JP2005328725A - 実験用生物育成管理システムおよび実験用生物育成管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的低廉な管理コストのもとで各種の実験用生物を正確に個体識別して観察・管理しながら育成できる実験用生物育成管理システムおよび同育成管理方法の提供。
【解決手段】1個体以上の実験用生物を収容した各育成容器13を出入自在にラック15内に設置して育成管理する実験用生物育成手段11と、各育成容器13単位での実験用生物の個々の育成情報を含む各種の必要情報の保持処理と所定の演算処理とを行う情報管理手段21とを少なくとも備え、各育成容器13には、該育成容器13単位で育成する実験用生物の別に付与された識別子との関係で必要情報の読み出しと書き込みとが自在なメモリ手段31をその着脱を自在にして配設するとともに、該メモリ手段31と情報管理手段21との間は、必要情報の入出力が自在に形成された読込み書込み手段41を介して識別子の別に必要情報の送受を自在とした。
【選択図】図1
【解決手段】1個体以上の実験用生物を収容した各育成容器13を出入自在にラック15内に設置して育成管理する実験用生物育成手段11と、各育成容器13単位での実験用生物の個々の育成情報を含む各種の必要情報の保持処理と所定の演算処理とを行う情報管理手段21とを少なくとも備え、各育成容器13には、該育成容器13単位で育成する実験用生物の別に付与された識別子との関係で必要情報の読み出しと書き込みとが自在なメモリ手段31をその着脱を自在にして配設するとともに、該メモリ手段31と情報管理手段21との間は、必要情報の入出力が自在に形成された読込み書込み手段41を介して識別子の別に必要情報の送受を自在とした。
【選択図】図1
Description
本発明は、育成容器内に収容した各種の実験用生物を正確に個体識別して観察・管理しながら育成することができる実験用生物育成管理システムおよび実験用生物育成管理方法に関する技術である。
実験用生物育成手段のなかには、例えば医療研究や遺伝子操作の実験などに供されるマウスやラットなどの実験用動物を正確に観察・管理しながら飼育する実験用動物飼育装置があり、この種の装置は、必須の設備として各種の試験研究機関に設置されている。
また、前記実験用動物飼育装置は、1匹以上の実験用動物を収容した複数個の飼育容器と、これらの各飼育容器を各別での出入を自在に収納する多段式のラックとを少なくとも備えて形成されている。そして、通常は、各飼育容器にカードホルダーを取り付けておき、該カードホルダー内に必要事項を印刷または手書きしたカードを入れて飼育容器相互を識別できるようにその対応を図っているが、記載できる情報量に限りがあった。
特開2000−69872号公報
この場合、前記実験用動物飼育装置は、飼育容器内の実験用動物を健常状態のもとで飼育しなければならないため、床敷材一つをとっても衛生保持の観点から人手を介して頻繁に交換しなければならないなど、多くの人手を介して煩雑な日常管理作業を行う必要がある。
ところで、特許文献1に開示されている実験用動物飼育装置にあって例えば床敷材を交換する際などには、ラック内から個々の飼育容器を取り出して床敷材の交換などに必要な諸作業を行った上で、再び元の位置に戻す必要がある。
しかし、飼育容器が多数個に及ぶ場合には、取り出した飼育容器を正確に元の位置に戻さずに、誤った位置に戻してしまうことがある。その結果、試験研究従事者は、実験用動物の個体識別を誤って正確に観察・管理することができなくなり、結果的に試験研究それ自体を不正確なものにしてしまうという問題があった。
このような個体の取り違えは、特に遺伝情報が重要な位置を占める実験の場合、特定の実験用動物と該実験用動物の遺伝情報との対応がとれなくなり、過去から長年にわたり蓄積してきた研究上の有用情報を無価値化してしまう不都合があった。
このため、かかる不都合を回避する手法としては、実験用動物の遺伝情報および実験の履歴に関する情報を非接触で外部から読み取りと書き込みとを可能にすることで、個々の実験用動物に関する情報を正確に管理するようにしたした生体個体情報管理システムも既に提案されている。
特開2002−95638号公報
