JP2010525751A - 低電力、小ノイズなデジタル−アナログ変換器基準回路 - Google Patents

低電力、小ノイズなデジタル−アナログ変換器基準回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2010525751A
JP2010525751A JP2010506405A JP2010506405A JP2010525751A JP 2010525751 A JP2010525751 A JP 2010525751A JP 2010506405 A JP2010506405 A JP 2010506405A JP 2010506405 A JP2010506405 A JP 2010506405A JP 2010525751 A JP2010525751 A JP 2010525751A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dac
capacitor
terminal
circuit
output terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010506405A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4981965B2 (ja
Inventor
マセ、レナート・ケー−エー
クアン、シャオホン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Qualcomm Inc
Original Assignee
Qualcomm Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Qualcomm Inc filed Critical Qualcomm Inc
Publication of JP2010525751A publication Critical patent/JP2010525751A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4981965B2 publication Critical patent/JP4981965B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/66Digital/analogue converters
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M3/00Conversion of analogue values to or from differential modulation
    • H03M3/30Delta-sigma modulation
    • H03M3/32Delta-sigma modulation with special provisions or arrangements for power saving, e.g. by allowing a sleep mode, using lower supply voltage for downstream stages, using multiple clock domains, by selectively turning on stages when needed
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M3/00Conversion of analogue values to or from differential modulation
    • H03M3/30Delta-sigma modulation
    • H03M3/50Digital/analogue converters using delta-sigma modulation as an intermediate step
    • H03M3/502Details of the final digital/analogue conversion following the digital delta-sigma modulation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

本特許出願は、電流源に接続されるキャパシタと、キャパシタの正端子をDAC回路の正入力端子に電気的に接続する第1のスイッチに接続されるキャパシタの正端子と、キャパシタの負端子をDAC回路の負入力端子に電気的に接続する第2のスイッチに接続されるキャパシタの負端子とを具備する、デジタル−アナログ変換器基準回路を備える。別の例において、本特許出願は、基準電圧レベルまで貯蔵キャパシタを充電することと、貯蔵キャパシタからDACフィードバックキャパシタへ保存された電荷を移動させることと、DACフィードバックキャパシタからDAC出力端子へ保存された電荷を移動させることとを具備する、デジタルコードをアナログ信号に変換するための方法を備える。

