JP4798262B2 - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、トナーを現像するために用いられる現像装置、および、その現像装置を備える画像形成装置に関する。
複写装置、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置では、感光ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像装置が設けられている。
このような現像装置として、トナーを静電的に搬送する現像装置が知られている。
たとえば、帯電したトナーを収容するトナーボックス部と、トナーボックス部から感光体ドラムに向かって帯電したトナーを搬送する2枚の静電搬送基板とを備える現像装置が提案されている。
この現像装置では、トナーボックス部内のトナーは、まず、各静電搬送基板により発生される静電力によって、感光体ドラムに向かって搬送される。その後、トナーは、各静電搬送基板の搬送終端部から感光体ドラムの静電潜像に向かって静電気的に飛翔することにより、感光体ドラムに供給される(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2004−279880号公報
しかるに、上記した特許文献1に記載の現像装置では、現像容器内のトナーを、アジテータにより搬送し、帯電ローラとドクターブレードとにより帯電させて、トナーボックス内に収容している。
このような現像装置では、トナーの帯電時に、トナーが、逆極性に帯電したり、または帯電しなかったりする場合があり、トナーボックス内のトナーに、逆極性に帯電したトナーや未帯電のトナーなどの帯電不良トナーが混在している場合がある。
そして、これらの帯電不良トナーが、正常に帯電されたトナーの搬送に紛れて感光ドラムに供給されると、印刷に影響する場合がある。
そこで、トナーを下方から上方に搬送し、搬送途中において、帯電不良トナーを、重力によりふるい落とすことが検討される。
しかるに、帯電不良トナーを、重力により安定してふるい落とすには、上下方向において常時一定した搬送距離を確保する必要がある。
たとえば、トナーボックス部内のトナー量が多く、堆積されたトナーの最上位置(水位)が高い場合には、トナーボックス部内のトナーと感光体ドラムとの距離が短くなり、トナーボックス部内のトナー量が少なく、トナーの水位が低い場合には、トナーボックス部内のトナーと感光体ドラムとの距離が長くなる。
すなわち、帯電不良トナーを搬送途中に安定してふるい落とすには、トナーボックス部内のトナーの水位を一定に保ち、トナーボックス部内のトナーと感光体ドラムとの距離(トナーの搬送距離)を一定に保つ必要がある。
上記した特許文献1に記載の現像装置では、トナーが、アジテータによって、トナーボックス部に一方的に供給されている。
そのため、アジテータからトナーボックス部に向かって供給されるトナーの量が多い場合には、トナーボックス部内のトナーの水位が高くなり、アジテータからトナーボックス部に向かって供給されるトナーの量が少ない場合には、トナーボックス部内のトナーの水位が低くなる。
その結果、トナーボックス部内のトナーの水位が不安定となり、トナーボックス部内のトナーと感光体ドラムとの距離が変動し、帯電不良トナーを重力により安定してふるい落とすことができないという不具合を生ずる。
そこで、本発明の目的は、帯電不良の現像剤を、現像剤の搬送途中において、安定してふるい落とすことができる現像装置、および、その現像装置を備える画像形成装置を提供することにある。
上記した目的を達成するため、本発明は、像担持体に現像剤を供給するための現像装置であって、ケーシングと、現像剤を貯留するように、前記ケーシングの底部に設けられた現像剤貯留室と、現像剤を収容する現像剤収容室と、前記現像剤貯留室の幅方向一方側において、前記現像剤貯留室と前記現像剤収容室とを連通する第1現像剤搬送室と、前記現像剤貯留室の幅方向他方側において、前記現像剤貯留室と前記現像剤収容室とを連通する第2現像剤搬送室と、円柱面状の周面を有し、前記ケーシングの幅方向に沿った軸を中心として回転駆動されるローラ状の部材であって、前記ケーシングにおいて前記現像剤貯留室よりも上方に収容されつつ前記像担持体と対向するように設けられた現像剤担持部材と、前記現像剤収容室内において、前記幅方向に沿って配置され、前記幅方向他方側から前記幅方向一方側に向かって現像剤を搬送する第1搬送部材と、前記現像剤貯留室内において、前記幅方向に沿って配置され、前記幅方向一方側から前記幅方向他方側に向かって現像剤を搬送する第2搬送部材と、前記第1現像剤搬送室内に設けられ、前記第1搬送部材からの現像剤を前記現像剤貯留室に向かって搬送する第3搬送部材と、前記第2現像剤搬送室内に設けられ、前記第2搬送部材からの現像剤を前記現像剤収容室に向かって搬送する第4搬送部材と、複数の搬送電極を有し、前記ケーシングの内壁面における前記現像剤収容室と同じ側に設けられ、下端部が前記第1現像剤搬送室と前記第2現像剤搬送室との間に配置され、各前記搬送電極への電圧印加に伴って発生する電界により、前記現像剤貯留室において前記第1現像剤搬送室から前記第2現像剤搬送室に向かう途中の現像剤を前記現像剤担持部材との対向部まで搬送する電界搬送基板とを備え、前記現像剤貯留室、前記現像剤収容室、前記第1現像剤搬送室および前記第2現像剤搬送室の下端部は、閉鎖されており、前記第1搬送部材と前記第2搬送部材とは、水平方向に沿って並列配置されており、前記第3搬送部材と前記第4搬送部材とは、前記第1搬送部材と前記第2搬送部材との並列方向に沿って配置されており、前記第1搬送部材、前記第2搬送部材、前記第3搬送部材および前記第4搬送部材は、前記現像剤貯留室内の現像剤の水位を一定に保つように、前記現像剤収容室と前記現像剤貯留室との間で現像剤を循環させることを特徴としている。
本発明によれば、第1搬送部材は、現像剤収容室内において、幅方向他方側から幅方向一方側に向かって現像剤を搬送し、第3搬送部材は、第1現像剤搬送室内において、第1搬送部材からの現像剤を現像剤貯留室に向かって搬送し、第2搬送部材は、現像剤貯留室内において、幅方向一方側から幅方向他方側に向かって現像剤を搬送し、第4搬送部材は、第2現像剤搬送室内において、第2搬送部材からの現像剤を現像剤収容室に向かって搬送している。
そのため、現像剤を、現像剤収容室から第1現像剤搬送室を介して現像剤貯留室へ、また、現像剤貯留室から第2現像剤搬送室を介して現像剤収容室へ搬送することができ、現像剤を、現像剤収容室と現像剤貯留室との間で循環させることができる。
これにより、現像剤貯留室内の現像剤の量が一定量よりも減少しないように、現像剤収容室から第1現像剤搬送室を介して現像剤貯留室に現像剤を供給する一方、現像剤貯留室内の現像剤の量が一定量よりも増加しないように、現像剤貯留室内の現像剤を、第2現像剤搬送室を介して現像剤収容室に回収することができる。
その結果、現像剤貯留室内の現像剤の量を一定に保つことができ、現像剤貯留室内の現像剤の水位を一定に保つことができる。
そして、電界搬送基板は、現像剤貯留室において、第1現像剤搬送室から第2現像剤搬送室に向かう途中の現像剤を、上方の現像剤担持部材へ搬送して、現像剤担持部材に現像剤を供給する。
そのため、電界搬送基板は、現像剤貯留室内の現像剤の水位が一定に保たれた状態で、現像剤貯留室内の現像剤を、上方の現像剤担持部材へ搬送することができる。
その結果、電界搬送基板による現像剤の搬送距離を、常に一定に保つことができ、帯電不良の現像剤を、電界搬送基板による現像剤の搬送途中において、安定してふるい落とすことができる。
