JP2010522254A - 光反応基を含むエキソ異性体の過量含有ノルボルネン重合体およびその製造方法 - Google Patents

光反応基を含むエキソ異性体の過量含有ノルボルネン重合体およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、光反応性官能基を含むノルボルネンモノマーを含み、前記光反応性官能基を含むノルボルネンモノマーのうちのエキソ異性体を少なくとも50モル%以上含有するノルボルネン重合体およびその製造方法に関するものである。本発明に係るノルボルネン重合体は、光反応性官能基を含むノルボルネンモノマーのうちのエキソ異性体を少なくとも50モル%以上含有しており、重合体の製造時に収率の損失がなく分子量を顕著に改善させることができ、3次元構造から見る時に分子間の光反応基が近くに配列している平面構造を有するものが安定であり、よって、光反応基間の距離が近接して光反応速度が速くなる長所を持つ。

Description

本発明は光反応基を有するノルボルネンモノマーのうちのエキソ異性体を少なくとも50モル%以上含有するノルボルネン重合体およびその製造方法に関するものである。本出願は2007年3月22日に韓国特許庁に提出された韓国特許出願第10−2007−0028091号の出願日の利益を主張し、その内容の全ては本明細書に含まれる。
最近、液晶ディスプレイが大型化することに伴ってノートパソコンなどの個人用から壁掛設置型TVなどの家庭用にその用途が次第に拡張することにより、液晶ディスプレイに対し、高画質、高品位化、および広視野角が求められている。特に、薄膜トランジスタによって駆動される薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ(TFT−LCD)は、個々の画素を独立に駆動させるため、液晶の応答速度に非常に優れ、高画質の動画像を実現できるのでその応用範囲が次第に拡張しつつある。
このようなTFT−LCDにおいて、液晶が光スイッチとして用いられるためにはディスプレイセルの最も内側に薄膜トランジスタが形成された層上に液晶が一定方向に初期配向されなければならず、そのために液晶配向膜を用いている。
液晶ディスプレイにおいて、現在、液晶を配向させる方法は、ポリイミドなどの耐熱性高分子膜を透明ガラス上に塗布して高分子配向膜を成層し、ナイロンまたはレーヨンなどのラビング布を巻いた回転ローラを高速回転させながら配向膜をこすって配向させる方法であり、これをラビング工程(rubbing process)という。
しかし、ラビング工程はラビング時に液晶配向材の表面に機械的なスクラッチを発生させるか、高い静電気を発生させるために、薄膜トランジスタを破壊し、ラビング布から発生する微細なファイバーなどによって不良をもたらす要因となっており、生産収率の向上の障害となっている。このようなラビング工程の問題点を克服し、生産側面から革新を成し遂げるために新しく考案された液晶配向方式がUV、すなわち光による液晶配向(以下、光配向)である。
光配向とは、線偏光したUVによって高分子に結合された感光性基が光反応を起こし、この過程で高分子の主鎖が一定方向に配列し、その結果液晶が配向される光重合型液晶配向膜を形成するメカニズムをいう。
このような光配向の代表的な例がM.Schadtなど(Jpn.J.Appl.Phys.,Vol.31,1992,2155)、Dae S.Kangなど(米国特許第5,464,669号)、Yuriy Reznikov(Jpn.J.Appl.Phys.Vol.34,1995,L1000)が発表した光重合による光配向である。
前記のような既存の特許および論文で用いられた光配向重合体としては、PVCN(poly(vinyl cinnamate))やPVMC(poly(vinyl methoxycinnamate))のようなポリシンナメート系のポリマーが主に用いられている。これを光配向させる場合、照射されたUVによってシンナメートの二重結合が[2+2]環化付加([2+2]cycloaddition)反応をしてシクロブタン(Cyclobutane)が形成され、これによって異方性が形成され、液晶分子を一方向に配列させて液晶の配向が誘導される。
従来、光配向重合体としては、日本国公開公報平11−181127にアクリレート、メタクリレートなどの主鎖に桂皮酸基などの感光性基を含む側鎖を有する高分子型配向膜製造方法とそれによって製造された配向膜が開示されているが、高分子の場合、移動度が落ちるため、長時間光に露出させても所望するほど十分な配向特性が得にくい短所があった。これは、前記高分子内に存在する感光性基が高分子の主鎖に束縛されているので、照射される偏光に対して迅速に反応し難いためである。これによってネットワークポリマーとなるが、長時間が必要となるために工程効率が落ち、充分でない時間で配向処理を終えると、製作した液晶表示素子の液晶配向が不充分で、二色比が小さく、コントラストが劣化するという問題点があった。
韓国特許出願第10−2007−0028091号 日本国公開公報平11−181127
M.Schadtなど(Jpn.J.Appl.Phys.,Vol.31,1992,2155) Dae S.Kangなど(米国特許第5,464,669号)、Yuriy Reznikov(Jpn.J.Appl.Phys.Vol.34,1995,L1000)
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためのものであり、重合体の製造時に収率の損失がなく分子量を顕著に改善させることができ、3次元構造が平面(planar)であるため、分子間光反応(inter chain cross−linking photoreaction)が起こる時、光反応基の二重結合の位置を近接させ、[2+2]環化付加反応の収率および速度を上昇させ、誘導された異方性を極大化できる長所を有する重合体およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、光反応基を有するノルボルネンモノマーを含み、前記光反応性官能基を有するノルボルネンモノマーのうちのエキソ異性体を少なくとも50モル%以上含有するノルボルネン重合体を提供する。
また、本発明は、エキソ異性体を少なくとも50モル%以上含有する光反応性ノルボルネンモノマーの製造方法において、ジシクロペンタジエンとエステル化合物を180〜260℃の温度で1〜10時間ディールスアルダー反応させて得たエキソ異性体を50モル%以上含有するノルボルネン−エステルモノマーを得た後、エステル基に置換または付加反応によって光反応基を導入することにより、エキソ異性体を少なくとも50モル%以上含有する光反応性ノルボルネンモノマーの製造方法を提供する。
また、本発明は、前記エキソ異性体を少なくとも50モル%以上含有する光反応性ノルボルネンモノマーを、10族の遷移金属を含む前駆触媒および前記前駆触媒の金属と弱く配位結合できる助触媒(cocatalyst)を含む触媒混合物の存在下で、10℃〜200℃の温度で重合させることを特徴とする光反応基を有するノルボルネンモノマーのうちのエキソ異性体を少なくとも50モル%以上含有するノルボルネン重合体の製造方法を提供する。
本発明に係る光反応性官能基を含むノルボルネンモノマーのうちのエキソ異性体を少なくとも50モル%以上含有するエキソ・リッチ(exo−rich)ノルボルネン重合体は、ノルボルネンを基本主鎖にして熱安定性に優れている。また、重合体の3次元構造が平面であるために光反応基が相対的に近く配列され、分子間光反応(inter chain cross−linking)が起こり易くて光反応速度がより速く、異方性を極大化できる長所を持つ。
置換体のない純粋なノルボルネン重合体の3次元構造を示す図である。 光反応性官能基を含むノルボルネン重合体の異性体による3次元構造を示す図である。 置換体のない純粋なノルボルネン重合体の立体規則性(tacticity)による3次元構造のエネルギー値を示す表である。 光反応性官能基を含むノルボルネン重合体の立体規則性による3次元構造のエネルギー値を示す表である。