Description

(米国特許法第119の下の優先権の主張)
本特許出願は、両方とも本願の譲受人に譲渡され、参照によって本願明細書に明示的に組み込まれる、「デルタシグマADCにおける使用のための、低電力、小ノイズなDAC基準回路("Low Power, Low Noise DAC Reference Circuit for use in a Delta Sigma ADC")」と題され、2007年6月20日に出願された米国仮特許出願第60/945,309号及び「デルタシグマADCにおける使用のためのDAC基準回路("DAC Reference Circuit for use in a Delta Sigma ADC")」と題され、2007年4月23日に出願された米国仮特許出願第60/913,499号の優先権を主張する。
本願は、一般的にはデジタル−アナログ変換器(DAC)回路に関し、より具体的には低電力、小ノイズなデジタル−アナログ変換器基準回路に関する。
デジタル−アナログ変換器は、多くの現代的な通信システムにおいて利用されている。例えば、デルタシグマ変調器及びパイプラインアナログ−デジタル変換器などの種々の回路が、フィードバックパスにおいてデジタル−アナログ変換器(DACまたはD−to−A)を含むだろう。DAC回路は、高速な線形動作を達成するために、動作中に大量の電力を消費するかもしれない。新たなマルチスタンダードの準拠要求が課されるにつれ、第3世代(3G)標準(例えば、EDGE(Enhanced Data rates for GSM Evolution)、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、CDMA(Code Division Multiple Access)、CDMA2000(Code Division Multiple Access)及びUMTS(Universal Mobile Telecommunications System))などにおいて、無線周波数(RF)及びベースバンドデバイスの持つ複雑度、サイズ及び電力消費が著しく増大している。RF及びベースバンド信号をデジタルドメインで処理するためには、受信アンテナのなるべく近くで到来アナログ信号をデジタル信号に変換する必要がある。しかしながら、小さな所望信号が妨害波(blockers)及び干渉波(interferers)と区別されるためには、高ダイナミックレンジを持つアナログ−デジタル変換器(ADC)が必要とされる。
現代的なモバイル通信デバイスにおいて、電力消費の増大はモバイルデバイスの電池寿命の低減を引き起こすため、電力消費は関心事である。ノイズ性能もまた、信頼できる品質の通信を保証するための現代的なモバイル通信デバイスにおける関心事である。故に、デジタル−アナログ変換器回路における使用のための低電力、小ノイズなデジタル−アナログ変換器基準回路の必要性がある。
上記を考慮して、記述される本発明の特徴は、一般に、データ通信デバイスのための1つまたは複数の改良されたシステム、方法及び/または装置に関する。一実施形態において、本特許出願は、小ノイズ、低電力消費なデジタル−アナログ変換器基準回路を実装するための方法及び装置を備える。
本方法及び装置の適用性の更なる範囲は、以下の詳細な説明、請求項及び図面から明らかとなるだろう。しかしながら、本発明の精神及び範囲の中での様々な変更及び修正が当業者に明らかとなるだろうから、詳細な説明及び特定の実施例は、本発明の好ましい実施形態を示しているものの、説明の目的でのみ与えられていることが理解されるべきである。
本特許出願は、電流源に接続されるキャパシタと、キャパシタの正端子をDAC回路の正入力端子に電気的に接続する第1のスイッチに接続されるキャパシタの正端子と、キャパシタの負端子をDAC回路の負入力端子に電気的に接続する第2のスイッチに接続されるキャパシタの負端子とを具備する、デジタル−アナログ変換器基準回路を備える。
別の例において、本特許出願は、基準電圧レベルまで貯蔵キャパシタを充電することと、貯蔵キャパシタからデジタル−アナログ変換器(DAC)フィードバックキャパシタへ保存された電荷を移動させることと、DACフィードバックキャパシタからDAC出力端子へ保存された電荷を移動させることとを具備する、デジタルコードをアナログ信号に変換するための方法を備える。
まもなく開示される方法及び装置の特徴、目的及び利点は、同様の参照文字が対応して終始同じになる図面と併せて取り入れられるならば、以下に記述される詳細な説明から更に明白となるだろう。
図1は、アナログ−デジタル変換器11の入力へのフィードバックを提供するためにデジタル−アナログ変換器回路209を利用する典型的なデルタシグマ変調器を示す。 図2は、デルタシグマADC回路における第1段であってよい、典型的なスイッチトキャパシタ積分器を示す。 図3は、直列抵抗の網に接続される差動電流源を備える基準DAC回路を示す。 図4は、直列抵抗の網に接続される、フィードバックの2つのオペアンプを備える基準DAC回路を示す。 図5は、「貯蔵」キャパシタCbigを備えるデルタシグマADCにおける使用のための基準DAC回路を実装するための、改良された方法及び装置を示す。 図6は、スイッチC1、C1d、C2d、C2_P及びC2_Nのための典型的なスイッチ制御クロック信号を示す。 図7は、フェーズ1の始まりにおける電荷共有イベントの間の「貯蔵」キャパシタCbigからキャパシタCdacp及びCdacnへの電流フローを示す。 電荷共有イベントの後のフェーズ1の残りの間の、電流源IoからキャパシタCbigからキャパシタCdacp及びCdacnへの電流フローを示す。 フェーズ2の間に差動電流源Ioによって「貯蔵」キャパシタCbigを「補充("refilling")」または再充電することと、フェーズ2の間でのスイッチC2_Pを通じた積分OTA601の回路へのキャパシタCdacp及びCdacnに保存された電荷の正方向の積分とを示す。 フェーズ2の間に、差動電流源Ioによって「貯蔵」キャパシタCbigを「補充」または再充電することと、スイッチC2_Nを通じた積分OTA601の回路へのキャパシタCdacp及びCdacnに保存された電荷の負方向の積分とを示す。 貯蔵キャパシタCbig及びキャパシタCdacp及びCdacnの充電及び放電シーケンスが描かれたグラフを示す。 Io直流基準源に関するシングルエンドカレントミラー構成を示す。 Io直流基準源に関する差動カレントミラー構成を示す。 出力インピーダンスが大きくなり、かつ、事実上電流源としての役目を務めるように、非常に少量のバイアス電流を用いてバイアスされる、ゼロ−VT NFETトランジスタソースフォロワを示す。 スローフィードバックループを備えるデルタシグマADCにおける使用のためのDAC基準回路内の電流源を実装するための改良された方法及び装置を示す。 フィードバック値が+1である時のDAC基準回路の動作のフローチャート。 フィードバック値が+1である時のDAC基準回路の動作のミーンズプラスファンクションフローチャート。 フィードバック値が−1である時のDAC基準回路の動作のフローチャート。 フィードバック値が−1である時のDAC基準回路の動作のミーンズプラスファンクションフローチャート。
「典型的("exemplary")」という用語は、「例、事例または実例として役立つ("serving as an example, instance, or illustration")」を意味するように本願明細書において使用される。「典型的("exemplary")」として本願明細書において記述される任意の実施形態は、必ずしもその他の実施形態よりも好適または有利であるとして解釈されない。
添付図面に関連して以下に説明される詳細な説明は、本発明の典型的な実施形態の説明として意図されており、本発明が実施され得る無比の実施形態を表すことを意図されていない。この説明の至る所で使用される「典型的("exemplary")」という用語は、「例、事例または実例として役立つ("serving as an example, instance, or illustration")」を意味しており、必ずしもその他の実施形態よりも好適または有利であるとして解釈されるべきでない。詳細な説明は、本発明の徹底的な理解を提供するための具体的な細目を含む。しかしながら、本発明がこれらの具体的な細目を超えて実施されてよいことは、技術分野における当業者にとって明らかとなるだろう。一部の事例において、本発明の概念を曖昧することを回避するために、よく知られた構造及びデバイスがブロック図形式で示される。
