JP2010286725A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents
現像装置および画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010286725A JP2010286725A JP2009141453A JP2009141453A JP2010286725A JP 2010286725 A JP2010286725 A JP 2010286725A JP 2009141453 A JP2009141453 A JP 2009141453A JP 2009141453 A JP2009141453 A JP 2009141453A JP 2010286725 A JP2010286725 A JP 2010286725A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- developer
- chamber
- storage chamber
- transport
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】
感光ドラム18にトナーを供給するトナー供給装置21において、現像ローラ24と、送り側搬送基板26と、開口48を介して連通されるトナー貯留室22およびトナー搬送室47とを備えるケーシング43を、トナー搬送室47において、トナーを収容するトナー供給室23と連結し、トナー供給室23とトナー搬送室47との間でトナーを循環させながら、トナー搬送室47から開口48を介してトナー貯留室22にトナーを流入させて、トナー貯留室22内のトナー水位Lを一定に保ち、そのトナー貯留室22内のトナーを、送り側搬送基板26によって下方から上方に向かって電界搬送して、現像ローラ24に供給する。
【選択図】図2
Description
このような現像装置として、トナーを静電的に搬送する現像装置が知られている。
たとえば、帯電したトナーを収容するトナーボックス部と、トナーボックス部から感光体ドラムに向かって帯電したトナーを搬送する2枚の静電搬送基板とを備える現像装置が提案されている。
このような現像装置では、トナーの帯電時に、トナーが、逆極性に帯電したり、または帯電しなかったりする場合があり、トナーボックス内のトナーに、逆極性に帯電したトナーや未帯電のトナーなどの帯電不良トナーが混在している場合がある。
そこで、トナーを下方から上方に搬送し、搬送途中において、帯電不良トナーを、重力によりふるい落とすことが検討される。
しかるに、帯電不良トナーを、重力により安定してふるい落とすには、上下方向において常時一定した搬送距離を確保する必要がある。
すなわち、帯電不良トナーを搬送途中に安定してふるい落とすには、トナーボックス部内のトナーの水位を一定に保ち、トナーボックス部内のトナーと感光体ドラムとの距離(トナーの搬送距離)を一定に保つ必要がある。
そのため、アジテータからトナーボックス部に向かって供給されるトナーの量が多い場合には、トナーボックス部内のトナーの水位が高くなり、アジテータからトナーボックス部に向かって供給されるトナーの量が少ない場合には、トナーボックス部内のトナーの水位が低くなる。
そこで、本発明の目的は、帯電不良の現像剤を、現像剤の搬送途中において、安定してふるい落とすことができる現像装置、および、その現像装置を備える画像形成装置を提供することにある。
そのため、現像剤を、現像剤収容室と現像剤搬送室との間で、循環させることができる。
そのため、供給口から回収口に向かって現像剤収容室と現像剤搬送室との間で循環している現像剤を、開口から現像剤貯留室へ供給することができる。
これにより、現像剤を現像剤収容室と現像剤搬送室との間で循環させる一方で、現像剤搬送室から開口を介して、現像剤貯留室に現像剤を徐々に供給することができる。
そして、電界搬送基板は、現像剤貯留室において、開口から供給された現像剤を、下方から上方へ搬送して、現像剤担持体に現像剤を供給する。
そのため、電界搬送基板は、現像剤貯留室内の現像剤の水位が一定に保たれた状態で、現像剤貯留室内の現像剤を、上方の現像剤担持部材へ搬送することができる。
図1に示すように、本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタ1は、横置きタイプのタンデム型カラーレーザプリンタである。カラーレーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、記録媒体の一例としての用紙Pを給紙するための給紙部3と、給紙された用紙Pに画像を形成するための画像形成部4と、原稿の画像情報を読み取る画像読取部5とを備えている。すなわち、カラーレーザプリンタ1は、画像形成部4と画像読取部5とを一体的に備える複合機である。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2は、給紙部3、画像形成部4および画像読取部5を収容する側面視略矩形状のボックス状に形成されており、その一方側壁には、フロントカバー6が設けられている。
