JP2010523158A - 畜産用引き出しケージ - Google Patents

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エル. コンガー,ディー
マクグフィー,フランセスカ
エム. ペラゾ,トーマス
ディー. ダルテナイ,マシュー
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イノビーブ,インコーポレイティド
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; CARE OF BIRDS, FISHES, INSECTS; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K1/00Housing animals; Equipment therefor
    • A01K1/02Pigsties; Dog-kennels; Rabbit-hutches or the like
    • A01K1/03Housing for domestic or laboratory animals
    • A01K1/031Cages for laboratory animals; Cages for measuring metabolism of animals

Abstract

【課題】収容された動物に対し容易にアクセス可能なスライド式引き出し動物収容システムを提供する。
【解決手段】特定実施形態において、動物収容システムは使い捨て可能なケージを具備し、そのシステムは幾つかの実施形態では換気されるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、畜産の分野及び動物の収容に関する。
動物収容システムは、例えば動物輸送、繁殖、維持管理のように様々な用途で利用される。システムに収容される動物は、多くの場合齧歯動物などのような実験用動物であり、そのような動物は大抵、生態動物園に収容される。 収容システムは動物を収容するアニマルケージ、及び前記ケージを取り付けるラックユニットを含む場合もある。そのようなシステムに収容される動物は、収容動物やシステムを管理する人間にとって健康を阻害する数種のガス状粒子汚染物を排出する。通常、永久又は多用途ケージは、複数の使用目的のために設計され、それらは動物収容施設、特にGood Laboratory Procedures (GLPs)を実践する設備においては2年、又はそれ以上に亘り、ほぼ毎週洗浄・殺菌しなければならない。多目的ケージは、一般に、重く、比較的厚い壁面を備え、その構成要素は複数回に亘る洗浄・殺菌に対処できるように弾力のある材料から構成される。そのようなケージは、より効率的に動物を収容するために複数のケージを保持するラック内に置かれる場合もあるが、クリーニングや他の保守作業の際、そのようなラックからケージを取り外すことは不便かもしれない。
典型的な多目的収容システムのこのような状況下で、かなりの動物収容リソースが、多目的構成要素の洗浄・殺菌を必要とする。多目的ケージの設計は、例えば、汚染されたエアフィルタの取り扱いを要求し、ケージがある面に激突した場合(例えば、ユーザーがケージを落下し、高所から落下する場合)、ケージ構成材が周囲環境に曝されてしまうといったような、汚染につながる欠点を有する可能性があり、例えば高いバイオセーフティ・レベルの動物施設における動物の取扱いを難しくしている。
それ故、これまで必要とされてきたものは、ケージの定期的な洗浄の必要性を無くし、かつ収容動物に対して安全かつ健康的な環境を提供し、選択的に、限られたスペースにあっても沢山の動物を効果的に収容する手段を提供する動物収容ケージ及びシステムである。又、これまで必要とされてきたものは、研究所の職員や、収容動物にアクセスする可能性のある人間が収容動物に対して容易にアクセスできるようにした、動物収容ケージ及びシステムである。
本出願は、以下の2出願、即ち2007年4月11日に出願された米国仮特許出願第60/911,271号(発明者:Dee L. Conger、Thomas M. Perazzo、Franchesca McGuffie、及びMathew D. d’Artenay、タイトル:“Animal Husbandry Drawer Caging System and Components (畜産用引き出し型ケージシステム及び部品)”、代理人事件番号:INO-1005-PV)、及び2007年10月12日に出願された米国仮特許出願第60/979,721号(発明者:Dee L. Conger及びThomas M. Perazzo、タイトル:“Animal Husbandry Drawer Caging (畜産用引き出し型ケージ)”、代理人事件番号:INO-1005-PV2)から米国特許法35U.S.Cの119条(e)の下での優先権を主張するものであり、その双方に関して全体がここで援用される。
本出願は、2004年12月13日、2005年6月14日、2005年9月16日に夫々出願された米国仮特許出願第60/635,756号、同60/690,811号及び同60/717,826号(タイトル:“Animal Containment System And Components (動物収容システム及び部品)”、発明者:Thomas M. Perazzo及びDee Conger、代理人事件番号:INO-1001-PV、INO-1001-PV2及びINO-1001-PV3)に関係する。本出願はまた、共に2005年11月7日に出願された米国仮特許出願第60/734,229号及び同60/734,189号(タイトル:“Containment Systems And Components for Animal Husbandry(畜産用収容システム及び部品)”、発明者:Thomas M. Perazzo及びDee Conger、代理人事件番号:INO-1001-PV4及びINO-1001-PV5)にも関係する。本出願はまた、2006年6月12日に出願された米国仮特許出願第60/804,554号(タイトル:“Containment Systems And Components for Animal Husbandry(畜産用収容システム及び部品)”、発明者:Dee Conger et al.、代理人事件番号:INO-1001-PV6)にも関係する。本出願はまた、2006年8月17日及び2006年8月18日に出願された米国仮特許出願第60/822,755号及び同60/822,914号(タイトル:“Containment Systems And Components for Animal Husbandry(畜産用収容システム及び部品)”、発明者:Dee Conger et al.、代理人事件番号:INO-1001-PV7及びINO-1001-PV8)にも関係する。本出願はまた、2005年12月13日に出願された米国特許出願第11/300,664号、2005年12月13日に出願された国際特許出願第PCT/US2005/044977号、2006年6月13日に出願された米国特許出願第11/423,949号及び国際特許出願第PCT/US2006/023038号(各タイトル:“Containment Systems And Components for Animal Husbandry(畜産用収容システム及び部品)”、各発明者:Dee Conger et al.、代理人事件番号:INO-1001-UT、INO-1001-PC、INO-1001-UT2及びINO-1001-PC2)、2007年8月17日に出願された国際特許出願第PCT/US2007/018255号(発明者:Dee L. Conger、Thomas M. Perazzo、Mathew D. d’Artenay、及びFranchesca McGuffie、タイトル:“Containment Systems And Components for Animal Husbandry(畜産用収容システム及び部品)”、代理人事件番号:INO-1001-PC3)にも関係する。以上の特許出願の夫々に関し、全体がここで援用される。
特記なし
動物収容のための使い捨て可能引き出し収容ケージ組立体の幾つかの実施形態は、実質的に連続した長方形構造体を有する、4つの側部と底部とを有するベースを備え、更に前記ベースは、その夫々対向する側にある上方リムにおいて相互に対して実質的平行に配置される蓋接触部材を有する。その組立体は又、概ね平坦形状の蓋を含み、前記蓋は対向する側において相互に対し平行なチャンネル部材を備え、チャンネル部材はベースが蓋に対して垂直方向に固定されるのを維持しつつ、ベースの蓋接触部材にスライドして係合するように形成されている。
使い捨て可能引き出し収容ケージ組立体の室内容積部に接近、即ち、アクセスする方法の幾つかの実施形態では、引き出し収容ケージ組立体を提供することを含む。そのケージ組立体は、実質的に連続した長方形構造体を有する、4つの側部と底部とを有するベースを備え、更に前記ベースは、夫々対向する側にある上方リムにおいて相互に対して実質的平行に配置される蓋接触部材を有する。前記組立体は又、概ね平坦形状の蓋を含んでおり、前記蓋は対向する側において相互に対し平行なチャンネル部材を備え、チャンネル部材はベースが蓋に対して垂直方向に固定されるのを維持しつつ、ベースの蓋接触部材にスライドして係合するように形成されている。一旦設けられると、ベースは依然として前記蓋に垂直方向に固定されたまま、蓋の前方縁とベースの前方縁との間に開口ができるように蓋に対してベースが外側にスライドする。その後、前記開口を通してケージ組立体の室内容積部にアクセスできる。
複数の引き出し収容ケージ組立体を取り付けるためのラックシステムの幾つかの実施形態は、壁面部を有するフレーム組立体と、前記壁面部に固定されかつ棚を具備する、少なくとも1つの棚組立体とを備える。棚組立体は、又、前記少なくとも1個の棚との機能的に連携して配置される少なくとも1つのキャリッジ組立体を有する。このキャリッジ組立体は、換気システムと連通するノズルを有しかつ前記棚組立体に配置された収容ケージの受け部に対し解放可能なように係合するキャリッジ本体と、受け部に向け前記キャリッジ本体にバネ付勢を課すように形成されたバネ付勢部材と、支持フレームシステムとを有し、前記キャリッジ本体は、前記棚と支持構造体に対して、前記キャリッジ本体とノズルが限られた横切る方向の移動ができるように前記支持フレームシステムに取り付けられる。
使い捨て可能引き出し収容ケージ組立体の幾つかの実施形態は、4つの側部と底部を有し、実質的に連続した長方形の構造体を有するベースを備える。このベースは、ベースの対向する側にある上方リムにおいて相互に対し実質的平行に配置された蓋接触部材を有する。ケージ組立体は、又、概ね平坦形状を有する蓋を有し、この蓋は、蓋の対向する側で相互に対し平行に配置されたチャンネル部材を備え、チャンネル部材は前記ベースが前記蓋に垂直方向に固定された状態を維持しつつ前記蓋接触部材にスライドして係合するように形成される。収容動物による噛みつきに耐えうる高強度材料を含む穴付き食物トレイを、ケージが閉鎖状態にある時、第一換気受け部の下になるように配置し、以てケージ閉鎖状態で前記第一換気受け部へのアクセスを防止するようにしてよい。収容動物による噛みつきに耐えうる高強度材料を含む穴付き水筒トレイを、ケージが閉鎖状態にある時、第二換気受け部の下になるように配置し、以てケージ閉鎖状態で前記第二換気受け部へのアクセスを防止するようにしてよい。
実施形態のこれらの特徴は、添付した例示図面を参照し、以下の詳述から一層明確になるであろう。
閉鎖状態で示された蓋に対してスライド開放するように形成され、かつラックシステムの棚で配置されるベースを有する収容ケージ組立体の側面図である。 開放状態にある図1のケージ組立体を示している。 開放状態にある図2の収容ケージ組立体の斜視図である。 図3の実施形態の前方縁の拡大図である。 ラックモジュールの実施形態の斜視図である。 図3Bで丸で囲んだ部分の拡大図である。 ラックシステムの実施形態の斜視図である。 ラックシステムの棚を図示しない開放状態での図2の収容ケージ組立体の平面図である。 図1の収容ケージ組立体の部分的断面の側面図である。 図5の収容ケージの前方縁断面の拡大図である。 図5の収容ケージの後部縁断面の拡大図である。 閉鎖状態での収容ケージ組立体の斜視図である。 収容ケージの実施形態の蓋の立面図である。 収容ケージの蓋の平面図である。 図1の収容ケージ組立体実施形態の分解図である。 図1の収容ケージ組立体の水トレイ実施形態の斜視図である。 給水組立体と水筒トレイに沿った部分を含む収容ケージ組立体の横断面図である。 図1の収容ケージ組立体の食物トレイ実施形態の斜視図である。 食物トレイに沿った部分を含む収容ケージ組立体の横断面図である。 棚の下側から見た、ラックシステムの棚の斜視図である。 図16の棚・ラックシステムのキャリッジ組立体の拡大図である。 ラックシステムの棚の底面図である。 図18の棚・ラックシステムのキャリッジ組立体の拡大図である。 ラックシステムのキャリッジ組立体断面の側面図である。 スナップ式に共に結合されるように形成された蓋とベースの上方リムを有する収容ケージ組立体の斜視図である。 図21の収容ケージ組立体の分解図である。 閉鎖状態で示される蓋に対しスライド開放するように形成されかつラックシステムの棚に配置されたベースを有する収容ケージ組立体の実施形態の立面図である。 開放状態にある図23のケージ組立体を示している。 開放状態にある図23の収容ケージ組立体の斜視図である。 ラックシステムの棚を示さずに、開放状態にある図25の収容ケージ組立体の平面図である。 図23の収容ケージ組立体の部分的断面の立面図である。 図27の収容ケージの前方縁断面の拡大図である。 図27の収容ケージの後方縁断面の拡大図である。
ここに提供の収容された動物へ簡単便利にアクセス可能な動物収容システムは、使い捨て可能な一回使用の構成要素を含んでよく、研究所の職員による洗浄及び殺菌を必要としない。動物収容システム及び構成要素は、動物を輸送する際に使用しても、また例えば研究や繁殖用動物の収容に使用してよい。そのようなシステムのケージは、しばしば、ポリマーから成る比較的薄い壁面を備える。ここで論じられるケージ実施形態の特徴として、収容動物が比較的薄いポリマー材料に対して損傷を与えること(例えば、かじり)の可能性を実質上減少するか、或いはこれを回避することができる。より厚く堅固な多目的ケージと比べて、一回使用のケージの軽量性及び相対的柔軟性は、ケージの衝撃による破損又は分解傾向を低下することができる。これらの特徴は、ケージの内容物(例えば、動物、動物汚染物質及びケージ内の如何なる有害物質)が衝撃によって外部環境に曝されてしまう可能性を減少する(例えば、衝撃の後でもケージベースと蓋とが密封され続ける)。
幾つかのケージ実施形態とこれに関連する構成要素も又、効率的にネスト化、即ち、入れ子式に重ねることができ、これにより必要な集積スペースを有利に減少することができる。ここに提供される換気システム実施形態は、ケージ内空気を効果的に交換し、ケージ内温度に効果的に維持するように構成してよい。そのような換気システムは、調整バルブなしで比較的高い空気圧で作動して良く、これによりエアフローと空気圧を均一にすることができ、空気圧範囲を超えた効果的なエアフロー制御が可能となる。更に提供されるものは、モジュラー構成要素であって時々容易に分解されるような構成要素を有する動物収容システムである。幾つかの実施形態では、ラックユニットは、洗浄の際、容易に分解される1個以上の着脱可能ラックモジュールを備える。ここに開示される構成要素のこれら、及びその他の特徴は、動物収容に必要である資材の量を減少させることができ、収容された動物に供されるケアの質は高めることができ、そして収容された動物の面倒をみたり、これらを研究する人間への健康リスクを最小限に留めることができる。
