JP2010510886A - ステンレス鋼の熱間及び冷間圧延材の面粗さ欠陥改善装置及び方法 - Google Patents

ステンレス鋼の熱間及び冷間圧延材の面粗さ欠陥改善装置及び方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、ステンレス鋼の熱間及び冷間圧延材の面粗さ欠陥改善装置及び方法に関し、本発明のステンレス鋼の熱間及び冷間圧延材の面粗さ欠陥改善装置は、鋳造されたステンレス鋼スラブの表面に水を散水する散水手段と、前記ステンレス鋼スラブを切断する切断手段と、前記切断手段により前記ステンレス鋼スラブが切断されて排出される一領域には、少なくとも1つのノズルを備え、前記ステンレス鋼スラブの上下に対称となるように設置された高圧の水スプレーと、前記水スプレーを通過する前記ステンレス鋼スラブの上下に接触して対称となるように設置されて高速回転するローラブラシと、を備える。これにより、ステンレス鋼スラブの表面に付着されたスケール及びモールドスラグを除去することにより、表面品質の優れたステンレス鋼スラブを生産することができる。

Description

本発明は、ステンレス鋼の熱間及び冷間圧延材の面粗さ欠陥改善装置及び方法に関し、より具体的には、ステンレス鋼の連続鋳造工程時、高圧の水スプレー及びローラブラシを用いて、凝固が完了した溶鋼を切断した後、高温下でスラブに付着されているモールドスラグ及びスケールを除去することにより、ステンレス鋼スラブの面粗さ欠陥を改善することができるステンレス鋼の熱間及び冷間圧延材の面粗さ欠陥改善装置及び方法に関する。
一般に、ステンレス鋼の熱間及び冷間圧延製品は、製鋼及び連鋳工場で生産したスラブを熱延工場の加熱炉にて再加熱して圧延した後、焼鈍及び酸洗工程を経て製品化し、一般の建築用途などに使用したり、再度冷間圧延を行った後、厨房用品などに使用している。
以下、図面を参照して、連続鋳造機を用いたステンレス鋼の連続鋳造工程の過程を具体的に説明する。
図1は、従来のステンレス鋼の連続鋳造機を示す断面図である。図2aは、従来技術によるステンレス鋼熱延コイル表面の面粗さを示す写真である。図2bは、従来技術によるステンレス鋼熱延コイル表面の面粗さの形状を示す模式図である。
図1、図2a及び図2bを参照すると、鉄鋼製品を生産するための製鋼工程は、電気炉または精錬炉にて溶鋼10を製造した後、精錬炉にて溶鋼10の目標とする組成及び温度を確保する。この後、溶鋼10を取鍋20に入れて連続鋳造工程により鋳造を開始する。取鍋20に入れた溶鋼10はタンディッシュ30に移動し、タンディッシュ30とモールド40との間に備えられた浸漬ノズルを介してモールド40に供給される。モールド40の内部に供給された溶鋼10は、水で冷却されるスラブ支持ロール50に流し込まれて凝固が開始された後、モールド40の外部に排出されて二次冷却スプレー60の水スプレーにより凝固が完了する。この後、凝固が完了した溶鋼10を一定の大きさに切断してスラブ70に形成し、切断されたスラブ70を加熱炉に装入して通常の加熱及び圧延条件下で熱間圧延させる。
しかしながら、切断されたスラブ70の表面には、スラブ支持ロール50による一次冷却中に溶鋼10の保温及び潤滑作用のために添加されるモールドパウダー(mold powder)及び高温で形成されるスケールが付着され、面粗さが生じる。このような面粗さは、加熱及び圧延工程前に除去されなければ、切断されたステンレス鋼スラブ70の内部スケールを脆弱化し、スラブ70の加熱工程時に不均一な酸化を促してスラブ70の表面をより一層粗くする。これは、図における「A」及び「B」のように、熱間圧延後の製品(熱延コイル)の表面に縞模様の線状欠陥を発生させていることが分かる。
図3は、従来技術によるステンレス鋼スラブの欠陥発生機構を図式的に示す模式図である。
図3を参照すると、モールドスラグ及びスケールによるステンレス鋼スラブ70の欠陥の発生が順次に示されている。より具体的には、従来技術によるステンレス鋼スラブの除去されていないモールドパウダー及びスケールにより引き起こされる面粗さ(縞)の発生機構を図式的に示す模式図である。
