JP2010505271A - 固体電解コンデンサ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

高耐電圧特性を有する固体電解コンデンサ及びその製造方法を開示する。酸化金属からなる誘電体を有する陽極電極に、重合性モノマーまたはモノマー溶液と酸化剤とを混合する重合反応によって電解質層を形成してなる固体電解コンデンサにおいて、立体障害性基を有し、窒素を含むルイス塩基、または親水性基を有し、窒素を含むルイス塩基を、誘電体の表面に付着、または電解質層に含有する。

Description

この発明は、固体電解コンデンサおよびその製造方法に関し、特に高耐電圧特性を備える固体電解コンデンサおよびその製造方法に関する。
従来、アルミニウム等のような弁作用を有する金属を利用した電解コンデンサは、陽極電極としての弁作用を有する金属をエッチング箔等の形状にして誘電体を拡面化することにより、小型で大きな容量を得ることができることから、広く一般に用いられている。特に、電解質に固体電解質を用いた固体電解コンデンサは、小型、大容量、低等価直列抵抗であることに加えて、チップ化しやすく、表面実装に適している等の特質を備えていることから、電子機器の小型化、高機能化に欠かせないものとなっている。
固体電解コンデンサに用いられる固体電解質としては、電導度が高く、陽極電極の酸化皮膜層との密着性に優れた導電性ポリマーが固体電解質として用いられている。この導電性ポリマーとしては、例えば、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリエチレンジオキシチオフェン等が知られている。
なかでも、酸化皮膜の厚さに対して耐電圧を高くとることができるという理由から、高耐圧化が図れる導電性ポリマーとして、ポリエチレンジオキシチオフェン(以下、PEDTと記す)が注目されている。このPEDTを用いるコンデンサにおいては、化学酸化重合が用いられ、以下のようにして作製される。すなわち、陽極箔と陰極箔をセパレータを介して巻回してコンデンサ素子を形成し、このコンデンサ素子にEDT(エチレンジオキシチオフェン)及び酸化剤溶液を含浸し、加熱して、両電極間にPEDTポリマー層を形成し、固体電解コンデンサを形成する(特開平9(1997)−293639号公報)。
このような固体電解コンデンサは、車載用途、インバータ用途に用いられるが、使用電圧は20WVから35WVへと上昇し、これらに対応すべくコンデンサ素子内にビニル基を有する化合物とホウ酸化合物とからなる結合体を含有させることによって耐電圧を上昇させることが開示されている(特開2003−100560号公報)。
特開平9−293639号公報 特開2003−100560号公報
しかしながら、このような技術をもってしても、高耐電圧化は十分ではなかった。
そこで、本願発明の目的は、上述したような従来技術の問題を解決するために提案されたものであり、その目的はさらなる高耐電圧特性を有する固体電解コンデンサ及びその製造方法を提供することである。
前記の目的を達成するため、重合性モノマーまたはモノマー溶液と酸化剤とを混合する重合反応によって酸化弁金属を含む誘電体からなる陽極電極上に電解質層を形成してなる固体電解コンデンサにおいて、窒素を含む立体障害基を有するルイス塩基または窒素を含む親水性基を有するルイス塩基が誘電体の表面に付着するという特徴を有する。
更に, 重合性モノマーまたはモノマー溶液と酸化剤とを混合する重合反応によって酸化弁金属を含む誘電体からなる陽極電極上に電解質層を形成してなる固体電解コンデンサにおいて、窒素を含む立体障害基を有するルイス塩基または窒素を含む親水性基を有するルイス塩基が電解質層に含有するという特徴を有する。