動物収容ケージの幾つかの実施形態では、収容ケージベース部材、カバー又は蓋部材、及び任意の挿入部材又は装置を具備してよい。場合によっては、動物ケージのベースは蓋から分離された状態で提供されるが、蓋はケージのベースに取り付けられるようにしても良く、更に蓋はベースから容易に取り外し可能であっても良い。蓋が取り付けられる前に、齧歯動物のような動物及び/又は任意の挿入部材をケージベース内に配置してよい。様々な動物がここに説明されるケージの実施形態の中に収容することができる。以下のものに限られるものではないが、ネズミ、マウス、ハムスター、アレチネズミ、モルモット、チンチラ、ウサギなどの齧歯動物がそのようなユニットの中にしばしば収容される。動物は、遺伝子組み換え用だったり、同系交配用だったり、免疫不全であったり、1個以上の機能的遺伝子を欠損させたものであったり(例えば、“ノックアウト”動物)及び/又は1つ以上の異種移植片を持つものであったりする。免疫不全マウスの例では、ヌードマウスや重症複合・免疫不全(SCID)マウスを含んでいる。培養細胞からの細胞や培養初期細胞、或いは他の動物や組織(例えば、バイオプシー)から採取された細胞を異種移植(例えば、人間からの癌細胞)に利用することも可能である。ここで記述されるケージ及びシステムに収容される動物は、それらに限定されないが、例えば癌や他の病気の研究や潜在的薬物のパラメータ(例えば、毒性、効力、最大耐量及びその他の薬物動態パラメータ)の評価、抗体生成・分離、ハイブリドーマに有効な抗体の生成・分離といったように、様々な用途に利用することができる。
ケージベースの実施形態としては、動物を収容するのに適切であるなら如何なる形状でも良く、例えば円筒形、概ね円筒形、円錐形、長方形、正方形、立方体、菱形等でも良い。ケージベースの実施形態では、複数の側方又は側壁部材(例えば、4個の側壁部材)を支持する底部材を含んでも良い。ここでは1つ側壁部材を時々、“前方側壁部材”と呼び、反対側の側壁部材を“後方側壁部材”と呼ぶことにする。対向する側壁部材は、場合によっては平行であったり、概ね平行であったり、菱形であったり、概ね菱形であったり、或いはこれらを組み合わせたものとなる。幾つかの実施形態では、対向側壁は平行でなく、また底部に対し垂直ではない。そのような実施形態では、一側壁、場合によっては全ての側壁は、例えば底部に対して約91度と約105度の間の角度だったり、約92度乃至約98度の角度だったり、或いは約95度といったように90度でない角度になる。(底部に対しての)そのよう傾斜した側壁構造は、ケージベースのネスティング(詳細は後で説明)を促進することができる。
1つ壁や複数壁及び/又は部における各縁接合部、又はコーナー接合部は、製造や使用に便利な形状で良く、例えば尖った縁や平滑縁、或いは丸まった縁でも良い。ここでは動物収容部品の特定のコーナー・縁形状によって、居住する動物によってもたらされる損傷(例えば、齧歯動物によるかじり被害)を減じたり、或いは排除することが決定された。収容動物によって引き起こされる損傷に対する抵抗策は、薄いポリマー壁(例えば、約0.01インチ〜約0.08インチ)を有する使い捨て可能収容部品に特に適用できるかもしれない。耐損傷縁・コーナーの方向性としては、(i)縁又はコーナー面の角度(〜度)と、(ii)縁又はコーナー半径(〜インチ)との組み合わせに基づいて決定された。 2つの表面間の角度αは動物が居住する面の側部から測定される。αが180度未満の場合、縁又はコーナーの最小半径はゼロでも良い。αが180度と360度の間にある場合、最小半径は以下の演算式によって決定できる:
最小半径= 0.25/(tan((π/360)(360-α)))
この関係により、対応する角度αが例えば、190、200、210、220、230、240、250、260、270、280、290、300、310、320、330、340、350及び355度である場合には、夫々に対し0.02、0.04、0.07、0.09、0.12、0.14、0.18、0.21、0.25、0.30、0.36、0.43、0.54、0.69、0.93、1.42、2.86及び5.73インチの最小縁・コーナー半径が組み合わされる。このようにして前記関係に従って、縁・コーナー角/最小半径の組み合わせが提供される。
ケージベースの実施形態としては、例えば収容された動物の「かじり」や「噛み付き」によるダメージを最小限にすることができる適正半径の丸まった接合部を含むことができる。従って、幾つかの実施形態では、夫々が底部と2つの側壁との接合部となるような底部コーナー、往々にして尖ったコーナーではなく、1つの半径によって規定された円滑なコーナーとなる。幾つかの実施形態において、各コーナーは事実上、衝撃に対するクランプル(しわ)抵抗値を改善し得る複数の縁に分割してよい。衝撃に対するクランプル抵抗はネスティング効率を維持するといった利点があり、動物の「かじり」によって引き起こされる潜在的損害を減じることができ(例えば、衝撃はコーナーをしわくちゃにし、動物がかじり得る尖った縁を導入できる)、衝撃を受けた上でのケージ完全性を維持する(例えば、ケージの内部を外部環境に露出しないこと)。ある実施形態では、コーナーは事実上、10、9、8、7、6、5、4 、3又は2つのコーナーに分けられ、夫々が半径で規定されるかもしれない。
往々にして1つ以上の側壁部材の上部縁は、側壁部材の外面から時として垂直方向に延びるフランジ又はリム部分と隣接する。往々にしてフランジはケージの頂部外周周りで連続した表面を形成し、ケージの底部材が水平面上に載った時、その連続面は往々にして水平となる。フランジはどんな適当な幅でも良いが、場合によっては約0.03インチ〜約1インチとなるかもしれない。フランジは、ケージベースの剛性を増加でき、時によってはここで更に説明される蓋部材の一部と結合するべく形成される。幾つかの実施形態では、フランジは下方に延びる任意のリップ部材を備え、場合によっては蓋における対応部材と結合し、取り外し可能なシールを形成する。ベースのリップ部材の形状に関しては、蓋上の対応構造と嵌め合いを可能にするものであるならば如何なる形状でも良く、往々にして湾曲するものであったり、S形、V形或いはJ形の場合もある。場合によってはケージベースと蓋の間でシールを成すために蓋部材と結合した際、前記リップ部材及び/又はフランジ部材は歪むように形成される。部分的であるかもしれないが、実施形態としてのケージベース・蓋間のシールに関しては如何なる便利又は有用タイプのものでも良く、それらに限定されない例としては接着シールや圧縮嵌めや締まりばめなどがある。幾つかのケージ実施形態には、ケージベース・蓋間にシールを必要としないものであったり、シールを備えないものがある。
ケージベースは時として、ケージベースの内部に向かって延びる側壁部材の中に1つ以上の凹みを備える。 1、2、3、4、或いはそれ以上の側壁は往々にして、側壁の剛性を増加させる1つ以上の凹みを備えている。側壁全体性の強化は、しわくちゃになることへの衝撃抵抗を増加させる利点があり、その利点については上述されている。凹みの凹んだ表面積部分は台形又は長方形とすることができる。凹みを延ばす側壁から垂直方向の凹みの陥没距離は、時として凹み先端から底部まで連続することもあり(例えば、その表面は、凹みが延設される側壁に平行である)、凹みの頂部ではより大きく、場合よっては上部から底部にかけてテーパが付けられることもある。後述することになるが、このような構造は、動物を収容しない場合のケージベースのネスティングを可能にする。
ケージベースは、側壁部材又は底部材の外面上に、ラックユニットへのケージ簡単取り付けを可能にする1つ以上のマウントを備えることも可能であり、これは“外支持部材”又は“外ガイド部材”と呼ばれるかもしれない。外支持部材又は外ガイド部材は、ラックユニット部材や棚へのケージベースの取り付けを可能にするならば如何なる形状でもよく、往々にしてラックユニット実施形態の相当部材と結合したり、同部材によって支持されることになる。幾つかの実施形態では、1個以上の側壁部材に隣接するフランジ部材がガイド部材及び/又は支持部材として作用する。
ある実施形態では、ガイド部材及び/又は支持部材は、ベースの底部材及び/又は1又は2ケージ側壁部材(例えば、前方側壁と後方側壁に隣接する側壁部材)の外面に位置するフランジや突起やリブや溝であって、往々にして側壁部材の上部縁に平行になる。そのようなガイド部材と支持部材は、場合によっては側壁部材の前方縁から延びたり、側壁部材の後方縁に向かって延びたり、側壁部材の前方縁から距離をおいた地点から延びたり、側壁部材で後方縁から距離をおいた地点へと延びたりする。そのような部材は、場合よっては側壁部材の垂直長さの中央半分に向けられたり、或いは垂直長さの真ん中に向けられたりする。幾つかの実施形態において、ガイドは目立たないものであったり、溝や凹部の場合もあるが、それらはケージベースのネスティングと実質的に干渉しないものである。
幾つかの実施形態ではケージベースは、例えば小齧歯類のような動物を約1週間、又はそれ以上の期間に亘って収容するのに適する如何なる材料からも製造してよい。 その材料は剛性のあるものでも良く、又場合によっては、半剛性又はフレキシブルな材料でも良い。時おりケージベースの全体、又はその一部が半透明や透明材料から構成される。ここで論じられる実施形態のケージベース又は蓋のどちらの製造にも使用可能な材料例としては、以下に限定されるものではないが、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリエチレン・テレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニール(PVC)、ポリエチレン・フルオロエチレン(PEFE)、ポリスチレン(PS)、高密度ポリスチレン、アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体等がある。ある実施形態では、ケージはPETかPS(例えば、高密度PS)から形成されている。
ケージベース実施形態の側壁部材と底部材については、約1週間か2週間か3週間か4週間、あるいはそれ以上の期間に亘ってケージ全体性を実質上維持できるならば如何なる厚さを持っても良く、場合によってはその厚さは約0.01インチ〜約0.08インチとなる。往々にして側壁は実質上一定の厚さを有する。ケージベースはしばしば単一ユニットとして何らかの簡便工程によって製造されるが、その製造法に関しては、例えば射出成形や熱成形や真空成形工程などがある。ベースは出荷のためにしばしば単一の単位として、或いは他の類似ユニットと共に(例えば、後述する入れ子状態で)パッケージされる。ケージベースは、パッケージの前に時々洗浄処理及び/又は殺菌処理(例えば、紫外線照射、ガンマ線照射による)される。ケージベースは、それらに限定されないが例えば、ポリスチレン、ポリ塩化ビニール、低密度ポリエチレンなどを含む、どんな材料によっても梱包してよい。
幾つかの実施形態においてケージベース床は、約60平方インチ乃至約90平方インチでも良く、場合によっては約75平方インチでも良い。ケージの高さについても、しばしば約4インチ乃至約6インチであり、時として約5インチの場合もある。特定の実施形態では、壁同士の接合半径は約1インチでありと、時として1.06インチの場合もある。幾つかの実施形態では、ケージはPETから構成され、重量は約110グラム乃至約150グラム、時として約130グラム(例えば、130.4グラム)の場合もある。ネズミ用ケージベースとしては、ケージ床は往々にして約130平方インチ乃至約150平方インチであり、時として約140平方インチの場合もある。そのようなケージの高さは、往々にして約5インチ乃至約9インチであり、時として約7インチの場合もある。
カバーや蓋は、ケージベースから分離した状態で提供されても良く、しばしば可逆的にケージベースと結合したり、気密状に取り付けられるものであったりするが、スライド取り付けを含めベース実施形態への取り付けが可能である限りにおいては如何なる形状であっても良い。幾つかの実施形態において、蓋はベースの1つ以上の部材と直接気密結合する1つ以上の部材を具備するかもしれないし、場合によっては側壁部材を持たなかったり、平坦又は実質上平坦に形成される。幾つかの実施形態では蓋は、約1週間又はそれ以上の期間に亘って動物収容が可能な限りどんな材料からも構成してよい。蓋構成材料としては時々、ケージベースに対し気密状に取り付けることができるか、或いは部分的気密状に取り付け可能なものから選択される。実施形態における蓋用材料としては、ケージベース実施形態で記述した材料から構成してよい。場合によっては蓋とベースは同じ材料から構成されることもあり、厚さに関しても対応ベースの厚さと同様、又は等しい厚さとなることもある。
幾つかの実施形態では蓋は、柔軟か、または半剛性を有しても良く、実質上平面な領域とフランジ領域を具備してよい。実質上平面領域はここに説明された1つ以上の構成要素を備えるかもしれない。蓋の実施形態のフランジ領域は時にはエンボス加工が施されるが、隆起加工が施されたり、縁(ここでは“リップ”と呼ぶ)として下方に延びる領域を備えるようにしてよい。フランジとオプションとしてのリップ領域は、蓋実施形態の周りに連続して延びるようにしてよい。フランジと任意リップの形状は、しばしばケージベース側のフランジと任意リップに対応し、蓋を幾つかの実施形態のベースに封止させたり、或いは部分的に封止させるようにしてよい。フランジと任意リップに関しては、対応するベース実施形態と適合できるならば如何なる形状でも良く、例えば上向き、又は反転された状態でS字形となるものやV字形、或いはJ字形、U字形でも良い。
幾つかの実施形態において蓋は、連続した中実面、無孔の表面領域、及び/又は穴のあいた表面領域(例えば、空気孔や格子機構を備える領域)の内の1つ、あるいはそれ以上を具備してよい。往々にして蓋部材は、実質上平面な領域内に、開口、溝、チャンネル、凹み又は凹みが付けられた領域、ボス領域、リブ(例えば、エンボスリブ又は中実リブ)、更に場合によってはそれらを組み合わせたものを備える。そのような構造又は複数構造は、蓋にある重量構造物の近くであって、例えば給水容器や、対応する蓋無しコネクタを受容するコネクタの周囲又は近傍に配置してよい。蓋部材は、時に他の構成要素を備え、例えばフィルタ、バッフル、給餌機構、及び/又は散水機構、上述したこれら部品のホルダ、及びこれら部品の組み合わせ等を備えるが、そこでは各構造物は蓋部材に一体化されることもあり、或いは蓋部材とは別の構成要素として提供される。蓋の縁又はコーナーは丸みを帯びたり、或いはケージベースの実施形態としてここで記述された半径及び/又は角度によって規定されても良い。ある実施形態では蓋は剛性のあるものでも良い。蓋部材は、剛性又は半剛性領域とフレキシブル領域の組み合わせを有しても良く、例えば剛性又は半剛性領域をケージベースに固定した場合、同領域は蓋の取り扱いを効果的かつ便利なものとするフレームとして作用する。実施形態において、蓋、或いはその一部又はその複数部分を半透明化又は透明化してもよい。
実施形態において蓋は時として1個以上のエアフィルタを備える場合もある。 そのようなエアフィルタは、ケージの室内容積部から抜け出る空気中要素(例えば、粒子状物質)を濾過するようにしばしば構成される。幾つかの実施形態においてフィルタは、動物を収容するのに好都合な如何なるフィルタ材からも構成でき、その候補としては以下に限定されるものではないが、スパンボンデッドのポリエステル、圧縮パルプ(デプス・フィルタ)、リーメイ・フィルタ(例えば、Reemay2024)、高性能(HEPA)フィルタ等(例えば、米国特許第6,571,738号)がある。実施形態のフィルタは、サイズにおいて約1ミクロンから約5ミクロンの粒子であって、より詳しくは約0.3ミクロンから約1ミクロンの粒子を排除、又は濾過するように形成してよい。往々にしてフィルタは、蓋部材の表面積の一部分と効果的接続状態にあり、さらに場合によっては蓋部材の表面積の一部だけ、あるいはごく小さな部分のみと接続される。幾つかの実施形態において、フィルタは蓋部材の表面積の80%以下、70%以下、60%以下、50%以下、40%以下、30%以下、25%以下或いは20%以下の部分と効果的に接続するかもしれない。実施形態ではフィルタは往々にして蓋と一体化されるが(例えば、フィルタは蓋部材に可逆的に取り付けられない)、蓋から分離された状態で提供してよい。蓋から分離した状態で提供された場合、蓋は往々にして蓋の一部や蓋の穴あき部分(例えば、空気穴や格子型構造を有する部分)と効果的接続した状態で配置される。