以下、本発明についてより詳細に説明する。
本発明は、ディールスアルダー反応の反応温度と反応時間を調節し、エキソ異性体のノルボルネン−エステルモノマーの量が少なくとも50モル%以上であるノルボルネン−エステルと同じ極性官能基を有するノルボルネン系モノマー混合物を製造する。
前記ディールスアルダー反応において、エステル基の極性官能基を有しているエンド異性体とエキソ異性体の反応エネルギーを比較してみると、反応速度論的にエンド異性体は転移状態におけるエネルギーが安定しているために前記ディールスアルダー反応の生成により有利で、エンド異性体が容易に生成され得るが、熱力学的にエキソ異性体は反応生成物のエネルギーが安定しているために前記ディールスアルダー反応の生成により有利で、反応時間および反応温度を調節すると、エキソ異性体が大多数であるモノマーの混合物を合成することができる。
上記のように生成されたエキソ異性体を50モル%以上含有しているノルボルネン−エステルモノマーを置換または付加反応によって官能基を変化させ合成することができ、これにシンナメートなどの光反応基を導入すると、エキソ・リッチ(exo−rich)光反応性ノルボルネンモノマーを合成することができる。
また、前記のようなモノマーを繰り返し単位で含むエキソ・リッチ(exo−rich)光反応性ノルボルネン重合体を提供することができる。
一般的に極性官能基を有するノルボルネン系モノマーを用いて重合体を製造する場合、モノマーがエンド異性体である場合がエキソ異性体である場合に比べて、相対的に重合速度が遅く、製造される重合体も低分子量を有し、重合収率も落ちると知られている。
よって、本発明に係る光反応性ノルボルネン重合体は、エキソ異性体を少なくとも50モル%含有するモノマーを用いて製造されるものであり、収率の損失がなく分子量を顕著に増加させることができ、ノルボルネンを基本主鎖(main chain)にしてガラス転移温度が高くなって熱的安定性にも優れている。
また、3次元構造が平面であるため、分子間光反応(inter chain cross−linking photoreaction)が起こる時、光反応基の二重結合の位置を近接させ、[2+2]環化付加反応の収率および速度を上昇させ、誘導された異方性を極大化できる長所を持つ。
図1〜図4は分子力学(molecular mechanics)法を利用してモノマー200個からなる高分子鎖の構造を調べたものであり、Accelrys社のDiscoverプログラムを利用し、力場(force field)はCOMPASSを使った。また、Conjugategradient方法を利用して構造最適化を行った結果である。図1および図3は官能基が結合されていないノルボルネン重合体の3次元構造および立体規則性(tacticity)によるエネルギー差を示すものである。図2および図4は、下記実施例2で重合した重合体を前記で説明した分子力学法を利用して行われた結果を示した3次元構造と、立体規則性(tacticity)およびエキソ/エンド異性体に応じたエネルギー差値を示すものである。
図1および図2に基づいて本発明に係る光反応性官能基を含むノルボルネン重合体の構造を3次元的に見てみると、官能基が結合されていないノルボルネン重合体はノルボルネン相互間の立体障害(steric hindrance)のために平面構造を有することができず、主鎖の立体規則性(tacticity)に関係なくヘリックス(helix)構造を示す。
一方、光反応性官能基側鎖(side−chain)が結合されている重合体は主鎖の立体規則性に関係なく平面構造を示す。平面構造を示す理由は、主鎖の立体障害は相変らず存在するものの、光反応官能基間の相互作用(interaction)、すなわちフェニル環(ring)間のπ−πスタッキング(stacking)によって安定化がより高まるためである。
特に、図4の表によると、エキソ異性体のみからなる重合体である場合、エンド異性体のみからなる重合体に比べ、平面構造である場合、300〜700kcal/mol程度さらに安定していることが分かる。
したがって、本発明によるエキソ異性体を過量含有している光反応性ノルボルネン重合体の場合、平面構造がより少し安定した形態となり、UVによって[2+2]環化付加反応を通じたシクロブタン環が生成される反応時に二重結合の位置が近接するようになって異方性生成速度がより速くなり、その結果、光配向の効果をより向上させることができる。
本発明に係る光反応性官能基を含むエキソ異性体の過量含有ノルボルネンモノマーは下記化学式1で示される化合物であってもよい:
Figure 2010522254
[化学式1]
前記化学式1において、
pは0〜4の整数であり、
、R、R、およびRのうちの少なくとも1つは下記化学式1a、1b、1c、1d、および1eからなる群から選択されるラジカルであり、その他は各々独立して水素;ハロゲン;置換または非置換のC1−20のアルキル;置換または非置換のC2−20のアルケニル;置換または非置換のC5−12のシクロアルキル;置換または非置換のC6−40のアリール;置換または非置換のC7−15のアラルキル;置換または非置換のC2−20のアルキニル;および酸素、窒素、リン、硫黄、シリコン、およびボロンからなる群から選択される少なくとも1つ以上の元素を含む非炭化水素極性基(non−hydrocarbonaceous polar group)からなる群から選択され、
前記R、R、R、およびRは水素、ハロゲン、または極性官能基でなければRとR、またはRとRが互いに連結されC1−10のアルキリデン基を形成することができ、またはRまたはRがRおよびRのうちの1つと連結されC4−12の飽和または不飽和環、または炭素数6〜24の芳香族環を形成することができ、
前記非炭化水素極性基(non−hydrocarbonaceous polar group)の例としては以下のものに限定されるのではないが、より具体的には−OR、−ROR、−OC(O)OR、−ROC(O)OR、−C(O)OR、−RC(O)OR、−C(O)R、−RC(O)R、−OC(O)R、−ROC(O)R、−(RO)−OR(pは1〜10の整数)、−(OR−OR(pは1〜10の整数)、−C(O)−O−C(O)R、−RC(O)−O−C(O)R、−SR、−RSR、−SSR、−RSSR、−S(=O)R、−RS(=O)R、−RC(=S)R、−RC(=S)SR、−RSO、−SO、−RN=C=S、−N=C=S、−NCO、R−NCO、−CN、−RCN、NNC(=S)R、−RNNC(=S)R、−NO、−RNO
Figure 2010522254
Figure 2010522254
であり、
前記官能基それぞれのRは置換または非置換のC1−20のアルキレン;置換または非置換のC2−20のアルケニレン;置換または非置換のC5−12のシクロアルキレン;置換または非置換のC6−40のアリーレン;置換または非置換のC7−15のアラルキレン;または置換または非置換のC2−20のアルキニレンであり、
、R、およびRは各々独立して水素;ハロゲン;置換または非置換のC1−20のアルキル;置換または非置換のC2−20のアルケニル;置換または非置換のC5−12のシクロアルキル;置換または非置換のC6−40のアリール;置換または非置換のC7−15のアラルキル;または置換または非置換のC2−20のアルキニルであり、
Figure 2010522254
[化学式1a]
Figure 2010522254
[化学式1b]
Figure 2010522254
[化学式1c]
Figure 2010522254
[化学式1d]
Figure 2010522254
[化学式1e]
前記化学式1a、1b、1c、1d、および1eにおいて、
AおよびA’は置換または非置換のC1−20のアルキレン、カルボニル、カルボキシ、置換または非置換のC6−40のアリーレン、置換または非置換のC6−40のヘテロアリーレン、または単結合であり;
Bは酸素、硫黄、−NH−、または単結合であり;
