JP2010286792A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】感光体ドラムの摩耗やプロセスカートリッジの寿命を改善する。
【解決手段】接離手段は、非画像形成時には規定の離間タイミングにしたがって像担持体と現像剤担持体とを離間させ、画像形成時には規定の当接タイミングにしたがって像担持体と現像剤担持体とを当接させる。測定手段は、像担持体と現像剤担持体との実際の離間タイミングと実際の当接タイミングとを測定する。修正手段は、測定手段により測定された実際の離間タイミングに基づいて規定の離間タイミングを修正するとともに、実際の当接タイミングに基づいて規定の当接タイミングを修正する。
【選択図】図11

Description

本発明は、像担持体と現像剤担持体を使用する画像形成装置に関する。
一般に画像形成装置では、現像剤を担持した現像ローラを感光体ドラムに接触ないしは近接させることで感光体ドラムに形成された静電潜像を現像画像へと現像する。現像ローラを感光体ドラムとを接触させる方式を接触現像方式と呼び、接触させずに近接させる方式を非接触現像方式と呼ぶ。
接触現像方式においては、感光体ドラムの静電潜像を現像する期間のみ現像ローラを感光体ドラムに接触させてトナーによる現像を行うことが望ましい。なぜなら、現像ローラが感光体ドラムに当接することで、感光体ドラムが磨り減ってしまうからである。特許文献1によれば、第1ステーション→第2ステーション→第3ステーション→第4ステーションの順に現像ローラの駆動伝達経路の伝達及び解除と、現像ローラを感光体ドラムへ当接・離間を行うことで、現像ローラの当接時間を短くする発明が提案されている。この発明によれば、当接時間を短くできるため、現像ローラによる感光体ドラムの削れを低減でき、プロセスカートリッジの寿命を延ばすことが期待できる。
特開2006−292868号公報
ところで、当接タイミングを短くしすぎると画像先端が抜け、離間タイミングを短くしすぎると画像後端が抜ける弊害が発生する。一方で、画像形成装置では、本体とプロセスカートリッジのメカバラツキ要因と駆動源の制御バラツキ要因が存在する。したがって、従来は、これらを考慮した最悪バラツキ状態であっても画像の抜けが発生しないように、離間タイミングと当接タイミングとにはマージンを持たせる必要があった。とりわけ、工場から出荷されうるすべての本体とすべてのプロセスカートリッジとの組み合せを考慮すれば、マージンは非常に長くせざるを得なかった。その結果、依然として、画像領域以外の非画像領域でも長い時間にわたり現像ローラが感光体ドラムに当接することとなり、感光体ドラムの削れやプロセスカートリッジの寿命についても改善の余地があった。
そこで、本発明は、このような課題および他の課題のうち、少なくとも1つを解決することを目的とする。例えば、本発明は、現像ローラと感光体ドラムとの当接時間を従来よりも短くすることで、感光体ドラムの摩耗やプロセスカートリッジの寿命を改善することを目的とする。なお、他の課題については明細書の全体を通して理解できよう。
本発明は、例えば、潜像が形成される像担持体と、非画像形成時には像担持体から離間し、画像形成時には像担持体に当接して潜像を現像して現像画像を形成する現像剤担持体と、接離手段と、測定手段と、修正手段とを備える。接離手段は、非画像形成時には規定の離間タイミングにしたがって像担持体と現像剤担持体とを離間させ、画像形成時には規定の当接タイミングにしたがって像担持体と現像剤担持体とを当接させる。測定手段は、像担持体と現像剤担持体との実際の離間タイミングと実際の当接タイミングとを測定する。修正手段は、測定手段により測定された実際の離間タイミングに基づいて規定の離間タイミングを修正するとともに、実際の当接タイミングに基づいて規定の当接タイミングを修正する。
本発明によれば、画像形成装置において像担持体と現像剤担持体との実際の離間タイミングと実際の当接タイミングとを測定して、規定の離間タイミングと規定の当接タイミングが修正される。工場から出荷されうるすべての本体とすべてのプロセスカートリッジとの組み合せを考慮する必要がなくなるため、各画像形成装置ごとに当接時間を短くすることができ、感光体ドラムの摩耗やプロセスカートリッジの寿命を改善できるようになる。
多色画像形成装置の概略断面図である。 制御ユニットを示すブロック図である。 バイアス電源を説明するための概念図である。 転写電流検知回路の回路図である。 プロセスカートリッジの断面図である。 画像形成装置本体の縦断面図である。 現像ローラの接離機構の斜視図である。 離間状態と当接状態とを示した図である。 各ステーションにおける離間カムと現像クラッチの関係を示すカム線図である。 プロセスカートリッジの駆動部の斜視図である。 当接・離間タイミングの修正処理を示したフローチャートである。 検知された転写電流の一例を示した図である。 転写電流の変化から当接を検出する手法を示した図である。 転写電流の変化から離間を検出する手法を示した図である。 メカバラツキを考慮した当接タイミング及び離間タイミングを示した図である。 電流検検知部分の等価回路である。 従来例と実施例との当接時間を比較した図である。 従来例と実施例との当接時間を比較した図である。 プロセスカートリッジに装着された不揮発性メモリのデータマップである。 本体に装着された不揮発性メモリのデータマップである。 当接タイミング及び離間タイミングの修正を実行するか否かを判断する処理を示したフローチャートである。
[画像形成装置の全体構成]
