JP2010519543A - 糖尿病状態の代謝マーカーおよびその使用法 - Google Patents
糖尿病状態の代謝マーカーおよびその使用法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010519543A JP2010519543A JP2009550924A JP2009550924A JP2010519543A JP 2010519543 A JP2010519543 A JP 2010519543A JP 2009550924 A JP2009550924 A JP 2009550924A JP 2009550924 A JP2009550924 A JP 2009550924A JP 2010519543 A JP2010519543 A JP 2010519543A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fatty acid
- acid content
- total fatty
- relative
- total
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/68—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving proteins, peptides or amino acids
- G01N33/6893—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving proteins, peptides or amino acids related to diseases not provided for elsewhere
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2500/00—Screening for compounds of potential therapeutic value
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2800/00—Detection or diagnosis of diseases
- G01N2800/04—Endocrine or metabolic disorders
- G01N2800/042—Disorders of carbohydrate metabolism, e.g. diabetes, glucose metabolism
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Urology & Nephrology (AREA)
- Hematology (AREA)
- Immunology (AREA)
- Cell Biology (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Pathology (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
Abstract
Description
この出願は、2007年2月22日に出願された米国仮出願第60/902,976号、2007年5月24日に出願された米国仮出願第60/931,766号および2008年1月17日に出願された米国仮出願第61/021,853号(これらの各々は、それらの全体が参考として本明細書に援用される)の優先権の利益を主張する。
2型糖尿病の発症には2つ以上の機構が存在する[2、3]。インスリン抵抗性の発症に関与する遺伝的原因および環境的要因のすべてが知られているわけではないが、脂質代謝障害が2型糖尿病の発症に重要な役割を果たすことが示されている。空腹時血漿脂肪酸の増加は、多くの人口での肥満やインスリン抵抗性の発症に相関しており、2型糖尿病の発症の独立した予測材料である[4、5]。
ペルオキシソーム増殖剤活性化受容体(PPAR)は、細胞代謝で転写因子として機能する核内受容体アイソフォームの群である。受容体は細胞代謝および細胞分化に関連している。別々の遺伝子によってそれぞれ産生された3種類のPPAR:アルファ、デルタおよびガンマがある。PPARアルファは、主に肝臓、腎臓、心臓、筋肉、および脂肪組織で発現されるが、他の組織でも低レベルで発現される。PPARデルタは体中の大半の組織で発現されるが、皮膚、脂肪細胞および脳ではより高レベルで発現される。PPARガンマは、同じ遺伝子によってすべて発現されるタンパク質の3種の型を有する。ガンマ1はあらゆる組織で発現される。ガンマ2は主に脂肪組織で発現される。ガンマ3は脂肪組織、マクロファージおよび腸で発現される。
エイコサノイドは、各種の生物刺激に応答してポリエン脂肪酸から合成される。生体液や組織に存在する酸化脂質の大部分は、急性的に調節された酵素の作用によって多価不飽和脂肪酸から特異的に生合成される。得られた不安定なペルオキシド、エポキシド、またはヒドロペルオキシド誘導体をさらに変換すると、強力な生物学的効果を及ぼすことが多い一連の化合物が生じる。ヒトでは、脂肪酸のアラキドン酸が、酸素添加誘導体の最も重要な前駆体、一般にエイコサノイドと呼ばれる化合物(20炭素鎖長脂肪酸より誘導)と見なされる。動物組織中のアラキドン酸および他の脂肪酸の最初の酸素添加はたいてい、シクロオキシゲナーゼ(プロスタグランジンエンドペルオキシドシンターゼ)によって触媒され[41]、プロスタグランジンH2、ロイコトリエンA4および多様な脂肪酸ヒドロペルオキシドなどのいくつかの酸素添加誘導体をもたらす。これらの化合物は、プロスタグランジンE、D、およびFシンターゼ、トロンボキサンAシンターゼ、プロスタサイクリンシンターゼ、ロイコトリエンA4ヒドロラーゼおよびロイコトリエンC4シンターゼを含む第2の酵素によってさらに修飾されて、プロスタグランジン、ロイコトリエン、およびトロンボキサンファミリの構成要素を産生することができる[42]。P−450モノオキシゲナーゼ活性は、エポキシ、ヒドロキシ、およびジヒドロキシ誘導体の形成をもたらすが、アラキドン酸および他の多価不飽和脂肪酸の非酵素的水素添加は、化合物のイソプロスタン群の形成を引き起こすことができる[43]。総合すると、エイコサノイドは、出血に応答した血小板の凝集、負傷や感染への免疫細胞の補充などの急性細胞過程から、生殖などの生理学的過程に至る、著しく多様な生物学的効果を及ぼす。驚くべきではないが、その調節不全は、炎症反応、自己免疫、癌およびアテローム性動脈硬化などの病的過程に関与することが示されている。炎症は、糖尿病の重要な構成要素であり、共存症の発症に関与している。さらに特異的なエイコサノイドがPPARに結合して、PPARを活性化する。糖尿病でのエイコサノイド産生を変化させることは、糖尿病および他の炎症状態の多価不飽和脂肪酸による治療の基礎である。
カルニチン(L−3−ヒドロキシトリメチルアンモニオブタノアート)は、哺乳動物細胞代謝において複数の確立された役割を備えた外因性小型代謝産物である。カルニチンの生化学機能を最も良く表現しているのが、補酵素Aからカルニチンへの活性化カルボン酸(「アシル」部分)の可逆的転移が介在する機能である。アシルカルニチンは、細胞の細胞質からの脂肪酸相当物をミトコンドリア内部に転移して、そこでベータ酸化のための基質を形成する、カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ1の基質を形成する。このように、アシルカルニチンの形成は、長鎖脂肪酸のミトコンドリア酸化にとって重要である。アシルカルニチンの形成および運搬の各種の態様での遺伝子における遺伝的突然変異は、多種多様の先天性代謝異常の基礎であり、先天性代謝異常の多くは血中のアシルカルニチンの過剰な蓄積によって診断される(特許文献1)[44]。このような欠陥がある個体は、各種の形の不十分な代謝エネルギーによって苦しむ。カルニチンのさらなる機能はケトンおよびアミノ酸代謝からの代謝産物の運搬にあり、短鎖アシルカルニチンの形成は細胞を潜在的に毒性のアシル−CoA癒着から保護する[45]。それゆえ細胞はカルニチンと各種の鎖長のアシルカルニチンの両方を含有して、アシルカルニチンは広範囲に及ぶ特異的アシルカルニチン(すなわちミリストイルカルニチン)で構成される。公開された文献において、総カルニチンは遊離カルニチンおよびすべてのアシルカルニチンを指す。血漿中の総カルニチンの濃度は、空腹時ヒトで増加するが、レベルは肥満および糖尿病によって低下する[46−48]。アセチルカルニチンなどの特異的アシルカルニチンの血漿レベルは、ケトンの血漿濃度と高度に相関している[46、47、49、50]。筋肉および心筋において、アシルカルニチン分子種の分布および濃度は糖尿病および虚血によって変化する[51]。1型および2型糖尿病におけるカルニチンおよびアセチルカルニチンのレベル低下によって、疾患を予防または治療するためにこれらの化合物を補充することになる(特許文献2、特許文献3)。
「a」、「an」および「the」は、文脈が明らかに別途指示しない限り、複数対象物を含む。
一部の実施形態において、本発明は糖尿病状態を判定する方法を提供する。一部の実施形態において、糖尿病状態の判定は、糖尿病状態の発症リスクの可能性を診断、分類、同定、監視、判断する、糖尿病状態の程度(または重症度)を判定する、ならびに/あるいは糖尿病状態の進行および/または後退を判定するステップを含む。一部の実施形態において、糖尿病状態は前糖尿病状態状態である。一部の実施形態において、糖尿病状態はインスリン抵抗性である。一部の実施形態において、糖尿病状態は耐糖能異常である。(「耐糖能異常」という用語は、本明細書では「耐糖能障害」と互換的に使用される)。一部の実施形態において、糖尿病状態は空腹時血糖異常である。一部の実施形態において、糖尿病状態は前糖尿病状態である。一部の実施形態において、糖尿病状態は糖尿病の形である。
トリグリセリド(または他のいずれかの脂質クラス)の相対的部分である脂質代謝産物は、血清または血漿などの体液中で、肝性トリグリセリド(または他の脂質クラス)中のその脂質代謝産物の相対的部分の定量的尺度として測定することができる。脂質代謝産物(または一連の脂質代謝産物)のこの相対的部分がインスリン抵抗性と相関している場合、それはインスリン抵抗性の定量的代用物として作用する。それゆえ特定の脂質クラス中の特定の脂肪酸のモルパーセンテージは、インスリン抵抗性の定量的代用物として使用できる。
式I:k+k1(FA1)+k2(FA2)+k3(FA3)
式II:k−k1(FA1)+k2(FA2)+k3(FA3)
式III:k+k1(FA1)−k2(FA2)+k3(FA3)
式IV:k+k1(FA1)+k2(FA2)−k3(FA3)
式V:k−k1(FA1)−k2(FA2)+k3(FA3)
式VI:k+k1(FA1)−k2(FA2)−k3(FA3)
式VII:k−k1(FA1)+k2(FA2)−k3(FA3)
式VIII:k−k1(FA1)−k2(FA2)−k3(FA3)
式は、1種以上の脂質代謝産物、たとえば1、2、3、4、5、10、15、20種以上の脂質代謝産物を変数として使用する。これらの式の定数は、公知の糖尿病状態から得たデータのセットを使用することによって確立することが可能である。通常、これらの式で使用される脂質代謝産物のレベルは、1時点でのレベルまたは1期間にわたるレベルの変化のどちらかであることが可能である。
モルパーセンテージ以外の脂質代謝産物のモデルが糖尿病状態の代用マーカーとして使用されることがある。たとえばさらなるバイオマーカーのリスト、たとえばエイコサノイドを参照。
一部の実施形態において、糖尿病状態を判定するための代謝産物マーカーとして1種以上の脂質代謝産物が使用される。一部の他の実施形態において、使用された代謝産物マーカーは、脂質代謝産物およびさらなるバイオマーカーの両方を含む。
前糖尿病状態および他の糖尿病関連状態の診断での有用性をもたらすことが期待されるAC6:0の濃度は、血漿または血清1グラム当り0.44〜0.70ナノモルである。より高い値は、より顕著な糖尿病状況またはリスク上昇と関連がある。
前糖尿病状態および他の糖尿病関連状態の診断での有用性をもたらすことが期待されるAC10:0の濃度は、血漿または血清1グラム当り0.123〜0.315ナノモルである。より高い値は、より顕著な糖尿病状況またはリスク上昇と関連がある
前糖尿病状態および他の糖尿病関連状態の診断での有用性をもたらすことが期待されるPE20:4n6の濃度は、血漿または血清中の全ホスファチジルエタノールアミン脂肪酸組成物の21.30〜24.15モルパーセントである。より高い値は、より顕著な糖尿病状況またはリスク上昇と関連がある。
本発明の方法は、特定の状態、たとえば糖尿病、2型糖尿病、インスリン抵抗性、耐糖能異常、空腹時血糖異常、前糖尿病状態、メタボリックシンドローム、肝臓脂肪症、インスリン感受性、高インスリン血症、肝臓脂肪症、筋脂肪症、高脂血症、高コレステロール血症を診断するために使用される可能性がある。方法は、糖尿病状態の重症度を判定するために、糖尿病状態を監視するために、糖尿病状態の進行または後退を判定するために、ならびに/あるいは療法に対する応答を監視するために使用されることもある。
