JP2015023910A - 爪用補強シート及び爪補強方法 - Google Patents

爪用補強シート及び爪補強方法 Download PDF

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Abstract

【課題】爪の撓みを抑制することで指の先端にまで力を伝えることを目的として、爪の撓みを抑制するよう補強することを課題とする
【解決手段】爪に貼る布からなる爪補強用シートとして、前端側が前記爪の存する指の骨先端よりも先から前記爪の先までの範囲に存するとともに、後端側が前記爪の付け根から前記爪の長さの3分の1までの範囲に存し得る長さを有し、前記爪に全体が載る形状を有するよう形成する。この爪補強用シートを合成樹脂で爪上に載せて硬化させることで爪の補強を実現することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、主としてスポーツにおいて指先の先端まで力を伝えることができるように、爪を補強するためのシート及び爪の補強方法に関する。
野球のピッチャーはボールを押し出す中指や人差し指の爪先が割れることがある。これは指先の荷重を爪によって受ける必要があることが原因である。図1(a)に指先の平面図を示し、図1(b)に指先の側面図を示す。図に示すように指の骨Bは指先にまで達しておらず、指の先端に荷重がかかると爪Nだけで支えなければならないことがわかる。
このような爪にかかる荷重が原因で爪が割れることを防止するために、合成樹脂を主成分とするトップコートといわれる保護皮膜を爪の上に塗ることが行なわれている。
ところで、図1(a)(b)に示すように、指先は骨が先端に達していないために指の先端にかかる力は指先即ち爪が撓むことで一部が逃げてしまっていると推測される。トップコートを施すことである程度爪の撓みが抑えられるので、指先にかかる力をある程度逃げないように保持できると考えられるが、トップコートは爪を保護するという観点でのみ使用されるので、その効果は限定的である。また、爪の撓みを抑制することで指の先端まで力が伝わるようにすることは野球のピッチャーのみならず、ロッククライマー、柔道、水泳など他のスポーツでも有効であると考えられる。
本発明は、爪の撓みを抑制することで指の先端にまで力を伝えるようにするという従来なかった着想に基づき、爪の撓みを抑制するよう補強することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成を有する。
請求項1に記載の発明は、爪に貼る布からなるシートであって、前端側が前記爪の存する指の骨先端よりも先から前記爪の先までの範囲に存するとともに、後端側が前記爪の付け根から前記爪の長さの3分の1までの範囲に存し得る長さを有し、前記爪に全体が載る形状を有する爪補強用シートである。
請求項2に記載の発明は、前記爪補強シートにおいて、前記シートは縦糸と横糸により織った織り布であって、縦糸と横糸が前後方向に対して45°の角度を有するものである。
請求項3に記載の発明は、前記爪補強シートにおいて、前記シートを前記爪に貼ったときに、前記爪の後端左右に前記シートが存しない領域が形成される形状を有するものである。
請求項4に記載の発明は、前記爪補強シートにおいて、前記シートの裏面に粘着剤が塗布されたものである。
請求項5に記載の発明は、前記爪補強シートを前端側が爪の存する指の骨先端よりも先から前記爪の先までの範囲に存するとともに、後端側が前記爪の付け根から前記爪の長さの3分の1までの範囲に存するように載せる位置決めステップと、前記爪の上に載せられた前記爪補強シート全体に硬化前の液体状の合成樹脂を含浸させ、硬化させる固化ステップとを有する爪の補強方法である。
請求項6に記載の発明は、前記爪補強方法において、前記固化ステップにおいて、前記爪補強シートの外縁よりも外側から前記爪補強シートの上面よりも上に盛り上がるように前記合成樹脂を前記爪補強シート上に載せるものである。
請求項1に記載の発明は、前端側が前記爪の存する指の骨先端よりも先から前記爪の先までの範囲に存し、後端側が前記爪の付け根から前記爪の長さの3分の1までの範囲に存し、かつ、爪の内側に収まるように載せた後、トップコートのような合成樹脂を含浸させて硬化させると、いわゆるFRPが形成されるので、合成樹脂のみで硬化させる場合に比較して剛性が高くなり、爪がより撓みにくくなり、また、指の骨先端よりも先から前記爪の先までの範囲から、指先の骨よりも爪の付け根側にある前記爪の付け根から前記爪の長さの3分の1までの範囲に至る長さを有し、この範囲に貼ることができるので、指の骨より先側の爪が撓むことを抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、縦糸と横糸が前後方向に対して45°の角度を有するように形成すると、爪の組織はケラチンが縦に並んだ組織を横に並んだ組織で挟んだ構造をしているので、爪には無い斜め方向に繊維を貼り付けて補強することで、より強い補強を実現することができる。
請求項3に記載の発明は、前記爪に貼ったときに、前記爪の後端左右に前記シートが存しない空間が形成されるようにすることで、爪の一部を空気に触れさせることができ、爪に酸素を供給し、乾燥を防ぐことで爪の健康維持に資することができる。
請求項4に記載の発明は、シートの裏面に粘着剤を塗ることで、シートに爪を固定でき、合成樹脂を含浸させやすい。
請求項5に記載の発明は、爪の指の骨先端よりも先から前記爪の先までの範囲から、指先の骨よりも爪の付け根側にある前記爪の付け根から前記爪の長さの3分の1までの範囲にまで、合成樹脂と爪補強シートからなるFRPが形成されるので、指の骨の先にある爪が補強されることで撓みにくくなり、スポーツなどにおいて指先までより力が伝わりやすくなる。
請求項6に記載の発明は、爪補強シートの周りから合成樹脂が盛り上がるように設けられることで、爪補強シートがしっかりと爪に固定され、また、爪補強シートがあることで合成樹脂を厚く盛ることができるので、より強度を高くすることができる。
(a)は指先の平面図であり、(b)は指先の側面図である。 実施形態に係る爪補強シートの平面図である。 (a)は実施形態に係る爪補強シートを装着した状態を示す平面図であり、(b)は実施形態に係る爪補強シートを装着した状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図2に本実施形態に係る爪補強シートXの平面図を示す。図における上が前側、下が後ろ側になる。爪補強シートXは強度のある繊維で織られた布により形成される。強度のある繊維としては、炭素繊維,アラミド繊維,ガラス繊維、PBO繊維、絹糸などが例示される。爪補強シートは、想定される爪の大きさに合わせて製作されるものであり、幅は装着する爪よりやや狭く、前後の長さは爪の付け根から、爪先までの長さの約3分の1程度である。爪補強シートXは下端側の中心から両側に向かって斜めに直線状に形成されることで下端の両側に空間ができるようになっている。また、爪補強シートXは構成する繊維の縦糸と横糸が、前後方向に対してそれぞれ45度の角度を向くように裁断される。爪補強シートXの裏面には、一部粘着剤が塗布されており、使用前には粘着剤を保護する剥離シートが貼られる。
次に、以上のような構成を有する爪補強シートXを用いた爪補強方法について説明する。まず、使用者は爪補強シートX裏面の剥離シートを剥がし、粘着剤が塗布された面を爪の上に貼って固定する。この際、前端の位置を爪先の白い部分の境の位置より1mm程度後ろになるようにする。この状態で、直前に硬化剤を混ぜた液状の合成樹脂を爪補強シートX上及び回りに塗布する。ここでは合成樹脂としてポリエチレンを使用するが、使用する合成樹脂は適宜変更してよい。合成樹脂は爪補強シートXの外縁よりやや外側から爪補強シートXの上方に盛り上がるように塗布する。これにより、合成樹脂は爪補強シートXを構成する繊維の中にまで含浸し、合成樹脂と爪補強シートXは一体となる。この状態で硬化させると爪の補強は完了する。図3(a)に爪の補強が施された爪の平面図を示し、図3(b)に爪の補強が施された爪の側面図を示す。なお、図において硬化した合成樹脂Rは透明なものとして表している。
図に示すような状態で合成樹脂が硬化すると、爪補強シートXは高強度繊維を用いているので合成樹脂の撓みやすさを補完して剛性が高くなる。また、爪補強シートXの繊維方向が爪組織の方向に対して斜め45度に交わることで爪のねじれ方向に関しても強度を増加させることができる。従って、爪補強シートXを用いて上述のように爪を補強するとつめが撓みにくくなるので、特に、指先における力がより強く伝わり、野球のピッチャー等指先から力を外部に伝える必要があるスポーツに有効である。また、爪補強シートは下方の両側に空間ができるので、爪に空気が触れる面積が広くなるので、爪に酸素を供給して爪の健康状態を保持することができる。
なお、上記実施形態では爪補強シートを1枚のみ爪に貼る例を示したが、2枚以上の爪補強シートを重ねて爪に貼るようにしてもよい。この際、重ねる爪補強シートは材質を変えたり、繊維の方向を変えたりするようにしてもよい。
また、爪補強シートの形状は任意であり、円形としたり、長方形状としたり、長さを長くしたり等適宜変更することができる。
X 爪補強シート
P 合成樹脂
N 爪
B 指先の骨