本発明で使用される陽極電極はアルミニウムまたはアルミニウム合金である。
固体電解コンデンサは酸化アルミニウムからなる誘電体を有する陽極電極箔からなり、陰極箔はセパレータを介して巻回してコンデンサ素子を形成する。コンデンサ素子は酸化重合性モノマーまたはその溶液が酸化剤と混合された電解液に浸漬されると、コンデンサ素子内で導電性ポリマーの重合反応が発生し、固体電解質層を形成する。そして、このコンデンサ素子を外装ケースに収納し、開口端部を封ロゴムで封止して形成する。
または、酸化アルミニウムからなる誘電体を有する陽極電極箔の所定の部分に陽極引出し部と陰極部とを区分するための絶縁性樹脂帯を形成した後、所定の部分に重合性モノマーを塗布し、その後、酸化剤を塗布して固体電解質層を形成し、この固体電解質層上にグラファイト層、銀ペースト層を順次形成して、陰極引出し部を構成する。その後、陰極引出し部と外部陰極端子とを銀ペーストで接続する。
本発明で使用される重合性モノマーは、例えば、エチレンジオキシチオフェン(EDT)が挙げられるが、これを化学酸化重合することによりポリエチレンジオキシチオフェン(PEDT)を形成する。ここでは重合性モノマーとして3,4−エチレンジオキシチオフェンを利用することにより電解質層としてポリ3,4−エチレンジオキシチオフェンを形成する。
また、好適には酸化剤としては、1−ブタノールに溶解したp−トルエンスルホン酸第三鉄を用いる。
なお、コンデンサ素子に重合性モノマーと酸化剤を含浸、塗布する方法としては、モノマーと酸化剤の混合溶液にコンデンサ素子を浸漬する方法、モノマー溶液にコンデンサ素子を浸漬した後、酸化剤溶液に浸漬する方法、コンデンサ素子にモノマー溶液を吐出した後、酸化剤溶液を吐出する方法等を用いることができる。
ここで、本発明においては、誘電体の表面に立体障害基を有し、窒素を含むルイス塩基、または親水性基を有し、窒素を含むルイス塩基を付着させるか、あるいは、電解質層に立体障害基を有し、窒素を含むルイス塩基、または親水性基を有し、窒素を含むルイス塩基を含有する。
本発明で使用されるルイス塩基とは、共有されていない少なくとも一つの電子対(孤立電子対)をもつ化合物であって、窒素を含むルイス塩基とは、窒素に孤立電子対を有する化合物であり、アミン、ピリジン、イミダゾール、アンモニア等を挙げることができる。
そして、立体障害性基を有し、窒素を含むルイス塩基とは、窒素の孤立電子対の近傍に置換基を有していて、その置換基が大きなカチオンの窒素の孤立電子対との反応の障害となっているようなルイス塩基であり、2,6−ジメチルピリジン、1,3−ジメチル−イソキノリン, 2,4−ジメチル−イミダゾール, 2,6−ジメチルピラジン, 1,8−ビス(ジメチルアミノ)ナフタレン (プロトン−スポンジ)、及びアクリジンを挙げることができる。
このことによって、比較的小さなカチオンであるプロトンが選択的に窒素と反応して、酸化剤の酸性度が緩和され、陽極電極への酸化剤によるアタックが抑制されて、電極耐電圧特性が向上し、電解コンデンサの耐電圧が向上する。
また、対称性を有する、置換基を含むルイス塩基を用いることができる。このようなルイス塩基としては、3,5−ジメチルピリジンを挙げることができるが、このルイス塩基は置換基の電子供与性によって窒素の孤立電子対の電子密度が高まってプロトンとの反応性が高まることによるものと推察されるが、酸化剤の酸性度が緩和されて、陽極電極への酸化剤によるアタックが抑制され、電極耐電圧特性が向上して、電解コンデンサの耐電圧が向上する。
以下にルイス塩基であるピリジン、2,6−ジメチルピリジン、3,5−ジメチルピリジンの化学構造式を示す。
Figure 2010505271
Figure 2010505271
Figure 2010505271