脂質代謝産物含有量のアッセイは、体液または組織サンプルに対して実施されることがある。一実施形態において、アッセイは全血、血漿、血清、または単離リポタンパク質画分に対して実施されることがある。さらなるバイオマーカーのアッセイは、体液または細胞サンプルに対して実施されることがある。これらの脂質代謝産物および他のバイオマーカーは、これに限定されるわけではないが:質量分析法(MS)、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)、定組成HPLC、勾配HPLC、順相クロマトグラフィー、逆相HPLC、サイズ排除クロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィー、キャピラリー電気泳動、マイクロフルイディクス、クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー(GC)、薄層クロマトグラフィー(TLC)、固定化金属イオンアフィニティクロマトグラフィー(IMAC)、アフィニティクロマトグラフィー、イムノアッセイ、および/または比色分析を利用する方法を含む、当業者に公知の方法によってただちに単離および/または定量される可能性がある。一実施形態において、本発明の方法はMSを利用して脂質代謝産物含有量を決定する。一実施形態において、本発明の方法はイムノアッセイを利用して脂質代謝産物含有量を決定する。一実施形態において、本発明の方法はMSを利用してバイオマーカーの濃度を決定する。一実施形態において、本発明の方法はイムノアッセイを利用してバイオマーカーの濃度を決定する。
質量分析法:Cyrら、J Chromatogr B Analyt Technol Biomed Life Sci.2006 Feb 17;832(1):24−9;Vogeserら、Clin Chem Lab Med.2003 Feb;41(2):117−26。
本発明は、本明細書に記載する1種以上の代謝産物マーカーのレベルを測定するステップに加えて、1種以上のリスク指標を評価するステップ、血糖レベルを測定するするステップ、および/または糖尿病状態に関する別の診断試験を実施するステップを含む、糖尿病状態を判定する方法をさらに提供する。糖尿病の多種多様なリスク指標が、当業者に公知であり、これに限定されるわけではないが、以下:年齢、体重、ボディマス指数(BMI)、家族歴(たとえば糖尿病の親類)、病歴(たとえば妊娠糖尿病暦)、民族的背景、高血圧、コレステロールレベル、および活動レベルを含むことが可能である。一部の実施形態において、血糖レベルは空腹時血漿血糖(FPG)によって測定する。一部の代わりの実施形態において、血糖レベルは経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)によって測定する。一部の実施形態において、本明細書で使用する代謝産物マーカーの1種以上を血中のグリコシル化ヘモグロビン(たとえばHbAlc)の試験と組合せて使用して、糖尿病状態を判定する。
本発明の方法を実施するためのキットが提供される。キットは、(a)1種以上の脂質代謝産物(および/またはさらなるバイオマーカー)の量を測定するための1種以上の試薬と;(b)使用説明書と;を含む。キットは、1、2、3、4、5、10、15、20種以上の脂質代謝産物の量を測定するための1、2、3、4、5、10、15、20種以上の試薬を備えることがある。キットはさらに、上で開示した、そして表2〜4のバイオマーカーなどの、1種以上のさらなるバイオマーカーを測定するための1種以上の試薬を備えることがある。一実施形態において、キットはイムノアッセイで使用するための1種以上の試薬を含む。一実施形態において、キットはMSアッセイで使用するための1種以上の試薬を含む。本発明は、以下の非制限的な例によってさらに説明される。
脂質代謝産物は、空腹時血液サンプルからの耐糖能障害の判定の改善をもたらす。
若年者9名(女性5名、男性4名:年齢20〜32歳)および高齢者16名(女性11名、男性5名;年齢65〜74歳)の志願者25名の対象が試験に組み入れられた。群はどちらも同様に多民族より成り、若年群では白色人種6名、ヒスパニック2名、およびアフリカ系アメリカ人1名であり、高齢群では白色人種12名、ヒスパニック3名、およびアフリカ系アメリカ人1名であった。志願者はすべて病歴および理学的検査によって健常であり、いずれも定期的な有酸素または筋力トレーニングに参加していなかった。対象の総コレステロールは250mg/dl(6.5mmol/リットル)であり、TSHレベルは正常範囲内(0.49〜4.70μIU/ml)であった。さらなる除外には、触知可能な肝腫大;B型肝炎、C型肝炎、またはHIV検査陽性;貧血;または次の1つ以上のレベルの上昇:122U/リットルを超えるアルカリホスファターゼ、51U/リットルを超えるアラニンアミノトランスフェラーゼ、または40U/リットルを超えるアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼが含まれていた。対象には、脂質低下薬、糖尿病薬、抗凝血薬、違法薬物の使用、またはアルコールの(1日1回または週6回を超える)過剰な消費はなかった。
各サンプルの脂質は、信頼できる代用標準の存在下で抽出した(その全体が参照により本明細書に組み込まれている、“Generating,Viewing,Interpreting,and Utilizing a Quantitative Database of Metabolites”という名称の国際特許出願番号PCT/US02/21426号に記載、特に16〜17頁、および25〜28頁に記載。簡潔には、Folchらの方法[53]によって信頼できる内部標準の存在下で、血漿(200ul)から脂質をクロロホルム:メタノール(2:1、v/v)で抽出した。抽出物内の個々の脂質クラスを、Watkinsら[54]が記載するように分取クロマトグラフィーによって分離した。簡潔には、中性脂質の場合、TLCプレートを1mM EDA、pH5.5で含浸させて、上昇展開によって洗浄した。サンプル抽出物を窒素下で乾燥させて、EDTA含浸TLCプレートにスポットした。脂質クラス[全PL、FFA、TAG、DAG、FC、CE]の分離のために、石油エーテル/ジエチルエーテル/酢酸(80:20:1、体積による)より成る溶媒系を利用した。リン脂質クラスは、LutzkeおよびBraughler(REF1)が記載したように、Phenomenex Sperex 5u OH Diolカラム(250×4.6mm、5ミクロン)およびSEDEX 75蒸発光散乱検出器を用いて、Agilent 1100 Series HPLCでの高速液体クロマトグラフィーによって分離した。単離した脂質クラスを、窒素雰囲気下の密封バイアル内の3Nメタノール性HCl中で100℃にて45分間にわたってトランスエステル化した。得られた脂肪酸メチルエステルを、0.05%ブチル化ヒドロキシトルエンを含有するヘキサンで抽出して、窒素下でヘキサン抽出物を密封してガスクロマトグラフィー用に調製した。
対象母集団には、広範囲のインスリン抵抗性および耐糖性を有する21〜78歳の対象34名が含まれていた。血液中の脂肪酸と耐糖能障害との関係を決定するために、2つの結果を使用した。顕性糖尿病患者は本分析から除外した。第1の結果は、ブドウ糖負荷試験(GTT)の曲線下面積(AUC)であった。GTTのAUCを予測するこれらの脂質代謝産物を決定するために、(ベースラインにおける)各代謝産物測定値を、AUC糖、AUC糖増分、空腹時血糖および空腹時インスリンとのその関係について調査した。第2の結果は、2時間時点での血中の血糖レベルであった。各検体が耐糖能障害対象を同定する能力(2時間血糖>140mg/dL)を、ROCの曲線下面積を計算することによって決定した。糖抵抗性対象の予測を十分に行った代謝産物について、ロジスティック回帰分析を使用して空腹時血糖を代謝産物と組合せた尺度を作成した。AUC糖の予測での選択した各検体の性能を、140mg/dLカットオフの2時間糖を使用して、受信者動作曲線のAUCを決定することによって評価した。
耐糖能障害(140mg/dLを超える、75mg OGTT試験2時間後の糖として定義される)は、空腹時血糖測定よりも、インスリン抵抗性ならびにインスリン抵抗性関連罹患率および死亡率の優れた予測材料である[55]。経口ブドウ糖負荷試験は、その予測能力はより優れているものの、扱いにくく、費用がかかり、実用的でないために、頻繁には利用されない。したがって、我々は、OGTTのAUCまたは予測耐糖能障害(2時間糖>140mg/dL)のどちらかと相関した、あるいは空腹時血糖測定値に予測値を追加した、血漿脂質代謝産物を同定することを試みた。
多くの脂質代謝産物の空腹レベルは、P<0.1でAUC糖を独立して予測した(表5)。特に、アシルカルニチンおよび遊離カルニチンはAUC糖と有意で正の相関があった。代謝産物AC6:0、PE20:4n6、AC16:0、AC14:0、FA22:2n6、AC8:0、AC10:0、AC3:0、CETotal:LC、AC12:0、TG14:0、TGTotal:LC、PE16:1n7、PC18:0、L−カルニチン、PE20:0、PC18:2n6、DGTotal:LC、AC4:0、TG18:1n9、DG18:0およびCE18:2n6は、AUC糖の特に良好な独立した予測材料であり、糖尿病状態の潜在的な代用マーカーとして見なされる可能性がある。
本研究は、AUC糖および2時間糖を、血漿脂質代謝産物が糖尿病状態を判定するその能力について比較評価する終点として使用した。我々は、2時間糖が2型糖尿病、経口耐糖能障害、インスリン抵抗性などを含む糖尿病状態の多くの態様の論理的代用物であり、それゆえ本明細書で同定されたAUC糖のマーカーも他の糖尿病状態のマーカーであることを提唱する。本明細書に記載する脂質代謝産物マーカーは、糖尿病状態の態様の単独の予測材料または診断試験として作用する可能性がある。さらにそれらは空腹時血糖、空腹時インスリン、BMI、空腹時トリグリセリド、LDL−コレステロールおよび糖尿病状態の予測材料の代謝状況の他の尺度を含む、既存または今後の試験に付加価値を加える可能性がある。
PPARガンマ作用薬治療のマーカーが治療有効性および糖尿病状態の反転の診断ツールを提供する
原理
上で示したように、複数の血漿脂質代謝産物は、空腹時血糖およびその他よりもAUC糖のより優れた予測材料を与え、空腹時血糖測定に予測値を加える。それゆえ脂質代謝産物は、耐糖能障害および他の糖尿病状態で重要な役割を果たしている。この事実は、糖尿病状態の臨床治療プロトコルが脂質代謝に顕著な効果を有するチアゾリジンジオン類、フィブラート類およびスタチン類を含む薬物を利用することによって強調される。特に、PPAR作用薬として公知の薬剤の群は、脂質代謝経路を変化させることによってインスリン抵抗性および糖尿病状態を改善し、それゆえ糖尿病状態を反転させるPPAR作用薬の有効性を監視する診断ツールとして有用であろう血漿脂質代謝産物濃度の変化を生じさせることがある。
本探索的調査研究の主な目的は、治療8週間後のプラセボおよびロシグリタゾンの薬力学的効果について、付随する血糖変化との関連で説明することであった。食事および運動のみ、承認単剤療法、または承認低用量併用療法で治療されている、安定2型糖尿病の35〜70歳の男性を登録した。最大4週間のスクリーニング期間および5週間の洗い流し期間の完了後に、適格の対象をプラセボ群(対象20名)またはロシグリタゾン群(対象21名)に無作為に分けた。治療は8週間にわたって単純盲検で行い、ロシグリタゾン投薬量を滴定して最適糖調節(1日当り4〜8mg)を実現した。空腹時血漿サンプルをベースラインならびに療法開始の4および8週間後に採取した。
PPAR−ガンマ作用薬を用いた治療は、血漿中の脂質代謝産物濃度に対して強力な効果を生じた。これらの変化は、糖尿病状態の治療ならびに個人における治療の安全性および耐容性の評価におけるPPARガンマ剤の有効性を判定する診断可能性をもたらした。治療は、血漿血糖およびHbA1c濃度の低下を含む代謝パラメータの改善を引き起こして、それゆえ糖尿病状態の潜在的に有効な治療として機能する。
PC20:4n3、PC16:1n7、CE16:1n7、CE18:1n9、LY20:3n6、PC18:1n9、CE20:2n6、FA24:0、PE20:3n9、CE20:3n9、PC20:3n9、PE20:3n6、LY18:1n7、TG16:1n7、FA14:0、FA16:1n7、FA22:6n3、FA20:5n3、PC20:2n6、CETotal.LC、TG16:0、PC20:3n6、PE18:1n7、PE18:2n6、CE18:0、PE16:1n7、CE18:1n7、PE16:0、LY20:3n9、PC18:1n7、LY20:1n9、CE14:0、FA18:1n7、TG14:0、PC20:1n9、CE20:3n6、TG18:1n7、LY18:1n9、LY16:0、PC16:0、DGTotal.LC、DG16:0、DG18:0、LYTotal.LC、PETotal.LCが含まれていた。