(画像形成部構成)
画像形成装置の一例として図1に示すカラーレーザープリンタ100について説明する。なお、本発明の画像形成装置は、印刷装置、プリンタ、複写機、複合機、ファクシミリとして実現されてもよい。カラーレーザープリンタ100は、潜像が形成される像担持体の一例である4個の感光体ドラム1a,1b,1c,1dを備えている。それぞれの感光体ドラムの周囲には、帯電ローラ2a,2b,2c,2d、露光装置3、現像ユニット4a,4b,4c,4d、一次転写ローラ12a,12b,12c,12d、クリーニング部材8a,8b,8c,8dが設けられている。なお、a,b,c,dは、第1のステーションから第4のステーションまでをそれぞれ区別するためのサフィックスであり、共通する事項について説明する際には省略される。帯電ローラ2は、感光体ドラム1の表面を均一に帯電する。露光装置3は、画像情報に基づいてレーザービームを照射し感光体ドラム1の表面に静電潜像を形成する。現像ユニット4は、感光体ドラム1に当接して静電潜像にトナーを付着させてトナー像として顕像化する。一次転写ローラ12は、感光体ドラム1上のトナー像を中間転写ベルト26に転写させる。クリーニング部材8は、転写後の感光体ドラム1の表面に残ったトナーを除去する。
本実施例では、感光体ドラム1と、帯電ローラ2、現像ユニット4およびクリーニング部材8は、いわゆるプロセスカートリッジ7a,7b,7c,7dを形成している。プロセスカートリッジ7a,7b,7c,7dはそれぞれ、第1ステーション、第2ステーション、第3ステーション、第4ステーションに対応している。プロセスカートリッジ7は、トナー切れや感光体ドラム1の摩耗に応じて、交換可能である。4つあるプロセスカートリッジ7は、個別に交換可能である。なお、4個のプロセスカートリッジ7は、同一構造であるが、異なる色、すなわち、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(Bk)のトナーによる画像を形成する点で相違している。
なお、プロセスカートリッジ7は主に2つのパーツ(現像ユニット4a,4b,4c,4d、感光体ドラムユニット5a,5b,5c,5d)により構成されている。現像ユニット4は、現像ローラ24a,24b,24c,24dと、現像剤塗布ローラ25a,25b,25c,25d及びトナー容器を保持している。感光体ドラムユニット5は、像担持体である感光体ドラム1と、帯電ローラ2と、クリーニング部材8と、廃トナー容器とを保持している。
感光体ドラム1は、例えば、アルミニウム製シリンダの外周面に有機光導伝体層(OPC)を塗布して構成される。帯電ローラ2は、ローラ状に形成された導電性のローラである。帯電ローラ2は、感光体ドラム1の表面に当接するとともに帯電バイアス電源によって帯電バイアス電圧を印加されることにより、感光体ドラム1の表面を一様に帯電させる。
露光装置3は、プロセスカートリッジ7の下方に配置され、画像信号に基づく露光を感光体ドラム1に対して行う。現像ユニット4a,4b,4c,4dは、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色のトナーを収納したトナー収納部を備えている。現像ユニット4は、感光体ドラム1の表面に隣接して設けられている。現像ローラ24は、現像剤塗布ローラ25によりトナーを塗布され、現像バイアス電源により現像バイアス電圧を印加される。
現像ローラ24a,24b,24c,24dがそれぞれ対応する感光体ドラム1a,1b,1c,1dに当接することで、感光体ドラム1a,1b,1c,1dにはY、M、C、Bkのトナー像が形成される。現像ローラ24a,24b,24c,24dは、非画像形成時には像担持体から離間し、画像形成時には像担持体に当接して潜像を現像して現像画像を形成する現像剤担持体の一例である。
中間転写ベルトユニット27は、中間転写ベルト26、駆動ローラ、テンションローラ、及び、一次転写ローラ12a,12b,12c,12dを備えている。中間転写ベルト26は駆動ローラとテンションローラとに張架されており、矢印Fの方向に回転する。中間転写ベルト26の内側には、各感光体ドラム1a,1b,1c,1dに対向して一次転写ローラ12a,12b,12c,12dが配設されている。一次転写ローラ12には転写バイアス電源により転写バイアスが印加される。ここでは、中間転写体として中間転写ベルト26を採用しているが、中間転写ベルト26は必ずしも必要ない。感光体ドラム1と一次転写ローラ12とによって、直接的に、感光体ドラム1から記録媒体へとトナー像が転写されてもよい。このように、一次転写ローラ12は、現像画像を記録媒体又は中間転写体に転写する転写手段の一例である。
感光体ドラム1a,1b,1c,1d上に形成されたトナー像は、一次転写ローラ12a,12b,12c,12dに正極性のバイアスを印加することにより、順次、中間転写ベルト26上に一次転写される。4色のトナー像は中間転写ベルト26上で重なった状態で二次転写部15まで搬送される。
(搬送制御部構成)
給送装置13は、シートSを収納する給紙カセット11内からシートSを給紙する給紙ローラ9と、給紙されたシートSを搬送する搬送ローラ対10とを有している。給送装置13から搬送されてきたシートSはレジストローラ対17によって二次転写部15に搬送される。二次転写ローラ16に正極性のバイアスを印加することにより、シートSに、中間転写ベルト26上の4色のトナー像が二次転写される。定着部14は、シートS上に形成されたトナー像に熱及び圧力を加えて定着させる。トナー像を定着されたシートSは排紙ローラ対20によって排紙トレイ上に排出される。
