JP2010288124A - 画像記録装置及び画像記録プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】お試し記録モードにおいて、レーベル面に記録する画像が抽出される元画像データ上に、複数のレーベル記録範囲枠を合成した合成画像を用紙に記録する。これにより、複数の印刷範囲を確認できると共に着色剤の使用量も抑えることができる画像記録装置を提供すること。
【解決手段】お試し記録モードにおいて、元画像データGGと複数のレーベル枠画像データWG3とが合成され(S30)、レーベルお試し記録として用紙Pに記録される(S35)。このため、1度のお試し記録で複数の印刷範囲を確認できると共に着色剤の使用量も抑えることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像記録装置及び画像記録プログラムに関するものであり、より詳しくは、CD(Compact Disc)等の記録媒体のレーベル面(被記録面)に記録する画像を、用紙に記録して画像確認等を行うお試し記録モードを備えた画像記録装置及び画像記録プログラムに関する。
従来より、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、等の円形状に形成された記録媒体をトレイに載置し、その記録媒体のレーベル面に画像を記録可能な画像記録装置が知られている。
この種の画像記録装置には、実際に記録したいCD等のレーベル面に画像を記録する前に、用紙に画像を記録することで、CD等のレーベル面に対する画像の位置や画像の色、濃度等を確認するお試し記録モードという機能を備えているものがある。
また、特許文献1には、ユーザが指定した画像データの色彩等を確認するお試し記録モードにおいて、ユーザが指定した画像と、その指定された画像とは色彩等がそれぞれ異なる複数の画像とを1枚の用紙に記録することで、一度に複数の画像を確認することができることが記載されている。
特開2002−112057号公報
CD等のレーベル面に記録するレーベル画像の位置、色、濃度等を確認するお試し記録モードにおいても、複数のレーベル画像の位置、色、濃度等を確認したい場合は、1枚の用紙に複数のお試し画像を記録する。
しかしながら、上述した特許文献1に記載されている画像記録装置において、お試し記録モードで用紙に複数の画像を記録した場合、複数の画像の確認は行えるものの、複数の画像を記録しているためインク消費量が多くなってしまう。また、この記録方法では、1枚の用紙に記録できるお試し画像の数にも限りがあり、より多くのお試し画像を記録しようとすると其々のお試し画像を縮小して記録しなければならず、画像の確認がし難くなってしまう。CD等のレーベル面に記録するレーベル画像のお試し記録モードにおいても同様の問題が発生する。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、お試し記録モードにおいて、レーベル面に記録する画像が抽出される元画像データ上に、複数のレーベル枠画像データを合成した合成画像を用紙に記録することにより、複数の印刷範囲を確認できると共に着色剤の使用量も抑えることができる画像記録装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1に記載の画像記録装置は、記録ディスクのレーベル面に記録する画像を記録用紙に試し記録を行う試し記録機能を備えた画像記録装置において、前記レーベル面に記録する画像が抽出される元画像データを記憶する第1記憶部と、前記レーベル面に記録する画像の範囲を示すレーベル枠画像データを記憶する第2記憶部と、前記試し記録機能が選択された場合に、前記第1記憶部に記憶されている元画像データ上に、前記第2記憶部に記憶されている複数の前記レーベル枠画像データを合成する合成部と、前記合成部によって合成された合成画像データを記録用紙に記録する画像記録部と、を備えたものである。
請求項2に記載の画像記録装置は、請求項1に記載の画像記録装置において、前記合成部は、前記元画像データ上に、同じ中心位置を有し、且つ同形状で異なる大きさの複数の前記レーベル枠画像データを合成することを特徴とするものである。
請求項3に記載の画像記録装置は、請求項1に記載の画像記録装置において、前記合成部は、前記元画像データ上に、同じ大きさを有し、且つ同形状で異なる中心位置の複数の前記レーベル枠画像データを合成することを特徴とするものである。
請求項4に記載の画像記録装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像記録装置において、前記第1記憶部に記憶されている前記元画像データと、前記元画像データ上に前記第2記憶部に記憶されている前記レーベル枠画像データとを表示する表示部と、前記表示部に表示された前記元画像データ上の前記レーベル枠画像データのサイズを決定するサイズ決定部、前記表示部に表示された前記元画像データ上の前記レーベル枠画像データの位置を決定する位置決定部と、を備え、前記合成部は、前記サイズ決定部及び前記位置決定部によって決定された前記レーベル枠画像データを基準として、元画像データ上に前記複数のレーベル枠画像データを合成することを特徴とするものである。
請求項5に記載の画像記録装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像記録装置において、前記合成部は、前記複数のレーベル枠画像データの其々に対応した番号を前記元画像データ上に合成することを特徴とするものである。
請求項6に記載の画像記録装置は、請求項4または5に記載の画像記録装置において、前記合成部は、前記サイズ決定部及び前記位置決定部によって決定された前記レーベル枠画像データの枠の種類と、その他の前記複数のレーベル枠画像データの枠の種類とを異ならせて合成することを特徴とするものである。