PC20:4n6、CE20:4n6、TG22:4n6、PC20:0、LY22:5n3、FA18:1n9、DG18:1n9、LY20:5n3、PC22:6n3、FATotal.LC、TG22:6n3、PE20:4n6、LY18:0、PC18:0、FA22:5n3、CE18:2n6、LY20:4n6、FA18:2n6、LY18:2n6、DG18:2n6、PC18:4n3、LY18:3n3、TG20:5n3、DG20:4n6、TG20:4n6、PC18:3n3、TG18:3n3、Pedm、TG18:4n3、TG18:2n6、PCdm16:0、PEdm18:0、PEdm18:1n9、PC14:0、TG22:0、TG18:3n6、CE16:0、SP18:0が含まれていた。
・TGおよび/または全血漿脂質中の14:0のモルパーセント組成;
・PC、TGおよび/または全血漿脂質中の16:0のモルパーセント組成;
・PC、CE、TG、FAおよび/または全血漿脂質中の16:1n7のモルパーセント組成;
・PC、CE、TG、FAおよび/または全血漿脂質中の18:1n7のモルパーセント組成;
・PC、CEおよび/または全血漿脂質中の18:1n9のモルパーセント組成;
・PC、CE、TG、および/または全血漿脂質中の20:3n9のモルパーセント組成;
・PC、CEおよび/または全血漿脂質中の20:3n6のモルパーセント組成;
が含まれる。
・PC、CE、TG、および/または全血漿脂質中の20:4n6のモルパーセント組成;
・FA中の18:1n9のモルパーセント組成;
・PC、CE、TG、および/または全血漿脂質中の22:6n3のモルパーセント組成;
・PCおよび/または全血漿脂質中の18:0のモルパーセント組成;
・PC、CE、FA、TGおよび/または全血漿脂質中の18:2n6のモルパーセント組成;
・PC、PE、および/または全血漿脂質中のプラスマロゲン(dm)のモルパーセント組成;
・PC、CEおよび/または全血漿脂質中の20:3n6のモルパーセント組成;
が含まれる。
PPAR−アルファおよびデルタ作用薬治療のマーカーが治療有効性、安全性および糖尿病状態の反転の診断ツールを提供する
研究の概要
プラセボと比較してPPARデルタ修飾剤(5mg/10mg)およびPPARデルタ修飾剤(20mg)を用いた12週間の治療の効果を調査する臨床研究を対象57名に実施した。血漿サンプルは投薬前ならびに治療28日、42日および84日後に採取した。Lipomicsは、試験の各時点からの脂質代謝産物の濃度を決定して、治療有効性、安全性および糖尿病状態の反転のマーカーの、脂質代謝産物濃度の変化について評価した。
PPAR−aおよびPPAR−d作用薬の両方を用いた治療は、血漿中の脂質代謝産物濃度に対して強力な効果を生じた。これらの変化は、糖尿病状態の治療ならびに個人における治療の安全性および耐容性の評価におけるPPAR剤の有効性を判定する診断可能性をもたらした。両方の治療が、血漿トリグリセリド、LDLおよび糖レベルを含む代謝パラメータの改善を引き起こして、それゆえ糖尿病状態の潜在的に有効な治療として機能する。
CE16:1n7、CE18:1n9、CE18:3n6、CE20:3n9、CE20:4n6、DG14:0、DG14:1n5、DG15:0、DG16:0、DG18:0、DG20:4n6、DG22:6n3、DG24:0、FA14:1n5、FA15:0、FA16:0、FA18:0、FA20:0、FA22:0、FA22:1n9、FA24:0、FA24:1n9、LY16:0、LY18:3n6、LY20:4n3、PC16:0、PC16:1n7、PC18:1n9、PC18:3n6、PC18:4n3、PC20:2n6、PC20:3n6、PC20:3n9、PC20:4n3、PCdml6:0、PCdml8:1n7、PE16:1n7、PEdm16:0、PEdm18:1n7、TG15:0、TG16:0、TG16:1n7、TG20:3n9、TG20:4n6、TG22:4n6、TG22:5n6、TG24:0、TG18.3n6、TG18.4n3が含まれていた。
CE18:2n6、CETotal.LC、DG18:1n7、DG18:1n9、DG18:2n6、DGTotal.LC、FA18:1n9、FA18:2n6、FA20:1n9、FATotal.LC、PC18:2n6、PC22:5n3、PE18:0、PE22:0、PE22:1n9、TG18:2n6、TG18:3n3、TGTotal.LCが含まれていた。
CE16:1n7、CE18:1n9、CE18:3n6、CE20:3n9、DG14:0、DG15:0、DG16:0、DG16:1n7、FA14:0、FA14:1n5、FA15:0、FA18:0、FA20:0、FA20:4n6、FA22:0、FA22:2n6、FA22:5n6、FA24:1n9、LY16:1n7、LY18:1n9、LY18:3n6、LY20:3n9、PC16:1n7、PC18:1n9、PC18:3n3、PC18:3n6、PC20:2n6、PC20:3n9、PC20:4n3、PC20:5n3、PCdm16:0、PCdml8:1n9、PE16:1n7、PE18:1n7、PE20:3n9、TG14:0、TG14:1n5、TG16:0、TG16:1n7、TG18:3n6、TG18:4n3、TG20:3n9、TG20:4n6、TG22:4n6、TG24:1n9、L−カルニチンおよびブチロベタインが含まれていた。
CE18:1n7、CE18:2n6、CE20:4n6、CE22:1n9、CETotal.LC、DG18:2n6、FA18:1n7、FA18:1n9、FA20:1n9、FA22:6n3、FATotal.LC、LY18:0、LY20:4n6、LY22:6n3、PC15:0、PC20:4n6、PC22:5n6、PC22:6n3、PE18:0、PE22:6n3、TG18:2n6、TG18:3n3、CE16:0、DG18:3n3、DG20:3n6、DGTotal.LC、FA18:2n6、FA20:2n6、FA20:3n6、PC18:2n6、PE20:2n6、PEdm18:0、PETotal.LCおよびTGTotal.LCが含まれていた。
・PC、TGおよび/または全血漿脂質中の16:0のモルパーセント組成;
・PC、CE、TG、FAおよび/または全血漿脂質中の16:1n7のモルパーセント組成;
・PC、CEおよび/または全血漿脂質中の18:1n9のモルパーセント組成;
・PC、CE、TG、および/または全血漿脂質中の20:3n9のモルパーセント組成;
・PC、CE、TG、および/または全血漿脂質中の18:3n6のモルパーセント組成;
・PC、CE、および/または全血漿脂質中の20:3n6のモルパーセント組成;
・PC、PE、および/または全血漿脂質中のプラスマロゲン(dm)のモルパーセント組成;
が含まれる。
・FA中の18:1n9のモルパーセント組成;
・PC、CE、TG、および/または全血漿脂質中の22:6n3のモルパーセント組成;
・PC、CE、FA、TGおよび/または全血漿脂質中の18:2n6のモルパーセント組成;
が含まれる。
療法に対して応答性のマーカー
3つすべてのPPAR標的(PPAR−ガンマ、PPAR−アルファ、およびPPAR−デルタ)を標的とする薬剤は使用されているか、または抗糖尿病剤として使用される可能性がある。以下のリストは、療法応答性マーカーを同定するためにPPAR治療の一般的なマーカーを組合せている。これらのマーカーは、PPAR剤による糖尿病状態の治療の有効性を判定するために使用することができる:
これらの代謝産物は、経口耐糖能異常、インスリン抵抗性および他の糖尿病状態の療法的改善によって増加する:
・TGおよび/または全血漿脂質中の14:0のモルパーセント組成;
・PC、TGおよび/または全血漿脂質中の16:0のモルパーセント組成;
・PC、CE、TG、FAおよび/または全血漿脂質中の16:1n7のモルパーセント組成;
・PC、CEおよび/または全血漿脂質中の18:1n9のモルパーセント組成;
・PC、CE、TG、および/または全血漿脂質中の20:3n9のモルパーセント組成;
・PC、CEおよび/または全血漿脂質中の20:3n6のモルパーセント組成。
・FA中の18:1n9のモルパーセント組成;
・PC、CE、TG、および/または全血漿脂質中の22:6n3のモルパーセント組成;
・PCおよび/または全血漿脂質中の18:0のモルパーセント組成;
・PC、CE、FA TGおよび/または全血漿脂質中の18:2n6のモルパーセント組成;
・PC、CE、TG、および/または全血漿脂質中の18:3n6のモルパーセント組成;
・PC、CEおよび/または全血漿脂質中の20:3n6のモルパーセント組成。
数字表記によって巻末注の形で上で引用した参考文献を下に明記する:
Claims (53)
- 対象からのサンプル中の第1の代謝産物マーカーのレベルを測定するステップを含む、対象の糖尿病状態を判定する方法であって、前記第1の代謝産物マーカーがAC6:0、PE20:4n6、AC16:0、AC14:0、FA22:2n6、AC8:0、AC10:0、AC3:0、CETotal:LC、AC12:0、TG14:0、TGTotal:LC、PE16:1n7、PC18:0、L−カルニチン、PE20:0、PC18:2n6、DGTotal:LC、AC4:0、TG18:1n9、DG18:0、CE18:2n6、CE16:1n7、PC16:1n7、FA16:1n7、FA18:1n9、PE20:4n6、PC20:4n6、CE14:0、CETotal:LC、TG16:1n7、FSTotal:LC、PCdm、CE18:1n9、PC18:1n9、およびPE16:0からなる群より選択され、前記第1の代謝産物マーカーのレベルが前記糖尿病状態の存在、非存在、または程度を示す、方法。
- 前記第1の代謝産物マーカーのレベルを糖尿病状態の存在、非存在、または程度と相関させるステップをさらに含み、前記第1のマーカーがAC6:0、PE20:4n6、AC16:0、AC14:0、FA22:2n6、AC8:0、AC10:0、AC3:0、CETotal:LC、AC12:0、TGTotal:LC、PC18:0、L−カルニチン、PE20:0、DGTotal:LC、AC4:0、TG18:1n9、PE20:4n6、PC20:4n6、CE14:0、CETotal:LC、FSTotal:LC、またはPCdmである場合、前記第1のマーカーは前記糖尿病状態の存在、発症リスク、または重症度と正の相関があり、前記第1のマーカーがTG14:0、PE16:1n7、PE20:0、PC18:2n6、DG18:0およびCE18:2n6、CE16:1n7、CE18:1n9、PC16:1n7、PC18:1n9、FA16:1n7、FA18:1n9、TG16:1n7、またはPE16:0である場合、前記第1のマーカーが前記糖尿病状態の存在、発症リスク、または重症度と負の相関がある、請求項1に記載の方法。
- 対象からの体液中の第1および第2の代謝産物マーカーのレベルを測定するステップを含む、対象の糖尿病状態を判定する方法であって、前記第1および第2の代謝産物マーカーがAC6:0、PE20:4n6、AC16:0、AC14:0、FA22:2n6、AC8:0、AC10:0、AC3:0、CETotal:LC、AC12:0、TG14:0、TGTotal:LC、PE16:1n7、PC18:0、L−カルニチン、PE20:0、PC18:2n6、DGTotal:LC、AC4:0、TG18:1n9、DG18:0、CE18:2n6、CE16:1n7、PC16:1n7、FA16:1n7、FA18:1n9、PE20:4n6、PC20:4n6、CE14:0、CETotal:LC、TG16:1n7、FSTotal:LC、PCdm、CE18:1n9、PC18:1n9、およびPE16:0からなる群より選択され、前記第1および第2の代謝産物マーカーが前記糖尿病状態の存在、非存在、または程度を示す、方法。
- 前記第1および第2の代謝産物マーカーのレベルを前記糖尿病状態の存在、非存在、または程度と相関させるステップをさらに含み、前記第1または第2のマーカーがAC6:0、PE20:4n6、AC16:0、AC14:0、FA22:2n6、AC8:0、AC10:0、AC3:0、CETotal:LC、AC12:0、TGTotal:LC、PC18:0、L−カルニチン、PE20:0、DGTotal:LC、AC4:0、TG18:1n9、PE20:4n6、PC20:4n6、CE14:0、CETotal:LC、FSTotal:LC、またはPCdmである場合、前記第1または第2のマーカーは前記糖尿病状態の存在、発症リスク、または重症度と正の相関があり、前記第1または第2のマーカーがTG14:0、PE16:1n7、PE20:0、PC18:2n6、DG18:0およびCE18:2n6、CE16:1n7、CE18:1n9、PC16:1n7、PC18:1n9、FA16:1n7、FA18:1n9、TG16:1n7、またはPE16:0である場合、前記第1または第2のマーカーが前記糖尿病状態の存在、発症リスク、または重症度と負の相関がある、請求項3に記載の方法。