図1は、フィードバックパスにおいてDAC回路を利用するデルタシグマアナログ−デジタル変換器を示す。デジタル−アナログ変換器回路は、デルタシグマ変調器の入力へフィードバックを提供するために、デルタシグマアナログ−デジタル変換器(ADC)において使用されてよい。しかしながら、技術分野における当業者が、DAC基準回路を実装するための改良された方法及び装置が任意のDAC回路において使用され得ることを理解するであろうことに注意されたい。
デジタル−アナログ変換器(DACまたはD−to−A)は、デジタル(通常はバイナリ)コードをアナログ信号に変換するために使用される。アナログ信号は、電流、電圧または電荷の形式をとるかもしれない。デジタル−アナログ変換器回路は、基準回路及び演算トランスコンダクタンス増幅器(OTA)601を使用するかもしれない。DAC基準回路は、DACキャパシタの完全かつ正確な充電を提供するために大量の電力を消費するかもしれない。故に、小ノイズ、低電力消費なデジタル−アナログ変換器基準回路を実装する必要がある。
本実施形態は、小ノイズ、低電力消費なデジタル−アナログ変換器基準回路を実装するための様々な設計技術を提供する。
図2は、図1に示されるデルタシグマADC回路における第1段であってよい、典型的なスイッチトキャパシタ積分器回路を示す。
図3は、直列抵抗の網に接続される差動電流源を備える基準DAC回路を示す。図3に示されるOTA回路601は、図2に示される完全な積分器回路202の単純化された表現であることに注意されたい。複数の例において、電流源は図14−16において示されるようにMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)を用いて実装されるかもしれない。電流源は、直列抵抗器R1及びR2を通り抜けて流れる直流(DC)を供給する。その電流が通り抜ける抵抗値を乗じられた電流は、抵抗器を横切る電圧降下である。抵抗器R1及びR2は、基準電圧Vrefp、Vrefmid及びVrefnの間の電圧差を作り出す。例えば、R1を横切って作り出される、固定された基準電圧はVrefp−Vrefmidであって、次のように表されてよい。
Figure 2010525751
同様に、R2を横切って作り出される基準電圧はVrefmid−Vrefnであって、次のように表されてよい。
Figure 2010525751
スイッチC1、C1d、C2d、C2_P及びC2_Nは、キャパシタCdacp及びCdacnに電荷を最初に適用するために利用される。一度フィードバックDACキャパシタCdacp及びCdacnが十分に充電されると、スイッチC1、C1d、C2d、C2_P及びC2_Nは、ユニットDACの出力に接続される1/gm抵抗器及びオフセット電圧源の使用によりモデル化されるOTA601の使用により積分キャパシタへ保存された電荷を供給するために利用される。図3に示されるように、この積分は、スイッチC2_Pを閉じ、スイッチC2_Nを開くことにより積分OTA601に正方向で適用され得る。或いは、この積分は、スイッチC2_Nを閉じ、スイッチC2_Pを開くことにより積分OTA601に負方向で適用され得る。キャパシタCdacp及びCdacnは、ユニットDACの出力端子で測定されるキャパシタンスCdacが単一のフィードバックキャパシタの値の1/2となるように、同一のキャパシタンス値を持ってよい。図3に示される回路構成は、2レベルDACを実装する。
技術分野における当業者は、異なるC2_P及びC2_Nクロックによって制御される追加的なユニットDACを並列に接続することにより、この回路構成がより多くのDACレベルに拡張され得ることを理解するであろう。
図3のスイッチC1、C1d、C2d、C2_P及びC2_Nのためのスイッチ制御クロック信号が、量子化器回路205からの+1、−1、−1のデジタルフィードバックシーケンスに基づき図14に示される。スイッチ制御信号チャートでの高信号は、対応するスイッチが電気的に接続された状態であること、または一般に「閉」と参照されることを表示する。スイッチ制御信号チャートでの低信号は、対応するスイッチが電気的に切断された状態であること、または一般に「開」と参照されることを表示する。
フィードバックが+1である第1のサンプル周期のフェーズ1の間が図14に示されている。このフェーズの間、スイッチC1及びC1dは閉じられ、スイッチC2d、C2_P及びC2_Nは開かれる。このスイッチング構成は、キャパシタCdacp及びCdacnを充電する。キャパシタCdacp及びCdacnが十分に充電される第1のサンプリング周期の第2のフェーズにおいて、スイッチC1及びC1dは開かれ、スイッチC2d及びC2_Pは閉じられる。このスイッチング構成は、キャパシタCdacp及びCdacnに保存された電荷を積分OTA601の回路へ正方向で適用する。
フィードバック値が−1であるときの第2のサンプリング周期のフェーズ1の間が図14に示されている。このフェーズの間、スイッチC1及びC1dは閉じられ、スイッチC2d、C2_P及びC2_Nは開かれる。このスイッチング構成は、キャパシタCdacp及びCdacnを充電する。キャパシタCdacp及びCdacnが十分に充電される第2のサンプリング周期の第2のフェーズにおいて、スイッチC1及びC1dは開かれ、スイッチC2d及びC2_Nは閉じられる。このスイッチング構成は、キャパシタCdacp及びCdacnに保存された電荷を積分OTA601の回路へ負方向で適用する。このスイッチングのシーケンスは、第3の周期の間のデジタルフィードバック信号もまた−1なので、この周期において繰り返される。
高ダイナミックレンジADCは、大量の電荷を素早く供給するために、大きなフィードバックキャパシタCdacp及びCdacnを持つかもしれない。大きなフィードバックキャパシタCdacp及びCdacnは、大きなRC時定数をもたらすだろうから、ADC回路のサンプリングレートを制限する。RC時定数を低減させるために、非常に低い抵抗値の抵抗器がR1及びR2のために使用されるかもしれない。しかしながら、低い抵抗値の使用は、ADC回路に、電力消費の増大及びノイズ性能の劣化を被らせるかもしれない。例えば、抵抗値が10倍だけ減少されるなら、同じ基準電圧Vrefpを維持するために、電流基準は10倍だけ増加されるだろう。抵抗値、電流及び電力消費の間の関係は、次のように表されてよい。
Figure 2010525751
故に、抵抗値における10%の減少を補うために、電流が10%だけ増加するならば、全体の電力消費は約9%だけ増加するだろう。更に、基準電流の増加は、基準回路に当該回路への追加的なノイズを注入させるだろうから、当該回路のノイズ性能を低減させる。
図4は、直列抵抗の網に接続される2つの電圧源を備える基準DAC回路を示す。電圧源は、電圧フォロワ構成を使用して正基準電圧Vrefp及び負基準電圧Vrefnを設定する。抵抗器R1及びR2は、両方の基準電圧電源の間に直列に接続される。DC電流が、抵抗器R1及びR2を通じて誘導され、次のように表される。
Figure 2010525751
抵抗値を乗じられた電流である、抵抗器R1及びR2を横切る電圧降下は、基準電圧Vrefp、Vrefmid及びVrefnの間の電圧差を作り出す。例えば、R1を横切って作り出される基準電圧はVrefp−Vrefmidであり、これは次のように表される。
Figure 2010525751
同様に、例えば、R2を横切って作り出される基準電圧はVrefmid−Vrefnであり、これは次のように表される。
Figure 2010525751