Xは酸素または硫黄であり;
は単結合であるか、置換または非置換のC1−20のアルキレン;置換または非置換のC2−20のアルケニレン;置換または非置換のC5−12のシクロアルキレン;置換または非置換のC6−40のアリーレン;置換または非置換のC7−15のアラルキレン;または置換または非置換のC2−20のアルキニレンであり;
前記化学式1aにおいて、
10はC6−40のアリール;または14族、15族、または16族のヘテロ元素(S、O、Nなど)が含まれたC6−40のヘテロアリールであり、前記アリールまたはヘテロアリールは置換または非置換のC1−20のアルコキシ、または置換または非置換のC6−30のアリールオキシで置換され;
前記化学式1b、1cにおいて、
10、R11、R12、およびR13は各々独立して置換または非置換のC1−20のアルキル;置換または非置換のC1−20のアルコキシ;置換または非置換のC6−30のアリールオキシ;置換または非置換のC6−40のアリール;14族、15族、または16族のヘテロ元素(S、O、Nなど)が含まれたC6−40のヘテロアリール;および置換または非置換のC6−40のアルコキシアリールからなる群から選択され、
14はC6−40のアリール;または14族、15族、または16族のヘテロ元素(S、O、Nなど)が含まれたC6−40のヘテロアリールであり、前記アリールまたはヘテロアリールは置換または非置換のC1−20のアルコキシ、または置換または非置換のC6−30のアリールオキシで置換され;
前記化学式1dにおいて、
10およびR14は各々独立して置換または非置換のC1−20のアルキル;置換または非置換のC1−20のアルコキシ;置換または非置換のC6−30のアリールオキシ;置換または非置換のC6−40のアリール;14族、15族、または16族のヘテロ元素(S、O、Nなど)が含まれたC6−40のヘテロアリール;および置換または非置換のC6−40のアルコキシアリールからなる群から選択され、
11、R12、およびR13のうちの少なくとも1つはC6−40のアリール;または14族、15族、または16族のヘテロ元素(S、O、Nなど)が含まれたC6−40のヘテロアリールであり、前記アリールまたはヘテロアリールは置換または非置換のC1−20のアルコキシ、または置換または非置換のC6−30のアリールオキシで置換され;
前記化学式1eにおいて、
10およびR11のうちの少なくとも1つはC6−40のアリール;または14族、15族、または16族のヘテロ元素(S、O、Nなど)が含まれたC6−40のヘテロアリールであり、前記アリールまたはヘテロアリールは置換または非置換のC1−20のアルコキシ、または置換または非置換のC6−30のアリールオキシで置換され;その他は、水素、置換または非置換のC1−20のアルキル;置換または非置換のC1−20のアルコキシ;置換または非置換のC6−30のアリールオキシ;および置換または非置換のC6−40のアルコキシアリールからなる群から選択される。
また、前記置換基において、C6−40のアリール;14族、15族、または16族のヘテロ元素(S、O、Nなど)が含まれたC6−40のヘテロアリールの代表的な例を挙げると下記化学式2の例が挙げられるが、それらに限定されたものではない。
Figure 2010522254
[化学式2]
前記化学式2において、R’10、R’11、R’12、R’13、R’14、R’15、R’16、R’17、およびR’18のうちの少なくとも1つは必ず置換または非置換のC1−20のアルコキシであるか置換または非置換のC6−30のアリールオキシであり、その他は各々独立して水素、置換または非置換のC1−20のアルキル、置換または非置換のC1−20のアルコキシ、置換または非置換のC6−30のアリールオキシ、または置換または非置換のC6−40のアリールである。
本発明においては、UVランプの前に偏光板(polarizer)を用いて偏光したUVを配向膜に直接照射する実験を行った。このように偏光したUVのスペクトルを見てみると、300nm以下の光は光の強さが相当減少し、紫外線と最も近いピーク中においては365nm辺りのピークが最も大きく現れる。一方、アルコキシ基またはアリールオキシ基で置換されたアリールまたはヘテロアリールを含む化学式1a〜1eで示されるラジカルのUV吸収は、水素またはアルキル基で置換されたアリールを含むラジカルに比べてred−shiftされている。よって、UVの最大大きさの波長に近い吸収スペクトルを有しているこのようなラジカルは他のラジカルに比べて光反応が速く起こると予想される。
また、このようにアルコキシ基またはアリールオキシ基で置換されたアリールまたはヘテロアリールを含む化学式1a〜1eで示されるラジカルは、液晶との相溶性の増大によって液晶の配向に直接的に影響を及ぼし、最終的に得る液晶位相差フィルムの品質に絶対的な影響を与える。
本発明に係るノルボルネン化合物は、光反応性官能基を含むノルボルネンモノマーのうちのエキソ異性体を少なくとも50モル%以上含有するノルボルネン化合物である。
本発明に係る光反応性官能基を含むエキソ異性体の過量含有ノルボルネン重合体は下記化学式3で示される繰り返し単位を含むことができる:
[化学式3]
Figure 2010522254
前記化学式3において、
nは50〜5,000であり、
p、R、R、R、およびRは前記化学式1で定義した通りである。
本発明に係る光反応性官能基を含むエキソ異性体の過量含有ノルボルネン重合体は、光反応基を含む光反応性ノルボルネンモノマーを繰り返し単位で含み、前記光反応性ノルボルネンモノマーのうちのエキソ異性体ノルボルネンモノマーを50モル%以上含有する光反応性ノルボルネン重合体を提供する。
また、本発明の光反応性エキソ・リッチ(exo−rich)ノルボルネン重合体は、重合体をなす繰り返し単位として下記化学式4の化合物をさらに含むことができる。
[化学式4]
Figure 2010522254
前記化学式4において、
p’は0〜4の整数であり、
R’、R’、R’、およびR’は各々独立して水素;ハロゲン;置換または非置換のC1−20のアルキル、置換または非置換のC2−20のアルケニル;置換または非置換のC5−12のシクロアルキル;置換または非置換のC6−40のアリール;置換または非置換のC7−15のアラルキル;置換または非置換のC2−20のアルキニル;および酸素、窒素、リン、硫黄、シリコン、およびボロンからなる群から選択される少なくとも1つ以上の元素を含む非炭化水素極性基(non−hydrocarbonaceous polar group)からなる群から選択され、
前記R’、R’、R’、およびR’は水素、ハロゲン、または極性官能基でなければR’とR’、またはR’とR’が互いに連結されC1−10のアルキリデン基を形成することができ、またはR’またはR’がR’およびR’のうちのいずれか1つと連結されC4−12の飽和または不飽和環、またはC6−24の芳香族環を形成することができ、
前記非炭化水素極性基(non−hydrocarbonaceous polar group)の例としては以下のものに限定されるのではないが、より具体的には−OR、−OC(O)OR、−ROR、−ROC(O)OR、−C(O)OR、−RC(O)OR、−C(O)R、−RC(O)R、−OC(O)R、−ROC(O)R、−(RO)−OR(pは1〜10の整数)、−(OR−OR(pは1〜10の整数)、−C(O)−O−C(O)R、−RC(O)−O−C(O)R、−SR、−RSR、−SSR、−RSSR、−S(=O)R、−RS(=O)R、−RC(=S)R、−RC(=S)SR、−RSO、−SO、−RN=C=S、−N=C=S、−NCO、−R−NCO、−CN、−RCN、−NNC(=S)R、−RNNC(=S)R、−NO、−RNO
Figure 2010522254
Figure 2010522254
Figure 2010522254
であり、
