JP2010507756A - 2部材間の力/トルクと回転運動とを補償および/あるいは伝達するための装置 - Google Patents

2部材間の力/トルクと回転運動とを補償および/あるいは伝達するための装置 Download PDF

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アストゥリア・オートモーティヴ・システムズ・アーゲー
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Abstract

本発明は、2つの部材間で力/トルクと回転運動とを補償および/あるいは伝達するための装置、とくに車両の動きを補償するための装置に関する。少なくとも1つのジョイントモジュールが2つの部材の間に設けられており、当該ジョイントモジュールによって、圧力媒体が供給されたピストンの並進運動および/あるいは回転運動は、少なくとも1つの第1回転シャフトあるいは第1と第2回転シャフトの回転運動に変換可能である。

Description

本発明は、2部材間の力/トルクと回転運動とを補償および/あるいは伝達するための装置に関する。特に、たとえばシャーシを安定させるためのアクティブなシャーシにおいて、車両の動きを補償するために用いられる。
特許文献1から、直線状の揺動駆動装置とくに空気力学的構造物をフラップ制御するための揺動駆動装置が知られている。この駆動装置はハウジングを備えており、当該ハウジング内において、圧力媒体を供給することによって、ピストンは軸方向に移動可能に設けられている。駆動シャフトは、ネジ山を介してピストンと協働する。ネジ山を通じ、ピストンの軸方向の動きによって、回転運動が駆動シャフトに伝達される。このとき、ネジ山を通じて作用する大きな摩擦力が不利となる。さらに不利なのは、駆動シャフトが2つに分かれる部分を有していることであり、当該部分には、同じ回転方向を持つ回転モーメントがかかる。この解決法では、2つのシャフト部分に対し、異なる、しかも逆方向の回転モーメントを伝達するのは不可能である。それゆえ当該解決法は、2つの部材間で力とトルクを補償することには適していない。
特許文献2は、ピストンを用いないロール・スタビライザーを有する車両サスペンションを記載している。当該車両サスペンションは、車両と接続されている棒状のスタビライザーと、当該スタビライザーと車輪とを接続する2つのリンクとを備えている。選択的に作動される2つの制限装置によって、回転運動は制限され得る。中央部分によって、ねじれの力が発生される。このとき2つの制限装置を用いることにより、大きな筐体寸法が必要となり、かつ比較的費用がかかる。特許文献4に本質的に相当する特許文献3においては、車両用のシャーシ構造が記載されており、スタビライザーの半分部を揺動するためのアクチュエータは、電気モータの形状をした別個の駆動ユニットを備えている。不利なのは、当該アクチュエータが費用のかかる伝動装置を備えていることである。
特許文献5には、圧力媒体を供給可能な2つのピストンとボールネジとを有するスタビライザーが開示されている。当該スタビライザーは同様に、構成上複雑な構造を備えている。
特許文献6は、分割された車軸に設けられ、かつ内側に放射状のフィンを有するシリンダーを備える揺動モータについて記述している。シリンダーにはさらに、翼を有するモータシャフトが設けられている。フィンと翼とが作動チャンバを形成し、当該作動チャンバは油圧を印加可能で、それによってハウジングに対してモータシャフトの回転が生じる。ハウジングの一方の端は車軸の一部と固定接続されており、他方の端は回転シャフトとして形成され、車軸の別の部分と接続されて、その結果車両の動きは、回転シャフトの回転運動と、車軸の両部分の、回転シャフトの回転運動と結びついたねじれの回転運動とによって補償され得る。
さらに、弁やスライダーを作動させるための解決法が知られており、当該解決法においては、ハウジング内に設置され、かつ一方でハウジングとピストンに軸受もしくは2つのピストンの間に軸受されている連結ロッドを通じて、調整距離が、回転運動を直線運動に変換することにより生み出される。このときハウジングは部材に固定されておらず、一般的には回転するシャフトの出口のみが使用可能となっている。特許文献7は、ピストンと接続されている連結ロッドを使用して、直線運動が非直線運動に変換される解決法を記載している。さらなる解決法は、特許文献8に記述されている。当該特許文献8は同様に、直線運動と回転運動とを変換するための装置に関するものであり、駆動ユニットおよび作動ユニットとして、90度回転バルブたとえば封鎖体を有するバルブ(ニードルバルブあるいはボールバルブ)に適用される。
特許文献9に記載されている解決法も、バルブの適用に関する。
比較的大きな間隔で開閉されるバルブあるいはコックの利用と、シャーシの動きの補償と、相応する調整距離において本質的により多い振動数を要する車両の振動の削減とは、互いに比較不可能である。
アクティブなシャーシにおいて、揺動モータの形状をした、当該分野に係るシャーシを安定させるための装置は、特許文献10に開示されている。揺動モータは普通、分割された軸(スタビライザー)に設けられ、ハウジングの片側が、軸と固定接続されている。ハウジングの反対側からは回転シャフトが突き出ており、当該回転シャフトは軸と接続されている。ハウジングにおいては、軸方向に運動可能なピストンおよび圧力媒体接続部があり、当該圧力媒体接続部はピストンの前後にある圧力室に達している。回転シャフトは、ピストンの軸方向の動きによって回転運動に変換可能であり、その結果軸の両部分は互いにねじられ得る。ピストンの軸方向の動きから回転シャフトの回転運動への変換は、ピストンとハウジングとに固定されているボールロッドを介して行われる。不利なのは、比較的大きな筐体寸法と、部分的にさらに複雑な構造とである。しかも当該解決法にはシャフトの出口が単に1つしかなく、それゆえ利用範囲が限られている。
国際公開第03/072955号 独国特許出願公開第19821209号明細書 米国特許出願公開第2005/167932号明細書 独国特許出願公開第102004004335号明細書 特開平05−319063号公報 独国特許第19754539号明細書 仏国特許出願公開第2406247号明細書 米国特許第4133215号明細書 米国特許第3156161号明細書 独国特許第10245457号明細書