- 対象からのサンプル中の第1、第2、および第3の代謝産物マーカーのレベルを測定するステップを含む、対象の糖尿病状態を判定する方法であって、前記第1、第2および第3の代謝産物マーカーがAC6:0、PE20:4n6、AC16:0、AC14:0、FA22:2n6、AC8:0、AC10:0、AC3:0、CETotal:LC、AC12:0、TG14:0、TGTotal:LC、PE16:1n7、PC18:0、L−カルニチン、PE20:0、PC18:2n6、DGTotal:LC、AC4:0、TG18:1n9、DG18:0、CE18:2n6、CE16:1n7、PC16:1n7、FA16:1n7、FA18:1n9、PE20:4n6、PC20:4n6、CE14:0、CETotal:LC、TG16:1n7、FSTotal:LC、PCdm、CE18:1n9、PC18:1n9、およびPE16:0からなる群より選択され、前記第1、第2および第3の代謝産物マーカーが前記糖尿病状態の存在、非存在、または程度を示す、方法。
- 前記第1、第2、および第3の代謝産物マーカーのレベルを前記糖尿病状態の存在、非存在、または程度と相関させるステップをさらに含み、前記第1、第2、または第3のマーカーがAC6:0、PE20:4n6、AC16:0、AC14:0、FA22:2n6、AC8:0、AC10:0、AC3:0、CETotal:LC、AC12:0、TGTotal:LC、PC18:0、L−カルニチン、PE20:0、DGTotal:LC、AC4:0、TG18:1n9、PE20:4n6、PC20:4n6、CE14:0、CETotal:LC、FSTotal:LC、またはPCdmである場合、前記第1、第2、または第3のマーカーが糖尿病状態の存在、発症リスク、または重症度と正の相関があり、前記第1、第2、または第3のマーカーがTG14:0、PE16:1n7、PE20:0、PC18:2n6、DG18:0およびCE18:2n6、CE16:1n7、CE18:1n9、PC16:1n7、PC18:1n9、FA16:1n7、FA18:1n9、TG16:1n7、またはPE16:0である場合、前記第1、第2、または第3のマーカーが前記糖尿病状態の存在、発症リスク、または重症度と負の相関がある、請求項5に記載の方法。
- 対象からのサンプル中の第1、第2、第3、および第4の代謝産物マーカーのレベルを測定するステップを含む、対象の糖尿病状態を判定する方法であって、前記第1、第2、第3、および第4の代謝産物マーカーがAC6:0、PE20:4n6、AC16:0、AC14:0、FA22:2n6、AC8:0、AC10:0、AC3:0、CETotal:LC、AC12:0、TG14:0、TGTotal:LC、PE16:1n7、PC18:0、L−カルニチン、PE20:0、PC18:2n6、DGTotal:LC、AC4:0、TG18:1n9、DG18:0、CE18:2n6、CE16:1n7、PC16:1n7、FA16:1n7、FA18:1n9、PE20:4n6、PC20:4n6、CE14:0、CETotal:LC、TG16:1n7、FSTotal:LC、PCdm、CE18:1n9、PC18:1n9、およびPE16:0からなる群より選択され、前記第1、第2、第3、および第4の代謝産物マーカーが前記糖尿病状態の存在、非存在、または程度を示す、方法。
- 前記第1、第2、第3、および第4の代謝産物マーカーのレベルを前記糖尿病状態の存在、非存在、または程度と相関させるステップをさらに含み、前記第1、第2、第3、または第4のマーカーがAC6:0、PE20:4n6、AC16:0、AC14:0、FA22:2n6、AC8:0、AC10:0、AC3:0、CETotal:LC、AC12:0、TGTotal:LC、PC18:0、L−カルニチン、PE20:0、DGTotal:LC、AC4:0、TG18:1n9、PE20:4n6、PC20:4n6、CE14:0、CETotal:LC、FSTotal:LC、またはPCdmである場合、前記第1、第2、第3、または第4マーカーが前記糖尿病状態の存在、発症リスク、または重症度と正の相関があり、前記第1、第2、第3、または第4のマーカーがTG14:0、PE16:1n7、PE20:0、PC18:2n6、DG18:0およびCE18:2n6、CE16:1n7、CE18:1n9、PC16:1n7、PC18:1n9、FA16:1n7、FA18:1n9、TG16:1n7、またはPE16:0である場合、前記第1、第2、第3、または第4のマーカーが前記糖尿病状態の存在、発症リスク、または重症度と負の相関がある、請求項7に記載の方法。
- 前記第1のマーカーが:AC6:0、AC16:0、AC14:0、AC8:0、AC10:0、AC12:0、TG14:0、FA16:1n7、FA18:1n9、CE16:1n7、PC16:1n7およびPC18:1n9からなる群より選択される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
- 前記第1および第2のマーカーが:AC6:0、AC16:0、AC14:0、AC8:0、AC10:0、AC12:0、TG14:0、FA16:1n7、FA18:1n9、CE16:1n7、PC16:1n7およびPC18:1n9からなる群より選択される、請求項3〜8のいずれか一項に記載の方法。
- 前記第1、第2、および第3のマーカーが:AC6:0、AC16:0、AC14:0、AC8:0、AC10:0、AC12:0、TG14:0、FA16:1n7、FA18:1n9、CE16:1n7、PC16:1n7およびPC18:1n9からなる群より選択される、請求項5〜8のいずれか一項に記載の方法。
- 前記第1、第2、第3、および第4のマーカーが:AC6:0、AC16:0、AC14:0、AC8:0、AC10:0、AC12:0、TG14:0、FA16:1n7、FA18:1n9、CE16:1n7、PC16:1n7およびPC18:1n9からなる群より選択される、請求項7〜8のいずれか一項に記載の方法。
- 前記糖尿病状態が耐糖能異常、インスリン抵抗性、肝臓脂肪症、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、小児NASH、肥満症、小児肥満症、メタボリックシンドローム、多嚢胞性卵巣症、または妊娠糖尿病である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
- 前記糖尿病状態が前糖尿病状態である、請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
- 前記糖尿病状態が耐糖能異常である、請求項13に記載の方法。
- 前記糖尿病状態がインスリン抵抗性である、請求項13に記載の方法。
- 前記サンプルが血液、血漿、血清、または単離リポタンパク質画分である、請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法。
- 前記第1の代謝産物マーカーのレベルの測定がクロマトグラフィー、イムノアッセイ、酵素アッセイ、または質量分析法を含む、請求項1〜17のいずれか一項に記載の方法。
- 前記糖尿病状態の重症度を同定、監視、または判定する方法である、請求項1〜18のいずれか一項に記載の方法。
- 前記糖尿病状態の進行または後退を判定する方法である、請求項1〜18のいずれか一項に記載の方法。
- (1)前記糖尿病状態の1つ以上のリスク因子の有無を判断して、前記リスク因子の有無を前記糖尿病状態の存在、発症リスク、または重症度と相関させるステップ;あるいは
(2)さらなるバイオマーカーのレベルを測定して、前記さらなるバイオマーカーのレベルを前記糖尿病状態の存在、発症リスク、または重症度と相関させるステップ;
をさらに含む、請求項1〜20のいずれか一項に記載の方法。 - 前記1つ以上のリスク因子が:年齢、体重、ボディマス指数(BMI)、家族歴、病歴、民族的背景、高血圧、コレステロールレベル、および活動レベルからなる群より選択される、請求項21に記載の方法。
- さらなるバイオマーカーが血糖またはグリコシル化ヘモグロビンからなる群より選択される、請求項21または22に記載の方法。
- 薬剤の特徴を決定する方法であって、前記方法は、対象に前記薬剤を投与するステップと、PC20:4n6、CE20:4n6、TG22:4n6、PC20:0、LY22:5n3、FA18:1n9、DG18:1n9、LY20:5n3、PC22:6n3、FATotal.LC、TG22:6n3、PE20:4n6、LY18:0、PC18:0、FA22:5n3、CE18:2n6、LY20:4n6、FA18:2n6、LY18:2n6、DG18:2n6、PC18:4n3、LY18:3n3、TG20:5n3、DG20:4n6、TG20:4n6、PC18:3n3、TG18:3n3、Pedm、TG18:4n3、TG18:2n6、PCdm16:0、PEdm18:0、PEdm18:1n9、PC14:0、TG22:0、TG18:3n6、CE16:0、SP18:0からなる群より選択される第1の代謝産物マーカーのレベルを測定するステップとを含み、前記第1の代謝産物マーカーの正常レベルからの低下が、前記薬剤がPPAR−γに影響することを示す、方法。
- PC20:4n6、CE20:4n6、TG22:4n6、PC20:0、LY22:5n3、FA18:1n9、DG18:1n9、LY20:5n3、PC22:6n3、FATotal.LC、TG22:6n3、PE20:4n6、LY18:0、PC18:0、FA22:5n3、CE18:2n6、LY20:4n6、FA18:2n6、LY18:2n6、DG18:2n6、PC18:4n3、LY18:3n3、TG20:5n3、DG20:4n6、TG20:4n6、PC18:3n3、TG18:3n3、Pedm、TG18:4n3、TG18:2n6、PCdm16:0、PEdm18:0、PEdm18:1n9、PC14:0、TG22:0、TG18:3n6、CE16:0、SP18:0からなる群より選択される第2の代謝産物マーカーのレベルを測定するステップをさらに含み、前記第1および第2の代謝産物マーカーの正常レベルからの低下が、前記薬剤がPPAR−γに影響することを示す、請求項24に記載の方法。
- 前記第1の代謝産物マーカーの正常レベルからの低下が、糖尿病状態の治療のための前記薬剤の有効性を示す、請求項24に記載の方法。
- 薬剤の特徴を決定する方法であって、前記方法は、対象に前記薬剤を投与するステップと、PC20:4n3、PC16:1n7、CE16:1n7、CE18:1n9、LY20:3n6、PC18:1n9、CE20:2n6、FA24:0、PE20:3n9、CE20:3n9、PC20:3n9、PE20:3n6、LY18:1n7、TG16:1n7、FA14:0、FA16:1n7、FA22:6n3、FA20:5n3、PC20:2n6、CETotal.LC、TG16:0、PC20:3n6、PE18:1n7、PE18:2n6、CE18:0、PE16:1n7、CE18:1n7、PE16:0、LY20:3n9、PC18:1n7、LY20:1n9、CE14:0、FA18:1n7、TG14:0、PC20:1n9、CE20:3n6、TG18:1n7、LY18:1n9、LY16:0、PC16:0、DGTotal.LC、DG16:0、DG18:0、LYTotal.LC、PETotal.LCからなる群より選択される第1の代謝産物マーカーのレベルを測定するステップとを含み、前記第1の代謝産物マーカーの正常レベルからの上昇が、前記薬剤がPPAR−γに影響することを示す、方法。
- PC20:4n3、PC16:1n7、CE16:1n7、CE18:1n9、LY20:3n6、PC18:1n9、CE20:2n6、FA24:0、PE20:3n9、CE20:3n9、PC20:3n9、PE20:3n6、LY18:1n7、TG16:1n7、FA14:0、FA16:1n7、FA22:6n3、FA20:5n3、PC20:2n6、CETotal.LC、TG16:0、PC20:3n6、PE18:1n7、PE18:2n6、CE18:0、PE16:1n7、CE18:1n7、PE16:0、LY20:3n9、PC18:1n7、LY20:1n9、CE14:0、FA18:1n7、TG14:0、PC20:1n9、CE20:3n6、TG18:1n7、LY18:1n9、LY16:0、PC16:0、DGTotal.LC、DG16:0、DG18:0、LYTotal.LC、PETotal.LCからなる群より選択される第2の代謝産物マーカーのレベルを測定するステップをさらに含み、前記第1および第2の代謝産物マーカーの正常レベルからの上昇が、前記薬剤がPPAR−γに影響することを示す、請求項27に記載の方法。
- 前記第1の代謝産物マーカーの正常レベルからの上昇が、糖尿病状態の治療のための前記薬剤の有効性を示す、請求項27に記載の方法。
