JP2010505466A - 哺乳類のネイルおよび人工的なネイルにソリッドネイルコーティングを適用する方法および装置 - Google Patents

哺乳類のネイルおよび人工的なネイルにソリッドネイルコーティングを適用する方法および装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、手または足のネイル装飾用ネイルコーティングラミネートを製造および用いるための装置、方法およびキットを提供する。1つの態様において、熱硬化性ビニルベース感圧自己接着ネイルカバー/コーティングラミネートが提供される。

Description

本出願は、2006年9月29日に提出された米国仮出願番号第60/848,126号に基づく優先権を主張する。その内容は、全体を参照することにより本出願の一部を構成する。
本発明は、一般に、化粧品に関し、特に、ネイル装飾用ノンリキッドグラフィックネイルコーティングおよび/またはカバーを対象とした方法および装置に関する。
以下に、本発明を理解する上で役立つ情報を示す。ここで提供される情報のいずれかが、従来技術または以下で説明もしくは主張される発明と関連があること、あるいは、明確にもしくは暗に言及された任意の出版物または文献が、従来技術であるということは、認められているものではない。
化粧品の分野は繁栄している。しかしながら、手および足のネイル上へのネイルポリッシュの適用は、長くかつ面倒なプロセスである。典型的に、消費者が手および/または足のネイルを特定のカラー、アートワークおよび/またはデザインで装飾しようとする場合、通常はプロのネイルサロンに行き、所望のグラフィックをリキッドネイルポリッシュの形態で人の手によって適用される必要がある。これら従来のリキッドネイルポリッシュマニキュア技術は、多くの場合、手または足のネイルのファイリング、ポリッシングおよび(プライマー、シーラントおよび/またはトップコートの適用を含むことができる)ペインティングの困難なプロセスを含む。加えて、従来のマニキュア技術は、シルクラップ、(例えばフレンチマニキュア等の)人工ネイルチップ、アクリルまたは人工ネイルジェルの適用を含むことができる。これらプロセスは、通常、高価で、(例えば長い乾燥時間等の)時間がかかり、さらに、完成したネイル表面は、通常欠けやすく、それゆえに、多くの場合、所望の外観を維持するために、繰り返しの適用が必要とされる。さらにまた、従来のネイルポリッシュおよび/またはネイルポリッシュリムーバにおいて見出された多くの材料は、フタル酸エステル、ホルムアルデヒドおよび/または有機溶剤を含む有害な化学成分を含有する傾向があり、これらの多くは、体に悪い有毒な気体を発生するおそれがある。
様々なデバイス、方法およびシステムは、例えば、特許文献1〜15において報告されたものに含まれるネイルアートプロセスを改善するのに考え出されてきた。しかしながら、従来技術において知られた、ある従来のグラフィックサイン作製技術は、顔料または染料に含浸されたビニルフィルムを使用し、これらは剥離材料とともに用いられ、ここでは、サイン作製プロセスのために透明テープが必要とされる。これら従来の染料および顔料は、紫外光による攻撃および劣化にさらされるため、屋外使用に適していないという欠陥に悩まされる。結果として、これら従来の技術のいくつかは、持続しかつ安定したカラーおよび外観特性を作り出すために、装飾の目的のためのこれらサイン作製フィルムの適用を補うよう、未だに、(多くの場合、室温で)化学的プライマー、シーラントおよびトップコートの使用を要求する。したがって、これら試みにもかかわらず、リキッドネイルポリッシュを適用する技術は、化粧品業界において、手および/または足のネイルを装飾するための主要でかつ優勢な手段として残っている。
米国特許第5,309,365号明細書 米国特許第5,209号明細書 米国特許第4,824,702号明細書 米国特許第5,525,389号明細書 米国特許第6,491,781号明細書 米国特許第5,681,631号明細書 米国特許第7,123,983号明細書 米国特許第6,561,196号明細書 米国特許第6,328,949号明細書 米国特許第6,065,969号明細書 米国特許第5,873,375号明細書 米国特許第4,974,610号明細書 国際公開第2005070048号パンフレット 米国特許第6,063,494号明細書 米国特許出願公開第2005/0150508号明細書
したがって、これら未解決の課題を解決するために、本発明は、手および/または足のネイルを装飾するための、便利で、持ちが良く、かつ環境に優しいデバイス、方法、キットおよび/またはシステムを提供することを目的とする。
ある態様において、ネイルトップ表面に接着されるよう構成される結果、ネイルトップ表面全体を実質的にカバーするネイルコーティング/カバーラミネートが提供される。ある実施形態において、ネイルコーティングラミネートは、手および/または足のネイル装飾用ビニルネイルラミネートである。他の実施形態において、ビニルフィルムは、キャストビニルフィルムである。特定の他の実施形態において、ラミネートビニルフィルムは、感熱熱硬化性ラミネートキャストビニルフィルムである。さらに別の実施形態において、ビニルフィルムは、熱硬化性感圧接着フィルムである。さらなる実施形態において、ビニルフィルムは、デジタルプリントグラフィックフィルムである。特定の他の実施形態において、ビニルフィルムは、熱転写プリントグラフィックフィルムである。さらなる別の実施形態において、ビニルフィルムは、ラミネート、熱硬化、熱転写プリントグラフィックフィルムである。
