JP2010510102A - 冷間成形可能な金属材料をコーティングするためのラミネートフィルム - Google Patents

冷間成形可能な金属材料をコーティングするためのラミネートフィルム Download PDF

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Abstract

【課題】冷間成形可能な金属材料を少なくとも部分的にコーティングするための複数の層を有するラミネートフィルム、および、そのような金属材料の製造方法を提供する。
【解決手段】ラミネートフィルムは、透明キャリアーフィルム、回折性を示す凹凸構造体を有する少なくとの1つの透明ラッカー層、反射層および接着層を有しており、透明キャリアーフィルムがPETによって形成され、キャリアーフィルムが19から75μmのフィルム厚であり、キャリアーフィルムが少なくとも1つの方向において3500から5000N/mmの弾性係数を有し、少なくとの1つの透明ラッカー層がキャリアーフィルムの弾性係数とは最大で10%、特に5%より小さい弾性係数を有している。
【選択図】図1a

Description

本発明は、冷間成形可能な金属材料を少なくとも部分的にコーティングするための複数の層を有するラミネートフィルム、および3次元的な金属構造体の製造方法に関する。
そのようなフィルムおよび方法は特許文献1により知られている。
この場合、金属シートまたは金属板のような材料に剥がれないコーティングを施すために3層のフィルム構造を有するフィルムが使用されており、その形成された複合材料には、後に続く処理、すなわち、延伸処理、箔押し処理、面取処理、フランジ処理または深絞り処理が施される。
フィルムは、ポリプロピレンにより形成されているか、或いは、ポリプロピレンを含み、かつ材料と密着している密着層と、ポリエチレンテレフタレートまたはポリブチレンテレフタレートのような直鎖状のポリエステルからなる外側層とを有している。
外側層と密着層との間には接着層が配されている。
フィルムは材料の洗浄された表面に下塗剤や結合剤によって貼り付けられる。
DE19610028A1
製品の著作権侵害が増加しているので、梱包材および非認定の模造品に対する偽造防止用の梱包材の外観に関しては、近年、ますます厳しい要求がなされている。
例えば、図や色だけによる容易に思いつくデザインの製品の梱包では、もはや、これが特に高価な製品であるという印象をあまり与えることができず、しかも、このような製品の梱包材の模造は容易にできてしまう。
そこで、当面は視覚的に変化する偽造防止模様や装飾模様を、紙や樹脂材料からなる梱包材に貼り付けることにする。
それらの模様は、特に視覚的に人を引きつける性質を有しており、模造品に対する十分に優れた防止策を提供することができる。
視覚的に変化する偽造防止模様や装飾模様によって、それらを見ている人に視覚的に変化する効果、或いは、変化する外観が与えられる。
一般に、視認角度毎に依存して変わる外観は、異なる情報内容、すなわち、図や色の変化が見えるようになるという意味で、視覚的に変化する効果(optically variable effect)と呼ばれる。
しかしながら、従来は、冷間加工される金属材料について、そのような偽造防止模様および装飾模様を貼り付けた3次元的な金属構造体を提供するのは不可能であった。
視覚的に変化する偽造防止模様や装飾模様を有する従来のラミネートフィルムを貼り付けた後で、その金属材料に冷間加工処理を施した場合、ラミネートフィルムが引張りに対して著しく弱いと分かる。
そして、そのことにより視覚的に変化する効果が妨げられ、それゆえ、装飾された金属構造体の外観にも不利な影響を与える。
そこで、本発明の1つの目的は、冷間成形可能な金属材料をコーティングし、金属材料の成形後に視覚的に変化する効果を奏するラミネートフィルムを提供することにある。
さらに、本発明では、そのようなラミネートフィルムによって装飾された3次元的な金属構造体の最適な製造方法を提供する。
前記の目的は、複数の層を有し、冷間成形可能な金属材料を少なくとも部分的にコーティングするために付与されたラミネートフィルムであって、ラミネートフィルムが、透明キャリアーフィルム、回折性を示す凹凸構造体を有する透明ラッカー層、および反射層を、この順で有し、透明キャリアーフィルムが熱可塑性プラスチック材料により形成され、キャリアーフィルムが19から75μmのフィルム厚であり、キャリアーフィルムが少なくとも一方向について3500から5000N/mmの弾性係数を有し、透明ラッカー層がキャリアーフィルムの弾性係数とは最大で10%、特に5%より小さい弾性係数を有しているラミネートフィルムによって達成される。
