JP2010286939A - 店舗支援システムおよびサービス提供方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】店員呼出機能を実現する客用端末機を利用して様々な情報提供を行うことを可能にしつつ、その場合であっても客席の卓上スペースが必要以上に占有されるのを回避する。
【解決手段】操作部11および画像表示部12を具備し飲食店の客席に設置される客用端末機10と、前記客用端末機10から発信される店員呼出信号を受信して当該店員呼出信号の発信状況に関する情報出力を行う呼出情報出力機20とを備えた店舗支援システムにおいて、前記客用端末機10の前記画像表示部12には、前記飲食店の利用者に対する提供情報へのアクセス情報を、当該利用者が所持する携帯情報機器70で処理可能な所定形式にコード化した状態で表示出力する。そして、携帯情報機器70でコード化したアクセス情報を読み取って処理することで、当該携帯情報機器70から提供情報にアクセスできるようにする。
【選択図】図1
【解決手段】操作部11および画像表示部12を具備し飲食店の客席に設置される客用端末機10と、前記客用端末機10から発信される店員呼出信号を受信して当該店員呼出信号の発信状況に関する情報出力を行う呼出情報出力機20とを備えた店舗支援システムにおいて、前記客用端末機10の前記画像表示部12には、前記飲食店の利用者に対する提供情報へのアクセス情報を、当該利用者が所持する携帯情報機器70で処理可能な所定形式にコード化した状態で表示出力する。そして、携帯情報機器70でコード化したアクセス情報を読み取って処理することで、当該携帯情報機器70から提供情報にアクセスできるようにする。
【選択図】図1
Description
本発明は、店員呼出機能を備えた店舗支援システムおよび当該店舗支援システムを用いて行われるサービス提供方法に関する。
近年、レストランや居酒屋等の飲食店においては、店員呼出機能を備えた店舗支援システムが広く普及している。
店舗支援システムは、少なくとも、店舗内の客席に設置された子機と呼ばれる客用端末機と、同店舗内の所定箇所に配置された呼出情報出力機と、を備えている。そして、客用端末機の呼出ボタンを客(すなわち、飲食店のサービス利用者。)が押下すると、その客用端末機からは、固有のIDコード等を含む店員呼出信号が発信される。一方、呼出情報出力機では、客用端末機から店員呼出信号が発信されると、その店員呼出信号を受信して、当該店員呼出信号の発信状況に関する情報出力を行う。具体的には、どの客席の客用端末機で店員呼出信号の発信があったか、複数の客用端末機で店員呼出信号の発信があった場合にはどの順番で発信されたか等につき、情報出力を行う。したがって、呼出情報出力機での情報出力内容を参照すれば、飲食店利用者による店員呼出要求に対して、飲食店店員が迅速かつ的確に対応し得るようになる。
また、このような店舗支援システムについては、客に安心感を与えるとともに客の満足感を向上させるべく、客用端末機が呼出ボタン押下に応じて店員呼出信号を発信するのに加えて、当該客用端末機が挨拶、店名、目玉商品等についての音声出力を行うように構成することも提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
店舗支援システムは、少なくとも、店舗内の客席に設置された子機と呼ばれる客用端末機と、同店舗内の所定箇所に配置された呼出情報出力機と、を備えている。そして、客用端末機の呼出ボタンを客(すなわち、飲食店のサービス利用者。)が押下すると、その客用端末機からは、固有のIDコード等を含む店員呼出信号が発信される。一方、呼出情報出力機では、客用端末機から店員呼出信号が発信されると、その店員呼出信号を受信して、当該店員呼出信号の発信状況に関する情報出力を行う。具体的には、どの客席の客用端末機で店員呼出信号の発信があったか、複数の客用端末機で店員呼出信号の発信があった場合にはどの順番で発信されたか等につき、情報出力を行う。したがって、呼出情報出力機での情報出力内容を参照すれば、飲食店利用者による店員呼出要求に対して、飲食店店員が迅速かつ的確に対応し得るようになる。
また、このような店舗支援システムについては、客に安心感を与えるとともに客の満足感を向上させるべく、客用端末機が呼出ボタン押下に応じて店員呼出信号を発信するのに加えて、当該客用端末機が挨拶、店名、目玉商品等についての音声出力を行うように構成することも提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、飲食店については、その営業主体側からも、またサービス利用者である客の側からも、他店と比較してサービス水準の向上を図ることが要求される。このような要求に応えるためには、提供メニュー等のサービス提供内容に関する情報や飲食代金等のサービス利用状況に関する情報を、サービス利用者である客に対して逐次提供することが有効である。しかしながら、上述した従来技術のように、単に店舗支援システムにおける客用端末機で音声出力を行うだけでは、サービス水準の向上を図る上で、必ずしも十分な情報提供が行えるとはいえない。
この点については、サービス利用者に対する様々な情報の提供を可能にすべく、飲食店内の客席に客用端末機と別に例えばディスプレイ装置を配設することも考えられる。しかしながら、ディスプレイ装置を配設すると、その分だけ客席の卓上スペースが占有されてしまうことになり、店舗内スペースの有効活用という観点からは好ましくない。特に、様々な情報の提供を求めない利用者にとっては、不要なものとなるので、却ってサービス水準の低下を招いてしまうおそれがある。
この点については、サービス利用者に対する様々な情報の提供を可能にすべく、飲食店内の客席に客用端末機と別に例えばディスプレイ装置を配設することも考えられる。しかしながら、ディスプレイ装置を配設すると、その分だけ客席の卓上スペースが占有されてしまうことになり、店舗内スペースの有効活用という観点からは好ましくない。特に、様々な情報の提供を求めない利用者にとっては、不要なものとなるので、却ってサービス水準の低下を招いてしまうおそれがある。
そこで、本発明は、店員呼出機能を備えた店舗支援システムにおける客用端末機を利用して様々な情報提供を行うことを可能にしつつ、その場合であっても客席の卓上スペースが必要以上に占有されてしまうのを回避できる店舗支援システムおよびサービス提供方法を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、操作部および画像表示部を具備し飲食店の客席に設置される客用端末機と、前記操作部での店員呼出操作に応じて前記客用端末機から発信される店員呼出信号を受信して、当該店員呼出信号の発信状況に関する情報出力を行う呼出情報出力機とを備え、前記客用端末機の前記画像表示部は、前記飲食店の利用者に対する提供情報へのアクセス情報を、当該利用者が所持する携帯情報機器で処理可能な所定形式にコード化した状態で表示出力することを特徴とする店舗支援システムである。
上記構成の店舗支援システムでは、客用端末機の画像表示部がアクセス情報をコード化した状態で表示出力する。したがって、画像表示部は、コード化後のアクセス情報を表示出力するのに必要十分な大きさであればよい。すなわち、客用端末機の一部分に相当する画像表示部を利用してアクセス情報の表示出力を行うことができ、当該表示出力のために客席の卓上スペースを必要以上に占有してしまうことがない。また、画像表示部で表示出力されるアクセス情報は携帯情報機器で処理可能な所定形式にコード化されるため、携帯情報機器で読み取って処理することで、当該携帯情報機器から提供情報にアクセスすることができる。つまり、携帯情報機器からのアクセスを経ることで、画像表示部の大きさに依存することなく、様々な情報を利用者に対して提供し得るようになる。
上記構成の店舗支援システムでは、客用端末機の画像表示部がアクセス情報をコード化した状態で表示出力する。したがって、画像表示部は、コード化後のアクセス情報を表示出力するのに必要十分な大きさであればよい。すなわち、客用端末機の一部分に相当する画像表示部を利用してアクセス情報の表示出力を行うことができ、当該表示出力のために客席の卓上スペースを必要以上に占有してしまうことがない。また、画像表示部で表示出力されるアクセス情報は携帯情報機器で処理可能な所定形式にコード化されるため、携帯情報機器で読み取って処理することで、当該携帯情報機器から提供情報にアクセスすることができる。つまり、携帯情報機器からのアクセスを経ることで、画像表示部の大きさに依存することなく、様々な情報を利用者に対して提供し得るようになる。