フィルタは、何らかの適当な手段、往々にして反転可能なアタッチメント及び/又は封止アタッチメントにより蓋に取り付けるようにしても良く、幾つかの実施形態においてフィルタは、その外周部位や全表面積を横切るようにて、更に場合によってはフィルタの片側に、接着剤を備えても良い。フィルタが接着剤を有する場合、同フィルタには接着剤を露出させる剥離裏当てが設けられる場合もある。又、接着剤を使用することで可逆的な接着が可能になる(例えば、フィルタを貼り付け、蓋から取り外すか部分的に剥がし、次いで再び貼り付けといったような複数回に亘る使用)。実施形態にあってフィルタは、蓋のメーカーによって蓋に固定される場合、及び/又はユーザーによって着脱される場合もある。幾つかの実施形態において、フィルタは、その表面(全面又は一部分)に亘って接着剤をコーティングしたフレキシブル・フィルムと接続される場合もある。使用の際、接着剤は往々にして、ケージの中に収容された動物に対し実質的に毒性を有するものではなく、食品用接着剤の場合もある。フィルタ及び/又はフィルムは、蓋の1個以上の開口に隣接するか、或いは効果的接続を果たすように配置されるかもしれない。
ある実施形態ではフィルタは、蓋と、蓋に取り付けられた保持部材との間に挟まれる場合もある。保持部材にはしばしば空気が流れる1個以上の穴が設けられ、更に保持部材は場合によっては蓋に気密状に取り付けられる(例えば、接着剤による取り付け)。そのような実施形態では、フィルタのかなりの表面積部分は往々にして保持部材とは直接接触せず、それにより収容動物による潜在的噛み付き被害を減少させる効果を奏することができる(このような保持部材を以下、“フィルタ・シールド”と呼ぶ)。蓋と任意のフィルタ・シールドの表面から遠くにエアフィルタを設置することは、効果的なエアフローを生じたり、収容動物によって引き起こされる損害からフィルタ材を保護するといったような長所がある(例えば、事実上、動物はフィルタに接触不可能である)。例えば、幾つかの実施形態においてフィルタは、約0.5ミクロンの空孔径で1インチ当り約1000個の空孔を持つかもしれない。 この種のフィルタに対し、それに対応する開口パーセンテージは約2%であるかもしれない。
幾つかの実施形態では比較的大きいフィルタの表面を使って、フィルタを通る空気が大きな通気抵抗や圧力損失なしに流れるようにしてよい。蓋のフィルタ寸法は場合によっては約6インチ×約2インチとなる。これらの寸法のフィルタに対し気流が利用可能な結果領域は、2%×約12平方インチとなるかもしれない。仮にフィルタペーパが蓋に直接接触しているなら、気流に利用可能な領域は蓋の排気穴よってかなり制限されることになる(例えば、エアフローに利用可能な面積は穴面積のそれであり、2%×27個の穴×0.125/4の二乗となり得る)。その結果、蓋の穴と任意のフィルタ・シールドから遠い位置にフィルタを配置すると、フィルタペーパ全体に空気を取り込ますこと可能になり、エアフローをかなり強めることができる。
ここに提供されたケージの特徴として、ケージが物理的衝撃に曝された際のケージ構成要素を備えても良い。例えば、再利用可能な剛性ケージと比較して、ケージの内容物(例えば、動物、動物のし尿、及びケージ付属部品)が外部環境に露わになる可能性を減少させるために、(i)蓋をケージベースに対しスライド結合すること、(ii)薄壁化によるケージベースと蓋の軽量化、(iii)半剛性のベースと蓋による柔軟性、及び(iv)ベースコーナーの形状(例えば、1つ以上のコーナーへの実質上の分割化)といった特徴同士の組み合わせるようにしてよい。ケージが露出されるような状況では(例えば、高所から床への落下すること)、これらの特徴によって、外部環境から収容動物を保護したり、人間をケージ内容物から保護することができる。これらの特徴は、例えば、より高いバイオセーフティ・レベル環境におけるアプリケーションにおいては好ましいことかもしれない。
蓋の実施形態では、場合によってはケージ内動物からの排出物を捕捉する物質を備えるかもしれない。往々にして排出物は、例えば呼気(例えば、水蒸気、二酸化炭素)、排尿・排便(例えば、アンモニア、細菌)、剥離(例えば、フケ、毛嚢、アレルゲン、媒介物、細菌(例えば、バクテリア、菌類、ウイルス))などの生成物に代表されるようなガス・微粒子の合成物であったりする。排除物質は時には触媒であったり、或いは動物からの放出物を無毒の物質に分解する触媒(例えば、生体触媒)と組み合わせて使用される。排除物質を、時によってはフィルタに含まれたりフィルタに隣接して配置され、さらに場合によってはケージの別の部分(例えば、フロア上、及び/又はサブフロアの下)に配置される。例えば活性炭や他のカーボン形態のように、動物との使用に適するどんな排除物質も使用することができる。
実施形態において蓋は時おり、収容動物に例えば空気、水または食物のような消費要素を分配するための配給部品を備えることもある。 配給部品は蓋に一体化されたり、或いは蓋が分離した配給部品と接触するものであったり(例えば、蓋の表面は餌入れのフランジ部材に接する)、蓋が配給部品のホルダや受け部を有するものだったり、或いは蓋に配給部品を受容するような穴が設けられたりする。幾つかの実施形態では、蓋には給気部品や排気部品や給水部品(例えば、ノズルやノズル受け部)を受けるための1個以上のコネクタが設けられる。コネクタは、給気部品、排気部品又は給水部品からの対応コネクタを受容するようになっていればどんな形状のものでも良い。ケージの蓋のコネクタは時に、封止アッタチメントにより、場合によっては可逆的連結により給気、排気又は給水コネクタと結合し、コネクタに関してはどんな適正タイプでもよい。例えばその接続は、円筒状、正方形、長方形又は円錐状の側面形状によって定義されるものでも良く、更に頂部又は底部に対しては平坦、円形、頂点又は先端形状によって規定されるものでも良い。 蓋側の接続部材は、対応した空洞、又は突起を受け入れる突起、又は空洞(例えば、それぞれ凹や凸)であっても良い。
幾つかの実施形態では、蓋のコネクタ構造体は、2つの穴、即ち大きい穴と小さな穴を持つ空洞であっても良く、そこでは大穴が小穴から隔置される。そのような実施形態では、結合するノズルコネクタは、時には可逆的に空洞内で封止され、結果として実質的に気密状のシールを形成する。幾つかの実施形態では、蓋のコネクタ構造体は、その先端に穴があいた突起を有する。そのような実施形態では、結合するノズルコネクタの空洞は、往々にして可逆的ではあるが、蓋にある突起上に適合するように形成されても良く、実質的に気密状のシールを成す。後述される実施形態における接続形状では、(a)蓋コネクタの内壁と他の蓋・ケージ面に沿って給気コネクタを出る空気を膨張させることで、ケージ内の空気を冷却し、収容動物の熱的負荷を相殺すること、及び(b)収容動物による被害(例えば、かじりや噛み付き)の可能性を実質上低めたり或いは回避すること、の利点を供することができる。
幾つかの実施形態において、収容ケージは蓋の中に円錐状受け部を有し、接続部材はある実施形態では円錐状凹面であっても良い。給気部品のノズルコネクタは手や他の方法によって蓋内に着座させても良く、接続に関しては重力嵌め、圧力嵌め、螺合、バネ付勢係合或いは他の適当な嵌め合いでも良い。幾つかの実施形態では、円錐状コネクタは蓋へとコネクタをガイドするキャリッジ内に保持される。このようなキャリッジは往々にしてラックユニット、時にはその上の棚に接続されるが、これらの実施形態は後述する。円錐状の空洞は、時によっては蓋のエンボス領域内に位置することもあり、その場合、エンボス領域の上面は往々にして実質上楕円となる。蓋がフランジを備える場合、エンボス領域の高さはしばしばフランジの最高地点に一致したり、実質上等しいものとなる。
給気及び/又は排気又は給水コネクタなどのコネクタはしばしばチャンネルと接触する。そのチャンネルは、幾つかの実施形態では蓋内に形成されるが、蓋の夫々の側に対応する隆起部分によっても形成することができる。幾つかの実施形態においてチャンネルは、(a) 蓋のボス部分と、(b)フィルタ障壁部材にある対応ボス部分と、を組み合わせることによって形成してよい。往々にしてチャンネルは、コネクタの反対側に1個以上の穴を備えることで、コネクタを介して導入された空気をケージに流入させることができる。チャンネルがフィルタ・シールドによって一部形成される実施形態では、フィルタ・シールドは1個以上の穴を備えることも可能である。幾つかの実施形態では、2個以上の穴がチャンネル長さにわたって分配され、ケージ幅又はその一部分を横切るようにしてエアフローを分配又は排出できる利点がある。チャンネルはエアフローを可能にするなら如何なる形のものでも良く、例えばチャンネル断面に関して言えば円形、卵形、半円形、半卵形、長方形、正方形、菱形又は台形でも良く、チャンネルの長さ形状に関しても例えば、直線状、円形、三角形、長方形、楕円形、円弧状、正弦波又はジグザグな形状のいずれでも良い。時としてチャンネル長さ形状は完全な直線ではなく、場合によっては非線形の時もある。後者の実施形態は、フィルタ面が線状窪みと同じくらい容易に非線形窪みを押圧できないので、蓋やフィルタバリアに対するフィルタの密着度合を減じる利点がある。
ここに提供された幾つかのケージ実施形態は、空気の再循環とバイパスを最小限にするべく設計された横向きのケージエアフローを可能にするものであり、これによって空気交換と温度調整のためにエアフローを有効利用することができる。幾つかの実施形態において提供されるものは、蓋とベースとを備える動物収容ケージであって、ここでは蓋は、空気入口と空気出口、及び空気入口・空気出口間に位置してケージの内部に向かって下方に延びるバッフル有し、以て空気は入口から下方に流れ、更にケージ内部を通って排気出口から外に流出する。ある実施形態では、空気は実質的にU字状のパターンで流れるが、場合によってはケージは動物のための巣作り材料を備え、空気はこの巣作り材料に接近するか、或いは材料を通るように流れる。往々にして、空気入口は実質的に蓋の一方端に位置し、排気出口は実質的に蓋の他方端に位置する。空気入口は時には、給気コネクタを備え、排気出口はすらり並んだ穴の列及び/又は1個以上の排気コネクタを備えている。バッフルは、往々にしてケージの一方の壁面から反対側の壁面まで延び、場合によっては給餌トレイの1つ以上の面となる。しばしばバッフルは、ケージの2壁面(例えば、2つの受け台上に載った餌入れ、2つの対向側壁の一方)に対し効果的なシール接続がなされ、バッフル側部周りのエアフローを無くすか減少させると共に、バッフル下方のエアフローを可能にする。
幾つかの実施形態において、収容ケージの蓋とベースはエアフロー・バッフルと接続状態になるかもしれない。実施形態におけるエアフロー・バッフルは蓋の往々にして蓋実施形態の内面からケージの内部の一部分に向かって下方へと延びる。時々バッフルは空気入口穴と空気出口穴の間に位置することもあり、エアフローをバッフル周りに導く。実施形態におけるバッフルの側部は、エアフローがケージベースの底に向けられ、ケージの側壁に沿ってバッフルを迂回することのないようにケージベースの側壁に密に接触されるか、或いは実質的に接触される。幾つかの実施形態では、給餌トレイは、その壁面がバッフルとして作用するように形成される。ケージの底に対してエアフローを向けさせ、その後蓋の上部を通って上昇させることは、ケージ底に位置する寝具の材料から気体廃棄物をパージし、動物を維持するのに必要な空気量を減らすという点で好ましいことかもしれない。幾つかの実施形態では、バッフルは餌入れに形成されるか、或いは蓋・ベースに接続されてケージベースの底に向かって突出する食物トレイに形成されるかもしれない。そのような実施形態における餌入れは、往々にして蓋とベースから分離した部材からなり、ケージベースの中で凹み内に形成された受け台(即ち、マウント)に載置される。
幾つかの実施形態では蓋は給水部品を備えても良い。往々にして蓋はエミッタが接続されるか一体化される一体型給水タンクを備える。 幾つかの実施形態では、蓋は給水受け部か給水ホルダを備え、その中には任意のエミッタを含む水筒が着座し、ある実施形態では、蓋は穴を備え、この穴を介して貯水タンクが固定及び/又は吊り下げられる。幾つかの実施形態では、蓋は、ここではしばしば“フィーダ”、“餌入れ”、“食物トレイ”と呼ばれるような給餌部品に接続されたり、同部品を有する。蓋は往々にして、一体型の食物トレイを備えたり、ケージベースと結合した時、分離された食物トレイモジュールの部材と接続されたりする。幾つかの実施形態では、蓋はその中に食物トレイが着座する食物トレイホルダを備え、実施形態によっては蓋は、それを介して食物トレイを固定したり、及び/又は同トレイを吊り下げるための穴を備えている。
蓋部材は、場合によっては排気コネクタを備えなかったり、空気入口トコネクタを備えなかったりする。従って、幾つかの蓋部材実施形態において:蓋部材は往々にして、剛性、半剛性又はフレキシブルとなっているか、或いはフレキシブルな領域を有する。更に場合によっては蓋部材は、フレキシブル材料、半剛性材料、そして時々フィルタを備える。更に蓋部材は、時にはその全面積ではなく蓋部材表面積の一部を塞ぐ蓋の中にフィルタを備える。また蓋部材は時によっては、連続した中実表面域とフィルタとを備え、そこでは中実表面域は剛性、半剛性又はフレキシブルか、或いはその組み合わせからなる。また時によっては、蓋部材は連続した中実表面域とフィルタとを備えるが、そこでは連続した中実表面域は穴はなく、格子でもない。
ケージベースと蓋に加わるケージ部材又はケージ部品の例としては、ケージベースやケージ蓋とは分離されているか、或いはこれらと一体化される給水装置又は給餌構造を具備する。これらの追加部材はここでは“インサート又は挿入部材”と呼ばれる。ケージの挿入部材は、蓋がベース実施形態の先端に固定される前に、ケージベースやケージ蓋内に配置される。幾つかの実施形態では、挿入部材は、例えばここで説明した餌入れ実施形態にように、蓋に接近してケージベースの上部近傍に配置されるかもしれない。幾つかの実施形態では、挿入部材はケージの中に収容された1匹以上の動物のための収容スペースの頂部を規定する。食物トレイなどの挿入部材は往々にして、1つ以上のマウント又は受け台に載置されるか、又は位置決めされ、受け台はケージベースの1つ以上の側壁部材の内面から延設される。
幾つかの実施形態ではインサートは、実質的に平らでかつ平面的な部材であって、その表面はケージベース底部材の表面に平行となる。往々にして挿入部材の1つ以上の縁は、1個以上の側壁部材の内面と実質的に結合したり、実質的に同一平面内に位置したり、ごく接近したり、更には気密状に接触したりする。幾つかの実施形態では、インサートの各縁は、夫々対応する側壁部材の内面と実質的に結合したり、実質的に同一平面内に位置したり、ごく接近したり、或いは気密状に接触したりする。挿入部材の縁は、動物収容のために使用される材料に適切な厚みを有し、しばしば約0.010インチ乃至約0.080インチの値をとる。挿入部材は、例えば、ケージベースの製造にあたって記述したような材料及び製造工程を用い、動物を収納するのに適切であるならば如何なる材料からも構成される。
挿入部材の一例が食物トレイである。食物トレイは往々にして4枚の壁壁部材と一体なる底部を備えるが、オプションとしては食物トレイに気密状に取り付けられる蓋を備える。1枚以上の側壁部材及び/又は底部は、給餌構造物内の食物を収容動物に曝す1個以上の開口又はスロットを具備することができる。対向する側壁同士は、平行であったり、平行でなかったり、湾曲していたり、楕円形又は菱形状だったりするが、2枚以上の側壁部材については上方開口又は蓋部材の表面積よりも小さい表面積を持つ底部材に向かってテーパが付けられるようにしてよい。側壁・底部間の縁及びコーナーの接合部は、往々にして湾曲しており、製造や給餌が容易な半径を有して形成されている。場合によっては収容動物が原因の磨滅を最小限にするような半径が選択される。