しかし、特許文献2に開示されている生体個体情報管理システムによる場合には、個々の実験用動物の体内にICチップを各別に埋め込んでおく必要があることから、実験用動物の数だけICチップが必要になるばかりでなく、その体内埋込み作業も別途に必要になることから実験コスト増を招くほか、体内埋込みに伴って個々の実験用動物に対し好ましからざる影響を及ぼすことになるなどの課題があった。
本発明は、従来技術にみられた上記課題に鑑み、比較的低廉な管理コストのもとで各種の実験用生物を正確に個体識別して観察・管理しながら育成することができる実験用生物育成管理システムおよび実験用生物育成管理方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成すべくなされたものであり、そのうちの第1の発明(システム)は、1個体以上の実験用生物を収容した個々の育成容器をその出し入れを自在にラック内に設置して育成管理する実験用生物育成手段と、前記各育成容器単位での前記実験用生物の個々の育成情報を含む各種の必要情報の保持処理と所定の演算処理とを行う情報管理手段とを少なくとも備え、前記育成容器側または該育成容器と対応する位置関係にある前記ラック側には、育成容器単位で育成する前記実験用生物の別に付与された識別子との関係で前記必要情報の読み出しと書き込みとが自在なメモリ手段をその着脱を自在にして配設するとともに、該メモリ手段と前記情報管理手段との間は、前記必要情報の入出力が自在に形成された読込み書込み手段を介して前記識別子の別に前記必要情報の送受を自在としたことを最も主要な特徴とする。
このシステムおいては、前記メモリ手段としてICタグを、前記読込み書込み手段としてカードリーダーまたはハンディターミナルをそれぞれ用いるのが好ましい。また、前記各メモリ手段には、個々の育成容器との対応関係が視別できる視認情報が表示されたラベルを配備しておくのが望ましい。さらに、前記実験用生物育成手段と前記情報管理手段とは、複数の試験研究機関の別に設置し、各試験研究機関が前記情報管理手段に保持させた前記必要情報は、インターネットを含む通信インフラを介して双方向での共有を自在とするようにしてもよい。
また、第2の発明(方法)は、1個体以上の実験用生物を収容した個々の育成容器をその出し入れを自在にラック内に設置して育成管理する実験用生物育成手段における前記育成容器側または該育成容器と対応する位置関係にある前記ラック側に対し、識別子を付与して育成する実験用生物に関する育成情報の読み出しと書き込みとが自在なメモリ手段をその着脱を自在に配設するプロセスと、所定の演算処理とを行う情報管理手段に対し前記各育成容器単位での前記実験用生物の個々の前記育成情報を含む各種の必要情報の保持処理を行わせるプロセスと、前記必要情報の入出力が自在に形成された読込み書込み手段を介して前記メモリ手段と前記情報管理手段とのそれぞれに前記識別子の別に前記必要情報の送受を行うプロセスとを経ることで、各育成容器内に収容されている前記実験用生物をその識別子が付された前記育成情報とともに観察・管理しながら育成することを最も主要な特徴とする。
この方法においては、前記実験用生物育成手段と前記情報管理手段とを複数の試験研究機関の別に設置し、各試験研究機関が前記情報管理手段に保持させた前記必要情報は、インターネットを含む通信インフラを介して双方向で共有させるようにするものであってもよい。
本発明によれば、育成容器単位で現に育成されている1個体以上の実験用生物の別に識別子が付された育成情報を含む必要情報の読み出しと書き込みとが自在なメモリ手段を、対応する育成容器の別にその着脱を自在に配設し、該メモリ手段と情報管理手段との間は、前記必要情報の入出力が自在に形成された読込み書込み手段を介して前記識別子の別に前記必要情報の送受を自在としたので、メモリ手段と育成容器との対応関係を確認することで、正確な固体識別のもとで観察・管理しながら育成することができる。したがって、比較的低廉な管理コストのもとで個々の実験用生物に関する必要情報を正確に管理することができる。
