JP7335683B2 - 絆創膏 - Google Patents

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Description

本発明は、絆創膏に関する。
従来より種々の絆創膏が提案されており、例えば、特許文献1には、次のように、足に生じた魚の目、タコ、イボ等を治療するための絆創膏が開示されている。この絆創膏は、貫通孔が形成された偏平状のクッション部材と、このクッション部材を足に固定するためのカバー部材と、を備えている。クッション部材には貫通孔が形成されており、この貫通孔に薬剤が収容されている。また、カバー部材はクッション部材を覆うように設けられ、クッション部材からはみ出した部分が粘着剤を介して足に固定される。
そして、薬剤には、角質軟化剤であるサリチル酸などが含まれており、これを患部に数日間密着させ続けることで、魚の目、タコ、イボ等を治療することができる。また、クッション部材は、患部から発生する痛みを緩和するとともに、体温による薬剤の広がりを防止する役割を果たす。
特開平8-33674号公報
ところで、上記のような絆創膏は、足裏に貼り付けられることが多いが、剥がれやすいという問題がある。すなわち、歩行時につま先側から踵側に向かう力が絆創膏に作用し、これによって固定部材が足裏から剥がれたり、絆創膏の位置がずれるという問題がある。特に、ヒールを履いた場合には、つま先側に体重が集中し、踵側に向かう力が大きくなるため、絆創膏が特に剥がれやすくなる。なお、このような問題は、薬剤が設けられておらず、患部を覆うだけの絆創膏においても生じうる問題である。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、クッション部材を固定部材で覆って足に貼り付けるタイプの絆創膏において、足から剥がれるのを防止することができる絆創膏を提供することを目的とする。
本発明は、足裏を含む足に貼り付けられる絆創膏であって、つま先側を向く前端縁及び踵側を向く後端縁を有し、偏平状に形成されているクッション部材と、前記クッション部材を覆うように取り付けられ、少なくとも、当該クッション部材の両側から延びる固定部を有するシート状のカバー部材と、を備え、前記クッション部材及び固定部には、当該絆創膏を前記足に貼り付けるための粘着剤が塗布されており、前記クッション部材には、少なくとも1つの貫通孔が形成されており、前記貫通孔の前端縁側の端部は、当該前端縁側に凸となるように湾曲している。
この構成によれば、クッション部材に形成されている貫通孔において、前端縁側の端部が、前端縁側に凸となるように湾曲している。そのため、次の効果を得ることができる。まず、クッション部材において貫通孔が形成されている部分は、足に接着されないため、つま先側から力が作用すると、この力によって貫通孔に歪みが生じる。したがって、クッション部材に作用する力が貫通孔に吸収されるため、クッション部材が剥がれるのをより防止することができる。
また、つま先側からクッション部材に作用する力を、貫通孔の湾曲形状によって、踵側に向かって受け流すことができる。すなわち、力が作用した場合、貫通孔はこれを吸収するように変形するが、上記のように力を受け流すため、貫通孔が大きく変形するのを防止できる。ここで、貫通孔が大きく変形すると、その周囲において、クッション部材が足から剥がれるおそれがあるが、上記構成により、クッション部材の剥がれを防止することができる。
上記絆創膏において、前記貫通孔の後端縁側の端部は、当該後端縁側に凸となるように湾曲させることができる。
この構成によれば、例えば、踵側からクッション部材に力が作用したとしても、貫通孔が大きく変形するのを防止することができ、その結果、クッション部材が足裏から剥がれるのを防止することができる。
上記絆創膏において、前記貫通孔は、楕円状に形成することができる。
この構成によれば、貫通孔におけるつま先側の湾曲した端部と、踵側の湾曲した端部とがなめらかに接続されているため、つま先側及び踵側、あるいはそれ以外の方向のいずれからの力が作用しても、クッション部材に作用する力を受け流すことができ、クッション部材が足裏から剥がれるのを防止することができる。
なお、楕円の長軸の向きは、前後方向、左右方向、斜め方向など、特には限定されないが、例えば、前後方向であれば、次の効果を奏する。魚の目、タコ等は足の前後方向に延びるように形成されるため、魚の目等の患部が貫通孔からはみ出すと、クッション部材が足から浮き上がるおそれがあり、これによって、粘着剤によりクッション部材を足に固定する力が低減する。この状態で、つま先側から力が作用すると、この力によってクッション部材及び固定部が足から剥がれるおそれがある。