請求項7に記載の画像記録装置は、請求項1乃至6のいずれかに記載の画像記録装置において、前記合成部は、前記複数のレーベル枠画像データの其々を異なる色で合成することを特徴とするものである。
請求項8に記載の画像記録装置は、請求項1乃至6のいずれかに記載の画像記録装置において、前記画像記録部は、前記合成画像データを記録用紙上にドラフト印刷にて記録することを特徴とするものである。
請求項9に記載の画像記録装置は、請求項5に記載の画像記録装置において、前記記録ディスクを載置する載置部と、前記載置部に載置された前記記録ディスクのレーベル面に、前記画像記録部によって画像を記録するレーベル記録機能と、前記試し記録機能によって記録用紙上に記録された前記合成画像データの前記番号を入力する番号入力部と、を備え、前記レーベル記録機能が選択された場合に、前記画像記録部は、前記番号入力部によって入力された前記番号に対応する前記レーベル枠画像データの範囲内の前記元画像データを前記載置部に載置された前記記録ディスクのレーベル面に記録することを特徴とするものである。
請求項10に記載の画像記録プログラムは、記録用紙に画像を記録可能な記録装置と通信可能なコンピュータに、前記記録装置に記録ディスクのレーベル面に記録させる画像を記録用紙に試し記録させるための試し記録用データを作成する試し記録ステップを実行させるための画像記録プログラムにおいて、前記レーベル面に記録する画像が抽出される元画像データを第1記憶手段に記憶する第1記憶ステップと、前記レーベル面に記録する画像の範囲を示すレーベル枠画像データを第2記憶手段に記憶する第2記憶ステップと、前記試し記録ステップが実行された場合に、前記第1記憶ステップにおいて記憶された元画像データ上に、前記第2記憶ステップにおいて記憶された複数の前記レーベル枠画像データを合成する合成ステップと、前記合成ステップによって合成された合成画像データを前記記録装置に記録用紙に記録させる指示データを送信する記録指示ステップと、を前記コンピュータに実行させること特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、試し記録機能において、元画像データ上に複数のレーベル枠画像データが合成された合成画像データが用紙に記録される。よって、1度の試し画像記録で複数の画像を確認できるとともに、複数のお試し画像を其々記録する場合よりも使用する着色剤の量を少なくすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の画像記録装置の奏する効果に加え、同じ中心位置で、且つ同形状で異なる大きさの複数の画像記録範囲を確認することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の画像記録装置の奏する効果に加え、同じ大きさで、且つ同形状で異なる中心位置の複数の画像記録範囲を確認することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像記録装置の奏する効果に加え、表示部で決定されたレーベル枠画像データを基準として、元画像データ上に複数のレーベル枠画像データを合成するので、ユーザが決定した範囲とそれに類似する範囲も確認することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像記録装置の奏する効果に加え、複数のレーベル枠画像データの其々に対応した番号が元画像データ上に合成されるので、レーベル枠画像データが何個記録されているかが識別できる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項4または5に記載の画像記録装置の奏する効果に加え、用紙に記録されるユーザによって決定されたレーベル枠画像データと、他の複数のレーベル枠画像データとの見分けが付く。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1乃至6のいずれかに記載の画像記録装置の奏する効果に加え、用紙に記録される複数のレーベル枠画像データの見分けが付きやすい。
請求項8に記載の発明によれば、請求項1乃至6のいずれかに記載の画像記録装置の奏する効果に加え、試し記録機能において使用する着色剤の量を少なくすることができる。
請求項9に記載の発明によれば、請求項5に記載の画像記録装置の奏する効果に加え、用紙上の合成画像データに記録されている番号を装置に入力することで、その番号に対応するレーベル枠画像データの範囲を記録ディスクのレーベル面に記録することができるので、ユーザがレーベル記録の為に、記録用の画像を再設定する必要がないので使い勝手が良い。
請求項10に記載の発明によれば、請求項1に記載の画像記録装置と同様の効果を奏することができる。
本発明の実施形態における画像記録装置の外観的構成を示した斜視図である。 本発明の実施形態におけるレーベル記録時の画像記録装置の外観的構成を示した斜視図である。 画像記録装置の電気的構成を示すブロック部である。 画像記録装置のメイン処理を示すフローチャートである。 画像記録装置の通常モード処理を示すフローチャートである。 画像記録装置の複数拡大・縮小モード処理を示すフローチャートである。 画像記録装置の複数位置ずらしモード処理を示すフローチャートである。 画像記録装置のレーベル記録処理を示すフローチャートである。 表示部42に表示された元画像データGGを示す図である。 表示部42に表示された元画像データGGとレーベル枠画像データWG1とを示す図である。 レーベル画像データRGを概念的に示す図である。 表示部42に表示されたお試し記録モードの選択画面の一例を示した概略図である。 合成画像データMG1を概念的に示す図である。 合成画像データMG2を概念的に示す図である。 (a)は、通常モードにおいて用紙Pに記録された内容を概念的に示す図であり、(b)は、複数拡大・縮小モードにおいて用紙Pに記録された内容を概念的に示す図であり、(c)は、複数位置ずらしモードにおいて用紙Pに記録された内容を概念的に示す図である。 PC90の電気的構成を示すブロック部である。
