JP2010502181A - 家畜の自動搾乳装置 - Google Patents

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Abstract

本発明に係るウシのような家畜の自動搾乳装置は、搾乳室(1)と、乳首(46)を観察するセンサ(100)と、前記乳首(46)にティートカップ(28)を自動的に取り付ける搾乳ロボット(3)と、を含む。前記搾乳ロボット(3)は、前記センサ(100)に動作可能に接続されたロボット制御部(120)を有する。このセンサ(100)には、光を発する放射線源(108)と、前記家畜から反射された電磁放射線を受光する受信機(110)と、レンズ(106)と、センサ制御手段と、が設けられている。このセンサ(100)は、複数の行および複数の列をなす前記受信機(110)からなるマトリックスを有する。センサ制御手段によって、前記各受信機(110)に対し前記発光された電磁放射線と反射された電磁放射線間の位相差が決定され、それにより、前記センサ(100)から前記家畜における観察された部分上に存在する複数の点までの距離が計算される。
【選択図】図3

Description

本発明は、特許請求の範囲の請求項1の前提部に記載されたとおり、ウシのような家畜の自動搾乳装置に関する。
EP0360354(A1)には、ロボットアーム(robot arm)を備えたウシの自動即乳装置が記載されている。ロボットアームの端部には、ロボットアームに対して移動可能なスライド素子(sliding element)が設けられている。そのロボットアームの該端部には、4つのティートカップ(teat cup)用に供されるホルダ(holder)が設けられている。その各ティートカップは磁石連結(magnetic coupling)によって垂直方向に移動性のシリンダに接続されている。このロボットアームは、移動することができ、かつ、搾乳すべきウシの乳房の乳首(teat)下に向けて前記ティートカップを近づけることができる。次に、前記ティートカップのうちいずれか1つを前記乳首に取り付けることができる。それは、シリンダによって前記ティートカップを上方に移動させることによって可能となる。
スライド素子の上には、それぞれの場合において、ティートカップが取り付けられるべき次に乳首の位置を決定するセンサ手段が設けられている。このセンサ手段は、レーザ、ミラー、レンズ、および、受信機を含む。ここで、レーザは、乳首からミラーによって部分的に反射される光を発光する。その反射された光はミラーを通ってレンズに入射される。そのレンズは、前記光を前記受信機上に結像させる。このセンサは、垂直方向の軸を中心に回転することができるので、レーザは走査動作(scanning movement)を行う。センサ電子機器は、受信機に接続されている。そのセンサ電子機器は、受信機からの信号、および、後者が前記信号を受信した時点においてセンサの瞬時角(momentary angle)に基づいて、前記センサに対する乳首の距離、および、角度を決定(測定)することができる。その走査移動情報(scanning movement information)に基づいて、それぞれの場合において、1つの線(事実上、水平線である。)に沿った乳首の位置が得られる。垂直位置(vertical position)に関する情報をも得るためには、センサを備えたセンサアームをその全体として垂直方向に動かせる必要がある。それによって得た距離情報に基づいて、ロボットアームを乳首に向かって移動させることができる。
現に知られている搾乳装置の短所は、ティートカップを備えたロボットアームにおける乳首に向かっての移動が信頼できる程度に行われないことにある。
EP0360354(A1)の明細書
本発明は、少なくとも部分的に前記短所を回避するか、または、少なくとも1つの解決策を提供することを目的とする。
本発明の目的は、特許請求の範囲の請求項1に記載された搾乳装置によって達成することができる。
ウシのような家畜(dairy animal)の自動搾乳装置は、搾乳室と、乳首のような家畜の少なくとも一部を観察するセンサと、乳首にティートカップを自動的に取り付ける搾乳ロボットと、を含む。搾乳ロボットは、センサに動作可能に接続されたロボット制御部を有する。前記センサは、光のような電磁放射線を発光する放射線源と、前記家畜から反射された電磁放射線を受光する受信機と、前記受信機上に前記反射された電磁放射線を結像するレンズと、センサ制御手段と、を有する。前記センサは、複数の行および複数の列をなす受信機を有するマトリックスを含む。前記センサ制御手段は、前記放射線源に動作可能に接続されて、前記電磁放射線を変調する。さらに、前記センサ制御手段によって、前記各受信機に対し前記発光された電磁放射線と反射された電磁放射線間の位相差を決定されて、前記センサから前記家畜上に存在する複数の点までの距離が計算される。
これらの受信機からなるマトリックスを使用し、かつ、これらの受信機に対し前記発光された光の位相変化(phase shifting)によって、動物までの距離を決定することができるので、観察に適した、例えば、乳首の完全な3次元画像を得ることができる。こういった3次元画像は、走査によるものとは異なり、一気に、又は、1回で(one go)得られるものである。しかも、それは、観察時における家畜全体、及び/又は、乳首が動くことによって生じる歪み(従来技術における問題)が全く存在しないか、又は、従来技術に比べて著しく減少されたものである。また、完全な画像を構成するためにロボットアームを動かせる必要もない。その結果、搾乳ロボットは、EP0360354(A1)の記載されたものに比べて、特に制限なく右方向に向かって移動され得る。
本発明に係る好ましい実施例は、特許請求の範囲の従属項に記載されている。
1つの実施例においては、前記センサ制御手段は、前記発光された電磁放射線と前記反射された電磁放射線間の位相差を決定して、前記センサから前記ティートカップ上に存在する複数の点までの距離を計算する機能を有する。前記ティートカップまでの距離を決定することによって、前記ロボット制御部は、前記搾乳ロボットを制御する際に、前記ティートカップの実際の位置、及び/または、ティートカップの配向(orientation)を考慮することができる。
特に、前記ロボット制御部は、前記ティートカップと前記乳首間の相互距離を計算し、かつ、前記計算された相互距離に基づいて前記搾乳ロボットを制御する機能を有する。ティートカップと搾乳すべき動物(家畜)間の相互距離を決定することによって、搾乳ロボットは、信頼性のある形で制御され得る。
特に、ロボット制御部は、前記取り付けられたティートカップと、当該乳首間の接続状態をモニターする機能を有する。したがって、かかる接続をモニターするための別途のセンサは不要となる。
特に、前記センサ制御手段は、前記発光された電磁放射線と前記反射された電磁放射線間の位相差を繰り返し決定して、前記センサから前記乳首および前記ティートカップ上に存在する複数の点までの距離を計算する機能を有し、そして、前記ロボット制御部は、前記取り付けられたティートカップと当該乳首間の相互速度(mutual speed)を決定する機能を有する。