これに対して、貫通孔が前後方向に延びるように形成されていると、魚の目等の患部を貫通孔に収容することができるため、クッション部材が足から浮き上がるのを防止することができ、つま先側からの力によってクッション部材が足から剥がれるのを防止することができる。なお、患部が貫通孔内に完全に収容されていなくても、少なくとも貫通孔が、患部に沿うような前後方向に延びる形状であれば、クッション部材の浮き上がりを抑制でき、これによって、クッション部材の剥がれも抑制することができる。
上記絆創膏において、前記貫通孔には、薬剤を収容することができる。
本発明に係る絆創膏によれば、足から剥がれるのを防止することができる。
本発明に係る絆創膏の一実施形態を示す上面図である。 図1の下面図である。 図1の正面図である。 第1剥離紙の平面図である。 第2剥離紙の平面図である。 剥離紙が取り付けられた絆創膏の断面図である。 図1の絆創膏が足裏に貼付けられた状態を示す断面図である。 図1の絆創膏に作用する力の状態を示す図である。 図1の絆創膏に作用する力の状態を示す図である。 貫通孔の他の例を示す平面図である。 本発明に係る絆創膏の他の例を示す下面図である。 本発明に係る絆創膏の他の例を示す下面図である。
以下、本発明に係る絆創膏の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は絆創膏の上面図、図2は図1の下面図、図3は図1の正面図である。以下では、図1の上方向を「前」、下方向を「後」、左右方向を「左右」、図3の上下方向を「上下」と称し、この方向を基準として説明を行うこととする。
<1.絆創膏の概要>
図1~図3に示すように、本実施形態に係る絆創膏10は、主として足裏に貼付けられ、足裏に生じた魚の目、タコ、イボ等を治療するものである。具体的には、この絆創膏10は、偏平状に形成されたクッション部材1と、その上面を覆い、さらにクッション部材1の左右に延びるカバー部材2と、薬剤5と、を備えている。また、クッション部材1とカバー部材2の下面には、足に貼り付けるための粘着剤(図示省略)が塗布されており、この粘着剤を覆うための剥離紙3,4が貼り付けられている(図4~図6参照)。以下、各部材について説明する。
<1-1.クッション部材>
図2に示すように、クッション部材1は、前後方向が左右方向よりも長い矩形状に形成され、前後方向に並ぶ第1領域11と第2領域12とを有している。第1領域11及び第2領域12は、ともに矩形状に形成されているが、第1領域11の前後方向の長さは第2領域12よりも長く形成されている。また、第1領域11の左右方向の長さも第2領域12よりもやや長く形成されている。
第1領域11の前端縁は、円弧状に形成されている。また、第1領域11には、長軸が前後方向を向く楕円状の貫通孔13が形成されている。この貫通孔13は、第1領域11の左右方向の中心で、且つ前後方向の中心からやや前側に形成されている。そして、この貫通孔13には後述するように薬剤5が配置されている。
上記のように、第1領域11の左右方向の幅は、第2領域12よりもやや大きいため、クッション部材1の両側縁には、段差14が形成されている。そして、この段差14は、円弧状に形成されている。
クッション部材1は、例えば、厚みが0.5~5mm、好ましくは1~3mmに形成され、主として厚み方向に弾性変形可能なクッション性を有している。そのため、例えば、ポリエチレン、ウレタンなどの樹脂材料を発泡させたもの、ポリプロプピレン、ポリエステル、ナイロンなどの樹脂材料、コットン、レーヨンなどの天然材料などで形成することができる。また、一層のみならず、複数層で形成することができる。そして、クッション部材1の下面には、貫通孔13を除いて粘着剤が塗布されている。
<1-2.カバー部材>
次に、カバー部材2について説明する。カバー部材2は、シート状に形成されており、下面に粘着剤が塗布されている。また、カバー部材2は、クッション部材1が貼り付けられる中央部21と、この中央部21の両側に設けられ、クッション部材1から左右にはみ出す一対の固定部22,23と、を備えている。以下では、説明の便宜上、図2の左側の固定部を第1固定部22、右側の固定部を第2固定部23と称することとする。
上記のように、中央部21はクッション部材1が貼り付けられているが、クッション部1と同じ大きさに形成されている。すなわち、中央部21もクッション部材1と同様に、矩形状の第1領域211と第2領域212とを有しており、これらはクッション部材1の第1領域11及び第2領域12と対応している。そして、中央部21の第1領域211の両側から、各固定部22,23が左右方向に延びている。各固定部22,23は、後方にいくにしたがって中央部21から離れるように斜め後方に延びている。したがって、各固定部22,23において、つま先側を向く前縁部も斜め後方に延びる傾斜部分を有している。また、クッション部材1は上記のように厚みがあるため、クッション部材1の両側と、固定部22,23との間には段差が形成されている。