そして、親水基を有し、窒素を含むルイス塩基とは、ヒドロキシル基、カルボキシル基、スルホン酸基、アミノ基、アミド基等の親水性基を有する、窒素を含むルイス塩基であり、トリイソプロパノールアミン、トリス(2−ヒドロキシ−プロピル)アミン=トリイソプロパノールアミン、トリス(1−ヒドロキシ−プロピル)アミン、トリス(2−ヒドロキシ−エチル)アミン、トリス(2−アミノ−プロピル)アミン等を挙げることができる。このルイス塩基は窒素のプロトンとの反応によって、酸化剤の酸性度が緩和され、さらに親水性基の誘電体酸化皮膜へ良好な接合性によって酸化皮膜を被覆して、陽極電極への酸化剤によるアタックが抑制され、電極耐電圧特性が向上して、電解コンデンサの耐電圧が向上する。
また、アンモニアは水溶液中で、アンモニア分子:NHが強い親水性を有するHOと水素結合し、強い親水性基を有する構造となっているので、本願の効果を奏することができる。
以上のように、窒素のもつ孤立電子対の反応性が高いほど本願の効果は高まるので、窒素を含むルイス塩基としては、孤立電子対の電子密度の高い、トリ−アルキルアミン、ピリジン、イミダゾール等の3級アミンが望ましい。
ルイス塩基を誘電体の表面に付着させる場合は、巻回したコンデンサ素子を前記ルイス塩基の溶液に浸漬、乾燥して付着、または絶縁性樹脂帯を形成した後、所定の部分の誘電体の表面に前記ルイス塩基の溶液を塗布して付着させるなどの方法を用いることができる。このことによって、酸化剤の酸性度が緩和されて、陽極電極への酸化剤によるアタックが抑制されて、電極耐電圧特性が向上して、電解コンデンサの耐電圧が向上する。
また、電解質層に含有させる場合は、重合反応液に前記ルイス塩基を含有させて重合する方法を用いることができる。
この重合反応において、以下の3つの方法が用いられる。
すなわち、第1の方法が、陽極電極に、重合性モノマー又はモノマー溶液を付着させた後、酸化剤溶液を付着させ、その後に加熱によって重合反応を進行させる方法である。
第2の方法が、陽極電極に、酸化剤溶液を付着した後、重合性モノマー又はモノマー溶液を付着させ、その後の加熱によって重合反応を進行させる方法である。
第3の方法が、重合性モノマー又はモノマー溶液と酸化剤溶液とを混合した後、陽極電極にこの混合溶液を付着させ、その後に加熱によって重合反応を進行させる方法である。
ここで、第1、第2の方法の場合はモノマーあるいはモノマー溶液と酸化剤溶液に対し、第3の方法の場合は混合溶液に対して、前記ルイス塩基を添加する。このことによって、酸化剤の酸性度が緩和されて、陽極電極への酸化剤によるアタックが抑制されて、電極耐電圧特性が向上して、電解コンデンサの耐電圧が向上する。
また、対称性のジメチルピリジンは蒸気圧が高いので、加熱、酸化重合後も、導電性高分子層に残留する。
従来の40V化成電圧の酸化物を有するAl/PEDTコンデンサにおける電流−電圧特性を示したグラフである。 図1のコンデンサのPEDT重合における酸化剤にピリジンを添加した場合の電流―電圧特性を示したグラフである。
次いで、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
本発明に使用する固体電解コンデンサは、アルミニウムからなる陽極電極に、重合性モノマーまたはモノマー溶液(EDT)と酸化剤とを混合する重合反応によってポリエチレンジオキシチオフェン(PEDT)からなる電解質層を形成する際に、電解質層に前記ルイス塩基を含有させる。
この使用するAl/PEDTコンデンサは、Al電解コンデンサにはない、非常に低い均等直列抵抗、高耐熱性を有する一方で、酸化物形成に必要な電圧よりも非常に低い破壊電圧及び高い漏れ電流が生じる。このコンデンサにおける耐電圧が低い原因として、酸化アルミニウムとPEDTの重合中にモノマーから放出されたプロトンによるアルミニウム酸化物皮膜の溶解あるいは劣化が原因と考えられている。