1つの実施例において、前記センサ制御手段は、前記発光された電磁放射線と前記反射された電磁放射線間の位相差を決定して、前記センサから前記搾乳すべき家畜の1以上の肢(足)上に存在する複数の点までの距離を決定する機能を有し、かつ、その距離計算値に基づいて前記搾乳ロボットを制御する機能を有する。こしたがって、前記センサ制御手段は、搾乳ロボットが家畜の肢に当たらないようにしつつ、搾乳ロボットをナビゲートする際に必要とされる情報を提供することができる。
好ましい実施例によれば、前記ロボット制御部は、前記センサから前記乳首上に存在する複数の点までの距離計算値、および/または、前記センサから前記乳房上に存在する複数の点までの距離計算値に基づいて、前記家畜が搾乳されるべきかどうかが決定する機能を有する。観察され、かつ、計算された距離に基づいて、ロボット制御部は、乳房、および/又は、乳首に係る3次元画像を作ることができる。そこから、それらが所定の程度(水準)まで膨らんでいるかどうかを導き出すことができる。その結果から、十分なミルクを得た、そして、このミルク(量)が下がった、といった結論を出すことができる。
この実施例において、ロボット制御部は、前記センサから前記家畜上に存在する複数の点までの距離計算値に基づいて、当該家畜を識別することができる。家畜の3次元画像を生成することによって、一意性の個別的な空間特性(spatial properties)に基づいて、家畜を識別することができる。
前記ロボット制御部は、前記家畜の前記乳首の洗浄時に、前記センサから前記家畜における前記乳首上に存在する複数の点までの距離計算値、および/または、前記センサから洗浄ブラシ上に存在する複数の点までの距離計算値に基づいて、前記洗浄ブラシを制御することができる。乳首、および、洗浄ブラシの両方までの距離を決定することによって、乳首に加える圧力を間接的に導き出すことができ、かつ、それに基づいて、洗浄ブラシの調整を行うことができる。洗浄ブラシを観察し、かつ、かかる観察を周期的に繰り返すことによって、前記洗浄ブラシの回転速度を計算することができ、そこから、乳首に加えられる圧力を導き出すことができる。
1つの実施例において、前記ロボット制御部によって、前記センサによる観察結果に基づいて、前記搾乳室内にいずれの家畜も存在しないことを確立されると、(前記ロボット制御部によって)前記搾乳室の洗浄作業が開始される。
好ましい実施例によれば、前記自動搾乳装置には、前記1以上のティートカップを洗浄する洗浄装置が設けられ;前記センサ制御手段によって、前記発光された電磁放射線と前記反射された電磁放射線間の位相差が決定されて、前記センサから前記洗浄装置上に存在する複数の点までの距離が計算され;そして、ティートカップが前記洗浄装置に向かって移動され、かつ、洗浄されるように、前記搾乳ロボットが、前記距離計算値に基づいて前記ロボット制御部によって制御される。現に測定された洗浄装置の空間位置に基づいて搾乳ロボットを制御することによって、ティートカップは、洗浄装置に向かって信頼性のある形で動くようになる。かかる制御が必要とされるのは、例えば、ウシが洗浄装置を蹴ったために、その洗浄装置が当初の位置からずれたときなどである。
理解を深めるために、好ましい実施例について後述する。本発明に係る搾乳装置に組み込まれるセンサについてさらに詳細に説明する。放射線源は、電磁放射線を発光するものである。好ましくは、光がこの目的に用いられる。より好ましい電磁放射線は、赤外放射線であり、もっとも好ましい電磁放射線は、近赤外(NIR)放射線である。この目的のために、所定の適当なLEDが用いられる。そのようなLEDは、電気的に制御可能な供給電流によって非常に簡単に制御することができる。また、前記LEDは、非常にコンパクトで、効率がよく、しかも、寿命が長い。にもかかわらず、別の放射線源を用いることも可能である。(近)赤外放射線は、家畜を邪魔しない(又は、苦しめない)という利点を有する。
放射線は、変調(例えば、振幅変調)され得る。かかる振幅変調は、電磁放射線自体の周波数と異なり、かつ、それよりさらに低い変調周波数に基づく。例えば、赤外光は、変調信号のキャリヤである。
発光された放射線を用いて、変調信号の位相変化(phase shift)を測定し、かつ、反射された放射線の位相と基準放射線(reference radiation)の位相とを比較することによって、距離を決定することができる。後者に関連して、発光された放射線が、(ほぼ)すぐに受信機のほうに伝達されるのが好ましい。ここで、距離は、1/2×波長×(位相差/2π)から簡単に決定することができる。ここで、波長は、変調信号の波長を意味する。しかし、この段階においては未だ距離決定の明確さ(unambiguity)は考慮されないままであることに留意すべきである。この明確さは、位相差が、周期性(periodicity)に起因して、距離Aに属する場合だけでなく、A+n×(波長/2)に属するような場合にも起こる。かかる理由から、実行する上で距離が実に明確に決定されるよう、振幅変調の波長を選択することが有利であろう。
発光された放射線の変調(例えば、振幅変調)に係る波長が、1mm〜5mであることが好ましい。そのような波長を有する場合に、最大距離0.5mm〜2.5mに至る距離を明確に決定することができる。それに伴って、変調周波数が300MHz〜60kHzであるのが好ましい。こういった周波数は、LEDを駆動させるための電気回路にて簡単に得られる。所定の場合、それより大きいか、又は、小さい波長を選択することも可能である。
好ましい実施例において、波長は、調整可能であり、特に、少なくとも2つの値間に切り替えられる。これによって、例えば、より大きな変調波長を用いて先ずは大まかな距離測定を行うことが可能となる。したがって、この波長を用いた場合に、解像度が低いということはあるものの、比較的遠距離を信頼性のある形で測定することができる。ここで、便宜上、解像度が位相測定の精度(accuracy)によって定められるものと仮定する。ここで、位相は、例えば、y%の精度で測定され得る。先ず大きな波長を用いて測定することによって、大まかな距離(rough distance)を測定することができる。次に、より小さい波長を用いて、より正確な測定を行う。ここで、明確さ(unambiguity)は、大まかな距離測定によって提供される。
例えば、第1の測定は、2mの波長を用いて行うことができる。この位相測定の精度は、5%である。測定された位相差は(0.8x2π)±5%になる。その後、測定された距離は、0.08±0.04mになる。次に、0.5mの波長を用いて測定を行う。測定された位相差は、2πを法として(modulo 2π)0.12×2πになる。それは、距離が0.25を法として(modulo 0.25)0.12×0.25、つまり、0.25mを法として0.03となることを意味する。距離がさらに0.80±0.04になる場合に、距離は0.78mに相当するが、このときの精度は0.01mである。同様に、精度は次第に増し、以前のステップにおける精度に基づいて、別の変調波長を選択することができる。