本発明を多機能型の画像記録装置に適用した実施形態について、添付資料を参照して以下に説明する。多機能型の画像記録装置は、プリンタ機能、スキャナ機能、及び、コピー機能等を備えており、公知なものである。
<外観的構成>
以下の説明において、図1の画像記録装置10の手前側を前側とし、矢印左右で示す方向を左右方向(主走査方向)とし、矢印前後で示す方向を前後方向(副走査方向)とし、矢印上下で示す方向を上下方向とする。
図1に示すように、画像記録装置10は、主に、下部に設けられるプリンタ部20と、上部に設けられるスキャナ部30と、正面上部に設けられる操作パネル部40と、正面に設けられるスロット部50とを備えている。
プリンタ部20は、記録用紙Pに画像を記録するインクジェット方式のプリンタで構成されており、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色のインク(着色剤)を使用して、カラー印刷を行うものである。尚、プリンタ部20は、本発明の画像記録部の一例である。
プリンタ部20の正面には、開口部21が形成されている。この開口部21に給紙トレイ22及び排紙トレイ23が上下2段に設けられている。給紙トレイ22は、記録用紙を積載するためのものである。この給紙トレイ22に積載された記録用紙は、プリンタ部20の内部へ給送され、所望の画像が印刷された後に排紙トレイ23へ排出されるようになっている。
スキャナ部30は、フラットベッドタイプのスキャナである。原稿カバー31は、画像形成装置10の天板として設けられている。その原稿カバー31の下には、図示しないプラテンガラスが配置されている。原稿を読み取る場合は、原稿カバー31が上側に開かれ、原稿がプラテンガラス上に載置され、原稿カバー31が閉じられることで、原稿の読み取り準備が完了する。そして、ユーザにより原稿の読み取りが指示されると、プラテンガラスの下側に設けられている図示しないイメージセンサにより原稿の画像が読み取られる。例えば、原稿に、記録ディスクのレーベル面に記録したい画像が記載されている場合には、この画像がスキャナ部30によって読み取られる。
操作パネル部40は、操作キー部41とLCD等の表示部42とで構成されている。操作キー部41は、数字ボタンやスタートボタン、機能操作ボタン等の各種のボタンを備えている。表示部42は、ユーザが実行する機能を指示するための機能選択画面を表示することができる。また、表示部42は、操作手順や実行中の処理の状態を表示すると共に、操作キー部41の押下に対応する情報を表示することができる。
ユーザは、操作パネル部40を操作することで、各種機能の設定や動作を実行することができる。例えば、画像を記録する媒体の種類(記録用紙P又は記録ディスクD)及びサイズの設定や、片面印刷モードの設定、両面印刷モードの設定、お試し印刷モード等を、操作パネル部40を介して指示することができる。
スロット部50は、記憶媒体である各種小型メモリカードが装填され得るように構成されている。例えば、スロット部50に小型メモリカードが装填された状態でユーザが操作パネル部40の操作を行うことにより、小型メモリカードに記憶された画像データが読み出され、その読み出された画像データが表示部42に表示されたり、記録用紙に印刷されることが可能となる。
また、画像記録装置10は、記録ディスクDのレーベル面に、インクジェット方式で画像を記録可能に構成されている。記録ディスクDのレーベル面に画像を記録する場合には、図2に示すように、着脱式のディスクトレイTRに記録ディスクDが載置された状態で、そのディスクトレイTRがユーザによって、開口部21に副走査方向(前後方向)に挿入される。尚、記録ディスクDとしては、例えば、Compact Disk(以下、「CD」と称す)や、Digital Versatile Disk(以下、「DVD」と称す)や、Blu−ray Disk(以下、「BD」と称す)などが該当する。この様な記録ディスクDは、直径120mmの円形型のディスクであり、中心部には回転駆動を行うための開口穴が設けられている。このディスクサイズが最も広く普及しているが、更に小さい直径80mmのサイズのものも流通している。
<電気的構成>
次に、図3を参照して、画像記録装置10の電気的構成について説明する。図3は、画像記録装置10の電気的構成を示すブロック図である。図3に示すように、画像記録装置10は、CPU81、ROM82、RAM83、EEPROM87、プリンタ部20、スキャナ部30、操作パネル部40、及び、スロット部50を主に有している。
CPU81、ROM82、及び、RAM83は、バスライン84を介して互いに接続されている。また、プリンタ部20、スキャナ部30、操作パネル部40、及び、バスライン84は、ASIC85を介して互いに接続されている。
CPU81は、ROM82やRAM83に記憶さている固定値やプログラムに従って、画像記録装置10が有している各機能の制御や、入出力ポート85と接続された各部を制御するものである。尚、CPU81は、本発明の制御部の一例である。
ROM82は、画像記録装置10で実行される制御プログラムなどを格納した書換不能なメモリである。例えば、記録ディスクDのレーベル面に記録する画像を用紙Pに記録して画像を確認するお試し記録モードを備えるメイン処理(図4)、お試し記録モードにおいて、用紙Pにレーベル画像データRGを記録する通常モード処理(図5)、お試し記録モードにおいて、用紙Pに元画像データGGと複数のレーベル枠画像データWG3とを記録する複数拡大・縮小モード処理(図6)、お試し記録モードにおいて、用紙Pに元画像データGGと複数のレーベル枠画像データWG5とを記録する複数位置ずらしモード処理(図7)、及び、記録ディスクDのレーベル面にレーベル画像データを記録するレーベル記録処理(図8)は、このROM82に格納されている。
