JP2010516650A - 1−メチルピラゾール−4−イルカルボン酸アニリド類とアゾロピリミジニルアミン類の殺菌剤混合物 - Google Patents

1−メチルピラゾール−4−イルカルボン酸アニリド類とアゾロピリミジニルアミン類の殺菌剤混合物 Download PDF

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Abstract

Figure 2010516650

活性成分として(1)式(I)[式中、置換基は明細書中に示されているように定義される]で表される少なくとも1種類の1-メチルピラゾール-4-イルカルボン酸アニリドと(2)式(II)[式中、置換基は明細書中に示されているように定義される]で表される少なくとも1種類のアゾロピリミジニルアミンを相乗効果を有する量で含む殺菌剤混合物が開示されている。化合物(I)と化合物(II)の混合物を用いて有害な菌類を防除する方法、そのような混合物を調製するための化合物(I)と化合物(II)の使用、及び、そのような混合物を含む作用剤も開示されている。

Description

本発明は、
(A) 式(I)
Figure 2010516650
[式中、置換基は以下の意味を有する:
Xは、酸素又は硫黄であり;
R1は、C1-C4-アルキル又はC1-C4-ハロアルキルであり;
R2は、水素又はハロゲンであり;
R3、R4及びR5は、互いに独立して、シアノ、ニトロ、ハロゲン、C1-C4-アルキル、C1-C4-ハロアルキル、C1-C4-アルコキシ、C1-C4-ハロアルコキシ又はC1-C4-アルキルチオである]
で表される少なくとも1種類の1-メチルピラゾール-4-イルカルボキシアニリド;
及び、
(B) 式(II)
Figure 2010516650
[式中、置換基は以下の意味を有する:
E1は、C3-C12-アルキル、C2-C12-アルケニル、C5-C12-アルコキシアルキル、C3-C6-シクロアルキル、フェニル又はフェニル-C1-C4-アルキルであり;
E2は、C1-C12-アルキル、C2-C12-アルケニル、C1-C4-ハロアルキル又はC1-C4-アルコキシ-C1-C4-アルキルであり;
ここで、E1及び/又はE2における脂肪族鎖は、1〜4の同一であるか又は異なっている基Raで置換されていてもよく:
Raは、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、メルカプト、C1-C10-アルキル、C1-C10-ハロアルキル、C3-C8-シクロアルキル、C2-C10-アルケニル、C2-C10-アルキニル、C1-C6-アルコキシ、C1-C6-アルキルチオ、C1-C6-アルコキシ-C1-C6-アルキル又はNRARBであり;
RA、RBは、互いに独立して、水素又はC1-C6-アルキルであり;
ここで、E1及び/又はRaにおける環状基は、1〜4の基Rbで置換されていてもよく;
Rbは、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、メルカプト、ニトロ、NRARB、C1-C10-アルキル、C1-C6-ハロアルキル、C2-C6-アルケニル、C2-C6-アルキニル又はC1-C6-アルコキシであり;
E3は、水素、ハロゲン、シアノ、NRARB、ヒドロキシル、メルカプト、C1-C6-アルキル、C1-C6-ハロアルキル、C3-C8-シクロアルキル、C1-C6-アルコキシ、C1-C6-アルキルチオ、C3-C8-シクロアルコキシ、C3-C8-シクロアルキルチオ、カルボキシル、ホルミル、C1-C10-アルキルカルボニル、C1-C10-アルコキシカルボニル、C2-C10-アルケニルオキシカルボニル、C2-C10-アルキニルオキシカルボニル、フェニル、フェノキシ、フェニルチオ、ベンジルオキシ、ベンジルチオ又はC1-C6-アルキル-S(O)m-であり;
mは、0、1又は2であり;
Aは、CH又はNである]
で表される少なくとも1種類のアゾロピリミジニルアミンを相乗効果を有する量で含む殺菌剤混合物に関する。
さらに、本発明は、少なくとも1種類の化合物(I)と少なくとも1種類の化合物(II)を含む混合物を使用して有害な菌類を防除する方法、そのような混合物を調製する方法、並びに、そのような混合物を含む組成物及び種子にも関する。
式(I)で表される1-メチルピラゾール-4-イルカルボキシアニリド類(これは、上記で成分Aと称されている)及び有害な菌類に対するそれらの作用、及び、さらに、それらの調製については、WO 06/087343及びPCT/EP2006/064907及びそれらの中で引用されている文献によって知られている。あるいは、式(I)で表される1-メチルピラゾール-4-イルカルボキシアニリド類は、WO 06/087343及びPCT/EP2006/064907の中に記載されている方法で調製することができる。
式(I)で表される化合物と別の活性化合物の混合物は、PCT/EP2006/064907において概括的に記載されている。
式(II)で表されるアゾロピリミジン-7-イルアミン類(これは、上記で成分Bと称されている)及び有害な菌類に対するそれらの作用、及び、さらに、それらの調製については、PCT/EP2006/064463及びその中で引用されている文献によって知られている。あるいは、式(II)で表されるアゾロピリミジン-7-イルアミン類は、PCT/EP2006/064463の中に記載されている方法で調製することができる。
式(II)で表される化合物と別の活性化合物の混合物は、PCT/EP2006/064463において概括的に記載されている。
本発明の目的は、式(I)又は式(II)で表される既知化合物の殺菌活性、特に、低施用量での殺菌活性をさらに増大させることであった。式(I)及び式(II)で表される化合物の施用量を低減させるため及び活性スペクトルを拡大するために、本発明の目的は、施用する活性化合物の低減された総量において、有害な菌類に対して、特に、特定の適応症についての有害な菌類に対して向上した活性を示す混合物を提供することであった。
本発明者らは、上記目的が、式(I)及び式(II)で表される化合物を含む冒頭で定義した混合物によって達成されるということを見いだした。さらに、本発明者らは、少なくとも1種類の化合物(I)と少なくとも1種類の化合物(II)を同時に(即ち、一緒に又は別々に)施用するか、又は、少なくとも1種類の化合物(I)と少なくとも1種類の化合物(II)を連続して施用することによって、有害な菌類の相加的な防除を超える防除が可能となるということも見いだした。この相加的な防除を超える防除は、個々の化合物を用いた場合よりも優れている(相乗作用混合物)。
上記式中に記載されている記号の定義において、下記置換基について概して代表的なものである集合語が使用されている。
本発明に関連して、「Ca-Cb」の形の用語は、特定数の炭素原子を有している化合物又は置換基を意味する。炭素原子の数は、a及びbを包含するaからbまでの範囲全体の中から選択することが可能である(aは、1以上であり、bは、常にaよりも大きい)。そのような化合物又は置換基は、さらに、「Ca-Cb-V」の形の用語によっても特定される。ここで、Vは、特定の種類の化合物又は特定の種類の置換基(例えば、アルキル化合物又はアルキル置換基など)を意味する。
ハロゲン:フッ素、塩素、臭素又はヨウ素;
アルキル:1個〜4個、1個〜6個、1個〜10個、1個〜12個又は3個〜12個の炭素原子を有している直鎖又は分枝鎖の飽和炭化水素基、例えば、C1-C6-アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、1-メチルエチル、ブチル、1-メチルプロピル、2-メチルプロピル、1,1-ジメチルエチル、ペンチル、1-メチルブチル、2-メチルブチル、3-メチルブチル、2,2-ジメチルプロピル、1-エチルプロピル、ヘキシル、1,1-ジメチルプロピル、1,2-ジメチルプロピル、1-メチルペンチル、2-メチルペンチル、3-メチルペンチル、4-メチルペンチル、1,1-ジメチルブチル、1,2-ジメチルブチル、1,3-ジメチルブチル、2,2-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチル、3,3-ジメチルブチル、1-エチルブチル、2-エチルブチル、1,1,2-トリメチルプロピル、1,2,2-トリメチルプロピル、1-エチル-1-メチルプロピル、及び、1-エチル-2-メチルプロピル;
ハロアルキル:1個〜4個、1個〜6個又は1個〜10個の炭素原子を有している直鎖又は分枝鎖のアルキル基(上記のとおり)において、これら基内の水素原子の一部又は全部が上記ハロゲン原子で置き換えられているもの:特に、C1-C2-ハロアルキル、例えば、クロロメチル、ブロモメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、1-クロロエチル、1-ブロモエチル、1-フルオロエチル、2-フルオロエチル、2,2-ジフルオロエチル、2,2,2-トリフルオロエチル、2-クロロ-2-フルオロエチル、2-クロロ-2,2-ジフルオロエチル、2,2-ジクロロ-2-フルオロエチル、2,2,2-トリクロロエチル、ペンタフルオロエチル、又は、1,1,1-トリフルオロプロパ-2-イル;
アルケニル:2個〜6個、2個〜10個又は2個〜12個の炭素原子及びいずれかの位置に1つ又は2つの二重結合を有している直鎖又は分枝鎖の不飽和炭化水素基、例えば、C2-C6-アルケニル、例えば、エテニル、1-プロペニル、2-プロペニル、1-メチルエテニル、1-ブテニル、2-ブテニル、3-ブテニル、1-メチル-1-プロペニル、2-メチル-1-プロペニル、1-メチル-2-プロペニル、2-メチル-2-プロペニル、1-ペンテニル、2-ペンテニル、3-ペンテニル、4-ペンテニル、1-メチル-1-ブテニル、2-メチル-1-ブテニル、3-メチル-1-ブテニル、1-メチル-2-ブテニル、2-メチル-2-ブテニル、3-メチル-2-ブテニル、1-メチル-3-ブテニル、2-メチル-3-ブテニル、3-メチル-3-ブテニル、1,1-ジメチル-2-プロペニル、1,2-ジメチル-1-プロペニル、1,2-ジメチル-2-プロペニル、1-エチル-1-プロペニル、1-エチル-2-プロペニル、1-ヘキセニル、2-ヘキセニル、3-ヘキセニル、4-ヘキセニル、5-ヘキセニル、1-メチル-1-ペンテニル、2-メチル-1-ペンテニル、3-メチル-1-ペンテニル、4-メチル-1-ペンテニル、1-メチル-2-ペンテニル、2-メチル-2-ペンテニル、3-メチル-2-ペンテニル、4-メチル-2-ペンテニル、1-メチル-3-ペンテニル、2-メチル-3-ペンテニル、3-メチル-3-ペンテニル、4-メチル-3-ペンテニル、1-メチル-4-ペンテニル、2-メチル-4-ペンテニル、3-メチル-4-ペンテニル、4-メチル-4-ペンテニル、1,1-ジメチル-2-ブテニル、1,1-ジメチル-3-ブテニル、1,2-ジメチル-1-ブテニル、1,2-ジメチル-2-ブテニル、1,2-ジメチル-3-ブテニル、1,3-ジメチル-1-ブテニル、1,3-ジメチル-2-ブテニル、1,3-ジメチル-3-ブテニル、2,2-ジメチル-3-ブテニル、2,3-ジメチル-1-ブテニル、2,3-ジメチル-2-ブテニル、2,3-ジメチル-3-ブテニル、3,3-ジメチル-1-ブテニル、3,3-ジメチル-2-ブテニル、1-エチル-1-ブテニル、1-エチル-2-ブテニル、1-エチル-3-ブテニル、2-エチル-1-ブテニル、2-エチル-2-ブテニル、2-エチル-3-ブテニル、1,1,2-トリメチル-2-プロペニル、1-エチル-1-メチル-2-プロペニル、1-エチル-2-メチル-1-プロペニル、又は、1-エチル-2-メチル-2-プロペニル;