請求項2に係る発明は、前記客用端末機と通信可能に構成されるホスト装置とを備えるとともに、前記ホスト装置には、前記アクセス情報を前記所定形式にコード化するコード情報生成手段と、前記コード情報生成手段がコード化した後のアクセス情報を前記客用端末機に送信して当該客用端末機の前記画像表示部に表示出力させるコード情報送信手段とが設けられていることを特徴とする請求項1記載の店舗支援システムである。
上記構成の店舗支援システムでは、コード情報生成手段がアクセス情報をコード化し、コード情報送信手段がそのコード化後のアクセス情報を客用端末機に送信して画像表示部に表示出力させる。したがって、例えば、表示出力を行う度に異なる提供情報へのアクセス情報を画像表示部に表示出力させたり、客用端末機が複数存在する場合に各客用端末機で異なる提供情報へのアクセス情報を画像表示部に表示出力させたりすることが実現可能となる。つまり、利用者に対する提供情報の多様化にも十分に対応し得るようになる。
上記構成の店舗支援システムでは、コード情報生成手段がアクセス情報をコード化し、コード情報送信手段がそのコード化後のアクセス情報を客用端末機に送信して画像表示部に表示出力させる。したがって、例えば、表示出力を行う度に異なる提供情報へのアクセス情報を画像表示部に表示出力させたり、客用端末機が複数存在する場合に各客用端末機で異なる提供情報へのアクセス情報を画像表示部に表示出力させたりすることが実現可能となる。つまり、利用者に対する提供情報の多様化にも十分に対応し得るようになる。
請求項3に係る発明は、前記提供情報は、少なくとも前記飲食店に関する情報または当該飲食店でのサービス提供内容に関する情報を含むことを特徴とする請求項1または2記載の店舗支援システムである。
上記構成の店舗支援システムでは、利用者に対して飲食店に関する情報(例えば、店舗案内情報。)やサービス提供内容に関する情報(例えば、提供メニュー情報。)等を提供し得るようになるので、当該利用者に対するサービス向上を図る上で有効なものとなる。
上記構成の店舗支援システムでは、利用者に対して飲食店に関する情報(例えば、店舗案内情報。)やサービス提供内容に関する情報(例えば、提供メニュー情報。)等を提供し得るようになるので、当該利用者に対するサービス向上を図る上で有効なものとなる。
請求項4に係る発明は、前記提供情報は、前記操作部での情報要求操作があった前記客用端末機が設置された客席におけるサービス利用状況に関する情報であることを特徴とする請求項1または2記載の店舗支援システムである。
上記構成の店舗支援システムでは、利用者からの求めに応じて、当該利用者によるサービス利用状況に関する情報(例えば、注文メニュー情報や飲食代金情報。)を提供し得るようになるので、当該利用者がサービス利用状況を的確に把握でき、当該利用者に対するサービス向上を図る上で有効なものとなる。
上記構成の店舗支援システムでは、利用者からの求めに応じて、当該利用者によるサービス利用状況に関する情報(例えば、注文メニュー情報や飲食代金情報。)を提供し得るようになるので、当該利用者がサービス利用状況を的確に把握でき、当該利用者に対するサービス向上を図る上で有効なものとなる。
請求項5に係る発明は、前記サービス利用状況に関する情報は、サービス利用の対価を特定する情報を含むことを特徴とする請求項4記載の店舗支援システムである。
上記構成の店舗支援システムでは、サービス利用状況に関する情報としてサービス利用の対価を特定する情報(例えば、飲食代金情報。)を含むので、当該利用者がサービス利用の対価を的確に把握でき、当該利用者に対するサービス向上を図る上で有効なものとなる。
上記構成の店舗支援システムでは、サービス利用状況に関する情報としてサービス利用の対価を特定する情報(例えば、飲食代金情報。)を含むので、当該利用者がサービス利用の対価を的確に把握でき、当該利用者に対するサービス向上を図る上で有効なものとなる。
請求項6に係る発明は、前記飲食店の店員が所持する店員用端末機を備えるとともに、前記店員用端末機には、前記客用端末機の前記画像表示部が表示出力するコード化後のアクセス情報を読み取って当該アクセス情報によって特定される提供情報へアクセスする情報取得部と、前記情報取得部がアクセスした提供情報が前記サービス利用の対価を特定する情報を含む場合に、当該情報に基づいて前記対価についての精算処理を行う精算処理部とが設けられていることを特徴とする請求項5記載の店舗支援システムである。
上記構成の店舗支援システムでは、飲食店の店員が情報取得部および精算処理部を備えた店員用端末機を所持して飲食店の客席へ赴くことで、当該客席にて利用者によるサービス利用の対価についての精算を行い得るようになり、当該利用者が店舗内の精算レジ等へ赴く必要がなくなるので、当該利用者に対するサービス向上を図る上で有効なものとなる。
上記構成の店舗支援システムでは、飲食店の店員が情報取得部および精算処理部を備えた店員用端末機を所持して飲食店の客席へ赴くことで、当該客席にて利用者によるサービス利用の対価についての精算を行い得るようになり、当該利用者が店舗内の精算レジ等へ赴く必要がなくなるので、当該利用者に対するサービス向上を図る上で有効なものとなる。
請求項7に係る発明は、前記提供情報を発信するサーバ装置を備えるとともに、前記サーバ装置には、前記提供情報への前記携帯情報機器からのアクセスがあった場合に、当該携帯情報機器からの情報入力を受け付ける情報入力受付手段が設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の店舗支援システムである。
上記構成の店舗支援システムでは、提供情報を発信するサーバ装置に情報入力受付手段が設けられているので、当該提供情報にアクセスした利用者の側からの情報入力を行い得るようになる。具体的には、例えば、サービス利用を受けた利用者からのアンケート回答を受け付けたり、サービス利用の対価情報にアクセスした利用者からの利用人数情報の入力を受け付けて一人当たりの金額を算出する機能を提供する、といったことが実現可能となる。したがって、提供情報にアクセスした利用者に対するサービス向上を図る上で有効なものとなる。
上記構成の店舗支援システムでは、提供情報を発信するサーバ装置に情報入力受付手段が設けられているので、当該提供情報にアクセスした利用者の側からの情報入力を行い得るようになる。具体的には、例えば、サービス利用を受けた利用者からのアンケート回答を受け付けたり、サービス利用の対価情報にアクセスした利用者からの利用人数情報の入力を受け付けて一人当たりの金額を算出する機能を提供する、といったことが実現可能となる。したがって、提供情報にアクセスした利用者に対するサービス向上を図る上で有効なものとなる。
請求項8に係る発明は、前記提供情報を発信するサーバ装置を備えるとともに、前記サーバ装置には、前記提供情報への前記携帯情報機器からのアクセスがあった場合に、当該携帯情報機器に対して前記飲食店でのサービス利用に関する特典情報を送信する特典情報送信手段が設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の店舗支援システムである。
上記構成の店舗支援システムでは、提供情報を発信するサーバ装置に特典情報送信手段が設けられているので、当該提供情報にアクセスした利用者への特典情報の送信を通じて、当該利用者に対して特典を与え得るようになる。具体的には、例えば、飲食店でのサービス利用に関する特典情報として、次回のサービス利用時の割引クーポン情報を提供するといったことが実現可能となる。したがって、提供情報にアクセスした利用者に対するサービス向上を図る上で有効なものとなる。
上記構成の店舗支援システムでは、提供情報を発信するサーバ装置に特典情報送信手段が設けられているので、当該提供情報にアクセスした利用者への特典情報の送信を通じて、当該利用者に対して特典を与え得るようになる。具体的には、例えば、飲食店でのサービス利用に関する特典情報として、次回のサービス利用時の割引クーポン情報を提供するといったことが実現可能となる。したがって、提供情報にアクセスした利用者に対するサービス向上を図る上で有効なものとなる。