ある態様において、手または足のネイル装飾用感熱ビニルフィルムラミネートを適用する工程を具えるネイル装飾方法が提供される。特定の実施形態において、この方法は、ネイルラミネートとネイル表面との間の接着を促進するために、感熱ビニルネイルラミネートに、有効な量の熱を適用する工程をさらに具える。他の実施形態において、この方法は、ネイル輪郭の滑らかさを促進するため、または表面のしわを減少させるために、ネイル表面の上方に配置された感熱ビニルネイルラミネートに、有効な量の熱を適用する工程をさらに具える。さらなる別の実施形態において、ビニルフィルムラミネートは、使用者が選択したネイル装飾に適したネイルグラフィックを具える。特定の他の実施形態において、ビニルフィルムラミネートは透明である。さらなる別の実施形態において、ビニルフィルムラミネートは、キャストフィルムラミネートである。さらなる別の実施形態において、ラミネートは、感圧自己接着ラミネートである。
ある態様において、感熱キャストビニルフィルムラミネートを手または足のネイルから取り外す工程を具えるネイル装飾の取り外し方法が提供される。
別の態様において、手または足のネイル装飾に有用なグラフィックキャストフィルムビニルフィルム下地上に、感熱クリアキャストビニルフィルムトップレイヤを積層する工程を具えるネイル装飾用ビニルフィルムラミネートの製造方法が提供される。特定の実施形態において、この方法は、所望のネイルに適用されるべき、使用者によって選択されたネイルグラフィックを準備する工程と、ネイルコーティングフィルム下地上に、ネイルグラフィックをプリントする工程と、フィルム下地上のネイルグラフィックを熱硬化する工程と、熱硬化されたグラフィックフィルム下地上にクリアトップレイヤビニルフィルムを積層する工程と、ネイル上への適用のために、グラフィックラミネートを、所定のサイズ、形状またはシートにカットする工程と、カットする工程の後、余分な材料を除去する工程と、ネイルカバーラミネートをパッケージングする工程とをさらに具える。
ある態様において、解放可能にバッキング材料に取り付けられた感熱ビニルネイルカバーラミネートであって、ネイル表面に適用されるべき、使用者によって選択されたネイルグラフィックをさらに有するネイルカバーラミネートを準備する工程と、ネイルカバーラミネートが適用されるべきネイル表面であって、曲線状の輪郭を有するネイル表面を清浄にする工程と、ネイルカバーラミネートを予め加熱する工程と、バッキング材料から加熱されたネイルカバーラミネートを取り外す工程と、ネイルカバーラミネートをネイル表面上に適用する工程と、ネイル表面の上方に配置されたネイルカバーラミネートを、熱を適用することによって熱硬化する工程と、ネイル表面の輪郭に従ってネイルカバーラミネートを適合させる工程と、ネイルカバーラミネートを成形する工程と、ネイル表面の上方に配置されたネイルカバーラミネートを硬化するために再度熱を適用する工程と、ネイル表面の輪郭に従ってネイルカバーラミネートを適合させる工程とを具える手または足のネイル装飾用感熱ビニルネイルコーティングラミネートの適用方法が提供される。
別の態様において、ネイル表面の上方に配置されたネイルカバーラミネートを準備する工程と、ネイルカバーラミネートを前記ネイル表面から解放するために、ネイルカバーラミネートを加熱する工程と、取り外されるべきネイルカバーラミネートの周辺部分を剥がす工程と、剥がされたネイルカバーラミネートの周辺部分を保持する工程と、ネイル表面からネイルカバーラミネートを取り外す工程とを具える手または足のネイル装飾用感熱ビニルネイルコーティングラミネートの除去方法が提供される。
さらに別の態様において、クリアビニルフィルムトップレイヤと、自己接着ボトム面を有するミドルビニルフィルムレイヤと、トップレイヤとミドルビニルフィルムレイヤとの間に配置されたデジタルプリントグラフィックを有するネイルグラフィックトップ面と、自己接着剤をその上に有するボトムバッキングレイヤとを具える感熱ラミネートネイルコーティングが提供される。
さらに別の態様において、自己接着ボトム面を有する感熱キャストビニルフィルムミドルレイヤ上に積層された、感熱クリアキャストビニルフィルムトップレイヤと、解放可能にかつ剥離可能にキャストビニルフィルムミドルレイヤに接着するよう構成された、自己接着剤をその上に有するボトムバッキングレイヤとを具えるネイルコーティングラミネートが提供される。
さらに別の態様において、熱硬化性感圧自己接着キャストビニルラミネートを適用することができるパッケージを具えるネイル装飾用キットが提供される。
ここで説明および主張された発明は、この概要において主張および説明され、または言及されたものを含むが、これらには限定されない多くの特性および実施形態を有する。それはすべてを含むことを目的とし、ここで説明および主張された本発明は、この概要において特定された形態または実施形態によって限定されるものではなく、これは、限定するためではなく説明のために含まれたものである。
本発明の様々な態様は、添付図面と併せて以下の詳細な説明によって容易に理解されるであろう。図面において、同様の参照符号は、様々な図において同様の要素を示す。本発明の実施形態は、図面に示される構成要素よりも多くのまたは少ない構成要素を有することができる。