図2を参照する。CPU200は、ROM201に記憶された制御プログラムにしたがってカラーレーザープリンタ100の各ユニットを制御する。とりわけ、CPU200は、像担持体と現像剤担持体との実際の離間タイミングと実際の当接タイミングとを測定する測定手段として機能する。また、CPU200は、測定手段により測定された実際の離間タイミングに基づいて規定の離間タイミングを修正するとともに、実際の当接タイミングに基づいて規定の当接タイミングを修正するタイミング修正手段として機能する。RAM202には、制御に必要となる一時的なデータなどが格納される。画像形成制御部210は、CPU200の指示に応じて、転写バイアス電源52、現像バイアス電源51、帯電バイアス電源50などを制御する。図3が示すように、転写バイアス電源52は一次転写ローラ12に所定の転写バイアスを印加する。転写バイアス電源52は現像画像の転写を促進するための転写バイアスを転写手段に印加するバイアス印加手段の一例である。現像バイアス電源51は現像ローラ24に所定の現像バイアスを印加する。帯電バイアス電源50は帯電ローラ2に所定の帯電バイアスを印加する。
転写電流検知回路55は、転写バイアス電源52が転写バイアスを一次転写ローラ12へ印加している時の転写バイアス電源52から出力される電流の値を検知する。CPU200は、検知された電流値に基づき、一定の電流値で転写が行われるように転写バイアス電源52を制御する。このように、転写電流検知回路55は、転写バイアスに付随した電流値を検知する電流検知手段の一例である。
搬送制御部211は、CPU200からの指示に応じて、中間転写ベルト26やレジストローラ対17など、シートSの搬送に関与するローラを制御する。不揮発性メモリ制御回路56は、本体に設けられた不揮発性メモリM0と、各プロセスカートリッジ7に設けられた不揮発性メモリM1,M2,M3,M4とについてデータの読み出し書き込みを制御する。なお、不揮発性メモリM1,M2,M3,M4には、工場で製造されたプロセスカートリッジのそれぞれを識別するための固有の識別情報が記憶されている。CPU200は、不揮発性メモリM1,M2,M3,M4から読み出した各プロセスカートリッジの識別情報を不揮発性メモリM0に格納しておく。CPU200は、起動時に、不揮発性メモリM1,M2,M3,M4から読み出した各プロセスカートリッジの識別情報と、不揮発性メモリM0に格納しおいた各プロセスカートリッジの識別情報とを比較する。もし、識別情報が不一致のプロセスカートリッジが存在すれば、CPU200は、そのプロセスカートリッジが交換されたことを認識できる。また、不揮発性メモリM0には、プロセスカートリッジごとに規定された当接タイミングと離間タイミングのデータが格納されている。
図4を参照する。電圧設定回路部242はCPU200が出力するPWM信号に応じて高圧出力電圧を変更する回路である。トランス駆動回路部243はCPU200が出力するクロック信号に応じてトランス244を駆動する回路である。CPU200がクロック信号を出力するとトランス244がドライブされてトランス244の2次側に整流された直流高圧電圧が出力される。フィードバック回路部246は抵抗R71を介して出力電圧をモニターし、PWM信号の設定に応じた出力電圧値になるようにフィードバック制御する回路である。転写電流検知回路55は転写部材に流れる転写電流I72とフィードバック回路部246へ流れるフィードバック電流I71を加算した検知電流I73を抵抗R73で検出し、検出した電流値をアナログ値としてCPU200に伝送する回路である。
一次転写ローラ12は抵抗成分で形成されている。そのため、一次転写ローラ12に印加された出力電圧に対して、検出抵抗R73に流れる検知電流I73はフィードバック電流I71と転写電流I72である。フィードバック電流I71は、PWM信号で設定されるVpwm(これはパルス信号であるPWM信号を抵抗とコンデンサで平滑した直流電圧になっている)と基準電圧Vref、抵抗R74、抵抗R75で決められる。
I71=(Vref−Vpwm)/R74−Vpwm/R75
フィードバック電流I71がフィードバック抵抗R71を流れることで、出力電圧は設定される。つまり、一次転写ローラ12に印加される電圧が設定される。
Vout=I71×R71+Vpwm≒I71×R71
このVoutは常にフィードバック回路部246で安定化されているため、負荷が変動してもVpwmに忠実に対応した電圧となる。すなわち、CPU200が一定のPWM信号を出し続ける限り、一次転写ローラ12には一定の安定した転写バイアスが印加される。一次転写ローラ12に流れる転写電流I72は、検知電流I73とフィードバック回路部246に流れるフィードバック電流I71との差分となる(I72=I73−I71)。
転写電流検知回路55が備えるオペアンプの出力電圧をV2とし、オペアンプの非反転入力(+)の電圧をV1とする。このオペアンプの入力部はバーチャルショートのため、オペアンプの反転入力(−)の電圧もV1となる。よって、検知電流I73は次式により表現できる。
I73=(V2−V1)/R73
CPU200はV2をA/Dポートより取り込み、上式から検知電流I73を算出する。さらに、CPU200は、転写電流I72を次式から算出する。
I72=I73−I71
CPU200は、転写電流I72を一定にするようにPWM信号を制御することで、一次転写ローラ12には一定の安定化された電流が流れる。
