JP2010522522A - 電圧スイングを制御する回路デバイスおよび方法 - Google Patents

電圧スイングを制御する回路デバイスおよび方法 Download PDF

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Abstract

特定の例示的実施形態では、電圧スイングを制御する回路デバイスおよび方法が開示されている。この方法は、容量性ノードを含むデジタル回路デバイスの入力において信号を受信することを含む。また、この方法は、容量性ノードの完全放電を防ぐため、容量性ノードから電気的グランドへの電気的放電経路を規制する電圧レベル調整素子を選択的に付勢することを含む。特定の例示的実施形態では、受信された信号はクロック信号でもよい。

Description

米国特許法第119条に基づく優先権主張
この特許出願は、本願譲受人に譲渡され、2007年3月21日に提出された「縮小された電圧スイングを持つ信号を生成する回路(Circuit Producing a Signal Having a Reduced Voltage Swing)」と称する仮出願第60/896,090号に基づく優先権を主張するもので、それはここに引用することで明確に本願に併合される。
この開示は、概ね、電圧スイングを制御する回路デバイスおよび方法に関する。
技術の進歩は、より小型でよりパワフルなパーソナルコンピューティングデバイスをもたらしている。例えば、現在、様々な携帯パーソナルコンピューティングデバイスが存在し、その中には、携帯無線電話などのワイヤレスコンピューティングデバイス、パーソナルデジタルアシスタント(PDAs)、およびページングデバイスが含まれ、それらは小型、軽量で、ユーザが容易に持ち運ぶものである。とりわけ、セルラテレホンやIPテレホンなどの携帯無線電話は、ワイヤレスネットワーク上で音声およびデータのパケットを通信できる。また、多くのこのような無線電話には他の形式のデバイスが含まれ、それらは本願に併合される。例えば、無線電話は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタルレコーダ、およびオーディオファイルプレーヤも含むことができる。さらに、このような無線電話は、ウェブブラウザアプリケーションなどの、インターネットにアクセスする際に使用できるソフトウエアアプリケーションを含め、実行可能な命令を処理することができる。このように、これらの携帯電話は重要な処理能力を含むことができる。
一般に、集積回路の処理能力が増すにつれ、電力消費もまた増加し得る。無線電話、PDAs、およびその他の携帯電子デバイスなどのモービルエレクトロニクスでは、電力消費問題は、構成要素および設計のコストを増加させ、速度と性能にも影響することがある。
通常は、回路設計者は、部分的にでも、電圧スイングを減らすことで電力消費を減らそうと試みる。というのも、特定回路デバイス内における静電容量のスイッチングにより、多くの電力が消費され得るからである。しかしながら、電力消費を減らすためのこのような試みは、回路速度、回路面積、および配線引き回しの複雑さのうち少なくとも1つに影響し得る。幾つかの例では、電圧スイングを減らすためにマルチ電源が導入されているが、そうすると集積回路のコストと複雑さが増加する。それゆえ、電圧スイングを制御する改善された回路デバイスおよび方法が要求されることになる。
特定の例示的実施形態では、容量性ノードを含むデジタル回路デバイスの入力においてクロック信号を受信することを含む、電圧スイング制御方法が開示される。この方法では、さらに、前記容量性ノードの完全な放電を防止するために前記容量性ノードから電気的グランドまでの電気的放電経路が規制されるよう、電圧レベル調整素子を選択的に付勢する。
他の特定例示された実施形態では、デジタル論理値を受ける入力と、この入力に応答する論理デバイスと、この論理デバイスに接続された容量性ノードを含む回路デバイスが開示される。この回路デバイスはさらに、前記容量性ノードに接続され、論理ロー電圧レベルを前記入力の論理ローレベルより上の電圧レベルへ増加させることに適応した、電圧レベル調整素子を含む。
さらに他の特定例示された実施形態では、回路素子への入力と、この入力に応答するものであって前記回路素子に接続された容量性ノードを含む回路デバイスが開示される。この回路デバイスはさらに、前記容量性ノードに接続され、この容量性ノードに対する電気的グランドへの電気的放電経路を提供することに適応した、電圧レベル調整素子を含む。この電圧レベル調整素子は、前記入力における信号が論理ロー電圧レベルにあるときに前記容量性ノードの完全放電が防止されるように、前記電気的放電経路を規制する。
さらにまた他の特定例示された実施形態では、回路デバイスが、容量性ノードを含むデジタル回路デバイスの入力においてクロック信号を受信する手段を含む。この回路デバイスは、さらに、前記容量性ノードの完全な放電を防止するために前記容量性ノードから電気的グランドまでの電気的放電経路が規制されるように、電圧レベル調整素子を選択的に付勢する手段を含んでいる。
電圧スイング調整回路の実施形態によりもたらされる特定利点の1つは、クロック信号あるいは他の信号の電圧スイングを減らすことによる速度への影響なしで全電力消費を減らすことができ、それによって、スイッチされた静電容量に起因する電力消費を減らすことができる点にある。
電圧スイング調整の実施形態によりもたらされる他の特定利点は、電圧スイング調整回路を、あるレベルで電圧放電が止まるように回路の放電経路を絞ることに使用できる点にある。特定の実施形態では、この放電レベルはプログラマブルとすることができる。
さらに他の特定利点としては、電圧スイング調整回路を用いることにより、付加的な電源を導入することなく、デバイスのアクティブな電力消費を減らせることが挙げられる。特定の例示的実施形態では、電圧スイング調整回路により、デバイスの消費電力を33パーセント(33%)も減らすことができる。
本願開示の他の視点、利点、および特徴は、以下の記載(図面の簡単な説明、詳細な説明、特許請求の範囲)を含む本願全体を精読吟味することにより、明らかになるであろう。
図1は、電圧スイングを制御するシステムについての特定例示的実施形態のブロック図である。
図2は、電圧スイングを制御するシステムについての第2の特定例示的実施形態の回路図である。
図3は、電圧スイングを制御するシステムについての第3の特定例示的実施形態のブロック図である。
図4は、電圧スイングを制御するシステムについての第4の特定例示的実施形態の回路図である。
図5Aは、図1〜図4のシステムを用いてインプリメントされ縮小された電圧スイングを持つ調整されたクロック信号およびクロック信号を示すグラフ表示である。
図5Bは、図1〜図4のシステムを用いてインプリメントされ縮小された電圧スイングを持つ調整されたクロック信号およびクロック信号を示すグラフ表示である。
図6は、電圧スイングを制御するシステムについての第5の特定例示的実施形態のブロック図である。
図7は、電圧スイングを制御するシステムについての第6の特定例示的実施形態のブロック図である。
図8Aは、図6および図7のシステムを用いてインプリメントされ縮小された電圧スイングを持つ調整されたクロック信号およびクロック信号を示すグラフ表示である。
図8Bは、図6および図7のシステムを用いてインプリメントされ縮小された電圧スイングを持つ調整されたクロック信号およびクロック信号を示すグラフ表示である。