ここで、本発明は、添付図面を参照して以下でより十分に説明されるであろう。添付図面において、本発明の説明に役立つ実施形態が示される。しかしながら、この発明は、多くの異なる形態で具体化されることができ、ここで定義される実施形態に限定されたものと解釈されるべきではない。むしろ、これら実施形態は、この開示が完璧でかつ完全となり、当業者に発明の範囲が十分に伝わるように提供されたものである。
特段の定義がなければ、本発明における(技術的用語および科学的用語を含む)全ての用語は、この発明が属する分野における通常の知識を有する者の一人によって普通に理解されるものと同じ意味を有する。普通に用いられる辞書において定義されるような用語は、関連する技術の背景におけるそれらの意味と一致する意味を有するものとして解釈されるべきであり、かつここで明確に定義されない限り、理想的なまたはあまりにも形式的な意味として解釈されるべきでないことはさらに理解されるであろう。
本発明における専門用語は、特別な実施形態を説明することを目的とするだけであり、発明を限定することを目的としたものではない。本発明において、文中で明確に示されていない限り、単数の形態は、複数の形態を含むことを目的としたものである。この明細書で使用される「具える」、「含む」等の用語は、記載された特徴、ステップ、操作、要素および/または構成部材の存在を特定するものであり、1以上の他の特徴、ステップ、操作、要素、構成部材および/またはそれらのグループの存在または追加を排除するものではないということはさらに理解されるべきである。
したがって、従来のリキッドネイルポリッシュベース手段以外の、手または足のネイルを装飾するための改良された方法、キット、デバイスおよびシステムが要求される。
したがって、手または足のネイル上のノンリキッドネイルコーティングの適用による手または足のネイルを装飾するための方法、キット、デバイスおよびシステムが要求される。
したがって、ネイルポリッシュリムーバを使用しないでネイルコーティングを除去する方法、キット、デバイスおよびシステムが要求される。
追加的に、フレキシブルネイルコーティング/カバー、ならびに、改善された寸法安定性、一致性、耐久性および“ペイントライク”な仕上がりで、これらを適用する方法が要求される。
さらにまた、手および/または足のネイルを装飾するための、積層されたグラフィック埋め込みフレキシブルネイルカバーの製造方法が要求される。
本発明の態様は、一般に、手および/または足のネイルを装飾するための改善された方法、キット、デバイスおよびシステムに関するものである。
本発明の態様および実施形態は、グラフィックアートにおいて普通に用いられる特定のビニルフィルム、例えばビニルキャスティングフィルム等が、適用プロセス中に熱的に活性化されおよび/または熱的に硬化された場合、予期せぬ利益を得ることができるという思わぬ発見に基づくものである。この利益とは、手または足のネイル用コーティングとして用いられた場合の、改善された柔軟性、適合性、外観およびネイル表面への接着性のことである。加えて、クリアコーティングフィルムとともに積層された場合、これらラミネートネイルカバーは、ネイルコーティング/カバーとして、改善された耐久性の追加の利益を有する。さらにまた、これら追加の利益は、化学的プライマ、クリアコートまたはトップコートなしで実現されることができる。
1つの態様において、装置、方法、および、手または足のネイル上に適用するためのグラフィックフィルム上にイメージを作り出すよう構成される、コンピュータが読み込み可能な媒体が提供される。本発明の他の実施形態は、カラーを適合し、かつ手または足のネイル上への適合用のグラフィックフィルム上にプリントするためのスキャニングまたはカラー適合スキームを含むことができる。
特定の実施形態において、本発明は、哺乳類および人工のネイルに強度および美しさを加える感熱および/または感圧接着性バッキングフィルムを設ける。手または足のネイル上への不透明または透明なグラフィックフィルムの適用は、ネイルポリッシュの要素を提供するが、ネイルサポート、グラフィック、特殊なカラー、ノンリキッド、乾燥時間が不要、こすれず汚れない、一様でないブラシストロークがない、砕けることがない、化学薬品によって知られた癌がない、においがない、そして除去が容易であるという追加の利益を含む。ネイルコーティングは、水、洗浄および磨耗耐性がある。実施形態は、従来技術で知られた任意のグラフィックフィルムを含むことができる。1つの実施形態において、例えば、3M Corporationによって作製された3M(登録商標)Scotchcal(登録商標)グラフィックフィルムを含むことができる。例えばグラフィックフィルム、自己接着フィルム、ビニル、ポリエステル、マイラー、ラテックス、ゴムまたは他のフィルムのような、他のフィルムは、この目的で用いられることができるということは理解されるべきである。
本発明において、典型的なネイルカバー/コーティングは、例えば任意のノンリキッド熱硬化性感圧自己接着フィルムを含むことができる。典型的な材料は、感熱グラフィックフィルムを含むことができる。本発明の方法に適したグラフィックフィルムは、例えば任意の自己接着薄膜フィルムタイプ材料ビニルフィルム、キャストフィルム(キャスト法によって製造されたフィルム)、“2ミル”フィルム、“高性能”フィルム、“長期”フィルムまたは“高級”フィルムを含むことができる。本発明において、“薄膜フィルム”は、約2mm以下のビニルキャスティンググラフィックフィルムを含むことができる。特定の実施形態において、グラフィックラミネートは、約2mm以下のクリアコートビニルキャスティングフィルムレイヤに積層された、約2mm以下のグラフィックフィルムを含むことができる。特定の実施形態において、フィルムおよび/または下地は、様々な埋め込まれた視覚的効果を含むことができる。この視覚的効果とは、例えば、濃淡および/または透明性の度合いの変化、背景パターンの変化、例えば屈折度、傾向性、真珠光沢、夜光、クリア、艶消し、光沢、ホログラフィック、虹色、グリッターおよび/または装飾的視覚効果等、光学特性の変化などである。