スイッチC1、C1d、C2d、C2_P及びC2_Nは、キャパシタCdacp及びCdacnに電荷を最初に適用するために利用される。一度キャパシタCdacp及びCdacnが十分に充電されると、スイッチC1、C1d、C2d、C2_P及びC2_Nは、ユニットDACの出力に接続される1/gm抵抗器及びオフセット電圧源の使用によりモデル化されるOTA601の使用により積分キャパシタへ保存された電荷を供給するために利用される。図4に示されるように、この積分は、スイッチC2_Pを閉じ、スイッチC2_Nを開くことにより積分OTA601に正方向で適用され得る。或いは、この積分は、スイッチC2_Nを閉じ、スイッチC2_Pを開くことにより積分OTA601に負方向で適用され得る。キャパシタCdacp及びCdacnは、ユニットDACの出力端子で測定されるキャパシタンスCdacが単一のフィードバックキャパシタの値の1/2となるように、同一のキャパシタンス値を持ってよい。
この回路構成は、2レベルDACを実装する。技術分野における当業者は、この回路構成は、異なるC2_P及びC2_Nクロックによって制御される、より多くのユニットDACを並列に接続することにより、より多くのDACレベルへ拡張され得ることを理解するだろう。
図4のスイッチC1、C1d、C2d、C2_P及びC2_Nのためのスイッチ制御クロック信号が、図1に示される量子化器回路205からの[+1,−1,−1]のデジタルフィードバックシーケンスに基づき図14に示される。スイッチ制御信号チャートでの高信号は、対応するスイッチが電気的に接続された状態であること、または一般に「閉」と参照されることを表示する。スイッチ制御信号チャートでの低信号は、対応するスイッチが電気的に切断された状態であること、または一般に「開」と参照されることを表示する。
フィードバックが+1である第1のサンプル周期のフェーズ1の間が図14に示されている。このフェーズの間、スイッチC1及びC1dは閉じられ、スイッチC2d、C2_P及びC2_Nは開かれる。このスイッチング構成は、キャパシタCdacp及びCdacnを充電する。キャパシタCdacp及びCdacnが十分に充電される第1のサンプリング周期の第2のフェーズにおいて、スイッチC1及びC1dは開かれ、スイッチC2d及びC2_Pは閉じられる。このスイッチング構成は、キャパシタCdacp及びCdacnに保存された電荷を積分OTA601の回路へ正方向で適用する。
フィードバック値が−1であるときの第2のサンプリング周期のフェーズ1の間が図14に示されている。このフェーズの間、スイッチC1及びC1dは閉じられ、スイッチC2d、C2_P及びC2_Nは開かれる。このスイッチング構成は、キャパシタCdacp及びCdacnを充電する。キャパシタCdacp及びCdacnが十分に充電される第2のサンプリング周期の第2のフェーズにおいて、スイッチC1及びC1dは開かれ、スイッチC2d及びC2_Nは閉じられる。このスイッチング構成は、キャパシタCdacp及びCdacnに保存された電荷を積分OTA601の回路へ負方向で適用する。このスイッチングのシーケンスは、第3の周期の間のデジタルフィードバック信号もまた−1なので、この周期において繰り返される。
図5は、「貯蔵キャパシタ("reservoir capacitor")」Cbigを備えるデルタシグマADCにおける使用のためのDAC基準回路を実装するための、改良された方法及び装置を開示する。Cbigは電荷の貯蔵庫の役目を務めるので、このキャパシタは本願明細書において「貯蔵キャパシタ("reservoir capacitor")」として参照される。貯蔵キャパシタは、所望の時に短期間で大量の電荷を供給できるように充電される。このイベントは、「電荷共有("charge sharing")」として本願明細書において参照される。本特許出願において、電荷共有は、貯蔵キャパシタCbigからキャパシタCdacp及びCdacnへ電荷を供給するために使用される。この改良された方法及び装置は、直列抵抗の網が貯蔵キャパシタCbigに置き換えられるので、図3及び図4に示される抵抗による解法に比較して電力消費及びノイズフロアの両方を低減させるという利点を提供するだろう。
貯蔵キャパシタCbigは、それがCbigを横切る電圧の大幅な低下を被ることなく両方のキャパシタCdacp及びCdacnを充電するために必要とされる電荷を供給するに十分な電荷を保存できることを確実にするために、フィードバックキャパシタよりも大きくてよい。キャパシタCdacp及びCdacnは直列に結合し、ユニットDACの出力キャパシタンス値Cdacを形成する。貯蔵キャパシタCbigは、差動DC電流源Ioによって所望の電圧レベルまで連続的に充電される。貯蔵キャパシタCbigを横切る平均電圧が所望の値で維持されることを確実にするために、スローフィードバック回路606、607が、基準電圧Vrefp及びVrefnに基づき、差動電流源Ioを調節するために使用されてよい。基準電圧は次のように計算されてよい。
V(nT) = 電荷共有イベントの直前でのCbigを横切る電圧
V(nT) = 電荷共有イベントの直後でのCbigを横切る電圧
V(nT+T/2) = クロックフェーズ1の後であるがクロックフェーズ2の前でのCbigを横切る電圧
V(nT+T) = 次の周期における電荷共有イベントの直前でのCbigを横切る電圧
V(nT) = V(nT)*(CBIG/(CBIG+CDAC)) (クロックフェーズ1の始まりにおける電荷共有式)
V(nT+T/2) = V(nT)+(I/(CBIG+CDAC))*(T/2) (クロックフェーズ1の間の両方のキャパシタのゆるやかな充電)
V(nT+T) = V(nT+T/2)+ (I/CBIG)*(T/2) (クロックフェーズ2の間のCbigのゆるやかな充電)
V(nT+T) = V(nT) (これは、定常状態解析のために、必ず真であるだろう)
4つの未知数を持つ4つの方程式がある。V(nT+T/2)は、CDACによってサンプルされる電圧レベルである。V(nT+T/2)に関して方程式の組を解くことは、次の数式をもたらす。
Vref = V(nT+T/2) = I/(F*CDAC) (ここで、F= 1/Tはサンプルレートである)
スイッチC1、C1d、C2d、C2_P及びC2_Nが開かれるとき、貯蔵キャパシタCbigは基準電圧まで充電され、これは次のように表されてよい。
Figure 2010525751
bigが所望の基準電圧レベルまで充電されると、スイッチは貯蔵キャパシタCbigに保存されている電荷をキャパシタCdacp及びCdacnへ移動させるために使用されてよい。貯蔵キャパシタCbigは電荷共有イベントの前、間及び後に連続的に充電されることに注意されたい。一度キャパシタCdacp及びCdacnが十分に充電されると、スイッチC1、C1d、C2d、C2_P及びC2_Nが、ユニットDACの出力に接続されるオフセット電圧源に直列の1/gm抵抗器を用いてモデル化されるOTA601の使用により積分キャパシタへ保存された電荷を供給するために利用される。図5に示されるように、この積分は、スイッチC2_Pを閉じ、スイッチC2_Nを開くことにより積分OTA601へ正方向で適用され得る。或いは、この積分は、スイッチC2_Nを閉じ、スイッチC2_Pを開くことにより積分OTA601へ負方向で適用され得る。この回路構成は、2レベルDACを実装する。技術分野における当業者は、この回路構成が、異なるC2_P及びC2_Nクロックによって制御される、より多くのユニットDACを並列に接続することにより、更なるDACレベルに拡張されてよいことを理解するだろう。
キャパシタCdacp及びCdacnは、ユニットDACの出力端子で測定されるキャパシタンス、Cdacが単一のフィードバックキャパシタの値の1/2となるように、両方とも同じキャパシタンス値を持ってよい。故に、Cdacp及びCdacnが同じキャパシタンス値となるように選択されるならば、Cdacp、Cdacn及びCdacの間の関係は次のように表されてよい。
Figure 2010525751
図6は、図1に示される量子化器回路205からの[+1,−1,−1]という典型的なデジタルフィードバックシーケンスに基づく、図5に示されるスイッチC1、C1d、C2d、C2_P及びC2_Nのためのスイッチ制御クロック信号を示す。スイッチ制御信号図での高信号は、対応するスイッチが電気的に接続された状態であること、または一般に「閉」と参照されることを表示する。スイッチ制御信号図での低信号は、対応するスイッチが電気的に切断された状態であること、または一般に「開」と参照されることを表示する。