また、ROM82は、レーベル枠画像データメモリ82aが設けられている。レーベル枠画像データメモリ82aには、記録ディスクのサイズに合わせた円形のレーベル枠画像データが格納されており、例えば、後述する、レーベル枠画像データWG1(図10)や、レーベル枠画像データWG2(図13)が格納されている。このレーベル枠画像データは、記録ディスクの直径が120mmの場合のものだが、レーベル枠画像データメモリ82aには、直径が80mmのものも格納されている。レーベル枠画像データメモリ82aは、本発明の第2記憶部の一例である。
また、ROM82は、番号画像データメモリ82bが設けられている。番号画像データ82bには、後述する、番号画像データB(図13及び14)が格納されている。
RAM83は、CPU81が各プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記憶する記憶領域として、また作業領域として用いられる。またRAM83には、元画像データメモリ83a、レーベル画像データメモリ83b、合成画像データ83cの各記憶領域が割り当てられている。
元画像データメモリ83aは、お試し記録において、用紙Pに記録するレーベル画像を抽出するための画像データを一時的に記憶する領域である。元画像データメモリ83aは、本発明の第1記憶部の一例である。レーベル画像データメモリ83bは、記録ディスクDのレーベル面に記録したい円形のレーベル画像データRGを一時的に記憶する領域である。合成画像データメモリ83cは、お試し記録において、用紙Pに記録する合成画像データを一時的に記憶する領域である。
EEPROM87は、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等を格納する。例えば、スロット部50から取り込まれた画像データを保存できる。これにより、一度取り込んだ画像データを繰り返し使用することができる。
ASIC85は、CPU81からの指令に従い、接続されているプリンタ部20等の周辺機器を制御するものである。
プリンタ部20は、ASIC85からの画像記録指令信号により、記録媒体(記録用紙P又は記録ディスクD)に画像を記録する。スキャナ部30は、ASIC85からの読取指令信号により、原稿の画像を読み取り、読み取った画像データをASIC85に出力する。操作パネル部40は、ASIC85からの検知指令信号により、操作パネル部40の操作キー部41の操作状態を検知し、その検知された操作データをASIC85に出力する。また、操作パネル部40は、ASIC85からの指示命令信号により、表示部42に画像表示データを供給する。スロット部50は、ASIC85からの読出命令信号により、小型メモリカードに記憶された画像データを読み出し、その読み出された画像データをASIC85に出力する。
<実施形態の動作>
次に、本実施形態の画像記録装置10の動作について、図4乃至図11を参照して説明する。
(メイン処理)
まず、図4を参照して、画像記録装置10のCPU81により実行されるメイン処理について説明する。このメイン処理は、ユーザによる操作パネル部40の操作を介して、プリンタ機能、スキャナ機能、及び、コピー機能等の各種機能、プリント機能が選択された場合に実行される処理である。特に、メイン処理では、レーベルお試し記録モードにおいて、記録ディスクDのレーベル面に記録する画像が抽出される元画像データ上に、レーベル面に記録する範囲を示すレーベル枠画像データを合成して、1枚の用紙Pに記録することで、複数の記録範囲を確認できると共に着色剤の使用量も抑えることができる処理を含んでいる。尚、本実施形態において、対象とされる記録ディスクDのサイズは直径120mmとする。
このメイン処理では、まず、レーベルお試し記録モードが選択されたかが判断される(ステップ1、以下ステップをSと記す)。本実施形態では、ユーザによってプリント機能が選択されると、表示部42には、通常記録モード、レーベル記録モード、レーベルお試し記録モード等のプリント種別を選択する要求が表示され、その中からレーベルお試し記録モードが選択されたかが判断される。レーベルお試し記録モードが選択されない場合には(S1:NO)、通常記録モード等の他の記録モードを実行し(S16)、本メイン処理を終了する。
一方、レーベルお試し記録モードが選択されると(S1:YES)、記録ディスクDのレーベル面に記録するレーベル画像として使用する元画像データの候補が表示部42に表示される。(S2)。表示される元画像データとは、前述したように、小型メモリカードに格納されている画像や、スキャナ部30で原稿から読み取られた画像や、EEPROM87に記憶されている画像である。尚、本実施形態においては、まず、EEPROM87に記憶されている画像が表示される。小型メモリカードの画像やスキャナ部30でスキャンされた画像は、ユーザが小型メモリーガードからの取込みやスキャナ部30からの取込みのモードを選択することで、表示部42に表示される。
その表示部42により表示されている元画像データの中からレーベル画像として使用する元画像データが選択されるまで待機し(S3:NO)、元画像データが選択されると(S3:YES)、その選択された元画像データが元画像データメモリ83aに記憶される(S4)。また、その選択された画像データは表示部42に表示される(S5)。本実施形態においては、ステップS3において、図9に示す元画像データGGが選択され、表示部42に表示される。