本発明において、“ビニルフィルム”は、従来技術において知られたキャスト法によって製造された、任意の硬いまたは柔軟なフィルムを含むことができる。典型的なビニルキャスティングフィルムは、グラフィックアートにおいてよく知られている。対照的に、“艶出し”法によって製造されたようなビニル光沢フィルムは、一般にサイン作製技術において用いられる。1つの実施形態において、例えばフレキシブルキャスティングフィルムは、3M Corporationによって作製された3M(登録商標)Scotchcal(登録商標)グラフィックフィルムを含むことができる。他のグラフィックフィルム、ビニル、マイラーまたは他のフィルムが、この目的のために用いられることができるということは、理解されるべきである。
特定の他の実施形態において、典型的なビニルフィルムは、ポリ塩化ビニル(PVC)ポリマー、(柔軟性を調節するための)高分子または単分子可塑剤、(所望の着色を作るための)顔料、(UV放射への耐性を改善するための)UV吸収体、熱安定剤、充填剤および加工助剤を具えることができる。特定の実施形態において、キャストフィルムは、寸法安定性、薄さ(約2mm以下)、一致性、耐久性および“ペイントライク”な仕上がりの追加の利益を提供することができる。
本発明において、“成型”は、デジタル化ネイルイメージを用いてネイルカバーリング材料をカットするために、プロッターを用いることを含む。これによって、ネイルカバーリング材料は、ネイルトップ表面に適合し、その結果、ネイルトップ表面全体を実質的にカバーするような寸法に作られたネイルカバーを製造することができる。
本発明において、“削る(ファイル)”とは、化粧品の技術において知られる方法によって所望のネイル輪郭まで余分な材料を減少させる知られた方法の全てを含む。典型的なファイリング技術は、例えばクリスタルネイルファイルおよび/またはハサミおよび/またはネイルクリッパの使用を含む方法を含むことができる。
本発明において、ネイル表面は、自然のネイル表面または化粧品の技術において知られた任意の知られた方法または技術によるエクステンションのいずれをも含むことができる。ネイルグラフィックまたは保護クリアラミネートは、“ネイルスカルプティング”によって作り出された人工ネイル表面を含む人工ネイルによって作り出された表面と同様に、自然なネイル表面に適用されることができる。
本発明において、“ネイルスカルプティング”プロセスは、予め作成された人工のネイルチップを、接着剤または補助シートによって本物の指先に取り付けることを含むことができる。補助シートは、本物の指先の直下に取り付けられることができ、その後、(例えばアクリル系等の)熱硬化性材料を、自然の指のあま皮から自然のネイル上に適用し、人工ネイルチップの全体または補助シートの部分をカバーするようスカルプされる。これによって、均一に広がる表面を作り出すことができる。一旦、熱硬化性材料が自然にまたは紫外光によって乾いたら、所望の形状を作り出すために、各指のネイルに対して研磨ファイリングが適用される。
本発明において、“ネイルラッピング”は、布片をカットし、自然のネイル上に接着されることによるプロセスを含むことができる。2、3枚の布のレイヤが接着され、乾燥された後、充填材料のコートは、連続的な均一表面を作り出すように適用される。研磨ファイリングによって所望のネイル形状にされた後、ネイルは装飾されることができる。
本発明において、ネイルカバー上への配置に適した典型的なネイルグラフィックは、例えば任意のユーザ所望のイメージ、デザイン、パターン、写真またはカラースキームを含むことができる。特定の実施形態において、ネイルカバーラミネートは、“フレンチチップ”および/または任意の装飾的および/またはメタリック外観の適用と一般に関連したデザインおよび/またはカラーによるプリントされたネイルグラフィックを含むことができる。特定の実施形態は、小さなデカル、金属フレークまたは模造宝石も含むことができる。
特定の実施形態において、プリンタは、パントン適合カラーまたはロゴ、デザインまたはイメージをいくつでも、指のネイルサイズのグラフィックフィルム上にプリントするのに用いられることができる。グラフィックフィルム上にスポットカラープリントが可能な任意のプリンタを用いることができるということは理解されるべきである。
本発明において、適切なプリント方法は、例えばデジタルプリント、感熱紙方式プリント、熱転写プリント、熱処理プリント、インクジェットプリント、スクリーンプリント、静電プリント、圧電インクジェットプリントおよび/または熱インクジェットプリントを含むことができる。
特定の実施形態において、グラフィックネイルコーティングラミネートの製造は、熱転写プリントプロセスによるプリントを具えることができる。典型的な熱転写プリントプロセスは、(例えばフィルム、紙等の)通常のラベルメディアおよびリボンの使用を含むことができる。プリントヘッドは、加熱され、リボンに適用され、熱は、インクを含有するリボンに移送される。加熱されたインクは、その後、フィルム下地に転写される。