そこで、Al/PEDTコンデンサの定格電圧に対して、Al電解コンデンサと比較してより厚みのある、すなわちより高い化成電圧の酸化物皮膜を使用し、すなわちAl/PEDTにおける使用電圧の化成電圧に対する比(Vw/Vf)はAl電解コンデンサと比較して非常に小さいものを使用することにより、電解コンデンサのVw/Vf比は0.8以下であるのに対して、Al/PEDTコンデンサに関しては、この比は0.3未満となる。従って、Al/PEDTコンデンサに対しても、Al電解コンデンサと同じ程度酸化物皮膜の厚さを減少できて、Vw/Vf比を増加できるならば、酸化物形成に対して電力を節約できる好適な高電圧製品が実現でき、また同様に、例えば単純に静電容量が100Vの酸化物から50Vの酸化物に置換されることによって2倍になるように、Al/PEDTの静電容量を顕著に増加することができる。
一方、Ta/PEDTコンデンサの電圧−電流特性によれば、一定の充電電流が低電場から中間の電場まで流れ、酸化物皮膜化成電圧付近で急激に電流が増加し、最終的に破壊電圧が発生する。この破壊電圧は酸化物皮膜化成電圧とほぼ同じでありその数値は酸化物皮膜化成電圧に比例する。Ta酸化物はフッ化水素酸以外の通常の酸により溶解あるいは分解されない非常に安定した酸化物として公知である。このことから、Al/PEDTコンデンサに関しても、もし、酸化物皮膜が溶解あるいは分解されなければ、同様に、酸化物化成電圧に近接した破壊電圧を有する。
更に、Al酸化物は60℃の酸化剤溶液で溶解あるいは分解し、更に、Al酸化物を150℃にて副産物の溶融p−トルエンスルホン酸で溶解した結果も得られる。
このように、Al酸化物溶解あるいは分解は、低い破壊電圧あるいは高い漏れ電流に対して重要な要因となる。従って、重合反応中にモノマー/酸化物/PEDT混合液中のpHがAl酸化物の安定する範囲(pH=3〜10)であれば、良好な電圧−電流特性が得られ、酸化物皮膜化成電圧に近接した破壊電圧および低い漏れ電流が得られる。
そこで、本発明ではより導電性を高めるために、Al/PEDTコンデンサの電圧―電流特性に対して、ルイス塩基を添加することによる効果を調べた。
(実験)
(試料および前処理)
厚さ0.5mmのAl板を一本の枝を有する直径が0.64cmの円形に作製した。この試料を85vol%のHPOと15vol%のHNO混合液に85〜90℃で3分間浸漬した後、水、メタノールにて洗浄後,乾燥させ、デシケーターに保存した。陽極酸化物形成の直前に、試料を室温にて3分間1moldm−3NaOHに浸漬し、1分間10vol%HNOで浸漬し、水、メタノールで洗浄した後乾燥させた。
(酸化物皮膜化成)
0.83moldm−3のアジピン酸アンモニウム溶液を電流密度で1mAcm−2まで印加し、所定の化成電圧に達した後10分間保持して陽極酸化物を形成した。その後形成された試料を水で洗浄し、メタノール洗浄にて水を除去して乾燥させ、デシケーターに保存した。
(マスキングおよび再化成)
試料を厚さが0.05mm以下のポリイミドテープでマスキングし、試料面積を規定した(直径6mm)。再化成は、酸化物皮膜化成と同じ電解液中で所定の化成電圧に1分間保持して実施し、マスキングによって破壊された酸化物皮膜を修復した。
(モノマーおよび酸化剤)
本発明に使用するモノマーおよび酸化剤は、3,4−エチレンジオキシチオフェン(Baytron(登録商標)MV2)および54wt%のp−トルエンスルホン酸第三鉄の1−ブタノール溶液(Baytron(登録商標)C−B54)をそれぞれ使用した。ルイス塩基添加の効果を調べるために、これにモル比が0.9のピリジン、2,6−ジメチルピリジン、および3,5−ジメチルピリジンを含有する酸化剤溶液を使用した。