これによって、本発明に係るラミネートフィルムは、専用のキャリアーフィルムと、伸張作用に関して専用のキャリアーフィルムに適合し、かつ回折性を示す凹凸構造体を有する奇抜なラッカー層とを有する。
このような金属材料−ラミネートフィルム複合体の冷間成形では、形成されたラミネートフィルムの外観に不利な影響を及ぼす可能性のあるラミネートフィルムの反射層には、もはや亀裂が生じないという驚くべき結果が試験によって示された。
キャリアーフィルムの弾性係数は、ISO527−1−2で定義されている。
この場合には、その試験速度は、23℃、相対湿度50%で1%/mmである。
特に、キャリアーフィルムは、異方性の弾性係数を有している。
金属材料の、それを形成している金属の再結晶温度以下での成形を記述するのに、前記の用語、すなわち、冷間成形が使用されている。
ポリエステル、特にPET、ポリオレフィンおよびポリアミドは、熱可塑性プラスチック材料のキャリアー層を形成するための物質として適当であると知られている。
キャリアーフィルムが23から36μmのフィルム厚が好適である。
その場合、キャリアーフィルムは、長手方向には、それの最初の長さに対して170から230%の、特に約200%の引張破壊伸びを有し、長手方向に垂直には、それの最初の長さに対して80から150%の、特に約115%の引張破壊伸びを有するようにする。
キャリアーフィルムの引張破壊伸びは、ISO527−1−2で定義されている。
この場合には、その試験速度は、23℃、相対湿度50%で1%/mmである。
回折性を示す凹凸構造体によって、ホログラム、特に3D/2Dのホログラム、ドットマトリックスホログラムまたはキネグラム(Kinegram(登録商標))が形成されるのが好適である。
回折性を示す凹凸構造体を、それ専用のエンボスローラまたはエンボスパンチによって、透明ラッカー層中でエンボス加工することにより形成するようにする。
その場合、熱可塑性樹脂または紫外線硬化ラッカー層を使用するようにする。
また一方で、回折性を示す凹凸構造体を、フォトリソグラフィック処理によって、透明ラッカー層中に形成することもできる。
その場合、キャリアーフィルムがローラーからローラーに送られる間の連続的な処理中に、本発明に係るラミネートフィルムの製造が達成されるようにする。
その手順の中で、キャリアーフィルムに透明ラッカー層が付与され、それから、回折性を示す凹凸構造体が形成され、通常の蒸着またはスパッタリングによって反射層が付与され、そして、必要な場合には最後に接着層が付与される。
接着層は、5から20g/m、特に7から9g/mの接着剤の付与量で形成されるのが好ましい。
特に、8から10μmの層厚を有するような接着層では、専用の、すなわち、上述のキャリアーフィルムおよび専用のラッカー層を併用することにより、成形処理中のせん断力による点状の急な切り立ちが無くなる。
接着層が熱溶融性の接着層の場合だけでなく冷間接着層にも使用できるのが、特に好ましい。
接着層を金属材料に付与し、ラミネートフィルムを、その金属材料上の、その場所に固定するようにする。
透明キャリアーフィルムやラッカー層は着色して使用できる。
また、ラミネート層は、装飾的な目的や機能的な目的を達成する別の層を有していてもよい。
したがって、有色、透明、または不透明な印刷画像を、キャリアーフィルムと透明ラッカー層との間や透明ラッカー層と反射層との間の、それぞれ有色のラッカー層によって形成することができる。
その場合、亀裂が有色のラッカー層内に生じないか、あるいは、少なくとも視覚的には現われないようにするために、透明ラッカー層と同様の引張り特性および伸び特性を有しているか、あるいは、使用される有色のラッカー層が連続的には共に結合されていない個々の模様の表面に形成されるか、のうち少なくとも一方であるのが好ましい。
さらに、透明な結合剤層、充填層、フィルター層などを、機能層として付与することができる。
回折性を示す凹凸構造体を有する少なくとの1つの透明ラッカー層が、0.5から5μmの、特に1から2μmの層厚が好適である。