〔感光体ドラム1への現像ローラ24の当接・離間切換え動作についての説明〕
図5に示したプロセスカートリッジ7の現像ユニット4は、支持軸23を支点として揺動するよう感光体ドラムユニット5に取り付けられている。現像ユニット4と感光体ドラムユニット5との間に設けられたバネ57の押圧力により、現像ローラ24は感光体ドラム1に当接している。
一方、本実施例では、図6に示すように、カラーレーザープリンタ100の本体に装着されたプロセスカートリッジ7に隣接して、現像ローラ24の当接と離間とを切換えるための手段として接離機構60が配置されている。接離機構60は、非画像形成時には規定の離間タイミングにしたがって像担持体と現像剤担持体とを離間させ、画像形成時には規定の当接タイミングにしたがって像担持体と現像剤担持体とを当接させる接離手段の一例である。接離機構60は、離間カム80a、80b、80c、80dを備えている。離間カム80a、80b、80c、80dは、現像ユニット4a、4b、4c、4dに設けられたリブ46a、46b、46c、46dを左右に移動させる。これにより、現像ユニット4は、支持軸23を支点として揺動する。
図7に示すように、各離間カム80の一端には、離間歯車94a、94b、94c、94dが取り付けられている。各離間歯車94はウォーム歯車93a、93b、93c、93dに噛合している。各ウォーム歯車93は駆動軸92に固定されている。歯車91はウォーム歯車93と同様に、駆動軸92に固定されている。
カラーレーザープリンタ100の本体に設けられた一つの駆動源である当接離間モータ90から歯車91に駆動力が伝達されると、離間カム80が回転し、この回転に伴い現像ユニット4のリブ46が左右運動を行う。つまり、離間カム80と係合してリブ46が左右方向に移動することにより、現像ユニット4をバネ57の付勢力に抗して支持軸23の周りに揺動させる。これにより、現像ローラ24が感光体ドラム1に当接したり、現像ローラ24が感光体ドラム1より離間したりする。
図8(A)が示すように、本実施例では、離間カム80の周のうち最大半径となる周部分がリブ46と接しているときに、現像ローラ24と感光体ドラム1とが離間する(離間状態)。一方、図8(B)が示すように、離間カム80の周のうち最大半径ではない周部分がリブ46と接しているときは、現像ローラ24と感光体ドラム1とが当接する(当接状態)。
図9が示すように、離間カム80a、80b、80c、80dの位相をずらしている。画像形成時には、イエロー(Y)画像形成ステーション→マタゼン(M)画像形成ステーション→シアン(C)画像形成ステーション→ブラック(Bk)画像形成ステーションの順で現像ユニット4が感光体ドラム1に当接して現像を行う。現像終了後には、Y画像形成ステーション→M画像形成ステーション→C画像形成ステーション→Bk画像形成ステーションの順に、現像ローラ24が感光体ドラム1から離間する。
〔現像ローラ24の駆動切換え動作についての説明〕
次に、図10を参照しつつ、本実施例に係る現像ローラ24の駆動伝達経路の伝達及び解除の切換えを担当する駆動ユニット300について説明する。他の画像ステーションも同様の駆動ユニットを有している。
プロセスカートリッジ7を駆動する駆動ユニット300は、駆動モータ70dから、感光体ドラム1を駆動する系列71dと現像ローラ24dを駆動する系列72dに分岐している。現像クラッチ74d、75dは、現像ローラ24dを駆動するように駆動力の伝達経路を切換えたり、駆動力の伝達を解除するように切換えたりする。これにより、感光体ドラム1が回転しているときでも、現像ローラ24の回転と停止とを切換えられる。このように、現像ローラ24dの感光体ドラム1dに対する当接と離間との切換えは接離機構60により実現され、現像ユニット4dの駆動伝達及び駆動解除の切換えは現像クラッチ74d、75dにより実現される。駆動モータ70dが駆動しても直ちに現像ローラ24dが駆動されることはない。すなわち、接離機構60が備える一つのステッピングモータ(当接離間モータ90)が駆動することにより、現像クラッチ74d、75dが作動し、現像ローラ24dが駆動される。
さらに詳細に説明する。クラッチギア97dにはスラスト方向にカム形状がある。クラッチギア97dの回転に伴い不図示のクラッチカムがスラスト方向に移動する。それに伴い、現像クラッチ75dがスラスト方向に移動する。これにより、現像クラッチ75dは、現像クラッチ74dとの接続と断絶を行っている。クラッチギア97dは、離間歯車94dと連結されている。クラッチギア97d及び離間歯車94dは同じ歯数になっているので、離間歯車94dに取り付けられた離間カム80dの回転とクラッチギア97dの位相関係は常に同じとなる。すなわち、離間カム80の回転と現像クラッチ74d、75dのON・OFF動作が同期する。離間カム80が離間位置から当接位置へと回転移動するのに伴い、現像クラッチ74d、75dがOFFからON状態へと移行する。また、離間カム80が当接位置から離間位置に回転移動するのに伴い、現像クラッチ74d、75dがONからOFF状態へと移行する。本実施例では、現像ローラ24が回転してから現像ローラ24が感光体ドラム1に当接する。また、現像ローラ24が感光体ドラム1から離間してから、現像ローラ24の回転が止まる。
〔当接・離間タイミングの検出と修正についての説明〕