- 薬剤の特徴を決定する方法であって、前記方法は、対象に前記薬剤を投与するステップと、PC20:4n6、CE20:4n6、TG22:4n6、PC20:0、LY22:5n3、FA18:1n9、DG18:1n9、LY20:5n3、PC22:6n3、FATotal.LC、TG22:6n3、PE20:4n6、LY18:0、PC18:0、FA22:5n3、CE18:2n6、LY20:4n6、FA18:2n6、LY18:2n6、DG18:2n6、PC18:4n3、LY18:3n3、TG20:5n3、DG20:4n6、TG20:4n6、PC18:3n3、TG18:3n3、Pedm、TG18:4n3、TG18:2n6、PCdm16:0、PEdm18:0、PEdm18:1n9、PC14:0、TG22:0、TG18:3n6、CE16:0、SP18:0からなる群より選択される少なくとも1種の第1の代謝産物マーカーのレベルと、PC20:4n3、PC16:1n7、CE16:1n7、CE18:1n9、LY20:3n6、PC18:1n9、CE20:2n6、FA24:0、PE20:3n9、CE20:3n9、PC20:3n9、PE20:3n6、LY18:1n7、TG16:1n7、FA14:0、FA16:1n7、FA22:6n3、FA20:5n3、PC20:2n6、CETotal.LC、TG16:0、PC20:3n6、PE18:1n7、PE18:2n6、CE18:0、PE16:1n7、CE18:1n7、PE16:0、LY20:3n9、PC18:1n7、LY20:1n9、CE14:0、FA18:1n7、TG14:0、PC20:1n9、CE20:3n6、TG18:1n7、LY18:1n9、LY16:0、PC16:0、DGTotal.LC、DG16:0、DG18:0、LYTotal.LC、PETotal.LCからなる群より選択される少なくとも1種の第2の代謝産物マーカーのレベルとを測定するステップとを含み、前記第1の代謝産物マーカーの正常レベルからの低下および前記第2の代謝産物マーカーの正常レベルからの上昇が、前記薬剤がPPAR−γに影響することを示す、方法。
- 薬剤の特徴を決定する方法であって、前記方法は、対象に前記薬剤を投与するステップと、CE18:2n6、CETotal.LC、DG18:1n7、DG18:1n9、DG18:2n6、DGTotal.LC、FA18:1n9、FA18:2n6、FA20:1n9、FATotal.LC、PC18:2n6、PC22:5n3、PE18:0、PE22:0、PE22:1n9、TG18:2n6、TG18:3n3、TGTotal.LCからなる群より選択される第1の代謝産物マーカーのレベルを測定するステップとを含み、前記第1の代謝産物マーカーの正常レベルからの低下が、前記薬剤がPPAR−αに影響することを示す、方法。
- CE18:2n6、CETotal.LC、DG18:1n7、DG18:1n9、DG18:2n6、DGTotal.LC、FA18:1n9、FA18:2n6、FA20:1n9、FATotal.LC、PC18:2n6、PC22:5n3、PE18:0、PE22:0、PE22:1n9、TG18:2n6、TG18:3n3、TGTotal.LCからなる群より選択される第2の代謝産物マーカーのレベルを測定するステップをさらに含み、前記第1および第2の代謝産物マーカーの正常レベルからの低下が、前記薬剤がPPAR−αに影響することを示す、請求項31に記載の方法。
- 前記第1の代謝産物マーカーの正常レベルからの低下が、糖尿病状態の治療のための前記薬剤の有効性を示す、請求項31に記載の方法。
- 薬剤の特徴を決定する方法であって、前記方法は、対象に前記薬剤を投与するステップと、CE16:1n7、CE18:1n9、CE18:3n6、CE20:3n9、CE20:4n6、DG14:0、DG14:1n5、DG15:0、DG16:0、DG18:0、DG20:4n6、DG22:6n3、DG24:0、FA14:1n5、FA15:0、FA16:0、FA18:0、FA20:0、FA22:0、FA22:1n9、FA24:0、FA24:1n9、LY16:0、LY18:3n6、LY20:4n3、PC16:0、PC16:1n7、PC18:1n9、PC18:3n6、PC18:4n3、PC20:2n6、PC20:3n6、PC20:3n9、PC20:4n3、PCdm16:0、PCdm18:1n7、PE16:1n7、PEdm16:0、PEdm18:1n7、TG15:0、TG16:0、TG16:1n7、TG20:3n9、TG20:4n6、TG22:4n6、TG22:5n6、TG24:0、TG18.3n6、TG18.4n3からなる群より選択される第1の代謝産物マーカーのレベルを測定するステップとを含み、前記第1の代謝産物マーカーの正常レベルからの上昇が、前記薬剤がPPAR−αに影響することを示す、方法。
- CE16:1n7、CE18:1n9、CE18:3n6、CE20:3n9、CE20:4n6、DG14:0、DG14:1n5、DG15:0、DG16:0、DG18:0、DG20:4n6、DG22:6n3、DG24:0、FA14:1n5、FA15:0、FA16:0、FA18:0、FA20:0、FA22:0、FA22:1n9、FA24:0、FA24:1n9、LY16:0、LY18:3n6、LY20:4n3、PC16:0、PC16:1n7、PC18:1n9、PC18:3n6、PC18:4n3、PC20:2n6、PC20:3n6、PC20:3n9、PC20:4n3、PCdm16:0、PCdm18:1n7、PE16:1n7、PEdm16:0、PEdm18:1n7、TG15:0、TG16:0、TG16:1n7、TG20:3n9、TG20:4n6、TG22:4n6、TG22:5n6、TG24:0、TG18.3n6、TG18.4n3からなる群より選択される第2の代謝産物マーカーのレベルを測定するステップをさらに含み、前記第1および第2の代謝産物マーカーの正常レベルからの上昇が、前記薬剤がPPAR−αに影響することを示す、請求項34に記載の方法。
- 前記第1の代謝産物マーカーの正常レベルからの上昇が、糖尿病状態の治療のための前記薬剤の有効性を示す、請求項34に記載の方法。
- 薬剤の特徴を決定する方法であって、前記方法は、対象に前記薬剤を投与するステップと、CE18:2n6、CETotal.LC、DG18:1n7、DG18:1n9、DG18:2n6、DGTotal.LC、FA18:1n9、FA18:2n6、FA20:1n9、FATotal.LC、PC18:2n6、PC22:5n3、PE18:0、PE22:0、PE22:1n9、TG18:2n6、TG18:3n3、TGTotal.LCからなる群より選択される少なくとも1種の第1の代謝産物マーカーのレベルと、CE16:1n7、CE18:1n9、CE18:3n6、CE20:3n9、CE20:4n6、DG14:0、DG14:1n5、DG15:0、DG16:0、DG18:0、DG20:4n6、DG22:6n3、DG24:0、FA14:1n5、FA15:0、FA16:0、FA18:0、FA20:0、FA22:0、FA22:1n9、FA24:0、FA24:1n9、LY16:0、LY18:3n6、LY20:4n3、PC16:0、PC16:1n7、PC18:1n9、PC18:3n6、PC18:4n3、PC20:2n6、PC20:3n6、PC20:3n9、PC20:4n3、PCdm16:0、PCdm18:1n7、PE16:1n7、PEdm16:0、PEdm18:1n7、TG15:0、TG16:0、TG16:1n7、TG20:3n9、TG20:4n6、TG22:4n6、TG22:5n6、TG24:0、TG18.3n6、TG18.4n3からなる群より選択される少なくとも1種の第2の代謝産物マーカーのレベルとを測定するステップとを含み、前記第1の代謝産物マーカーの正常レベルからの低下および前記第2の代謝産物マーカーの正常レベルからの上昇が、前記薬剤がPPAR−αに影響することを示す、方法。
- 薬剤の特徴を決定する方法であって、前記方法は、対象に前記薬剤を投与するステップと、CE18:1n7、CE18:2n6、CE20:4n6、CE22:1n9、CETotal.LC、DG18:2n6、FA18:1n7、FA18:1n9、FA20:1n9、FA22:6n3、FATotal.LC、LYl8:0、LY20:4n6、LY22:6n3、PC15:0、PC20:4n6、PC22:5n6、PC22:6n3、PE18:0、PE22:6n3、TG18:2n6、TG18:3n3、CE16:0、DG18:3n3、DG20:3n6、DGTotal.LC、FA18:2n6、FA20:2n6、FA20:3n6、PC18:2n6、PE20:2n6、PEdm18:0、PETotal.LCおよびTGTotal.LCからなる群より選択される第1の代謝産物マーカーのレベルを測定するステップとを含み、前記第1の代謝産物マーカーの正常レベルからの低下が、前記薬剤がPPAR−δに影響することを示す、方法。
- CE18:1n7、CE18:2n6、CE20:4n6、CE22:1n9、CETotal.LC、DG18:2n6、FA18:1n7、FA18:1n9、FA20:1n9、FA22:6n3、FATotal.LC、LY18:0、LY20:4n6、LY22:6n3、PC15:0、PC20:4n6、PC22:5n6、PC22:6n3、PE18:0、PE22:6n3、TG18:2n6、TG18:3n3、CE16:0、DG18:3n3、DG20:3n6、DGTotal.LC、FA18:2n6、FA20:2n6、FA20:3n6、PC18:2n6、PE20:2n6、PEdm18:0、PETotal.LCおよびTGTotal.LCからなる群より選択される第2の代謝産物マーカーのレベルを測定するステップをさらに含み、前記第1および第2の代謝産物マーカーの正常レベルからの低下が、前記薬剤がPPAR−δに影響することを示す、請求項38に記載の方法。
- 前記第1の代謝産物マーカーの正常レベルからの低下が、糖尿病状態の治療のための前記薬剤の有効性を示す、請求項38に記載の方法。
- 薬剤の特徴を決定する方法であって、前記方法は、対象に前記薬剤を投与するステップと、CE16:1n7、CE18:1n9、CE18:3n6、CE20:3n9、DG14:0、DG15:0、DG16:0、DG16:1n7、FA14:0、FA14:1n5、FA15:0、FA18:0、FA20:0、FA20:4n6、FA22:0、FA22:2n6、FA22:5n6、FA24:1n9、LY16:1n7、LY18:1n9、LY18:3n6、LY20:3n9、PC16:1n7、PC18:1n9、PC18:3n3、PC18:3n6、PC20:2n6、PC20:3n9、PC20:4n3、PC20:5n3、PCdm16:0、PCdm18:1n9、PE16:1n7、PE18:1n7、PE20:3n9、TG14:0、TG14:1n5、TG16:0、TG16:1n7、TG18:3n6、TG18:4n3、TG20:3n9、TG20:4n6、TG22:4n6、TG24:1n9、L−カルニチンおよびブチロベタインからなる群より選択される第1の代謝産物マーカーのレベルを測定するステップとを含み、前記第1の代謝産物マーカーの正常レベルからの上昇が、前記薬剤がPPAR−δに影響することを示す、方法。
- CE16:1n7、CE18:1n9、CE18:3n6、CE20:3n9、DG14:0、DG15:0、DG16:0、DG16:1n7、FA14:0、FA14:1n5、FA15:0、FA18:0、FA20:0、FA20:4n6、FA22:0、FA22:2n6、FA22:5n6、FA24:1n9、LY16:1n7、LY18:1n9、LY18:3n6、LY20:3n9、PC16:1n7、PC18:1n9、PC18:3n3、PC18:3n6、PC20:2n6、PC20:3n9、PC20:4n3、PC20:5n3、PCdm16:0、PCdm18:1n9、PE16:1n7、PE18:1n7、PE20:3n9、TG14:0、TG14:1n5、TG16:0、TG16:1n7、TG18:3n6、TG18:4n3、TG20:3n9、TG20:4n6、TG22:4n6、TG24:1n9、L−カルニチンおよびブチロベタインからなる群より選択される第2の代謝産物マーカーのレベルを測定するステップをさらに含み、前記第1および第2の代謝産物マーカーの正常レベルからの上昇が、前記薬剤がPPAR−δに影響することを示す、請求項41に記載の方法。
- 前記第1の代謝産物マーカーの正常レベルからの上昇が、糖尿病状態の治療のための前記薬剤の有効性を示す、請求項41に記載の方法。