特定の実施形態において、グラフィックネイルコーティングラミネートの製造は、感熱紙方式プリントプロセスによるプリントを具えることができる。典型的な感熱紙方式プリントプロセスにおいて、ラベル自体は、感熱性であり、カラー転写はリボンを必要としない。
本発明において、ここで説明されたプリントプロセスに適した典型的な熱リボンは、ワックス、ワックス樹脂、ピュア樹脂を含むことができる。典型的なピュア樹脂リボンは、ポリエステル、ポリプロピレンおよびビニルのようなプラスチックラベル上にプリントされるよう計画される。「インク」は、用いられるプラスチック材料およびリボンに依って、ラベルのプラスチック表面に若干ディゾルブするか、または接着するように設計され、より長持ちするようになる。ここで説明されたような、特定のプリンタ/リボン/フィルム下地の組み合わせは、一緒に使うとよい傾向があり、これは特に、いくつかの組み合わせが、イメージを全く生み出さないために、重要である。
特定の実施形態において、本発明のネイルグラフィックラミネートの製造に適したプリンタは、例えば熱樹脂プリンタのようなデジタルまたは電子式プリンタを含むことができる。熱樹脂プリンタは、溶融樹脂を自己接着フィルムの頂面の一部に適用する。典型的な適切な熱樹脂プリンタは、Roland(登録商標)PC-12熱樹脂プリンタ/カッターを含む。他の特定の実施形態において、適切なプリンタは、インクジェットプリンタを含むことができる。インクジェットプリンタは、インクをフィルムのトップ部分に適用する。インクは、表面に接着するのと同様、フィルム下地のトップ部分に浸透することができる。典型的なインクジェットプリンタは、Versa CAMM(登録商標)インクジェットプリンタ/カッター(Roland DGA Corporation, Irvine, California, USA)を含むことができる。他の特定の実施形態において、適切なプリンタは、例えば昇華型およびレーザプリンタならびに他のどんな統合ワイドフォーマットプリンタ(例えばRoland SOLJET(登録商標)プリンティングおよび輪郭カッター)、カッティングプロッタまたはカッティングプリンタシステムのような、コンピュータで制御されたプリンタの他のどんなタイプも含むことができる。
本発明において、本発明のネイルグラフィックラミネートの製造に適切なカッターは、例えばコンピュータ制御された電子式カッターを含むことができる。特定の実施形態において、電子式カッターは、電子式プリンタと統合される。典型的な精密なコンピュータ制御カッターは、例えばGerber, Mimaki, AllenおよびGraphtecによって製造されるようなものを含むことができる。
特定の実施形態において、長いネイル上のネイルコーティングは、加えられた強度のためにネイルの裏側に適用されることができる。白いコーティングフィルムは、ネイルに“フレンチマニキュア”外観を与えるのに用いられることができる。特定の実施形態において、“フレンチマニュキア”外観に関連するカラーおよび/またはグラフィックは、フィルム下地上に直接プリントされ、これは追加の“フレンチチップ”の適用を必要としない。
ネイルコーティングは、ネイル表面に手動で適用される。ネイルコーティング/カバーは、いずれも、はさみのような手動カッティングデバイスを用いて切り取られるか、または自動カッターを用いてカットされることができる。
本発明において、熱硬化または熱活性は、(所望のネイル表面の上方に配置される)本来の位置で、有効な量の熱を感熱ネイルコーティング/カバー材料の部分に適用するプロセスを含むことができ、ここでは、熱は、適用プロセス中の配置、外観、適合を改善するために、フィルムの物理特性を有利に変更するのに十分に適用される。特定の実施形態において、熱の適用は、自己接着フィルムをより柔軟かつ弾性のある状態にし、それ故に、ネイル表面へのよりよい適合を可能にする。特定の実施形態において、感熱フィルムは、適切なビニルフィルムを含むことができ、ここにおいて、積層プロセスが熱の適用によって促進される。
本発明において、本発明の実施形態の製造方法は、従来よく知られた積層のプロセスを含むことができる。典型的な積層プロセスは、積層が熱の適用に基づく熱積層プロセスを含む。適切な積層フィルムは、典型的に、一方の端に感熱コーティングを含み、材料は、熱ロールまたはラミネーターを通過する。特定の実施形態において、適切な圧力は、積層プロセスが完了するまで、熱適用と併用して適用される。適切な実施形態において、グラフィックネイルコーティング/カバーは、クリアフィルムトップレイヤーと自己接着/バッキングボトムレイヤとを接着することによって積層される。熟練した職人は、例えば標準熱ラミネートフィルム、低温熱ラミネートフィルム、ヒートセット(またはヒートアシスト)ラミネートフィルム、感圧フィルム、リキッドラミネートのような様々なラミネート材料、接着剤、(ポーチラミネータ、熱ロールラミネータ、冷ロールラミネータなどの)設備、およびプロセスが用いられることができるということは、理解されるであろう。特定の実施形態において、ラミネートプロセスは、下地の外観をグロッシーにまたはマットに変えるように調整されることができる。
本発明のクリアネイルカバーラミネート(グラフィックなしのラミネート)は、グラフィックと併用される保護トップレイヤとして適用されることもできる。このグラフィックは、例えば、典型的にポリマー粉末およびリキッドモノマー(例えばエチルメタクリレート)の混合物を具える“アクリル”、ならびに、典型的に赤外光下で硬化されるポリマー樹脂を具える“UVジェル”を含む従来のネイル装飾技術によって適用される。