(2)給紙部
給紙部3は、本体ケーシング2の下部に設けられている。給紙部3は、用紙Pを収容する給紙トレイ7と、給紙トレイ7の後端部の上方に設けられる給紙ローラ8と、給紙ローラ8の後方において互いに対向配置される分離ローラ9および分離パッド10とを備えている。給紙部3は、分離パッド10の上方において分離ローラ9に対向配置される2つの補助ローラ11と、最上位の補助ローラ11と分離ローラ9との対向部分から略上方に延びる給紙パス12と、給紙パス12の途中に設けられる1対の搬送ローラ13とを備えている。
(3)画像形成部
画像形成部4は、スキャナユニット14、4つのプロセスユニット15、転写ユニット16、および定着ユニット17を備えている。
(3−1)スキャナユニット
スキャナユニット14は、本体ケーシング2の下方において、給紙部3の上方に配置されている。スキャナユニット14は、実線で示すように、4つの感光ドラム18(後述)に向けて、画像データに基づいて、レーザー光をそれぞれ出射し、各感光ドラム18(後述)を露光する。
(3−2)プロセスユニット
各プロセスユニット15は、各色に対応してそれぞれ設けられている。具体的には、ブラックプロセスユニット15K、イエロープロセスユニット15Y、マゼンタプロセスユニット15Mおよびシアンプロセスユニット15Cの4つのプロセスユニット15が、上記した順序において、前方から後方に向かって互いに間隔を隔てて並列配置されている。
(3−2−1)プロセスユニットの構成
各プロセスユニット15は、像担持体の一例としての感光ドラム18、スコロトロン型帯電器19、クリーニングローラ20、および、現像装置の一例としてのトナー供給装置21を備えている。
スコロトロン型帯電器19は、感光ドラム18の後側下方において、感光ドラム18と間隔を隔てて対向配置されている。
トナー供給装置21は、各感光ドラム18に対応して4つ設けられている。各トナー供給装置21は、ケーシング43と、現像剤貯留室の一例としてのトナー貯留室22と、現像剤搬送室の一例としてのトナー搬送室47と、現像剤の一例としてのトナーを収容する現像剤収容室の一例としてのトナー供給室23とを備えている。
ケーシング43内には、現像剤担持部材の一例としての現像ローラ24、電界搬送基板の一例としての送り側搬送基板26、および、戻し側搬送基板46が設けられている。
トナー貯留室22は、ケーシング43の底部に設けられ、一定量のトナーを貯留する。また、トナー貯留室22内には、トナーをほぐすためのほぐし部材54が設けられている。
トナー搬送室47は、左右方向に沿って延びる略円筒形状に形成され、トナー貯留室22の前方において、ケーシング43に一体的に設けられている。また、トナー搬送室47は、第2搬送部材の一例としての第2スクリュー25を備えている。なお、後で詳述するが、ケーシング43には、トナー搬送室47とトナー貯留室22との間を連通させる開口48(後述)が形成されている。
トナー供給室23は、左右方向に延びる略ボックス形状に形成され、トナー搬送室47の前方において、トナー搬送室47に連結されている。
なお、後で詳述するが、トナー搬送室47とトナー供給室23との連結部には、左端部において搬送室側回収口58(後述)および供給室側回収口60(後述)が形成され、右端部において搬送室側供給口57(後述)および供給室側供給口59(後述)が形成されている。トナー搬送室47とトナー供給室23とは、搬送室側回収口58(後述)および供給室側回収口60(後述)と、搬送室側供給口57(後述)および供給室側供給口59(後述)とにおいて互いに連通されるように、連結されている。
第1スクリュー27は、トナー供給室23の下端部において、左右方向に沿って配置されている。なお、後で詳述するが、第1スクリュー27は、トナーを左側から右側へ搬送する。
(3−2−2)プロセスユニットでの現像動作
トナー供給室23内に収容されているトナーは、第1スクリュー27の回転により、トナー供給室23内を左方から右方へ搬送され、供給室側供給口59(後述)および搬送室側供給口57(後述)を介してトナー搬送室47へ供給される。
トナー搬送室47内を右方から左方へ搬送されるトナーは、その途中で、開口48(後述)を通過してトナー貯留室22に流入し、トナー貯留室22内において、送り側搬送基板26に接触する。
現像ローラ24と対向したトナーは、送り側搬送基板26から現像ローラ24に向かう静電力を受け、送り側搬送基板26から現像ローラ24に向かってジャンプして、現像ローラ24の表面に担持される。
さらに感光ドラム18が回転すると、現像ローラ24の表面に担持されているトナーは、現像ローラ24の回転により、感光ドラム18の静電潜像に対向する。
一方、静電潜像が形成されている表面以外の感光ドラム18の表面と対向するトナーは、感光ドラム18から現像ローラ24へ向かう静電力を受け、感光ドラム18に供給されずに、現像ローラ24の表面に留まる。なお、現像ローラ24の表面に留まったトナーは、戻し側搬送基板46に搬送されて、トナー貯留室22に戻される。
(3−3)転写ユニット