- 薬剤の特徴を決定する方法であって、前記方法は、対象に前記薬剤を投与するステップと、CE18:1n7、CE18:2n6、CE20:4n6、CE22:1n9、CETotal.LC、DG18:2n6、FA18:1n7、FA18:1n9、FA20:1n9、FA22:6n3、FATotal.LC、LY18:0、LY20:4n6、LY22:6n3、PC15:0、PC20:4n6、PC22:5n6、PC22:6n3、PE18:0、PE22:6n3、TG18:2n6、TG18:3n3、CE16:0、DG18:3n3、DG20:3n6、DGTotal.LC、FA18:2n6、FA20:2n6、FA20:3n6、PC18:2n6、PE20:2n6、PEdm18:0、PETotal.LCおよびTGTotal.LCからなる群より選択される少なくとも1種の第1の代謝産物マーカーのレベルを測定するステップと、CE16:1n7、CE18:1n9、CE18:3n6、CE20:3n9、DG14:0、DG15:0、DG16:0、DG16:1n7、FA14:0、FA14:1n5、FA15:0、FA18:0、FA20:0、FA20:4n6、FA22:0、FA22:2n6、FA22:5n6、FA24:1n9、LY16:1n7、LY18:1n9、LY18:3n6、LY20:3n9、PC16:1n7、PC18:1n9、PC18:3n3、PC18:3n6、PC20:2n6、PC20:3n9、PC20:4n3、PC20:5n3、PCdm16:0、PCdm18:1n9、PE16:1n7、PE18:1n7、PE20:3n9、TG14:0、TG14:1n5、TG16:0、TG16:1n7、TG18:3n6、TG18:4n3、TG20:3n9、TG20:4n6、TG22:4n6、TG24:1n9、L−カルニチンおよびブチロベタインからなる群より選択される少なくとも1種の第2の代謝産物マーカーのレベルを測定するステップとを含み、前記第1の代謝産物マーカーの正常レベルからの低下および前記第2の代謝産物マーカーの正常レベルから上昇が、前記薬剤がPPAR−δに影響することを示す、方法。
- 糖尿病状態を有する対象の前記糖尿病状態の治療に対する応答を判定する方法であって、前記対象への治療実施後に前記対象からのサンプル中の代謝産物マーカーのレベルを測定するステップを含み、前記1種以上の代謝産物マーカーが:TG中の全脂肪酸含有量に対する14:0の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する14:0の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する16:0の相対量;TG中の全脂肪酸含有量に対する16:0の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する16:0の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する16:1n7の相対量;CE中の全脂肪酸含有量に対する16:1n7の相対量;TG中の全脂肪酸含有量に対する16:1n7の相対量;FA中の全脂肪酸含有量に対する16:1n7の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する16:1n7の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する18:1n9の相対量;CE中の全脂肪酸含有量に対する18:1n9の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する18:1n9の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する20:3n9の相対量;CE中の全脂肪酸含有量に対する20:3n9の相対量;TG中の全脂肪酸含有量に対する20:3n9の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する20:3n9の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する20:3n6の相対量;CE中の全脂肪酸含有量に対する20:3n6の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する20:3n6の相対量;FA中の全脂肪酸含有量に対する18:1n9の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する22:6n3の相対量;CE中の全脂肪酸含有量に対する22:6n3の相対量;TG中の全脂肪酸含有量に対する22:6n3の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する22:6n3の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する18:0の相対量;全脂肪酸含有量に対する全脂質中の18:0の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する18:2n6の相対量;CE中の全脂肪酸含有量に対する18:2n6の相対量;FA中の全脂肪酸含有量に対する18:2n6の相対量;TG中の全脂肪酸含有量に対する18:2n6の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する18:2n6の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する18:3n6の相対量;CE中の全脂肪酸含有量に対する18:3n6の相対量;TG中の全脂肪酸含有量に対する18:3n6の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する18:3n6の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する20:3n6の相対量;CE中の全脂肪酸含有量に対する20:3n6の相対量;および全脂質中の全脂肪酸含有量に対する20:3n6の相対量;からなる群より選択される、方法。
- 前記サンプル中の第2の代謝産物マーカーを測定するステップをさらに含み、前記第2の代謝産物マーカーが:TG中の全脂肪酸含有量に対する14:0の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する14:0の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する16:0の相対量;TG中の全脂肪酸含有量に対する16:0の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する16:0の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する16:1n7の相対量;CE中の全脂肪酸含有量に対する16:1n7の相対量;TG中の全脂肪酸含有量に対する16:1n7の相対量;FA中の全脂肪酸含有量に対する16:1n7の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する16:1n7の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する18:1n9の相対量;CE中の全脂肪酸含有量に対する18:1n9の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する18:1n9の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する20:3n9の相対量;CE中の全脂肪酸含有量に対する20:3n9の相対量;TG中の全脂肪酸含有量に対する20:3n9の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する20:3n9の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する20:3n6の相対量;CE中の全脂肪酸含有量に対する20:3n6の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する20:3n6の相対量;FA中の全脂肪酸含有量に対する18:1n9の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する22:6n3の相対量;CE中の全脂肪酸含有量に対する22:6n3の相対量;TG中の全脂肪酸含有量に対する22:6n3の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する22:6n3の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する18:0の相対量;全脂肪酸含有量に対する全脂質中の18:0の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する18:2n6の相対量;CE中の全脂肪酸含有量に対する18:2n6の相対量;FA中の全脂肪酸含有量に対する18:2n6の相対量;TG中の全脂肪酸含有量に対する18:2n6の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する18:2n6の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する18:3n6の相対量;CE中の全脂肪酸含有量に対する18:3n6の相対量;TG中の全脂肪酸含有量に対する18:3n6の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する18:3n6の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する20:3n6の相対量;CE中の全脂肪酸含有量に対する20:3n6の相対量;および全脂質中の全脂肪酸含有量に対する20:3n6の相対量;からなる群より選択される、請求項45に記載の方法。
- 前記サンプル中の第3の代謝産物マーカーを測定するステップをさらに含み、前記第3の代謝産物マーカーが:TG中の全脂肪酸含有量に対する14:0の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する14:0の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する16:0の相対量;TG中の全脂肪酸含有量に対する16:0の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する16:0の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する16:1n7の相対量;CE中の全脂肪酸含有量に対する16:1n7の相対量;TG中の全脂肪酸含有量に対する16:1n7の相対量;FA中の全脂肪酸含有量に対する16:1n7の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する16:1n7の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する18:1n9の相対量;CE中の全脂肪酸含有量に対する18:1n9の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する18:1n9の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する20:3n9の相対量;CE中の全脂肪酸含有量に対する20:3n9の相対量;TG中の全脂肪酸含有量に対する20:3n9の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する20:3n9の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する20:3n6の相対量;CE中の全脂肪酸含有量に対する20:3n6の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する20:3n6の相対量;FA中の全脂肪酸含有量に対する18:1n9の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する22:6n3の相対量;CE中の全脂肪酸含有量に対する22:6n3の相対量;TG中の全脂肪酸含有量に対する22:6n3の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する22:6n3の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する18:0の相対量;全脂肪酸含有量に対する全脂質中の18:0の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する18:2n6の相対量;CE中の全脂肪酸含有量に対する18:2n6の相対量;FA中の全脂肪酸含有量に対する18:2n6の相対量;TG中の全脂肪酸含有量に対する18:2n6の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する18:2n6の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する18:3n6の相対量;CE中の全脂肪酸含有量に対する18:3n6の相対量;TG中の全脂肪酸含有量に対する18:3n6の相対量;全脂質中の全脂肪酸含有量に対する18:3n6の相対量;PC中の全脂肪酸含有量に対する20:3n6の相対量;CE中の全脂肪酸含有量に対する20:3n6の相対量;および全脂質中の全脂肪酸含有量に対する20:3n6の相対量;からなる群より選択される、請求項46に記載の方法。
