JP2010515806A - シリコーンチューブ処方物及びその生産方法 - Google Patents

シリコーンチューブ処方物及びその生産方法 Download PDF

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Abstract

シリコーンポリマーマトリックス材料と移動性コンポーネントとの混合物を含む屈曲耐性チューブが開示される。前述したチューブを生産する方法も更に開示される。

Description

この開示は、一般的には、屈曲耐性チューブのためのシリコーン処方物及びそのチューブを生産するための方法に関する。
様々な物質を移動させるために、蠕動ポンプが徐々に利用されるようになってきている。その適用は、医療分野の生物医薬品から食品加工処理までの範囲に及ぶ。実質的には、蠕動ポンプは、材料を移動させるが、典型的には液体を、一連のローラー及び固定されたポンプハウジングを経て、チューブの中を通って移動させる。それゆえに、蠕動ポンプは、耐屈曲性と弾力性の両方を兼ね備えたチューブを用いる。
シリコーンラバーは、そのシリコーンラバーの固有の耐屈曲性のため、蠕動ポンプチューブのために用いられる典型的な材料である。しかし、生憎なことではあるが、シリコーンラバーは、引裂き強度がなく、強靭性に優れていない。屈曲を繰り返すと、シリコーンラバーは、亀裂や破裂をする傾向がある。それゆえに、シリコーンラバーは、蠕動ポンプチューブとしての耐用期間が短い。特定の適用においてシリコーンラバーの耐用期間を延ばすために、シリコーンラバーは、様々な添加剤を利用して改良されてきている。歴史的には、その強度と強靭さを増大させる場合に、様々な充填剤と粉末が、屈曲耐性を維持するために利用されてきている。
そのようなことにより、改良されたシリコーンチューブ及びそのようなチューブを形成するための方法を提供することが望ましい。
一つの実施形態において、シリコーンマトリックス材料と、極性シリコーンと、を含有する混合物を含む屈曲耐性チューブが開示される。
別の典型的な実施形態において、チューブを生産する方法が開示される。その方法は、シリコーンポリマーマトリックス材料と、極性シリコーンと、を混合する工程を含む。その方法は、チューブを作り出すために、その混合したそのシリコーンポリマーマトリックス材料とその極性シリコーンとを押し出す工程、及びその押し出したチューブをキュアする工程を、更に含む。
本開示によって、さらによく理解することが可能であり、その開示についての多くの特徴及び有利な点は、添付した図面を参照することによって、当該技術分野の当業者にとって明白となる。
図1は、チューブの典型的な実施形態の図である。
図2は、シリコーン処方物の特性に対して、移動性コンポーネントがどのような影響を及ぼすかを示すグラフである。 図3は、シリコーン処方物の特性に対して、移動性コンポーネントがどのような影響を及ぼすかを示すグラフである。 図4は、シリコーン処方物の特性に対して、移動性コンポーネントがどのような影響を及ぼすかを示すグラフである。 図5は、シリコーン処方物の特性に対して、移動性コンポーネントがどのような影響を及ぼすかを示すグラフである。 図6は、シリコーン処方物の特性に対して、移動性コンポーネントがどのような影響を及ぼすかを示すグラフである。
異なる図に関して、同一の参照記号を使うことによって、同一又は同質のアイテムが指し示される。
特定の実施形態において、シリコーン基本処方物が開示される。シリコーン基本処方物は、例えば、ポリアルキルシロキサンマトリックスのような無極性のシリコーンマトリックスから形成されてよく、そして、移動性コンポーネントで形成されてよい。典型的な実施形態において、移動性コンポーネントは、極性の低分子量のシリコーンポリマーである。そのようなシリコーン基本処方物は、管状構造のために、屈曲耐性のあるコンポジット材料を形成するのに有用である。典型的な適用において、シリコーン基本処方物は、蠕動ポンプのために、屈曲耐性のあるチューブを形成するために利用される。