例えば、先ずより大きな波長を用いて位置/距離を大まかに決定した後、位置変化から速度を決定するのが有利である。ここで、位置変化は、より小さい波長を用いた場合に、位相差から実に明確に決定され得る。
変調に係る波長を調整するに代わって、電磁放射線自体の波長を調整可能にし、2つの値間に切り替わるものとして設定することが好ましい。これによって、例えば、複数のセンサ(1つの空間において同時にそれぞれ互いに異なる波長で動作するセンサ)を用いることも可能である。
特に、前記放射線源は、脈動形放射線(pulsating manner)を発光し、その脈動の周波数が、1Hz〜100Hzである。ここで、脈動の長さ(pulsation length)が1/2部(1/2part)以下となるのが好ましい。より好ましくは、脈動の長さが、脈動周期の1/n部以下である。これは、脈動間に無放射休止状態(radiationless pause)を提供するが、それは、データの送信のような別の目的に用いられ得る。そのために、かかる放射線は、例えば、別の送信機プロトコル(transmitter protocol)に用いられ得るが、いかなる測定も決して上記センサに示唆され、又は、妨げられることはない。さらに、この休止の際に、別の放射線源、及び/又は、センサを用いることができるが、かかる場合に、相互妨害(mutual disturbance)は生じない。
特に、前記放射線源は、調整可能な光強度、および/または、調整可能な放射角度(angle of radiation)を有する。これによって、発光された放射線の強度、又は、発光された放射線エネルギー(量)を光の条件(状態)に適合させることが可能となる。こうした場合、省エネルギーにつながり得る。近距離(short distance)、及び、強反射能(strong reflecting capacity)のほうが、遠距離、及び、比較的強吸収能を有する場合(例えば、暗い動物の皮膚等)に比べて、必要とされる放射線(量)が少ない。放射角度をセンサの画角(angle of view)に適合させることも可能である。それは、放射角度がセンサの画角より大きくなってはならないからである。例えば、空間を観察する際に、放射角度が80〜180°となるように選択することが有利である。そのときに用いられる画角も同様に大きいだろう。他方で、ロボットを乳首にナビゲートする際には、放射角度がより小さくなり得る。例えば、その範囲は、30〜60°となり得る。その他の角度を用いることも勿論可能である。
特に、前記センサの画角は調整可能に設けられている。例えば、画角は、観察物体、又は、観察領域に基づいて選択される。例えば、乳首に向かってナビゲートする際には、小さい画角、及び、それに応じた高画像度を選択するのが有利であろう。また、有利に画角を選択することによって、観察領域を、妨害放射体(disturbing radiating object)、例えば、熱い物体を避けて(即ち、前記物体から離れて)維持することも考えられる。そうするには、例えば、センサの前に可変焦点距離(variable focal distance)を有する対物レンズ(いわゆる「ズームレンズ」)を配置することも可能である。さらに、センサの受信機からなる限られた領域だけを選択することも可能である。これは、デジタルズーム機能に匹敵するものである。
特に、複数の行および複数の列をなす前記受信機を備えたマトリックス、及び/又は、放射線源(108)は、ピボット回転可能に(pivotably)配置され得る。こうした場合、家畜に係る様々な部分を観察することが、受信機装置及び/又は放射線さえ具備されれば可能となる、といった、利点がもたらされる。これは、特に、画角、及び/又は、放射角度が比較的小さいときに、比較的高画像度を獲得、及び/又は、保証するに有利である。にもかかわらず、構造を単純化するために、受信機装置、及び、放射線源を搾乳装置に(固定した状態で)接続するか、又は、搾乳床に係る構成要素に(固定した状態で)接続させることも考えられる。
本発明に係る自動搾乳装置を用いることによってもたらされる利点については、上記課題を解決するための手段の欄に具体的に説明されている。その中から、例えば、センサ制御手段を採用することによって、各受信機に対し前記発光された電磁放射線と反射された電磁放射線間の位相差を決定されて、センサから家畜上に存在する複数の点までの距離が計算される、といった、効果を挙げることができる。
図1は、本発明に係るセンサ、および、ロボットアーム構造を備えた装置を示す斜視図である。 図2は、図1に示した装置の正面図である。 図3は、センサを別の方法によって固定したロボットアーム構造の端部を示す側面図である。 図4は、センサに係る空間図(spatial view)である。 図5は、本発明の装置に係る制御システムを示したものである。
本発明に係る具体例を、以下添付した図面に基づいてさらに詳細に説明していく。
ウシのような家畜の自動搾乳装置が、図1の斜視図に示されている。図1によれば、家畜の自動搾乳装置は、1匹の動物(家畜)を収容する搾乳室(milking parlour)1を有する。その搾乳室1は、通常フェンシング(fencing)2で囲まれ、かつ、入口ドアおよび出口ドアが設けられている。それらのドアは、添付した図面には示されていない。搾乳室1、および、その近傍には、搾乳すべき動物の乳首にティートカップを自動的に取り付けるロボットアーム構造3を有する。このロボットアーム構造には、ティートカップを運ぶ(carry)ロボットアーム4が設けられている。そのロボットアーム4は、動物の乳房の下方に対しピボット回転可能に(pivotable)設けられている(図3を参照)。
そのロボットアーム構造3には、第1のロボットアーム構造部(construction portion)5と、第2のロボットアーム構造部6が設けられている。その第1のロボットアーム構造部5は、第1の水平方向の軸7によって、フェンシング2の上部側にピボット回転可能に接続されている。第2のロボットアーム構造部6は、第2の水平方向の軸8によって、第1のロボットアーム構造部5にピボット回転可能に接続されている。ロボットアーム4は、第2のロボットアーム構造部6に接続されている。ロボットアーム4は、第2のロボットアーム構造部6に固定した状態で(rigidly)接続され、或いは、あるいは、第3の水平方向の軸、および/または、垂直方向の軸を介して前記第2のロボットアーム構造部6に接続され得る。したがって、ロボットアームは、例えば、制御シリンダ(control cylinder)によって、第2のロボットアーム構造部6に対してピボット回転可能に設けられている。