転写ユニット16は、各プロセスユニット15の上方において、前後方向に沿って配置されている。転写ユニット16は、駆動ローラ28、従動ローラ29、被転写部材の一例としての中間転写ベルト30、1次転写ローラ31、2次転写ローラ44、中継パス32およびクリーニングユニット33を備えている。
従動ローラ29は、ブラックプロセスユニット15Kの感光ドラム18よりも斜め前側上方であって、駆動ローラ28と前後方向において重なるように配置されている。従動ローラ29は、駆動ローラ28が回転駆動すると、駆動ローラ28の回転方向と同方向(左側面視時計回り)に従動回転する。
そして、駆動ローラ28の駆動によって従動ローラ29が従動され、中間転写ベルト30は、駆動ローラ28と従動ローラ29との間を、左側面視時計回りに周回移動する。
2次転写ローラ44は、駆動ローラ28との間で中間転写ベルト30を挟んで対向するように、駆動ローラ28の後方に配置されている。
中間転写ベルト30は、前側から後側に向かって、各感光ドラム18との接触位置を、順次、通過する。各感光ドラム18に担持されているトナー像は、中間転写ベルト30が通過している間に、中間転写ベルト30に1次転写される。それによって、中間転写ベルト30にカラー画像が形成される。
なお、クリーニングユニット33は、中間転写ベルト30の上方に配置され、中間転写ベルト30の表面に付着したトナーを、除去し、貯留する。
(3−4)定着ユニット
定着ユニット17は、2次転写ローラ44の上方に配置され、加熱ローラ34と、加熱ローラ34に対向する加圧ローラ35とを備えている。用紙Pに転写されたカラー画像は、定着ユニット17において、用紙Pが加熱ローラ34と加圧ローラ35との間を通過する間に、加熱および加圧されることによって、用紙Pに熱定着される。
(4)排紙
トナー像が定着した用紙Pは、排紙パス36を通過して、排紙ローラ37に向けて搬送され、排紙ローラ37によって、本体ケーシング2の上方に形成される排紙トレイ38上に排紙される。
(5)画像読取部
画像読取部5は、排紙トレイ38の上方に設けられ、原稿台39と、原稿台39に揺動自在に支持される押えカバー40とを備えている。
CCDセンサ42は、原稿読取時には、ガラス面41と対向した状態で左右方向に沿ってスライド移動する。
そして、画像読取部5では、原稿が押えカバー40とガラス面41との間に配置された後、CCDセンサ42がスライドすることにより、原稿の画像情報が読み取られる。
2.現像ユニットの詳細
(1)現像ユニットの構成
トナー供給装置21は、上述し、図2および図3に示すように、ケーシング43、トナー貯留室22、トナー搬送室47およびトナー供給室23を備えている。
前壁50および後壁51は、上下方向に沿って延び、左右方向に投影したときに一直線状の平板形状に形成され、互いに前後方向に間隔を隔てて並列配置されている。
また、前壁50および後壁51の上下方向長さは、たとえば、2〜10cm、好ましくは、3〜7cmである。
開口48は、前壁50の左右方向すべてにわたって、前壁50を前後方向に貫通する略細長矩形状に形成されている。
送り側搬送基板26の上下方向長さは、たとえば、2〜10cm、好ましくは、3〜7cmである。送り側搬送基板26の上下方向長さが2cmよりも短いと、帯電不良トナーが正常に帯電されたトナーの搬送に紛れて感光ドラムに供給され易く、好ましくない。また、送り側搬送基板26の上下方向長さが10cmよりも長いと、トナーをふるい落とすメリットに比べてトナー供給装置21が大型化するデメリットが大きくなる場合があり、好ましくない。
各搬送電極64は、左右方向に沿って延びる線状の配線パターンであり、上下方向に沿って互いに間隔を隔てて並列配置されている。各搬送電極64には、電源(図示せず)によって、所定のタイミングで電圧が印加される。
戻し側搬送基板46は、送り側搬送基板26と同様の電界搬送基板であって、現像ローラ24の左右方向長さとほぼ同じ左右方向長さの平板形状に形成されており、前壁50の上下方向のほぼすべてにわたって設けられている。また、戻し側搬送基板46の上端部は、現像ローラ24の前端部と水平方向に間隔を隔てて対向し、戻し側搬送基板46の下端部は、開口48の上方に配置されている。なお、戻し側搬送基板46は、静電力により、トナーを上方から下方に向かって搬送する。
上壁53は、下側が開放される側断面視略半円形状に形成され、その後端部において後壁51の下端部に連続し、その前端部において前壁50の下端部に連続している。また、上壁53の後半部分には、感光ドラム18に向かって開放される開口が形成されている。
ほぐし部材54は、前壁50および後壁51の下端部と前後方向に沿って対向している。また、ほぐし部材54は、撹拌部66と、左右1対の支持部67とを備えている。
また、右側の支持部67には、ケーシング43の右端部の外側において、ほぐし部材駆動ギヤ68が相対回転不能に設けられている。
搬送室側供給口57は、トナー搬送室47の右端部において、前後方向に貫通形成されている。
第2スクリュー25は、開口48と前後方向に対向しており、その左右方向両端部は、それぞれ、トナー搬送室47の左右方向両端部を貫通するように、トナー搬送室47の左右方向両端部に回転自在に支持されている。