一つの実施形態として、シリコーン基本処方物は、シリコーンポリマーマトリックスを含む。ポリマーマトリックスは、例えば、無極性のシリコーンポリマーを用いて形成される。無極性のシリコーンポリマーは、例えば、ジメチルシロキサン、ジエチルシロキサン、ジプロピルシロキサン、メチルエチルシロキサン、メチルプロピルシロキサン又はそれらの組み合わせのようなプレカーサーから形成されるシリコーンポリマーのようなポリアルキルシロキサンを例えば含む。特定の実施形態において、ポリアルキルシロキサンは、例えばポリジメチルシロキサン(PDMS)のようなポリジアルキルシロキサンを含む。一般的に、シリコーンポリマーは無極性であり、例えば、塩素及びフッ素のようなハロゲン官能基がなく、フェニル官能基もない。
典型的な実施形態として、シリコーンポリマーは、白金触媒によるシリコーン処方物である。代替的には、シリコーンポリマーは、過酸化物触媒によるシリコーン処方物でもよい。シリコーンポリマーは、液状のシリコーンラバー(LSR)又は高粘度ガムラバー(HCR)シリコーンである。特定の実施形態として、シリコーンポリマーは、例えば、GEPlasticsから入手可能なHCRシリコーンのような白金触媒によるHCRシリコーンである。別の実施例として、シリコーンポリマーは、二つの部分の反応システムから形成されたLSRである。LSRの特定の実施形態は、ミシガン州、Adrianに在る、Wacker シリコーンによるWackerLR3003−50と、カリフォルニア州、Venturaに在る、Rhodia SiliconesによるRhodia4360を含む。
シリコーン基本処方物は、移動性コンポーネントを含んでよい。典型的な実施形態において、移動性コンポーネントは極性のコンポーネントである。移動性コンポーネントの特定の実施形態は、例えば、塩素及びフッ素のようなハロゲンの官能基を含有するシリコーンオイル並びにフェニル官能基を含有するシリコーンオイルを含む。一般的に、移動性コンポーネントは、例えば、ビニル及びメトキシ末端基のような反応性のある官能基を末端に有さない。典型的な実施形態において、極性のシリコーンは、フルオロシリコーンである。例えば、移動性コンポーネントは、低分子量のトリフルオロプロピルメチルシロキサンポリマーである。別の典型的な実施形態において、極性のシリコーンは、フェニルシリコーンである。例えば、移動性コンポーネントは、低分子量のポリフェニルメチルシロキサンを含んでよい。例えば、低分子量の移動性コンポーネントは、約25,000以下、例えば、約10,000以下又は約5,000以下の分子量を有する。
さらに典型的な実施形態において、移動性コンポーネントは、炭化水素のコンポーネントを含む。例えば、移動性コンポーネントは、炭化水素を基本構造にした添加剤でよく、その添加剤としては、例えば、ペトロラタム、パラフィンを基本構造にしたワックス、炭化水素を基本構造にしたゲル、炭化水素を基本構造にしたオイル、VaselineTM及びAmogell(Aldrich Chemicalから入手可能である。)。
典型的には、移動性コンポーネントは、シリコーンポリマーマトリックス内で混合する前の標準状態で、低粘度の性能を示す。例えば、移動性コンポーネントは、約70Pa・s(約70,000センチポイズ(cps))以下の粘度、例えば、約20Pa・s(約20,000cps)又は約10Pa・s(約10,000cps)以下の粘度を有してよい。特定の実施例において、移動性コンポーネントは、約5,000cps以下の粘度、例えば、約1Pa・s(約1000cps)、約0.5Pa・s(約500cps)又は約0.3Pa・s(約300cps)の粘度を示す。特定の実施形態において、移動性コンポーネントは、シリコーンポリマーマトリックスと混合する前は、約0.1Pa・s(約100cps)以下の粘度を示す。また、移動性コンポーネントは、熱的に安定であり、実質的に無傷であって完全な状態を保ち、そして、少なくとも約170℃、例えば少なくとも約200℃の温度で実質的に分解しない。
典型的な実施形態として、シリコーン処方物は、シリコーンポリマーマトリックスと移動性コンポーネントとの混合物であってよい。特に、シリコーン処方物は、移動性コンポーネントとシリコーンポリマーマトリックスとの間のコポリマーではない(すなわち、シリコーンポリマーマトリックスは、移動性コンポーネントと架橋していない。)。一般的に言って、移動性コンポーネントは、ポリアルキルシロキサンと実質的に重合しない。特定の実施形態において、屈曲耐性チューブを形成するシリコーン処方物は、シリコーンポリマーマトリックスと移動性コンポーネントとの非重合混合物である。ここで、「非重合」とは、移動性コンポーネントがマトリックスと認め得るほどに重合していないことを意味するが、マトリックス自身は、一般的には、重合ポリマーとして、屈曲耐性チューブとの関連で分散され、移動性コンポーネントは低分子量ポリマーでよい。