図11を参照する。S1101で、CPU200は、搬送制御部211を通じて、感光体ドラム1a,1b,1c,1dの回転を開始させる。S1102で、CPU200は、画像形成制御部210を通じて、帯電バイアス電源50から帯電バイアスの出力を開始する。これにより、感光体ドラム1a,1b,1c,1dが帯電する。S1103で、CPU200は、搬送制御部211を通じて、当接離間モータ90を起動し、現像ローラ24を感光体ドラム1へと当接させる。現像ローラ24が感光体ドラム1へと当接すると、CPU200は、当接離間モータ90を停止させる。このとき現像ローラ24上のトナーが感光体ドラム1に移動する。S1104で、CPU200は、画像形成制御部210を通じて、転写バイアス電源52からの転写バイアスの出力を開始させる。これにより、転写バイアスが一次転写ローラ12に印加される。
S1105で、CPU200は、転写電流検知回路55により各ステーション別に転写電流Iaを取得する。感光体ドラム1上に付着したトナーが一次転写ローラ12に引かれて中間転写ベルト26に移動するときに、感光体ドラム1から一次転写ローラ12への電荷の移動が生じる。これにより、一次転写ローラ12に流れる転写電流Iaに変化が生じる。CPU200は、所定時間にわたってサンプリングした複数の転写電流値の平均値を各ステーション別にIa1〜Ia4として算出して、RAM202に記録する。平均値を採用することで、ノイズの影響を軽減できる。このように、転写電流Ia1〜Ia4は当接状態での転写電流を表している。
S1106で、CPU200は、搬送制御部211を通じて、当接離間モータ90を制御し、現像ローラ24が感光体ドラム1から離間させる。S1107で、CPU200は、転写電流検知回路55により各ステーション別に離間状態での転写電流Ibを取得する。CPU200は、所定時間にわたってサンプリングした複数の転写電流値の平均値を各ステーション別にIb1〜Ib4として算出して、RAM202に記録する。S1108で、CPU200は、取得した平均値から、現像ローラ24と感光体ドラム1とが当接しているか離間しているかを判断するための閾値を各ステーション別に決定する。この閾値を、当接判断電流値及び離間判断電流値と呼ぶことにする。CPU200は、これらを例えば次式により算出する。
当接判断電流値(μA)Ia_th=Ib −(Ib−Ia)× 0.95
離間判断電流値(μA)Ib_th=Ia +(Ib−Ia)× 0.95
なお、係数である0.95は機種ごとに実験を行って決定されるものとする。
図12(A)、(B)に示した当接状態の転写電流Iaと離間状態の転写電流Ibについては、Ia=15.4、Ib=18.8、当接判断電流値Ia_th=15.6、離間判断電流値Ib_th=18.6となる。これらの数値は単なる例示に過ぎない。また、本実施例では前述した式により当接・離間判断電流値を算出する例を説明したものの、この式は当接・離間判断電流値を算出する式の一例に過ぎない。転写電流の検出精度や画像形成装置の構成に応じて算出式や係数を変更することが望ましい。
次に、規定の当接タイミングと規定の離間タイミングとを修正するために、実際の当接タイミングと実際の離間タイミングとを測定する。ここでは、当接離間モータ90の起動したタイミングを基準タイミングとする。よって、基準タイミングから当接が検出されたタイミングまでの動作時間(当接動作時間Ta)を測定することで実際の当接タイミングが測定されることになる。また、基準タイミングから離間が検出されたタイミングまでの動作時間(離間動作時間Tb)を測定することで、実際の離間タイミングが測定されることになる。
S1109で、CPU200は、当接離間モータ90を起動するとともに、各ステーション別に転写電流検知回路55により転写電流をモニターする。このときにCPU200はタイマーをスタートさせる。S1110で、CPU200は、転写電流の検出値が当接判断電流値Ia_th未満となったか否かを判定する。転写電流の検出値が当接判断電流値Ia_th未満となると、S1111に進む。転写電流の検出値が当接判断電流値Ia_th未満となったタイミングが実際の当接タイミングとなる。S1111で、CPU200は、転写電流の検出値が当接判断電流値Ia_th未満となったときのタイマーの値を、当接判断時間Taとして取得し、RAM202に記録する。当接判断時間Taは、各ステーション別に取得される。これらをTa1〜Ta4とする。このように、CPU200は、接離手段を駆動する駆動源の動作開始から像担持体と現像剤担持体とが実際に当接するまでの時間を測定する。当接判断時間Taの決定は実際の当接タイミングを決定することに相当する。よって、CPU200は、電流値に基づいて像担持体と現像剤担持体との実際の当接タイミングを決定する決定手段の一例である。
図13によれば、時刻t1に駆動源(当接離間モータ90)が起動され、時刻t2に当接が検知されたことが示されている。なお、図13及び図15のTc1〜Tc4は、カラーレーザープリンタ100の本体とプロセスカートリッジ7のメカバラツキ要因を考慮した際の当接タイミングを示している。
当接動作時間Taを検知した後、引き続き離間動作時間の検知を行う。S1112で、CPU200は、転写電流の検出値が離間判断電流値Ib_thを超えたか否かを判定する。超えると、S1113に進む。転写電流の検出値が離間判断電流値Ib_thを超えたタイミングが実際の離間タイミングとなる。S1113で、CPU200は、転写電流の検出値が離間判断電流値Ib_thを超えたタイミングにおけるタイマーの値を、離間動作時間Tbとして取得する。離間動作時間Tbは、各ステーション別に決定され、それぞれTb1〜Tb4とする。このように、CPU200は、接離手段を駆動する駆動源の動作開始から像担持体と現像剤担持体とが実際に離間するまでの時間を測定する。離間動作時間Tbの決定は実際の離間タイミングを決定することに相当する。よって、CPU200は、電流値に基づいて像担持体と現像剤担持体との実際の離間タイミングを決定する決定手段の一例である。