第1の制御シリンダ9は、第2のロボットアーム構造部6上に第1の作用点(point of application)10を有し、そして、フェンシング6上において第1の水平方向の軸7の下方の第1の距離にあたる位置に第2の作用点11を有している。第2の制御シリンダ12は、第1のロボットアーム構造部5上に第1の作用点14を有し、そして、フェンシング2上の第1の水平方向の軸7の下方の第2の距離に当たる位置に第2の作用点を有している。ここで、第2の距離は第1の距離より大きい。第2の制御シリンダ12は、単一の制御シリンダであっても、2つの制御シリンダによって形成されたものであっても良い。後者の場合、2つの制御シリンダは、第1の制御シリンダ9のいずれか面上に設けられている。かかる点は、図1から明らかである。ここで、第1の作用点10は、第2のロボットアーム構造部6上において、その第2のロボットアーム構造部6のおよそ中程に設けられている。ロボットアーム4の自由端を実質的に水平方向に移動させるためには、第2のロボットアーム構造部6上に配された第1の作用点10を、フェンシング2の反対側にある第2のロボットアーム構造部6側に配置すべきである。第1のロボットアーム構造部5上に設けられた第1の作用点13は、第1の水平方向の軸7よりも、第2の水平方向の軸8よりに配置される。比較的コンパクトな構造を得るため、第1のロボットアーム構造部5上における第1の作用点10を、ロボットアーム4よりに配置することができる。
ロボットアーム3は、支持ユニット(support unit)15によって搾乳室1の長手方向に沿って移動可能に設けられている。ここで、支持ユニット15は、レール16および17に沿って移動可能に設けられている。レール16は、フェンシング2の上部(upper side)に配され、かつ、レール17は、双方の実施例において、フェンシング2の長手方向に沿って搾乳室1の高さのおよそ中程に当たる位置に、そして、所謂、ロボットアーム構造3が配置された側に配されている。支持ユニット15の上下部には、いずれもローラ18,19、および、20が設けられている。支持ユニット15は、制御シリンダ(図示しない)によってレール16、17に沿って移動可能に設けられている。ここで、制御ユニット15上における制御シリンダの作用点は、符号21で示されている。第1の水平方向の軸7、および、第2の水平方向の軸8は、支持ユニット15上に配置され、そして、前記第1の支持シリンダ9における第2の作用点11、および、第2の制御シリンダ12における第2の作用点14は、支持ユニット15に対して作用する。
図3は、ロボットアーム、たとえば、ロボットアーム4の自由端部(free end)を詳細に示したものである。ロボットアーム4の該自由端部には、4つのティートカップ28が設けられている。そのうち1つが図面に示されている。ティートカップ28は、それぞれティートカップ28からミルクを放出するためのホース29、および、脈動真空(pulsation vacuum)を適用するためのホース(図示しない)に接続されている。
ロボットアーム4の自由端分には、支持素子(support element)30が設けられている。各ティートカップ28には、ヒンジピン(hinge pin)36によって支持素子30に接続されたハウジング35が設けられている。各ハウジング35には、カープリング機構(coupling mechanism)37が備わっている。そのカープリング機構37には、曲りレバー(bent lever)38がヒンジピン41によって制御レバー39に接続されている。この反対側には、制御レバー39がヒンジピン42によってティートカップ28用のホルダ43に接続されている。このホルダ43はさらにヒンジピン44によってハウジング35に接続されている。このハウジング内には、制御シリンダ45がさらに設けられており、その制御シリンダ45は、支持素子30に接続され、かつ、反対側において曲りレバー38に接続されている。
図3を見ると、制御シリンダ45は、後退されている(retract)が、それは、ハウジング35が低位置(low position)にあり、かつ、ティートカップ28を備えたホルダ43が傾斜しているからである。制御シリンダ45を伸ばす(extend)ことによって、ホルダ43、および、ティートカップ28は垂直方向に向かって傾斜する(図示しない)。制御シリンダ45をさらに動かすことによって、ハウジング35は上方に移動し、それにより、ティートカップ28が乳首46に取り付けられる。
ティートカップ28が乳首46に取り付けられたら、ハウジング35は下方に動く。その後、ティートカップ28は、コード50によってハウジング35に接続されたまま状態を保持する。そのコード50は、ティートカップ28の下部(lower side)からホルダ43、ローラ51の下を通って、制御シリンダ52まで伸びる。ハウジング35が下方に動く間に、制御シリンダ52は後退され、それにより、コード50が放出(リリース)される。制御シリンダ52を再び延ばすことによって、コード50は、ティートカップ28をホルダ43のほうに再び引き寄せる。参考までに、ロボットアーム構造3のついての詳細は、例えばEP1442657A1に記載されている。ティートカップ28の動作についての詳細は、例えば、EP1862360A1に記載されている。
ロボットアーム構造3には、センサが設けられている。この図においては、センサとして3Dカメラ100が示されている。この3Dカメラ100は、合成物質で構成されたハウジング101を有している。図3によれば、このハウジング101は、玉継ぎ手(ball joint)102を介して支持素子30に移動可能に接続されている。この3Dカメラ100は、駆動器(図示しない)によって駆動され、それにより、玉継ぎ手102によって垂直方向の軸を中心に回転することができ、かつ、玉継ぎ手102によって水平方向の軸を中心に傾斜できるようになっている。ここで、かかる駆動器の例を挙げると、サーボモータ(servo motor)などがある。
あるいは、3Dカメラ100は、ロボットアーム4に固定した状態で(rigidly)接続され得るか、または、アーム103を介して搾乳装置の別の部分に個別に移動可能に接続され得る。ここで、搾乳装置の別の部分として、例えば、フェンシング2(図4に部分的に示されている。)などがある。
ハウジング101は、前側(front side)104を有している。この前側104には、レンズ106と、複数の放射線源(radiation source)が設けられている。この実施例においては、前記放射線源108は、赤外光発光ダイオード(infrared light emitting diode; IR-LED's)であり得る。別の例として、レンズ106は、前側104の内部(inner side)に設けられ、その前側104は、赤外光を透過させる物質で構成され得る。したがって、このレンズ106は、外部の影響は受けないが、合成物質製の平坦な前側104は、突出したレンズ106を備えた前側104よりさらに容易に掃除できる。すなわち、手間を掛けずにきれいな状態を維持することができる。