上記のように、クッション部材1の前端縁は円弧状に形成されているが、カバー部材2の中央部21の前端縁も同形状をなすように円弧状に形成されている。そして、この中央部21の前端縁から固定部22,23の前端縁に亘っては、円弧状の曲線を形成している。すなわち、中央部21と固定部22,23との連結部分には凹凸や段差が形成されておらず、中央部21及び固定部22,23の前端縁は、全体としてなめらかな曲線により形成されている。
そして、各固定部22,23は斜め後方に延びているため、中央部21の第2領域212と各固定部22,23との間には、三角形状の隙間が形成されている。そして、この隙間の前端の角部は円弧状に形成されている。より詳細には、カバー部材2の中央部21と固定部22,23との連結部分の後端を挟んで、クッション部材1の段差14から固定部22,23に亘る縁部は、円弧状に形成されている。
上記カバー部材2はプラスチックシ-ト、布、不織布などの可撓性を有する材料で形成することができるが、特には限定されない。また、通気性を有し、伸縮性を有することが好ましい。また、カバー部材2の色も特には限定されないが、例えば、皮膚に貼付けた際に目立たないように肌色にすることができる。その他、透明であってもよい。
クッション部材1及びカバー部材2に用いられる粘着剤も特には限定されず、ゴム系、アクリル系、シリコン系などの種々の材料を採用することができる。但し、一般的には、アクリル系粘着剤を用いると皮膚に対する刺激が少ないため、好ましい。
<1-3.薬剤>
次に、薬剤5について説明する。上記のように、クッション部材1には貫通孔13が形成されており、さらにクッション部材1の上面にはカバー部材2が貼り付けられている。そのため、貫通孔13の上部開口はカバー部材2によって閉じられ、下部開口は開放した状態となっている。そして、この下部開口から薬剤5が注入され、上部開口を塞ぐカバー部材2の粘着剤に固定されている。
薬剤5は、魚の目、タコ、イボ等を治療するものであるが、例えば、サリチル酸等を主成分とする角質軟化薬剤を用いることができる。
<1-4.剥離紙>
次に、剥離紙について、図4~図6を参照しつつ説明する。図4は第1剥離紙の平面図、図5は第2剥離紙の平面図、図6は剥離紙が取り付けられた絆創膏の断面図である。
図4~図6に示すように、剥離紙は、2つの部位により構成されている。すなわち、第1固定部22の下面に第1剥離紙3が貼り付けられ、中央部21及び第2固定部23の下面には、第2剥離紙4が貼り付けられている。図4及び図6に示すように、第1剥離紙3は、第1固定部22に貼り付けられる第1本体31と、この第1本体31に折り曲げられて連結される第1取っ手部32とで構成されている。第1本体31は、第1固定部22と同じ形状に形成されている。そして、第1取っ手部32は、第1本体31の右側縁、つまり第1固定部22とクッション部材1との段差において折り曲げられ、第1本体31上に重ねられている。第1取っ手部32は、第1本体31の左右方向の中央付近まで延びており、左側縁は前後方向に直線状に延びている。そして、第1取っ手部32は、第1本体31と重ねられている部分においては、第1本体31と同じ形状に形成されている。
一方、図5及び図6に示すように、第2剥離紙4は、クッション部材1及びカバー部材2の第2固定部23を覆う、第2本体41と、この第2本体41の左側縁から第1固定部22側へ延びる第2取っ手部42と、を備え、これらが一体的に形成されている。第2本体41は、クッション部材1及びカバー部材2の第2固定部23と同じ形状に形成されている。そして、第2取っ手部42は、第1剥離紙3の第1取っ手部32の一部を覆うように延びている。すなわち、第1取っ手部32の左右方向の中心付近まで延びており、左側縁は前後方向に直線状に延びている。また、第2取っ手部42は、第1取っ手部32と重ねられている部分においては、第1取っ手部32と同じ形状に形成されている。
<2.絆創膏の使用方法>
次に、上記のように構成された絆創膏を足裏の患部(魚の目、タコなど)に貼り付ける場合の使用方法について説明する。まず、第2剥離紙4の第2取っ手部42を把持し、第2剥離紙4を取り外し、クッション部材1及びカバー部材2の第2固定部23の粘着剤を露出させる。次に、クッション部材1の前端縁がつま先側、後端縁が踵側を向くように向きを調整しつつ、貫通孔13から露出する薬剤5が、患部に配置されるように絆創膏10を位置決めする。そして、クッション部材1及び第2固定部23の粘着剤を足に貼り付ける。これに続いて、第1取っ手部32を把持して、第1剥離紙3を取り外す。そして、露出した第1固定部22の粘着剤を足裏に貼り付ける。こうして、絆創膏10の取り付けが完了する。