Claims (6)

  1. 爪に貼る布からなるシートであって、
    前端側が前記爪の存する指の骨先端よりも先から前記爪の先までの範囲に存するとともに、後端側が前記爪の付け根から前記爪の長さの3分の1までの範囲に存し得る長さを有し、
    前記爪に全体が載る形状を有する
    爪補強用シート。
  2. 前記シートは縦糸と横糸により織った織り布であって、縦糸と横糸が前後方向に対して45°の角度を有するものである請求項1に記載の爪補強シート。
  3. 前記シートを前記爪に貼ったときに、前記爪の後端左右に前記シートが存しない領域が形成される形状を有する
    1又は2に記載の爪補強シート。
  4. 前記シートの裏面に粘着剤が塗布された請求項1から3のいずれか1項に記載の爪補強シート。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の爪補強シートを前端側が爪の存する指の骨先端よりも先から前記爪の先までの範囲に存するとともに、後端側が前記爪の付け根から前記爪の長さの3分の1までの範囲に存するように載せる位置決めステップと、
    前記爪の上に載せられた前記爪補強シート全体に硬化前の液体状の合成樹脂を含浸させ、硬化させる固化ステップと、
    を有する爪の補強方法。
  6. 前記固化ステップにおいて、前記爪補強シートの外縁よりも外側から前記爪補強シートの上面よりも上に盛り上がるように前記合成樹脂を前記爪補強シート上に載せるものである
    請求項5に記載の爪補強方法。
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JP2017176426A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 東洋アルミエコープロダクツ株式会社 ネイルシート、ネイルシートの使用方法、ネイルシートの製造方法及び複層ネイルシートの製造方法

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