第2スクリュー25の左端部には、ケーシング43の左端部の内側において、搬送室側回収口58に対向するように、トナー回収羽根63が設けられている。トナー回収羽根63は、第2スクリュー25の径方向一方側に向かって延びる平板形状に形成されている。
供給室側供給口59は、トナー供給室23の右端部において、搬送室側供給口57に対応するように配置され、前後方向に貫通形成されている。
供給室側回収口60は、トナー供給室23の左端部において、搬送室側回収口58に対応するように配置され、前後方向に貫通形成されている。
第1スクリュー27の左右方向両端部は、それぞれ、トナー供給室23の左右方向両端部を貫通するように、トナー供給室23の左右方向両端部に回転自在に支持されている。
また、第1スクリュー27は、第2スクリューと前後方向に沿って並列配置されている。
また、第1スクリュー27の右端部には、トナー供給室23の右端部の内側において、供給室側供給口59に対向するように、トナー供給羽根62が設けられている。トナー供給羽根62は、第1スクリュー27の径方向一方側に向かって延びる平板形状に形成されている。
(2)現像ユニットの動作
(2−1)トナーの循環
本体ケーシング2内の図示しないモータから第1スクリュー駆動ギヤ61に駆動力が伝達されると、第1スクリュー駆動ギヤ61が回転し、第1スクリュー27が回転する。
すると、トナー供給室23内に収容されているトナーは、第1スクリュー27の回転によって左方の供給室側回収口60から右方の供給室側供給口59へ搬送されると同時に、トナー供給室23の右端部において、トナー供給羽根62の回転によって前方から後方へ搬送される。
次いで、トナー搬送室47へ供給されたトナーは、第2スクリュー25の回転によって右方の搬送室側供給口57から左方の搬送室側回収口58へ搬送され、その後、トナー搬送室47の左端部において、トナー回収羽根63の回転によって後方から前方へ搬送される。
そして、トナー供給室23へ回収されたトナーは、再び、第1スクリュー27の回転によって左方の供給室側回収口60から右方の供給室側供給口59へ搬送される。
このようにして、トナー供給室23内に収容されているトナーは、トナー供給室23とトナー搬送室47との間で循環される。
そして、トナーが繰り返し循環されることにより、少しずつトナーが開口48からトナー貯留室22内に供給される。
これにより、トナー貯留室22内に堆積された上端部(以下、トナー水位とする。)は、開口48の上端縁よりもやや上方、かつ、後壁51と前後方向に対向する位置(図2において点線Lで示す位置)において、安定する。
(2−2)感光ドラムへのトナーの供給
次いで、トナー水位Lが安定したところで、送り側搬送基板26により、トナー貯留室22内において搬送室側供給口57から搬送室側回収口58に向かう途中のトナーを、下方から上方に向かって搬送する。
送り側搬送基板26によってトナーを搬送するには、まず、下方の搬送電極64に電圧を印加する。すると、下方の搬送電極64の周囲に電界が発生し、下方の搬送電極64の周囲にトナーが集められる。
これにより、下方の搬送電極64の周囲に集められていたトナーが、上方の搬送電極64の周囲の電界に引き寄せられ、上方の搬送電極64の周囲に移動する。
一方、このように下方から上方へ搬送されるトナーのうち、逆極性に帯電しているトナーや未帯電のトナーは、自重により、トナー貯留室22へふるい落とされる。
その後、トナーは、現像ローラ24から感光ドラム18に向かう静電力により、現像ローラ24から感光ドラム18に向かってジャンプして、感光ドラム18表面の静電潜像に供給される。
3.作用効果
(1)このトナー供給装置21によれば、図2および図3に示すように、第1スクリュー27は、供給室側回収口60から供給室側供給口59に向かってトナーを搬送して、供給室側供給口59および搬送室側供給口57を介してトナー搬送室47にトナーを供給し、第2スクリュー25は、搬送室側供給口57から搬送室側回収口58に向かって、トナー供給室23から供給されたトナーを搬送して、搬送室側回収口58および供給室側回収口60を介してトナー供給室23にトナーを回収している。
また、トナー搬送室47に保持されたトナーは、開口48よりも上にあるため、開口48からトナー貯留室22へトナーを流入させることができる。
そのため、搬送室側供給口57から搬送室側回収口58に向かってトナー搬送室47内を循環しているトナーを、開口48からトナー貯留室へ供給することができる。
その結果、トナー貯留室22内のトナーの量を一定に保つことができ、トナー貯留室22内のトナー水位Lを一定に保つことができる。
そのため、送り側搬送基板26は、トナー貯留室22内のトナー水位Lが一定に保たれた状態で、トナー貯留室22内のトナーを、下方から上方へ搬送することができる。
(2)また、このトナー供給装置21によれば、開口48は、第2スクリュー25と対向するように、トナー搬送室47の左右方向にわたって形成されている。