幾つかの実施形態における食物トレイは、その上方縁を取り囲むようにしてフランジ部材を備えることもある。実施形態によっては食物トレイの底部は湾曲しており平坦ではなく、更にある実施形態においては、食物トレイは垂直方向に並んだ複数のチューブ状構造物(例えばワイヤー)から構成される。幾つかの実施形態では、食物トレイは動物の給餌に適当であるならばどんな材料から構成されても良く、限定されない材料例としては、合金、ステンレス鋼、スチール、ニッケル、ニッケル合金、亜鉛、亜鉛合金、アルミニウム、ポリマー、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリエチレン・テレフタレート、ポリ塩化ビニール、ポリエチレン・フルオロエチレン、ポリスチレン、高密度ポリスチレン、アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体等があり、更にこれら材料の組み合わせでも良い。幾つかの実施形態では、食物トレイをポリマーで形成し、同じポリマーを使って蓋も製造してよいし、ある実施形態では食物トレイを合金としたり、食物トレイを、金属構造物とポリマー製フレーム又はハウジングの部品との組み合わせから構成することも可能である。
ある実施形態では、トレイはポリエチレン・テレフタレート又はポリスチレン(例えば、高密度ポリスチレン)から形成してよい。幾つかの実施形態では、食物トレイ、場合によってはケージ及び/又は蓋もまた、実質上硬質のポリマーから形成してよい。そのようなポリマーは公知であり、硬さ測定についても、ロックウェル(例えば、ロックウェルM又はR)、ブリネル、ショア、アイゾッド(例えば、アイゾッド衝撃・切欠き)、シャルピー(例えば、シャルピー衝撃・切欠き)及びビッカース測定がある。軟質ポリマーとは対照的に、実質的に硬質のポリマーの場合、材料厚を増加、又は実質上増加することなく収容動物によりかじり被害の可能性を減じることができる。
挿入部材のもう1つの例は水筒であり、これについては“タンク”と呼ぶことがあるかもしれない。 水、或いは他の適当な水和液体は水筒を介して動物にだされる。水筒かタンク、及び対応するタンクホルダ又はケージ部品(例えば、蓋)でタンクを受けるための開口については、水を分配するのに便利であるならば如何なる形状のものでも良い。タンクは箱状の構造でも良く、場合によっては実質上円筒構造でも、或いは緩やかなテーパがついた側壁(僅かな円錐形)と面取りをもった実質上円筒形のものでも良い。往々にしてタンクは、収容動物によって引き起こされる磨滅の可能性を減少(例えば、給水構造物をかじる動物による磨滅を減らすこと)するような幾何学的形状を備えても良く、幾つかの実施形態では、タンクは、丸まったコーナー(例えば、底部縁・側壁部材縁間の丸まった接合部)及び/又は縁(例えば、2つの側壁部材縁間の丸まった接合部)を有する。
ここでは丸められたコーナー半径について説明する。タンクは往々にして、ボトルの適当な位置(例えば、頂部又は底部)に置かれる気密取付けが可能な蓋やキャップ、例えばねじ式蓋やスナップ式蓋に結合するようになっており、これによりタンクを水で満たし、次いで蓋によりシールできるようになっている。従って、タンクは往々にして、ねじ式蓋やスナップ式蓋用付属品に設けられたねじを受ける雄ねじ、又は雌ねじを備えている。ケージの内部に露出したタンクの部分(例えば、タンク底部、キャップ又は蓋)は往々にして、動物のよる接触がない限り表面張力で水を保持できる小さい開口を備えている。
タンクの側壁領域は面取り処理が施されていても良く、場合によっては蓋の受け部の対応する面取りと結合可能である。そのような面取りを蓋内部におけるタンクの位置合わせを確実にするためのキーとして機能させることも可能である。開口の半径差も又、タンク容器との「締まり嵌め」を生むことができ、タンクと蓋の間の密封状態を確実にして空気漏れを減じるか、実質上回避することができる。タンクは、動物に潤いを与える液体(例えば、水)を収納する適切ならば如何なる材料からでも構成することかでき、以下のものには限定されないが例えば: ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリエチレン・テレフタレート、ポリ塩化ビニール、ポリエチレン。フルオロエチレン、アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体、セルロース、ポリマー又は金属箔付きセルロースなどがある。
蓋が水タンクホルダを有する実施形態では、水タンクホルダは往々にして、僅かにテーパが付けられた側壁と側底部に位置するチャンバとを有し、実質上円筒状となる。ホルダのこのような形状によって、類似する形状のタンクに鍵をかけることができ、そこではホルダの面取りとタンクの面取りが相互に係合する。往々にしてそのようなホルダは、時には面取り領域内に、タンクから排出された物を受ける開口を備え、これにより排出物は収納動物に利用可能となる。そのようなホルダは往々にして、タンク上部の直径が下部直径よりも大きくなるような半径差を持つタンクを受容するように形成され、それはホルダ内壁とへので「締まり嵌め」と、実質上の「気密嵌め」を提供することになる。
幾つかの実施形態において排出装置は、往々にして装置それ自体の中だったり、装置とタングの接合部に配置されるバルブを備える。実施形態によっては、排出装置はバルブを備えないこともある。時には簡易脱着カップリングが排出装置をタンクに接続する。ある実施形態では、排出装置は円錐形であり、そのより大きな断面積部分にはタンクに接続され、収容動物がアクセスしやすい反対側の端部には小さな開口が設けられ。そのような実施形態では、前記開口は表面張力によってタンクの水を保持すると共に、収容動物が接した時は水を排出するようなサイズとなっている。ある実施形態では、提供されるものは蓋と併せて使用される水筒であって、この水筒はキャップ面内に水自体の表面張力で保水する開口を持ったキャップを有し、キャップ面は平坦な表面によって定義される。後者の実施形態では、岬面は円錐状ではなく、また突起も備えない。
実施形態における流体供給は、居住する動物が供給構造にダメージ(例えば、かじり被害)あたえる可能性を減少させるように構成してよい。例えば、ここに提供されるものは、3つの壁、上部、底部、開口及びこの開口に効果的に接続される障壁を有する齧歯動物収容ケージボトルであって、ボトルはポリマーから形成され、壁の2つはほぼ垂直状であり(例えば、85度乃至95度又は85度乃至90度)、3番目の壁は湾曲し、反転されてもボトルは開口に水を保持するような、以上のボトルである。ボトルの上部、底部及び壁面は実質的に半球構造体を成すことで、湾曲した壁面は約5インチ乃至約9インチの半径(例えば、約7インチ)を有する。また、往々にして壁同士の接合部やコーナーは丸まって形成され、丸みを帯びた接合部とコーナーは往々にして、約0.25インチ以上の半径によって規定される。そのような水筒がケージベースの2つ以上の壁に近似するか実質的に接触した受け部内に置かれた場合、このような設計上の特徴は、居住動物が水筒又はその受け部に接近して損傷させる可能性を最小にする。
ある実施形態では、開口はボトルと接続関係にあるキャップ(例えば、ねじぶた)内に位置する。ボトルには水などの流体を入れることができ、障壁は、しばしば開口上の粘着タブなどのようなリムーバブル・バリアであるかもしれない。幾つかの実施形態では、障壁はキャップの内側に位置する。バリアは出荷中にボトルに含まれた流体の漏出を防ぐことができ、更に開口をボトルの中の液体内容物に曝すべくバリアを取り除いたり変更した場合には、ボトルは反転の際、流体の圧力平衡を維持できるようになっている。ボトルはここで説明したポリマー(例えば、ポリエチレン・テレフタレート)から作ることができる。 実施形態によっては、ボトルは約13オンスの容量と、(空の状態で)約10グラム乃至約25グラムの重量(例えば、約17グラム)を持ったり、或いは約26オンスの容量と、(空の状態で)約20グラム乃至約50グラムの重量(例えば、約17グラム)を持つことも可能である。往々にしてボトルは、使い捨てボトル(例えば、壁は、しばしば約0.01インチ乃至約0.08インチの厚さをもつ)であったり、多目的ボトル(例えば、壁は0.08インチ以上の厚さを持つ)であったりする。
例えば、シェルター構造、寝具材及び/又はサブフロアのような他の挿入部材をケージ組立体と連携することも可能である。シェルター構造は、動物が同構造に入ることができ、それに覆われるか或いは部分的に覆られるならばどんな形であっても良い。動物を収容できる如何なる簡便構造も使用でき、幾つかの実施形態では、シェルターは穴の空いたパイプ構造体となる。給餌とシェルターを合わせ持つ例は、その全体がここで援用される米国特許第6,571,738号に記述されている。 寝具材料は往々にしてケージ内に置かれる。動物収容に適するのであれ如何なる寝具材料でも良く、例えば、ウッドチップや新聞などが考えられる。幾つかの実施形態では、ケージベースと連携して移動可能なサブフロアを置くこともある。サブフロアは如何なる材料からも組み立てることができ、食糧、収容動物から液体排出物及び/又は固体排出物をサブフロアを通ってケージベースの底に通す形状となっており、さらに実施形態によってはサブフロア部材やその一部は、網か穴の空いた状態になっている(例えばHttpアドレスwww.ssponline.com/bed.html参照)。実施形態によっては前述の掃気物質をサブフロアの下に置くこともある。
幾つかの実施形態では、挿入部材は2つ以上の接続された平面部材を備え、夫々の平面部材は他方の平面部材の面に平行な面を有し、1平面部材の底面は別の平面部材の上面に対して持ち上げられる。後者の実施形態では、各平面部材はライザー部材によって接続され、ライザー部材の面は往々にして、接続された各平面部材に垂直となったり、場合によっては平面部材と非垂直な角度(例えば、約10度乃至約95度)で接続されたりする。平面部材と1個以上のライザー部材は往々にして接触したり、場合によってはシームレス結合で接触したりする。挿入部材は往々にして、平面部材・ライザー部材間に継ぎ目や断線を持たないユニットをレンダリングする工程により製造される。
実施形態における挿入部材は、時によっては、開口を備えたり、或いはこれに、収容動物の要求に対応する使用される、例えば給餌構造、給水構造及び/又は、シェルター構造などのような構成要素を収容する陥凹フランジを組み合わせたものを備える。挿入部材はしばしば、ケージベース部材の内部へと下向きに延びる1つか複数の側壁部材(例えば、2、3又は4つ側壁部材)を備えることがあり、又、ケージベース部材は収容動物の要求に対応するために使用される部品を支持するようになっている。側壁部材の外面はしばしば、挿入平面部材の底面に垂直であり、この底面から側壁部材は延び、場合によっては挿入部材の底面に接触したりする。幾つかの実施形態では、側壁部材の底縁は挿入平面部材の底面に対し平行ではなく、更に場合によっては側壁部材の側方縁は挿入平面部材の底面に垂直にはならない。
実施形態としての挿入部材は、ケージに対して空気を流入及び/又は流出させる1個以上の開口を備えることができる。幾つかの実施形態では、この1個以上の開口はしばしば“ベント”と呼ばれ、ケージに流入する空気をインサート上面で拡散させる。ある実施形態では、空気がケージの前部から後部まで流れ、場合によっては層流となるように(例えば、フロント近傍の下降流からリア近傍の上昇流)、1個以上のベントがインサートの前方部分に位置する。また、幾つかの実施形態では、例えば層流などの気流がケージ後部からケージ前部へと流れるように1個以上のベントを配置・構成する。開口の形については、そのようなエアフローが可能なら、どんな形状でも良く、例えば円形、長方形、正方形、菱形及び/又は網状でも良い。 保護格子をその下側で配置した状態で、フィルタを1個以上の開口と連通するように配置することも可能である。挿入部材は往々にしてフィルタに連結されない。挿入部材は、他の構造物を受けるための1個以上の開口や穴や凹部を備えても良く、場合によっては1つ以上の他構造物と一体化される。そのような構造は時として、給餌や給水、或いはケージの中に収容された動物の保護に利用されるかもしれない。例えば一体化された給餌/保護構造のように、時には2つ以上の構造体を一体化することもある。挿入部材が他の構造体を受容するための開口、穴又は凹部を備えるような場合、他の構造体は、往々にしてインサートに対して取り外し可能な関係となるが、幾つかの実施形態では、他の構造体は挿入部材と気密状に結合する。
幾つかの実施形態において、ここに提供されるものは、壁(又は複数壁)と底部を備え、ケージがポリマーから作られ、夫々の壁の厚さが約0.01インチ乃至約0.08インチの動物収容ケージである。適切なポリマーの例は上述した。 ある実施形態では、底部の厚さは、約0.01インチ乃至約0.08インチとなる。壁(又は複数壁)と底部は往々にして実質的に均一の厚さを有する。壁(又は複数壁)と底部の厚さは、約0.01インチ乃至約0.05インチであったり、時には約0.02インチ乃至約0.06インチであったり、約0.02インチ乃至約0.03インチであるかもしれない。幾つかの実施形態では、ケージは半剛性であり撓むことができる。ここに論じた使い捨て可能ケージの実施形態は、フレキシブル又は半剛性であっても良い。
幾つかの実施形態において、ケージベースの後方壁は給気部品、排気部品、及び/又は、中央給水部品に受容するか、または接続するための1個以上の開口を備えても良い。幾つかの実施形態では、ベースユニットは検出プローブ、水分配構造または空気分配構造などの部品を受けるべく開口を露出できる離脱部材を具備することも可能である。離脱部材はしばしば“パンチアウト部材”とも呼ばれるが、時には完全に破壊したり、破壊された後の一部分によってケージに取り付けられたままだったりする。ある実施形態では、ケージベースはフィルタ部材と1個以上の任意の排気ポートを有するかもしれない。
ここに論じるケージの実施形態は、使い捨て可能の実施形態であっても良く、時にはケージに、ラック、エアフローユニット、エアフローコントローラ、又はそれらの組み合わせに組み合わせた形で使用してよい。ここに説明されたケージの実施形態は、1匹又はそれ以上の動物を具備したり、或いは包含するかもしれない。時として動物は、遺伝子組み換え用だったり、同系交配用だったり、免疫不全であったり、1つ以上の異種移植片を持つものであったり及び/又は1個以上の機能的遺伝子を欠損させたものであったりする(例えば、“ノックアウト”動物)。往々にして動物は、ネズミ、マウス、ハムスター、アレチネズミ、モルモット、チンチラ、ウサギから成るグループから選ばれた齧歯動物でも良い。収納されるマウスは、時々ヌードマウスや重症複合・免疫不全(SCID)マウスであっても良い。
ラックユニットはここでは“ケージ取付けプラットホーム”又は“ケージ取付けシステム”と呼ぶこともある。往々にしてラックはモジュールであって、可逆的に接続されたラックモジュールから組み立てられる。ラックモジュールは、垂直又は水平形態をもって反転可能に積み重ねできるならば如何なる構成でも良い。往々にしてラックモジュールは、底部材、2つの側壁部材及び上部材を具備し、場合によっては更に後方部材と前方部材(例えば、表皮)を備えるが、そこでは側壁部材同士が往々にして平行、又は実質的平行となり、上部材と底部材も平行、又は実質的平行となる。幾つかの実施形態では、ラックモジュール同士は、モジュール各サイドに付き1つずつ、計2つの接続部材によって接続され、接続部材はラックモジュールで開口に挿入するポストからなる。幾つかの実施形態では、ラックモジュールは長方形の底部材の各コーナーから垂直に延び、かつ長方形の上部材に接続された4つの水平ポストを有する。ラックモジュールの実施形態は、ラックユニットの繰り返し組み立て・分解を可能とするほど十分な弾力を持つものならば如何なる材料からも構成してよい。 ラックユニットモジュールを構成するのに使用される材料の例としては、合金(例えば、金属薄板)やポリマー等、更にこれらを組み合わせたものがある。往々にして内部に配置されるが、ラックモジュールは、例えばプレナム、ケージの供給管、排気ポートのようなエアフロー部品を有するが、それらは後述する。