アルキニル:2個〜6個又は2個〜10個の炭素原子及びいずれかの位置に1つ又は2つの三重結合を有している直鎖又は分枝鎖の炭化水素基、例えば、C2-C6-アルキニル、例えば、エチニル、1-プロピニル、2-プロピニル、1-ブチニル、2-ブチニル、3-ブチニル、1-メチル-2-プロピニル、1-ペンチニル、2-ペンチニル、3-ペンチニル、4-ペンチニル、1-メチル-2-ブチニル、1-メチル-3-ブチニル、2-メチル-3-ブチニル、3-メチル-1-ブチニル、1,1-ジメチル-2-プロピニル、1-エチル-2-プロピニル、1-ヘキシニル、2-ヘキシニル、3-ヘキシニル、4-ヘキシニル、5-ヘキシニル、1-メチル-2-ペンチニル、1-メチル-3-ペンチニル、1-メチル-4-ペンチニル、2-メチル-3-ペンチニル、2-メチル-4-ペンチニル、3-メチル-1-ペンチニル、3-メチル-4-ペンチニル、4-メチル-1-ペンチニル、4-メチル-2-ペンチニル、1,1-ジメチル-2-ブチニル、1,1-ジメチル-3-ブチニル、1,2-ジメチル-3-ブチニル、2,2-ジメチル-3-ブチニル、3,3-ジメチル-1-ブチニル、1-エチル-2-ブチニル、1-エチル-3-ブチニル、2-エチル-3-ブチニル、又は、1-エチル-1-メチル-2-プロピニル;
シクロアルキル:3個〜6個又は3個〜8個の炭素環員を有している単環式又は二環式の飽和炭化水素基、例えば、C3-C8-シクロアルキル、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、又は、シクロオクチル;
シクロアルコキシ:酸素原子(-O-)を介して結合している単環式又は二環式の飽和炭化水素基;
シクロアルキルチオ:硫黄原子(-S-)を介して結合している単環式又は二環式の飽和炭化水素基;
アルキルチオ:硫黄原子(-S-)を介して結合している直鎖又は分枝鎖の飽和炭化水素基;
アルキルカルボニル:1個〜10個の炭素原子を有し、カルボニル基(-CO-)を介して結合している直鎖又は分枝鎖のアルキル基;
アルコキシ:酸素原子 (-O-)を介して結合している直鎖又は分枝鎖のアルキル基;
アルコキシアルキル:アルキル基に結合している直鎖又は分枝鎖のアルコキシ基;
ハロアルコキシ:直鎖又は分枝鎖のアルコキシ基において、これら基内の水素原子の一部又は全部がハロゲンで置き換えられているもの;
アルコキシカルボニル:1個〜10個の炭素原子を有し、カルボニル基(-CO-)を介して結合しているアルコキシ基;
アルケニルオキシカルボニル:酸素原子(-O-)を介してカルボニル基(-CO-)に結合しているアルケニル基;
アルキニルオキシカルボニル:酸素原子(-O-)を介してカルボニル基(-CO-)に結合しているアルキニル基;
フェニルアルキル:直鎖又は分枝鎖の飽和アルキル基を介して結合しているフェニル基。
式(I)及び式(II)で表される化合物を含む本発明の殺菌剤混合物、有害な植物病原性菌類を防除する方法、殺菌剤混合物を含む種子、殺菌剤混合物及びそれらの組成物を調製する方法のために、特に好ましいのは、それぞれの場合において単独の又は組み合わされた、置換基についての以下の意味である。
式(I)の一実施形態は、Xが酸素である式(I)の化合物に関する。
式(I)のさらなる実施形態は、Xが硫黄である式(I)の化合物に関する。
本発明による混合物について、R1がメチル又はハロメチル(例えば、CH3、CHF2、CH2F、CF3、CHFCl又はCF2Cl、特に、CHF2又はCF3)である式(I)の化合物が好ましい。
さらに、R2が水素、フッ素又は塩素(特に、水素)である化合物(I)も好ましい。
さらに、R3がハロゲン、C1-C4-アルキル、C1-C4-ハロアルキル、C1-C4-アルコキシ、C1-C4-ハロアルコキシ又はC1-C4-アルキルチオ(好ましくは、ハロゲン、メチル、ハロメチル、メトキシ、ハロメトキシ又はメチルチオ、特に、F、Cl、CH3、CF3、OCH3、OCHF2、OCF3又はSCH3、特に好ましくは、フッ素)である化合物(I)も好ましい。
さらに、R4がハロゲン(特に、フッ素)である化合物(I)も好ましい。
さらに、R5がハロゲン(特に、フッ素)である化合物(I)も好ましい。
さらに、下記表1に挙げられている式(I)の化合物も好ましい。
Figure 2010516650
Figure 2010516650
さらに、式(I)[式中、X=O、R1=CF3、及び、R2=H、並びに、可変部分R3〜R5は、式(I)に関して定義されているとおりである]で表される化合物も好ましい。それらは、式(Ia)
Figure 2010516650
に相当する。
表2には、好ましい化合物(Ia)を挙げてある(化合物(2-1)〜化合物(2-1029))。さらにまた、特に、式(Ib)〜式(If)で表される化合物も特に好ましい:
・ 化合物(Ib-1)〜化合物(Ib-1029)
Figure 2010516650
これらは、R2がフッ素である点で、対応する化合物(2-1)〜化合物(2-1029)とは異なっている:
・ 化合物(Ic-1)〜化合物(Ic-1029)
Figure 2010516650
これらは、R2が塩素である点で、対応する化合物(2-1)〜化合物(2-1029)とは異なっている:
・ 化合物(Id-1)〜化合物(Id-1029)
Figure 2010516650
これらは、R1がジフルオロメチルである点で、対応する化合物(2-1)〜化合物(2-1029)とは異なっている:
・ 化合物(Ie-1)〜化合物(Ie-1029)
Figure 2010516650
これらは、R1がジフルオロメチルであり且つR2がフッ素である点で、対応する化合物(2-1)〜化合物(2-1029)とは異なっている:
・ 化合物(If-1)〜化合物(If-1029)
Figure 2010516650
これらは、R1がジフルオロメチルであり且つR2が塩素である点で、対応する化合物(2-1)〜化合物(2-1029)とは異なっている:
・ 化合物(Ig-1)〜化合物(Ig-1029)
Figure 2010516650
これらは、R1がフルオロメチルである点で、対応する化合物(2-1)〜化合物(2-1029)とは異なっている:
・ 化合物(Ih-1)〜化合物(Ih-1029)
Figure 2010516650
これらは、R1がCF2Clである点で、対応する化合物(2-1)〜化合物(2-1029)とは異なっている;
・ 化合物(Ij-1)〜化合物(Ij-1029)
Figure 2010516650
これらは、R1がクロロフルオロメチルである点で、対応する化合物(2-1)〜化合物(2-1029)とは異なっている。
Figure 2010516650
Figure 2010516650
Figure 2010516650
Figure 2010516650
Figure 2010516650
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Figure 2010516650
Figure 2010516650
Figure 2010516650
Figure 2010516650
Figure 2010516650
Figure 2010516650
Figure 2010516650
有害な植物病原性菌類を防除するための本発明の好ましい方法においては、少なくとも1種類の化合物(2-1)〜化合物(2-1029)に代わるものとして、又は、少なくとも1種類の化合物(2-1)〜化合物(2-1029)と組み合わせて、少なくとも1種類の化合物(Ib-1)〜化合物(Ib-1029)、化合物(Ic-1)〜化合物(Ic-1029)、化合物(Id-1)〜化合物(Id-1029)、化合物(Ie-1)〜化合物(Ie-1029)、化合物(If-1)〜化合物(If-1029)、化合物(Ig-1)〜化合物(Ig-1029)、化合物(Ih-1)〜化合物(Ih-1029)又は化合物(Ij-1)〜化合物(Ij-1029)を使用することも可能である。さらに、本発明の方法は、少なくとも1種類の化合物(2-1)〜化合物(2-1029)を含む本発明の組成物及び種子を調製するためにも使用される。
本発明による混合物の好ましい実施形態は、成分Aとして、表3から選択される少なくとも1種類の(好ましくは、1種類の)化合物を含む。
Figure 2010516650
本発明の混合物は、成分Bとして、式(II)で表される少なくとも1種類のアゾロピリミジニルアミンを含む。又は、式(II)で表される少なくとも1種類のアゾロピリミジニルアミンは、本発明の方法において使用される。
式(II)で表される化合物の意図された用途のために、特に好ましいのは、それぞれの場合において単独の又は組み合わされた、置換基についての以下の意味である。
本発明の混合物にとって特に適しているのは、E1が直鎖若しくは分枝鎖のC3-C12-アルキル又はフェニル(ここで、該フェニルは、1〜3のハロゲン又はC1-C4-アルキル基で置換されていてもよい)である式(II)の化合物である。
式(II)で表される化合物の一実施形態では、E1及びE2における脂肪族鎖、又は、E1若しくはE2における脂肪族鎖は、Raで置換されていない。
好ましい実施形態は、E1が直鎖又は分枝鎖のC5-C10-アルキル(特に、エチル、3,5,5-トリメチルヘキシル、n-ヘプチル、n-オクチル、n-ノニル又はn-デシル)である式(II)の化合物に関する。
さらなる実施形態は、E1がフェニル(ここで、該フェニルは、置換されていないか又は1〜4の基Rbで置換されている)である式(II)の化合物に関する。
式(II)で表される好ましい化合物は、E1が基G
Figure 2010516650
[ここで、
L1〜L3は、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、メルカプト、ニトロ、NRARB、C1-C10-アルキル、C1-C6-ハロアルキル、C2-C6-アルケニル、C2-C6-アルキニル又はC1-C6-アルコキシであり;