前記官能基のそれぞれのRは置換または非置換のC1−20のアルキレン;置換または非置換のC2−20のアルケニレン;置換または非置換のC5−12のシクロアルキレン;置換または非置換のC6−40のアリーレン;置換または非置換のC7−15のアラルキレン;または置換または非置換のC2−20のアルキニレンであり、
それぞれのR、R、およびRは水素;ハロゲン;置換または非置換のC1−20のアルキル、置換または非置換のC2−20のアルケニル;置換または非置換のC5−12のシクロアルキル;置換または非置換のC6−40のアリール;置換または非置換のC7−15のアラルキル;または置換または非置換のC2−20のアルキニルである。
本発明の光反応性エキソ・リッチ(exo−rich)ノルボルネン重合体に前記化学式1および化学式4から由来する繰り返し単位が含まれる場合、重合体は前記化学式1から由来する繰り返し単位1〜99モル%および前記化学式4から由来する繰り返し単位1〜99モル%を含むことができる。また、前記化学式1および化学式4から由来する繰り返し単位を含む重合体も重合度が50〜5000であることが好ましい。
この時、前記化学式4で示される化合物から由来する繰り返し単位の含量が1モル%未満である場合には重合体の溶解度が低くなる問題が生じ得るし、90モル%を超過する場合には光反応性官能基の低い含有のために光反応速度が遅くなる問題が生じ得る。
前述した置換基の定義を具体的に見てみると次の通りである。
「アルキル」は1〜20個、好ましくは1〜10個、より好ましくは1〜6個の炭素原子の直鎖または分枝鎖の飽和1価炭化水素部位を意味する。アルキル基は1以上のハロゲン置換体によって任意に置換されてもよい。アルキル基の例としてはメチル、エチル、プロピル、2−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ドデシル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、ヨードメチル、ブロモメチルなどが挙げられる。
「アルケニル」は1以上の炭素−炭素二重結合を含む2〜20個、好ましくは2〜10個、より好ましくは2〜6個の炭素原子の直鎖または分枝鎖の1価炭化水素部位を意味する。アルケニル基は炭素−炭素二重結合を含む炭素原子により、または飽和した炭素原子によって結合されてもよい。アルケニル基は1以上のハロゲン置換体によって任意に置換されてもよい。アルケニル基の例としてはエテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、2−ブテニル、3−ブテニル、ペンテニル、5−ヘキセニル、トデセニルなどが挙げられる。
「シクロアルキル」は5〜12個の環炭素の飽和または不飽和の非芳香族1価の単環、二環、または三環炭化水素部位を意味し、1以上のハロゲン置換体によって任意に置換されてもよい。例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、シクロヘプチル、シクロオクチル、デカヒドロナフタレニル、アダマンチル、ノルボルニル(すなわち、ビシクロ[2.2.1]hept−5−enyl)などが挙げられる。
「アリール」は6〜20個、好ましくは6〜12個の環原子を有する1価の単環、二環、または三環の芳香族炭化水素部位を意味し、1以上のハロゲン置換体などによって任意に置換されてもよい。アリール基の例としてはフェニル、ナフタレニル、およびフルオレニルなどが挙げられる。
「ヘテロアリール」は14族、15族、または16族のヘテロ元素(S、O、Nなど)が含まれた炭素数6〜40のアリールである。代表的な「アリール」および「ヘテロアリール」の例を挙げると下記化学式2が挙げられるが、それに限定されるものではない。
[化学式2]
Figure 2010522254
Figure 2010522254
前記化学式2において、R’10、R’11、R’12、R’13、R’14、R’15、R’16、R’17、およびR’18は前記で定義した通りである。
「アルコキシアリール」は前記で定義したアリール基の水素原子1個以上がアルコキシ基で置換されていることを意味する。アルコキシアリール基の例としてメトキシフェニル、エトキシフェニル、プロポキシフェニル、ブトキシフェニル、ペントキシフェニル、ヘキソキシフェニル、ヘプトキシフェニル、オクトキシフェニル、ノナノキシフェニル、メトキシビフェニル、エトキシビフェニル、プロポキシビフェニル、メトキシナフタレニル、エトキシナフタレニル、プロポキシナフタレニル、メトキシアントラセニル、エトキシアントラセニル、プロポキシアントラセニル、メトキシフルオレニルなどが挙げられる。
「アラルキル」は前記で定義したアルキル基の水素原子1個以上がアリール基で置換されていることを意味し、1以上のハロゲン置換体によって任意に置換されてもよい。例えば、ベンジル、ベンズヒドリル、およびトリチルなどが挙げられる。
「アルキニル」は1以上の炭素−炭素三重結合を含む2〜20個の炭素原子、好ましくは2〜10個、より好ましくは2〜6個の直鎖または分枝鎖の1価炭化水素部位を意味する。アルキニル基は炭素−炭素三重結合を含む炭素原子により、または飽和した炭素原子によって結合されてもよい。アルキニル基は1以上のハロゲン置換体によって任意に置換されてもよい。例えば、エチニルおよびプロピニルなどが挙げられる。
「アルキレン」は1〜20個、好ましくは1〜10個、より好ましくは1〜6個の炭素原子の直鎖または分枝鎖の飽和した2価炭化水素部位を意味する。アルキレン基は1以上のハロゲン置換体によって任意に置換されてもよい。アルキル基の例としてはメチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン、ヘキシレンなどが挙げられる。
「アルケニレン」は1以上の炭素−炭素二重結合を含む2〜20個、好ましくは2〜10個、より好ましくは2〜6個の炭素原子の直鎖または分枝鎖の2価炭化水素部位を意味する。アルケニレン基は炭素−炭素二重結合を含む炭素原子により、および/または飽和した炭素原子によって結合されてもよい。アルケニレン基は1以上のハロゲン置換体によって任意に置換されてもよい。
「シクロアルキレン」は5〜12個の環炭素の飽和または不飽和の非芳香族2価の単環、二環、または三環炭化水素部位を意味し、1以上のハロゲン置換体によって任意に置換されてもよい。例えば、シクロプロピレン、シクロブチレンなどが挙げられる。
「アリーレン」は6〜20個、好ましくは6〜12個の環原子を有する2価の単環、二環、または三環芳香族炭化水素部位を意味し、1以上のハロゲン置換体によって任意に置換されてもよい。アリール基の芳香族部分は炭素原子だけを含む。アリーレン基の例としてはフェニレンなどが挙げられる。
「アラルキレン」は前記で定義したアルキル基の水素原子1個以上がアリール基で置換されている2価部位を意味し、1以上のハロゲン置換体によって任意に置換されてもよい。例えば、ベンジレンなどが挙げられる。
「アルキニレン」は1以上の炭素−炭素三重結合を含む2〜20個の炭素原子、好ましくは2〜10個、より好ましくは2〜6個の直鎖または分枝鎖の2価炭化水素部位を意味する。アルキニレン基は炭素−炭素三重結合を含む炭素原子により、または飽和した炭素原子によって結合されてもよい。アルキニレン基は1以上のハロゲン置換体によって任意に置換されてもよい。例えば、エチニレンまたはプロピニレンなどが挙げられる。
「結合」は置換基が一切挿入されていない単純な結合だけで連結された部位をいう。
前記光反応性エキソ・リッチ(exo−rich)ノルボルネン重合体は、10族の遷移金属を含む前駆触媒と、選択的に前記前駆触媒の金属と弱く配位結合できるルイス塩基を提供する第1助触媒と、選択的に中性の15族電子供与配位子を含有する化合物を提供する第2助触媒とを含んでなっている触媒混合物の存在下で、10℃〜200℃の温度で製造されることを特徴とする。
前記反応温度が10℃未満である場合には重合活性が非常に低くなる問題が生じ、200℃より高い場合には触媒が分解され得るので好ましくない。