図9は、電圧スイングを制御する方法についての特定例示的実施形態のフロー図である。
図10は、図1〜図4、図6、図7および図9に示された回路デバイスおよび方法のような、電圧スイングを制御する回路デバイスおよび方法を含んだ無線通信デバイスの、ブロック図である。
詳細な説明
図1は、電圧スイングを制御するシステム100についての特定例示的実施形態のブロック図である。このシステム100は、クロック信号などの信号に応答できる入力104を含んだデジタル回路デバイス102を含んでいる。このデジタル回路デバイス102は、入力104およびライン108に接続された論理回路デバイス106を含んでいる。デジタル回路デバイス102は、ライン108および電圧レベル調整回路112に接続された容量性ノード110を含む。この電圧レベル調整回路112は、ライン108、容量性ノード110、および電気的グランド114に接続されている。
特定の例示的実施形態では、クロック入力は入力104で受信することができ、また、論理回路デバイス106を介してライン108へ供給することができる。電圧レベル調整回路112は、容量性ノード110がゼロ電圧レベルへ放電することを防止するために、ライン108を介した容量性ノード110から電気的グランド114までの放電経路を規制することに用いられる。特定の例示的実施形態において、そこで用いられる「規制(regulate)」という用語は、放電経路を介した電流の流れに、絞りを加える際、若しくはその他の規制を加える際に引用される。特定の例示的実施形態において、規制の方法により、キャパシタあるいは容量性ノードの放電のレートを減らすことができる。他の特定例示された実施形態では、「規制」という用語は、容量性ノード110がグランド電圧レベルへ放電するのを防ぐためにロー電圧レベルを変更する際に引用することができる。他の特定例示された実施形態において、「規制」という用語は、信号の電圧レベルを、電圧源の電圧レベルより小さくグランド電圧レベルより大きな(すなわち非グランド電圧レベル)電圧範囲にクランプする際に引用することができる。容量性ノード110の放電を非グランド電圧レベル(すなわちゼロボルトより大きな電圧レベル)に制限することにより、容量性ノード110は、論理ハイ電圧へ再充電される際により少ないパワーを使用することになる。それに加えて、ライン108の電圧レベルは、縮小された電圧レンジ内で変化することができる。このライン108は、縮小された電圧スイングを持つクロック信号あるいは回路デバイスへの他の信号を提供する、他の回路に接続されていてもよい。より大規模な回路内では、縮小された電圧スイングにより、バッテリ寿命を延ばすであろう全電力消費の縮小がもたらされ、他の処理へパワーリソースを再配置することが可能となり、あるいは、これらのことを任意に組合せることが可能となる。
特定の例示的実施形態では、与えられたネットあるいはチップにより消費される損失エネルギは、次の式を用いて評価できる:
Figure 2010522522
ここで、損失エネルギ(E(dissp))は与えられたネットあるいはチップにより消費されるダイナミックエネルギを示し、全静電容量(C(Total))は論理ゼロ(0)と論理ワン(1)との間でスイッチングがなされる際に充電あるいは放電される静電容量を示し、VDDは回路に対し電力を供給するピン電圧(pin voltage)を示し、V(swing)は論理ワン(ハイ)値と論理ゼロ(ロー)値との間の差を示す。一般的に、与えられたネットあるいはチップによるエネルギ損失(E(dissp))は、電圧スイング(V(swing))に比例する。つまり、電圧レベル調整回路112を用いてクロック信号が論理ローレベルにあるときの容量性ノード110の放電を絞ると、デジタル回路デバイス102の電圧スイングが減る。すると、デジタル回路デバイス102によるエネルギ損失も減る。
図2は、電圧スイングを制御するシステム200についての第2の特定例示的実施形態の回路図である。このシステム200は、論理NANDゲート202などの論理回路素子を含み、それはクロックなどの信号源に応答し入力信号を受ける第1入力204を持っている。この論理NANDゲート202は、電気的グランド206に接続された第2入力も含んでいる。NANDゲート202は出力207も持っている。このシステムは、インバータ回路を形成するように配置されたpチャネルトランジスタ208およびnチャネルトランジスタ210も含んでいる。pチャネルトランジスタ208は、電源端子(VDD)に接続された第1端子、出力207に接続された制御端子、および容量性ノード220に接続された第2端子を含んでいる。nチャネルトランジスタ210は、容量性ノード220に接続された第1端子、出力207に接続された制御端子、およびノード211に接続された第2端子を含んでいる。電圧レベル調整回路212は、ノード211と電気的グランド206の間に接続されている。
電圧レベル調整回路212は、並列にアレンジされた1対のnチャネルトランジスタ216および218を含んでいる。nチャネルトランジスタ216は、ノード211に接続された第1端子、パワーモード制御バイパス入力214に接続された制御端子、および電気的グランド206に接続された第2ノードを含んでいる。nチャネルトランジスタ218は、ノード211に接続された第1端子、容量性ノード220に接続された制御端子、および電気的グランド206に接続された第3端子を含んでいる。システム200は、容量性ノード220と電気的グランド206の間に接続されるキャパシタ222を含むことができる。別の実施形態では、キャパシタ222は、配線のライン静電容量および、トランジスタ224などの種々な回路デバイスに付随するスイッチング静電容量であってもよい。このトランジスタ224は、回路素子226に接続された第1端子、容量性ノード220に接続された制御端子、および電気的グランド206に接続された第3端子を含むことができる。特定の例示的実施形態では、回路素子226は、データ入力を受けて出力を提供することに用いられる受信機でもよい。
特定の例示的実施形態では、入力204においてクロック入力信号が受信される。このクロック入力信号は、NANDゲート202により反転され、反転クロック信号として出力207に供給される。入力204におけるクロック入力信号が論理ローレベルのときは、出力207の値は論理ハイレベルとなる。するとpチャネルトランジスタ208はオフされ、nチャネルトランジスタ210はノード220における電圧レベルをプルダウンするように付勢される。入力204におけるクロック入力信号が論理ハイレベルのときは、出力207の値は論理ローレベルとなる。するとnチャネルトランジスタ210はオフされ、pチャネルトランジスタ208が付勢される。そのとき、pチャネルトランジスタ208は、ノード220における電圧レベルを論理ハイレベルへプルアップする。
特定の例示的実施形態では、入力204におけるクロック入力信号が論理ハイレベルのときは、ノード220における電圧レベルも論理ハイレベルとなり、キャパシタ222は充電される。入力204におけるクロック入力信号が論理ローレベルへ遷移すると、ノード220における電圧レベルも遷移する。すると、キャパシタ222は、nチャネルトランジスタ210、電圧レベル調整回路212および電気的グランド206を含む放電経路228を介して、放電する。特定の例示的実施形態では、ノード211から電気的グランド206への電流の流れのバイパス経路を提供するトランジスタ216を付勢するために、パワーモード制御信号をパワーモード制御イネーブル入力214に与えてもよい。トランジスタ216を付勢するパワーモード制御信号が与えられないときは、トランジスタ218は、ノード220における電圧レベルに基づいて制御されて付勢されることができる。ノード220における電圧レベルが論理ハイ電圧レベルから論理ロー電圧レベルへ切り替わると、nチャネルトランジスタ210がオンし(なぜならノード207における電圧レベルが論理ハイ電圧レベルであるから)、キャパシタ222は放電経路228を介して放電する。