本発明の課題は、2つの部材間で力/トルクと回転運動とを補償および/あるいは伝達するための装置、とくに車両の動きを補償するための装置を提供することであり、当該装置は構成上単純な構造を有し、低いコストで生産可能かつ多岐にわたって利用可能である。
当該課題は、請求項1で示された特徴によって解決される。有利な形態は、従属請求項から明らかとなる。
本発明に従えば、本発明は2つの部材間で力/トルクと回転運動とを補償および/あるいは伝達するための装置、とくに車両の動きを補償するための装置を備えており、少なくとも1つのジョイントモジュールが2つの部材の間に設けられており、当該ジョイントモジュールによって、圧力媒体が供給されたピストンの並進運動および/あるいは回転運動は、少なくとも第1回転シャフトあるいは第1と第2回転シャフトの回転運動に変換可能である。1つあるいは2つの回転シャフトが択一的に使用可能であることにより、当該装置は、驚くほど多岐にわたって、車両の動きを補償するために使用され得る。さらに、複数のジョイントモジュールを互いに連結させることが初めて可能となり、それによって、可能な揺動角が、従来の解決法と比較してはるかに大きなものとなり得る。その際、各ジョイントモジュールが分離されたハウジング内に設けられるか、あるいは複数のジョイントモジュールが共通のハウジング内に設けられてもよい。複数のジョイントモジュールが使用される場合には、当該複数のジョイントモジュールは互いに軸方向に位置調整可能もしくは移動可能に設けられてもよく、それによって軸方向の運動もしくは軸方向の力を生み出すか、あるいは受け止めるか、もしくは補償することが可能である。さらに、それぞれ2つのジョイントモジュールを、互いに揺動可能に設けることが可能である。
車両の動きを補償するためのジョイントモジュールは、ピストンが設けられているハウジングおよび第1回転シャフトの形状をした第1のシャフト出口を備えている。当該第1回転シャフトは、車両の動きに応じて回転運動に移行可能であり、かつ両端に回転運動可能に軸受けされている第1連結エレメントを介して、ピストンと作用接続状態にあり、圧力室がピストンの両側に設けられている。さらにジョイントモジュールは、以下の特徴群をそれぞれ個別にあるいは組み合わせて含み得る。
a)1つあるいは両方の圧力室に対し、それぞれ1つずつの圧力媒体供給管が、揺動モータの軸方向にハウジングを貫いて通っている、
および/あるいは
b)連結エレメントはその両端にボールを備えており、ピストン側および/あるいは回転シャフト側および/あるいはハウジングの遮断蓋方向で、それぞれ1つの固定リングによってボールソケットに固着されており、固定リングは切り抜き穴を有し、当該切抜き穴を通って連結エレメントのボールが通過可能である、
および/あるいは
c)連結エレメントはその両端にボールを備えており、当該ボールはピストン側および/あるいは回転シャフト側および/あるいはハウジングの遮断蓋方向で、それぞれ1つの固定リングによってボールソケットに固着されており、固定リングはピストン側および/あるいは回転シャフト側および/あるいはハウジングの遮断蓋方向で、揺動モータの軸方向に材料接続的に接続/溶接されている、
および/あるいは
d)連結エレメントはその両端に、ピストン側および/あるいは回転シャフト側でボールソケットに固着されているボールを備えており、ボールソケットは放射方向において、ボールの直径よりも大きな直径へと拡大し、かつボールソケットの両極間距離がボールの直径と等しい、
および/あるいは
e)ピストンが、第1圧力室と接続された第3圧力室と、第2圧力室と接続された第4圧力室とを備えている、
および/あるいは
f)ピストンの、第1回転シャフトと向かい合った側に、第2回転シャフトの形状をした第2のシャフト出口が設けられ、当該第2回転シャフトは、両端に回転運動可能に軸受けされている第2連結エレメントを介して、ピストンと作用接続状態にある。
ピストンは軸方向に運動可能かつ回転運動可能に軸受けされており、第1回転シャフトとピストンとの間には第1圧力室が設けられており、当該第1圧力室に第1圧力媒体供給管が通じている。ピストンの反対側には第2圧力室が設けられており、当該第2圧力室に第2圧力媒体供給管が通じている。ジョイントモジュールの構造上の実施形態によっては、第2圧力室は、ピストンとハウジング側の蓋との間(回転シャフト1つのジョイントモジュール)あるいはピストンと第2回転シャフトとの間(回転シャフト2つのジョイントモジュール)に形成されている。第1圧力室に接続された第1圧力媒体供給管と、第2圧力室に接続された第2圧力媒体供給管とは、好ましくはジョイントモジュールの長手軸方向に、ハウジングの両側に設けられたハウジングの蓋を貫いて通っている。上記のような軸方向の圧力媒体供給部によって、ジョイントモジュールの筐体寸法ははるかに縮小されるか、あるいは同等の筐体寸法の場合にはジョイントモジュールの性能は向上する。
選択肢として、第1圧力室に接続された第1圧力媒体供給管と、第2圧力室に接続された第2圧力媒体供給管とを、ハウジングに固定された接続部を介して放射方向にハウジングを貫いて通すことが可能である。連結エレメントは好ましくは、ボールロッドとして形成されており、かつ上述のように、ボールソケットにおいて固定リングによってボールロッドのボールに固着される。ボールロッドとして形成される連結エレメントは、当該連結エレメントの端に設けられたボールによって、回転シャフト側および/あるいは蓋側に固定されたソケットリングのボールソケットに、回転シャフト側および/あるいは蓋側で固着され、かつピストンのボールソケットに固定リングによって固着されている。ボールロッドを取り付けるために、固定エレメントは、対応する切り抜き穴を有している。固定リングは、ボールを通すために、放射方向外側に向かってあるいは内側に向かって、スリットが入れられて形成されている。このために固定リングは基底部を備えており、当該基底部には、ボールソケットを形作るための凹型曲面の凹部が設けられている。さらに基底部は、中心の切り抜き穴を有しており、当該切抜き穴から凹型曲面の凹部に、スリットが延びている。このときスリットの幅は、ボールロッドのボールを接続しているロッドの直径よりも大きくなくてはならない。
選択肢として固定リングは、ボールソケットを形作るための凹型曲面の凹部が設けられた基底部を備えてよく、その際各凹部には放射方向および/あるいは円周方向にずらされた穴が配設され、当該穴は凹部に移行し、かつ当該穴の直径はボールの直径よりも大きい。取り付けられるべき、ボールロッドのボールは、ボールソケットの向かい側から穴を通ってガイドされ、ボールソケットにはめ込まれる。