前記触媒混合物は10族の遷移金属を含む前駆触媒1モルに対し前記前駆触媒の金属と弱く配位結合できるルイス塩基を提供する第1助触媒を1〜1000モル含むことが好ましい。前記第1助触媒の含量が1モルより小さい場合には触媒活性化がなされない問題があり、第1助触媒の含量が1000モルを超過する場合にはかえって前駆触媒の触媒活性が低くなるので好ましくない。
本発明に係るノルボルネン重合体は光反応基を含むエキソ・リッチノルボルネンモノマーのホモ重合体、相異なる光反応基を含むエキソ・リッチノルボルネンモノマーの共重合体、または光反応基を含むエキソ・リッチノルボルネンモノマーと光反応基を含まないノルボルネンモノマーの共重合体など、多様な形態であってもよい。
本発明に係るエキソ・リッチ(exo−rich)光反応性ノルボルネン重合体は一定方向に線偏光した紫外線を照射して重合体膜に配向を付与することによって配向膜の形成に利用することができる。
[実施例]
以下、好ましい実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明がこれらによって制限されるものではない。
また、以下の実施例で空気や水に敏感な化合物を取り扱う全ての作業は標準シュレンク技術(standard Schlenk technique)またはドライボックス技術を用いて実施した。核磁気共鳴(NMR)スペクトルはBruker300スペクトロメータを用いて得、この時、H NMRは300MHzにおいて、13C NMRは75MHzにおいて各々測定した。重合体の分子量と分子量の分布はGPC(gel permeation chromatography)を用いて測定し、この時、ポリスチレン(polystyrene)サンプルを標準にした。
トルエンはカリウム/ベンゾフェノン(potassium / benzophenone)で蒸留して精製し、ジクロロメタンはCaHで蒸留精製された。
実施例1:(エキソ・リッチ)5−ノルボルネン−2−メチル−(4−メトキシシンナメート)の重合
(1)(エキソ・リッチ)5−ノルボルネン−2−カルボン酸メチルエステルの合成
2L高圧反応器にDCPD(dicyclopentadiene、アルドリッチ、256.5ml、1.9mol)、メチルアクリレート(アルドリッチ、405ml、4.5mol)、ヒドロキノン(3.2g、0.03mol)を入れた後に温度を220℃まで高めた。300rpmで攪拌しながら5時間反応させた後、終了すると、反応物を冷まして蒸留装置に移した。真空ポンプを用いて1torrに減圧蒸留し、50℃でノルボルネンカルボン酸メチルエステルを得た(収率:57.6%)。この生成物のエキソ異性体とエンド異性体のモル比率(モル%)は58.6:41.4であった。
H−NMR(600MHz、CDCl)、endo:δ6.17(dd、1H)、5.86(dd、1H)、3.97(t、2H)、3.15(b、1H)、2.88(m、1H)、2.85(b、1H)、1.86(m、1H)、1.57(m、2H)、1.35(m、4H)、1.21(m、1H)、0.89(t、3H);exo:δ6.09(m、2H)、4.05(t、2H)、2.98(b、1H)、2.86(b、1H)、2.20(m、1H)、1.88(m、1H)、1.58(m、2H)、1.50(d、1H)、1.34(m、4H)、0.89(t、3H)。
(2)(エキソ・リッチ)5−ノルボルネン−2−メタノールの合成
1Lの二口フラスコに前記(1)で合成したノルボルネンカルボン酸メチルエステル(182g、1.2mol)、およびTHF500mlを入れた後、0℃氷水浴(ice−water bath)で攪拌した。水素化リチウムアルミニウム(LiAlH)(アルドリッチ、42g、1.1mol)を200mlのTHFに溶かした後、添加フラスコ(additional flask)を用いて前記反応物に徐々に入れた。2時間後、反応物を常温に高めた後に3時間さらに攪拌した。エチルアセテートで溶液を薄め、分液漏斗に移した後に水とNaHCOで数回洗浄した後、減圧蒸留し溶媒を除去した。真空ポンプを用いて1torrに減圧蒸留を行い、56℃で生成物を得た(収率:90%)。この生成物のエキソ異性体とエンド異性体のモル比率(モル%)は58:42であった。
H−NMR(300MHz、CDCl):δ6.17〜5.91(m、2H)、3.71〜3.19(m、2H)、2.91〜2.75(m、2H)、2.38(m、1H)、1.83(m、1H)、1.60〜1.12(m、2H)、0.52(m、1H)
(3)(エキソ・リッチ)5−ノルボルネン−2−メチル−(4−メトキシシンナメート)の合成
250mlの二口フラスコに前記(2)で合成した(エキソ・リッチ)5−ノルボルネン−2−メタノール(15g、0.121mol)、4−メトキシ桂皮酸(アルドリッチ、21.5g、0.121mol)、EDC[1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボイミドハイドロクロライド](アルドリッチ、37g、0.194mol)、およびHOBT(1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物)(アルドリッチ、24.5g、0.182mol)を入れてDMF100mlに溶かす。0℃に温度を低めた後、トリエチルアミン(アルドリッチ、75ml、0.605mol)を徐々に滴下した。常温に高めた後、3時間後に反応が終了すると、多量のエチルアセテートを用いて抽出した。NaHCO水溶液で洗浄し、無水MgSOで乾燥した後に濾過し、回転式蒸発器で溶媒を除去して、黄色オイル状の生成物を得ることができた。カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=10:1)で精製し、純粋な生成物である5−ノルボルネン−2−メチル−(4−メトキシシンナメート)を得た(収率:80%)。この生成物のエキソ異性体とエンド異性体のモル比率(モル%)は58:42であった。
H−NMR(300MHz、CDCl):δ7.72〜7.66(dd、1H)、7.54〜7.52(d、2H)、6.96〜6.94(d、2H)、6.40〜6.34(dd、1H)、6.23〜6.02(m、2H)、4.34〜3.8(m、2H)、3.88(s、3H)、2.58〜2.47(m、1H)、1.95〜1.92(m、2H)、1.83(m、1H)、1.53〜1.28(m、2H)、0.66(m、1H)
(4)(エキソ・リッチ)5−ノルボルネン−2−メチル−(4−メトキシシンナメート)の重合
250mlシュレンク(schlenk)フラスコにモノマーとして前記(3)で合成した(エキソ・リッチ、exo:endo=58:42)5−ノルボルネン−2−メチル−(4−メトキシシンナメート)20g(70.4mmol)と、溶媒として精製されたトルエン100mlを投入した。このフラスコに触媒としてジクロロメタン2mlに溶かしたPd(OAc)3.16mgとトリシクロヘキシルホスホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート27mgを入れ、18時間90℃で攪拌しつつ反応させた。反応18時間後、前記反応物を過量のエタノールに投入して白色の重合体沈殿物を得た。この沈殿物をガラス漏斗で濾過して回収した重合体を真空オーブンにて65℃で24時間乾燥し、5−ノルボルネン−2−メチル−(4−メトキシシンナメート)重合体18gを得た(Mw=369,000、PDI=3.05、収率=90%)。
比較例1:(エンド・リッチ)5−ノルボルネン−2−メチル−(4−メトキシシンナメート)の重合
250mlシュレンクフラスコに(エンド・リッチ、exo:endo=20:80)5−ノルボルネン−2−メチル−(4−メトキシシンナメート)20g(70.4mmol)と、溶媒として精製されたトルエン100mlを投入した。このフラスコに触媒としてジクロロメタン2mlに溶かしたPd(OAc)3.16mgとトリシクロヘキシルホスホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート27mgを入れ、18時間90℃で攪拌しつつ反応させた。