特定の例示的実施形態では、キャパシタ222からの放電電圧は、初期にはトランジスタ218を付勢してノード211を電気的グランド206に接続する。キャパシタ222が放電するにつれ、ノード220の電圧レベルは減少し、トランジスタ218を通過する電流の流れは縮小する。なぜなら、トランジスタ218の制御端子における電圧レベルがトランジスタ218のスレショルド電圧にほぼ等しくなるまで、トランジスタ218の制御端子における電圧レベルが縮小されるからである。その点でトランジスタ218はオフし、ノード220における電圧レベルは、電気的グランド206の電圧レベルより大きな電圧レベルで保持されるようになる。このようにして、キャパシタ222がグランド電圧レベルまで完全に放電してしまうことが、防止される。つまり、論理ローすなわち放電電圧レベルを増加させることにより、容量性ノード220の電圧スイングを減らすことができる。
特定の例示的実施形態では、クロック信号が、入力204で受信されて容量性ノード220へ供給される。電圧レベル調整回路212は、容量性ノード220の放電経路を絞ることでキャパシタ222からの縮小された容量性放電をもたらし、ノード220において第2のクロック信号(CLK2)を提供する。ノード220における第2のクロック信号(CLK2)は、入力204におけるクロック信号の、縮小版である。特定の例示的実施形態では、「縮小されたクロック信号(reduced clock signal)」という用語は、入力204におけるクロック信号よりも小さな電圧スイングを持つ、第2のクロック信号を引用するものである。ノード220における、第2の、つまり縮小されたクロック信号(CLK2)は、回路素子226へ供給することができる。縮小版すなわち第2のクロック信号(CLK2)を回路素子226に供給することで、回路素子226による電力消費を縮小することができる。
特定の例示的実施形態では、クロック入力信号のスイングは、例えば、第1電圧レベル(VDD)からグランド電圧レベルまでの範囲とすることができる。これに対し、縮小されたクロック信号(CLK2)では、第1電圧レベル(VDD)からグランド電圧レベルよりも大きな第2電圧レベルまでの範囲とすることができる。特定の例示的実施形態では、スレショルド電圧レベルがトランジスタ218のデバイス特性で決まる場合において、第2電圧レベルを、グランド電圧レベルよりほぼスレショルド電圧レベル(V)分上にとることができる。
図3は、電圧スイングを制御するシステム300についての第3の特定例示的実施形態のブロック図である。このシステム300は、クロック信号などの信号に応答できる入力304を含むデジタル回路デバイス302を、含んでいる。デジタル回路デバイス302は、入力304およびライン314に接続された論理回路デバイス312を含む。デジタル回路デバイス302は、ライン314および電圧レベル調整回路320に接続された容量性ノード316を含む。電圧レベル調整回路320は、ライン314、容量性ノード316、および電気的グランド322に接続されている。デジタル回路デバイス302はまた、プログラマブル電圧レベル制御回路318および、1以上の制御入力信号を受ける1以上の制御入力306を含んでいる。プログラマブル電圧レベル制御回路318は、電圧レベル調整回路320に接続されている。
特定の例示的実施形態では、クロック入力を入力304で受け、論理回路デバイス312を介してライン314へ供給することができる。電圧レベル調整回路320は、クロック信号が論理ロー電圧レベルのときに容量性ノード316がゼロ電圧レベルへ放電するのを防止するように、容量性ノード316からライン314を介して電気的グランド322へ至る放電経路を規制するのに用いられる。特定の例示的実施形態では、電圧レベル調整回路320の電圧レベルを調整するようプログラマブル電圧レベル制御回路318を制御するために、1以上の制御入力306に1以上の制御入力信号を与えてもよい。プログラマブル電圧レベル調整回路318は、容量性ノード316から電気的グランド322への放電経路を介して流れる電流を規制する(すなわち、絞る、制限する、あるいはその他の制御を行う)ことに用いることができる。特定の例示的実施形態では、電圧レベル調整回路320を制御することにより容量性放電経路のベースライン電圧レベルが第1の電圧レベルへ増加するようプログラマブル電圧レベル制御回路318を制御するために、1以上の制御入力306を介して第1の制御信号を受信するようにしてもよい。これにより、容量性ノード316はグランド電圧レベルの代わりに第1の電圧レベルへ放電するようになる。特定の例示的実施形態では、容量性放電経路のベースライン電圧レベルが第2の電圧レベルへ増加するように電圧レベル調整回路320を調整するようプログラマブル電圧レベル制御回路318を制御するために、1以上の制御入力306を介して第2の制御信号を受信するようにしてもよい。これにより、容量性ノード316はグランド電圧レベルの代わりに第2の電圧レベルへ放電するようになる。他の特定の例示的実施形態では、プログラマブル電圧レベル制御回路318は、1以上の制御入力306を介して受信された1以上の制御信号を集めてもよい。プログラマブル電圧レベル制御回路318は、容量性ノード316が所望の電圧レベルへ放電できるようにするために、放電経路を絞るよう電圧レベル調整回路320を制御することができる。
特定の例示的実施形態では、容量性ノード316の放電を非グランド電圧レベル(すなわちゼロボルトより大きな電圧レベル)へ制限することにより、容量性ノード316はその電荷の一部を保持し、それゆえ、論理ハイ電圧レベルへ再充電するのに少ないパワーしか用いない。より大規模な回路内では、縮小された電圧スイングは全電力消費の削減をもたらすことができる。このことは、バッテリ寿命を延ばし、他の処理へのパワーリソースの再配置を可能とし、あるいはこれらの任意の組合せを可能とする。
図4は、電圧スイングを制御するシステム400についての第4の特定例示的実施形態の回路図である。このシステム400は、クロック信号などの入力信号を受ける第1入力404を含む論理NANDゲート402のような、論理回路素子を含んでいる。論理回路素子402は、電気的グランド406に接続された第2入力も含んでいる。この第2入力は論理ロー電圧レベル(すなわちグランド電圧レベル)に保持されているため、ノード407における論理NANDゲート402の出力は、第1入力402における入力信号の反転版となる。