ハウジング101の内部には、位置感知センサ(place-sensitive sensor)、例えば、CMOS画像センサ(CMOS image sensor)110が設けられている。こういったCMOS画像センサ110は、レンズ106に面する側に複数の列又は列をなす受光機からなるマトリックスを有している。その受信機は、感光性光ダイオード(light-sensitive photo diode)の形態であり得る。この実施例において、これは、64×64光ダイオードであるが、その解像度は、176×144、640×480、その他それより大きいか又は小さいものとされ、マトリックスの大きさもまた特に制限されることなく利用することができる。CMOS画像センサ110は、統合された(一体化された)センサ制御手段(図示しない)を有するが、そのセンサ制御手段は、IR−LED108を制御する役割をするとともに、各光ダイオード上に入射した赤外光をデジタル信号に転換させ、かつ、無線接続(図示しない)、または、有線接続を介して、その信号を中央処理ユニット、または、コンピュータのほうに伝達する役割をする(これについては後述する。)。
3Dカメラ100のセンサ制御手段によって、物体から各光ダイオードまでの距離が決定される。その具体的な仕組みは、物体に向かって3Dカメラ100のIR−LED108から発光された光と、反射後に3Dカメラ100(即ち、そのCMOS画像センサ110)に戻ってきた光との位相差を測ることになる。
好適な実施例によれば、IR−LED108は、振幅変調波(amplitude-modulated wave)によって形成された光信号を発光する(即ち、発する)。この振幅変調(amplitude modulation)はそれ自体で繰り返し周波数(repetition frequency)を有する。反射後、レンズ106によって、この光信号がCMOS画像センサ110上に結像される。発光された変調光信号に対する受光された変調光信号の位相差を決定することによって、変調信号の波長によりセンサと物体間の距離を計算することができる。これは、CMOS画像センサ110上に設けられたそれぞれの光ダイオードに対し平行して起こる現状である。したがって、観察された物体の3次元画像が生じる。
この手法では、距離は未だ明確に決定されていないことに留意すべきである。したがって、使用された(センサの)光信号の複数の波長に物体を配置することも考えられる。これは、実際に、例えば、振幅変調の周波数を変えることによって解決され得る。
特に、変調信号の全体波(whole wave)、特に、2つ、または、複数の波が各光パルスに入射されるのであれば、短波パルス(short light pulse)がIR−LED108によって発光され得る。
図5は、ロボット制御部(robot control)、または、ロボット制御手段を概略的に示すものである。ここで、前記ロボット制御部、または、ロボット制御手段は、例えばロボットアーム構造3のような搾乳ロボットの制御システム120−の形態をなし得る。制御システム120は、1以上の駆動器124を制御する中央処理ユニット122と、パーソナル・コンピュータ(PC)の形態をなすユーザー・ステーション126と、を有している。その駆動器124は、図1〜3に示したとおり、ロボットアーム構造3に対する制御シリンダ9、12、45、および、52であり得る。また、駆動器124は、3Dカメラ100自体の焦点調節(focusing)用に供されるサーボモータ(図示しない)であり得る。
中央処理装置122は、ワーキングメモリ(working memory)を有し、制御ソフトウェアでプログラム化され、そして、アルゴリズム、または、ファジー理論制御(fuzzy logic control)に基づいて3Dカメラ100からの3次元画像を解釈する。このような解釈に基づいて、中央処理ユニット122は、1以上の駆動器124を制御する。その制御の詳細については、後述する。
中央処理ユニット122は、固定した状態で、または、無線接続を介して、PCに接続される。PC126を介して、中央処理ユニット122の制御ソフトウェアを装着し、および/または、適合させることができる。さらに、PC126のモニターに、3Dカメラ100から得た処理または未処理の画像を表示させることも可能である。中央処理ユニット122が、3Dカメラ100から得た画像に基づいて、妨害(disturbance)、または、その他の望まれない現象が発生したことを確立(特定)したときに、スクリーンに警告を表示することができる。最後に、PC126には、記憶手段(storage medium)が備わっているか、または、PC126が記憶手段に接続され得る。かかる記憶手段については図示しない。かかる記憶手段には、センサから得た画像、および/または、処理済みの情報が記憶され得る。
動作中に、ロボットアーム構造3は、搾乳室1側に配置される。その後、3Dカメラ100の焦点は入口ドア(図示しない)に当てられる。ウシが入り口ドアに現れると直ぐに3Dカメラ100がそのウシを観察する。この制御システム120は、ウシの部分的な3次元画像を生じる。このために、CMOS画像センサ上に設けられたセンサ制御手段によって、IR−LED108によって発光された光と、ウシの複数の点から3Dカメラ100のほうに反射された光間の位相差が決定される。こういった場合、ウシの複数の点から反射された光が、CMOS画像センサ110上に設けられた受信機マトリックス(受信機からなる)における様々な受信機に入射される。
この位相差は、マトリックスの各受信機に対し、CMOS画像センサ110、または、中央処理ユニット122によって、3Dカメラ100からウシ上の複数の点にいたるまでの距離に転換(変換)される。
選択された振幅変調周波数によっては、3Dカメラ100によって1秒あたり例えば50といった複数の画像をつくることできる。こういった場合に、各画像は乳首、または、ウシの別の部分に対する信頼できる再現(reliable reproduction)と考えられるので、ウシが動いている場合であっても、従来技術の走査センサを利用する場合に比べて画像のゆがみ(distortion)が非常に少ない。さらに、完全な(全部の)ショットを取るために3Dカメラ100自体を動かせる必要もない。その結果として、ロボットアーム構造3が乳首46に対してより信頼性のある形で動く。かかる仕組みについては後述する。
中央処理ユニット122のメモリには、搾乳すべき複数のウシグループ(ウシの群れ)、好ましくは、全体ウシグループの空間特徴(spatial characteristics)に関するデータベースが含まれている。観察された3次元画像に基づいて、当該ウシが識別され、かつ、該ウシが搾乳室1に入っても良いかどうかを判断することができる。
ウシが搾乳室1に入った後、または、入口ドアに依然として存在している間に、そのウシの乳首、および、乳房に係る3次元画像を作ることができる。そのウシに係る過去の履歴(データ)、および/または、その乳房の大きさに基づいて、そのウシが搾乳されるべきかどうかを決定することができる。搾乳すべきでない場合、出口ドアが開き、そのウシは搾乳室1から追い出すようになっている。ウシがまだ入っていないのであれば、搾乳室1の入口ドアは閉じたままの状態を保持することによってそのウシの入場を妨げる。