1つのラックモジュールを別のものに接続する接続部材は、時々ラックユニットモジュールの1つに一体化されるが、場合によってはラックユニットのそのモジュール及び/又は他のモジュールからも分離される。幾つかの実施形態では、接続部材は第一ラックモジュールと第二ラックモジュールで対応する接続部材と係合し、そこでは、第一、第二ラックモジュールが可逆的に接続される。ある実施形態では、第一ラックモジュールは第一接続部材を有し、第二ラックモジュールは第一接続部材を補完する第二接続部材を有し、そこでは、第一と第二接続部材が相互に係合され、第一、第二ラックモジュールとの間に反転可能な関係を形成するかもしれない。接続された別のケージモジュールに対するケージモジュールの動きを制限して、モジュール間の分離・再接続を簡便にできるのであれば、ラックモジュールにおける接続部材は如何なる方法でも構成できる。幾つかの実施形態では、接続部材は工具なしで係合及び/又は係合解除される(即ち、手でラックモジュールを組み立てたり分解できる)。実施形態によっては、接続部材は、ラックモジュールの1つ以上の面に溝、又はフランジを備え、別のラックモジュールに設けられる対応フランジ、又は溝を受けるか、場合によってはスライド可能に受けるようになっている。
幾つかの実施形態では、ラックモジュールは、取り外し可能な1個以上の棚部材を受ける1個以上のマウント及び/又はコネクタを備え、実施形態によっては、ラックモジュール自体が1個以上の棚部材を有する。しばしばラックモジュールは別のラックモジュール以外の別部品に接続される。幾つかの実施形態においてラックモジュールは、しばしばコネクタを介したりして、1個又は複数個のラックモジュール(即ち、ラックユニット)を輸送するトロッコ部材上に取り付けられる。
ラックモジュール上、又はその内部には、1個以上のケージを収容できるようになっており、そして、ケージを収納するためのどんな簡便構造も利用できる。しばしばケージは、ラックモジュールの面上に置かれ、一時期保管される。場合によってはケージは、ラックに接続された棚上に位置することになる。ラックモジュールは時々、その内部或いはモジュール上に1つ以上のケージを保管するための1個以上のマウント部材を備えている。対応するマウント部材は、ケージの1つ以上の外面上に置かれ、ラックモジュールのマウント部材と接続するようになっている。実施形態によってはマウント部材は、ラックモジュールの1つ以上の面上にある溝又はフランジからなり、ケージ上、又はケージ内の対応フランジ又は溝を受けるか、場合によってはスライド可能に受けるようになっている。そのような実施形態では、取り付けられたケージの上部とケージ上に位置するラックモジュールの下面との間に、ケージ外へのエアフローを可能とするような十分な距離があるかもしれない。
ラックモジュールは、ケージを別の部品に接触させるのに適する1個以上のキャリッジを具備してよい。幾つかの実施形態では、キャリッジは往々にしてコンポーネントを1つ又は複数のケージに結び付ける。キャリッジを使って、例えば給気コネクタ、排気コネクタ、中央給水コネクタ、探知器、センサなど、どんな部品にもケージを接触させることができる。そのような実施形態では、キャリッジは往々にしてラックシステムの棚に接続される。例えば、ピストンやレバーを持ったキャリッジのように、どのようなキャリッジも利用できるし、例えば合金及び/又はポリマーのように、どのような材料からでもキャリッジを構成することができる。キャリッジは、適切な方法で、時には直線状、円弧状、垂直方向又は水平方向の動作、或いはそれらを組み合わせた動作を伴って、部品をケージ部材(例えば、ケージベースやケージカバー)に係合させる。場合によっては、キャリッジは、ケージ部材と係合する部品のためのるホルダを備える。キャリッジは手で操作されたり、時には機械的作動及び/又はコンピュータ制御作動によって遠隔操作される。ケージがラックユニット上で正しい方向を向く時には、キャリッジは往々にして、自身が保持する部材をケージに係合できるため、実施形態によっては、キャリッジの一部はラックユニット内におけるケージを正しい位置に置くのに有効となる。幾つかの実施形態では、キャリッジは機械的な圧力をケージに加えることでケージを一直線上に保持する。実施形態によっては、キャリッジは、ケージから離れた位置に自身を保持する機構を有し、この機構はケージ部品とキャリッジ部品の係合の際には係合解除できるようになっている。
幾つかの実施形態において、キャリッジは、その端部近く、或いはヒンジを介した形でラックや棚ユニットの一端で連結されるレバーと、ケージに可逆的に連携する1つ以上の部品を受けるホルダとを有する。そのようなレバーは往々にして、レバー接続部品がケージと関係を持った際に、下向きの圧力をレバー自身に課すバネを備える。実施形態によっては、ラックユニットは、給気又は排気コネクタ(例えば、1個、2個、又はそれより多い空気コネクタ又はノズル)に接続され、コネクタを可逆的にケージに接触させる1個以上のキャリッジを有する。幾つかの実施形態では、給気コネクタと任意の排気コネクタは円錐状であり、ケージのカバー部材は、各コネクタと気密状かつ可逆的に接続する円錐状窪みを有している。幾つかの実施形態では、キャリッジは1個以上の突起(例えば、ピン)を備え、この突起は、突起を受けるケージの1つ以上の対応構造(例えば、フランジ部材の1個以上の開口)によってスライド可能に位置決めでき、ラックユニット内でケージを正規な方向に向けさせるのに役に立っている。
幾つかの実施形態のため、1個以上のキャリッジは各々、給気又は排気コネクタ、及びコネクタと関連するノズルと接続された状態で配置されても良く、これによりケージがラック上に置かれる時、キャリッジのノズルは自動的に、対応するケージノズルに係合する。ケージがラック上に置かれる時、キャリッジはケージ面に沿って自動的に平行移動することができ、そしてキャリッジのノズルが対応するケージノズルの上で止まるまで、キャリッジの位置はケージ面に沿って自動的に平行移動する。幾つかの実施形態では、キャリッジノズルは凹状であり、対応するケージノズルは凸状であるが、実施形態によっては、双方のノズル共、円錐形の場合もある。
幾つかの実施形態では、キャリッジは、ラックと接続するピボット(枢軸)、前記ピボットと接続するアーム、ケージ係合面、及びバネを備えても良く、この場合ケージ係合面はノズルと接続する関係になる。往々にしてバネは、ねじりバネであり、ケージ係合面は往々にして、角度のついた1つ以上の表面を備える。この1つ以上の角度付き面は、水平面から約25度乃至約45度の角度であっても良い。この角度付き面を設けたことにより、ケージがラックに挿入された際には、キャリッジはケージの異なる高さに沿って追随移動可能となり、その結果キャリッジはケージの表面に沿って円弧状に並進(即ち、ピボット周りの回転)でき、自動的にケージのノズル受け部に係合することになる。キャリッジをラックに接続するバネも又、ケージの異なった高さに沿ったキャリッジの自動トラッキングを可能にするかもしれない。ある実施形態では、角度付けられた面は約35度であるかもしれない。実施形態によっては、1つ又はそれ以上のキャリッジを、その上に1つ以上の動物収容ケージを載置できるような、1個以上の棚に連結してよい。幾つかの実施形態における棚は、動物収容ケージと係合する棚のフロアに垂直なフランジを含む。
場合によっては、給気・排気導管をラックモジュールの壁内に設けることができ、実施形態によっては配管設備を必要としないこともある。往々にして空気路システムは、送風機に接続されるも時にはラックモジュール内に垂直に配置される、比較的大きい容積の導管を備え、この導管は更に比較的小さい容積の1本以上の導管に接続され、これら導管は、往々にして水平に配置されることもある導管マニホールドにケージ群のための空気を供給/排気する。垂直な空気導管は、ここでは時に“チューブ”と呼ぶ。空気チューブ及び導管は、動物に対する空気の供給・排気に適するものであるならば如何なる形状、及び如何なる材料からも構成可能である。幾つかの実施形態では、マニホールドは、各ケージに対し空気供給したり、ケージからの空気を排出するためのフレキシブル・チューブに接続される剛性チューブから構成されるかもしれない。 そのようなフレキシブル・チューブは往々にして、その一端部でマニホールド導管と関連するクランプ又は計量ノズルに接続され、もう一方の端部でケージと係合可能なノズルに接続される。空気計量ノズルは、給気導管とケージに係合する給気ノズルとの間にしばしば配置される。フレキシブル・チューブの夫々の端部は、ノズルやクランプに可逆的に取り付けても、時にはねじりロック又は簡易脱着継ぎ手に接続したり、更にはこれら構成要素の端部に一体的に形成してよい。ノズル(即ち、出口部材)は、空気を動物に供給できるのでさえあれば如何なる形でも、如何なる材料からも構成してよい。幾つかの実施形態では、出口部材は、テーパが付いた(或いはテーパが付けられていない)壁を有する中空のシリンダー構造体であったり、或いは針状又はニードル構造体からなる。
ノズルは、収容動物に対する空気の供給/排気ができさえすれば、如何なる簡便様式でケージに係合してよい。幾つかの実施形態では、ノズルはケージ組立体内の対応構造体と結合するコネクタであり、往々にして気密状、又は実質的に気密状の可逆シールを形成する。ノズルは、動物ケージ組立体に対し空気供給、或いは組立体から排気に適するならば如何なる形状のものでも良く、しばしば円錐状となる。円錐状コネクタの実施形態では、ノズルがコネクタを介して垂直に通過する空気に向けられた状態では往々にして、小さな水平面積部分が大きな水平面積部分よりも下方に位置しており、往々にして円錐状コネクタは、その上・下面の開口によって形成される窪みであって、場合によっては円筒状又は円錐状の窪みを備えている。幾つかの実施形態では、1か2個のノズルは、ケージのカバー部材であって、時にはカバーの厚さの一部分或いはカバー全体厚を通過する。
実施形態では、ノズルはカバー部材の外・内面を通って延びても良く、時には開口無きカバー部材或いはノズルを受ける別構造体を貫通したり、カバー部材の離脱部分によって形成された開口を通って延びても良い。ノズルがカバー部材を貫通する場合、ノズルはカバー部材にあるフレキシブルな領域を突き刺しても良く、カバーの材料がノズルの外面との間で気密状又は半気密状シールを形成してよい。ノズルやエアフローシステムの他の部材は、往々にしてケージの側壁部材に接続されない(例えば、ケージベースの側壁部材に接続されない)。空気はカバー部材を介し、時にはエアフローシステムからのノズルを介してケージに流入し、時には排気ノズルを通ってエアフローシステム、及び/又は、カバー部材のフィルタで並置された排気口に排気する。場合によっては空気はケージベースを通しては排出されないこともある。
時として、実施形態のラックの導管システムは調整バルブを含まないことがある。実施形態によっては、計量ノズルはしばしば固定開口を持ち、エアフローと空気圧を調整する。 また実施形態によっては、導管システムは1個以上のバルブを具備するかもしれない。エアフローの流れの抑制に有効なバルブならどんなバルブでも良い。時には1個以上のバルブが、主要な給気/排気導管とマニホールド及び/又はフレキシブルチューブとの間の合流点に配置されたり、ケージに接続されたフレキシブルチューブの一端に配置されたり、更に主要な給気/排気導管の長さ部分内(例えば、導管の終点でない領域)に配置されたりする。ある実施形態では、ある導管の内部断面積(例えば、チューブの横断面の円径面積))の内部の横断面の表面積は、それが接続される大導管の内部断面積よりも小さかったり、また幾つかの実施形態では実質的に小さくなることもある。 そのような構造は、各ケージに対するエアフローと圧力を制御するためのシステム内制御バルブなしで実質的に等しいエアフローと空気圧を提供するのに有効かもしれない。一例としてば、マニホールド導管と、ケージに接続されたフレキシブル導管(例えば、ここに説明するクランプシステム)との間のコネクタの内径は、時には約0.05インチであり、マニホールド導管の内径は約0.25インチ又はそれ以上である。制限的な開口は、時には計量ノズル内に位置し、時にはケージに接続された導管をマニホールド導管へと繋ぐクランプ組立体の中に配置される。
幾つかのラックユニット実施形態では、ラックユニットモジュールは、前パネル、後パネル及び2枚のサイドパネルを具備し、パネル内部には給気マニホールドと、このマニホールドにケージベースを接続するチューブ類が含まれる。そのようなラックユニットは往々にして、排気マニホールドと、この排気マニホールドにケージベースを接続するチューブ類を備える。パネルの中に残っている空間は、ここでは時々“プレナム”と呼ぶ。排気マニホールドがパネル内に存在する時には、空気は、各ケージと排気マニホールドを繋ぐチューブ類によってケージから直接除去することができる。又、(例えば、HVACシステムからプレナムへチューブを接続することで)プレナム内に負圧を課すことによっても、ケージから空気を除去することも可能であり、フィルタを通してケージを去る空気は、各ケージに接触したパネルの隣接ポートを介してプレナム内に排気される。後者の方法は排気マニホールドを介する排気に加えるか、或いはその代りとして利用されるかもしれない。ラックユニットが給気・排気マニホールドを備え、かつ夫々のマニホールドを接続チューブと分離した給気・排気ノズルに係合するような場合には、正圧と負圧を夫々制御して正圧のみ、負圧のみ、或いはそれらの組み合わせを提供することができる。幾つかのケージ実施形態では、空気濾過剤か非多孔質媒体をカバーの開口に並置したり、実施形態によっては他の部材(例えば、穴の列)に並置してよい。
幾つかの実施形態では、給気導管及び/又は排気導管に接続されたフレキシブルチューブと、その他のラックモジュール内にある対応受け部にスライド可能に係合する1個以上の分割インサートとを用いて、1つのラックユニットモジュールを別のラックユニットモジュールに接続してよい。後者の実施形態では、ラックモジュールは、モジュール同士を接続する1個以上のガイドを具備することもある。そのような実施形態では、双方のラックユニットが相互に対し係合/係合解除したと同時に給気配管及び/又は排気配管が接続されたり、或いは分断されたりするかもしれない。
幾つかの実施形態において提供されるのは、チューブと、チューブの一端に接続された給気または排気(例えば、ブロアとの接続)と、前記チューブに接続されブロアから計量ノズルへと空気を分配する導管とを備える動物収容ケージラックであって、(例えば、計量ノズルで測定された)空気圧が水の約0.3インチまたはそれ以上に相当するようなラックである。そのようなラックは往々にしてモジュールであり、幾つかの実施形態ではモジュールでない場合もある。(例えば、計量ノズルで測定された)空気圧は、時として水の約0.4インチ又はそれ以上、水の約0.5インチ又はそれ以上、水の約0.6インチ又はそれ以上、水の約0.7インチ又はそれ以上、水の約0.8インチ又はそれ以上、水の約0.9インチ又はそれ以上、そして水の約1.0インチ又はそれ以上となる場合がある。幾つかの実施形態では、気圧は、水の約1インチ乃至約3インチであったり、水の約2インチであるかもしれない。各計量ノズルで供給される空気の圧力は、時には調整バルブで制御されず、計量ノズルによって制御されることもある。往々にして計量ノズルの穴の直径は、約0.25インチ以下の場合もあり、時には約0.06インチ乃至約0.08インチの値となる。ある実施形態では、ラックはエアフローセンサ又は空気圧センサを備える。センサは時として、1つ又はそれ以上のチューブ、導管及び/又は計量ノズルと接触する場合もある。幾つかの実施形態においてラックは、計量ノズルに夫々近接する1つ、又はそれ以上の棚を備えている。
幾つかの実施形態で提供されるものは、棚と、チューブと、前記チューブの一端に接続された給気ブロアと、前記チューブに接続されブロアから各棚へと空気を分配する導管と、エアフロー又は空気圧センサとを備える動物収容ケージラックであって、コントローラが、設定点とセンサからの信号に基づいて給気ブロアによって分配される空気を調整するラックである。そのような実施形態では、センサは往々にしてチューブ、導管、空気計量ノズル、ケージ或いはこれらの組み合わせと関係を持つ。給気ブロアはしばしば連続して置かれた2台以上のファンを有し、コントローラは、これらファンの1台又はそれ以上の速度を調整するように構成されるかもしれない。ラックは往々にして排気ブロアを備え、この排気ブロアは、連続して置かれた2台以上のファンと、ファンの1台又はそれ以上の速度を調整するように構成されたコントローラを備えるかもしれない。往々にしてコントローラは電線によってブロアに接続され、隔置されることもある。