まず、スラブ70の表面からモールドスラグ71が完全に除去されずに加熱炉に装入された場合、加熱炉の内部に位置するスラブ70は、モールドスラグ71が位置する領域において酸素の拡散速度が低下し、内部スケール72の除去が容易でない薄くて緻密な構造の酸化スケール層を形成する。反面、モールドスラグ71のない位置のスラブ70表層部においては酸素の拡散速度が速くなり、多孔質の結合力が弱いスケールを形成する。この後、スラブ70には、熱間圧延工程時にスケール72の除去工程が行われる。このとき、モールドスラグ71が付着されたスラブ70の直下に形成された凝集力の強いスケール72は容易に除去されずにスラブ70の表面に残り、面粗さ欠陥が生じるという問題があった。
そこで、本発明は、上述した従来の問題を解決するためになされたものであって、その目的は、連続鋳造工程時、高圧の水スプレー及びローラブラシを用いて、凝固が完了した溶鋼を切断した後、高温下でスラブに付着されているモールドスラグ及びスケールを除去することにより、スラブの面粗さ欠陥を改善するステンレス鋼の熱間及び冷間圧延材の面粗さ欠陥改善装置及び方法を提供することにある。
上述した目的を達成するために、本発明によるステンレス鋼の熱間及び冷間圧延材の面粗さ欠陥改善装置は、鋳造されたステンレス鋼スラブの表面にスラブ支持ロールに沿って水を散水するように設置された少なくとも1つの散水手段と、前記散水手段の端部に位置し、前記散水手段により凝固した前記ステンレス鋼スラブを切断する切断手段と、前記切断手段により前記ステンレス鋼スラブが切断されて排出される一領域には、少なくとも1つのノズルを備え、前記ステンレス鋼スラブの上下に対称となるように設置された高圧の水スプレーと、前記水スプレーを通過する前記ステンレス鋼スラブの上下に接触して対称となるように設置されて高速回転するローラブラシと、を備える。
また、本発明によるステンレス鋼の熱間及び冷間圧延材の面粗さ欠陥改善方法は、鋳造されたステンレス鋼スラブの表面に水を散水するステップと、前記散水されたステンレス鋼スラブを切断するステップと、前記切断されたステンレス鋼スラブの表面において高圧の水スプレー及びローラブラシを用いて前記スラブの表面に付着された異物を除去するステップと、を含む。
以上説明したように、本発明によれば、ステンレス鋼の連続鋳造工程時、高圧の水スプレー及びローラブラシを用いて、凝固が完了した溶鋼を切断した後、高温下でスラブに付着されているモールドスラグ及びスケールを除去することにより、ステンレス鋼スラブの面粗さ欠陥を改善する。
従来技術によるステンレス鋼の連続鋳造機を示す断面図である。 従来技術によるステンレス鋼熱延コイル表面の面粗さを示す写真である。 従来技術によるステンレス鋼熱延コイル表面の面粗さの形状を示す模式図である。 従来技術によるステンレス鋼スラブの欠陥発生機構を図式的に示す模式図である。 本発明によるステンレス鋼の連続鋳造機を示す断面図である。 本発明による切断されたステンレス鋼スラブの異物除去装置を示す断面図である。 本発明による切断されたステンレス鋼スラブの異物除去のための高圧の水スプレー装置を示す分解断面図である。 本発明による切断されたステンレス鋼スラブの異物除去のためのローラブラシを示す分解断面図である。 本発明による水スプレーの噴射距離に応じた衝突圧を示すグラフである。 本発明によるスラブ表面に形成されたモールドスラグの付着量指数を示すグラフである。 本発明による熱延コイル表面の面粗さ欠陥発生率を示すグラフである。
以下、本発明の実施例を示す図面を参照して、本発明によるステンレス鋼の熱間及び冷間圧延材の面粗さ欠陥改善装置及び方法を具体的に説明する。
図4は、本発明によるステンレス鋼の連続鋳造機を示す断面図である。
図4を参照して本発明の連続鋳造機を説明すると、鋳造されたステンレス鋼スラブ170は、モールド140から出て複数のスラブ支持ロール150により移動するように構成され、スラブ支持ロール150が形成されたラインに沿ってスラブ支持ロール150の間に散水手段160が設置されている。本発明において、散水手段160は、二次冷却スプレーで形成されており、二次冷却スプレー160は、前記スラブ170の表面に水をかけてスラブ170を凝固させる役割を果たす。
凝固したステンレス鋼スラブ170は、スラブ支持ロール150と二次冷却スプレー160の端部とに設置された切断手段200により、一定の大きさに切断される。ステンレス鋼スラブ170が切断されて排出される一領域には、ステンレス鋼スラブ170の上下に対称となるように少なくとも1つのノズルを備える高圧の水スプレー180が設置される。高圧の水スプレー180がスラブ170の上下に噴射されながら、水とスラブ170との衝突圧により、スラブ170に付着されているスケールが除去される。