ウシが搾乳室1にいる間に、3Dカメラ100はウシを続けて撮影する(shot)。これらの撮影結果に基づいて、中央処理ユニット122は、ウシがいつ搾乳室1に完全に入ったかを決定する。この時点において、駆動器124のうちいずれかが駆動されて、入口ドアを閉める。搾乳室1の端部に配置された飼い葉桶(feed trough;図示しない)に、当該ウシに適合させた所定量の餌を供給することも可能である。
ウシが搾乳室1に入ったら、3Dカメラ100は少なくとも1回は全体のウシ、乳房、好ましくは、後肢に係る画像をとる。それらに基づいて、中央処理ユニット122は、乳房の空間位置、または、後肢(hind leg)の空間位置を決定することができる。従来技術によれば、ウシの後肢の位置は、感触機センサ(feeler sensor)によって、ウシの後方(rear side)を決定するか、または、計量手段(weighing means)によって搾乳室1の床におけるウシの重力中心(centre of gravity)を決定することによって、間接的にしか決定することができなかった。したがって、3Dカメラ100はそのような感触機センサ、および/または、計量手段を置き換えられるものである。
3Dカメラ100から得た画像、特に、そこから導き出された乳房、および/または、後肢に係る空間位置に基づいて、中央処理ユニット122は周知の洗浄ロール(cleaning roll)を搾乳されるべき乳首46に向かって移動させることができる。かかる洗浄ロールの図示は省略する。その後、3Dカメラ100はその洗浄ローを追い続けて、3Dカメラ100の比較的高画像周波数(image frequency)に基づいて、中央処理ユニット122はその洗浄ロールの回転速度を計算することができる。その回転速度が遅すぎるということは、該乳首46に加えられる圧力があまりに大きく、そして、その圧力を減少するように駆動器が制御される、ということを意味する。したがって、3Dカメラ100は、洗浄ロールの回転速度を観察するための別個のセンサとして機能する。
まず乳首46を有する乳房を洗浄した後、中央処理ユニット122は、該乳房が搾乳を始めても良い程度に十分刺激されたか否かを決定する。そうするために、3Dカメラ100を用いて、再び該乳首46、および、該乳房に係る3次元画像を作る。この3次元画像を1以上の基準画像(reference image)と比較する。これらの基準画像は、中央処理ユニット122、および/または、PC126のメモリに記憶されてある該ウシの画像、および/または、かかる洗浄を行う前にとった乳首46を有する乳房に係る画像であり得る。該乳首46および/または該乳房の形状、および/または、大きさが所定の程度に変わっている場合、中央処理ユニット122は、該乳房が十分刺激されたと結論付けることができる。
乳首46の空間位置、および/または、肢(leg)に係る3次元画像、好ましくは、再び観察された3次元画像)に基づいて、中央処理ユニット122は、その後、ロボットアーム4が追うべき経路を決定する。中央処理ユニット122は、ロボットアーム4を動かせ、特に、そこに配置されたティートカップ28を該乳首46に向かって動かせる。
かかるロボットアーム構造3の実施例に基づいて、複数のティートカップ28は該乳首46に向かって連続的に、または、同時に動き、そこに取り付けられる。中央処理ユニット122が、乳首46およびその乳首に取り付けられるティートカップ28の双方を同時に観察した上で、ロボットアーム4を動かせるのが好ましい。中央処理ユニットは、相互距離、方向、速度をも導き出せるが、それによって、ナビゲーションの正確さをさらに向上することができる。これはまた、ティートカップ28の位置変化が自動的に処理される、といった、利点を有する。こういった変化は、例えば、ティートカップ28がいつもの通りホルダ43内に収容されていない場合などに起こり得る。
ティートカップ28が乳首46に取り付けられた後に、3Dカメラ100は引き続きティートカップ28、乳首、または、ウシのより大きな部分(large part of the cow)を観察(監視)する。中央処理ユニット122が、ティートカップ28と乳首46との相互移動に基づいて、「ティートカップ28と乳首46間の接続が弱まれ(減少され)、かつ、そのティートカップ28による搾乳が(ほぼ)終了していると結論付けることも可能である。乳首46に対するティートカップ28の突発的、かつ、大きな相互移動があった場合、中央処理ユニット122は、そのティートカップ28がその乳首46から緩くなっている(たとえば、ウシがそれを蹴ったりするからである。)と結論付けることも可能である。このときに、中央処理ユニット122はすぐに措置をとり得る。その措置とは、たとえば、コード50を締めることなどをいう。それによって、そのティートカップが搾乳室1の床に落ちることを防止する。それは、ティートカップが汚染される恐れがあるからである。また、中央処理ユニット122は、予防措置をもとることができる。ここにいう予防装置とは、汚染された可能性のあるミルクを分離すること、および/または、そのティートカップ28、および、それに係るミルクホース29を洗浄することなどをいう。
3Dカメラ100が、乳首46を有する乳房だけよりもウシのより大きな部分を監視するようにし、それにより、そのウシの肢のところを観察(監視)することができる。その肢、および/または、その他の部分についての観察(監視)結果に基づいて、中央処理ユニット122は、ウシがティートカップを蹴るリスクを決定し、または、その肢がロボットアーム構造3に当たるリスクを決定することができる。さらに、中央処理ユニット122は、ウシの背面(back)に係る3次元画像に基づいて、ウシが逃げるリスクを決定することができる。中央処理ユニット122によって、ウシが蹴るリスク、および/または、逃げるリスクが所定値を超えると判断された場合に、中央処理ユニット122は予防措置をとるべきかどうかを決定する。ここでとり得る予防措置とは、たとえば、ロボットアーム構造3を移動させたり、または、コード50を締めたりすることをいう。
所定の時期(時点)に、中央処理ユニット122は、そのウシが十分搾乳されたかどうかを確立することができるが、それは、前述のとおり、乳房の大きさが所定の程度にまで減少されたかを、3Dカメラ100から得た画像に基づいて確立するからであり、および/または、そのティートカップ28および乳首46が相互に移動し始めたからである。その時点において、中央処理ユニット122は、ティートカップ28を取り外し、そのコード50を介してそのティートカップ28をそのホルダ43に向かって移動させ、そして、ウシの下方からロボットアーム4を移動させるよう命令を出す。次に、出口ドアが開く。3Dカメラ100から得た画像に基づいて、中央処理ユニット122は、いつウシが搾乳室から完全に出ていたかを確立することができる。それによって、(出口ドアの開閉にかかわる)駆動器が、出口ドアを閉めることができる。
