバスバー4の形状と寸法に対応するものである。上側の閉鎖チャンバ9の凸壁部10は、屋根形状である必要はなく、丸形でよい。これら変形は、当業者の判断に委ねられ、本発明の範囲に含まれる。

Claims (10)

  1. 導線用の絶縁形材であって、
    その長手方向に延設されている少なくとも1つのチャンバを有しており、
    該チャンバは、断面で1側部に向かって開放され、バスバーの保持に適した本絶縁形材の開いた前側を提供しており、
    開放チャンバ(2)の開口部は、本絶縁形材(1)の前側で横断方向に拡張し、
    本絶縁形材(1)の前側表面は、各ポイントで最も近い開放チャンバ(2)の中央部方向に傾斜していることを特徴とする絶縁形材。
  2. 導線は、多極導線であり、本絶縁形材(1)は、その長手方向に延設されている規則正しく整列し、1側で開いており、それぞれバスバーを保持するのに適している複数のチャンバ(2)で成るグループを有していることを特徴とする請求項1記載の絶縁形材。
  3. 開放チャンバ(2)の開口部間に位置するそれぞれの壁部(10)は、本絶縁形材(1)の2つの端面のそれぞれに接近している本絶縁形材(1)の前側の本絶縁形材(1)の対応する端面から特定距離に開口部(16)を有していることを特徴とする請求項2記載の絶縁形材。
  4. 開口部(16)は、本絶縁形材(1)の前側の開放チャンバ(2)の開口部間に位置する壁部(10)における本絶縁形材の各端面に接近している本絶縁形材(1)の横断方向のシングルカットによって作られる形状を有していることを特徴とする請求項3記載の絶縁形材。
  5. 本絶縁形材は、その長手方向に延設されている複数のチャンバの規則正しい組み合わせ構成を有しており、少なくとも1つのチャンバグループが存在し、これらチャンバは、断面で閉じており、隣接する閉鎖チャンバの壁部は、本絶縁形材の開いた前側の反対側に本絶縁形体の後壁を形成しており、第1グループの閉鎖チャンバ(6)は、バスバー(4)の前面(4A)の提供された位置を越え、本絶縁形材(1)の開いた前側方向に本絶縁形材(1)の後壁(8)から開放チャンバ(2)内へ延伸し、この第1グループの少なくとも1つの閉鎖チャンバ(6)は、2つの隣接する開放チャンバ(2)間に配設されていることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の絶縁形材。
  6. 別グループの閉鎖チャンバ(7)は、第1グループの隣接閉鎖チャンバ(6)間に配設されており、前記第1グループと前記別グループの閉鎖チャンバ(6及び7)の壁部は、共同で本絶縁形材(1)の後壁(8)を形成することを特徴とする請求項5記載の絶縁形材。
  7. 別グループの閉鎖チャンバ(9)は、2つの隣接開放チャンバ(2)間で本絶縁形材(1)の開いた前側に配設されており、それら銘々は、第1グループの閉鎖チャンバと境界を接することを特徴とする請求項5又は6記載の絶縁形材。
  8. その端面は、平坦であることを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載の絶縁形材。
  9. その縁部に、他のチャンバ(2)から変位している形状を備えた開放チャンバ(2A)を有しており、導線に沿って走行するデータライン及び/又は位置情報が提供されたデータキャリアのポジティブフィット保持に適していることを特徴とする請求項5から8のいずれかに記載の絶縁形材。
  10. キャリア形材(15)への取り付け用の取り付け要素(11及び12)は、後壁(8)上で一体的に形成されていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の絶縁形材。
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