本発明の画像形成装置の一例としてのカラーレーザプリンタの第1実施形態を示す側断面図である。 図1に示す現像ユニットの側断面図である。 図2に示す現像ユニットのA−A断面図である。 図3に示す第2スクリューの螺旋部の側面図である。 第2実施形態における現像ユニットの側断面図である。 第3実施形態における現像ユニットの側断面図である。 第4実施形態における現像ユニットの側断面図である。 第4実施形態における現像ユニットの平面断面図である。
1.カラーレーザプリンタ
図1に示すように、本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタ1は、横置きタイプのタンデム型カラーレーザプリンタである。カラーレーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、記録媒体の一例としての用紙Pを給紙するための給紙部3と、給紙された用紙Pに画像を形成するための画像形成部4と、原稿の画像情報を読み取る画像読取部5とを備えている。すなわち、カラーレーザプリンタ1は、画像形成部4と画像読取部5とを一体的に備える複合機である。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2は、給紙部3、画像形成部4および画像読取部5を収容する側面視略矩形状のボックス状に形成されており、その一方側壁には、フロントカバー6が設けられている。
なお、以下の説明において、フロントカバー6が設けられる側(図1における右側)を前側とし、その反対側(図1における左側)を後側とする。また、カラーレーザプリンタ1を前側から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1の紙面手前側が左側であり、紙面奥側が右側である。また、上下方向は、垂直方向に沿っており、前後方向および左右方向は、水平方向に含まれている。また、左右方向は、幅方向と同義である。
(2)給紙部
給紙部3は、本体ケーシング2の下部に設けられている。給紙部3は、用紙Pを収容する給紙トレイ7と、給紙トレイ7の後端部の上方に設けられる給紙ローラ8と、給紙ローラ8の後方において互いに対向配置される分離ローラ9および分離パッド10とを備えている。給紙部3は、分離パッド10の上方において分離ローラ9に対向配置される2つの補助ローラ11と、最上位の補助ローラ11と分離ローラ9との対向部分から略上方に延びる給紙パス12と、給紙パス12の途中に設けられる1対の搬送ローラ13とを備えている。
給紙トレイ7内には、用紙Pがスタックされており、その最上位にある用紙Pは、給紙ローラ8の回転によって分離ローラ9と分離パッド10との対向部分へ供給され、それらによって1枚ごとに捌かれる。その後、各補助ローラ11にガイドされながら分離ローラ9から給紙パス12へ給紙される。その後、用紙Pは、搬送ローラ13に搬送されて、2次転写ローラ44(後述)と中間転写ベルト30(後述)との間へ搬送される。
(3)画像形成部
画像形成部4は、スキャナユニット14、4つのプロセスユニット15、転写ユニット16、および定着ユニット17を備えている。
(3−1)スキャナユニット
スキャナユニット14は、本体ケーシング2の下方において、給紙部3の上方に配置されている。スキャナユニット14は、トナー供給室23(後述)、ケーシング43(後述)、第1トナー搬送室47(後述)および第2トナー搬送室48(後述)で囲まれる空間を通過させるように、4つの感光ドラム18(後述)に向けて、画像データに基づいて、レーザー光(図1中において実線で示す。)をそれぞれ出射し、各感光ドラム18(後述)を露光する。
(3−2)プロセスユニット
各プロセスユニット15は、各色に対応してそれぞれ設けられている。具体的には、ブラックプロセスユニット15K、イエロープロセスユニット15Y、マゼンタプロセスユニット15Mおよびシアンプロセスユニット15Cの4つのプロセスユニット15が、上記した順序において、前方から後方に向かって互いに間隔を隔てて並列配置されている。
(3−2−1)プロセスユニットの構成
各プロセスユニット15は、像担持体の一例としての感光ドラム18、スコロトロン型帯電器19、クリーニングローラ20、および、現像装置の一例としてのトナー供給装置21を備えている。
感光ドラム18は、左右方向に沿って設けられ、前後方向に間隔を隔てて、4つ、並列配置されている。感光ドラム18は、画像形成時において、左側面視反時計周りに回転される。
スコロトロン型帯電器19は、感光ドラム18の後側下方において、感光ドラム18と間隔を隔てて対向配置されている。
クリーニングローラ20は、感光ドラム18の後側において、感光ドラム18と接触するように対向配置されている。
トナー供給装置21は、各感光ドラム18に対応して4つ設けられている。各トナー供給装置21は、ケーシング43と、現像剤貯留室の一例としてのトナー貯留室22と、第1現像剤搬送室の一例としての第1トナー搬送室47と、第2現像剤搬送室の一例としての第2トナー搬送室48と、現像剤の一例としてのトナーを収容する現像剤収容室の一例としてのトナー供給室23とを備えている。
ケーシング43は、感光ドラム18の前端部の下方に配置され、上下左右に延び、上下方向両端部が側面視略円弧形状に湾曲された略ボックス形状に形成されている。また、ケーシング43の上端部の後側半分には、感光ドラム18と対向するように左右方向に延びる開口が形成されている。
ケーシング43内には、現像剤担持部材の一例としての現像ローラ24、電界搬送基板の一例としての送り側搬送基板26、および、戻し側搬送基板46が設けられている。
現像ローラ24は、円柱面状の周面を有するローラであって、その軸の一例としての回転軸45が左右方向に沿うように配置され、ケーシング43に回転自在に支持されている。現像ローラ24は、その後側上側部分がケーシング43の開口から露出するように、ケーシング43の上端部において、トナー貯留室22の上方に設けられている。現像ローラ24は、ケーシング43の開口を介して、下斜め前方から、感光ドラム18に間隔を隔てて対向している。
送り側搬送基板26は、ケーシング43の後壁51(後述)の内面に一体的に設けられ、上端部が現像ローラ24の後端部と水平方向に間隔を隔てて対向する(すなわち、上端部は、現像ローラ24との対向部である。)とともに、下端部が第1トナー搬送室47と第2トナー搬送室48との間に配置されるように、上下方向に沿って設けられている。なお、後で詳述するが、送り側搬送基板26は、静電力により、トナーを下方から上方に向かって搬送する。
戻し側搬送基板46は、ケーシング43の前壁50(後述)の内面において、上下方向に沿って一体的に設けられている。なお、後で詳述するが、戻し側搬送基板46は、静電力により、現像ローラ24に担持されたトナーを、上方から下方に向かって搬送し、トナー貯留室22へ戻す。
トナー貯留室22は、ケーシング43の底部に設けられ、一定量のトナーを貯留する。また、トナー貯留室22は、第2搬送部材の一例としての第2スクリュー25を備えている。
第2スクリュー25は、トナー貯留室22内において、左右方向に沿って設けられている。なお、後で詳述するが、第2スクリュー25は、トナーを右側から左側へ搬送する。
第1トナー搬送室47は、左右方向に沿って延びる略円筒形状に形成され、トナー貯留室22の右端部の後方において、ケーシング43に一体的に設けられている。また、第1トナー搬送室47は、第3搬送部材の一例としてのトナー供給部材66を備えている。なお、後で詳述するが、ケーシング43には、第1トナー搬送室47とトナー貯留室22との間を連通させる供給口68(後述)が形成されている。