請求項9に係る発明は、操作部および画像表示部を具備し飲食店の客席に設置される客用端末機と、前記操作部での店員呼出操作に応じて前記客用端末機から発信される店員呼出信号を受信して当該店員呼出信号の発信状況に関する情報出力を行う呼出情報出力機と、を備えた店舗支援システムを用いて行われるサービス提供方法であって、前記客用端末機の前記画像表示部に、前記飲食店の利用者に対する提供情報へのアクセス情報を、当該利用者が所持する携帯情報機器で処理可能な所定形式にコード化した状態で表示出力し、前記画像表示部が表示出力するコード化後のアクセス情報を前記携帯情報機器で読み取らせて当該アクセス情報によって特定される提供情報へ当該携帯情報機器からアクセスさせることを特徴とするサービス提供方法である。
上記手順のサービス提供方法では、客用端末機の画像表示部がアクセス情報をコード化した状態で表示出力する。したがって、画像表示部は、コード化後のアクセス情報を表示出力するのに必要十分な大きさであればよい。すなわち、客用端末機の一部分に相当する画像表示部を利用してアクセス情報の表示出力を行うことができ、当該表示出力のために客席の卓上スペースを必要以上に占有してしまうことがない。また、画像表示部で表示出力されるアクセス情報は携帯情報機器で処理可能な所定形式にコード化されるため、携帯情報機器で読み取って処理することで、当該携帯情報機器から提供情報にアクセスすることができる。つまり、携帯情報機器からのアクセスを経ることで、画像表示部の大きさに依存することなく、様々な情報を利用者に対して提供し得るようになる。
上記手順のサービス提供方法では、客用端末機の画像表示部がアクセス情報をコード化した状態で表示出力する。したがって、画像表示部は、コード化後のアクセス情報を表示出力するのに必要十分な大きさであればよい。すなわち、客用端末機の一部分に相当する画像表示部を利用してアクセス情報の表示出力を行うことができ、当該表示出力のために客席の卓上スペースを必要以上に占有してしまうことがない。また、画像表示部で表示出力されるアクセス情報は携帯情報機器で処理可能な所定形式にコード化されるため、携帯情報機器で読み取って処理することで、当該携帯情報機器から提供情報にアクセスすることができる。つまり、携帯情報機器からのアクセスを経ることで、画像表示部の大きさに依存することなく、様々な情報を利用者に対して提供し得るようになる。
本発明に係る店舗支援システムおよびサービス提供方法によれば、店員呼出機能を備えた店舗支援システムにおける客用端末機を利用して、利用者に対して様々な情報提供を行うことが実現可能となる。しかも、その場合であっても、客席の卓上スペースが必要以上に占有されてしまうのを回避できる。したがって、従来に比べて利用者に対するサービス水準の向上が図れるようになる。
以下、図面に基づき、本発明に係る店舗支援システムおよびサービス提供方法について説明する。
先ず、店舗支援システムの構成例について説明する。
図1は、本発明に係る店舗支援システムの構成例を示す機能ブロック図である。
図例のように、店舗支援システムは、客用端末機10と、呼出情報出力機20と、店員用端末機30と、ホスト装置40と、サーバ装置50と、を備えて構成されている。なお、少なくとも客用端末機10、呼出情報出力機20、店員用端末機30およびホスト装置40の間は、飲食店の店舗内に配された無線または有線による通信回線60を通じて、互いに通信可能に接続されている。
図1は、本発明に係る店舗支援システムの構成例を示す機能ブロック図である。
図例のように、店舗支援システムは、客用端末機10と、呼出情報出力機20と、店員用端末機30と、ホスト装置40と、サーバ装置50と、を備えて構成されている。なお、少なくとも客用端末機10、呼出情報出力機20、店員用端末機30およびホスト装置40の間は、飲食店の店舗内に配された無線または有線による通信回線60を通じて、互いに通信可能に接続されている。
客用端末機10は、飲食店の客席に設置されて、当該飲食店の店舗内における店員呼出機能を実現するものである。したがって、店舗内に複数の客席が存在する場合には、それぞれに対応して複数の客用端末機10が設置されることになる。つまり、客用端末機10は、店員呼出機能を実現するための子機に相当する。
図2は、本発明に係る店舗支援システムにおける客用端末機の一具体例を示す外観図である。
図例のように、客用端末機10は、操作部11および画像表示部12を具備して構成されている。
操作部11は、客用端末機10が設置された客席に着いた客(すなわち、飲食店のサービス利用者。)が操作するためのものであり、具体的には押しボタン等によって構成されたものである。ただし、操作部11は、少なくとも店員呼出操作と情報要求操作との異なる二つの操作を行い得るように構成されている。各操作は、それぞれに対応した押しボタンで別個に行われてもよいし、あるいは同一の押しボタンでの操作態様の違い(例えば、長押しと短押し。)に対応して行われてもよい。操作部11で店員呼出操作があると、その操作部11を具備する客用端末機10からは、各客用端末機10に固有のIDコード等を含む店員呼出信号が通信回線60上に発信される。また、操作部11で情報要求操作があると、その操作部11を具備する客用端末機10からは、各客用端末機10に固有のIDコード等を含む情報要求信号が通信回線60上に発信される。
画像表示部12は、客用端末機10が設置された客席に着いた客に対して画像情報の表示出力を行うもので、具体的には液晶パネルや有機ELパネル等の表示パネルによって構成されたものである。ただし、画像表示部12は、詳細を後述するように、コード化後のアクセス情報を表示出力するのに必要十分な大きさ(パネル面積)であればよい。
図例のように、客用端末機10は、操作部11および画像表示部12を具備して構成されている。
操作部11は、客用端末機10が設置された客席に着いた客(すなわち、飲食店のサービス利用者。)が操作するためのものであり、具体的には押しボタン等によって構成されたものである。ただし、操作部11は、少なくとも店員呼出操作と情報要求操作との異なる二つの操作を行い得るように構成されている。各操作は、それぞれに対応した押しボタンで別個に行われてもよいし、あるいは同一の押しボタンでの操作態様の違い(例えば、長押しと短押し。)に対応して行われてもよい。操作部11で店員呼出操作があると、その操作部11を具備する客用端末機10からは、各客用端末機10に固有のIDコード等を含む店員呼出信号が通信回線60上に発信される。また、操作部11で情報要求操作があると、その操作部11を具備する客用端末機10からは、各客用端末機10に固有のIDコード等を含む情報要求信号が通信回線60上に発信される。
画像表示部12は、客用端末機10が設置された客席に着いた客に対して画像情報の表示出力を行うもので、具体的には液晶パネルや有機ELパネル等の表示パネルによって構成されたものである。ただし、画像表示部12は、詳細を後述するように、コード化後のアクセス情報を表示出力するのに必要十分な大きさ(パネル面積)であればよい。
また図1において、呼出情報出力機20は、飲食店内の所定箇所に配置されて、当該飲食店の店舗内における店員呼出機能を実現するものである。さらに詳しくは、客用端末機10における操作部11での店員呼出操作に応じて当該客用端末機10から店員呼出信号が発信されると、その店員呼出信号を受信して、当該店員呼出信号の発信状況に関する情報出力を行うようになっている。具体的には、呼出情報出力機20は、店員呼出信号を受信すると、当該店員呼出信号に含まれるIDコードを識別し、どの客席の客用端末機10で店員呼出信号の発信があったか、複数の客用端末機10で店員呼出信号の発信があった場合にはどの順番で発信されたか等につき、例えば飲食店の店員に分かるようにテーブル番号を表示するといった態様で、その情報出力を行う。
店員用端末機30は、客用端末機10からの店員呼出に応じて当該客用端末機10が設置された客席まで赴く飲食店の店員が所持するものである。この店員用端末機30は、注文入力部30、情報取得部32および精算処理部33を具備して構成されている。
注文入力部30は、飲食店の店員が操作して、当該店員を呼び出した客が指定するサービス利用内容に関する情報、さらに具体的には注文メニューの種類および注文数に関する情報を、入力するためのものである。