特定の実施形態において、シリコーンポリマーマトリックスは、約0.1質量%から約10.0質量%の量で移動性コンポーネントを充填する。充填とは、移動性コンポーネントの質量パーセントが、シリコーンポリマーマトリックスコンポーネントの質量に基づいていることの意味を含んでいる。例えば、シリコーンポリマーマトリックスは、約0.1質量%から約2.0質量%、又は約0.5質量%から約2.0質量%のように、約0.1質量%から約5.0質量%の量で移動性コンポーネントを含有してよい。
また、シリコーンポリマーマトリックスの物理的特性に対する影響を制限する移動性コンポーネントが、選択されてもよい。例えば、移動性コンポーネントが、引っ張り強度、引裂き強度、伸張及びデュロメーターのような物理的特性に対する影響を制限するように、移動性コンポーネントは選択されてよい。特に、含有次第であるが、シリコーンポリマーマトリックスの物理的特性に対する影響を制限する低分子量の極性シリコーンが選択される。約10.0質量%以下、例えば、約5.0質量%以下又は1.0質量%以下の含有の状態で、移動性コンポーネントは、約20%未満の割合、例えば、約15%以下又は10%以下の割合で、物理的特性に影響を与えることができる。例えば、約5.0質量%以下の量で、ポリジメチルシロキサンのようなポリアルキルシロキサンマトリックス中のフルオロシリコーンの含有は、約15%以下の割合でシリコーン基本処方物の引っ張り強度に影響を与え、フェニルシリコーンの含有は、約20%以下の割合でシリコーン基本処方物に影響を与える。更なる例示として、低分子量のフルオロシリコーン又は低分子量のフェニルシリコーンの約5.0質量%以下の量の含有は、約15%以下、例えば、約10%以下の割合で引裂き強度に影響を与える。更なる典型的な実施形態として、フルオロシリコーン又はフェニルシリコーンの約5.0質量%以下の含有は、約15%以下の割合で伸張特性に影響を与える。別の実施例として、フルオロシリコーン又はフェニルシリコーンの約5.0質量%以下の量のそのような含有は、約10%以下の割合で、ShoreA 硬度のような硬さの特性に影響を与える。
シリコーンポリマーマトリックス内で、移動性コンポーネントは、Migration Index(移動指数)によって測定されるような移動性を示す。特定の実施形態において、Migration Index(移動指数)は、移動性コンポーネントが含有されていないシリコーンポリマーマトリックスの摩擦係数に対する、移動性コンポーネントが含有されているシリコーンポリマーマトリックスの摩擦係数(COF)の比率によって決定される。例えば、Migration Index(移動指数)は、次の式によって決定することができる。
Figure 2010515806
例えば、移動性コンポーネントは、約0.6以下、例として、約0.5以下又は約0.4以下のMigration Index(移動指数)を示すことができる。特に、低粘度移動性コンポーネントは、シリコーン基本処方物の表面に移動し、表面間の架橋結合を防ぐ。典型的な実施形態において、開示されたシリコーン基本処方物がチューブ状に形成される場合に、移動性コンポーネントの添加は、チューブの内径は勿論のこと、チューブの外径の摩擦係数を改良する。チューブの表面上の摩擦係数が改良されながら、チューブは、弾力性を改良して大きな度合いのたわみに耐え得る。
前述したように、シリコーン処方物は、蠕動ポンプデバイス中のチューブとして利用することに特に有用である。図1は、典型的な実施形態であるチューブ100を示す。チューブ100は、空洞の中央穴102を備えて伸長された環状構造である。チューブ100は、開放部104及び106を含む。一つの実施形態において、チューブ100は、25ミリメートル(mm)超、例えば、5cm超又は25cm超の長さで形成され得る。一つの実施形態において、チューブ100は、約1mm〜約25mm、例えば、約1mm〜約10mmの壁の厚みを有する。
チューブは、シリコーンプレカーサーと移動性コンポーネントとの混合物を調製することを含む方法によって形成されてよい。例えば、ジメチルシロキサンのようなアルキルシロキサンモノマーが、移動性コンポーネントと混合されてよい。混合物は、触媒と他の添加剤を、更に含んでよい。典型的な添加剤は、個別に又は組み合わせて、フィラー、着色剤及び顔料を含んでよい。典型的な実施形態においては、その後、混合物は、チューブ状に押し出しされる。代替的には、混合物はモールドされてもよい。一つの実施形態において、混合物は、約6.9MPa(1000psi)で約15分間、約350℃でモールドされてよい。