また、水スプレー180を通過するステンレス鋼スラブ170の上下に接触して対称となるようにローラブラシ190が設置されて高速回転することにより、ステンレス鋼スラブ170と摩擦しながら、モールドスラグ及びスケールが最終的にステンレス鋼スラブ170から除去される。
また、本発明に係る実施例においては、スラブ170の位置を認識するセンサ191をさらに備える。センサ191は、切断されたスラブ170の下部に設置された水スプレー180の鋳造反対方向の一領域と、切断されたスラブ170の下部に設置されたローラブラシ190の鋳造方向の他の領域とに設置される。このため、スラブ170が水スプレー180及びローラブラシ190に出入りする経路をセンサ191で認識させることにより、水スプレー180及びローラブラシ190の作動時間を最適化する。
センサ191は、高精度のレーザセンサであって、レーザ光を用いてスラブ170を認識するように設計されたものである。
以下、本発明によるステンレス鋼の連続鋳造機を用いた面粗さ改善方法を説明する。一般に、鉄鋼製品を生産するための製鋼工程は、電気炉または精錬炉にて溶鋼110を製造した後、精錬炉にて溶鋼110の目標とする組成及び温度を確保する。この後、溶鋼110を取鍋120に入れて連続鋳造工程により鋳造が開始される。取鍋120に入れた溶鋼110は、タンディッシュ130に移動し、タンディッシュ130とモールド140との間に備えられた浸漬ノズルを介してモールド140に供給される。モールド140の内部に供給された溶鋼110は、水で冷却されるスラブ支持ロール150に流し込まれて凝固が開始された後、モールド140の外部に排出されて二次冷却スプレー160の水スプレーにより凝固が完了する。この後、凝固が完了した溶鋼110を一定の大きさに切断してスラブ170として形成する。
切断されたスラブ170の表面に付着されたモールドスラグ及びスケールは、高圧の水スプレー180及びローラブラシ190を用いてきれいに除去する。
以下、図5ないし図8を参照して、本発明の水スプレー装置及びローラブラシを用いてモールドスラグ及びスケールをスラブから除去する方法をより具体的に説明する。図5は、本発明による切断されたステンレス鋼スラブの異物除去装置を示す断面図である。図6は、本発明による切断されたステンレス鋼スラブの異物除去のための高圧の水スプレー装置を示す分解断面図である。図7は、本発明による切断されたステンレス鋼スラブの異物除去のためのローラブラシを示す分解断面図である。図8は、本発明による水スプレーの噴射距離に応じた衝突圧を示すグラフである。
図5ないし図8を参照すると、スラブ170に付着されたモールドスラグ及びスケールを除去するために、スラブ170表面の上部及び下部に高圧の水スプレー180及びローラブラシ190を上下対称となるようにそれぞれ設置する。一方、スラブ170に付着されたモールドスラグ及びスケールをより効果的に除去するためには、スラブ170に噴射される水スプレー180の衝突圧(MPa)を向上させなければならない。
下記式1では、スラブ170に付着された異物を除去する衝突圧の最適な条件を知ることができる。
Figure 2010510886
ここで、Kは定数、Qは流量(l/min)、Pはノズルまたはポンプの圧力(MPa)、Aは衝突面積(m)を表す。
上記式1によると、衝突圧を向上させるためには、流量及び圧力を増加させなければならず、衝突面積は減少しなければならない。衝突面積「A」は、高圧の水が噴射されるノズルとスラブとの間の距離の二乗に反比例、すなわち、噴射距離に指数関数的に反比例するので、衝突面積を減少させるためには、噴射距離を減少させなければならない。これは、図8に示すように、噴射距離が減少するにつれ、衝突圧は大きく増加することが分かる。すなわち、噴射距離が減少するにつれ、衝突圧は指数関数的に増加するのである。