図14によれば、時刻t1に駆動源(当接離間モータ90)が起動され、時刻t5に離間が検知されたことが示されている。なお、図14及び図15のTd1〜Td4は、本体とプロセスカートリッジ7のメカバラツキ要因を考慮した際の離間タイミングを示している。
S1114で、CPU200は、転写バイアスの印加を停止する。S1115で、CPU200は、現像ローラ24が感光体ドラム1から離間した位置(離間位置)で当接離間モータ90を停止させる。例えば、CPU200は、離間が検出されてから一定時間が経過した後に当接離間モータ90を停止させる。これにより、常に、同一の位置に、現像ローラ24を待機させることができる。S1116で、CPU200は、各ステーションの帯電バイアスの印加を停止する。S1117で、CPU200は、感光体ドラム1a,1b,1c,1dの回転を停止させる。
S1118で、CPU200は、取得した当接動作時間Taと離間動作時間Tbを用いて、画像形成時に適用される規定の当接タイミングと離間タイミングとを修正する。プロセスカートリッジごとに修正された規定の当接タイミングと離間タイミングとは、それぞれ不揮発性記憶メモリM0に記憶される。
修正に使用される当接動作時間Taは、例えば、当接動作時間Ta1ないしTa4のうち、メカバラツキ要因等を考慮されて決定された当接動作時間Tcとの差が最も小さいものTa’が選択される。よって、CPU200は、複数のプロセスカートリッジのそれぞれにおいて測定された実際の当接タイミングのうち、プロセスカートリッジのメカバラツキ要因を考慮して予め決定された当接タイミングとの差が最も小さいものを特定する特定手段の一例である。同様に、修正に使用される離間動作時間Tbは、例えば、離間動作時間Tb1ないしTb4のうち、メカバラツキ要因等を考慮されて決定された当接動作時間Tdとの差が最も小さいものTb’が選択される。よって、CPU200は、複数のプロセスカートリッジのそれぞれにおいて測定された実際の離間タイミングのうち、プロセスカートリッジのメカバラツキ要因を考慮して予め決定された離間タイミングとの差が最も小さいものを特定する特定手段の一例である。上述したように、各ステーションでの当接及び離間は同一の駆動源によりシーケンシャルに実行される。よって、画像形成時に各ステーションで画像抜け等の画像不良を発生させないようにするためには、差が最小となる動作時間を採用することが望ましい。つまり、当接タイミングが最も遅く、離間タイミングが最も早いステーションに合わせて、各ステーションの当接タイミングと離間タイミングが規定されればよい。当接タイミングの修正値Tp及び離間タイミングの修正値Tqは、例えば、以下の式より決定される。
当接タイミングの修正値Tp = Tc −(Ta’+Tx)
離間タイミングの修正値Tq = (Tb’+Tx)−Td
このように、CPU200は、特定手段により特定された実際の離間タイミングと、プロセスカートリッジのメカバラツキ要因を考慮して予め決定された離間タイミングとの差分から、規定の離間タイミングを修正するための第1の修正値を決定する。同様に、CPU200は、特定手段により特定された実際の当接タイミングと、プロセスカートリッジのメカバラツキ要因を考慮して予め決定された当接タイミングとの差分から、規定の当接タイミングを修正するための第2の修正値を決定する。
ここで、Txは、転写電流検知に基づいて測定された当接動作時間Ta、離間動作時間Tbの、物理的な当接タイミングと離間タイミングに対するディレイ時間を補正するための補正値である。現像ローラ24の感光体ドラム1への当接により、帯電された感光体ドラム1の表面電荷の一部が現像ローラ24を介してGNDへ流れる。図16が示す簡易等価回路において、V1はドラム電位であり、V2は転写バイアスである。R2は現像ローラ側の抵抗である。R1は一次転写ローラ12及び中間転写ベルト26等の転写部側の抵抗である。SW(スイッチ)は当接・離間を示す。
転写電流検知回路55は一次転写ローラ12の位置にある。そのため、感光体ドラム1と現像ローラ24との当接部から一次転写ローラ12の位置まで、感光体ドラム1の回転移動するのに要する時間に相当するディレイ(遅れ)が発生する。よって、感光体ドラム1の回転速度と現像ローラ24から一次転写ローラ12までの距離により、ディレイを補正するための補正時間を求める。また、転写電流検知回路55による電流検知処理に伴うディレイ時間や、CPU200における電流検知結果からのノイズ除去に伴う処理時間も合わせて、補正値Txとして算出してもよい。CPU200は、補正値Txを用いて上述の修正値を修正する。このように、CPU200は、第1の修正値と第2の修正値とを回路処理により遅延時間を考慮して補正する補正手段の一例である。
図17によれば、従来例と比較して、修正値Tpだけ感光体ドラム1と現像ローラ24との当接時間を短縮できたことがわかる。また、図18によれば、従来例と比較して、修正値Tqだけ感光体ドラム1と現像ローラ24との当接時間を短縮できたことがわかる。すなわち、トータルでは、Tp+Tqだけ従来よりも当接時間のマージンを短くできるため、感光体ドラム1の摩耗を減少させ、プロセスカートリッジ7の寿命を延ばすことに成功したといえる。