次に、表示部42に表示されている元画像データGGに対して、図10に示すように、表示部42の元画像データGG上に、レーベル枠画像データメモリ82aに記憶されている所定サイズのレーベル枠画像データWG1が表示される(S6)。この元画像データGG上のレーベル枠画像データWG1が、ユーザによって操作キー部41を介して操作され、元画像データGG上の位置が決定されることにより、そのレーベル枠画像データWG1の位置を、お試し記録を行う範囲の位置として決定する(S7)。本実施形態において、このレーベル枠画像データWG1は、上述したように直径120mmのレーベル枠画像データであり、操作キー部41を操作することによって、元画像データGG上で移動することができる。また、本実施形態では、図10に示すレーベル枠画像データWG1の位置とサイズでお試し記録範囲が決定される。
次に、図12に示す、「通常モード」、「複数拡大・縮小モード」及び「複数位置ずらしモード」のレーベルお試し記録モードの選択画面を表示部42に表示する(S8)。図12に示すように、選択画面には、「通常モード」、「複数拡大・縮小モード」及び「複数位置ずらしモード」の選択項目が表示されており、操作キー部41の操作によって1つの項目が選択できるように構成されている。
S8において、選択された項目が「通常モード」である場合には(S9:YES)、図5に示す、レーベルお試し記録モードにおいて、1つのレーベル画像データRGを用紙Pに記録する通常モード処理が実行される(S10)。通常モード処理の詳細については、後述する。
また、S8において、選択された項目が「複数拡大・縮小モード」である場合には(S9:NO、S11:YES)、図6に示す、レーベルお試し記録モードにおいて、元画像データGGと複数のレーベル枠画像データWGとを合成した合成画像データを用紙Pに記録する複数拡大・縮小モード処理が実行される(S12)。複数拡大・縮小モード処理の詳細については、後述する。
また、S8において、選択された項目が「複数位置ずらしモード」である場合には(S9:NO、S11:NO)、図7に示す、レーベルお試し記録モードにおいて、元画像データGGと複数のレーベル枠画像データWGとを合成した合成画像データを用紙Pに記録する複数位置ずらしモード処理が実行される(S13)。複数位置ずらしモード処理の詳細については、後述する。
次に、通常モード処理、複数拡大・縮小モード処理及び複数位置ずらしモード処理のレーベルお試し記録モードにおいて、用紙Pに記録されたレーベル画像データまたはレーベル枠画像データWG内の画像データを記録ディスクDのレーベル面に記録するか否かが判断される(S14)。レーベル記録を行うと判断されると(S14:YES)、図8に示す、記録ディスクDのレーベル面にレーベル画像データRGを記録するレーベル記録処理が実行され、(S15)。メイン処理を終了する。レーベル記録を行わない判断されると(S14:NO)、本メイン処理を終了する。レーベル記録モード処理の詳細については、後述する。
(通常モード処理)
画像記録装置10の通常モード処理(図5のステップS10)の詳細について、図5を参照して説明する。
この通常モード処理では、まず、図10に示すように、ステップS7において、お試し記録を行う範囲の位置として決定されたレーベル枠画像データWG1の内側に存在する元画像データ上の領域のトリミング処理が行われる(S20)。ステップS20におけるトリミング処理によって切り取られた範囲から、図11に示す、レーベル画像データRGが生成される(S21)。生成されたレーベル画像データRGがレーベル画像データメモリ83bに記憶される(S22)。レーベル画像データRGを表示部42に表示し(S23)、このレーベル画像データRGを記録するか否かを判断する(S24)。「記録OK」でない場合には(S24:NO)、ステップS7に戻り、「記録OK」の入力があった場合には(S24:YES)、図15(a)に示すように、用紙Pにこのレーベル画像データRGが記録される(S25)。そして、通常モード処理を終了する。
(拡大・縮小モード処理)
画像記録装置10の拡大・縮小モード処理(図5のステップS12)の詳細について、図6を参照して説明する。
この拡大・縮小モード処理では、まず、元画像データGGと複数のレーベル枠画像データとの合成を行う(S30)。例えば、図13に示すように、画像データGG上には、ステップS7において、元画像データGG上の位置が決定されたレーベル枠画像データWG1と、そのレーベル枠画像データWG1の位置を基準として、レーベル枠画像データメモリ82aに記憶されており、同形状で異なる所定の大きさの複数のレーベル枠画像データWG2とが同じ中心位置に合成される。本実施形態においては、レーベル枠画像データWG1の内側に3つ、外側に1つのレーベル枠画像データWG2が合成されるように設定されている。尚、このレーベル枠画像データWG1と複数のレーベル枠画像データWG2とを合わせて複数のレーベル枠画像データWG3とする。また、本実施形態においては、レーベル枠画像データWG1を実線、複数のレーベル枠画像データWG2を点線として、異なる種類の枠として合成される。これによりユーザによってステップS7で決定されたお試し記録範囲であるレーベル枠画像G1と、ステップS30において合成された他のお試し記録範囲である複数のレーベル枠画像WG2との見分けがつく。ステップS30は、本発明の合成部の一例である。
次に、ステップS30において合成された複数のレーベル枠画像データWG3にそれぞれ対応して、番号画像データメモリ82bに記憶されている番号画像データBが元画像データGG上に合成される(S31)。本実施形態においては、合成された複数のレーベル枠画像データWG3は5個であるので、内側のレーベル枠画像データから順に若い番号(「1」〜「5」)が合成される。
ステップS30及びS31において合成された合成画像データMG1を合成画像データメモリ83cに記憶する(S32)。合成画像データMG1を表示部42に表示し(S33)、この合成画像データMG1を記録するか否かを判断する(S34)。「記録OK」でない場合には(S34:NO)、ステップS7に戻り、「記録OK」の入力があった場合には(S34:YES)、図15(b)に示すように、用紙Pにこの合成画像データMG1が記録される(S35)。そして、拡大・縮小モード処理を終了する。