他の実施形態は、手指または足指上への適用のため、カラーを適合させ、かつグラフィックフィルム上にプリントするための装置またはプリンティングデバイスまたはスキャニングまたはカラー適応スキームを含むことができる。
本発明に従うネイルカバーラミネートを製造するための典型的な製造方法の実施形態を示す。 本発明に従うネイルカバーラミネートを適用するための典型的な方法の実施形態を示す。ここで説明される典型的なネイルカバーラミネートは、グラフィックフィルムをネイルに適用する方法を含む。 本発明に従うネイルカバーラミネートを除去するための典型的な方法の実施形態を示す。 典型的なネイルカバーラミネートの断面図を示す。 存在する従来のマニュキアが塗られたネイル表面を保護するために構成され、かつ表面上に配置された典型的なクリアネイルカバーラミネートの断面図を示す。 本発明に従う、典型的なプリントされたネイルカバーラミネートのシートを示す。ここで説明される典型的なラミネートは、手または足のネイルに取り付けられるためのグラフィックフィルムに適用されることができるサンプルイメージを含む。 本発明に従う、典型的なクリアネイルカバーラミネートのシートを示す。
図1は、典型的な熱硬化性感圧ネイルカバーラミネートの典型的な製造方法のブロック図を示したものである。ネイルグラフィックは選択され(1002)、適切なプリントシステムに、プリントのためにアップロードされる(1004)。ビニルフィルムのようなフィルムをカットおよび形成またはストックすることに適合するプリントシステムおよび/またはマシンは、従来技術においてよく知られており、この目的のために市販されている。典型的なプリント/カットマシンは、Gerber、Mimaki、AllenおよびGraphtecによって作製されるマシンと同様に、例えばSIGNMAKER(登録商標)IVBならびにGRAPHIX 4Bおよび4E、GSP SPRINT IIB、SUPERSPRINT Model Bマシンのような、Gerber Scientific Instruments社製のマシンのような、コンピュータを使ったサイン作成マシンを含む。
本発明の実施形態に従う(例えば熱転写画像フィルム材料のような)適切なフィルムストック材料は、最初に、そのようなプリント/カットマシンから与えられ、グラフィックプリント用の適切なテンプレートを作り出す(1006)。特定の実施形態において、フィルムストック材料は、分離を容易にするために、予め目打を有するよう形成されることができる。典型的なプリント方法は、熱転写プリントを含むことができる。作り出されたプリントテンプレートは、熱および/または圧力の作用下で(1008)で積層され(1010)、図4に示されるように、それらの対応する対をなす表面に接着される。
(例えば女性の手および足のネイル用、男性用の大きなサイズ用、子供用の小さなサイズ用、ならびに、例えば馬などの他の哺乳類用のテンプレート等、)様々な統計集団の代表的なネイルプロファイルに従うサイズに作られた一般的なネイルテンプレートは、プリント下地4004として用いられるように選択される。ネイルグラフィック4002は、代表的なネイルテンプレートプロファイルの範囲にフィットするようデザインされる。ネイルグラフィック4002は、自己接着(4006)フィルム下地4004のトップ部分上にプリントされる。このフィルム下地4004は、剥がすことができる(peelabe)/リリースすることができる(releasable)バッキング4008を有する。(グラフィックのない)クリアトップレイヤ4000は、フィルム下地上に転写されたネイルグラフィック上に積層される。トップレイヤは、(例えばビニルキャスティングフィルム等の)フィルム下地レイヤと同じ材料からなることができる。特定の実施形態において、(コンピュータを使ってまたは使わない)カット(1012)は、自己接着ネイルラミネートを含むグラフィックが、バッキングから除去または剥がされることができるように、個々の手指または足指の周囲および/またはアウトラインに基づくことができる。余分な材料は、手またはコンピュータを使用するプロセスのいずれかによって除去される(1014)。
特定の実施形態において、(コンピュータを使ってまたは使わない)カット(1012)は、パッケージング(1016)のための、個別のグラフィック(またはクリア)ネイルカバーラミネートのシートを作り出す。これらシートは、同じグラフィックデザインの多数のユニットまたは様々なデザインおよび/またはサイズの多数の組み合わせを含む。
図2は、典型的な熱硬化性感圧ネイルカバーラミネートの典型的な適用方法のブロック図を示したものである。予めプリントされたグラフィックネイルカバーラミネート2002を適用するために、グラフィックラミネートが適用されるべきネイルの表面は、(例えばアルコールまたは以下に示すマニキュア等を用いて)予めクリーンにされる。ラミネートは対応するバッキング4008から剥がされ(2006)、その後、(例えば同様の幅等の)対応するネイル表面上に配置される。特定の実施形態において、ラミネートは、取り扱いをより容易にするために、予め加熱されることができる(2008)。ネイルグラフィックラミネートは、ネイル表面上の所望の位置に位置づけられ、ネイルグラフィックラミネートをネイル表面上に接着するため、適切な加熱および/または圧力がアセンブリに適用される。バッキングシートは、その後所望の位置において、ネイルの表面上にグラフィックを残すために、簡単に剥がされることができる。ラミネートは、その後ネイル表面上に形成され、成形されおよび/または滑らかにされ(2014)、(例えば長さ等の)余分な材料は、カットまたは削り取ること(2016)によって切り取られる。特定の実施形態において、熱は、表面の間の接着を硬化させるために適用される(2018)ことができ、または、取り扱い易くするためにラミネートの柔軟性を増加させるために適用される(2012)ことができる。特定の実施形態において、ネイル表面の輪郭形成は、オレンジスティックを用いて実施されることができる。