情報取得部32は、飲食店の店員が操作して、当該店員が呼び出された客席における客用端末機10の画像表示部12が表示出力するコード化後のアクセス情報を読み取って、当該アクセス情報によって特定される提供情報へアクセスするものである。このときにアクセスする提供情報には、当該店員を呼び出した客によるサービス利用の対価を特定する情報が含まれているものとする。
精算処理部33は、情報取得部32がアクセスした提供情報がサービス利用の対価を特定する情報を含む場合に、当該情報に基づいて当該対価についての精算処理を行うためのものである。対価についての精算処理は、例えば客が提示するクレジットカードを利用して行うといったように、公知技術を利用して行うものであればよい。
注文入力部30は、飲食店の店員が操作して、当該店員を呼び出した客が指定するサービス利用内容に関する情報、さらに具体的には注文メニューの種類および注文数に関する情報を、入力するためのものである。
情報取得部32は、飲食店の店員が操作して、当該店員が呼び出された客席における客用端末機10の画像表示部12が表示出力するコード化後のアクセス情報を読み取って、当該アクセス情報によって特定される提供情報へアクセスするものである。このときにアクセスする提供情報には、当該店員を呼び出した客によるサービス利用の対価を特定する情報が含まれているものとする。
精算処理部33は、情報取得部32がアクセスした提供情報がサービス利用の対価を特定する情報を含む場合に、当該情報に基づいて当該対価についての精算処理を行うためのものである。対価についての精算処理は、例えば客が提示するクレジットカードを利用して行うといったように、公知技術を利用して行うものであればよい。
ホスト装置40は、客用端末機10および店員用端末機30と通信可能に構成されて、当該店員用端末機30で指定入力されたサービス利用内容に関する情報を管理するとともに、当該客用端末機10における画像表示部12での情報表示出力を制御するものである。そのために、ホスト装置40は、コンピュータ装置等によって構成されているとともに、注文内容管理手段41、アクセス情報取得手段42、コード情報生成手段43およびコード情報送信手段44としての機能が設けられている。これらの機能は、ホスト装置40に所定プログラムを実行させることによって実現すればよい。
注文内容管理手段41は、店員用端末機30の注文入力部30での入力情報を受け付けて、その入力情報を記憶保持しておくものである。入力情報の記憶保持は、店員用端末機30における操作情報(例えば、操作者名や操作時刻等に関する情報。)および入力情報の発行元情報(例えば、発行元となる客が着いている客席の識別情報または当該客席に設置された客用端末機10に固有のIDコード等。)と関連付けて行われるものとする。また、入力情報の記憶保持は、少なくとも当該入力情報に係るサービス利用の対価についての精算処理が済むまでは、行われるものとする。
アクセス情報取得手段42は、サーバ装置50が発信する飲食店の利用者に対する提供情報について、その提供情報へのアクセス情報を、当該サーバ装置50から取得するものである。ここで、「アクセス情報」とは、サーバ装置50が発信する提供情報へのアクセスを可能にする情報のことをいい、その一具体例としては当該提供情報を得るためのアクセス先を特定するURL(Uniform Resource Locator)情報が挙げられる。
コード情報生成手段43は、アクセス情報取得手段42が取得したアクセス情報を、飲食店の利用者が所持する携帯情報機器70で処理可能な所定形式にコード化するものである。ここで、利用者が所持する「携帯情報機器」とは、画像撮像機能を実現する画像撮像部71、通信機能を実現する通信機能部72および当該利用者への情報出力機能を実現する情報出力部73を有した情報機器のことをいい、その一具体例としては携帯電話機が挙げられる。ただし、画像撮像部71、通信機能部72および情報出力部73を有していれば、他の携帯端末であっても構わない。また、ここで、所定形式の「コード」とは、携帯情報機器70で解読可能な形式の一次元コードまたは二次元コードのことをいい、その一具体例としては二次元コードとして広く知られているQRコード(登録商標)が挙げられる。なお、コード化の手法については、公知技術を利用して行えばよいため、ここではその説明を省略する。
コード情報送信手段44は、コード情報生成手段43がコード化した後のアクセス情報を、通信回線60を通じて客用端末機10に送信して、当該客用端末機10における画像表示部12に表示出力させるものである。
注文内容管理手段41は、店員用端末機30の注文入力部30での入力情報を受け付けて、その入力情報を記憶保持しておくものである。入力情報の記憶保持は、店員用端末機30における操作情報(例えば、操作者名や操作時刻等に関する情報。)および入力情報の発行元情報(例えば、発行元となる客が着いている客席の識別情報または当該客席に設置された客用端末機10に固有のIDコード等。)と関連付けて行われるものとする。また、入力情報の記憶保持は、少なくとも当該入力情報に係るサービス利用の対価についての精算処理が済むまでは、行われるものとする。
アクセス情報取得手段42は、サーバ装置50が発信する飲食店の利用者に対する提供情報について、その提供情報へのアクセス情報を、当該サーバ装置50から取得するものである。ここで、「アクセス情報」とは、サーバ装置50が発信する提供情報へのアクセスを可能にする情報のことをいい、その一具体例としては当該提供情報を得るためのアクセス先を特定するURL(Uniform Resource Locator)情報が挙げられる。
コード情報生成手段43は、アクセス情報取得手段42が取得したアクセス情報を、飲食店の利用者が所持する携帯情報機器70で処理可能な所定形式にコード化するものである。ここで、利用者が所持する「携帯情報機器」とは、画像撮像機能を実現する画像撮像部71、通信機能を実現する通信機能部72および当該利用者への情報出力機能を実現する情報出力部73を有した情報機器のことをいい、その一具体例としては携帯電話機が挙げられる。ただし、画像撮像部71、通信機能部72および情報出力部73を有していれば、他の携帯端末であっても構わない。また、ここで、所定形式の「コード」とは、携帯情報機器70で解読可能な形式の一次元コードまたは二次元コードのことをいい、その一具体例としては二次元コードとして広く知られているQRコード(登録商標)が挙げられる。なお、コード化の手法については、公知技術を利用して行えばよいため、ここではその説明を省略する。
コード情報送信手段44は、コード情報生成手段43がコード化した後のアクセス情報を、通信回線60を通じて客用端末機10に送信して、当該客用端末機10における画像表示部12に表示出力させるものである。
サーバ装置50は、飲食店の利用者に対する提供情報を発信するコンピュータ装置等からなるものである。ここで、「提供情報」とは、飲食店の利用者に対するサービス向上を図ることを目的として当該利用者に提供する情報のことをいい、その具体例としては飲食店に関する情報(例えば、店舗案内情報。)、サービス提供内容に関する情報(例えば、提供メニュー情報。)、サービス利用状況に関する情報(例えば、注文メニュー情報や飲食代金情報。)等が挙げられる。このように、提供情報としては、様々な種類の情報を挙げることができる。すなわち、提供情報は、利用者のサービス向上に寄与するものであればよく、特定種類の情報に限定されるものでない。
このような提供情報の発信およびこれに付随する処理を行うために、サーバ装置50には、提供情報発信手段51、情報入力受付手段52および特典情報送信手段53としての機能が設けられている。これらの機能は、サーバ装置50に所定プログラムを実行させることによって実現すればよい。
提供情報発信手段51は、提供情報の発信を行うものである。ここで、提供情報の「発信」とは、飲食店の利用者が、例えば自身が所持する携帯情報機器70を利用して、当該提供情報にアクセスしてその内容を閲覧することを可能な状態にすることをいう。したがって、アクセスによる閲覧が可能な状態になっていれば、現にアクセスがあるか否かについては問わない。なお、携帯情報機器70からの提供情報へのアクセスは、インターネット等の広域ネットワークを利用して実現可能にすることが考えられる。
情報入力受付手段52は、提供情報への携帯情報機器70からのアクセスがあった場合に、当該携帯情報機器70からの情報入力を受け付けるためのものである。入力を受け付ける情報の具体例としては、利用者の会員登録のための個人情報や、サービス利用に関するアンケート情報等が挙げられる。
