JP7185887B2 - 商品注文システム - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザの情報端末を用いて商品を注文するための商品注文システムに関するものである。
近年、ファーストフード店、飲食店、小売店などにおいて、モバイルオーダーシステムと呼ばれる商品注文システムが注目されている。
このモバイルオーダーシステムは、ユーザがスマートフォンなどの自己の情報端末を用いて来店前に商品を注文し、その後、店舗を訪れて、注文した商品をカウンターやテーブルで受け取るというシステムである(例えば、特許文献1参照)。
これによれば、ユーザが店舗において対面で注文する必要がなくなるため、店舗運営の効率化や顧客満足度の向上というメリットがある。
特開2019-36277号公報
しかしながら、ユーザがスマートフォンなどの自己の情報端末を用いて来店前に商品を注文する際、ユーザのカード番号などの決済情報を少なくとも含む会員情報を事前に登録しなければならかった。このため、ユーザは会員情報を事前に登録する煩わしさや不安から商品を注文しにくくなり、その結果、モバイルオーダシステムが広く普及されるに至っていないのが現状である。
もとより、ユーザが会員情報を事前に登録することなく商品を注文するシステムも考えられるが、それだと誤注文やいたずらの注文により店舗運営に障害が生じることが十分想定される。
本発明は、上述の技術的背景に鑑みてなされたものであり、いわゆるモバイルオーダーシステムにおいて、ユーザが商品を簡単に注文することができる商品注文システムを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、サーバ装置と、ユーザが携帯するユーザ側情報端末と、店舗に設けられる第1の店舗側情報端末および第2の店舗側情報端末とを備え、前記サーバ装置と、前記ユーザ側情報端末、前記第1の店舗側情報端末および前記第2の店舗側情報端末とがネットワークを介して接続された商品注文システムであって、前記サーバ装置は、商品に関する情報を管理する商品管理部と、商品の注文に関する情報を管理する注文管理部と、商品に関する情報が記憶される商品情報データベース部と、商品の注文に関する情報が記憶される注文情報データベース部とを備え、前記ユーザ側情報端末は、商品に関する情報を前記サーバ装置から受信する商品情報通信部と、商品に関する情報を表示させる商品情報表示部と、商品の注文に関する情報を入力する注文情報入力部と、商品の注文に関する情報を前記サーバ装置に送信するユーザ側注文情報通信部と、商品の注文コードを出力させる注文コード出力部とを備え、前記第1の店舗側情報端末は、商品の注文コードを前記ユーザ側情報端末から受信する注文コード受信部と、商品の注文コードを前記サーバ装置に送信する第1の店舗側注文情報通信部とを備え、前記第2の店舗側情報端末は、商品の注文に関する情報を前記サーバ装置から受信する第2の店舗側注文情報通信部と、該商品の注文に関する情報を表示させる第2の店舗側注文情報表示部とを備え、前記サーバ装置において、前記ユーザ側情報端末から商品に関する情報が要求された際、前記商品管理部が前記商品情報データベース部に記憶されている所定の商品に関する情報をネットワークを介して前記ユーザ側情報端末に送信して、前記ユーザ側情報端末において、前記商品情報通信部が前記サーバ装置からネットワークを介して送信されてきた商品に関する情報を受信し、前記商品情報表示部が該商品情報通信部により受信された商品に関する情報を表示させたあと、前記注文情報入力部が商品の注文に関する情報を入力すると、前記ユーザ側注文情報通信部が前記注文情報入力部により入力された商品の注文に関する情報をネットワークを介して前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置において、前記注文管理部が前記ユーザ側情報端末からネットワークを介して送信されてきた商品の注文に関する情報を受信して、該商品の注文に関する情報に対応する注文コードに関連付けながら前記注文情報データベース部に記憶させ、前記第1の店舗側端末において、前記注文コード受信部が前記ユーザ側情報端末からネットワークを介して注文コードを受信すると、前記第1の店舗側注文情報通信部が該注文コードを前記サーバ装置にネットワークを介して送信し、前記サーバ装置において、前記注文管理部が前記第1の店舗側情報端末から送信されてきた注文コードを受信して、該注文コードに対応する商品の注文に関する情報を前記注文情報データベース部から抽出したあと、前記第2の店舗側情報端末にネットワークを介して送信し、前記第2の店舗側情報端末において、前記第2の店舗側注文情報通信部が前記サーバ装置からネットワークを介して送信されてきた商品の注文に関する情報を受信して、前記第2の店舗側注文情報表示部が前記第2の店舗側注文情報通信部により受信された商品の注文に関する情報を表示させることを特徴とする。なお、本発明における「商品」の文言は、有体物の商品のみならず、サービスも含まれる概念である。