搾乳が終わった後、または、次のウシを搾乳する前に、ティートカップ28、および、それにかかわるミルクホース29を洗浄することができる。この目的を達成するために、公知の洗浄ユニットを設けることができる。しかし、かかる洗浄ユニットの図示は省略する。前記洗浄ユニットには、ティートカップ28のいずれかに水などの洗浄液を噴霧する洗浄用噴霧ノズル(cleaning spraying nozzle)を設けることができる。洗浄液は、当該ミルクホース29を介して吸引されるので(suck off)、当該ホースをも洗浄することができる。洗浄ユニットは、ロボットアーム構造3が、ティートカップ28を備えたホルダ43を洗浄ユニットに向けて移動させることができるように、搾乳室1の内部、または、その搾乳室1の近傍に設けることができる。この目的のために、3Dカメラ100は、ティートカップ28、および、洗浄ユニットに係る3次元画像を1以上つくる。したがって、中央処理ユニット122は、ティートカップ28、および、洗浄ユニットの実際の位置に基づいて、ロボットアーム構造3の駆動器124を制御することできる。これは、所定の、および、予め計算された位置に基づく制御に有利だが、それは、実際の位置がそこから外れていることもあり得るからである。それは、たとえば、ロボットアーム構造3、および/または、洗浄ユニットに対する外的負荷(external load)に起因する。かかる外的負荷とは、例えば、ウシによって押されたり、蹴られたりしたときに発生するものであり得る。
所定の場合、中央処理ユニット122が、3Dカメラ100から得た画像によって、搾乳室1がどの程度まで汚染されているかどうかを観察(監視)することができ、そして、その観察結果に基づいて、搾乳室1、および/または、それを取り巻くフェンシング2、および/または、ロボットアーム構造3を洗浄すべきかどうかを決定することができる。この場合、中央処理ユニット122は、3Dカメラ100から得た画像に基づいて、搾乳室1に動物、人間、または、洗浄を妨げるような物体が完全に存在しないことを再度確かめることができる。洗浄の際に、中央処理ユニット122は、所定の場合、洗浄の進行状態を調整することができる。ここで使用できる洗浄装置についての詳細は、US2004/0103846(A)を参照することができる。3Dカメラ100が、関連技術文献に記載された1以上の特定のセンサまたはカメラを置き換えることができるという点に注目すべきである。これによって、かかるセンサ、および、カメラの両方にかかるコストを削減することができ、よって、それに関連した制御システムにかかるコストをも削減することができる。
本発明の技術的範囲内で、様々な実施例、および、変形例が可能である。例えば、赤外光に代わって、可視光のうち別の波長を備えた光を使用することも可能である。振幅変調に代わって、周波数変調(frequency modulation)を使用することも可能である。レンズのハウジング、および、画像センサとは別の場所に光源を設けることも可能である。それは、例えば、ロボットアーム上に別のハウジングを設けることによって可能となる。こういった場合に、光源と画像センサとの距離が知られており、観察された乳首からの距離計算値はそれに基づいて修正され得るということがまた重要である。
センサは、ロボットアームに固定した状態で接続されるほか、移動可能に接続され得る。その他、センサは、搾乳室近傍の場所、例えば、フェンシングに、ロボットアームから分離した状態で接続され、固定した状態で接続され、または、移動可能に接続され得る。
制御システムは、中央処理ユニットを中心にセットアップされなければならないものではない。既存の構成要素と統合されるかまたは統合されていない、分散型処理ユニット(例えば、CMOS画像センサ)を設けることもできる。また、分散型処理ユニットを備えた駆動器を設計することによって、ネットワーク制御を達成することもできる。こういったネットワーク制御では、様々な分散型処理ユニットが互いに直接連通(direct communication)している。
前述のとおり、3Dカメラから得た3次元画像に基づいて行われるウシの自動搾乳を実行するための多数のタスク(task)を有することが好ましい。したがって、様々な別途のセンサの購入、および、維持・保守にかかる手間およびコストを削減することができる。しかしながら、本発明はすでに、1つのタスク、または、より少数のタスクの組み合わせが、3Dカメラから得た画像に基づいて行われるという利点を有している。こうした場合に、3Dカメラは具体的に乳首だけを観察する必要はなく、ウシのその他の部分、ひいては、ウシ全体を観察する。この3Dカメラは、例えば、搾乳されるべきと訴えるウシを識別するのに有利であろう。また、3Dカメラから得た画像に基づいて、搾乳室の洗浄だけを制御するのも有利であろう。
変形例において、複数の3Dカメラを適用することができる。かかる場合に、これらの複数の3Dカメラのうち1つは、実質的な一部の時間において実質的にウシ全体を観察(監視)するために設けることができ、一方で第2の3Dカメラは、乳首のような詳細ショットをとるために設けることも考えられる。この変形例において、関連光源を同調させるか、または、別の方法でそれらを互いに合わせることが重要である。例えば、相互逸脱する周波数(mutually deviating frequency)を適用することも可能である。光パルスを交互に発することも可能である。これは、中央処理ユニットによって組み合わせられ得る(coordinate)。しかしながら、一方のセンサが、光パルスが他方のセンサから受光されることを観察するようにし、かつ、その後の所定の短時間において(short predetermined moment)それが光パルスを発光するようにすることが有利である。
さらに、本発明の自動搾乳装置は、その他の家畜、例えば、ヤギに対しても有利に用いられる。別のタイプの搾乳装置、例えば、全体的に異なるタイプの搾乳ロボットを備えた装置を用いることも可能である。この装置において、ロボットアームは、ウシに向かって、そして、ウシから離れる方向に移動できるように設けられている。それは、異なる方向に向けられた回転軸によって可能となり得る。その装置において、ウシに、より高い水準の移動の自由が許容される場合もあり得る。
1 搾乳室
3 搾乳ロボット
28 ティートカップ
46 乳首
100 センサ
106 レンズ
110 受信機
120 ロボット制御部

Claims (18)

  1. 搾乳室(1)と、
    乳首(46)のような家畜の少なくとも一部を観察するセンサ(100)と、
    前記センサ(100)に動作可能に接続されたロボット制御部(120)を有して前記乳首(46)にティートカップ(28)を自動的に取り付ける搾乳ロボット(3)と、
    を備えたウシのような家畜の自動搾乳装置であって、
    前記センサ(100)から前記家畜上に存在する複数の点までの距離計算値を求めるために、前記センサ(100)には、