トナー供給部材66は、第1トナー搬送室47内に設けられており、後で詳述するが、第2トナー供給羽根101と、第2トナー供給羽根101を回転自在に支持する支持軸102とを備えている。トナー供給部材66は、トナーを後側から前側へ搬送する。
第2トナー搬送室48は、左右方向に沿って延びる略円筒形状に形成され、トナー貯留室22の左端部の後方において、ケーシング43に一体的に設けられている。また、第2トナー搬送室48は、第4搬送部材の一例としてのトナー回収部材67を備えている。なお、後で詳述するが、ケーシング43には、第2トナー搬送室48とトナー貯留室22との間を連通させる回収口69(後述)が形成されている。
トナー回収部材67は、第2トナー搬送室48内に設けられており、後で詳述するが、第2トナー回収羽根103と、第2トナー回収羽根103を回転自在に支持する支持軸104とを備えている。トナー回収部材67は、トナーを前側から後側へ搬送する。
トナー供給室23は、左右方向に延びる略ボックス形状に形成され、第1トナー搬送室47および第2トナー搬送室48の後方において、第1トナー搬送室47および第2トナー搬送室48に連結されている。
なお、後で詳述するが、第1トナー搬送室47または第2トナー搬送室48と、トナー供給室23との連結部には、それぞれ、供給側連通口57(後述)または回収側連通口58(後述)が形成されている。第1トナー搬送室47または第2トナー搬送室48と、トナー供給室23とは、それぞれ、供給側連通口57(後述)および回収側連通口58(後述)において互いに連通されるように、連結されている。
また、トナー供給室23内には、第1搬送部材の一例としての第1スクリュー27が設けられている。
第1スクリュー27は、トナー供給室23の下端部において、左右方向に沿って配置されている。なお、後で詳述するが、第1スクリュー27は、トナーを左側から右側へ搬送する。
(3−2−2)プロセスユニットでの現像動作
トナー供給室23内に収容されているトナーは、第1スクリュー27の回転により、トナー供給室23内を左方から右方へ搬送され、供給側連通口57(後述)を介して第1トナー搬送室47へ供給される。
第1トナー搬送室47へ供給されたトナーは、トナー供給部材66によって、第1トナー搬送室47内を後方から前方へ搬送され、供給口68を介してトナー貯留室22へ供給される。
トナー貯留室22へ供給されたトナーは、第2スクリュー25の回転により、トナー貯留室22内を右方から左方へ搬送される。
トナー貯留室22内を右方から左方へ搬送されるトナーは、その途中で、送り側搬送基板26に接触する。
送り側搬送基板26に接触されたトナーは、後で詳述するが、送り側搬送基板26によって下方から上方へ向かう静電力を受け、下方から上方へ搬送される。そして、送り側搬送基板26の上端部において、現像ローラ24と対向する。
現像ローラ24と対向したトナーは、送り側搬送基板26から現像ローラ24に向かう静電力を受け、送り側搬送基板26から現像ローラ24に向かってジャンプして、現像ローラ24の表面に担持される。
一方、感光ドラム18の表面は、スコロトロン型帯電器19によって、一様に正帯電される。正帯電された表面は、その後、感光ドラム18の回転に伴って、スキャナユニット14からのレーザー光により露光される。それによって、感光ドラム18の表面には、用紙Pに形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
さらに感光ドラム18が回転すると、現像ローラ24の表面に担持されているトナーは、現像ローラ24の回転により、感光ドラム18の静電潜像に対向する。
このときに、現像ローラ24の表面に担持されているトナーは、現像ローラ24から静電潜像へ向かう静電力を受け、現像ローラ24から静電潜像へ向かってジャンプして、感光ドラム18の表面に形成されている静電潜像に供給される。
一方、静電潜像が形成されている表面以外の感光ドラム18の表面と対向するトナーは、感光ドラム18から現像ローラ24へ向かう静電力を受け、感光ドラム18に供給されずに、現像ローラ24の表面に留まる。なお、現像ローラ24の表面に留まったトナーは、戻し側搬送基板46に搬送されて、トナー貯留室22に戻される。
これにより、感光ドラム18の静電潜像は現像され、感光ドラム18の表面には、トナー像が担持される。
(3−3)転写ユニット
転写ユニット16は、各プロセスユニット15の上方において、前後方向に沿って配置されている。転写ユニット16は、駆動ローラ28、従動ローラ29、被転写部材の一例としての中間転写ベルト30、1次転写ローラ31、2次転写ローラ44、中継パス32およびクリーニングユニット33を備えている。
駆動ローラ28は、シアンプロセスユニット15Cの感光ドラム18よりも斜め後側上方に配置されている。駆動ローラ28は、画像形成時において、感光ドラム18の回転方向と逆方向(左側面視時計回り)に回転駆動される。
従動ローラ29は、ブラックプロセスユニット15Kの感光ドラム18よりも斜め前側上方であって、駆動ローラ28と前後方向において重なるように配置されている。従動ローラ29は、駆動ローラ28が回転駆動すると、駆動ローラ28の回転方向と同方向(左側面視時計回り)に従動回転する。
中間転写ベルト30は、エンドレスベルト形状に形成されている。中間転写ベルト30は、駆動ローラ28と従動ローラ29との間に巻回されている。中間転写ベルト30は、その外側面が、すべての感光ドラム18に上方から接触するように、各感光ドラム18に対して対向配置されている。
そして、駆動ローラ28の駆動によって従動ローラ29が従動され、中間転写ベルト30は、駆動ローラ28と従動ローラ29との間を、左側面視時計回りに周回移動する。
1次転写ローラ31は、駆動ローラ28と従動ローラ29との間において、中間転写ベルト30の内側に配置され、各感光ドラム18との間で中間転写ベルト30を挟んで対向するように、4つ設けられている。
2次転写ローラ44は、駆動ローラ28との間で中間転写ベルト30を挟んで対向するように、駆動ローラ28の後方に配置されている。
中継パス32は、2次転写ローラ44と中間転写ベルト30との対向位置から定着ユニット17に向かって略上方に延びるように形成されている。
中間転写ベルト30は、前側から後側に向かって、各感光ドラム18との接触位置を、順次、通過する。各感光ドラム18に担持されているトナー像は、中間転写ベルト30が通過している間に、中間転写ベルト30に1次転写される。それによって、中間転写ベルト30にカラー画像が形成される。
中間転写ベルト30に形成されたカラー画像は、中間転写ベルト30が2次転写ローラ44との対向位置を通過する間に、給紙部3から搬送される用紙Pに、2次転写される。カラー画像が転写された用紙Pは、中継パス32に沿って定着ユニット17へ搬送される。
なお、クリーニングユニット33は、中間転写ベルト30の上方に配置され、中間転写ベルト30の表面に付着したトナーを、除去し、貯留する。
(3−4)定着ユニット
定着ユニット17は、2次転写ローラ44の上方に配置され、加熱ローラ34と、加熱ローラ34に対向する加圧ローラ35とを備えている。用紙Pに転写されたカラー画像は、定着ユニット17において、用紙Pが加熱ローラ34と加圧ローラ35との間を通過する間に、加熱および加圧されることによって、用紙Pに熱定着される。
(4)排紙
トナー像が定着した用紙Pは、排紙パス36を通過して、排紙ローラ37に向けて搬送され、排紙ローラ37によって、本体ケーシング2の上方に形成される排紙トレイ38上に排紙される。
(5)画像読取部