チューブは、熱処理のようなキュア又はポストキュア(後硬化)を施してよい。例えば、チューブは、少なくとも約170℃、例えば、少なくとも約200℃又は少なくとも約350℃の温度で処理されてよい。典型的には、ポストキュア(後硬化)は、約5分から約6時間もの間、施される。
使用する目的のためにチューブを更に生産することについて、チューブは包装されてよい。固定された位置に保持される場合に、移動性コンポーネントの添加により、チューブが表面の架橋がなくても包装されることが可能である。したがって、チューブの品質有効期間が、移動性コンポーネントの添加で延びる。
開示される一つの実施形態において、チューブは滅菌されてよい。特定の実施形態において、チューブは、ガンマ放射線で照射されてよい。例えば、チューブは、少なくとも約20kGy、例えば、約25kGy、少なくとも約40kGy又は少なくとも約47kGyのガンマ放射線で照射されてよい。特に、チューブは、外面の潤滑剤の適用がなくても照射される。そのようなものとして、チューブは、一般的には、別個独立に外側で適用される潤滑剤を必要としない。一つの実施形態において、滅菌は、チューブを包装する前に施されてよい。一つの実施形態において、滅菌は、チューブを包装する後に施されてもよい。
上記のように開示されたチューブの特定の実施形態は、有利なこととして、移動性コンポーネントが存在しないチューブでも、耐用期間が延びることを示す。前述したように、開示したシリコーン処方物の特定の実施形態は、包装されたアセンブリ中での品質有効期間が延びることは勿論のこと、蠕動ポンプで利用される場合に、チューブ耐用期間が延びることを示す。一つの実施形態において、白金触媒のシリコーンは、特定処理の有利性を提供する。別の実施形態において、高粘度ラバーは、チューブを形成するのに特に有利である。更なる実施形態において、白金触媒の高粘度ラバーは、好ましい特性を有するチューブを形成するために特に有利である。
実施例1
低分子量の極性シロキサン流動体は、高粘度ラバー(HCR)ガムベースシリコーン中の移動性添加剤として試験される。本実施例において、約5質量%であって、0.5Pa・s(500センチポイズ(cps))のポリフェニルメチルシロキサン(Gelest,Incから入手可能であるPMM−0025)が、2ロールミル上で、白金触媒HCRガムベースシリコーンに添加される。結果として得られた材料は、蠕動ポンプチューブ状(0.250×0.380)に押し出しされる。その後、そのポンプチューブは、約2時間で、約177℃でのボックスオーブン中では約1時間、ポストキュア(後硬化)される。
そのチューブは、0.250×0.0380チューブ寸法のために設計された、標準的なMaster Flex17ポンプヘッドを備える、Master屈曲ポンプドライブ(Cole Parmer)を使用して、蠕動ポンプで評価される。そのチューブは、Cole Parmerポンプために提案されている標準的な手法を用いて、ポンプヘッドに搭載される。性能試験は、チューブが破壊するまで、ポンプ媒介物として水を利用して、600rpmの回転スピードのポンプヘッドを利用して実行される。破壊は、Cole Parmerから入手可能なLiqui−Senseの漏水検知システムを用いて、漏れ検出のために必要とされる時間として定義される。流量は、電子流量メーターを用いて、チューブの耐用期間があるまでは24時間間隔で記録される。
その材料は、非ポストキュア形態及びポストキュア(後硬化)形態並びに滅菌処理後に評価される。滅菌処理は、50kGyの60Co線源であって最小線量からのガンマ線の照射を用いて実行される。表1は、蠕動ポンプチューブ上の移動性添加剤の影響を示す。「標準タイプ」は、移動性添加剤が存在しない、白金触媒のHCRガムベースシリコーンを表す。
Figure 2010515806
表1に示されているように、HCRベースラバーシリコーンに約5.0質量%のポリフェニルメチルシロキサンを添加することにより、蠕動ポンプチューブの耐用期間は、非ポストキュアチューブで約129%分延び、ポストキュア(後硬化)チューブで約56%分延び、そして、ガンマ滅菌チューブで約128%分延びる。