以上説明したように、本実施例によれば、画像形成装置において像担持体と現像剤担持体との実際の離間タイミングと実際の当接タイミングとを測定して、規定の離間タイミングと規定の当接タイミングとを修正している。そのため、工場から出荷されうるすべての本体とすべてのプロセスカートリッジとの組み合せを考慮する必要がなくなる。これにより、画像形成装置ごとに当接時間のマージンを短くすることができ、感光体ドラムの摩耗やプロセスカートリッジの寿命を改善できるようになる。
実施例では、実際の離間タイミングと実際の当接タイミングとを測定する手法として、転写バイアスの印加に付随した電流値に着目している。これは、追加の測定回路を少なくすることができるため、製造上、有利であろう。なお、発光素子と受光素子とを用いて当接・離間を光学的に検知してもよい。
また、実施例では、当接動作時間Taを測定することで実質的に実際の当接タイミングを測定し、当接離間時間Tbを測定することで実質的に実際の離間接タイミングを測定することを提案した。これは、画像形成時におけるタイミング制御も基準タイミングからの時間でもってタイミング制御を実行するからである。また、これらの測定は複数あるプロセスカートリッジのそれぞれについて実行されるが、タイミングの修正にはそのうちの一部の測定結果が使用されればよい。例えば、CPU200は、複数のプロセスカートリッジのそれぞれにおいて測定された実際の離間タイミングのうち、プロセスカートリッジのメカバラツキ要因を考慮して予め決定された離間タイミングとの差が最も小さいものを特定する。同様に、CPU200は、複数のプロセスカートリッジのそれぞれにおいて測定された実際の当接タイミングのうち、プロセスカートリッジのメカバラツキ要因を考慮して予め決定された当接タイミングとの差が最も小さいものを特定する。そして、CPU200は、特定された実際の離間タイミングと実際の当接タイミングとを修正のために使用する。各ステーションでの当接及び離間は同一の駆動源によりシーケンシャルに実行される。よって、画像形成時に各ステーションで画像抜け等の画像不良を発生させないようにするためには、差が最小となる動作時間を採用することが望ましい。
規定の離間タイミングを修正するための第1の修正値は、特定された実際の離間タイミングと、プロセスカートリッジのメカバラツキ要因を考慮して予め決定された離間タイミングとの差分から決定される。同様に、規定の当接タイミングを修正するための第2の修正値は、特定された実際の当接タイミングと、プロセスカートリッジのメカバラツキ要因を考慮して予め決定された当接タイミングとの差分から決定される。なお、回路処理により遅延時間を考慮して修正値を補正すれば、さらに、修正の精度が向上しよう。
ところで、実際の当接・離間タイミングの検知は、カラーレーザープリンタ100の起動時に毎回実行するなど、頻繁に実行する必要はない。頻繁に実行してしまうと、画像形成を実行できないウエイト時間が長くなってしまうからである。そこで、本実施例では、複数のプロセスカートリッジのうち少なくとも1つが交換されたタイミングで、実際の当接・離間タイミングの検知を実行することを提案する。
図19に示すように、プロセスカートリッジ7に搭載された不揮発性メモリM1、M2、M3、M4には、そのプロセスカートリッジのシリアルナンバーや画像形成枚数等が記録されている。図20が示すように、CPU200は、プロセスカートリッジが交換されたときに、不揮発性メモリM1、M2、M3、M4から読み出したシリアルナンバーのデータを不揮発性メモリM0に格納しておく。
図21のS2101で、CPU200は、不揮発性メモリM0から全ステーション(プロセスカートリッジ)のシリアルナンバーを読み出す。S2102で、CPU200は、各プロセスカートリッジ7からシリアルナンバーを読み出す。S2103で、CPU200は、不揮発性メモリM0に記録されているシリアルナンバーと、不揮発性メモリM1、M2、M3、M4から読み出したシリアルナンバーとを比較し、両者が完全に一致するか否かを判定する。両者が完全に一致していれば、いずれのプロセスカートリッジも交換されていないことになる。一方、不一致のシリアルナンバーが存在すれば、いずれかのプロセスカートリッジが交換されたことになる。このように、CPU200は、複数のプロセスカートリッジからそれぞれの識別情報を取得することで、交換の有無を検出する。よって、CPU200は、複数のプロセスカートリッジのうち少なくとも1つが交換されたか否かを検出する交換検出手段の一例である。また、不揮発性メモリM1、M2、M3、M4は、複数のプロセスカートリッジのそれぞれは、各プロセスカートリッジを識別するための固有の識別情報を保持する保持手段の一例である。
いずれのプロセスカートリッジも交換されていない場合は、S2106に進む。S2106で、CPU200は、当接・離間タイミングの検知を実行せずに、不揮発性メモリM0に記録されている規定の当接・離間タイミングを読み出す。一方、いずれかのプロセスカートリッジが交換されていれば、S2104に進む。S2104で、CPU200は、規定の当接・離間タイミングの修正処理(S1101ないしS1118)を実行する。S2105で、CPU200は、不揮発性メモリM1、M2、M3、M4からのシリアルナンバーと修正後の当接・離間タイミングとを不揮発性メモリM0に書き込み、データを更新する。