(位置ずらしモード処理)
画像記録装置10の位置ずらしモード処理(図5のステップS13)の詳細について、図7を参照して説明する。
この位置ずらしモード処理では、まず、元画像データGGと複数のレーベル枠画像データWGとの合成を行う(S40)。例えば、図14に示すように、画像データGG上には、ステップS7において、元画像データGG上の位置が決定されたレーベル枠画像データWG1と、そのレーベル枠画像データWG1の位置を基準として、レーベル枠画像データメモリ82aに記憶されており、同形状で同じ大きさの複数のレーベル枠画像データWG4とが異なる中心位置に合成される。本実施形態においては、レーベル枠画像データWG1の中心位置から上下左右にそれぞれ所定距離ずれた計4つのレーベル枠画像データWG4が合成されるように設定されている。本実施形態においては、上記所定距離は10mmに設定されている。尚、このレーベル枠画像データWG1と複数のレーベル枠画像データWG4とを合わせて複数のレーベル枠画像データWG5とする。また、レーベル枠画像データWG1を実線、複数のレーベル枠画像データWG4を点線として、異なる種類の枠として合成される。これによりユーザによってステップS7で決定されたお試し記録範囲であるレーベル枠画像G1と、ステップS40において合成された他のお試し記録範囲である複数のレーベル枠画像WG4との見分けがつく。テップS30は、本発明の合成部の一例である。
次に、ステップS40において合成された複数のレーベル枠画像データWG5にそれぞれ対応して、番号画像データメモリ82bに記憶されている番号画像データBが元画像データGG上に合成される(S41)。本実施形態においては、合成された複数のレーベル枠画像WGは5個であるので、基準となるレーベル枠画像データWG1に「1」を合成して、上下左右の順に若い番号(「2」〜「5」)が合成される。
ステップS40及びS41において合成された合成画像データMG2を合成画像データメモリ83cに記憶する(S42)。合成画像データMG2を表示部42に表示し(S43)、この合成画像データMG2を記録するか否かを判断する(S44)。「記録OK」でない場合には(S44:NO)、ステップS7に戻り、「記録OK」の入力があった場合には(S44:YES)、図15(c)に示すように、用紙Pにこの合成画像データMG2記録される(S45)。そして、位置ずらしモード処理を終了する。
(レーベル記録処理)
画像記録装置10のレーベル記録処理(図5のステップS15)の詳細について、図8を参照して説明する。
このレーベル記録処理では、まず、ステップS9において選択されたレーベル記録モードが「通常モード」であったか否かを判断する(S50)。「通常モード」であった場合は(S50:YES)、ステップS55に進み、レーベルトレイTRの挿入及びレーベルトレイTRに記録ディスクDが載置されているか判断する(S55)。レーベルトレイTRの挿入及び記録ディスクDの載置がされていなければ(S55:NO)、レーベルトレイTRの挿入及び記録ディスクDの載置をするようにユーザに促し、レーベルトレイの挿入及び記録ディスクDの載置がされるまで待機する。レーベルトレイの挿入及び記録ディスクDの載置がされていれば(S55:YES)、記録ディスクDのレーベル面にレーベル画像データメモリ83bに記憶されているレーベル画像データRGを記録する(S56)。そして、本レーベル記録処理を終了する。
ステップS50において、「通常モード」でなかった場合は(S50:NO)、「拡大・縮小モード」あるいは「位置ずらしモード」であるので、図15(b)或いは図15(c)に示すように、それぞれのモードによって用紙Pに記録された合成画像から記録する範囲に対応する番号(「1」〜「5」)が操作キー部41を介して入力される(S51)。合成画像データメモリ83cに記憶されている合成画像データから、ステップS51において入力された範囲に対応する元画像データGG上の画像範囲のトリミング処理が行われる(S52)。本実施形態においては、指定された番号が図15(b)において「4」、図15(c)において「1」であるとする。この番号はレーベル枠画像データWG1に対応する番号なので、トリミング処理によって切り取られた範囲から、図11レーベル画像データRGが生成される(S53)。生成されたレーベル画像データRGがレーベル画像データメモリ83bに記憶される(S54)。尚、ステップS51において、指定された番号が上記と異なる場合は、その番号に対応する範囲がトリミング処理されレーベル画像データが生成される。そして、上述したように、ステップS55以降の処理に進み、本レーベル記録処理を終了する。
<変形例>
本実施形態では、メイン処理のプログラムを搭載した画像記録装置10について説明したが、例えば、このメイン処理のプログラムをパーソナルコンピュータ(PC)に搭載し、PCの表示部上で元画像データとレーベル枠画像データとを合成し、合成画像データを生成させ、その合成画像データを印刷機能を有する印刷装置によって用紙に印刷させる構成としても良い。したがって、変形例については、上記実施形態とは構成の異なる、印刷装置100に接続されているPC90の電気的構成とメイン処理とについてのみ説明する。
以下の説明において、上記実施形態と同様の構成については、同一の符号を使って説明する。
図16に示すように、PC90は、演算装置であるCPU91、各種のプログラムやデータなどを記憶したROM92、一時的にプログラムやデータなどを記憶するRAM93、ハードディスクドライブ(以下「HDD」と称す)94、ユーザの指示を入力するための入力装置95(キーボードやマウス等)、各種処理内容や入力されたデータなどを表示するモニタ装置96(CRTディスプレイや液晶ディスプレイ)、及び、印刷装置100との間で各種のデータの送受信を行うインターフェース97とを主に有している。