実施例2
本実施例において、約0.5質量%であって、0.5Pa・s(500センチポイズ)のポリフェニルメチルシロキサン(Gelest,Incから入手可能であるPMM−0025)が、2ロールミル上で、白金触媒HCRガムベースシリコーンに添加される。結果として得られた材料は、毎分40フィートでDavis−Standard押出機を用いて、蠕動ポンプチューブ状(0.250×0.380)に押し出しされる。その生産物は、約4.5秒の滞留時間を利用して、約482℃(約900°F)から約649℃(約1200°F)までの温度で3フィートのHAV IR加熱炉でキュアされる。そのチューブは、約177℃で約2時間ポストキュア(後硬化)され、そのチューブは、蠕動ポンプ試験で評価される。
図2は、白金触媒のHCRシリコーンの耐用期間に対して、ポリフェニルメチルシロキサンの添加がどのような影響を及ぼすかを示す。チューブの耐用期間が平均で約100%延びる。
図3と図4とは、目標の流量値は勿論のこと、流量の一貫性(バラツキがないこと)に対して、ポリフェニルメチルシロキサンの添加がどのような影響を及ぼすかを示す。一般的には、移動性コンポーネントを添加することは、約1700cc/minまでチューブの流量を改善する。添加剤が存在しないPt触媒のHCRシリコーンと比較すると、移動性コンポーネントを有するサンプルは、更に高い平均流量は勿論のこと、さらに一貫性のある(バラツキのない)流量を得る。
図5は、1リットルの加圧滅菌器中で134℃40分間の滅菌スチームをした後に、抽出する全有機カーボン(TOC)量に対して、ポリフェニルメチルシロキサンの添加がどのような影響を及ぼすかを示す。温度勾配は、35分の間にわたって、134℃まで加圧滅菌器の内部温度を導くために用いられる。その容器は、133グラムの脱イオン化した蒸留水で満たされる。チューブサンプル(8.00g)をガス相スチームに曝すために、そのチューブはその水の上部に吊るされる。スチーム滅菌をした後、その容器は室温まで冷却され、その凝縮水溶液は、TOC試験のために取り出されてボトルに詰められる。TOC濃度は、過硫酸塩−UV酸化に基づくPhoenix8000TOCアナライザーで測定される。二酸化炭素(CO2)は、赤外線測定によって検出される。一般的には、移動性コンポーネントの添加により、抽出物は僅かに増加する。
実施例3
低分子量の極性シロキサン流動体は、50デュロメーターのシリコーンラバーガムベースの移動性添加剤として試験される。特に、シリコーンラバーは、白金触媒の高粘度ラバー(HCR)シリコーンである。本実施例において、約5質量%であって、0.5Pa・s(500センチポイズ(cps))のポリフェニルメチルシロキサン(Gelest,Incから入手可能であるPMM−0025)が、2ロールミル上で、白金触媒HCRガムベースシリコーンに添加される。結果として得られた材料は、蠕動ポンプチューブ状(0.250×0.380)に押し出しされる。その後、そのポンプチューブは、約2時間で、約177℃でのボックスオーブン中では約1時間、ポストキュア(後硬化)される。
その材料は、非ポストキュア形態及びポストキュア(後硬化)形態並びに滅菌処理後に評価される。滅菌処理は、60Co線源からのガンマ線であって50kGyの最小線量で照射をして実行される。サンプルの機械的特性として、例えば、引っ張り強度、屈曲係数及び破損時の伸張度が、Instronを用いて試験される。その手順は、TypeV標本を用いて、ASTM D−638に従う。表2、3及び4は、蠕動ポンプチューブの機械的特性に対して、移動性添加剤がどのような影響を及ぼすかを示す。「標準タイプ」は、移動性添加剤が存在しない、白金触媒のHCRガムベースシリコーンを表す。
Figure 2010515806
Figure 2010515806
Figure 2010515806
一般的には、移動性コンポーネントを添加することは、チューブの機械特性に僅かに影響を及ぼす。
実施例4