キャリアーフィルムに密着している層の接着剤を増すために、キャリアーフィルムが少なくとも一方の側面、特にラッカー層が配された側面で、コロナ放電によって処理されるのが好適である。
反射層が5から15nmの、特に7から9nmの層厚が好適である。
特に、反射層が金属または合金によって形成されるのが好適である。
金属の反射層は、特に柔軟であり、そのため、ラミネートフィルムの外観が金属材料の成形処理後に視覚的に損なわれないように、容易に引き伸ばすことができる。
アルミニウム、クロム、銀、銅、金などからなる反射層は、特に適している。
金属の反射層は、回折性を示す凹凸構造体に特に高度な輝きを与え、そして、視覚的に変化する効果を特によく再現する。
さらに、反射層が、例えば、TiC,ZnSまたはZrOのような高屈折率誘電物質(HRI物質)により形成されているのが好適である。
高屈折率誘電物質は通常透明なので、接着層が高屈折率誘電物質の下に配されているか、或いは、接着層が透明である場合には、金属材料は見えるようになる。
したがって、誘電性の反射層の場合には、有色の接着層も有効なことが分かる。
その場合、透明ラッカー層の表面に、一般には付与された表面領域全体か、或いは、一部だけに反射層を形成することができる。
特に、反射層が、モチーフとして、画像、アルファベットと数字とを組み合わせた文字、シンボルやラスター模様、特に点状または線状のラスター模様またはグレースケールのラスター画像としてデザインされるのが好適である。
一例として、誘電性の反射層の線状の形状は、その線が成形処理におけるラミネートフィルムの伸張方向に垂直に向いているところで実質的に有効となる。
接着層を除いたラミネートフィルムの全体の厚さが20から30μmまでとなるようにする。
さらに、本発明の目的は、以下の処理、すなわち、
・ 本発明に係るラミネートフィルムおよび金属材料からなる複合体を形成する処理と、
・ 金属材料の表面にラミネートフィルムを接着層により固定する処理と、
・ ラミネートフィルムが金属構造体の外側表面に金属構造体のための装飾体を形成するように、3次元的な金属構造体を形成するためのラミネートフィルムおよび金属材料からなる複合体を冷間成形する処理と、
を含む3次元的な金属構造体の製造工程によって達成される。
前記の処理によって、装飾された表面を有し、かつラミネートフィルムによって装飾された3次元的な金属構造体の形成が可能となる。
視覚的に変化する効果は、前記の構造体を見ている人が回折性を示す凹凸構造体の表面を見ることができる領域内で示される。
金属材料とラミネートフィルムとからなる複合体が、深絞り、箔押し、または、プレスされる場合が好適である。
金属材料として、アルミニウムシート、ブリキ、または、鋼鉄シートを使用するのが好適である。
特に、平坦な金属材料が0.2から5mmの層厚が好適である。
金属材料の含まれる全表面領域上の少なくとの1つの側面を、ラミネートフィルムによって覆うことができる。
また一方で、金属材料の少なくとの1つの側面を、部分的な領域だけで、特に模様の形で、ラミネートフィルムによって覆うこともできる。
特に、その場合には、成形処理で特にひどい歪みを経験した金属材料の領域、または、成形処理後に特に90°より大きいひどい曲がりを有する金属材料の領域が取り除かれる。
ラミネートフィルムによって装飾された3次元的な金属材料を製造するために、本発明に係るラミネートフィルムを有する平坦な金属材料からなる複合体を使用するのが理想的である。
図1a〜図2bは、一例としての、本発明に係るラミネートフィルムおよび本発明に係る処理の記載を目的としている。
金属材料とラミネートフィルムとからなる複合体の断面を示している。 図1aに示される複合体の成形によって形成された金属構造体の断面を示している。 金属材料およびラミネートフィルムからなる別の複合体の断面を示している。 図2aに示される複合体の成形によって形成された金属構造体の断面を示している。
図1aは、平坦な金属材料1および本発明に係るラミネートフィルム2からなる複合体の断面を示している。
ここで、ラミネートフィルム2は、接着層4、反射層5、回折性を示す凹凸構造体6を有する透明ラッカー層7、および、透明キャリアーフィルム8からなる。
(ここに示されない)結合剤層をラッカー層7と前記のキャリアーフィルムとの間に付与することができる。
接着層4は熱溶融性の接着層であり、金属材料1の表面に強固に接合または接着される。