その結果、現像剤貯留室22内のトナー水位Lを、左右方向にわたって、より一定に保つことができる。
(3)また、このトナー供給装置21によれば、トナー貯留室22には、トナーをほぐすためのほぐし部材54が設けられている。
(4)また、このトナー供給装置21によれば、送り側搬送基板26は、トナーを上下方向(垂直方向)に搬送する。
そのため、帯電不良のトナーを、上下方向(垂直方向)に沿って、より確実に、ふるい落とすことができる。
(5)このカラーレーザプリンタ1によれば、カラーレーザプリンタ1は、トナー供給装置21を備えている。
(6)また、このカラーレーザプリンタ1によれば、各感光ドラム18に対応してそれぞれ設けられるトナー供給装置21を備え、各感光ドラム18から中間転写ベルト30にトナー像を1次転写し、その後、中間転写ベルト30から用紙Pにトナー像を2次転写することができる。
4.第2実施形態
次に、第2実施形態について説明する。図面において、第1実施形態と同様の部材には、第1実施形態と同じ符号を付し、その説明を省略する。
しかし、ケーシング43の形状は、何ら限定されておらず、たとえば、図5に示すように、現像ローラ24は、トナー貯留室22に対して、後方に向かうに従って上方に傾斜する方向に間隔を隔てて配置され、ケーシング71は、側面視略菱形のボックス形状に形成されてもよい。
前壁72は、下方斜め後方に向かって開放される側断面視略V字形状に形成され、下方に向かうに従って前方に傾斜する方向に延び、前端部が下方に向かって屈曲している。
後壁73は、上方斜め前方に向かって開放される側断面視略V字形状に形成され、上下方向に沿って延びる側断面視略一直線状の上側半分部分と、下方に向かうに従って前方に傾斜する方向に延びる側断面視略一直線状の下側半分部分とからなる。後壁73の下側半分部分は、ほぐし部材54と前後方向に対向している。
また、後壁73の前面(内壁面)には、送り側搬送基板80が一体的に設けられている。
送り側搬送基板80は、現像ローラ24の左右方向長さとほぼ同じ左右方向長さの平板形状に形成されており、後壁73の上下方向のほぼすべてにわたって設けられている。
垂直部78は、上下方向に沿って延び、その上端部は、現像ローラ24の後端部と間隔を隔てて対向している。
送り側搬送基板80の垂直部78の上下方向長さは、例えば、2〜10cm、好ましくは、3〜7cmである。垂直部78の上下方向長さが2cmよりも短いと、帯電不良トナーが正常に帯電されたトナーの搬送に紛れて感光ドラムに供給され易く、好ましくない。また、垂直部78の上下方向長さが10cmよりも長いと、トナーをふるい落とすメリットに比べてトナー供給装置21が大型化するデメリットが大きくなる場合があり、好ましくない。
上壁75は、下側が開放される側断面視略円弧形状に形成され、その後端部において後壁73の下端部に連続し、その前端部において前壁72の下端部に連続している。また、上壁75の後半部分には、感光ドラム18に向かって開放される開口が形成されている。
また、ケーシング71内において、前壁72の下端部、下壁74、および、後壁73の下端部に囲まれた部分が、トナー貯留室22である。
そして、上記したようにトナー貯留室22内にトナーが堆積され、堆積されたトナーの上端部(トナー水位)は、開口48の上端縁よりもやや上方、かつ、後壁73の下側半分部分と前後方向に対向する位置(図4において点線Lで示す位置)において、安定する。
このとき、送り側搬送基板80の垂直部78によって下方から上方へ搬送されるトナーのうち、逆極性に帯電しているトナーや未帯電のトナーは、自重により、トナー貯留室22へふるい落とされる。
5.第3実施形態
次に、第3実施形態について説明する。図面において、第2実施形態と同様の部材には、第2実施形態と同じ符号を付し、その説明を省略する。
しかし、送り側搬送基板80は、後壁73の上下方向のほぼすべてにわたって設けずともよく、また、必ずしも1つの部材として設けなくてもよい。すなわち、図5に示すように、後壁73の前面(内面)には、電界搬送基板の一例としての第1送り側搬送基板92が、その上端部が後壁73の上下方向略中央に配置され、現像ローラ24と対向しないように、一体的に設けられており、ケーシング71内には、現像ローラ24の下方に配置され、現像ローラ24の下端部と上下方向に対向し、第1送り側搬送基板92の上端部と左右方向に対向する中間搬送部材91が設けられていてもよい。
第2送り側搬送基板93は、中間搬送部材91の後端面および上端面をほぼすべて被覆するように設けられている。詳しくは、第2送り側搬送基板93は、中間搬送部材91の後端面の下端縁から上方に向かって、中間搬送部材91の後端面の上端縁まで延び、さらに、そこから前方に向かって、中間搬送部材91の上端面の前端縁まで延びている。なお、中間搬送部材91の上端面を被覆する第2送り側搬送基板93は、現像ローラ24と上下方向に対向する対向部である。
垂直部78は、上下方向に沿って延び、その上端部は、後壁73の上下方向略中央において、第2送り側搬送基板93の下端部と間隔を隔てて対向している。
傾斜部79は、垂直部78の下端部に連続して、下方に向かうに従って前方に傾斜する方向に延び、その下端部は、ほぐし部材54と間隔を隔てて対向している。