システム400は、インバータ回路を形成するように配置されたpチャネルトランジスタ408およびnチャネルトランジスタ410も含んでいる。pチャネルトランジスタ408は、電圧供給源(VDD)に接続された第1端子、ノード407に接続された制御端子、および容量性ノード420に接続された第2端子を含む。nチャネルトランジスタ410は、容量性ノード420に接続された第1端子、ノード407に接続された制御端子、およびノード411に接続された第2端子を含む。システム400はさらに、ノード411と電気的グランド406の間に接続された電圧レベル調整回路412を含んでいる。特定の例示的実施形態では、電圧レベル調整回路412は、図3に示された電圧レベル調整回路320の実施形態でもよい。電圧レベル調整回路412は、ノード411と電気的グランド406の間で並列配置されたトランジスタ416およびトランジスタ418を含む。トランジスタ416は、ノード411に接続された第1端子、パワーモードバイパス入力414に接続された制御端子、および電気的グランド406に接続された第2端子を含む。パワーモードバイパス入力414にパワーモードバイパス信号が与えられると、電圧レベル調整回路412は、ノード411から電気的グランド406への放電経路を提供する。トランジスタ418は、ノード411に接続された第1端子、プログラマブル電圧レベル制御回路430に応答するノード450に接続された制御端子、および電気的グランド406に接続された第2端子を含む。特定の例示的実施形態では、プログラマブル電圧レベル制御回路430は、図3に示されたプログラマブル電圧レベル制御回路318の実施形態でもよい。
プログラマブル電圧レベル制御回路430は、多数のトランジスタ対を含んでいる。プログラマブル電圧レベル制御回路430は、pチャネルトランジスタ438と、nチャネルトランジスタ440、442、444、446、および448を含む。pチャネルトランジスタ438およびnチャネルトランジスタ440は、トランジスタ対を示す。さらに、nトランジスタ440と442、および、nチャネルトランジスタ446と448は、トランジスタ対を示す。pチャネルトランジスタ438は、電源(VDD)に接続された第1端子、ライン432によりノード407へ接続された制御端子、およびノード450に接続された第2端子を含む。nチャネルトランジスタ440は、ノード450に接続された第1端子、ライン432を介してノード407に接続された制御端子、および容量性ノード420に接続された第2端子を含む。nチャネルトランジスタ442は、ノード450に接続された第3端子、ライン432を介してノード407に接続された制御端子、および第5端子を含む。nチャネルトランジスタ444は、第5端子に接続された第6端子、制御イネーブル(0)信号を受ける第1制御イネーブル入力434に接続された制御端子、および容量性ノード420に接続された第7端子を含む。nチャネルトランジスタ446は、ノード450に接続された第8端子、ライン432を介してノード407に接続された制御端子、および第9端子を含む。nチャネルトランジスタ448は、第9端子に接続された第10端子、第2制御イネーブル(1)信号を受ける第2制御イネーブル入力436に接続された制御端子、および容量性ノード420に接続された第11端子を含む。ここで、プログラマブル電圧レベル制御回路430は、付加的な制御および付加的な電圧レベルを提供するために、トランジスタ442、444、446および444などの付加的トランジスタを含むことができ、また、制御入力434および436のような付加的制御端子を含むことができることを理解しておくべきである。
システム400はさらに、容量性ノード420と電気的グランド406の間に接続されたキャパシタ422を含む。特定の例示的実施形態では、個別の回路部品とする代わりに、回路デバイスのライン静電容量およびゲート静電容量でキャパシタ422を構成してもよい。システム400はまた、回路素子426に接続された第1端子、容量性ノード420に接続された制御端子、および電気的グランド406に接続された第2端子を含むトランジスタ424を、含んでいる。回路素子426は、受信機、送信機、その他の回路、若しくはこれらの任意の組合せのような、クロック信号を受信するように構成された回路でもよい。
特定の例示的実施形態では、プログラマブル電圧レベル制御回路430は、トランジスタ442がノード450と容量性ノード420の間に接続されるようにトランジスタ444を付勢するところの制御イネーブル信号を、制御イネーブル入力434を介して、受信することができる。もしノード407における電圧レベルがローからハイへ切り替わると、容量性ノード420の電圧レベルはハイからローへ切り替わる。キャパシタ422は放電経路428を介して放電する。ノード407における電圧レベルは、論理ハイ電圧レベルに到達すると、トランジスタ440、442および446をオンさせる。トランジスタ448はイネーブルとされず、トランジスタ446は電流を通さない。制御イネーブル入力434における制御イネーブル信号によりトランジスタ444がオンされると、トランジスタ442は、トランジスタ444を介して容量性ノード420へ電流を通す。トランジスタ440、442および444は、ノード450の電圧レベルをプルダウンするために協同する。これにより、トランジスタ418はオフし、放電経路428を介してキャパシタ422が完全に放電されることが防止される。特定の例示的実施形態では、トランジスタ440、442、444、446、および448は、キャパシタ420の完全放電を防止するためにトランジスタ418を流れる電流を規制するように動作するところの電流フィードバックループを提供するように、容量性ノード420へ接続される。
特定の例示的実施形態では、ノード450は入力404から分離されている。入力404に与えられる入力信号がクロック信号であるときは、電圧源(VDD)の電圧レベルよりも少なくとも1つの電圧スレショルド分低い電圧レベルにノード420におけるクロック信号(CLK2)のレベルが落ちるまで、ノード450は、電圧源(VDD)の電圧レベルなどの電圧レベルに、保持される。この電圧レベルに達すると、プログラマブル電圧レベル制御回路430は、容量性ノード420において、急峻なプルダウンをもたらす。
図5Aおよび図5Bは、図1〜図4のシステムを用いてインプリメントされ縮小された電圧スイングを持つ調整されたクロック信号およびクロック信号を示すグラフ表示である。図5Aは、論理ロー電圧レベル(VSS)と論理ハイ電圧レベル(VDD)の間の電圧スイングを持つクロック信号502(破線で示されている)を説明するグラフ表示500である。グラフ表示500は、縮小されたスイングのクロック信号(すなわち第2クロック、CLK2)504も含んでいる。クロック信号502は、例えば図1〜図4それぞれで示された入力104、204、304、あるいは404のうちの1つにおいて受信される信号とすることができる。縮小されたスイングのクロック信号504は、図1のライン108における、図2のノード220における、図3のライン314における、あるいは図4のノード420における、対応信号を示す。縮小されたスイングのクロック信号504は、クロック信号502のロー部分508に対応するところのロー部分506を持つ。しかし、ロー部分506の電圧レベルおよびロー部分508は、例えば論理ロー電圧レベルと第1電圧レベルの間の違いを示すところの、電圧差分(ΔVSS)を持っている。