図7は、フィードバック値が+1であるときのフェーズ1の間の電荷フローの方向を示す。フェーズ1の間、スイッチC1及びC1dは閉じられ、スイッチC2d、C2_P及びC2_Nは開かれている。このスイッチング構成は、貯蔵キャパシタCbigからキャパシタCdacp及びCdacnへのフローに電荷を供給する。このスイッチング構成は、電流源IoからキャパシタCdacp及びCdacnへのフローにも電荷を供給する。このフェーズの始まりでの貯蔵キャパシタCbigからキャパシタCdacp及びCdacnへの電荷フローは、図7において強調表示されている。フェーズ1の始まり、電荷共有イベントの間では、大量の電荷が短期間にCbigから移動され、キャパシタCdacp及びCdacnへ適用される。これは、何らの外部電源の使用なくキャパシタCdacp及びCdacnの急速充電を提供し、完全な受動回路の使用によるノイズフロアを低下させるかもしれない。
図8は、電荷共有イベントが完了した後のフェーズ1の間の電荷フローを示す。電荷は、このフェーズの残りの間に電流源IoからキャパシタCbig、Cdacp及びCdacnへ流れる。フェーズ1の残りの間、電荷共有イベントの後、少量の電流が、キャパシタCdacp及びCdacnへ更なる電荷を供給するだけでなくCbigの電荷をゆるやかに補充するために供給される。
図9は、フィードバック値が+1である第1のサンプリング周期のフェーズ2の間の電荷フローを示す。キャパシタCdacp及びCdacnが充電された電荷共有イベントの後の第1のサンプリング周期のフェーズ2において、スイッチC1及びC1dは開かれ、スイッチC2d及びC2_Pは閉じられ、スイッチC2_Nは開いたままである。2つの回路動作が、このスイッチングフェーズの間に行われる。第1に、「貯蔵」キャパシタCbigは、差動電流源Ioによって更に「補充され("refilled")」または再充電される。第2に、キャパシタCdacp及びCdacnに保存された電荷は、スイッチC2_Pを通じて積分OTA601の回路に正方向で適用される。フェーズ2の間に差動電流源Ioによって貯蔵キャパシタCbigを「補充すること」または再充電することは、図9に示されている。図9は、フェーズ2の間の、スイッチC2_Pを通じての積分OTA601の回路への、キャパシタCdacp及びCdacnに保存された電荷の正方向の適用も示す。フェーズ2の期間中、キャパシタCbigは、Io/Cbigのレートで差動電流源Ioによってゆるやかに補充される。一方では、フェーズ2の間に、キャパシタCdacp及びCdacnは、スイッチC2_Pを通じて、ユニットDACの出力に接続される積分OTA601の回路へと正方向で放電される。
フィードバック値が−1である第2のサンプリング周期のフェーズ1の間、スイッチC1及びC1dは閉じられ、スイッチC2d、C2_P及びC2_Nは開かれる。このスイッチング構成は、CbigからキャパシタCdacp及びCdacnへのフローに電荷を供給し、図7に示されるような電荷フローを提供する。フェーズ1の始まり、電流共有イベントの間、大量の電流がCbigから短期間で供給され、キャパシタCdacp及びCdacnへ適用される。フェーズ1の残りの間、電流共有イベントの後、少量の電流が、図8に示されるようにキャパシタCdacp及びCdacnへ電荷を供給するだけでなくCbigの電荷をゆるやかに補充するために供給される。
図10は、フィードバック値が−1である第2のサンプリング周期の間のフェーズ2の間の電荷フローを示す。図6に示される第2のサンプリング周期のフェーズ2において、キャパシタCdacp及びCdacnが充電された後、スイッチC1及びC1dは開かれ、スイッチC2d及びC2_Nは閉じられ、スイッチC2_Pは開いたままである。2つの回路動作が、このスイッチングフェーズの間に行われる。第1に、貯蔵キャパシタCbigが、差動電流源Ioによって補充される。第2に、キャパシタCdacp及びCdacnに保存された電荷が、信号C2_Nによって制御されるスイッチを通じて積分OTA601の回路へ負方向で適用される。フェーズ2の間に差動電流源Ioによって貯蔵キャパシタCbigを「補充すること」または再充電することは、図10に示されている。図10は、スイッチC2_Nを通じての、ユニットDACの出力に接続される積分OTA601の回路への、キャパシタCdacp及びCdacnに保存された電荷の負方向の適用もまた示す。フェーズ2の期間中、キャパシタCbigは、Io/Cbigのレートで差動電流源Ioによってゆるやかに補充される。一方では、フェーズ2の間、キャパシタCdacp及びCdacnは、スイッチC2_Nを通じて、ユニットDACの出力に接続される積分OTA601の回路へと負方向で放電される。
図6に示される−1というフィードバック値がある第3の周期は、−1というフィードバック値がある第2のサンプリング周期に関して前述したものと同じスイッチングシーケンスに終わるだろう。
図11は、前述のスイッチシーケンスの間にキャパシタCbig及びCdacを横切って作られる電圧の波形を示す。貯蔵キャパシタCbigを横切る電圧は、Io/Cbigのレートで補充される。一度スイッチC1が閉じると電荷共有イベントが始まり、Cbigに保存されている電荷の一部が、Cdacを形成するために直列に結合するキャパシタCdacp及びCdacnへ移動される。電荷共有イベントが終わると、キャパシタCdacp及びCdacnはそれらの充電状態を維持し、CbigはIo/Cのレートで補充し始める。それからスイッチC2が閉じると、キャパシタCdacp及びCdacnに保存された電荷が積分OTA601の出力回路へ放電され、貯蔵キャパシタCbigは更なる電荷を用いて補充し続ける。
図12は、図5におけるIo電流源を実装するための、シングルエンドMOSFETカレントミラー回路の一設計の概略図を示す。DC基準電流、Ioは、カレントミラー入力へ供給される。DC基準電流は、電圧−電流変換器回路と併せてバンドギャップ電圧回路を使用することにより作られてよい。このシングルエンドカレントミラー構成は、シングルエンド電流フローを供給するために利用されてよい。
図13は、図5に示されるIo電流源を実装するための、差動MOSFETカレントミラー回路の一設計の概略図を示す。DC基準電流、Ioは、カレントミラー入力へ供給される。DC基準電流は、電圧−電流変換器回路と併せてバンドギャップ電圧回路を使用することにより作られてよい。このシングルエンドカレントミラー構成は、シングルエンド電流フローを供給するために利用されて良い。この差動カレントミラー構成は、電流対称性を提供するかもしれない。電流対称性を獲得することは、差動ノイズに変換される同相ノイズからの改善された耐性などの、改善されたノイズ耐性を提供する。
図14は、DAC基準回路内の電流源を実装するための、改良された方法及び装置を開示する。非常に低い(またはいわゆる「ゼロ」)VT NFET(n-type field effect transistor)ソースフォロワM0が、電流フローを供給するために使用されてよい。「ゼロ−Vt」NFETは、多くのCMOSプロセス技術において利用可能であり、標準的なNFETと比較して、デバイスをONにする(及びチャネルを形成する)ために必要とされるゲート電圧(VT)がより低くできるように異なるチャネル埋め込み拡散を持つ。このより低いVT要求は、貯蔵キャパシタCbigを横切る電圧に関して、更なるヘッドルームを提供する。
電圧Vrefは、バンドギャップ電圧回路を使用して生成されてよい。ソースフォロワトランジスタM0は、常に電流源の役目を務められるように、その出力インピーダンス(1/gm)が適度に高いままであるように、非常に低い電流を用いてバイアスされてよい。別の同様の類型のゼロ−VT NEFTの両端子のインピーダンスを整合させるために、M1が使用され、M1のgdsがM0のgmに整合するようなサイズであってよく、ここでgmはトランジスタM0のトランスコンダクタンスであってgdsはトランジスタM1のドレイン−ソースコンダクタンスである。
図15は、スローフィードバックループの追加を持つ、図14に描かれる基準回路の一設計の概略図を示す。差動差分増幅器(DDA)は、実際及び所望の基準電流の間の差分を極小値に至らせるために使用されてよい。DDA増幅器は、入力間の差分に等しい出力を生ずるために、1の利得を持つ両方の反転及び非反転入力を使用してよい。DDAは、Vref及びVssだけでなくCbigの端子を横切って存在する両方の電圧を測定する。「ゼロ」VT NFETソースフォロワM0のゲートに接続されるDDAの出力ノードに存在する不要なノイズ信号の追加的な低域通過型フィルタリングを提供するために、追加的な補償キャパシタCcompがDDAの出力からVssへ接続されてよい。