画像読取部5は、排紙トレイ38の上方に設けられ、原稿台39と、原稿台39に揺動自在に支持される押えカバー40とを備えている。
原稿台39は、平面視矩形の板状に形成されており、その上面には、原稿が載置されるガラス面41が設けられている。また、原稿台39には、ガラス面41の下方において、ガラス面41に載置された原稿を読み取るためのCCDセンサ42が内装されている。
CCDセンサ42は、原稿読取時には、ガラス面41と対向した状態で左右方向に沿ってスライド移動する。
押えカバー40は、原稿台39を上方から被覆するように、平面視矩形状に形成されている。押えカバー40は、傾倒してガラス面41を上から被覆する閉位置と、起立してガラス面41の上面を露出させる開位置との間を揺動する。
そして、画像読取部5では、原稿が押えカバー40とガラス面41との間に配置された後、CCDセンサ42がスライドすることにより、原稿の画像情報が読み取られる。
そして、読み取られた原稿の画像情報に基づいて、画像形成部4において、上記したように、用紙Pに画像を形成することができる。また、カラーレーザプリンタ1は、その画像情報をカラーレーザプリンタ1に接続されたパーソナルコンピュータ(図示せず)に送信したり、公衆電話回線を通じて送信したりする機能を有している。
2.現像ユニットの詳細
(1)現像ユニットの構成
トナー供給装置21は、上述し、図2および図3に示すように、ケーシング43、トナー貯留室22、第1トナー搬送室47、第2トナー搬送室48およびトナー供給室23を備えている。
ケーシング43は、前壁50、後壁51、下壁52および上壁53を備えている。また、ケーシング43の左右方向両端部は、1対の側壁によって閉鎖されている。
前壁50および後壁51は、上下方向に沿って延び、左右方向に投影したときに一直線状の平板形状に形成され、互いに前後方向に間隔を隔てて並列配置されている。
また、前壁50および後壁51の上下方向長さは、たとえば、2〜10cm、好ましくは、3〜7cmである。
後壁51には、下端部において、供給口68と回収口69とが形成されている。後壁51の前面(内壁面)には、電界搬送基板の一例としての送り側搬送基板26が一体的に設けられている。また、前壁50の後面には、戻し側搬送基板46が一体的に設けられている。
供給口68は、後壁51の右端部において、トナー貯留室22と第1トナー搬送室47とを連通するように、前後方向に貫通形成されている。
回収口69は、供給口68と左右方向に間隔を隔てて並列配置され、後壁51の左端部において、トナー貯留室22と第2トナー搬送室48とを連通するように、前後方向に貫通形成されている。
送り側搬送基板26は、現像ローラ24の左右方向長さとほぼ同じ左右方向長さの平板形状に形成されており、後壁51の上下方向のほぼすべてにわたって設けられている。すなわち、送り側搬送基板26は、上下方向に沿って延びる垂直搬送部を備えている。
送り側搬送基板26の上下方向長さは、たとえば、2〜10cm、好ましくは、3〜7cmである。送り側搬送基板26の上下方向長さが2cmよりも短いと、帯電不良トナーが正常に帯電されたトナーの搬送に紛れて感光ドラムに供給され易く、好ましくない。また、送り側搬送基板26の上下方向長さが10cmよりも長いと、トナーをふるい落とすメリットに比べてトナー供給装置21が大型化するデメリットが大きくなる場合があり、好ましくない。
また、送り側搬送基板26は、複数の搬送電極64と、複数の絶縁部65とを備えている。
各搬送電極64は、左右方向に沿って延びる線状の配線パターンであり、上下方向に沿って互いに間隔を隔てて並列配置されている。各搬送電極64には、電源(図示せず)によって、所定のタイミングで電圧が印加される。
各絶縁部65は、各搬送電極64間に介在され、各搬送電極64間の導通を防いでいる。
戻し側搬送基板46は、送り側搬送基板26と同様の電界搬送基板であって、現像ローラ24の左右方向長さとほぼ同じ左右方向長さの平板形状に形成されており、前壁50の上下方向のほぼすべてにわたって設けられている。また、戻し側搬送基板46の上端部は、現像ローラ24の前端部と水平方向に間隔を隔てて対向し、戻し側搬送基板46の下端部は、第2スクリュー25の前端部と水平方向に間隔を隔てて対向している。なお、戻し側搬送基板46は、静電力により、トナーを上方から下方に向かって搬送する。
下壁52は、上側が開放される側断面視略半円形状に形成され、その後端部において後壁51の下端部に連続し、その前端部において前壁50の下端部に連続している。
上壁53は、下側が開放される側断面視略半円形状に形成され、その後端部において後壁51の下端部に連続し、その前端部において前壁50の下端部に連続している。また、上壁53の後半部分には、感光ドラム18に向かって開放される開口が形成されている。
トナー貯留室22は、ケーシング43内において、前壁50の下端部、下壁52、および、後壁51の下端部に囲まれた部分である。また、トナー貯留室22には、第2スクリュー25が左右方向に沿って配置されている。
第2スクリュー25は、前壁50および後壁51の下端部と前後方向に沿って対向している。また、第2スクリュー25は、上下方向に間隔を隔てて、現像ローラ24と並列配置されている。また、第2スクリュー25は、螺旋部54と、左右1対の支持部55とを備えている。
螺旋部54は、図4に示すように、略コイルばね形状に形成されている。すなわち、螺旋部54は、左右方向に投影したときに円環形状であり、左右方向に延びる螺旋形状に形成されている。
両支持部55は、螺旋部54の左右方向両端部に連続してそれぞれ設けられ、螺旋部54と中心軸線を共有するように、螺旋部54の左右方向両端部から左右方向外側に向かって延びる円柱形状に形成されている。また、両支持部55は、それぞれ、ケーシング43の左右方向両端部を貫通するように、ケーシング43の両側壁に回転自在に支持されている。
右側の支持部55には、ケーシング43の右端部の外側において、第2スクリュー駆動ギヤ56が相対回転不能に設けられている。
左側の支持部55には、ケーシング43の左端部の内側において、回収口69に対向するように、第1トナー回収羽根63が設けられている。第1トナー回収羽根63は、支持部55の径方向一方側に向かって延びる平板形状に形成されている。
第1トナー搬送室47は、左右方向に沿って延びる略円筒形状に形成されており、トナー貯留室22の右端部の後方に配置されている。また、第1トナー搬送室47は、供給口68の周端縁から連続するように、ケーシング43の後壁51に一体的に設けられている。詳しくは、第1トナー搬送室47の上側半分は、その後端部において、供給口68の上端縁から連続するように形成され、第1トナー搬送室47の下側半分は、その後端部において、供給口68の下端縁から連続するように形成されている。また、第1トナー搬送室47の左右方向両端部は、供給口68の左右方向両端縁から連続するように形成されている。
また、第1トナー搬送室47内には、トナー供給部材66が配置されている。
トナー供給部材66は、上述したように、支持軸102と、第2トナー供給羽根101とを備えている。
第2トナー供給羽根101は、支持軸102の外周面から支持軸102の径方向一方側に向かって延び、第1トナー搬送室47の左右方向長さとほぼ同じ左右方向長さの平板形状に形成されている。
支持軸102は、左右方向に沿って延び、その左右方向両端部は、それぞれ、第1トナー搬送室47の左右方向両端部を貫通するように、第1トナー搬送室47の左右方向両端部に回転自在に支持されている。
支持軸102の右端部には、第1トナー搬送室47の右端部の外側において、トナー供給部材駆動ギヤ105が相対回転不能に設けられている。