図5Bは、論理ロー電圧レベル(VSS)と論理ハイ電圧レベル(VDD)の間の電圧スイングを持つクロック信号502(破線で示されている)を説明するグラフ表示520である。このクロック信号502は、例えば図1〜図4それぞれで示された入力104、204、304、あるいは404のうちの1つにおいて受信される信号とすることができる。グラフ表示520は、第1縮小スイングクロック信号504、第2縮小クロック信号524、第3縮小クロック信号526、および第4縮小クロック信号528も含んでいる。第1、第2、第3および第4縮小スイングクロック信号504、524、526および528は、例えば図4に示すプログラマブル電圧レベル制御回路430の制御入力434および436へ制御信号を与えることにより選択できるところの、種々な電圧レベルあるいは層(全般的には符号522で示されている)で表すことができる。第1、第2、第3および第4縮小スイングクロック信号504、524、526、および528は、図1のライン108において、図2のノード220において、図3のライン314において、あるいは図4のノード420において表れるところの、対応信号を示す。例えば、第1、第2、第3、および第4縮小クロック信号504、524、526、および528は、図3に示すプログラマブル電圧レベル制御回路318あるいは図4に示すプログラマブル電圧レベル制御回路430それぞれを用い、図3および図4それぞれに示された電圧レベル調整回路320および412を制御することで、発生することができる。特定の例示的実施形態では、図4の制御イネーブル入力434および436を介してプログラマブル電圧レベル制御回路430において2つの制御イネーブル入力が受信されたときに、第3縮小スイングクロック信号526は、図4のノード420における第2クロック(CLK2)を示すようになる。
図6は、電圧スイングを制御するシステム600についての第5の特定例示的実施形態のブロック図である。このシステム600は、クロック信号などの入力信号を受ける第1入力604を含む論理NANDゲート602のような、論理回路素子を含んでいる。論理回路素子602は、電気的グランド606に接続された第2入力も含む。この第2入力は論理ロー電圧レベル(すなわちグランド電圧レベル)に保持されているので、ノード607における論理NANDゲート602の出力は、第1入力604における入力信号の反転版となる。
システム600は、インバータ回路を形成するように配置されたpチャネルトランジスタ608およびnチャネルトランジスタ610を含んでいる。pチャネルトランジスタ608は、ノード611に接続された第1端子、ノード607に接続された制御端子、および容量性ノード620に接続された第2端子を含む。nチャネルトランジスタ610は、容量性ノード620に接続された第1端子、ノード607に接続された制御端子、および電気的グランド606に接続された第2端子を含む。このシステム600はまた、電圧源(VDD)とノード611の間で並列に配置されたトランジスタ616およびトランジスタ618を持つ電圧レベル調整回路612を含んでいる。トランジスタ616は、電圧源(VDD)に接続された第1端子、パワーモードバイパスイネーブル入力614に接続された制御端子、およびノード611に接続された第2端子を含む。パワーモードバイパスイネーブル信号がパワーモードバイパスイネーブル入力614で受信されると、トランジスタ616は、ノード611を電圧源(VDD)へ接続する。トランジスタ618は、電圧源(VDD)に接続された第1端子、ノード636に接続された制御端子、およびノード611に接続された第2端子を含む。
システム600はまた、ノード636に接続された第1端子、ノード607に接続された制御端子、および容量性ノード620に接続された第2端子を持つトランジスタ634を含んでいる。このシステム600は、ノード636に接続された第1端子、ノード607に接続された制御端子、および電気的グランド606に接続された第2端子を含むトランジスタ632を、さらに含んでいる。それに加えて、システム600は、容量性ノード620および電気的グランド606の間に接続されたキャパシタ622を含んでいる。システム600はさらに、回路素子626に接続された第1端子、容量性ノードに接続された制御端子、および電気的グランド606に接続された第2端子を含むトランジスタ624を、含んでいる。回路素子626は、データ入力628および出力630を含むことができる。特定の例示的実施形態では、回路素子626は、受信機、送信機、プロセサ、その他の回路素子、若しくはこれらの任意の組合せでもよい。
特定の例示的実施形態では、入力604におけるクロック信号が論理ローから論理ハイの電圧レベルへ遷移すると、ノード607における電圧レベルが論理ハイから論理ローの電圧レベルへ遷移し、トランジスタ608および634が付勢されて、トランジスタ632がオフする。容量性ノード620は、ライン638で図示される充電経路を介して、電圧供給源(VDD)へ電気的に接続することができる。容量性ノード620における電圧上昇に応じてトランジスタ632を通過する電流が少なくなるため、容量性ノード620の電圧レベルは電圧源(VDD)のレベルよりも小さな第1電圧レベルへ充電することになる。すなわち、ノード636における電圧が上昇すると、トランジスタ618を通って容量性ノード620へ流れる電流は制限され若しくは規制される。入力604におけるクロック信号がハイからローへ切り替わると、ノード607における電圧レベルはローからハイへ遷移し、トランジスタ608および634をオフさせ、ノード636における電圧レベルがプルダウンするようにトランジスタ632が付勢される。トランジスタ608がオフされると、容量性ノード620への電流は流れなくなる。
特定の例示的実施形態では、容量性ノード620における信号の論理ハイ部分を電圧源(VDD)の電圧レベルより小さな第1電圧レベルまで減らすことに、電圧レベル調整回路612を用いることができる。つまり、入力604におけるクロック信号に対して、容量性ノード620における第2クロック信号(CLK2)は、論理ロー電圧レベル(すなわちグランド電圧レベル)と第1電圧レベルの間でスイングすることができる。この減衰された電圧スイングクロック信号(すなわちCLK2)は、回路素子626などの他の回路デバイスへのクロック信号として、供給することができる。クロック信号のスイングを減らすことにより、回路の全電力消費を減らすことができる。
図7は、電圧スイングを制御するシステム700についての第6の特定例示的実施形態のブロック図である。このシステム700は、クロック信号などの信号を受信する第1入力704を含む論理NANDゲート702のような回路素子を含んでいる。論理NANDゲート702は、電気的グランド706に接続された第2入力も含む。論理NANDゲート702への第2入力は電圧ローレベルに保持されているので、容量性ノード707における論理NANDゲート702の出力は、第1入力704における入力信号の反転版となる。
システム700は、インバータ回路を形成するように配置された、pチャネルトランジスタ708およびnチャネルトランジスタ710を含んでいる。pチャネルトランジスタ708は、ノード713に接続された第1端子、容量性ノード707に接続された制御端子、および容量性ノード712に接続された第2端子を含む。nチャネルトランジスタ710は、容量性ノード712に接続された第1端子、容量性ノード707に接続された制御端子、およびノード711に接続された第2端子を含む。システム700は、ノード713と電圧源(VDD)の間に接続された論理ハイ電圧レベル調整回路722、および、ノード711と電気的グランド706の間に接続された論理ロー電圧レベル調整回路734を含んでいる。システム700は、容量性ノード712と電気的グランド706の間に接続されたキャパシタ714を含んでいる。システム700は、回路素子718に接続された第1端子、容量性ノード712に接続された制御端子、および電気的グランド706に接続された第2端子を持つトランジスタ716も含んでいる。特定の例示的実施形態では、回路素子718は、受信回路、送信回路、容量性ノード712を介して縮小された電圧スイング信号を受けるその他の回路素子、若しくはこれらの任意の組合せでもよい。回路素子718は、データ入力719および出力720を含むことができる。