これによれば、ユーザは必ずしも事前に詳細な会員登録を行わなくても、自己の情報端末を用いて商品を簡単に注文することができる。また、店舗側はユーザの来店を確認したあとに商品の注文に対応し得るため、誤注文やいたずらの注文を防止することができる。さらに、ユーザは、来店前または来店後においてカード決済、電子決済および現金決済のいずれの方法によっても決済することができる。
また、前記サーバ装置において、前記注文管理部が前記ユーザ側情報端末からネットワークを介して送信されてきた商品の注文に関する情報を受信したあと、前記サーバ装置の前記注文管理部または前記ユーザ側情報端末の注文コード出力部が注文コードを発行するのが好ましい。これによれば、ユーザ側情報端末からサーバ装置に商品の注文に関する情報が送信されたあと、サーバ装置またはユーザ側情報端末において商品の注文を識別する注文コードを発行することができる。
また、前記第1の店舗側情報端末において、前記注文コード受信部は、前記ユーザ側情報端末から注文コードを受信する際、店舗に来店したユーザの前記ユーザ側情報端末に表示された注文コードの画像を読み取るのが好ましい。これによれば、第1の店舗側情報端末はユーザ側情報端末から注文コード(例えば、QRコード(登録商標)など)を簡単かつ確実に受信することができる。
また、前記第1の店舗側情報端末は、ユーザの注文に関する情報を表示させる第1の店舗側注文情報表示部を備え、前記サーバ装置において、前記注文管理部が、前記第1の店舗側情報端末からネットワークを介して送信されてきた注文コードを受信した際、該注文コードに対応する商品の注文に関する情報を前記注文情報データベース部から抽出したあと、前記第1の店舗側情報端末にネットワークを介して送信し、前記第1の店舗側情報端末において、前記第1の店舗側注文情報通信部が前記サーバ装置からネットワークを介して送信されてきた商品の注文に関する情報を受信し、前記第1の店舗側注文情報表示部が前記第1の店舗側注文情報通信部により受信された商品の注文に関する情報を表示するのが好ましい。これによれば、ユーザが店舗に来店した際、第1の店舗側情報端末に商品の注文に関する情報が表示されるため、店舗側および/またはユーザが商品の注文の内容を確認することができる。
また、前記サーバ装置において、前記注文管理部が、前記第1の店舗側情報端末から送信されてきた注文コードを受信した際、該注文コードに対応する決済が未処理の場合、決済を促す情報を前記第1の店舗側情報端末に送信し、前記第1の店舗側情報端末において、前記第1の店舗側注文情報通信部が前記サーバ装置からネットワークを介して送信されてきた決済を促す情報を受信し、前記第1の店舗側注文情報表示部が前記第1の店舗側注文情報通信部により受信された決済を促す情報を表示させるのが好ましい。これによれば、ユーザが店舗に来店したあと、店舗側はユーザに対してカード決済、電子決済、現金決済の各決済を簡単かつ確実に促すことができる。
また、前記ユーザ側情報端末は、商品の注文に対応する決済に関する情報を送信する決済情報送信部を備え、前記第1の店舗側情報端末は、前記ユーザ側情報端末から商品の注文に対応する決済に関する情報をユーザ側情報端末から受信する決済情報受信部を備え、前記ユーザ側情報端末において、前記決済情報送信部が商品の注文に対応する決済に関する情報を送信し、前記第1の店舗側端末において、前記決済情報受信部が商品の注文に対応する決済に関する情報をユーザ側情報端末から受信し、前記第1の店舗側注文情報通信部が前記決済情報受信部により受信された商品の注文に対応する決済に関する情報を前記サーバ装置にネットワークを介して送信するのが好ましい。これによれば、ユーザが店舗に来店したあと、商品の注文に対して簡単かつ確実に決済することができる。
また、前記サーバ装置において、前記注文管理部が商品の注文に対応する決済に関する情報を前記第1の店舗側情報端末からネットワークを介して受信して、該決済に関する情報に基づいて決済が完了したあと、商品の注文に関する情報を前記第2の店舗側情報端末に送信するのが好ましい。これによれば、ユーザが店舗に来店して、さらに決済が完了したあとに、店舗側が商品を準備することができる。