そして、第2送り側搬送基板93に供給されたトナーは、前方に向かって搬送される途中において、現像ローラ24の下端面と対向し、第2送り側搬送基板93から現像ローラ24に向かってジャンプして、現像ローラ24に供給される。
第3実施形態においても、上記した第2実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
6.第4実施形態
次に、第4実施形態について説明する。図面において、第1実施形態と同様の部材には、第1実施形態と同じ符号を付し、その説明を省略する。
なお、トナー搬送室47およびトナー供給室23には、トナー供給室23の離脱時において、それぞれの供給口(搬送室側供給口57および供給室側供給口59)および回収口(搬送室側回収口58および供給室側回収口60)を被覆するシャッタ部材を設けることもできる。
7.第5実施形態
次に、第5実施形態について説明する。図面において、第1実施形態と同様の部材には、第1実施形態と同じ符号を付し、その説明を省略する。
第5実施形態では、開口48から流入したトナーは、自重によって、略水平な上端縁(トナー水位L)を形成するように堆積され、そのトナー水位Lは、開口48の上端縁とほぼ同じ上下方向高さにおいて安定する。
18 感光ドラム
21 現像ユニット
22 トナー貯留室
23 トナー供給室
24 現像ローラ
25 第2スクリュー
26 送り側搬送基板
27 第1スクリュー
30 中間転写ベルト
43 ケーシング
45 回転軸
47 トナー搬送室
48 開口
51 後壁
54 ほぐし部材
57 搬送室側供給口
58 搬送室側回収口
59 供給室側供給口
60 供給室側回収口
64 搬送電極
71 ケーシング
73 後壁
78 垂直部
80 送り側搬送基板
92 第1送り側搬送基板
93 第2送り側搬送基板
P 用紙
L トナー水位
Claims (6)
- 像担持体に現像剤を供給するための現像装置であって、
ケーシングと、
現像剤を貯留するように、前記ケーシングの底部に設けられた現像剤貯留室と、
現像剤を収容する現像剤収容室と、
前記現像剤収容室と前記現像剤貯留室との間に配置されるように、前記ケーシングに設けられた現像剤搬送室と、
前記ケーシングに設けられ、前記現像剤収容室から前記現像剤搬送室への現像剤の通過を許容する供給口と、
前記ケーシングに設けられ、前記現像剤搬送室から前記現像剤収容室への現像剤の通過を許容する回収口と、
前記ケーシングに設けられ、前記現像剤搬送室から前記現像剤貯留室への現像剤の通過を許容する開口と、
円柱面状の周面を有し、前記ケーシングの幅方向に沿った軸を中心として回転駆動されるローラ状の部材であって、前記ケーシングにおいて前記現像剤貯留室よりも上方に収容されつつ前記像担持体と対向するように設けられた現像剤担持部材と、
前記現像剤収容室内において、前記幅方向に沿って配置され、前記回収口から前記供給口に向かって現像剤を搬送して、前記供給口から前記現像剤貯留室に現像剤を供給する第1搬送部材と、
前記現像剤搬送室内において、前記幅方向に沿って配置され、前記供給口から前記回収口に向かって、前記現像剤収容室から供給された現像剤を搬送しながら、前記開口から前記現像剤貯留室へ現像剤を供給する第2搬送部材と、
複数の搬送電極を有し、前記ケーシングの内壁面における前記現像剤収容室と反対側に設けられ、各前記搬送電極への電圧印加に伴って発生する電界により、前記現像剤貯留室において前記開口から供給された現像剤を前記現像剤担持部材との対向部まで搬送する電界搬送基板と
を備えることを特徴とする、現像装置。 - 前記開口は、前記第2搬送部材と対向するように、前記現像剤搬送室の前記幅方向にわたって形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の現像装置。
- 前記現像剤貯留室には、前記開口から供給された現像剤をほぐすためのほぐし部材が設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の現像装置。
- 前記電界搬送基板は、現像剤を垂直方向に搬送する垂直搬送部を備えることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の現像装置。
- 請求項1ないし4のいずれかに記載の現像装置を備えることを特徴とする、画像形成装置。
- 各色に対応する複数の前記像担持体、
各前記像担持体に対応してそれぞれ設けられる請求項1ないし4のいずれかに記載の現像装置、および、
各前記像担持体に対して対向配置される被転写部材を備え、
各前記像担持体から前記被転写部材に現像剤像を1次転写し、その後、前記被転写部材から記録媒体に現像剤像を2次転写することを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009141453A JP4900424B2 (ja) | 2009-06-12 | 2009-06-12 | 現像装置および画像形成装置 |