論理ハイ電圧レベル調整回路722は、電圧源(VDD)とノード713の間で並列接続された第1トランジスタ726および第2トランジスタ728を含む。第1トランジスタ726は、電圧源(VDD)に接続された第1端子と、システム700が論理ハイ電圧レベル調整回路722をバイパスできるようにする論理ハイパワーモード制御信号を受ける論理ハイパワーモード制御バイパス端子724に接続された制御端子を含む。トランジスタ728は、電圧供給源(VDD)に接続された第1端子、論理ハイレベル制御回路730に接続された制御端子、およびノード713に接続された第3端子を含む。論理ハイレベル制御回路730は、容量性ノード712へ接続することができ、そして、システム700用の論理ハイ電圧レベルを調整する1以上の制御入力信号を受ける1以上の制御入力732を含むことができる。特定の例示的実施形態では、論理ハイレベル制御回路730は、論理ハイ制御入力信号に基づいて論理ハイ電圧レベルを第1論理ハイ電圧レベルへ縮小させることに用いられる。
論理ロー電圧レベル調整回路734は、ノード711と電気的グランド706の間で並列接続された第1トランジスタ738および第2トランジスタ740を含む。第1トランジスタ738は、ノード711に接続された第1端子、論理ローパワーモード制御バイパス信号を受けるバイパス入力736に接続された制御端子、および電気的グランドに接続された第2端子を含む。第2トランジスタ740は、ノード711に接続された第1端子、論理ローレベル制御回路742に接続された制御端子、および電気的グランド706に接続された第2端子を含む。論理ローパワーモード制御バイパス信号がバイパス入力736に与えられると、論理ロー電圧レベル調整回路734は、ノード711を電気的グランド706へ電気的に接続するようにバイパスされる。論理ローレベル制御回路742は、容量性ノード712に接続され、かつ、論理ロー電圧レベル調整回路734の論理ロー電圧レベルが調整されるように論理ローレベル制御回路742を制御するところの1以上の論理ロー制御信号を受ける1以上の制御入力744を、含む。
特定の例示的実施形態では、論理ハイ電圧レベル調整回路722および論理ロー電圧レベル調整回路734は、ノード712における信号の電圧スイングを、供給電圧(VDD)より小さなハイ電圧レベルとグランド電圧(つまり電気的グランド706)より大きなロー電圧レベルの間にクランプするために、協同する。それに加えて、論理ハイレベル制御回路730および論理ローレベル制御回路742は、トランジスタを用いてインプリメントすることができる。論理ハイレベル制御回路730および論理ローレベル制御回路742は、ハイ電圧レベルを縮小させロー電圧レベルを増加させてノード712における電圧スイングを整調するために、論理ハイ制御入力732および論理ロー制御入力744を介した1以上の制御入力信号により、制御されることができる。
図8Aおよび図8Bは、図6および図7のシステムを用いてインプリメントされ縮小された電圧スイングを持つ調整されたクロック信号およびクロック信号を示すグラフ表示である。図8Aは、論理ロー電圧レベル(VSS)から論理ハイ電圧レベル(VDD)までの電圧スイングを持つクロック信号802を説明するグラフ表示800である。この例では、図6に示される電圧レベル調整回路612などの論理ハイ電圧レベル調整回路は、クロック信号802の論理ハイ部分を、縮小されたクロック信号804(すなわち第2クロック信号、CLK2)へ縮小させることができる。クロック信号802の論理ハイ部分と縮小されたクロック信号804との間の差が、差分電圧(ΔVDD)となる。クロック信号を種々な回路部品へ提供する際に縮小されたクロック信号804を用いることで、回路デバイスの全電力消費。
図8Bは、論理ロー電圧レベル(VSS)から論理ハイ電圧レベル(VDD)までの電圧スイングを持つクロック信号802を説明するグラフ表示820である。この例では、図7に示された電圧レベル調整回路722および734などの論理ハイ電圧レベル調整回路および論理ロー電圧レベル調整回路は、縮小されたクロック信号824などの縮小された電圧スイングを持つ第2クロック信号を生成するために、協同することができる。この例では、縮小されたクロック信号824は、信号の論理ロー部分および論理ハイ部分の双方において、入力クロック802から変化する。差分論理ハイ電圧(VDD)および差分論理ロー電圧(VSS)は、回路に縮小された電力消費をもたらすであろうクロック電圧スイングの縮小分を示す。
図9は、電圧スイングを制御する方法についての特定例示的実施形態のフロー図である。902において、容量性ノードを含むデジタル回路デバイスの入力にてクロック信号が受信される。904に進むと、容量性ノードに与えられるクロック信号の論理ロー部分がグランド電圧レベルより大きな電圧レベルまで増加するように、電圧レベル調整回路が選択的に付勢される。906に移ると、電圧レベル調整回路に接続された電圧レベル制御回路にて第1制御信号が受信される。908へ移行すると、クロック信号の論理ロー部分の電圧レベルが、その電圧レベルより大きな第2電圧レベルへ増加される。この方法は910で終了する。
通常、電圧レベル調整回路は、調整可能なものとすることができる。特定の例示的実施形態では、電圧レベル調整回路は、電圧レベル調整回路を流れる電流を規制するために1以上の制御信号を受信することができるプログラマブル電圧レベル制御回路に、接続されてもよい。この電流の流れを規制することにより、電圧レベル調整回路は、容量性ノードがグランド電圧へ放電することを防止し、容量性ノードが電圧源(VDD)へ充電することを防止し、あるいは、その両方を行うことができる。すなわち、容量性ノードにおける信号の電圧スイングは、その電圧スイングが縮小するようにクランプされ、それにより、電力消費が縮小する。それに加え、キャパシタは、電圧源(VDD)のレベルまで再充電される必要も、グランド電圧レベル(VSS)まで放電される必要も、ない。そのため、キャパシタは高速スイッチできる。
図1〜図4、図6および図7で例示された容量性ノードは個別のキャパシタ回路部品と関連して示されていたが、一般論として、このキャパシタは、他の回路部品に付随するラインおよびゲート静電容量を示す場合があることを理解すべきである。
図10は、電圧スイング1011を制御する回路デバイスを含んだ無線通信デバイス1000のブロック図である。この回路デバイスは、図1〜図4、図6、図7および図9に示された回路デバイスのうちの1つでよく、あるいは、図9に関連して例示され説明された方法をインプリメントしたものでもよい。携帯通信デバイス1000は、デジタル信号プロセサ1010などのプロセサを含んだオンチップシステム1022を、含んでいる。デジタル信号プロセサ1010は、図1〜図4、図6、図7および図9を参照して説明したような電圧スイング調整回路1011を持つデバイスを、少なくとも1つ含んでいる。特定の例示的実施形態では、電圧スイング調整回路1011は、デジタル信号プロセサ1010などの高速プロセサ内、および、オンチップシステム1022などのシステムオンチップデバイス内で使用されるべき、縮小された電圧スイング信号を発生することができる。縮小された電圧スイング信号は、信号バスおよびクロックバス上における電圧スイングの縮小を通して、実際の電力消費を縮小することができる。特定の例示的実施形態では、電圧スイング調整回路1011は、処理速度に影響することなく、別電源を導入することなく、かつわずかな回路面積の詰め込みで、縮小された電圧スイング信号を提供することができる。特定の例示的実施形態では、電圧スイング調整回路1011は、電圧スイングの範囲を選択的に調整するためにプログラマブルとすることができる。