図3は、典型的な熱硬化性感圧ネイルカバーラミネートの典型的な除去方法のブロック図を示したものである。ネイル表面からラミネートを除去する(3002)ために、ラミネートは、(例えばヒートガン、温風乾燥機等の)一様な熱源を表面に適用することによって、表面から「熱リリース」され(3004)、これにより、ネイルカバーラミネートは、次第に曲げ易く、かつ柔軟になる。特定の実施形態において、除去のためのラミネートの準備を決定するために、視覚評価が行われることができる(3006)。ラミネートの小さい周辺部分は、機器を用いてまたは用いることなく剥がされ(3008)、その後残っている部分は、機器を用いてまたは用いることなく、剥がされた部分を保持する(3010)ことによって除去されることができる(3012)。特定の実施形態において、剥がす動作は、(先端から下部に対して)左右である。
図4は、典型的なネイルコーティングラミネートの部分的な断面図を示したものである。このラミネートは、熱硬化性感圧自己接着性ビニルキャスティングフィルムから作製されることができる。ラミネートは、図示したように、種々のレイヤを有する。トップレイヤは、プリントされたネイルグラフィックを含むグラフィックフィルム下地上に積層されたクリアビニルトップコートレイヤ(トップレイヤ)4000とするのが好ましい。トップレイヤは、グラフィックパターンなしで構成されるか、または直下のグラフィックレイヤの可視化を許すようなカラーで構成されるのが好ましい。
次のレイヤは、プリントされたグラフィックレイヤ4002とするのが好ましい。プリントグラフィックレイヤは、熱および/または圧力の作用下で、基本的に、例えばビニルキャスティングフィルム下地(ミドルレイヤ)4004等のような薄いフィルム下地に接着可能な染料含有および/または顔料含有レイヤから構成される。グラフィックレイヤは、グラフィックラミネートに可視性を与える主レイヤである。一般に、例えばビニルフィルム上への熱転写等のようなプリントプロセス中に形成されるグラフィックデザインは、顔料および/または染料材料を含む。特定の実施形態において、染料または顔料含有レイヤは、複数の連続する染料または顔料含有レイヤで構成されることができる。次のレイヤは、自己接着レイヤ4006を含み、これは、バッキングボトムレイヤ4008から解放可能なように剥がすことができる。使用者によってラミネートが適用される前に、例えば、保管、製造または輸送の間、ボトムレイヤ4008は、自己接着レイヤ4006に接着されるのが好ましい。準備ができたら、グラフィックネイルラミネートは、適用のためにボトムレイヤ4008から除去される。適切なバッキング材料は、従来技術においてよく知られ、市販され、典型的な材料は、取り扱いを容易にするために寸法安定性のある、任意の柔軟なバッキング材料を含むことができる。特定の実施形態において、バッキング材料は、適切な目打を有する紙またはフィルムストックのストリップあるいはロールの形をしている。特定の他の実施形態において、寸法安定性のあるプラスチックフィルム、例えばポリエチレン・テレフタレートフィルムなどが用いられることができる。
図5は、典型的な実施形態として、従来のネイル化粧技術によって適用されたグラフィックを補完するため、ネイルコーティングラミネートを保護トップコートとして使用する場合を示したものである。(プリントされたネイルグラフィックを含まない)フィルム下地上に積層されたビニルフィルムトップコートカバー(クリアラミネート)5000は、従来技術、例えばネイルポリッシュ、アクリルラップおよび/またはジェル等によって適用されたネイルグラフィックおよび/または他のネイルデコレーション5004を含むネイル表面5006上に適用される。
図6および図7は、本発明の実施形態に従う、グラフィックがプリントされたネイルコーティングラミネートのシートを示したものである。このシートは、基本的に、同じデザインまたは様々なデザインおよび/またはサイズの組み合わせを含むことができる。
さらなる別の態様において、ネイルカバー/コーティングキットは、ここで説明された方法によって作製された複数のグラフィックおよび/またはクリアネイルコーティングラミネートを具える少なくとも1枚のシートと、少なくとも1つの消費者パッケージと、少なくとも1つの使用説明書とを具える。特定の実施形態において、グラフィックネイルコーティングラミネートは、使用されるまで、気密袋に入れて保管される。
上述した実施形態の説明は、当業者であれば本発明を実施することができるよう記載されたものである。これら実施形態への種々の修正例は、当業者にとって容易に明らかであり、ここで定義される一般的な原理は、発明力を用いることなく他の実施形態に適用されることができる。それ故に、本発明は、ここで示された実施形態に限定されることを目的としたものではなく、ここで開示された原理および新規な特徴と一致する広い範囲を許容すべきである。