好ましくは、それぞれ1つの固定リングがピストンと、それぞれ1つの固定リングがソケットリングと材料接続的に接続されている。上記の接続は、特に溶接接続によって行われる。溶接接合部は、好ましくは軸方向に延在し、円周側で閉じられている。このために固定リングは、ソケットリングもしくはピストンと、軸方向に延在する溶接接合部を介して溶接されている。上記の溶接には、接合されるべき部材間の公差補償が可能であり、縮み応力が回避され得るという利点がある。そのために固定リングはそれぞれ、軸方向に円周側でピストンあるいはソケットリングを囲繞する縁を有している。固定リングの縁と、ピストンもしくはソケットリングの隣接する領域とは、互いに好適には軸方向で溶接される(たとえばレーザー溶接によって)。溶接のプロセスは、ポールソケットから離れて、軸方向の溶接接合部によって行われ、当該溶接のプロセスによってボールソケットの領域における望まれない応力が回避される。もちろん、放射方向の溶接接合部も用いられてよく、あるいは別の材料接続も用いられてよい(はんだ接続あるいは接着接続)。
ボールソケットは放射方向において、ボールの直径よりも大きな直径へと拡大しており、かつボールソケットの両極間距離がボールの直径と等しいため、ボールをボールソケットにゆがみなくかつ応力を受けずに軸受けすることが、非常に重要である。
ピストンが、第1圧力室と接続された第3圧力室と、第2圧力室と接続された第4圧力室とを備えていれば、それによって、有効なピストン面と、ジョイントモジュールの性能とが、著しく増大され得る。そのためにピストンは、縦断面で見てH形に形成されており、すなわち中心部では直径が小さくなっており、当該直径に追加の第3・第4のピストン面が隣接しており、第3と第4の圧力室は、ハウジングと小さくなった直径との間、かつ第3ピストン面と第4ピストン面との間の空所にあり、隔壁によって互いに分離されている。このとき第1圧力室は、隔壁の第1圧力室に背向する側にある第3の圧力室と、第1接続管を介して接続されている。同様に第2圧力室は、隔壁の第2圧力室に背向する側にある第4の圧力室と、第2接続管を介して接続されている。隔壁は、ハウジングにも、H形のピストンの小さくなった直径部分にも当接しており、第3圧力室と第4圧力室を互いに密閉している。好ましくは隔壁は、ハウジングに対してフレーム固定されて設けられている。
ジョイントモジュールが第1回転シャフトと第2回転シャフトとを備える場合、ピストンの片側に設けられた第1回転シャフトと、第1連結エレメントと、ピストンのもう片側に設けられた第2回転シャフトと、第2連結エレメントとが、好ましくはピストンの中心軸に対して対称的に設けられ(ピストンが中心位置にある場合)、中心軸は回転シャフトの長手軸に対して垂直に延びている。
しかしながら、ピストンの片側に設けられた第1連結エレメントを、ピストンのもう片側に設けられた第2連結エレメントに対して、円周方向にずらして設けることも可能であり、その結果第1連結エレメントの2つのボールの間にそれぞれ、第2連結エレメントの1つのボールがピストンに固定され、またその逆になる。
第1圧力室および/あるいは第2圧力室に圧力を印加することにより、ピストンは、より小さな圧力で圧力室の方向に移動し、それによって第1回転シャフトと第2回転シャフトとが逆の方向に回転させられ、車両の揺れが補償され得る。2つの圧力媒体供給管が閉鎖されている場合、2つの回転シャフトは互いに固定的に連結されている。圧力室に圧力がかかっていない場合、2つの回転シャフトは連結を解除され、互いに独立して揺動可能である。それぞれの回転シャフトは軸方向の圧力貯蔵室を介して、端に設けられたハウジングの蓋に支えられる。
さらにガイドリングを受容するために、固定リングの外周にノッチが設けられてもよい。圧力室と圧力貯蔵室との間には、それぞれ1つのパッキンが設けられている。組み立てを確実にするため、かつ製造を単純化するために、ピストンは、回転シャフトの長手軸に対して垂直に2等分割される。ピストンの両半分部は、センタリングリングによって互いに中心に軸受けされることができ、ピストンの半分部の突出部は、隣接するピストンの半分部の凹部に、位置を固定して係合する。選択肢として、ピストンの両半分部は、互いにセンタリングを行う成型エレメントを備えることができ、当該成型エレメントは互いに係合する。ピストンの両半分部は、互いに材料接続的に接続され、特に溶接されている(たとえばレーザー溶接によって)。ハウジングの蓋も、ハウジングと好ましくは溶接されている。
ジョイントモジュールはたとえば、シャーシと接続されているスタビライザーに設けられる。その際第1回転シャフトはスタビライザーの半分部と接続されており、向かい側にあるハウジングの蓋もしくはハウジングあるいは第2回転シャフトはスタビライザーのもう半分部と接続されている。回転シャフトの1つだけが用いられる場合、すでに当該回転シャフトの揺動運動によって、車両の傾きが補償され得る。上記の実施形態は、たとえば車輪に直接配設されて、車輪の動きを取り去ることができる。回転シャフトを2つ用いる場合には、2つの回転シャフトの逆の回転運動もしくは揺動運動によって、車両のより大きな傾斜角を補償することができる。1つの圧力室に圧力が印加され、かつ別の圧力室に圧力がかかっていない場合、ピストンは圧力のかかっていない圧力室の方向に移動し、それにより連結エレメントを介して2つの回転シャフトは、互いに逆の揺動運動を行う。双方の圧力室に圧力がない場合、2つの回転シャフトは連結を解除され、互いに独立して揺動可能であり、ピストンが軸方向に移動して回転運動を行う。圧力媒体供給管が閉鎖されている場合、2つの回転シャフトは互いに固定的に連結され、その結果スタビライザーは一体化したエレメントのように作用し、ピストンは動かない。
本発明に係る解決法によって、2つの部材間の力/トルクと回転運動とを補償および/あるいは伝達するための装置が提供される。当該装置は特に車両の動きを補償するために用いられ、かつ構成上単純な構造で筐体寸法が小さい場合に多方面にわたって使用可能である。本発明は、実施例に基づいて次に詳述される。図で示されるのは、以下である。