(Al酸化物のポリマーコーティングおよび電気接続)
前記モノマーと前記酸化剤溶液をモル比が1.0/0.3で完全に混合した後、その混合液をAl酸化物皮膜上に滴下してPEDT膜を形成した。ルイス塩基を含まない酸化剤に対しては、試料を20秒間600rpmで回転させて均一な膜を得た。ルイス塩基を含む酸化剤に対しては、そのルイス塩基を添加することにより重合速度が遅くなり混合液が低粘度であるため大部分の混合液がスピンディスクから流出してしまうことから、スピンコーティング法を利用せずに、試料を傾斜させて試料面積全体を被覆するよう塗布した。これらの重合は60℃で30分間実施し、更に90℃または150℃で60分間続けて実施した。銅線とPEDTフィルムとの間にAgペーストを介して電気的に接続した。
(電圧−電流曲線測定)
この試料を乾燥剤(P)を含んだステンレス容器内に設置した。1〜2日間放置した後、100mVs−1でランプ電圧を印加して電流電圧−電流(V−i)曲線を測定した。電流は試料に直列に接続された100あるいは10kΩの抵抗内の電圧降下から求めた。
(従来例)
酸化重合の際にルイス塩基を全く添加しない場合における、重合温度における効果を以下に示す。
PEDTを異なる温度で合成して電圧−電流曲線(V−i)における重合温度の効果を調べた。p−トルエンスルホン酸の融点はおよそ105℃であるため、固体p−トルエンスルホン酸の拡散が制限されるような融点未満で重合反応が実施される場合には、酸化物皮膜は溶融p−トルエンスルホン酸による損害を受けることはない。
図1は90℃と150℃で2回熱処理を実施して形成したポリマーを含むAl/酸化物40V/PEDTコンデンサの電圧−電流曲線を示す。また、比較例として、Ta/PEDTコンデンサの電圧−電流曲線を共に示す。
このTa/PEDTコンデンサの場合には、充電電流はそのコンデンサに対応する印加電圧とはほとんど関係なく低電圧(低電場)で流れ、その後急激に上昇し、最終的に酸化物化成電圧付近で電流急騰が発生した。この電流急騰が発生した後の試料にランプ電圧を0Vから再び印加すると、電流は印加電圧に対して直線的に増加した。すなわち、オームの法則にしたがって電流が増加した。これは試料が短絡したことを示し、すなわち電流急騰の後に破壊が生じたことを示す。
また、上記両温度で熱処理を実施することにより立体障害ルイス塩基を添加していないAl/PEDTの場合には、Ta/PEDTコンデンサと比較して、低電圧においても、非常に高い(数十倍もの大きさ)電流が流れた。90℃で製造したAl/PEDTコンデンサは150℃で製造したものよりも低い漏れ電流を示したがTa/PEDTコンデンサよりもずっと高い電流が流れた。この破壊電圧(電流急騰)は、Ta/PEDTコンデンサと同様に、両温度による熱処理を施した場合、酸化物皮膜化成電圧付近で起こったが、漏れ電流はTa/PEDTよりも非常に高かった。
(比較例)
従来例に対して、ルイス塩基としてピリジンを酸化重合の際に添加した例を示し、電流−電圧特性に与える効果を以下に示す。
図2は、Al/PEDTコンデンサの電圧−電流曲線を示し、PEDTは酸化剤にピリジンを含まない場合と含む場合で合成した。また比較例として、40V酸化物皮膜を有するTa/PEDTコンデンサの電流電圧曲線を示した。これによると、ピリジンを添加した場合には電流密度が多少減少することがわかった。しかしながら、この値はTa/PEDTコンデンサの値よりもずっと高かった。従って、ピリジンを添加させた場合でも、プロトンによる化学攻撃からAl酸化物皮膜を保護するよう作用しなかったことを示す。
(実施例1)
実施例1は、上記比較例におけるピリジンを2,6−ジメチルピリジンに置換し、電流−電圧特性に与える効果を以下に示す。