    光のような電磁放射線を発光する放射線源(108)と、
    前記家畜から反射された電磁放射線を受光する複数の行および複数の列をなす受信機(110)を有するマトリックスと、
    前記受信機(110)上に前記反射された電磁放射線を結像するレンズ(106)と、
    前記放射線源(108)に動作可能に接続されて前記電磁放射線を変調するとともに、前記各受信機(110)に対し前記発光された電磁放射線と前記反射された電磁放射線間の位相差を決定するセンサ制御手段と、
    が設けられていることを特徴とする自動搾乳装置。
  2. 前記センサ制御手段によって、前記発光された電磁放射線と前記反射された電磁放射線間の位相差が決定されて、前記センサ(100)から前記ティートカップ(28)上に存在する複数の点までの距離計算値が求められることを特徴とする請求項1に記載の自動搾乳装置。
  3. 前記ロボット制御部(120)によって、前記ティートカップ(28)と前記乳首(46)間の相互距離が計算され、かつ、前記計算された相互距離に基づいて前記搾乳ロボット(3)が制御されることを特徴とする請求項2に記載の自動搾乳装置。
  4. 前記ロボット制御部(120)によって、前記取り付けられたティートカップ(28)と、当該乳首(46)間の接続状態がモニターされることを特徴とする請求項2または3に記載の自動搾乳装置。
  5. 前記センサ制御手段によって、前記発光された電磁放射線と前記反射された電磁放射線間の位相差が繰り返し決定されて、前記センサ(100)から前記乳首(46)および前記ティートカップ(28)上に存在する複数の点までの距離計算値が求められ、そして、
    前記距離計算値に基づいて、前記ロボット制御部(120)によって前記取り付けられたティートカップ(28)と当該乳首(46)間の相互速度が決定される
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の自動搾乳装置。
  6. 前記センサ制御手段によって、前記発光された電磁放射線と前記反射された電磁放射線間の位相差が決定されて、前記センサ(100)から前記搾乳すべき家畜の1以上の肢上に存在する複数の点までの距離計算値が求められ、そして、
    前記距離計算値に基づいて、前記ロボット制御部(120)によって前記搾乳ロボット(3)が制御されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の自動搾乳装置。
  7. 前記センサ(100)から前記乳首(46)上に存在する複数の点までの前記距離計算値、および/または、前記センサ(100)から前記乳房上に存在する複数の点までの距離計算値に基づいて、前記ロボット制御部(120)によって、前記家畜が搾乳されるべきかどうかが決定されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の自動搾乳装置。
  8. 前記センサ(100)から前記家畜上に存在する複数の点までの前記距離計算値に基づいて、前記ロボット制御部(120)によって当該家畜が識別されることを特徴とする請求項1〜7に記載の自動搾乳装置。
  9. 洗浄ブラシを用いて前記家畜の前記乳首(46)を洗浄する際に、前記センサ(100)から前記家畜における前記乳首(46)上に存在する複数の点までの前記距離計算値、および/または、前記センサ(100)から前記洗浄ブラシ上に存在する複数の点までの距離計算値に基づいて、前記ロボット制御部(120)によって前記洗浄ブラシが制御されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の自動搾乳装置。
  10. 前記センサ(100)による観察結果に基づいて、前記ロボット制御部(120)によって前記搾乳室(1)内にいずれの家畜も存在しないことが確立された場合に、前記ロボット制御部(120)によって前記搾乳室(1)の洗浄作業が開始されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の自動搾乳装置。
  11. 前記自動搾乳装置には、前記1以上のティートカップ(28)を洗浄する洗浄装置が設けられ、
    前記センサ制御手段によって、前記発光された電磁放射線と前記反射された電磁放射線間の位相差が決定されて、前記センサ(100)から前記洗浄装置上に存在する複数の点までの距離計算値が求められ、そして、
    前記ティートカップ(28)が前記洗浄装置に向かって移動され、かつ、洗浄されるように、前記距離計算値に基づいて前記搾乳ロボット(3)が前記ロボット制御部(120)によって制御される
    ことを特徴とする請求項1〜10に記載の自動搾乳装置。
  12. 前記センサ制御手段によって、前記発光された電磁放射線と前記反射された電磁放射線間の位相差が繰り返し決定されて、前記センサ(100)から前記家畜上に存在する複数の点までの距離計算値が求められ、そして、
    前記ロボット制御部(120)によって、前記センサ(100)と、前記家畜上に存在する複数の点間の相互速度が決定される
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の自動搾乳装置。
  13. 前記発光された電磁放射線の変調波長が1mm〜5mであることを特徴とする請求項1〜12にいずれか一項に記載の自動搾乳装置。
  14. 前記波長が、調整可能に、特に、少なくとも2つの値間に切り替わるように設けられていることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の自動搾乳装置。
  15. 前記放射線源(108)によって、脈動形放射線が発光され、好ましくは、前記脈動の周波数が、1Hz〜100Hzであることを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の自動搾乳装置。
  16. 前記放射線源(108)が、調整可能な光強度、および/または、調整可能な放射角度を有していることを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載の自動搾乳装置。
  17. 前記センサ(100)の画角が、調整可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載の自動搾乳装置。
  18. 複数の行および複数の列をなす前記受信機(110)を有する前記マトリックス、及び/又は、前記放射線源(108)が、ピボット回転可能に配置されていることを特徴とする請求項1〜17のいずれか一項の記載の自動搾乳装置。
JP2009526553A 2006-09-05 2007-08-28 家畜の自動搾乳装置 Active JP5161221B2 (ja)

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