反応18時間後、前記反応物を過量のエタノールに投入して白色の重合体沈殿物を得た。この沈殿物をガラス漏斗で濾過して回収した重合体を真空オーブンにて65℃で24時間乾燥し、5−ノルボルネン−2−メチル−(4−メトキシシンナメート)重合体18gを得た(Mw=170,000、PDI=2.06、収率=45%)。
実施例2:(エキソ・リッチ)5−ノルボルネン−2−メチルシンナメートの重合
(1)(エキソ・リッチ)5−ノルボルネン−2−メチルシンナメートの合成
250mlの二口フラスコに前記実施例1の(2)で合成した(エキソ・リッチ)5−ノルボルネン−2−メタノール(15g、0.121mol)、トリエチルアミン(アルドリッチ、61.2g、0.605mol)、およびTHF20mlを入れた後、0℃氷水浴(ice−water bath)で攪拌した。シンナモイルクロライド(22.1g、0.133mol)を60mlのTHFに溶かした後、添加フラスコ(additional flask)を用いて前記反応物に徐々に入れた。10分後、反応物を常温に高めた後に1時間さらに攪拌した。エチルアセテートで溶液を薄めて分液漏斗に移した後、水とNaHCOで数回洗浄した後に減圧蒸留して溶媒を除去した。カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=20:1)で精製して生成物を得た(収率:88%)。この生成物のエキソ異性体とエンド異性体のモル比率(モル%)は58:42であった。
H−NMR(300MHz、CDCl):δ7.71〜7.66(dd、1H)、7.53〜7.36(m、5H)、6.49〜6.42(dd、1H)、6.17〜5.98(m、2H)、4.10〜3.76(m、2H)、2.94〜2.75(m、2H)、2.45(m、1H)、1.91〜1.83(m、1H)、1.48〜1.16(m、2H)、0.59(m、1H)
(2)(エキソ・リッチ)5−ノルボルネン−2−メチルシンナメートの重合
250mlシュレンクフラスコにモノマーとして前記(1)で合成した(エキソ・リッチ)5−ノルボルネン−2−メチルシンナメート5g(19.66mmol)と、溶媒として精製されたトルエン5mlを投入した。このフラスコに触媒としてジクロロメタン1mlに溶かしたPd(OAc)0.88mgとトリシクロへキシルホスフィン1.1mg、ジメチルアニリニウムテトラキスペンタフルオロフェニルボレート(dimethylanilinium tetrakiss(pentafluorophenyl)borate)6.3mgを入れ、18時間40℃で攪拌しつつ反応させた。反応18時間後、前記反応物を過量のエタノールに投入して白色の重合体沈殿物を得た。この沈殿物をガラス漏斗で濾過して回収した重合体を真空オーブンにて65℃で24時間乾燥し、5−ノルボルネン−2−メチルシンナメート重合体4.6gを得た(Mw=703,000、PDI=2.0、収率=92%)。
実施例3:(エキソ・リッチ)5−ノルボルネン−2−カルコンエステルの重合
(1)(エキソ・リッチ)5−ノルボルネン−2−カルコンエステルの合成
250mlの二口フラスコに(エキソ・リッチ)ノルボルネン酸(アルドリッチ、11g、79.64mmol)、2−ヒドロキシカルコン(16.2g、72.4mmol)、EDC(アルドリッチ、22.2g、115.84mmol)、HOBT(アルドリッチ、14.7g、108.6mmol)を入れてDMF100mlに溶かす。0℃に温度を低めた後、トリエチルアミン(アルドリッチ、50ml、362mmol)を徐々に滴下した。常温に高めた後、一晩後に反応が終了すれば、多量のエチルアセテートを用いて抽出した。NaHCO、HOで洗浄し、無水MgSOで乾燥した後に濾過し、回転式蒸発器で溶媒を除去して生成物を得ることができた。カラムクロマトグラフィー(Hexane:Ethyl acetate=20:1)で精製して純粋な生成物を得た(収率:80%)。
(2)(エキソ・リッチ)5−ノルボルネン−2−カルコンエステルの重合
250mlシュレンクフラスコにモノマーとして前記(1)で合成した5−ノルボルネン−2−カルコンエステル4.3g 12.5mmolと、溶媒として精製されたトルエン10mlを投入した。このフラスコに触媒としてジクロロメタン1mlに溶かしたPd(OAc)5.6mgとトリシクロヘキシルホスフィン7mg、助触媒としてジメチルアニリニウムテトラキスペンタフルオロフェニルボレート(dimethylanilinium tetrakis(pentafluorophenyl)borate)40.2mgを入れ、18時間90℃で攪拌しつつ反応させた。反応18時間後、前記反応物を過量のエタノールに投入して白色の重合体沈殿物を得た。この沈殿物をガラス漏斗で濾過して回収した重合体を真空オーブンにて70℃で24時間乾燥し、ノルボルネン−2−カルコンエステル重合体3.7gを得た(収率:86%)。
実施例4:(エキソ・リッチ)5−ノルボルネン−2−クマリンエステルの重合
(1)(エキソ・リッチ)5−ノルボルネン−2−クマリンエステルの合成
250mlの二口フラスコに(エキソ・リッチ)ノルボルネン酸(アルドリッチ、11g、79.64mmol)、7−ヒドロキシクマリン(11.7g、72.4mmol)、EDC(アルドリッチ、22.2g、115.84mmol)、HOBT(アルドリッチ、14.7g、108.6mmol)を入れてDMF100mlに溶かした。0℃に温度を低めた後、トリエチルアミン(アルドリッチ、50ml、362mmol)を徐々に滴下した。常温に高めた後、一晩後に反応が終了すれば、多量のエチルアセテートを用いて抽出する。NaHCO、HOで洗浄して無水MgSOで乾燥した後に濾過し、回転式蒸発器で溶媒を除去して生成物を得ることができた。ヘキサン/エタノールで再結晶して純粋な生成物を得ることができた(収率:70%)。
(2)(エキソ・リッチ)5−ノルボルネン−2−クマリンエステルの重合
250mlシュレンク(schlenk)フラスコにモノマーとして前記(1)で合成した5−ノルボルネン−2−クマリンエステル3.5g(12.5mmol)と、溶媒として精製されたトルエン7mlを投入した。このフラスコに触媒としてジクロロメタン1mlに溶かしたPd(OAc)5.6mgとトリシクロヘキシルホスフィン7mg、助触媒としてジメチルアニリニウムテトラキスペンタフルオロフェニルボレート(dimethylanilinium tetrakis(pentafluorophenyl)borate)40.2mgを入れ、18時間90℃で攪拌しつつ反応させた。反応18時間後、前記反応物を過量のエタノールに投入して白色の重合体沈殿物を得た。この沈殿物をガラス漏斗で濾過して回収した重合体を真空オーブンにて70℃で24時間乾燥し、ノルボルネン−2−クマリンエステル重合体3.15gを得た(収率:90%)。
実施例5:(エキソ・リッチ)5−ノルボルネン−2−マレイミドエステルの重合
(1)(エキソ・リッチ)5−ノルボルネン−2−マレイミドエステルの合成
250mlの二口フラスコにノルボルネン酸(アルドリッチ、11g、79.64mmol)、N−ヒドロキシマレイミド(8.2g、72.4mmol)、EDC(アルドリッチ、22.2g、115.84mmol)、HOBT(アルドリッチ、14.7g、108.6mmol)を入れてDMF100mlに溶かした。0℃に温度を低めた後、トリエチルアミン(アルドリッチ、50ml、362mmol)を徐々に滴下した。常温に高めた後、一晩後に反応が終了すれば、多量のエチルアセテートを用いて抽出した。NaHCO、HOで洗浄し、無水MgSOで乾燥した後に濾過し、回転式蒸発器で溶媒を除去して生成物を得ることができた。ヘキサン/エタノールで再結晶して純粋な生成物を得ることができた(収率:70%)。
(2)(エキソ・リッチ)5−ノルボルネン−2−マレイミドエステルの重合