r及びqは、互いに独立して、0又は1であり;
NRARBは、式(II)において定義されているとおりであり;及び、
#は、アゾロピリミジン骨格への結合を意味する]
に相当する置換されているフェニル基である化合物である。
式(II)で表される化合物のさらなる実施形態では、L1は、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、メルカプト、ニトロ、NRARB、C1-C6-アルキル、ハロメチル及びC1-C2-アルコキシであり、好ましくは、ハロゲン、シアノ、C1-C6-アルキル、ハロメチル又はC1-C2-アルコキシである。
式(II)で表される化合物のさらなる実施形態では、qは0であるか、又は、L2が上記で挙げた基のうちの1つであって、qは1である。
式(II)で表される化合物のさらなる実施形態では、rは0であるか、又は、L3がハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、メルカプト、ニトロ、NRARB、C1-C6-アルキル、ハロメチル若しくはC1-C2-アルコキシであって、rは1である。好ましくは、rは0である。
E2が直鎖又は分枝鎖のC1-C12-アルキル、C1-C4-アルコキシ-C1-C4-アルキル又はC1-C4-ハロアルキルである式(II)の化合物が好ましい。
式(II)で表される化合物の特に好ましい実施形態では、E2は、メチル、エチル、n-プロピル、n-オクチル、トリフルオロメチル又はメトキシメチルであり、特に、メチル、エチル、トリフルオロメチル又はメトキシメチルである。
さらに、E3が水素である式(II)の化合物も好ましい。
式(II)で表される化合物のさらなる実施形態では、E3は、アミノである。
式(II)で表される化合物の一実施形態は、AがNである化合物に関する。これらの化合物は、式(IIa)
Figure 2010516650
[ここで、可変部分は、式(II)について定義されているとおりである]
に相当する。
式(II)で表される化合物の別の実施形態は、AがCHである化合物に関する。これらの化合物は、式(IIb)
Figure 2010516650
[ここで、可変部分は、式(II)について定義されているとおりである]
に相当する。
好ましい化合物(II)のさらなる実施形態では、E1とE2の炭素基中の炭素原子の総数は、12を超えない。
特に、意図された用途のために、好ましいのは、下記表に挙げられている化合物(II)である。さらに、該表中において置換基について挙げられている基は、それら自体、それらがその中で言及されている組合せから独立して、当該置換基の特に好ましい実施形態である。
表4
式(IIa)[ここで、1つの化合物について、E1、E2及びE3の組合せは、それぞれの場合において、表6の1つの行に対応する]で表される化合物(化合物(4a-1)〜化合物(4a-298))。
表5
式(IIb)[ここで、1つの化合物について、E1、E2及びE3の組合せは、それぞれの場合において、表6の1つの行に対応する]で表される化合物(化合物(5b-1)〜化合物(5b-298))。
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有害な植物病原性菌類を防除するための本発明の好ましい方法においては、少なくとも1種類の化合物(4a-1)〜化合物(4a-298)に代わるものとして、又は、少なくとも1種類の化合物(4a-1)〜化合物(4a-298)と組み合わせて、少なくとも1種類の化合物(5b-1)〜化合物(5b-298)を使用することも可能である。さらに、本発明の方法は、表4又は表5の少なくとも1種類の化合物を含む本発明の組成物及び種子を調製するためにも使用される。
本発明による混合物の好ましい実施形態は、成分Bとして、表7から選択される少なくとも1種類の(好ましくは、1種類の)式(II)の化合物を含む。
Figure 2010516650
さらなる好ましい実施形態によれば、本発明の混合物は、成分Aとして、表3から選択される少なくとも1種類の化合物(I)を含んでおり、及び、成分Bとして、表7から選択される少なくとも1種類の化合物(II)を含む。本発明による好ましい混合物は、成分A及び成分Bとして、それぞれの場合において、1種類の化合物(I)と1種類の化合物(II)を含む(二成分組合せ)。これらの二成分組合せを下記表8に記載する。
Figure 2010516650
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有害な植物病原性菌類を防除するための本発明の好ましい方法においては、少なくとも1種類の二成分組合せ(8-1)〜二成分組合せ(8-180)と一緒に、表9から選択される少なくとも1種類のさらなる活性成分Cを使用することも可能である。さらに、本発明の方法は、少なくとも1種類の二成分組合せ(8-1)〜二成分組合せ(8-180)及びさらなる活性成分Cとして表9から選択される少なくとも1種類のさらなる活性化合物を含む本発明の組成物及び種子を調製するためにも使用される。
さらなる好ましい実施形態によれば、本発明の混合物は、成分Aとして、表3から選択される少なくとも1種類の化合物(I)を含んでおり、及び、成分Bとして、表7から選択される少なくとも1種類の化合物(II)を含んでおり、及び、さらなる活性成分Cとして、表9から選択される少なくとも1種類のさらなる活性化合物を含む。
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適切な亜リン酸塩は、例えば、Mn塩、Zn塩、Fe塩、Cu塩又はNH4塩である。該塩は、亜リン酸塩若しくは亜リン酸水素塩として、又は、それらの水和物として存在し得る。
本発明による三成分混合物は、それぞれの場合において、1種類の化合物(I)(成分Aとして)、1種類の化合物(II)(成分Bとして)及びさらなる成分Cを含む。一実施形態では、本発明による三成分混合物は、成分Cとして、殺菌活性化合物を含む。別の実施形態では、本発明による三成分混合物は、成分Cとして、害虫(animal pest)に対する活性化合物を含む。何種類かの三成分組合せを下記表10に記載する。
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本発明による混合物、特に、化合物(I)と化合物(II)を含む混合物は、子嚢菌類(Ascomycetes)、担子菌類(Basidiomycetes)、不完全菌類(Deuteromycetes)及び卵菌類(Peronosporomycetes (異名 Oomycetes))の広範囲な植物病原性菌類に対して顕著な効果を示すことを特徴とする。それらの中には浸透作用を示すものがある。また、それらは、茎葉殺菌剤として、種子粉衣用の殺菌剤として及び土壌殺菌剤として作物保護において使用可能である。さらに、それらは、種子の処理にも使用することができる。
それらは、コムギ、ライムギ、オオムギ、エンバク、イネ、トウモロコシ、芝生、バナナ、ワタ、ダイズ、コーヒー、サトウキビ、ブドウの木、果実及び観賞用植物及び野菜(例えば、キュウリ、インゲンマメ、トマト、ジャガイモ及びウリ科植物など)などの種々の栽培植物並びにそれら植物の種子における多くの種類の菌類を防除する上で特に重要である。それらは、品種改良(これは、遺伝子工学的方法を包含する)を用いることによって昆虫類又は菌類による攻撃に対して耐性を示す作物においても使用することができる。
本発明による混合物は、とりわけブドウの蔓の木部及び根部を攻撃するボトリオスファエリア属各種(Botryosphaeria species)、シリンドロカルポン属各種(Cylindrocarpon species)、エウチパ・ラタ(Eutypa lata)、ネオネクトリア・リリオデンドリ(Neonectria liriodendri)及びステレウム・ヒルスツム(Stereum hirsutum)を防除するために、特に重要である。
本発明による混合物は、以下の植物病害を防除するのに特に適している:
・ 野菜、ナタネ、テンサイ、果実、イネ、ダイズ、及び、さらに、ジャガイモ及びトマトにおけるアルテルナリア属各種(Alternaria species)、例えば、ジャガイモにおけるアルテルナリア・ソラニ(A.solani)又はアルテルナリア・アルテルナタ(A.alternata)、及び、トマトにおけるアルテルナリア・ソラニ(A.solani)又はアルテルナリア・アルテルナタ(A.alternata)、並びに、コムギにおけるアルテルナリア属種(Alternaria ssp.)(黒頭病(black head));
・ テンサイ及び野菜におけるアファノミセス属各種(Aphanomyces species);
・ 禾穀類及び野菜におけるアスコキタ属各種(Ascochyta species)、例えば、コムギにおけるアスコキタ・トリシチ(Ascochyta tritici)(裾葉枯病);
・ トウモロコシ、禾穀類、イネ及びトウモロコシにおけるビポラリス属各種(Bipolaris species)及びドレクスレラ属各種(Drechslera species)、例えば、トウモロコシにおけるドレクスレラ・マイジス(D.maydis));
・ 禾穀類(例えば、コムギ又はオオムギ)におけるブルメリア・グラミニス(Blumeria graminis)(うどんこ病);
・ イチゴ、野菜、花、ブドウの蔓及びコムギ(穂のかび(ear mold))におけるボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)(灰色かび病);
・ レタスにおけるブレミア・ラクツカエ(Bremia lactucae);
・ トウモロコシ、イネ、テンサイにおけるセルコスポラ属各種(Cercospora species)、及び、ダイズにおける、例えば、セルコスポラ・ソジナ(Cercospora sojina)(斑点病(leaf blotch))又はセルコスポラ・キクチイ(Cercospora kikuchii)(紫斑病(leaf blotch));
・ コムギにおけるクラドスポリウム・ヘルバルム(Cladosporium herbarum)(黒変病);
・ トウモロコシ、禾穀類及びイネにおけるコクリオボルス属各種(Cochliobolus species)、例えば、禾穀類におけるコクリオボルス・サチブス(Cochliobolus sativus)及びイネにおけるコクリオボルス・ミヤベアヌス(Cochliobolus miyabeanus);
・ ワタ及びダイズにおけるコレトトリクム属各種(Colletotrichum species)、例えば、ダイズにおけるコレトトリクム・トルンカツム(Colletotrichum truncatum)(炭疽病);