- 前記糖尿病状態が、耐糖能異常、インスリン抵抗性、肝臓脂肪症、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、小児NASH、肥満症、小児肥満症、メタボリックシンドローム、多嚢胞性卵巣症、または妊娠糖尿病である、請求項45〜47のいずれか一項に記載の方法。
- 前記糖尿病状態が耐糖能異常である、請求項48に記載の方法。
- 前記糖尿病状態がインスリン抵抗性である、請求項48に記載の方法。
- 前記サンプルが血液、血漿、血清、または単離リポタンパク質画分である、請求項45〜50のいずれか一項に記載の方法。
- 前記マーカーの測定がクロマトグラフィー、イムノアッセイ、酵素アッセイ、または質量分析法を含む、請求項45〜51のいずれか一項に記載の方法。
- 前記糖尿病状態の治療がPPAR−ガンマ作用薬、PPAR−アルファ作用薬、および/またはPPAR−デルタ作用薬の投与を含む、請求項45〜52のいずれか一項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US90297607P | 2007-02-22 | 2007-02-22 | |
US93176607P | 2007-05-24 | 2007-05-24 | |
US2185308P | 2008-01-17 | 2008-01-17 | |
PCT/US2008/002357 WO2008106054A2 (en) | 2007-02-22 | 2008-02-22 | Metabolic markers of diabetic conditions and methods of use thereof |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010519543A true JP2010519543A (ja) | 2010-06-03 |
JP2010519543A5 JP2010519543A5 (ja) | 2011-04-07 |
Family
ID=39721790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009550924A Pending JP2010519543A (ja) | 2007-02-22 | 2008-02-22 | 糖尿病状態の代謝マーカーおよびその使用法 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20100197028A1 (ja) |
EP (1) | EP2126589A4 (ja) |
JP (1) | JP2010519543A (ja) |
CN (1) | CN101802620A (ja) |
AU (1) | AU2008219700B2 (ja) |
BR (1) | BRPI0807612A2 (ja) |
CA (1) | CA2678670A1 (ja) |
WO (1) | WO2008106054A2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013509588A (ja) * | 2009-10-29 | 2013-03-14 | テシス バイオサイエンス, インコーポレイテッド | 2型糖尿病の予防に対して一貫した改善をもたらすタンパク質バイオマーカーおよび脂質代謝物バイオマーカー |
JP2014518140A (ja) * | 2011-07-05 | 2014-07-28 | エルジーシーエイチ インコーポレイテッド | 痙攣の検出方法および検出装置 |
JP2017502304A (ja) * | 2014-01-08 | 2017-01-19 | ネステク ソシエテ アノニム | 心外膜脂肪組織用のバイオマーカー |
JP6725928B1 (ja) * | 2020-02-13 | 2020-07-22 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 回帰モデル作成方法、回帰モデル作成装置、及び、回帰モデル作成プログラム |
Families Citing this family (37)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8232065B2 (en) * | 2006-05-08 | 2012-07-31 | Tethys Bioscience, Inc. | Systems and methods for developing diagnostic tests based on biomarker information from legacy clinical sample sets |
DE112009001703T5 (de) * | 2008-07-15 | 2011-05-19 | Inserm Institute National De La Sante Et De La Recherche Medicale | Mittel und Verfahren zur Diagnostik von Magenbypass und damit verbundenen Zuständen |
BRPI1013387A2 (pt) * | 2009-03-31 | 2019-04-16 | Metabolon, Inc. | biomarcadores relacionados à resistência à insulina e métodos de uso dos mesmos |
US11835503B2 (en) * | 2009-05-28 | 2023-12-05 | The Cleveland Clinic Foundation | TMA-formation inhibitor treatment for elevated TMA-containing compound diseases |
NZ597273A (en) * | 2009-05-28 | 2013-11-29 | Cleveland Clinic Foundation | Trimethylamine-containing compounds for diagnosis and prediction of disease |
EP3273247A1 (en) | 2010-06-10 | 2018-01-24 | Metanomics Health GmbH | Methods for the diagnosis of liver diseases |
US10226209B2 (en) | 2010-10-15 | 2019-03-12 | Brain Sentinel, Inc. | Method and apparatus for classification of seizure type and severity using electromyography |
KR101303825B1 (ko) * | 2011-06-02 | 2013-09-05 | 연세대학교 산학협력단 | 혈장 대사체를 이용한 제2형 당뇨병 진단 키트 |
US10302663B2 (en) | 2011-09-14 | 2019-05-28 | Metabolon, Inc. | Method of assessing pancreatic beta-cell function |
CN102495217B (zh) * | 2011-12-06 | 2014-06-25 | 黄传峰 | 一种临床病例监测管理系统 |
JP2016511407A (ja) * | 2013-03-08 | 2016-04-14 | ゾラ バイオサイエンシーズ オサケ ユキチュア | 非高比重リポタンパク質由来cvdマーカー |
US20160341739A1 (en) * | 2014-01-15 | 2016-11-24 | The Regents Of The University Of California | Metabolic screening for gestational diabetes |
WO2016049828A1 (zh) * | 2014-09-30 | 2016-04-07 | 深圳华大基因科技有限公司 | 肥胖人群特异性生物标志组合物及其用途 |
WO2016138232A1 (en) * | 2015-02-26 | 2016-09-01 | Wisconsin Alumni Research Foundation | Methods for predicting glucoregulatory dysfunction |
CN105628809B (zh) * | 2015-12-25 | 2018-04-03 | 中国药科大学 | 用于诊断区分冠状动脉粥样硬化和冠心病的代谢标志物 |
CN105424841B (zh) * | 2015-12-25 | 2017-11-03 | 齐炼文 | 用于诊断冠状动脉粥样硬化的代谢标志物 |
CN105486773A (zh) * | 2015-12-25 | 2016-04-13 | 齐炼文 | 用于诊断冠心病的代谢标志物 |
CN106979982B (zh) * | 2016-01-19 | 2021-01-05 | 上海市第六人民医院 | 一种用于糖尿病风险预测、治疗评价的方法及试剂盒 |
CN105445408B (zh) * | 2016-01-25 | 2018-06-12 | 齐炼文 | 诊断区分冠状动脉粥样硬化和稳定型心绞痛的代谢标志物 |
CN105486778B (zh) * | 2016-01-25 | 2017-11-03 | 齐炼文 | 诊断区分稳定型心绞痛和急性冠脉综合征的代谢标志物 |
CN107121540B (zh) * | 2016-02-24 | 2020-06-12 | 中国科学院上海营养与健康研究所 | 酰基肉碱谱或其检测试剂在2型糖尿病发病风险预测中的应用 |
CN106483212B (zh) * | 2016-09-22 | 2019-03-01 | 南京医科大学 | 与特发性男性不育相关的尿液雌激素代谢物标志物及其检测方法和应用 |
CN106680473B (zh) * | 2017-01-23 | 2019-04-09 | 首都医科大学附属北京朝阳医院 | 生物标志物在筛选治疗或缓解代谢综合征的药物中的用途 |
CN108152502A (zh) * | 2017-11-23 | 2018-06-12 | 上海阿趣生物科技有限公司 | 可用于检测糖尿病早期的组合标志物及其用途 |
KR102377089B1 (ko) | 2018-11-27 | 2022-03-21 | 대한민국 | 전당뇨 진단 키트 및 진단 방법 |
CN109709228B (zh) * | 2019-01-14 | 2022-06-14 | 上海市内分泌代谢病研究所 | 脂质联合标志物在制备诊断糖尿病的检测试剂或检测物的用途 |
CN112697889B (zh) * | 2019-10-22 | 2022-03-08 | 中国科学院大连化学物理研究所 | 一种血清代谢标志物的用途及检测试剂盒 |
CN112268962B (zh) * | 2020-09-08 | 2022-12-23 | 南京医科大学 | 长链酰基肉碱作为缺血性脑卒中生物标志物的应用 |
CN112180013B (zh) * | 2020-09-29 | 2022-11-15 | 上海脉示生物技术有限公司 | 用于心肌梗死诊断的肠道微生物代谢标志物组合物及其检测方法和应用 |
CN112230003B (zh) * | 2020-11-05 | 2022-06-21 | 江苏省中医院 | 三种血清脂质联合用于糖尿病肾病诊断的用途 |
CN112630330B (zh) * | 2020-12-08 | 2021-12-21 | 河北医科大学第二医院 | 小分子物质在脑梗死诊断中的应用 |
WO2022133738A1 (zh) * | 2020-12-22 | 2022-06-30 | 中山大学附属第一医院 | 一种术前鉴别甲状腺良恶性结节的生物标志物、试剂盒及其应用 |
CN112986425B (zh) * | 2021-02-09 | 2023-07-04 | 首都医科大学 | Pm2.5对脂质代谢影响的检测标志物及应用 |
CN113008972B (zh) * | 2021-02-26 | 2023-03-24 | 南芯芯仪(广州)制造有限公司 | 用于妊娠期糖尿病诊断的血清代谢标志物及其应用 |
CN115112776B (zh) * | 2021-03-18 | 2023-07-04 | 中国科学院大连化学物理研究所 | 联合标志物及在诊断心房颤动中应用及诊断试剂或试剂盒 |