また、前記サーバ装置は、ユーザの識別コードを生成するユーザ管理部と、ユーザの識別コードを記憶するユーザ情報データベース部とを備え、前記ユーザ側情報端末は、サーバ装置からユーザの識別コードを送信および受信する識別コード通信部と、ユーザの識別コードを保存する識別コード保存部とを備え、前記ユーザ側情報端末により本商品注文システムが初めて利用される場合、前記サーバ装置において、前記ユーザ管理部がユーザの識別コードを生成して、前記ユーザ情報データベース部に記憶させるとともに、前記ユーザ側情報端末にネットワークを介して送信し、前記ユーザ側情報端末において、前記識別コード通信部が前記サーバ装置からネットワークを介して送信されてきたユーザの識別コードを受信して、前記識別コード保存部が前記識別コード通信部により受信されたユーザの識別コードを保存する一方、前記ユーザ側情報端末により本商品注文システムが再び利用される場合、前記ユーザ側情報端末において、前記識別コード通信部が前記識別コード保存部に保存されているユーザの識別コードを前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置において、前記ユーザ管理部が前記ユーザ側情報端末からネットワークを介して送信されてきた識別コードを受信して、前記注文管理部がユーザの識別コードに基づいてユーザの注文を管理するのが好ましい。これによれば、ユーザの識別コードによって現在および過去の商品の注文を簡単かつ確実に管理することができる。
本発明によれば、ユーザは必ずしも事前に詳細な会員登録を行わなくても、自己の情報端末を用いて商品を簡単に注文することができる。また、店舗側はユーザの来店を確認したあとに商品の注文に対応し得るため、誤注文やいたずらの注文を防止することができる。さらに、ユーザは、来店前または来店後においてカード決済、電子決済および現金決済のいずれの方法によっても決済することができる。
これらのことから、あらゆるユーザにとってモバイルオーダーシステムを利用し易くなり、さらなる店舗の運営効率化および顧客満足度の向上を図ることが可能となる。しかも、当初は会員登録されていなくても、その後、決済情報などの入力によって会員情報が構築されるため、最終的にはモバイルオーダシステムを利用した膨大なユーザの会員情報を蓄積することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る商品注文システムの全体構成を示す図である。 図1の商品注文システムの具体的構成を示すブロック図である。 商品情報を表示する第1の画面を示す図である。 商品情報を表示する第2の画面を示す図である。 商品の注文コードを表示する画面を示す図である。 商品の注文情報を表示する第1の画面(注文一覧画面)を示す図である。 商品の注文情報を表示する第2の画面(注文詳細画面)を示す図である。 本システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る商品注文システムの具体的構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る商品注文システムの具体的構成を示すブロック図である。
<第1の実施形態>
次に、本発明に係る商品注文システム(以下、本システムという)の第1の実施形態について図1~図8を参照しつつ説明する。
本システムは、図1に示すように、サーバ装置1と、ユーザUが携帯するユーザ側情報端末2と、店舗に設けられる第1の店舗側情報端末3および第2の店舗側情報端末4とを備え、サーバ装置1と、ユーザ側情報端末2、第1の店舗側情報端末3および第2の店舗側情報端末4とがインターネット等のネットワークを介して接続されている。なお、本実施形態では省略しているが、本システムを管理するための管理側情報端末がサーバ装置1に接続されてもよい。
以下、サーバ装置1、ユーザ側情報端末2、第1の店舗側情報端末3および第2の店舗側情報端末4の具体的な構成について説明する。
[サーバ装置1の構成]
前記サーバ装置1は、図2に示すように、商品に関する情報を管理するする商品管理部11と、商品の注文に関する情報を管理する注文管理部12と、各情報が記憶されるデータベース部13とを備える。
前記データベース部13は、商品に関する情報が記憶される商品情報データベース部(以下、商品情報DB131という)と、商品の注文に関する情報が記憶される注文情報データベース部(注文情報DB132)とを備える。
前記商品情報DB131は、商品に関する情報(以下、商品情報という)として、各店舗で提供する商品の名称、価格、写真、説明などに関する情報を記憶している。なお、同一チェーンの店舗が複数存在する場合、店舗ごとに各店舗名と併せて商品の名称、価格、写真、説明などに関する情報を記憶してもよい。また、異なるチェーンの店舗が複数存在する場合、各チェーンごとに各チェーン名と併せて商品の名称、価格、写真、説明などに関する情報を記憶してもよい。