ここでは、2,6−ジメチルピリジンを含有する酸化剤で合成したPEDTに対して、異なる酸化物化成電圧、例えば40、70、100Vを有するAl/PEDTコンデンサの電圧−電流曲線を調べた。その結果、電流スパイクが非常に低い電圧(数ボルト)および中間電圧(0.6V以下)で観察されたが、Ta/PEDTコンデンサの通常の現象と非常に類似していた。すなわち、一定の充電電流が最初に流れ、その後化成電圧近辺(40V、70V、100V付近)で急激に増加し、最終的に破壊される結果が得られた。従って、プロトン攻撃から酸化物は保護され、且つTa/PEDTコンデンサと同様な良好な電圧−電流特性が得られた。
(実施例2)
上記実施例1における2,6−ジメチルピリジンを3,5−ジメチルピリジンに置換して、電流−電圧特性に与える効果を同様に調べた。
実施例1と同様に、3,5−ジメチルピリジンを含有する酸化剤で合成したPEDTに対して異なる酸化物化成電圧、例えば40、70、100Vを有するAl/PEDTコンデンサの電圧−電流曲線を調べた。3位と5位のメチル置換基は窒素環から離れているため酸化剤の第三鉄が相互作用すると考えられる。低電圧(0.5〜0.6V未満)では、実施例1の2,6−ジメチルピリジン添加Al/PEDTコンデンサの場合と同様に、一定の充電電流が流れた。しかしながら、0.5〜0.6V以上の電圧においては、漏れ電流が増加し化成電圧付近(40、70、100V付近)で破壊が生じた。これにより、3,5−ジメチルピリジンの添加の場合は、ピリジンの添加よりも良好な結果が得られたが、2,6−ジメチルピリジンの添加の場合よりは悪かった。このことから、Al/PEDTコンデンサの電圧−電流特性における添加物の効果は、2,6−ジメチルピリジンが一番高く、次に3,5−ジメチルピリジンが高かった。ピリジンを添加した場合は、変化がなかった。
図1、2および実施例1および2から、従来例、(図1),比較例(図2)は電圧印加と共に電流が流れているが、実施例1および2においては、電流が流れなくとも電圧が上昇しており、耐電圧特性が向上していることがわかった。また、実施例1のほうが実施例2よりも特性が良好であった。
(実施例3)
実施例3は、上記実施例における2,6−ジメチルピリジンをトリイソプロパノールアミン(化4)に置換し、比較例2として、トリブチルアミン(化5)を用い、電流−電圧特性に与える効果を同様に調べた。化成電圧は100Vである。
Figure 2010505271
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また、以下の表1〜4に、ルイス塩基を含有する場合としない場合の酸化剤で合成したPEDTに対して、異なる皮膜化成電圧を有するAl/PEDTコンデンサの電圧−電流特性を示した。
表1は、皮膜化成電圧が40V、表2は、皮膜化成電圧が70V、表3、4は、皮膜化成電圧が100Vの場合のコンデンサについて示した。
なお、実施例(1)は酸化剤に2,6−ジメチルピリジンを添加した場合、実施例(2)は、酸化剤に3,5−ジメチルピリジンを添加した場合、比較例(1)は、酸化剤にピリジンを添加した場合、実施例(3)は、酸化剤にトリイソプロパノールアミンを添加した場合、比較例(2)は、酸化剤にトリブチルアミンを添加した場合、従来例は酸化剤に全く添加しなかった場合を示した。
Figure 2010505271
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Figure 2010505271
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このことから、異なる化成電圧のコンデンサを使用した場合においても、Al/PEDTコンデンサの電圧−電流特性における添加物の効果は、2,6−ジメチルピリジンが一番高く、次に3,5−ジメチルピリジンが高かった。ピリジンを添加した場合は、何も添加していない場合と比較して変化がなかった。