CN113484511B (zh) * | 2021-06-30 | 2023-07-04 | 华中科技大学 | 妊娠期糖尿病的孕早期血液脂质生物标志物的筛选及应用 |
CN114317671B (zh) * | 2021-12-27 | 2024-04-16 | 复旦大学附属儿科医院 | 可作为1型糖尿病生物标志物的肠道细菌和粪便代谢物及其应用 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004515785A (ja) * | 2000-12-14 | 2004-05-27 | ザ ブライハム アンド ウイミンズ ホスピタル, インコーポレイテッド | 真性糖尿病の検出および予防のための炎症性マーカー |
US20060088860A1 (en) * | 2004-09-13 | 2006-04-27 | Lipomics Technologies, Inc. | Metabolite markers for weight management |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2459508A1 (en) * | 2001-09-24 | 2003-04-03 | Lipomics Technologies, Inc. | Methods of using quantitative lipid metabolome data |
AU2006302031A1 (en) * | 2005-10-11 | 2007-04-19 | Tethys Bioscience, Inc. | Diabetes-associated markers and methods of use thereof |
-
2008
- 2008-02-22 JP JP2009550924A patent/JP2010519543A/ja active Pending
- 2008-02-22 WO PCT/US2008/002357 patent/WO2008106054A2/en active Application Filing
- 2008-02-22 AU AU2008219700A patent/AU2008219700B2/en not_active Ceased
- 2008-02-22 CA CA002678670A patent/CA2678670A1/en not_active Abandoned
- 2008-02-22 US US12/528,065 patent/US20100197028A1/en not_active Abandoned
- 2008-02-22 EP EP20080725946 patent/EP2126589A4/en not_active Ceased
- 2008-02-22 CN CN200880012978A patent/CN101802620A/zh active Pending
- 2008-02-22 BR BRPI0807612-0A patent/BRPI0807612A2/pt not_active Application Discontinuation
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004515785A (ja) * | 2000-12-14 | 2004-05-27 | ザ ブライハム アンド ウイミンズ ホスピタル, インコーポレイテッド | 真性糖尿病の検出および予防のための炎症性マーカー |
US20060088860A1 (en) * | 2004-09-13 | 2006-04-27 | Lipomics Technologies, Inc. | Metabolite markers for weight management |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
JPN6012040727; T. Decsi, R. Hermann, A. Kozari, et al.: 'Polyunsaturated fatty acids in plasma and erythrocyte membrane lipids of diabetic children' Prostaglandins, Leukotrienes and Essential Fatty Acids Vol. 67, No. 4, 203-210, 2002 * |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013509588A (ja) * | 2009-10-29 | 2013-03-14 | テシス バイオサイエンス, インコーポレイテッド | 2型糖尿病の予防に対して一貫した改善をもたらすタンパク質バイオマーカーおよび脂質代謝物バイオマーカー |
JP2014518140A (ja) * | 2011-07-05 | 2014-07-28 | エルジーシーエイチ インコーポレイテッド | 痙攣の検出方法および検出装置 |
JP2017502304A (ja) * | 2014-01-08 | 2017-01-19 | ネステク ソシエテ アノニム | 心外膜脂肪組織用のバイオマーカー |
US10648991B2 (en) | 2014-01-08 | 2020-05-12 | Societe Des Produits Nestle S.A. | Biomarkers for epicardial adipose tissue |
JP6725928B1 (ja) * | 2020-02-13 | 2020-07-22 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 回帰モデル作成方法、回帰モデル作成装置、及び、回帰モデル作成プログラム |
WO2021162033A1 (ja) * | 2020-02-13 | 2021-08-19 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 回帰モデル作成方法、回帰モデル作成装置、及び、回帰モデル作成プログラム |
JP2021128042A (ja) * | 2020-02-13 | 2021-09-02 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 回帰モデル作成方法、回帰モデル作成装置、及び、回帰モデル作成プログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2126589A4 (en) | 2011-06-08 |
BRPI0807612A2 (pt) | 2015-06-16 |
WO2008106054A2 (en) | 2008-09-04 |
CN101802620A (zh) | 2010-08-11 |
CA2678670A1 (en) | 2009-09-04 |
EP2126589A2 (en) | 2009-12-02 |
AU2008219700B2 (en) | 2014-05-29 |
US20100197028A1 (en) | 2010-08-05 |
WO2008106054A3 (en) | 2008-12-11 |
AU2008219700A1 (en) | 2008-09-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010519543A (ja) | 糖尿病状態の代謝マーカーおよびその使用法 | |
JP2010519543A5 (ja) | ||
US20200116743A1 (en) | Method of Assessing Liver Triglyceride Levels Using a Body Fluid Sample | |
EP2164977B1 (en) | Biomarkers for pre-diabetes and methods using the same | |
EP3321686B1 (en) | Biomarkers related to insulin resistance progression and methods using the same | |
JP6158186B2 (ja) | インスリン抵抗性に関連するバイオマーカーおよびそれを使用する方法 | |
EP2828668A1 (en) | Hydroxy-sphingomyelin 22:1 as biomarker for healthy ageing | |
EP2828667A1 (en) | 9-oxo-octadecadienoic acid (9-oxo-hode) as as biomarker for healthy ageing | |
Gander et al. | Metabolic impairment in coronary artery disease: elevated serum acylcarnitines under the spotlights | |
US20130011870A1 (en) | Method For Assaying Diseases Characterized By Dyslipidemia | |
TW202040130A (zh) | 間質性膀胱炎之診斷方法 | |
US20220308071A1 (en) | Methods and compositions for determination of liver fibrosis | |
KR101598597B1 (ko) | 혈장 대사체를 이용한 고-ldl-콜레스테롤 질환 진단 장치 및 방법 | |
WATKINS et al. | Sommaire du brevet 2678670 | |
WATKINS et al. | Patent 2678670 Summary | |
AU2016206265B2 (en) | Method for Determining Insulin Sensitivity with Biomarkers | |
Jain et al. | Identification of novel plasma lipid markers of cardiovascular disease risk in White and Black women | |
Meuronen | Gene x diet interactions and fatty acid metabolism: FADS genotype and dietary polyunsaturated fatty acids | |
JP5020239B6 (ja) | インスリン抵抗性病態を示す疾患の検出方法 | |
JP5020239B2 (ja) | インスリン抵抗性病態を示す疾患の検出方法 | |
Djekic et al. | IJC Metabolic & Endocrine | |
US20150247841A1 (en) | Neurofurans-indices of oxidant stress | |
JPWO2007139224A6 (ja) | インスリン抵抗性病態を示す疾患の検出方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A524 | Written submission of copy of amendment under article 19 pct |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524 Effective date: 20110218 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110218 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120207 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120705 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120803 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20121102 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20121109 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20121130 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20121207 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20121228 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130424 |