図10は、デジタル信号プロセサ1010およびディスプレイ1028に接続されたディスプレイコントローラ1026も示している。さらに、デジタル信号プロセサ1010には入力デバイス1030が接続されている。それに加え、メモリ1032がデジタル信号プロセサ1010に接続されている。コーダ/デコーダ(CODEC)1034もまた、デジタル信号プロセサ1010に接続することができる。このCODEC1034には、スピーカ1036およびマイクロホン1038を接続することができる。
図10は、デジタル信号プロセサ1010およびワイヤレスアンテナ1042に接続できるワイヤレスコントローラ1040も、示している。特定の実施形態では、電源1044はオンチップシステム1022に接続されている。さらに、図10に示されるような特定の実施形態では、ディスプレイ1028、入力デバイス1030、スピーカ1036、マイクロホン1038、ワイヤレスアンテナ1042、および電源1044は、オンチップシステム1022に対して外部のものとなっている。しかしながら、これらの各々はオンチップシステム1022のコンポーネントへ接続されている。
特定の例示的実施形態では、電圧スイング調整回路1011は、携帯通信デバイス1000のオーバーオールパフォーマンスを増強するのに用いることができる。とくに、電圧スイング調整回路1011はデバイス1000の全体でみたクロック電力消費を縮小できることから、バッテリライフが延び、オーバーオールの電力効率が改善され、デバイス1000のパフォーマンスが増強される。
電圧スイング調整回路1011はデジタル信号プロセサ1010内だけで示されているが、ディスプレイコントローラ1026、ワイヤレスコントローラ1040、CODEC1034、あるいは任意の他のコンポーネントを含む他のコンポーネント内に、電圧スイング調整回路1011を提供することもできることを、理解しておくべきである。ここで、任意の他のコンポーネントは、論理ラッチ回路、論理フリップフロップ回路、その他のクロックされる回路、もしくはそれらの任意の組合せといったような、クロック信号を受信しあるいは使用するものである。
通常、電圧スイング調整回路1011の実施形態は、電圧スイング縮小技術という従来技術を超えた重要な長所をもたらす。特定の例示的実施形態では、電圧スイング調整回路1011は、タイミングに悪影響することなく、回路デバイスのネット上で33パーセントの電力節減をもたらすことができる。あるいは、電圧スイングが縮小されることから、回路のタイミングを強化する、すなわち高速化することができる。それに加えて、付加的なバイアスあるいは特別な電源を導入することなく、電圧スイングを縮小できる。ここに開示された実施形態は、特定の場合においてデバイスが電力節減へ迂回することを許すバイパスロジックを含んでいる。さらに、ここに例示され記述された手段(インプリメンテーション)は、より高電圧用に規模を変えてもよく、また、論理ハイ電圧レベルの縮小、論理ロー電圧レベルの増加、あるいはそれらの両方のために、強度、タイミングおよびパワーのトレードオフに基づいて、混合しあるいは整合することができる。電圧スイング調整回路1011の実施形態によりもたらされる他の長所は、この回路が、信号の完全性に妥協をすることなく、電圧スイングを縮小することである。
ここに開示された実施形態に関連して記載された種々な例示的論理ブロック、構成、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子的なハードウエア、コンピュータソフトウエア、あるいはその両方の組合せとしてインプリメントすることができることを、当業者ならば、さらに認識するであろう。このハードウエアとソフトウエアの互換性をより明かに示すために、種々な例示的コンポーネント、ブロック、構成、モジュール、回路、およびステップは、機能的な用語でもって一般的に前述されている。このような機能性がハードウエアとしてインプリメントされるのかソフトウエアとしてインプリメントされるのかは、システム全体に掛かる、特定のアプリケーションおよびデザインの束縛に依存する。当業者は、各特定アプリケーションに対して、記述された機能性を色々な方法でインプリメントすることができるが、その手段(インプリメンテーション)の決定は、本願開示の範囲から離脱するように解釈されてはならない。
ここに開示された実施形態に関連して記載された方法ステップあるいはアルゴリズムは、直接ハードウエアで実施するか、プロセサにより実行されるソフトウエアモジュールで実施するか、あるいはその2つの組合せで実施することができる。ソフトウエアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、PROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、その他当業界において知られているストレージ媒体の形態に、存在することができる。一例としてのストレージ媒体はプロセサに接続され、そのプロセサはそのストレージ媒体から情報を読んだり情報を書き込んだりできる。あるいは、ストレージ媒体はプロセサに集積化することもできる。そのプロセサおよびストレージ媒体は、ASICに存在することができる。このASICは、コンピュータデバイスあるいはユーザ端末に存在することができる。あるいは、プロセサおよびストレージ媒体は、コンピュータデバイスあるいはユーザ端末内の個別コンポーネントとして存在してもよい。
ここに開示された実施形態の上記記述は、開示された実施形態を当業者が作成しあるいは使用できるように、提供されている。これら実施形態に対する種々な変更は当業者にとっては容易で明かなことであり、本願開示の意図あるいは範囲から離れることなく、本願で定義された一般原則は他の実施形態に適用することができる。すなわち、本願開示は、ここに示される実施形態に限定することを意図するものではなく、本願請求項に記載された新規な特徴と原理に矛盾しない限り最大限の範囲に和合すべきものである。

Claims (30)

  1. 電圧スイングを制御する方法であって、以下を具備する:
    容量性ノードを含むデジタル回路デバイスの入力においてクロック信号を受信し;そして、
    前記容量性ノードの完全な放電を防止するために前記容量性ノードから電気的グランドまでの電気的放電経路が絞られるように、電圧レベル調整素子を選択的に付勢する。
  2. 請求項1の方法において、前記電圧レベル調整素子は、前記容量性ノードにおける論理ロー電圧レベルをグランド電圧レベルより大きな第1電圧レベルへ増加させ、これにより前記容量性ノードが前記グランド電圧レベルの代わりに前記第1電圧レベルへ放電するようにする。
  3. 請求項2の方法では、さらに、受信された信号に基づいて前記論理ロー電圧レベルを調整する。