トナー供給部材駆動ギヤ105は、大径な大歯車(左側)と小径な小歯車(右側)とが一体的に重なって形成されており、大歯車において、第2スクリュー駆動ギヤ56に後方から噛合している。
第2トナー搬送室48は、左右方向に沿って延びる略円筒形状に形成されており、トナー貯留室22の左端部の後方に配置されている。また、第2トナー搬送室48は、回収口69の周端縁から連続するように、ケーシング43の後壁51に一体的に設けられている。詳しくは、第2トナー搬送室48の上側半分は、その後端部において、回収口69の上端縁から連続するように形成され、第2トナー搬送室48の下側半分は、その後端部において、回収口69の下端縁から連続するように形成されている。また、第2トナー搬送室48の左右方向両端部は、回収口69の左右方向両端縁から連続するように形成されている。
また、第2トナー搬送室48内には、トナー回収部材67が配置されている。
トナー回収部材67は、上述したように、第2トナー回収羽根103と、支持軸104とを備えている。
第2トナー回収羽根103は、支持軸104の外周面から支持軸104の径方向一方側に向かって延び、第2トナー搬送室48の左右方向長さとほぼ同じ左右方向長さの平板形状に形成されている。
支持軸104は、左右方向に沿って延び、その左右方向両端部は、それぞれ、第2トナー搬送室48の左右方向両端部を貫通するように、第2トナー搬送室48の左右方向両端部に回転自在に支持されている。
支持軸104の左端部には、第2トナー搬送室48の左端部の外側において、トナー回収部材駆動ギヤ106が相対回転不能に設けられている。
トナー供給室23は、上側部分が側断面視略矩形状をなし、その上側部分から下方に向かうに従って平断面開口面積が小さくなる側断面視略台形状のボックス形状に形成されている。トナー供給室23の前端部の下端部には、供給側連通口57および回収側連通口58が形成されている。また、トナー供給室23の下端部は、第1スクリュー27を収容できるように、湾曲形状に形成され、第1トナー搬送室47および第2トナー搬送室48と、供給側連通口57および回収側連通口58とに対して対称な側断面視半円形状に形成されている。
供給側連通口57は、トナー供給室23の右端部において、供給口68に対応するように配置され、前後方向に貫通形成されている。
回収側連通口58は、トナー供給室23の左端部において、回収口69に対応するように配置され、前後方向に貫通形成されている。
また、トナー供給室23の下端部には、第1スクリュー27が左右方向に沿って設けられている。
第1スクリュー27の左右方向両端部は、それぞれ、トナー供給室23の左右方向両端部を貫通するように、トナー供給室23の左右方向両端部に回転自在に支持されている。
また、第1スクリュー27は、第2スクリュー25と前後方向に沿って並列配置されている。
また、第1スクリュー27の右端部には、トナー供給室23の右端部の外側において、第1スクリュー駆動ギヤ61が相対回転不能に設けられている。第1スクリュー駆動ギヤ61は、アイドルギヤ107を介して、トナー供給部材駆動ギヤ105の小歯車に後方から噛合している。
また、第1スクリュー27の左端部には、トナー供給室23の左端部の外側において、駆動伝達ギヤ108が相対回転不能に設けられている。駆動伝達ギヤ108は、トナー回収部材駆動ギヤ106に後方から噛合している。
また、第1スクリュー27の右端部には、トナー供給室23の右端部の内側において、供給側連通口57に対向するように、第1トナー供給羽根62が設けられている。第1トナー供給羽根62は、第1スクリュー27の径方向一方側に向かって延びる平板形状に形成されている。
そして、トナー供給室23は、供給側連通口57が第1トナー搬送室47の後端部に対向し、回収側連通口58が第2トナー搬送室48の後端部に対向するように、第1トナー搬送室47および第2トナー搬送室48に連結されている。
これによって、トナー供給室23、ケーシング43、第1トナー搬送室47および第2トナー搬送室48は、平面視において、略矩形枠形状を形成し、それらによって囲まれる略矩形状の空間内を、上述したように、レーザー光が通過する。
(2)現像ユニットの動作
(2−1)トナーの循環
本体ケーシング2内の図示しないモータから第2スクリュー駆動ギヤ56に駆動力が伝達されると、第2スクリュー駆動ギヤ56が回転し、第2スクリュー25が回転する。
同時に、第2スクリュー駆動ギヤ56に噛合するトナー供給部材駆動ギヤ105、および、トナー供給部材駆動ギヤ105にアイドルギヤ107を介して噛合する第1スクリュー駆動ギヤ61に駆動力が伝達され、トナー供給部材駆動ギヤ105および第1スクリュー駆動ギヤ61が回転し、トナー供給部材66および第1スクリュー27が回転する。
第1スクリュー27が回転すると、第1スクリュー27の左端部の駆動伝達ギヤ108が回転し、駆動伝達ギヤ108に噛合するトナー回収部材駆動ギヤ106に駆動力が伝達され、トナー回収部材駆動ギヤ106が回転し、トナー回収部材67が回転する。
すると、トナー供給室23内に収容されているトナーは、第1スクリュー27の回転によって左方から右方へ搬送されると同時に、トナー供給室23の右端部において、第1トナー供給羽根62によって後方から前方へ搬送される。
これにより、トナーは、供給側連通口57を後方から前方へ通過して、トナー供給室23から第1トナー搬送室47へ供給される。
次いで、第1トナー搬送室47へ供給されたトナーは、第2トナー供給羽根101によって後方から前方へ搬送され、供給口68を後方から前方へ通過してトナー貯留室22へ供給される。
次いで、トナー貯留室22へ供給されたトナーは、第2スクリュー25の回転によって右方から左方へ搬送され、その後、トナー貯留室22の左端部において、第1トナー回収羽根63によって前方から後方へ搬送される。
これにより、トナーは、回収口69を前方から後方へ通過して、トナー貯留室22から第2トナー搬送室48へ供給される。
そして、第2トナー搬送室48へ供給されたトナーは、第2トナー回収羽根103によって前方から後方へ搬送され、回収側連通口58を前方から後方へ通過してトナー供給室23へ回収される。
そして、トナー供給室23へ回収されたトナーは、再び、第1スクリュー27の回転によって左方から右方へ搬送される。
このようにして、トナーは、トナー供給室23から第1トナー搬送室47を通過してトナー貯留室22へ供給され、トナー貯留室22から第2トナー搬送室48を通過してトナー供給室23へ回収されて、トナー供給室23とトナー貯留室22との間で循環される。
そして、トナーが繰り返し循環されることにより、トナー貯留室22内に貯留されるトナーの上端部(以下、トナー水位とする。)は、第2スクリュー25の上端縁よりも下方、かつ、後壁51と前後方向に対向する位置(図2において点線Lで示す位置)において、安定する。
(2−2)感光ドラムへのトナーの供給
次いで、トナー水位Lが安定したところで、送り側搬送基板26により、トナー貯留室22内において供給口68から回収口69へ向かう途中のトナーを、下方から上方に向かって搬送する。
以下、送り側搬送基板26によるトナーの搬送を、上下方向に沿って互いに隣接する搬送電極64を例示して説明する。
送り側搬送基板26によってトナーを搬送するには、まず、下方の搬送電極64に電圧を印加する。すると、下方の搬送電極64の周囲に電界が発生し、下方の搬送電極64の周囲にトナーが集められる。
次いで、上方の搬送電極64に電圧を印加すると同時に、下方の搬送電極64への電圧の印加を解除する。すると、下方の搬送電極64の周囲に発生していた電界が消失すると同時に、上方の搬送電極64の周囲に電界が発生する。