図1は、本発明における第1の発明に係るスシステム構成例を示す説明図であり、システムの全体は、実験用生物を育成管理する実験用生物育成手段11と、所要の演算・制御処理を行う情報管理手段21と、情報の読み出しと書き込みとが自在なメモリ手段31と、これら情報管理手段21とメモリ手段31との間に介在させて情報の送受を行う読込み書込み手段41と、情報管理手段21を介して駆動制御されるプリント手段51とを備えて構成されている。なお、本明細書における「実験用生物」の語には、鳥獣・魚類などの動物のほか、植物も含まれる。このため、本明細書において「育成」の語は、実験用生物が動物である場合には「飼育」を、植物である場合には「生育」をそれぞれ意味するものとして使用する。
このうち、実験用生物育成手段11は、複数個の育成容器13と、これらの育成容器13を出し入れ自在に収納する多段式を含む適宜構造のラック15とを少なくとも備えて形成されており、各育成容器13には、1個体以上の実験用生物が収容されている。以下、実験用生物育成手段11は、1個体以上のラットなどをケージと称される育成容器13内にて実験用動物として飼育管理する実験用動物飼育装置12を例に説明する。
情報管理手段21は、実験用動物飼育装置12がラック15内に設置している各育成容器13単位での実験用動物の個々の育成情報(例えば図5に飼育履歴として示す実験用生物情報61に対応)を含む各種の必要情報の保持処理と所定の演算処理とを行わせるものであり、具体的には、パーソナルコンピュータ22や情報携帯端末(PDA)などを含む適宜の情報処理装置により構成される。以下、情報管理手段21は、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」と略称する。)22を例に説明する。
メモリ手段31は、育成容器13単位で育成する実験用動物の別に付与された識別子との関係で必要情報の読出し書込みを行わせるためのものであり、具体的には磁気カードやメモリ容量が比較的大きなICタグ32などのような情報の読出し書込みが自在な適宜の記憶媒体を好適に用いることができる。以下、メモリ手段31は、ICタグ32を例に説明する。なお、識別子は、同一の育成容器13内に収容される1個体以上の実験用動物の別に付与されるものであり、各実験用動物の別に与えられた目印(例えばラットの耳に形成された小孔の数と位置など)との対応関係のもとで付与されるものであり、例えば後述するラベル53に管理番号53aなどとして表示することができる。
また、各育成容器13の前面13a側または各育成容器13の設置位置と対応する位置関係にあるラック17側には、ICタグ32を差し込むためのホルダー14が形成されており、該ホルダー14を介してICタグ32をその着脱を自在にして保持させておくことができるようになっている。
読込み書込み手段41は、PC22側やICタグ32側が保持している情報(例えば図5に飼育履歴として示す実験用生物情報61)を読み込んだり、PC22側やICタグ32側が例えば図5に飼育履歴として示す実験用生物情報61として保持している情報に新たな情報を書き込んだりする際に用いられるものであり、具体的には、図示例のように据え置きタイプのカードリーダー42や携帯式のハンディターミナル43を好適に用いることができる。このように読込み書込み手段41を介在させることで、PC22とICカード32との間は、識別子のひとつである管理番号(図5左欄参照)の別に必要情報を送受することができることになる。
プリント手段51は、ICタグ32の表面に貼着するために用意されるラベル53に対して識別子(例えば管理番号)を含む必要事項を印字することができるラベルプリンタ52のほか、通常のレーザプリンタなども用いることができる。以下、プリント手段51は、ラベルプリンタ52を例に説明する。
次に、図1に例示した上記システム(第1の発明)に適用して実施される本発明方法(第2の発明)を図2〜図9を参照しながら説明する。
図2は、PC22側に保持させてある実験用生物情報をICタグ32側に登録する際の処理手順を示すフローチャートであり、まず、PC22が保持しているファイル(例えばマイクロソフト社の「Excel」、以下同じ。)を起動させて開き、図5に例示したフォーマットからなる実験用生物情報61をディスプレイ23に表示する。なお、ファイルのフォーマットは、利用者側で適宜カスタマイズすることができる。