CPU91、ROM92、RAM93、及び、HDD94は、バス98を介して互いに接続されている。入力装置95、モニタ装置96、インターフェース97、及び、バス98は、ASIC99を介して互いに接続されている。
HDD94には、印刷装置100に印刷データの出力などを指示するプリンタドライバ94a、記録ディスクのサイズに合わせた円形のレーベル枠画像データが格納したレーベル枠画像データエリア94b、番号画像データを格納した番号画像データエリア94c、レーベル画像を抽出するための画像データを記憶する元画像データエリア94d、記録ディスクDのレーベル面の記録において、印刷装置100に出力される円形のレーベル画像データRGを記憶するレーベル画像データエリア94e、及び、お試し記録において、印刷装置100に出力される合成画像データを記憶する合成画像データエリア94fが設けられている。レーベル枠画像データエリア94bは、本発明の第2記憶手段の一例である。元画像データエリア94dは、本発明の第1記憶手段の一例である。
プリンタドライバ94aは、PC90上で動作する文書作成ソフトや画像作成ソフトなどにより印刷が指示された場合に起動され、印刷装置100の印刷方法を設定可能な表示画面を表示したり、各作成ソフトで作成された印刷データを印刷装置100に対応する印刷データに変換してレーベル画像データエリア94eや合成画像データエリア94fに記憶したり、その変換した画像データを印刷装置100に出力する指示を行うものである。
また、前述した、メイン処理(図4)、通常モード処理(図5)、複数拡大・縮小モード処理(図6)、複数位置ずらしモード処理(図7)、及び、レーベル記録処理(図8)の画像記録機能以外は、このプリンタドライバ94aに格納されている。すなわち、変形例において、PC10では、メイン処理(図4)においては、ステップS1〜S16を行う。通常モード処理(図5)においては、ステップS20〜S24までを行ってレーベル画像データRGを生成し、印刷装置100にレーベル画像データRGを出力し、ステップS25の画像記録を行わせる。複数拡大・縮小モード処理(図6)においては、ステップS30〜S34までを行って合成画像データMG1を生成し、印刷装置100に合成画像データMG1を出力し、ステップS35の画像記録を行わせる。複数位置ずらしモード処理(図7)においては、ステップS40〜S44までを行って合成画像データMG2を生成し、印刷装置100に合成画像データMG2を出力し、ステップS45の画像記録を行わせる。レーベル記録処理(図8)においては、ステップS50〜S54までを行ってレーベル画像データRGを生成し、印刷装置100にレーベル画像データRGを出力し、ステップS55のレーベルトレイTRの挿入及びレーベルトレイTRに記録ディスクDの載置のチェックと、ステップS56の画像記録を行わせる。
これにより、PC90のお試し記録処理により生成された合成画像データを印刷装置100に出力し、印刷装置100によって記録用紙Pに記録させることで、1度のお試し記録で複数の印刷範囲を確認できると共に印刷装置100の着色剤の使用量も抑えることができる。
本実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
実施形態では、画像記録装置10をインクジェットプリンタで構成するものとしたが、レーザープリンタで構成するものとしても良い。
ステップS30及びステップS40において、元画像データGG上に合成される複数のレーベル枠画像WG3、WG5は、それぞれの色を異ならせて記録してもよい。例えば、ステップS30において、レーベル枠画像データWG1を黒、複数のレーベル枠画像データWG2を内側から順に緑色、赤色、青色、黄色として合成する。このようにすれば、複数のレーベル枠画像WG3、WG5のそれぞれに対応する範囲の見分けが付きやすい。
また、合成画像データMG1及びMG2をドラフト印刷モードで記録してもよい。例えば、ステップS34及びS44において、表示部42にドラフト印刷モードを選択できる旨を表示しておき、選択されることで、通常モードで記録されるよりも印刷品質の低い合成画像データMG1及びMG2が用紙に記録される。このようにすれば、お試し記録時に使用する着色剤の量を少なくすることができる。
本実施形態において、ユーザが表示部に表示された元画像データ上で、レーベル枠画像データを操作してお試し記録を行う範囲の位置を決定し、複数のレーベル枠画像データを合成したが、これに限定されるものではない。例えば、ユーザの指定なしに、レーベル画像として使用する元画像データの中心を基準として、自動的に複数のレーベル枠画像データを合成してもよい。このようにすれば、スキャナ等で読み取った画像を元画像データとして使用すると、装置に表示部が配置されていなくても、このお試し記録機能を実現できる。
本実施形態において、元画像データGG上に合成される複数のレーベル枠画像WGの数は5個であったが、これに限定されるものではない。例えば、ユーザによって数を設定できるようにしてもよく、3個や7個等に適宜変更できる。
本実施形態においては、位置ずらしモードで、レーベル枠画像データWG1の中心位置から上下左右にそれぞれ所定距離である10mmずれた計4つのレーベル枠画像データWG4が合成されたが、これに限定されるものではない。例えば、ユーザによって距離を調整することができ、直径5mm、20mm等のサイズも設定できる。
本実施形態において、レーベル記録モード時に、合成画像に記録された番号(「1」〜「5」)を指定することで、その番号に対応する範囲の画像がレーベル面に記録されたが、これに限定されるものではない。例えば、表示部に合成画像データを表示させ、操作キー部41の操作により、画像を指定できるようにしてもよい。また、指定したレーベル枠画像データWG1とのズレ量を操作キー部41を介して入力することにより、他のレーベル枠画像データを指定できるようにしてもよい。