<3.特徴>
上記絆創膏10によれば、次の効果を得ることができる。
<3-1>
上記のように足裏に絆創膏10を貼り付けた場合、使用者が歩行したときには、つま先側から踵側に力が作用するため、絆創膏10にも同様の力が作用し、足裏から剥がれやすいという問題がある。特に、ヒールを履いた場合には、つま先側に体重が集中するため、上記の力がより大きくなる。また、絆創膏10のクッション部材1と固定部22,23との間には段差が形成されているため、図7に示すように、絆創膏10を足裏に貼り付けた場合には、この段差により隙間が形成され、この隙間から固定部22,23が剥がれやすくなるという問題がある。
これに対して、本実施形態に係る絆創膏10においては、クッション部材1に貫通孔13が形成されている。この貫通孔13が形成されている部分は、足に接着されないため、つま先側から力が作用すると、図8に示すように、この力によって貫通孔13に歪みが生じる(破線部分参照)。したがって、クッション部材1に作用する力が貫通孔13に吸収されるため、クッション部材1が剥がれるのを防止することができる。
また、貫通孔13は楕円状に形成されているため、図8に示すように、つま先側からクッション部材1に作用する力を、貫通孔13の湾曲形状によって、踵側に向かって受け流すことができる。すなわち、力が作用した場合、貫通孔13はこれを吸収するように変形するが、上記のように力を受け流すため、貫通孔13が大きく変形するのを防止できる。ここで、貫通孔13が大きく変形すると、その周囲において、クッション部材1が足から剥がれるおそれがあるが、上記構成により、クッション部材1の剥がれを防止することができる。
特に、貫通孔13は、クッション部材1の前端縁側に配置されている。すなわち、つま先側に近い位置に配置されているため、より力を受けやすい。したがって、貫通孔13を上記のような形状にすると、特に有利である。
同様に、踵側から作用する力についても貫通孔13の湾曲形状により受け流すことができるため、クッション部材1の剥がれを防止することができる。特に、貫通孔13は楕円形状であり、前側の湾曲した端部と後側の湾曲した端部とがなめらかに接続されている。すなわち、貫通孔13の全周が曲線により構成されているため、前側及び後側、あるいはそれ以外の方向のいずれの方向からの力に対しても、貫通孔13に作用する力をスムーズに受け流すことができ、貫通孔13が大きく変形するのを防止することができる。その結果、クッション部材1が足から剥がれるのを防止することができる。
また、魚の目、タコ等は足の前後方向に延びるように形成されるため、長軸が前後方向に延びる楕円状に貫通孔13を形成すると、魚の目等に薬剤を適切に塗布することができる。その一方で、患部以外の箇所に薬剤が接触するのを抑制することができる。
<3-2>
上記のように、固定部22,23の前縁部がつま先側から踵側に向かって斜めに延びる傾斜部分を有しているため、図9に示すように、つま先側から作用する力(矢印)を垂直に受けず、踵側に向かって受け流すことができる。これにより、つま先側から固定部22,23に作用する力を緩和することができ、その結果、歩行中に固定部22,23が足裏から剥がれるのを防止することができる。
<3-3>
クッション部材1の前端縁から、各固定部22,23の傾斜部分に亘っては、凹凸のない直線または曲線で構成されているため、つま先側から作用する力をなめらかに受け流すことができる。例えば、両者の間に段のような凹凸が形成されていると、この部分に力が作用しやすくなり、剥がれやすくなる。したがって、上記のように構成することで、クッション部材1及び固定部22,23が剥がれるのを、より防止することができる。
<3-4>
上記実施形態では、クッション部材1の後端縁側の両側と、各固定部22,23との間に隙間が形成されている。すなわち、クッション部材1の後端縁側と固定部22,23とは切り離されているため、クッション部材1の後端縁側が動きやすくなる。そのため、力が作用したときに、クッション部材1の後端縁が,その力に追従しながら動くため、クッション部材1が固定部22,23とともに剥がれるのをより防止することができる。また、クッション部材1を、足の側面や指など、曲面を有する部分に貼り付けやすくなるという利点もある。
<3-5>
クッション部材1と固定部22,23との連結部分の後縁を挟み、クッション部材1から固定部22,23に亘る縁部が円弧状に形成されているため、連結部分の後縁に力が集中するのを防止することができる。そのため、固定部22,23が剥がれるのをより防止することができる。