1つの回転シャフトと、軸方向の圧力媒体供給部とを有するジョイントモジュールの基本図である。 2つの回転シャフトと、放射方向の圧力媒体供給部とを有するジョイントモジュールSの構造を示す図である。 互いに離間された固定リングを有する図1の部分図である。 互いに当接する固定リングを有する図1の部分図である。 連結エレメントであるボールロッドを示す図である。 ボールソケットとソケットにあるボールの横断面図である。 連結エレメントの受容部を有するピストンを示す図である。 基底部と、連結エレメントのための受容部とを有するピストンを示す図である。 連結エレメントのための受容部を有する固定リングを示す図である。 基底部と、連結エレメントのための受容部とを有する固定リングを示す図である。 軸方向の圧力媒体供給部と回転シャフトとを有するジョイントモジュールSの構造を示す図である。 軸方向の圧力媒体供給部と回転シャフトと、ピストン内の付加的圧力室とを有するジョイントモジュールSを示す図である。 互いに軸方向に動くよう設けられた2つのジョイントモジュールを有する装置を示す図である。 互いに角度に関してずらして設けられた2つのジョイントモジュールを有する装置を示す図である。
図1は、1つの回転シャフト10.1と軸方向の圧力媒体供給部2.1、2.2とを有するジョイントモジュールSが基本位置にあるときの基本図を示している。ハウジングGにはピストン1が設けられ、当該ピストン1はスプラインでかみ合わされたスライディングスリーブMを介して回転不能かつ軸方向に移動可能に軸受けされている。スライディングスリーブMは、ピストンの方向を向いている、ハウジングの蓋GDのショルダー部GD’に載っており、当該ショルダー部GD’はハウジングGを当該箇所で閉鎖している。ピストン1とハウジングの蓋GDとの間には第1圧力室D1が形成され、当該第1圧力室D1に第1圧力媒体供給部2.1が通っている。ピストン1の、ハウジングの蓋GDに背向する側には、固定リング8とピストン側のソケットリング11とを介して、4本のボールロッド(第1連結エレメント7.1)の端部のボール3が、詳しく記載されていないボールソケットに揺動可能に軸受けされている。ボールロッド(第1連結エレメント7.1)の向かい合う端部のボール3は同様に、第2の固定リング8と回転シャフト側のソケットリング11とのボールソケットとに揺動可能に軸受けされている。ボール3と、固定リング8とソケットリング11とのボールソケットとが、ボールジョイントを形成している。2つの固定リング8の間に、圧力媒体供給部2.2を有する第2圧力室D2が形成される。ピストン1から離間された固定リング8とソケットリング11とは、中間部材Sを介して第1回転シャフト10.1と接続されており、当該第1回転シャフト10.1は、軸方向の圧力貯蔵室9を介して別のハウジングの蓋GDに支えられ、ハウジングGにおいて回転可能に軸受けされている。第1回転シャフト10.1は、ハウジングの蓋10.1を貫いて突き出ている。4本のボールロッド(連結エレメント7.1)は、すべて同じ角で傾いており、共通の目盛円盤上に等間隔に設けられている。ハウジングの蓋GDは、ハウジングGと密閉されて溶接されている。ピストン1と中間部材SとはハウジングGの内壁に対して、かつ回転シャフト側のハウジングの蓋GDは回転シャフト10.1の外径に対して、記されていないパッキンにより密閉状態を作っている。
作用は次のようなものである。第1の油圧接続部(圧力媒体供給部2.1)を介して円筒型のピストン1が印加されると、ピストン1はスプラインでかみ合わされたスライディングスリーブMによって、第1回転シャフト10.1の方向にねじれを有さずに移動する。ピストンの力が、ボールロッド(連結エレメント7.1)を介して固定リング8とソケットリング11とに伝達される。4本の連結エレメント7が立体的に傾斜して位置している結果、ソケットリング11において軸方向の分力と円周方向に作用する分力とが生み出され、4本の連結エレメント7.1はますます大きく傾く。円周方向に作用する分力は、中間部材Sを介して第1回転シャフトに、所望の回転力を生じさせ、当該回転力の大きさは、ピストン力とボールロッドの立体角との関数となる。軸方向の分力は、圧力貯蔵室9を介して補償される。逆向きの回転方向は、油圧接続部2.2を介して圧力室D2に印加されることにより、生じる。このとき、連結エレメント7.2の迎角は再び大きくなる。ハウジングGは、第1回転シャフト10.1に対するカウンター軸受(固定軸受)であるピストン側のハウジングの蓋GDを有して構成されており、その結果ハウジングGと回転シャフト10.1との間でジョイントモジュールの回転モーメントが生じる。
図1aは、2つの回転シャフト10.1、10.2および放射方向の圧力媒体供給部2.1、2.2を有する、対称的に構成されたジョイントモジュールSの縦断面図を示している。ピストン1はハウジングGにあり(図1aでは中央の位置)、当該ピストン1は、ボールロッドの形状をした連結エレメント7.1、7.2を介して、両側でピストン1に対して設けられ長手軸A1を中心に回転可能な回転シャフト10.1、10.2と、作用接続状態にある。ボールロッド(連結エレメント7.1、7.2)は、その両端に設けられたボール3によって、ピストン1にも回転シャフト10.1、10.2にも、ボールジョイント式の接続を介して固定されており、かつ固定リング8によって固定されている。ピストン1と第1回転シャフト10.1との間には第1圧力室D1が形成されており、ピストン1と第2回転シャフト10.2との間には第2圧力室D2が形成されている。ハウジングGを貫いて、第1圧力室D1に第1圧力媒体供給部が、第2圧力室D2に第2圧力媒体供給部が、放射方向に通っている。各回転シャフト10.1、10.2は、軸方向の圧力貯蔵室9を介して、両端に設けられているハウジングの蓋GDに支えられる。圧力貯蔵室9と圧力室D1、D2との間には、それぞれ1つのパッキン4が備えられている。圧力室D1、D2に圧力を印加してピストン1を動かすことにより、回転シャフト10.1、10.2の逆方向の揺動運動が生み出される。ボールロッドとして形成されており、かつその両端にボール3が設けられている連結エレメント7.1、7.2は、当該ボール3を部分的に取り巻いている固定リング8に、固定リング8が隙間なく(「塊で」)互いに当接できるように、固着されている(図2.1)。当該形状は、ジョイントモジュールSの取り付けを容易にする。図2と図2.1とは、簡略的にのみ示されたピストン1とソケットリング11との、回転シャフト10.1に配設されたボールジョイント式の接続の概略図を示している。同様の接続は、長手軸A1に対して直交して延在するピストン1の中心軸A2に対して対称的に、回転シャフト10.2の側に設けられている。