・ ダイズにおけるコリネスポラ・カシイコラ(Corynespora cassiicola)(褐色輪紋病(leaf blotch));
・ ダイズにおけるデマトホラ・ネカトリクス(Dematophora necatrix)(根腐れ/茎腐れ);
・ ダイズにおけるジアポルテ・ファセオロルム(Diaporthe phaseolorum)(茎の病害);
・ トウモロコシ、禾穀類、イネ、芝生、オオムギ及びコムギにおけるドレクスレラ属各種(Drechslera species)、ピレノホラ属各種(Pyrenophora species)、例えば、オオムギにおけるドレクスレラ・テレス(D.teres)、及び、コムギにおけるドレクスレラ・トリチシ-レペンチス(D.tritici-repentis);
・ ブドウの蔓におけるエスカ(Esca)、これは、ファエオアクレモニウム・クラミドスポリウム(Phaeoacremonium chlamydosporium)、ファエオアクレモニウム・アレオフィルム(Ph.Aleophilum)及びフォルミチポラ・プンクタタ(Formitipora punctata)(異名 フェリヌス・プンクタツス(Phellinus punctatus))に起因する;
・ ブドウの蔓におけるエルシノエ・アムペリナ(Elsinoe ampelina);
・ コムギにおけるエピコクム属種(Epicoccum spp.)(黒頭病(black head));
・ トウモロコシにおけるエクセロヒルム属各種(Exserohilum species);
・ キュウリにおけるエリシフェ・シコラセアルム(Erysiphe cichoracearum)及びスファエロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea);
・ 種々植物におけるフザリウム属各種(Fusarium species)及びベルチシリウム属各種(Verticillium species)、例えば、禾穀類(例えば、コムギ又はオオムギ)におけるフザリウム・グラミネアルム(F.graminearum)又はフザリウム・クルモルム(F.culmorum)(根腐れ)、又は、例えば、トマトにおけるフザリウム・オキシスポルム(F.oxysporum)及びダイズにおけるフザリウム・ソラニ(Fusarium solani)(茎の病害);
・ 禾穀類(例えば、コムギ又はオオムギ)におけるガエウマノミセス・グラミニス(Gaeumannomyces graminis)(立枯れ病);
・ 禾穀類におけるジベレラ属各種(Gibberella species)、例えば、イネにおけるジベレラ・フジクロイ(Gibberella fujikuroi);
・ ブドウの蔓及び別の植物におけるグロメレラ・シングラタ(Glomerella cingulata);
・ イネにおけるグラインスタイニング複合菌(Grainstaining complex);
・ ブドウの蔓におけるグイグナルジア・ブドウェリ(Guignardia budwelli);
・ トウモロコシ及びイネにおけるヘルミントスポリウム属各種(Helminthosporium species);
・ ブドウの蔓におけるイサリオプシス・クラビスポラ(Isariopsis clavispor);
・ ダイズにおけるマクロホミナ・ファセオリナ(Macrophomina phaseolina)(根腐れ/茎腐れ);
・ 禾穀類(例えば、コムギ又はオオムギ)におけるミクロドキウム・ニバレ(Microdochium nivale);
・ ダイズにおけるミクロスファエラ・ジフサ(Microsphaera diffusa)(うどんこ病);
・ 禾穀類、バナナ及びラッカセイにおけるミコスファエレラ属各種(Mycosphaerella species)、例えば、コムギにおけるミコスファエレラ・グラミニコラ(M.graminicola)、又は、バナナにおけるミコスファエレラ・フィジエンシス(M.fijiensis);
・ キャベツ及び球根植物におけるペロノスポラ属各種(Peronospora species)、例えば、キャベツにおけるペロノスポラ・ブラシカエ(P.brassicae)、球根植物におけるペロノスポラ・デストルクトル(P.destructor)、及び、例えば、ダイズにおけるペロノスポラ・マンスリカ(Peronospora manshurica)(ベト病);
・ ダイズにおけるファコプソラ・パキリジ(Phakopsora pachyrhizi)(ダイズさび病)及びファコプソラ・メイボミアエ(Phakopsora meibomiae)(ダイズさび病);
・ ダイズにおけるフィアロホラ・グレガタ(Phialophora gregata)(茎の病害);
・ ヒマワリ、ブドウの蔓及びダイズにおけるホモプシス属各種(Phomopsis species)、例えば、ブドウの蔓におけるホモプシス・ビチコラ(P. viticola)及びダイズにおけるホモプシス・ファセオリ(Phomopsis phaseoli);
・ 種々植物におけるフィトフトラ属各種(Phytophthora species)、例えば、ピーマンにおけるフィトフトラ・カプシシ(P.capsici)、ダイズにおけるフィトフトラ・メガスペルマ(Phytophthora megasperma)(葉腐れ/茎腐れ)、ジャガイモ及びトマトにおけるフィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans);
・ ブドウの蔓におけるプラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola);
・ リンゴにおけるポドスファエラ・レウコトリカ(Podosphaera leucotricha);
・ 禾穀類(コムギ又はオオムギ)におけるプセウドセルコスポレラ・ヘルポトリコイデス(Pseudocercosporella herpotrichoides)(strawbreaker);
・ 種々植物におけるプセウドペロノスポラ(Pseudoperonospora)、例えば、キュウリにおけるプセウドペロノスポラ・クベンシス(P.cubensis)、又は、ホップにおけるプセウペロノスポラ・フミリ(P.humili);
・ ブドウの蔓におけるプセウドペジクラ・トラケイフィライ(Pseudopezicula tracheiphilai);
・ 種々植物におけるプッシニア属各種(Puccinia species)、例えば、禾穀類(例えば、コムギ又はオオムギ)におけるプッシニア・トリチシナ(P.triticina)、プッシニア・ストリホルミンス(P.striformins)、プッシニア・ホルデイ(P.hordei)若しくはプッシニア・グラミニス(P.graminis)、又は、アスパラガスにおけるプッシニア・アスパラギ(P.asparagi);
・ ピリクラリア・オリザエ(Pyricularia oryzae)、コルチシウム・ササキイ(Corticium sasakii)、サロクラジウム・オリザエ(Sarocladium oryzae)、サロクラジウム・アテヌアツム(S.attenuatum);
・ コムギにおけるピレノホラ・トリチシ-レペンチス(Pyrenophora tritici-repentis)(黄斑病(leaf spot))、又は、オオムギにおけるピレノホラ・テレス(Pyrenophora teres)(網斑病(net blotch));
・ イネにおけるエンチロマ・オリザエ(Entyloma oryzae);
・ 芝生及び禾穀類におけるピリクラリア・グリセア(Pyricularia grisea);
・ 芝生、イネ、トウモロコシ、ワタ、ナタネ、ヒマワリ、テンサイ、野菜及び別の植物におけるピシウム属各種(Pythium spp.)、例えば、ピシウム・ウルチウムム(P.ultiumum)又はピシウム・アファニデルマツム(P.aphanidermatum);
・ オオムギにおけるラムラリア・コロ-シグニ(Ramularia collo-cygni)(生理学的な斑点病(leaf spot));
・ ワタ、イネ、ジャガイモ、芝生、トウモロコシ、ナタネ、ジャガイモ、テンサイ、野菜及び別の種々植物におけるリゾクトニア属各種(Rhizoctonia species)、例えば、ダイズにおけるリゾクトニア・ソラニ(R.solani)(根腐れ/茎腐れ)、又は、コムギ若しくはオオムギにおけるリゾクトニア・セレアリス(Rhizoctonia cerealis)(株腐病(yellow patch));
・ オオムギ(雲形病(scald))、ライムギ及びライコムギにおけるリンコスポリウム・セカリス(Rhynchosporium secalis);
・ ナタネ、ヒマワリ及びダイズにおけるスクレロチニア属各種(Sclerotinia species)、例えば、ダイズにおけるスクレロチニア・スクレロチオルム(Sclerotinia sclerotiorum)(茎の病害)又はスクレロチニア・ロルフシイ(Sclerotinia rolfsii)(茎の病害);
・ ダイズにおけるセプトリア・ギリシネス(Septoria glycines)(褐紋病(brown spot));
・ コムギにおけるセプトリア・トリチシ(Septoria tritici)(葉枯病)及びスタゴノスポラ・ノドルム(Stagonospora nodorum);
・ ブドウの蔓におけるエリシフェ・ネカトル(Erysiphe necator)(異名 ウンシヌラ・ネカトル(Uncinula necator));
・ トウモロコシ及び芝生におけるセトスファエリア属各種(Setospaeria species);
・ トウモロコシにおけるスファセロテカ・レイリニア(Sphacelotheca reilinia);
・ コムギにおけるスタゴノスポラ・ノドルム(Stagonospora nodorum)(ふ枯病(glume blotch));
・ ダイズ及びワタにおける、チエバリオプシス属各種(Thievaliopsis species);
・ 禾穀類におけるチレチア属各種(Tilletia species);
・ コムギ又はオオムギにおけるチフラ・インカルナタ(Typhula incarnata)(雪腐小粒菌核病(snow mold));
・ 禾穀類、トウモロコシ及びサトウキビにおけるウスチラゴ属各種(Ustilago species)、例えば、トウモロコシにおけるウスチラゴ・マイジス(U.maydis);
・ リンゴ及び西洋ナシにおけるベンツリア属各種(Venturia species)(そうか病)、例えば、リンゴにおけるベンツリア・イナエクアリス(V.inaequalis)。