特典情報送信手段53は、提供情報への携帯情報機器70からのアクセスがあった場合に、当該携帯情報機器70に対して飲食店でのサービス利用に関する特典情報を送信するためのものである。送信する特典情報の具体例としては、次回のサービス利用時に使用可能な割引クーポン情報等が挙げられる。
なお、これらの各手段51〜53を備えるサーバ装置50は、必ずしも飲食店の店舗内に設置されている必要はなく、ホスト装置40や携帯情報機器70等との通信が可能であれば、当該店舗以外の箇所に設置されていてもよい。
また、サーバ装置50は、必ずしもホスト装置40と別体で設けられている必要はなく、当該ホスト装置40と同一のコンピュータ装置等によって構成されていても構わない。
このような提供情報の発信およびこれに付随する処理を行うために、サーバ装置50には、提供情報発信手段51、情報入力受付手段52および特典情報送信手段53としての機能が設けられている。これらの機能は、サーバ装置50に所定プログラムを実行させることによって実現すればよい。
提供情報発信手段51は、提供情報の発信を行うものである。ここで、提供情報の「発信」とは、飲食店の利用者が、例えば自身が所持する携帯情報機器70を利用して、当該提供情報にアクセスしてその内容を閲覧することを可能な状態にすることをいう。したがって、アクセスによる閲覧が可能な状態になっていれば、現にアクセスがあるか否かについては問わない。なお、携帯情報機器70からの提供情報へのアクセスは、インターネット等の広域ネットワークを利用して実現可能にすることが考えられる。
情報入力受付手段52は、提供情報への携帯情報機器70からのアクセスがあった場合に、当該携帯情報機器70からの情報入力を受け付けるためのものである。入力を受け付ける情報の具体例としては、利用者の会員登録のための個人情報や、サービス利用に関するアンケート情報等が挙げられる。
特典情報送信手段53は、提供情報への携帯情報機器70からのアクセスがあった場合に、当該携帯情報機器70に対して飲食店でのサービス利用に関する特典情報を送信するためのものである。送信する特典情報の具体例としては、次回のサービス利用時に使用可能な割引クーポン情報等が挙げられる。
なお、これらの各手段51〜53を備えるサーバ装置50は、必ずしも飲食店の店舗内に設置されている必要はなく、ホスト装置40や携帯情報機器70等との通信が可能であれば、当該店舗以外の箇所に設置されていてもよい。
また、サーバ装置50は、必ずしもホスト装置40と別体で設けられている必要はなく、当該ホスト装置40と同一のコンピュータ装置等によって構成されていても構わない。
次に、以上のように構成された店舗支援システムにおける処理動作例、すなわち本発明に係るサービス提供方法について説明する。
図3は、本発明に係るサービス提供方法の手順の一具体例を示すフローチャートである。
図3は、本発明に係るサービス提供方法の手順の一具体例を示すフローチャートである。
店舗支援システムを用いてサービス提供を行う場合には、先ず、飲食店の店員が利用者を店舗内の客席に案内する。ただし、この時点では、その利用者へのサービス提供内容は特定されていない。
そこで、利用者が着いた客席に設置された客用端末機10では、ホスト装置40のコード情報送信手段44からの送信内容に従いつつ、画像表示部12が当該利用者に対して一般的コード情報を表示出力する(ステップ101、以下ステップを「S」と略す。)。ここで、「一般的コード情報」とは、一般的提供情報へのアクセス情報をコード化したものをいう。「一般的提供情報」とは、サーバ装置50が発信する提供情報のうち、提供先が特定されない提供情報のことをいい、具体的には飲食店に関する情報(例えば、店舗案内情報。)またはサービス提供内容に関する情報(例えば、提供メニュー情報。)等といった一般的な提供情報がこれに該当する。
そして、画像表示部12が表示出力する一般的コード情報について、利用者が自身の所持する携帯情報機器70の画像撮像部71で撮像して処理し、当該携帯情報機器70の通信機能部72で当該一般的コード情報によって特定されるアクセス先にアクセスすると(S102)、当該携帯情報機器70の情報出力部73は、そのアクセス先に存在する一般的提供情報をサーバ装置50から取得して、利用者に対して表示出力する(S103)。これにより、利用者は、情報出力部73での表示出力結果を参照することで、自身が利用しようとする飲食店の店舗案内や提供メニュー等について、その内容を閲覧して認識することが可能となる。
なお、利用者が一般的提供情報へアクセスするための客用端末機10の画像表示部12での一般的コード情報の表示出力は、当該客用端末機10の操作部11での店員呼出操作をトリガーにして行うようにしても構わない。また、上述した一般的コード情報および一般的提供情報に関する一連の処理は、必須ではなく省略することも考えられる。
そこで、利用者が着いた客席に設置された客用端末機10では、ホスト装置40のコード情報送信手段44からの送信内容に従いつつ、画像表示部12が当該利用者に対して一般的コード情報を表示出力する(ステップ101、以下ステップを「S」と略す。)。ここで、「一般的コード情報」とは、一般的提供情報へのアクセス情報をコード化したものをいう。「一般的提供情報」とは、サーバ装置50が発信する提供情報のうち、提供先が特定されない提供情報のことをいい、具体的には飲食店に関する情報(例えば、店舗案内情報。)またはサービス提供内容に関する情報(例えば、提供メニュー情報。)等といった一般的な提供情報がこれに該当する。
そして、画像表示部12が表示出力する一般的コード情報について、利用者が自身の所持する携帯情報機器70の画像撮像部71で撮像して処理し、当該携帯情報機器70の通信機能部72で当該一般的コード情報によって特定されるアクセス先にアクセスすると(S102)、当該携帯情報機器70の情報出力部73は、そのアクセス先に存在する一般的提供情報をサーバ装置50から取得して、利用者に対して表示出力する(S103)。これにより、利用者は、情報出力部73での表示出力結果を参照することで、自身が利用しようとする飲食店の店舗案内や提供メニュー等について、その内容を閲覧して認識することが可能となる。
なお、利用者が一般的提供情報へアクセスするための客用端末機10の画像表示部12での一般的コード情報の表示出力は、当該客用端末機10の操作部11での店員呼出操作をトリガーにして行うようにしても構わない。また、上述した一般的コード情報および一般的提供情報に関する一連の処理は、必須ではなく省略することも考えられる。
その後、客席に着いた利用者が客用端末機10の操作部11で店員呼出操作を行うと(S104)、当該客用端末機10から店員呼出信号が発信されるとともに、呼出情報出力機20がその店員呼出信号を受信して当該店員呼出信号の発信状況に関する情報出力を行う(S105)。その情報出力結果を参照することで、飲食店の店員は、どの客席の客用端末機10で店員呼出信号の発信があったか、複数の客用端末機10で店員呼出信号の発信があった場合にはどの順番で発信されたか等について、認識することが可能となる。つまり、飲食店の店員は、客用端末機10からの店員呼出に応じて、当該客用端末機10が設置された客席まで迅速に赴くことが可能になる。
客席まで赴いた飲食店の店員が当該客席に着いている利用者の注文を受け付けると、当該店員は、自身が所持する店員用端末機30の注文入力部30を操作して、当該利用者からの注文情報の入力を行う。ここで、「注文情報」とは、店員を呼び出した客が指定するサービス利用内容に関する情報のことをいい、具体的には注文メニューの種類および注文数に関する情報がこれに該当する。なお、注文情報の入力は、その発行元情報(例えば、発行元となる客が着いている客席の識別情報または当該客席に設置された客用端末機10に固有のIDコード等。)と関連付けて行われるものとする。そして、店員用端末機30の注文入力部30での注文情報の入力があると(S106)、その入力された注文情報は、ホスト装置40へ送信される。
このようにして、飲食店の店員が利用者からの注文を受け付けると、当該利用者は、それ以降、自身が指定した内容のサービス提供を受け得ることになる。