次いで、PC22側が備える読込み書込みコントロールの起動処理を選択して読込み書込み処理(以下、「R/W処理」という。)を起動させた後、図1に示されているようにPC22に読込み書込み手段41として接続された据置き型のカードリーダー42の所定位置にICタグ32を置いて認識させる。この際、該ICタグ32が新規のものであるとPC22側が認識した際には、最後尾に新規行が追加され、該新規行には、必要情報が入力され、書き込みボタンを押す(クリックする)ことによりICタグ32に所定の必要情報が書き込まれて登録される。
このような一連の登録処理は、必要数分についての全ての登録を終えるまで繰り返し行われ、登録をすべて終えた後にR/W処理を停止してPC22側にファイルを保存させる。
しかる後、ラベルプリンタ52は、PC22による駆動制御のもとでファイルから図6に例示するように管理番号53a等の視認情報が印字されたラベル53を印刷し、印刷後の該ラベル53は、対応するICタグ32に貼着してファイル処理を終了する。なお、図5に示すラベル53には、視認情報として管理番号53aのほか、管理者名53b、導入匹数53cおよび薬注情報53dが印字できるようになっているが、所望によりその他の印字項目を適宜設定して印字させることもできる。
このようにしてファイル処理を終えた後は、ラベル53が貼着されたICタグ32をラベル53側をその表面側に位置させて育成容器13のホルダー14やラック15側の図示しないホルダー内に差し込んで保持させる。この場合、どの育成容器13等にどのICタグ32を保持させるかは、ICタグ32に貼着されているラベル53の管理番号53aを目視確認しながら判別することで行われる。
かくして、個々の育成容器13に対応するICタグ32を保持させた後は、それぞれを所定の位置にあるラック15内に設置するなどしてその登録処理を終了する。
図3は、登録処理を終えた後の実際の運用処理のうち、育成容器13における育成状態(飼育履歴)に関する必要情報をハンディターミナル43を用いて連続入力することで、多数の育成容器13内の実験用動物の状態を日常的に登録するための一括管理方式についての処理手順を例示したフローチャートである。
同図によれば、一括管理方式は、まず、PC22が保持しているファイルを起動させて開き、図5に例示したフォーマットからなる実験用生物情報61をディスプレイ23に表示する。
次いで、ファイル(実験用生物情報61)の最新情報を中継器24を介してPC22側からハンディターミナル43へとダウンロードした後、調査対象である特定の育成容器13が備えるICタグ32にかざしてこれを認識させる。このようにハンディターミナル43に特定のICタグ32を認識させた際には、ハンディターミナル43の表示器44にICタグ32から読み取った管理番号情報のほか、系統情報、日付情報(図中の「YYYY/MM/DD」欄)、性別情報、導入匹数情報、状態情報および薬注情報が図7に示されるフォーマットにて表示されるので、これを目視確認することができる。
しかる後、実験用動物の管理情報である育成状態に関する必要情報を予め定めてある選択肢中から選んで入力してこれを登録する。図8は、表示器44に表示された管理情報入力画面の詳細を例示した説明図であり、管理番号情報のほか、該管理番号情報との対応関係にある実験用動物の導入匹数のうち、例えば1匹目というように特定の実験用動物を表示した上で、該実験用動物の飼育状態に関する情報、すなわち生存を意味する「生」、実験を意味する「実」、死亡を意味する「死」、自然死を意味する「自」および処分を意味する「清」の番号付き選択肢中から該当するものを選択して登録することができることができるようになっている。
そして、このような一連の認識処理は、調査対象となっている全ての育成容器13のICタグ32に対して行った後、その処理を終了する。
調査対象となっている全てのICタグ32に対する認識処理を終えた後は、ハンディターミナル43からPC22のファイル側へとアップロードした後、その内容の確認処理が行われ、更新された情報を確認した上で、変更箇所があれば修正され、特記事項があればがあれば追加記入されて一括管理のファイル処理を終了する。