本実施例によれば、プロセスカートリッジの交換があった場合にのみ、当接・離間タイミングの修正処理を実行するため、ユーザの待ち時間を少なくすることができる。なお、プロセスカートリッジの交換の有無を不揮発性メモリに記憶されたシリアルナンバーの違いに着目したが、他の手法により交換の有無を検出してもよい。シリアルナンバーは、例えば、バーコードなどに印刷されており、それを光学センサーによって読み取ってもよい。また、カラーレーザープリンタ100の操作パネルから交換の有無を入力してもよい。

Claims (9)

  1. 潜像が形成される像担持体と、
    非画像形成時には前記像担持体から離間し、画像形成時には前記像担持体に当接して前記潜像を現像して現像画像を形成する現像剤担持体と、
    非画像形成時には規定の離間タイミングにしたがって前記像担持体と前記現像剤担持体とを離間させ、画像形成時には規定の当接タイミングにしたがって前記像担持体と前記現像剤担持体とを当接させる接離手段と、
    前記像担持体と前記現像剤担持体との実際の離間タイミングと実際の当接タイミングとを測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された前記実際の離間タイミングに基づいて前記規定の離間タイミングを修正するとともに、前記実際の当接タイミングに基づいて前記規定の当接タイミングを修正するタイミング修正手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記測定手段は、
    前記現像画像を記録媒体又は中間転写体に転写する転写手段と、
    前記現像画像の転写を促進するための転写バイアスを前記転写手段に印加するバイアス印加手段と、
    前記転写バイアスに付随した電流値を検知する電流検知手段と、
    前記電流値に基づいて前記像担持体と前記現像剤担持体との実際の当接タイミングと実際の離間タイミングとを決定する決定手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記測定手段は、
    前記接離手段を駆動する駆動源の動作開始から前記像担持体と前記現像剤担持体とが実際に離間するまでの時間を測定し、
    前記修正手段は、
    前記実際に離間するまでの時間に基づいて前記規定の離間タイミングを修正する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記測定手段は、
    前記接離手段を駆動する駆動源の動作開始から前記像担持体と前記現像剤担持体とが実際に当接するまでの時間を測定し、
    前記修正手段は、
    前記実際に当接するまでの時間に基づいて前記規定の当接タイミングを修正する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記像担持体及び前記現像剤担持体とをそれぞれ備えた複数のプロセスカートリッジと、
    前記複数のプロセスカートリッジのそれぞれにおいて測定された実際の離間タイミングのうち、該プロセスカートリッジのメカバラツキ要因を考慮して予め決定された離間タイミングとの差が最も小さいものを特定するとともに、前記複数のプロセスカートリッジのそれぞれにおいて測定された実際の当接タイミングのうち、該プロセスカートリッジのメカバラツキ要因を考慮して予め決定された当接タイミングとの差が最も小さいものを特定する特定手段と
    を備え、
    前記修正手段は、前記特定手段により特定された実際の離間タイミングと実際の当接タイミングとを修正のために使用する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記修正手段は、
    前記特定手段により特定された実際の離間タイミングと、前記プロセスカートリッジのメカバラツキ要因を考慮して予め決定された離間タイミングとの差分から、前記規定の離間タイミングを修正するための第1の修正値を決定し、
    前記特定手段により特定された実際の当接タイミングと、前記プロセスカートリッジのメカバラツキ要因を考慮して予め決定された当接タイミングとの差分から、前記規定の当接タイミングを修正するための第2の修正値を決定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1の修正値と前記第2の修正値とを回路処理により遅延時間を考慮して補正する補正手段
    をさらに備えたことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記像担持体及び前記現像剤担持体とをそれぞれ備えた複数のプロセスカートリッジと、
    前記複数のプロセスカートリッジのうち少なくとも1つが交換されたか否かを検出する交換検出手段と
    をさらに備え、
    前記複数のプロセスカートリッジのうち少なくとも1つが交換されたことが検出されると、前記測定手段が実際の離間タイミングと実際の当接タイミングとを測定し、前記修正手段が前記規定の離間タイミングと前記規定の当接タイミングとを修正する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記複数のプロセスカートリッジのそれぞれは、各プロセスカートリッジを識別するための固有の識別情報を保持する保持手段を備え、
    前記交換検出手段は、前記複数のプロセスカートリッジからそれぞれの識別情報を取得することで、交換の有無を検出する
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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