幾つかの実施形態において、動物収容システムのケージを交換する工程は:(a)1つ以上のケージを有する動物収容システムから動物を収容している使用ケージを取り外し、(b)動物を未使用のケージに移すか、或いはこれまでシムテムに収容されていない動物を未使用のケージに置き、(c)未使用のケージを収容システム内に置き、そして(d)一定期間、前記ステップ(a)〜(c)を繰り返すことからなる。また幾つかの実施形態で提供されるのは、動物収容システムでケージを取り替えるための工程であって、(a)1つ以上のケージを有する動物収容システムから動物を含むケージを取り外して、(b)動物を使い捨て可能ケージに移すか、或いはこれまでシムテムに収容されていない動物を使い捨て可能ケージに置き、(c)使い捨て可能ケージを収容システム内に置き、そして(d)一定期間、前記ステップ(a)〜(c)を繰り返すことを有する。
ここで論じる部品のいずれもが、ここで説明される他の部品の1つ又はそれ以上、及び/又は動物収容施設で使用されている他の部品の1つ又はそれ以上と組み合わせることができる。例えば、動物収容システムは往々にして以下の要素の1つ又はそれ以上を含む:1つ以上のケージ(例えば、ケージベース部材、蓋部材、及び挿入部材)、1つ以上のラックユニットであって、夫々が1個以上のジュールを有するもの、1台以上のエアフロー・組立体(例えば、給気ブロア及び/又は排気ブロア)、そして1台以上の検出、モニター又は検知装置。幾つかの実施形態では、空気は動物収容施設内の中央エアフローシステムによりケージに供給され、場合によってはここに説明されるエアフローシステム(例えば、ラック上部に結合されるエアフロー・組立体)によって供給される。
幾つかの実施形態にとっては、研究所職員やその他の人達が幾つかの収容ケージ実施形態の内部空間に容易にアクセスできるためには、蓋がケージベースに対するスライドで配置されることが望ましいかもしれない。ここに論じられるのは、側部、底部、及び2つの対向側部の上部に沿って延びる蓋接触部材を有するケージベースを備え、更には、蓋接触部材が蓋をスライド接続状態で受容するように形成される、動物収容ケージ組立体の実施形態である。又、提供されるものは、ケージベースと蓋を有する動物収容ケージ組立体の実施形態であって、ケージベースは、側部、底部及びベースの2つの対向側部の夫々の上部に沿って延びる蓋接触部材を有し、蓋は蓋接触部材とスライド接続状態にあるようなケージ組立体である。蓋接触部材はリムやフランジ等でも良く、或いはそれらの一部を蟻継ぎ形状化したものになるかもしれない。実施形態によっては、蓋は、そのような接触部材を受ける蟻継ぎ受け部又はチャンネルを含むかもしれない。
実施形態は又、ラックと、前記ラックの棚で取り付けられたケージ組立体を有する動物収容システムを特徴付けることができ、ここで、ケージ組立体はケージベースと前記ケージベースにスライド可能に取り付けられた蓋とを有し、蓋はラックに固定され、ケージベースは蓋とラックに対しスライドできるようになっている。実施形態によっては、蓋はラックに着脱可能に固定されるかもしれない。又、ある実施形態においてはラックは換気システムを備え、更に実施形態によっては、換気装置は円錐状の受け部の形をとる1個以上の蓋コネクタを備えるかもしれない。幾つかの実施形態における換気システムは、蓋コネクタに結合するように形成されるノズル付きキャリッジを有し、更にノズルは、各ケージの内側容積部に対して供給、或いは同容積部から排出される空気の量のゲートコントロールや計量に役立つようにしてもよい。
幾つかの実施形態において、収容ケージ組立体は、例えば水筒や中央給水装置コネクタのような水和装置を備えることも可能である。又、実施形態によっては、収容ケージは食物トレイと接続関係にあっても良い。幾つかの実施形態において、ケージベースとケージ蓋は、厚さが約0.01インチ乃至約0.08インチのポリマーから形成してよい。幾つかの実施形態にとってスライド式収容ケージシステムは、検査技師が触診のために、齧歯動物(例えばマウス、ネズミ等)のような収容動物にアクセスしたり回収するスピードを高めるのに有効かもしれない。幾つかの収容ケージ実施形態に使用されるスナップ式上蓋は、高いレベルの汚染抑制をもたらし、バイオセーフティ・レベル(BSL)と同様な仕事に役に立つかもしれない。しかしながら、スナップトップ式のケージ設計は、そのようなケージが、ケージ蓋の取り外しに先立ってラックから完全に取り外され、交換フードの中や別のテーブルトップ上に置かれることを要求するかもしれない。ここに議論するように、引き出し式又はスライド式収容ケージシステムは、動物への簡便アクセスが大事であるような研究には役に立つかもしれない。例えば、毒性研究は、収容動物に対し1日に3回以上の治療を必要とするかもしれないし、通常、収容動物には人間にとって有害な薬品が投与されるわけではない。従って、ここに説明されるスライド式収容ケージシステム実施形態は、収容動物の触診のために収容動物に対し、頻繁かつ簡便なアクセスを必要とするような研究、及びその他の研究を行うためには特に有効かもしれない。
2005年12月13日に出願された米国特許出願第11/300,664号、2005年12月13日に出願された国際特許出願第PCT/US2005/044977号、2006年6月13日に出願された米国特許出願第11/423,949号及び国際特許出願第PCT/US2006/023038号(各タイトル:“Containment Systems And Components for Animal Husbandry(畜産用収容システム及び部品)”、各発明者:Dee Conger et al.、代理人事件番号:INO-1001-UT、INO-1001-PC、INO-1001-UT2及びINO-1001-PC2でそれぞれ指定)で詳しく説明されたラック、換気システム及びケージのある特徴は、ここに記述される実施形態に適用可能な部品に対しても論じることができ、その全体に亘りここでは援用された。
図1乃至図3は、棚組立体104に配置されるケージ組立体の実施形態を示している。図1において、ケージ組立体100は、ベース102上にスライドして係合する蓋101を有し、蓋101が閉鎖状態にある時にはその縁が実質的にベース102の周辺と一致するようになっている。ベース102は4つの側面と、実質上連続した長方形構造を有する底部と、ベースの対向する側にある上方リムにおいて、相互に対し実質上な蓋接触部材とを有する。ケージ組立体100のベース102は、図3A乃至図3Cに示したラックシステム実施形態のようにラックシステムに固定することも可能な棚組立体104に完全に挿入される。蓋101は、対向する側において相互に対し平行なチャンネル部材を備えるようにして概ね平坦な形状であっても良く、チャンネル部材に関しては、ベース102の蓋接触部材とスライドして係合するように形成してよい。又、蓋101は、ベース102が蓋101に垂直方向に結合又は固定された状態を維持しながらベース102に対しスライド結合、或いはスライドして係合されるようになっている。
図1の実施形態は、棚104上にあるケージ組立体100を示しており、棚自体は図3Cに示したように、ラックシステム53に固定するようにしてよいし、更にラックシステムはその上にケージ組立体100を置いた状態の複数の棚104を収納するように構成してもよい。例えば、ネズミのような大きい齧歯動物のために、約60個から約100個に至るほどの棚104及びケージ組立体部分を、幾つかのラックシステム実施形態53のために使用することも可能である。又、他のラックシステム実施形態として、マウスのような小さな動物のためのケージ組立体を収容することも企図しており、この場合ラックシステム53は最大約200個のケージ組立体、より具体的には最大約100個のケージ組立体を収納してよい。
図1は又、棚104の後方部分にある支持チャンネル108を示しており、その部分は、ベース102が図2のように前方に引かれた際に、蓋101の後方部分を安定させるべく、2つ以上の状態で機械的に蓋101の後方部分を捕捉するように構成してよい。また、支持チャンネル108は、ケージベース102が“開き”位置又は“開き”状態にある時、蓋101が重力やバネ圧の影響によって弛むのを防ぐかもしれない。支持チャンネル108は、棚組立体の左右に延びる細長い“C”字状の溝構成であっても良い。支持チャンネル108は、ケージ組立体に係合されるように構成した状態において、ケージ組立体の上方に位置する棚組立体104に固定されるかもしれない。 又、支持チャンネル108は、スナップ式、又は如何なる他の適切な方法によって、例えば後述するラックシステム・モジュール50の壁面70に代表されるようなラックシステム壁面に固定してよい。
図2は、ベース102を前方に引くことによりケージ組立体100を開き状態にしたケージ組立体100の側面図である。この構成において、ベース102は蓋101と棚104に対し平行移動された状態にある。蓋101は、ケージ組立体100下方の棚104と、ケージ組立体100上方に配置されかつ棚組立体104の一部であるキャリッジ110A、110Bとの間に配置されることで、ラックシステム106に対し捕捉状態のままとなる。蓋101に接触するキャリッジ110A、110Bは、給気や排気のための換気システムを具備するか、あるいはそのシステムの一部を構成してよい。換気システムは図16乃至図20に詳細に示すように、キャリッジ110A、110Bに夫々は配置されるノズル112A、112Bを具備してよい。ノズル112A、112Bは、蓋101上に配置されるような受け部であって、例えば図4に示すような円錐状換気受け部114A、114Bと夫々、機械的に係合されるように形成してよい。ある実施形態では、キャリッジ110A、110Bは下向きの方向にバネ付勢されることで、ノズル112A、112Bからの弾力がある下方圧力を、キャリッジの各ノズル112A、112Bに取り付けられた蓋101の各円錐状受け部114A、114Bを介して、蓋101に課すようにしてよい。
図3は、図2に示したような開放状態にあるケージ組立体100の斜視図である。ケージ組立体の中の室内容積部、又は空間は、食物トレイ・水筒を含む挿入部材や要素と共に示されている。蓋101に対しベース102を前方又は外側にスライドすることによって、蓋101の前方縁とベース102の前方縁との間に開口を作ることで、蓋101に対し垂直方向にベース102を固定したまま、ケージ組立体100の前記室内容積部にアクセスすることができる。そして、室内容積部へのアクセスのため、開口を介してユーザーの手や他の器具を室内容積部の中に入れても良い。幾つかの実施形態では、動物をこの様な形でケージ組立体100の室内容積部に入れたり、或いはここから取り外すことができる。状況によっては、チャンネルと蓋接触部材が相互に外れ、ベース102が蓋101から完全に取り除かれたり、或いは蓋101から撤去されるまで、蓋101に対しベース102を外側に引き出し続けることが望ましい場合もある。
図3Aに詳細に示す、雄ボス109Aとこれに対応する雌ノッチ109Bが、蓋101の前方縁と、ベース102の前方上側縁とに夫々配置される。最小摩擦を以てボスがノッチに対して水平方向にスライド出入できるように、また、ベース102に対し蓋101が閉鎖状態にある時ボス109Aをノッチ109Bに係合を果たすため、ボス109Aとノッチ109Bは台形の形状を有する。ノッチとボスが係合して蓋が閉じた状態では、夫々の台形状により、ノッチ109Bの中にボス109Aが機械的に捕捉され、ベース102の前方縁に対して蓋101の前方縁が垂直方向に変位することが防止される。この機構は、時折蓋101を上向きに押すかもしれない、大きくてかつ強い動物の収容には特に有効かもしれない。1つ、或いはそれ以上のノッチとボスの接合ペアをケージ組立体100の前方縁に設けるようにしてよい。ある実施形態のため1接合ペアを採用したり、或いは他の実施形態ではボス109A、ノッチ109Bから成る2、3又はそれ以上の接合ペアを採用してよい。
蓋101の円錐状受け部114A、114Bは、蓋101がラックシステム106に完全に係合状態にある時、夫々のノズル112A、112Bと流体連通状態となり得る、図4に示す穴116A、116Bを夫々具備する。穴116A、116Bを使用することで、ケージ組立体が閉鎖状態にある時、ケージ組立体内部に対し流体連通状態を提供してよい。穴を使用することで、ケージの室内容積部を換気したり、或いは他のガス又は材料をここに供給したり、これより排出するようにしてよい。円錐状受け部114A、114Bとノズル112A、112Bとの間のバネ付勢摩擦係合は、蓋がラックシステムに対して係合されたた状態を保持するのに役立つかもしれない。円錐状受け部114A、114Bが夫々のノズル112A、112B内に貫通するように形成し、図20に示すように少なくとも部分的に機械的に捕捉されるようにしてよい。そのような係合は、加圧ガスが外部環境への大きな損失なしに穴116A、116Bを通り抜けることができるが、弾力のある円錐係合によって蓋に付加する牽引力に打ち勝てるくらいの各円錐状受け部・ノズル間密封解除型係合を可能にするかもしれない。そのような牽引力が作用している時、キャリッジ110A、110Bにかかる下向きのバネ付勢は克服され、各円錐状受け部114A、114Bはその係合状態から滑り出るので、キャリッジは上向きに平行移動することになる。この機構は、蓋の円錐状受け部がキャリッジの対応ノズルに係合している時には戻り止め構造にもなっている。
蓋101とベース102は往々にして、ケージ組立体100の他の部品と同様に、その全体、或いはその一部を半透明、又は透明材料から形成しても良く、約0.01インチから約0.08インチまでの厚みを持っても良い。ケージ組立体部品の製造に使用される材料例としては、以下のものに限定されないが熱可塑性物質、ポリエステル、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリエチレン・テレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニール(PVC)、ポリエチレン・フルオロエチレン(PEFE)、ポリスチレン(PS)、高密度ポリスチレン、アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体などがある。
収容ケージを取り付けるためのラックシステム・モジュール50の実施形態を図3B及び図3Cに示す。棚組立体104は、モジュール50の壁70上にフック掛けするように形成しても良く、モジュールは、旋回するか、さもなければ垂直方向上下に平行移動するような1個以上のキャリッジに取り付けられた円錐状給気・排気コネクタを具備することも可能である。壁70は、フレームに結合したり、固定してよい。組立体104の後端におけるフックと、モジュール50の壁70のスロット51との係合を図3Cの矢印52に示す。図3Cはラックシステムの内部配管のある部分における一部切り取り図である。ブロック81には、換気気流を90度曲げて導く空気通路が設けられる。排気管マニホールド74は各ケージから空気を引き込む。給気管マニホールド75は棚組立体104上に載る各ケージ組立体100へ空気を供給する。マニホールド74とマニホールド75は空気を動物に供給するのに適切な如何なる材料から形成しても良く、例えばステンレス鋼管や他の金属、或いはプラスチックなども使用可能である。ダイバータ73は、マニホールド74やマニホールド75にクランプし、空気流を各ケージに迂回させたり、或いはケージからの空気流をそらすのに適切な材料(例えば、ナイロンなどのプラスチック)から構成される。