低分子量の極性シロキサン流動体は、液体シリコーンラバー(LSR)の移動性コンポーネントとして試験される。処方物は、白金を基本にした触媒と、ビニル基を基本骨格としたラバーと、を含むパートA、及び水素化物架橋剤と、触媒抑制剤と、ビニル基を基本骨格としたラバーと、を含むパートBを有する二つのパートのLSRシステムを含む。約300グラムのLSRパートAと、約300グラムのLSRパートBと、特有の量の移動性コンポーネントとが、真空下(84660Pa(25inHg))で、12分間、低設定でKitchen−AidTMミキサーを用いて、4.73リットル(5クオート)のボウルで混合される。特に、移動性コンポーネントとして、例えば、Gelest(FMS−121とFMS−123)及びNuSiI(MED400とMED400−100)のような製造物のポリトリフルオロプロピルメチルシロキサン又はGelest(PMM−0025)及びNuSiI(S−7400)によるポリフェニルメチルシロキサンのようなものが添加される。ミキサーは、混合鍋の壁のシリコーンを削り取るために4分間隔で停止した。混合は再開されて、全12分間真空下で続けられる。70グラムのブレンドシリコーンラバーは、離型溶液(すなわち、水、IPA及び界面活性剤)でコーティングされたMylarシートに配置される。ラバーは、型穴(モールドキャビティ)をおよそ充填するためにプレスされる。モールドは閉じられ、166℃のプレヒートされたプレス機に装填される。そして、焼け焦げることを避けるために、モールドに素早く圧力(25トン)がかけられる。その材料は、5分間ある温度の圧力下でキュアされる。成形の部分はモールドから取り出されて、約177℃約4時間ボックスオーブンでポストキュア(後硬化)される。
Migration Index(移動指数)は、摩擦係数を利用して測定される。摩擦係数の測定は、FalexWear及び摩擦試験装置を用いて実行される。1ポンドのロードは、50rpmの回転速度で利用される。
添加剤のMigration Index(移動指数)は、シリコーン処方物中に混合する前の純粋な添加剤コンポーネントの粘度によって影響される。図6は、異なる粘度を有する添加剤に関しての摩擦係数を示す。高粘度(>10Pa・s(10,000 cps))のフルオロシリコーン及びフェニルシリコーン添加剤は、低粘度(<1Pa・s(1000cps))の添加剤よりもよい高い摩擦係数を有する。実際に、高粘度フルオロシリコーンのMigration Index(移動指数)は、ほぼ1であり、一方、低粘度のフルオロシリコーンのMigration Index(移動指数)は、約0.6以下である。低粘度のフェニルシリコーンのMigration Index(移動指数)は、約0.5以下であり、いくつかの実施形態においては、0.4未満である。
上記のように開示した主題は実例示と考えるべきであり、限定的に解釈すべきではない。そして、添付の特許請求の範囲は、全てのそのような変形例、拡張例及び他の実施態様を網羅することが意図され、それらは本発明の真の範囲内に含まれる。このように、法律によって許容される最大の範囲まで、本発明の範囲は、次に述べる特許請求の範囲及びその均等物の最も広範であって許容可能な解釈によって決定されるべきであり、前述の詳細な記述によって限定されるか、又は制限されない。

Claims (40)

  1. シリコーンポリマーマトリックス材料と、極性シリコーンと、を含有する混合物を含む屈曲耐性チューブ。
  2. 前記極性シリコーンがフェニルシリコーンを含む、請求項1に記載の屈曲耐性チューブ。
  3. 前記フェニルシリコーンがポリフェニルメチルシロキサンである、請求項2に記載の屈曲耐性チューブ。
  4. 前記極性シリコーンがフルオロシリコーンを含む、請求項1に記載の屈曲耐性チューブ。
  5. 前記フルオロシリコーンがポリトリフルオロプロピルメチルシロキサンである、請求項4に記載の屈曲耐性チューブ。
  6. 前記極性シリコーンが、約70Pa・s(約70000センチポイズ)以下の粘度を有する、請求項2に記載の屈曲耐性チューブ。
  7. 前記粘度が約10Pa・s(約10000センチポイズ)以下である、請求項6に記載の屈曲耐性チューブ。
  8. 前記粘度が約1Pa・s(約1000センチポイズ)以下である、請求項7に記載の屈曲耐性チューブ。
  9. 前記混合物が、前記シリコーンポリマーマトリックス材料の質量に基づいて約0.1質量%から約10.0質量%の極性シリコーンの充填物を含む、請求項1に記載の屈曲耐性チューブ。
  10. 前記混合物が、前記シリコーンポリマーマトリックス材料の前記質量に基づいて約0.1質量%から約5.0質量%の極性シリコーンの充填物を含む、請求項9に記載の屈曲耐性チューブ。