図16は、+1のフィードバック値の存在下でのDAC基準回路の動作に関するフロー図を示す。まず、貯蔵キャパシタが基準電圧レベルまで充電され、DACフィードバックキャパシタに接続される(ブロック510及び520)。貯蔵キャパシタに保存された電荷は、DACフィードバックキャパシタへ移動される(ブロック530)。一度電荷が貯蔵キャパシタからDACフィードバックキャパシタに移動されると、貯蔵キャパシタはDACフィードバックキャパシタから切断される(ブロック540)。DACフィードバックキャパシタは、DAC出力端子に正方向で接続される(ブロック550)。DACフィードバックキャパシタに保存された電荷は、DAC出力端子へ正方向で移動される(ブロック560)。
図17は、+1のフィードバック値の存在下でのDAC基準回路の動作に関するミーンズプラスファンクションフロー図を示す。
図18は、−1のフィードバック値の存在下でのDAC基準回路の動作に関するフロー図を示す。まず、貯蔵キャパシタが基準電圧レベルまで充電され、DACフィードバックキャパシタに接続される(ブロック810及び820)。貯蔵キャパシタに保存された電荷は、DACフィードバックキャパシタへ移動される(ブロック830)。一度電荷が貯蔵キャパシタからDACフィードバックキャパシタに移動されると、貯蔵キャパシタはDACフィードバックキャパシタから切断される(ブロック840)。DACフィードバックキャパシタは、DAC出力端子に負方向で接続される(ブロック850)。DACフィードバックキャパシタに保存された電荷は、DAC出力端子へ負方向で移動される(ブロック860)。
図19は、−1のフィードバック値の存在下でのDAC基準回路の動作に関するミーンズプラスファンクション図を示す。
DAC基準回路を提供するための、前述の改良された方法及び装置の使用によって多くの利益が実現される。例えば、高ダイナミックレンジDACは、大量の電荷を素早く供給するために大きなフィードバックキャパシタCdacp及びCdacnを必要とするかもしれない。図3及び図4に示されるような、抵抗のDAC基準回路の使用は、大きなフィードバックキャパシタが使用されるときに大きなRC時定数をもたらすだろう。しかしながら、本願に記述されるような、貯蔵キャパシタCbigの使用は、抵抗の要素の使用を最小化することにより、DAC回路のRC時定数の制限を効率的に低減させる。より小さなスイッチの「オン抵抗」を提供して電力消費における何らの不利益を被ることなく時定数の制限を更に改良するために、より大きなスイッチが使用されてよいことに注意されたい。故に、本願の改良されたDAC基準回路は、RC時定数の不利益を被ることなく、より高いダイナミックレンジのDACを提供するだろう。
電力消費の減少は、本願において記述されるようなDAC基準回路を提供するための改良された方法及び装置の利用から実現されるかもしれない、別の利益である。例えば、図3及び図4に示されるような、抵抗器網を利用するDAC基準回路は、ユニットDAC入力へ所望の基準電圧を提供するために、小さな抵抗値を持つ抵抗の使用が必要となるかもしれない。小さな抵抗値を持つ抵抗の使用は、その小さな抵抗値の回路を横切る固定供給電圧の適用に起因する高い供給電流をもたらすかもしれない。しかしながら、電流消費は、本願に記述されるような貯蔵キャパシタの使用により低減されるだろう。貯蔵キャパシタを利用する、改善されたDAC基準回路は、DACフィードバックキャパシタを補充するために必要とされる電荷を単にまとめることにより、使用される供給電流を制限する。故に、DACフィードバックキャパシタを充電するために必要とされる電力の最小量に向かって、電力消費が低減される。
固有の低域通過型フィルタリングは、本願において記述されるようなDAC基準回路を提供するための、改良された方法及び装置の利用から実現されるかもしれない別の利益である。本願に記述されるような貯蔵キャパシタは、本質的に、ユニットDAC回路の正及び負入力に接続される低域通過型フィルタとしての役割を務める。この構成は、ユニットDAC回路の入力に存在するノイズ信号を除去するという追加の利益を提供するだろう。集積回路には、低域通過型フィルタリングによって低減され得る多くのノイズ信号がある。例えば、電源ノイズ、グラウンドプレーンノイズ、基板ノイズ、近隣の回路構成からのスイッチングノイズなどがあるかもしれない。開示された貯蔵キャパシタの固有の低域通過型フィルタリング特性は、これらのノイズ源の影響を除去及び低減することにより全体のDACの性能を改善するだろう。
高速能動回路を必要とせずに高ダイナミックレンジDACを達成する能力は、本願に記述されるDAC基準回路を提供するための改良された方法及び装置の利用により実現されるかもしれない別の利益である。高速能動回路は、DAC回路への追加的なノイズの注入によりDACのノイズ性能を劣化させるかもしれない。しかしながら、本願に開示される改良された方法及び装置の使用は、高速能動回路の使用の必要性を取り除くので、DAC回路の全体のノイズ性能を改善するだろう。
1/fノイズまたは「ピンクノイズ」の低減は、本願に記述されるようなDAC基準回路を提供するための改良された方法及び装置の利用から実現されるかもしれない別の利点である。1/fノイズまたは「ピンクノイズ」は、DAC基準回路によって利用されるDC電流の削減により低減されるかもしれない。電流源は、通過するDC動作電流に釣り合った1/fノイズを示すMOSFETトランジスタを使用して実現されるかもしれない。故に、本願において開示される改良されたDAC基準回路によって利用される供給電流の減少は、DAC回路内の電流源を作るために利用されるMOSFETトランジスタで作られる1/fノイズの低減ももたらすかもしれない。1/fノイズの低減は、より小さな回路ノイズをもたらし、故に改善されたDAC回路のノイズ性能をもたらすだろう。
本願明細書において記述される低電力、小ノイズなデジタル−アナログ変換器基準回路は、IC、及びRF IC(RFIC)、混合信号IC、ASIC(application specific integrated circuit)、PCB(printed circuit board)、電子デバイスなどで実装されてよい。プログラマブルゲイン回路もまた、CMOS(complementary metal oxide semiconductor)、NチャネルMOS(NMOS)、PチャネルMOS(PMOS)、BJT(bipolar junction transistor)、バイポーラCMOS(BiCMOS)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、ガリウムヒ素(GaAs)などの種々のICプロセス技術を用いて作られてよい。
本願に記述される低電力、小雑音なデジタル−アナログ変換器基準回路を実装する装置は、独立のデバイスであってもよいし、より大きなデバイスの一部であってもよい。デバイスは、(i)独立したIC、(ii)データ及び/または命令を保存するためのメモリICを含んでよい1または複数のICのセット、(iii)RF受信機(RFR)またはRF送信機/受信機(RTR)などのRFIC、(iv)MSM(mobile station modem)などのASIC、(v)その他のデバイス内に組み込まれてよいモジュール、(vi)受信機、セルラフォン、無線デバイス、ハンドセット、またはモバイルユニット、(vii)その他であってよい。
開示された実施形態の前の記述は、技術分野における任意の当業者が本発明を製造または使用することを可能にするために提供される。これらの実施形態への種々の変形は、技術分野における当業者にとって直ちに明らかとなるだろうし、本願明細書に定められる総括的原理は本発明の精神または範囲から逸脱することなくその他の実施形態に適用されてよい。故に、本発明は、本願明細書において示される実施形態に限定されることを意図されておらず、本願明細書において開示される原理及び新規な特徴に一致する最も広い範囲が与えられるべきである。