図9は、ハンディターミナル43を用いて連続入力して登録する上記一括管理方式を行う際の表示器44における表示状況の遷移を実験用動物をマウスとした場合につき示す説明図であり、表示器44には、まず、マウス管理システムが「ケージ情報表示」、「状態管理」および「PC接続」の項目別に表示される。このとき、「ケージ情報表示」を選択した場合には、「ケージを選択して下さい」のメッセージが表示され、該当するボタンを押すと、赤外線でICタグを識別し、有効であればICタグ情報を読み込むことにより図7に示す画面が表示される。しかし、有効なICタグがない無効の場合には、「未登録のカードです」のメッセージが表示されるのみである。
また、「状態管理」を選択した場合には、「ケージ状態管理」の見出しのもとで、「ケージを選択してください」のメッセージが表示される。この表示パターンにおいて該当するボタンを押すと、赤外線でICタグを識別し、有効であればICタグ情報である管理番号を読み込むことにより、図8に示す画面が表示される。しかる後、導入匹数分繰り返す処理を行うことにより管理状態が更新され、「情報を更新しました」のメッセージが表示される。しかし、有効なICタグがない無効の場合には、「未登録のカードです」のメッセージが表示されるのみである。
さらに、「PC接続」を選択した場合には、「データアップロード」と「データダウンロード」との項目が表示され、「データアップロード」を選択した際には「アップロード中」のメッセージのもとで最新の状態情報をファイル側にアップロードされ、「データダウンロード」を選択した際には「ダウンロード中」のメッセージのもとでケージ情報と選択肢情報とがファイルからダウンロードされる。
一方、図4は、登録処理を終えた後の実際の運用処理のうち、育成容器13における飼育状態に関する必要情報を据置きR/W(読込み書込み手段41)であるカードリーダー42を用いて個別に入力して登録する個別管理方式の処理手順を例示したフローチャートである。
同図によれば、個別管理方式は、まず、PC22が保持しているファイルを起動させて開き、図5に例示したフォーマットからなる実験用動物情報61をディスプレイ23に表示する。
次いで、PC22側が備える読込み書込みコントロールの起動処理を選択してR/W処理を起動させた後、図1に示されているように特定の育成容器13側から取り出されたICタグ32をPC22に接続された据置き型のカードリーダー42の所定位置に置いて認識させる。
このようにして読込み書込み手段41に特定のICタグ32を認識させると、該ICタグ32に対応する行へとカーソルが移動するので、その行から対応情報を読み込んでPC22側に入力する。このような読み込み処理を調査対象となっているすべての育成容器13が備えるICタグ32について行った後、図5の左欄上部の「据置R/W」欄内に「書込」と表示されている書込みボタンを押すことにより、ICタグ32に更新情報が書き込まれる。しかる後、R/W処理を停止させるとともに、ファイルを保存してその処理を終了する。
以上は、本発明を図示例に基づいて説明したものであり、その具体的な内容はこれに限定されるものではない。例えば、本発明システムは、プリント手段51を含めて図示されているが、所望によりプリント手段51を含まない構成とすることもできる。また、実験用動物に代えて適宜の実験用植物を育成容器に収容して生育させることもできる。さらに、本発明における実験動植物育成手段11と情報管理手段21とは、複数の試験研究機関の別に設置しておき、各試験研究機関が対応配置されている情報管理手段に各別に保持させてある必要情報を、インターネットとイントラネットとを含む通信インフラを介することで双方向で共有することができるようにしておくこともできる。なお、実験用動物としては、マウス、ラット、モルモット、ウサギ、ゼブラフィッシュ、めだか、ショウジョウバエのほか、比較的大型な猿、犬、牛なども好適に飼育管理することができる。実験用植物としては、ナズナなどを好適に生育管理することができる。