この状態でラミネートフィルム2は完全に金属材料1の一方の側面を覆っている。
反射層5はアルミニウムにより形成されており、透明ラッカー層7の表面に8nmの層厚で蒸着されている。
透明ラッカー層7は15μmの層厚でキャリアー層に付与されており、回折性を示す凹凸構造体6は透明ラッカー層7の中でエンボス加工により形成されている。
透明ラッカー層7は以下の成分からなる。

キャリアーフィルム8は引き伸ばされたポリエステルフィルムにより形成されており、23μmの層厚となっている。
金属材料1はアルミニウムからなる。
図1aに示される複合体は、この場合には深絞りによって金属構造体を形成するので、すぐに冷間成形される。
図1bは、冷間成形処理後の、図1aの複合体により形成された金属構造体3の断面を示している。
キャップ形状の金属構造体3が形成されたので、ラミネートフィルム2を有する金属材料1は3次元的に形成された。
ラミネートフィルム2が金属材料1と共に引き伸ばされたので、ラミネートフィルム2は金属構造体3または前記のキャップの外側表面を完全に覆うが、(ここに示されない)回折性を示す構造体6はキャリアーフィルム8および透明ラッカー層7を通して見え、回折性を示す構造体6が視覚的に変化する効果を示す。
この場合、すでに、成形されていないラミネートフィルム2、または、成形処理後の完成した金属構造体3の表面に視覚的に変化する効果が現われている。
図2aは、金属材料1と、ラミネートフィルム2と、図1aに関連して記載されたものに対応する複合体の構造とからなる別の複合体の断面を示している。
また、ラミネートフィルム2は金属材料1の一方の側面の一部分だけを覆っている。
図2aの複合体は、深絞りによって金属構造体を形成するので、すぐに冷間成形される。
図2bは、冷間成形処理後の、図2aの複合体により形成された金属構造体3の断面を示している。
キャップ形状の金属構造体3が形成されたので、ラミネートフィルム2を有する金属材料1は3次元的に形成された。
ラミネートフィルム2が金属材料1と共に引き伸ばされたので、ラミネートフィルム2は金属構造体3または前記のキャップの外側表面を完全に覆うが、(ここに示されない)回折性を示す構造体6はキャリアーフィルム8および透明ラッカー層7を通して見え、回折性を示す構造体6が視覚的に変化する効果を示す。
この場合、すでに、成形されていないラミネートフィルム2、または、成形処理後の完成した金属構造体3の表面に視覚的に変化する効果が現われている。
同様に、異なる層構造を有するラミネートフィルムを使用することが可能となることが分かる。
したがって、反射層は透明ラッカー層の表面に部分的な領域だけに付与でき、回折性を示す構造体を有する別の透明ラッカー層、別の反射層、任意に着色された別のラッカー層、結合剤層または接着層を設けることができる。

Claims (20)

  1. 冷間成形可能な金属材料(1)を少なくとも部分的にコーティングするための複数の層を有するラミネートフィルム(2)であって、
    前記ラミネートフィルム(2)が、透明キャリアーフィルム(8)、回折性を示す凹凸構造体(6)を有する少なくとの1つの透明ラッカー層(7)、および反射層(5)を有し、
    前記透明キャリアーフィルムが熱可塑性プラスチック材料によって形成され、
    前記キャリアーフィルム(8)が19から75μmのフィルム厚であり、
    前記キャリアーフィルム(8)が少なくとも一つの方向について3500から5000N/mmの弾性係数を有し、
    前記少なくとの1つの透明ラッカー層(7)が、前記キャリアーフィルム(8)の弾性係数とは最大で10%、特に5%より小さい弾性係数を有していることを特徴とするラミネートフィルム(2)。
  2. 前記キャリアーフィルム(8)が、その長手方向に170から230%の引張破壊伸びを有し、長手方向に垂直に80から150%の引張破壊伸びを有することを特徴とする請求項1に記載のラミネートフィルム。
  3. 前記キャリアーフィルム(8)がポリエステル、ポリオレフィンまたはポリアミドにより形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のラミネートフィルム。
  4. 前記回折性を示す構造体(6)が、ホログラム、特に3D/2Dのホログラムまたはドットマトリクスホログラムを形成していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のうち何れか1項に記載のラミネートフィルム。