示された例(図1a)においては、好適には、ピストン1の片側に設けられた第1回転シャフト10.1と第1連結エレメント7.1と、ピストン1のもう片側に設けられた第2回転シャフト10.2と第2連結エレメント7.2とが、ピストン1の中心に対して対称的に取り付けられている。しかし、ピストン1の片側にある第1連結エレメント7.1を、ピストン1のもう片側にある第2連結エレメント7.2に対して、円周方向にずらして設けることも可能であり、それによって公差補償がもたらされる(図示せず)。たとえば3つの第1連結エレメント7.1と、たとえば3つの第2連結エレメント7.2とが、対称的に(図1a)あるいはまた互いに円周方向にずらされて(図示せず)設けられることができる。しかも連結エレメント7.1、7.2は、立体角度位置をとり、その結果構造が対称的な場合、回転角にわたってほぼ一定の回転モーメントの曲線と、かつ一様な力の曲線がもたらされる。固定リング8は、軸方向すなわち回転シャフト10.1、10.2の長手軸A1の方向で、連結エレメント7.1、7.2のボール3を受け入れるピストン1と、第1の軸方向の溶接接合部V1によって接続されているか、あるいはピストン1に対応する部材すなわち同様にボール3を取り巻いているソケットリング11と、第2の軸方向の溶接接合部V2によって、好適には電子線溶接によって、接続されている。この目的のために固定リング8は、ソケットリング11を囲繞する縁8.1を備えており、当該縁8.1に溶接接合部V2が軸方向に取り付けられる。もう片側ではさらなる固定リング8が、その円周側の縁8.1によってピストン1を包含し、同様に当該固定リング8はピストン1と軸方向の溶接接合部V1を介して接続されている。溶接接合部V1、V2を軸方向すなわち長手軸A1方向に取り付けることには、ボール3に引張応力が生じないという利点がある。しかし、別の溶接方法あるいは別の材料接続的接続を利用することも可能である。さらに図1aにおいて分かることは、固定リング8とソケットリング11とが、放射方向外側に向かって、ハウジングGの方向に円錐状の傾斜を有し、当該傾斜は固定リング8において縁8.1に移行する。それによって大きくなる、ボール3の囲み角に基づいて、より大きな力も可能となる。その際、連結エレメント7.1、7.2の取り付けを容易にするために、固定リング8は放射方向外側に向かってあるいは内側に向かって、スリットが入れられている。しかも固定リング8は、連結エレメント7.1、7.2のボール3を受け入れるために備えられたボールソケット3.1を有している。ピストン1とソケットリング11も、ボール3を受け入れるために、相応のボールソケット3.1を有している。
ボールロッドとして形成される連結エレメント7.1、7.2(図2)は、極を平らにした、あるいは極を平らにしない変形方法で、好適には1つの部材から製造される。
図3は、連結エレメント7.1、7.2を収容する、ボールソケット3.1を有するピストン1の部分を示している。
図4は、ボールソケット3.1と盛り上がった縁8.1とを有する固定リング8を示しており、当該縁8.1は、ピストン1もしくはソケットリング11を取り囲み、当該ピストン1もしくはソケットリング11と材料接続的に、すなわち溶接接合部V1もしくはV2によって、接続される。ボール3を受け入れるボールソケット3.1の直径は、ボール3の直径よりも大きく、しかしソケットの両極間の距離は連結エレメント7.1、7.2のボール3の直径と互いに等しい。図3と図4に記載されたピストン1と固定リング8とは基底部を有さずに実施されるが、図3.1と図4.1で示されたピストン1と固定リング8とは、ソケットリング11と同じように、切り抜き穴DBを有する基底部Bをそれぞれ有している。連結エレメント7.1、7.2は、当該切抜き穴DBを通って貫通し、そのボール3で、ピストン1と固定リング8にあるボールソケット3.1によって受け入れられる。ピストン1と固定リング8とソケットリング11との、このようなコンパクトな実施形態によって、さらに上述された、基底部のない実施形態に対して、より高い機能安定性とより高い剛性がもたらされる。しかも、それによって製造と取り付けとが容易になる。
圧力貯蔵室9(図1a)の構造は、圧力貯蔵室の当接面の1つはシャフトの連結部と、圧力貯蔵室の別の当接面はハウジングの蓋GDと当接するように備えられており、その結果、圧力貯蔵室9は、回転シャフト10.1,10.2が左回転する際も右回転する際も、同じ方向に圧力が加えられる。圧力が印加される結果、剪断力を受け入れることができる。それによって、回転シャフト10.1、10.2の安定がもたらされる。圧力室D1、D2と圧力貯蔵室9との間には、それぞれ1つのパッキン4が設けられており、それによって常に、圧力の印加と、回転シャフト10.1、10.2の安定が得られる。固定リング8の外周には、ガイドリングを受け入れるためのノッチ5が設けられており、当該ガイドリングは、ハウジングGに支えられることに利用され、かつ応力をよりうまく分散させることに利用される。ピストン1は好適には、長手軸A1に対して直交して延在する中心軸A2に対して対称的に設けられている2つの半分部から成る。当該両半分部は、パッキンノッチにおいて互いに放射方向に溶接されており(溶接接合部V3)、センタリングリング12によって、当該両半分部の中央の軸受が固定される(図1a)。放射方向にハウジングGを貫いて通っている圧力媒体供給部2.1、2.2も、ハウジングGの溶接接続部V4を介して固定されている。回転シャフト10.1、10.2とハウジングの蓋GDと、隣接する力の伝達部材との接続も、同様に好適には、放射方向の突合せ接合部(V5)による溶接によって行われる。
図5においてジョイントモジュールSの実施形態が示されており、当該実施形態は、軸方向の圧力媒体供給部を示している。この図では回転シャフト10.2のみが記載されているだけであるが、上述の実施例と同様に、回転シャフト10.1と10.2が対称的な構造となっているはずである。このとき第1圧力媒体供給部2.1は、ハウジングGの両側に設けられているハウジングの蓋GDの1つを貫いて、長手軸A1の方向に第1圧力室D1に通っており、他方第2圧力供給部2.2は別のハウジングの蓋GDを貫いて、同様に軸方向に第2圧力室D2に通っている。
上記のような、軸方向の圧力媒体供給部の省スペース構造によって、ジョイントモジュールSの筐体寸法は、圧力媒体供給部が放射状にある実施形態に対してさらに小さなものとなり得る。図1で使用された固着リング12の代わりに、ピストン1の両半分部を固着する別の形態がある。ピストン1の半分部には突出部13が備わっており、当該突出部13は、隣接するピストン1の半分部の凹部13.1に、位置固定的に係合する。