US12/732,261 US8385789B2 (en) | 2009-06-12 | 2010-03-26 | Development device and image forming device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009141453A JP4900424B2 (ja) | 2009-06-12 | 2009-06-12 | 現像装置および画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010286725A true JP2010286725A (ja) | 2010-12-24 |
JP4900424B2 JP4900424B2 (ja) | 2012-03-21 |
Family
ID=43542458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009141453A Expired - Fee Related JP4900424B2 (ja) | 2009-06-12 | 2009-06-12 | 現像装置および画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4900424B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10168640B2 (en) | 2016-09-30 | 2019-01-01 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus providing constant toner level in developing unit |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04186265A (ja) * | 1990-11-21 | 1992-07-03 | Canon Inc | 現像方法及びその装置 |
JP2001312128A (ja) * | 2000-04-28 | 2001-11-09 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置の現像装置 |
JP2002287495A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-10-03 | Ricoh Co Ltd | 静電搬送装置、現像装置、画像形成装置及び分級装置 |
JP2005062809A (ja) * | 2003-07-31 | 2005-03-10 | Ricoh Co Ltd | トナー搬送装置、現像装置、プロセスユニット、画像形成装置、トナー搬送方法及び画像形成方法 |
JP2008145758A (ja) * | 2006-12-11 | 2008-06-26 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2009080271A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Brother Ind Ltd | 現像剤搬送装置および画像形成装置 |
-
2009
- 2009-06-12 JP JP2009141453A patent/JP4900424B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04186265A (ja) * | 1990-11-21 | 1992-07-03 | Canon Inc | 現像方法及びその装置 |
JP2001312128A (ja) * | 2000-04-28 | 2001-11-09 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置の現像装置 |
JP2002287495A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-10-03 | Ricoh Co Ltd | 静電搬送装置、現像装置、画像形成装置及び分級装置 |
JP2005062809A (ja) * | 2003-07-31 | 2005-03-10 | Ricoh Co Ltd | トナー搬送装置、現像装置、プロセスユニット、画像形成装置、トナー搬送方法及び画像形成方法 |
JP2008145758A (ja) * | 2006-12-11 | 2008-06-26 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2009080271A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Brother Ind Ltd | 現像剤搬送装置および画像形成装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10168640B2 (en) | 2016-09-30 | 2019-01-01 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus providing constant toner level in developing unit |