また、ホスト装置40では、店員用端末機30から注文情報が送信されてくると、注文内容管理手段41が当該注文情報を受け付けて記憶保持しておく(S107)。これにより、利用者による注文情報、すなわち当該利用者が利用するサービス内容に関する情報は、当該利用者が着いている客席の識別情報または当該客席に設置された客用端末機10に固有のIDコード等と関連付けられて、少なくとも当該サービス利用の対価についての精算処理が済むまで、ホスト装置40によって保持管理されることになる。
このようにして、飲食店の店員が利用者からの注文を受け付けると、当該利用者は、それ以降、自身が指定した内容のサービス提供を受け得ることになる。
また、ホスト装置40では、店員用端末機30から注文情報が送信されてくると、注文内容管理手段41が当該注文情報を受け付けて記憶保持しておく(S107)。これにより、利用者による注文情報、すなわち当該利用者が利用するサービス内容に関する情報は、当該利用者が着いている客席の識別情報または当該客席に設置された客用端末機10に固有のIDコード等と関連付けられて、少なくとも当該サービス利用の対価についての精算処理が済むまで、ホスト装置40によって保持管理されることになる。
このようなホスト装置40による保持管理内容は、必要に応じてサーバ装置50へ通知され、当該サーバ装置50が発信する提供情報の一部を構成することになる。つまり、サーバ装置50では、提供情報発信手段51が、ホスト装置40からの通知内容に基づいて提供情報の生成を行い、その生成した提供情報の発信を行うようになっている。
ホスト装置40からの通知内容に基づく提供情報としては、具体的には客席別のサービス利用状況に関する情報(例えば、客席別の注文メニュー情報や飲食代金情報。)が挙げられる。以下、このような客席別に提供先が特定される提供情報のことを「個別的提供情報」という。また、一般的提供情報へのアクセス情報をコード化したものを「個別的コード情報」という。
なお、サーバ装置50の提供情報発信手段51による個別的提供情報の発信は、店員用端末機30での注文情報の入力をトリガーにして行うことが考えられる。ただし、後述する客用端末機10からの情報要求信号の発信をトリガーにして行うようにしても構わない。
ホスト装置40からの通知内容に基づく提供情報としては、具体的には客席別のサービス利用状況に関する情報(例えば、客席別の注文メニュー情報や飲食代金情報。)が挙げられる。以下、このような客席別に提供先が特定される提供情報のことを「個別的提供情報」という。また、一般的提供情報へのアクセス情報をコード化したものを「個別的コード情報」という。
なお、サーバ装置50の提供情報発信手段51による個別的提供情報の発信は、店員用端末機30での注文情報の入力をトリガーにして行うことが考えられる。ただし、後述する客用端末機10からの情報要求信号の発信をトリガーにして行うようにしても構わない。
その後、サービス提供を受けた利用者が、客用端末機10の操作部11で情報要求操作を行うと(S108)、当該客用端末機10からは、情報要求信号が発信される。
情報要求信号が発信されると、ホスト装置40では、当該情報要求信号を受け付けるとともに、アクセス情報取得手段42が当該情報要求信号に含まれるIDコードを識別し、どの客席の客用端末機10で情報要求信号の発信があったかを認識する。そして、アクセス情報取得手段42は、情報要求信号の発信があった客用端末機10が設置された客席における個別的提供情報について、その個別的提供情報へのアクセス情報をサーバ装置50から取得する(S109)。アクセス情報取得手段42がアクセス情報を取得すると、続いて、コード情報生成手段43は、そのアクセス情報をコード化して、個別的コード情報を生成する(S110)。さらに、コード情報送信手段44は、コード情報生成手段43が生成した個別的コード情報を、情報要求信号の発信元である客用端末機10に送信する。
これにより、情報要求信号の発信元である客用端末機10では、コード情報送信手段44からの送信内容に従いつつ、画像表示部12が利用者に対して個別的コード情報を表示出力することになる(S111)。
情報要求信号が発信されると、ホスト装置40では、当該情報要求信号を受け付けるとともに、アクセス情報取得手段42が当該情報要求信号に含まれるIDコードを識別し、どの客席の客用端末機10で情報要求信号の発信があったかを認識する。そして、アクセス情報取得手段42は、情報要求信号の発信があった客用端末機10が設置された客席における個別的提供情報について、その個別的提供情報へのアクセス情報をサーバ装置50から取得する(S109)。アクセス情報取得手段42がアクセス情報を取得すると、続いて、コード情報生成手段43は、そのアクセス情報をコード化して、個別的コード情報を生成する(S110)。さらに、コード情報送信手段44は、コード情報生成手段43が生成した個別的コード情報を、情報要求信号の発信元である客用端末機10に送信する。
これにより、情報要求信号の発信元である客用端末機10では、コード情報送信手段44からの送信内容に従いつつ、画像表示部12が利用者に対して個別的コード情報を表示出力することになる(S111)。
客用端末機10の画像表示部12での個別的コード情報の表示出力後、当該個別的コード情報を利用者が自身の所持する携帯情報機器70の画像撮像部71で撮像して処理し、当該携帯情報機器70の通信機能部72で当該個別的コード情報によって特定されるアクセス先にアクセスすると(S112)、当該携帯情報機器70の情報出力部73は、そのアクセス先に存在する個別的提供情報をサーバ装置50から取得して、利用者に対して表示出力する(S113)。これにより、利用者は、情報出力部73での表示出力結果を参照することで、自身が利用したサービス内容およびサービス利用の対価、具体的には注文したメニュー種類および注文数並びに飲食代金等について、その内容を閲覧して認識することが可能となる。
携帯情報機器70からのアクセスがあった場合に、サーバ装置50では、情報入力受付手段52が必要に応じて当該携帯情報機器70からの情報入力を受け付ける(S114)。入力を受け付ける情報の具体例としては、利用者の会員登録のための個人情報や、サービス利用に関するアンケート情報等が挙げられる。このような情報入力を受け付けることで、店舗内の客席毎のサービス利用状況を把握し得るようになったり、また客席毎の苦情やクレーム等を受け付けたりすることが可能になるので、今後のサービス提供に当たっての業務改善や信頼向上等に繋げることが期待できるようになる。
さらに、携帯情報機器70からのアクセスがあった場合に、サーバ装置50では、特典情報送信手段53が必要に応じて当該携帯情報機器70に対する情報送信を行う(S115)。送信する情報は、主として飲食店でのサービス利用に関する特典情報である。具体的には、次回以降のサービス利用時に使用可能な割引クーポン情報等を送信することが考えられる。したがって、例えば、利用者は携帯情報機器70を使って、アンケートに対する回答情報をサーバ装置50に送信すると、割引クーポン情報がサーバ装置50から送信されて携帯情報機器70に保存され、次回以降のサービス利用時にこの携帯情報機器70の割引クーポン情報を店員に提示することで割引を受けることができるといったことが実現可能となり、利用者に対するサービス向上を図る上で好適なものとなる。
なお、利用者が携帯情報機器70を使ってアンケートに対する回答情報をサーバ装置50に送信すると、サービス利用終了時に割引クーポン券を利用者が受け取ることができるようにしてもよい。
このような情報受付機能および情報送信機能を利用すれば、以下に述べるような処理を行うことも実現可能となる。例えば、情報受付機能を利用して客席の利用人数について情報入力を受け付け、その客席におけるサービス利用の対価について利用人数を用いた演算処理を行って、利用者一人当たりの支払金額を算出し、その算出結果について情報送信機能を利用して携帯情報機器70に送信する。これにより、利用者は、自ら演算処理を行うことなく、一人当たりの支払金額を認識できるようになる。このときの演算処理は、サーバ装置50における演算処理機能を利用して行うことになるが、携帯情報機器70が演算処理機能を備えていれば、当該携帯情報機器70における演算処理機能を利用して行っても構わない。
なお、上述した情報受付機能または情報送信機能を利用した処理は、必須ではなく省略することも考えられる。
さらに、携帯情報機器70からのアクセスがあった場合に、サーバ装置50では、特典情報送信手段53が必要に応じて当該携帯情報機器70に対する情報送信を行う(S115)。送信する情報は、主として飲食店でのサービス利用に関する特典情報である。具体的には、次回以降のサービス利用時に使用可能な割引クーポン情報等を送信することが考えられる。したがって、例えば、利用者は携帯情報機器70を使って、アンケートに対する回答情報をサーバ装置50に送信すると、割引クーポン情報がサーバ装置50から送信されて携帯情報機器70に保存され、次回以降のサービス利用時にこの携帯情報機器70の割引クーポン情報を店員に提示することで割引を受けることができるといったことが実現可能となり、利用者に対するサービス向上を図る上で好適なものとなる。
なお、利用者が携帯情報機器70を使ってアンケートに対する回答情報をサーバ装置50に送信すると、サービス利用終了時に割引クーポン券を利用者が受け取ることができるようにしてもよい。
このような情報受付機能および情報送信機能を利用すれば、以下に述べるような処理を行うことも実現可能となる。例えば、情報受付機能を利用して客席の利用人数について情報入力を受け付け、その客席におけるサービス利用の対価について利用人数を用いた演算処理を行って、利用者一人当たりの支払金額を算出し、その算出結果について情報送信機能を利用して携帯情報機器70に送信する。これにより、利用者は、自ら演算処理を行うことなく、一人当たりの支払金額を認識できるようになる。このときの演算処理は、サーバ装置50における演算処理機能を利用して行うことになるが、携帯情報機器70が演算処理機能を備えていれば、当該携帯情報機器70における演算処理機能を利用して行っても構わない。
なお、上述した情報受付機能または情報送信機能を利用した処理は、必須ではなく省略することも考えられる。
その後、個別的提供情報の内容を認識した利用者が着いている客席へ、客用端末機10からの店員呼出に応じて飲食店の店員が赴くと、当該店員が所持する店員用端末機30を用いた精算処理が開始されることになる。具体的には、先ず、店員用端末機30の情報取得部32が、客用端末機10の画像表示部12に表示出力されている個別的コード情報を撮像して処理し、当該個別的コード情報によって特定される個別的提供情報へアクセスする(S116)。そして、そのアクセス先に存在する個別的提供情報をサーバ装置50から取得して、飲食店の店員に対して表示出力する(S117)。このとき、サーバ装置50から取得する個別的提供情報には、サービス利用の対価を特定する情報が含まれているものとする。これにより、客席に赴いた店員が所持する店員用端末機30には、当該客席に着いている利用者によるサービス利用の対価を特定する情報が入力されている状態になる。
そして、情報取得部32がアクセスした個別的提供情報がサービス利用の対価を特定する情報を含むことから、店員用端末機30では、その情報取得部32が取得した情報に基づいて、精算処理部33が当該対価についての精算処理を行う(S118)。つまり、利用者が着いている客席にて、当該客席の利用者が提供を受けたサービス内容についての精算処理を行うのである。なお、対価についての精算処理は、例えば客が提示するクレジットカードを利用して行うといったように、公知技術を利用して行うものであればよく、ここではその詳細な説明を省略する。
そして、情報取得部32がアクセスした個別的提供情報がサービス利用の対価を特定する情報を含むことから、店員用端末機30では、その情報取得部32が取得した情報に基づいて、精算処理部33が当該対価についての精算処理を行う(S118)。つまり、利用者が着いている客席にて、当該客席の利用者が提供を受けたサービス内容についての精算処理を行うのである。なお、対価についての精算処理は、例えば客が提示するクレジットカードを利用して行うといったように、公知技術を利用して行うものであればよく、ここではその詳細な説明を省略する。
一方、店員用端末機30からの個別的提供情報へのアクセスがなく、利用者が着いている客席での精算処理を行わない場合には、当該利用者が店舗内に設置されているレジカウンタまで赴き、そこで精算処理を行うことになる(S119)。
以上のような一連の手順を経ることで、飲食店による利用者へのサービス提供が行われることになる。
以上に説明したように、本実施形態における店舗支援システムおよびサービス提供方法では、客用端末機10の画像表示部12がアクセス情報をコード化した状態で表示出力する。したがって、画像表示部12は、コード化後のアクセス情報を表示出力するのに必要十分な大きさであればよい。すなわち、客用端末機10の一部分に相当する画像表示部12を利用してアクセス情報の表示出力を行うことができ、当該表示出力のために客席の卓上スペースを必要以上に占有してしまうことがない。また、画像表示部12で表示出力されるアクセス情報は携帯情報機器70で処理可能な所定形式にコード化されるため、携帯情報機器70で読み取って処理することで、当該携帯情報機器70から提供情報にアクセスすることができる。つまり、携帯情報機器70からのアクセスを経ることで、画像表示部12の大きさに依存することなく、様々な情報を利用者に対して提供し得るようになる。
このように、本実施形態における店舗支援システムおよびサービス提供方法によれば、店員呼出機能を備えた店舗支援システムにおける客用端末機10を利用して、利用者に対して様々な情報提供を行うことが実現可能となる。しかも、その場合であっても、客席の卓上スペースが必要以上に占有されてしまうのを回避できる。したがって、従来に比べて利用者に対するサービス水準の向上が図れるようになる。
このように、本実施形態における店舗支援システムおよびサービス提供方法によれば、店員呼出機能を備えた店舗支援システムにおける客用端末機10を利用して、利用者に対して様々な情報提供を行うことが実現可能となる。しかも、その場合であっても、客席の卓上スペースが必要以上に占有されてしまうのを回避できる。したがって、従来に比べて利用者に対するサービス水準の向上が図れるようになる。
また、本実施形態における店舗支援システムおよびサービス提供方法では、ホスト装置40のコード情報生成手段43がアクセス情報をコード化し、当該ホスト装置40のコード情報送信手段44がそのコード化後のアクセス情報を客用端末機10に送信して画像表示部12に表示出力させる。したがって、例えば、表示出力を行う度に異なる提供情報へのアクセス情報を画像表示部12に表示出力させたり、客用端末機10が複数存在する場合に各客用端末機10で異なる提供情報へのアクセス情報を画像表示部12に表示出力させたりすることが実現可能となる。つまり、利用者に対する提供情報の多様化にも十分に対応し得るようになる。
また、本実施形態における店舗支援システムおよびサービス提供方法では、例えば利用者がサービス利用内容を指定する以前の段階では、サーバ装置50が発信する一般的提供情報に対して、携帯情報機器70からのアクセスを行わせる。したがって、利用者は、その一般的提供情報の内容を参照することで、情報出力部73での表示出力結果を参照することで、飲食店に関する情報(例えば、店舗案内情報。)やサービス提供内容に関する情報(例えば、提供メニュー情報。)等を認識することが可能となる。つまり、サービス利用内容を指定する前の利用者に対して、当該利用者に対するサービス向上を図る上で有効なものとなる。
また、本実施形態における店舗支援システムおよびサービス提供方法では、例えば利用者がサービス利用内容を指定した後の段階では、客用端末機10の操作部11での情報要求操作に応じて、サーバ装置50が発信する個別的提供情報に対して、携帯情報機器70からのアクセスを行わせる。したがって、利用者は、その個別的提供情報の内容を参照することで、当該利用者によるサービス利用状況に関する情報(例えば、注文メニュー情報や飲食代金情報。)を認識することが可能となる。つまり、当該利用者がサービス利用状況を的確に把握でき、当該利用者に対するサービス向上を図る上で有効なものとなる。
特に、サービス利用状況に関する情報としてサービス利用の対価を特定する情報(例えば、飲食代金情報。)が含まれている場合には、当該利用者がサービス利用の対価を的確に把握できるので、当該利用者に対するサービス向上を図る上で有効なものとなる。
特に、サービス利用状況に関する情報としてサービス利用の対価を特定する情報(例えば、飲食代金情報。)が含まれている場合には、当該利用者がサービス利用の対価を的確に把握できるので、当該利用者に対するサービス向上を図る上で有効なものとなる。