また、トリイソプロパノールアミンを添加した場合、100Vという高い化成電圧において、高い添加効果がみられ、トリブチルアミンを添加した場合は、何も添加していない場合と比較して変化がなかった。
(実施例4)
表面に90Vの化成電圧によって誘電体酸化皮膜層を形成した陽極箔と陰極箔に電極引き出し手段を接続し、両電極箔をセパレータを介して巻回して、コンデンサ素子を形成した。一方、所定の容器に、EDTとパラトルエンスルホン酸第三鉄のブタノール溶液を混合し、コンデンサ素子を上記混合液に浸漬し、150℃、60分加熱して、コンデンサ素子内でPEDTの重合反応を発生させ、固体電解質層を形成した。
そして、このコンデンサ素子を有底筒状の外装ケースに挿入し、開口端部に封口ゴムを装着して、加締め加工によって封止した。その後に、電流を流すことによりエージングを行い、固体電解コンデンサを形成した。なお、この固体電解コンデンサの定格電圧は25WV、定格容量は10μFである。以上の固体電解コンデンサを従来例とした。
(実施例4−1)
コンデンサ素子を2,6−ジメチルピリジンのブタノール溶液に浸漬した後、乾燥した以外は従来例と同様にして、固体電解コンデンサを形成した。
(実施例4−2)
EDTとパラトルエンスルホン酸第三鉄のブタノール混合液に、2,6−ジメチルピリジンを添加して10wt%溶液とした以外は従来例と同様にして、固体電解コンデンサを形成した。
これらの固体電解コンデンサに定格電圧25Vを印加した後、50mV/secの電流値で印加電圧を上昇させて絶縁破壊にいたる電圧(絶縁破壊電圧)を測定した。結果を下表に示す。
Figure 2010505271
(表5)に示されるように、実施例は従来例に比べて10V以上、耐圧が向上しており、本発明の耐圧向上効果は明らかである。
以上説明したように、本発明によれば、酸化アルミニウムからなる誘電体を有する陽極電極に、重合性モノマーまたはモノマー溶液と酸化剤とを混合する重合反応によって電解質層を形成してなる固体電解コンデンサに関して、立体障害性基を有し、窒素を含むルイス塩基、または親水性基を有し、窒素を含むルイス塩基を、誘電体の表面に付着、または電解質層に含有させることにより、固体電解コンデンサの耐電性を飛躍的に上昇することができる。
(実施例5)
54%のトシレート酸第二鉄のブタノール溶液(Baytron(登録商標)CB54)の試料をEDOTモノマー(Baytron(登録商標)MV2)と混合し、ガラススライド上に塗布して,十分反応させた。この時、モノマーと酸化剤の量論比(モル比)は1:0.34に保たれ、立体障害性基を有するルイス塩基である2,6−ルチジン と 酸化剤(nLB/nOX)の量論比は0から1.5に変化させた。
シリコンマスキング剤で一辺がおよそ2cmの長方形の囲いを形成し,その中に反応溶液を塗布した。反応が完了したPEDOTポリマーに,端子として伝導性の銀ペーストを2箇所塗り、その後乾燥させた。その後、二点プローブ法を用いて比導電率を測定した。
結果を下記(表6)に示す。
Figure 2010505271
2,6−ルチジンの添加によって酸化物の安定性が向上しているかを判断するため、1.4のnLB/nOXを含む実験用コンデンサを作成し、短絡電圧に対する試験を行った。93.3Vで形成された酸化アルミニウム誘電体を有するエッチドAlにモノマー/酸化剤反応混合物を塗布した。2,6−ルチジンが添加されていないコンデンサは40V +/− 10%の短絡電圧を示し、一方、2,6−ルチジンが添加されたコンデンサは80V +/− 10%の非常に強力な短絡電圧を示した。