250mlシュレンク(schlenk)フラスコにモノマーとして前記(1)で合成した5−ノルボルネン−2−マレイミドエステル2.9g(12.5mmol)と、溶媒として精製されたトルエン6mlを投入した。このフラスコに触媒としてジクロロメタン0.5mlに溶かしたPd(OAc)5mgとトリシクロヘキシルホスフィン7mg、助触媒としてジメチルアニリニウムテトラキスペンタフルオロフェニルボレート(dimethylanilinium tetrakis(penta fluorophenyl)borate)40.2mgを入れ、18時間90℃で攪拌しつつ反応させた。反応18時間後、前記反応物を過量のエタノールに投入して白色の重合体沈殿物を得た。この沈殿物をガラス漏斗で濾過して回収した重合体を真空オーブンにて70℃で24時間乾燥し、ノルボルネン−2−マレイミドエステル重合体2.7gを得た(収率:93%)。
製造例1:(エキソ・リッチ)5−ノルボルネン−2−メチル−(4−メトキシシンナメート)重合体を用いた配向膜の製造
前記実施例1で合成した(エキソ・リッチ)5−ノルボルネン−2−メチル−(4−メトキシシンナメート)重合体をc−ペンタノン(c−pentanone)溶媒に2重量%の濃度で溶解し、厚さ80ミクロンのポリエチレンテレフタレート(商品名:SH71、韓国のSKC社製造)基板上に、乾燥後に厚さが1000Åになるようにロールコーティング法によってコーティングした。その後、80℃オーブンで3分間加熱してコーティング膜内部の溶媒を除去し、コーティング膜を形成した。
露光は200mW/cm強さの高圧水銀灯を光源とし、Moxtek社のワイヤグリッド偏光子を用いてフィルムの進行方向に対して垂直するように偏光したUVが出るようにし、コーティングされた膜に5秒間照射して配向を付与して配向膜を形成した。
その後、紫外線重合性シアノビフェニルアクリレート95.0重量%と光開始剤としてIrgacure907(スイスのCiba−Geigy社製造)5.0重量%が混合された固形分を、液晶溶液100重量部当たり液晶含量が25重量部となるようにトルエンに溶解させ、重合可能な反応性液晶溶液を製造した。
製造された液晶溶液をロールコーティング法によって、前記形成された光配向膜上に乾燥後の厚さが1μmになるようにコーティングした後、80℃で2分間乾燥して液晶分子が配向するようにした。配向された液晶フィルムは200mW/cm強さの高圧水銀灯を光源とする非偏光UVを照射して液晶の配向状態を固定化して位相差フィルムを製造した。
前記製造された位相差フィルムに対する配向性は偏光板の間の光漏れを透過率(transmittance)で測定して比較し、定量的な位相差値はAxoscan(Axomatrix社製造)を用いて測定した。
比較例2:(エンド・リッチ)5−ノルボルネン−2−メチル−(4−メトキシシンナメート)重合体を用いた配向膜の製造
実施例1で製造された重合体である(エキソ・リッチ)5−ノルボルネン−2−メチル−(4−メトキシシンナメート)重合体の代わりに、比較例1の(エンド・リッチ)5−ノルボルネン−2−メチル−(4−メトキシシンナメート)を用いたことを除いては、製造例1と同じ方法によって配向膜を製造した。
試験例1
光反応性の評価:FT−IRスペクトル
配向膜の光反応性は、製造例1および比較例2で製造された液晶配向膜のFT−IRスペクトルを観察し、露光(20mW/cmの強さを有する水銀ランプを利用)するに伴い、重合体の前記化学式1a〜1eのうちのC=C結合のストレッチモードの強さが初期値の半分になるまでの時間(t1/2)とエネルギーに換算した値(E1/2=20mW/cm、t1/2)を基準に比較評価した。その結果を下記表1に示す。t1/2を比較してみると、製造例1の場合が比較例2より約1.5倍以上短縮していることが分かり、これにより、本発明の液晶配向膜の光反応速度が優れていることを確認することができた。
Figure 2010522254

Claims (10)

  1. 光反応性官能基を含むノルボルネンモノマーを含み、前記光反応性官能基を含むノルボルネンモノマーのうちのエキソ異性体を少なくとも50モル%以上含有するノルボルネン重合体。
  2. 前記光反応性官能基を含むノルボルネンモノマーが下記化学式1で示される化合物である、請求項1に記載のノルボルネン重合体:
    [化学式1]
    Figure 2010522254
    前記化学式1において、
    pは0〜4の整数であり、
    、R、R、およびRのうちの少なくとも1つは下記化学式1a、1b、1c、1d、および1eからなる群から選択されるラジカルであり、その他は各々独立して水素;ハロゲン;置換または非置換のC1−20のアルキル;置換または非置換のC2−20のアルケニル;置換または非置換のC5−12のシクロアルキル;置換または非置換のC6−40のアリール;置換または非置換のC7−15のアラルキル;置換または非置換のC2−20のアルキニル;および酸素、窒素、リン、硫黄、シリコン、およびボロンからなる群から選択される少なくとも1つ以上の元素を含む非炭化水素極性基(non−hydrocarbonaceous polar group)からなる群から選択され、
    前記R、R、R、およびRは水素、ハロゲン、または極性官能基でなければRとR、またはRとRが互いに連結されC1−10のアルキリデン基を形成することができ、またはRまたはRがRおよびRのうちのいずれか1つと連結されC4−12の飽和または不飽和環、または炭素数6〜24の芳香族環を形成することができ、
    前記非炭化水素極性基は−OR、−ROR、−OC(O)OR、−ROC(O)OR、−C(O)OR、−RC(O)OR、−C(O)R、−RC(O)R、−OC(O)R、−ROC(O)R、−(RO)−OR(pは1〜10の整数)、−(OR−OR(pは1〜10の整数)、−C(O)−O−C(O)R、−RC(O)−O−C(O)R、−SR、−RSR、−SSR、−RSSR、−S(=O)R、−RS(=O)R、−RC(=S)R、−RC(=S)SR、−RSO、−SO、−RN=C=S、−N=C=S、−NCO、−R−NCO、−CN、−RCN、NNC(=S)R、−RNNC(=S)R、−NO、−RNO
    Figure 2010522254
    Figure 2010522254
    であり、
    前記官能基のそれぞれのRは置換または非置換のC1−20のアルキレン;置換または非置換のC2−20のアルケニレン;置換または非置換のC5−12のシクロアルキレン;置換または非置換のC6−40のアリーレン;置換または非置換のC7−15のアラルキレン;または置換または非置換のC2−20のアルキニレンであり、
    、R、およびRは各々独立して水素;ハロゲン;置換または非置換のC1−20のアルキル;置換または非置換のC2−20のアルケニル;置換または非置換のC5−12のシクロアルキル;置換または非置換のC6−40のアリール;置換または非置換のC7−15のアラルキル;または置換または非置換のC2−20のアルキニルであり、
    [化学式1a]
    Figure 2010522254
    [化学式1b]
    Figure 2010522254
    [化学式1c]
    Figure 2010522254
    [化学式1d]
    Figure 2010522254
    [化学式1e]
    Figure 2010522254
    前記化学式1a、1b、1c、1d、および1eにおいて、
    AおよびA’は置換または非置換のC1−20のアルキレン、カルボニル、カルボキシ、置換または非置換のC6−40のアリーレン、または単結合であり;
    Bは酸素、硫黄、−NH−、または単結合であり;
    Xは酸素または硫黄であり;
    は単結合であるか、置換または非置換のC1−20のアルキレン、置換または非置換のC2−20のアルケニレン;置換または非置換のC5−12のシクロアルキレン;置換または非置換のC6−40のアリーレン;置換または非置換のC7−15のアラルキレン;または置換または非置換のC2−20のアルキニレンであり;