前記注文情報DB132は、後述するようにユーザUにより注文された商品の名称、個数、店舗名、受け取り希望時間などの注文情報を後述の注文コードCに関連付けて記憶する。なお、商品の注文情報を注文コードCに関連付けて記憶する際、商品の注文情報を注文コードCの全ての情報と関連付けて記憶してもよいし、あるいは商品の注文情報を注文コードCの一部の情報(例えば、後述の注文番号)と関連付けて記憶してもよい。
前記商品管理部11は、ユーザ側情報端末2からネットワークを介して商品情報が要求された際、商品情報DB131に登録されている所定の商品情報を抽出したあと、該ユーザ側情報端末2にネットワークを介して送信する。
前記注文管理部12は、ユーザ側情報端末2からネットワークを介して送信されてきた商品の注文情報を受信して、後述の注文コードCに関連付けて注文情報DB132に記憶させる。また、前記注文管理部12は、第1の店舗側情報端末3からネットワークを介して注文コードCを受信した際、該注文コードCに対応する商品の注文に関する情報を前記注文情報DB132から抽出したあと、前記第2の店舗側情報端末4にネットワークを介して送信する。
[ユーザ側情報端末2の構成]
前記ユーザ側情報端末2は、ユーザUが携帯するスマートフォン、タブレット端末、携帯電話端末などの情報端末であって、図2に示すように、商品情報をサーバ装置1から受信する商品情報通信部21と、商品情報を表示させる商品情報表示部22と、商品の注文情報を入力する注文情報入力部23と、商品の注文情報をサーバ装置1に送信するユーザ側注文情報通信部24と、商品の注文コードCを出力させる注文コード出力部25とを備える。
前記商品情報通信部21は、ユーザ側情報端末2からサーバ装置1に対して商品情報を要求した際、サーバ装置1からネットワークを介して送信されてきた商品情報を受信する。
前記商品情報表示部22は、商品情報通信部21により受信された商品情報をユーザ側情報端末2のディスプレイに表示させる。この商品情報表示部22は、例えば、図3に示すように、商品名、商品内訳(個数等)、価格などの商品そのものに関する情報のほか、店舗名、住所、開店時間などの店舗に関する情報から構成される画面や、図4に示すように、商品の説明に関する情報から構成される画面を表示する。
前記注文情報入力部23は、前記商品情報表示部22により商品情報がディスプレイの表示されたあと、ユーザUの操作により商品の注文情報を入力する。例えば、注文情報入力部23は、ユーザUの操作により図3に示す画面で商品が選択されたあと、図4に示す画面で商品の個数が選択または入力され、「カートに追加する」ボタンをタップされることにより商品の注文情報を入力する。この際、商品注文情報入力部23は、ユーザUの操作により商品の注文情報のみを入力すればよく、ユーザUを特定する氏名や住所などの情報の他、カード番号などの決済に関する情報を入力しなくてもよい。
前記ユーザ側注文情報通信部24は、注文情報入力部23により入力された商品の注文情報をサーバ装置1にネットワークを介して送信する。
前記注文コード出力部25は、商品の注文情報に対応する注文コードCをユーザ側情報端末2のディスプレイに出力させる。例えば、注文コード出力部25は、図5に示すように、商品の注文に対応する一意の注文コードCとしてのQRコード(登録商標)をディスプレイに表示させる。なお、注文コード出力部25は、図5に示すように、注文コードC(QRコード(登録商標))のほか、注文番号、受け取り時間、注文キャンセルボタン、注文情報(商品名、商品個数および合計金額)、受け取り時間などを表示させてもよい。
この注文コードCは、通常、ユーザUを識別する情報と商品の注文を識別する情報(注文番号など)を含んでおり、サーバ装置1またはユーザ側情報端末2のいずれにより発行されてもよい。
例えば、注文コードCがサーバ装置1により発行される場合、サーバ装置1において注文管理部12がユーザ側情報端末2から送信されてきた商品の注文情報を受信したあと、サーバ装置1の注文管理部12が注文コードCを発行してからユーザ側情報端末2にネットワークを介して送信して、ユーザ側情報端末2において注文コード出力部25が注文コードCを出力することが挙げられる。
一方、注文コードCがユーザ側情報端末2により発行される場合、サーバ装置1において注文管理部12がユーザ側情報端末2から送信されてきた商品の注文情報を受信したあと、サーバ装置1の注文管理部12が商品の注文情報に対応する注文番号を発番して、該注文番号をユーザ側情報端末2にネットワークを介して送信したあと、ユーザ側情報端末2において注文コード出力部25が注文番号を含む注文コードCを発行した上で出力することが挙げられる。
[第1の店舗側情報端末3の構成]
前記第1の店舗側情報端末3は、店舗の入り口やレジスターの箇所に配置される決済端末、無人精算機またはチェックイン端末であって、図2に示すように、商品の注文コードCをユーザ側情報端末2から受信する注文コード受信部31と、サーバ装置1と商品の注文コードCや注文情報の送受信を行う第1の店舗側注文情報通信部32と、商品の注文情報を表示させる第1の店舗側注文情報表示部33とを備える。