Claims (16)

  1. 酸化弁金属からなる誘電体を有する陽極電極に、酸化重合性モノマーまたは酸化モノマー溶液と酸化剤とを混合する重合反応によって電解質層を形成してなる固体電解コンデンサであって、立体障害性基を有し、窒素を含むルイス塩基を誘電体の表面に付着させる固体電解コンデンサ。
  2. 前記ルイス塩基が2,6−ジメチルピリジンからなる、請求項1に記載の固体電解コンデンサ。
  3. 酸化弁金属からなる誘電体を有する陽極電極に、酸化重合性モノマーまたは酸化モノマー溶液と酸化剤とを混合する重合反応によって電解質層を形成してなる固体電解コンデンサであって、親水性基を有し、窒素を含むルイス塩基を誘電体の表面に付着させる固体電解コンデンサ。
  4. 前記ルイス塩基がトリイソプロパノールアミンからなる、請求項3に記載の固体電解コンデンサ。
  5. 前記酸化重合性モノマーが3,4−エチレンジオキシチオフェンからなる、請求項1に記載の固体電解コンデンサ。
  6. 酸化アルミニウムからなる誘電体を有する陽極電極に、酸化重合性モノマーまたは酸化モノマー溶液と酸化剤とを混合する重合反応によって電解質層を形成してなる固体電解コンデンサであって、立体障害性基を有し、窒素を含むルイス塩基を誘電体の表面に付着させ、その後、重合反応が行われる固体電解コンデンサの製造方法。
  7. 酸化アルミニウムからなる誘電体を有する陽極電極に、酸化重合性モノマーまたは酸化モノマー溶液と酸化剤とを混合する重合反応によって電解質層を形成してなる固体電解コンデンサであって、親水性基を有し、窒素を含むルイス塩基を誘電体の表面に付着させ、その後、重合反応が行われる固体電解コンデンサの製造方法。
  8. 酸化金属からなる誘電体を有する陽極電極に、酸化重合性モノマーまたは酸化モノマー溶液と酸化剤とを混合する重合反応によって電解質層を形成してなる固体電解コンデンサであって、立体障害性基を有し、窒素を含むルイス塩基を電解質層内に含有する固体電解コンデンサ。
  9. 前記ルイス塩基が2,6−ジメチルピリジンからなる、請求項8に記載の固体電解コンデンサ。
  10. 酸化弁金属からなる誘電体を有する陽極電極に、酸化重合性モノマーまたは酸化モノマー溶液と酸化剤とを混合する重合反応によって電解質層を形成してなる固体電解コンデンサであって、親水性基を有し、窒素を含むルイス塩基を電解質層内に含有する固体電解コンデンサ。
  11. 前記ルイス塩基がトリイソプロパノールアミンからなる、請求項10に記載の固体電解コンデンサ。
  12. 前記酸化重合性モノマーが3,4−エチレンジオキシチオフェンからなる、請求項8に記載の固体電解コンデンサ。
  13. 酸化アルミニウムからなる誘電体を有する陽極電極に、酸化重合性モノマーまたは酸化モノマー溶液と酸化剤とを混合する重合反応によって電解質層を形成してなる固体電解コンデンサであって、重合反応液に立体障害性基を有し、窒素を含むルイス塩基を含有して合成混合物を重合する固体電解コンデンサの製造方法。
  14. 酸化アルミニウムからなる誘電体を有する陽極電極に、酸化重合性モノマーまたは酸化モノマー溶液と酸化剤とを混合する重合反応によって電解質層を形成してなる固体電解コンデンサであって、重合反応液に親水性基を有し、窒素を含むルイス塩基を含有して重合反応液を重合する固体電解コンデンサの製造方法。
  15. 前記酸化重合性モノマーが3,4−エチレンジオキシチオフェンからなる、請求項3に記載の固体電解コンデンサ。
  16. 前記酸化重合性モノマーが3,4−エチレンジオキシチオフェンからなる、請求項10に記載の固体電解コンデンサ。
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