Claims (25)

  1. 電流源に接続されるキャパシタと、
    第1のスイッチに接続される前記キャパシタの正端子と、
    第2のスイッチに接続される前記キャパシタの負端子と
    を具備し、
    前記第1のスイッチは前記キャパシタの前記正端子をDAC回路の正入力端子に電気的に接続し、
    前記第2のスイッチは前記キャパシタの前記負端子を前記DAC回路の負入力端子に電気的に接続する、
    装置。
  2. 並列で動作可能に接続される複数の前記DAC回路を具備する、請求項1の装置。
  3. 前記電流源はシングルエンド電流源である、請求項1の装置。
  4. 前記電流源は差動電流源である、請求項1の装置。
  5. 前記電流源はシングルエンドMOSFETカレントミラー回路である、請求項3の装置。
  6. 前記電流源は、
    ゲート、ドレイン及びソース端子を備え、前記ドレイン端子が正電源に接続され、前記ゲート端子が基準電圧に接続され、前記ソース端子が前記キャパシタの前記正端子に接続される低VT NFETトランジスタ
    を備える低VT NFETソースフォロワ回路である、請求項3の装置。
  7. 前記電流源は差動MOSFETカレントミラー回路である、請求項4の装置。
  8. 前記電流源は、
    ゲート、ドレイン及びソース端子を備え、前記ドレイン端子は正電源に接続され、前記ゲート端子は第1の基準電圧に接続され、前記ソース端子は前記キャパシタの前記正端子に接続される第1の低VT NFETトランジスタと、
    ゲート、ドレイン及びソース端子を備え、前記ドレイン端子は前記キャパシタの前記負端子に接続され、前記ゲート端子は第2の基準電圧に接続され、前記ソース端子は負電源に接続される第2の低VT NFETトランジスタと
    を備える差動低VT NFETソースフォロワ回路である、請求項4の装置。
  9. 前記第1の低VT NFETトランジスタのトランスコンダクタンスは、前記第2の低VT NFETトランジスタのドレイン−ソースコンダクタンスに整合する、請求項8の装置。
  10. スローフィードバック回路が前記第1の低VT NFETソースフォロワ回路の前記ゲート端子に接続され、
    前記スローフィードバック回路は差動差分増幅器回路を備え、
    前記差動差分増幅器回路は、反転入力及び非反転入力を備え、一方の入力が前記キャパシタを横切る電圧を測定するように構成され、他方の入力が基準電圧を測定するように構成される、
    請求項8の装置。
  11. 前記差動差分増幅器の出力は補償キャパシタの正端子に接続され、
    前記補償キャパシタは信号接地ノードに接続される負端子を更に備える、
    請求項10の装置。
  12. 貯蔵キャパシタを基準電圧レベルまで充電することと、
    前記貯蔵キャパシタからDACフィードバックキャパシタへ保存された電荷を移動させることと、
    前記DACフィードバックキャパシタからDAC出力端子へ前記保存された電荷を移動させることと
    を具備する、デジタルコードをアナログ信号に変換するための方法。
  13. 前記DACフィードバックキャパシタから前記DAC出力端子へ前記保存された電荷を移動させる前記ステップは、前記DACフィードバックキャパシタを前記DAC出力端子に負方向で接続することを備える、請求項12のデジタルコードをアナログ信号に変換する方法。
  14. 前記DACフィードバックキャパシタから前記DAC出力端子へ前記保存された電荷を移動させる前記ステップは、前記DACフィードバックキャパシタを前記DAC出力端子に正方向で接続することを備える、請求項12のデジタルコードをアナログ信号に変換する方法。
  15. 前記貯蔵キャパシタにおける電荷の連続的な補充を更に具備する、請求項12の方法。
  16. 前記DACフィードバックキャパシタから前記DAC出力端子へ前記保存された電荷を移動させる前記ステップは、
    前記DACフィードバックキャパシタを前記DAC出力端子に正方向で接続することと、
    前記DACフィードバックキャパシタを前記DAC出力端子に負方向で接続することと
    を備える、
    請求項13のデジタルコードをアナログ信号に変換する方法。
  17. 並列に接続された前記デジタル−アナログ変換器によって、前記デジタルコードをアナログ信号へ変換する前記方法を2よりも多くのDACレベルに拡張すること
    を更に具備する、請求項16のデジタルコードをアナログ信号に変換する方法。
  18. 前記貯蔵キャパシタにおける電荷を連続的に補充することを更に具備する、請求項16の方法。
  19. 前記貯蔵キャパシタをDACフィードバックキャパシタに接続することと、
    前記DACフィードバックキャパシタから前記貯蔵キャパシタを切断することと、
    前記DAC出力端子に前記DACフィードバックキャパシタを接続することと、
    前記DAC出力端子から前記DACフィードバックキャパシタを切断することと
    を更に具備する、請求項16のデジタルコードをアナログ信号に変換する方法。
  20. 基準電圧レベルまで貯蔵キャパシタを充電するための手段と、
    前記貯蔵キャパシタからDACフィードバックキャパシタへ保存された電荷を移動させるための手段と、
    前記DACフィードバックキャパシタからDAC出力端子へ前記保存された電荷を移動させるための手段と
    を具備する、デジタルコードをアナログ信号に変換するための手段。
  21. 前記DACフィードバックキャパシタから前記DAC出力端子へ前記保存された電荷を移動させるための前記手段は、
    前記DACフィードバックキャパシタを前記DAC出力端子に正方向または負方向で接続するための手段
    を備える、請求項20のデジタルコードをアナログ信号に変換するための手段。
  22. 前記貯蔵キャパシタを補充することを更に具備する、請求項20のデジタルコードをアナログ信号に変換するための手段。
  23. 前記DACフィードバックキャパシタから前記DAC出力端子へ前記保存された電荷を移動させるための手段は、
    前記DACフィードバックキャパシタを前記DAC出力端子に正方向で接続させるための手段と、
    前記DACフィードバックキャパシタを前記DAC出力端子に負方向で接続させるための手段と
    を備える、請求項21のデジタルコードをアナログ信号に変換するための手段。
  24. 前記貯蔵キャパシタを補充するための手段を更に具備する、請求項23のデジタルコードをアナログ信号に変換するための手段。
  25. 前記貯蔵キャパシタをDACフィードバックキャパシタに接続するための手段と、
    前記DACフィードバックキャパシタから前記貯蔵キャパシタを切断するための手段と、
    DAC出力端子へ前記DACフィードバックキャパシタを接続するための手段と、
    前記DAC出力端子から前記DACフィードバックキャパシタを切断するための手段と
    を更に具備する、請求項24のデジタルコードをアナログ信号に変換するための手段。
JP2010506405A 2007-04-23 2008-04-18 低電力、小ノイズなデジタル−アナログ変換器基準回路 Active JP4981965B2 (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US91349907P 2007-04-23 2007-04-23
US60/913,499 2007-04-23
US94530907P 2007-06-20 2007-06-20
US60/945,309 2007-06-20
US12/027,226 US7791520B2 (en) 2007-04-23 2008-02-06 Low power, low noise digital-to-analog converter reference circuit
US12/027,226 2008-02-06
PCT/US2008/060762 WO2008131185A1 (en) 2007-04-23 2008-04-18 Low power, low noise digital-to-analog converter reference circuit