本発明による混合物、特に、化合物(I)と化合物(II)を含む混合物は、卵菌類(Peronosporomycetes (異名 Oomycetes))の有害な菌類、例えば、ペロノスポラ属各種(Peronospora species)、フィトフトラ属各種(Phytophthora species)、プラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola)及びプセウドペロノスポラ属各種(Pseudoperonospora species)、特に、上記で挙げられているものを防除するのに特に適している。
本発明による混合物、特に、化合物(I)と化合物(II)を含む混合物は、さらに、材料物質(例えば、木材、紙、塗料分散液(paint dispersion)、繊維又は織物)の保護及び貯蔵生産物の保護における有害な菌類を防除するのにも適している。木材の保護においては、以下の有害菌類が特に留意される:子嚢菌類(Ascomycetes)、例えば、オフィオストマ属種(Ophiostoma spp.)、セラトシスチス属種(Ceratocystis spp.)、アウレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullulans)、スクレロホマ属種(Sclerophoma spp.)、カエトミウム属種(Chaetomium spp.)、フミコラ属種(Humicola spp.)、ペトリエラ属種(Petriella spp.)、トリクルス属種(Trichurus spp.);担子菌類(Basidiomycetes)、例えば、コニオホラ属種(Coniophora spp.)、コリオルス属種(Coriolus spp.)、グロエオフィルム属種(Gloeophyllum spp.)、レンチヌス属種(Lentinus spp.)、プレウロツス属種(Pleurotus spp.)、ポリア属種(Poria spp.)、セルプラ属種(Serpula spp.)及びチロミセス属種(Tyromyces spp.);不完全菌類(Deuteromycetes)、例えば、アスペルギルス属種(Aspergillus spp.)、クラドスポリウム属種(Cladosporium spp.)、ペニシリウム属種(Penicillium spp.)、トリコデルマ属種(Trichoderma spp.)、アルテルナリア属種(Alternaria spp.)、パエシロミセス属種(Paecilomyces spp.);及び、接合菌類(Zygomycetes)、例えば、ムコル属種(Mucor spp.); さらに、材料物質の保護においては、以下の酵母菌も特に留意される:カンジダ属種(Candida spp.)、及び、サッカロミセス・セレビサエ(Saccharomyces cerevisae)。
本発明による混合物を施用し得る方法は、広範囲にわたってさまざまであり得る。かくして、化合物(I)と化合物(II)は、同時に(即ち、一緒に又は別々に)施用することが可能であるか、又は、連続して施用することが可能であり、別々に施用する場合、その順番は、一般に、防除結果に対して全く影響を及ぼさない。
通常、施用するのは、化合物(I)と化合物(II)の混合物である。しかしながら、化合物(I)と化合物(II)、及び、有害な菌類若しくは別の有害生物(例えば、昆虫類、クモ形類動物又は線虫類)に対するさらなる成分C又は除草活性化合物若しくは成長調節剤若しくは肥料からなる混合物も、特に有利であり得る。
上記の意味で適切なさらなる成分Cは、特に、表9に挙げられている活性化合物である。ここで、表9に挙げられている活性化合物のうちの1種類以上を使用することが可能である。
3種類の活性化合物からなる本発明の混合物(三成分組合せ)は、例えば、式(I)で表される化合物〔特に、N-(2'-フルオロ-4'-クロロ-5'-メチルビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3',4',5'-トリフルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3',4',5'-トリフルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-ジフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(2',4',5'-トリフルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-ジフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド又はN-(3',4',5'-トリフルオロビフェニル-2-イル)-3-クロロフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド)〕、式(II)で表される化合物〔特に、6-(3,4-ジクロロフェニル)-5-メチル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、6-(4-tert-ブチルフェニル)-5-メチル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、5-メチル-6-(3,5,5-トリメチルヘキシル)-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、5-メチル-6-オクチル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、5-エチル-6-オクチル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-2,7-ジアミン、6-エチル-5-オクチル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、5-エチル-6-オクチル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、5-エチル-6-(3,5,5-トリメチルヘキシル)-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、6-オクチル-5-プロピル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、5-メトキシメチル-6-オクチル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、6-オクチル-5-トリフルオロメチル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン及び5-トリフルオロメチル-6-(3,5,5-トリメチル-ヘキシル)-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン〕及び表9の活性化合物を含む。
化合物(I)と化合物(II)は、通常、100:1〜1:100、好ましくは、20:1〜1:20、特に、10:1〜1:10の重量比で使用する。
本発明による混合物がさらなる成分Cを含む場合、その成分Cは、化合物(I)に基づいて、好ましくは、20:1〜1:20の比率で使用する。
化合物の種類と所望される効果に応じて、本発明による混合物の施用量は、5g/ha〜2000g/haの範囲内、好ましくは、50〜900g/haの範囲内、特に、50〜750g/haの範囲内にある。
化合物(I)と化合物(II)、及び、適切な場合には、成分Cの施用量は、1〜1000g/haの範囲内、好ましくは、10〜900g/haの範囲内、特に、20〜750g/haの範囲内にある。
種子の処理、例えば、種子に散粉する、種子にコーティングする又は種子を浸漬することによる種子の処理においては、混合物の施用量は、一般に、種子100kg当たり1〜1000g、好ましくは、種子100kg当たり1〜750g、特に、種子100kg当たり5〜500gである。
本発明によれば、有害な菌類の防除方法は、植物の種子を播く前若しくは播いた後で、又は、植物が出芽する前若しくは出芽した後で、種子、植物又は土壌に対して噴霧するか又は散粉することにより、少なくとも1種類の化合物(I)と少なくとも1種類の化合物(II)を別々に施用するか又は一緒に施用するによって実施する。
有害な菌類を防除するための本発明の方法のさらなる実施形態は、植物の種子を播く前若しくは播いた後で、又は、植物が出芽する前若しくは出芽した後で、種子、植物又は土壌に対して噴霧するか又は散粉することにより、特に成分A及び成分Bを含みさらに成分Cとして表9のさらなる活性化合物も含む本発明の混合物を施用するによって実施する。
本発明による混合物、特に、化合物(I)と化合物(II)を含む混合物は、慣用の製剤、例えば、溶液剤、エマルション剤、懸濁液剤、粉剤(dust)、粉末剤(powder)、ペースト剤又は顆粒剤などに変換することができる。その使用形態は、特定の使用目的に依存するが、いずれの場合にも、本発明の混合物を確実に微細且つ均一に分配するようなものであるべきである。
該製剤は、既知方法で、例えば、必用に応じて乳化剤及び分散剤などのさらなる補助剤を用いて、該活性化合物を溶媒と担体で増量するか又は溶媒若しくは担体で増量することにより調製する。ここで、個々の化合物は、さまざまな機能も有し得る。この目的に適する溶媒、担体及び補助剤は、本質的に以下のものである:
・ 水、芳香族溶媒(例えば、Solvesso(登録商標)製品、キシレン)、パラフィン類(例えば、鉱油留分)、アルコール類(例えば、メタノール、ブタノール、ペンタノール、ベンジルアルコール)、ケトン類(例えば、シクロヘキサノン、ガンマ-ブチロラクトン)、ピロリドン類(NMP、NOP)、酢酸エステル類(グリコールジアセテート)、グリコール類、脂肪酸ジメチルアミド類、脂肪酸類及び脂肪酸エステル類。概ね、溶媒混合物も使用することができる。
・ 担体、例えば、粉砕された天然鉱物(例えば、カオリン、粘土、タルク、チョーク)、及び、粉砕された合成鉱物(例えば、高分散シリカ(highly disperse silica)、シリケート); 乳化剤、例えば、非イオン性乳化剤及びアニオン性乳化剤(例えば、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル類、アルキルスルホネート類及びアリールスルホネート類)、並びに、分散剤、例えば、リグノスルファイト廃液及びメチルセルロース。
本発明による調製物は、固体形態又は液体形態に製剤することができる。その実施形態に応じて、本発明による調製物には、作物保護組成物又は材料物質を保護するための組成物において慣用の補助剤及び/又は担体も含有させることができる。そのような補助剤としては、特に、慣用の表面活性物質、並びに、作物保護及び材料物質の保護において慣用の別の添加剤及び担体などを挙げることができ、その際、該化合物は、固体であってもよく又は液体であってもよい。該表面活性物質としては、特に、界面活性剤、とりわけ、湿潤特性を有する界面活性剤などを挙げることができる。該別の補助剤(添加剤)としては、特に、増粘剤、消泡剤、防腐剤、凍結防止剤、安定剤、固化防止剤又は粉体流れ補助剤(powder-flow aid)及びバッファーなどを挙げることができる。