これにより、下方の搬送電極64の周囲に集められていたトナーが、上方の搬送電極64の周囲の電界に引き寄せられ、上方の搬送電極64の周囲に移動する。
このように、送り側搬送基板26の各搬送電極64への電圧の印加、または、電圧の印加の解除を上下方向に沿って連続的に切り替えることにより、トナーは、送り側搬送基板26の各搬送電極64への電圧印加に伴って発生または消失する電界により、下方から上方に向かって垂直方向に搬送される。
一方、このように下方から上方へ搬送されるトナーのうち、逆極性に帯電しているトナーや未帯電のトナーは、自重により、トナー貯留室22へふるい落とされる。
そして、送り側搬送基板26の上端部まで搬送されたトナーは、上述したように、送り側搬送基板26から現像ローラ24に向かう静電力により、送り側搬送基板26から現像ローラ24に向かってジャンプして、現像ローラ24の表面に担持される。
その後、トナーは、現像ローラ24から感光ドラム18に向かう静電力により、現像ローラ24から感光ドラム18に向かってジャンプして、感光ドラム18表面の静電潜像に供給される。
なお、戻し側搬送基板46は、送り側搬送基板26と反対方向(上方から下方)にトナーを搬送するように、電圧を印加、または、電圧の印加を解除される。そして、現像ローラ24から感光ドラム18表面の静電潜像に供給されなかったトナーは、現像ローラ24の回転によって戻し側搬送基板46と対向したときに、現像ローラ24から戻し側搬送基板46へ向かう静電力を受け、現像ローラ24から戻し側搬送基板46へ向かってジャンプする。その後、トナーは、戻し側搬送基板46によって上方から下方に向かって搬送され、トナー貯留室22へ戻される。
3.作用効果
(1)このトナー供給装置21によれば、図2および図3に示すように、第1スクリュー27は、トナー供給室23内において、左方から右方に向かってトナーを搬送し、トナー供給部材66は、第1トナー搬送室47内において、第1スクリュー27からのトナーをトナー貯留室22に向かって搬送し、第2スクリュー25は、トナー貯留室22内において、右方から左方に向かってトナーを搬送し、トナー回収部材67は、第2トナー搬送室48内において、第2スクリュー25からのトナーをトナー供給室23に向かって搬送している。
そのため、トナーを、トナー供給室23から第1トナー搬送室47を介してトナー貯留室22へ、また、トナー貯留室22から第2トナー搬送室48を介してトナー供給室23へ搬送することができ、トナーを、トナー供給室23とトナー貯留室22との間で循環させることができる。
これにより、トナー貯留室22内のトナーの量が一定量よりも減少しないように、トナー供給室23から第1トナー搬送室47を介してトナー貯留室22にトナーを供給する一方、トナー貯留室22内のトナーの量が一定量よりも増加しないように、トナー貯留室22内のトナーを、第2トナー搬送室48を介してトナー供給室23に回収することができる。
その結果、トナー貯留室22内のトナーの量を一定に保つことができ、トナー貯留室22内のトナー水位Lを一定に保つことができる。
そして、送り側搬送基板26は、トナー貯留室22において、第1トナー搬送室47から第2トナー搬送室48に向かう途中のトナーを、上方の現像ローラ24へ搬送して、現像ローラ24にトナーを供給する。
そのため、送り側搬送基板26は、トナー貯留室22内のトナー水位Lが一定に保たれた状態で、トナー貯留室22内のトナーを、上方の現像ローラ24へ搬送することができる。
その結果、送り側搬送基板26によるトナーの搬送距離を、常に一定に保つことができ、帯電不良のトナーを、送り側搬送基板26によるトナーの搬送途中において、安定してふるい落とすことができる。
(2)また、このトナー供給装置21によれば、第1スクリュー27と第2スクリュー25とは、前後方向(水平方向)に沿って並列配置されており、トナー供給部材66とトナー回収部材67とは、左右方向(水平方向)に沿って配置されている。
すなわち、第1スクリュー27、第2スクリュー25、トナー供給部材66およびトナー回収部材67は、すべて、水平面に沿って配置されている。
そのため、トナーを、トナー供給室23とトナー貯留室22との間で、水平面に沿って循環させることができる。
その結果、トナー貯留室22内のトナー水位Lを、より一定に保つことができる。
(3)また、このトナー供給装置21によれば、送り側搬送基板26は、トナーを上下方向(垂直方向)に搬送する。
そのため、帯電不良のトナーを、上下方向(垂直方向)に沿って、より確実に、ふるい落とすことができる。
(4)また、このトナー供給装置21によれば、トナー水位Lは、第2スクリュー25の上端縁よりも下方にある。
そのため、第2スクリュー25により確実にトナーを搬送することができる。
また、トナー水位Lは、左右方向に投影したときに一直線状に形成されるケーシング43の後壁51の前面(内壁面)と、前後方向(水平方向)に対向している。
そのため、ケーシング43の後壁51の前面(内壁面)近傍におけるトナー水位Lを、一定に保つことができる。
(5)また、このトナー供給装置21によれば、第2スクリュー25は、左右方向に投影したときに円環形状であり、左右方向に延びる螺旋形状に形成された螺旋部54を備えている。
すなわち、第2スクリュー25の螺旋部54は、左右方向に沿って延びるコイルばね形状に形成されている。
そのため、第2スクリュー25を螺旋部54の周方向に回転させれば、トナーを、周方向に散乱することを防止し、回転によって生じるトナー貯留室22内のトナー水位Lの変動を抑えつつ、左右方向に沿って搬送することができる。
その結果、トナー貯留室22内のトナー水位Lを一定に保ちながら、トナーを左右方向に搬送させることができる。
(6)また、このトナー供給装置21によれば、供給口68と回収口69とは、左右方向(水平方向)に間隔を隔てて並列配置されている。
そのため、左右方向(水平方向)に沿って、トナー貯留室22へトナーを供給することができるとともに、トナー貯留室22からトナーを回収することができる。
その結果、トナー貯留室22内のトナー水位Lを、より一層、一定に保つことができる。
(7)このカラーレーザプリンタ1によれば、カラーレーザプリンタ1は、トナー供給装置21を備えている。
そのため、帯電不良のトナーを、トナーの搬送途中で安定してふるい落として、良好な画質で画像形成することができる。
(8)また、このカラーレーザプリンタ1によれば、各感光ドラム18に対応してそれぞれ設けられるトナー供給装置21を備え、各感光ドラム18から中間転写ベルト30にトナー像を1次転写し、その後、中間転写ベルト30から用紙Pにトナー像を2次転写することができる。
そのため、帯電不良のトナーを、トナーの搬送途中で安定してふるい落とすことができ、中間転写による画像形成を実現することができる。
4.第2実施形態
次に、第2実施形態について説明する。図面において、第1実施形態と同様の部材には、第1実施形態と同じ符号を付し、その説明を省略する。
上記した第1実施形態では、現像ローラ24は、トナー貯留室22の上方に間隔を隔てて配置され、ケーシング43は、上下左右に延び、上下方向両端部が側面視略円弧形状に湾曲されたボックス形状に形成されており、トナー供給室23は、上側部分から下方に向かうに従って平断面開口面積が小さくなるように形成されている。
しかし、ケーシング43の形状およびトナー供給室23の形状は、何ら限定されておらず、たとえば、図5に示すように、現像ローラ24は、トナー貯留室22に対して、後方に向かうに従って上方に傾斜する方向に間隔を隔てて配置され、ケーシング71は、側面視略菱形のボックス形状に形成されてもよく、トナー供給室82は、上側部分から下方に向かうに従って平断面開口面積が大きくなるように形成されていてもよい。