前記注文コード受信部31は、ユーザ側情報端末2の注文コード出力部25により出力された注文コードCを受信するものである。例えば、注文コードCがユーザ側情報端末2に表示されるQRコード(登録商標)の場合、注文コード受信部31は、店舗に来店したユーザUの前記ユーザ側情報端末2に表示されたQRコード(登録商標)の画像を読み取ることにより受信する。
前記第1の店舗側注文情報通信部32は、注文コード受信部31により受信された注文コードCをサーバ装置1にネットワークを介して送信する。また、前記第1の店舗側注文情報通信部32は、サーバ装置1からネットワークを介して送信されてきた商品の注文情報を受信する。
前記第1の店舗側注文情報表示部33は、第1の店舗側注文情報通信部32により受信された商品の注文情報を第1の店舗側情報端末3のディスプレイに表示させ、店舗側やユーザ側の確認に供せしめる。
[第2の店舗側情報端末4の構成]
前記第2の店舗側情報端末4は、店舗の厨房などに配置され、図2に示すように、商品の注文情報をサーバ装置1から受信する第2の店舗側注文情報通信部41と、該商品の注文情報を表示させる第2の店舗側注文情報表示部42とを備える。
前記第2の店舗側注文情報通信部41は、サーバ装置1からネットワークを介して送信されてきた商品の注文情報を受信する。
前記第2の店舗側注文情報表示部42は、第2の店舗側注文情報通信部41により受信された商品の注文情報を第2の店舗側情報端末4のディスプレイなどに表示させる。
この第2の店舗側情報端末4に表示される商品の注文情報は、所定の形式に加工された注文一覧画面および注文詳細画面が挙げられる。例えば、注文一覧画面は、図6に示すように、商品の注文に関するステータス、注文番号、注文時間、引渡時間、注文元アプリ、品数、支払方法、通知などから構成されている。また、注文詳細画面は、図7に示すように、ステータス、注文内容、個数、小計、合計金額、ユーザ情報などが構成される。なお、ユーザ情報は、ユーザID、氏名、フリガナ、電話番号などから構成され、過去に本システムにユーザ登録した場合に表示される。
[本システムの動作]
本システムの動作について図8に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、サーバ装置1において、ユーザ側情報端末2からネットワークを介して商品情報が要求された際、商品情報DB131に登録されている所定の商品情報を抽出したあと、該ユーザ側情報端末2にネットワークを介して送信する(S1)。
次に、ユーザ側情報端末2において、前記商品情報通信部21は、サーバ装置1からネットワークを介して送信されてきた商品情報を受信する(S2)。
そして、前記商品情報表示部22は、商品情報通信部21により受信された商品情報をユーザ側情報端末2のディスプレイに表示させる(S3)。
そして、前記注文情報入力部23は、前記商品情報表示部22により商品情報がディスプレイに表示されたあと、ユーザUの操作により商品の注文情報を入力する(S4)。
そして、前記ユーザ側注文情報通信部24は、注文情報入力部23により入力された商品の注文情報をサーバ装置1にネットワークを介して送信する(S5)。
次に、サーバ装置1において、前記注文管理部12は、ユーザ側情報端末2からネットワークを介して送信されてきた商品の注文情報を受信して(S6)、注文コードCに関連付けて注文情報DB132に記憶させる(S7)。
次に、ユーザ側情報端末2において、前記注文コード出力部25は、ユーザUの店舗の来店時においてユーザUの操作により商品の注文情報に対応する注文コードCをユーザ側情報端末2のディスプレイに出力させる(S8)。
次に、第1の店舗側情報端末3において、前記注文コード受信部31は、ユーザ側情報端末2の注文コード出力部25により出力された注文コードCを受信する(S9)。
そして、前記第1の店舗側注文情報通信部32は、注文コード受信部31により受信された注文コードCをサーバ装置1にネットワークを介して送信する(S10)。
次に、サーバ装置1において、前記注文管理部12は、第1の店舗側情報端末3からネットワークを介して注文コードCを受信し(S11)、該注文コードCに対応する商品の注文に関する情報を前記注文情報DB132から抽出したあと(S12)、第1の店舗側情報端末3および第2の店舗側情報端末4にネットワークを介して送信する(S13)。
次に、第1の店舗側情報端末3において、前記第1の店舗側注文情報通信部32は、サーバ装置1からネットワークを介して送信されてきた商品の注文情報を受信する(S14)。