原則として適している慣用の表面活性物質は、ポリマー界面活性剤を包含するアニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤であり、該界面活性剤の分子量は、典型的には、2000ダルトンの値を超えることはなく、特に、1000ダルトンの値を超えることはない(数平均)。
該アニオン性界面活性剤としては、例えば、以下のものを挙げることができる:カルボキシレート類、特に、脂肪酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩及びアンモニウム塩、例えば、ステアリン酸カリウム(これは、通常、セッケンとも称される);アシルグルタメート類;サルコシネート類、例えば、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム;タウレート類;メチルセルロース類;アルキルホスフェート類、特に、一リン酸及び二リン酸のアルキルエステル類;スルフェート類、特に、アルキルスルフェート類及びアルキルエーテルスルフェート類;スルホネート類、さらに、アルキルスルホネート類及びアルキルアリールスルホネート類、特に、アリールスルホン酸及びアルキル置換アリールスルホン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩及びアンモニウム塩、アルキルベンゼンスルホン酸類、例えば、リグノール及びフェノールスルホン酸、ナフタレンスルホン酸及びジブチルナフタレンスルホン酸、又は、ドデシルベンゼンスルホネート類、アルキルナフタレンスルホネート類、アルキルメチルエステルスルホネート類、スルホン化ナフタレン及びその誘導体とホルムアルデヒドの縮合物、ナフタレンスルホン酸、フェノール-及び/若しくはフェノールスルホン酸とホルムアルデヒドの縮合物、又は、ナフタレンスルホン酸、フェノール-及び/若しくはフェノールスルホン酸とホルムアルデヒド及び尿素との縮合物、モノアルキルスルホスクシネート類若しくはジアルキルスルホスクシネート類;並びに、タンパク質加水分解産物、及び、リグノスルフィト廃液。上記で挙げたスルホン酸は、有利には、その中性塩の形態で使用するか、又は、適切な場合には、塩基性塩の形態で使用する。
非イオン性界面活性剤としては、例えば、以下のものを挙げることができる:
・ 脂肪アルコールアルコキシレート類及びオキソアルコールアルコキシレート類、特に、アルコキシル化度が通常2〜100(特に、3〜50)であるエトキシレート類及びプロポキシレート類、例えば、C8-C30-アルカノール類又はアルケノール類(アルカジエノール類)のアルコキシレート、例えば、イソトリデシルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール又はステアリルアルコールのアルコキシレート、並びに、それらのC1-C4-アルキルエーテル類及びC1-C4-アルキルエステル類、例えば、それらの酢酸エステル;
・ アルコキシル化動物及び/又は植物脂肪類及び/又は油類、例えば、トウモロコシ油エトキシレート類、ヒマシ油エトキシレート類、獣脂エトキシレート類;
・ グリセロールエステル類、例えば、モノステアリン酸グリセロール;
・ アルキルフェノールアルコキシレート類、例えば、エトキシル化イソオクチルフェノール、オクチルフェノール若しくはノニルフェノール、トリブチルフェノールポリオキシエチレンエーテル;
・ 脂肪アミンアルコキシレート類、脂肪酸アミドアルコキシレート類及び脂肪酸ジエタノールアミドアルコキシレート類、特に、それらのエトキシレート類;
・ 糖界面活性剤、ソルビトールエステル類、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル類(モノオレイン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン)、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、アルキルポリグリコシド類、N-アルキルグルコンアミド類;
・ アルキルメチルスルホキシド類;
・ アルキルジメチルホスフィンオキシド類、例えば、テトラデシルジメチルホスフィンオキシド。
両性界面活性剤としては、例えば、スルホベタイン類、カルボキシベタイン類及びアルキルジメチルアミンオキシド類、例えば、テトラデシルジメチルアミンオキシドなどを挙げることができる。
ここで例として挙げることができる別の界面活性剤は、ペルフルオロ界面活性剤、シリコーン界面活性剤、リン脂質類、例えば、レシチン又は化学的に修飾されたレシチン類、アミノ酸界面活性剤、例えば、N-ラウロイルグルタメートなどである。
直接散布可能な溶液、エマルション、ペースト又は油分散液を調製するのに適しているものは、中沸点〜高沸点の鉱油留分、例えば、灯油又はディーゼル油、さらに、コールタール油及び植物由来又は動物由来の油、脂肪族、環式及び芳香族の炭化水素、例えば、トルエン、キシレン、パラフィン、テトラヒドロナフタレン、アルキル化ナフタレン又はそれらの誘導体、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、シクロヘキサノール、シクロヘキサノン、イソホロン、強極性溶剤、例えば、ジメチルスルホキシド、N-メチルピロリドン及び水などである。
粉末剤、ばらまき用材料物質(materials for spreading)及び散粉可能製品は、活性成分A及び活性成分Bと適切な場合にはさらなる活性物質を少なくとも1種類の固形担体と混合させるか又は一緒に粉砕することにより、調製することができる。
粒剤、例えば、被覆粒剤、含浸粒剤及び均質粒剤は、該活性化合物を少なくとも1種類の固体担体と結合させることにより調製することができる。固体担体の例は、鉱物質土壌(mineral earth)、例えば、シリカゲル、シリケート、タルク、カオリン、アタクレー、石灰石、石灰、チョーク、膠灰粘土、黄土、粘土、苦灰石、ケイ藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、粉砕した合成材料、肥料、例えば、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素、及び、植物由来の産物、例えば、穀粉、樹皮粉、木粉及び堅果殻粉、セルロース粉末、並びに、別の固体担体である。
本発明による混合物の製剤には、一般に、0.01〜95重量%、好ましくは、0.1〜90重量%の化合物(I)及び化合物(II)を含ませる。ここで、該活性化合物は、好ましくは、純度が90%〜100%、好ましくは、95%〜100%にあるもの使用する。
種子処理のためには、当該製剤は、2〜10倍に希釈した後、即時使用可能な(ready-to-use)調製物中の活性化合物の濃度を、0.01〜60重量%、好ましくは、0.1〜40重量%とすることができる。
以下に示してあるのは、製剤の例である。
1. 水で希釈するための製品
F1) 水溶剤(SL)
10重量部の本発明による混合物を、90重量部の水又は水溶性溶媒に溶解させる。別法として、湿潤剤又は別の補助剤を添加する。水で希釈すると該活性化合物は溶解する。このようにして、活性化合物の含有量が10重量%である製剤が得られる。
F2) 分散性濃厚物(dispersible concentrate)(DC)
20重量部の本発明による混合物を、10重量部の分散剤(例えば、ポリビニルピロリドン)を加えてある70重量部のシクロヘキサノンに溶解させる。水で希釈することにより分散液が得られる。該製剤は、20重量%の活性化合物含有量を有する。
F3) 乳剤(EC)
15重量部の本発明による混合物を、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムとヒマシ油エトキシレート(いずれも、5重量部)を加えてある75重量部のキシレンに溶解させる。水で希釈することにより、エマルションが得られる。該製剤は、15重量%の活性化合物含有量を有する。
F4) エマルション剤(EW, EO)
25重量部の本発明による混合物を、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムとヒマシ油エトキシレート(いずれも、5重量部)を加えてある35重量部のキシレンに溶解させる。この混合物を、乳化機(Ultraturrax)を用いて30重量部の水の中に導入し、均質なエマルションとする。水で希釈することにより、エマルションが得られる。該製剤は、25重量%の活性化合物含有量を有する。
F5) 懸濁製剤(SC, OD)
撹拌下にあるボールミル内で、20重量部の本発明による混合物に10重量部の分散剤及び湿潤剤並びに70重量部の水又は有機溶媒を添加して粉砕することにより、活性化合物の微細懸濁液が得られる。水で希釈することにより、活性化合物の安定な懸濁液が得られる。該製剤は、20重量%の活性化合物含有量を有する。
F6) 顆粒水和剤及び水溶性粒剤(WG, SG)
50重量部の本発明による混合物に50重量部の分散剤及び湿潤剤を添加して微粉砕し、専用の装置(例えば、押出機、噴霧塔、流動床など)を用いて、顆粒水和剤又は水溶性粒剤として調製する。水で希釈することにより、活性化合物の安定な分散液又は溶液が得られる。該製剤は、50重量%の活性化合物含有量を有する。
F7) 水和剤及び水溶剤(WP, SP)
ローター-ステータミル内で、75重量部の本発明による混合物に25重量部の分散剤、湿潤剤及びシリカゲルを添加して粉砕する。水で希釈することにより、活性化合物の安定な分散液又は溶液が得られる。該製剤は、75重量%の活性化合物含有量を有する。
2. 希釈せずに施用する製品
F8) 散粉性粉末剤(dustable powder)(DP)
5重量部の本発明による混合物を微粉砕し、95重量部の微粉砕カオリンと充分に混合させる。これにより、5重量%の活性化合物含有量を有する散粉性製品(dustable product)が得られる。
F9) 粒剤(GR, FG, GG, MG)
0.5重量部の本発明による混合物を微粉砕し、99.5重量部の担体と合する。現行方法は、押出、噴霧乾燥又は流動床である。これにより、0.5重量%の活性化合物含有量を有する希釈せずに施用する製剤が得られる。
F10) ULV溶液(UL)
10重量部の本発明による混合物を、90重量部の有機溶媒(例えば、キシレン)に溶解させる。これにより、10重量%の活性化合物含有量を有する希釈せずに施用する製剤が得られる。