ダイバータ73は、カバー板15と、カバー板15にある穴を通るコネクタ16とによってマニホールド74、75にクランプ固定される。ダイバータ73は又、マニホールド管のための機械的な締結具として作用する。壁70の外皮79は内部配管を隠し、他の排気用プレナムを成すかもしれない。内リブ90は棚を支持する。エアー接続具72がクランプ73にねじ込まれる。空気はこの接続具を通り、フレキシブル管を介して各ケージ組立体100に供給されたり、或いは組立体から戻される。図3Dは、3個のラックモジュール50を互に積み重ねた、ラックシステム組立体実施形態53の等角図である。複数の車輪を備えたトロッコ組立体60によりラックシステムは移動可能になる。トロッコ組立体は、ラックシステムのフレームやラックシステム組立体53の如何なる他の適切部品に固定してよい。トロッコ組立体60のベース部材は又、最も底にあるモジュールの気流を制限する。各モジュール64は複数のケージ組立体61を収容する。ラックシステム53の実施形態では、約2個から約100個までに棚と、これに対応するケージ組立体を保持するように形成することも可能である。換気を供給ブロア62で行うことも可能であり、その場合空気はケージから排気ブロア63を介して排気され、それぞれを任意の混合ボックス40に接続することができる。
図4を参照するに、収容された動物の摂食のためのフードペレットを保持する食物トレイ118は、ケージベース102のスロット120に掛かるか、挟むように形成されるフック119を具備する。図示された実施形態では、スロット120はベース102の上方リムやフランジ122の近傍に配置され、食物トレイ118は、その上方縁やリムがベース102の上方リム122に接近した状態で、ケージの前部右コーナーに配置される。食物トレイ118の実施形態において、更に詳細に図14に示されるが齧歯動物の噛みやかじりに高い抵抗性をもつ高強度材料から構成してよい。そのような高強度材料としては鋼、ステンレス、アルミニウム等の金属であっても良い。食物トレイ118は、その側面と底面に細長いスロットを延ばし、実質的に長方形となっている。食物トレイ118は、実質的に連続した構造体になるように相互に接続された4つの側部と底部を有し、食物トレイ118の1つのコーナーは、ベース102の前部右コーナーの内径に実質的マッチするような半径を有している。
食物トレイ118は又、その後部対向縁上に配置された傾斜部124を有する。傾斜部124は、ベース102が開放状態から閉じる際、蓋101の先端、又は前方縁の上向きの動きをガイドするように形成される。これは、蓋101、特に蓋101の縁が重力やキャリッジ110A、110Bからの下向きのバネ付勢のせいである部分で弛み、閉じ工程の間食物トレイ118と干渉する可能性があるため、有効かもしれない。蓋101に対してベース102が閉鎖状態にある時、蓋101の穴116Aは食物トレイ上に位置することになる。穴116Aのこの位置により、収容動物によるかじりや噛み付きから穴を保護することも可能であり、更に閉鎖状態にある時、食物トレイ118のスロットや、食物トレイ・蓋101下面間の間隙を介してケージ組立体の室内容積部に空気や他のガスが自由に流入できるようになる。
図5及び図11を参照するに、収容動物への水分補給のための給水ボトルをホールドしたり、これを保護するための水筒トレイ126は、ケージベース102のスロット132上に掛けられたり、クリップ留めされるフック128を有する。 図示された実施形態では、スロット132はベース102の上方縁又はフランジ122の近傍に配置され、水筒トレイ126は、ベース102の上方リム122に水筒トレイ126の上方縁やリムを近似させた状態で、ケージベース102の室内容積部の後部左コーナーに配置される。水筒トレイ126の実施形態としては、より詳しくは図12に示すように、齧歯動物の噛み付きやかじりに強い高強度材料からトレイを構成してよい。そのような高強度材料としては鋼、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属でも良い。水筒トレイ126は実質的に長方形の形をしており、その底部を通って水アクセス穴134が延びている。水筒トレイ126には、実質的に連続した構造体において相互に連結された4つの側部と底部を有し、水筒トレイ126の1つのコーナー134は、ベース102の後部左コーナーの内径に実質上一致する半径を持っている。
水筒トレイ126は、同トレイ126の前部対向縁上に配置された傾斜部136を有する。傾斜部136は、ベース102が開放状態から閉じる際に、蓋101の先端、又は前方縁の上向きの動きをガイドするように形成される。蓋101に対してベース102が閉鎖状態にある時、蓋101の穴116Bは水筒トレイ126上に位置することになる。穴116Bのこの位置は、収容動物のかじりや噛み付きから穴を保護することにもなり、更にケージ組立体が閉鎖状態にある時でも水筒トレイ126のスロットや、水筒トレイ126・蓋101下面間の間隙を介してケージ組立体の室内容積部に空気や他のガスが自由に流入できるようになる。穴116A、116Bは、ケージ組立体100を使用している時、“流れ”や空気が、ベース102の底に置かれ得る寝具類に向けるか、又はその内部へ向かうように形成してよい。
図4乃至図7を参照するに、ベース102の前方縁の延長タブ138は、ユーザーがベース102を引き出す際に握るハンドルとして機能することができる。 延長タブ138上の突起139は、ユーザーがケージベース102を内側や外側に滑らせる際の追加グリップとして作用することができる。又、突起139は、標識カードホルダ140を着脱可能に固定することもでき、この場合同ホルダは、それ自体で折り返される上部縁141を有し、延長タブ138の上で突起139を超えて横切る方向にスライドするように形成される。
図6は、蓋101の前方縁上にある小さな戻り止め142の拡大図であって、立ち上げられた前後縁に対する伸長当接部として形成される。ベース102を閉じる際、戻り止め142はベースのリム122上でたわみ、次いでスナップダウンし、閉じ位置でリム122を保持する。戻り止め142は、ベース102が完全に閉じられた時点で、スナップ感覚を与えるように形成してよい。戻り止め142は又、蓋101の剛性も改善することができ、この領域の空気漏れ量を減少することも可能である。図7はケージ組立体100の後方縁の拡大図である。 ケージベース102の後方戻り止め144は、形状に関しては蓋の戻り止め142と同様であっても良く、蓋101に形成された嵌合チャンネルと結合するように形成してよい。戻り止め144は、ケーのベース102が完全に挿入されて蓋101と並んだ際に、ユーザーにスナップ感覚を与えるように形成してよい。戻り止め144は又、ケージ組立体100後部の剛性を増加することも可能である。
図8乃至図11を参照するに、ベース102の蓋接触部材146は、ベースにおいて前後に延びる2つの対向側の上部、或いはベースの上方リムに沿って相互に対し実質的平行に延びるが、これらはベース102のリム122の一部から形成してよい。 また、蓋接触部材の実施形態では、ベース102の前方縁を横切るように連続して延ばすことも可能である。蓋接触部材146は、蓋101のチャンネル148が同チャンネル148の内面と蓋接触部材146の外面との間で“蟻継ぎ型係合”等によって捕捉されながらスライドできるようなガイドとして作用することも可能である。部材146、148は相互に噛み合うものでも良く、更に部材間のスライドを容易にしつつ、蓋101がベース102から容易に外れることのないような部材同士の機械的捕捉状態(例えば、スライドダブテール構造など)を提供するべく、蟻継ぎ型断面を有するものでも良い。この後者の特徴は、ケージ組立体100がラックシステム106の外にあって、更に収容された動物が比較的強く(例えば、大きいネズミ)、蓋101とケージベース102を分離させる力があるような状況においては特に重要かもしれない。
蓋のチャンネル148の高さ構造に関しては、蓋101の後部において最大高さを有し、蓋101の前部において高さ約ゼロとなるようにテーパが付けられている。ケージベース102のリム部分122は、“スナップ締まりばめ”によって蓋101の対応チャンネル部分148と結合するように位置決めされる。蓋のチャンネル部分148の表面は、ベース102のリム部分122の表面上に適合する。幾つかの実施形態では、蓋101に対するベース102の前方移動に対応するべく、ベースの後方縁の上方リムが垂直方向において接触部材の上方リムよりも低く配置される状態で、蓋接触部材146がベースの後方縁で終端するようにしてよい。部分146、148の隣接面間の角度は弛緩位置において約80度でも良く、幾つかの実施形態では約75度〜約85度となり得る。そして、蓋101をケージベース102上に適合することで前記角度を約90度まで撓ませ、そして蓋とケージの表面が十分係合した際には弛緩位置において約80度又は70度から約80度へと立ち戻させることで、締まり嵌めを弾性的に形成することも可能である。幾つかのケージ組立体実施形態では、ベース102の底は、蓋101の蓋接触部材146とチャンネル148に対し実質的平行であっても良い。
図11は、ケージ組立体100の分解図であり、ケージ組立体100の様々な部品を図示している。水筒トレイ126と食物トレイ118はケージベース102内部の夫々の取り付け位置から垂直方向に持ち上げられた状態で示されている。フィルタエレメント150とフィルタカバー152は円錐状受け部114Aに下に示されている。フィルタカバー152は、フィルタエレメント150上で蓋101内の合わせ溝に着脱可能に固定され、フィルタエレメントを蓋101の内面に対してホールドするように形成される。給水組立体は水筒トレイ126に上に示される。給水組立体は、水筒154と水筒154の下方に配置される合わせ蓋156とを具備している。水筒蓋156は、給水組立体が水筒トレイ126内に適正に位置決めされた際には水筒トレイ126の底にある穴134と一致する穴(図示せず)を備える。蓋101が水筒154と水筒トレイ126の上でスライドできるような使用位置にある際には、水筒トレイ126の上方縁と水筒154の上面は共に蓋101の内側面の下方に配置される。
図16乃至図20を参照するに、これらにはラックシステム106の棚104の下側が詳細に示されている。棚104の下に取り付けられているのが、2個のキャリッジ110A、110Bである。キャリッジは蓋101の各円錐状受け部114A、114Bと係合する夫々のノズル112A、112Bを備えている。キャリッジは一般に、棚やラック組立体に対し機能的な配置関係を以て配置しても良く、その場合キャリッジは棚の内部やその上に配置されたケージ組立体100の円錐状受け部と結合すべき位置において棚の上に配置される。ノズル112A、112Bは又、各フレキシブル・チューブ部材158A、158Bと流体連通する。チューブ部材はエアー接続具72と流体連通可能な内部ルーメンやチャンネルでも良く、更にケージ組立体100は換気のための加圧ガス源又は負圧源となるものでも良い。負圧源や加圧ガス源は換気装置を備えても良い。ケージ組立体100の使用時において、換気装置はベース102の室内容積部内であってベース102の底に置かれた寝具物に向けるか、或いはその中に空気を下方流動させることも可能である。蓋とケージベースユニットを直接係合することで、ユーザーは、蓋101とケージベース102を同時に引くようにしても良く、このような場合、蓋101とケージベース102は、ラックのノズル110Aのバネ留めされた円錐状受け部から自動的に外れることになる。
各キャリッジは、例えば図20に示すバネ部材160等、バネ部材によって下向きに付勢されるようにしてよい。図20には、蓋101の断面部分が、キャリッジ110Aのノズル112Aと機械的係合した円錐状受け部114Aと共に示されている。 シールを円錐状受け部114Aの外面とノズル112Aの内面との間に形成してよい。図示された実施形態では、バネ部材160は、実質上円形の横断面を持ち円錐形状のコイル要素を有するコイルバネとなっているが、如何なるバネ部材でも良い。バネ部材160の底端部は、バネの下端を機械的捕捉してこれを閉じ込め、バネの下端が水平方向に移動又はスリップしないようにキャリッジ110Aの円形凹部内に配置される。バネの上端は棚組立体104のフレーム部分に接触する。
各キャリッジの110A、110Bの本体は、各キャリッジをバネ部材160による力の方向に対し、実質上垂直又は横断する方向において水平方向又は側方に平行移動させる並進サポートシステムに取り付けても良い。側方、又は横向きの平行移動は、図示された実施形態では図19の矢印162に示すように、支持フレームや棚組立体に対しほぼ前後左右の平行移動を含むかもしれない。たとえキャリッジ110A、110Bのノズル112A、112Bが各円錐状受け部114A、114Bと完全に一致しないようにケージ組立体100がキャリッジ110A、110Bの下に位置決めされたとしても、このような横断方向の平行移動により、キャリッジ110A、110Bを蓋101の各円錐状受け部114A、114Bに夫々結合させることができる。このような不完全な整列の状況は、大きなケージ組立体が大きくて重い動物を収容することで、整列のためケージ組立体がラックシステム53の棚104上で容易にスライドしないような状況においては特に一般的であるかもしれない。
幾つかの実施形態において、キャリッジ110A、110Bは、シャフト部分とフランジ部分を具備する複数の締め具163により取り付けられても良い。 各締め具163のシャフト部分は、図17に示すように、キャリッジ本体からフレーム支持構造又はシステム165のスロット164を通って堅固に延びる。シャフト部分とキャリッジ本体がスロット内を凡そ垂直かつ水平に移動できるように、シャフト部分の端のフランジ部分はスロット164のサイズよりも大きく、又シャフト部分はスロット164の内部寸法より小さくても良い。又、シャフト部分の長さと、シャフト部分の上であってキャリッジ本体とフレーム構造の間に置かれる各スペーサ要素166の長さに関しては、フレーム構造に対しキャリッジ本体が一方の側から他方の側へと横切る方向へと移動できるように構成されても良い。幾つかの実施形態において、キャリッジ組立体は、左右か前後の方向に約0.1インチ乃至約0.5インチの距離に亘って横移動できるように構成されるかもしれない。さらに、キャリッジ組立体をバネ部材(図示せず)や他の適当な構成によって弾力的に付勢し、外力がかからない限りにおいて実質的に横切る方向においてセンタリングされるようにしてよい。
図21及び図22は、上述したケージ組立体100と同じ特徴、寸法、及び同じ材料を持つことができるケージ組立体100’の実施形態ではあるが、ベース102’のリム122’にスナップ式に着脱可能に固定されるスナップ蓋101’を有するケージ組立体100’を示している。図示された実施形態では、ベース102’のリム122’はベース102’の周りで連続して延設される。加えて、蓋周辺にあるチャンネル148’は、ベース122’のリム122’にスナップ式に結合するように形成され、蓋101’の周りを連続して延びるようになっている。
引き出し式ケージ組立体を含み、収容ケージ組立体とその部品に関する他の実施形態は、その全体がここで援用されるところの2007年4月11日に出願された米国仮特許出願第60/911,271号(タイトル:“Animal Husbandry Drawer Caging System and Components (畜産用引き出し型ケージシステム及び部品)”、発明者:Dee L. Conger、Thomas M. Perazzo、Franchesca McGuffie、及びMathew D. d’Artenay、代理人事件番号:INO-1005-PV)で議論・開示されている。図23は、“ケージベース”とも呼ばれるケージ下部202がラック棚システムに完全に挿入されるような、ケージ“閉じ”状態におけるケージ組立体の実施形態の右側面図である。蓋201は下部とスライド可能な接触状態にある。この図は1個のケージを示しているが、複数のケージを収容することも可能である。例えば、80個のケージ(例えば、ネズミ用ケージ)や168個のケージ(例えば、マウス用ケージ)を収納することも可能である。