さらなる有利な実施形態は、図6に従えば、ピストン1内に付加的圧力室D3と付加的圧力室D4とを備えている。このときピストン1は、縦断面図で見てH型に形成されており、中央部が小さくなった直径1Diを有している。ハウジングGと「H」の中央部の間にはリング状の空所が形成され、当該空所は隔壁14によって2つの空間に分離される。同様に、リング状に形成された隔壁14は、その外径でハウジングGに固定されており、他方その内径にはパッキンリングを備えており、当該パッキンリングを介して、隔壁14はピストン1の小さくなった直径1Diに当接している。それによってピストン1には、第3圧力室D3において第3のピストン面FK3が、第4圧力室D4において第4のピストン面FK4が形成される。圧力室D1から発する第1接続管2.1’は、長手軸A1の方向に第1圧力室D1から見て隔壁14の後ろ側にある第3圧力室D3へと通っている。第2接続管2.2’は、長手軸A1の方向に第2圧力室D2から見て隔壁14の後ろ側にある第4圧力室D4と、第2圧力室D2とを接続している。2つの付加的圧力室D3とD4とのこのような構造によって、油圧作用面と押圧力とが大きくなり得る。たとえば圧力媒体供給管2.1を介して第1圧力室D1に圧力がかけられると、圧力媒体は接続管2.1’を介して、第3圧力室D3にも送られる。それによって、圧力室D1とD3とにかかる圧力によって操作される、油圧作用面が存在する。同様に、圧力室D2とD4においても、圧力がかかる。このとき、Oリング15は、圧力貯蔵室9の、軸方向のバネエレメントとして作用し、軸方向の遊び補償のために、および作動時の騒音を回避するために用いられる。ソケットリング11の外径に設けられたパッキン16は、回転シャフト10.1、10.2に生じる湾曲モーメントを受け入れる。上記のように実施される、本発明に係るジョイントモジュールは、構造様式が小さい場合、比較的高い効率を特徴とする。比較的薄いピストン基底部を有するピストン1を用いることにより、弾力のある変形と、かつ応力の減少に至る。バランスの取れた応力曲線の形が、それによって保証される。ジョイントモジュールSの長手軸A1の軸方向に設けられた溶接接合部V1、V2は、ボールジョイント式の接続の引張応力を妨げ、良好な公差補償をもたらす。しかも連結エレメントの構造は、釣り合いのとれた回転モーメントの曲線形を可能にする。さらに本発明に係るジョイントモジュールは、2つのシャフト出口(図1a)を用いることによって、同時にスタビライザーの支え軸受として形成され得る。
図7に従えば、2つのジョイントモジュールSが、互いに前後に配置され、軸補償20を介して軸方向に互いに移動可能もしくは運動可能に配置されているような、2部材間で力/トルクと回転運動とを補償および/あるいは伝達するための装置を製造することが可能である。それによって、付加的に軸方向の運動が補償あるいは作り出され得る。
さらに、2つのジョイントモジュールSは、90度の角度で互いにずらして設置されていてもよく(図8)、たとえばジョイント30を介して互いに揺動可能に設置されていてもよい。
それによって、非常に様々な方向への動きを作り出すこと、あるいは補償することが可能である。
1 ピストン
2.1 第1圧力媒体供給部
2.2 第2圧力媒体供給部
3 ボール
3D ボールの直径
3.1 ボールソケット
3.1dx ソケットの両極間距離
3.1dy ソケットの直径
4 パッキン
5 ノッチ
7.1 第1連結エレメント
7.2 第2連結エレメント
8 固定リング
8.1 固定リングの円周側の縁
9 圧力貯蔵室
10.1 第1回転シャフト
10.2 第2回転シャフト
11 ソケットリング
12 センタリングリング
13 突出部
13.1 凹部
14 隔壁
15 Oリング
16 パッキン
20 軸補償
30 ジョイント
A1 長手軸
A2 中心軸
B 基底部
D1 第1圧力室
D2 第2圧力室
D2.1’ 第1接続管
D2.2’ 第2接続管
D3 第3圧力室
D4 第4圧力室
DB 切り抜き穴
FK3 第3ピストン面
FK4 第4ピストン面
G ハウジング
GD ハウジングの蓋
GD’ ショルダー部
M スライディングスリーブ
S(図1) 中間部材
S(図1a、図7、図8) ジョイントモジュール
V1 第1溶接接合部
V2 第2溶接接合部
V3 第3溶接接合部
V4 溶接接続部
V5 突合せ接合部
1Di 中央部が小さくなった直径

Claims (46)

  1. 2つの部材間で力/トルクと回転運動とを補償および/あるいは伝達するための装置、とくに車両の動きを補償するための装置であって、少なくとも1つのボールロッドジョイントモジュール(S)が2つの部材の間に設けられている装置において、
    前記ジョイントモジュールは、両端でジョイント式に軸受けされたボールロッドの形状をした連結エレメントを有するボールロッドジョイントモジュールの形状に形成されており、
    該ボールロッドジョイントモジュールによって、圧力媒体が供給されたピストン(1)の並進運動および/あるいは回転運動が、
    ・第1回転シャフトあるいは
    ・第1回転シャフトかつ第2回転シャフト
    の回転運動に変換可能であり、
    ピストンと、第1および/あるいは第2回転シャフトとの間にそれぞれ、少なくとも1つのボールロッドジョイントモジュールが設けられていることを特徴とする装置。
  2. 複数のボールロッドジョイントモジュールが、互いに連結されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. ハウジング(G)にそれぞれ1つのボールロッドジョイントモジュール(S)が設けられていることを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の装置。
  4. 共通のハウジングに複数のボールロッドジョイントモジュールが設けられていることを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の装置。
  5. それぞれ2つのボールロッドジョイントモジュールが、互いに軸方向に調整可能/移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の装置。