種子処理のためには、通常、水溶剤(LS)、懸濁製剤(FS)、散粉性粉末剤(DS)、水和剤及び水溶性粉末剤(WS, SS)、エマルション剤(ES)、乳剤(EC)及びゲル製剤(GF)を使用する。これらの製剤は、種子に対して、希釈されていない形態で施用してもよく、又は、好ましくは、希釈された形態で施用してもよい。施用は、播種前に実施することができる。
種子処理には、懸濁液状態にある製剤を使用するのが好ましい。通常、そのような製剤は、1〜800gの活性化合物/L、1〜200gの界面活性剤/L、0〜200gの凍結防止剤/L、0〜400gの結合剤/L、0〜200gの着色剤/L及び溶媒(好ましくは、水)を含む。
化合物(I)及び化合物(II)を含み、又は、適切な場合には、さらなる活性化合物も含む本発明の混合物の類似した製剤(F1)〜(F10)は、それぞれの量の個々の活性化合物を含む。それらは、通常、施用前に即時使用可能な活性化合物濃度に希釈されている間に直接混合される(タンクミックス)。
即時使用可能な調製物中の活性化合物濃度は、比較的広い範囲内で変更可能である。一般に、該濃度は、0.0001〜10%、好ましくは、0.01〜1%である。
該活性化合物は、散布、噴霧、散粉、ばらまき又は流し込みによって、それら自体で、それらの製剤の形態で、又は、そのような製剤から調製した使用形態で、例えば、直接散布可能な溶液、粉末、懸濁液若しくは分散液、エマルション、油分散液、ペースト、散粉可能製品、ばらまき用材料物質又は顆粒の形態で、使用することができる。その使用形態は、専ら、使用目的に依存する。それらは、いずれの場合にも、本発明による活性化合物が確実に最も微細に分配されることを意図している。
水性の使用形態は、水を添加することによって、エマルション濃厚液剤(emulsion concentrate)、ペースト剤又は水和剤(湿潤性粉末、油分散液)から調製することができる。エマルション剤、ペースト剤又は油分散液剤を調製するためには、当該物質を、そのままで、又は、油若しくは溶媒に溶解させた状態で、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤又は乳化剤を用いて、水中で均質化することができる。しかしながら、活性物質、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤又は乳化剤、及び、適切な場合には、溶媒又は油から構成される濃厚物を調製することも可能であり、そのような濃厚物は、水で希釈するのに適している。
該活性成分、及び、適切な場合には、さらなる活性化合物は、さらにまた、微量散布法(ultra-low-volume process)(ULV)で使用しても良好な結果を得ることができる。95重量%を超える活性化合物を含有する製剤を施用することが可能であり、又は、活性化合物を添加物なしで施用することも可能である。
該活性化合物には、様々なタイプの油、湿潤剤、アジュバント、除草剤、別の殺有害生物剤又は殺細菌剤を添加することが可能であり、適切な場合には、使用直前に添加することもできる(タンクミックス)。これらの作用物質は、本発明の組成物と、1:100〜100:1、好ましくは、1:10〜10:1の重量比で混合させることができる。
この意味における適切なアジュバントは、特に、以下のものである:有機的に修飾されたポリシロキサン、例えば、Break Thru S 240(登録商標);アルコールアルコキシレート、例えば、Atplus 245(登録商標)、Atplus MBA 1303(登録商標)、Plurafac LF 300(登録商標)、及び、Lutensol ON 30(登録商標);EO/POブロックポリマー、例えば、Pluronic RPE 2035(登録商標)、及び、Genapol B(登録商標);アルコールエトキシレート、例えば、Lutensol XP 80(登録商標);並びに、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、例えば、Leophen RA(登録商標)。
化合物(I)と化合物(II)を含む本発明の混合物又は対応する製剤は、該有害な菌類、又は、それら菌類が存在しない状態に維持すべき植物、種子、土壌、領域、材料物質若しくは空間を、殺菌剤として有効な量の本発明の化合物の混合物で処理することにより施用する。施用は、有害な菌類によって感染される前に実施することが可能であり又は感染された後で実施することも可能である。
使用実施例
本発明による混合物と個々の化合物の殺菌効果について、下記試験によって実証した。
コルビー(Colby)の式(Colby, S.R. "Calculating synergistic and antagonistic responses of herbicide combinations", Weeds, 15, 20-22, 1967)を用いて、活性化合物組合せについて期待される効力を求め、観察された効力と比較した。
コルビーの式:E = x + y - x・y/100
E:濃度が「a」と「b」の活性化合物Aと活性化合物Bの混合物を用いたときに期待される、未処理対照に対する「%」で表した効力;
x:活性化合物Aを濃度「a」で用いたときの、未処理対照に対する「%」で表した効力;
y:活性化合物Bを濃度「b」で用いたときの、未処理対照に対する「%」で表した効力。
マイクロ試験
活性化合物は、DMSO中の10000ppmの濃度を有する原液として別々に製剤した。
使用実施例1:マイクロタイター試験における疫病病原体フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)に対する活性
当該原液をピペットで量ってマイクロタイタープレート(MTP)の上に移し、エンドウ抽出液をベースとする菌類用水性栄養培地を用いて希釈して、記載されている活性化合物濃度とする。次いで、フィトフトラ・インフェスタンスの水性遊走子懸濁液を添加した。そのプレートを、水蒸気で飽和した温度18℃のチャンバー内に置いた。接種後第7日に、吸光光度計を用いて、405nmで当該MTPを測定した。
測定されたパラメータを、活性化合物を含んでいない対照の増殖及び菌類と活性化合物を含んでいないブランク値と比較して、個々の活性化合物における当該病原体の相対的増殖(%)を求めた。
Figure 2010516650
Figure 2010516650
温室
当該活性化合物を、別々に又は一緒に、25mgの活性化合物を含む原液として調製した。25mgの活性化合物を、アセトン及び/又はジメチルスルホキシドと乳化剤「Uniperol(登録商標) EL」(エトキシル化アルキルフェノールを主成分とし、乳化作用と分散作用を有する湿潤剤)の溶媒/乳化剤の容積比が99:1である混合物を用いて10mLとした。次いで、その混合物を、水を用いて100mLとした。この原液を、溶媒/乳化剤/水の上記混合物で希釈して、活性化合物の下記濃度とした。
使用実施例2:プッシニア・レコンジタ(Puccinia recondita)に起因するコムギの赤さび病に対する治療活性
ポット植のコムギの苗の葉に、赤さび病(プッシニア・レコンジタ)の胞子懸濁液を用いて接種した。次いで、そのポットを、20〜22℃で高大気湿度(90〜95%)のチャンバー内に24時間置いた。その24時間の間に、胞子が発芽し、発芽管が葉の組織内に侵入した。翌日、その感染植物に、以下に記載されている活性化合物濃度を有する上記活性化合物の溶液を、液が流れ落ちるようになるまで噴霧した。その噴霧による被膜が乾燥した後、その被験植物を、温度20〜22℃で相対大気湿度65〜70%の温室内で7日間栽培した。次いで、葉面上における赤さび病菌の発生の程度を測定した。
視覚的に測定した葉の感染した範囲の割合(%)を、未処理対照の「%」で表した効力に変換した。
効力(E)は、アボット(Abbot)の式を用いて以下のように計算する。
アボットの式:E = (1 - α/β) ・ 100
αは、処理された植物の菌類による感染(%)に相当し;及び、
βは、処理されていない(対照)植物の菌類による感染(%)に相当する。
効力「0」は、処理された植物の感染レベルが未処理対照植物の感染レベルに相当することを意味し、効力「100」は、処理された植物が感染しなかったことを意味する。
Figure 2010516650
使用実施例3:コムギにおけるプッシニア・レコンジタ(Puccinia recondita)(コムギの赤さび病)に対する保護活性
ポット植のコムギの苗の葉に、以下に記載されている活性化合物濃度を有する水性懸濁液を液が流れ落ちるようになるまで噴霧した。翌日、その処理された植物に、コムギの赤さび病(プッシニア・レコンジタ)の胞子懸濁液を用いて接種した。次いで、その植物を、20〜22℃で高大気湿度(90〜95%)のチャンバー内に24時間置いた。その24時間の間に、胞子が発芽し、発芽管が葉の組織内に侵入した。翌日、その被験植物を温室内に戻し、温度20〜22℃で相対大気湿度65〜70%で7日間栽培した。次いで、葉面上における赤さび病菌の発生の程度を視覚的に測定した。
Figure 2010516650
使用実施例4:アルテルナリア・ソラニ(Alternaria solani)に起因するトマトの夏疫病に対する活性
ポット植のトマト植物の葉に、以下に記載されている活性化合物濃度を有する水性懸濁液を、液が流れ落ちるようになるまで噴霧する。翌日、当該葉に、2%バイオモルト溶液中の0.17×106胞子/mLの密度を有するアルテルナリア・ソラニの水性胞子懸濁液を用いて感染させる。次いで、その植物を、水蒸気で飽和した20〜22℃の温度のチャンバー内に置く。5日後、処理はしていないが感染はさせた対照植物において、感染を「%」で視覚的に測定できるほどに夏疫病が発生した。
使用実施例5:ボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)に起因するピーマンの葉の灰色かび病に対する活性(1日間保護的施用)
ピーマン(品種「Neusiedler Ideal Elite」)の苗の2〜3枚の葉が充分に展開した後、その苗に、以下に記載されている活性化合物濃度の水性懸濁液を液が流れ落ちるようになるまで噴霧する。翌日、その処理された植物に、2%強度バイオモルト水溶液中に1.7×106胞子/mLを含むボトリチス・シネレアの胞子懸濁液を用いて接種する。次いで、その被験植物を、22〜24℃で高大気湿度の暗い人工気象室(climatized chamber)内に置く。5日後、葉面上の当該菌による感染の程度を「%」で視覚的に測定することができる。
上記試験の結果は、本発明による混合物が、相乗作用のおかげで、コルビーの式を用いることによって予期された活性よりも著しく活性が高いということを示している。

Claims (14)

  1. (A) 式(I)
    Figure 2010516650