この理論的な検討により、本発明の高圧スプレー180の全流量は200ないし300l/min、ノズルの数は上下面の各11個(全22個=2×11)、ノズルのタイプはスケール除去専用ノズル(DNHシリーズ)、ノズルカバーの幅は900mm、高圧スプレーを作るためのノズル内の水の圧力は100ないし200bar、スラブ内のスケールを効果的に除去するのに十分な衝突圧を確保するために、ノズルの先端からスラブまでの間の噴射距離を100ないし200mmに設定する。また、水スプレー180を駆動させるポンプは、上記のように設定された流量及び圧力を満たすために、75KW容量のポンプを3台設置する。
水スプレー180の流量は200ないし300l/minとする。これは、水スプレー180の流量が200l/minより小さい場合は、衝突圧の不足によりスラブ170表面のスケール除去能が不足し、水スプレー180の流量が300l/minより大きい場合は、スケール除去効果が大きくないからである。水スプレー180のノズル数は、例えば、11個備えることができる。この数は、水スプレー180が設置された工場で生産されるスラブ170の幅を考慮して設定したものである。すなわち、ノズル数が11個より小さい場合は、生産されるスラブ170の幅をすべてカバーすることができず、水スプレー180のノズル数が11個より大きい場合は、不要なノズルが発生するからである。水スプレー180のノズルカバーの幅は900mmとする。これは、生産されるスラブ170の幅及びスケール欠陥が発生するスラブ170の幅毎の位置を考慮して設定したものである。
水スプレー180のノズル内の水の圧力は100ないし200barとする。これは、水スプレー180の圧力が100barより小さい場合は、衝突圧の不足によりスラブ170表面のスケール除去能が不足するからであり、200barより大きい場合は、スケール除去効果が大きくないからである。
水スプレー180の噴射距離は、本装置において最重要な因子の一つであって、本発明において、水スプレー180の噴射距離は100ないし200mmとする。これは、水スプレー180の噴射距離が100より小さい場合、衝突圧が非常に大きくなるからである。この場合、スラブ170のスケール除去能は良好であるが、スプレーがカバーする面積は小さすぎて多数のノズルが必要になるため、このようなノズルを設置する空間の確保が困難になる。しかし、噴射距離が200mm以上の場合は、衝突圧が急激に減少してスラブ内のスケール除去能が顕著に減少してしまう。
また、水スプレー180を駆動させるポンプは、上述した流量及び圧力を満たすために、75KW容量のポンプを3台使用すれば良い。
このように、高圧のスプレーにより、スラブの表面にある異物、すなわち、スケール、モールドスラグなどを強力な衝突圧で除去した後、高速で回転するローラブラシ190を用いてスラブ170内の付着された異物を完全に除去する。例えば、ローラブラシ190を水スプレー180から離隔してスラブ170表面の上下に対称となるように設置した後、回転させて、スラブ170表面に摩擦を与えてモールドスラグ及びスケールが剥離されるようにする。このとき、ローラブラシ190の幅は、生産されるスラブの幅及び欠陥発生位置を考慮して1000mmに形成することにより、異物を効果的に除去する。
このように、水スプレー180及びローラブラシ190を用いてスラブ170表面に付着された異物を除去することにより、清浄な表面を有するスラブ170を加熱炉に装入して通常の加熱及び圧延条件下で熱間圧延させることができる。
図9は、本発明によるスラブ表面に形成されたモールドスラグの付着量指数を示すグラフである。
図9を参照すると、スラブ表層部の一定面積(略0.5mm)の試料を採取して、モールドスラグに存在する成分、例えば、カルシウム(Ca)を分析して試料中のモールドスラグの量を示すグラフである。従来発明及び本発明により導き出されたスラブ内のモールドスラグ付着指数を比較すると、従来発明のスラブに付着されたモールドスラグ付着指数は略8.3であるのに対し、本発明のスラブに付着されたモールドスラグ付着指数は略1.5であった。すなわち、高圧の水スプレー及びローラブラシを用いて清浄作業を施したスラブのモールドスラグ付着指数は、従来発明のスラブ表面に付着されたスラグ付着指数より6.8程度低かった。
図10は、本発明による熱延コイル表面の面粗さ発生率を示すグラフである。図10を参照すると、高圧の水スプレー及びローラブラシを適用したコイルの面粗さ発生率(%)を知ることができる。従来発明及び本発明により導き出された冷延コイルの面粗さ発生率を比較すると、従来発明の冷延コイルの面粗さ発生率は略21.4(%)であるのに対し、本発明の冷延コイルの面粗さ発生率は略3.1(%)と測定された。すなわち、高圧の水スプレー及びローラブラシを用いると、冷延コイルの面粗さ発生率は、従来に比べて18.3(%)減少したのである。