  6. それぞれ2つのボールロッドジョイントモジュールが、互いに揺動可能に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記ピストンの両側に圧力室が設けられており、該ピストンは第1連結エレメント(7.1)を介して、前記第1回転シャフトと作用接続状態にあり、
    1つあるいは2つの圧力室(D1,D2)に、それぞれ1つの圧力媒体供給部(2.1,2.2)が、前記ボールロッドジョイントモジュール(S)の軸方向に前記ハウジング(G)を貫いて通っていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 両端にボールを備える前記連結エレメント(7.1,7.2)が、ピストン側と回転シャフト側および/あるいは前記ハウジングの遮断蓋方向で、それぞれ1つの固定リング(8)によってボールソケットに固着されており、前記固定リングは切り抜き穴(DB)を有し、該切り抜き穴(DB)を通って前記連結エレメント(7.1,7.2)の前記ボールが通過可能であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 前記連結エレメント(7.1,7.2)の前記ボールが、ピストン側および/あるいは回転シャフト側および/あるいは前記ハウジングの遮断蓋方向で、それぞれ1つの固定リング(8)によってボールソケットに固着されており、前記固定リングはピストン側および/あるいは回転シャフト側および/あるいは前記ハウジング(G)の遮断蓋方向で、前記ボールロッドジョイントモジュールの軸方向に材料接続的に接続/溶接されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記連結エレメント(7.1,7.2)の前記ボールが、ピストン側および/あるいは回転シャフト側でポールソケット(3.1)に固着されており、該ボールソケット(3.1)は放射方向において、前記ボール(3)の前記直径(3D)よりも大きな直径(3.1dy)へと拡大しており、前記ボールソケット(3.1)の両極間距離(3.1dx)は、前記ボール(3)の前記直径(3D)と等しいことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記ピストン(1)が、前記第1圧力室(D1)と接続された第3圧力室(D3)と、前記第2圧力室(D2)と接続された第4圧力室(D4)とを備えていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 前記ピストン(1)の、前記第1回転シャフト(10.1)と向かい合った側に、前記第2回転シャフト(10.2)の形状をした第2のシャフト出口が設けられ、前記第2回転シャフト(10.2)は、両端に回転運動可能に軸受けされている第2連結エレメント(7.2)を介して、前記ピストン(1)と作用接続状態にあることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の装置。
  13. 前記ピストン(1)が、軸方向に運動可能かつ回転運動可能に軸受けされており、前記第1回転シャフト(10.1)と前記ピストン(1)との間には第1圧力室(D1)が設けられ、該第1圧力室(D1)に前記第1圧力媒体供給管(2.1)が通じており、かつ前記ピストン(1)のもう一方の側には第2圧力室(D2)が設けられ、該第2圧力室(D2)に前記第2圧力供給管(2.2)が通じていることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の装置。
  14. 前記第2圧力室(D2)が、前記ピストン(1)とハウジング側の蓋との間、あるいは前記ピストン(1)と前記第2回転シャフト(10.2)との間に設けられていることを特徴とする請求項11あるいは請求項13に記載の装置。
  15. 前記第1圧力室(D1)に接続された前記第1圧力媒体供給管(2.1)と、前記第2圧力室(D2)に接続された前記第2圧力媒体供給管(2.2)とが、長手軸(A1)方向に、前記ハウジング(G)の両側に設けられたハウジングの蓋(GD)を貫いて通っていることを特徴とする請求項11から請求項14のいずれか一項に記載の装置。
  16. 前記第1圧力室(D1)に接続された前記第1圧力媒体供給管(2.1)と、前記第2圧力室(D2)に接続された前記第2圧力媒体供給管(2.2)とが、前記ハウジング(G)に固定された接続部を介して、放射方向に前記ハウジング(G)を貫いて通っていることを特徴とする請求項11から請求項15のいずれか一項に記載の装置。
  17. ボールロッドとして形成される前記連結エレメント(7.1,7.2)が、該連結エレメント(7.1,7.2)の端に設けられたボール(3)によって、前記ピストンと前記固定リング(8)とのボールソケット(3.1)に、ビストン側で固着されていることを特徴とする請求項1から請求項16のいずれか一項に記載の装置。
  18. ボールロッドとして形成される前記連結エレメント(7.1,7.2)が、該連結エレメント(7.1,7.2)の端に設けられたボール(3)によって、回転シャフト側および/あるいは蓋側に固定された、前記ピストンと前記固定リング(8)とのソケットリング(11)のボールソケット(3.1)に、回転シャフト側および/あるいは蓋側で固着されていることを特徴とする請求項9から請求項17のいずれか一項に記載の装置。
  19. 前記固定リング(8)が、放射方向外側に向かってあるいは内側に向かってスリットが入れられていることを特徴とする請求項9から請求項18のいずれか一項に記載の装置。
  20. 前記固定リングが基底部を備えており、該基底部には、前記ボールソケットを形作るための凹型曲面の凹部が設けられており、前記基底部は中心の切り抜き穴を有しており、該切抜き穴から凹型曲面の前記凹部に、スリットが延びており、かつ該スリットの幅は、前記ボールロッドの前記ボールを接続しているロッドの直径よりも大きいことを特徴とする請求項9から請求項19のいずれか一項に記載の装置。
  21. 前記固定リング(8)が基底部(B)を備えており、該基底部(B)には、前記ボールソケット(3.1)を形作るための凹型曲面の凹部が設けられており、各凹部には放射方向および/あるいは円周方向にずらされた穴(DB)が配設され、該穴は前記凹部に移行し、かつ該穴の直径は前記ボールの直径よりも大きいことを特徴とする請求項9から請求項20のいずれか一項に記載の装置。