    [式中、置換基は以下の意味を有する:
    Xは、酸素又は硫黄であり;
    R1は、C1-C4-アルキル又はC1-C4-ハロアルキルであり;
    R2は、水素又はハロゲンであり;
    R3、R4及びR5は、互いに独立して、シアノ、ニトロ、ハロゲン、C1-C4-アルキル、C1-C4-ハロアルキル、C1-C4-アルコキシ、C1-C4-ハロアルコキシ又はC1-C4-アルキルチオである]
    で表される少なくとも1種類の1-メチルピラゾール-4-イルカルボキシアニリド;
    及び、
    (B) 式(II)
    Figure 2010516650
    [式中、置換基は以下の意味を有する:
    E1は、C3-C12-アルキル、C2-C12-アルケニル、C5-C12-アルコキシアルキル、C3-C6-シクロアルキル、フェニル又はフェニル-C1-C4-アルキルであり;
    E2は、C1-C12-アルキル、C2-C12-アルケニル、C1-C4-ハロアルキル又はC1-C4-アルコキシ-C1-C4-アルキルであり;
    ここで、E1及び/又はE2における脂肪族鎖は、1〜4の同一であるか又は異なっている基Raで置換されていてもよく:
    Raは、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、メルカプト、C1-C10-アルキル、C1-C10-ハロアルキル、C3-C8-シクロアルキル、C2-C10-アルケニル、C2-C10-アルキニル、C1-C6-アルコキシ、C1-C6-アルキルチオ、C1-C6-アルコキシ-C1-C6-アルキル又はNRARBであり;
    RA、RBは、互いに独立して、水素又はC1-C6-アルキルであり;
    ここで、E1及び/又はRaにおける環状基は、1〜4の基Rbで置換されていてもよく;
    Rbは、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、メルカプト、ニトロ、NRARB、C1-C10-アルキル、C1-C6-ハロアルキル、C2-C6-アルケニル、C2-C6-アルキニル又はC1-C6-アルコキシであり;
    E3は、水素、ハロゲン、シアノ、NRARB、ヒドロキシル、メルカプト、C1-C6-アルキル、C1-C6-ハロアルキル、C3-C8-シクロアルキル、C1-C6-アルコキシ、C1-C6-アルキルチオ、C3-C8-シクロアルコキシ、C3-C8-シクロアルキルチオ、カルボキシル、ホルミル、C1-C10-アルキル-カルボニル、C1-C10-アルコキシカルボニル、C2-C10-アルケニルオキシカルボニル、C2-C10-アルキニルオキシカルボニル、フェニル、フェノキシ、フェニルチオ、ベンジルオキシ、ベンジルチオ又はC1-C6-アルキル-S(O)m-であり;
    mは、0、1又は2であり;
    Aは、CH又はNである]
    で表される少なくとも1種類のアゾロピリミジニルアミンを相乗効果を有する量で含む、殺菌剤混合物。
  2. 成分Aと成分Bを100:1〜1:100の重量比で含む、請求項1に記載の殺菌剤混合物。
  3. 成分Aとして、式(I)[式中、R1はメチル又はハロメチルであり、R2は水素、フッ素又は塩素であり、R3、R4及びR5はそれぞれハロゲンである]で表される少なくとも1種類の1-メチルピラゾール-4-イルカルボキシアニリドを含む、請求項1又は2に記載の殺菌剤混合物。
  4. 成分Aとして、以下の群:
    N-(2'-フルオロ-4'-クロロ-5'-メトキシビフェニル-2-イル)-3-トリフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(2'-フルオロ-4'-クロロ-5'-メチルビフェニル-2-イル)-3-トリフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3',4',5'-トリフルオロビフェニル-2-イル)-3-トリフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(2',4',5'-トリフルオロビフェニル-2-イル)-3-トリフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(2',3',4'-トリフルオロビフェニル-2-イル)-3-トリフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(2'-フルオロ-4'-クロロ-5'-メトキシビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(2'-フルオロ-4'-クロロ-5'-メチルビフェニル-2-イル)、3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3',4',5'-トリフルオロビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(2',4',5'-トリフルオロビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3',4',5'-トリフルオロビフェニル-2-イル)-3-フルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3',4',5'-トリフルオロビフェニル-2-イル)-3-クロロジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3',4',5'-トリフルオロビフェニル-2-イル)-3-クロロフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(2',3',4'-トリフルオロビフェニル-2-イル)-3-フルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、及び、N-(2',4',5'-トリフルオロビフェニル-2-イル)-3-フルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;
    から選択される少なくとも1種類の化合物(I)を含む、請求項1又は2に記載の殺菌剤混合物。
  5. 成分Bとして、基Aが窒素である式(II)(式(IIa))
    Figure 2010516650
    [式中、置換基は以下の意味を有する:
    E1は、C3-C12-アルキル、C5-C12-アルコキシアルキル、フェニル又はフェニル-C1-C4-アルキルであり(ここで、フェニルは、1〜3の基Rbで置換されていてもよい);
    E2は、C1-C12-アルキル、C1-C4-ハロアルキル又はC1-C4-アルコキシ-C1-C4-アルキルであり;
    E3は、水素又はNH2である]
    で表される少なくとも1種類の化合物を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の殺菌剤混合物。
  6. 成分Bとして:
    6-(3,4-ジクロロフェニル)-5-メチル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、6-(4-tert-ブチルフェニル)-5-メチル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、5-メチル-6-(3,5,5-トリメチルヘキシル)-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、5-メチル-6-オクチル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、6-メチル-5-オクチル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、6-エチル-5-オクチル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、5-エチル-6-オクチル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、5-エチル-6-(3,5,5-トリメチルヘキシル)-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、6-オクチル-5-プロピル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、5-メトキシメチル-6-オクチル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、6-オクチル-5-トリフルオロメチル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、及び、5-トリフルオロメチル-6-(3,5,5-トリメチルヘキシル)-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン;
    からなる群から選択される少なくとも1種類の化合物(II)を含む、請求項1〜5のいずれかに記載の殺菌剤混合物。
  7. 液体又は固体の少なくとも1種類の担体及び請求項1〜6のいずれかに記載の混合物を含む、殺菌剤組成物。
  8. 有害な植物病原性菌類を防除する方法であって、菌類若しくはそれらの生息環境、又は、菌類の攻撃に対して保護すべき植物、土壌、種子、領域、材料物質若しくは空間を、相乗効果を有する量の請求項1〜6のいずれかに記載の少なくとも1種類の化合物(I)と少なくとも1種類の化合物(II)で処理する、前記方法。
  9. 請求項1〜6のいずれかに記載の化合物(I)と化合物(II)を同時に、即ち、一緒に又は別々に施用するか、又は、連続して施用する、請求項8に記載の方法。
  10. 請求項1〜6に記載の化合物(I)と化合物(II)又は混合物を5g/ha〜2000g/haの量で施用する、請求項8又は9に記載の方法。
  11. 請求項1〜6に記載の化合物(I)と化合物(II)又は混合物を種子100kg当たり1g〜1000gの量で施用する、請求項8又は9に記載の方法。
  12. 卵菌類(Oomycetes)の有害な菌類を防除する、請求項8〜11のいずれかに記載の方法。
  13. 請求項1〜6のいずれかに記載の混合物を種子100kg当たり1g〜1000gの量で含む、種子。
  14. 請求項7に記載の組成物を調製する方法であって、請求項1〜6のいずれかに記載の少なくとも1種類の化合物(I)と少なくとも1種類の化合物(II)を固体又は液体の少なくとも1種類の担体で増量することによる、前記方法。
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