ケーシング71は、前壁72、後壁73、下壁74および上壁75を備えている。また、ケーシング71の左右方向両端部は、1対の側壁によって閉鎖されている。
前壁72は、下方斜め後方に向かって開放される側断面視略V字形状に形成され、下方に向かうに従って前方に傾斜する方向に延び、前端部が下方に向かって屈曲している。
後壁73は、上方斜め前方に向かって開放される側断面視略V字形状に形成され、上下方向に沿って延びる側断面視略一直線状の上側半分部分と、下方に向かうに従って前方に傾斜する方向に延びる側断面視略一直線状の下側半分部分とからなる。後壁73の下側半分部分は、第2スクリュー25と前後方向に対向している。
また、後壁73の上側半分部分の上下方向長さは、例えば、2〜10cm、好ましくは、3〜7cmである。
また、後壁73の前面(内壁面)には、送り側搬送基板80が一体的に設けられている。
送り側搬送基板80は、現像ローラ24の左右方向長さとほぼ同じ左右方向長さの平板形状に形成されており、後壁73の上下方向のほぼすべてにわたって設けられている。
詳しくは、送り側搬送基板80は、後壁73の上側半分部分に設けられる垂直搬送部の一例としての垂直部78と、後壁73の下側半分部分に設けられる傾斜部79とからなる。
垂直部78は、上下方向に沿って延び、その上端部は、現像ローラ24の後端部と間隔を隔てて対向している。
傾斜部79は、垂直部78の下端部に連続して、下方に向かうに従って前方に傾斜する方向に延び、その下端部は、第1トナー搬送室47と第2トナー搬送室48との間に配置され、第2スクリュー25と前後方向に対向配置されている。
送り側搬送基板80の垂直部78の上下方向長さは、例えば、2〜10cm、好ましくは、3〜7cmである。垂直部78の上下方向長さが2cmよりも短いと、帯電不良トナーが正常に帯電されたトナーの搬送に紛れて感光ドラムに供給され易く、好ましくない。また、垂直部78の上下方向長さが10cmよりも長いと、トナーをふるい落とすメリットに比べてトナー供給装置21が大型化するデメリットが大きくなる場合があり、好ましくない。
下壁74は、上側が開放される側断面視略円弧形状に形成され、その後端部において後壁73の下端部に連続し、その前端部において前壁72の下端部に連続している。
上壁75は、下側が開放される側断面視略円弧形状に形成され、その後端部において後壁73の下端部に連続し、その前端部において前壁72の下端部に連続している。また、上壁75の後半部分には、感光ドラム18に向かって開放される開口が形成されている。
そして、ケーシング71内において、前壁72の上端部、上壁75、および、後壁73の上端部に囲まれた部分には、現像ローラ24が左右方向に沿って配置されている。
また、ケーシング71内において、前壁72の下端部、下壁74、および、後壁73の下端部に囲まれた部分が、トナー貯留室22である。
トナー供給室82は、上側部分が側断面視略矩形状をなし、その上側部分から下方に向かうに従って平断面開口面積が大きくなる側断面視略台形状のボックス形状に形成されている。
また、トナー供給室82の上端部は、その後端部において、感光ドラム18の下端部を露出するように、スコロトロン型帯電器19と前後方向に間隔を隔てて設けられている。なお、第2実施形態においては、スキャナユニット14からのレーザー光は、実線で示すように、トナー供給室82の上端部とスコロトロン型帯電器19との間を通過して、感光ドラム18に入射される。
また、トナー供給室82の下端部は、第1スクリュー27を収容できるように、湾曲形状に形成され、第1トナー搬送室47および第2トナー搬送室48と、供給側連通口57および回収側連通口58とに対して対称な半円形状に形成されている。
そして、上述したように、トナー供給部23とトナー貯留室22との間でトナーが繰り返し循環されることにより、トナー貯留室22内に貯留されるトナーの上端部(トナー水位)は、第2スクリュー25の上端縁よりも下方、かつ、後壁73の下側半分部分の前面(内壁面)と前後方向に対向する位置(図5において点線Lで示す位置)において、安定する。
そして、画像形成動作において、トナー貯留室22内において供給口68から回収口69に向かう途中のトナーは、まず、傾斜部79の傾斜に沿って、後方斜め上方に向かって搬送され、その後、垂直部78によって、下方から上方に向かって搬送され、現像ローラ24に供給される。
このとき、送り側搬送基板80の垂直部78によって下方から上方へ搬送されるトナーのうち、逆極性に帯電しているトナーや未帯電のトナーは、自重により、トナー貯留室22へふるい落とされる。
第2実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
5.第3実施形態
次に、第3実施形態について説明する。図面において、第2実施形態と同様の部材には、第2実施形態と同じ符号を付し、その説明を省略する。
上記した第2実施形態では、送り側搬送基板80は、後壁73の上下方向のほぼすべてにわたって設けられている。
しかし、送り側搬送基板80は、後壁73の上下方向のほぼすべてにわたって設けずともよく、また、必ずしも1つの部材として設けなくてもよい。すなわち、図6に示すように、後壁73の前面(内壁面)には、電界搬送基板の一例としての第1送り側搬送基板92が、その上端部が後壁73の上下方向略中央に配置され、現像ローラ24と対向しないように、一体的に設けられており、ケーシング71内には、現像ローラ24の下方に配置され、現像ローラ24の下端部と上下方向に対向し、第1送り側搬送基板92の上端部と左右方向に対向する中間搬送部材91が設けられていてもよい。
中間搬送部材91は、上端部が緩やかな側面視略U字形状に湾曲した側面視略矩形状に形成されている。また、中間搬送部材91は、電界搬送基板の一例としての第2送り側搬送基板93を備えている。
第2送り側搬送基板93は、中間搬送部材91の後端面および上端面をほぼすべて被覆するように設けられている。詳しくは、第2送り側搬送基板93は、中間搬送部材91の後端面の下端縁から上方に向かって、中間搬送部材91の後端面の上端縁まで延び、さらに、そこから前方に向かって、中間搬送部材91の上端面の前端縁まで延びている。なお、中間搬送部材91の上端面を被覆する第2送り側搬送基板93は、現像ローラ24と上下方向に対向する対向部である。
第1送り側搬送基板92は、後壁73の上側半分部分に設けられる垂直搬送部の一例としての垂直部78と、後壁73の下側半分部分に設けられる傾斜部79とからなる。
垂直部78は、上下方向に沿って延び、その上端部は、後壁73の上下方向略中央において、第2送り側搬送基板93の下端部と間隔を隔てて対向している。
傾斜部79は、垂直部78の下端部に連続して、下方に向かうに従って前方に傾斜する方向に延び、その下端部は、第1トナー搬送室47と第2トナー搬送室48との間に配置され、第2スクリュー25と前後方向に対向配置されている。
そして、画像形成動作において、トナー貯留室22内において供給口68から回収口69へ向かう途中のトナーは、まず、傾斜部79の傾斜に沿って、後方斜め上方に向かって搬送され、その後、垂直部78によって、下方から上方に向かって搬送され、垂直部78の上端部において、垂直部78から第2送り側搬送基板93に向かう静電力により、垂直部78から第2送り側搬送基板93に向かってジャンプする。
そして、第2送り側搬送基板93に供給されたトナーは、第2送り側搬送基板93によって、下方から上方に向かって搬送され、その後、前方に向かって搬送される。