また、ディスプレイに表示する実験用生物情報は、図10に示すフォーマットのもとで管理番号の別に表示することができる。すなわち、管理番号欄には識別子としての「管理ABCD」等が、飼育動物欄には「マウス」等であることが、系統欄には「クローズドコロニー」等であることが、性別欄には「♂」等であることが、日付欄には実験日を示す「2004/04/14」等が、薬注情報欄には「プリオン」等であることが、メモ欄には「挙動異常」等であることが、計測日付欄には実計測日を示す「2004/04/15」等が、導入匹数欄には「3」等であることが、管理記録欄には、導入匹数に応じた管理記録が例えば1匹目は「生存」していてその体重が「28.3」グラムであるなどとして表示することができる。また、管理記録欄における「平均」項目欄には、例えば3匹の平均体重が「28.167」グラムなどであることを、標準偏差項目欄にはその標準偏差が「5.301」などであることをそれぞれ表示することができる。
11実験用生物育成手段
12実験用動物飼育装置
13育成容器
13a前面
14ホルダー
15ラック
21情報管理手段
22パーソナルコンピュータ(PC)
23ディスプレイ
24中継器
31メモリ手段
32ICタグ
41読込み書込み手段
42カードリーダー
43ハンディーターミナル
44表示器
51プリント手段
52ラベルプリンタ
53ラベル
61実験用生物情報
12実験用動物飼育装置
13育成容器
13a前面
14ホルダー
15ラック
21情報管理手段
22パーソナルコンピュータ(PC)
23ディスプレイ
24中継器
31メモリ手段
32ICタグ
41読込み書込み手段
42カードリーダー
43ハンディーターミナル
44表示器
51プリント手段
52ラベルプリンタ
53ラベル
61実験用生物情報
Claims (6)
- 1個体以上の実験用生物を収容した個々の育成容器をその出し入れを自在にラック内に設置して育成管理する実験用生物育成手段と、
前記各育成容器単位での前記実験用生物の個々の育成情報を含む各種の必要情報の保持処理と所定の演算処理とを行う情報管理手段とを少なくとも備え、
前記育成容器側または該育成容器と対応する位置関係にある前記ラック側には、該育成容器単位で育成する前記実験用生物の別に付与された識別子との関係で前記必要情報の読み出しと書き込みとが自在なメモリ手段をその着脱を自在にして配設するとともに、
該メモリ手段と前記情報管理手段との間は、前記必要情報の入出力が自在に形成された読込み書込み手段を介して前記識別子の別に前記必要情報の送受を自在としたことを特徴とする実験用生物育成管理システム。 - 前記メモリ手段はICタグであり、前記読込み書込み手段はカードリーダーまたはハンディターミナルである請求項1に記載の実験用生物育成管理システム。
- 前記各メモリ手段には、個々の育成容器との対応関係が視別できる視認情報が表示されたラベルを配備させた請求項1または2に記載の実験用生物育成管理システム。
- 前記実験用生物育成手段と前記情報管理手段とは、複数の試験研究機関の別に設置され、各試験研究機関が前記情報管理手段に保持させた前記必要情報は、インターネットとイントラネットとを含む通信インフラを介して双方向での共有を自在とした請求項1ないし3のいずれかに記載の実験用生物育成管理システム。
- 1個体以上の実験用生物を収容した個々の育成容器をその出し入れを自在にラック内に設置して育成管理する実験用生物育成手段における前記育成容器側または該育成容器と対応する位置関係にある前記ラック側に対し、識別子を付与して育成する実験用生物に関する育成情報の読み出しと書き込みとが自在なメモリ手段をその着脱を自在に配設するプロセスと、
所定の演算処理とを行う情報管理手段に対し前記各育成容器単位での前記実験用生物の個々の前記育成情報を含む各種の必要情報の保持処理を行わせるプロセスと、
前記必要情報の入出力が自在に形成された読込み書込み手段を介して前記メモリ手段と前記情報管理手段とのそれぞれに前記識別子の別に前記必要情報の送受を行うプロセスとを経ることで、
各育成容器内に収容されている前記実験用生物をその識別子が付された前記育成情報とともに観察・管理しながら育成することを特徴とする実験用生物育成管理方法。 - 前記実験用生物育成手段と前記情報管理手段とを複数の試験研究機関の別に設置し、各試験研究機関が前記情報管理手段に保持させた前記必要情報は、インターネットとイントラネットとを含む通信インフラを介して双方向で共有させる請求項5に記載の実験用生物育成管理方法。
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