    前記化学式1aにおいて、
    10はC6−40のアリール;または14族、15族、または16族のヘテロ元素が含まれたC6−40のヘテロアリールであり、前記アリールまたはヘテロアリールは置換または非置換のC1−20のアルコキシ、または置換または非置換のC6−30のアリールオキシで置換され;
    前記化学式1b、1cにおいて、
    10、R11、R12、およびR13は各々独立して置換または非置換のC1−20のアルキル;置換または非置換のC1−20のアルコキシ;置換または非置換のC6−30のアリールオキシ;置換または非置換のC6−40のアリール;14族、15族、または16族のヘテロ元素が含まれたC6−40のヘテロアリール;および置換または非置換のC6−40のアルコキシアリールからなる群から選択され、
    14はC6−40のアリール;または14族、15族、または16族のヘテロ元素が含まれたC6−40のヘテロアリールであり、前記アリールまたはヘテロアリールは置換または非置換のC1−20のアルコキシ、または置換または非置換のC6−30のアリールオキシで置換され;
    前記化学式1dにおいて、
    10およびR14は各々独立して置換または非置換のC1−20のアルキル;置換または非置換のC1−20のアルコキシ;置換または非置換のC6−30のアリールオキシ;置換または非置換のC6−40のアリール;14族、15族、または16族のヘテロ元素が含まれたC6−40のヘテロアリール;および置換または非置換のC6−40のアルコキシアリールからなる群から選択され、
    11、R12、およびR13のうちの少なくとも1つはC6−40のアリール;または14族、15族、または16族のヘテロ元素が含まれたC6−40のヘテロアリールであり、前記アリールまたはヘテロアリールは置換または非置換のC1−20のアルコキシ、または置換または非置換のC6−30のアリールオキシで置換され;
    前記化学式1eにおいて、
    10およびR11のうちの少なくとも1つはC6−40のアリール;または14族、15族、または16族のヘテロ元素が含まれたC6−40のヘテロアリールであり、前記アリールまたはヘテロアリールは置換または非置換のC1−20のアルコキシ、または置換または非置換のC6−30のアリールオキシで置換され、その他は、水素、置換または非置換のC1−20のアルキル;置換または非置換のC1−20のアルコキシ;置換または非置換のC6−30のアリールオキシ;および置換または非置換のC6−40のアルコキシアリールからなる群から選択される。
  3. 前記化学式1a、1b、1c、1d、および1eの置換基のうち、C6−40のアリール;または14族、15族、または16族のヘテロ元素が含まれたC6−40のヘテロアリールは下記化学式からなる群から選択された1種である、請求項2に記載のノルボルネン重合体:
    Figure 2010522254
    前記化学式において、
    R’10、R’11、R’12、R’13、R’14、R’15、R’16、R’17、およびR’18のうちの少なくとも1つは必ず置換または非置換のC1−20のアルコキシであるか、置換または非置換のC6−30のアリールオキシであり、その他は各々独立して水素、置換または非置換のC1−20のアルキル、置換または非置換のC1−20のアルコキシ、置換または非置換のC6−30のアリールオキシ、または置換または非置換のC6−40のアリールである。
  4. 下記化学式3で示される繰り返し単位を含む、請求項1に記載のノルボルネン重合体:
    [化学式3]
    Figure 2010522254
    前記化学式3において、nは50〜5,000であり、p、R、R、R、およびRは前記化学式1で定義した通りである。
  5. 前記ノルボルネン重合体が光反応基を含むエキソ・リッチノルボルネンモノマーのホモ重合体である、請求項1に記載のノルボルネン重合体。
  6. 前記ノルボルネン重合体が相異なる光反応基を含むエキソ・リッチノルボルネンモノマーの共重合体である、請求項1に記載のノルボルネン重合体。
  7. 前記ノルボルネン重合体が光反応基を含むエキソ・リッチノルボルネンモノマーと光反応基を含まないノルボルネンモノマーの共重合体である、請求項1に記載のノルボルネン重合体。
  8. 前記光反応基を含まないノルボルネンモノマーが下記化学式4で示される化合物である、請求項7に記載のノルボルネン重合体:
    [化学式4]
    Figure 2010522254
    前記化学式4において、
    p’は0〜4の整数であり、
    R’、R’、R’、およびR’は各々独立して水素;ハロゲン;置換または非置換のC1−20のアルキル、置換または非置換のC2−20のアルケニル;置換または非置換のC5−12のシクロアルキル;置換または非置換のC6−40のアリール;置換または非置換のC7−15のアラルキル;置換または非置換のC2−20のアルキニル;および酸素、窒素、リン、硫黄、シリコン、およびボロンからなる群から選択される少なくとも1つ以上の元素を含む非炭化水素極性基(non−hydrocarbonaceous polar group)からなる群から選択され、
    前記R’、R’、R’、およびR’は水素、ハロゲン、または極性官能基でなければR’とR’、またはR’とR’が互いに連結されC1−10のアルキリデン基を形成することができ、またはR’またはR’がR’およびR’のうちのいずれか1つと連結されC4−12の飽和または不飽和環、またはC6−24の芳香族環を形成することができ、
    前記非炭化水素極性基(non−hydrocarbonaceous polar group)は−OR、−OC(O)OR、−ROR、−ROC(O)OR、−C(O)OR、−RC(O)OR、−C(O)R、−RC(O)R、−OC(O)R、−ROC(O)R、−(RO)−OR(pは1〜10の整数)、−(OR−OR(pは1〜10の整数)、−C(O)−O−C(O)R、−RC(O)−O−C(O)R、−SR、−RSR、−SSR、−RSSR、−S(=O)R、−RS(=O)R、−RC(=S)R、−RC(=S)SR、−RSO、−SO、−RN=C=S、−N=C=S、−NCO、−R−NCO、−CN、−RCN、−NNC(=S)R、−RNNC(=S)R、−NO、−RNO
    Figure 2010522254
    Figure 2010522254
    Figure 2010522254
    であり、
    前記官能基のそれぞれのRは置換または非置換のC1−20のアルキレン;置換または非置換のC2−20のアルケニレン;置換または非置換のC5−12のシクロアルキレン;置換または非置換のC6−40のアリーレン;置換または非置換のC7−15のアラルキレン;または置換または非置換のC2−20のアルキニレンであり、
    、R、およびRのそれぞれは水素;ハロゲン;置換または非置換のC1−20のアルキル、置換または非置換のC2−20のアルケニル;置換または非置換のC5−12のシクロアルキル;置換または非置換のC6−40のアリール;置換または非置換のC7−15のアラルキル;または置換または非置換のC2−20のアルキニルである。
  9. エキソ異性体を少なくとも50モル%以上含有する光反応性ノルボルネンモノマーを、10族の遷移金属を含む前駆触媒、前記前駆触媒の金属と弱く配位結合できるルイス塩基を提供する第1助触媒、および選択的に中性の15族電子供与配位子を含有する化合物を提供する第2助触媒からなる触媒混合物の存在下で、10℃〜200℃の温度で重合させることを特徴とする請求項1〜8のうちのいずれか1つのノルボルネン重合体の製造方法。
  10. 前記触媒混合物が前記前駆触媒1モルに対し、前記第1助触媒を1〜1000モル、および選択的に前記第2助触媒を1〜1000モル含むことを特徴とする、請求項9に記載のノルボルネン重合体の製造方法。
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