<4.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。なお、以下の変形例は、適宜組合せ可能である。
<4-1>
貫通孔13の形状は、特には限定されないが、少なくとも前端縁が、前側に凸となるように湾曲していればよい。したがって、例えば、図10に示すような形状にすることができる。すなわち、半円状(a)、長軸が前後方向を向く半楕円状(b)、短軸が前後方向を向く半楕円状(c)、前端が半円状で後端が矩形状(d)、前端及び後端が半円状(e)、前端が半円状で後端が三角形状(f)、など、種々の形状にすることができる。その他、図示を省略するが、短軸が前後方向を向く楕円状でもよい。
<4-2>
上記実施形態では、クッション部材1に1つの貫通孔13を形成しているが、2以上の貫通孔を形成することもできる。貫通孔13の位置は特には限定されず、クッション部材1において、前後方向の前側に配置されていればよい。また、貫通孔13の形状も特には限定されず、円形以外であってもよい。
なお、貫通孔13には必ずしも薬剤を収容する必要はない。したがって、本発明を、単に患部を覆う絆創膏として用いることもできる。この場合、クッション部材1の全体に粘着剤が塗布される必要はなく、一部であってもよい。
<4-3>
クッション部材1及びカバー部材2の形状は特には限定されず、例えば、図11(a)に示すように、カバー部材2をクッション部材1に対して左右方向に直線状に延びるように形成することもできる。また、図11(b)に示すように、カバー部材2をクッション部材1の前後方向の中間付近から左右に延びるように配置してもよい。
<4-4>
但し、上述したように、固定部22,23の前端縁に、上述したような傾斜部分が形成されていれば、固定部22,23の足からの剥がれを、より防止することができる。したがって、クッション部材1及びカバー部材2は、例えば、図12のような形状にすることができる。
図12(a)に示すように、クッション部材1の前縁部は、円弧状でなく、直線状であってもよい。また、クッション部材1の前端縁と固定部22,23の前端縁との間に段が形成されていてもよい。
図12(b)に示すように、各固定部22,23が、クッション部材1の両側のみに連結していなくてもよく、クッション部材1の後端縁にも連結されていてもよい。
クッション部材1の形状は特には限定されず、矩形以外の、例えば、図12(c)に示すように、円形などでもよい。
図12(d)に示すように、カバー部材2は、台形状であってもよい。すなわち、カバー部材2は、クッション部材1の両側のみならず、後縁部からも突出する形状であってもよい。同様に、カバー部材2は、図12(e)や図12(f)に示すような六角形状のほか、種々の形状にすることができる。
<4-5>
上記実施形態では、本発明に係る絆創膏を足裏に貼付けているが、これに限定されず、足の甲、足の指、足の側面など、歩行時に履き物によって力を受ける箇所であれば、いずれの場所に貼付けても上述した効果を得ることができる。
1 クッション部材
13 貫通孔
2 カバー部材
22,23 固定部

Claims (4)

  1. 足裏を含む足に貼り付けられる絆創膏であって、
    つま先側を向く前端縁及び踵側を向く後端縁を有し、偏平状に形成されているクッション部材と、
    前記クッション部材を覆うように取り付けられ、少なくとも、当該クッション部材の両側からそれぞれ延びる一対の固定部を有するシート状のカバー部材と、
    を備え、
    前記クッション部材及び固定部には、当該絆創膏を前記足に貼り付けるための粘着剤が塗布されており、
    前記クッション部材には、少なくとも1つの貫通孔が形成されており、
    前記貫通孔の前端縁側の端部は、当該前端縁側に凸となるように湾曲しており、
    前記貫通孔の全体が、前記両固定部の間に配置されており、
    前記各固定部は、前記踵側にいくにしたがって、前記クッション部材から離れるように斜めに延び、
    前記各固定部において前記つま先側を向く縁部は、つま先側から踵側にいくにしたがって前記クッション部材から離れる方向に延びる傾斜部分を有している、絆創膏。
  2. 前記貫通孔の後端縁側の端部は、当該後端縁側に凸となるように湾曲している、請求項1に記載の絆創膏。
  3. 前記貫通孔は、楕円状に形成されている、請求項1に記載の絆創膏。
  4. 前記貫通孔には、薬剤が収容されている、請求項1から3のいずれかに記載の絆創膏。
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