本発明の技術思想は、上記の好ましい実施例により具体的に記述されたが、上記の実施例はそれを説明するためのものであり、それを制限するためのものではないことを知るべきである。また、本発明の技術分野における当業者は、本発明の技術思想の範囲内において多様な実施例が可能であることを理解することができるであろう。

Claims (9)

  1. ステンレス鋼の熱間及び冷間圧延材の面粗さ欠陥改善装置において、
    鋳造されたステンレス鋼スラブの表面にスラブ支持ロールに沿って水を散水するように設置された少なくとも1つの散水手段と、
    前記散水手段の端部に位置し、前記散水手段により凝固した前記ステンレス鋼スラブを切断する切断手段と、
    前記切断手段により前記ステンレス鋼スラブが切断されて排出される一領域には、少なくとも1つのノズルを備え、前記ステンレス鋼スラブの上下に対称となるように設置された高圧の水スプレーと、
    前記水スプレーを通過する前記ステンレス鋼スラブの上下に接触して対称となるように設置されて高速回転するローラブラシと、
    を備えることを特徴とするステンレス鋼の熱間及び冷間圧延材の面粗さ欠陥改善装置。
  2. 前記切断されたステンレス鋼スラブの表面に噴射される前記水スプレーの流量は200ないし300l/minであり、前記水スプレーのノズル内の水の圧力は100ないし200barであることを特徴とする請求項1に記載のステンレス鋼の熱間及び冷間圧延材の面粗さ欠陥改善装置。
  3. 前記ノズルの先端から前記切断されたステンレス鋼スラブの表面までの噴射距離は100ないし200mmであることを特徴とする請求項1に記載のステンレス鋼の熱間及び冷間圧延材の面粗さ欠陥改善装置。
  4. 前記切断されたステンレス鋼スラブの下部に設置された前記水スプレーの鋳造反対方向の一領域と、前記切断されたステンレス鋼スラブの下部に設置された前記ローラブラシの鋳造方向の他の領域とには、前記切断されたステンレス鋼スラブの位置を認識するセンサをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のステンレス鋼の熱間及び冷間圧延材の面粗さ欠陥改善装置。
  5. ステンレス鋼の熱間及び冷間圧延材の面粗さ欠陥改善方法において、
    鋳造されたステンレス鋼スラブの表面に水を散水するステップと、
    前記散水されたステンレス鋼スラブを切断するステップと、
    前記切断されたステンレス鋼スラブの表面において高圧の水スプレー及びローラブラシを用いて前記スラブの表面に付着された異物を除去するステップと、
    を含むことを特徴とするステンレス鋼の熱間及び冷間圧延材の面粗さ欠陥改善方法。
  6. 前記切断されたステンレス鋼スラブの表面に噴射される高圧の水スプレーの流量は200ないし300l/minであり、前記水スプレーのノズル内の水の圧力は100ないし200barであることを特徴とする請求項5に記載のステンレス鋼の熱間及び冷間圧延材の面粗さ欠陥改善方法。
  7. 前記ノズルの先端から前記切断されたステンレス鋼スラブの表面までの噴射距離は100ないし200mmであることを特徴とする請求項6に記載のステンレス鋼の熱間及び冷間圧延材の面粗さ欠陥改善方法。
  8. 前記切断されたステンレス鋼スラブの表面において高圧の水スプレー及びローラブラシを用いて前記スラブの表面に付着された異物を除去するステップは、
    前記切断されたステンレス鋼スラブの位置を認識するセンサを備えるステップをさらに含むことを特徴とする請求項5に記載のステンレス鋼の熱間及び冷間圧延材の面粗さ欠陥改善方法。
  9. 前記切断されたステンレス鋼スラブの表面において高圧の水スプレー及びローラブラシを用いて前記スラブの表面に付着された異物を除去するステップの後、
    前記切断されたステンレス鋼スラブを加熱炉に装入して熱間圧延するステップをさらに含むことを特徴とする請求項5に記載のステンレス鋼の熱間及び冷間圧延材の面粗さ欠陥改善方法。
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