  5. 前記キャリアーフィルム(8)が、23から36μmのフィルム厚であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のうち何れか1項に記載のラミネートフィルム。
  6. 前記透明ラッカー層(7)が、0.5から5μm、特に1から2μmの層厚であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のうち何れか1項に記載のラミネートフィルム。
  7. 前記キャリアーフィルム(8)が、少なくとも一方の側面、特に前記透明ラッカー層(7)が配されている側面で、コロナ放電によって処理されることを特徴とする請求項1ないし請求項6のうち何れか1項に記載のラミネートフィルム。
  8. 前記反射層(5)が、5から15nm、特に7から9nmの層厚であることを特徴とする請求項1ないし請求項7のうち何れか1項に記載のラミネートフィルム。
  9. 前記反射層(5)が、金属または合金、特にアルミニウム、クロム、銀、銅または金によって形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のうち何れか1項に記載のラミネートフィルム。
  10. 前記反射層(5)が、高屈折率の誘電物質、特に、TiO,ZnSまたはZrOによって形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項9のうち何れか1項に記載のラミネートフィルム。
  11. 前記ラミネートフィルム(2)が、前記反射層(5)の下に配された接着層(4)を有し、かつ前記接着層(4) が、5から20g/m、特に7から9g/mの接着剤の付与量で形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項10のうち何れか1項に記載のラミネートフィルム。
  12. 前記接着層(4)が、熱溶融性の接着層であることを特徴とする請求項1ないし請求項11のうち何れか1項に記載のラミネートフィルム。
  13. 接着層を有していない前記ラミネートフィルムが、20から30μmの厚さであることを特徴とする請求項1ないし請求項12のうち何れか1項に記載のラミネートフィルム。
  14. 請求項1ないし請求項13のうち何れか1項に記載のラミネートフィルム(2)と金属材料(1)とからなる複合体を形成する処理と、
    前記金属材料(1)の表面に前記ラミネートフィルム(2)を接着層(4)により固定する処理と、
    前記ラミネートフィルム(2)が前記金属構造体(3)の外側表面上に前記金属構造体(3)のための装飾体を形成するように前記3次元的な金属構造体(3)を形成するための前記ラミネートフィルム(2)および前記金属材料(1)からなる前記複合体を冷間成形する処理と、
    を含むことを特徴とする3次元的な金属構造体(3)の製造方法。
  15. 前記複合体が、深絞り、箔押し、または、プレスされることを特徴とする請求項14に記載の製造方法。
  16. アルミニウムシート、ブリキまたは鋼鉄シートによって形成された平坦な金属材料(1)が、前記ラミネートフィルム(2)に接合されることを特徴とする請求項14または請求項15に記載の製造方法。
  17. 0.2から5mmの層厚の前記金属材料(1)が、前記ラミネートフィルム(2)に接合されることを特徴とする請求項14ないし請求項16のうち何れか1項に記載の製造方法。
  18. 前記金属材料(1)の全表面領域上の少なくとの1つの側面を、前記ラミネートフィルム(2)によって覆うことを特徴とする請求項14ないし請求項17のうち何れか1項に記載の製造方法。
  19. 前記金属材料(1)の少なくとの1つの側面を、部分的な領域だけで、特に模様の形で、前記ラミネートフィルム(2)によって覆うことを特徴とする請求項14ないし請求項18のうち何れか1項に記載の製造方法。
  20. 請求項1ないし請求項13のうち何れか1項に記載のラミネートフィルムが前記金属材料の表面に接着層によって固定されていることを特徴とする3次元的に成形された金属材料を有する3次元的な金属構造体。
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