Claims (17)

  1. 解放可能にバッキング材料に取り付けられた感熱ビニルネイルカバーラミネートであって、ネイル表面に適用されるべき、使用者によって選択されたネイルグラフィックをさらに有するネイルカバーラミネートを準備する工程と、
    該ネイルカバーラミネートが適用されるべき前記ネイル表面であって、曲線状の輪郭を有するネイル表面を清浄にする工程と、
    前記ネイルカバーラミネートを予め加熱する工程と、
    前記バッキング材料から前記加熱されたネイルカバーラミネートを取り外す工程と、
    該ネイルカバーラミネートを前記ネイル表面上に適用する工程と、
    前記ネイル表面の上方に配置された前記ネイルカバーラミネートを、熱を適用することによって熱硬化する工程と、
    前記ネイル表面の輪郭に従って前記ネイルカバーラミネートを適合させる工程と、
    前記ネイルカバーラミネートを成形する工程と、
    前記ネイル表面の上方に配置された前記ネイルカバーラミネートを硬化するために再度熱を適用する工程と、
    前記ネイル表面の輪郭に従って前記ネイルカバーラミネートを適合させる工程と
    を具えることを特徴とするネイル装飾用ネイルコーティングラミネートの適用方法。
  2. ネイル表面の上方に配置されたネイルカバーラミネートを準備する工程と、
    該ネイルカバーラミネートを前記ネイル表面から解放するために、前記ネイルカバーラミネートを加熱する工程と、
    取り外されるべき前記ネイルカバーラミネートの周辺部分を剥がす工程と、
    該剥がされた前記ネイルカバーラミネートの周辺部分を保持する工程と、
    前記ネイル表面から前記ネイルカバーラミネートを取り外す工程と
    を具えることを特徴とする手または足のネイル装飾用感熱ビニルネイルコーティングラミネートの取り外し方法。
  3. クリアキャストビニルフィルムトップレイヤをグラフィックキャストフィルムビニルフィルム下地上に積層する工程を具えることを特徴とする手または足のネイル装飾用感熱ビニルネイルフィルムラミネートの製造方法。
  4. 所望のネイルに適用されるべき、使用者によって選択されたネイルグラフィックを準備する工程と、
    ネイルコーティングフィルム下地上に、前記ネイルグラフィックをプリントする工程と、
    前記フィルム下地上の前記ネイルグラフィックを熱硬化する工程と、
    該熱硬化されたグラフィックキャストフィルムビニルフィルム下地上にクリアキャストビニルフィルムトップレイヤを積層する工程と、
    前記ネイル上への適用のために、前記グラフィックラミネートを、所定のサイズ、形状またはシートにカットする工程と、
    該カットする工程の後、余分な材料を除去する工程と、
    前記ネイルカバーラミネートをパッケージングする工程と
    をさらに具える請求項3に記載の手または足のネイル装飾用感熱ビニルネイルフィルムラミネートの製造方法。
  5. 手または足のネイルを装飾するために、熱硬化性感圧自己接着キャストビニルラミネートを適用することができることを特徴とするネイル装飾キット。
  6. 手または足のネイルを装飾するために、感熱ビニルフィルムラミネートを適用する工程を具えることを特徴とするネイル装飾方法。
  7. 前記ネイルラミネートと前記表面との間の接着を促進するために、前記感熱ビニルネイルラミネートに、有効な量の熱を適用する工程をさらに具える請求項6に記載のネイル装飾方法。
  8. 前記ネイル輪郭の滑らかさを促進するため、または表面のしわを減少させるために、前記ネイル表面の上方に配置された前記感熱ビニルフィルムラミネートに、有効な量の熱を適用する工程をさらに具える請求項6に記載のネイル装飾方法。
  9. 前記ネイルカバーラミネートが、ネイルグラフィックを具える請求項1に記載のネイル装飾用ネイルコーティングラミネートの適用方法。
  10. 前記ネイルカバーラミネートが透明である請求項1に記載のネイル装飾用ネイルコーティングラミネートの適用方法。
  11. 前記ネイルカバーラミネートがキャストフィルムラミネートである請求項1に記載のネイル装飾用ネイルコーティングラミネートの適用方法。
  12. 前記ネイルカバーラミネートが感圧自己接着ラミネートである請求項1に記載のネイル装飾用ネイルコーティングラミネートの適用方法
  13. 手または足のネイルから感熱キャストビニルフィルムラミネートを取り外す工程を具えるネイル装飾の取り外し方法。
  14. 自己接着レイヤをボトム面に有する感熱キャストビニルフィルムミドルレイヤ上に積層された、感熱クリアキャストビニルフィルムトップレイヤと、
    解放可能にかつ剥離可能に前記ミドルレイヤに接着するよう構成された、その上に自己接着レイヤが配置されるバッキングボトムレイヤと
    を具えることを特徴とするネイルコーティングラミネート。
  15. ネイルグラフィックレイヤをさらに具える請求項14に記載のネイルコーティングラミネート。
  16. 前記ネイルカバーラミネートは、該ラミネートをファイリングすることによって成形される請求項1に記載のネイル装飾用ネイルコーティングラミネートの適用方法。
  17. 前記ネイルカバーラミネートは、該ラミネートをカットすることによって成形される請求項1に記載のネイル装飾用ネイルコーティングラミネートの適用方法。
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