そして、前記第1の店舗側注文情報表示部33は、第1の店舗側注文情報通信部32により受信された商品の注文情報を第1の店舗側情報端末3のディスプレイに表示させ、店舗側やユーザ側の確認に供せしめる(S15)。
一方、第2の店舗側情報端末4において、前記第2の店舗側注文情報通信部41は、サーバ装置1からネットワークを介して送信されてきた商品の注文情報を受信する(S16)。
そして、前記第2の店舗側注文情報表示部42は、第2の店舗側注文情報通信部41により受信された商品の注文情報を第2の店舗側情報端末4のディスプレイなどに表示させ、店舗側の厨房スタッフ等が商品の準備を行う(S17)。
<第2の実施形態>
次に、本発明に係る本システムの決済に関する第2の実施形態について、図9を参照しつつ説明する。なお、以下では上記の実施形態と異なる構成についてのみ説明することとし、同一の構成については説明を省略して同一の符号を付すこととする。
本実施形態では、ユーザUが店舗に来店したあと、サーバ装置1から第1の店舗側情報端末3に対して決済を促すようになっている。
具体的には、前記サーバ装置1において、前記注文管理部12が、前記第1の店舗側情報端末3から送信されてきた注文コードCを受信した際、該注文コードCに対応する決済が未処理の場合、決済を促す情報を前記第1の店舗側情報端末3に送信する。
そして、前記第1の店舗側情報端末3において、前記第1の店舗側注文情報通信部32が前記サーバ装置1からネットワークを介して送信されてきた決済を促す情報を受信し、第1の店舗側注文情報表示部33が第1の店舗側注文情報通信部32により受信された決済を促す情報を表示する。
これによれば、ユーザUが店舗に来店したあと、店舗側はユーザUに対してカード決済、電子決済、現金決済の各決済を簡単かつ確実に促すことができる。
また、本実施形態では、ユーザ側情報端末2を用いて第1の店舗側情報端末3で決済を行えるようになっている。
具体的には、前記ユーザ側情報端末2は、商品の注文に対応する決済に関する情報(以下、決済情報という)を送信する決済情報送信部26を備える。また、前記第1の店舗側情報端末3は、ユーザ側情報端末2から商品の注文に対応する決済に関する情報をユーザ側情報端末2から受信する決済情報受信部34を備える。
而して、前記ユーザ側情報端末2において、決済情報送信部26が商品の注文に対応する決済情報を第1の店舗側情報端末3に送信すると、第1の店舗側情報端末3において、決済情報受信部34が商品の注文に対応する決済情報をユーザ側情報端末2から受信し、第1の店舗側注文情報通信部32が決済情報受信部34により受信された商品の注文に対応する決済情報を前記サーバ装置1にネットワークを介して送信する。そして、サーバ装置1は、第1の店舗側情報端末3から受信した決済情報を外部の決済代行サーバ装置1に送信することにより決済を行う。これによれば、ユーザUが店舗に来店したあと、商品の注文に対して簡単かつ確実に決済することができる。
なお、ユーザ側情報端末2と第1の店舗側情報端末3の間における商品の注文に対応する決済情報の送受信方法については、例えばユーザ側情報端末2から第1の店舗側情報端末3に決済情報を無線で行うものとしてもよいし、ユーザ側情報端末2に表示された決済情報に対応するコードを第1の店舗側情報端末3で読み込むものとしてもよく、その方法は限定されるものではない。
さらに、本実施形態では、サーバ装置1において決済が完了したあとに商品の注文情報が第2の店舗側情報端末4に送信されるようになっている。
具体的には、前記サーバ装置1において、注文管理部12が商品の注文に対応する決済情報を前記第1の店舗側情報端末3から受信して、該決済情報に基づいて決済が完了したあと、商品の注文情報を第2の店舗側情報端末4にネットワークを介して送信する。これによれば、ユーザUが店舗に来店して、さらに決済が完了したあとに、店舗側が商品を準備することができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明に係る本システムのユーザ登録に関する第3の実施形態について図10を参照しつつ説明する。なお、以下では上記の実施形態と異なる構成についてのみ説明することとし、同一の構成については説明を省略して同一の符号を付すこととする。
本実施形態では、ユーザUを識別するための識別コードに基づいてユーザUを管理するようになっている。
具体的には、前記サーバ装置1は、図10に示すように、ユーザUの識別コードを生成したりするユーザ管理部14と、ユーザUの識別コードを記憶するユーザ情報データベース部(以下、ユーザ情報DB133という)とを備える。
また、前記ユーザ側情報端末2は、サーバ装置1からユーザUの識別コードを送信または受信する識別コード通信部27と、ユーザUの識別コードを保存する識別コード保存部28とを備える。