本実施形態では、お試し記録モードにおいて、元画像データGG上に合成されるレーベル枠画像データのサイズを直径120mmとしたが、これに限定されるものではない。例えば、ユーザによってサイズを調整することができ、直径116mm、118mm等のサイズも設定できる。また、直径だけでなく、上述した中心部の円形の穴のサイズも調節し設定できる。
10 画像記録装置
20 プリンタ部
30 スキャナ部
40 操作パネル部
41 操作キー部
42 表示部
50 スロット部
81 CPU
82a レーベル枠画像データメモリ(第2記憶部)
83a 元画像データメモリ(第1記憶部)
94b レーベル枠画像データエリア(第2記憶手段)
94d 元画像データエリア(第1記憶手段)
D 記録ディスク
GG 元画像データ
WG レーベル枠画像データ
MG 合成画像データ

Claims (10)

  1. 記録ディスクのレーベル面に記録する画像を記録用紙に試し記録を行う試し記録機能を備えた画像記録装置において、
    前記レーベル面に記録する画像が抽出される元画像データを記憶する第1記憶部と、
    前記レーベル面に記録する画像の範囲を示すレーベル枠画像データを記憶する第2記憶部と、
    前記試し記録機能が選択された場合に、
    前記第1記憶部に記憶されている元画像データ上に、前記第2記憶部に記憶されている複数の前記レーベル枠画像データを合成する合成部と、
    前記合成部によって合成された合成画像データを記録用紙に記録する画像記録部と、
    を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記合成部は、前記元画像データ上に、同じ中心位置を有し、且つ同形状で異なる大きさの複数の前記レーベル枠画像データを合成することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記合成部は、前記元画像データ上に、同じ大きさを有し、且つ同形状で異なる中心位置の複数の前記レーベル枠画像データを合成することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  4. 前記第1記憶部に記憶されている前記元画像データと、前記元画像データ上に前記第2記憶部に記憶されている前記レーベル枠画像データとを表示する表示部と、
    前記表示部に表示された前記元画像データ上の前記レーベル枠画像データのサイズを決定するサイズ決定部、
    前記表示部に表示された前記元画像データ上の前記レーベル枠画像データの位置を決定する位置決定部と、を備え、
    前記合成部は、前記サイズ決定部及び前記位置決定部によって決定された前記レーベル枠画像データを基準として、元画像データ上に前記複数のレーベル枠画像データを合成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像記録装置。
  5. 前記合成部は、前記複数のレーベル枠画像データの其々に対応した番号を前記元画像データ上に合成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記合成部は、前記サイズ決定部及び前記位置決定部によって決定された前記レーベル枠画像データの枠の種類と、その他の前記複数のレーベル枠画像データの枠の種類とを異ならせて合成することを特徴とする請求項4または5に記載の画像記録装置。
  7. 前記合成部は、前記複数のレーベル枠画像データの其々を異なる色で合成することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記画像記録部は、前記合成画像データを記録用紙上にドラフト印刷にて記録することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像記録装置。
  9. 前記記録ディスクを載置する載置部と、
    前記載置部に載置された前記記録ディスクのレーベル面に、前記画像記録部によって画像を記録するレーベル記録機能と、
    前記試し記録機能によって記録用紙上に記録された前記合成画像データの前記番号を入力する番号入力部と、
    を備え、
    前記レーベル記録機能が選択された場合に、
    前記画像記録部は、前記番号入力部によって入力された前記番号に対応する前記レーベル枠画像データの範囲内の前記元画像データを前記載置部に載置された前記記録ディスクのレーベル面に記録することを特徴とする請求項5に記載の画像記録装置。
  10. 記録用紙に画像を記録可能な記録装置と通信可能なコンピュータに、前記記録装置に記録ディスクのレーベル面に記録させる画像を記録用紙に試し記録させるための試し記録用データを作成する試し記録ステップを実行させるための画像記録プログラムにおいて、
    前記レーベル面に記録する画像が抽出される元画像データを第1記憶手段に記憶する第1記憶ステップと、
    前記レーベル面に記録する画像の範囲を示すレーベル枠画像データを第2記憶手段に記憶する第2記憶ステップと、
    前記試し記録ステップが実行された場合に、
    前記第1記憶ステップにおいて記憶された元画像データ上に、前記第2記憶ステップにおいて記憶された複数の前記レーベル枠画像データを合成する合成ステップと、
    前記合成ステップによって合成された合成画像データを前記記録装置に記録用紙に記録させる指示データを送信する記録指示ステップと、
    を前記コンピュータに実行させるための画像記録プログラム。
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