  11. 前記混合物が、前記シリコーンポリマーマトリックス材料の前記質量に基づいて約0.1質量%から約1.0質量%の極性シリコーンの充填物を含む、請求項10に記載の屈曲耐性チューブ。
  12. 前記シリコーンポリマーマトリックス材料が非極性シリコーンを含む、請求項1に記載の屈曲耐性チューブ。
  13. 前記非極性シリコーンがポリアルコキシシロキサンを含む、請求項12に記載の屈曲耐性チューブ。
  14. 前記非極性シリコーンが白金触媒される、請求項12に記載の屈曲耐性チューブ。
  15. 前記非極性シリコーンが高粘度ラバー(HCR)シリコーンである、請求項12に記載の屈曲耐性チューブ。
  16. 前記混合物が非重合である、請求項1に記載の屈曲耐性チューブ。
  17. 前記屈曲耐性チューブが、蠕動ポンプを用いてポンプ流動体のために利用される、請求項1に記載の屈曲耐性チューブ。
  18. 前記チューブが、空洞の中央穴を備えて伸長された環状構造である、請求項1に記載の屈曲耐性チューブ。
  19. 前記チューブが約25mm超の長さを有する、請求項1に記載の屈曲耐性チューブ。
  20. ポリアルコキシシロキサンと、ポリフェニルメチルシロキサンと、を含有する非重合混合物を含む、屈曲耐性チューブ。
  21. 前記非重合混合物が、前記ポリアルコキシシロキサンの質量に基づいて約0.1質量%から約1.0質量%のポリフェニルメチルシロキサンの充填物を含む、請求項20に記載の屈曲耐性チューブ。
  22. 前記ポリフェニルメチルシロキサンが、約1Pa・s(約1000センチポイズ)以下の粘度を有する、請求項20に記載の屈曲耐性チューブ。
  23. ポリアルコキシシロキサンと、ポリトリフルオロプロピルメチルシロキサンと、を含有する非重合混合物を含む、屈曲耐性チューブ。
  24. 前記非重合混合物が、前記ポリアルコキシシロキサンの質量に基づいて、約0.1質量%から約1.0質量%のポリトリフルオロプロピルメチルシロキサンの充填物を含む、請求項23に記載の屈曲耐性チューブ。
  25. 前記ポリトリフルオロプロピルメチルシロキサンが、約1Pa・s(約1000センチポイズ)以下の粘度を有する、請求項23に記載の屈曲耐性チューブ。
  26. チューブを生産する方法であって、
    シリコーンポリマーマトリックス材料と、極性シリコーンと、を混合する工程、
    該チューブを作り出すために、該混合したシリコーンポリマーマトリックス材料と該極性シリコーンとを押し出しする工程及び、
    該押し出したチューブをキュアする工程、
    を含む方法。
  27. 前記混合物が、前記シリコーンポリマーマトリックス材料の質量に基づいて、約0.1質量%から約10.0質量%の極性シリコーンの充填物を含む、請求項26に記載の方法。
  28. 前記混合物が、前記シリコーンポリマーマトリックス材料の前記質量に基づいて、約0.1質量%から約5.0質量%の極性シリコーンの充填物を含む、請求項27に記載の方法。
  29. 前記混合物が、前記シリコーンポリマーマトリックス材料の前記質量に基づいて、約0.1質量%から約1.0質量%の極性シリコーンの充填物を含む、請求項28に記載の方法。
  30. 前記キュア工程が、少なくとも約170℃の温度で前記チューブを加熱することを含む、請求項26に記載の方法。
  31. 前記シリコーンポリマーマトリックス材料が非極性シリコーンを含む、請求項26に記載の方法。
  32. 前記非極性シリコーンがポリアルコキシシロキサンを含む、請求項31に記載の方法。
  33. 前記非極性シリコーンが白金触媒される、請求項31に記載の方法。
  34. 前記非極性シリコーンが高粘度ラバー(HCR)シリコーンである、請求項31に記載の方法。
  35. 前記極性シリコーンがフェニルシリコーンを含む、請求項26に記載の方法。
  36. 前記フェニルシリコーンがポリフェニルメチルシロキサンである、請求項35に記載の方法。
  37. 前記極性シリコーンがフルオロシリコーンを含む、請求項26に記載の方法。
  38. 前記フルオロシリコーンがポリトリフルオロプロピルメチルシロキサンである、請求項37に記載の方法。
  39. 前記混合物が非重合である、請求項26に記載の方法。
  40. 前記押し出し工程が約25mm超の長さを有するチューブを押し出しすることを含む、請求項26に記載の方法。
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