そして、第2送り側搬送基板93に供給されたトナーは、前方に向かって搬送される途中において、現像ローラ24の下端面と対向し、第2送り側搬送基板93から現像ローラ24に向かってジャンプして、現像ローラ24に供給される。
なお、第3実施形態においては、例えば、上記した第2実施形態よりも垂直部78が短く形成されたとしても、トナーが垂直部78から第2送り側搬送基板93に向かってジャンプするときや、第2送り側搬送基板93によって下方から上方に向かって搬送されているときに、帯電不良トナーをふるい落とすことができる。
第3実施形態においても、上記した第2実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
6.第4実施形態
次に、第4実施形態について説明する。図面において、第1実施形態と同様の部材には、第1実施形態と同じ符号を付し、その説明を省略する。
上記した第1実施形態では、トナー供給室23は、第1トナー搬送室47および第2トナー搬送室48に対して着脱不能に連結されていたが、トナー供給室23は、図7に示すように、第1トナー搬送室47および第2トナー搬送室48に対して着脱自在に連結されていてもよい。
なお、トナー供給室23には、トナー供給室23の離脱時において、供給側連通口57および回収側連通口58を被覆するシャッタ部材を設けることもできる。
この実施形態によれば、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができながら、トナー供給室23のみを容易に交換することができる。
また、上記した第1実施形態では、第2スクリュー25は、略コイルばね形状に形成されていたが、第2スクリュー81は、図8に示すように、軸を有するスクリューであってもよい。
また、第2スクリュー81の左端部には、トナー供給室23の左端部の外側において、第2スクリュー駆動ギヤ56が相対回転不能に設けられている。
また、第2スクリュー81の右端部には、トナー供給室23の右端部の内側において、供給側連通口57に対向するように、トナー供給羽根62が設けられている。トナー供給羽根62は、第2スクリュー81の径方向一方側に向かって延びる平板形状に形成されている。
この実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
1 カラーレーザプリンタ
18 感光ドラム
21 現像ユニット
22 トナー貯留室
23 トナー供給室
24 現像ローラ
25 第2スクリュー
26 送り側搬送基板
27 第1スクリュー
30 中間転写ベルト
43 ケーシング
45 回転軸
47 第1トナー搬送室
48 第2トナー搬送室
51 後壁
54 螺旋部
64 搬送電極
66 トナー供給部材
67 トナー回収部材
68 供給口
69 回収口
71 ケーシング
73 後壁
78 垂直部
80 送り側搬送基板
81 第2スクリュー
82 トナー供給室
92 第1送り側搬送基板
93 第2送り側搬送基板
P 用紙
L トナー水位

Claims (7)

  1. 像担持体に現像剤を供給するための現像装置であって、
    ケーシングと、
    現像剤を貯留するように、前記ケーシングの底部に設けられた現像剤貯留室と、
    現像剤を収容する現像剤収容室と、
    前記現像剤貯留室の幅方向一方側において、前記現像剤貯留室と前記現像剤収容室とを連通する第1現像剤搬送室と、
    前記現像剤貯留室の幅方向他方側において、前記現像剤貯留室と前記現像剤収容室とを連通する第2現像剤搬送室と、
    円柱面状の周面を有し、前記ケーシングの幅方向に沿った軸を中心として回転駆動されるローラ状の部材であって、前記ケーシングにおいて前記現像剤貯留室よりも上方に収容されつつ前記像担持体と対向するように設けられた現像剤担持部材と、
    前記現像剤収容室内において、前記幅方向に沿って配置され、前記幅方向他方側から前記幅方向一方側に向かって現像剤を搬送する第1搬送部材と、
    前記現像剤貯留室内において、前記幅方向に沿って配置され、前記幅方向一方側から前記幅方向他方側に向かって現像剤を搬送する第2搬送部材と、
    前記第1現像剤搬送室内に設けられ、前記第1搬送部材からの現像剤を前記現像剤貯留室に向かって搬送する第3搬送部材と、
    前記第2現像剤搬送室内に設けられ、前記第2搬送部材からの現像剤を前記現像剤収容室に向かって搬送する第4搬送部材と、
    複数の搬送電極を有し、前記ケーシングの内壁面における前記現像剤収容室と同じ側に設けられ、下端部が前記第1現像剤搬送室と前記第2現像剤搬送室との間に配置され、各前記搬送電極への電圧印加に伴って発生する電界により、前記現像剤貯留室において前記第1現像剤搬送室から前記第2現像剤搬送室に向かう途中の現像剤を前記現像剤担持部材との対向部まで搬送する電界搬送基板と
    を備え、
    前記現像剤貯留室、前記現像剤収容室、前記第1現像剤搬送室および前記第2現像剤搬送室の下端部は、閉鎖されており、
    前記第1搬送部材と前記第2搬送部材とは、水平方向に沿って並列配置されており、
    前記第3搬送部材と前記第4搬送部材とは、前記第1搬送部材と前記第2搬送部材との並列方向に沿って配置されており、
    前記第1搬送部材、前記第2搬送部材、前記第3搬送部材および前記第4搬送部材は、前記現像剤貯留室内の現像剤の水位を一定に保つように、前記現像剤収容室と前記現像剤貯留室との間で現像剤を循環させることを特徴とする、現像装置。
  2. 前記電界搬送基板は、現像剤を垂直方向に搬送する垂直搬送部を備えることを特徴とする、請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記電界搬送基板が設けられた前記ケーシングの内壁面は、前記第2搬送部材と水平方向に対向し、前記幅方向に投影したときに一直線状に形成され、
    前記現像剤貯留室には、垂直方向において、前記第2搬送部材の垂直方向上端縁よりも下方、かつ、前記ケーシングの内壁面と水平方向に対向する位置まで、現像剤が貯留されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記第2搬送部材は、前記幅方向に投影したときに円環形状であり、前記幅方向に延びる螺旋形状に形成された螺旋部を備えることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の現像装置。
  5. 前記第1現像剤搬送室と前記現像剤貯留室とを連通する供給口と、
    前記第2現像剤搬送室と前記現像剤貯留室とを連通する回収口とを備え、
    前記供給口と前記回収口とは、水平方向に間隔を隔てて並列配置されていることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の現像装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の現像装置を備えることを特徴とする、画像形成装置。
  7. 各色に対応する複数の前記像担持体、
    各前記像担持体に対応してそれぞれ設けられる請求項1ないし5のいずれか一項に記載の現像装置、および、
    各前記像担持体に対して対向配置される被転写部材を備え、
    各前記像担持体から前記被転写部材に現像剤像を1次転写し、その後、前記被転写部材から記録媒体に現像剤像を2次転写することを特徴とする、請求項6に記載の画像形成装置。
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