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010525751A true JP2010525751A (ja) 2010-07-22
JP4981965B2 JP4981965B2 (ja) 2012-07-25

Family

ID=39711078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010506405A Active JP4981965B2 (ja) 2007-04-23 2008-04-18 低電力、小ノイズなデジタル−アナログ変換器基準回路

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7791520B2 (ja)
EP (1) EP2137820B1 (ja)
JP (1) JP4981965B2 (ja)
KR (2) KR101433484B1 (ja)
CN (1) CN101663820B (ja)
TW (1) TW200904012A (ja)
WO (1) WO2008131185A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102694527A (zh) * 2011-03-23 2012-09-26 株式会社东芝 半导体集成电路及接收装置
JP2014513485A (ja) * 2011-04-28 2014-05-29 アナログ ディヴァイスィズ インク 事前充電式容量性デジタル‐アナログ変換器
JP2014520412A (ja) * 2011-03-23 2014-08-21 アナログ ディヴァイスィズ インク 電荷再分配型デジタル‐アナログ変換器
JP2017147726A (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 アナログ デバイシス グローバル 電荷再バランス化積分器を有するアナログ/デジタル変換器

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8106803B2 (en) * 2009-09-22 2012-01-31 Broadcom Corporation Discharge digital-to-analog converter
TWI452847B (zh) * 2011-01-21 2014-09-11 Mediatek Singapore Pte Ltd 類比至數位轉換器
CN102118171A (zh) * 2011-03-31 2011-07-06 济南卓信智能科技有限公司 基于微控制器的d/a转换电路
US8456340B2 (en) * 2011-04-13 2013-06-04 Analog Devices, Inc. Self-timed digital-to-analog converter
KR101094397B1 (ko) 2011-05-27 2011-12-15 (주)다빛다인 증폭 회로 및 이를 이용한 디지털 마이크로폰
KR101357848B1 (ko) * 2012-04-17 2014-02-04 크루셜칩스 주식회사 차동위상 구동기
KR101376982B1 (ko) * 2013-02-18 2014-03-26 한양대학교 에리카산학협력단 저전압 적분기 회로
US8975953B2 (en) 2013-03-11 2015-03-10 Analog Devices Global Method of improving noise immunity in a signal processing apparatus, and a signal processing apparatus having improved noise immunity
KR20170000542A (ko) 2015-06-24 2017-01-03 삼성전자주식회사 플리커 노이즈를 저감하는 전류 dac 회로
US9853653B2 (en) * 2015-09-15 2017-12-26 Mediatek Inc. Error cancellation in a current digital-to-analog converter of a continuous-time sigma-delta modulator
WO2017106835A1 (en) * 2015-12-17 2017-06-22 Circuit Seed, Llc Scalable integrated data converter
CN107104648B (zh) * 2016-02-19 2019-12-17 深圳市汇顶科技股份有限公司 一种放大电路
US10218268B1 (en) * 2018-03-26 2019-02-26 Analog Devices Global Unlimited Company Voltage reference circuit and method of providing a voltage reference
CN112865799A (zh) * 2020-12-31 2021-05-28 瑞声科技(南京)有限公司 一种优化电流舵DAC的sigma-delta ADC调制器及电子设备

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001028103A1 (en) * 1999-10-08 2001-04-19 Cirrus Logic Inc. Common mode shift in downstream integrators of high order delta sigma modulators
US20050206543A1 (en) * 2004-02-27 2005-09-22 Infineon Technologies Ag Time-continuous sigma/delta analog-to-digital converter

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5625360A (en) * 1995-09-05 1997-04-29 Motorola, Inc. Current source for reducing noise glitches generated in a digital to analog converter and method therefor
JP2001111427A (ja) * 1999-10-05 2001-04-20 Nec Corp スイッチドキャパシタ型デジタル・アナログコンバータ
US6919833B2 (en) * 2003-09-04 2005-07-19 Regan N. Mills Parallel converter topology for reducing non-linearity errors
GB2444985B (en) * 2006-12-22 2011-09-14 Wolfson Microelectronics Plc Charge pump circuit and methods of operation thereof
GB2444988B (en) * 2006-12-22 2011-07-20 Wolfson Microelectronics Plc Audio amplifier circuit and electronic apparatus including the same
GB2444984B (en) * 2006-12-22 2011-07-13 Wolfson Microelectronics Plc Charge pump circuit and methods of operation thereof
GB2447426B (en) * 2006-12-22 2011-07-13 Wolfson Microelectronics Plc Charge pump circuit and methods of operation thereof

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001028103A1 (en) * 1999-10-08 2001-04-19 Cirrus Logic Inc. Common mode shift in downstream integrators of high order delta sigma modulators
US20050206543A1 (en) * 2004-02-27 2005-09-22 Infineon Technologies Ag Time-continuous sigma/delta analog-to-digital converter

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102694527A (zh) * 2011-03-23 2012-09-26 株式会社东芝 半导体集成电路及接收装置
JP2014520412A (ja) * 2011-03-23 2014-08-21 アナログ ディヴァイスィズ インク 電荷再分配型デジタル‐アナログ変換器
JP2014513485A (ja) * 2011-04-28 2014-05-29 アナログ ディヴァイスィズ インク 事前充電式容量性デジタル‐アナログ変換器
JP2017147726A (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 アナログ デバイシス グローバル 電荷再バランス化積分器を有するアナログ/デジタル変換器

Also Published As

Publication number Publication date
EP2137820A1 (en) 2009-12-30
KR20120034220A (ko) 2012-04-10
TW200904012A (en) 2009-01-16
EP2137820B1 (en) 2013-05-08
JP4981965B2 (ja) 2012-07-25
US7791520B2 (en) 2010-09-07
KR101433484B1 (ko) 2014-08-22
CN101663820A (zh) 2010-03-03
US20090009375A1 (en) 2009-01-08
CN101663820B (zh) 2013-05-22
KR20100007892A (ko) 2010-01-22
WO2008131185A1 (en) 2008-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4981965B2 (ja) 低電力、小ノイズなデジタル−アナログ変換器基準回路
JP4981968B2 (ja) フィードバック信号に基づいた動的なスルー・レート制御
Arias et al. A 32-mW 320-MHz continuous-time complex delta-sigma ADC for multi-mode wireless-LAN receivers
Peluso et al. A 900-mV low-power/spl Delta//spl Sigma/A/D converter with 77-dB dynamic range
JP5144811B2 (ja) スイッチトキャパシタ回路用の適応型バイス電流発生
Oliaei et al. A 5-mW sigma-delta modulator with 84-dB dynamic range for GSM/EDGE
US20060255997A1 (en) Differential analog filter
Liu et al. A 0-dB STF-peaking 85-MHz bw 74.4-dB SNDR CT ΔΣ ADC with unary-approximating DAC calibration in 28-nm CMOS
Luh et al. A high-speed fully differential current switch
Shi et al. Data converters for wireless standards
Fujimoto et al. A 100 MS/s 4 MHz Bandwidth 70 dB SNR $\Delta\Sigma $ ADC in 90 nm CMOS
US7821305B1 (en) Dual voltage buffer with current reuse
Saalfeld et al. A 2.3 mW quadrature bandpass continuous-time ΔΣ modulator with reconfigurable quantizer
Xing et al. A 40MHz 12bit 84.2 dB-SFDR continuous-time delta-sigma modulator in 90nm CMOS
US7768324B1 (en) Dual voltage buffer with current reuse
Benvenuti et al. A 0.3 V 15 nW 69 dB SNDR Inverter-Based Δ∑ Modulator in 0.18 μm CMOS
Sung et al. A comparison of second-order sigma-delta modulator between switched-capacitor and switched-current techniques
EP1890383A1 (en) A hybrid tuning circuit for continuous-time sigma-delta analog-to-digital converter
Morgado et al. Design of a 130-nm cmos reconfigurable cascade σδ modulator for gsm/umts/bluetooth
Briseno Vidrios Design of Highly Efficient Analog-To-Digital Converters
Dolev et al. COMPARISON OF SIGMA–DELTA CONVERTER CIRCUIT ARCHITECTURES IN DIGITAL CMOS TECHNOLOGY
Babita Roslind et al. Design Techniques for Sigmadelta based ADC for Wireless Applications
Morgado García de la Polavieja et al. Design of a 130-nm CMOS Reconfigurable Cascade ΣΔ Modulator for GSM/UMTS/Bluetooth
van Veldhoven et al. ΣΔ Modulator Implementations and the Quality Indicators
Morgado et al. Design of a 130-nm CMOS Reconfigurable Cascade Σ∆ Modulator for GSM/UMTS/Bluetooth

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110726

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20111026

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20111102

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20111125

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20111202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120321

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120420

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4981965

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250