而して、ユーザ側情報端末2により本商品注文システムが初めて利用される場合、サーバ装置1において、ユーザ管理部14がユーザUの識別コードを生成して、ユーザ情報DB133に記憶させるとともに、ユーザ側情報端末2にネットワークを介して送信する。そして、ユーザ側情報端末2において、識別コード通信部27がサーバ装置1からネットワークを介して送信されてきたユーザUの識別コードを受信して、識別コード保存部28が識別コード通信部27により受信されたユーザUの識別コードを保存する。
一方、ユーザ側情報端末2により本商品注文システムが再び利用される場合、ユーザ側情報端末2において、識別コード通信部27が前記識別コード保存部28に保存されているユーザUの識別コードを前記サーバ装置1に送信する。そして、サーバ装置1において、ユーザ管理部14がユーザ側情報端末2からネットワークを介して送信されてきた識別コードを受信して、注文管理部12がユーザUの識別コードに基づいてユーザUの注文を管理する。
これによれば、ユーザUの識別コードによって現在および過去の商品の注文を簡単かつ確実に管理することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、本発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1…サーバ装置
11…商品管理部
12…注文管理部
13…データベース部
131…商品情報DB
132…注文情報DB
2…ユーザ側情報端末
21…商品情報通信部
22…商品情報表示部
23…注文情報入力部
24…ユーザ側注文情報通信部
25…注文コード出力部
3…第1の店舗側情報端末
31…注文コード受信部
32…第1の店舗側注文情報通信部
33…第1の店舗側注文情報表示部
4…第2の店舗側情報端末
41…第2の店舗側注文情報通信部
42…第2の店舗側注文情報表示部

Claims (6)

  1. サーバ装置と、ユーザが携帯するユーザ側情報端末と、店舗に設けられる第1の店舗側情報端末および第2の店舗側情報端末とを備え、前記サーバ装置と、前記ユーザ側情報端末、前記第1の店舗側情報端末および前記第2の店舗側情報端末とがネットワークを介して接続された商品注文システムであって、
    前記サーバ装置は、商品に関する情報を管理する商品管理部と、商品の注文に関する情報を管理する注文管理部と、商品に関する情報が記憶される商品情報データベース部と、商品の注文に関する情報が記憶される注文情報データベース部とを備え、
    前記ユーザ側情報端末は、商品に関する情報を前記サーバ装置から受信する商品情報通信部と、商品に関する情報を表示させる商品情報表示部と、商品の注文に関する情報を入力する注文情報入力部と、商品の注文に関する情報を前記サーバ装置に送信するユーザ側注文情報通信部と、商品の注文コードを出力させる注文コード出力部と、商品の注文に対応する決済に関する情報を送信する決済情報送信部を備え、
    前記第1の店舗側情報端末は、商品の注文コードを前記ユーザ側情報端末から受信する注文コード受信部と、商品の注文コードを前記サーバ装置に送信する第1の店舗側注文情報通信部と、前記ユーザ側情報端末から商品の注文に対応する決済に関する情報をユーザ側情報端末から受信する決済情報受信部を備え、
    前記第2の店舗側情報端末は、商品の注文に関する情報を前記サーバ装置から受信する第2の店舗側注文情報通信部と、該商品の注文に関する情報を表示させる第2の店舗側注文情報表示部とを備え、
    前記サーバ装置において、前記ユーザ側情報端末から商品に関する情報が要求された際、前記商品管理部が前記商品情報データベース部に記憶されている所定の商品に関する情報をネットワークを介して前記ユーザ側情報端末に送信して、
    前記ユーザ側情報端末において、前記商品情報通信部が前記サーバ装置からネットワークを介して送信されてきた商品に関する情報を受信し、前記商品情報表示部が該商品情報通信部により受信された商品に関する情報を表示させたあと、前記注文情報入力部が商品の注文に関する情報を入力すると、前記ユーザ側注文情報通信部が前記注文情報入力部により入力された商品の注文に関する情報をネットワークを介して前記サーバ装置に送信し、前記決済情報送信部が商品の注文に対応する決済に関する情報を送信し、
    前記サーバ装置において、前記注文管理部が前記ユーザ側情報端末からネットワークを介して送信されてきた商品の注文に関する情報を受信して、該商品の注文に関する情報に対応する注文コードに関連付けながら前記注文情報データベース部に記憶させ、