図24は、下部202が蓋201に対し平行移動されたような、ケージ“開放”状態にあるケージ組立体の右側面図である。蓋201はラック部材と接触状態にあるため、ラックに捕捉された状態となっている。ケージの蓋に接触するラック部材は往々にして、円錐形のコネクタの形態をなす給気装置又は排気装置である。ある実施形態では、円錐状コネクタ204は蓋201に対し下向きのバネ圧を集中させる。図24では示されないが、202がスライド開放した際の蓋201の保持にあたってリアコーンを加えることも可能である。金属性の支持具203は、ケージ下部202が“開放”位置にある時、蓋201が重力とバネ圧の影響を受けて弛むのを防ぐ。
図25は、引き出し下部202が開放位置にある時のケージと棚組立体の等角図である。 食物トレイ206はステンレス鋼やプラスチックから形成しても良く、ケージ下部の前方リップに掛けられるか、或いはクリップ留めされても良い。その幅に関しては、引き出しを閉じる際に水筒空洞を通過するように設計される。エアフローチャンネル207は気流を寝具類に向かって下方に、及び/又は寝具類の中に送り込む。ケージ引き出しが閉じられる際、エアチャンネル207は、ケージエアフロー入口209に並ぶ。引き出しを引いて開ける時、延長タブ205はハンドルとして機能できる。小さい戻り止め208は反転されたスピードバンプのように形成される。引き出しを閉じる時、戻り止め208はリム210の上で弾性的に撓み、次いでスナップ式に落ちてリム210を閉じ位置に保持する。戻り止め208によってユーザーにスナップ式の閉じ感覚を与える場合もある。戻り止め208は又、蓋の剛性を高め、この領域におけるエアリーク量を減少することもできる。蓋部材211は、その中をリップ210が滑るガイドである。部材210、211は、スライドを容易にしつつ、蓋が下部から容易に脱落しないように蟻継ぎ形状(即ち、スライドダブテール)でも良い。この後者の特徴は、ケージ組立体がラック外にあって、収容された動物(例えば、ネズミ)が比較的強く、蓋とケージベースを分離させる力を課すよう状況においては特に重要かもしれない。リム210の高さは前部で最大高さから後部のゼロとなるまでテーパ状になっている。
図26は棚組立体がないだけのケージ平面図である。突起205はケージ下部202を内側や外側にスライドさせるユーザーにとっては補助グリップとなる。穿孔されたエアフローチャンネル207は、換気システムから流入する空気流れを下側に向け、食物トレイ206を通してケージベース内部に送る。 図27は、後方の円錐状排気コネクタ213と、それに結合する棚部品を示した右側断面図である。図27は又、入口コーン212も示している。エアフローチャンネル207により空気は下方に流れ、寝具材の中に入り込むことができる。蓋の各コーンの真上に位置することになるラック棚組立体の棚部品をバネ留めしてよい。ユーザーは、蓋とケージベースユニット直接係合することでラックから蓋とケージ下部を同時に引くことも可能であり、このような場合、蓋とケージ下部は、ラックのバネ仕掛けの円錐状受け部から自動的に外れることになる。
図28はケージ組立体の前方リップの詳細図である。食物トレイフック214はケージベースのリム210上でスナップ式に嵌まる。引き出しが完全に閉じた時、蓋の戻り止め208は下部組立体上でスナップ式に嵌まる。図29はケージ組立体の後方リップの詳細図である。 ケージベースの後方戻り止め215は形状において蓋の戻り止め208に類似する。戻り止め215はユーザーに対し、ケージ引き出しが完全に挿入されたという感覚を引き出す。 戻り止め215は又、ケージ後部における剛性を向上させる。引き出しが開放位置にある時、ラックの金属性支持ブラケット203が蓋を支持する。
ここで引用された夫々の特許、特許出願、公報及び文献の全てが援用される。前記特許、特許出願、公報及び文献の引用は、これらのどれもが関連した従来技術であることを承認したものではなく、これら公報や文献の内容や日付に関しても如何なる承認をなすものではない。 ここで説明した本発明実施形態の基本的特徴から逸脱することなく改良が可能である。1つ以上の特定実施形態を参照して相当な詳細部分について説明してきたが、本出願に特に開示された実施形態に関しても変更が可能であり、本発明実施形態の範囲と精神の中でこれら変更と改良が可能である。
実例としてここに適当に説明された実施形態は、ここには明確に開示されないどんな要素もない状態でも実施してよい。従って、例えばここでの各事例においては、用語“comprising(有する)”、“consisting essentially of (基本的に..からなる)”、“consisting of (からなる)”のいずれも他の2つの用語と置き換えても良い。ここで採用された用語と表現は、それに限定されない記述用語として使われており、そのような用語と表現の使用は、図示・記述された特徴部分、或いはその一部の如何なる同等物も排除せず、請求された発明の範囲内ならば如何なる変更も可能である。用語“a”や“an”は1つの要素、又は複数の要素を引用することが可能であり、「1要素」、又は「1以上の要素」のどちらかが文脈上はっきりと記述されていない限り、用語はそのように変化する(例えば、“a device(装置)”は1台以上の装置を意味し得る)。ここで使用した“about(約)”という用語に関しても、場合によっては基礎パラメータの10%以内(即ち、プラス・マイナス10%)の値だったり、基礎パラメータの5%以内(即ち、プラス・マイナス5%)の値だったり、基礎パラメータの2.5%以内(即ち、プラス・マイナス2.5%)の値だったり、基礎パラメータの1%以内(即ち、プラス・マイナス1%)の値だったり、更に場合によってはそのようなバラツキがないパラメータを引用することもある。例えば、重量“約100グラム”の重さといった場合、90〜110グラムの重量を含む場合もある。即ち、代表的な実施形態と付加的特徴を用いて本発明を詳細に記述してきたが、ここに開示されたコンセプトの改良や変更については当業者に委ねられても良いと理解されるべきで、そのような改良と変更は本発明の範囲内で考慮されることになる。
15 カバー板
16 コネクタ
40 混合ボックス
50 ラックシステム・モジュール
51 スロット
52 矢印
53 ラックシステム
60 トロッコ組立体
61 ケージ組立体
62 供給ブロア
63 排気ブロア
64 モジュール
70 壁面
72 エアー接続具
73 ダイバータ・クランプ
74 排気管マニホールド
75 給気管マニホールド
79 外皮
81 ブロック
90 内リブ
100,100’ ケージ組立体
101,101’ スナップ蓋
102,102’ ベース
104 棚、棚組立体
106 ラックシステム
108 支持チャンネル
109A 雄ボス
109B 雌ノッチ
110A,110B キャリッジ
112A,112B ノズル
114A,114B 受け部
116A,116B 穴
118 食物トレイ
119 フック
122 フランジ
122,122’ 上方リム
124 傾斜部
126 水筒トレイ
128 フック
132 スロット
134 穴、水アクセス穴
136 傾斜部
138 延長タブ
139 突起
140 標識カードホルダ
141 上部縁
142 戻り止め
144 後方戻り止め
146 蓋接触部材
148,148’ チャンネル
150 フィルタエレメント
152 フィルタカバー
154 水筒
156 合わせ蓋
158A,158B フレキシブル・チューブ部材
201 蓋
202 下部
203 支持ブラケット・支持具
204 円錐状コネクタ
205 突起・延長タブ
206 食物トレイ
207 エアフローチャンネル
208 戻り止め
209 ケージエアフロー入口
210 リップ・リム
211 蓋部材
212 入口コーン
213 円錐状排気コネクタ
214 食物トレイフック
215 後方戻り止め

Claims (32)

  1. 動物収容のための使い捨て可能引き出し収容ケージ組立体であって、
    4つの側部と底部を有し、実質的に連続した長方形構造体を含むベースであって、前記ベースの対向する側にある上方リムにおいて相互に対し実質的平行に配置された蓋接触部材を含むベース、及び
    概ね平坦形状を含む蓋であって、前記蓋の対向する側で相互に対し平行に配置されると共に、前記ベースが前記蓋に垂直方向に固定された状態を維持しつつ前記蓋接触部材にスライドして係合するように形成されたチャンネル部材を備えた蓋、を含む組立体。
  2. 前記ベースの前記蓋接触部材と前記蓋のチャンネルは、相互係止の蟻継ぎ形態を含む請求項1に記載の組立体。
  3. 前記蓋は、第一換気受け部と第二換気受け部を更に含む請求項1に記載の組立体。
  4. 前記第一、及び第二換気受け部は円錐状受け部を含む請求項3に記載の組立体。
  5. 前記蓋接触部材は、前記ベースの前方縁を横切って連続して延びている請求項1に記載の組立体。
  6. 前記蓋接触部材は、前記ベースの後方縁で終端し、ベースの後方縁の上方リムは垂直方向において前記接触部材の上方リムより低く、前記蓋に対する前記ベースの前方移動に適応する請求項5に記載の組立体。
  7. 前記ベースの底は、前記蓋接触部材と蓋のチャンネルとに実質的平行である請求項1に記載の組立体。
  8. 前記ベースは、約0.01インチから約0.08インチ(0.0254cm〜0.2032cm)の厚みのポリマーを含む請求項1に記載の組立体。
  9. 前記蓋は、約0.01インチから約0.08インチ(0.0254cm〜0.2032cm)の厚みのポリマーを含む請求項1に記載の組立体。
  10. 前記ベースと前記蓋は、熱可塑性物質、ポリエステル、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリエチレン・テレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニール(PVC)、ポリエチレン・フルオロエチレン(PEFE)、ポリスチレン(PS)、高密度ポリスチレン及びアクリルニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体から成るグループから選択された材料を含む請求項1に記載の組立体。
  11. 使い捨て可能引き出し収容ケージ組立体の室内容積部にアクセスする方法であって、
    4つの側部と、実質的に連続した長方形の構造体を含む底部とを含むベースであって、前記ベースの対向する側にある上方リムにおいて相互に対し実質的平行に配置された蓋接触部材を含むベース、及び概ね平坦形状を含む蓋であって、前記蓋の対向する側で相互に対し平行に配置されると共に、前記ベースが前記蓋に垂直方向に固定された状態を維持しつつ前記蓋接触部材にスライドして係合するように形成されたチャンネル部材を備えた蓋、を含む引き出し収容ケージ組立体を提供し、
    前記ベースは依然として前記蓋に垂直方向に固定されたまま、蓋の前方縁とベースの前方縁との間に開口ができるように蓋に対してベースを外側にスライドし、前記開口を通してケージ組立体の室内容積部にアクセスする方法。
  12. 前記ケージ組立体の室内容積部から収容動物を除去することを更に含む請求項11に記載の方法。
  13. 前記ケージ組立体の室内容積部内に動物を置くことを更に含む請求項11に記載の方法。
  14. 前記ベースが前記蓋から完全に取り外されるまで、蓋に対してベースを外側にスライドすることを含む請求項11に記載の方法。
  15. 複数の引き出し収容ケージ組立体を取り付けるためのラックシステムであって、
    壁面部を含むフレーム組立体、
    前記壁面部に固定されかつ棚を具備する、少なくとも1つの棚組立体、及び
    前記少なくとも1個の棚との機能的配置で設置される少なくとも1つのキャリッジ組立体であって、換気システムと連通するノズルを有しかつ前記棚組立体に配置された収容ケージの受け部に対し解放可能なように係合するキャリッジ本体と、受け部に向けて前記キャリッジ本体にバネ付勢を課すように形成されたバネ付勢部材と、支持フレームシステムとを含むキャリッジ組立体とを有し、
    前記棚と支持構造体に対して、前記キャリッジ本体とノズルが限られた横切る方向の移動ができるように前記キャリッジ本体が前記支持フレームシステムに取り付けられる、ラックシステム。
  16. 前記ラックシステムの棚の上に配置された少なくとも1つのケージ組立体を更に有し、前記キャリッジ組立体のノズルは前記ケージ組立体の受け部に係合する請求項15に記載のシステム。
  17. 前記棚は、前記蓋接触部材と前記蓋のチャンネルに実質的平行である請求項16に記載のシステム。
  18. 前記少なくとも1つのキャリッジ組立体は、隣接した棚組立体の底部の上に配置される請求項15に記載のシステム。
  19. 前記キャリッジ本体は、傾斜した前方縁を含む請求項15に記載のシステム。
  20. 前記キャリッジ本体は側方から側方へ、約0.1インチから約0.5インチ(0.254cm〜1.27cm)の範囲で横切る方向に平行移動するように形成される請求項15に記載のシステム。
  21. 前記キャリッジ本体は前方から後方へ、約0.1インチから約0.5インチ(0.254cm〜1.27cm)の範囲で横切る方向に平行移動するように形成される請求項15に記載のシステム。
  22. 前記キャリッジ組立体のノズルは、圧縮ガス源か負圧源のいずれかと流体連通状態にあり、キャリッジ組立体に係合する収容ケージの換気を容易にする請求項15に記載のシステム。
  23. 更に、車輪を備えたトロッコ組立体を有し、前記ラック組立体の回転を可能にする請求項15に記載のシステム。
  24. 前記ラックは、約2乃至約100個の棚組立体を含む請求項15に記載のシステム。
  25. 使い捨て可能引き出し収容ケージ組立体であって、
    4つの側部と底部を有し、実質的に連続した長方形の構造体を含むベースであって、前記ベースの対向する側にある上方リムにおいて相互に対し実質的平行に配置された蓋接触部材を含むベース、
    概ね平坦形状を含む蓋であって、前記蓋の対向する側で相互に対し平行に配置されると共に、前記ベースが前記蓋に垂直方向に固定された状態を維持しつつ前記蓋接触部材にスライドして係合するように形成されたチャンネル部材を備えた蓋、
    収容動物による噛みつきに耐えうる高強度材料を含み、前記ケージが閉鎖状態にある時、第一換気受け部の下になるように配置され、以てケージ閉鎖状態で前記第一換気受け部へのアクセスを防止する穴付き食物トレイ、及び
    収容動物による噛みつきに耐えうる高強度材料を含み、前記ケージが閉鎖状態にある時、第二換気受け部の下になるように配置され、以てケージ閉鎖状態で前記第二換気受け部へのアクセスを防止する穴付き水筒トレイを含むケージ組立体。
  26. 前記食物トレイと前記水筒トレイの前記高強度材料は金属を含む請求項25に記載のケージ組立体。
  27. 前記金属はアルミニウムを含む請求項26に記載のケージ組立体。
  28. 前記第一、及び第二換気受け部は円錐状の受け部を含む請求項25に記載のケージ組立体。
  29. 前記蓋接触部材と前記蓋の各受け部は、縮小された横断寸法に向けてテーパが付けられかつ依然として前記ベースに固定されたままで蓋がベースに対してスライド可能なようにスナップ式に機械的係合するように形成された側部を含む前記チャンネルを含む請求項25に記載のケージ組立体。
  30. 前記ベースは、約0.01インチから約0.08インチ(0.0254cm〜0.2032cm)の厚みを含むポリマーを含む請求項25に記載のケージ組立体。
  31. 前記蓋は、約0.01インチから約0.08インチ(0.0254cm〜0.2032cm)の厚みを含むポリマーを含む請求項25に記載のケージ組立体。
  32. 前記ベースと前記蓋は、熱可塑性物質、ポリエステル、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリエチレン・テレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニール(PVC)、ポリエチレン・フルオロエチレン(PEFE)、ポリスチレン(PS)、高密度ポリスチレン及びアクリルニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体から成るグループから選択された材料を含む請求項25に記載の組立体。
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