また、本実施形態における店舗支援システムおよびサービス提供方法では、飲食店の店員が所持する店員用端末機30を利用して、利用者によるサービス利用の対価についての精算処理を行い得るようになっている。すなわち、飲食店の店員が情報取得部32および精算処理部33を備えた店員用端末機を所持して客席へ赴くことで、当該客席にて利用者によるサービス利用の対価についての精算を行い得るのである。したがって、サービス利用の対価を精算するのにあたり、利用者が店舗内の精算レジ等へ赴く必要がなくなるので、当該利用者に対するサービス向上を図る上で有効なものとなる。
また、本実施形態における店舗支援システムおよびサービス提供方法では、提供情報を発信するサーバ装置50に情報入力受付手段52が設けられているので、当該提供情報にアクセスした利用者の側からの情報入力を行い得るようになる。具体的には、例えば、サービス利用を受けた利用者からのアンケート回答を受け付けたり、サービス利用の対価情報にアクセスした利用者からの利用人数情報の入力を受け付けて一人当たりの金額を算出する機能を提供する、といったことが実現可能となる。したがって、提供情報にアクセスした利用者に対するサービス向上を図る上で有効なものとなる。
また、本実施形態における店舗支援システムおよびサービス提供方法では、提供情報を発信するサーバ装置50に特典情報送信手段53が設けられているので、当該提供情報にアクセスした利用者への特典情報の送信を通じて、当該利用者に対して特典を与え得るようになる。具体的には、例えば、飲食店でのサービス利用に関する特典情報として、次回のサービス利用時の割引クーポン情報を提供するといったことが実現可能となる。したがって、提供情報にアクセスした利用者に対するサービス向上を図る上で有効なものとなる。
なお、本実施形態では、本発明の好適な実施具体例を例に挙げて説明したが、本発明はその内容に限定されるものではない。
例えば、客用端末機10や店員用端末機30等の数については、特に限定されるものではなく、飲食店の店舗規模等に応じて適宜設定すればよい。
つまり、本発明は、本実施形態で説明した内容に限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更することが可能である。
例えば、客用端末機10や店員用端末機30等の数については、特に限定されるものではなく、飲食店の店舗規模等に応じて適宜設定すればよい。
つまり、本発明は、本実施形態で説明した内容に限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更することが可能である。
10…客用端末機、11…操作部、12…画像表示部、20…呼出情報出力機、30…店員用端末機、32…情報取得部、33…精算処理部、40…ホスト装置、42…アクセス情報取得手段、43…コード情報生成手段、44…コード情報送信手段、50…サーバ装置、51…提供情報発信手段、52…情報入力受付手段、53…特典情報送信手段、70…携帯情報機器、71…画像撮像部、72…通信機能部、73…情報出力部
Claims (9)
- 操作部および画像表示部を具備し飲食店の客席に設置される客用端末機と、
前記操作部での店員呼出操作に応じて前記客用端末機から発信される店員呼出信号を受信して、当該店員呼出信号の発信状況に関する情報出力を行う呼出情報出力機とを備え、
前記客用端末機の前記画像表示部は、前記飲食店の利用者に対する提供情報へのアクセス情報を、当該利用者が所持する携帯情報機器で処理可能な所定形式にコード化した状態で表示出力する
ことを特徴とする店舗支援システム。 - 前記客用端末機と通信可能に構成されるホスト装置とを備えるとともに、
前記ホスト装置には、
前記アクセス情報を前記所定形式にコード化するコード情報生成手段と、
前記コード情報生成手段がコード化した後のアクセス情報を前記客用端末機に送信して当該客用端末機の前記画像表示部に表示出力させるコード情報送信手段と
が設けられていることを特徴とする請求項1記載の店舗支援システム。 - 前記提供情報は、少なくとも前記飲食店に関する情報または当該飲食店でのサービス提供内容に関する情報を含む
ことを特徴とする請求項1または2記載の店舗支援システム。 - 前記提供情報は、前記操作部での情報要求操作があった前記客用端末機が設置された客席におけるサービス利用状況に関する情報である
ことを特徴とする請求項1または2記載の店舗支援システム。 - 前記サービス利用状況に関する情報は、サービス利用の対価を特定する情報を含む
ことを特徴とする請求項4記載の店舗支援システム。 - 前記飲食店の店員が所持する店員用端末機を備えるとともに、
前記店員用端末機には、
前記客用端末機の前記画像表示部が表示出力するコード化後のアクセス情報に基づいて、当該客用端末機が設置された客席におけるサービス利用の対価を特定し、その特定した対価についての精算処理を行う精算処理部
が設けられていることを特徴とする請求項5記載の店舗支援システム。 - 前記提供情報を発信するサーバ装置を備えるとともに、
前記サーバ装置には、前記提供情報への前記携帯情報機器からのアクセスがあった場合に、当該携帯情報機器からの情報入力を受け付ける情報入力受付手段が設けられている
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の店舗支援システム。 - 前記提供情報を発信するサーバ装置を備えるとともに、
前記サーバ装置には、前記提供情報への前記携帯情報機器からのアクセスがあった場合に、当該携帯情報機器に対して前記飲食店でのサービス利用に関する特典情報を送信する特典情報送信手段が設けられている
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の店舗支援システム。 - 操作部および画像表示部を具備し飲食店の客席に設置される客用端末機と、前記操作部での店員呼出操作に応じて前記客用端末機から発信される店員呼出信号を受信して当該店員呼出信号の発信状況に関する情報出力を行う呼出情報出力機と、を備えた店舗支援システムを用いて行われるサービス提供方法であって、
前記客用端末機の前記画像表示部に、前記飲食店の利用者に対する提供情報へのアクセス情報を、当該利用者が所持する携帯情報機器で処理可能な所定形式にコード化した状態で表示出力し、
前記画像表示部が表示出力するコード化後のアクセス情報を前記携帯情報機器で読み取らせて当該アクセス情報によって特定される提供情報へ当該携帯情報機器からアクセスさせる
ことを特徴とするサービス提供方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009138782A JP2010286939A (ja) | 2009-06-10 | 2009-06-10 | 店舗支援システムおよびサービス提供方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009138782A JP2010286939A (ja) | 2009-06-10 | 2009-06-10 | 店舗支援システムおよびサービス提供方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20140077998A (ko) * | 2012-12-13 | 2014-06-25 | 목포대학교산학협력단 | 단말을 이용한 주문 및 주문 관련 정보 송수신 방법과 이를 수행하는 장치 |
-
2009
- 2009-06-10 JP JP2009138782A patent/JP2010286939A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20140077998A (ko) * | 2012-12-13 | 2014-06-25 | 목포대학교산학협력단 | 단말을 이용한 주문 및 주문 관련 정보 송수신 방법과 이를 수행하는 장치 |
KR101594445B1 (ko) * | 2012-12-13 | 2016-02-17 | 목포대학교산학협력단 | 단말을 이용한 주문 및 주문 관련 정보 송수신 방법과 이를 수행하는 장치 |
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