  22. それぞれ1つの固定リング(8)が前記ピストン(1)と材料接続的に接続され、かつそれぞれ1つの固定リング(8)が前記ソケットリング(11)と材料接続的に接続されていることを特徴とする請求項9から請求項21のいずれか一項に記載の装置。
  23. 前記固定リング(8)が前記ソケットリング(11)と、溶接接合部(V2)を介して接続されていることを特徴とする請求項9から請求項22のいずれか一項に記載の装置。
  24. 前記固定リング(8)が前記ピストン(1)と、溶接接合部(V1)を介して接続されていることを特徴とする請求項9から請求項23のいずれか一項に記載の装置。
  25. 前記固定リング(8)が前記ソケットリング(11)および/あるいは前記ピストンと、軸方向から形成される溶接接合部(V2)を介して接続されていることを特徴とする請求項23あるいは請求項24に記載の装置。
  26. 前記固定リング(8)がそれぞれ、軸方向に円周側で前記ピストン(1)あるいは前記ソケットリング(11)を囲繞する縁(8.1)を有しており、該縁(8.1)は、それぞれ前記ピストン(1)と前記ソケットリング(11)と溶接されていることを特徴とする請求項9から請求項25のいずれか一項に記載の装置。
  27. 前記ピストン(1)の中心領域では直径(1Di)が小さくなっており、該小さくなった直径(1Di)に第3と第4ピストン面(FK3,FK4)が隣接しており、前記第3と第4圧力室(D3,D4)が、前記ハウジング(G)と前記小さくなった直径(1Di)との間かつ前記ピストン(1)の前記第3ピストン面と第4ピストン面(FK3,FK4)との間の空所にあり、隔壁(14)によって互いに分離されていることを特徴とする請求項1から請求項26のいずれか一項に記載の装置。
  28. 前記第1圧力室(D1)は、前記隔壁(14)の前記圧力室(D1)に背向する側にある前記第3の圧力室(D3)と、第1接続管(D2.1’)を介して接続されていることを特徴とする請求項27に記載の装置。
  29. 前記第2圧力室(D2)は、前記隔壁(14)の前記圧力室(D2)に背向する側にある前記第4の圧力室(D4)と、第2接続管(D2.2’)を介して接続されていることを特徴とする請求項27あるいは請求項28に記載の装置。
  30. 前記隔壁(14)が、その外径で前記ハウジング(G)に固定されており、かつ前記第3と第4圧力室(D3,D4)を互いに密閉して、内径でH型の前記ピストン(1)の前記小さくなった直径(1Di)に当接していることを特徴とする請求項27から請求項29のいずれか一項に記載の装置。
  31. 前記ピストン(1)の片側に設けられた前記第1回転シャフト(10.1)と前記第1連結エレメント(7.1)と、前記ピストン(1)のもう片側に設けられた前記第2回転シャフト(10.2)と前記第2連結エレメント(7.2)とが、前記ピストン(1)の中心軸(A2)に対して対称的に設けられ、該中心軸(A2)は前記回転シャフト(10.1,10.2)の前記長手軸(A1)に対して垂直に延びていることを特徴とする請求項1から請求項30のいずれか一項に記載の装置。
  32. 前記ピストン(1)の片側に設けられた前記第1連結エレメント(7.1)が、前記ピストン(1)のもう片側に設けられた前記第2連結エレメント(7.2)に対して、円周方向にずらして設けられていることを特徴とする請求項1から請求項31のいずれか一項に記載の装置。
  33. 前記第1回転シャフト(10.1)および/あるいは前記第2回転シャフト(10.2)が、前記圧力室(D1)および/あるいは前記圧力室(D2)に圧力を印加することによる前記ピストン(1)の移動によって、回転させることが可能であることを特徴とする請求項1から請求項32のいずれか一項に記載の装置。
  34. 圧力室(D1,D2)に圧力がかかっていない場合、2つの回転シャフト(10.1,10.2)は連結を解除され、互いに独立して揺動可能であることを特徴とする請求項1から請求項33のいずれか一項に記載の装置。
  35. 圧力媒体供給管(2.1,2.2)が閉鎖されている場合、2つの回転シャフト(10.1,10.2)は互いに固定的に連結されていることを特徴する請求項1から請求項34のいずれか一項に記載の装置。
  36. それぞれの回転シャフト(10.1,10.2)は軸方向の圧力貯蔵室(9)を介して、端に設けられたハウジングの蓋(GD)に支えられることを特徴とする請求項1から請求項35のいずれか一項に記載の装置。
  37. 前記連結エレメント(7.1、7.2)は、立体角度位置をとることを特徴とする請求項1から請求項36のいずれか一項に記載の装置。
  38. 少なくとも1つの第1連結エレメント(7.1)と少なくとも1つの第2連結エレメント(7.2)とが、互いに対称的に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項37のいずれか一項に記載の装置。
  39. 少なくとも1つの第1連結エレメント(7.1)と少なくとも1つの第2連結エレメント(7.2)とが、互いにずらして設けられていることを特徴とする請求項1から請求項38のいずれか一項に記載の装置。
  40. 前記固定リング(8)の外周に、ガイドリングを受け入れるためのノッチ(5)が設けられていることを特徴とする請求項7から請求項39のいずれか一項に記載の装置。
  41. 前記圧力室(D1,D2)と、前記圧力貯蔵室(9)との間に、それぞれ1つのパッキン(4)が設けられていることを特徴とする請求項11から請求項40のいずれか一項に記載の装置。
  42. 前記ピストン(1)が、前記回転シャフト(10.1,10.2)の前記長手軸(A1)に対して垂直に、2等分割されることを特徴とする請求項1から請求項41のいずれか一項に記載の装置。
  43. 前記ピストン(1)の両半分部が、センタリングリング(12)によって中心に軸受けされていることを特徴とする請求項42に記載の装置。
  44. 前記ピストン(1)の半分部の突出部(13)が、前記ピストン(1)の隣接する半分部の凹部(13.1)に、位置を固定して係合することを特徴とする請求項42あるいは請求項43に記載の装置。
  45. 前記ピストンの両半分部は、互いに材料接続的に接続されていることを特徴とする請求項42から請求項44のいずれか一項に記載の装置。
  46. ハウジングの蓋(GD)は、前記ハウジング(G)と材料接続的に接続されていることを特徴とする請求項3から請求項45のいずれか一項に記載の装置。
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