    前記第1の店舗側情報端末において、前記注文コード受信部が前記ユーザ側情報端末からネットワークを介して注文コードを受信すると、前記第1の店舗側注文情報通信部が該注文コードを前記サーバ装置にネットワークを介して送信し、前記決済情報受信部が商品の注文に対応する決済に関する情報をユーザ側情報端末から受信し、前記第1の店舗側注文情報通信部が前記決済情報受信部により受信された商品の注文に対応する決済に関する情報を前記サーバ装置にネットワークを介して送信し、
    前記サーバ装置において、前記注文管理部が前記第1の店舗側情報端末から送信されてきた注文コードを受信して、該注文コードに対応する商品の注文に関する情報を前記注文情報データベース部から抽出したあと、前記第2の店舗側情報端末にネットワークを介して送信する際、前記注文管理部が商品の注文に対応する決済に関する情報を前記第1の店舗側情報端末からネットワークを介して受信して、該決済に関する情報に基づいて決済が完了したあと、商品の注文に関する情報を前記第2の店舗側情報端末に送信し、
    前記第2の店舗側情報端末において、前記第2の店舗側注文情報通信部が前記サーバ装置からネットワークを介して送信されてきた商品の注文に関する情報を受信して、前記第2の店舗側注文情報表示部が前記第2の店舗側注文情報通信部により受信された商品の注文に関する情報を表示させることを特徴とする商品注文システム。
  2. 前記サーバ装置において、前記注文管理部が前記ユーザ側情報端末からネットワークを介して送信されてきた商品の注文に関する情報を受信したあと、前記サーバ装置の前記注文管理部または前記ユーザ側情報端末の注文コード出力部が注文コードを発行する請求項1に記載の商品注文システム。
  3. 前記第1の店舗側情報端末において、前記注文コード受信部は、前記ユーザ側情報端末から注文コードを受信する際、店舗に来店したユーザの前記ユーザ側情報端末に表示された注文コードの画像を読み取る請求項1または請求項2に記載の商品注文システム。
  4. 前記第1の店舗側情報端末は、ユーザの注文に関する情報を表示させる第1の店舗側注文情報表示部を備え、
    前記サーバ装置において、前記注文管理部が、前記第1の店舗側情報端末からネットワークを介して送信されてきた注文コードを受信した際、該注文コードに対応する商品の注文に関する情報を前記注文情報データベース部から抽出したあと、前記第1の店舗側情報端末にネットワークを介して送信し、
    前記第1の店舗側情報端末において、前記第1の店舗側注文情報通信部が前記サーバ装置からネットワークを介して送信されてきた商品の注文に関する情報を受信し、前記第1の店舗側注文情報表示部が前記第1の店舗側注文情報通信部により受信された商品の注文に関する情報を表示する請求項1から請求項3のいずれかに記載の商品注文システム。
  5. 前記サーバ装置において、前記注文管理部が、前記第1の店舗側情報端末から送信されてきた注文コードを受信した際、該注文コードに対応する決済が未処理の場合、決済を促す情報を前記第1の店舗側情報端末に送信し、
    前記第1の店舗側情報端末において、前記第1の店舗側注文情報通信部が前記サーバ装置からネットワークを介して送信されてきた決済を促す情報を受信し、前記第1の店舗側注文情報表示部が前記第1の店舗側注文情報通信部により受信された決済を促す情報を表示させる請求項に記載の商品注文システム。
  6. 前記サーバ装置は、ユーザの識別コードを生成するユーザ管理部と、ユーザの識別コードを記憶するユーザ情報データベース部とを備え、
    前記ユーザ側情報端末は、サーバ装置からユーザの識別コードを送信および受信する識別コード通信部と、ユーザの識別コードを保存する識別コード保存部とを備え、
    前記ユーザ側情報端末により本商品注文システムが初めて利用される場合、
    前記サーバ装置において、前記ユーザ管理部がユーザの識別コードを生成して、前記ユーザ情報データベース部に記憶させるとともに、前記ユーザ側情報端末にネットワークを介して送信し、
    前記ユーザ側情報端末において、前記識別コード通信部が前記サーバ装置からネットワークを介して送信されてきたユーザの識別コードを受信して、前記識別コード保存部が前記識別コード通信部により受信されたユーザの識別コードを保存する一方、
    前記ユーザ側情報端末により本商品注文システムが再び利用される場合、
    前記ユーザ側情報端末において、前記識別コード通信部が前記識別コード保存部に保存されているユーザの識別コードを前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置において、前記ユーザ管理部が前記ユーザ側情報端末からネットワークを介して送信されてきた識別コードを受信して、前記注文管理部がユーザの識別コードに基づいてユーザの注文を管理する請求項1から請求項のいずれかに記載の商品注文システム。
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