  4. 請求項2の方法では、さらに、電圧レベルが増加的に調整されるように、前記電圧レベル調整素子に接続された電圧レベル制御回路へ制御信号を与える。
  5. 請求項2の方法では、さらに、
    前記電圧レベル調整素子に接続された電圧レベル制御回路において第1の制御信号を受信し;そして
    前記第1の制御信号に応答して、電圧レベルを、この電圧レベルより大きな第2の電圧レベルへ増加させる。
  6. 請求項5の方法では、さらに、
    前記電圧レベル制御回路において少なくとも1つの第2の制御信号を受信し;そして、
    前記電圧レベルを、前記第2の電圧レベルより大きな第3の電圧レベルへ増加させる。
  7. 請求項2の方法において、前記デジタル回路デバイスは第1の電圧供給源および電気的グランドを含み、前記電圧レベル調整素子は第2の電圧供給源を用意することなく前記電圧レベルを増加させる。
  8. 請求項1の方法において、前記容量性ノードは、前記入力に接続された論理回路に応答するキャパシタの端子を具備する。
  9. 請求項1の方法では、さらに、
    第1の動作モードにおいて電圧レベル調整回路が付勢されるように、パワーモード制御イネーブル信号を前記電圧レベル調整回路の制御入力へ選択的に維持し;そして、
    第2の動作モードにおいて前記電圧レベル調整回路がバイパスされるように、前記パワーモード制御イネーブル信号を選択的に非維持とする。
  10. 請求項1の方法では、さらに、
    前記容量性ノードにおける前記信号の論理ハイ部分を、前記クロック信号のハイ部分電圧レベルよりも小さい高電圧レベルまで減少させる。
  11. 回路デバイスであって、以下を具備する:
    デジタル論理値を受ける入力と;
    前記入力に応答する論理デバイスと;
    前記論理デバイスに接続された容量性ノード;そして、
    前記容量性ノードに接続され、前記容量性ノードでの電圧スイングが縮小するように、論理ロー電圧レベルを前記入力の論理ローレベルより上の電圧レベルへ増加させる電圧レベル調整素子。
  12. 請求項11の回路デバイスにおいて、前記デジタル論理値はクロック信号を備え、前記容量性ノードは、前記クロック信号の論理ロー部分の間に完全放電されない。
  13. 請求項11の回路デバイスはさらに、1以上の制御入力を受ける1以上の入力を含んだプログラマブル電圧レベル制御回路を備え、このプログラマブル電圧レベル制御回路が、前記1以上の制御入力に応答して前記電圧レベルが増加的に増えるよう前記電圧レベル調整素子を制御する。
  14. 請求項11の回路デバイスにおいて、前記電圧レベル調整素子は、前記容量性ノードと電気的グランドとの間に、並列接続された第1トランジスタおよび第2トランジスタを備え、前記第1トランジスタが、前記電圧レベル調整素子を選択的に付勢するパワーモード制御イネーブル入力に応答する第1制御端子を含む。
  15. 請求項14の回路デバイスにおいて、前記第2トランジスタは、前記容量性ノードにおける電圧レベルに基づいて前記第2トランジスタを介する放電経路を規制するために、前記容量性ノードに接続された第2制御端子を備える。
  16. 請求項14の回路デバイスにおいて、前記第2トランジスタは、プログラマブル電圧レベル制御回路に接続された第2制御端子を備える。
  17. 請求項16の回路デバイスにおいて、前記プログラマブル電圧レベル制御回路は、以下を具備する:
    電圧源に接続された第1端子、前記入力に接続された第2端子、および、前記第2制御端子に接続された第3端子を含むpチャネルトランジスタと;
    前記第3端子に接続された第4端子;前記入力に接続された第5端子;および前記容量性ノードに接続された第6端子を含むnチャネルトランジスタ。
  18. 請求項17の回路デバイスにおいて、前記プログラマブル電圧レベル制御回路は、1対以上のnチャネルトランジスタをさらに具備し、nチャネルトランジスタの各対は以下を具備する:
    前記第2制御端子に接続された第7端子、前記入力に接続された第8端子、および第9端子を含んだ、第1のnチャネルトランジスタ;そして、
    前記第9端子に接続された第10端子、前記制御入力に接続された第11端子、および前記容量性ノードに接続された第12端子を含んだ、第2のnチャネルトランジスタ。
  19. 回路デバイスであって、以下を具備する:
    回路素子への入力と;
    前記入力に応答し前記回路素子に接続される容量性ノード;そして、
    前記容量性ノードに接続され、この容量性ノードに対して電気的グランドへの電気的放電経路を提供するように設けられた電圧レベル調整素子、ここで、前記入力における信号が論理ロー電圧レベルにあるときに前記容量性ノードの完全放電が防止されるように、前記電圧レベル調整素子は前記電気的放電経路を絞る。
  20. 請求項19の回路デバイスにおいて、前記回路素子は論理ゲートを備える。
  21. 請求項19の回路デバイスにおいて、前記入力はクロック信号に応答するデジタル信号である。
  22. 請求項19の回路デバイスはさらに、少なくとも1つの制御イネーブル入力信号を受ける少なくとも1つの制御入力を含む電圧レベル制御回路を備え、前記少なくとも1つの制御入力に基づいてグランド電圧レベルに対する前記容量性ノードの放電電圧レベルが増加的に増えるように、前記電圧レベル制御回路は前記電圧レベル調整素子に接続される。
  23. 請求項22の回路デバイスにおいて、前記電圧レベル制御回路は、前記電圧レベルをさらに調整するために1以上の第2制御入力を含む。
  24. 請求項19の回路デバイスはさらに、前記電圧レベル調整素子を選択的に付勢するために前記電圧レベル調整素子に接続されたパワーモードイネーブル入力を備える。
  25. 回路デバイスであって、以下を具備する:
    容量性ノードを含むデジタル回路デバイスの入力においてクロック信号を受信する手段;そして、
    前記容量性ノードの完全な放電を防止するために前記容量性ノードから電気的グランドまでの電気的放電経路が絞られるように、電圧レベル調整素子を選択的に付勢する手段。
  26. 請求項25の回路デバイスにおいて、グランド電圧レベルの代わりに非グランド電圧レベルへ前記容量性ノードが放電するように、前記電圧レベルは、前記容量性ノードにおける信号の電圧スイングを縮小させる。
  27. 請求項26の回路デバイスはさらに、以下を具備する:
    前記電圧レベル調整素子に接続された電圧レベル制御回路において第1の制御信号を受信する手段;そして、
    前記非グランド電圧レベルを、この非グランド電圧レベルより大きな第2電圧レベルへ増加させる手段。
  28. 請求項25の回路デバイスはさらに、以下を具備する:
    第1の動作モードにおいて電圧レベル調整回路が付勢されるように、パワーモード制御イネーブル信号を前記電圧レベル調整回路の制御入力へ維持する手段;そして
    第2の動作モードにおいて前記電圧レベル調整回路がバイパスされるように、前記パワーモード制御イネーブル信号を非維持とする手段。
  29. 請求項25の回路デバイスはさらに、受信された命令に基づいて前記信号の論理ロー部分の電圧レベルを調整する手段を具備する。
  30. 請求項25の回路デバイスはさらに、前記非グランド電圧レベルを増加的に調整するために前記電圧レベル調整素子に接続された電圧レベル制御回路へ制御信号を与える手段を具備する。
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