US10527966B2 (en) | 2016-09-30 | 2020-01-07 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus providing constant toner level in developing unit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4900424B2 (ja) | 2012-03-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4953634B2 (ja) | 現像装置及び画像形成装置 | |
JP2007011004A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2010256827A (ja) | 画像形成装置および像担持体ユニット | |
JP2009192958A (ja) | トナーボトルおよび画像形成装置 | |
CN1971442B (zh) | 调色剂供应装置及使用该调色剂供应装置的显影单元 | |
JP4900424B2 (ja) | 現像装置および画像形成装置 | |
JP4765341B2 (ja) | 現像装置及びこれを用いた画像形成装置 | |
JP2007047481A (ja) | 画像形成装置、及び、この画像形成装置で用いられる現像ユニット | |
JP2007086628A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2013200448A (ja) | 帯電器、像形成構造体、および画像形成装置 | |
EP2595002B1 (en) | Developing device and electrophotographic image forming apparatus including the same | |
JP4798261B2 (ja) | 現像装置および画像形成装置 | |
JP4798262B2 (ja) | 現像装置および画像形成装置 | |
JP7218167B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6068276B2 (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP4760337B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2008225306A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5448767B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US8923733B2 (en) | Developer supplying device and image forming apparatus | |
JP5111654B2 (ja) | 現像装置及び画像形成装置 | |
KR100601645B1 (ko) | 전자사진방식 화상형성장치 | |
JP5069074B2 (ja) | 現像装置及び画像形成装置 | |
JP2014085434A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007240675A (ja) | 記録体搬送装置及び画像形成装置 | |
JP2011175287A (ja) | 画像形成装置、及び、この画像形成装置で用いられる現像ユニット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110428 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110510 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110706 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110816 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111014 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111206 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111219 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150113 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |